JP2001286657A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2001286657A
JP2001286657A JP2000103901A JP2000103901A JP2001286657A JP 2001286657 A JP2001286657 A JP 2001286657A JP 2000103901 A JP2000103901 A JP 2000103901A JP 2000103901 A JP2000103901 A JP 2000103901A JP 2001286657 A JP2001286657 A JP 2001286657A
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game
balls
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JP2000103901A
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English (en)
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Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Hiroshi Kashiwagi
浩志 柏木
Katsumi Tanaka
勝巳 田中
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Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定時間の間に遊技領域に発射された発射球
数が所定許容数を越えて異常状態となっていることを遊
技店の店員等に簡単かつ迅速に認識させることができ、
しかも、前記異常状態か否かの判定処理を任意の時間に
開始することができるパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技盤3と、遊技球を遊技盤の遊技領域
6に向けて発射する発射装置81と、遊技領域に発射さ
れた遊技球を検出するための発射球検出手段130と、
発射球数を累積し記憶する発射球数計数・記憶手段と、
所定の判定時間を計時する判定用計時手段と、判定時間
内の発射球数が予め定めた所定数以上である場合に異常
と判定する異常判定手段と、異常と判定された場合に異
常状態を報知する異常報知手段と、前記発射球数計数・
記憶手段と判定用計時手段を任意に初期化し、その後に
前記各手段を再始動させる任意初期化・再始動手段とを
備えるパチンコ遊技機1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
に関し、特には遊技領域に向かって発射された遊技球を
検出する発射球検出手段を備えたパチンコ遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機にあっては、遊技
盤の遊技領域にモータやソレノイド等で構成される発射
装置によって遊技球を連続的に発射している。また、こ
の種パチンコ遊技機に関して、「所定時間の間に遊技領
域に発射される発射球数は所定数(具体的には現時点で
1分間に100球)を越えてはいけない。」という発射
球数(発射装置の能力)に関する規則がある。
【0003】しかし、上記従来のパチンコ遊技機にあっ
ては、実際に遊技領域に発射された発射球数を知ること
ができないので、上記発射球数に関する規則が守られて
いるか否か容易には確認できていないのが現状である。
このように上記規則が守られているか否かの確認ができ
ないことによって、発射装置の基板やモータ等が不正に
変更されて発射タイミングが狂わされたり、あるいは製
造時に設計ミス等が見逃されて発射タイミングが狂った
状態のままの場合があり、そのために、上記規則の所定
時間内に発射される発射球数が所定数を越え、それが原
因で遊技者に多大な損害を与える、具体的には時間当た
りの遊技球の消費球数が増えてしまう等の不都合が生じ
るおそれがある。
【0004】そこで、本発明者らは、前記不都合を解消
するために、遊技盤あるいは発射装置付近等にフォトセ
ンサや近接スイッチ等の発射球検出器よりなる発射球検
出手段を配設し、該発射球検出手段により前記遊技盤の
遊技領域に向けて発射される発射球を検出し、かつ、そ
の検出された発射球の数を発射球数計数・記憶手段によ
り累積及び記憶して、タイマー等の判定用計時手段によ
り計測された所定時間内(例えば1分間)に、前記発射
球数計数・記憶手段により得られた発射球数が所定数
(例えば100球)を越えているか否か判定し、その発
射球数が所定数を越えている場合には、適宜方法により
異常報知するように構成したパチンコ遊技機を発明する
に至った。この遊技機によれば、何らかの原因により上
述の発射球数に関する規則が守られていない異常状態
を、遊技店の店員或いは遊技者、検査者等に認識させる
ことができ、それらの者が当該異常状態に対応した処置
を講じることができるようになる。
【0005】しかしながら、この遊技機では、前記発射
球数計数・記憶手段による計数処理及び判定用計時手段
による計時処理、すなわち、上記発射球数に関する規則
を守っているか否かの判定処理は、遊技機の電源投入に
起因して、常に開始(実行)されるようになっているの
で、当該判定処理を任意の時間に開始することができ
ず、利便性に欠けていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な状況に鑑み提案されたもので、所定時間の間に遊技領
域に発射された発射球数が所定許容数を越えて異常状態
となっていることを遊技店の店員等に簡単かつ迅速に認
識させることができ、しかも、前記異常状態か否かの判
定処理を任意の時間に開始することができるパチンコ遊
技機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、遊技盤と、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊
技盤の遊技領域に向けて発射する発射装置とを有するパ
チンコ遊技機において、遊技領域に発射された遊技球を
検出するための発射球検出手段と、該発射球検出手段に
より検出された発射球の数を累積し記憶する発射球数計
数・記憶手段と、所定の判定時間を計時する判定用計時
手段と、前記判定時間内に、前記発射球数計数・記憶手
段により記憶された発射球の数が予め定めた所定数以上
であった場合に異常と判定する異常判定手段と、該異常
判定手段により異常と判定された場合に異常状態を報知
する異常報知手段と、前記発射球数計数・記憶手段と判
定用計時手段を任意に初期化し、その後に前記各手段を
再始動させる任意初期化・再始動手段とを備えているこ
とを特徴とするパチンコ遊技機に係る。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、発射球数計数・記憶手段と判定用計時手段の初期化
後の発射球検出手段による発射球の検出に起因して、前
記各手段を再始動させるように構成されていることを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づきこの発明
の好適な実施形態を説明する。図1はこの発明の一実施
例に係るパチンコ遊技機全体の正面図、図2は同パチン
コ遊技機の遊技盤の正面図、図3は同遊技盤の背面図、
図4は同実施例におけるパチンコ遊技機全体の裏構造を
示す図、図5は同パチンコ遊技機に用いられる装飾部材
の部分斜視図、図6は図5のX−X断面図、図7は同装
飾部材の分解斜視図、図8は同装飾部材のベースレンズ
部に発射球検出手段を取り付ける前の斜視図、図9は同
パチンコ遊技機の電気的接続関係を示す制御ブロック
図、図10は同パチンコ遊技機における発射球数の異常
判定・報知処理の一例に関する第1フローチャート、図
11は同異常判定・報知処理に関する第2フローチャー
ト、図12は他の例における発射球数の異常判定・報知
処理に関する第1フローチャート、図13は同異常判定
・報知処理に関する第2フローチャート、図14は他の
実施例に係るパチンコ遊技機の発射球検出手段周辺を示
す拡大正面図、図15はさらに他の実施例に係るパチン
コ遊技機の発射球検出手段周辺を示す拡大正面図、図1
6はさらに他の実施例に係るパチンコ遊技機における発
射球数の異常判定・報知処理に関する第1フローチャー
ト、図17は同異常判定・報知処理に関する第2フロー
チャート、図18はさらに他の実施例に係るパチンコ遊
技機における発射球数の異常判定・報知処理に関する第
1フローチャート、図19は同異常判定・報知処理に関
する第2フローチャートである。
【0010】図1及び図2に示すパチンコ遊技機1は、
枠体2の内側に遊技盤3が着脱交換可能に収容されてお
り、その遊技盤3に遊技球の外側誘導レール4及び内側
誘導レール5が略円形に立設され、遊技盤面3aの前記
外側誘導レール4と内側誘導レール5によって囲まれた
遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順
に画像表示装置9、普通電動役物である第1種始動入賞
口10,11、特別電動役物である大入賞口15、アウ
ト口(排出口とも称される。)17が配設され、また上
方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通
図柄変動開始用左ゲート19と普通図柄変動開始用右ゲ
ート21、その下方に風車22a,22b、その下方に
左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞
口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口2
9が配設されている。
【0011】また、前記枠体2の前面側には、ガラス枠
31,払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿
32,該上側球受け皿32を取り付けるための取付板3
3,前記上側球受け皿32の飽和時に遊技球を受けるた
めの下側球受け皿34,遊技状態を報知するランプ表示
器35,音声や効果音を発して遊技状態を遊技者に報知
するスピーカ36,不正行為等の防止のために枠体2を
着脱不可能若しくは開閉不可能にするための鍵37,遊
技者の発射操作に応じて遊技球を遊技盤3の遊技領域6
に向けて発射する発射装置81等がそれぞれ組み付けら
れている。
【0012】なお、図中の画像表示装置9に関し符号4
1は数字,アルファベット,記号あるいは絵等の図柄を
変動表示及び停止表示可能な普通図柄表示装置、43は
同じく特別図柄表示装置、45は普通図柄表示装置41
の7セグメントデジタル等からなる普通図柄表示部、4
9は画像表示装置の窓枠部、50は特別図柄表示装置4
3の液晶表示盤(ドットマトリックス表示器)等からな
る画像表示部、50aは画像表示部50の左表示部、5
0bは同じく中表示部、50cは同じく右表示部、51
は図柄変動回数記憶表示ランプであり、また、大入賞口
15に関し符号61は開閉板、63は特定領域入賞口で
あり、さらに符号120は遊技盤3上部に装飾用に設け
られた天飾り装飾部材(天飾りランプ)である。
【0013】また、前記遊技盤3の背面(裏面)には、
図3に示すように、前記下側の第1種始動入賞口11の
可動片11a,11bを開閉する第1種始動入賞口用ソ
レノイド53が設けられているとともに、前記第1種始
動入賞口10,11に入賞した球を検出するフォトセン
サや近接スイッチ等よりなる始動入賞口用入賞球検出手
段55a,55bが入賞球用通路に設けられており、該
入賞球の検出によって前記特別図柄表示装置43の図柄
変動を開始するようになっている。さらに、前記普通図
柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲ
ート21はフォトセンサや近接スイッチ等よりなるゲー
ト用入賞球検出手段56,57を備え、該ゲート用入賞
球検出手段56,57で両ゲート19,21を通過する
遊技球を検出することによって前記普通図柄表示装置4
1の図柄変動を開始させるようになっている。
【0014】さらに、前記遊技盤3の大入賞口15の背
面側には、前記大入賞口15の開閉板61を開閉する大
入賞口開放用ソレノイド59と、前記特定領域入賞口6
3の開閉扉(図示せず)を所定条件時に開閉するための
特定領域開放用ソレノイド64とが設けられている。ま
たさらに、前記特定領域入賞口63への入賞球を検出す
るフォトセンサや近接スイッチ等よりなる特定領域入賞
口用入賞球検出手段(特定入賞球検出スイッチ)65が
設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開
ける継続権利が成立するようにされているとともに、大
入賞口15への入賞球数を検出する大入賞口用入賞球検
出手段(入賞球数カウントスイッチ)67が設けられて
いる。上記大入賞口15の作動について説明すれば、前
記第1種始動入賞口10,11に遊技球が入賞し、始動
入賞口用入賞球検出手段55a,55bによって入賞球
が検出されると、前記特別図柄表示装置43の画像表示
部50の左表示部50a、中表示部50b、右表示部5
0cで特別図柄の変動を開始する。そして、所定時間変
動後、例えば、左表示部50a,中表示部50b,右表
示部50cの順や左表示部50a,右表示部50c,中
表示部50bの順等で特別図柄が変動停止して、停止図
柄が確定表示される。そのときの停止表示図柄の組合せ
が、あらかじめ決められた特定の大当たり組合せ、例え
ば、同一図柄の組合せからなる通称ゾロ目になると、大
当たりが成立する。大当たりになると、前記大入賞口1
5の開閉板61が開いて遊技領域6を落下してくる遊技
球を受け止め、大入賞口15内へ入賞可能にする。
【0015】また、この実施例の遊技盤3の背面側にお
いては、前記左袖入賞口23に接続された左袖入賞口入
賞球用通路と、右袖入賞口25に接続された右袖入賞口
入賞球用通路には、フォトセンサや近接スイッチ等より
なる左袖入賞口用入賞球検出手段71aと右袖入賞口用
入賞球検出手段71bが設けられている。さらに、左落
とし入賞口27に接続された左落とし入賞口入賞球用通
路と、右落とし入賞口29に接続された右落とし入賞口
入賞球用通路には、フォトセンサや近接スイッチ等より
なる左落とし入賞口用入賞球検出手段72aと右落とし
入賞口用入賞球検出手段72bが設けられている。ま
た、この実施例では、それぞれの入賞口における入賞球
の検出結果に基づいて所定数の賞品球が払い出されるよ
うになっている。
【0016】さらに、この実施例では、前記のように各
入賞口のそれぞれに検出手段を設けているが、この発明
のパチンコ遊技機はこれに限られるものではない。例え
ば、各入賞口の入賞球を1カ所に集めて検出し、その入
賞球の累積計算を行うようにしてもよい。
【0017】またさらに、この実施例では、前記遊技領
域6の最下部に設けられたアウト口17に接続されたア
ウト球用流路には、前記各入賞口(ゲートを含む。)の
何れにも入賞しずに、前記アウト口17に回収されたア
ウト球を検出するフォトセンサや近接スイッチ等よりな
るアウト球検出手段76が設けられている。なお、この
アウト球検出手段76はアウト球の確認だけをしている
が、これに限られず、アウト球の累積計算をするように
してもよい。
【0018】次に、前記発射装置81等について詳述す
る。この発射装置81は、図1及び図4から理解される
ように、操作レバー82と、該操作レバー82の操作に
より駆動する発射モータ83と、該発射モータ83の駆
動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発射する打球杆
84とを有している。前記発射装置81により発射され
た発射球は、前記遊技盤面3aに立設された外側誘導レ
ール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路
85を介して遊技領域6に誘導されるようになってい
る。前記発射球誘導路85により遊技領域6に誘導され
た遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び
各入賞口に入賞するか、あるいは何処にも入賞しなけれ
ば前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出されるよ
うに構成される。
【0019】また、この実施例では、前記発射球誘導路
85の出口85a側には、発射球逆流防止手段86が設
けられている。この発射球逆流防止手段86は、一旦遊
技領域6に出された遊技球が発射球誘導路85内に再び
戻るのを防ぐためのものである。該発射球逆流防止手段
86は、図示の例では一方向に湾曲して発射球誘導路8
5の出口85aを開閉可能とする所定弾性力を有する板
バネ等からなる逆流防止片87を有している。
【0020】なお、図4中の符号91は遊技球を溜める
タンク、92はタンクレール、93は枠用外部出力端
子、94は枠用外部出力端子基板、95は枠飾りランプ
中継基板、96は電源基板、97は空切り防止スイッ
チ、98は空切り防止スイッチ基板、99は盤面用外部
出力端子、100は盤面用外部出力基板、101は中央
カバー、102は音声制御基板、103はランプ制御基
板、104はフォト分配基板、105はミドルプレー
ト、106はCR賞品球払出制御基板、107は発射装
置制御基板、108は下基板ベース、109は主基板、
110は電源プラグである。
【0021】このパチンコ遊技機1においては、前記発
射球逆流防止手段86の逆流防止片87よりも遊技領域
6側に、つまり前記逆流防止片87よりも下流側(遊技
球の進行方向に対し前方側)に、発射球検出手段130
が配設されている。前記発射球検出手段130として
は、近接スイッチやフォトセンサ等の発射球検出器が挙
げられる。上記のように発射球検出手段130を発射球
逆流防止手段86の逆流防止片87よりも遊技領域6側
に設ければ、遊技領域6に到達した遊技球のみ検出する
ことになり、従来の如く逆戻りする遊技球を考慮しなく
ても済み、遊技領域6にきちんと発射された有効発射球
数を正確に検知できるとともに、構造も簡略することが
できる。なお、好ましくは、前記発射球検出手段130
を発射球逆流防止手段86の逆流防止片87の近傍に配
設するのがよい。そうすれば、遊技球が遊技領域6に到
達した直後において、その遊技領域6に到達した全ての
遊技球の検出を行うことができるので、遊技領域6に到
達した遊技球の検出漏れを防ぐことができ、発射球数の
計数(検出)の精度が高まる。
【0022】また、前記発射球検出手段130の配設方
法としては、前記遊技盤3上に設けられた複数の添着部
材、例えばランプ風車、各入賞口(ゲートも含む)、画
像表示装置、外側誘導レール、発射レール、天飾り装飾
部材等の少なくとも1つの部材と一体に設けることが挙
げられる。なお、添着部材は上で例示したものに限定さ
れず、遊技盤3に添着される全ての部材が含まれる。
【0023】この実施例においては、前記発射球検出手
段130は、図5ないし図7に示すように、前記遊技盤
3の上部に設けられる装飾部材(天飾り装飾部材)12
0と一体に設けられている。前記装飾部材120は、ベ
ース部121とベースレンズ部122とサブレンズ部1
23とを備えている。なお、この実施例では前記ベース
部121とベースレンズ部122またはサブレンズ部1
23間にランプ等の発光体(図示せず)が収容される
が、これに限らず、前記ベース部121とベースレンズ
部122またはサブレンズ部123間にランプ等の発光
体が収容されない場合もある。図中の符号124は前記
装飾部材120を遊技盤3へ取り付けるために前記ベー
ス部121に形成された取付部である。
【0024】また、この実施例においては、前記装飾部
材120(図示の例ではベースレンズ部122)の遊技
領域6側に発射球検出手段用収容部125が設けられ、
この発射球検出手段用収容部125に前記発射球検出手
段130が着脱自在に設けられている。具体的に説明す
ると、図8からより容易に理解されるように、前記発射
球検出手段130に固定部131,132を設け、当該
発射球検出手段130を前記装飾部材120の発射球検
出手段用収容部125内へ収容した後に、前記固定部1
31,132を介してネジ等の適宜固定部材Bにより発
射球検出手段130を装飾部材120に着脱自在に固定
している。なお、図中の符号126は装飾部材120に
形成された発射球検出手段130による発射球の通過の
検出を可能とする検出用開口部、133,134は前記
発射球検出手段130の固定部131,132に形成さ
れた固定部材Bのための孔である。
【0025】上述したように、発射球検出手段130を
遊技盤3上の複数の添着部材と一体に設けることによっ
て、全体として遊技機の組み付け作業や配線作業を簡単
にすることができ、ひいては遊技機の生産効率を高める
ことができるとともに、外観上の美観が損なわれるのを
避けることができる。特に、この実施例のように発射球
検出手段130を添着部材の発射球検出手段用収容部に
着脱自在に設けるようにすれば、簡単かつ確実に発射球
検出手段130を固定することができ、取り外しも容易
に行うことができるので、該発射球検出手段130の交
換等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。さ
らに、この実施例の如く、発射球検出手段130を遊技
盤3上部の装飾部材120内に収容するように構成すれ
ば、発射球検出手段130は外見上存在せず、見栄えが
良いとともに、発射球検出手段130を発射球逆流防止
手段86の逆流防止片87の近傍に配設でき、上述した
ように遊技球が遊技領域6に到達した直後に検出を行う
ことができ、発射球数の計測精度が高まる。
【0026】そして、このパチンコ遊技機1において
は、前記発射球検出手段130には、後述する主制御回
路の発射球用カウンタとRAMで構成される発射球数計
数・記憶手段が接続される。該発射球数計数・記憶手段
は、前記発射球検出手段130により検出された発射球
の数を累積(加算)し、その累積数を記憶するものであ
る。さらに、この実施例では、前記発射球数計数・記憶
手段には7セグメントLEDや液晶表示盤等からなる発
射球数表示手段140(図1参照)が接続され、前記発
射球数計数・記憶手段の最新の記憶値(発射球数)を、
前記発射球数表示手段140により表示するように構成
されている。このように構成すれば、遊技者或いは遊技
場の店員等、誰でも前記発射球数を直接かつ迅速に把握
できるようになるので、遊技機の利用度の把握や遊技機
の故障の判定や不正行為の防止等を容易に行え、この種
パチンコ業界において極めて有用である。なお、図示の
例では前記発射球数表示手段140は前記上側球受け皿
32に埋設されているが、勿論、発射球数表示手段14
0の位置は何処でもよい。また、発射球数表示手段を新
たに設けず、前記画像表示装置9の画像表示部50等、
他の表示部に前記発射球数を表示する如く、他の表示装
置を兼用するようにしてもよい。
【0027】また、このパチンコ遊技機1は、発射球数
の異常判定・報知処理に関する判定用計時手段と、異常
判定手段と、異常報知手段と、任意初期化・再始動手段
とを備えている。以下、前記各手段について詳述する。
【0028】判定用計時手段は、発射球数の異常を判定
する所定の判定時間を計時するためのものである。実施
例では、前記判定時間は1分間とされるとともに、前記
判定用計時手段は、後述する主制御回路内の計測タイマ
ー1に相当する。
【0029】異常判定手段は、前記判定時間内に、前記
発射球数計数・記憶手段により記憶(計数)された発射
球数が予め定めた所定数以上であった場合に異常と判定
するものである。実施例では、前記異常判定手段として
は、主制御回路のCPUが相当し、1分間(判定時間)
に発射球数が100球を越えた場合に、先の従来技術の
欄で説明した発射球数に関する規則を守っていないもの
として、異常と判定している。
【0030】異常報知手段は、前記異常判定手段により
異常と判定された場合に異常状態を報知するためのもの
である。この異常報知手段としては、音等により聴覚的
に報知するもの、表示,物体(部材等)の動作等により
視覚的に報知するもの、振動等により聴覚的に報知する
もの等で構成することができる。また、当該異常報知手
段は、当該遊技機1の適宜場所に新たに設けても良い
し、既に存在する他の装置を利用してもよい。他の装置
を利用する例として、スピーカ36から異常発生を意味
する音声や効果音を発したり、遊技盤等に設けられてい
る各ランプ表示器35やLED等を点滅させたり、特別
図柄表示装置43の画像表示部50に異常発生を意味す
る文字やキャラクター等を表示させる等を挙げることが
できる。このように異常報知すれば、遊技球が正常に発
射されていないことを遊技場の店員や遊技者等に迅速か
つ確実に認識させることができるようになる。さらに、
当該異常報知手段は、必ずしも、遊技機1の前面側に設
けなくてもよく、例えば、遊技機1裏面側に前記異常発
生時に点滅するランプ等の適宜表示装置を設ける等、遊
技機1の裏側で異常報知してもよい。そうすれば、遊技
場の関係者や警察等からの検査官等の、判定者が上記発
射球数に関する規則を満たしているか否かの検査を実施
するときに限って、当該判定者が異常報知の有無を確認
できる。またさらに、当該異常報知手段として、遊技機
1自体とは別の外部機器、具体的には島設備と称される
遊技機関連設備のランプ等の装置を利用してもよい。
【0031】任意初期化・再始動手段150(図4参
照)は、前記発射球数計数・記憶手段と判定用計時手段
を任意に初期化し、その後に前記各手段を再始動させる
ものである。実施例の任意初期化・再始動手段150に
おいては、発射球数計数・記憶手段と判定用計時手段の
初期化後の発射球検出手段130による発射球の検出に
起因して、前記発射球数計数・記憶手段による計数動作
及び判定用計時手段による計時動作が再開されるように
なっている。なお、前記発射球数計数・記憶手段と判定
用計時手段の再始動は、発射球の検出に関係なく、他の
適宜要因により行われるようにしてもよい。このように
発射球数計数・記憶手段と判定用計時手段を任意に初期
化及び再始動できるようにすれば、後述する一連の発射
球数の異常判定・報知処理を任意に初めからやり直すこ
とができる、すなわち、発射球数の異常判定・報知処理
の実行開始時を任意に設定できる利点がある。図示の例
では、この任意初期化・再始動手段150は、遊技機1
の裏面側に該手段150を作動させるための再スタート
ボタン151を有している。このように再スタートボタ
ン151を遊技機1の裏面側に設けることによって遊技
場の関係者のみ任意初期化・再始動手段150を操作で
きるようにしているが、勿論、再スタートボタン151
を遊技機1の前面側に設けてもよい。なお、実施例で
は、当該任意初期化・再始動手段150は、発射球数計
数・記憶手段と判定用計時手段の初期化及び再始動と同
時に、後述の発射球監視手段も任意に初期化及び再始動
できるように構成されている。
【0032】また、この実施例では、前記発射装置81
により遊技球が連続的に発射されているか否かを監視す
る発射球監視手段と、遊技球が連続的に発射されていな
い場合及び前記判定用計時手段の計時時間が前記判定時
間(この例では1分)に達した場合に前記判定用計時手
段と発射球数計数・記憶手段とを初期化(リセット)す
る初期化手段とが設けられている。
【0033】前記発射球監視手段は、主制御回路内のC
PUと発射球監視用計時手段とで構成される。前記発射
球監視用計時手段は、前記発射球検出手段130により
発射球が検出された時点から前記判定用計時手段により
計時する判定時間とは異なる所定の監視時間を計時する
ためのもので、具体的に該発射球監視用計時手段には
0.6秒間(監視時間)を計測する計測タイマー2が相
当し、0.6秒間に後続の発射球の検出が無かった場合
に、遊技球が連続的に発射されていないと判断される。
【0034】また、実施例の初期化手段としては、主制
御回路内のCPUが相当し、前記発射球監視時間内に後
続の発射球の検出が無かった場合、或いは前記判定用計
時手段の計時時間が前記判定時間に達した場合に当該初
期化手段が実行されるようになっている。また、実施例
では、初期化手段は、上記条件の何れかが満たされた場
合に、判定用計時手段と発射球数計数・記憶手段に加え
て、前記発射球監視用計時手段も初期化するように構成
されている。ここで、各手段の初期化とは、前記各手段
で計数又は計時されている数または時間を初期値〔発射
球数計数・記憶手段の場合は0、判定用計時手段及び発
射球監視用計時手段がカウントアップ方式の場合は0、
判定用計時手段がカウントダウン方式の場合は60秒
(判定時間)、発射球監視用計時手段がカウントダウン
方式の場合は0.6秒(監視時間)〕に戻すことを意味
する。
【0035】上記のように、遊技球が連続的に発射され
ていない場合に、前記判定用計時手段と発射球数計数・
記憶手段とを初期化するようにすれば、遊技球が連続的
に発射されている場合に限って、前記判定用計時手段に
よる計時動作及び発射球数計数・記憶手段による計数・
記憶動作が継続して当該発射球数の異常判定が実施され
るため、前記異常判定の精度が向上する。なお、所謂止
め打ちを行ったり、ファール球が出た場合等の理由によ
り遊技球が連続的に発射されない場合にも、前記発射球
数計数・記憶手段による発射球数の計数・記憶処理や前
記判定用計時手段による時間の計測処理等を継続し、発
射球数の異常判定を行うと、本来、発射装置81に何ら
かの欠陥があるために上記規則が守られていない遊技機
までもが、正常なものとして扱われるおそれがある。
【0036】さらに、この実施例では、主制御回路内の
CPU等の始動手段によって、パチンコ遊技機1の電源
投入後あるいは前記各手段を全て初期化した後におけ
る、発射球検出手段130による最初の発射球の検出に
起因して、上記発射球数計数・記憶手段と判定用計時手
段と発射球監視手段が始動(計時あるいは計数を開始)
するように構成されている。これによって、発射球が検
出されないときには、各手段は始動しないので、無駄が
なくなるとともに、各手段により発射球数または時間を
同時に、かつ正確に計り始めることができる。
【0037】図9は上記パチンコ遊技機1の電気的接続
関係を示す制御ブロック図である。この制御ブロック図
に示すように、当該パチンコ遊技機1は、前記画像表示
装置9の普通図柄表示装置41及び特別図柄表示装置4
3における図柄変動表示の制御や各入賞球に入賞した際
の賞品球の払出制御や大当たり時における大入賞口の作
動の制御等、遊技に必要な種々の処理を行う回路とし
て、主制御回路Z1と、該主制御回路Z1に接続される
中継回路Z2,ランプ制御回路Z3,音声制御回路Z
4,表示制御回路Z5,フォト分配回路Z6,払出制御
回路Z7と、該払出制御回路Z7に接続される発射制御
回路Z8とを備えている。
【0038】前記主制御回路Z1は、所定の制御プログ
ラムや初期データを記憶するROM,該ROMの制御プ
ログラムに従って各種演算処理を所定周期で繰り返し実
行するCPU,該CPUによる演算結果を一時的に記憶
するRAM,前記発射球検出手段130により検出され
た入力信号を演算処理する発射球数計数・記憶手段の発
射球用カウンタ,発射球数の異常を判定するための判定
時間を計時する判定用計時手段(計測タイマー1),遊
技球が連続的に発射されているか否かを監視するための
監視時間を計時する発射球監視用計時手段(計測タイマ
ー2)等を有するコンピュータと、該コンピュータと前
記各回路Z1〜Z7や各入賞口における入賞球検出手
段,発射球検出手段130,発射球数表示手段140,
任意初期化・再始動手段150,その他ソレノイド類1
60等を結ぶ入出力回路等で構成される。また、前記R
AMには、前記判定用計時手段(計測タイマー1)の最
新の計時時間を更新記憶する第1計時時間記憶領域と、
前記発射球監視用計時手段の最新の計時時間を更新記憶
する第2計時時間記憶領域と、前記発射球用カウンタに
より計数された最新の発射球数を更新記憶する発射球数
記憶領域とがそれぞれ設けられている。
【0039】また、前記中継回路Z2には大入賞口15
が、前記ランプ制御回路Z3にはランプ等35が、前記
音声制御回路Z4にはスピーカ36がそれぞれ接続され
ている。前記表示制御回路Z5は、内部に制御部,演算
部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し
演算制御を行うCPUと、各種データの記憶領域と前記
CPUによる作業領域等を有するRAMと、前記画像表
示部50等への表示データや各種表示プログラム等の図
柄データが書き込まれているROM等を備えている。前
記フォト分配回路Z6及び払出制御回路Z7には賞品球
払出装置161が接続されているとともに、前記払出制
御回路Z7にはカードユニット162も接続されてい
る。また、前記発射制御回路Z8には前記発射装置81
が接続されている。
【0040】次に、上記パチンコ遊技機1において実行
される発射球数の異常判定・報知処理の一例について、
図10及び図11のフローチャートを用いて説明する。
なお、当該発射球数の異常判定・報知処理は、前記主制
御回路Z1のROM内に記憶されたメインプログラムの
一部の制御プログラムに従って実行される。また、当該
発射球数の異常判定・報知処理は、遊技機1の電源投入
時にスタートするとともに、前記任意初期化・再始動手
段150の作動時に再スタートする。
【0041】この例では、まず、前記発射球検出手段1
30による発射球の検出が有るか否か判断される(S
1)。そして、前記発射球の検出有りと判断された場
合、前記判定用計時手段(計測タイマー1)と発射球監
視用計時手段(計測タイマー2)を前記主制御回路Z1
のCPUによって起動させて計時を開始し(S2,S
3)、該各計時手段の最新(現在)の計時時間を前記主
制御回路Z1のRAMの第1計時時間記憶領域及び第2
計時時間記憶領域にそれぞれ更新記憶する。
【0042】また、発射球の検出有りと判断された場合
には、前記各計時手段の計時開始と同時に、前記発射球
数計数・記憶手段による発射球数の計数及び記憶を開始
する(S4)。詳しくは、前記発射球用カウンタにより
計数を開始するとともに、その計数値C(=1)を、
前記主制御回路Z1のRAMの発射球数記憶領域に書き
込む。
【0043】次いで、前記CPUの実行によって、発射
球監視用計時手段の計時時間T2が0.6秒(監視時
間)以内かを確認する(S5)。前記時間T2が0.6
秒以内の場合には、さらに後続の発射球の検出が有るか
否か判断され(S6)、該検出が無い場合には、S5に
戻って、発射球監視用計時手段の計時時間T2が0.6
秒以内か否か再度確認される。そして、前記S5で計時
時間T2が0.6秒以内であり、かつS6で後続の発射
球の検出が有る場合には、遊技球が連続的に発射されて
いると判断されて、発射球監視用計時手段を初期化する
(S7)とともに、発射球監視用計時手段の計時を新た
に開始(再開)する(S8)。なお、この例では、上述
したように発射球監視用計時手段の最新の計時時間は前
記主制御回路Z1のRAMの第2計時時間記憶領域に更
新記憶されるようになっているので、発射球監視用計時
手段の初期化と同時に、RAMの第2計時時間記憶領域
に記憶される計時時間も、自動的に初期値となる。
【0044】また、前記発射球監視用計時手段の新たな
計時開始(再開)と同時に、前記発射球用カウンタの数
値Cを1累積(加算)して更新し(S9)、かつその
更新値を最新(現在)の発射球数として前記RAMの発
射球数記憶領域に更新記憶するとともに、その記憶した
最新の発射球数が前記発射球数表示手段140に表示さ
れる。なお、この例では、前記発射球用カウンタの数値
は、1球増加する毎に、前記RAMの発射球数記憶
領域に更新記憶されているが、これに限定されることは
なく、前記発射球用カウンタの数値Cが複数球、例え
ば10球増加したときに、当該数値を前記RAMの発射
球数記憶領域に更新記憶するようにしてもよい。
【0045】それから、前記判定用計時手段の計時時間
T1が1分(判定時間)を越えたか否か、言い換えれ
ば、判定用計時手段の計時開始から1分間が経過したか
否かを確認して(S10)、1分を経過していなけれ
ば、再び、前述したように、後続の発射球の検出が0.
6秒以内に有るか否かの判断(S5,S6),発射球監
視用計時手段の初期化(S7),発射球監視用計時手段
の新たな計時開始(S8),発射球数の累積(S9),
判定用計時手段の計時時間T1の確認(S10)が繰り
返される。これに対して、前記判定用計時手段の計時開
始から1分間が経過しているときには、前記RAMに記
憶されている発射球数が100球以内か判定される(S
11)。
【0046】そして、前記発射球数が100球を越えて
いる場合には、先の従来技術の欄で説明した「1分間に
遊技領域に発射される発射球数は100球を越えてはい
けない。」と言った規則が守られていない異常状態であ
ると判断され、その異常状態を報知する異常報知処理が
実行される(S12)。この異常報知処理としては、前
記主制御回路Z1のCPUの指示に基づいて、前記ラン
プ制御回路Z3によりランプ表示器35等を点滅させた
り、音声制御回路Z4によりスピーカ36から異常発生
を意味する音声や効果音を発したり、表示制御回路Z5
により画像表示部50に異常発生を意味する文字やキャ
ラクター等を表示させたりする処理等が挙げられる。な
お、この異常報知処理は、所定時間継続するようになっ
ている。
【0047】前記異常報知処理後、発射球監視用計時手
段及び判定用計時手段並びに発射球数計数・記憶手段が
前記CPU(初期化手段)により初期化され(S13〜
S15)、次の異常判定・報知処理のための待機状態と
なる。なお、この例では、上述したように各計時手段及
び発射球数計数・記憶手段の発射球用カウンタの最新の
時間あるいは数は前記主制御回路Z1のRAMの各記憶
領域に更新記憶されるようになっているので、それらの
各記憶領域に記憶される時間あるいは数も、前記各手段
の初期化と同時に、自動的に初期値となる。
【0048】また、前記S11で発射球数が100球を
越えていないと判定されると、遊技球が正常に発射され
ている、すなわち上述の発射球数に関する規則が守られ
ていることになり、直接、発射球監視用計時手段及び判
定用計時手段並びに発射球数計数・記憶手段の初期化が
なされる(S13〜S15)。
【0049】さらに、前記S5で、発射球監視用計時手
段の計時時間T2が0.6秒を越えている場合には、
0.6秒内に後続の発射球の検出が無かったことになる
ので、所謂止め打ちを行ったり、ファール球が出た場合
等の理由により遊技球が連続的に発射されていないと判
断される。このように遊技球が連続的に発射されていな
いと判断されると、判定用計時手段及び発射球監視用計
時手段による計時並びに発射球数計数・記憶手段による
計数が終了し、直ちに、前記発射球監視用計時手段,判
定用計時手段,発射球数計数・記憶手段が全て初期化さ
れる(S13〜S15)。
【0050】前記S13〜15で発射球監視用計時手
段,判定用計時手段,発射球数計数・記憶手段を初期化
した後、遊技機1の電源が入っているか否か確認され
(S16)、電源が入っている場合には、S1に再び戻
って、次の発射球数の異常判定・報知処理が行われ、他
方、電源が切れている場合には、当該発射球数の異常判
定・報知処理が終了される。なお、図示しないが、当該
発射球数の異常判定・報知処理においては、上記各ステ
ップ処理(S1〜S16)が実施された後に、常時、前
記任意初期化・再始動手段150が作動したか否か確認
され、該任意初期化・再始動手段150の作動が確認さ
れた場合には、S1に再び戻って、その後の発射球検出
手段による発射球の検出によって、各手段の計時あるい
は計数が再び開始されるようになっている。
【0051】ここで、上記例の異常判定・報知処理で
は、S7及びS13〜15で判定用計時手段,発射球監
視用計時手段,発射球数計数・記憶手段の初期化処理が
他の処理と独立して行われているが、各計時手段及び発
射球数計数・記憶手段の発射球用カウンタによる計時ま
たは計数が終了し、それに伴い新たな計時または計数が
初期値から始まり、その初期値が自動的に前記RAMの
各記憶領域に書き込まれる場合には、前記初期化処理を
別途行わずに、各計時手段及び発射球数計数・記憶手段
の発射球用カウンタの計時開始または計数開始によっ
て、各手段の初期化処理を付随的に行っても良い。その
場合における発射球数の異常判定・報知処理の一例が図
12及び図13に示されている。
【0052】なお、この発明は、上記実施例に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において
構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例
えば、他の実施例に係るパチンコ遊技機の一部を示す図
14のように、遊技領域6に発射された遊技球を検出す
るためのフォトセンサや近接スイッチ等の発射球検出器
よりなる発射球検出手段170を、発射球逆流防止手段
86の逆流防止片87よりも遊技領域6側となる遊技盤
3の位置(図示では逆流防止片87の近傍位置)に直接
はめ込むようにしても良い。図14中の符号171は発
射球の通過の検出を可能とする検出用窓である。なお、
図14において上記実施例のパチンコ遊技機1の部材と
同一部材については同一符号が付されている。
【0053】また、図15に示すように、遊技領域6に
発射された遊技球を検出するための発射球検出手段18
0を、発射球逆流防止手段86の逆流防止片87(厳密
に言えば自由端)を挟んで配置されたフォトセンサや近
接スイッチ等よりなる第1発射球検出器(上流側発射球
検出器)181と第2発射球検出器(下流側発射球検出
器)182とで構成し、前記第1発射球検出器181に
よる検出があった後、前記第2発射球検出手段の検出が
あった場合に限って、発射球数計数・記憶手段で1加算
(1インクリメント)されるようにしてもよい。このよ
うにすれば、第1発射球検出器181だけ検出があった
ときや、第2発射球検出器182だけ検出があったとき
には、遊技領域に達した発射球と見なされないので、発
射球数の検出(計数)の精度がより一層高くなる。な
お、図15において上記図1を用いて説明したパチンコ
遊技機1の部材と同一部材については同一符号が付され
ている。
【0054】さらに、その他、前記遊技領域に発射され
た遊技球を検出するための発射球検出手段(発射球検出
器)を、遊技盤側に配設してもよい。すなわち、前記発
射球検出手段を遊技盤に直接設けるほかに、遊技盤の表
あるいは裏側の部品や部材、例えば集合板や裏機構板等
に取り付けるようにしてもよい。したがって、この発明
における発射球検出手段は遊技盤,添着部材,遊技盤外
部の部品あるいは部材の何れかに設けることができるの
で、設計上の自由度が多く、遊技機の生産効率性を考慮
して発射球検出手段の被取付部材または部品を選択する
ことができる。
【0055】また、上記実施例では、発射球監視手段
が、発射球検出手段により発射球が検出された時点から
所定の監視時間を計時する発射球監視用計時手段(計測
タイマー2)を備えたものからなり、前記監視時間内に
後続の発射球の検出が無かった場合に、遊技球が連続的
に発射されていないと判断して、前記判定用計時手段と
発射球数計数・記憶手段とを初期化しているが、これに
本発明は限定されず、発射球監視手段が、発射球検出手
段により発射球が検出された時点から後続の発射球が検
出されるまでの時間を計時する発射球間計時手段を備え
たものからなって、該発射球間計時手段により計時され
た時間が予め定められた所定時間、具体的には0.6秒
を越えた場合に、遊技球が連続的に発射されていないも
のと判断して、前記判定用計時手段と発射球数計数・記
憶手段とを初期化するようにしてもよい。その場合にお
ける発射球数の異常判定・報知処理の一例が図16及び
図17に示されている。またさらに、本発明において
は、上記遊技球が連続的に発射されているか否かを監視
する発射球監視手段を省略して構成してもよい。このよ
うに発射球監視手段を省いた場合における発射球数の異
常判定・報知処理の一例が図18及び図19に示されて
いる。
【0056】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
係るパチンコ遊技機によれば、発射球検出手段及び発射
球数計数・記憶手段の働きにより、所定の判定時間内に
発射される発射球数を確認でき、その発射球数が予め定
めた所定数以上の異常状態である場合に異常報知するよ
うになっているので、前記異常状態、すなわち官報上の
「所定時間の間に遊技領域に発射される発射球数は所定
数を越えてはいけない。」という規則が守られていない
ことを、遊技店の店員或いは遊技者、検査者等に簡単か
つ迅速に認識させることができ、その異常に対応した措
置を早期に行うことが可能となり、この種パチンコ業界
において極めて有用である。また、当該遊技機において
は、発射球数計数・記憶手段と判定用計時手段を任意に
初期化し、その後に前記各手段を再始動させる任意初期
化・再始動手段を備えているので、発射球数の異常判定
・報知処理、つまり上記発射球数に関する規則が守られ
ているか否かを調べるための処理を何時でも初めからや
り直すことができる。その結果、当該発射球数の異常判
定・報知処理の実行開始時を任意に設定でき、上記発射
球数に関する規則が守られているか否かをより一層容易
に調べることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るパチンコ遊技機全体
の正面図である。
【図2】同パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】同遊技盤の背面図である。
【図4】同実施例におけるパチンコ遊技機全体の裏構造
を示す図である。
【図5】同パチンコ遊技機に用いられる装飾部材の部分
斜視図である。
【図6】図5のX−X断面図である。
【図7】同装飾部材の分解斜視図である。
【図8】同装飾部材のベースレンズ部に発射球検出手段
を取り付ける前の斜視図である。
【図9】同パチンコ遊技機の電気的接続関係を示す制御
ブロック図である。
【図10】同パチンコ遊技機における発射球数の異常判
定・報知処理の一例に関する第1フローチャートであ
る。
【図11】同異常判定・報知処理に関する第2フローチ
ャートである。
【図12】他の例における発射球数の異常判定・報知処
理に関する第1フローチャートである。
【図13】同異常判定・報知処理に関する第2フローチ
ャートである。
【図14】他の実施例に係るパチンコ遊技機の発射球検
出手段周辺を示す拡大正面図である。
【図15】さらに他の実施例に係るパチンコ遊技機の発
射球検出手段周辺を示す拡大正面図である。
【図16】さらに他の実施例に係るパチンコ遊技機にお
ける発射球数の異常判定・報知処理に関する第1フロー
チャートである。
【図17】同異常判定・報知処理に関する第2フローチ
ャートである。
【図18】さらに他の実施例に係るパチンコ遊技機にお
ける発射球数の異常判定・報知処理に関する第1フロー
チャートである。
【図19】同異常判定・報知処理に関する第2フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 3 遊技盤 6 遊技領域 81 発射装置 130,170,180 発射球検出手段 150 任意初期化・再始動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 勝巳 名古屋市中区丸の内2丁目17番3号 株式 会社サンセイアールアンドデイ内 Fターム(参考) 2C088 BA07 BA39 BC30 CA28 DA21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤と、遊技者の発射操作に応じて遊
    技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射する発射装置とを
    有するパチンコ遊技機において、 遊技領域に発射された遊技球を検出するための発射球検
    出手段と、該発射球検出手段により検出された発射球の
    数を累積し記憶する発射球数計数・記憶手段と、所定の
    判定時間を計時する判定用計時手段と、前記判定時間内
    に、前記発射球数計数・記憶手段により記憶された発射
    球の数が予め定めた所定数以上であった場合に異常と判
    定する異常判定手段と、該異常判定手段により異常と判
    定された場合に異常状態を報知する異常報知手段と、前
    記発射球数計数・記憶手段と判定用計時手段を任意に初
    期化し、その後に前記各手段を再始動させる任意初期化
    ・再始動手段とを備えていることを特徴とするパチンコ
    遊技機。
  2. 【請求項2】 発射球数計数・記憶手段と判定用計時手
    段の初期化後の発射球検出手段による発射球の検出に起
    因して、前記各手段を再始動させるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
JP2000103901A 2000-04-05 2000-04-05 パチンコ遊技機 Pending JP2001286657A (ja)

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