JP2001290430A - 銘板の取り付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で銘板の取り外しが容易に行える
銘板取り付け構造を提供すること。 【解決手段】 フレーム１に銘板取り付け部２を設け、
銘板取り付け部２には銘板３を挟持する溝４と、銘板３
の背面に対向する部分には垂直部５とを形成すると共
に、垂直部５の一部に斜面６を形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、箱体等のフレームに取
り付ける銘板の取り付け構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術における銘板取り付け構造は、
図４〜図５に示すように、箱体等のフレーム２１に銘板
取り付け部２２を設け、銘板取り付け部２２には銘板２
３の板厚よりわずかに広い溝２４が形成されていた。銘
板２３を取り付けるには、銘板取り付け部２２の溝２４
の銘板２３をスライドさせてはめ込んでいた。また、フ
レーム２１の銘板取り付け部２２の背面に当たる部分に
は、貫通穴２５を設けていた。銘板２３を取り外す場
合、銘板２３を少し持ち上げ、溝２４からはずせる位置
に持ってきて、ペンやドライバー等の棒状のもの２６を
貫通穴２５を通して内側から押し出し抜き取っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
における銘板の取り付け構造では、銘板２３を取り外す
ときにペンやドライバー等の棒状のもの２６が必要とな
り、作業が面倒なものとなっていた。また機器を載置し
た後は高いところに設けられた銘板取り付け部２２から
銘板２３を外すのは困難な作業となっていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで本発明は、簡単な
構造で銘板の取り外しが容易に行える銘板取り付け構造
を提供することを目的とし、その構造は、フレームに銘
板取り付け部を設け、銘板取り付け部には銘板を挟持す
る溝と、銘板の背面に対向する部分には垂直部とを形成
すると共に、垂直部の一部に斜面を形成したことであ
る。

【０００５】また、銘板取り付け部の斜面の適宜箇所に
突起を設けたことである。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明に係る銘板取り付け構造
は、フレームに設けられた銘板取り付け部に形成された
斜面に銘板を当接させてスライドさせる。銘板を起こ
し、銘板取り付け部の垂直部に当接させ、溝にはめ込ん
で挟持させる。

【０００７】

【実施例】本発明に係る銘板取り付け構造の実施例を図
１の添付図面に基づいて説明する。

【０００８】箱体等のフレーム１に取り付けられる銘板
の取り付け構造は、フレーム１に銘板取り付け部２を設
け、銘板取り付け部２には銘板３を内挿して挟持する溝
４と、銘板３の背面に対向する部分には垂直部５とを形
成すると共に、垂直部５の一部に斜面６を形成する。

【０００９】フレーム１に設けられた銘板取り付け部２
に形成された斜面６に銘板３を当接させてスライドさせ
る。銘板３を起こし、銘板取り付け部２の垂直部５に当
接させ、溝４にはめ込んで挟持させる。

【００１０】図２は本発明に係る銘板の取り付け構造の
第二実施例を示すが、箱体等のフレーム７に取り付けら
れる銘板の取り付け構造は、フレーム７に銘板取り付け
部８を設け、銘板取り付け部８には銘板９を内挿して挟
持する溝１０と、銘板９の背面に対向する部分には垂直
部１１とを形成すると共に、垂直部１１の一部に斜面１
２を形成する。斜面１２には突起１３を設け、銘板９を
スライドさせるときの摩擦面を少なくし、銘板９がより
なめらかに動くようにする。

【００１１】また、本発明に係る銘板の取り付け構造
は、上記実施例に示した形状に限定されるものではな
く、図３に示すように、銘板１４を内挿して挟持させる
溝１５の上端部１６を円形に形成し、銘板１４を垂直部
１７から斜面１８に当接させるために倒すときによりな
めらかに動くようにしても良く、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲において適宜変更可能である。

【００１２】

【発明の効果】本発明に係る銘板の取り付け構造は、フ
レームに銘板取り付け部を設け、銘板取り付け部には銘
板を挟持する溝と、銘板の背面に対向する部分には垂直
部とを形成すると共に、垂直部の一部に斜面を形成する
ため、銘板を取り外す際に、道具を必要とせず、簡単に
行える。また、機器を取り付けた後でも銘板の取り外し
がラックの外側で行うことができる。

【００１３】また、銘板取り付け部の斜面の適宜箇所に
突起を設けたため、銘板の取り付け取り外しが滑らかに
行うことができ、作業性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る銘板取り付け構造の実施例を示す
断面図である。

【図２】本発明に係る銘板取り付け構造の第二実施例を
示す断面図である。

【図３】本発明に係る銘板取り付け構造の第三実施例を
示す断面図である。

【図４】従来技術における銘板取り付け構造を示す説明
図である。

【図５】従来技術における銘板取り付け構造を示す断面
図である。

【符号の説明】 １ フレーム ２ 銘板取り付け部 ３ 銘板 ４ 溝 ５ 垂直部 ６ 斜面 ７ フレーム ８ 銘板取り付け部 ９ 銘板 １０ 溝 １１ 垂直部 １２ 斜面 １３ 突起 １４ 銘板 １５ 溝 １６ 上端部 １７ 垂直部 １８ 斜面

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 箱体等のフレームに取り付ける銘板の取
   り付け構造であって、前記フレームに銘板取り付け部を
   設け、該銘板取り付け部には前記銘板を内挿して挟持す
   る溝と、前記銘板の背面に対向する部分には垂直部とを
   形成すると共に、該垂直部の一部に斜面を形成したこと
   を特徴とする銘板の取り付け構造。
2. 【請求項２】 前記銘板取り付け部の斜面の適宜箇所に
   突起を設けたことを特徴とする請求項１に記載の銘板の
   取り付け構造。