JP2001287524A - 車両の後輪懸架装置 - Google Patents
車両の後輪懸架装置Info
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- JP2001287524A JP2001287524A JP2000102675A JP2000102675A JP2001287524A JP 2001287524 A JP2001287524 A JP 2001287524A JP 2000102675 A JP2000102675 A JP 2000102675A JP 2000102675 A JP2000102675 A JP 2000102675A JP 2001287524 A JP2001287524 A JP 2001287524A
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Abstract
十分大きく、かつ中間車軸の傾角を満足する、車両の後
輪懸架装置を得る。 【解決手段】 終減速機ケース51の両端壁に結合した
1対の支柱41の上端をブツシユ4を介して車枠2に支
持する。終減速機の出力歯車軸52と後車軸55とを中
間車軸54を介して連結する等速軸継手9aのケース9
に、前方へ延びる前腕5と後方へ延びる後腕15を結合
する。車枠2に軸支持した板ばね13の後端部を前腕5
に重ね合せ結合し、後腕15と車枠2との間に樽型ばね
16を介装する。左右1対の後腕15をド・デイオン筒
19により連結し、パナールロツド21をド・デイオン
筒19の一方の後端と反対側の車枠2とにそれぞれブツ
シユ20,22を介して連結する。
Description
両に好適な車両の後輪懸架装置、特に終減速機が地上か
ら十分高い位置にあつて、後輪が路面変化に応じて十分
上下移動できるようにした車両の後輪懸架装置に関する
ものである。
置は終減速機と一体の車軸ケースに後輪、ブレーキなど
を取り付け、車軸ケースを縦置き板ばねを介してばね上
に取り付けている。車軸ケース全体は全てばね下の構成
部品となり、車軸ケースの終減速機を収容している部分
が最も膨らんでいるので、この収容部分と路面との距離
が懸架装置の地上高となる。
り車枠に支持するトラツク、RVなどの後輪懸架装置で
は、車軸ケースは左右の後輪を連通した形状のため、荷
台ないし車枠のみを下げて低床化を実現しようとする
と、車枠が車軸ケースと干渉し、懸架装置のバンプスト
ロークが減少する結果、乗心地、路面保持性(ロードホ
ールデイング)などの性能に悪化を招く。そこで、後輪
を小径化し、後輪懸架装置の上下ストロークをそのまま
とし、車両全体を低くすると、後輪の小径化は地上高も
縮小し、一般道路での走行に支障を来すので、後輪の小
径化にも限界がある。
後輪の内側に中間車軸の等速軸継手を設けなければなら
ず、後輪の車軸(スピンドル)の裏側が巨大化し、後輪
と車枠の間の空間を圧迫し、縦置き1/2楕円型の板ば
ねの余裕空間を著しく減少させる。車軸を板ばねによら
ず、複数のリンクで支持するようにすれば、上述の問題
はある程度解消されるが、横部材の増設など車枠の改造
範囲が拡大し、また終減速機がド・デイオン軸の前方に
あるので、アツパーリンクを通す部位が非常に限定され
る。
架装置は、モノコツク構造の車両の床下に、終減速機を
前1点と後2点で支持するものであり、積載荷重の大な
る貨物車両には適用が難しい。
懸架装置では、左右の車枠に取り付けた左右1対の支柱
の間に終減速機を挟んで固定し、終減速機の各出力歯車
軸に2つの等速軸継手と中間車軸とにより、後輪に駆動
力を伝達するための後車軸を連結しているが、等速軸継
手を覆うケースに結合した後方へ突出する後腕と左右の
車枠との間に介装したばねが単純なコイルばねであるの
で、リバウンドストロークに対する後車軸荷重を十分大
きく採れない。
問題に鑑み、リバウンドストロークに対する後車軸荷重
が十分大きく、かつ中間車軸の傾角を満足する、車両の
後輪懸架装置を提供することにある。
に、本発明の構成は左右の車枠に取り付けた左右1対の
支柱と、左右1対の支柱の間に挟んで固定した終減速機
と、前記終減速機の各出力歯車軸に等速軸継手により連
結した中間車軸と、該中間車軸に第2の等速軸継手によ
り連結した後輪に駆動力を伝達するための後車軸と、前
記第2の等速軸継手を覆うケースに結合した前方または
後方へ突出する腕と、前記左右の車枠と前記腕との間に
介装した非線形のばねとを具備することを特徴とする。
イオン式後輪懸架装置を採用した場合に所望のリバウン
ドストロークと中間車軸の交角を得るために、終減速機
のケースの両端壁に結合した左右1対の支柱の上端を、
それぞれ前後1対のブツシユを介して左右の車枠に支持
する。一方、終減速機の1対の出力歯車軸はそれぞれ2
つの等速軸継手と中間車軸を介して、左右の後輪を支持
する後車軸に連結する。各後車軸と中間車軸とを連結す
る等速軸継手のケースに、後方へ突出する後腕を結合
し、後腕と車枠との間に非線形のばねを介装する。非線
形のばねには例えば樽型ばねを用いるか、樽型ばねとゴ
ムばねとを組合せたものとする。
伝達する後車軸と中間車軸とを連結する等速軸継手の円
筒ケース9には、前方へ突出する断面長方形をなす中空
の前腕5と、後方かつ斜め内方(車幅中心方向)へ突出
する中空の後腕15とが溶接により結合される。前腕5
の上壁には板ばね13の後端と座板6が重ね合され、前
腕5の下壁5aには座板7が重ね合される。これらの座
板6と板ばね13と前腕5と座板7は、座板6と座板7
を貫通する前後1対のUボルト8により抱持され、Uボ
ルト8の下端にナツトを螺合して一体的に結合される。
座板7の前端部に結合した内方へ突出するピン3bと、
車枠2に結合した内方へ突出するピン3aとの間に、油
圧式緩衝器3が連結される。4半楕円形の板ばね13は
前端の目玉部を、車枠2の下面に結合した支板10にピ
ン12により揺動可能に支持される。車枠2に支持した
支板24の下面に、ゴムばね25が座板6に対向して結
合される。
て断面形状が大きくなるように下壁15aが傾斜され
る。左右の後腕15の後端部の上壁と下壁15aとの間
に、断面ほぼ正方形のド・デイオン筒19の端部が挟ま
れかつ溶接などにより連結される。ド・デイオン筒19
の一方の端部(図3の左端)には後方へ突出するピン1
8が結合される。パナールロツド21の左端がピン18
によりブツシユ20を介して後腕15に連結される。パ
ナールロツド21の右端はブツシユ22を介して右側の
車枠2から下方へ突出する脚片23に連結される。後腕
15の上面に結合したばね座16bと、車枠2の下面に
結合したばね座16aとの間に、非線形のばねが、図示
の実施例では樽型ばね16が支持される。
1の両端壁に、上方へ突出する左右1対の支柱41が複
数のボルト42により結合される。支柱41は水平断面
が溝型をなし、上端部に形成した円弧状の前後両端部4
1aを、ブツシユ4の外筒32に溶接などにより結合さ
れる。ブツシユ4は外筒32と内筒34の間に緩衝ゴム
33を焼き付けてなり、緩衝ゴム33の下面に接する底
板35と内筒34を貫通するボルト36の上端が、車枠
2の上壁を貫通しかつナツト36aを螺合して締結され
る。図3,5に示すように、終減速機の出力歯車軸(サ
イドギア軸)52は等速軸継手53により中間車軸54
と連結され、中間車軸54は等速軸継手9aにより後車
軸55と連結される。
横部材57,58により連結される。前腕5と円筒ケー
ス9との接合部には補強部材5bが結合される。補強部
材5bは上下1対の三角形の板と前腕5から後方かつ斜
め外方へ突出する壁板とを結合してなる断面溝型のもの
である。ド・デイオン筒19は左右の後腕15を連結
し、左右の後輪14が路面変化に対して一体的に上下動
するように構成される。本発明では非線形のばね特性を
有する樽型ばね16を用いているので、リバウンドスト
ロークに対する後車軸荷重を十分大きくできる。換言す
れば、振幅の小さい振動に対しては柔らかなばね特性を
発揮し、振幅の大なる振動に対しては硬いばね特性を発
揮する。樽型ばね16とゴムばねとを組合せたものを用
いると、さらに非線形特性を向上することができる。
減速機ケース51が左右1対の断面溝型の支柱41によ
り、前後1対のブツシユ4を介して左右の車枠2に支持
されるので、終減速機が路面から高い位置にされ、所要
の地上高が得られる。そして、終減速機ケース51の出
力歯車軸52は等速軸継手53、中間車軸54、等速軸
継手9aを介して、後輪14に駆動力を伝達する後車軸
55へ連結されるので、所要の中間車軸の傾角を満足す
る。等速軸継手9aの円筒ケース9に結合した前腕5
が、車枠2から後方へ突出する板ばね13に連結され、
前腕5と車枠2との間に油圧緩衝器3が連結される。左
右の円筒ケース9に結合した後腕15がド・デイオン筒
19により連結され、後腕15と車枠2との間に樽型ば
ね16が介装される。左右の後輪14は終減速機ケース
51から独立であるが、路面の変化に対して左右の後輪
14が一体的に上下動する。この時、円筒ケース9は板
ばね13とド・デイオン筒19と一体的にピン12を中
心として上下揺動し、左右の円筒ケース9の上下振動は
樽型ばね16により抑えられる。また、左右の後輪14
の横方向変位はド・デイオン筒19の一端と反対側の車
枠2との間に連結したパナールロツド21により抑えら
れる。一方の後輪14が路面の突起物を通過する時、1
対の板ばね13のねじれを伴つてド・デイオン筒19が
車枠2に対して傾く。ゴムばね25は後輪14の車枠2
に対する過大な上方移動(バンプ)を抑える。
のばね特性を強くし、後輪懸架装置の空車時と積車時と
のストローク差d−cを小さくできる。空車時の加速度
に対するリバウンドストロークc−aを、従来のものの
リバウンドストロークb−0よりも大きく、かつリバウ
ンド位置を上方に設定できる。板ばねの無荷重位置を従
来よりもたわみ量aだけ上位に設定できるので、後輪懸
架装置のフルストロークe−aを縮小し、空車時の路面
保持性を向上できる。
り付けた左右1対の支柱と、左右1対の支柱の間に挟ん
で固定した終減速機と、前記終減速機の各出力歯車軸に
等速軸継手により連結した中間車軸と、該中間車軸に第
2の等速軸継手により連結した後輪に駆動力を伝達する
ための後車軸と、前記第2の等速軸継手を覆うケースに
結合した後方へ突出する後腕と、前記左右の車枠と前記
後腕との間に介装した非線形のばねとを具備するので、
次のような効果を奏する。
し、後輪懸架装置の空車時と積車時とのストローク差を
小さくできる。空車時の加速度に対するリバウンドスト
ロークを、従来のものよりも大きく、かつリバウンド位
置を上方に設定できる。
定できるので、後輪懸架装置のフルストロークを縮小
し、空車時の路面保持性を向上できる。
無荷重値付近に設定できる。
である。
る。
6:座板 7:座板 8:Uボルト 9:円筒ケース
9a:等速軸継手 13:板ばね 14:後輪 15:後腕 16:樽型ばね 19:ド・デイオン筒
21:パナールロツド 23:脚片 25:ゴムばね 41:支柱 51:終減
速機ケース 52:出力歯車軸 53:等速軸継手 5
4:中間車軸 55:後車軸
Claims (3)
- 【請求項1】左右の車枠に取り付けた左右1対の支柱
と、左右1対の支柱の間に挟んで固定した終減速機と、
前記終減速機の各出力歯車軸に等速軸継手により連結し
た中間車軸と、該中間車軸に第2の等速軸継手により連
結した後輪に駆動力を伝達するための後車軸と、前記第
2の等速軸継手を覆うケースに結合した前方または後方
へ突出する腕と、前記左右の車枠と前記腕との間に介装
した非線形のばねとを具備することを特徴とする車両の
後輪懸架装置。 - 【請求項2】前記非線形のばねは樽型ばねである請求項
1に記載の車両の後輪懸架装置。 - 【請求項3】前記非線形のばねは樽型ばねとゴムばねと
の組合せである請求項1に記載の車両の後輪懸架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000102675A JP3741195B2 (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 車両の後輪懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000102675A JP3741195B2 (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | 車両の後輪懸架装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001287524A true JP2001287524A (ja) | 2001-10-16 |
JP3741195B2 JP3741195B2 (ja) | 2006-02-01 |
Family
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3741195B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101154776B1 (ko) * | 2010-06-14 | 2012-06-18 | 현대자동차주식회사 | 상용차용 리어 현가장치 |
-
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- 2000-04-04 JP JP2000102675A patent/JP3741195B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3741195B2 (ja) | 2006-02-01 |
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