JP2001242081A - Dnaチップ読み取りヘッド及びdnaチップ読み取り装置 - Google Patents

Dnaチップ読み取りヘッド及びdnaチップ読み取り装置

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JP2001242081A
JP2001242081A JP2000052710A JP2000052710A JP2001242081A JP 2001242081 A JP2001242081 A JP 2001242081A JP 2000052710 A JP2000052710 A JP 2000052710A JP 2000052710 A JP2000052710 A JP 2000052710A JP 2001242081 A JP2001242081 A JP 2001242081A
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light
dna
optical waveguide
head
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豊 岩崎
Yoshihiko Suzuki
美彦 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】極めて小型軽量化されたDNAチップ読み取り
ヘッドと、これを搭載した装置全体が小型化されたDN
Aチップ読み取り装置を提供する。 【解決手段】本発明のDNAチップ読み取り装置は、半
導体レーザと、前記半導体レーザ光源からのレーザ光を
DNAチップに照射し該DNAチップで発生する蛍光を
集光するための非球面対物レンズと、前記非球面対物レ
ンズを透過した前記蛍光を受光素子に導く非球面結像レ
ンズと、前記光源からのレーザ光についてはハーフミラ
ーとなって該レーザ光を前記非球面対物レンズに導き、
前記蛍光は透過させて前記非球面結像レンズに導くダイ
クロイックミラーと、前記非球面結像レンズと前記受光
素子の間に配置するアパーチャとが一つの筐体に配置さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺伝子構成要素間
の相補的相互作用を利用して、遺伝子構成要素の構造を
特定するDNAチップの読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療分野における病原の特定や疾
病の治療、農業分野での遺伝子組み替えによる種の改良
等非常に幅広い分野で生物のゲノムの利用が行われるよ
うになってきている。このようなゲノムの利用に際して
は、対象生物における遺伝子レベルの構造解明が不可欠
である。
【0003】そのよう遺伝子レベルでの検体の構造、す
なわち遺伝子内の注目部位のヌクレオチド配列を特定す
るために、DNAチップおよびその読み取り装置が開発
され、実用に供されている。このような装置では検体の
ヌクレオチド配列は次のようにして同定される。
【0004】まず、多数の種類のDNAプローブが定め
られた位置に配置されたDNAチップを準備する。DN
Aプローブは所望のヌクレオチド配列を有する構造体で
あり、代表的なものにオリゴヌクレオチドがある。
【0005】また、検体を作成する。即ち、検査対象物
からDNAやRNAを抽出し、これに蛍光物質などを結
合させるマーキング処理を施す。
【0006】次に、DNAチップに検体を添加する。各
DNAプローブのヌクレオチド配列は、4種の塩基(ア
デニン:A、グアニン:G、シトシン:C、チミン:
T)を所望の順序で配列したものである。これらの塩基
は相補関係があり、ヌクレオチドはアデニンとチミン、
シトシンとグアニンがそれぞれ相補的に結合する。DN
Aチップに検体を添加すると、検体中の塩基とチップ上
の塩基間に水素結合による部分二重鎖が生じる。この水
素結合による二重鎖の形成は、ハイブリダイゼーション
と呼ばれる。
【0007】例えば、AGCTTと言うヌクレオチド配
列を有するDNAプローブは、TCGAAと言うヌクレ
オチド配列を有する検体を選択的に捕獲する。検体は、
上記のようにマーキング処理がなされている。このた
め、検体を捕獲したDNAプローブは蛍光を発すること
になる。一般に、この処理は液相で行われる。
【0008】上記の処理を施したあと、DNAチップ
は、蛍光の強度と位置を計測するDNA読み取り装置に
て解析される。これによって、検体に含まれるヌクレオ
チド配列が同定されるのである。
【0009】DNAチップは、板状の基板に所定の塩基
配列を有するDNAプローブを適切な間隔でスポット状
に固定化している。一つのスポットの径は、20〜20
0μm程度であり、一つのスポット内には、同じ種類の
DNAプローブが数百万本程度固定化されている。固定
化されるDNAプローブの塩基の長さは20個程度であ
る。一つのDNAチップ内には、このようなスポットが
50μm〜500μmの間隔でマトリクス状に配列してい
る。各スポットに固定化されたDNAプローブは、互い
に異なるヌクレオチド配列を有している。
【0010】DNAチップの基板としては、ガラス基
板、Si基板、プラスチック基板が用いられている。こ
れらのうちもっとも広く用いられているのは、顕微鏡用
のスライドガラスを基板に用いるものであり、その大き
さは75mm×25mm、厚さは1mm程度である。
【0011】基板上にDNAプローブを固定化する方法
としては、フォトリソグラフィー技術で代表される基板
上で一層ずつDNAプローブを合成しながら固定化する
方法と、メカニカルマイクロスポッティグ技術に代表さ
れる予め別途合成しておいたDNAプローブを基板上に
固定化する方法がある。その他、いずれの方法にも適用
されるインクジェット技術もある。
【0012】フォトリソグラフィ技術は、光反応性保護
基を利用する技術である。この保護基は、各塩基モノマ
ーと同種あるいは、別種の塩基モノマーとの結合を阻害
する働きがあり、この保護基が結合している塩基末端に
は、新たな塩基の結合反応は生じない。また、この保護
基は、光照射によって容易に除去することができる。フ
ォトリソグラフィー技術を使用してDNAチップを製造
する工程は、以下のようになる。
【0013】まず、基板全面にこの保護基を有するアミ
ノ基を固定化しておく。次に、所望の塩基を結合させた
いスポットにのみ、通常の半導体プロセスで使用される
フォトリソグラフィー技術と同様の方法を使って、選択
的に光照射を行う。これにより、光の照射された部分の
塩基のみ、後続の結合によって次の塩基を導入できる。
ここに、同じ保護基を末端に有する所望の塩基を結合さ
せる。
【0014】次に、フォトマスクの形状を変更して、別
のスポットに選択的に光照射を行う。以下、同様にして
保護基を有する塩基を結合させる。これをスポット毎に
所望の塩基配列が得られる迄繰返すことによって所望の
DNAチップが完成する。詳細は、Sience,251号、
767頁(1991年)を参照されたい。
【0015】DNAチップ製造に使用されるインクジェ
ット技術は、熱、圧電効果を利用し非常に小さい液滴を
2次元平面の所定の位置に射出する技術であり、圧電素
子をガラスキャピラリーと組み合わせて使用する。液体
チャンバーに接続された圧電素子に電圧を加えることに
より、圧電素子の体積の変化によってチャンバー内の液
体が、チャンバーに接続された、キャピラリーから液滴
となって射出される。射出される液滴の大きさは、キャ
ピラリーの径、圧電素子の体積変化量、液体の物理的性
質によって決定されるが、一般には、直径が30μm程
度である。このようなインクジェット装置では、液滴を
10KHz程度の周期で射出することが可能となる。
【0016】メカニカルマイクロスポッティング技術
は、ステンレス製のピンの先端についたDNAプローブ
を含む液体を機械的に基板上に押し付けて固定化してい
く技術である。この方法で得られるスポットは、50〜
300μm程度になる。マイクロスポッティング後に
は、UV光による固定化等の後処理が行われる。
【0017】検体を添加処理されたDNAチップは、ア
レイリーダーと呼ばれるDNA読み取り装置で解析す
る。アレイリーダーは、照射光をDNAチップに照射
し、この光によって生ずる蛍光強度を測定し各スポット
の座標と対応させて表示する。アレイリーダーは、照射
光の光源、光学系、蛍光強度計測センサ等が一体となっ
た読み取りヘッド部と、DNAチップを走査する走査部
と、制御信号を出力して蛍光強度をDNAプローブの座
標と対応させて記憶する制御部かならる。
【0018】一般に、発生する蛍光は照射光に較べて強
度が数桁小さい。このため、ダイクロイックミラーを用
いた波長による分離や、励起光と蛍光を空間的に分離す
るビームスプリッタが使用される。蛍光強度の測定は、
強度の校正が不要なことから2波長以上の強度を計測す
ることがある。これらの構成も読み取りヘッド部に挿入
される。
【0019】アレイリーダーの方式には、大きくわけて
二種類あり、CCDカメラを使用して同時に複数スポッ
トの蛍光強度を測定する方式と、コンフォーカルレーザ
ー顕微鏡を使用してDNAチップ上を2次元走査して測
定する方式である。
【0020】CCDカメラを用いたアレイリーダーは、
DNAチップを照射する光源にランプを使用し、広い面
積に光を照らすことが可能である。このため、一度に広
い面積で蛍光を生じさせることができ、約1平方cm程度
の広い領域を1度に測定できると言う特徴がある。この
ため、コンフォーカルレーザーを用いたアレイリーダー
に比較してスループットが高い。
【0021】一方、コンフォーカルレーザー顕微鏡を用
いたアレイリーダーは、光源にレーザーを使用し、集光
したレーザースポットの内部のDNAチップ部のみを照
らして蛍光を生じさせる。このため、コンフォーカルレ
ーザー顕微鏡を使用する方式では、1度に直径5〜30
μm程度の径の領域しか測定できない。従って、CCD
を用いたアレイリーダーに比べてスループットが低い。
典型的な走査時間は、20×60mmの領域を10μmの
解像度でスキャンした場合で5〜15分程度必要であ
る。
【0022】しかし、一方、このコンフォーカルレーザ
ー顕微鏡を使用したアレイリーダーは、いわゆるコンフ
ォーカルセクショニングによって、DNAチップの深さ
方向のコンタミによるノイズ光やフレアを取り除くこと
ができるので、CCD方式に比較して高いS/N比が得
られることが特徴である。
【0023】いずれの方式によっても、測定されたDN
Aチップ上の蛍光強度分布は16ビット程度の強度の分
解能を有する2次元の画像データとして出力される。こ
の際、画像判定を容易にするために、擬似色付け処理が
行われる場合もある。出力された画像内で蛍光強度が大
きいスポットは、検体中に該スポットのDNAプローブ
の配列と相補的なヌクレオチド配列が含まれていること
を示している。このようにして、どのスポットの蛍光強
度が大きいかによって検体のヌクレオチド配列を知るこ
とができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のDNA読み取りヘッドは、その容積と重量
が大きくなるという問題点があった。また、これを使用
するDNA読み取り装置は、読み取りヘッド部をDNA
チップの上部に配置させる。このため、これを固定する
ための支持柱等を頑強にせねばならず、装置全体が大型
化し、また、製造コストが増大するという問題もあっ
た。
【0025】本発明は、このような問題点を鑑みてなさ
れたものであり、容量と重量が極めて低減されたDNA
チップ読み取りヘッド、及び、DNAチップ読み取り装
置を提供する。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の
結果、光ディスク装置などにおいて既に使用されている
光ピックアップヘッドを基礎として、これを改良すれ
ば、極めて小型軽量化されたDNAチップ読み取りヘッ
ドを製造できることを突き止め発明に至った。
【0027】即ち、請求項1に記載のDNAチップ読み
取りヘッドは、半導体レーザ光源と、前記半導体レーザ
光源からのレーザ光をDNAチップに照射し、該DNA
チップで発生する蛍光を集光するための対物レンズと、
前記対物レンズを透過した前記蛍光を受光素子に導く結
像レンズと、前記光源からのレーザ光についてはハーフ
ミラーとなって該レーザ光を前記対物レンズに導き、前
記蛍光は透過させて前記結像レンズに導くダイクロイッ
クミラーと、及び、前記結像レンズと前記受光素子の間
に配置するアパーチャとを有し、これらが一つの筐体に
配置され、且つ、前記対物レンズと前記結像レンズのう
ち少なくとも一方は非球面レンズであることを特徴とす
る。
【0028】対物レンズと結像レンズのうち、少なくと
も一方を非球面レンズとしたことによって、光学系を極
めて小さく軽量にすることが可能となる。これは、光ピ
ックアップヘッドに採用されている技術である。また、
光ピックアップヘッドには用いられていないが、結像レ
ンズと受光素子の間にアパーチャを配置することにより
ノイズ光を遮断し、S/N比が向上する。照射光に対し
て蛍光の強度は小さい。上記の構成により、小型軽量に
なるばかりでなく、S/N比も向上する。また、小さな
部品を一つの筐体に配置するので、DNAチップ読み取
り装置に搭載すると、装置全体が小型になる。さらに、
X−Y走査をヘッドにて行うことが可能となる。このよ
うにすれば、DNAチップを走査するよりも、さらに小
型になる。
【0029】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のDNA読み取りヘッドにおいて、前記ダイクロイック
ミラーと前記結像レンズの間に、前記レーザ光を反射し
前記蛍光を透過する第二のダイクロイックミラーと、該
第二のダイクロイックミラーで反射された前記レーザ光
を受けて焦点を検出するためのオートフォーカス用受光
素子とをさらに有することを特徴とする。
【0030】高速にDNAチップの蛍光強度を計測する
には、照射光をDNAチップに合焦させることが好まし
い。上記の構成でヘッドを大型化することなく、これが
可能となる。
【0031】更に、本発明者は、近年、光通信などで期
待されている光導波路の素子を基礎としてDNAチップ
読み取りヘッドに応用すれば、極めて小型軽量化される
ことを突き止め発明に至った。
【0032】即ち、請求項3に記載のDNAチップ読み
取りヘッドは、基板の一端に配置された半導体レーザ光
源と、該光源からのレーザ光をグレーティングカプラに
導く光導波路と、光導波路からのレーザ光をDNAチッ
プに照射する前記グレーティングカプラと、前記DNA
チップで発生した蛍光を受光する受光素子とが前記基板
に一体配置されることを特徴とする。この構成によれ
ば、光導波路素子を用いているので、請求項1の発明と
同様に、DNAチップ読み取りヘッドを極めて小型軽量
にすることが可能となる。また、複数の素子を一つの基
板に一体配置するので、これをDNAチップ読み取り装
置に搭載すればDNAチップ読み取り装置全体が小型に
なる。
【0033】なお、光導波路技術を光ディスク用ピック
アップに使用することは、西原等によって提案されてい
る(「レーザー研究」平成3年19巻4号344〜353頁参照)。
しかし、これをDNAチップ読み取りヘッドに使用する
ことは、これまで提案されていない。
【0034】また、請求項4に記載された発明は、請求
項3に記載のDNAチップ読み取りヘッドにおいて、前
記DNAチップから反射したレーザ光を偏向集光する偏
向集光グレーティングと、該偏向集光グレーティングと
対向するように配置され、前記偏向集光グレーティング
で偏向集光された前記反射レーザ光を受光するオートフ
ォーカス用の受光素子とをさらに前記基板に配置される
ことを特徴とする。
【0035】このようにすれば、レーザ光をDNAチッ
プ上に合焦するための素子が同一基板上に一体的に配置
される。従って、DNAチップ読み取りヘッドを大型化
することなく、高速に合焦することが可能となる。
【0036】さらに、発明者は、DNAチップ読み取り
ヘッドを小型にすれば、これを走査することが可能であ
ることを見出した。このようにすれば、装置全体が更に
小型になる。そこで、請求項5に記載の発明は、DNA
チップ読み取り装置において、DNAチップを固定する
試料台と、前記DNAチップに光を照射して、発生する
蛍光の強度を計測する読み取りヘッドと、前記読み取り
ヘッドを固定しDNAチップ上を走査する走査装置、及
び、前記走査装置に走査信号を出力して、前記読み取り
ヘッドから蛍光の強度に対応する信号を受け取って、蛍
光を発する座標と対応させて蛍光の強度に対応する前記
信号を記憶するための制御装置を有することを特徴とす
る。
【0037】DNAチップを走査するなら、試料台が走
査される面積と読み取りヘッドを固定する領域も必要と
なる。一方、この構成のように、読み取りヘッドを走査
するなら、DNAチップを固定する試料台とほぼ同程度
の面積までDNA読み取り装置を小型にすることが可能
となる。
【0038】また、請求項6の構成のように、読み取り
ヘッドにオートフォーカス機構を有していれば、高速に
DNAチップを計測することが可能となる。
【0039】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
のDNAチップ読み取り装置において、前記読み取りヘ
ッドは、光ピックアップヘッドであることを特徴とす
る。また、請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の
前記読み取りヘッドにおいて、集光素子と受光素子と光
導波路が基板上に配置された光導波路素子を有すること
を特徴とする。これらの発明は、小型軽量の読み取りヘ
ッドを具体化したものである。
【0040】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載のDNAチップ読み取り装置において、前記集光
素子がグレーティングカップラであり、前記受光素子上
には波長フィルタがさらに配置されることを特徴とす
る。
【0041】波長フィルタは、所望の波長のみ透過す
る。このため、蛍光以外の光がこのフィルタにて遮断さ
れ、受光素子に入射しない。このため、S/N比が向上
する。また、グレーティングカップラは、光導波路素子
に使用される集光素子の具体的な素子である。
【0042】また、請求項10に記載の発明は、請求項
8に記載のDNAチップ読み取り装置において、前記光
導波路素子が前記光導波路と直交する位置に表面弾性波
を発生するための交差指電極が設けられることを特徴と
する。
【0043】適切な基板材料を選択すれば、このように
配置された交差指電極に高周波電界を印加すれば、表面
弾性波を発生する。そして、光導波路を進行中の光を回
折させる。高周波であるため、回折角は連続的に変化す
る。従って、この構成により、X軸又はY軸の一方に光
を走査することが可能となる。
【0044】また、請求項11に記載の発明は、請求項
8に記載のDNA読み取り装置において、前記光導波路
素子が周期的分極反転構造を有していることを特徴とす
る。
【0045】周期的分極反転構造は、適切な基板材料を
選択すれば、入射する光に疑似位相整合を生じさせて波
長が変調する。従って、例えば赤色光が入射すると青色
光が出力される。この構成により、DNAチップに照射
する照射光は、その波長の選択の幅が広まる。
【0046】また、請求項12に記載の発明は、請求項
8から請求項11のいずれかに記載のDNA読み取り装
置において、前記読み取りヘッドは、複数の光導波路素
子が一つの基板上に配置されることを特徴とする。
【0047】この構成によるDNA読み取り装置は、複
数の読み取り部を有する読み取りヘッドを有しているの
で一度の走査で複数の蛍光強度を計測することが可能と
なる。このため、スループットが向上する。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。 [第1実施形態]図1は、第1実施形態に係る本発明の
DNAチップ読み取りヘッド断面構成図である。
【0049】半導体レーザ光源11から出射したレーザ
光は、レンズ12を通り、ダイクロイックミラー13で
反射され、非球面対物レンズ14でDNAチップ1上に
集光する。このダイクロイックミラー13は、光源11
の波長に対しては、ハーフミラーとして働き、読み取り
対象の蛍光の波長は透過する。ダイクロイックミラー1
3は、一辺が10mmの立方体である。DNAチップ1で
反射したレーザ光とそこで発生した蛍光は、非球面対物
レンズ14を通り、ダイクロイックミラー13を透過
し、更に第2のダイクロイックミラー15に入射する。
【0050】ダイクロイックミラー15は、光源11の
波長のレーザ光を全反射し、蛍光は透過する。これもダ
イクロイックミラー13と同様に一辺が10mmの立方体
である。ダイクロイックミラー15で反射したDNAチ
ップ1からの反射戻り光は、レンズ16で4分割受光素
子17上に集光する。4分割受光素子17は、非点収差
法を用いて対物レンズ14のDNAチップ1の表面に対
するフォーカスオフセットを検出する。非点収差法によ
るフォーカスオフセット検出は、一般の光ディスク装置
で既に用いられている。
【0051】ダイクロイックミラー15を透過した蛍光
は、非球面結像レンズ18によってアパーチャ19上の
ピンホールに集光する。非球面結像レンズ18に入射す
る光の中には、ノイズとなる不要成分も存在する。この
不要成分は、光源11以外からDNAチップ1に入射し
て反射した光や、その他の漏れ光などである。アパーチ
ャ19は、これらの不要成分を遮断するために配置す
る。
【0052】アパーチャ19のピンホールを通過した光
は、受光素子20で受光される。受光素子20の出力は
アンプ21で増幅されて本DNA読み取りヘッドから出
力される。
【0053】ここでは、レンズ12、16も非球面レン
ズを用いた。このように非球面レンズを使用すると、複
数のレンズを使用しなくとも光学系が完成するので小型
になる。ここに使用するレンズ12、14、16、18
の直径は約6mmである。
【0054】回路基板22上には、光源11のドライバ
回路23とオートフォーカス回路24が配置されてい
る。オートフォーカス回路24は、4分割受光素子17
の出力をもとにして、非球面対物レンズ14がDNAチ
ップ1に対してジャストフォーカスとなるように常にZ
軸アクチュエータ25を駆動して対物レンズ14をZ軸
方向に動かす。このオートフォーカス動作は、測定中継
続して行う。
【0055】このように本DNAチップ読み取りヘッド
は、DNAチップを読みとるための光学系や素子、回路
が一体に構成され、ひとつの筐体26の中に配置されて
いる。このため、従来に比べて格段に小型軽量化されて
いる。この筐体26(即ち、DNAチップ読み取りヘッ
ド)の大きさ及び形状は、幅および奥行きが30mm、高
さ50mmの直方体である。また、重さはおよそ100g
程度である。
【0056】本実施形態に係るDNAチップ読み取り装
置は、光ディスクのピックアップヘッドを基礎としてい
る。このため、極めて小型軽量化されるがそればかりで
はなく、アパーチャを配置したことによって、ノイズも
低減されている。
【0057】本実施形態のDNAチップ読み取りヘッド
は、後述する本発明のDNAチップ読み取り装置に搭載
すれば、DNAチップ読み取り装置全体を小型化するこ
とが可能となる。 [第2実施形態]図2は、第2実施形態に係る本発明の
DNAチップ読み取りヘッド斜視図である。本DNAチ
ップ読み取りヘッドは、光導波路技術に基づいて製造さ
れる。光導波路素子を用いることで、極めて小型軽量化
されたDNAチップ読み取りヘッドが実現できる。
【0058】基板27は、Si基板27a上にガラス層
を有している。ガラス層はスパッタにて形成され、これ
は光導波路27bとなる。基板27端部には、レーザダ
イオードによる光源32が配置される。
【0059】Si基板27aには、フーコー法によるフ
ォーカスエラー検出のためのフォトダイオード28、2
9が配置される。また、ガラスによる光導波路27b上
には、ガラス表面をエッチングすることで形成したフォ
ーカシンググレーティングカップラ30と、偏向集光グ
レーティング31が配設される。
【0060】フォーカシンググレーティングカプラ30
は、光導波路から入射する特定波長の光と結合して、こ
の光を空間に放射する。また、空間から入射する特定波
長の光と結合してその光を光導波路に導く。特定波長以
外の光は、透過又は反射される。従って、波長フィルタ
(ローパス、ハイパスなどの)と同様な機能を有してい
る。ここでは、光源32の光の波長と結合するように作
られている。
【0061】光源32からのレーザ光は、導波路内を発
散しながら進行し、フォーカシンググレーティングカッ
プラ30で空間に放射され、さらにDNAチップ1の表
面に集光する。DNAチップでは蛍光が発生する。発生
した蛍光と光源32の反射光が基板27に入射する。こ
の内、反射光は、フォーカシンググレーティングカップ
ラ30によって導波路に結合する。導波路に結合した反
射光は、偏向集光グレーティング31によって偏向さ
れ、フォトダイオード28、29に向かって集光する。
【0062】フォトダイオード28と29の光量の差に
よって基板27とDNAチップ1との距離を知ることが
できる。この差信号を用いれば、サイズを大きくするこ
となく、DNAチップ読み取りヘッドのオートフォーカ
スを行うことが可能となる。
【0063】一方、DNAチップ1上のスポットで発生
した蛍光は、基板上に形成された受光面の大きい、フォ
トダイオード33で受光される。フォトダイオード33
の表面には、薄膜状の波長フィルターが形成されてい
る。このフィルターは、レーザーダイオード32の波長
を遮断し、蛍光の波長を透過させる。このため、ハイブ
リダイゼーションによって固定化された蛍光マーカーか
らの発光を効率よく読み取ることができる。
【0064】本読み取りヘッドの基板27は、幅15mm
長さ50mmの長方形をしている。非常に小型軽量のヘッ
ドとなる。取り扱いを容易にするため、パッケージに組
み込むが、それでも100g未満である。 [第3実施形態]図3は、第3実施形態に係る本発明の
DNAチップ読み取りヘッド斜視図である。本DNAチ
ップ読み取りヘッドも光導波路素子を用いている。
【0065】Y−cutニオブ酸リチウムによる基板3
4の表面にチタンの熱拡散による導波路層34’が配置
される。基板34端部には、レーザダイオードによる光
源38が配置される。導波路層34’には、平面レンズ
35と表面弾性波を発生させるための交差指電極36、
およびフォーカシンググレーティングカップラ37が形
成されている。交差指電極36は、動波路34’と直交
する位置に配置される。
【0066】光源38から出射した光は、平面レンズ3
5でコリメートされる。このコリメート光は、高周波電
界が交差指電極に加えられることによって発生した表面
弾性波によって回折される。回折された光はフォーカシ
ンググレーティングカップラ37によってDNAチップ
1上に集光される。この際、高周波電界を制御すること
により、表面弾性波による回折角を制御することができ
る。回折角の変化を連続的に変化させることにより、フ
ォーカシンググレーティングカップラ37による集光位
置をDNAチップ1上で一軸方向(図3の矢印方向)に
走査することが可能となる。
【0067】集光位置での蛍光マーカーによる発光は、
基板34の周囲に設けた受光素子39で検出される。光
導波路34’は、非常に小さいため、受光素子39に設
けた開口40も小さくできる。このため、開口40によ
る蛍光の検出の損失も非常に小さい。受光素子39は、
幅及び高さ30mmであるが開口40の大きさは、高さ
3.5mm、幅25mmである。
【0068】ここでは、基板にY−cutニオブ酸リチ
ウム基板を用いたが、これは、表面弾性波で生ずる導波
路の屈折率変化が大きいためであり、このような物質な
らば、例えば、SiO2/Si基板上に交差指電極部分
のみZnO膜を堆積させた基板を用いても良い。 [第4実施形態]図4は、第4実施形態に係る本発明の
DNAチップ読み取りヘッド斜視図である。本DNAチ
ップ読み取りヘッドも光導波路素子を用いている。本実
施形態は、図3に示したDNAチップ読み取りヘッドに
擬似位相整合による波長変換素子を追加したものであ
る。ここでは、第3実施形態との相違部分についてのみ
説明する。
【0069】平面レンズ35と光源38の間には、基板
34中にチャネル導波路41が配置される。この導波路
41には、周期的分極反転構造42が形成されている。
周期的分極反転構造42は、周期電極を形成して高い電界
を結晶に加えることにより形成した。周期的分極反転構
造に入射した光は、波長が変調されて出力される。この
現象は、擬似位相整合と呼ばれている。詳細は、J.A.Ar
mstrong他、Phys.Rev.127(1962)1918頁を参照された
い。これは単純な構造で、動作波長の選択幅が広いこと
から、現在では、レーザープリンターの光源等へ実用化
されている。光源38から出射した光は、この周期的分
極反転構造42を持った導波路41を通過することによ
り、波長が半分に変換されて後続の導波路領域34’に
入射される。
【0070】このような波長変換素子を光源部に使用す
ることにより、本実施形態のDNAチップ読み取りヘッ
ドは、照射光の波長の選択の幅を広げることができる。 [第5実施形態]図5は、第5実施形態に係る本発明の
DNAチップ読み取りヘッド斜視図である。本実施形態
は、一つの基板上27に導波路型素子を複数集積化した
ものである。このような構成をとることにより、同時に
DNAチップの複数点の走査が可能になり、測定を高速
化することができる。
【0071】また、ここでは同じ波長の光源32を各光
導波路素子に一つずつ配置させたが、これに限らず、一
つの光源32の光を分岐チャネル導波路で分岐させるこ
とにより、光源の数を減らすことによるコストダウンを
行うことや、異なる複数の波長で走査することも可能で
ある。 [第6実施形態]図6は、第6実施形態に係る本発明の
DNAチップ読み取り装置斜視図である。
【0072】DNAチップ1は、試料台2の上に固定さ
れる。試料台2の両側には、X軸ガイドレール3および
X軸ウオームギヤ5が配設されている。また、X軸ウオ
ームギヤ5には、モーター4が接続されており、このモ
ーター4の駆動によって、X軸ウオームギヤ5及びX軸
ガイドレール3上に固定されるものが走査できるように
なっている。
【0073】X軸ガイドレール3とX軸ウオームギヤ5
にはY軸ウオームギヤ6が配置され、これは、モーター
4でX軸方向に駆動される。Y軸ウオームギヤ6には、
モーター7が接続されており、このモーター7の駆動に
よって、Y軸ウオームギア6上に固定されるものが走査
できるようになっている。
【0074】このY軸ウオームギヤ6には、読取光学系
を内包した読み取りヘッド8が取り付けられている。具
体的には、第1実施形態から第5実施形態に記載したD
NAチップ読み取りヘッドである。読み取りヘッド8
は、Y軸ウオームギヤ6によってY軸に沿って自由に動
かすことができる。
【0075】制御装置9は、読み取りヘッド8がDNA
チップ1全体をXY走査するように各モーター4、7を
制御する。具体的には、特定のX座標で読み取りヘッド
8をY軸全体に一方向走査したあと、1ピッチ分だけX
座標を進め、今度は先程とは反対のY軸方向に読み取り
ヘッド8を走査する。これをDNAチップ1の測定対象
領域全体を走査するまで繰返す。1ピッチの寸法は、D
NAチップに配置された全スポットが読みとれるように
適時選択すればよいが、一般的には数ミクロンである。
【0076】また、制御装置9は、前記走査の間、読み
取りヘッド8から出力される蛍光強度を読み取りヘッド
8のXY座標とともに記録し、表示装置10に表示す
る。
【0077】本実施形態のDNAチップ読み取り装置
は、実施形態1から5に記載された非常に小型のDNA
チップ読み取りヘッドを搭載しているので、装置全体が
小型になる。また、ヘッドを走査するので、さらに小型
になっている。
【0078】また、ヘッドにオートフォーカス機構を搭
載すれば、高速にDNAチップを計測することが可能と
なる。
【0079】
【発明の効果】このように、本発明のDNAチップ読み
取りヘッドは、光ピックアップヘッドや光導波路素子の
技術を巧みに応用することにより、極めて小型軽量とな
った。このため、これをDNAチップ読み取り装置に搭
載すれば、装置全体が小型化となり、また、製造コスト
も低下出来るという効果がある。
【0080】また、本装置を用いることにより容易に可
搬構成をとることができ、そのため、臨床や税関現場で
のDNA判定を促進することができると言う効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る本発明のDNAチップ読み
取りヘッド断面構成図である。
【図2】第2実施形態に係る本発明のDNAチップ読み
取りヘッド斜視図である。
【図3】第3実施形態に係る本発明のDNAチップ読み
取りヘッド斜視図である。
【図4】第4実施形態に係る本発明のDNAチップ読み
取りヘッド斜視図である。
【図5】第5実施形態に係る本発明のDNAチップ読み
取りヘッド斜視図である。
【図6】第6実施形態に係る本発明のDNAチップ読み
取り装置斜視図である。
【符号の説明】
1…DNAチップ 2…試料台 3…X軸ガイドレール 4,7…モーター 5…X軸ウオームギア 6…Y軸ウオームギア 8…読み取りヘッド 9…制御装置 10…表示装置 11…半導体レーザ光源 12.16…レンズ 13,15…ダイクロイックミラー 14…非球面対物レンズ 17…4分割受光素子 18…非球面結像レンズ 19…アパーチャ 20,39…受光素子 21…アンプ 22…回路基板 23…ドライバ回路 24…オートフォーカス回路 25…Z軸アクチュエータ 26…筐体 27,34…基板 28,29,33…フォトダイオード 30,37…フォーカシンググレーティングカプラ 31…偏向集光グレーティング 32,38…光源 35…平面レンズ 36…交差指電極 40…開口 41…導波路 42…周期的分極反転構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 15/09 C12Q 1/68 A 4B029 C12Q 1/68 G01N 33/483 C 4B033 G01N 33/483 33/53 M 4B063 33/53 33/566 9A001 33/566 35/02 F 35/02 G02B 13/18 G02B 13/18 C12N 15/00 A Fターム(参考) 2G043 BA16 DA02 DA05 EA01 FA01 GA07 GB01 HA01 HA05 JA02 JA04 LA03 2G045 AA35 DA12 DA13 DA14 FA12 FA15 FB02 GC15 HA09 HA14 JA07 2G058 AA09 CC09 GA04 2H087 KA12 LA21 PA04 PB04 QA01 QA07 QA13 QA33 RA01 RA32 RA41 RA44 RA45 RA48 4B024 AA20 HA12 4B029 AA23 BB20 4B033 NA45 NB63 ND20 NF02 4B063 QA01 QA13 QA17 QA18 QQ42 QQ52 QS34 9A001 BB06 KK16 KK22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ光源と、 前記半導体レーザ光源からのレーザ光をDNAチップに
    照射し、該DNAチップで発生する蛍光を集光するため
    の対物レンズと、 前記対物レンズを透過した前記蛍光を受光素子に導く結
    像レンズと、 前記光源からのレーザ光についてはハーフミラーとなっ
    て該レーザ光を前記対物レンズに導き、前記蛍光は透過
    させて前記結像レンズに導くダイクロイックミラーと、
    及び、 前記結像レンズと前記受光素子の間に配置するアパーチ
    ャとを有し、 これらが一つの筐体に配置され、且つ、前記対物レンズ
    と前記結像レンズのうち少なくとも一方は非球面レンズ
    であることを特徴とするDNAチップ読み取りヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のDNA読み取りヘッド
    において、 前記ダイクロイックミラーと前記結像レンズの間に、前
    記レーザ光を反射し前記蛍光を透過する第二のダイクロ
    イックミラーと、 該第二のダイクロイックミラーで反射された前記レーザ
    光を受けて焦点を検出するためのオートフォーカス用受
    光素子とをさらに有することを特徴とするDNAチップ
    読み取りヘッド。
  3. 【請求項3】 基板の一端に配置された半導体レーザ光
    源と、 該光源からのレーザ光をグレーティングカプラに導く光
    導波路と、 光導波路からのレーザ光をDNAチップに照射する前記
    グレーティングカプラと、 前記DNAチップで発生した蛍光を受光する受光素子と
    が前記基板に一体配置されることを特徴とするDNAチ
    ップ読み取りヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のDNAチップ読み取り
    ヘッドにおいて、 前記DNAチップから反射したレーザ光を偏向集光する
    偏向集光グレーティングと、 該偏向集光グレーティングと対向するように配置され、
    前記偏向集光グレーティングで偏向集光された前記反射
    レーザ光を受光するオートフォーカス用の受光素子とを
    さらに前記基板に配置されることを特徴とするDNAチ
    ップ読み取りヘッド。
  5. 【請求項5】 DNAチップを固定する試料台と、 前記DNAチップに光を照射して、発生する蛍光の強度
    を計測する読み取りヘッドと、 前記読み取りヘッドを固定しDNAチップ上を走査する
    走査装置、及び、 前記走査装置に走査信号を出力して、前記ヘッドから蛍
    光の強度に対応する信号を受け取って、蛍光を発する座
    標と対応させて蛍光の強度に対応する前記信号を記憶す
    るための制御装置を有することを特徴とするDNAチッ
    プ読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記読み取りヘッドは、オートフォーカ
    ス機構を有していることを特徴とする請求項5に記載の
    DNAチップ読み取り装置。
  7. 【請求項7】 前記読み取りヘッドは、光ピックアップ
    ヘッドであることを特徴とする請求項5に記載のDNA
    チップ読み取り装置。
  8. 【請求項8】 前記読み取りヘッドは、集光素子と受光
    素子と光導波路が基板上に配置された光導波路素子を有
    することを特徴とする請求項5に記載のDNAチップ読
    み取り装置。
  9. 【請求項9】 前記集光素子はグレーティングカップラ
    であり、前記受光素子上には波長フィルタがさらに配置
    されることを特徴とする請求項8に記載のDNAチップ
    読み取り装置。
  10. 【請求項10】 前記光導波路素子は、前記光導波路と
    直交する位置に表面弾性波を発生するための交差指電極
    が設けられることを特徴とする請求項8に記載のDNA
    チップ読み取り装置。
  11. 【請求項11】 前記光導波路素子は、周期的分極反転
    構造を有していることを特徴とする請求項8に記載のD
    NAチップ読み取り装置。
  12. 【請求項12】 前記読み取りヘッドは、複数の光導波
    路素子が一つの基板上に配置されることを特徴とする請
    求項8から請求項11のいずれかに記載のDNAチップ
    読み取り装置。
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