JP2001291068A - カード処理装置におけるカード係止構造 - Google Patents

カード処理装置におけるカード係止構造

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JP2001291068A
JP2001291068A JP2000105016A JP2000105016A JP2001291068A JP 2001291068 A JP2001291068 A JP 2001291068A JP 2000105016 A JP2000105016 A JP 2000105016A JP 2000105016 A JP2000105016 A JP 2000105016A JP 2001291068 A JP2001291068 A JP 2001291068A
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浩二郎 池高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の使い勝手の向上と、機器の破損を防
止する。 【解決手段】 A−B方向に移動自在に支持された押し
込み部材3の後端にはカード挿入口を有する押し込み部
21が設けられている。この押し込み部材3は、引張コ
イルばね27によってB方向に付勢され、カード保持手
段が設けられた移動部材4が連動動作してA−B方向に
移動する。押し込み部材3の係合凹部25に係合する押
圧レバー65は、押し込み部材3をA方向に押圧するよ
うに引張コイルばね72によって付勢されている。この
押圧レバー65は係止レバー73によって係止され、ソ
レノイド77によって係止が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード挿入口から
挿入され手動によって装置内に取り込まれたICカード
等を、装置内のカード処理部でカードのデータを処理す
るために一時的に係止するカード処理装置におけるカー
ド係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のカード処理装置におい
ては、手動によってカード挿入方向に移動することによ
りカード挿入口から挿入されたカードを保持しこのカー
ドを装置内に取り込むカード取込み部材と、このカード
取込み部材をカード排出方向に付勢する付勢手段とが備
えられている。前記カード取込み部材の移動方向に平行
な一側端には、係合凹部が設けられ、この係合凹部に係
合および係合が解除されるように進退するロッドが備え
られたソレノイドが設けられている。したがって、カー
ド挿入口からカードが挿入されると、付勢手段の付勢力
に抗してカード取込み部材をカード挿入方向に移動さ
せ、ソレノイドのロッドをカード取込み部材の係合凹部
に係合させることにより、カード取込み部材を係止し、
この状態でカードのデータを処理する。カードの処理が
終了すると、ソレノイドのロッドが後退し、係合凹部と
の係合が解除されることにより、付勢手段に蓄積された
付勢力によって、カード取込み部材がカード排出方向に
移動し、カードがカード排出口から排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカード処理装置におけるカード係止構造におい
ては、カードのデータを処理した後にカードをカード挿
入口から排出するのに、単に、付勢手段によってカード
取込み部材をカード排出方向に付勢した構造となってい
る。したがって、カード挿入口からカードを挿入した
後、手動によってカード取込み部材をカード挿入方向に
移動させていくと、付勢手段に蓄積される付勢力が徐々
に大きくなり、ソレノイドによって係止させる最終の移
動終端位置において付勢力が最大となる。このため、手
に与える負荷も大きくなって、利用者の使い勝手が低下
するばかりか、カード取込み部材を利用者が必要以上に
強く押し込もうとすることによって機器を破損させるお
それもあった。
【0004】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、利用者の使い
勝手を向上させるとともに、機器の破損を防止したカー
ド処理装置におけるカード係止構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、カード挿入口から挿入され
たカードをカード取込み通路内に取り込み、一時的に停
止させカード処理部によってカードのデータを処理した
後に、カード挿入口から排出するカード処理装置におけ
るカード係止構造において、手動によってカード挿入方
向に移動することによりカード挿入口から挿入されたカ
ードを保持して取り込み、かつ移動方向に平行な一側端
に係合凹部を設けたカード取込み手段と、このカード取
込み手段をカード排出方向に付勢する第1の付勢手段
と、前記カード取込み手段の係合凹部に係脱自在に係合
し回動自在に支持された押圧部材と、この押圧部材と前
記係合凹部との係合状態を保持または解除する係止手段
と、前記押圧部材を前記カード挿入方向に付勢する第2
の付勢手段とを備える。したがって、カード取込み手段
の係合凹部に押圧部材が係合すると、この係合部を介し
て第1の付勢手段の付勢力と反対方向に付勢する第2の
付勢手段の付勢力がカード取込み手段に加わり、この第
2の付勢手段の付勢力は、カード取込み手段のカード挿
入方向への移動にともない徐々に大きくなる。
【0006】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記第2の付勢手段を引張コイルば
ねとし、前記押圧部材の初期位置においてこの押圧部材
の回動中心と前記引張コイルばねの延在方向とを近接さ
せる。したがって、カード取込み手段の移動初期におい
ては、押圧部材からの負荷は小さい。
【0007】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記カード取込み手段の係合凹部に
係合し回動した前記押圧部材の回動終端位置において、
この押圧部材の係合凹部との係合部と、押圧部材の回動
中心と、押圧部材の前記引張コイルばねが掛けられた部
位とがカードの挿入方向と略直交した一直線上に位置付
けられるとともに、前記引張コイルばねの延在方向がカ
ードの挿入方向と略平行になるように引張コイルばねを
設けたものである。したがって、カード取込み手段の移
動終端位置において、押圧部材の押圧力が最大となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。図1は本発明に係るカード処理装置を
正面側から視た全体の斜視図、図2は同じく背面側から
見た全体の斜視図、図3は図5(a)におけるIII-III
線断面図である。図4は同じく要部を分解して示す斜視
図、図5(a)は同じく正面図、同図(b)は背面図で
ある。図6(a)は図5(a)におけるVI(a)-VI
(a) 線断面図、同図(b)は図5の状態における移
動部材とカード取込み部材との関係を示す平面図、同図
(c)は移動部材とカード排出部材との関係を一部を破
断して示す正面図である。図7はカードの取込み動作中
およびカードの排出動作中における固定カムとカード取
込み部材との関係を説明するための要部の平面図であ
る。図8はカードを装置内に挿入した状態を示し、同図
(a)は正面図、同図(b)は背面図である。
【0009】図9(a)は図8(a)におけるVIIII
(a)-VIIII(a) 線断面図、同図(b)は図8の状
態における移動部材とカード取込み部材との関係を示す
平面図、同図(c)は移動部材とカード排出部材との関
係を一部を破断して示す正面図である。図10は押し込
み部材を押し込み始めた状態を示し、同図(a)は正面
図、同図(b)は背面図である。図11(a)は図10
(a)におけるXI(a)-XI(a) 線断面図、同図
(b)は図10の状態における移動部材とカード取込み
部材との関係を示す平面図、同図(c)は移動部材とカ
ード排出部材との関係を一部を破断して示す正面図であ
る。図12は同じくカードを取り込んだ状態を示す正面
図、図13は図12におけるXIII-XIII 線断面図、図1
4は同じくカードを取り込んだ状態を示す背面図、図1
5は移動部材を押し込む押圧レバーの回転モーメントを
説明するためのモデル図である。図16(a)はカード
の排出動作を説明するための正面図、同図(b)は同図
(a)における XVI(b)-XVI(b)線断面図である。
【0010】図1および図2において、全体を符号1で
示すカード処理装置は、カード挿入口22から挿入され
た非接触型ICカード(以下、単にカードと称する。)
80を装置のカード取込み通路32内に取り込んで、カ
ード処理部33によってカード80のデータを処理した
後、カード80をカード挿入口22から排出するように
構成されている。そして、このカード処理装置1は、立
設された基台2と、この基台2に矢印A−B方向へ移動
自在に支持された押し込み部材3と、この押し込み部材
3に連動して矢印A−B方向へ移動する移動部材4と、
この移動部材4の移動量を変換する移動量変換手段5
と、前記移動部材4に支持されカード保持するカード保
持手段6と、前記押し込み部材3を一時的に係止する係
止手段7とから概略構成されている。これら押し込み部
材3、移動部材4、移動量変換手段5、カード保持手段
6によって、後述するようにカード挿入口22から挿入
されたカード80をカード取込み通路32内に取り込む
カード取込み手段を形成している。
【0011】次に、図1、図2、図5、図6、図7を用
いて基台2について説明する。図2において、基台2は
全体が合成樹脂によって枠状に形成され、略中央には長
方形の窓10が設けられ、この窓10の対向する上下端
面には、前記押し込み材3の上下端部を挟持して押し込
み部材3を矢印A−B方向へ移動自在に支持するガイド
溝(図示せず)が設けられている。基台2の前端上方に
は、下方および矢印A方向が開口した小さいケース11
が取り付けられ、このケース11の上部には小形の窓1
2が設けられており、ケース11の上部に固定された支
持板13には、図5(a)に示すように、この窓12か
らケース11内に臨む固定カム15が一体に形成されて
いる。
【0012】図7に示すように、この固定カム15は、
平面視において、直線状に形成された突出部15aと矢
印A方向へ向かって傾斜した面取部15bとによって形
成され、これら突出部15aと面取部15bとの間に小
突起15cが設けられている。図5(a)および図6
(a)に示すように、基台2の前端部には、有底角筒状
の密閉空間としてのシリンダ部17が設けられ、このシ
リンダ部17は矢印B方向である後端側が開口され、前
端部に断面が小径の空気抜き孔18が設けられている。
【0013】次に、主に図4を用いて押し込み部材3に
ついて説明する。押し込み部材3は全体が合成樹脂によ
って略平板状に形成され、後端部には、上述したケース
11内に嵌入可能な大きさの箱状のカード挿入口部21
が一体に形成され、このカード挿入口部21の前部に
は、上下方向へ延在するカード挿入口22が設けられて
いる。この押し込み部材3の正面側の上部には、矢印A
−B方向へ延在する細長い長方形の凹部23が設けら
れ、この凹部23の中央から前方側に向かって細長い長
方形のガイド窓24が設けられており、この押し込み部
材3の上端の前方側には係合凹部25が設けられてい
る。
【0014】押し込み部材3の前端部には、直方体状の
ピストン部26が形成され、このピストン部26の断面
積は、上述した基台2のシリンダ部17の断面積よりも
わずかに小さく形成されている。上述したように、この
押し込み部材3は、基台2に図中矢印A−B方向、すな
わちカード挿入方向とカード排出方向へ移動自在に支持
され、カード挿入口部21がケース11内に嵌入し、ピ
ストン部26がシリンダ部17内に嵌合し、図2に示す
ように裏面は略全体が基台2の窓10から露呈してい
る。この押し込み部材3のピストン部26が基台2のシ
リンダ部17内に嵌合していることにより、図6(a)
に示すように、シリンダ部17内は空気抜き孔18を除
いて略密閉状態となっている。
【0015】図2および図5(b)に示すように、押し
込み部材3と基台2との間には、第1の付勢手段である
引張コイルばね27が懸架され、この引張コイルばね2
7の引張力によって、押し込み部材3は常時矢印B方
向、すなわちカード排出方向へ付勢され、カード挿入口
部21の後端がケース11に係止されている。また、こ
の押し込み部材3は、押し込み部を手によって引張コイ
ルばね27の引張力に抗して矢印A方向へ押し込むこと
により、図14に示すように、カード処理装置1が取り
付けられたパネル28まで、移動量Cだけ押し込み可能
なように構成されている。
【0016】図12に示すように、押し込み部材3が移
動量Cだけ押し込まれると、後述するように、係止手段
7によって、押し込み部材3が一時的に係止され、この
状態では押し込み部材3のピストン部26が基台2のシ
リンダ部17の底部に当接している。図3に示すよう
に、この押し込み部材3にカードの厚みよりもやや大き
い間隔だけ隔てて対向するようにカバー30が基台2に
固定されており、このカバー30のレール部31と、こ
れら押し込み部材3およびカバー30とでカード取込み
通路32が形成されている。カバー30は合成樹脂によ
って形成され、このカバー30の外側にはカード処理装
置33が取り付けられ、このカード処理装置33によっ
て、カード取込み通路32内に取り込まれたカード80
のデータが処理される。
【0017】次に、図4に用いて移動部材4について説
明する。移動部材4は、略直方体状の基部35と、この
基部35から矢印B方向に一体に突出形成された延設部
36とによって全体が合成樹脂で形成されている。基部
35の上下端には、一対のガイド溝37,37(一方の
ガイド溝37は図示せず)が設けられているとともに、
基部35の下端には、図6(c)に示すように凸条体3
8が設けられている。延設部36の下端には底部39が
突設され、この延設部36は断面がL字状に形成され、
基部35の端面から間隔Dだけ隔てられた部位に係合片
40が突設され、先端には、下方に向かって突設された
ばね掛け止め片41が一体に形成されている。この移動
部材4は、基部35の一対のガイド溝37,37が、上
述した押し込み部材3のガイド窓24の上下端部に係入
されることにより、移動部材4に対して矢印A−B方向
へ移動自在に支持される。
【0018】次に、図2および図5(b)を用いて移動
量変換手段5について説明する。移動量変換手段5は、
上述した押し込み部材3の移動に連動して移動する移動
部材4の移動量を、押し込み部材3の移動量よりも多く
変換するものであって、この移動量変換手段5にはリン
クレバー45が備えられている。リンクレバー45の下
端は、基台2に枢着された枢着部材46aに植設された
ピン46に枢支され、略中央部はピン47を介して可動
部材である押し込み部材3に枢着され、上端は移動部材
4に枢着された枢着部材48aに植設されたピン48に
枢支されている。
【0019】ピン46とピン47の距離をl1とし、ピ
ン46とピン48の距離をl2とすると、l1<l2に
設定され、リンクレバー45は、ピン46を支点とし、
ピン47を重点とし、ピン48を力点としたてことして
機能する。したがって、押し込み部材3の矢印A−B方
向に移動させると、移動部材4が連動して矢印A−B方
向に移動し、押し込み部材3の移動量は、この移動量変
換手段5を介して移動部材4に増大されて伝達される。
【0020】次に、図4および図6を用いてカード保持
手段6について説明する。図4において、カード保持手
段6は、共に合成樹脂によって形成されたカード排出部
材50およびカード取込み部材51と、引張コイルばね
52とによって構成され、移動部材4に支持されてい
る。カード排出部材50は、図中左端部に係合爪53が
一体に形成され、上端面に上述した移動部材4の凸条体
38が係入する係入溝54が設けられ、右端にばね掛け
止め部55が設けられており、図6(c)に示すよう
に、係入溝54の全長は凸条体38の全長よりも長く形
成され、遊びEが設けられている。
【0021】このような構成において、係入溝54内に
凸条体38を係入することにより、このカード排出部材
50は、移動部材4の下面と押し込み部材3の凹部23
の底面とに挟持されて矢印A−B方向へ遊びEだけ移動
自在に支持され、係合爪53がカード取込み通路32内
に臨んでいる。このカード排出部材50のばね掛け止め
部55と、移動部材4のばね掛け止め部41との間に懸
架された引張コイルばね52の引張力によって矢印B方
向、すなわちカード排出方向へ付勢されている。
【0022】図4において、カード取込み部材51は略
中央から後端側に向かって鈍角をなすように折曲された
折曲部56が形成され、この折曲部56は折曲された方
向と反対方向へ弾性変形可能に形成されている。このカ
ード取込み部材51の両端には、第1および第2の係合
部57,58が略直交するように折曲形成され、後端側
の側部には上述した固定カム15に係合する突起59が
設けられている。
【0023】このような構成において、カード取込み部
材51の第1の係合部57を移動部材4の基部35の端
面と係合片40との間に嵌入させることにより、図5
(a)に示すように、カード取込み部材51が移動部材
4の底部39に支承されるようにして移動部材4に支持
される。このとき、カード取込み部材51の先端(図中
矢印B方向の端面)がケース11の裏面に当接するとと
もに、図6(a)に示すように、突起59が固定カム1
5の突出部15aに対接し、第2の係合部58が押し込
み部材3のカード挿入口22を開放している。同時に、
カード取込み部材51の突起59が小突起15cに係止
され、カード取込み部材51の第1の係合部57と、移
動部材4の係合片40との間には遊びDが形成されてい
る。
【0024】次に、図14を用いて係止手段7について
説明する。係止手段7は、回動自在に支持された押圧レ
バー65と、この押圧レバー65を回動させるように付
勢する第2の付勢手段としての引張コイルばね72と、
この引張コイルばね72の付勢力に抗して押圧レバー6
5を係止する係止レバー73と、この係止レバー73と
押圧レバー65との係止を解除するソレノイド77とに
よって構成されている。
【0025】押圧レバー65は略クランク状に形成さ
れ、上部側に係止レバー73の切欠部74に係止される
係止部66が設けられ、下部側に押し込み部材3の係合
凹部25に係合する押圧部67が設けられ、基台2に植
設された軸68を回動中心として回動自在に支持されて
いる。この押圧レバー65の略中央部に植設されたピン
69と、基台2に立設された固定板70(図1参照)に
植設されたピン71との間に引張コイルばね72が懸架
され、この引張コイルばね72の引張力によって、押圧
レバー65は図中反時計方向へ回動するように付勢され
ている。この引張コイルばね72の引張力は、上述した
引張コイルばね27の引張力よりも小さく設定してい
る。
【0026】図15(a)において、軸68をG点と
し、引張コイルばね72が懸架されたピン69,71を
それぞれR点、I点とし、押圧レバー65の押圧部67
が押し込み部材3の係合凹部25に係合する部位をS点
とすると、I点とR点を結線した線分LとG点との距離
Wが小さくなるように、I点とR点が設定されている。
また、同図(b)に示すように、後述するように、押し
込み部材3が矢印A方向へ押し込まれ、図14において
押圧レバー65が二点鎖線で示したように係止レバー7
3に係止された回動終端に位置した状態において、S
点、G点、R点が鉛直方向へ略一直線上に位置付けられ
るように設定されている。また、このとき、I点とR点
を結線した線分Lが、これらS点とR点を結線した線分
と略直交するように設定されている。
【0027】係止レバー73は図中右端部が固定板70
に植設されたピン75に回動自在に支持され、左端部下
面に切欠部74が設けられ、固定板70に植設されたス
トッパピン76に左端が当接することにより、係止レバ
ー73は図中反時計方向の回動が規制されている。ソレ
ノイド77は固定板70に固定され、常時突出する方向
へ付勢されたロッド78が備えられ、このロッド78の
下端部は係止レバー73の中央に枢着されている。した
がって、係止レバー73は、このロッド78の押圧力に
よって、ピン75を回動中心として反時計方向へ回動す
るように付勢され、この状態で係止レバー73の切欠部
74に押圧レバー65の係止部66の上端が係止される
ように構成されている。また、ソレノイド77に通電さ
れると、ロッド78が後退するので、係止レバー73
は、ピン75を回動中心として時計方向へ回動し、係止
レバー73の切欠部74と押圧レバー65の係止部66
の上端との係止が解除される。
【0028】次に、このように構成されたカード処理装
置におけるカードの処理動作を説明する。図5(a)に
示すように、カード処理装置1のカード取込み通路32
内にカード80が取り込まれていない状態で、かつ押し
込み部材3のカード挿入口部21が手によって矢印A方
向へ押し込まれていない状態においては、図7(a)に
示すように、カード取込み部材51の突起59が固定カ
ム15の突出部15aに対接している。したがって、図
6(a)に示すように、カード取込み部材51の折曲部
56が図中上方に弾性変形するので、折曲部56の第2
の係合部58がカード押し込み部材3のカード挿入口2
2から退避し、カード挿入口22は開放され、カード8
0を装置内に挿入可能な状態になっている。また、同図
(b)に示すように、カード取込み部材51の第1の係
合部57と移動部材4の係合片40とが互いに間隔Dだ
け隔てられた状態が保持されている。
【0029】この状態で、図1に示すように、カード8
0をカード挿入口22からカード取込み通路32内に挿
入し、図8(a)に示すように、カード80の後端が押
し込み部材3のカード挿入口部21の表面に一致するま
でカード80を押し込む。このように押し込まれたカー
ド80の前端がカード排出部材50の係合爪53に係合
し、図9(c)に示すように、カード排出部材50が、
引張コイルばね52の引張力に抗して押し込まれたカー
ド80によって、停止状態に保持された移動部材4に対
して矢印A方向へ移動する。
【0030】次に、図10(a)に示すように、押し込
み部材3のカード挿入口部21を手によって移動量C1
だけ矢印A方向へ押し込むと、同図(b)に示すよう
に、移動量変換手段5を介して移動部材4が矢印A方向
へC1よりも大きい移動量Dだけ移動する。この場合、
カード80がカード排出部材50によって矢印B方向に
付勢され、かつ指によってカード挿入口22から抜け出
ないように押さえられているので、カード80は押し込
み部材3と同じ移動量C1だけ移動する。
【0031】したがって、移動量Dだけ移動した移動部
材4に矢印A−B方向へ移動自在に支持され、移動量C
1のカード80の前端を係合爪53によって係合してい
るカード排出部材50は、引張コイルばね52の引張力
によって移動量(D−C1)だけ矢印B方向へ移動す
る。このとき、図11(c)に示すように、移動部材4
の凸条体38とカード排出部材50の係入溝54との間
に遊びD1が形成されている。このため、カード排出部
材50には、矢印B方向への引張コイルばね52の引張
力が作用しており、カード80も矢印B方向へ付勢され
ている。
【0032】また、移動部材4の係合片40が矢印A方
向へ移動量Dだけ移動することにより、図11(b)に
示すように、この係合片40がカード取込み部材51の
第1の係合片57に係合する。したがって、移動部材4
の移動にもかかわらず、カード取込み部材51は移動す
ることがないので、カード取込み部材51の第2の係合
部58も移動することがなく、ケース11の裏面に当接
したままの位置に位置付けられている。このため、この
第2の係合部58は、移動量C1だけ矢印A方向へ移動
したカード80の後端よりも、図中矢印B方向へわずか
にずれた位置に位置付けられている。また、カード取込
み部材51が矢印A方向へ移動していないことにより、
このカード取込み部材51の突起59は固定カム15の
突出部15aに対接し、小突起15cに係止されたまま
の状態に保持されている。
【0033】さらに、押し込み部材3を矢印A方向へ押
し込むと、移動部材4も矢印A方向へ移動し、移動部材
4の係合片40がカード取込み部材51の第1の係合片
57に係合していることにより、カード取込み部材51
も矢印A方向へ移動する。したがって、図7(a)に示
すように、固定カム15の小突起15cに係止されたカ
ード取込み部材51の突起59が、同図(b)に示すよ
うに、小突起15c上に乗り上げ、同図(c)に示すよ
うに、突起59が小突起15c上を乗り越える。同図
(d)に示すように、突起59が面取部15bに対接す
るので、カード取込み部材51の折曲部56が、図中時
計方向へ弾性復帰し、第2の係合部58がカード80の
後端に係合する。このように、第2の係合部58をカー
ド80の後端に係合または非係合とするのに、カード取
込み部材51の折曲部56自体の弾性復帰を利用したこ
とにより、部品点数が削減されるだけではなく構造が簡
素化される。
【0034】このとき、図11(c)において上述した
ように、カード80がカード排出部材50を介して引張
コイルばね52の引張力によって矢印B方向へ付勢され
ているので、カード80はこのカード排出部材50とカ
ード取込み部材51とによって弾持されるようにして保
持される。ここで、図6(b)に示すように、移動部材
4の係合片40とカード取込み部材51の第1の係合部
57との間に長さDなる遊びを設けたことにより、カー
ド80の後端がカード取込み部材51の第2の係合部の
下方を通過するまで、カード取込み部材51が移動しな
い。
【0035】したがって、図11(b)に示すように、
第2の係合部58がカード80の後端に係合するとき
に、第2の係合部58を通過し切っていないカード80
の後部に乗り上げるということが防止されるので、確実
にカード80の後端が第2の係合部58によって保持さ
れる。しかも、引張コイルばね52の引張力によって矢
印B方向へ付勢されているカード排出部材50の係合爪
53によってカード80の前端が保持されているので、
カード80はこれらカード排出部材50とカード取込み
部材51とによって弾持され、このためカード80をカ
ード保持手段6によって確実に保持することができる。
【0036】図12に示すように、押し込み部材3のカ
ード挿入口部21を矢印A方向へ押し込み量Cだけ押し
込むと、移動量変換手段5を介して移動部材4が矢印A
方向へ移動量C2だけ移動し、この移動部材4と一体的
にカード保持手段6が移動するので、カード80も矢印
A方向へ移動量C2移動して、カード取込み通路32に
取り込まれる。このとき、図12に示すように、押し込
み部材3のピストン部26の前端が基台2のシリンダ部
17の底部に当接している。このように、押し込み部材
3の押し込み量Cに対して、カード80がこれよりも大
きい移動量C2だけ移動するので、カード80の後端が
押し込み部材3のカード挿入口22から離間した状態で
カード取込み通路32内に取り込まれる。したがって、
カード取込み通路32内に取り込まれ、カード処理装置
33によってデータの処理が行われているカード80
を、カード挿入口22から故意または誤って取り出すこ
とが規制されるので、カード障害が発生するようなこと
がない。
【0037】また、カード80を押し込み部材3の押し
込み量よりも多く移動させる移動量変換手段5として、
図5(b)に示すようにリンクレバー45の支点46を
基台2に設け、重点47を押し込み部材3に設け、力点
48を移動部材4に設け、リンクレバー45をてことし
ている。したがって、移動量変換手段5を構成する部品
点数が削減されるとともに、構造が簡素化され、かつ装
置の小型化が図られる。
【0038】次に、図14および図15を用いて、係止
手段7による係止動作を説明する。図5(b)に示すよ
うに、カード80がカード挿入口22から挿入されてな
く、かつ押し込み部材3も押し込まれていない初期の状
態においては、引張コイルばね72によって軸68を回
動中心として図中反時計方向へ回動付勢された押圧レバ
ー65の押圧部67は、押し込み部材3の上端を押圧し
ている。
【0039】この初期の状態においては、図15(a)
に示すように、引張コイルばね72の両端のばね掛け止
め部I点,R点を結線した線分Lと、押圧レバー65の
回動中心Gとの距離Wが小さく設定されているので、引
張コイルばね72の引張力Fに対して、R点で発生する
押圧レバー65を回動させる回転モーメントM1は小さ
い。したがって、押し込み部材3の上端を押圧している
押圧レバー65の押圧部67によるS点における回転モ
ーメントM1も小さいので、この回転モーメントM1の
分力である、押圧部67によって押し込み部材3の上端
を押圧する押圧力も小さい。このため、押し込み部材3
を矢印A方向へ押し込むときに、押し込む方向と反対方
向へ作用する負荷が小さいので、押し込み部材3を押し
込む手に負荷がかからない。
【0040】図5(b)の状態から、上述したように、
カード80をカード挿入口22から挿入し、押し込み部
材3を矢印A方向へ押し込み量Cだけ押し込む直前に、
図14に示すように、押圧レバー65の押圧部67の下
端が押し込み部材3の係合凹部25に係合する。このと
き、上述したように、押圧レバー65の押圧部67の係
合凹部25に係合しているS点において、回転モーメン
トM1より大きい回転モーメントが発生し、この回転モ
ーメントは徐々に大きくなる。この回転モーメントは押
し込み部材3をカード排出方向、すなわち矢印B方向へ
付勢している引張コイルばね27と反対方向、すなわち
カード挿入方向である矢印A方向へ向かって発生してい
る。
【0041】したがって、押し込み部材3を押し込む押
し込み終端側において、引張コイルばね27によるカー
ド排出方向への付勢力が大きくなるが、この引張コイル
ばね72の回転モーメントM1によって、引張コイルば
ね27による付勢力の増大分が相殺される。このため、
押し込み部材3を押し込む押し込み終端側において、手
に負荷がかからないため、押し込み不足によるカード8
0の取込み不良が防止される。
【0042】しかも、押し込み部材3の押し込み終端に
おいて、図15(b)に示すように、R点、G点、S点
が鉛直方向へ一直線上に位置し、線分LがこれらR点、
S点を結線した線分と直交するので、R点で発生するモ
ーメントM2がFと同一になって最大となる。このモー
メントM2は、S点においても発生し、このS点でのモ
ーメントM2の向きは、引張コイルばね27と正反対と
なるので、引張コイルばね27の引張力を最大限に緩和
する。このため、この押し込み終端において、手に押し
込みが完了した感触を与えるので、利用者に安心感を与
えるだけではなく、利用者が押し込み完了前に押し込み
を中止してしまうようなこともなくなるので、使い勝手
が向上する。
【0043】この押し込み終端において、押圧レバー6
5の係止部66が係止レバー73の切欠部74に係合
し、係止レバー73がソレノイド77のロッド78によ
って常時軸75を回動中心として図中反時計方向へ回動
するように付勢されているので、引張コイルばね72の
引張力による押圧レバー65の回動を規制する。したが
って、この係止手段7によって押し込み部材3が係止さ
れるので、カード80も移動が停止した状態が保持さ
れ、この状態でカード処理装置33によってカード80
のデータが処理される。このデータの処理中に、図13
に示すように、誤って2枚目のカード80Aがカード挿
入口22から挿入されても、カード取込み部材51の第
2の係合部58がシャッタとして機能するので、この2
枚目のカード80Aのカード取込み通路32内への取込
みが規制される。したがって、カード処理中の1枚目の
カード80のカード処理作業に障害が発生するのを防止
できる。
【0044】データの処理が終了すると、ソレノイド7
7に通電され、ロッド78が後退することにより、係止
レバー73が軸75を回動中心として時計方向へ回動す
るので、押圧レバー65の係止部65が切欠部74との
係合を解除される。ここで、押し込み部材3を排出する
方向へ付勢する引張コイルばね27の引張力の方が、押
し込み部材3を取り込む方向へ付勢する引張コイルばね
72の引張力よりも大きく設定されているので、押し込
み部材3は排出方向、すなわち図中矢印B方向へ移動す
る。
【0045】このとき、上述したように、基台2のシリ
ンダ部17の底部に、押し込み部材3のピストン部26
が当接していることにより、シリンダ部17の底部とピ
ストン部26との間に空気が介在していない。しかも、
このシリンダ部17はピストン部26によって密閉状態
となっており、わずかに空気抜き孔18が設けられてい
るだけである。したがって、押し込み部材3が引張コイ
ルばね27の引張力によって矢印B方向へ移動を開始す
るときに、シリンダ部17とピストン部26との間に、
引張コイルばね27の引張力と反対方向へ作用する負圧
が発生する。
【0046】このため、押し込み部材3が引張コイルば
ね27の蓄積された大きな引張力によって、押し込み部
材3が矢印A方向へ急激に移動することなく、徐々に移
動するので、カード挿入口22から排出されるカード8
0が、カード挿入口22から誤って落下するのを防止で
きる。このように、押し込み部材3の排出開始時おける
排出速度を一時的に減速するのに、基台2にシリンダ部
17を設け、押し込み部材3に設けたピストン部26に
よって、シリンダ部17を密閉状態とするだけでよく、
部品点数が削減されるとともに、構造が簡素化され、か
つ装置が小型化される。
【0047】図16に示すように、押し込み部材3が矢
印B方向へ移動し、カード取込み部材51の突起59が
固定カム15に近接し、さらに押し込み部材3が移動す
ると、図7(d)に示すように、突起59が固定カム1
5の面取部15bに係合し、突起59が面取部15b上
を図中右方に摺動する。同図(c)に示すように、突起
59が固定カム15の小突起15cに係合することによ
り、カード取込み部材51の折曲部56が図中上方に弾
性変形し、カード80の後端とカード取込み部材51の
第2の係合部58との係合が解除される。
【0048】ここで、図16(a)に示すように、カー
ド80の前端は、引張コイルばね52の引張力によっ
て、カード排出部材50の係合爪53に弾持されている
ので、後端が第2の係合部58との係合を解除されたカ
ード80は、引張コイルばね52の引張力によって、矢
印B方向へはじき出される。したがって、カード80の
後端は、押し込み部材3のカード挿入口22から飛び出
し、外部に露呈するので、利用者はこの露呈したカード
80の後端を指によって把持することができるので、カ
ードが抜き取りやすくなり、使い勝手が向上する。
【0049】同図(b)に示すように、突起59が小突
起15cに乗り上げ、同図(a)に示すように、突起5
9が小突起15cを乗り越え、小突起15cに係合する
ことにより、図5(a)に示すように、押し込み部材3
のカード挿入口部21が基台2のケース11内に嵌入
し、押し込み部材3が初期位置に戻る。
【0050】本発明の実施の形態においては、非接触型
ICカードが利用できるカード処理装置としたが、接触
型ICカードが利用できるカード処理装置にも適用でき
る。また、カード取込み手段を、押し込み部材3、移動
部材4、移動量変換手段5、カード保持手段6によって
形成したが、これに限定されず、例えば、カード80が
収納されるポケット部を有するケース部材を手動によっ
てカード取込み通路32内を移動自在としてもよく、種
々の設計変更が可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、利用者の使い勝手が向上するとともに、機
器の破損を防止することができる。
【0052】請求項2に係る発明によれば、カード取込
み手段の移動初期においては、押圧部材からの負荷は小
さいので、手に大きな押し込みの負荷がかかることなく
円滑に押し込むことができ、このため利用者の使い勝手
が向上する。
【0053】請求項3に係る発明によれば、カード取込
み手段の移動終端位置において、押圧部材の押圧力が最
大となるので、手に掛かる負荷が軽減され、利用者の使
い勝手が向上するとともに、機器の破損を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカード処理装置を正面側から視
た全体の斜視図である。
【図2】 本発明に係るカード処理装置を背面側から見
た全体の斜視図である。
【図3】 図5(a)におけるIII-III 線断面図であ
る。
【図4】 本発明に係るカード処理装置における要部を
分解して示す斜視図である。
【図5】 図5(a)は本発明に係るカード処理装置の
正面図、同図(b)は背面図である。
【図6】 図6(a)は図5(a)におけるVI(a)-V
I(a) 線断面図、同図(b)は図5の状態における移
動部材とカード取込み部材との関係を示す平面図、同図
(c)は移動部材とカード排出部材との関係を一部を破
断して示す正面図である。
【図7】 本発明に係るカード処理装置において、カー
ドの取込み動作中における固定カムとカード取込み部材
との関係を説明するための要部の平面図である。
【図8】 本発明に係るカード処理装置において、カー
ドを装置内に挿入した状態を示し、同図(a)は正面
図、同図(b)は背面図である。
【図9】 図9(a)は図8(a)におけるVIIII
(a)-VIIII(a) 線断面図、同図(b)は図8の状
態における移動部材とカード取込み部材との関係を示す
平面図、同図(c)は移動部材とカード排出部材との関
係を一部を破断して示す正面図である。
【図10】 本発明に係るカード処理装置において、押
し込み部材を押し込み始めた状態を示し、同図(a)は
正面図、同図(b)は背面図である。
【図11】 同図(a)は図10(a)におけるXI
(a)-XI(a) 線断面図、同図(b)は図10の状態
における移動部材とカード取込み部材との関係を示す平
面図、同図(c)は移動部材とカード排出部材との関係
を一部を破断して示す正面図である。
【図12】 本発明に係るカード処理装置において、カ
ードを取り込んだ状態を示す正面図である。
【図13】 図12におけるXIII-XIII 線断面図であ
る。
【図14】 本発明に係るカード処理装置において、カ
ードを取り込んだ状態を示す背面図である。
【図15】 本発明に係るカード処理装置において、移
動部材を押し込む押圧レバーの回転モーメントを説明す
るためのモデル図である。
【図16】 同図(a)はカードの排出動作を説明する
ための正面図、同図(b)は同図(a)におけるXVI
(b)-XVI(b) 線断面図である。
【符号の説明】
1…カード処理装置、2…基台、3…押し込み部材、4
…移動部材、5…移動量変換手段、6…カード保持手
段、7…係止手段、22…カード挿入口、25…係合凹
部、27…引張コイルばね、32…カード取込み通路、
33…カード処理装置、65…押圧レバー、66…係止
部、67…押圧部、72…引張コイルばね、73…係止
レバー、77…ソレノイド、80…カード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 貴詳 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 Fターム(参考) 2C005 MA07 MA40 NA08 NA09 TA17 TA22 TA24 5B058 CA03 CA15 KA12 5E021 FB18 FC31 HC11 HC36 HC37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード挿入口から挿入されたカードをカ
    ード取込み通路内に取り込み、一時的に停止させカード
    処理部によってカードのデータを処理した後に、カード
    挿入口から排出するカード処理装置におけるカード係止
    構造において、手動によってカード挿入方向に移動する
    ことによりカード挿入口から挿入されたカードを保持し
    て取り込み、かつ移動方向に平行な一側端に係合凹部を
    設けたカード取込み手段と、このカード取込み手段をカ
    ード排出方向に付勢する第1の付勢手段と、前記カード
    取込み手段の係合凹部に係脱自在に係合し回動自在に支
    持された押圧部材と、この押圧部材と前記係合凹部との
    係合状態を保持または解除する係止手段と、前記押圧部
    材を前記カード挿入方向に付勢する第2の付勢手段とを
    備えたことを特徴とするカード取込み装置におけるカー
    ド係止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカード処理装置における
    カード係止構造において、前記第2の付勢手段を引張コ
    イルばねとし、前記押圧部材の初期位置においてこの押
    圧部材の回動中心と前記引張コイルばねの延在方向とを
    近接させたことを特徴とするカード処理装置におけるカ
    ード係止構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカード処理装置における
    カード係止構造において、前記カード取込み手段の係合
    凹部に係合し回動した前記押圧部材の回動終端位置にお
    いて、この押圧部材の係合凹部との係合部と、押圧部材
    の回動中心と、押圧部材の前記引張コイルばねが掛けら
    れた部位とがカードの挿入方向と略直交した一直線上に
    位置付けられるとともに、前記引張コイルばねの延在方
    向がカードの挿入方向と略平行になるように引張コイル
    ばねを設けたことを特徴とするカード処理装置における
    カード係止構造。
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