JP2001289786A - Dnaチップ読み取り装置 - Google Patents
Dnaチップ読み取り装置Info
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Abstract
み取り装置を提供する。 【解決手段】 励起用光源12からの光は、光導波路1
3を伝搬する。電極15、16に電圧が印加されない場
合は、TEモード光がそのまま通過し、電圧を印加する
とTEモード光がTMモード光に変換される。導波路1
3を通った光は、導波路分岐部17を経て、光導波路1
8の端面から出射し、対物レンズ19を介してDNAチ
ップ1上を照明する。DNAチップ1上のスポットで発
生した蛍光は、対物レンズ19により、光導波路18の
端面に集光され、光導波路18、20を通り、導波路型
TE/TMモードスプリッタ21によって、TEモード
成分とTMモード成分に分けられ、前者は光導波路23
を伝搬し、光検出器25で検出される。後者は光導波路
24を伝搬し、光検出器26で検出される。
Description
の相補的相互作用を利用して遺伝子構成要素の構造を特
定するDNAチップを、光学的に読み取る装置に関する
ものであり、さらに詳しくは、光源からの偏光をDNA
チップに照射し、DNAチップから発生する蛍光の異方
性を計測することにより、当該DNAチップ上のハイブ
リダイゼーションを測定するDNAチップ読み取り装置
に関するものである。
病の治療、農業分野での遺伝子組み替えによる種の改良
等非常に幅広い分野で生物のゲノムの利用が行われるよ
うになってきている。このようなゲノムの利用に際して
は、対象生物の遺伝子レベルの構造の解明が不可欠であ
る。
なわち遺伝子内の注目部位のヌクレオチド配列を特定す
るための装置として、DNAチップ又はDNAチップと
呼ばれるもの(本明細書においては、これらをDNAチ
ップと称する)、及びその読み取り装置が開発され、実
用に供されている。例えば、米国ゼネラルスキャニング
社は、ScanArrayシリーズという名称のDNAチップ及
びその読み取り装置を販売している。このような装置で
は検体のヌクレオチド配列は次のようにして同定され
る。
配列を有するオリゴヌクレオチド(DNAプローブ)を適
当な間隔で、スポット状に固定化したものである。通
常、1つのスポットの大きさは、20〜200μm程度であ
り、1つのスポット内には、数百万本程度の数の、同一
のオリゴヌクレオチドが固定化されている。固定化され
るオリゴヌクレオチドの塩基数は20程度であることが一
般的である。
ックが用いられている。これらのうちもっとも広く用い
られているのは、顕微鏡用のスライドガラスを基板とし
たものである。典型的なスライドガラス基板は、大きさ
が75mm×25mm、厚さが1mmである。1つのDNAチップ
全体では、前記のようなスポットが50μm〜500μmの間
隔でマトリクス状に配列されている。各スポットに含ま
れるオリゴヌクレオチドは、互いに異なるヌクレオチド
配列を有している。
方法としては、基板上で一層ずつ、オリゴヌクレオチド
を合成しながら固定化する方法と、あらかじめ別途合成
しておいたオリゴヌクレオチドを基板上に固定化する方
法がある。
リソグラフィー技術である。また、後者の方法にはメカ
ニカルマイクロスポッティング技術がある。インクジェ
ット技術はどちらの方法にも使用される。
って開発された技術で(Science,251号、767頁(1991年)
参照)、光反応性保護基を利用する。この保護基は、各
塩基モノマーと同種あるいは、別種の塩基モノマーとの
結合を阻害する働きがあり、この保護基が結合している
塩基末端には、新たな塩基の結合反応は生じない。ま
た、この保護基は、光照射によって容易に除去すること
ができる。
ノ基を固定化しておく。次に、所望の塩基を結合させた
いスポットにのみ、通常の半導体プロセスで使用される
フォトリソグラフィー技術と同様の方法を使って、選択
的に光照射を行う。これにより、光の照射された部分の
塩基のみ、後続の結合によって次の塩基を導入できるよ
うになる。ここに、同じ保護基を末端に有する所望の塩
基を結合させる。
のスポットに選択的に光照射を行う。このあと、同様に
して、保護基を有する塩基を結合させる。これをスポッ
ト毎に所望の塩基配列が得られる迄繰返すことによって
DNAチップを作製する。
Aチップの作製方法について述べる。インクジェット技
術は、熱、圧電効果を利用し非常に小さい液滴を2次元
平面の所定の位置に射出する技術であり、主にプリンタ
ー装置において広く用いられている。
スキャピラリーと組み合わせた構造のインクジェット装
置が使用される。液体チャンバーに接続された圧電素子
に電圧を加えることにより、圧電素子の体積の変化によ
ってチャンバー内の液体が、チャンバーに接続された、
キャピラリーから液滴となって射出される。射出される
液滴の大きさは、キャピラリーの径、圧電素子の体積変
化量、液体の物理的性質によって決定されるが、一般に
は、直径が30μm程度である。圧電素子を用いたインク
ジェット装置では、このような液滴を10KHz程度の周期
で射出することができる。
NAチップの製造装置は、インクジェット装置とDNA
チップ基板を相対運動させることにより、DNAチップ
基板上の所望のスポットに所望の液滴を滴下することが
できる。インクジェット装置を使ったDNAチップ製造
装置には、大きくわけて2種類ある。ひとつは、ただ1
台のインクジェット装置を用いるものである。
端の保護基を除去する試薬を所望のスポットに滴下する
構成になっている。所望の塩基を導入したいスポットの
保護基を、このインクジェット装置を用いて除去して活
性な状態にした後、DNAチップ基板全体に所望の塩基
の結合反応操作を実施する。この際、インクジェット装
置からの試薬の滴下によって末端が活性化したオリゴマ
ーを持つスポットのみに所望の塩基が結合する。この
後、新たに付加した塩基の末端を保護する操作を行う。
次に、保護基を除去するスポットを変更してこの操作を
所望のヌクレオチド配列が得られるまで繰返す。
を用いたDNAチップ製造装置は、各塩基を含む試薬毎
にインクジェット装置を用意することによって各スポッ
ト毎に所望の塩基を直接結合させることができる構成に
なっており、前述のDNAチップ製造装置よりも高いス
ループットが得られる。
基板に固定化させる方法のうち、メカニカルマイクロス
ポッティング技術は、ステンレス製のピンの先端につい
たオリゴヌクレオチドを含む液体を機械的に基板上に押
し付けて固定化していく技術である。この方法で得られ
るスポットは、50〜300μm程度になる。マイクロスポッ
ティング後には、UV光による固定化等の後処理が行わ
れる。
用いて次のようにして、検査対象の注目部位のヌクレオ
チド配列を特定する。前述のようにDNAプローブが固
定化されたDNAチップに検査対象から抽出したDNA
やRNAを添加する。
殖操作が施され、更に、蛍光物質によるマーキングが施
されている。検体のDNAチップへの添加は、通常液相
で行われる。添加液中の検体が、DNAチップに固定化
されたオリゴヌクレオチドの配列と相補関係にあるヌク
レオチド配列を有していると、検体中の塩基とチップ上
の塩基間に水素結合による部分二重鎖が生じる。この水
素結合による二重鎖の形成は、ハイブリダイゼーション
と呼ばれる。DNAに含まれるヌクレオチドはアデニン
とチミン、シトシンとグアニンがそれぞれ相補関係とな
っている。
かった検体を洗浄、除去する。これにより、検体中に含
まれるヌクレオチド配列と相補的な配列を有するオリゴ
ヌクレオチドが固定化されたスポットにのみ、検体に付
加された蛍光マーカーが残ることになる。マーキングに
は、蛍光物質の他に放射性同位元素を使用することもあ
る。
と呼ばれる装置で解析する。アレイリーダーは、各スポ
ットの蛍光強度を測定して表示する。アレイリーダーの
方式には、大きくわけて二種類あり、CCDカメラを使
用して同時に複数スポットの蛍光強度を測定する方法
と、コンフォーカルレーザー顕微鏡を使用してDNAチ
ップ上を2次元走査して測定する方法である。コンフォ
ーカルレーザー顕微鏡の光検出器には、光電子倍増管
や、アバランシェフォトダイオードが使用されている。
小さいのが普通である。そのため、測定に際しては励起
光を除去して蛍光のみを測定する必要があり、このため
に、励起光と蛍光の波長の違いを利用してダイクロイッ
クミラーにより両者を分離する方法や、ビームスプリッ
タにより励起光と蛍光を空間的に分離する方法が使用さ
れる。
を測定して、その相対値から、強度を推定する方法が一
般的に用いられる。CCDカメラを用いた方式では、励
起光にランプを使用し、広い面積を1度に励起し、そこ
から発生する蛍光を光学系により2次元像としてCCD
上に結合させて測定する。コンフォーカルレーザー顕微
鏡を使用する方式では、励起光にレーザーを使用し、集
光したレーザースポットの内部のみを励起し、その部分
から発生する蛍光を測定する。
程度の広い領域を1度に測定できるのに対して、コンフ
ォーカルレーザー顕微鏡を使用する方式では、1度に直
径5〜30μm程度の領域しか測定できない。よって、DN
Aチップまたは、コンフォーカルレーザー顕微鏡ヘッド
の2次元走査が必要となるため、スループットが低下す
る。この2次元走査は、基板の載ったステージをx−y
2軸方向に走査することで実現する。典型的な走査時間
は、20×60mmの領域を10μmの解像度でスキャンした場
合で5〜15分程度必要である。
用した方法では、いわゆるコンフォーカルセクショニン
グによって、DNAチップの深さ方向のコンタミによる
ノイズ光ゃフレアを取り除くことができ、CCD方式に
比較して高いS/N比が得られることが特徴である。
Aチップ上の蛍光強度分布は16ビット程度の強度の分解
能を有する2次元の画像データとして出力される。この
際、画像判定を容易にするために、擬似色付け処理が行
われる場合もある。出力された画像内で蛍光強度が大き
いスポットは、検体中に該スポットのオリゴヌクレオチ
ドの配列と相補的なヌクレオチド配列が含まれているこ
とを示している。このようにして、どのスポットの蛍光
強度が大きいかによって、検体の遺伝子の注目部位のヌ
クレオチド配列を知ることができる。
法において、最近、ハイブリダイゼーションの検出に蛍
光偏光の異方性を用いる方法が提案された(S.Abe and
S.Toyonaga,"Detection of DNA hybridization with im
mobilized fluorescently labeled oligonucleotide pr
obes using fluorescence polarization technique",Pr
oc.SPIE,3602巻430頁、1999年参照)。
概要を述べる。この方法では、DNAプローブ側を蛍光
マーカーでマーキングし、直線偏光の励起光によって発
生した蛍光の偏光の異方性比がハイブリダイゼーション
の有無によって異なることを利用してハイブリダイゼー
ションを検出する。 異方性比rは、以下の式で定義さ
れる。 r=(Ip-Ic)/(Ip+2 Ic) (1) ここで、IpとIcは励起光によって発生した蛍光のうち、
それぞれ励起光の直線偏光と平行な成分と垂直な成分の
強度を表している。この異方性比rを検出するために、
この方法で用いられるDNAチップ読み取りと装置とし
ては、例えば図4に示したものが使用される。
を経て、偏光フィルター31に入射し、直線偏光とされ
る。この直線偏光は、ダイクロイックミラー32で反射
して対物レンズ33を通り、あらかじめ、ハイブリダイ
ゼーション操作が行われたDNAチップ1を照明する。
ンズ33で集められ、ダイクロイックミラー32を通過
し、偏光ビームスプリッタ34に入射する。この偏光ビ
ームスプリッタ34によって、励起された蛍光のうち電
界の振動方向が紙面に垂直な方向の成分(s偏光)は反射
され、レンズ35によって第1のCCDカメラ36に結
像する。また、励起された蛍光のうち、電界の振動方向
が紙面に平行な成分(p偏光)は、この偏光ビームスプリ
ッタ34を透過し、レンズ37によって第2のCCDカ
メラ38上に結像する。それぞれのCCDカメラ36、
38の画像は、画像処理装置39に入力される。
面に垂直な方向と平行な方向に切り替えて2回行ない、
合計4枚の画像を得る。そして、この4枚の画像につい
て、対応する画素毎の受光量から、次式に従って画素値
を演算することによって、異方性比r(x,y)画像を得て
出力装置40に出力する。
光がp偏光のときの第1と第2のCCDのカメラ36、
38の画素の受光量であり、Iss、Ispは、それぞれ励起
光の偏光がs偏光の時の第1と第2のCCDカメラ3
6、38の画素の受光量である。
ンが生じていると、この異方性比が増大する。 よっ
て、この異方性比の値を調べることによって、ハイブリ
ダイゼーションが生じたDNAチップ上のスポットを知
ることができる。
示すようなDNAチップ読み取り装置では、ダイクロイ
ックミラー32や偏光ビームスプリッタ34等を使用し
た光学系を使用しているため、装置が大型化してしまう
という欠点があった。また、同じ測定点を測定するに際
し、光源をp偏光とs偏光に切り替えて測定を行う必要
があり、この切替は機械的に行われるので時間を要し、
全体としてスループットが低下してしまうという問題点
もあった。
もので、以上説明したようなDNAチップの読み取り装
置等に使用される、物体の偏光異方性を測定する装置を
小型化するとともに、迅速な測定を行えるようにし、も
って、小型でスループットの良いDNAチップの読み取
り装置を提供することを課題とする。
の第1の手段は、光源からの偏光をDNAチップに照射
し、DNAチップから発生する蛍光の異方性を計測する
ことにより、当該DNAチップ上のハイブリダイゼーシ
ョンを測定するDNAチップ読み取り装置であって、光
源と、基板に設けられた導波路と、当該導波路中に設け
られたオンオフ可能なTE/TMモード変換器と、対物
レンズと、前記導波路中に設けられたTE/TMモード
スプリッタと、2つの受光器を有してなり、光源からの
光は、前記導波路、TE/TMモード変換器及び対物レ
ンズを介して被測定物体に照射され、DNAが発する蛍
光は、前記対物レンズを介して前記導波路に入射し、前
記導波路中で分岐されて、TE/TMモードスプリッタ
によりTEモード光とTMモード光に分離され、それぞ
れ2つの受光器に受光されるようにされていることを特
徴とするDNAチップ読み取り装置(請求項1)であ
る。
て、基板上に形成された導波路、TE/TMモード変換
器、TE/TMモードスプリッタを使用している。光源
から導波路に導入されたTEモード、又はTMモードの
偏光は、導波路を伝播してTE/TMモード変換器に入
る。このTE/TMモード変換器は、外部からの電圧操
作により、モード変換を行ったり行わなかったりするこ
とができ、これにより、TE/TMモード変換器を出る
偏光を、電気信号による操作で、TEモードとしたりT
Mモードとしたりすることができる。
び導波路を通ってその出射端より放出され、対物レンズ
を介してDNAチップアレイを照明する。すると、前述
したように、DNAチップにおけるハイブリダイゼーシ
ョンに応じた偏光異方性を有する蛍光が、DNAチップ
から発生する。
の出射端に集められる。このとき、DNAチップ面の像
が、前記導波路の出射端に結像するように、対物レンズ
を調整しておくことが好ましい。前記導波路の出射端に
集められた蛍光は、この導波路を逆方向に進行するが、
この導波路には途中に分岐点が設けられており、この蛍
光は2つに分岐され、その一方が受光器側に導かれる。
モードスプリッタが設けられているので、これにより、
蛍光はTEモードの光とTMモードの光に分離され、導
波路を介してそれぞれの受光器によって受光される。
(x,y)を測定するには、まず、TE/TMモード変換
器を動作させない状態で、2つの測定器によりTEモー
ドの蛍光とTMモードの蛍光の強さを測定し、次にTE
/TMモード変換器を動作させて、2つの測定器により
TEモードの蛍光とTMモードの蛍光の強さを測定す
る。これにより、4つの測定量を得て、前記(2)、(3)式
により蛍光の異方性比r(x,y)を算出する。そして、
測定位置を変えることにより、DNAチップの各点での
異方性比r(x,y)の測定を行う。
微細な導波路、TE/TMモード変換器、TE/TMモ
ードスプリッタがフォトリソグラフィ等を使用して形成
されているので、全体の構成を微小なものにすることが
できる。また、照射光源として利用する偏光のモードの
切替を電気的に行うことができるので、測定のスループ
ットが向上する。
光源からの偏光をDNAチップに照射し、DNAチップ
から発生する蛍光の異方性を計測することにより、当該
DNAチップ上のハイブリダイゼーションを測定するD
NAチップ読み取り装置であって、TEモード光、TM
モード光をそれぞれ発する光源と、基板に設けられた導
波路と、対物レンズと、前記導波路中に設けられたTE
/TMモードスプリッタと、2つの受光器を有してな
り、2つの光源からの光路は、前記導波路中で1つの導
波路にまとめられ、各光源からの光は、まとめられた前
記1つの導波路から対物レンズを介して被測定物体に照
射され、DNAが発する蛍光は、前記対物レンズを介し
て前記導波路に入射し、前記導波路中で分岐されてTE
/TMモードスプリッタによりTEモード光とTMモー
ド光に分離され、それぞれ2つの受光器に受光されるよ
うにされていることを特徴とするDNAチップ読み取り
装置(請求項2)である。
し、TE/TMモード変換器によって照射光の偏光モー
ドを変えていたが、本手段においては、TE/TMモー
ド変換器を用いず、異なるモードの偏光を発生する光源
を2つ用い、それぞれの光源からの光路を導波路中で合
流させている。そして、2つの光源を切り替えて使用す
ることにより、照射される偏光のモードを変える。その
他の作用効果については、前記第1の手段と同じである
ので、説明を省略する。
前記第1の手段又は第2の手段であって、光源及び受光
素子の少なくとも1つが前記基板の端面に配設されてい
ることを特徴とするもの(請求項3)である。
を導入したり、導波路からの光を受光器に導くのには、
従来は光ファイバー等を使用していた。本発明において
は、光源及び受光素子を前記基板の端面に配設している
ので、光ファイバー等の光伝達手段が不必要となり、全
体の構成がコンパクトとなる。
前記第1の手段又は第2の手段であって、光源及び受光
素子の少なくとも1つが、前記基板中に形成されている
ことを特徴とするもの(請求項4)である。
り、光源及び受光素子の少なくとも一つが、導波路やT
E/TMモード変換器、TE/TMモードスプリッタが
形成されている基板中に形成されている。よって、全体
の構成をさらにコンパクトなものとすることができる。
前記第1の手段から第4の手段のいずれかであって、前
記導波路と前記受光素子の間に光学フィルタが配設され
ていることを特徴とするもの(請求項5)である。
の間に光学フィルタが配設されているので、DNAチッ
プから反射されて受光器に達しようとする照射光(励起
光)と、DNAチップが発する蛍光を分離することがで
き、蛍光の検出性能を向上させることができる。
前記第1の手段から第5の手段のいずれかであって、前
記導波路の分岐点からTE/TMモードスプリッタに至
る導波路中に、前記導波路に入射した光源からの光の、
DNAチップからの反射光を反射するコリニアグレーテ
ィング波長フィルタを有することを特徴とするDNAチ
ップ読み取り装置(請求項6)である。
グ波長フィルタにより、DNAチップから反射された照
射光(励起光)を反射して通過させないようにすること
ができるので、DNAチップが発する蛍光の検出性能を
向上させることができる。
図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の1
例であるDNAチップ読み取り装置の全体構成を示す概
要図である。図1において、1はDNAチップ、2は試
料台、3はX軸ガイドレール、4はモータ、5はX軸ウ
ォームギア、6はY軸ウォームギア、7はモータ、8は
読み取りヘッド、9は制御装置、10は表示装置であ
る。
れている。DNAチップ1は、蛍光マーキングを施され
たDNAプローブを有しており、更に、検体によるハイ
ブリダイゼーション処理が終了している。試料台2の両
側には、X軸ガイドレール3およびモーター4に固定さ
れたX軸ウオームギヤ5がそれぞれ配設されている。X
軸ガイドレール3とX軸ウオームギヤ5をまたぐように
Y軸ウオームギヤ6が配置され、このY軸ウオームギヤ
6はモーター7で駆動される。Y軸ウオームギヤ6は、
X軸ウオームギヤ5により、X軸に沿って自由に動かす
ことができる。このY軸ウオームギヤ6には、読取光学
系を内包した読み取りヘッド8が取り付けられている。
読み取りヘッド8は、Y軸ウオームギヤ6によってY軸
に沿って自由に動かすことができる。
チップ1全体をX−Y方向に走査するようにモーター
4、7 を制御する。具体的には、特定のX座標で読み
取りヘッド8をY軸全体に1方向走査し、特定のX座標
を有する測定点のデータを採取する。その後、1ピッチ
分だけX座標を進め、今度は、先程と反対のY軸方向に
読み取りヘッド8を走査する。そして、これにより、新
しいX座標を有する測定点のデータを採取する。これを
DNAチップ1の測定対象領域全体を走査するまで繰返
す。制御装置9は、前記走査の間、読み取りヘッド8か
ら出力される蛍光強度を読み取りヘッド8のX−Y座標
とともに記録し、表示装置10に表示する。
の構成の概要を示す。図2において、1はDNAチッ
プ、11は基板、12は励起用光源、13は光導波路、
14、15、16は電極、17は導波路分岐部、18は
光導波路、19は対物レンズ、20は光導波路、21は
導波路型TE/TMモードスプリッタ、22はアルミク
ラッド、23、24は光導波路、25、26は光検出
器、27、28は波長フィルタである。
8、20、23、24が表面に形成された基板11が配
設されている。基板11は、X-cutZ軸伝搬のニオブ酸
リチウム(LiNbO3)基板であり、幅10mm、高さ20mm、
厚さ1mmである。光導波路は、チタン拡散法にて作製さ
れている。
2からの光は、光導波路13を伝搬する。励起用光源1
2には、その出射光の偏光方向がTEモードで光導波路
13を伝搬するように配置されたレーザーを使用してい
る。
モードコンバータとして働き、光導波路13を伝搬する
TEモード光をTMモード光に変換する働きをする。す
なわち、これらの電極間に電圧が印加されない場合は、
TEモード光がそのまま通過し、電圧を印加するとTE
モード光がTMモード光に変換される。電極14は接地
電極であり、電極15にはTE/TMモード変換用電圧
が印加される。また、電極16には、TE/TMモード
間複屈折補償のための電圧が印加される。(詳細につい
ては、例えば、社団法人電子情報通信学会、信学技報、
OQE93-146(1993-12)、P67-72に報告されている。)
7を経て、光導波路18の端面から出射する。導波路1
8の端面から出射した光は、対物レンズ19を介してD
NAチップ1上を照明する。DNAチップ1上のスポッ
トで発生した蛍光は、対物レンズ19により、光導波路
18の端面に集光され、光導波路18中を伝搬する。
波路分岐部17で分岐され、その一部が光導波路20に
入射する。光導波路20を伝搬した蛍光は、周知の導波
路型TE/TMモードスプリッタ21に入射する。ここ
で用いられている導波路型TE/TMモードスプリッタ
21は、アルミ装荷の方向性結合器型のものであり、ア
ルミクラッド22が方向性結合器の片側に配置されてい
る。この導波路型TE/TMモードスプリッタ21によ
って、DNAチップ1からの蛍光のうちTEモード成分
は光導波路23を伝搬し、TMモード成分は、光導波路
24を伝搬する。
は、光検出器25、26が配置されている。光検出器2
5、26と光導波路23、24の間には、励起光の波長
の光を遮断し、DNAチップ1からの蛍光を透過する波
長フィルター27、28が配置されている。光検出器2
5、26からの出力は、図1の制御装置9に入力され
る。
部分の断面図を図3に示す。図3において、図2と同じ
構成要素には同じ符号を示し、その説明を省略する。1
1’はSiO2薄膜である。
表面にTiがドープされ、Ti:LiNbO3からなる光導波路1
3が形成されている。基板11の表面には、SiO2薄膜
11’からなる絶縁層が形成され、その上に電極14、
15、16が形成されている。光導波路13の幅は数μ
m、深さは約1μmである。よって、その端面から放出
される照射光は、点光源からの光とみなすことができ
る。
6に印加する電圧をオンオフすることにより、励起光の
偏光をTEモード又はTMモードに切り替える。制御装
置9は、あるX,Y座標において、まず、励起光をTE
モードにしてその時の2つの光検出器25、26の出力
を記録し、次に励起光をTMモードにして、2つの光検
出器25、26の出力を記録する。
動して次の走査点に読み取りヘッド8を移動して、その
点での出力を同様に記録する。これをDNAチップ1の
全走査領域に対して行い、各X,Y座標について、光検
出器25、26の出力を合計4つずつ記録する。これら
の4つの出力は、前述のIpp、Ips、Iss、Ispに対応して
おり、前述の式(2)、(3)を用いて各X,Y座標における
蛍光の異方性比を求めることができる。制御装置9は、
このようにして求めた異方性比を測定点のX,Y座標に
対応させて2次元の画像として表示装置10に表示す
る。
8が小さな基板11上に集積化しているため、装置全体
を小型にすることができる。また、電気光学効果を用い
て偏光素子を物理的に回転させることなく励起光の偏光
方向を切り替えることができるため、高速な読み取りも
期待できる。
11の材料として、ニオブ酸リチウムを使用していた
が、タンタル酸リチウム、ガリウム砒素、インジウムリ
ン等の材料を使用することができる。特に、ガリウム砒
素、インジウムリンを用いた場合には、励起光発生用の
光源及び光検出器を、リソグラフィ技術を用いて基板1
1中に組み込むことが可能になるので、読み取りヘッド
8の構成をさらに小型化にすることができる。
出器25、26と光導波路23、24の間には、励起光
の波長の光を遮断し、DNAチップ1からの蛍光を透過
する波長フィルター27、28を設けていたが、この代
わりに、又はこれに加えて、励起光の波長の光を反射す
るコリニアグレーティング波長フィルタを、図2の光導
波路20、又は光導波路23、24中に設けてもよい。
つの励起光用光源を使用し、TE/TMモードコンバー
タによって、TEモードの光とTMモードの光を切り替
えるようにしていたが、TEモードの励起光を発する光
源と、TMモードの励起光を発する光源の2つを使用
し、これらからの光をそれぞれ光導波路に入射させ、2
つの光導波路を結合させて1つの導波路とし、その端面
から放出される光を対物レンズに導くようにしてもよ
い。この場合は、2つの光源を切り替えて使用する。
項1に係る発明及び請求項2に係る発明においては、全
体の構成を微小なものにすることができ、かつ測定のス
ループットを向上させることができる。そのため、臨床
や税関現場でのDNA判定を促進することができる。
明においては、光ファイバー等の光伝達手段が不必要と
なり、全体の構成がコンパクトとなる。請求項5に係る
発明及び請求項6に係る発明においては、蛍光の検出性
能を向上させることができる。
読み取り装置の全体構成を示す概要図である。
を示す図である。
の断面を示す図である。
を示す図である。
ル、4…モータ、5…X軸ウォームギア、6…Y軸ウォ
ームギア、7…モータ、8…読み取りヘッド、9…制御
装置、10…表示装置、11…基板、11’…SiO2薄
膜、12…励起用光源、13…光導波路、14、15、
16…電極、17…導波路分岐部、18…光導波路、1
9…対物レンズ、20…光導波路、21…導波路型TE
/TMモードスプリッタ、22…アルミクラッド、2
3、24…光導波路、25、26…光検出器、27、2
8…波長フィルタ
Claims (6)
- 【請求項1】 光源からの偏光をDNAチップに照射
し、DNAチップから発生する蛍光の異方性を計測する
ことにより、当該DNAチップ上のハイブリダイゼーシ
ョンを測定するDNAチップ読み取り装置であって、光
源と、基板に設けられた導波路と、当該導波路中に設け
られたオンオフ可能なTE/TMモード変換器と、対物
レンズと、前記導波路中に設けられたTE/TMモード
スプリッタと、2つの受光器を有してなり、光源からの
光は、前記導波路、TE/TMモード変換器及び対物レ
ンズを介して被測定物体に照射され、DNAが発する蛍
光は、前記対物レンズを介して前記導波路に入射し、前
記導波路中で分岐されて、TE/TMモードスプリッタ
によりTEモード光とTMモード光に分離され、それぞ
れ2つの受光器に受光されるようにされていることを特
徴とするDNAチップ読み取り装置。 - 【請求項2】 光源からの偏光をDNAチップに照射
し、DNAチップから発生する蛍光の異方性を計測する
ことにより、当該DNAチップ上のハイブリダイゼーシ
ョンを測定するDNAチップ読み取り装置であって、T
Eモード光、TMモード光をそれぞれ発する光源と、基
板に設けられた導波路と、対物レンズと、前記導波路中
に設けられたTE/TMモードスプリッタと、2つの受
光器を有してなり、2つの光源からの光路は、前記導波
路中で1つの導波路にまとめられ、各光源からの光は、
まとめられた前記1つの導波路から対物レンズを介して
被測定物体に照射され、DNAが発する蛍光は、前記対
物レンズを介して前記導波路に入射し、前記導波路中で
分岐されてTE/TMモードスプリッタによりTEモー
ド光とTMモード光に分離され、それぞれ2つの受光器
に受光されるようにされていることを特徴とするDNA
チップ読み取り装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のDNAチ
ップ読み取り装置であって、光源及び受光素子の少なく
とも1つが前記基板の端面に配設されていることを特徴
とするDNAチップ読み取り装置。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載のDNAチ
ップ読み取り装置であって、光源及び受光素子の少なく
とも1つが、前記基板中に形成されていることを特徴と
するDNAチップ読み取り装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のうちいずれか1
項に記載のDNAチップ読み取り装置であって、前記導
波路と前記受光素子の間に光学フィルタが配設されてい
ることを特徴とするDNAチップ読み取り装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のうちいずれか1
項に記載のDNAチップ読み取り装置であって、前記導
波路の分岐点からTE/TMモードスプリッタに至る導
波路中に、前記導波路に入射した光源からの光の、DN
Aチップからの反射光を反射するコリニアグレーティン
グ波長フィルタを有することを特徴とするDNAチップ
読み取り装置。
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JP2000107422A JP4320908B2 (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | Dnaチップ読み取り装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001289786A true JP2001289786A (ja) | 2001-10-19 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007139744A (ja) * | 2005-11-23 | 2007-06-07 | Korea Inst Of Scinence & Technology | ラボオンアチップでの蛍光偏光測定方法及び装置 |
JP2008505321A (ja) * | 2004-07-02 | 2008-02-21 | ブルーシフト・バイオテクノロジーズ・インコーポレーテッド | 蛍光体微小環境の探索 |
-
2000
- 2000-04-10 JP JP2000107422A patent/JP4320908B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4527080B2 (ja) * | 2005-11-23 | 2010-08-18 | コリア インスティチュート オブ サイエンス アンド テクノロジー | ラボオンアチップでの蛍光偏光測定方法 |
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