JP2001286719A - 煤塵等除去装置 - Google Patents
煤塵等除去装置Info
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- JP2001286719A JP2001286719A JP2000104304A JP2000104304A JP2001286719A JP 2001286719 A JP2001286719 A JP 2001286719A JP 2000104304 A JP2000104304 A JP 2000104304A JP 2000104304 A JP2000104304 A JP 2000104304A JP 2001286719 A JP2001286719 A JP 2001286719A
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】排気ガス中の煤塵や微細な各種分子を高効率で
十分に捕捉除去できるようにし、また、全体構造を簡素
化、小型化、軽量化、簡便化、製作容易化でき、材料費
を低廉化できるようにし、かつ、量産化を図ることもで
きるようにし、もって、コストを大幅に低減できるよう
にし、そして、各種ディーゼル車、農作業機器等の内燃
機関にもボイラー等の燃焼機関にも移動性、定着性を問
わず支障なく使用できるようにする。 【解決手段】排気ガスを通過させる浄化室１内に、導入
した排気ガスを分散流通させる拡散分流部材２を内装す
るとともに、該拡散分流部材に広く排ガス微粒子捕捉液
３を供給する分配器４を設け、かつ、その浄化室１から
流出する排ガス微粒子捕捉液３を上記分配器４へと送る
循環手段５を設けて成る。
十分に捕捉除去できるようにし、また、全体構造を簡素
化、小型化、軽量化、簡便化、製作容易化でき、材料費
を低廉化できるようにし、かつ、量産化を図ることもで
きるようにし、もって、コストを大幅に低減できるよう
にし、そして、各種ディーゼル車、農作業機器等の内燃
機関にもボイラー等の燃焼機関にも移動性、定着性を問
わず支障なく使用できるようにする。 【解決手段】排気ガスを通過させる浄化室１内に、導入
した排気ガスを分散流通させる拡散分流部材２を内装す
るとともに、該拡散分流部材に広く排ガス微粒子捕捉液
３を供給する分配器４を設け、かつ、その浄化室１から
流出する排ガス微粒子捕捉液３を上記分配器４へと送る
循環手段５を設けて成る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関や燃焼機
関に用いる煤塵等除去装置に関するものである。
関に用いる煤塵等除去装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ディーゼルエンジン等の内燃機関やボイ
ラー等の燃焼機関から排出される排気ガスには、大気汚
染や公害の原因となる煤塵等が多く含まれているため、
これまでにも触媒や燃焼用フィルタで浄化する装置（例
えば、特開平０８−１５０３１６号公報、特開平１０−
２６６８２６号公報、特開平０９−１８４４１７号公
報）、水によるシャワー洗浄で浄化する装置（例えば、
特開平１１−０４７５３２号公報）等が開発されてい
る。
ラー等の燃焼機関から排出される排気ガスには、大気汚
染や公害の原因となる煤塵等が多く含まれているため、
これまでにも触媒や燃焼用フィルタで浄化する装置（例
えば、特開平０８−１５０３１６号公報、特開平１０−
２６６８２６号公報、特開平０９−１８４４１７号公
報）、水によるシャワー洗浄で浄化する装置（例えば、
特開平１１−０４７５３２号公報）等が開発されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
の装置では、特殊な触媒ユニットや燃焼用フィルタ等を
内装しかつ耐熱性、断熱性、耐酸化性等を備えた反応槽
や処理槽又は特殊なシャワー洗浄用タンク等を要するだ
けでなく、大きな薬液タンク若しくはヒータや自動制御
手段等を要し、したがって、構造が複雑化、大型化し、
コスト高となり、各種ディーゼル車、農作業機器等に使
用し難い欠点がある。更に、有機物アルコール等を多量
に消費して経費が嵩み、火災の危険性も高いものもあ
る。
の装置では、特殊な触媒ユニットや燃焼用フィルタ等を
内装しかつ耐熱性、断熱性、耐酸化性等を備えた反応槽
や処理槽又は特殊なシャワー洗浄用タンク等を要するだ
けでなく、大きな薬液タンク若しくはヒータや自動制御
手段等を要し、したがって、構造が複雑化、大型化し、
コスト高となり、各種ディーゼル車、農作業機器等に使
用し難い欠点がある。更に、有機物アルコール等を多量
に消費して経費が嵩み、火災の危険性も高いものもあ
る。
【０００４】また、燃焼用フィルタで浄化する装置や水
によるシャワー洗浄で浄化する装置では、通風性の確保
や形成上の物理的制約等から煤塵等の微粒子を十分に捕
捉、除去できない欠点がある。
によるシャワー洗浄で浄化する装置では、通風性の確保
や形成上の物理的制約等から煤塵等の微粒子を十分に捕
捉、除去できない欠点がある。
【０００５】本発明は、それらの問題点を解決しようと
するものである。
するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる観点から、請求項
１の発明は、排気ガスを通過させる浄化室１内に、導入
した排気ガスを分散流通させる拡散分流部材２を内装す
るとともに、該拡散分流部材に広く排ガス微粒子捕捉液
３を供給する分配器４を設け、かつ、その浄化室１から
流出する排ガス微粒子捕捉液３を上記分配器４へと送る
循環手段５を設けて成る。
１の発明は、排気ガスを通過させる浄化室１内に、導入
した排気ガスを分散流通させる拡散分流部材２を内装す
るとともに、該拡散分流部材に広く排ガス微粒子捕捉液
３を供給する分配器４を設け、かつ、その浄化室１から
流出する排ガス微粒子捕捉液３を上記分配器４へと送る
循環手段５を設けて成る。
【０００７】請求項２の発明は、請求項１に記載した煤
塵等除去装置にあって、上記浄化室１につき、上部に排
気ガス導入口６を有する第１室Ａと上部に浄化ガス放出
口７を有する第２室Ｂとを下部で連通させて形成して、
両室Ａ、Ｂ内にそれぞれ上記拡散分流部材２を内装し、
その第１室Ａ内の上部にスペース８を保有させて、該ス
ペースに上記分配器４を配し、また、上記循環手段５に
つき、上記第１室Ａの下部の近傍に上記排ガス微粒子捕
捉液３を収容するタンク９を配して、該タンクをその第
１室Ａの下部と連通させ、かつ、該タンクには、中の排
ガス微粒子捕捉液３を上記分配器４へと送るポンプ10を
装備させるとともに、注液口11と排液口12とを装備させ
て成る。
塵等除去装置にあって、上記浄化室１につき、上部に排
気ガス導入口６を有する第１室Ａと上部に浄化ガス放出
口７を有する第２室Ｂとを下部で連通させて形成して、
両室Ａ、Ｂ内にそれぞれ上記拡散分流部材２を内装し、
その第１室Ａ内の上部にスペース８を保有させて、該ス
ペースに上記分配器４を配し、また、上記循環手段５に
つき、上記第１室Ａの下部の近傍に上記排ガス微粒子捕
捉液３を収容するタンク９を配して、該タンクをその第
１室Ａの下部と連通させ、かつ、該タンクには、中の排
ガス微粒子捕捉液３を上記分配器４へと送るポンプ10を
装備させるとともに、注液口11と排液口12とを装備させ
て成る。
【０００８】請求項３の発明は、請求項１又は２に記載
した煤塵等除去装置にあって、上記拡散分流部材２とし
て、スチールウールを用い、上記排ガス微粒子捕捉液３
として、油を用い、また、上記分配器４は、先端閉塞の
水平パイプ13に多数の小孔14を配設して成る。
した煤塵等除去装置にあって、上記拡散分流部材２とし
て、スチールウールを用い、上記排ガス微粒子捕捉液３
として、油を用い、また、上記分配器４は、先端閉塞の
水平パイプ13に多数の小孔14を配設して成る。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、請求項１乃至請求項３に
係る実施の形態を示している。
係る実施の形態を示している。
【００１０】図において、Ｑは、ディーゼルエンジン、
Ｒは、該ディーゼルエンジンの排気管、Ｐは、該排気管
に接続した本発明に係る煤塵等除去装置である。
Ｒは、該ディーゼルエンジンの排気管、Ｐは、該排気管
に接続した本発明に係る煤塵等除去装置である。
【００１１】本発明に係る煤塵等除去装置Ｐは十分な消
音機能を有するので、ディーゼルエンジンＱの消音器は
有っても無くてもよい。
音機能を有するので、ディーゼルエンジンＱの消音器は
有っても無くてもよい。
【００１２】なお、図示のものでは、ディーゼルエンジ
ンＱを対象としているが、その他の内燃機関や燃焼機関
でもよい。
ンＱを対象としているが、その他の内燃機関や燃焼機関
でもよい。
【００１３】図示の煤塵等除去装置Ｐにおいて、１は、
ディーゼルエンジンＱの排気管Ｒから導入した排気ガス
を通過させる浄化室、２は、該浄化室内にその排気ガス
を分散流通させるために該浄化室に内装した拡散分流部
材、３は、該拡散分流部材に供給する排ガス微粒子捕捉
液、４は、該排ガス微粒子捕捉液を拡散分流部材に広く
分配させて供給するための分配器、５は、上記浄化室１
から流出する排ガス微粒子捕捉液３を上記分配器４へと
送る循環手段である。
ディーゼルエンジンＱの排気管Ｒから導入した排気ガス
を通過させる浄化室、２は、該浄化室内にその排気ガス
を分散流通させるために該浄化室に内装した拡散分流部
材、３は、該拡散分流部材に供給する排ガス微粒子捕捉
液、４は、該排ガス微粒子捕捉液を拡散分流部材に広く
分配させて供給するための分配器、５は、上記浄化室１
から流出する排ガス微粒子捕捉液３を上記分配器４へと
送る循環手段である。
【００１４】浄化室１は、上部に排気ガス導入口６を有
する第１室Ａと上部に浄化ガス放出口７を有する第２室
Ｂとを併設して、両室Ａ、Ｂの下部相互を通風、通液可
能にかつ第２室Ｂ内の排ガス微粒子捕捉液３が第１室Ａ
内へと流下するよう底壁を一連に傾斜させて連通させ、
両室Ａ、Ｂ及び連通部分の内部に上記拡散分流部材２を
内装するとともに、第１室Ａ内の上部にスペース８を保
有させて、該スペースに上記分配器４を配し、かつ、第
１室Ａの底壁の最低部に排ガス微粒子捕捉液排出口15を
設けており、上記排気ガス導入口６をディーゼルエンジ
ンＱの排気管Ｒに接続している。
する第１室Ａと上部に浄化ガス放出口７を有する第２室
Ｂとを併設して、両室Ａ、Ｂの下部相互を通風、通液可
能にかつ第２室Ｂ内の排ガス微粒子捕捉液３が第１室Ａ
内へと流下するよう底壁を一連に傾斜させて連通させ、
両室Ａ、Ｂ及び連通部分の内部に上記拡散分流部材２を
内装するとともに、第１室Ａ内の上部にスペース８を保
有させて、該スペースに上記分配器４を配し、かつ、第
１室Ａの底壁の最低部に排ガス微粒子捕捉液排出口15を
設けており、上記排気ガス導入口６をディーゼルエンジ
ンＱの排気管Ｒに接続している。
【００１５】拡散分流部材２としては、例えば、スチー
ルウールを用いる。排ガス微粒子捕捉液３に対する耐液
性と適度な耐熱性のある合成樹脂製の不織布等でもよ
い。
ルウールを用いる。排ガス微粒子捕捉液３に対する耐液
性と適度な耐熱性のある合成樹脂製の不織布等でもよ
い。
【００１６】排ガス微粒子捕捉液３としては、例えば、
排ガス微粒子の付着性と適度な流動性及び所要の耐熱性
を有する鉱物性、植物性又は動物性の油を用いる。同様
の性能を有しているものであれば他の液体でもよい。
排ガス微粒子の付着性と適度な流動性及び所要の耐熱性
を有する鉱物性、植物性又は動物性の油を用いる。同様
の性能を有しているものであれば他の液体でもよい。
【００１７】分配器４は、先端閉塞の水平パイプ13に多
数の小孔14を配設して形成し、それらの小孔14を通じて
上記第１室Ａ内の拡散分流部材２全般に上記排ガス微粒
子捕捉液３を降り注がせることができるようにその第１
室Ａ内上部のスペース８に配備させている。
数の小孔14を配設して形成し、それらの小孔14を通じて
上記第１室Ａ内の拡散分流部材２全般に上記排ガス微粒
子捕捉液３を降り注がせることができるようにその第１
室Ａ内上部のスペース８に配備させている。
【００１８】循環手段５は、上記第１室Ａの下部の近傍
に上記排ガス微粒子捕捉液３を収容するタンク９を配し
て、該タンクの下部を、還流管16を介して上記第１室Ａ
の排ガス微粒子捕捉液排出口15へと連ねている。
に上記排ガス微粒子捕捉液３を収容するタンク９を配し
て、該タンクの下部を、還流管16を介して上記第１室Ａ
の排ガス微粒子捕捉液排出口15へと連ねている。
【００１９】そして、そのタンク９には、中の排ガス微
粒子捕捉液３を上記分配器４へと送るポンプ10を装備さ
せており、該ポンプは、電動機17で作動されるポンプ本
体18から垂下する吸上げ管19を上方からタンク９内へと
深く装入し、かつ、ポンプ本体18から起立する吐出管20
を上記分配器４の水平パイプ13に連ねている。
粒子捕捉液３を上記分配器４へと送るポンプ10を装備さ
せており、該ポンプは、電動機17で作動されるポンプ本
体18から垂下する吸上げ管19を上方からタンク９内へと
深く装入し、かつ、ポンプ本体18から起立する吐出管20
を上記分配器４の水平パイプ13に連ねている。
【００２０】また、そのタンク９には、頂壁に注液弁21
付きの注液口11を設けるとともに、底壁に排液弁22付き
の排液口12を設けている。
付きの注液口11を設けるとともに、底壁に排液弁22付き
の排液口12を設けている。
【００２１】如上の構成であり、以下、各部の作用、機
能等について説明する。
能等について説明する。
【００２２】ディーゼルエンジンＱから排気管Ｒを通じ
て排気ガスが排出されると、この排気ガスがまず浄化室
１の第１室Ａに流入し、拡散分流部材２内に分散されて
流通するが、この際には、第１室Ａ内の拡散分流部材２
の全般に分配器４の多数の小孔14から排ガス微粒子捕捉
液３が降り注がれていて、その拡散分流部材２が全体的
に排ガス微粒子捕捉液３で濡れており、したがって、排
気ガス中の煤塵や微細な各種分子がその排ガス微粒子捕
捉液３に付着して大半が除去される。ここでのガスは、
その排気ガスの余熱によって排ガス微粒子捕捉液３が僅
かながら気化するため、この気化分がガスに混入して少
々湿潤状態となるが、この湿潤ガスは、次に、浄化室１
の第２室Ｂに流入して、該第２室内の拡散分流部材２内
に分散されて流通し、該拡散分流部材２により排ガス微
粒子捕捉液成分が水滴状に凝集される。これにより湿潤
ガス中に僅かに残った煤塵や微細な各種分子も共に捕捉
され、その後の浄化ガスが浄化ガス放出口７から外部へ
と放出される。
て排気ガスが排出されると、この排気ガスがまず浄化室
１の第１室Ａに流入し、拡散分流部材２内に分散されて
流通するが、この際には、第１室Ａ内の拡散分流部材２
の全般に分配器４の多数の小孔14から排ガス微粒子捕捉
液３が降り注がれていて、その拡散分流部材２が全体的
に排ガス微粒子捕捉液３で濡れており、したがって、排
気ガス中の煤塵や微細な各種分子がその排ガス微粒子捕
捉液３に付着して大半が除去される。ここでのガスは、
その排気ガスの余熱によって排ガス微粒子捕捉液３が僅
かながら気化するため、この気化分がガスに混入して少
々湿潤状態となるが、この湿潤ガスは、次に、浄化室１
の第２室Ｂに流入して、該第２室内の拡散分流部材２内
に分散されて流通し、該拡散分流部材２により排ガス微
粒子捕捉液成分が水滴状に凝集される。これにより湿潤
ガス中に僅かに残った煤塵や微細な各種分子も共に捕捉
され、その後の浄化ガスが浄化ガス放出口７から外部へ
と放出される。
【００２３】浄化室１の第１室Ａで下部へと流下した排
ガス微粒子捕捉液３及び第２室Ｂで凝集されかつ下部へ
と流下して第１室Ａに流入した排ガス微粒子捕捉液３
は、還流管16を経てタンク９に流入する。
ガス微粒子捕捉液３及び第２室Ｂで凝集されかつ下部へ
と流下して第１室Ａに流入した排ガス微粒子捕捉液３
は、還流管16を経てタンク９に流入する。
【００２４】また、該タンク中の排ガス微粒子捕捉液３
は、ポンプ10により分配器４の水平パイプ13に供給され
て、再び多数の小孔14から第１室Ａ内の拡散分流部材２
へと降り注がれ、こうして装置内を循環し、サイクル使
用される。
は、ポンプ10により分配器４の水平パイプ13に供給され
て、再び多数の小孔14から第１室Ａ内の拡散分流部材２
へと降り注がれ、こうして装置内を循環し、サイクル使
用される。
【００２５】サイクル使用される排ガス微粒子捕捉液３
は、煤塵や微細な各種分子の付着で次第に汚れを増して
行くこととなるが、所定の状態にまで汚れたところでタ
ンク９の排液口12から外部へ排出させ、かつ、注液口11
から新しい排ガス微粒子捕捉液３を注入する。つまり、
エンジンオイルのオイル交換と同様に交換すればよいの
である。
は、煤塵や微細な各種分子の付着で次第に汚れを増して
行くこととなるが、所定の状態にまで汚れたところでタ
ンク９の排液口12から外部へ排出させ、かつ、注液口11
から新しい排ガス微粒子捕捉液３を注入する。つまり、
エンジンオイルのオイル交換と同様に交換すればよいの
である。
【００２６】使用済みの汚れた排ガス微粒子捕捉液３
は、無害化の処理を施して廃棄する。勿論、再利用も可
能である。
は、無害化の処理を施して廃棄する。勿論、再利用も可
能である。
【００２７】浄化室１、特に第２室Ｂには、凝集性能を
高めるために冷却手段を講じてもよい。
高めるために冷却手段を講じてもよい。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、排気ガスを通過させる
浄化室１内に拡散分流部材２を内装して排気ガスを分散
流通させ、かつ、分配器４を配して該分配器からその拡
散分流部材へ排ガス微粒子捕捉液３を広く供給するの
で、排気ガス中の煤塵や微細な各種分子をその排ガス微
粒子捕捉液３に付着させて良好に捕捉除去できるだけで
なく、その排気ガスと排ガス微粒子捕捉液３との接触面
積を格段に広くでき、しかも、細かく分散させてむらな
く的確に接触させることができて、高効率で十分に煤塵
や微細な各種分子を捕捉除去できる。
浄化室１内に拡散分流部材２を内装して排気ガスを分散
流通させ、かつ、分配器４を配して該分配器からその拡
散分流部材へ排ガス微粒子捕捉液３を広く供給するの
で、排気ガス中の煤塵や微細な各種分子をその排ガス微
粒子捕捉液３に付着させて良好に捕捉除去できるだけで
なく、その排気ガスと排ガス微粒子捕捉液３との接触面
積を格段に広くでき、しかも、細かく分散させてむらな
く的確に接触させることができて、高効率で十分に煤塵
や微細な各種分子を捕捉除去できる。
【００２９】また、その浄化室１から流出する排ガス微
粒子捕捉液３を上記分配器４へと送る循環手段５を設け
て、排ガス微粒子捕捉液３をサイクル使用し、その循環
手段５は小さなタンク９とポンプ10等から成る簡単なも
のでよく、更に、上記拡散分流部材２は入手し易い安価
なスチールウール等、上記排ガス微粒子捕捉液３は入手
し易い安価な油等、上記分配器４は先端閉塞の水平パイ
プ13に多数の小孔14を配設して成る簡単なもの等でよい
から、全体構造を簡素化、小型化、軽量化、簡便化、製
作容易化でき、材料費を低廉化でき、量産化を図ること
もでき、勿論、従来の装置で見られる特殊な触媒ユニッ
トや燃焼用フィルタ等も、耐熱性、断熱性、耐酸化性等
を備えた反応槽や処理槽も、特殊なシャワー洗浄用タン
ク等も、大きな薬液タンクも、ヒータや自動制御手段等
も一切必要とせず、コストを大幅に低減できる。そし
て、各種ディーゼル車、農作業機器等の内燃機関にも、
ボイラー等の燃焼機関にも、移動性、定着性を問わず支
障なく使用でき、しかも、有機物アルコール等を消費す
るものでもないから、経費が嵩まず、火災の危険性もな
い。
粒子捕捉液３を上記分配器４へと送る循環手段５を設け
て、排ガス微粒子捕捉液３をサイクル使用し、その循環
手段５は小さなタンク９とポンプ10等から成る簡単なも
のでよく、更に、上記拡散分流部材２は入手し易い安価
なスチールウール等、上記排ガス微粒子捕捉液３は入手
し易い安価な油等、上記分配器４は先端閉塞の水平パイ
プ13に多数の小孔14を配設して成る簡単なもの等でよい
から、全体構造を簡素化、小型化、軽量化、簡便化、製
作容易化でき、材料費を低廉化でき、量産化を図ること
もでき、勿論、従来の装置で見られる特殊な触媒ユニッ
トや燃焼用フィルタ等も、耐熱性、断熱性、耐酸化性等
を備えた反応槽や処理槽も、特殊なシャワー洗浄用タン
ク等も、大きな薬液タンクも、ヒータや自動制御手段等
も一切必要とせず、コストを大幅に低減できる。そし
て、各種ディーゼル車、農作業機器等の内燃機関にも、
ボイラー等の燃焼機関にも、移動性、定着性を問わず支
障なく使用でき、しかも、有機物アルコール等を消費す
るものでもないから、経費が嵩まず、火災の危険性もな
い。
【図１】本発明に係る煤塵等除去装置の実施の形態を示
す構成要領図である。
す構成要領図である。
【符号の説明】 Ｑ…ディーゼルエンジン Ｒ…排気管 Ｐ…本発明に係る煤塵等除去装置 １…浄化室 Ａ…第１室 Ｂ…第２室 ２…拡散分流部材 ３…排ガス微粒子捕
捉液 ４…分配器 ５…循環手段 ６…排気ガス導入口 ７…浄化ガス放出口 ８…スペース ９…タンク 10…ポンプ 11…注液口 12…排液口 13…水平パイプ 14…小孔 15…排ガス微粒子捕
捉液排出口 16…還流管 17…電動機 18…ポンプ本体 19…吸上げ管 20…吐出管 21…注液弁 22…排液弁
捉液 ４…分配器 ５…循環手段 ６…排気ガス導入口 ７…浄化ガス放出口 ８…スペース ９…タンク 10…ポンプ 11…注液口 12…排液口 13…水平パイプ 14…小孔 15…排ガス微粒子捕
捉液排出口 16…還流管 17…電動機 18…ポンプ本体 19…吸上げ管 20…吐出管 21…注液弁 22…排液弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２３Ｊ 15/00 Ｆ２３Ｊ 15/00 Ｚ
Claims (3)
- 【請求項１】排気ガスを通過させる浄化室１内に、導入
した排気ガスを分散流通させる拡散分流部材２を内装す
るとともに、該拡散分流部材に広く排ガス微粒子捕捉液
３を供給する分配器４を設け、かつ、その浄化室１から
流出する排ガス微粒子捕捉液３を上記分配器４へと送る
循環手段５を設けて成ることを特徴とする煤塵等除去装
置。 - 【請求項２】上記浄化室１につき、上部に排気ガス導入
口６を有する第１室Ａと上部に浄化ガス放出口７を有す
る第２室Ｂとを下部で連通させて形成して、両室Ａ、Ｂ
内にそれぞれ上記拡散分流部材２を内装し、その第１室
Ａ内の上部にスペース８を保有させて、該スペースに上
記分配器４を配し、また、上記循環手段５につき、上記
第１室Ａの下部の近傍に上記排ガス微粒子捕捉液３を収
容するタンク９を配して、該タンクをその第１室Ａの下
部と連通させ、かつ、該タンクには、中の排ガス微粒子
捕捉液３を上記分配器４へと送るポンプ10を装備させる
とともに、注液口11と排液口12とを装備させて成る請求
項１に記載した煤塵等除去装置。 - 【請求項３】上記拡散分流部材２として、スチールウー
ルを用い、上記排ガス微粒子捕捉液３として、油を用
い、また、上記分配器４は、先端閉塞の水平パイプ13に
多数の小孔14を配設して成る請求項１又は２に記載した
煤塵等除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000104304A JP2001286719A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 煤塵等除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000104304A JP2001286719A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 煤塵等除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001286719A true JP2001286719A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18617874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000104304A Pending JP2001286719A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 煤塵等除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001286719A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1479429A1 (en) * | 2003-05-22 | 2004-11-24 | Sola Enzo E C.-S.N.C. | Filtering system |
| ES2926100A1 (es) * | 2022-03-01 | 2022-10-21 | Green Rk22 S L | Aparato de captacion y filtracion de particulas generadas por friccion y/o combustion en vehiculos o maquinas industriales |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS568834U (ja) * | 1979-07-03 | 1981-01-26 | ||
| JPH0513522U (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-23 | 石川島播磨重工業株式会社 | 湿式粉塵回収装置 |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000104304A patent/JP2001286719A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS568834U (ja) * | 1979-07-03 | 1981-01-26 | ||
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