JP2001289753A - 試料保持具 - Google Patents

試料保持具

Info

Publication number
JP2001289753A
JP2001289753A JP2000106759A JP2000106759A JP2001289753A JP 2001289753 A JP2001289753 A JP 2001289753A JP 2000106759 A JP2000106759 A JP 2000106759A JP 2000106759 A JP2000106759 A JP 2000106759A JP 2001289753 A JP2001289753 A JP 2001289753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
center
holding
opening
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000106759A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadanao Miyauchi
忠直 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000106759A priority Critical patent/JP2001289753A/ja
Publication of JP2001289753A publication Critical patent/JP2001289753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外分光分析、紫外・可視分光分析、X線吸
収分析等の分析装置によって分析測定される各種サイズ
の試料を所定位置に確実に効率的に保持でき、特定部位
の分析測定も可能でコンパクトに単一構造にまとめられ
る試料保持具を提供する。 【解決手段】 試料保持具は、口径変化機構部3と試料
保持機構部4等からなり、口径変化機構部3を回動する
ことにより、測定中心の位置に各種サイズの試料5を位
置決めでき、その位置において試料保持機構部4により
保持できる。よってサイズが異なる試料を口径変化機構
部3の動作のみにより所定位置に位置決め保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外分光分析、紫
外・可視分光分析、X線吸収分析等の電磁波を用いて分
析を行う分析装置に、大きさが相違する複数の試料をセ
ットするために該試料を保持する試料保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外分光分析、紫外・可視分光分析、X
線吸収分析等の電磁波を用いて分析を行う分析装置に、
対象となる試料をセットするには、試料を保持する試料
保持具が必要である。前記試料には色々の大きさのもの
があり、この大きさに見合う各サイズの試料保持具が必
要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】試料の大きさに合わせ
て各サイズの試料保持具を準備すると、試料保持具の費
用が嵩みコスト高となると共に、その管理や保守が面倒
となり大きな保管スペースが必要となる。また、試料保
持具は試料に見合う一定の形態のものからなる。然しな
がら、この試料保持具を用いた場合には分析試料全体と
しての分析データは得られるが、試料の特定の部位の分
析データを得ることはできない。即ち、分析データの幅
が狭くなる問題点がある。
【0004】一方、各種サイズの試料を保持し得る単一
構造の試料保持具に関する公知技術として、実開平5−
92694号公報に開示するものがある。この「マニピ
ュレータの試料保持具」は、固定板内に複数枚のスペー
サを積層すると共にこのスペーサ間のギャップ内に押え
板を出入させ、その挿入位置を変えることにより押え板
と固定板との間でサイズの異なる試料を保持するように
したものである。この試料保持具によりサイズの異なる
試料を保持することができるが、以下に説明する本発明
とは違い、任意の大きさの試料を確実に所定位置に保持
し得るものではなく、取り扱い性も効率的ではなく、且
つ試料の特定部位のデータを分析し得るものではない。
【0005】本発明は、以上の事情に鑑みて発明された
ものであり、試料毎に試料保持具を替える必要がなく、
且つ各種の大きさの試料を所定位置に確実に保持できる
と共に、試料の全体のみでなくその特定部位の測定が可
能であり、比較的コンパクトにまとめられ、取り扱い性
もよい試料保持具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1の試料保持具は、試料の分析を
行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態でセッ
トするための試料保持具であって、該試料保持具は、前
記分析装置の中心に合致する回転中心を有し、大きさの
相違する複数個の前記試料に見合う口径に開口部を変化
させ該開口部を所定位置にセットする口径変化機構部
と、前記開口部の中心と試料の中心とを一致させると共
にその合致位置で試料を保持する試料保持機構部とを設
ける試料保持具を構成するものである。これにより、単
一の試料保持具により、試料の大きさが相違してもそれ
に見合う開口部を所定位置にセットでき、且つ試料をそ
の位置で試料保持機構部により確実に保持できる。
【0007】また、請求項2の試料保持具は、試料の分
析を行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態で
セットするための試料保持具であって、該試料保持具
は、前記分析装置の中心に合致する回転中心を有し、大
きさの相違する複数個の前記試料に見合う口径に開口部
を変化させ該開口部を所定位置にセットする口径変化機
構部と、前記試料の大きさに拘らず該試料を保持する試
料保持機構部と、前記開口部の口径の変化を前記試料保
持機構部に伝達し、前記開口部の中心と前記試料の中心
とを一致させる試料位置制御機構部とを設けることを特
徴とするものである。これにより、試料の大きさが相違
してもそれに対応して移動する試料保持機構部により試
料は所定位置に安定保持される。
【0008】また、請求項3の試料保持具は、試料の分
析を行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態で
セットするための試料保持具であって、前記分析装置の
中心に合致する回転中心を有し、大きさの相違する複数
個の前記試料に見合う口径に開口部を連続的に変化させ
る口径連続変化機構部と、前記開口部の中心と試料の中
心とを一致させると共にその合致位置で試料を保持する
試料保持機構部とを設けることを特徴とする。これによ
り、試料の大きさが任意に変化するものに対しても該試
料を所定位置にセットでき、且つ確実に保持することが
できる。
【0009】また、請求項4の試料保持具は、試料の分
析を行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態で
セットするための試料保持具であって、前記分析装置の
中心に合致する回転中心を有し、大きさの相違する複数
個の前記試料に見合う口径に開口部を連続的に変化させ
る口径連続変化機構部と、前記試料の大きさに拘らず該
試料を保持する試料保持機構部と、試料の大きさに拘ら
ず前記開口部の口径の変化を前記試料保持機構部に伝達
し、前記開口部の中心と前記試料の中心とを一致させる
試料位置制御機構部とを設けることを特徴とする。これ
により、任意のサイズの試料の位置決め保持が確実に行
われる。
【0010】また、請求項5の試料保持具は、試料の分
析を行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態で
セットするための試料保持具であって、前記分析装置の
中心に合致する回転中心を有し、大きさの相違する複数
個の前記試料に見合う口径に開口部を変化させ該開口部
を所定位置にセットする口径変化機構部と、前記開口部
の中心と試料の中心とを一致させると共にその合致位置
で試料を保持する試料保持機構部と、前記開口部の中心
位置に拘らず任意に前記試料の中心位置を設定できる試
料位置制御機構部とを設けることを特徴とする。これに
より、大きさの異なる試料の保持が確実に行われると共
に、大きいサイズの試料に対し小さな口径を設定できる
ため試料の特定部位の測定が可能になる。
【0011】また、請求項6の試料保持具は、試料の分
析を行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態で
セットするための試料保持具であって、前記分析装置の
中心に合致する回転中心を有し、大きさの相違する複数
個の前記試料に見合う口径に開口部を変化させ該開口部
を所定位置にセットする口径変化機構部と、前記試料の
大きさに拘らず該試料を保持する試料保持機構部と、前
記開口部の中心位置に拘らず任意に前記試料の中心位置
を設定できる試料位置制御機構部とを設けることを特徴
とする。これにより、サイズの異なる試料の保持が確実
に行われると共に、特定部位の測定が確実に行われる。
【0012】また、請求項7の試料保持具は、試料の分
析を行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態で
セットするための試料保持具であって、前記分析装置の
中心に合致する回転中心を有し、大きさの相違する複数
個の前記試料に見合う口径に開口部を連続的に変化させ
る口径連続変化機構部と、前記開口部の中心と試料の中
心とを一致させると共にその合致位置で試料を保持する
試料保持機構部と、前記開口部の中心位置に拘らず任意
に前記試料の中心位置を設定できる試料位置制御機構部
とを設けることを特徴とする。これにより、任意のサイ
ズの試料の位置決め保持の確実化と特定部位の測定が可
能になる。
【0013】また、請求項8の試料保持具は、試料の分
析を行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態で
セットするための試料保持具であって、前記分析装置の
中心に合致する回転中心を有し、大きさの相違する複数
個の前記試料に見合う口径に開口部を連続的に変化させ
る口径連続変化機構部と、前記試料の大きさに拘らず該
試料を保持する試料保持機構部と、前記開口部の中心位
置に拘らず任意に前記試料の中心位置を設定できる試料
位置制御機構部とを設けることを特徴とする。これによ
り、試料のサイズ制約を受けないで試料の位置決め保持
の確実化が図れる。
【0014】また、請求項9の試料保持具は、試料の分
析を行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態で
セットするための試料保持具であって、前記分析装置の
中心に合致する回転中心を有し、大きさの相違する複数
個の前記試料に見合う口径に開口部を変化させ該開口部
を所定位置にセットする口径変化機構部と、前記開口部
の中心と試料の中心とを一致させると共にその合致位置
で試料を保持する試料保持機構部と、前記開口部の口径
の変化を前記試料保持機構部に伝達し、前記開口部の中
心と前記試料の中心とを一致させる試料位置制御機構部
と、前記開口部の中心位置に拘らず任意に前記試料の中
心位置を設定できる試料位置制御機構部とを設けること
を特徴とする。これにより、位置決め保持の確実化が向
上すると共に、特定部位の測定がより容易に、且つ確実
に行われる。
【0015】また、請求項10の試料保持具は、試料の
分析を行うための分析装置の測定位置に試料を保持状態
でセットするための試料保持具であって、前記分析装置
の中心に合致する回転中心を有し、大きさの相違する複
数個の前記試料に見合う口径に開口部を連続的に変化さ
せる口径連続変化機構部と、前記開口部の中心と試料の
中心とを一致させると共にその合致位置で試料を保持す
る試料保持機構部と、前記開口部の口径の変化を前記試
料保持機構部に伝達し、前記開口部の中心と前記試料の
中心とを一致させる試料位置制御機構部と、前記開口部
の中心位置に拘らず任意に前記試料の中心位置を設定で
きる試料位置制御機構部とを設けることを特徴とする。
これにより、任意のサイズの試料の位置決め保持の確実
化や、大きな試料の特定部位の測定が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の試料保持具の実施
の形態を図面を参照して詳述する。以下の説明におい
て、請求項1乃至10の試料保持具の実施の形態が夫々
図1乃至図10に対応して示されている。以下、その内
容を説明する。また、図1乃至図10において寸法a,
b,cが記載されているが、本実施の形態ではaは2
5.285[mm]、bは94.95[mm]、cは3
8[mm]のものが採用され、基板1の板厚は2[m
m]のものを用いているが、これは使用される分析装置
の大きさに合わせたものであり、この数字に限定するも
のではなく、分析装置や試料室の大きさ、装着機構等に
より変化する。また、図1乃至図10において孔2が設
けられているが、これは試料保持具を持ち易くするため
のもので本発明の主要構成内容ではない。よって孔2は
なくてもよい。
【0017】図1は請求項1に対応する試料保持具の概
要構造を示すものである。この試料保持具は、口径変化
機構部3と試料5を保持する試料保持機構部4等とから
なる。なお、本実施の形態では試料5は大きさの異なる
3種類のものが記載されているが、これに限定するもの
ではない。口径変化機構部3は、図略の分析装置の測定
中心と合致する中心点を中心として回動する円板及びそ
の駆動機構部(図略)を備えたものからなり、口径変化
機構部3の回転によって、サイズの異なる試料に対応す
る口径の開口部を有する試料保持機構部4が所定位置に
セットされるように構成される。この試料保持機構部4
は前記各種の口径に見合う寸法の保持具からなり、この
保持具により試料5は所定位置に保持固定される。な
お、口径変化機構部3には所定の回動位置に達したこと
を検知するための図略のノッチ等が刻まれており、この
ノッチにより所定の位置に前記保持具がセットされる。
以上により、口径変化機構部3を回動させるだけで試料
の位置決め保持が可能になる。
【0018】図2(a),(b)は請求項2に対応する
試料保持具を示す。この試料保持具は、口径変化機構部
3と、試料保持機構部4と、試料位置制御機構部6,7
等とからなる。口径変化機構部3は図2(a)及び図2
(b)に示すように、カム溝8とカム9及びカムフォロ
ア10等を有する回転板状のものからなり、カム9の回
転により所望の試料5を所定位置にセットする。なお、
口径を変化させた時に開口部が適切な位置に達したこと
を検知するノッチ(図略)が付設されている。また、こ
の試料保持具の試料保持機構部4は図2(c)に示すよ
うにV字型の保持具4aからなり、この保持具4aは試
料位置制御機構部6に連結され、この試料位置制御機構
部6はカムフォロア10と連結する試料位置制御機構部
7によって動作される。以上の構造により口径変化機構
部3を回動させることにより所定の口径の開口部が所定
位置にセットされると共に、その開口部に見合った試料
位置制御機構部6,7がカムフォロア10等により動作
され、V字型の保持具4aが所定位置に移動し、所望の
試料5を保持する。V字型の保持具4aを用いるため試
料の大きさに拘らず確実の保持ができる。なお、本実施
の形態では口径の変化を試料保持機構部4側に伝達する
機構としてカム機構を用いたが、ラック及びピニオンの
組み合わせ機構等を用いてもよい。
【0019】図3(a)は請求項3に対応する試料保持
具を示す。この試料保持具は、口径連続変化機構部3A
と、保持具4a等とからなる。口径連続変化機構部3A
は、本実施の形態では口径調整リング12と、絞り羽根
11等とからなる。絞り羽根11は口径調整リング12
の回転により絞り量(開口径)が連続的に(無段階に)
変化する絞り機構からなり、電磁波を遮断する部材から
なる。以上の構造により試料5の大きさが任意に変化し
ても、この試料5を所定の中心位置に正しくセットで
き、且つその保持の確実化が図れる。なお、図3(b)
は絞り羽根11やこれに連結する保持具4aの概要構造
及び、保持具4aと試料5との係合状態を示す模式図で
ある。
【0020】図4(a),(b)は請求項4に対応する
試料保持具を示す。この試料保持具は、口径連続変化機
構部3Aと、試料保持機構部4と、試料位置制御機構部
13,14等とからなる。口径連続変化機構部3Aは、
口径調整リング12(外歯を有する)と絞り羽根11
(電磁波を遮断する部材からなる)等とからなり、口径
調整リング12を回転すると絞り羽根11の絞り量が連
続的に変化し、任意の大きさの試料に対応することがで
きる。また、試料保持機構部4は本実施の形態ではV字
型の保持具4aを有するものからなり、保持具4aは試
料位置制御機構部13に連結する。試料位置制御機構部
13は試料位置制御機構部(スライドガイド)14に連
結し、試料位置制御機構部13はラック18,歯車(ピ
ニオン)17,歯車16及び歯車15を介して口径調整
リング12の前記の外歯に連結される。以上の構造によ
り口径連続変化機構部3Aの口径調整リング12を回動
することにより、絞り羽根11の口径が連続的に変化
し、任意の大きさの試料に対応する開口部を形成するこ
とができる。これに同期して試料保持機構部4の保持具
4aが上記スライドガイド14に沿って図面上下方向に
移動し、試料を所定位置に確実に保持することができ
る。なお、本実施の形態では口径の変化を試料保持機構
部4に伝達する機構としてラック及びピニオン等を設け
たが、前記のようにカムフォロア等を用いるものでよ
い。
【0021】図5(a),(b)は請求項5に対応する
試料保持具を示す。この試料保持具は、口径変化機構部
3と、試料保持機構部4、試料位置制御機構部19,2
0,21等とからなる。口径変化機構部3は本実施の形
態では図5(c)に示すような各種サイズの孔(イ,
ロ,ハ,ニ)を有する円板状のものからなり、基板1に
連結され、回転により所望のサイズの孔を選択できる。
試料位置制御機構部20には、試料位置制御機構部(ス
ライドガイド)21を介して試料位置制御機構部19が
連結されるが、この試料位置制御機構部19は試料保持
機構部4との関係で図5(d)に示すように大きな開口
孔19aを有するものからなる。また、試料保持機構部
4は図5(a)に示すように各種試料5を保持し得る保
持具を有する円板状のものからなり、試料位置制御機構
部19に連結して配置される。以上の構造により、試料
保持機構部4は回転と、スライドガイド20,21に沿
う図面上下、左右方向の移動とが可能であり、前記した
試料保持具の機能に加えて、試料5の特定部位の分析測
定が可能になる。即ち、サイズの大きな試料5に対して
小さな孔(図5(c)の孔ニに示す)を設定することに
より、試料5を中心Cからずれた位置にセットすること
が可能になり、試料5の特定部位の測定が可能になる。
【0022】図6(a),(b)は請求項6に対応する
試料保持具を示す。この試料保持具は、口径変化機構部
3と、試料保持機構部4と、試料位置制御機構部22,
23,24等とからなる。口径変化機構部3は本実施の
形態では図5(c)に示したものと同様のものからな
る。また、試料保持機構部4はV字型の保持具4aを用
いたもので、試料5の大きさに拘らず試料5を確実に保
持できる。また、試料位置制御機構部22,23,24
は試料保持機構部4の保持具4aを任意の中心位置にセ
ットできる構造からなり、これにより試料5の中心位置
を任意の位置に設定することができる。
【0023】図7(a),(b)は請求項7に対応する
試料保持具を示す。この試料保持具は、口径連続変化機
構部3Aと、試料保持機構部4と、試料位置制御機構部
25,26,27等とからなる。口径連続変化機構部3
Aは口径調整リング12と絞り羽根11を有するものか
らなる。また、試料保持機構部4は図1,図5等に示し
た構造のものからなり、試料位置制御機構部25に連結
される。なお、試料位置制御機構部25は図7(c)に
示すように開口孔25aを形成するものからなり、試料
5の中心位置のずれによる試料との干渉を防止するよう
にしている。
【0024】図8(a),(b)は請求項8に対応する
試料保持具を示す。この試料保持具は、口径連続変化機
構部3Aと、試料保持機構部4と、試料位置制御機構部
28,29,30等とからなる。口径連続変化機構部3
Aは口径調整リング12と絞り羽根11等とからなる。
以上により試料5の中心位置を任意に設定することがで
き、且つ保持の確実化が図れる。
【0025】図9(a),(b)は請求項9に対応する
試料保持具を示す。この試料保持具は口径変化機構部3
と、試料保持機構部4と、試料位置制御機構部31,3
2,33,34,35等とからなる。ここで、試料位置
制御機構部31等は試料中心と開口部の中心を一致させ
る制御機構部と、中心位置に拘らず任意に試料5の中心
位置を設定できる制御機構部とからなる。また、試料保
持機構部4は、V字型の保持具4aを用いたものからな
る。また、伝達機構としては、例えばカムフォロア等が
用いられている。
【0026】図10(a),(b)は請求項10に対応
する試料保持具を示す。この試料保持具は口径連続変化
機構部3Aと、試料保持機構部4と、試料位置制御機構
部36,37,38,39,40等とからなり、伝達機
構部として歯車41,42,43、ラック44を用いて
いる。以上の構造により前記図9に示した試料保持具と
ほぼ同様の効果が上げられる。
【0027】
【発明の効果】1.本発明の請求項1の試料保持具によ
れば、試料保持機構と一体になって口径を変化させる機
構が回転することにより、どの口径に設定しても分析装
置の測定中心と開口部の中心と試料の中心が一致し、測
定が適切に実施されるため、試料サイズ毎に試料保持具
を取り替える必要がない。 2.本発明の請求項2の試料保持具によれば、口径を変
化させる機構を回転させて試料サイズに合った口径を設
定すると、自動的に試料保持機構が試料保持位置に設定
されるので、試料サイズの制約を受けないV字型の保持
部に試料をのせるだけで適切な測定が可能である。 3.本発明の請求項3の試料保持具によれば、虹彩絞り
のリングを回転させ試料を保持すると同時にその試料の
測定に適した口径に設定できるので、試料毎にそのサイ
ズを考慮する必要がない。 4.本発明の請求項4の試料保持具によれば、虹彩絞り
のリングを回転させて試料サイズに合った口径を設定す
ると、自動的に試料保持機構が試料保持位置に設定され
るので、試料サイズの制約を受けないV字型の保持部に
試料をのせるだけで適切な測定が可能である。口径は連
続的に変化させることができるので、測定可能な試料の
サイズは調整範囲内で任意である。 5.本発明の請求項5の試料保持具によれば、口径を変
化させる機構と試料保持機構とが独立しているので、図
5(c)のイ,ロ,ハに示した口径を用いて各サイズの
試料の測定が可能であることは勿論、サイズの大きな試
料に対して小さな口径(図5(c)のニ)を設定し試料
位置を制御することによって、大きな試料の特定部位の
測定を行うことも可能である。 6.本発明の請求項6の試料保持具によれば、試料サイ
ズの制約を受けないで前記の作用効果を得ることが可能
である。 7.本発明の請求項7の試料保持具によれば、各サイズ
の試料の測定が可能であることは勿論、虹彩絞りのリン
グを回転させることにより、大きな試料の特定部位につ
いて任意の測定径を設定して測定を行うことが可能であ
る。 8.本発明の請求項8の試料保持具によれば、試料サイ
ズの制約を受けないで前記の作用効果を得ることが可能
である。 9.本発明の請求項9の試料保持具によれば、口径を変
化させる機構を回転させて試料サイズに合った口径を設
定すると、自動的に試料保持機構が試料保持位置に設定
されるので、試料サイズの制約を受けないV字型の保持
部に試料をのせるだけで適切な測定が可能であるばかり
でなく、サイズの大きな試料に対して小さな口径を設定
し試料位置を制御することによって、大きな試料の特定
部位の測定を行うことも可能である。 10.本発明の請求項10の試料保持具によれば、虹彩
絞りのリングを回転させて試料サイズに合った口径を設
定すると、自動的に試料保持機構が試料保持位置に設定
されるので、試料サイズの制約を受けないV字型の保持
部に試料をのせるだけで適切な測定が可能であるばかり
でなく、サイズの大きな試料に対して小さな口径を設定
し試料位置を制御することによって、大きな試料の特定
部位の測定を試料サイズの制約を受けないで行うことも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する試料保持具の全体
構造の概要を示す平面図。
【図2】本発明の請求項2に対応する試料保持具の全体
構造の概要を示す平面図(a)及び側面図(b)、試料
保持機構部の保持具を示す斜視図(c)。
【図3】本発明の請求項3に対応する試料保持具の全体
構造の概要を示す平面図(a)及び試料保持機構部の詳
細構造を示す模式図(b)。
【図4】本発明の請求項4に対応する試料保持具の概要
構造を示す平面図(a)及び側面図(b)。
【図5】本発明の請求項5に対応する試料保持具の全体
構造の概要を示す平面図(a),側面図(b),口径変
化機構部の詳細構造を示す平面図(c)及び試料位置制
御機構部の詳細構造を示す平面図(d)。
【図6】本発明の請求項6に対応する試料保持具の全体
構造の概要を示す平面図(a)及び側面図(b)。
【図7】本発明の請求項7に対応する試料保持具の全体
構造の概要を示す平面図(a),側面図(b)及び試料
位置制御機構部の詳細構造を示す平面図(c)。
【図8】本発明の請求項8に対応する試料保持具の全体
構造の概要を示す平面図(c)及び側面図(b)。
【図9】本発明の請求項9に対応する試料保持具の全体
構造の概要を示す平面図(a)及び側面図(b)。
【図10】本発明の請求項10に対応する試料保持具の
全体構造の概要を示す平面図(a)及び側面図(b)。
【符号の説明】
1 基板 2 孔 3 口径変化機構部 3A 口径連続変化機構部 4 試料保持機構部 4a 保持具 5 試料 6,7 試料位置制御機構部 8 カム溝 9 カム 10 カムフォロア 11 絞り羽根 12 口径調整リング 13 試料位置制御機構部 14 試料位置制御機構部 15〜17 歯車 18 ラック 19〜21 試料位置制御機構部 19a 開口孔 22〜24 試料位置制御機構部 25〜27 試料位置制御機構部 25a 開口孔 28〜30 試料位置制御機構部 31〜35 試料位置制御機構部 36〜40 試料位置制御機構部 41〜43 歯車 44 ラック イ〜ニ 孔 C 試料中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 21/35 G01N 23/06 23/06 1/28 W

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の分析を行うための分析装置の測定
    位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具で
    あって、該試料保持具は、前記分析装置の中心に合致す
    る回転中心を有し、大きさの相違する複数個の前記試料
    に見合う口径に開口部を変化させ該開口部を所定位置に
    セットする口径変化機構部と、前記開口部の中心と試料
    の中心とを一致させると共にその合致位置で試料を保持
    する試料保持機構部とを設けることを特徴とする試料保
    持具。
  2. 【請求項2】 試料の分析を行うための分析装置の測定
    位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具で
    あって、該試料保持具は、前記分析装置の中心に合致す
    る回転中心を有し、大きさの相違する複数個の前記試料
    に見合う口径に開口部を変化させ該開口部を所定位置に
    セットする口径変化機構部と、前記試料の大きさに拘ら
    ず該試料を保持する試料保持機構部と、前記開口部の口
    径の変化を前記試料保持機構部に伝達し、前記開口部の
    中心と前記試料の中心とを一致させる試料位置制御機構
    部とを設けることを特徴とする試料保持具。
  3. 【請求項3】 試料の分析を行うための分析装置の測定
    位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具で
    あって、前記分析装置の中心に合致する回転中心を有
    し、大きさの相違する複数個の前記試料に見合う口径に
    開口部を連続的に変化させる口径連続変化機構部と、前
    記開口部の中心と試料の中心とを一致させると共にその
    合致位置で試料を保持する試料保持機構部とを設けるこ
    とを特徴とする試料保持具。
  4. 【請求項4】 試料の分析を行うための分析装置の測定
    位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具で
    あって、前記分析装置の中心に合致する回転中心を有
    し、大きさの相違する複数個の前記試料に見合う口径に
    開口部を連続的に変化させる口径連続変化機構部と、前
    記試料の大きさに拘らず該試料を保持する試料保持機構
    部と、試料の大きさに拘らず前記開口部の口径の変化を
    前記試料保持機構部に伝達し、前記開口部の中心と前記
    試料の中心とを一致させる試料位置制御機構部とを設け
    ることを特徴とする試料保持具。
  5. 【請求項5】 試料の分析を行うための分析装置の測定
    位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具で
    あって、前記分析装置の中心に合致する回転中心を有
    し、大きさの相違する複数個の前記試料に見合う口径に
    開口部を変化させ該開口部を所定位置にセットする口径
    変化機構部と、前記開口部の中心と試料の中心とを一致
    させると共にその合致位置で試料を保持する試料保持機
    構部と、前記開口部の中心位置に拘らず任意に前記試料
    の中心位置を設定できる試料位置制御機構部とを設ける
    ことを特徴とする試料保持具。
  6. 【請求項6】 試料の分析を行うための分析装置の測定
    位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具で
    あって、前記分析装置の中心に合致する回転中心を有
    し、大きさの相違する複数個の前記試料に見合う口径に
    開口部を変化させ該開口部を所定位置にセットする口径
    変化機構部と、前記試料の大きさに拘らず該試料を保持
    する試料保持機構部と、前記開口部の中心位置に拘らず
    任意に前記試料の中心位置を設定できる試料位置制御機
    構部とを設けることを特徴とする試料保持具。
  7. 【請求項7】 試料の分析を行うための分析装置の測定
    位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具で
    あって、前記分析装置の中心に合致する回転中心を有
    し、大きさの相違する複数個の前記試料に見合う口径に
    開口部を連続的に変化させる口径連続変化機構部と、前
    記開口部の中心と試料の中心とを一致させると共にその
    合致位置で試料を保持する試料保持機構部と、前記開口
    部の中心位置に拘らず任意に前記試料の中心位置を設定
    できる試料位置制御機構部とを設けることを特徴とする
    試料保持具。
  8. 【請求項8】 試料の分析を行うための分析装置の測定
    位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具で
    あって、前記分析装置の中心に合致する回転中心を有
    し、大きさの相違する複数個の前記試料に見合う口径に
    開口部を連続的に変化させる口径連続変化機構部と、前
    記試料の大きさに拘らず該試料を保持する試料保持機構
    部と、前記開口部の中心位置に拘らず任意に前記試料の
    中心位置を設定できる試料位置制御機構部とを設けるこ
    とを特徴とする試料保持具。
  9. 【請求項9】 試料の分析を行うための分析装置の測定
    位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具で
    あって、前記分析装置の中心に合致する回転中心を有
    し、大きさの相違する複数個の前記試料に見合う口径に
    開口部を変化させ該開口部を所定位置にセットする口径
    変化機構部と、前記開口部の中心と試料の中心とを一致
    させると共にその合致位置で試料を保持する試料保持機
    構部と、前記開口部の口径の変化を前記試料保持機構部
    に伝達し、前記開口部の中心と前記試料の中心とを一致
    させる試料位置制御機構部と、前記開口部の中心位置に
    拘らず任意に前記試料の中心位置を設定できる試料位置
    制御機構部とを設けることを特徴とする試料保持具。
  10. 【請求項10】 試料の分析を行うための分析装置の測
    定位置に試料を保持状態でセットするための試料保持具
    であって、前記分析装置の中心に合致する回転中心を有
    し、大きさの相違する複数個の前記試料に見合う口径に
    開口部を連続的に変化させる口径連続変化機構部と、前
    記開口部の中心と試料の中心とを一致させると共にその
    合致位置で試料を保持する試料保持機構部と、前記開口
    部の口径の変化を前記試料保持機構部に伝達し、前記開
    口部の中心と前記試料の中心とを一致させる試料位置制
    御機構部と、前記開口部の中心位置に拘らず任意に前記
    試料の中心位置を設定できる試料位置制御機構部とを設
    けることを特徴とする試料保持具。
JP2000106759A 2000-04-07 2000-04-07 試料保持具 Pending JP2001289753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000106759A JP2001289753A (ja) 2000-04-07 2000-04-07 試料保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000106759A JP2001289753A (ja) 2000-04-07 2000-04-07 試料保持具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001289753A true JP2001289753A (ja) 2001-10-19

Family

ID=18619876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000106759A Pending JP2001289753A (ja) 2000-04-07 2000-04-07 試料保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001289753A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007040488A1 (de) * 2007-08-28 2009-03-05 Arzneimittel Gmbh Apotheker Vetter & Co. Ravensburg Röntgeneinrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007040488A1 (de) * 2007-08-28 2009-03-05 Arzneimittel Gmbh Apotheker Vetter & Co. Ravensburg Röntgeneinrichtung
US8218724B2 (en) 2007-08-28 2012-07-10 Arzneimittel Gmbh Apotheker Vetter & Co. X-ray device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0122584B2 (ja)
CN110709706B (zh) 使用转盘系统对重金属进行定性和定量分析的装置和方法
CN101140219A (zh) 微型芯片检验装置
JP3928656B2 (ja) エネルギー分散型エックス線回折・分光装置
JP2006313157A (ja) X線回折分析方法及び装置
US11673138B2 (en) Measurement of an analyte with a cartridge
US20060108534A1 (en) Analytical instrument with variable apertures for radiation beam
CN200976003Y (zh) 转动样品架
US7656531B2 (en) Holding apparatus for spectrum measurement
JP2001289753A (ja) 試料保持具
EP2743741A1 (en) Optical fiber cutter
JPH045138B2 (ja)
AU2003239811A1 (en) Measuring device, particularly for conducting spectroscopic measurements
JPH08320287A (ja) 分光分析測定装置
JP3448576B2 (ja) キュベット搬送装置
CN102374898B (zh) 一种单色仪
EP1865304A1 (en) Microcell and microcell holder
CN110031185A (zh) 一种窄带滤光片的检测装置和检测方法
CN219842362U (zh) 一种xrf技术与拉曼技术联用的便携式分析仪
CN214844746U (zh) 一种用于拉曼光谱测试的入射光路偏振装置
JPH07225201A (ja) X線回折装置の試料回転治具及び試料保持装置
TWI589853B (zh) 自動採樣裝置及採樣方法
JP2520576Y2 (ja) 分析装置
JP4439984B2 (ja) 光軸調整機能を有するx線分析方法および装置
JP2000292344A (ja) 光通路形成装置