JP2001292025A - 高周波モジュール装置及びこれを用いた移動体通信装置 - Google Patents

高周波モジュール装置及びこれを用いた移動体通信装置

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JP2001292025A JP2000104988A JP2000104988A JP2001292025A JP 2001292025 A JP2001292025 A JP 2001292025A JP 2000104988 A JP2000104988 A JP 2000104988A JP 2000104988 A JP2000104988 A JP 2000104988A JP 2001292025 A JP2001292025 A JP 2001292025A
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Sunao Takagi
直 高木
Moriyasu Miyazaki
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Isamu Chiba
勇 千葉
Osami Ishida
修巳 石田
Shuji Urasaki
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2つの誘電体層及び接地層を有するトリプレ
ート構造であるために、基板が厚くなることを防止す
る。 【解決手段】 一方の面に誘電体層1aを有するフレキ
シブル基板1と、このフレキシブル基板1の一方の面に
少なくとも1つ設けられ、外部と無線信号の送受信をす
るためのアンテナ放射手段2と、このアンテナ放射手段
2と接続して、無線信号の周波数を適宜変換する周波数
変換手段とを有する高周波モジュール3と、フレキシブ
ル基板1を設置面に接着する接着手段1bとを備えた。
接着手段1bは係着手段あるいは板状磁石とすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は小型・薄型で携帯
及び移動可能であり、設置個所の形状に制限されること
のない高周波モジュール装置及びこれを用いた移動体通
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯及び移動可能の薄型な高周波
モジュール装置としては、例えば電子情報通信学会春季
全国大会(1989年)予稿集、C−791に記載され
たものがある。図9は上記した従来の高周波モジュール
装置を示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)中の
Ia,Ibで示す面に沿った断面図である。図におい
て、18は外部と無線信号の送受信を行うアンテナ放射
素子、19はアンテナ放射素子18が形成された第1の
誘電体層、20は給電回路22が設けられた第2の誘電
体層、21は高周波モジュール装置に接地ラインを供給
する接地層、22は第2の誘電体層20上に形成される
給電回路で、この給電回路22によりアンテナ放射素子
18は給電される。
【0003】図のように、従来の携帯及び移動可能の薄
型な高周波モジュール装置は、一般的に2つの誘電体層
19,20及び接地層21を有したトリプレート型スト
リップ線路形式で構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯及び移動可
能の薄型な高周波モジュール装置は以上のように構成さ
れているので、2つの誘電体層19,20及び接地層2
1を有したトリプレート構造であるために、基板が厚く
なり薄型に限界があるという課題があった。
【0005】また、2つの誘電体層19,20がアルミ
ナ、サファイア、溶融石英、GaAs、Siなどの固形
の誘電体材料から作成されていたため、設置個所が平面
でないと取り付けることができないという課題があっ
た。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、小型・薄型で携帯及び移動可能で
あり、設置個所の形状に制限されることのない高周波モ
ジュール装置及びこれを用いた移動体通信装置を得るこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高周波モ
ジュール装置は、一方の面に誘電体層を有するフレキシ
ブル基板と、このフレキシブル基板の一方の面に少なく
とも1つ設けられ、外部と無線信号の送受信をするため
のアンテナ放射手段と、このアンテナ放射手段と接続し
て、無線信号の周波数を適宜変換する周波数変換手段と
を有する高周波モジュールと、フレキシブル基板の他方
の面に設けられ、このフレキシブル基板を設置面に接着
する接着手段とを備えるものである。
【0008】この発明に係る高周波モジュール装置は、
複数のアンテナ放射手段が周波数変換手段に接続し、複
数のアンテナ放射手段のうち、所望のアンテナ放射手段
に適宜切り換えるアンテナ切り換え手段を高周波モジュ
ールが備えるものである。
【0009】この発明に係る高周波モジュール装置は、
複数のアンテナ放射手段が周波数変換手段に接続し、各
アンテナ放射手段の給電位相を適宜調整する移相調整手
段を高周波モジュールが備えるものである。
【0010】この発明に係る高周波モジュール装置は、
接着手段がフレキシブル基板を着脱自在に接着するもの
である。
【0011】この発明に係る高周波モジュール装置は、
接着手段が設置面に係着する係着手段からなるものであ
る。
【0012】この発明に係る高周波モジュール装置は、
接着手段が板状磁石からなるものである。
【0013】この発明に係る移動体通信装置は、請求項
1から請求項6のうちのいずれか1項記載の高周波モジ
ュール装置を備えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
高周波モジュール装置の構成を示す図で、(a)は平面
図、(b)は斜視図である。図において、1は折り曲げ
自在の電子回路基板であるフレキシブル基板、1aはフ
レキシブル基板1の一方の面に形成された誘電体層、1
bはフレキシブル基板1の他方の面に形成され、フレキ
シブル基板1を設置面に接着する接着層(接着手段)で
ある。2は外部との無線信号の送受信をするためのアン
テナ放射素子(アンテナ放射手段)、3はアンテナ放射
素子2と給電線路4を介して電気的に接続する不図示の
周波数変換手段を内部に有する高周波モジュール、4は
アンテナ放射素子2に給電を行う給電線路(アンテナ放
射手段)、4aは高周波モジュール3と外部インタフェ
ース端子6とを接続する線路、5はアンテナ放射素子
2、給電線路4、及び高周波モジュール3からなる基本
ユニット、6は外部装置と信号のやり取りをするための
外部インタフェース端子である。基本ユニット5、線路
4a、及び外部インタフェース端子6は、フレキシブル
基板1の誘電体層1a上に形成されるものである。な
お、基本ユニット5を構成するアンテナ放射素子2は少
なくとも1つ(図示の例では2つ)あればよい。
【0015】次に動作について説明する。実施の形態1
における高周波モジュール装置は、アンテナ放射素子2
を介した外部との無線信号の送受信、及び外部インタフ
ェース端子6を介して、例えばコンピュータ等の外部装
置と信号の送受信を行う機能を有するものである。先
ず、無線信号の送信時において、外部インタフェース端
子6及び線路4aを介して高周波モジュール3に送信す
る無線信号に係る信号が入力される。このあと、高周波
モジュール3内の周波数変換手段によって周波数変換さ
れた後に給電線路4を介してアンテナ放射素子2に入力
されて外部に無線信号が送信される。また、無線信号の
受信時において、外部からの送信されてきた無線信号は
アンテナ放射素子2において検出されて給電線路4を介
して高周波モジュール3に入力される。このあと、高周
波モジュール3内の周波数変換手段によって周波数変換
された後、線路4aを介して外部インタフェース端子6
より外部装置に信号が出力される。
【0016】図2は実施の形態1よる高周波モジュール
装置の具体的構成を示す図であり、(a)は上面図、
(b)は基本ユニット及びフレキシブル基板の断面図、
(c)は実施の形態1による高周波モジュール装置を曲
面に取り付けた場合における基本ユニットの断面図を示
している。図2(a)において、12はアンテナ放射素
子であるパッチアンテナ(アンテナ放射手段)、13は
パッチアンテナ12と高周波モジュール3との間の信号
を伝送するコプレナ線路である(アンテナ放射手段)。
また、基本ユニット5は1個の高周波モジュール3にコ
プレナ線路13を介してパッチアンテナ12を4個接続
しており、この基本ユニット5が4個配置されている。
13aは基本ユニット5を相互に接続するコプレナ線路
である。
【0017】図2(b)、及び図2(c)において、1
cはフレキシブル基板1の下面に形成された接着層(接
着手段)で、フレキシブル基板1を設置面に着脱自在に
接着する。3aはICチップ3bなどを実装する多層基
板で、ガラスセラミック若しくは有機系材料から構成さ
れる。3bは周波数変換手段などの高周波回路が集積さ
れたICチップ(周波数変換手段)、3cは高周波モジ
ュール3とICチップ3bとを電気的に接続する導電性
バンプで、3dは高周波モジュール3とコプレナ線路1
3とを電気的に接続する導電性バンプである。高周波モ
ジュール3は多層基板3a、高周波回路を集積したIC
チップ3b、ICチップ3bと多層基板3aとを電気的
に接続する導電性バンプ3c、及び多層基板3aとフレ
キシブル基板1とを電気的に接続する導電性バンプ3d
からなる。ICチップ3bは導電性バンプ3cにより多
層基板3aにフリップチップ実装され、高周波モジュー
ル3も同様に導電性バンプ3dによってフレキシブル基
板1にフリップチップ実装される。
【0018】14は誘電体層であるポリイミドフィルム
層、15はフレキシブル基板1に弾性を持たせるための
スポンジ層、16は高周波モジュール3に接地電位を供
給するためのグランド層、17はコプレナ線路13のグ
ランドパターンとグランド層16とを電気的に接続する
スルーホールである。フレキシブル基板1はコプレナ線
路13、ポリイミドフィルム層14、スポンジ層15、
接着層1c、グランド層16、及びスルーホール17か
ら構成される。また、コプレナ線路13はポリイミドフ
ィルム14上に形成されるTAB(Tape Auto
mated Bonding)構造とする。なお、図1
と同一構成要素には同一符号を付して重複する説明を省
略する。
【0019】次に概要について説明する。本願発明の高
周波モジュール装置の特徴として、設置面の形状によら
ず高周波モジュール装置を設置することができることに
ある。ここで、例えば図2(c)に示すように設置面が
曲面形状である場合について説明する。フレキシブル基
板1は折り曲げ自在であることから、設置面の曲面に沿
って変形して接着層1cに間隙を生じることなく取り付
けることができ、また、異なる曲率面であっても取り付
け強度の低下を防ぐことができる。
【0020】このとき、高周波モジュール3にはフレキ
シブル基板1を曲げるときに生じる応力が加わるが、フ
レキシブル基板1内のスポンジ層15自体の変形によっ
て高周波モジュール3に加わる応力を吸収するために、
高周波モジュール3とフレキシブル基板1との接続部に
応力が集中することがない。
【0021】また、ポリイミドフィルム層14はフレキ
シブル基板1を曲げても表面の伸縮が小さいので、この
上に構成した高周波信号を伝搬させるコプレナ線路13
の長さ、間隔がほとんど変化しない。これにより、フレ
キシブル基板1を曲げることによる特性劣化を小さくす
ることができる。
【0022】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、一方の面に誘電体層1a,14を有するフレキシブ
ル基板1と、このフレキシブル基板1の一方の面に少な
くとも1つ設けられ、外部と無線信号の送受信をするた
めのアンテナ放射素子2,12や給電線路4,13から
なるアンテナ放射手段と、このアンテナ放射手段と接続
して、ICチップ3b内に設けられ、無線信号の周波数
を適宜変換する周波数変換手段とを有する高周波モジュ
ール3と、フレキシブル基板1の他方の面に設けられ、
このフレキシブル基板1を設置面に接着する接着層1b
とを備えるので、アンテナ放射素子2及び高周波モジュ
ール3が同一面上に形成されることから、小型、且つ薄
型とすることができる。また、接着層1bを介してフレ
キシブル基板1を接着するので設置が容易である。さら
に、誘電体層1a及び接着層1bを変形可能な材料で作
成することにより、設置箇所の形状に比較的制限される
ことなく設置することができる。
【0023】実施の形態2.この実施の形態2は複数の
アンテナ放射手段を有し、これらのアンテナ放射手段の
うち、所望のアンテナ放射手段に適宜切り換えるアンテ
ナ切り換え手段を高周波モジュールが備えるものであ
る。
【0024】図3はこの実施の形態2による高周波モジ
ュール装置の構成を示す上面図である。図において、7
は高周波モジュール3内に設けられ、複数個のアンテナ
放射素子2から所望のアンテナ放射素子に切り換える切
り換え手段(アンテナ切り換え手段)である。なお、図
1と同一構成要素には同一符号を付して重複する説明を
省略する。
【0025】次に概要について説明する。個々のアンテ
ナ放射素子2と高周波モジュール3との間の動作は上記
実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を省略
し、複数個のアンテナ放射素子2を1つの高周波モジュ
ール3に接続することによって期待できる構成について
説明する。高周波モジュール3に接続する各アンテナ放
射素子2は、切り換え手段7によって所望のアンテナ放
射素子2に適宜切り換えることができる。これにより、
受信すべきフェージング受信波を複数のアンテナ放射素
子2で交互に受信し、受信波を合成若しくは切り換えて
受信信号とすることで、アンテナ切換ダイバーシチとし
て動作させることができる。
【0026】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、アンテナ放射素子2及び給電線路4からなるアンテ
ナ放射手段が周波数変換手段に複数個接続し、複数のア
ンテナ放射手段のうち、所望のアンテナ放射手段に適宜
切り換える切り換え手段7を高周波モジュール3が備え
るので、アンテナ切換ダイバーシチとして動作させるこ
とができる。
【0027】実施の形態3.この実施の形態3は複数の
アンテナ放射手段を有し、各アンテナ放射手段の給電位
相を適宜調整する移相調整手段を高周波モジュールが備
えるものである。
【0028】図4はこの発明の実施の形態3による高周
波モジュール装置の構成を示す上面図である。図におい
て、8はアンテナ放射素子2の給電位相の移相量を切り
換える移相器(移相調整手段)、9は合波回路(移相調
整手段)で、各アンテナ放射素子2が受信した電波を合
波する。なお、図1と同一構成要素には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
【0029】次に概要について説明する。高周波モジュ
ール3に移相器8及び合波回路9を持たせ、複数個のア
ンテナ放射素子2を接続することにより、フェーズドア
レイとして動作させることができる。具体的に説明する
と、移相器8により各アンテナ放射素子2の給電位相を
一定の規則に従って電子的に変えてゆくことで、一定位
相差で励振された各アンテナ放射素子2から放射される
放射ビームを走査することができる。また、受信時にお
いては各アンテナ放射素子2の出力を合波回路9により
適当に合成することで、自由度の高いビーム合成をする
ことができる。
【0030】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、アンテナ放射素子2及び給電線路4からなるアンテ
ナ放射手段が周波数変換手段に複数個接続し、各アンテ
ナ放射手段の給電位相を適宜調整する、移相器8及び合
波回路9からなる移相調整手段を高周波モジュール3が
備えるので、フェーズドアレイとして動作させることが
できる。
【0031】実施の形態4.この実施の形態4はフレキ
シブル基板に設けた接着手段を着脱自在としたものであ
る。
【0032】図5はこの発明の実施の形態4による高周
波モジュール装置の構成を示す斜視図である。図におい
て、1cはフレキシブル基板1に形成した繰り返し脱着
可能の接着層(接着手段)である。なお、図1と同一構
成要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0033】次に概要について説明する。フレキシブル
基板1に形成した接着層1cを繰り返し脱着可能とする
ことにより、設置個所に固定されることがなくなること
から、繰り返しの移動及び携帯使用が可能となる。繰り
返し脱着可能な接着層1cとしては、吸盤、ゲル状材料
によるものなどでもよいが、以下に具体的な例を挙げ
る。
【0034】図6は実施の形態4による高周波モジュー
ルが使用する接着層の他の例を示す斜視図である。図に
おいて、1dはフレキシブル基板1を設置面に係着させ
て接着する接着層(係着手段、接着手段)で、例えば布
などの表面の繊維に係着する鉤部をテープ上に多数設け
てなるマジックテープ(株式会社クラレの登録商標)な
どを使用する。なお、図1と同一構成要素には同一符号
を付して重複する説明を省略する。
【0035】このように構成することで、設置面が接着
層1dと係着する布などの表面であれば、フレキシブル
基板1の接着層1dの鉤部が表面の繊維に絡み合って接
着することができる。
【0036】なお、上記では接着層1dにマジックテー
プのような設置面と係着する鉤部を有するものを示した
が、これに限らず、接着層1dと設置面とが係着して着
脱自在に設置することができるものならばよい。
【0037】図7は実施の形態4による高周波モジュー
ルが使用する接着層の他の例を示す斜視図である。図に
おいて、1eは板状磁石(接着手段)であり、フレキシ
ブル基板1とともに変形可能である。また、板状磁石1
eとしては、弾性材料と磁性材料とを練り合わせて作成
されるフレキシブルに変形可能な磁石(いわゆる、ゴム
磁石)や磁石粒子を弾性材料からなる板材に塗布したも
のなどが考えられる。なお、図1と同一構成要素には同
一符号を付して重複する説明を省略する。
【0038】このように構成することで、常磁性材料で
構成される設置面であれば、フレキシブル基板1の接着
層1eを設置面に接着することができる。
【0039】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、接着層1cがフレキシブル基板1を着脱自在に接着
するので、フレキシブル基板1を繰り返し脱着可能であ
ることから設置個所に固定されず、繰り返しの移動及び
携帯使用が可能となる。
【0040】また、この実施の形態4によれば、接着層
1dが設置面に係着する係着手段からなるので、上記と
同様の効果を奏する。
【0041】さらに、この実施の形態4によれば、接着
層1eが板状磁石からなるので、上記と同様の効果を奏
する。
【0042】実施の形態5.この実施の形態5では上記
実施の形態で示した高周波モジュール装置を使用した移
動体通信装置について示す。
【0043】図8はこの発明の実施の形態5による移動
体通信装置を示す上面図である。図において、11は上
記実施の形態1〜4に示したような高周波モジュール装
置を無線送受信部として使用した移動体通信装置であ
る。なお、図1と同一構成要素には同一符号を付して重
複する説明を省略する。
【0044】次に概要について説明する。携帯及び移動
可能な通信装置に高周波モジュール装置を無線送受信部
として使用することで、場所に制限されずに情報通信が
可能となる。このように、上記実施の形態2,3のよう
にアンテナ切り換えダイバーシチやフェーズドアレイと
して動作させることのできる本願発明の高周波モジュー
ル装置を使用することで、従来の移動体通信装置にはな
い様々な通信機能を持たすことができ、加えて携帯性を
損なうことがない。
【0045】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、移動体通信装置に本願発明の高周波モジュール装置
を使用するので、様々な通信機能を有し、加えて携帯性
のよい移動体通信装置を提供することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明の高周波モジュ
ールによれば、一方の面に誘電体層を有するフレキシブ
ル基板と、このフレキシブル基板の一方の面に少なくと
も1つ設けられ、外部と無線信号の送受信をするための
アンテナ放射手段と、このアンテナ放射手段と接続し
て、無線信号の周波数を適宜変換する周波数変換手段と
を有する高周波モジュールと、フレキシブル基板の他方
の面に設けられ、このフレキシブル基板を設置面に接着
する接着手段とを備えるので、アンテナ放射素子及び高
周波モジュールが同一面上に形成されることから、小
型、且つ薄型とすることができる効果がある。また、接
着手段を介してフレキシブル基板を接着するので設置が
容易である。さらに、設置箇所の形状に比較的制限され
ることなく設置することができる効果がある。
【0047】この発明の高周波モジュールによれば、複
数のアンテナ放射手段が周波数変換手段に接続し、複数
のアンテナ放射手段のうち、所望のアンテナ放射手段に
適宜切り換えるアンテナ切り換え手段を高周波モジュー
ルが備えるので、アンテナ切換ダイバーシチとして動作
させることができる。
【0048】この発明の高周波モジュールによれば、複
数のアンテナ放射手段が周波数変換手段に接続し、各ア
ンテナ放射手段の給電位相を適宜調整する移相調整手段
を高周波モジュールが備えるので、フェーズドアレイと
して動作させることができる。
【0049】この発明の高周波モジュールによれば、接
着手段がフレキシブル基板を着脱自在に接着するので、
設置個所に固定されず、移動及び携帯の自由度を高める
ことができる効果がある。
【0050】この発明の高周波モジュールによれば、接
着手段が設置面に係着する係着手段からなるので、上記
段落0049と同様の効果を奏する。
【0051】この発明の高周波モジュールによれば、接
着手段が板状磁石からなるので、上記段落0049と同
様の効果を奏する。
【0052】この発明の移動体通信装置よれば、請求項
1から請求項6のうちのいずれか1項記載の高周波モジ
ュール装置を備えるもので、場所に制限されずに情報通
信が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による高周波モジュ
ール装置の構成を示す図ある。
【図2】 実施の形態1よる高周波モジュール装置の具
体的構成を示す図である。
【図3】 この実施の形態2による高周波モジュール装
置の構成を示す上面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による高周波モジュ
ール装置の構成を示す上面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による高周波モジュ
ール装置の構成を示す斜視図である。
【図6】 実施の形態4による高周波モジュールが使用
する接着層の他の例を示す斜視図である。
【図7】 実施の形態4による高周波モジュールが使用
する接着層の他の例を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による移動体通信装
置を示す上面図である。
【図9】 従来の高周波モジュール装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 フレキシブル基板、1a 誘電体層、1b,1c
接着層(接着手段)、1d 接着層(係着手段、接着手
段)、1e 板状磁石(接着手段)、2 アンテナ放射
素子(アンテナ放射手段)、3 高周波モジュール、3
a 多層基板、3b ICチップ(周波数変換手段)、
3c,3d 導電性バンプ、4 給電線路(アンテナ放
射手段)、4a 線路、5 基本ユニット、6 外部イ
ンタフェース端子、7 切り換え手段(アンテナ切り換
え手段)、8 移相器(移相調整手段)、9 合波回路
(移相調整手段)、11 移動体通信装置、12 パッ
チアンテナ(アンテナ放射手段)、13 コプレナ線路
(アンテナ放射手段)、13a コプレナ線路、14
ポリイミドフィルム層、15 スポンジ層、16グラン
ド層、17 スルーホール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 13/08 H01Q 13/08 21/06 21/06 (72)発明者 末松 憲治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高木 直 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮▲ざき▼ 守▲やす▼ 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 千葉 勇 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石田 修巳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 浦崎 修治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA09 AA11 AB06 CA03 DB03 DB05 FA06 GA02 HA01 HA06 JA07 JA08 5J045 AB03 AB05 DA10 EA08 EA09 HA05 JA04 LA01 MA07 NA01 5J046 AA01 AA07 AA09 AA12 AB03 AB13 PA07 PA09 5J047 AA01 AA07 AA09 AA12 AB03 AB13 BG01 BG09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に誘電体層を有するフレキシブ
    ル基板と、 このフレキシブル基板の一方の面に少なくとも1つ設け
    られ、外部と無線信号の送受信をするアンテナ放射手段
    と、このアンテナ放射手段と接続して、上記無線信号の
    周波数を適宜変換する周波数変換手段とを有する高周波
    モジュールと、 上記フレキシブル基板の他方の面に設けられ、このフレ
    キシブル基板を設置面に接着する接着手段とを備えた高
    周波モジュール装置。
  2. 【請求項2】 高周波モジュールは、複数のアンテナ放
    射手段が周波数変換手段に接続し、 上記複数のアンテナ放射手段のうち、所望のアンテナ放
    射手段に適宜切り換えるアンテナ切り換え手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の高周波モジュール装
    置。
  3. 【請求項3】 高周波モジュールは、複数のアンテナ放
    射手段が周波数変換手段に接続し、 各アンテナ放射手段の給電位相を適宜調整する移相調整
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の高周波モ
    ジュール装置。
  4. 【請求項4】 接着手段は、フレキシブル基板を着脱自
    在に接着することを特徴とする請求項1から請求項3の
    うちのいずれか1項記載の高周波モジュール装置。
  5. 【請求項5】 接着手段は、設置面に係着する係着手段
    からなることを特徴とする請求項4項記載の高周波モジ
    ュール装置。
  6. 【請求項6】 接着手段は、板状磁石からなることを特
    徴とする請求項4項記載の高周波モジュール装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のうちのいずれか
    1項記載の高周波モジュール装置を備えた移動体通信装
    置。
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