JP2001290668A - フォールトトレラント計算機及びこれを用いた通信システム - Google Patents

フォールトトレラント計算機及びこれを用いた通信システム

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JP2001290668A
JP2001290668A JP2000102674A JP2000102674A JP2001290668A JP 2001290668 A JP2001290668 A JP 2001290668A JP 2000102674 A JP2000102674 A JP 2000102674A JP 2000102674 A JP2000102674 A JP 2000102674A JP 2001290668 A JP2001290668 A JP 2001290668A
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Mitsugi Nagoya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算機の処理を遅延させることなく、処理部
のダウンをいち早く検出し、かつ、処理を継続し得るフ
オールトトレラント計算機を提供すること。 【解決手段】 主処理部と、通常時に当該主処理部と同
―の処理を実行する補助処理部と、通信回線に接続され
た通信手段と、前記通信回線と前記主処理部又は前記補
助処理部のいずれか一方との間の接続切替を行う切替手
段とからなり、前記主処理部と補助処理部とはそれぞれ
が処理内容を監視し、前記切替手段は、前記主処理部ま
たは補助処理部からの監視結果により、前記接続切替を
行う。データ処理をしている一方の処理部が処理の途中
でダウンしても直ちに補助処理部が処理を継続すること
ができ、通信相手との間における一連の処理の中断を免
れることができるという効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォールトトレラ
ント計算機及びこれを用いた通信システムに関し、詳細
には、通信回線に接続されてデータの送受信およびデー
タ処理を実行するフォールトトレラント計算機及びこれ
を用いた通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関その他各産業分野で用いられる
データ処理および通信の現場では、データの送受信が行
なわれて間は所定の時間の間、無停止・連続処理が要求
される。特に周囲の状況が時々刻々と変化する場所で、
その変化するデータを取り入れながらコンピュータによ
るデータ処理を行なわなければならない場合は、上記コ
ンピュータが停止することにより所期の目的が達せられ
ないことがある。そこで、当該計算機の故障等による処
理の中断を回避すべく、いわゆるフオールトトレラント
計算機が提案されている。フォールトトレラント計算機
とは、計算機内でデータ処理を行なうの処理部を二重化
若しくは多重化し、メインの処理部(主処理部)でデー
タ処理を行なわせる一方、このメインの処理部と同一の
処理を他の処理部(補助処理部)に常時実行させてお
き、メインの処理部が仮にダウンした場合に、他の処理
部に処理の継承を行わせるシステムである。従つて、こ
のシステムによれば、所定の処理を現実に実行している
メインの処理部がダウンした場台でも、他の処理部によ
り直ちに処理が続行され、処理の中断を免れることがで
きる。
【0003】ここで、係るフォールトトレラント計算機
において、メインの処理部がダウンした場合に一連の処
理を滞り無く他の処理部に継承するために重要なこと
は、他の処理部が、メインの処理部がダウンしたことを
すばやく検出し、かつ、どの処理の途中でダウンしたか
を識別することにある。この点に関して、従来では、例
えば、ウォッチドッグタイマによる識別方法が提案され
ている。このウォチドッグタイマによる識別方法とは、
メインの処理部から一定のタイミングで他の計算機に信
号を供給させる方法であり、他の処理部は当該信号が供
給されている間はメインの処理部が正常に動作している
と認識し、当該信号が一定時間内に供給されなくなった
場合に、メインの処理部がダウンしたものとしてその処
理を継承するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、係るウォッチ
ドッグタイマを基準として識別すると、信号を供給する
間隔が問題となる。すなわち、信号を供給する間隔が短
いとそれだけメインの処理部のダウンを早く検出でき、
かつ、中断した処理の位置の特定も容易となるが、信号
を供給する処理等を頻繁に行うことになり、計算機が本
来行うべき処理が遅延することとなる。逆に、信号を供
給する間隔が長いと、計算機が本来行うべき処理が遅延
することはないが、メインの処理部のダウンの検出が遅
くなり、また、中断した処理の位置の特定も不正確とな
るため、処理の継承がうまく行かない場合がある。
【0005】また、ウォッチドッグタイマのための処理
は、計算機が本来行う処理とは非同期で実行されるた
め、中断した処理の位置の正確な特定がそもそも困難で
ある。
【0006】従って、本発明の目的は、計算機の本来の
処理を遅延させることなく、メインの処理部のダウンを
いち早く検出し、かつ、中断した処理の位置を正確に特
定し得るフォールトトレラント計算機を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、メイン動作としてのデータ処理を行なう
主処理部と、通常時に当該主処理部と同―の処理を同時
に実行する補助処理部と、通信回線に接続された通信手
段と、前記通信回線と前記主処理部又は前記補助処理部
のいずれか一方との間の接続切替を行う少なくても1以
上の切替手段とからなり、前記主処理部と補助処理部と
はそれぞれが処理内容を照合し、前記切替手段は、前記
主処理部または補助処理部の照合結果により、前記接続
切替を行うものであることを特徴とするフォールトトレ
ラント計算機を要旨とする。
【0008】このように、主処理部と補助処理部とはそ
れぞれが処理内容を監視し、前記切替手段は、前記主処
理部または補助処理部の照合結果により、前記接続切替
を行うから、データ処理をしている一方の処理部(通常
は主処理部)が処理の途中でダウンしても直ちに補助処
理部が処理を継続することができ、この結果、前記通信
相手との間における一連の処理の中断を免れることがで
きる。
【0009】本発明はまた、上記のようなフォールトト
レラント計算機を通信回線に接続し通信回線との間で送
受信されるデータを処理する一方で、複数のフォールト
トレラント計算機に接続され、これらのフォールトトレ
ラント計算機により受信されたデータを集計するデータ
収集手段を設け、このデータ収集手段の集計結果によ
り、所定の条件の下で通信回線からのデータの受信を拒
否することができるようにするとともに拒否したデータ
の発信元を追跡できる通信システムを要旨とする。
【0010】このように、本発明のフォールトトレラン
ト計算機が組み込まれた通信システムでは、前記フォー
ルトトレラント計算機の主処理部と補助処理部とがそれ
ぞれが、一方は主たるデータ処理を行ない、且つ他方は
同―の処理を同時に実行しつつ、データ収集手段が複数
のフォールトトレラント計算機による受信データを収集
して解析し、着信拒否指令を発することができるため、
通信回線を使った外部からの通信妨害に対して有効な対
策を行なうことができる。また、本発明は、上記のよう
に受信データを収集して解析し、着信拒否指令を発する
とともに、送受信記録を一定の期間記録し、異常送受信
を解明し、発信元を特定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1
は、本発明に係るフォールトトレラント計算機1の概略
構成を示すブロック図である。このフォールトトレラン
ト計算機Aは、通信対象との間の通信およびデータ処理
動作を無停止・連続的に処理するための装置である。こ
の実施の形態において、フォールトトレラント計算機A
は、主処理部である第1の処理部1と、補助処理部であ
る第2の処理部2と、通信対象と第1の処理部1又は第
2の処理部2のいずれか一方の間との処理部の切替を行
う切替部3と、第1の処理部1を通信回線4に接続する
第1の通信部5と、第2の処理部2を通信回線4に接続
する第2の通信部6と、第1の処理部1に接続されこの
第1の処理部1の処理動作により得られたデータを格納
する補助記憶手段としての第1のハードディスク7と、
第2の処理部2に接続されこの第2の処理部2の処理動
作により得られたデータを格納する補助記憶手段として
の第2のハードディスク7とを備える。通信対象には主
処理部1との間でデータの送受信を行う通信手段や処理
装置、或いは各種I/O (入出力装置)等、種々の機
器が含まれる。
【0012】第1の処理部1と第2の処理部2とは、バ
ス9により接続され、相互にデータの送受ができるよう
になっている。このバス9に対して、第1の処理部1及
び第2の処理部2は、それぞれデータの取り込み、送出
が自在であり、これらのデータを相互に共有することが
できる。従って、第2の処理部2は、第1の処理部1が
正常に動作している場合、バス9に送出されたデータに
基づいて、第1の処理部1が実行している処理を把握
し、いわば同時に同一の処理を実行することが可能とな
る。
【0013】通信対象の処理部は、切替部3を介して第
1の処理部1又は第2の処理部2からのデータを受けて
制御され、また、通信対象の処理動作により得られたデ
ータを第1の処理部1又は第2の処理部2へバス9を介
して送出する。
【0014】図2は、図1に示されたフォールトトレラ
ント計算機の構成をより詳細に表したブロック図であ
る。図2において、当該図の中心に引かれた線の左側が
第1の処理部1であり、右側が第2の処理部2である。
図2中、11は第1の処理部におけるデータ処理を実行
する第1の信号処理部、12は第1の信号処理部11に
より受信したデータの加工を行なう各種プログラムとし
ての第1のアプリケーションソフトウェア、13は第1
の信号処理部22における処理結果を第1のアプリケー
ションソフトウェア12の処理結果と比較する第1の比
較部、14は第1の信号処理部11が正常に動作してい
るか否かを監視し、異常を検出する第1の異常検出部、
15は第1の処理部1におけるハードウェアの異常を検
出する第1のハードウェア異常検出部、16は第1の信
号処理部11、アプリケーションソフトウェア12、第
1の比較部13および各異常検出部14、15における
監視動作を制御する第1の監視制御部である。
【0015】また、21は第2の処理部におけるデータ
処理を実行する第2の信号処理部、22は第2の信号処
理部21により受信したデータの加工を行なう各種プロ
グラムとしての第2のアプリケーションソフトウェア、
23は第1の信号処理部11における処理内容を第2の
アプリケーションソフトウェア22の処理結果と比較す
る第2の比較部、24は第1の信号処理部21が正常に
動作しているか否かを監視し、異常を検出する第1の異
常検出部、25は第2の処理部2におけるハードウェア
の異常を検出する第2のハードウェア異常検出部、26
は第2の信号処理部21、第アプリケーションソフトウ
ェア22、第2の比較部23および各異常検出部24、
25における監視動作を制御する第2の監視制御部であ
る。さらに、この実施の形態に係るフォールトトレラン
ト計算機は、第1の処理部1に電力を供給する第1の電
源部18と、第2の処理部1に電力を供給する第2の電
源部28と、第1の電源部18の出力を監視する第1の
電源監視部19と、第2の電源部28の出力を監視する
第2の電源監視部29とを備えている。
【0016】また27は図1の上記切替部3における第
1の処理部1側の切り替え動作を制御する第1の切替制
御部であり、27は上記切替部3における第2の処理部
2側の切り替え動作を制御する第2の切替制御部であ
る。これら第1の切替制御部27および第2の切替制御
部27は切替部3に組み込まれて切替動作を制御する。
この回路構成において、第1の監視制御部16は第1の
アプリケーションソフトウェア12のみならず第2のア
プリケーションソフトウェア22にも接続され、第2の
処理部2側における処理動作についても監視できるよう
になっている。また、第2の監視制御部26は第2のア
プリケーションソフトウェア22のみならず第1のアプ
リケーションソフトウェア12にも接続され、第1の処
理部1側における処理動作についても監視できるように
なっている。
【0017】かかる構成において、通信回線4からのデ
ータ(コマンドデータ或いは処理データ両方を含む)受
信があると、この受信データは第1の処理部1および第
2の処理部2の両方に受信される。そして第1の処理部
1は上記受信データに基づき送受信処理を実行する。一
方第2の処理部2は第1の処理部とは同時に受信した受
信データに基づき補助処理部としての受信処理を実行す
る。したがって、第1の処理部1と第2の処理部2と
は、処理が正常に実行されている限りにおいては、互い
に独立して、並列的にデータ処理を実行する。処理部1
側が主処理動作をする場合、この処理動作の間におい
て、第2の比較部23は第1の信号処理部11および第
1のアプリケーションソフトウェア12が正常に動作し
ているかを処理部2の結果と比較する。第1の異常検出
部14は第1の信号処理部11が正しく動作しているか
否かを検出する。また第1のハードウェア異常検出部1
5は第1の処理部1におけるハードウェアに異常がない
かを検出している。また、第1の比較部13は第2の信
号処理部21および第2のアプリケーションソフトウェ
ア22が正常に動作していを処理部2の結果と比較す
る。第2の異常検出部24は第2の信号処理部21が正
しく動作しているか否かを検出する。また第2のハード
ウェア異常検出部25は第2の処理部2におけるハード
ウェアに異常がないかを検出している。
【0018】第1の電源監視部19は、第1の処理部1
用の電源部19の全ての出力電圧を監視し、異常があっ
た場合、第2の切替制御部27に切替信号を与えると同
時に第1の切替制御部17の動作を無効とする禁止信号
を与える。第2の電源監視部29は、第2の処理部2用
の電源部29の全ての出力電圧を監視し、異常があった
場合、第1の切替制御部17に切替信号を与えると同時
に第2の切替制御部27の動作を無効とする禁止信号を
与える。
【0019】そして、第1の監視制御部16および第2
の監視制御部26はいずれも第1及び第2の処理部1、
2におけるアプリケーションソフトウェアを含めて全て
が正しく実行されているかを監視制御する。第1の切替
制御部17および第2の切替制御部27は、各々のシス
テムの動作状態、警報等を表示ランプおよび接点で外部
出力する。
【0020】そして、データ処理の最中に、主処理部と
してのデータ処理を実行していた第1の処理部1がダウ
ンすると、第1の監視制御部16がこのダウンを検出し
て第1の切替制御部27に伝えるべくEJECT信号を
送出する。この第1の処理部1のダウンは第2の監視制
御部26へも伝達され、この第2の監視制御部26によ
って第2の処理部2側のハードウェアおよびアプリケー
ションソフトウェア22のチェックがなされる。その一
方で、切替部3の第2の切替制御部27からは第2の監
視制御部26に対して選択信号が出力される。第2の監
視制御部26はこの選択信号に対して、先の第2の処理
部2側におけるハードウェアおよびアプリケーションソ
フトウェア22のチェックの結果異常がなければ応答信
号を返送し、第2の処理部2による継続処理が実行され
る。
【0021】図3は、図1に示すようなフォールトトレ
ラント計算機を複数台(図では3台)、通信回線に接続
するとともに、これらのフォールトトレラント計算機と
専用の通信回線51、52を経由して受信データを収集
する手段としてのデータ処理装置を接続して構成された
通信システムを示す図である。図3において、A、B、
Cはそれぞれフォールトトレラント計算機であり、いず
れも図1および図2に示されたフォールトトレラント計
算機と基本的に同様の構成を有している。また、これら
のフォールトトレラント計算機A〜Cは通信回線4に接
続され、通信回線4からデータを受信して処理を行なう
ようになっており、通信回線51、52を通して通信回
線4の状態に関わりなくフォールトトレラント計算機A
〜Cとデータ処理装置30とが通信できる。
【0022】また、これらのフォールトトレラント計算
機A〜Cにはデータ処理装置30が接続されている。こ
のデータ処理装置30はフォールトトレラント計算機A
〜Cにより受信された受信データを収集し解析しリモー
ト制御を行なえる。
【0023】図4は上記通信システムを構成するい当た
ってのフォールトトレラント計算機(Aを代表させる)
と、データ処理装置30との接続構成を表すブロック図
である。図4において、フォールトトレラント計算機A
は第1および第2の通信部5、6に改良が施され、これ
らの通信部5、6として第1および第2のインテリジェ
ント通信処理部31、32が設けられている。
【0024】そして、これら第1および第2のインテリ
ジェント通信処理部31、32にはそれぞれ、第1およ
び第2の発信元アドレス格納部33、34と、第1およ
び第2の着信拒否データベース35、36が設けられて
いる。またフォールトトレラント計算機Aには通信処理
および着信拒否動作を行なうための第1および第2のア
プリケーションデータ処理部37、38が設けられてい
る。なお、上記第1のインテリジェント通信処理部3
1、第1の発信元アドレス格納部33、第1の着信拒否
データベース35、第1のアプリケーションデータ処理
部37はフォールトトレラント計算機A内における第1
の処理部1に対応し、上記第2のインテリジェント通信
処理部32、第2の発信元アドレス格納部34、第2の
着信拒否データベース36、第2のアプリケーションデ
ータ処理部38はフォールトトレラント計算機A内にお
ける第2の処理部2に対応するものである。第1および
第2の発信元アドレス格納部33、34には着信データ
の発信元のアドレスが格納される。
【0025】データ処理装置30は着信データの発信元
情報に基づき着信ログを作成する着信ログ作成部41
と、作成された着信ログデータを蓄積するデータベース
42と、データベース42の情報を基に着信データの統
計をとる着信データ統計部43と、データベース42の
情報を基に異常着信データのサンプルを抽出する異常着
信データサンプル抽出部44と、異常データサンプルの
ログをとる異常データサンプルログ作成部45と、異常
データの閾値を保持する閾値保持部46と、着信データ
統計部で得られたデータと閾値保持部46からの異常デ
ータの閾値とを比較解析する比較論理部47と、着信拒
否のデータベースを作成する着信拒否データベース作成
部48と、着信拒否データベース作成部48に対して着
信拒否の設定入力を行なう着信拒否先設定入力部49
と、異常なデータ送信を行なう発信元に対して、特定の
符号情報で発信元に問い合わせ制御を行なう問合わせ通
信処理部50とを有してなる。問合わせ通信処理部50
は、問い合わせ動作を行なうために専用の通信回線10
に接続されている。
【0026】フォールトトレラント計算機Aの第1およ
び第2のインテリジェント通信処理部31、32に設け
られた発信元アドレス格納部33、34はデータ処理装
置30の着信ログ作成部41に接続され、通信回線4か
らの着信があったときはその着信データの発信もとのア
ドレスを着信ログ作成部へ41送付するようになってい
る。また、同じく上記第1および第2のインテリジェン
ト通信処理部31、32に設けられた着信拒否データベ
ース35、36はデータ処理装置30の着信拒否データ
ベース作成部48に接続され、データ処理装置30で作
成された着信拒否データを受け取るようになっている。
【0027】かかる構成において、通常の通信動作にお
いては、通信回線4からのデータ受信があると、この受
信データはフォールトトレラント計算機Aに取り込まれ
第1の処理部1および第2の処理部2の両方に受信され
る。そして第1の処理部1は上記受信データに基づき主
処理部としてのデータ処理を実行する。一方第2の処理
部2は第1の処理部とは独立に受信した受信データに基
づき補助処理部としてのデータ処理を実行する。この間
データ処理装置30は、フォールトトレラント計算機A
の発信元アドレス格納部33、34から着信データの発
信元のアドレス情報を受け取り着信ログ作成部41に入
力する。着信ログ作成部41は、着信の度毎に、発信元
アドレスから着信ログを作成しデータベース42へ送付
することによりデータベース42にはこのフォールトト
レラント計算機Aがデータ通信を行なっている相手先情
報が蓄積される。通常のデータ通信動作では、データベ
ース42へのデータの入力はゆるやかであり一定の時間
または期間でみると、適切な状況でデータベースが蓄積
されていく。したがって着信データベース統計部43で
得られる結果も通常の範囲内であり、比較論理部47に
おいて分析された結果も予測の範囲内に納まる。
【0028】ところが、例えば通信の妨害、或いはフォ
ールトトレラント計算機A〜Cの処理動作の妨害を狙っ
て一度に大量の通信データが送られたり、或いはアクセ
スが起こると、フォールトトレラント計算機A〜Cには
大量の発信元アドレスが到着する。データ処理装置30
の着信ログ作成部41は、フォールトトレラント計算機
A〜Cからの発信元アドレスを受け取るとデータベース
42に蓄積し、この大量の発信元アドレスは着信データ
ベース統計部43によって統計が取られる。比較論理部
47は着信データベース統計部43からの統計結果と閾
値保持部46からの異常データベースの閾値との比較論
理演算により着信が異常であることを分析し、着信拒否
データベース48へ分析結果を送付する。そして、着信
拒否データベース48からはフォールトトレラント計算
機A〜Cの着信拒否データベース35へ着信拒否データ
が送付され、各フォールトトレラント計算機は通信の相
手先に対して着信拒否の処理を行なう。
【0029】一方、異常な情報の発信を繰り返す発信元
に対しては、問合わせ通信処理部50から特定の符号を
専用の問合わせ通信回線10を通して送信し、発信元の
アドレス等が正しいかどうかの確認を問合わせ通信処理
部50から行なう。この場合、符号及び発信回数は任意
に設定可能であるが、相手方の発信回数を最大値とす
る。
【0030】このような動作により、仮にフォールトト
レラント計算機A〜Cが通信妨害者(いわゆるハッカ
ー)により占領されようとしても、データ処理装置30
により迅速な対応措置をとることができ、通信システム
がハッカーにより占領されることはない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主処理部と、通常時に当該主処理部と同―の処理を実行
する補助処理部と、通信回線に接続された通信手段と、
前記通信回線と前記主処理部又は前記補助処理部のいず
れか一方との間の接続切替を行う切替手段とからなり、
前記主処理部と補助処理部とはそれぞれが処理内容を監
視し、前記切替手段は、前記主処理部または補助処理部
からの監視結果により、前記接続切替を行うようにした
ため、データ処理をしている一方の処理部(通常は主処
理部)が処理の途中でダウンしても直ちに補助処理部が
処理を継続することができ、この結果、前記通信相手と
の間における一連の処理の中断を免れることができると
いう効果が得られる。
【0032】本発明はまた、上記のようなフォールトト
レラント計算機を通信回線に接続し通信回線との間で送
受信されるデータを処理する一方で、複数のフォールト
トレラント計算機に接続され、これらのフォールトトレ
ラント計算機により受信されたデータを集計するデータ
収集手段を設け、このデータ収集手段の集計結果によ
り、所定の条件の下で通信回線からのデータの受信を拒
否することができるようにした通信システムを構成した
から、フォールトトレラント計算機による受信データを
収集して解析し、着信拒否指令を発することができるた
め、通信回線を使った外部からの通信妨害に対して有効
な対策を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォールトトレラント計算機の一
実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】前記実施の形態に係るフォールトトレラント計
算機の構成をより詳細に表しブロック図である。
【図3】図1に示すようなフォールトトレラント計算機
を複数台、通信回線に接続するとともに、これらのフォ
ールトトレラント計算機に受信データを収集するデータ
収集手段としてのデータ処理装置を接続して構成された
通信システムを示す図である。
【図4】図に示された通信システムを構成するに当たっ
てのフォールトトレラント計算機と、データ処理装置と
の接続構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
1 第1の処理部(主処理部) 2 第2の処理部(補助処理部) 3 切替部 4 通信回線 5、6 通信部 7、8 ハードディスク(記憶手段) 11、21 信号処理部 12、22 アプリケーションソフトウェア 13、23 比較部 14、24 異常検出部 15、25 ハードウェア異常検出部 16、26 監視制御部 17、27 切替制御部 18、28 電源部 19、29 電源監視部 30 データ処理装置 31、32インテリジェント通信処理部 33、34 発信元アドレス格納部 35、36 着信拒否データベース 37、38 アプリケーションデータ処理部 41 着信ログ作成部 42 データベース 43 着信データ統計部 44 異常着信データサンプル抽出部 45 異常データサンプルログ作成部 46 閾値保持部 47 比較論理部 48 着信拒否データベース作成部 49 着信拒否先設定入力部 50 問合わせ通信処理部 51、52 専用通信回線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月10日(2000.4.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メイン動作としてのデータ処理を行なう
    主処理部と、通常時に当該主処理部と同―の処理を実行
    する補助処理部と、主処理部および補助処理部を接続し
    てデータの送受を行なう通信回線と前記主処理部又は前
    記補助処理部のいずれか一方との間の処理の切り替えを
    行う切替手段とを備えたフォールトトレラント計算機。
  2. 【請求項2】 主処理部および補助処理部には自己にお
    ける処理内容および他方における処理内容を監視し、制
    御する手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のフォールトトレラント計算機。
  3. 【請求項3】 監視制御手段は主処理部および補助処理
    部におけるハードウェアの正常、異常、およびソフトウ
    ェアの正常、異常のうち少なくともいずれか一方を監視
    制御することを特徴とする請求項1または2記載のフォ
    ールトトレラント計算機。
  4. 【請求項4】 監視制御手段は主処理部および補助処理
    部におけるハードウェア、ソフトウェアおよび通信回線
    のすべての正常、異常を監視制御することを特徴とする
    請求項1または2記載のフォールトトレラント計算機。
  5. 【請求項5】 切替手段は、監視制御手段において異常
    が検出されたときに直ちにデータ処理する処理部を主処
    理部から補助処理部へ切り替えることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載のフォールトトレラント計
    算機。
  6. 【請求項6】 補助処理部の監視制御手段は、主処理部
    における異常が検出されたとき、自己の処理部のハード
    ウェアおよびソフトウェアの異常監視をチェックするこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフォ
    ールトトレラント計算機。
  7. 【請求項7】 複数の主処理部、及び複数の処理対象及
    びこれら複数の処理対象のそれぞれに接続された複数の
    通信素子の組に対して少なくても1つの補助処理部が設
    けられていることを特徴とする請求項4記載のフォール
    トトレラント計算機。
  8. 【請求項8】 メイン動作としてのデータ処理を行なう
    主処理部と、通常時に当該主処理部と同―の処理を実行
    する補助処理部と、主処理部および補助処理部に接続さ
    れてデータの送受を行なう通信回線と前記主処理部又は
    前記補助処理部のいずれか一方との間の処理の切り替え
    を行う切替手段とを備えたフォールトトレラント計算機
    と、このフォールトトレラント計算機における通信相手
    先情報を収集して分析するデータ処理手段とを備えた通
    信システム。
  9. 【請求項9】 フォールトトレラント計算機は複数台接
    続され、これら複数台のフォールトトレラント計算機に
    対して1台のデータ処理装置が接続されていることを特
    徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 フォールトトレラント計算機は、デー
    タ処理装置との間でデータの送受信を行なう専用の通信
    処理手段を備えていることを特徴とする請求項8または
    9記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 フォールトトレラント計算機は、デー
    タ処理装置との間でデータの送受信を行なう通信処理手
    段を主処理部および補助処理部にそれぞれ備えているこ
    とを特徴とする請求項10記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 フォールトトレラント計算機の通信処
    理手段は、着信データの発信元のデータを格納する発信
    元情報格納手段と、データの発信元に対して着信拒否の
    データを格納する着信拒否データ格納または入力する手
    段とを有することを特徴とする請求項11記載の通信シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 フォールトトレラント計算機の発信元
    情報格納手段に格納される発信元情報は、発信元のアド
    レスであることを特徴とする請求項12記載の通信シス
    テム。
  14. 【請求項14】 データ処理装置は、着信データの発信
    元情報に基づき着信ログを作成する着信ログ作成手段
    と、作成された着信ログを蓄積する蓄積手段と、着信ロ
    グ情報を基に着信データの統計をとる着信データ統計手
    段と、異常データの閾値を保持する閾値保持手段と、着
    信データ統計部で得られたデータと閾値保持手段からの
    異常データの閾値とを比較解析する解析手段と、着信拒
    否のデータベースを作成する着信拒否データベース作成
    手段とを備えていることを特徴とする請求項8乃至13
    のいずれかに記載の通信システム。
  15. 【請求項15】 データ処理装置の着信ログ作成手段
    は、フォールトトレラント計算機の発信元情報格納手段
    に接続され、発信元情報を収集することを特徴とする請
    求項13記載の通信システム。
  16. 【請求項16】 データ処理装置の着信拒否データベー
    ス作成手段は、フォールトトレラント計算機の着信拒否
    データ格納手段に接続され、この着信拒否データ格納手
    段に着信拒否のデータを送付することにより、フォール
    トトレラント計算機の通信処理手段が通信相手先に対し
    て着信拒否を行なうことを特徴とする請求項15記載の
    通信システム。
  17. 【請求項17】 検出された異常な発信元に対し、特定
    の符号情報を発信元送付し問い合わせを行なう問い合わ
    せ通信処理手段を有することを特徴とする請求項14記
    載の通信システム。
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