JP2001293078A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JP2001293078A
JP2001293078A JP2000109906A JP2000109906A JP2001293078A JP 2001293078 A JP2001293078 A JP 2001293078A JP 2000109906 A JP2000109906 A JP 2000109906A JP 2000109906 A JP2000109906 A JP 2000109906A JP 2001293078 A JP2001293078 A JP 2001293078A
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lamp
photocatalyst
carriers
gap
carrier
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JP2000109906A
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Kazuya Okada
一也 岡田
Toshiyuki Kato
敏之 加藤
Yasuhito Kidera
康仁 木寺
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光触媒を用いた空気清浄装置で、光触媒を励起
させるランプをメンテナンスする際に、その作業性を高
めたい。 【解決手段】本空気清浄装置1では、板状の光触媒担持
体7を複数、通気流方向に並べて、隣接する光触媒担持
体7の間の隙間33に複数のランプ8を並べて配置し
た。隙間33は、メンテナンス開口14を通じて外部に
開放される。隣接する光触媒担持体7の間の隙間33
を、手や腕を入れられる量とした。また、光触媒担持体
7とランプ8との間の間隔L2,L3を、10〜30m
m好ましくは10〜20mmの範囲内の値とする。これ
によりランプ8を指で確実に掴め、しかも、ランプ8か
らの光を効率よく光触媒担持体7に照射することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】空気を浄化する空気清浄装置
に関する。特に、光触媒を用いて空気中の臭い成分等の
汚染物質を浄化する浄化機能を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】空気清浄装置は、板状をなして光触媒を
担持する光触媒担持体と、光触媒を励起させるためのラ
ンプとを有している。ランプからの光が光触媒担持体の
表面に照射されるように、ランプは光触媒担持体と対向
して配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ランプは、
所定期間ごとに交換等のメンテナンスをする必要があ
る。そのため、ランプを着脱し易く配置することが要望
されている。その一方で、ランプを着脱し易くするのに
伴って、ランプからの光が光触媒担持体に届き難くなる
のは好ましくない。そこで、本発明の目的は、上述の技
術的課題を解決し、ランプを着脱し易くでき、しかもラ
ンプからの光を光触媒担持体に効率よく照射できる空気
清浄装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に記載の発明は、互いに隙間を開けてほぼ平行に配置
される複数の光触媒担持体と、隣接する光触媒担持体間
に配置される光触媒励起用のランプとを備え、一方の光
触媒担持体とランプとの間の間隔を、10〜30mmに設
定してあることを特徴とする空気清浄装置を提供する。
上述の距離に間隔を設定することにより、ランプを容易
に着脱でき、しかも、ランプからの光を光触媒担持体に
効率よく照射するのに好ましい。
【0005】というのは、間隔が10mm未満では、光
触媒担持体とランプとの間に指を入れ難いので、ランプ
をつかみ難く、その結果、ランプの着脱に手間がかかる
場合がある。また、間隔が10mm未満では、ランプが
光触媒担持体に接近しすぎて、光が光触媒担持体の広い
範囲に届かない場合がある。また、間隔が30mmを超
えると、ランプが光触媒担持体から遠く離れすぎて、光
量が少なくなる場合があるからである。
【0006】請求項2に記載の発明は、互いに隙間を開
けてほぼ平行に配置される複数の光触媒担持体と、隣接
する光触媒担持体間に配置される光触媒励起用のランプ
とを備え、一方の光触媒担持体とランプとの間の間隔
を、10〜20mmに設定してあることを特徴とする空気
清浄装置を提供する。上述の距離に間隔を設定すること
により、ランプを容易に着脱でき、しかも、ランプから
の光を光触媒担持体に効率よく照射するのに好ましい。
【0007】というのは、請求項1の発明について説明
した内容に加えて、間隔が10〜20mmの範囲内であ
れば、ランプからの光を光触媒担持体に最も効率よく照
射できる状態と、遜色ないレベルで光を照射することが
できるからである。請求項3に記載の発明は、互いに隙
間を開けてほぼ平行に配置される複数の光触媒担持体
と、隣接する光触媒担持体間に配置される光触媒励起用
のランプとを備え、一方の光触媒担持体とランプとの間
の間隔を、指を挿入可能な最低限の距離に設定してある
ことを特徴とする空気清浄装置を提供する。
【0008】上述の距離に間隔を設定することにより、
光触媒担持体とランプとの間に指を入れることができる
ので、ランプを容易に着脱でき、しかも、上述の距離で
あれば、ランプが光触媒担持体に接近しすぎることが防
止されるので、ランプからの光を光触媒担持体に効率よ
く照射するのに好ましい。請求項4に記載の発明は、請
求項1乃至3の何れかに記載の空気清浄装置において、
上記光触媒担持体およびランプを収容する装置本体と、
この装置本体に形成された開口とをさらに備え、隣接す
る光触媒担持体間の隙間が上記開口を通して外部に開放
されることを特徴とする空気清浄装置を提供する。
【0009】この発明によれば、例えば、メンテナンス
時に、開口を開けて、ここから手を入れてランプを容易
に着脱できる。請求項5に記載の発明は、請求項1乃至
4の何れかに記載の空気清浄装置において、上記隣接す
る光触媒担持体間の隙間が、手または腕を挿入可能な量
に設定してあることを特徴とする空気清浄装置を提供す
る。この発明によれば、手や腕を隣接する光触媒担持体
間の隙間に入れることができて、この隙間の内奥部にラ
ンプがある場合にも、このランプを容易に着脱できる。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の空気清浄装置において、上記隣接する光触媒担持体間
の隙間が、50〜70mmに設定してあることを特徴と
する空気清浄装置を提供する。これにより、隣接する光
触媒担持体間の隙間の内奥部にあるランプを容易に着脱
できることに加えて、ランプからの光を光触媒担持体に
効率よく照射するのに好ましい。
【0011】というのは、隙間が50mm未満では、手
や腕を光触媒担持体間の隙間の内奥部にまで入れ難いの
で、この内奥部にあるランプの着脱に手間がかかる場合
がある。また、隙間が70mmを超えると、ランプと光
触媒担持体とが遠く離れすぎる場合があり、その結果、
光量が少なくなる場合があるからである。請求項7に記
載の発明は、互いに隙間を開けて、上下方向に並んで配
置される複数の光触媒担持体と、隣接する光触媒担持体
間に配置される光触媒励起用のランプとを備え、ランプ
とこれの上側にある光触媒担持体との間の間隔は、ラン
プとこれの下側にある光触媒担持体との間の間隔よりも
大きく設定してあることを特徴とする空気清浄装置を提
供する。
【0012】この発明によれば、ランプを容易に着脱す
るのに好ましい。というのは、間隔を上述のように設定
することにより、ランプをつかむ際に、ランプの上に太
い親指をかけ、ランプの下に他の指を入れて、手の平を
上にした状態で、ランプを安定して保持できるからであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態の空気清浄装
置を添付図面を参照しつつ説明する。図1は、空気清浄
装置の概略構成を示す側面断面図である。空気清浄装置
1は、内部に風路2を区画する装置本体としての箱状の
ケーシング3を有している。ケーシング3の後面下部に
は、風路2と連通し空気を吸い込む吸込口4が形成さ
れ、ケーシング3の上面には、風路2と連通し空気を吹
き出す吹出口5が形成され、ケーシング3内には風路2
が上下方向に延びて、吹出口5と吸込口4とに連通して
いる。空気清浄装置1は、ケーシング3内の風路2に配
置される以下の各部を有している。すなわち、比較的大
きなごみや塵を除去するためのプレフィルタ6と、紫外
線等の光の照射を受けて汚染物質を浄化する光触媒が表
面または内部に担持された複数の光触媒担持体7と、こ
れらの光触媒担持体7に光を照射する複数のランプ8
と、風路2に気流を生じさせる送風機9とが設けられて
いる。送風機9は、遠心送風機であり、ファン10と、
このファン10を回転駆動するファンモータ12と、フ
ァン10を取り囲むファンケーシング11とを含む。
【0014】ファンモータ12によりファン10が回転
されると、機外の空気は、吸込口4を通り、風路2を上
方へ向けて流れ、プレフィルタ6および複数の光触媒担
持体7を通ることにより浄化される。光触媒は、ランプ
8からの光を受けて励起され、空気中の臭い成分等を確
実に浄化する。そして、浄化された空気は、送風機9の
内部を通り、吹出口5から機外へ吹き出される。ところ
で、光触媒担持体7やランプ8は、所定期間ごとにメン
テナンスする必要がある。この際に、光触媒担持体7や
ランプ8を着脱できるように、ケーシング3の前面13
に配置される開閉可能な矩形のメンテナンス開口14
(図2参照)と、このメンテナンス開口14を覆うこと
のできる扉15とが設けられている。
【0015】扉15は、メンテナンス開口14の周縁部
となるケーシング3の前面13に、取り外し可能に取り
付けられている。なお、扉15を蝶番等の連結手段を介
してケーシング3に回動自在に連結し、扉15を回動さ
せることにより、メンテナンス開口14を開閉可能とし
てもよい。メンテナンス時には、扉15を取り外して、
メンテナンス開口14を開放し、その奥にある光触媒担
持体7やランプ8を着脱することができるようになって
いる。
【0016】図2は、メンテナンス開口14、光触媒担
持体7、ランプ8等の配置を示す斜視図である。図3
は、光触媒担持体7、ランプ8、メンテナンス開口14
等の側面図である。空気清浄装置1は、互いの間に隙間
33を開けて互いに平行に配置される複数の板状の上述
の光触媒担持体7と、隣接する光触媒担持体7の間にこ
れらと平行に配置される光触媒励起用の上述のランプ8
とを有している。
【0017】各光触媒担持体7は、通気面31となる板
面を水平にして配置され、複数、例えば、6枚が通気流
方向となる上下方向に沿って並んでいる。隣接する光触
媒担持体7の間の隙間33は、複数、例えば、5つ形成
され、各隙間33に、複数、例えば、4本のランプ8が
それぞれ配置されている。各光触媒担持体7の前側端部
35が、メンテナンス開口14に面して、閉じた状態の
扉15の内面に沿って配置されている。扉15を取り外
すと、隣接する光触媒担持体7間の各隙間33が、メン
テナンス開口14を通して外部に開放される。
【0018】本実施の形態では、ランプ8と光触媒担持
体7との間に隙間34が開けられており、ランプ8と光
触媒担持体7との間の間隔L2,L3(隙間34の隙間
量に相当する。)を、メンテナンス時に指(図3に指F
Iを図示した。)が無理なく入るほぼ最小となる以下の
寸法に設定してある。光触媒担持体7とランプ8との間
の間隔L2,L3は、10〜30mmの範囲内、好まし
くは10〜20mmの範囲内、例えば、15mmに設定
してある。この間隔L2,L3は、ランプ8の上下両側
について同じ値で設定してもよい。また、ランプ8の上
側にある一方の光触媒担持体7とランプ8との間の間隔
L2と、ランプ8の下側にある他方の光触媒担持体7と
ランプ8との間隔L3とを、上述の間隔L2,L3の範
囲内で、異ならせてもよい。
【0019】例えば、ランプ8の上側の間隔L2を、ラ
ンプ8の下側の間隔L3よりも大きくなるようにする
(L2>L3)。これにより、指でランプ8をつかみ易
い。というのは、通常、ランプ8の上側の隙間34に
は、親指が入り、下側の隙間34には、他の指が入り、
手の平を上にした状態でランプを掴むことになるが、親
指は他の指よりも太いからである。また、ランプ8が高
い位置、例えば、作業者の上半身よりも高くなる場合に
は、ランプ8の上側の間隔L2を、ランプ8の下側の間
隔L3よりも小さくなるようにする(L2<L3)。こ
れにより、無理なく、指でランプ8をつかみ易い。とい
うのは、ランプ8の位置によっては、ランプ8の下側の
隙間34には、親指が入り、上側の隙間34には、他の
指が入るほうが、ランプ8を掴み易いことがあるからで
ある。
【0020】また、隣接する光触媒担持体7間の隙間3
3は、手または腕(図3に手HAおよび腕ARを図示し
た。)を挿入可能な隙間量、例えば、隣接する光触媒担
持体7間の間隔L1として測ったときに、50〜70m
mに設定してある。光触媒担持体7は、矩形の板状に形
成されて、セラミック製の多孔質材からなり、互いに連
通する多数の孔を有する。これらの孔を通じて、対向す
る一対の通気面31間で通気可能とされている。光触媒
担持体7は、その外側の表面および、多数の孔内に光触
媒を担持している。
【0021】また、光触媒担持体7は、ケーシング3に
着脱自在に取り付けられている。光触媒担持体7は、ス
ライド変位可能に支持されている。スライドの方向は、
光触媒担持体7の板面の延びる方向と平行であり、メン
テナンス開口14を通じて着脱できる方向とされている
(矢印R参照)。すなわち、光触媒担持体7の矩形の3
辺に沿う周縁部32を保持する平面視で略コの字形形状
をなす保持枠40(一部のみ図示)が設けられている。
この保持枠40は、光触媒担持体7の通気流方向の上流
側部分および下流側部分をそれぞれ位置規制する上流側
規制部41および下流側規制部42と、両規制部41,
42を接続する接続部43とを含む。保持枠40の平面
視でのコの字形状が、メンテナンス開口14に向けて開
放されるように、保持枠40は配置されている。保持枠
40は、保持された光触媒担持体7を両規制部41,4
2の間に保持しつつ、前後方向に案内して、スライド変
位させることができる。これにより、光触媒担持体7を
必要に応じて、容易に取り外すことができる。
【0022】光触媒は、紫外線等の光の照射を受けて臭
い成分等を分解する。光触媒は、紫外線等の光を吸収
し、そのエネルギを反応物質に与えて化学反応を起こさ
せる物質を意味する。この光触媒が有する主な機能とし
ては、臭い成分の除去による脱臭機能や、臭い成分
でない汚染物質を分解する機能や、微生物の殺菌やウ
ィルスの不活化を行なう機能(いわゆる殺菌、抗菌機
能)等も含まれるが、これらの機能は、何れも光触媒の
有する酸化分解機能によって達成されるものである。
【0023】ここで、酸化分解機能を有する光触媒とし
ては、アナタース型の結晶構造を持つ酸化チタン(Ti
2 )を例示することができる。このアナタース型の結
晶構造を持つ酸化チタンであれば、弱い紫外線でも高い
浄化能力を発揮できる点で好ましい。また、酸化亜鉛
(ZnO)および酸化タングステン(WO3 )等を用い
てもよい。ランプ8は、円柱状の直管型の熱陰極管型蛍
光ランプ8である。ランプ8は、例えば、波長320〜
420nmの紫外線領域の光を発するものが、Ti
2 、ZnO等の光触媒を活性化させて効率よく汚染物
質を浄化するうえで、且つ人体への悪影響を無くすうえ
で好ましい。また、熱陰極管型蛍光ランプの管径(寸法
D)は、通常、15mm以上であるので、上述の各間隔
L1,L2,L3を上述の範囲内の値に無理なく実現す
ることができる。
【0024】ランプ8は、隣接する光触媒担持体7の間
の隙間33に、複数並び、ランプ8の並びの方向は、光
触媒担持体7の通気面31と平行になっている。各ラン
プ8は、ランプ8の両側にある一対の光触媒担持体7
に、例えば、隙間33に面する部分に向けて光を照射で
きるようにされ、同一の隙間33にある複数のランプ8
が互いに協働して、その両側にある一対の光触媒担持体
7のほぼ全面(その隙間33に面した一方の通気面31
の全面)に光を照射できるようになっている。
【0025】ランプ8の両端に対応して、一対のソケッ
ト16が、各ランプ8にそれぞれ設けられている。ソケ
ット16は、ランプ8と電源等の駆動回路(図示せず)
とを電気的に接続するためのものである。両端のソケッ
ト16の凹部に、ランプ8の両端の口金の端子を嵌め込
むことにより、ランプ8を電気的に接続しつつ、ランプ
8を保持することができる。また、直管型のランプ8の
配置は、ソケット16がメンテナンス開口14を避ける
ようにされているので、ソケット16がメンテナンス時
に邪魔にならず、メンテナンスの作業性が良い。
【0026】次に、ランプ8の取り外しを説明する。先
ず、扉15を取り外すことにより、メンテナンス開口1
4を開ける。ランプ8をメンテナンス開口14寄りの手
前側から順に取り外す。このとき、ランプ8と光触媒担
持体7との間の両側の間隔L2,L3が10mm以上で
あるので、ここの隙間34に指を入れて、ランプ8の上
下両側部分を確実に掴むことができ、そして、ランプ8
とソケット16との嵌合を容易に離脱させることができ
て、ランプ8を取り外すことができる(図3(a)参
照)。
【0027】手前側のランプ8を取り外すと、これより
も奥側にあるランプ8が露出される。手や腕を光触媒担
持体7間の隙間33に入れることにより、指を奥側のラ
ンプ8に容易に到達させることができる結果、上述と同
様にして容易に取り外すことができる。(図3(b)参
照)。このようにして、隙間33の奥寄りにあるランプ
8も無理なく取り外すことができる。ランプ8の取り付
けは、取り外しの手順と逆の手順で行われる。複数のラ
ンプ8をメンテナンス開口14から遠い奥側から手前側
へ向かう順序で取り付ける。このとき、ランプ8を両側
で確実に掴むことができるので、ランプ8をソケット1
6に容易に嵌合させることができ、容易に取り付けるこ
とができる。
【0028】また、ランプ8を確実に掴んで保持できる
ので、ランプ8が周囲の光触媒担持体7やケーシング3
にぶつかることもなく、また、ランプ8が落下する虞も
ない。その結果、ランプ8が破損する虞もない。このよ
うに本実施の形態によれば、光触媒担持体7とランプ8
との間の間隔L2,L3を、10〜30mmの範囲内に
設定することにより、ランプ8を容易に着脱できる効果
と、ランプ8からの光を光触媒担持体7に効率よく照射
できる効果とを得ることができる。
【0029】というのは、図4の模式図に示すように、
間隔L2,L3が10mm未満では、指を光触媒担持体
7とランプ8との間の隙間34に入れ難いので、ランプ
8をつかみ難く、その結果、ランプ8の着脱に手間がか
かる場合がある(図4の線G1参照)。また、間隔L
2,L3が10mm未満では、ランプ8が光触媒担持体
7に接近しすぎて、光が光触媒担持体7の広い範囲に届
かない場合がある。また、間隔L2,L3が30mmを
超えると、ランプ8が光触媒担持体7から遠く離れすぎ
て、光が拡散して光量が少なくなる場合があるからであ
る(図4の線G2参照)。
【0030】また、光触媒担持体7とランプ8との間の
間隔L2,L3を、10〜20mmの範囲内に設定する
ことにより、ランプ8を容易に着脱できる効果と、ラン
プ8からの光を光触媒担持体7により一層効率よく照射
できる効果とを得ることができる。図4は、間隔L2,
L3とランプ8の着脱し易さとの関係(線G1参照)、
および間隔L2,L3と脱臭能力との関係(線G2参
照)を模式的に示している。ここで、間隔L2,L3が
10〜20mmの範囲にあり、ランプ8からの光が効率
よく光触媒担持体7に届くときに、脱臭能力は高くな
る。間隔L2,L3が略15mmのときに脱臭能力は最
も大きくなり、間隔L2,L3が10〜20mmの範囲
内にあるときには、脱臭能力は最大レベルと遜色ない程
度に実現されている。このように、上述の間隔L2,L
3が10〜20mmの範囲内であれば、ランプ8からの
光を光触媒担持体7に最も効率よく照射できる状態と、
遜色ないレベルで光を照射することができるのである。
【0031】ここで、ランプ8の両側の間隔L2,L3
のうちで一方だけを、上述の範囲内にしてもよいが、両
側の間隔L2,L3を、上述の範囲内に設定してあれ
ば、上述の効果を確実に得られて好ましい。また、光触
媒担持体7とランプ8との間の間隔L2,L3を、指を
挿入可能な最低限の距離に設定してもよい。この場合に
も、光触媒担持体7とランプ8との間に指を入れること
ができるので、ランプ8を容易に着脱でき、しかも、上
述の距離であれば、ランプ8が光触媒担持体7に接近し
すぎることが防止されるので、ランプ8からの光を光触
媒担持体7に効率よく照射するのに好ましい。
【0032】また、隣接する光触媒担持体7の間の隙間
33がメンテナンス開口14を通して外部に開放される
ので、メンテナンス開口14から手を入れてランプ8を
容易に着脱できる。また、隣接する光触媒担持体7の間
の隙間33を、手または腕を挿入可能な量に設定してあ
るので、隙間33に手や腕を入れることができて、隙間
33の内奥部にあるランプ8をも容易に着脱できる。特
に、隙間33を、間隔L1で50〜70mmに設定して
あることにより、隙間33の内奥部にあるランプ8を容
易に着脱できることに加えて、ランプ8からの光を光触
媒担持体7に効率よく照射するのに好ましい。ここで、
間隔L1が50mm未満では、手や腕を隙間33の内奥
部にまで入れ難いので、内奥部にあるランプ8の着脱に
手間がかかる場合がある。また、間隔L1が70mmを
超えると、ランプ8と光触媒担持体7とが遠く離れ過ぎ
て、その結果、光が拡散して光触媒に照射される光量が
少なくなる場合があるからである。
【0033】また、ランプ8とこれの上側にある光触媒
担持体7との間の間隔L2は、ランプ8とこれの下側に
ある光触媒担持体7との間の間隔L3よりも大きく(L
2>L3)設定してある。これにより、ランプ8を容易
に着脱するのに好ましい。というのは、ランプ8をつか
む際に、ランプ8の上に太い親指をかけ、ランプ8の下
に細い他の指を入れて、手の平を上にした状態で、ラン
プ8を安定して保持できるからである。
【0034】また、光触媒担持体7が保持枠40の両規
制部41,42により位置規制されているので、運搬時
に光触媒担持体7ががたつくことが防止される結果、が
たつきに起因するランプ8の破損の虞もない。従って、
硬質部材であるセラミック製の光触媒担持体7と、ガラ
ス製のランプ8との間の間隔L2,L3を、10〜20
mmにしても問題ない。なお、光触媒担持体7が位置規
制されていない従来の構造では、間隔L2,L3は50
mm程度確保する必要があったが、これと比べて、本実
施の形態では格段に狭くなっている。
【0035】なお、本発明の要旨を変更しない範囲で種
々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す空気清浄装置の概略
構成の側面断面図である。
【図2】図1に示す空気清浄装置の、メンテナンス開
口、光触媒担持体、ランプ等の配置を示す斜視図であ
る。
【図3】図2に示すメンテナンス時の光触媒担持体とラ
ンプとメンテナンス開口とを示す側面図であり、(a)
に、全てのランプが取り付けられている状態を示し、
(b)に一部のランプが取り外されている状態を図示し
ている。
【図4】ランプと光触媒担持体との間の間隔とランプの
着脱し易さとの関係(線G1)、および上述の間隔と脱
臭能力との関係(線G2)を示す模式図であり、横軸に
上述の間隔、縦軸に着脱し易さおよび脱臭能力を示して
いる。
【符号の説明】
1 空気清浄装置 3 ケーシング(装置本体) 7 光触媒担持体 8 ランプ 14 メンテナンス開口 33 隙間(隣接する光触媒担持体間の隙間) L1 間隔(手または腕を挿入可能な量) L2 ランプとこれの上側にある光触媒担持体との間の
間隔 L3 ランプとこれの下側にある光触媒担持体との間の
間隔 AR 腕 FI 指 HA 手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木寺 康仁 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 4C080 AA07 BB02 CC01 HH09 JJ01 KK08 LL10 MM02 QQ11 QQ17 4D048 AA22 AB01 AB03 BA07Y BA16Y BA27Y BA41Y BB03 CA07 CC33 CC40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに隙間(33)を開けてほぼ平行に配置さ
    れる複数の光触媒担持体(7) と、隣接する光触媒担持体
    (7) 間に配置される光触媒励起用のランプ(8) とを備
    え、 一方の光触媒担持体(7) とランプ(8) との間の間隔(L2,
    L3) を、10〜30mmに設定してあることを特徴とする
    空気清浄装置。
  2. 【請求項2】互いに隙間(33)を開けてほぼ平行に配置さ
    れる複数の光触媒担持体(7) と、隣接する光触媒担持体
    (7) 間に配置される光触媒励起用のランプ(8) とを備
    え、 一方の光触媒担持体(7) とランプ(8) との間の間隔(L2,
    L3) を、10〜20mmに設定してあることを特徴とする
    空気清浄装置。
  3. 【請求項3】互いに隙間(33)を開けてほぼ平行に配置さ
    れる複数の光触媒担持体(7) と、隣接する光触媒担持体
    (7) 間に配置される光触媒励起用のランプ(8) とを備
    え、 一方の光触媒担持体(7) とランプ(8) との間の間隔(L2,
    L3) を、指(FI)を挿入可能な最低限の距離に設定してあ
    ることを特徴とする空気清浄装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の空気清浄
    装置(1) において、 上記光触媒担持体(7) およびランプ(8) を収容する装置
    本体(3) と、この装置本体(3) に形成された開口(14)と
    をさらに備え、 隣接する光触媒担持体(7) 間の隙間(33)が上記開口(14)
    を通して外部に開放されることを特徴とする空気清浄装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の空気清浄
    装置(1) において、 上記隣接する光触媒担持体(7) 間の隙間(33)が、手(HA)
    または腕(AR)を挿入可能な量(L1)に設定してあることを
    特徴とする空気清浄装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の空気清浄装置(1) におい
    て、 上記隣接する光触媒担持体(7) 間の隙間(33)が、50〜
    70mmに設定してあることを特徴とする空気清浄装
    置。
  7. 【請求項7】互いに隙間(33)を開けて、上下方向に並ん
    で配置される複数の光触媒担持体(7) と、隣接する光触
    媒担持体(7) 間に配置される光触媒励起用のランプ(8)
    とを備え、 ランプ(8) とこれの上側にある光触媒担持体(7) との間
    の間隔(L2)は、ランプ(8) とこれの下側にある光触媒担
    持体(7) との間の間隔(L3)よりも大きく設定してあるこ
    とを特徴とする空気清浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7758821B2 (en) 2001-07-30 2010-07-20 Carrier Corporation Modular photocatalytic air purifier
WO2024023880A1 (ja) * 2022-07-25 2024-02-01 株式会社レナテック 安全キャビネット及びそれに用いる光触媒フィルタ・ユニット

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WO2024023880A1 (ja) * 2022-07-25 2024-02-01 株式会社レナテック 安全キャビネット及びそれに用いる光触媒フィルタ・ユニット

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