JP3059043U - カセットテープスタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、カセットテープスタンドに関する
もので、前面部の縦、横の寸法が他のカセットテープと
異なるもの、また、側面部の縦、横の寸法が他のカセッ
トテープと異なるものを、他のカセットテープと一緒に
カセットテープスタンドに収容することができるカセッ
トテープスタンドを得ることを目的とするものである。 【構成】 前端に係止壁２を突設し、この係止壁２の下
端部から水平部３を設け、この水平部３の端部から斜上
方に傾斜壁４を設け、この傾斜壁４の上端部から斜下方
に傾斜壁５を設け、この傾斜壁５の端部から上方に向っ
て後部係止壁６を突設したカセットテープ支持台１に、
左右の側壁７および縦仕切壁８を固着し、また、この縦
仕切壁８の前後に切欠溝９を設け、そして、後部の切欠
溝９に、補助縦仕切壁１０を横方向に移動自在に取り付
けた横仕切壁１１を嵌挿し、また、前部の切欠溝９に、
横仕切壁１１を嵌挿したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、寸法の異なる大小各種のカセットテープを収容できるカセットテー プスタンドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のカセットテープスタンドは、前面部の縦、横の寸法、側面部の縦、横の 寸法が同じカセットテープ同志を収容したものである。従って、前面部の縦、横 の寸法が他のカセットテープと異なるもの、また、側面部に縦、横の寸法が他の カセットテープと異なるものは、他のカセットテープと一緒にカセットテープス タンドに収容することができず、使用上きわめて不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来のカセットテープスタンドの欠点を解決したもので、前面部の 縦、横の寸法、側面部の縦、横の寸法が同じカセットテープ同志を収容できるだ けでなく、前面部の縦、横の寸法が他のカセットテープと異なるもの、また、側 面部に縦、横の寸法が他のカセットテープと異なるものも、他のカセットテープ と一緒にカセットテープスタンドに収容することができるカセットテープスタン ドを得ることを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

これを達成する手段として、本考案は、前端に係止壁２を突設し、この係止壁 ２の下端部から水平部３を設け、この水平部３の端部から斜上方に傾斜壁４を設 け、この傾斜壁４の上端部から斜下方に傾斜壁５を設け、この傾斜壁５の端部か ら上方に向って後部係止壁６を突設したカセットテープ支持台１に、左右の側壁 ７および縦仕切壁８を固着し、また、この縦仕切壁８の前後に切欠溝９を設け、 そして、後部の切欠溝９に、補助縦仕切壁１０を横方向に移動自在に取り付けた 横仕切壁１１を嵌挿し、また、前部の切欠溝９に、横仕切壁１１を嵌挿したもの である。

【０００５】

【実施例】

本考案の構成を図面に示す実施例によって説明する。１はカセットテープ支持 台であって、前端に係止壁２を突設し、この係止壁２の下端部から水平部３を設 け、この水平部３の端部から斜上方に傾斜壁４を設け、この傾斜壁４の上端部か ら斜下方に傾斜壁５を設け、この傾斜壁５の端部から上方に向って後部係止壁６ を突設する。また、カセットテープ支持台１の左右に側壁７を固着し、また、カ セットテープ支持台１の傾斜壁５上に縦仕切壁８、８を固着する。また、この縦 仕切壁８、８の前後に切欠溝９、９を設ける。また、切欠溝９を設けた補助縦仕 切壁１０を横方向に移動自在に取り付けた横仕切壁１１を、縦仕切壁８、８に設 けた後部の切欠溝９に嵌入し、また、補助縦仕切壁１０を取り付けてない他の横 仕切壁１１を、縦仕切壁８、８に設けた前部の切欠溝９、および補助縦仕切壁１ ０に設けた切欠溝９に嵌挿する。

【０００６】 補助縦仕切壁１０に案内部１２を取り付け、この案内部１２の案内溝１３に設 けた凹溝１４に、横仕切壁１１に設けた突設部１５を嵌合し、補助縦仕切壁１０ を横仕切壁１１に沿って移動自在にする。

【０００７】 また、縦仕切壁８の切欠溝９に横仕切壁１１を嵌挿した場合、横仕切壁１１の 両端部を安定させるため、カセットテープ支持台１の左右側壁７の内壁部に突起 部１６を突設し、突起部１６と突起部１６との間に形成された溝部１７に横仕切 壁１１の両端部を嵌挿する。なお、図示を省略したが、突起部１６に傾斜部を設 け、この傾斜部に案内されてカセットテープ１８が挿入し易いようにする。

【０００８】 ２０は左右に提手１９を取着した台座であって、カセットテープスタンドをこ の台座２０上に載置する。そして、台座２０の左右側壁２１に設けた取付孔２２ と、カセットテープスタンドの裏面部に設けた取付孔２３に連結棒２４を挿通し 、且つこの連結棒２４の他端にナット２５を螺着して台座２０上にカセットテー プスタンドを固定する（図９参照）。かくすることによって、台座２０の提手１ ９を持ってカセットテープスタンドを所要の場所に運ぶことができる。

【０００９】 次に、本考案の作用について説明する。前面部の縦、横の寸法、側面部の縦、 横の寸法が同じカセットテープ同志を収容する場合は、まず、横仕切壁１１、１ １を縦仕切壁８、８から取りはずし、そして、縦仕切壁８と縦仕切壁８との間、 および縦仕切壁８と左側壁７との間、縦仕切壁８と右側壁７との間にカセットテ ープ１８を収容する（図１０参照）。

【００１０】 次に、前面部の縦、横の寸法、および側面部の縦、横の寸法が他のカセットテ ープと異なるカセットテープを収容する場合は、まず、補助縦仕切壁１０を取り 付けてない横仕切壁１１を縦仕切壁８、８および補助縦仕切壁１０から取りはず し、そして、前面部の縦、横の寸法、側面部の縦、横の寸法が同じカセットテー プ同志を縦仕切壁８と縦仕切壁８との間、縦仕切壁８と右側壁７との間に収容し 、前面部の縦、横の寸法、および側面部の縦、横の寸法が他のカセットテープと 異なるカセットテープ類は、縦仕切壁８と左側壁７との間に収容する。そして、 さらに、補助縦仕切壁１０を移動してカセットテープ類を押圧し、カセットテー プ類を整然と収容する（図１１参照）。

【００１１】 次に、前面部の縦、横の寸法および側面部の縦、横の寸法が他のカセットテー プ類に比べ短小な場合は、この短小なカセットテープ類の背部を、横仕切壁１１ に支承させることにより、整然と収容することができる（図１２参照）。

【００１２】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案のカセットテープスタンドは、前面部の縦、横の寸 法、側面部の縦、横の寸法が同じカセットテープ同志を収容できるだけでなく、 前面部の縦、横の寸法が他のカセットテープと異なるもの、また、側面部の縦、 横の寸法が他のカセットテープと異なるものも、他のカセットテープと一緒にカ セットテープスタンドに収容することができる。

【００１３】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案カセットテープスタンドの正面図。

【図２】本考案カセットテープスタンドの平面図。

【図３】本考案カセットテープスタンドの側面図。

【図４】補助縦仕切壁の側面図。

【図５】横仕切壁に補助縦仕切壁を取り付けた正面図。

【図６】台座の正面図。

【図７】台座の側面図。

【図８】連結棒の正面図。

【図９】台座上にカセットテープスタンドを固定した正
面図。

【図１０】カセットテープの収容状態を示す平面図。

【図１１】カセットテープの収容状態を示す平面図。

【図１２】カセットテープの収容状態を示す平面図。

【符号の説明】

１ カセットテープ支持台 ２ 係止壁 ３ 水平部 ４ 傾斜壁 ５ 傾斜壁 ６ 後部係止壁 ７ 側壁 ８ 縦仕切壁 ９ 切欠溝 １０ 補助縦仕切壁 １１ 横仕切壁 １２ 案内部 １３ 案内溝 １４ 凹溝

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前端に係止壁を突設し、この係止壁の下
   端部から水平部を設け、この水平部の端部から斜上方に
   傾斜壁を設け、この傾斜壁の上端部から斜下方に傾斜壁
   を設け、この傾斜壁の端部から上方に向って後部係止壁
   を突設したカセットテープ支持台に、左右の側壁および
   縦仕切壁を固着し、また、この縦仕切壁の前後に切欠溝
   を設け、そして、後部の切欠溝に、補助縦仕切壁を横方
   向に移動自在に取り付けた横仕切壁を嵌挿し、また、前
   部の切欠溝に、横仕切壁を嵌挿したことを特徴とするカ
   セットテープスタンド。
2. 【請求項２】 補助縦仕切壁に案内部を設け、案内部の
   案内溝に設けた凹溝に、横仕切壁に設けた突設部を嵌合
   し、補助縦仕切壁を横仕切壁に沿って移動自在にしたこ
   とを特徴とする請求項１記載のカセットテープスタン
   ド。
3. 【請求項３】 左右に提手を取着した台座の両側壁に設
   けた取付孔と、カセットテープスタンドの裏面部に設け
   た取付孔に連結棒を挿通し、カセットテープスタンドを
   台座上に固定したことを特徴とする請求項１記載のカセ
   ットテープスタンド。