JP2001289731A - 脈動圧試験機 - Google Patents

脈動圧試験機

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JP2001289731A
JP2001289731A JP2000103523A JP2000103523A JP2001289731A JP 2001289731 A JP2001289731 A JP 2001289731A JP 2000103523 A JP2000103523 A JP 2000103523A JP 2000103523 A JP2000103523 A JP 2000103523A JP 2001289731 A JP2001289731 A JP 2001289731A
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JP
Japan
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piston
fluid
cylinder
chamber
chambers
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JP2000103523A
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English (en)
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Yuichi Minami
裕一 巳波
Yoshihiko Takagi
義彦 高木
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Akashi Corp
Original Assignee
Akashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンダーユニットを交換せずに、幅広い圧力
試験を行うことができる脈動圧試験機を提供する。 【解決手段】シリンダー(5)内をピストン(6)によ
り二室(5a,5b)に区画するシリンダーユニット
(1)を備え、ピストン(6)の動作によりシリンダー
(5)内の作動流体(例えば油8)を被試験体(4)に
対し断続的に供給して、脈動圧に対する被試験体(4)
の耐久性を試験する脈動圧試験機において、シリンダー
(5)内の二室(5a,5b)の各々に、被試験体
(4)への流体供給路(11a,11b)と流体貯留タ
ンク(10a,10b)をそれぞれ接続するとともに、
流体供給路(11a,11b)と流体貯留タンク(10
a,10b)に流体(8)の流れを切り替える切替バル
ブ(12a,12b)をそれぞれ設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧に用いるホー
スの耐久性を試験するのに好適な脈動圧試験機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】油圧に用いるホース等の耐久性を試験す
る脈動圧試験機は、図3に示すように、被試験体である
ホース21にシリンダー22を接合し、ピストン23を
押したり引いたりすることによってホース21に油圧を
断続的にかけて、ホース21の耐久性を試験するもので
ある。ピストン23は、油圧加振機または電動式加振機
24により動かされる。この脈動圧試験は、非常に高い
圧力からかなり低い圧力までの広い圧力範囲で行うこと
が望ましい。ピストン23を押す力をFとし、ピストン
23の断面積をAとすると、ホース21にかかる圧力P
は、以下のような式(1)になる。
【数1】 ホース21にかける圧力Pを変化させるには、上記の式
から明らかなように、ピストン23にかける力Fを変化
させればよいが、油圧加振機または電動式加振機24に
より調節可能な力Fの範囲は限られており、さらに、広
い範囲で調節できる油圧加振機または電動式加振機24
は高価になってしまう。そこで一般には、ピストン23
の断面積Aを変化させてホース21にかかる圧力Pを変化
させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ピストンの断
面積Aの変化は、シリンダー径またはピストンストロー
クの異なるシリンダーユニットを用意し、その都度シリ
ンダーユニットを取り替えることにより行われており、
数種のシリンダーユニットを用意しなくてはならず、取
り替え作業も繁雑であるといった問題点がある。
【0004】そこで、本発明の課題は、シリンダーユニ
ットを交換せずに、幅広い圧力試験を行うことができる
脈動圧試験機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、シリ
ンダー(5)内をピストン(6)により二室(5a,5
b)に区画するシリンダーユニット(1)を備え、ピス
トンの動作によりシリンダー内の作動流体(例えば油
8)を被試験体(4)に対し断続的に供給して、脈動圧
に対する被試験体の耐久性を試験する脈動圧試験機にお
いて、シリンダー内の二室の各々に、被試験体への流体
供給路(11a,11b)と流体貯留タンク(10a,
10b)をそれぞれ接続するとともに、流体供給路と流
体貯留タンクに流体の流れを切り替える切替バルブ(1
2a,12b)をそれぞれ設けたことを特徴としてい
る。
【0006】ここで、一方の室には、ピストンに連結し
てピストンを動かすピストンロッドが通っており、この
室のピストン断面積は、他方の室のピストン断面積より
ピストンロッドの断面積の分だけ小さくなっている。
【0007】以上のように、請求項1記載の発明によれ
ば、シリンダー内の二室にそれぞれ、被試験体への流体
供給路と流体貯留タンクを接続し、切替バルブで各室が
流体供給路あるいは流体貯留タンクのどちらかと連通す
るように切替えることにより、容量可変として、1つの
シリンダーユニットを、一方の室のみの容量、他方の室
のみの容量、両方の室間の差の容量に応じた3つのシリ
ンダーユニットとして使用することができる。したがっ
て、複数のシリンダーユニットを用意する必要がなく、
また、試験中にシリンダーユニットを取り替える必要も
ないので、試験を円滑かつ経済的に行うことができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の脈
動圧試験機であって、例えば図2に示すように、二室の
切替バルブを、一方の室が流体供給路に開状態になって
他方の室が流体貯留タンクに開状態になる切替モード
と、二室が流体供給路に同時開状態になる切替モード
と、に切替制御するバルブ切替制御手段を設けたことを
特徴としている。
【0009】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、例えば図2に示すように、バルブ切替制御手段によ
って、切替バルブを、一方の室が流体供給路に開状態に
なって他方の室が流体貯留タンクに開状態になる切替モ
ード、または二室が流体供給路に同時開状態になる切替
モードに切替えることにより、2室のバルブの切替制御
だけで、容易に3種の圧力を被試験体にかけることがで
きる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の脈
動圧試験機であって、作動流体は非圧縮性流体であるこ
とを特徴とする。
【0011】このように、請求項3記載の発明によれ
ば、作動流体を非圧縮性流体にすることにより、ピスト
ンによって加えられた力を、油圧として被試験体に確実
に伝達することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る脈動圧試験
機の実施の形態例を図1及び図2に基づいて説明する。
先ず、図1は、脈動圧試験機の構造を示す概略図であ
る。脈動圧試験機は、シリンダーユニット1、ピストン
駆動部2、圧力センサー3から概略構成されている。4
は被試験体である。シリンダーユニット1は、シリンダ
ー5と、シリンダー5内を摺動するピストン6、ピスト
ン駆動部2と連結しピストン6を動かすピストンロッド
7から構成されており、シリンダー5内はピストン6に
よって、2つの室5a,5bに区画されている。室5
a,5bには非圧縮性の油8が充填されている。室5b
内にはピストンロッド7が通っており、室5b側のピス
トン6の断面積は室5a側のピストンの断面積より、ピ
ストンロッド7の断面積分小さくなっている。室5a及
び室5bは、それぞれ、タンク10a,10bに連通す
る流路9a,9bと、被試験体4に連通する流路11
a,11bとを備えており、流路9aと流路11aは切
替バルブ12aによって、どちらか一方が室5aと連通
するようになり、流路9bと流路11bも切替バルブ1
2bによって、どちらか一方が室5bと連通するように
なっている。この切替バルブ12a,12bの切替えは
切替制御装置13によって行われる。また、流路11a
と流路11bは、途中で合流した後、被試験体接続部1
4で被試験体4に連通している。被試験体4にかかる油
圧は、圧力センサー3で検知し、油圧データとしてピス
トン駆動部2に伝達される。ピストン駆動部2は、油圧
式または電動式の加振機であり、この油圧データをもと
にピストン6に加える力を制御する。
【0013】次に、本脈動圧試験機を用いた脈動圧試験
方法を説明する。まず、被試験体4を被試験体接続部1
4に接続する。このとき、被試験体4は、脈動圧試験機
と接続しない側の端が閉じてあるものとする。切替バル
ブ12a,12bを切替バルブ切替制御装置13によっ
て切替えることにより、被試験体4に連通する流路を設
定し、ピストン駆動部2によってピストン6を動かし
て、シリンダー5内の油8を押し出し、被試験体4に油
圧をかけ、被試験体4の脈動圧に対する耐久性の試験を
行う。
【0014】被試験体4にかけることができる油圧は、
切替バルブ12a,12bの切替によって、以下に示す
ような3通りとなる。 切替バルブ12aで室5aと流路11aとを連通さ
せ、切替バルブ12bで室5bと流路9bとを連通させ
て、ピストン6を室5aを狭める方向に動かす(図2
(a)参照)。このとき、ピストン6の室5a側の断面
積をA1とし、ピストン駆動部2によってピストン6に
加えられる力をFとすると、被試験体4にかかる油圧P
は、式(2)のようになる。
【数2】 切替バルブ12aで室5aと流路9aとを連通させ、
切替バルブ12bで室5bと流路11bとを連通させ
て、ピストン6を室5bを狭める方向に動かす(図2
(b)参照)。ピストン6の室5b側の断面積をA2
し、ピストン駆動部2によってピストン6に加えられる
力をFとすると、このときの被試験体4にかかる油圧P
は式(3)のようになる。ここで、断面積A2は、ピス
トン6の室5a側の断面積A1よりピストンロッド7の
断面積分小さくなっている。
【数3】 切替バルブ12aで室5aと流路11aとを連通さ
せ、切替バルブ12bで室5bと流路11bとを連通さ
せて、ピストン6を室5aを狭める方向に動かす(図2
(c)参照)。ピストン6の室5a側の断面積をA1、室
5b側の断面積をA2とし、ピストン駆動部2によって
ピストン6に加えられる力をFとすると、被試験体4に
かかる油圧Pは式(4)のようになる。
【数4】
【0015】以上のようにして、被試験体4に低い圧力
から高い圧力までの広い範囲の油圧をかけ、被試験体4
の脈動圧試験をおこなう。
【0016】このように、上記実施の形態の脈動圧試験
機によれば、ピストンロッド7を設けたことにより、表
と裏の断面積が異なるピストン6で、シリンダー5内を
室5a及び室5bの2つに区切り、この室5a及び室5
bに非圧縮性の油8を充填し、各室に被試験体4への流
路11a,11bとタンク10a,10bへの流路9
a,9bを設け、各室が、被試験体4あるいはタンク1
0a,10bのどちらかと連通するように切替バルブ1
2a,12bで切替えることにより、1つのシリンダー
ユニットを3つのシリンダーユニットとし、3種の油圧
を被試験体4にかけることができる。従って、1つのシ
リンダーユニットで3種の圧力での脈動圧試験を行うこ
とができ、試験中にシリンダーユニットを交換する必要
がなくなる。また、切替バルブの切替えはバルブ切替制
御装置によって行われるので、被試験体4にかける圧力
を、容易に変更することができる。
【0017】なお、以上の実施の形態例においては、作
動流体として油を用いたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、非圧縮性の流体であれば良い。また、シ
リンダーユニットの形状等も任意であり、その他、具体
的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは
勿論である。
【0018】また、シリンダーの径及びピストンロッド
の太さは、試験を行いたい圧力範囲と、ピストン駆動部
がピストンに加えることのできる力Fの大きさに応じ
て、任意に設定できるものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る脈動圧試験機によれば、ピストンで2つに区切られた
シリンダー内の各室に、被試験体への流体供給路と流体
貯留タンクとが接続し、各室が流体供給路あるいは流体
貯留タンクのどちらかと連通するように切替バルブで切
替えることで、1つのシリンダーユニットを3つのシリ
ンダーユニットとすることができるので、1つのシリン
ダーユニットで脈動圧試験を行うことができ、試験中に
シリンダーユニットを交換する必要がない。
【0020】請求項2記載の発明に係る脈動圧試験機に
よれば、バルブ切替制御手段によって、シリンダー内の
2室の内のどちらか一方の室が流体供給路に連通してい
る状態、あるいは、両方の室が流体供給路に連通してい
る状態になるようにバルブを切替えることにより、容易
に1つのシリンダーユニットで3種の圧力を被試験体に
かけることができる。
【0021】請求項3記載の発明に係る脈動圧試験機に
よれば、作動流体として非圧縮性流体を用いることによ
り、ピストンによって非圧縮性流体に加えられた力を、
被試験体に確実に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての脈動圧試験機の
構造を示す概略図である。
【図2】図1における脈動圧試験機での、圧力をかけ方
を示す、シリンダーユニット部分の断面図であり、
(a)は室5aのみを被試験体に連通している場合、
(b)は室5bのみを被試験体に連通している場合、
(c)は室5a及び室5bを被試験体に連通している場
合を示している。
【図3】従来の脈動圧試験機の構造を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダーユニット 2 ピストン駆動部 3 圧力センサー 4 被試験体 5 シリンダー 5a,5b 室 6 ピストン 7 ピストンロッド 8 油 9a,9b 流路 10a,10b タンク 11a,11b 流路 12a,12b 切替バルブ 13 バルブ切替制御装置 14 被試験体接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G067 AA17 BB31 CC03 DD02 3H025 BA21 BB07 3H045 AA03 AA12 AA24 AA34 BA00 BA19 BA28 CA28 DA15 EA43 3H071 AA03 BB01 CC35 DD31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダー内をピストンにより二室に区画
    するシリンダーユニットを備え、ピストンの動作により
    シリンダー内の作動流体を被試験体に対し断続的に供給
    して、脈動圧に対する被試験体の耐久性を試験する脈動
    圧試験機において、 シリンダー内の二室の各々に、被試験体への流体供給路
    と流体貯留タンクをそれぞれ接続するとともに、流体供
    給路と流体貯留タンクに流体の流れを切り替える切替バ
    ルブをそれぞれ設けたこと、を特徴とする脈動圧試験
    機。
  2. 【請求項2】二室の切替バルブを、一方の室が流体供給
    路に開状態になって他方の室が流体貯留タンクに開状態
    になる切替モードと、二室が流体供給路に同時開状態に
    なる切替モードと、に切替制御するバルブ切替制御手段
    を設けたこと、を特徴とする請求項1記載の脈動圧試験
    機。
  3. 【請求項3】作動流体は非圧縮性流体であること、を特
    徴とする請求項1記載の脈動圧試験機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106840555A (zh) * 2016-12-27 2017-06-13 重庆维庆液压机械有限公司 液压缸气密检测装置
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