JP2001289540A - オープンセルタイプ自動製氷機 - Google Patents

オープンセルタイプ自動製氷機

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JP2001289540A JP2000106811A JP2000106811A JP2001289540A JP 2001289540 A JP2001289540 A JP 2001289540A JP 2000106811 A JP2000106811 A JP 2000106811A JP 2000106811 A JP2000106811 A JP 2000106811A JP 2001289540 A JP2001289540 A JP 2001289540A
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政弘 小谷
Shinichi Nagasawa
伸一 長澤
Kazumi Toritani
千美 鳥谷
Shinsaku Hayakawa
進作 早川
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/04Producing ice by using stationary moulds
    • F25C1/045Producing ice by using stationary moulds with the open end pointing downwards

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オープンセルタイプ自動製氷機の氷シュート
の取り付け取り外しを簡単にして、その洗浄を容易にす
る。 【解決手段】 この自動製氷機は、左右1対の側部20
の前後縁を前壁35と後壁30により連結した製氷部ケ
ースAと、その下端部に設けた製氷水タンク40と、製
氷部ケース内の下部に設けた散水器50と、製氷部ケー
ス内の上部に設けられて散水器から上方に噴出される製
氷用水を受ける複数の製氷セル62を下側に有し冷却パ
イプ65により冷却される製氷室60と、製氷部ケース
内の上下方向中間部に傾斜して設けられた氷シュート7
0を備えている。氷シュートは前部と後部にそれぞれ下
向きに延びる支持脚片74を形成し、製氷部ケースに設
けた円筒状のシュート支持部材38にこの支持脚片を弾
性的に係止することにより製氷部ケースに離脱可能に取
り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オープンセルタイ
プ自動製氷機に関する。
【0002】
【従来の技術】オープンセルタイプ自動製氷機は、例え
ば図6に示すように、左右1対の側壁1aの前後縁を後
壁1bと前壁1cにより連結してなる箱状の製氷部ケー
ス1の下端部に製氷水タンク2を取り付け、製氷部ケー
ス1内の下部に製氷用水を上方に噴出する複数のノズル
3aを有する散水器3を設け、製氷部ケース1内の上部
に下向きに開口された複数の製氷セル4bを有する製氷
室4を設けたものであり、製氷セル4b下側の開口は製
氷中にも閉じられることはない。また製氷部ケース1の
中間部には傾斜した氷シュート6を設け、その低い側に
設けたシャッタ7は、通常は重力により垂れ下がって閉
じられている。
【0003】製氷室4の製氷基板4aの上側に蛇行して
密着された冷却パイプ5には、圧縮機11と、冷却ファ
ン13により冷却される凝縮器12と、脱水器14と、
膨張弁15よりなる冷凍機からの冷却された冷媒が冷媒
管10を介して循環供給され、また凝縮器12,脱水器
14および膨張弁15と並列にホットガス弁16が設け
られている。ホットガス弁16を閉じた状態で冷凍機を
運転させれば製氷室4は冷却され、また膨張弁15を閉
じてホットガス弁16を開けば気化した冷媒は圧縮機1
1により圧縮されて温度が上昇したホットガスとなって
冷却パイプ5に送られる。
【0004】製氷水タンク2内の製氷用水Wはポンプ
(図示省略)により散水器3に供給されて各ノズル3a
から真上に向けて噴出され、簀の子状の氷シュート6の
隙間を通って冷凍機により冷却された各製氷セル4bの
内面に当てられて一部はその内面に氷結され、残りは重
力により製氷水タンク2内に戻される。時間の経過につ
れて各製氷セル4b内に氷結される氷は次第に多くな
り、製氷セル4b内がこの氷によりほゞ充満されたとこ
ろでホットガスを送れば製氷室4は加熱されて各製氷セ
ル4bとその内部の氷との境界部が融解するので、各製
氷セル4b内の氷はブロック状となって氷シュート6上
に落下して斜め下方に滑り、シャッタ7を押し開いて製
氷部ケース1内から貯氷庫(図示省略)に送り出され
る。
【0005】このような従来のオープンセルタイプ自動
製氷機では、製氷部ケース1は一体成形品であり、製氷
水タンク2はその両側上部に形成したフランジ部2aを
各側壁1aの下縁両側に形成したフランジ部1dの下面
に当接してつまみを有する取付ねじにより固定し、散水
器3はその両側に上向きに形成した各フランジ部3bを
各側壁1aの内面に当接して同様な取付ねじ3cにより
固定し、また氷シュート6はその両側に上向きに形成し
た各フランジ部6aを各側壁1aの内面に当接して同様
な取付ねじ6bにより固定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の製氷機で製造
される氷は食品であるので、製氷機の内部は常に衛生的
に保つ必要がある。また使用する地域によっては水道水
にはシリカやカルシウムなどの不純物が含まれ、これら
は氷シュートなどの製氷部の各部品に付着し時間の経過
により固形化するが、これも衛生的に好ましくない。こ
れらの部品を衛生的に保つには製氷部ケースから取り外
して洗浄する必要があるが、上述のように従来のこれら
の部品は製氷部ケースにねじ止め固着しているので取り
外しが面倒で手間がかかり、特に錆を生じたりすると取
付ねじがかたくなって、たとえつまみ付きの取付ねじで
あっても工具なしには取り外せなくなるという問題があ
る。また取り付けの際にも各部品のフランジ部の孔を製
氷部ケース1のねじ孔に合わせて取付ねじをねじ込まな
ければならないので面倒で手間がかかるという問題もあ
る。本発明はこのような各問題を解決してオープンセル
タイプ自動製氷機の氷シュートの洗浄を容易にすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるオープンセ
ルタイプ自動製氷機は、左右1対の側部の前後縁を前壁
と後壁により連結してなる箱状の製氷部ケースと、この
製氷部ケースの下端部に取り付けた製氷水タンクと、製
氷部ケース内の下部に取り付けられ製氷用水を上方に噴
出する複数のノズルを有する散水器と、製氷部ケース内
の上部に取り付けられ下向きに開口されて散水器から上
方に噴出される製氷用水を受ける複数の製氷セルを備え
るとともに冷却パイプにより冷却される製氷室と、製氷
部ケース内の上下方向中間部に傾斜して取り付けられ散
水器から上方に噴出される製氷用水は通過させるが製氷
セルから落下するブロック状の氷は受け止め斜め下方に
滑らせて製氷部ケース内から送り出す氷シュートを備え
てなるオープンセルタイプ自動製氷機において、氷シュ
ートは製氷部ケースに設けたシュート支持部材に離脱可
能に弾性的に係止したことを特徴とするものである。
【0008】前項の発明のシュート支持部材は両端部が
製氷部ケースの側部に支持された前後1対の棒状部材と
し、氷シュートにはその前部と後部からそれぞれ下向き
に延びる支持脚片を形成し、氷シュートは各支持脚片を
弾性変形させて各棒状部材にそれぞれ係合することによ
り製氷部ケースに離脱可能に弾性的に係止することが好
ましい。
【0009】前々項の発明のシュート支持部材は両端部
が製氷部ケースの側部に支持された前後1対の円筒状部
材とし、氷シュートにはその前部と後部にそれぞれ前後
方向に間をおいて下向きに延びる各1対の支持脚片を形
成するとともにこの各1対の支持脚片は根本側の間隔が
円筒状部材の外径より大きくかつ互いに内向きに屈曲さ
れた先端部の内幅は円筒状部材の外径より小さいものと
し、氷シュートは各1対の支持脚片を弾性変形させてそ
れらの間にシュート支持筒を抱き込むことにより製氷部
ケースに離脱可能に弾性的に係止することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図5に示す実施の
形態により、本発明の説明をする。この実施の形態のオ
ープンセルタイプ自動製氷機は、製氷部ケースAと、そ
の下端部に設けられた製氷水タンク40と、製氷部ケー
スA内の下部と上部と中間部にそれぞれ設けられた散水
器50、製氷室60および氷シュート70により構成さ
れている。
【0011】製氷部ケースAは、図1および図2に示す
ように、全体として箱状で、主として左右1対の側部2
0と、その前後縁を連結する前壁35と後壁30により
構成されている。前壁35の上下幅は後壁30よりもか
なり小さいので製氷部ケースAの前側の下半部は解放さ
れ、この解放部は後述するように開閉自在なシャッタ3
9により閉じられている。
【0012】各側部20は、側壁21と、その前後縁か
ら互いに平行に外向きに延びる前後のフランジ23,2
2と、側壁21の上縁から外向きに延びる製氷室ブラケ
ット24と、側壁21の下縁から内向きに延びる下フラ
ンジ26aと、この下フランジ26aの多少上方でこれ
と平行にかつ上下に間をおいて側壁21から内向きに延
びる第1支持片26bおよび第2支持片26cよりな
り、全体が合成樹脂により一体的に成形されている。下
フランジ26aと第1支持片26bの間にはタンク支持
溝27が形成され、第1支持片26bと第2支持片26
cの間には散水器支持溝28が形成されている。また図
1および図4に示すように、側壁21の下部内面の前後
部には、第2支持片26cの多少上側に円筒状の突起2
9が形成され、この突起29は前側のものの方が後側の
ものより低く位置している。
【0013】後フランジ22には、後壁30を挿入する
ための上下方向に延びる深い取付溝22aが内側から形
成され、その上下部には挿入した後壁30を固定するた
めの係合部25が形成されている。各係合部25は、図
1および図3に示すように、後フランジ22の後面から
取付溝22aに達する幅の狭い内向きコ字状の切欠き2
5aを切り込み、その間に形成される片持ち板ばね状の
作動片25bの先端部に取付溝22a内に突出する断面
が三角形状の爪部25cを形成したものである。前フラ
ンジ23の上部には、上下幅が小さいのを除いて後フラ
ンジ22の取付溝22aと同様な取付溝23aが形成さ
れ、この取付溝23aの上下部の前面にも係合部25と
同様な係合部(図示省略)が形成されている。
【0014】後壁30は長方形の合成樹脂板であり、そ
の両側部には係合部25と対応する位置に四角い係合孔
31が形成されている。後壁30の両側縁は左右の各側
部20の後フランジ22の取付溝22aに挿入され、挿
入の際にその先端縁が各爪部25cに当接して各作動片
25bを後向きに弾性変形させ、取付溝22aの奥まで
挿入が完了すれば、図3に示すように各爪部25cが係
合孔31に係合して弾性変形していた作動片25bがも
とに戻り、後壁30は抜け止めされて側部20に固定さ
れる。後壁30の下部前側には、次に述べる散水器50
の後端部に当接する複数のストッパ32が設けられてい
る。また後壁30の上縁には、製氷室60の冷却パイプ
65を通すための切欠き33が形成されている。
【0015】前壁35は後壁30より上下幅の狭い長方
形の合成樹脂板であり、後壁30と同様、その両側縁は
左右の各側部20の前フランジ23の取付溝23aに挿
入され、4ヶ所の係合部により抜け止め固定される。前
壁35の下縁に沿って一列に形成された複数のスリット
36には、シャッタ39上縁の折曲げ部が取り外し可能
にかつ揺動自在に引っかけられている。
【0016】このように側部20の後縁部と前縁部を後
壁30と前壁35により連結することにより、上下面が
解放された箱状の製氷部ケースAが形成される。後述す
る氷シュート70を支持する前後のシュート支持部材3
8は、この実施の形態では円筒状部材で、各側壁21の
下部内面から突出する突起29をその両端部に挿入する
ことにより支持されている。
【0017】製氷水タンク40は、図1および図2に示
すように、上側が解放された高さの低い箱状で、その両
側上部には、外向きに突出する左右1対の細長い突出部
41が前後方向に沿って形成され、この突出部41の上
下幅は前述したタンク支持溝27の上下幅よりやや小さ
くなっている。また製氷水タンク40の底面の前部に
は、上方に立ち上がる複数の板状の押さえ部材42が一
体的に形成されている。これらの各部分よりなる製氷水
タンク40は、全体が合成樹脂により一体成形されてい
る。この製氷水タンク40は、左右の突出部41を左右
の側部20の下端部のタンク支持溝27に前側から挿入
することにより、前後方向に摺動可能に案内支持されて
いる。
【0018】図1および図5に示すように、製氷水タン
ク40の各突出部41の外側前部にはラッチ機構45が
一体的に形成されている。このラッチ機構45は、製氷
水タンク40の前面板43の両端部を後向きに折曲して
形成され先端に外向きに折曲した操作部46aを有する
板状の作動片46と、その先端よりやや手前に形成した
四角い係合孔47により構成されている。また左右の側
部20の側壁21には係合孔47と対応する位置に断面
が三角形状の爪部21aが形成されている。製氷水タン
ク40の両側部20をタンク支持溝27に前側から挿入
して押し込めば、作動片46は先ずその先端部が各爪部
21aに当接して外向きに弾性変形される。前面板43
の裏側が側壁21の先端に当接して製氷水タンク40が
製氷部ケースAに対し最も奥となる所定位置まで挿入さ
れば、図5に示すように爪部21aが係合孔47に係合
して弾性変形していた作動片46がもとに戻り、製氷水
タンク40はその所定位置に係止される。この係止状態
で作動片46先端の操作部46aに指をかけて外向きに
開けば、作動片46が外向きに弾性変形して係合孔47
が爪部21aから外れ、製氷水タンク40は前向きに摺
動して離脱可能となる。
【0019】散水器50は、図1および図2に示すよう
に、縦横方向に配置した各3本の扁平管を互いに連通し
てなる散水通路51と、横方向の各扁平管の上側に鉛直
に設けた全部で12個のノズル52と、縦方向の中間に
位置する扁平管の上側に設けた給水口53よりなり、全
体が合成樹脂により一体成形されており、散水通路51
の上下幅は散水器支持溝28の上下幅よりもやや小さく
なっている。この散水器50は、散水通路51の左右両
側部を製氷部ケースAの左右の側部20の下部の散水器
支持溝28に前側から挿入することにより、製氷水タン
ク40の上側に前後方向に摺動可能に案内支持されてい
る。散水器50は、後端部が後壁30下部のストッパ3
2に当接して設定位置に位置決めされ、前端部がラッチ
機構45により所定位置に係止された製氷水タンク40
から上方に立ち上がる押さえ部材42に当接されて、そ
の位置に係止される。
【0020】製氷室60は、図1および図2に示すよう
に、平坦な製氷基板61の下面に短く切断した12個の
丸いパイプを溶接固着して下向きに開口される製氷セル
62を形成したものであり、各製氷セル62は散水器5
0の各ノズル52の真上となる位置に配置されている。
製氷基板61および各パイプは、熱伝導性のよい銅また
はアルミニウムのような金属製である。製氷基板61の
上側には、各製氷セル62の中心を通るように冷却パイ
プ65が蛇行して密着固定され、この冷却パイプ65に
は図6に示した従来技術と同様な冷凍機からの冷媒が循
環供給されるようになっている。この製氷室60は、製
氷基板61の左右両側部を各側部20の製氷室ブラケッ
ト24の上面に当接して、ねじ止め固定される。
【0021】氷シュート70は、図1および図2に示す
ように、縦方向に並んだ多数の細長い短冊状のスライド
板71の下面を横方向の連結板72により連結した簀の
子状のもので、全体が合成樹脂により一体成形されてい
る。氷シュート70の前部と後部には各1対の支持脚片
74が前後方向に間をおいて下向きに延びており、各1
対の支持脚片74は根本側は互いに平行でその間隔はシ
ュート支持部材38の外径よりやや大きく、互いに内向
きに屈曲された先端部の内幅Dはシュート支持部材38
の外径より小さくなっている。この氷シュート70は、
前後各1対の支持脚片74がそれぞれに対応する各シュ
ート支持部材38を跨ぐように押し当てて下方に押し、
各1対の支持脚片74を外向きに弾性変形させてそれら
の間にシュート支持部材38を抱き込む(図1参照)よ
うにして、製氷部ケースAに弾性的に係止される。シュ
ート支持部材38は前側のものの方が後側のものより低
く位置しているので、この係止状態では氷シュート70
は前側が低くなるように傾斜されている。
【0022】製氷運転に際しては、前述した従来技術と
同様にして冷凍機を運転させて製氷室60を冷却し、製
氷水タンク40内の製氷用水をポンプ(図示省略)およ
び給水ホース54を介して散水器50に供給して各ノズ
ル52から真上に向けて噴出する。噴出された製氷用水
は氷シュート70に形成される多数の開口73の間を通
って冷却された各製氷セル62の内面に当てられて一部
はその内面に氷結され、残りは重力により製氷水タンク
40内に戻され、再びポンプにより散水器50に供給さ
れ繰り返して製氷セル62の内面に向けて噴出されるの
で、時間の経過につれて各製氷セル62内に氷結される
氷は次第に多くなる。製氷セル62内が氷によりほゞ充
満されたところで、前述した従来技術と同様にしてホッ
トガスを冷却パイプ65に導入すれば、製氷室60は加
熱されて各製氷セル62とその内部に生成された氷との
境界部が融解するので、各製氷セル62内の氷は円柱状
ブロックとなって氷シュート70上に落下し、シャッタ
39に向かって斜め下方に滑り落ちる。そして重力によ
り垂れ下がって閉じられているシャッタ39を押し開い
て製氷部ケースA内から貯氷庫(図示省略)に送り出さ
れる。
【0023】所定位置に取り付けられている製氷水タン
ク40の取り外しは、前部両側のラッチ機構45の作動
片46先端の操作部46aに指をかけて外向きに開き、
係合孔47を爪部21aから離脱させ、タンク支持溝2
7に案内支持された製氷水タンク40を所定位置から前
向きに摺動して引き抜けばよい。またこれと同時に、散
水器50を設定位置に位置決めしている押さえ部材42
も取り外されるので、散水器支持溝28に案内支持され
た散水器50も設定位置から前向きに摺動し引き抜くこ
とができる。製氷水タンク40および散水器50の取り
付けは、散水器50を前側から散水器支持溝28内に挿
入してから、製氷水タンク40を前側からタンク支持溝
27内に挿入し最も奥となる所定位置としてラッチ機構
45により係止すれば、散水器50もストッパ32と押
さえ部材42の間に挟まれて、設定位置に位置決めされ
る。このように製氷水タンク40および散水器50をそ
れぞれの位置に取り付けまた取り外すことはきわめて簡
単なので、常に製氷水タンク40および散水器50を洗
浄して衛生的に保ち、また散水器50のノズル52のつ
まりを防ぐことができる。
【0024】また、氷シュート70は、前部を上向きに
押し上げることにより前部の1対の支持脚片74を外向
きに弾性変形させて前側のシュート支持部材38から上
方に離脱し、同様にして後部の1対の支持脚片74を後
側のシュート支持部材38から上方に離脱して製氷部ケ
ースAから取り外す。また製氷部ケースAに対する氷シ
ュート70の取り付けは、前後各1対の支持脚片74が
それぞれに対応する各シュート支持部材38を跨ぐよう
に押し当てて下方に押し、各1対の支持脚片74を外向
きに弾性変形させてそれらの間にシュート支持部材38
を抱き込む(図1参照)ように製氷部ケースAに弾性的
に係止することにより行う。このように氷シュート70
の取り付けおよび取り外しはきわめて簡単なので、常に
氷シュート70を洗浄して衛生的に保つことができる。
【0025】なお、この種のオープンセルタイプ自動製
氷機では同一シリーズのものでも製氷能力の小さい機種
と大きい機種では、製氷部ケース、製氷水タンク、散水
器,製氷室,氷シュートなどを全て大きさが異なるもの
を用意する必要がある。特に製氷部ケースは複雑な型成
形品であるので、機種毎に成形型を用意することはコス
トアップの要因となっていた。しかし上記実施の形態で
は、製氷部ケースAを左右1対の側部20と前壁35と
後壁30とシュート支持部材38の各部分に分割し、こ
れらを組み立てて箱状の製氷部ケースAとしているの
で、最も複雑な左右の側部20は共通標準部品とし、前
壁35と後壁30とシュート支持部材38の長さを変え
て製氷部ケースAの横幅を増減することにより製氷能力
の異なる機種の製氷部ケースAを用意することができ
る。したがって上記実施の形態によれば、同一シリーズ
のオープンセルタイプ自動製氷機の製造コスト全体の相
当な部分を占める製氷部ケースAの製造コストをシリー
ズ全体として低下させることができる。
【0026】製氷室60の製氷セル62の形状は、上述
した実施の形態では丸としたが、四角、六角など任意で
ある。また各製氷セル62は、上述した実施の形態のよ
うに独立して互いに離れたものとする代わりに、浅い容
器を碁盤目の仕切により仕切って形成してもよい。
【0027】上述した実施の形態では、シュート支持部
材38に対する氷シュート70の係止は前後各1対すな
わち計4個の支持脚片74により行っており、このよう
にすれば前後部分がそれぞれ別々にシュート支持部材3
8に係止されるので、製氷部ケースAに対する氷シュー
ト70の取り付けはより確実になる。しかしながら本発
明は、4個の支持脚片74のうち内側に位置するもの、
または外側に位置するものを除いた2個により行っても
よい。前者の場合は2個の支持脚片74は前後のシュー
ト支持部材38の各外側に弾性的に係合して氷シュート
70を係止し、後者の場合は2個の支持脚片74は前後
のシュート支持部材38の各内側に弾性的に係合して氷
シュート70を係止される。またシュート支持部材38
は、上述したような円筒状部材に限らず、丸棒状部材と
しても、あるいは任意の断面形状の棒状部材としてもよ
い。しかしながらシュート支持部材38は、断面輪郭形
状が円形や多角形など内隅角のない形状のものが、洗浄
しやすいので好ましい。
【0028】
【発明の効果】氷シュートを製氷部ケースに設けたシュ
ート支持部材に離脱可能に弾性的に係止した本発明によ
れば、氷シュートを簡単に取り付け取り外すことができ
るので氷シュートを洗浄することが容易であり、これに
より氷シュートを常に衛生的に保つことができる。
【0029】前項の発明のシュート支持部材は両端部が
製氷部ケースの側部に支持された前後1対の棒状部材と
し、氷シュートにはその前部と後部からそれぞれ下向き
に延びる支持脚片を形成し、この各支持脚片を弾性変形
させて各棒状部材にそれぞれ係合することにより氷シュ
ートを製氷部ケースに離脱可能に弾性的に係止したもの
によれば、氷シュートの支持構造が簡略化される。
【0030】前々項の発明のシュート支持部材は両端部
が製氷部ケースの側部に支持された前後1対の円筒状部
材とし、氷シュートにはその前部と後部にそれぞれ前後
方向に間をおいて下向きに延びる各1対の支持脚片を形
成し、氷シュートは各1対の支持脚片を弾性変形させて
それらの間にシュート支持筒を抱き込むことにより製氷
部ケースに離脱可能に弾性的に係止したものによれば、
氷シュートの前後部分がそれぞれ別々にシュート支持部
材に係止されるので、製氷部ケースに対する氷シュート
の取り付けはより確実になる。また製氷部ケースに取り
付けられるシュート支持部材は断面輪郭形状が内隅角の
ない円筒状であるので洗浄が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるオープンセルタイプ自動製氷機
の一実施形態を示す側断面図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 図2の3−3断面図である。
【図4】 図1の4−4断面図である。
【図5】 図1の5−5断面図である。
【図6】 従来技術によるオープンセルタイプ自動製氷
機の一例を示す側断面図および冷凍機部のスケルトン図
である。
【符号の説明】
20…側部、30…後壁、32…ストッパ、35…前
壁、38…シュート支持部材、40…製氷水タンク、5
0…散水器、52…ノズル、60…製氷室、62…製氷
セル、65…冷却パイプ、70…氷シュート、74…支
持脚片、A…製氷部ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長澤 伸一 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 鳥谷 千美 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 早川 進作 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右1対の側部の前後縁を前壁と後壁に
    より連結してなる箱状の製氷部ケースと、この製氷部ケ
    ースの下端部に取り付けた製氷水タンクと、前記製氷部
    ケース内の下部に取り付けられ製氷用水を上方に噴出す
    る複数のノズルを有する散水器と、前記製氷部ケース内
    の上部に取り付けられ下向きに開口されて前記散水器か
    ら上方に噴出される製氷用水を受ける複数の製氷セルを
    備えるとともに冷却パイプにより冷却される製氷室と、
    前記製氷部ケース内の上下方向中間部に傾斜して取り付
    けられ前記散水器から上方に噴出される製氷用水は通過
    させるが前記製氷セルから落下するブロック状の氷は受
    け止め斜め下方に滑らせて前記製氷部ケース内から送り
    出す氷シュートを備えてなるオープンセルタイプ自動製
    氷機において、前記氷シュートは前記製氷部ケースに設
    けたシュート支持部材に離脱可能に弾性的に係止したこ
    とを特徴とするオープンセルタイプ自動製氷機。
  2. 【請求項2】 前記シュート支持部材は両端部が前記製
    氷部ケースの側部に支持された前後1対の棒状部材であ
    り、前記氷シュートにはその前部と後部からそれぞれ下
    向きに延びる支持脚片を形成し、前記氷シュートは前記
    各支持脚片を弾性変形させて前記各棒状部材にそれぞれ
    係合することにより前記製氷部ケースに離脱可能に弾性
    的に係止したことを特徴とする請求項1に記載のオープ
    ンセルタイプ自動製氷機。
  3. 【請求項3】 前記シュート支持部材は両端部が前記製
    氷部ケースの側部に支持された前後1対の円筒状部材で
    あり、前記氷シュートにはその前部と後部にそれぞれ前
    後方向に間をおいて下向きに延びる各1対の支持脚片を
    形成するとともにこの各1対の支持脚片は根本側の間隔
    が前記円筒状部材の外径より大きくかつ互いに内向きに
    屈曲された先端部の内幅は前記円筒状部材の外径より小
    さいものとし、前記氷シュートは前記各1対の支持脚片
    を弾性変形させてそれらの間にシュート支持筒を抱き込
    むことにより前記製氷部ケースに離脱可能に弾性的に係
    止したことを特徴とする請求項1に記載のオープンセル
    タイプ自動製氷機。
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