JP2001286744A - 螺旋形状の撹拌用羽根 - Google Patents

螺旋形状の撹拌用羽根

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JP2001286744A
JP2001286744A JP2000102207A JP2000102207A JP2001286744A JP 2001286744 A JP2001286744 A JP 2001286744A JP 2000102207 A JP2000102207 A JP 2000102207A JP 2000102207 A JP2000102207 A JP 2000102207A JP 2001286744 A JP2001286744 A JP 2001286744A
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spiral
stirring
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shaft
stirred
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Hiromi Suda
裕美 須田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】口金の口径の小さな容器内の内容物を、缶に手
を加えることなく、口金を傷つけることなく、かつ缶に
入れたまま、効率よく撹拌でき、缶の隅に堆積した沈殿
物も効果的に掻き出し攪拌ができ、また、遠心力による
飛散、低効率、容器の連れ回り等を防止して撹拌作業の
効率化を図る。 【解決手段】口金の口径11にあわせて最適に設計され
た螺旋羽根2を口金にあてがい、その条数分に相当する
回転を与えることにより缶内12に収容された螺旋羽根
を、連結されたシャフト4をモーター5で回転させて撹
拌作業を開始する。螺旋羽根の効果により、螺旋周辺か
ら被撹拌物を吸引し中心上方付近に吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料缶等の口金の
小さな穴に、螺旋の先端をあてがい、その条数分だけ回
転させ螺旋本体を缶内に挿入する。すなわち、螺旋の幅
とピッチ等を的確に設計することにより、口金の直径よ
りはるかに大きな直径の羽根を缶内に収容できる。螺旋
の一端に直結するシャフトを回転させれば、内容物を速
やかにかつ確実に撹拌することができる撹拌用の羽根に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の撹拌用羽根は船舶用プロペラ様の
もので、構造上塗料缶等の口金からは入らなかった。そ
のため作業者は棒切れ等を口金より挿入し撹拌するか、
缶自体を激しく振るという作業で内容物を撹拌してき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】塗料等の容器にあって
は、口金が小さくかつ上面隅にあるため、大量使用の時
は、缶上面をすべて切り取り、プロペラ様の羽根で撹拌
するのであるが、少量使用の時は上記作業が不可能なた
め人力により撹拌をおこなってきたが、充分とは言え
ず、体力を要する作業であった。また上記作業を厭い廃
棄処理することも多く無駄に材料を浪費していた。
【0004】近年、塗料の多様化に伴い、非常に高粘度
の塗料も出現し、従来どおりの撹拌装置に頼り切るのも
困難となってきた。すなわち従来の羽根は回転に伴い被
撹拌物に強い遠心力が生じ、高粘度になればなるほど被
撹拌物が容器周囲に押しのけられ、容器そのものを連れ
回りさせ、ややもすると容器から外に飛散することもあ
った。
【0005】本発明は缶および缶の口金になんら手を加
えることなく、その数倍の直径をもつ撹拌用羽根を挿入
し、効率よく撹拌するのみならず、通常の撹拌作業にあ
っても、螺旋のネジ込み効果により、高粘度の被撹拌物
を均一かつ効率的に撹拌するとともに螺旋周辺から被撹
拌物を吸い込み、その中心に向かって吐出することで、
遠心力による弊害を最小限に押さえ効果的に撹拌作業を
行えることを目的としている。
【0006】従来のプロペラ様の撹拌羽根は直径が比較
的大きく、塗料缶等の特に方形の容器の隅に堆積した沈
殿物の掻き出し及び撹拌は全く不可能であったが、本発
明の螺旋形状の羽根は羽根が多状なため、直径を小さく
することが可能となり、また螺旋先端部の形状を設計す
ることで、今まで不可能であった缶のきわめて隅に堆積
した沈殿物をも掻き出し、撹拌することが可能となっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の撹拌用羽根においては、螺旋羽根の先端部分
は、口金に容易に案内される形状とし、条数分の回転で
無理なく缶内に収まる形状とする。また羽根の幅、直
径、ピッチ及び断面の形状を変更すれば、容易に被撹拌
物の対流のパターンの変更が可能となり、塗料のみなら
ず他の分野における撹拌及び混練等に容易に対応可能と
なる。
【0008】
【発明実施の形態】上記のように構成された、螺旋羽根
の先端部分を缶の口金にあてがい、手またはモーターに
て、条数分回転すれば螺旋部分は缶内に収容される。缶
の外に出ているシャフトを回転させることで、螺旋の回
転とともに缶内の内容物は対流をおこし充分撹拌され
る。作業終了後は、先ほどの回転と逆の回転をシャフト
に与えることで螺旋羽根は容易に缶外に回収される。以
下本発明を図に基づいて説明する。図面において図1は
本発明の実施例を示す、撹拌用螺旋羽根の作業形態を示
す側面図である。図2は撹拌用螺旋羽根本体の側面、上
面、下面及び羽根断面の概念図である。図3は、図2に示
す撹拌用螺旋羽根の直径を連続的に変化させた撹拌用螺
旋羽根の側面図である。
【0009】図1において、口径(11)の口金を持つ容
器(12)の内部には内容物(14)が入っている螺旋羽根
(2)の先端を口金に沿わせ螺旋の推進方向に回転させ
れば、口径(11)より螺旋の幅(1)が小のため容易に
缶内へ収容される。図は約一条分(8)螺旋を回転させ
たものであり、更に条数分回転させることにより、口径
(11)よりはるかに大きな直径(10)をもつ螺旋羽根が
容易に缶内にすべて収容される。その際螺旋のもう一方
の端(9)に設置したシャフト固着用穴にシャフト(4)
がボルト(7)にてあらかじめ固定され缶外に出てい
る。シャフト(4)のもう一方の端に固定されたモータ
ー軸(5)を回転させることにより螺旋羽根は内容物を
勢いよく撹拌する。
【0010】図2において、直径(10)とピッチ(8)そ
して幅(1)を持つ螺旋羽根(2)の中心線上にシャフト
取付用部分(9)が有り、その中心線にシャフト取付用
の穴(15)が設けられシャフトをその穴(15)にさし込
みボルト(7)にて螺旋羽根(2)と固定する。また、螺
旋羽根の端(18)は容易に缶内に案内されるように角部
の無い形状が望ましい。又、(a)および(b)は螺旋
羽根の幅(1)の断面の例であり、本螺旋が高速回転し
た際、その重量バランスの崩れから発生する懸念のあ
る、シャフトおよびモーターへの不要振動、ひいては作
業者の腕に伝わる振動を除去するため、螺旋羽根の全領
域にわたり断面の厚み(16)および(17))を連続的に
変化させて、高速回転中の振動を除去するものである。
また(16-1)および(17-1)は螺旋の断面においてその
厚み(16)および(17)より高くすることで被撹拌物の
押しのけ量が増し、撹拌効率を上昇させるものである。
【0011】図3において、図2の螺旋羽根の直径(10)
をその先端に移行するに従い連続的に減少させたもので
ある。すなわち缶内の内容物を撹拌する際、缶の隅に堆
積するものを完全に掻き出し撹拌するのは容易ではない
が、先端の直径(10-2)を小さく設計する事で今まで困
難であった缶内隅に残存する堆積物をも撹拌する事がで
きる。
【0012】上記螺旋を構成する材質は、その対象とな
る被撹拌物の物理的特性、および化学的特性等を充分考
慮した材質にするべきであり、その最適な選択により広
範囲の産業分野において利用可能となる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上に説明した構成で以下に記
載する効果がある。塗料缶等のように小さな口径の口金
をもつ容器になんら手を加えることなく、また口金を損
傷することなく、かつ内容物を容器にいれたまま、沈殿
物までも掻き上げ効果的かつ迅速に撹拌する。羽根の回
転による遠心力が被撹拌物に及びにくい為、拡散や飛散
のない撹拌ができる。螺旋のねじ込み効果により、一般
の塗料のみならず非常に高粘度の被撹拌物も、螺旋周辺
から吸引し、上方に吐出する動作を繰り返すので均一で
かつ短時間に撹拌作業を実施できる。螺旋の形状を最適
に設計することにより、缶内の隅々まで、螺旋が接触
し、従来不可能だった缶内の内容物のほぼ百パーセント
の撹拌が実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撹拌用螺旋羽根の作業形態を示す側面図であ
る。
【図2】撹拌用螺旋羽根の側面、上面、下面、および羽
根断面の概念図」である。
【図3】図2に示す撹拌用螺旋羽根の直径を連続的に変
化させたものの側面図である。
【符号の説明】
1 螺旋の幅 2 螺旋本体 3 中心線 4 シャフト 5 モーター軸 6 取り付け用ネジ穴 7 取りつけボルト」 8 羽根のピッチ 9 シャフト固定部 10 直径 11 口金口径」 12 容器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適当な幅と適当なピッチと適当な直径を
    持つ数条の螺旋形状の羽根の一端は螺旋の中心線に導か
    れシャフトを介してモーター軸に固着される。もう一方
    の端は被撹拌物の入る容器の口金に容易に入るよう先端
    を丸めた構造の撹拌用螺旋羽根。
  2. 【請求項2】 螺旋の中心線にシャフトを挿入する穴を
    設け、その穴にシャフトを挿入し固着ボルトにて螺旋本
    体を固着することで、シャフトと螺旋本体の脱着をはか
    る構造の撹拌用螺旋羽根。
  3. 【請求項3】 幅とピッチ等を塗料缶等の口金の内径と
    厚さにあわせた形状の螺旋を形成することで、塗料缶等
    の口金の内径の数倍の直径を持つ螺旋が、条数分回転さ
    せることで缶内に収容され、缶より外にあるシャフトを
    モーター等で回転させることにより、缶内の内容物を撹
    拌できる。作業終了後はシャフトを逆回転すれば螺旋は
    容易に缶内から引き出せる構造の撹拌用螺旋羽根。
  4. 【請求項4】 被撹拌物の対流を促し、混練を容易にす
    るため、撹拌羽根断面(13)の形状を非対称とした螺旋
    形状の撹拌用羽根。
  5. 【請求項5】 容器口金への螺旋羽根の進入を円滑にす
    るため、および口金の螺旋羽根による損傷を防止するた
    め螺旋先端部の形状を角部の少ない形状にした撹拌用螺
    旋羽根。
  6. 【請求項6】 被撹拌物の撹拌作業中の、対流および混
    合を速やか、かつ的確に行うため、螺旋回転時の進行方
    向に中心線に対して羽根の断面の角度を鈍角あるいは鋭
    角に設計し、被撹拌物の吸引および排出の増大を図る構
    造の螺旋形状の螺旋形状の撹拌用羽根。
  7. 【請求項7】 ひとつの螺旋形状において、その直径を
    漸増させ、または漸減させることで、従来きわめて困難
    であった缶内の隅に沈殿する内容物を掻き出し撹拌する
    螺旋形状の撹拌用羽根。
  8. 【請求項8】 螺旋羽根のバランスの崩れによる高速回
    転中のシャフト及び作業者への振動を防止するため、螺
    旋羽根断面の形状および厚みを連続的に変化させること
    で円滑な回転を得られる螺旋形状の撹拌用羽根。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058088A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Okawara Mfg Co Ltd 洗浄性及びメンテナンス性を向上させた円錐型リボン混合処理装置
JP2020189261A (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 株式会社メデック 攪拌用回転体、攪拌装置
CN117899689A (zh) * 2024-03-20 2024-04-19 潍坊杰高非织材料科技有限公司 浆料混合装置

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