JP2001290834A - 情報提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザに有益な情報のみを提供できる情報提供
システムを提供する。 【解決手段】クライアント側からの情報要求に対して情
報センタから該当する情報を提供する情報提供システム
において、クライアントからの情報種別データから検索
条件を作成する検索条件作成手段と、検索条件作成手段
により作成された検索条件で情報を検索する検索手段
と、検索手段により検索された情報をクライアント側に
送信する送信手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザに対して有
益な情報のみを提供できる情報提供システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の情報提供システムでは、情報セン
タ側において複数の情報提供者から提供される情報を一
括して集積する。そして、予め登録された全ユーザに対
して情報センタから公衆回線（例えば、電話回線等）を
利用して一斉に送信する。

【０００３】各ユーザ側では専用の受信機を設置して提
供された情報を受信し、メモリに記憶する。そして、必
要な時にメモリから受信情報を順次読み出して表示部に
表示し、その中から自分に必要な情報を選択（必要に応
じて保存）し、不要な情報は捨てている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の情報提供システ
ムでは、ユーザ毎に必要とする情報が異なるにも係わら
ず、情報センタ側からユーザにとって不要な情報も一括
して送信されてしまう。そのために、情報量が多くなり
受信に長時間を要し、またユーザが独自に受信情報を取
捨選択しなければならず、有益な情報を取得するのが煩
わしいと言う問題が生ずる。

【０００５】本発明は、ユーザに対して有益な情報のみ
を提供できる情報提供システムを提供することを課題と
する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、クライアント側からの情報要求に対して情
報センタから該当する情報を提供する情報提供システム
において、クライアントからの情報種別データから検索
条件を作成する検索条件作成手段と、前記検索条件作成
手段により作成された検索条件で情報を検索する検索手
段と、前記検索手段により検索された情報を前記クライ
アント側に送信する送信手段を備えたことを特徴とする
ものである。

【０００７】また、前記検索条件作成手段は、情報種別
データと検索条件との関係をユーザ毎に記憶する条件記
憶手段と、情報種別と情報提供を行ったユーザの情報に
より検索条件を検索する条件検索手段とを備えたことを
特徴とするものである。

【０００８】また、クライアント側からの施設情報要求
に対して情報センタから該当する施設情報を提供する情
報提供システムにおいて、前記施設情報には、前記施設
に要求するサービスを指定する指定プログラムと、該指
定したサービスの情報を該施設に送信する発注プログラ
ムが含まれていることを特徴とするものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施の形態に係
る情報提供システムの構成ブロック図である。以下、図
に従って説明する。

【００１０】１は電話網３２を介して情報を収集・蓄積
し、携帯電話局２１を介して情報端末機（ユーザ）４か
らのデータ要求に対して必要な情報を提供する情報セン
タで、検索条件の登録・修正、情報の送受信等を管理す
る情報管理部１１、ユーザの所望する条件に合致した情
報のみを検索する検索部１２、情報提供者からの情報を
登録するホームページ管理部１３から構成される。３２
は情報センタ１に接続する電話網である。

【００１１】４は車両等に搭載され、情報センタ１から
必要な情報を取得する情報端末機で、無線（携帯）電話
局２１を介した電話網３２により情報を送受信する携帯
電話部４１、情報の送受信を制御する通信制御部４２、
人工衛星を利用して車両の位置を検出するＧＰＳ受信機
４３、車両の現在地・目的地等を管理する位置管理部４
４、車両の走行速度・距離を検出する走行パルス部４
５、車両の走行状態を検出する車両状態検出部４６、表
示部４８に描画するための画像変換と画像表示を制御す
る描画制御部４７、液晶表示素子及びその駆動回路等か
らなる表示部４８、案内のための音声を合成する音声合
成部４９、音声信号を増幅しスピーカ等から出力する音
声出力部５０、搭乗者の発した音声を電気信号に変換す
るマイクロフォン（マイク）等の音声入力部５１、マイ
ク（音声入力部５２）により入力した音声の特徴となる
波形から入力した音声を認識し情報処理部５３に出力す
る音声認識部５２、情報端末機４全体を制御する情報処
理部５３、操作指示を行う押釦スイッチ等からなる操作
部５４で構成される。

【００１２】図２は本発明の一実施の形態に係る情報提
供システムの各部の行う処理のフローチャートで、
（ａ）は情報センタ１側の処理、（ｂ）は情報端末機４
（ユーザ）側の処理である。図３は本発明の一実施の形
態に係る情報提供システムのメール送信処理のフローチ
ャートである。図４は本発明の一実施の形態に係る情報
提供システムにおける情報端末機４の画面表示図で、
（ａ）は情報センタ１から情報端末機４へ提供されたデ
ータの表示画面、（ｂ）は情報端末機４から情報センタ
１へ送信されるデータの入力操作画面である。以下、図
に従って説明する。尚、本実施の形態は、情報センタ１
側で予め登録されたユーザの所望する条件に合致した情
報を検索して提供すると共に、ユーザ側で提供された情
報に対して興味の有無、有益情報、不要情報等を評価し
て評価情報として情報センタ１側に送信（メール）し、
ユーザの所望する条件（検索条件）を修正し、情報提供
の有効性を増すものである。

【００１３】先ず、情報センタ１側の処理について説明
する。ステップＳ１１では、ユーザから情報提供の要求
を受信したか否かを判断して情報提供の要求を受信すれ
ばステップＳ１２に移り、情報提供の要求を受信しなけ
れば処理を終える。この処理は、情報提供側１から情報
端末機４側に一方的に情報を提供するのではなく、ユー
ザから携帯電話局２１を介して情報提供の要求があった
時にのみ情報を提供するための処理である。

【００１４】ステップＳ１２では、登録情報を検索して
ステップＳ１３に移る。つまり、ユーザ毎に所望する条
件に合致した情報のみを送信するために、予めユーザ
（ユーザＩＤ）毎に検索条件が情報センタ１に登録され
ており、このデータで新たに適切な検索条件を生成す
る。つまり、ユーザから送られてきた検索条件を、情報
センタに登録されているユーザ毎のデータにより解析し
て、より適切な検索条件を生成して情報検索を行う。例
えば、ユーザＡに対してドライブという条件に付して、
分野（レストラン情報、ショッピング情報、遊園地情
報、映画情報、旅行情報等）、地域（大阪地域、神戸地
域、京都地域等）のうち、レストランと神戸が登録され
ていれば、ユーザＡがドライブ情報を要求すると、神戸
のレストランの情報が検索されることとなる。

【００１５】ステップＳ１３では、提供すべき情報を検
索してステップＳ１４に移る。つまり、ユーザ毎に所望
する条件（検索条件）、つまりステップＳ１２で生成さ
れた条件に合致した情報を検索する。例えばユーザＡに
ついては、予め登録されている分野、地域に関する情報
に限定（例えば、神戸地域にあるレストラン情報に限
定）して検索する。また、ステップＳ１２で生成された
条件だけでなく、位置管理部４４、車両状態検出部４６
により運転者の行動を予測（設定されている目的地等か
ら）し、例えば、釣り場（天気、釣れ具合、渋滞等の情
報）、スキー場（積雪、宿舎、渋滞等の情報）、百貨店
（買物情報）等の位置データが入力されていると、その
目的及び位置に合致した情報を検索する。また、搭乗者
により随時入力された音声を音声認識部５２で認識し
て、例えば、「神戸の和食レストラン」と発声すれば該
当する店の名称、場所、メニュー、値段等の情報を検索
して出力する。

【００１６】ステップＳ１４では、ユーザの所望する条
件に合致した情報があるか否かを判断して所望する条件
に合致した情報があればステップＳ１５に移り、所望す
る条件に合致した情報がなければ処理を終える。また
は、所望する条件に合致した情報がなければ「該当する
情報はありません」等をユーザ側に送信するようにして
もよい。

【００１７】ステップＳ１５では、ユーザ側へ検索した
情報を送信してステップＳ１６に移る。つまり、情報セ
ンタ１内のホームページ管理部１３に登録されている情
報からユーザが所望する条件に合致した情報を検索して
携帯電話局を２１介してユーザ（情報端末機４）側に送
信する。

【００１８】ステップＳ１６では、ユーザから評価情報
を受信してステップＳ１７に移る。つまり、ユーザが提
供されたホームページ情報を見て判断した結果を評価情
報として受信する。評価情報には、提供した情報番号、
ユーザＩＤ等（氏名、住所、電話番号を含めてもよ
い）、施設に送信したメールの内容（来店希望、予約希
望）、情報の評価（有益情報、不要情報）等が含まれて
いる（図４（ｂ）参照）。

【００１９】ステップＳ１７では、検索条件を修正して
処理を終える。つまり、情報番号、ユーザＩＤを基にし
て、例えば、受信した情報番号の情報はユーザが情報を
見たので有益な情報と判断でき、また送信した情報番号
の受信がない場合はユーザの興味のない情報と見做すこ
とができ、これらの判断に基づき検索条件を修正する
（不要情報を外す検索条件とする）。また、ユーザが情
報を見て、来店希望、予約希望のメールを施設に送信し
たというデータや有益情報というデータを受信した場合
はユーザにとって有益な情報と判断して、今後もこの種
の情報を提供し、不要情報というデータを受信した場
合、その情報を検索結果から外すように情報管理部１１
に登録されている検索条件を修正する。

【００２０】続いて、ユーザ（情報端末機４）側の情報
処理部５３の行う処理について説明する。ステップＳ２
１では、情報センタ１に携帯電話局２１を介して情報提
供を要求してステップＳ２２に移る。これは、情報セン
タ１側とユーザ（情報端末機４）側を常時回線接続して
情報センタ１から情報の提供を受けると、通信費用が嵩
むのでユーザの必要とする時のみ回線を接続し、情報の
提供を受けるための処理である。

【００２１】ステップＳ２２では、情報センタ１から情
報を受信し、メモリに記憶してステップＳ２３に移る。
つまり、ユーザの情報提供アクセスに対して情報センタ
１側でユーザの所望する条件に合致した情報が検索さ
れ、その検索された情報を受信する。提供される情報が
多いことを想定して受信した情報は一旦情報処理部５３
内のメモリに記憶する。

【００２２】ステップＳ２３では、メモリに記憶してお
いた情報を表示部に表示してステップＳ２４に移る。つ
まり、ユーザが必要とする時に、メモリに記憶しておい
た情報を読み出して表示部４８の画面に図４（ａ）のご
とく表示する。

【００２３】ステップＳ２４では、受信した情報の評価
を入力してステップＳ２５に移る。図４（ａ）の画面を
見てユーザが「確認」キーを操作すれば見たい情報と評
価する。また、「次へ」キーや「戻る」キーを操作すれ
ば不要な情報と評価する。尚、「確認」キーが操作され
ると、表示部４８の画面に図４（ｂ）のごとく施設
（店）に電子メールを送信するための、また情報センタ
に送信する評価情報を入力するための入力操作画面が表
示される。

【００２４】ステップＳ２５では、ユーザの評価した評
価情報を情報センタ１へ送信して処理を終える。つま
り、ユーザにより選択された情報に対して、情報番号、
ユーザＩＤ、施設へのメール内容（来店希望、予約希
望、有益情報、不要情報等）が図４（ｂ）のような画面
に表示され、ユーザの評価入力に続いて「送信」キーの
操作により情報センタ１へ送信される。また、施設
（店）に対して、予約等のメールが送信される。尚、こ
の処理の詳細については後述する。この評価情報に基い
て各ユーザに対する検索条件が修正される。

【００２５】続いて、ユーザから施設（店）へのメール
の自動送信処理（発注プログラムによる）について図３
のフローチャートに従って説明する。ステップＳ３１で
は、送信データを入力してステップＳ３２に移る。つま
り、ユーザの選択した図４（ａ）のデータの表示画面に
対して、図４（ｂ）の入力操作画面が表示される。ここ
で、ユーザが「来店希望」を選択したとすると、これを
入力する。尚、「予約希望」が選択されると、図示しな
い日時、人数等の入力項目が設けられた「予約画面」が
表示される。

【００２６】ステップＳ３２では、送信操作がなされた
か否かを判断して送信操作がなされるとステップＳ３３
に移り、送信操作がなされなければステップＳ３６に移
る。この判断はユーザの送信キー（画面に表示された）
の操作状態に基づき行う。

【００２７】ステップＳ３３では、所定のアドレスにメ
ールを送信してステップＳ３４に移る。つまり、予め設
定されている情報センタ１のアドレスに携帯電話部４１
を介してメールを送信する。

【００２８】ステップＳ３４では、送信完了を表示して
ステップＳ３５に移る。つまり、情報センタ１にメール
の送信が完了したことを示す表示を行う。

【００２９】ステップＳ３５では、元の画面を表示して
処理を終える。つまり、受信した図４（ａ）の画面を表
示する。

【００３０】ステップＳ３６では、取消操作がなされた
か否かを判断して取消操作がなされるとメールの送信を
止めステップＳ３５に移り、取消操作がなされなければ
ステップＳ３１に戻って送信データの入力からやり直
す。この判断は図４（ｂ）のユーザの取消キー（画面に
表示された）の操作状態に基づき行う。

【００３１】以上のように本実施の形態では、ユーザに
対して予め設定された条件を満たす有益な情報のみを選
択して送信するので、無駄な情報提供がなくなり通信費
用が節約でき、ユーザが情報を取捨選択する必要もなく
なる。また、ユーザから送信される評価情報から提供し
た情報が有効に役立っているか否かも判断できる。さら
に、ユーザからの評価情報に基いて登録されている検索
条件を修正できるので提供する情報の有効性が向上す
る。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ユー
ザに対して有益な情報のみを提供できる情報提供システ
ムが提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る情報提供システム
の構成ブロック図である。

【図２】本発明の一実施の形態に係る情報提供システム
の各部の行う処理のフローチャートである。

【図３】本発明の一実施の形態に係る情報提供システム
のメール送信処理のフローチャートである。

【図４】本発明の一実施の形態に係る情報提供システム
における情報端末機４の画面表示図である。

【符号の説明】

１・・・・・情報センタ、 ４５・・・・走
行パルス部、１１・・・・情報管理部、 ４
６・・・・車両状態検出部、１２・・・・検索部、
４７・・・・描画制御部、１３・・・・ホ
ームページ管理部、 ４８・・・・表示部、２１・・
・・携帯電話局、 ４９・・・・音声合成
部、３２・・・・電話網、 ５０・・・
・音声出力部、４・・・・・情報端末機、
５１・・・・音声入力部、４１・・・・携帯電話機、
５２・・・・音声認識部、４２・・・・通信
制御部、 ５３・・・・情報処理部、４３・
・・・ＧＰＳ受信機、 ５４・・・・操作部、
４４・・・・位置管理部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 クライアント側からの情報要求に対して
   情報センタから該当する情報を提供する情報提供システ
   ムにおいて、 クライアントからの情報種別データから検索条件を作成
   する検索条件作成手段と、 前記検索条件作成手段により作成された検索条件で情報
   を検索する検索手段と、 前記検索手段により検索された情報を前記クライアント
   側に送信する送信手段を備えたことを特徴とする情報提
   供システム。
2. 【請求項２】 前記検索条件作成手段は、 情報種別データと検索条件との関係をユーザ毎に記憶す
   る条件記憶手段と、 情報種別と情報提供を行ったユーザの情報により検索条
   件を検索する条件検索手段とを備えたことを特徴とする
   請求項１記載の情報提供システム。
3. 【請求項３】 クライアント側からの施設情報要求に対
   して情報センタから該当する施設情報を提供する情報提
   供システムにおいて、 前記施設情報には、前記施設に要求するサービスを指定
   する指定プログラムと、該指定したサービスの情報を該
   施設に送信する発注プログラムが含まれていることを特
   徴とする情報提供システム。