JP2001288853A - 屋根材とその製造方法および屋根材の施工方法 - Google Patents

屋根材とその製造方法および屋根材の施工方法

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JP2001288853A
JP2001288853A JP2000107236A JP2000107236A JP2001288853A JP 2001288853 A JP2001288853 A JP 2001288853A JP 2000107236 A JP2000107236 A JP 2000107236A JP 2000107236 A JP2000107236 A JP 2000107236A JP 2001288853 A JP2001288853 A JP 2001288853A
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roofing material
roofing
front side
roof
side edge
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JP2000107236A
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Katsuhiko Shiomi
勝彦 塩見
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MTR BUSINESS CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、主として戸建て一般住宅の屋根の
釘打ち止め、千鳥葺き施工による葺き上げ材料として使
用される、屋根材とその製造方法および屋根材の施工方
法を提供するものである。 【解決手段】 板材の表側面に、一対の表側縁部線条突
起部2が並列に形成され、この一対の表側縁部線条突起
部2の間に、一対の掛止孔3を設ける一方、板材の裏側
面の略中央部に、裏側中央突起部4を設けて屋根材1を
構成し、一の屋根材1の上に他の2つの屋根材1の一部
を重ね合わせるように配置する。このとき、一の屋根材
1の表側縁部線条突起部2の間に、他の屋根材1の裏側
中央突起部4が当接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として戸建て一
般住宅の屋根の釘打ち止め、千鳥葺き施工による葺き上
げ材料として使用される、屋根材とその製造方法および
屋根材の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般住宅の屋根の葺き上げ材料と
しては、例えばセメントとアスベストにる成形品である
新生瓦材や、金属製屋根材または粘土瓦材等が使用され
ている。
【0003】また、従来の桟瓦の施工方式としては、屋
根の軒の方から上方の棟に向かってに順次葺き上げてゆ
く過程において、桟瓦を単に重ね合わせるだけの状態で
施工されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た新生瓦材は、その形成材料と成形方法により、粘土瓦
材の半分以下の重量であり、低価格である等の利点があ
るものの、衝撃や酸性に弱く、吸水性が高すぎ、耐候性
に乏しいため、塗料等によるメンテナンスを要するもの
である。
【0005】すなわち、近年の酸性雨により、従来は1
0年程度の耐久性を有していたものが、7〜8年経過し
ただけでペンキの塗り替えが必要となっており、しかも
断熱性・遮音性をも欠いているのが実情である。また、
新生瓦材は、高い吸水性を有するために、寒冷地での使
用が現実的に不可能である。さらに、原料組成として約
15%のアスベストを使用しているため、廃材となった
場合の環境問題が生じると共に、デザイン的にも屋根の
重厚感に欠けるものであった。
【0006】一方、金属製屋根材は軽量であるが、防錆
保護等のために、新生瓦材と同様に塗料によるメンテナ
ンスが不可欠であり、そのコスト面による負担が持ち主
にとって非常に大きいものであった。しかも、デザイン
的にも住宅の外観としての重厚感が無いにも拘らず、寒
冷地等では、他の屋根材を選択する余地が無いため、こ
の金属製屋根材を使用せざるを得ないのが実情である。
【0007】また、粘土瓦材は、日本の伝統を受け継い
だ貴重な存在ではあるが、このもの自体が湿式成形品で
あり、垂直方向に立てて焼成することから、乾燥・焼成
過程における腰の強さが必要となり、加工上かなりの肉
厚とならざるを得ず、非常に重くなっていた。その結
果、耐震性を維持するために、建物自体の強度が必要で
あった。さらに、焼成後の寸法の狂いや歪みが大きいた
め、高度の加工技術を要していた。加えて、施工面での
コストが大きく高価格であると共に、その施工法のため
が故に、強風により簡単に吹き飛んでしまうこともあっ
た。しかも、吸水率が高いため、粘土瓦材を寒冷地で使
用することが現実的に不可能であった。
【0008】この他、従来の桟瓦の施工方式では、屋根
の軒の方から上方の棟に向かって順次葺き上げていく施
工過程において、全ての桟瓦を釘打ちせずに、桟瓦を重
ね合わせるだけであるので、地震時の外力や台風時の風
圧等により桟瓦が屋根から飛散・脱落したり、風雨によ
り桟瓦の重ね合わせ部分から野地板側へ雨水が浸入し易
い等の問題点を有していた。
【0009】そこで本発明は、叙上のような従来存した
問題点に鑑み創出されたもので、従来の屋根材料の種々
の欠点を克服しながら、屋根材として、優れた強度性・
耐水性・耐酸性・耐火性を備え、太陽光・空気による劣
化に対する耐候性を付与したのに加え、軽量化と低吸水
性により寒冷地での使用を可能とした。また、褪色し難
い様々な施色による高いデザイン性能を向上させ、乾式
成形焼成せっき質および磁器質タイルのもつ優れた半永
久的な性質を屋根材料として使用可能とすると共に、材
料の選択・簡易な施工方式による低価格化、軽量化、お
よびこれによる建物の耐震性への貢献を併せ持つことを
可能にした。しかも、この優れた強度性は、踏み割れ等
の破損を防止すると共に、従来の新生瓦材や金属製屋根
材に比べて屋根材自体の下方に、より大きな放熱空間を
作ることを可能とし、屋根部分の耐熱性能を向上させ
た。さらに、補修時は、略瓢箪型の釘穴を利用して屋根
材を前後にスライドさせることで、本品一枚だけを交換
することが可能で葺き替えが容易であり、家屋の取り壊
し時における廃棄等においても、環境に優しいものとな
る、屋根材とその製造方法および屋根材の施工方法を提
供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
屋根材にあっては、板材の表側面に表側縁部線条突起部
を設け、板材の裏側面に裏側中央突起部を設けたこと
で、上述した課題を解決した。
【0011】また、板材が、方形状に形成されているこ
とで、同じく上述した課題を解決した。
【0012】さらに、板材に、掛止孔を設けたことで、
同じく上述した課題を解決した。
【0013】また、板材の表側面に、一対の表側縁部線
条突起部を設けたことで、同じく上述した課題を解決し
た。
【0014】加えて、一対の表側縁部線条突起部の間
に、一対の掛止孔を設けたことで、同じく上述した課題
を解決した。
【0015】また、裏側中央突起部は、板材の裏側面の
略中央部において、直線状に形成されたことで、同じく
上述した課題を解決した。
【0016】この他、裏側中央突起部は、板材の裏側面
の略中央部において、離散的点状に形成されたことで、
同じく上述した課題を解決した。
【0017】また、一対の表側縁部線条突起部夫々が、
並列して形成されていることで、同じく上述した課題を
解決した。
【0018】一方、2本並列に形成された表側縁部線条
突起部の、内側に位置した表側縁部線条突起部の中央部
に、外側の表側縁部線条突起部に向けて円弧状に突出す
る円弧線条突起部を設けたことで、同じく上述した課題
を解決した。
【0019】また、掛止孔は、釘頭自体よりも大きい内
径を有する貫挿孔部と、釘頭を掛架係止させるために釘
頭自体よりも若干小さい内径を有する掛架孔部とを互い
に連通配置して、略瓢箪型に形成したことで、同じく上
述した課題を解決した。
【0020】さらに、板材の裏側面の縁部には、前記裏
側中央突起部を介して、雨水浸入・吹上げ防止兼補強用
の一対のコ字枠リブを対向形成したことで、同じく上述
した課題を解決した。
【0021】また、一対のコ字枠リブに囲繞された板材
の裏側面全体に、雨水浸入防止兼補強用の直線リブを複
数配置したことで、同じく上述した課題を解決した。
【0022】加えて、前記裏側中央突起部を介して掛止
孔と反対側に位置する板材の裏側面縁部において、コ字
枠リブと直線リブとの間に、雨水浸入防止兼補強用の円
弧状リブを複数配置したことで、同じく上述した課題を
解決した。
【0023】また、板材の表側面の一端縁部に沿って並
列に形成された一対の表側縁部線条突起部と、この一対
の表側縁部線条突起部の間に形成された左右一対の掛止
孔と、板材の裏側面の略中央部に沿って形成された裏側
中央突起部とを備えて屋根材を構成し、一の屋根材の上
に他の2つの屋根材の一部が重ね合わせられることで、
同じく上述した課題を解決した。
【0024】本発明に係る屋根材の製造方法において
は、長石、陶石、粘土を所定の調合割合で水と共にボー
ルミル内で微粉砕・細摩し、泥しょうを生成する第1の
工程と、金属酸化物である無機系顔料類を泥しょうと混
合する第2の工程と、スプレイドライヤーにて泥しょう
に圧力を加え、噴霧し、乾燥させ、粒状の杯土を生成す
る第3の工程と、乾燥させた粒状の杯土を高圧プレス成
形する第4の工程とから成ることで、上述した課題を解
決した。
【0025】また、前記各工程に、泥しょう状態の釉薬
を、予め成形された素地に、スプレイ類により一定量施
す第5の工程を含むことで、同じく上述した課題を解決
した。
【0026】さらに、前記各工程に、ローラーハースキ
ルン等により平焼焼成する第6の工程を含むことで、同
じく上述した課題を解決した。
【0027】本発明に係る屋根材の施工方法において
は、屋根の野地板上に張設した複数本の桟木材の上に、
屋根の軒の方から上方の棟に向かって、屋根材を千鳥葺
き状に葺き上げていくことで、上述した課題を解決し
た。
【0028】また、一の屋根材を、その表側面を上にし
て桟木材の上に保持固定する一方、この屋根材の2本の
表側縁部線条突起部の間に、他の屋根材の裏側中央突起
部が配置されるようにして、一の屋根材の上に、他の2
つの屋根材の一部を千鳥葺き状に重ね合わせるように配
置したことで、同じく上述した課題を解決した。
【0029】さらに、一の屋根材の掛止孔が、他の屋根
材の裏側中央突起部の間に配置するようにして、一の屋
根材の上に、他の2つの屋根材の一部を千鳥葺き状に重
ね合わせるように配置したことで、同じく上述した課題
を解決した。
【0030】本発明に係る屋根材とその製造方法および
屋根材の施工方法においては、一の屋根材の上に他の2
つの屋根材の一部を千鳥葺き状に重ねるようにして、夫
々の屋根材を桟木材の上に保持固定する。
【0031】そして、一の屋根材の上に他の2つの屋根
材の一部を重ね合わせる際に、屋根材の2本の表側縁部
線条突起部の間に、他の屋根材の裏側中央突起部が当接
配置されると同時に、一の屋根材の掛止孔が、他の屋根
材夫々の裏側中央突起部の間に配置される。
【0032】このように、釘頭によって係止されている
瓢箪型の掛止孔が、他の屋根材の直線状の裏側中央突起
部相互間、あるいは離散的点状に形成された裏側中央突
起部相互間を閉塞すると共に、上向きの2本の表側縁部
線条突起部の間に、下向きの裏側中央突起部が当接配置
されて、雨風の浸入を防ぐ塞き止め構造を形成する。
【0033】また、2本並列に形成された表側縁部線条
突起部の、内側に位置した表側縁部線条突起部の中央部
に設けた円弧線条突起部は、屋根材の軒下から軒上へ向
けての雨風の浸入を防ぐ塞き止め構造を形成する。
【0034】さらに、屋根材の裏側面縁部に形成した雨
水浸入・吹上げ防止兼補強用の一対のコ字枠リブは、こ
の一対のコ字枠リブに囲繞された雨水浸入防止兼補強用
の直線リブ、円弧状リブ夫々と共に、屋根材自体の補強
度を向上させると共に、屋根材全体の軽量化を実現して
いる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。本発明に係る屋根材1は、図
1、図2、図4に示すように、屋根の野地板P上に張設
した桟木材Qの上に、千鳥葺き状施工方法で取り付ける
ものである。この屋根材1を構成する方形状の板材は、
乾式成形・焼成により、例えばL×Lの正方形またはL
×Mの矩形の、板材本体から施色した薄肉平板状のタイ
ル形、およびその加飾技術を応用・転用して形成されて
いる。この屋根材1を構成する板材の表側面には、図1
(a)に示すように、板材の一端縁部に沿って、表側縁
部線条突起部2を2本並列に形成してあり、この一対の
表側縁部線条突起部2の間に、自身を保持させる左右一
対の略瓢箪型の掛止孔3を貫穿形成している。
【0036】また、屋根材1を構成する板材の裏側面に
は、図1(b)に示すように、板材の略中央部におい
て、切欠開放部5を介して3本直列となるように、直線
状の裏側中央突起部4が形成されている。そして、一の
屋根材1の上に他の2つの屋根材1の一部を千鳥葺き状
に重ね合わせることにより、図3に示すように、一の屋
根材1に形成した2本の表側縁部線条突起部2の間に、
他の屋根材1の直線離隔状に形成された裏側中央突起部
4間が当接配置される。また、釘頭によって係止されて
いる略瓢箪型の掛止孔3が、他の屋根材1の直線離隔状
の裏側中央突起部4相互間に形成された切欠開放部5
を、閉塞するように配置される。このとき、屋根材1の
露出面の縦方向の長さは、図4に示すように、1段目と
3段目との重ね合わせ部分の長さをdとすれば、夫々
(L−d)/2となる。
【0037】この様に、屋根材1は、図2、図4に示す
ように、自身の表側縁部線条突起部2および裏側中央突
起部3夫々が組み合わさって防波堤の役目をし、屋根材
1相互の重ね合わせ部分dから野地板P内への雨風等の
浸入を防止すると共に、重ね合わせ部分dにおける屋根
材1相互の設置安定性も良好なものにしている。
【0038】また、板材の縁部側に2本並列に形成され
た表側縁部線条突起部2の、内側に位置した表側縁部線
条突起部2の中央部には、図1、図2に示すように、外
側の表側縁部線条突起部2に向けて若干円弧状に突出す
る円弧線条突起部2Aが設けられており、これにより、
屋根材1の軒下から軒上へ向けての雨風の浸入を防ぐ塞
き止め構造を実現している。。
【0039】この他、前記裏側中央突起部4の他の形状
として、図5に示すように、裏側面の略中央部におい
て、例えば長さ約8〜13mm程度の略長円を、離散的
点状に配してもよい。そして、一の屋根材1の2本の表
側縁部線条突起部2の間に、他の屋根材1の離散的点状
に形成された夫々の裏側中央突起部4が当接配置され、
また、裏側中央突起部4相互間の切欠開放部5位置に、
前記表側縁部線条突起部2の間に形成した掛止孔3が配
置されるものである。さらに、屋根材1中央において、
互いに隣接する裏側中央突起部4は、図5に示すよう
に、互いに対向配置した略L字型に形成されている。
【0040】屋根材1を釘を介して固定する掛止孔3
は、図1に示すように、釘頭自体よりも大きい内径を有
する貫挿孔部3Aと、釘頭を掛架係止させるために釘頭
自体よりも若干小さい内径を有する掛架孔部3Bとを互
いに連通配置させて全体形状を略瓢箪型に形成してい
る。そして、屋根材1の表面側における掛止孔3の周囲
には、雨水浸入防止兼補強用の長円形リブ3Cを囲繞形
成している。また、貫挿孔部3Aの中心と掛架孔部3B
の中心とが通る中央対称軸は、屋根材1の左右辺縁部方
向と平行となるように配置されている。
【0041】一方、屋根材1の裏側面の縁部には、図3
に示すように、前記裏側中央突起部4を介して、互いに
対向配置するようにして、雨水浸入・吹上げ防止兼補強
用の一対のコ字枠リブ6をフード状に対向形成し、この
一対のコ字枠リブ6に囲繞された裏側面全体に、雨水浸
入防止兼補強用の直線リブ7を、所定の間隔を開けて複
数配置している。そして、前記裏側中央突起部4を介し
て掛止孔3と反対側に位置する裏側面縁部において、コ
字枠リブ6と直線リブ7との間に、雨水浸入防止兼補強
用の円弧状リブ8を複数配置している。
【0042】尚、上記した表側縁部線条突起部2、裏側
中央突起部4、長円形リブ3C、コ字枠リブ6、直線リ
ブ7夫々の断面形状は、三角形状、矩形状、U字型形状
等、どの様な形状であっても差し支えない。
【0043】次に、本発明に係る屋根材1の製造方法の
一例を説明する。先ず、第1の工程として、長石、陶
石、粘土を所定の調合割合で水と共にボールミル内で微
粉砕・細摩し、泥しょうを生成する。そして、第2の工
程として、金属酸化物である無機系顔料類を泥しょうと
混合する。次に第3の工程として、スプレイドライヤー
にて泥しょうに圧力を加え、噴霧し、乾燥させ、粒状の
杯土を生成する。次に第4の工程として、乾燥させた粒
状の杯土を、約300kg/cm2 以上の高圧でプレス
成形する。次に第5の工程として、泥しょう状態の釉薬
を、予め成形された素地に、スプレイ類により一定量施
す。
【0044】尚、製品によっては、この第5の工程を省
略しても良い。次に第6の工程として、ローラーハース
キルンもしくはトンネル窯等により高温焼成する。以上
の工程により、乾式成形焼成せっ器質および磁器質の屋
根材1が製造される。この屋根材1の製造段階におい
て、エクステリア・インテリア床用乾式成形タイルを原
型として、その表裏面に雨止め・風止め用の前記表側線
条突起部2、裏側中央突起部4、長円形リブ3C、コ字
枠リブ6、直線リブ7夫々と、釘止め用の略瓢箪型の掛
止孔3がデザインして形成される。
【0045】次に、本発明に係る屋根材1の施工方法の
一例を説明する。本施工方法は、例えば図2、図3、図
4に示すように、千鳥葺き状の葺き上げ施工方式を採用
している。すなわち、屋根の野地板P上に水平に張設し
た複数本の桟木材Qの上に、屋根の軒の方から上方の棟
に向かって屋根材1を葺き上げていく。
【0046】具体的には、先ず、最下列目と二列目の桟
木材Q間に屋根材1を掛架させるために、屋根材1の表
側面の上辺縁部両端にある略瓢箪型の掛止孔3相互間の
距離に合わせて、二列目の桟木材Qに掛止孔3の貫挿孔
部3Aを位置決めしておいてからこれに釘材を打ち込む
ことにより、当該屋根材1を桟木材Qの上に保持固定す
る。
【0047】そして、図2に示すように、この屋根材1
の略上半分を覆うように他の2つの屋根材1夫々の互い
に隣接する下側四分の一面を重ねるようにして、三列目
の桟木材Q上に他の2つの屋根材1夫々の掛止孔3を保
持させる。このとき、図3に示すように、一の屋根材1
の2本の表側縁部線条突起部2の間に、他の屋根材1の
裏側中央突起部4が当接配置される。また、直線離隔状
の2つの裏側中央突起部4あるいは離散的点状に形成さ
れた2つの裏側中央突起部4相互間の切欠開放部5位置
に、前記表側縁部線条突起部2の間に形成した掛止孔3
が配置されるようにする。以下、同様にして、野地板P
の上段に向けて屋根材1を順次千鳥葺き状に重ねてい
く。そして、屋根の軒端位置においては、三角形状等に
切断された屋根材1を、屋根形状に合せて適宜使用す
る。
【0048】したがって、釘頭によって係止されている
瓢箪型の掛止孔3が、他の屋根材1の裏側中央突起部4
相互間を閉塞し、同時に、上向きの2本の表側縁部線条
突起部2の間に、下向きの裏側中央突起部4が当接配置
されて、雨風の浸入を防ぐ塞き止め構造を形成してい
る。また、屋根材1の表側面の略中央部には、他の2つ
の屋根材1のコ字枠リブ6および円弧状リブ8の夫々半
分が載架され、風雨の浸入を防止すると共に、風圧によ
る屋根材1の吹上げ飛散を防止している。
【0049】このように、千鳥葺き状の張り、新生瓦と
同様の釘止めという簡易な方法で屋根材1を施工するこ
とから、高度な技術を要せず、施工工賃も安くなる。ま
た、現場においては、屋根形状に合わせてタイルカッタ
ー等で屋根材1を簡単に切断することができる。したが
って、外観も玄昌石(天然スレート)のような重厚感を
持たせることができ、デザイン性の高い住宅にも充分に
使用できるものである。
【0050】尚、応用例として、屋根の最下部に使用す
るタイルに段垂れ部分を接着し、屋根の厚みをさらに感
じるように製造し、更なる重厚な高級感を持たせること
ができ、将来的には屋根材1の施工方法のみならず、外
壁材への適用も可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
常に優れた強度性・耐水性・耐酸性・耐火性を備え、太
陽光・空気による劣化に対する耐候性等を屋根材1に付
与することができるのに加え、軽量化と低吸水性によ
り、寒冷地における屋根材1の使用を可能とした。ま
た、褪色し難い様々な施色による高いデザイン性能を向
上させ、乾式成形焼成せっき質および磁気質タイルのも
つ優れた半永久的な性質を屋根材料として使用可能とす
ると共に、材料の選択・簡易な施工方式による低価格
化、軽量化、およびこれによる建物の耐震性への貢献を
併せ持つことを可能にした。しかも、この優れた強度性
は、従来の新生瓦材や金属製屋根材に比べて屋根材1自
体の下方に、より大きな放熱空間を作ることが可能とな
り、屋根部分の耐熱性能を向上させた。さらに、補修時
における葺き替えが容易となり、家屋の取り壊し時にお
ける廃棄等においても、環境に優しい屋根材1を提供す
ることができる。
【0052】これは本発明が、板材の表側面に、一対の
表側縁部線条突起部2が並列に形成され、この一対の表
側縁部線条突起部2の間に、一対の掛止孔3を設ける一
方、板材の裏側面の略中央部に、裏側中央突起部4を設
けて屋根材1を構成し、一の屋根材1の上に他の2つの
屋根材1の一部が重ね合わせられるからであり、これに
より乾式成形焼成せっき質および磁器質タイルのもつ、
従来の屋根材に無い優れた性能・性質を有した屋根材1
を提供することができる。
【0053】特に、本発明に係る屋根材1の高強度性能
は、屋根材1を取り付ける屋根本体に足の高い桟木材Q
を取り付け可能とし、従来の新生瓦材や金属製屋根材に
比べて屋根材1自体の下方により大きな空間を作ること
が可能となり、屋根部分の耐熱性能を向上させている。
【0054】また、裏側中央突起部4は、板材の裏側面
の略中央部において、直線状に形成されているので、一
対の表側線条突起部2、裏側中央突起部4夫々が組み合
わさって防波堤の役目をし、掛止孔3から野地板P内へ
の雨風等の浸入を確実に防止でき、また、本製造方法故
の材質による低吸水により、特に寒冷地での使用を可能
としている。
【0055】さらに、裏側中央突起部4が、板材の裏側
面の略中央部において、離散的点状に形成されていると
きは、2本の表側線条突起部2、裏側中央突起部4夫々
が組み合わさって防波堤の役目を果たすと共に、屋根材
1の軽量化を実現できる。
【0056】また、2本並列に形成された表側縁部線条
突起部2の、内側に位置した表側縁部線条突起部2の中
央部に、外側の表側縁部線条突起部2に向けて円弧状に
突出する円弧線条突起部2Aを設けたので、屋根材1の
軒下から軒上へ向けての雨風等の浸入を確実に防止する
ことができる。
【0057】加えて、掛止孔3は、釘頭R自体よりも大
きい内径を有する貫挿孔部3Aと、釘頭Rを掛架係止さ
せるために釘頭R自体よりも若干小さい内径を有する掛
架孔部3Bとを互いに連通配置して、略瓢箪型に形成し
ているので、屋根材1を上下方向にずらすのみで、桟木
材Qに対する屋根材1の着脱をワンタッチに行なえる。
よって、損壊した屋根材1のみの交換も可能となって、
屋根材1の補修が極めて容易である。
【0058】また、板材の裏側面の縁部には、前記裏側
中央突起部4を介して、雨水浸入・吹上げ防止兼補強用
の一対のコ字枠リブ6を対向形成し、この一対のコ字枠
リブ6に囲繞された板材の裏面全体に、雨水浸入防止兼
補強用の直線リブ7を複数配置したので、コ字枠リブ6
・配線リブ7夫々が組み合わさって防波堤の役目を果た
し、掛止孔3から野地板P内への雨風等の浸入を確実に
防止することができる。
【0059】この他、裏側中央突起部4を介して前記掛
止孔3と反対側に位置する板材の裏側面縁部において、
コ字枠リブ6と直線リブ7との間に、雨水浸入防止兼補
強用の円弧状リブ8を複数配置したので、コ字枠リブ6
等と相俟って、屋根材1自体の吹上げ飛散を防止すると
共に、掛止孔3から野地板P内への雨風等の浸入を確実
に防止して、また、本製造方法故の材質による低吸水に
より、特に寒冷地での使用を可能としている。
【0060】一方、本発明に係る屋根材1の製造方法に
あっては、長石、陶石、粘土を所定の調合割合で水と共
にボールミル内で微粉砕・細摩し、泥しょうを生成する
第1の工程と、金属酸化物である無機系顔料類を泥しょ
うと混合する第2の工程と、スプレイドライヤーにて泥
しょうに圧力を加え、噴霧し、乾燥させ、粒状の杯土を
生成する第3の工程と、乾燥させた粒状の杯土を高圧プ
レス成形する第4の工程とから成るので、屋根材1の外
観に玄昌石のような重厚感を持たせ、デザイン性の高い
住宅にも充分に使用できる。しかも、家屋取り壊し時に
屋根材1を廃棄する場合においても、屋根材1の材料組
成が粘土・長石・陶石類である故に、環境に非常に優し
いものとなる。
【0061】また、前記各工程に、泥しょう状態の釉薬
を、予め成形された素地に、スプレイ類により一定量施
す第5の工程や、ローラーハースキルン等により平焼焼
成する第6の工程を含むので、屋根材1の外観に玄昌石
のような重厚感を持たせると共に、屋根の最下部に使用
するタイルに段垂れ部分を接着し、屋根の厚みをさらに
感じるように製造し、更なる重厚な高級感を持たせるこ
とができる。そのため、将来的には、屋根材1の施工方
式のみならず、外壁材への応用も可能である。
【0062】一方、本発明に係る屋根材1の施工方法に
あっては、屋根の野地板P上に張設した複数本の桟木材
Qの上に、屋根の軒の方から上方の棟に向かって、屋根
材1を千鳥葺き状に葺き上げていくので、耐風性に優れ
た屋根構造を提供することができる。しかも従来の新生
瓦材や金属製屋根材に比べて、屋根材1自体の下方に、
より大きな放熱空間を作ることが可能となるので、屋根
部分の耐熱性能を向上させることができ、補修時におけ
る屋根材1の葺き替えも容易となる。また、水止め・水
返し・風止め・屋根材の係止・重ね合せ・接合等、これ
らの目的のための金属・プラスチック類等の下地部材・
補助部材、および接着剤・目地等を一切使用することな
く、釘のみで簡単に屋根材1を係止施工することができ
る。
【0063】このとき、一の屋根材1を、その表側面を
上にして桟木材Qの上に保持固定する一方、この屋根材
1の2本の表側縁部線条突起部2の間に、他の屋根材1
の裏側中央突起部4が配置されると同時に、一の屋根材
1の掛止孔3が、他の屋根材1の裏側中央突起部4の間
に配置されるので、従来のように水止め・水返し・風止
め・屋根材の係止・重ね合せ・接合等、これらの目的の
ための金属・プラスチック類等の下地部材・補助部材、
および接着剤・目地等を一切使用することなく、釘のみ
で簡単に屋根材1を係止施工して雨風等の進入を確実に
防止し、耐風性に優れた屋根構造を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋根材の一実施の形態を示すもの
で、(a)は屋根材の一部拡大正面図、(b)は屋根材
の一部拡大背面図である。
【図2】同じく千鳥葺き状の施工状態を示す複数の屋根
材の正面図である。
【図3】同じく千鳥葺き状の施工状態を示す複数の屋根
材の一部拡大背面図である。
【図4】同じく桟木材上における千鳥葺き状の施工状態
を示す屋根材の断面図である。
【図5】本発明に係る屋根材の他の形態を示す背面図で
ある。
【符号の説明】
1…屋根材 2…表側縁部線
条突起部 2A…円弧線条突起部 3…掛止孔 3A…貫挿孔部 3B…掛架孔部 3C…長円形リブ 4…裏側中央
突起部 5…切欠開放部 6…コ字枠リブ 7…直線リブ 8…円弧状リブ P…野地板 Q…桟木材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 33/34 C04B 33/34

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の表側面に表側縁部線条突起部を設
    け、板材の裏側面に裏側中央突起部を設けたことを特徴
    とする屋根材。
  2. 【請求項2】 板材が、方形状に形成されている請求項
    1記載の屋根材。
  3. 【請求項3】 板材に、掛止孔を設けた請求項1または
    2記載の屋根材。
  4. 【請求項4】 板材の表側面に、一対の表側縁部線条突
    起部を設けた請求項1乃至3のいずれか記載の屋根材。
  5. 【請求項5】 一対の表側縁部線条突起部の間に、一対
    の掛止孔を設けた請求項4記載の屋根材。
  6. 【請求項6】 裏側中央突起部は、板材の裏側面の略中
    央部において、直線状に形成された請求項1記載の屋根
    材。
  7. 【請求項7】 裏側中央突起部は、板材の裏側面の略中
    央部において、離散的点状に形成された請求項1または
    6記載の屋根材。
  8. 【請求項8】 一対の表側縁部線条突起部夫々が、並列
    して形成されている請求項4または5記載の屋根材。
  9. 【請求項9】 2本並列に形成された表側縁部線条突起
    部の、内側に位置した表側縁部線条突起部の中央部に、
    外側の表側縁部線条突起部に向けて円弧状に突出する円
    弧線条突起部を設けた請求項4または5、請求項8のい
    ずれか記載の屋根材。
  10. 【請求項10】 掛止孔は、釘頭自体よりも大きい内径
    を有する貫挿孔部と、釘頭を掛架係止させるために釘頭
    自体よりも若干小さい内径を有する掛架孔部とを互いに
    連通配置して、略瓢箪型に形成した請求項3または5記
    載の屋根材。
  11. 【請求項11】 板材の裏側面の縁部には、前記裏側中
    央突起部を介して、雨水浸入・吹上げ防止兼補強用の一
    対のコ字枠リブを対向形成した請求項1乃至4、請求項
    6または7のいずれか記載の屋根材。
  12. 【請求項12】 一対のコ字枠リブに囲繞された板材の
    裏側面全体に、雨水浸入防止兼補強用の直線リブを複数
    配置した請求項11記載の屋根材。
  13. 【請求項13】 前記裏側中央突起部を介して掛止孔と
    反対側に位置する板材の裏側面縁部において、コ字枠リ
    ブと直線リブとの間に、雨水浸入防止兼補強用の円弧状
    リブを複数配置した請求項11または12記載の屋根
    材。
  14. 【請求項14】 板材の表側面の一端縁部に沿って並列
    に形成された一対の表側縁部線条突起部と、この一対の
    表側縁部線条突起部の間に形成された左右一対の掛止孔
    と、板材の裏側面の略中央部に沿って形成された裏側中
    央突起部とを備えて屋根材を構成し、一の屋根材の上に
    他の2つの屋根材の一部が重ね合わせられることを特徴
    とする屋根材。
  15. 【請求項15】 長石、陶石、粘土を所定の調合割合で
    水と共にボールミル内で微粉砕・細摩し、泥しょうを生
    成する第1の工程と、金属酸化物である無機系顔料類を
    泥しょうと混合する第2の工程と、スプレイドライヤー
    にて泥しょうに圧力を加え、噴霧し、乾燥させ、粒状の
    杯土を生成する第3の工程と、乾燥させた粒状の杯土を
    高圧プレス成形する第4の工程とから成ることを特徴と
    する屋根材の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記各工程に、泥しょう状態の釉薬
    を、予め成形された素地に、スプレイ類により一定量施
    す第5の工程を含む請求項15記載の屋根材の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 前記各工程に、ローラーハースキルン
    等により平焼焼成する第6の工程を含む請求項16記載
    の屋根材の製造方法。
  18. 【請求項18】 屋根の野地板上に張設した複数本の桟
    木材の上に、屋根の軒の方から上方の棟に向かって、屋
    根材を千鳥葺き状に葺き上げていくことを特徴とする屋
    根材の施工方法。
  19. 【請求項19】 一の屋根材を、その表側面を上にして
    桟木材の上に保持固定する一方、この屋根材の2本の表
    側縁部線条突起部の間に、他の屋根材の裏側中央突起部
    が配置されるようにして、一の屋根材の上に、他の2つ
    の屋根材の一部を千鳥葺き状に重ね合わせるように配置
    した請求項18記載の屋根材の施工方法。
  20. 【請求項20】 一の屋根材の掛止孔が、他の屋根材の
    裏側中央突起部の間に配置するようにして、一の屋根材
    の上に、他の2つの屋根材の一部を千鳥葺き状に重ね合
    わせるように配置した請求項18または19記載の屋根
    材の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016075140A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 ダエドン セラミック ルーフタイルズ カンパニー,リミテッドDAEDONG Ceramic Rooftiles Co.,Ltd. 逆流防止可能な瓦

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JP2016075140A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 ダエドン セラミック ルーフタイルズ カンパニー,リミテッドDAEDONG Ceramic Rooftiles Co.,Ltd. 逆流防止可能な瓦

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