JP2001286592A - 対戦式ストラックアウト装置 - Google Patents

対戦式ストラックアウト装置

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JP2001286592A
JP2001286592A JP2000103361A JP2000103361A JP2001286592A JP 2001286592 A JP2001286592 A JP 2001286592A JP 2000103361 A JP2000103361 A JP 2000103361A JP 2000103361 A JP2000103361 A JP 2000103361A JP 2001286592 A JP2001286592 A JP 2001286592A
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batter
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Takamitsu Kanazawa
孝満 金澤
Takafuku Kanazawa
孝福 金澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の打者との対戦を想定し、打者の得意・
不得意コースに対応したヒット、アウトのカウント数を
獲得する頭脳的な投球ゲームとする。 【解決手段】 一定区域内を複数に区画して成る投球ゾ
ーンをヒット、アウト等の各エリアに区分けした配列パ
ターンで識別表示可能な表示板4と、表示板4の投球ゾ
ーン夫々に対して色別等の識別照明によってヒット、ア
ウト等のエリア夫々に異なって配列形成するように各別
の配列パターンを表示する照明手段3と、想定する打者
Qの打撃上の得意・不得意コースに対応したヒット、ア
ウト等の各エリアが異なる配列パターンとなるよう照明
手段3を制御する制御手段11と、投球されるボールB
から表示板4を保護する保護手段(5,6,7)と、投
球されたボールBが到達した投球ゾーンを検出するセン
サー手段(8A,8B,10)とを備える。制御手段1
1は、打者Qの交代に伴う表示指示制御手段13の指示
に基づきエリア区域を変更制御するエリア区域変更制御
手段12を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実戦的な投球競
技、すなわち想定される打者毎に異なる得意・不得意コ
ースを攻めながらの頭脳的な投球を行なえるようにした
対戦式ストラックアウト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ストラックアウト装置は、例えば
投球エリアを縦横マス目状に分割した複数の投球ゾーン
を区画配列して成り、その区画配列された複数の投球ゾ
ーンの全てに対して順次投球するようにし、所定の投球
数と投球通過した投球ゾーン数との対照によって成績を
算定し、順位付けを行なっている。具体的には投球エリ
アを例えば縦横3個で計9個に分割して夫々に1〜9ま
での座標を示す数を表示して異なる投球ゾーンに分類し
ておき、これら複数の投球ゾーンの全てに一定の投球数
内での順次の投球によって、異なる投球ゾーン数の幾つ
を当てたかの多少により成績を算定し、順位付けを行な
う。例えば1から9までのゾーン全てに当てた場合には
投手にパーフェクト賞を与えるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のストラックアウト装置では、投球数と投球通過
した投球ゾーン数との対照による成績結果であるため、
投球コントロールの巧拙のみを競うに過ぎない。特に実
戦では、想定される打者毎に打撃上の得意・不得意コー
スがあるも、これらに対応してそれらのコースを見極め
ながらの投球練習とはならないのである。すなわち実際
の打者との対戦を想定し、その打者の得意コース、不得
意コースに投球しながらのヒット、アウトのカウント数
をとる頭脳的な投球練習とはならないから、面白味に欠
け、飽きやすいものとなる等の問題点を有していた。
【0004】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、実際の打者において想定
される得意・不得意コースに対応したヒット、アウト、
更にはホームラン等を表示しておき、夫々の投球結果に
よってカウント数を数え、仮定のヒットの種類、異なる
仮想打者との交代、仮想の進塁状況の設定等によって実
戦的なゲームを進行できるものとし、実戦的に投球した
ときの打者毎に異なる得意・不得意コースに投球しなが
らのヒット、アウトのカウント数をとるような頭脳的な
投球ゲームを実現できるストラックアウト装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明にあっては、ボールBが投球される一定区
域内を複数に区画して成る投球ゾーンをヒットエリア、
アウトエリア等に区分けした配列パターンで識別表示さ
せるようにした表示板4と、この表示板4の投球ゾーン
夫々に対して色別、輝度、明暗等の相違に基づく識別照
明によってヒットエリア、アウトエリア等が夫々に異な
って配列形成される各別の配列パターンを表示する照明
手段3と、想定する打者Qの打撃上の得意・不得意コー
スに対応したヒットエリア、アウトエリア等の異なる配
列パターンとなるよう照明手段3を制御する制御手段1
1と、投球されるボールBから表示板4を保護する保護
手段(5,6,7)と、投球されたボールBが到達した
投球ゾーンを検出するセンサー手段(8A,8B,1
0)とを備えたものであり、表示板4には、ホームラン
エリアが識別表示されるようにすることもできる。制御
手段11は、想定する打者Qに応じて夫々で異なるヒッ
トエリア、アウトエリア等の配列パターンを、その打者
Qに対応して変更制御するエリア区域変更制御手段12
を含むものとできる。制御手段11は、前記センサー手
段(8A,8B,10)における投球されたボールBが
通過する投球ゾーンの検出によってヒット種別、進塁、
アウト数等を算出して表示させ、前記エリア区域変更制
御手段12に対し想定打者Qの交代に伴うヒットエリ
ア、アウトエリア等の配列パターンの変更を指示させる
表示指示制御手段13を含むものとできる。保護手段
は、投球されるボールBから表示板4を保護する透光可
能な保護カバー5と、保護カバー5に対するボールBの
衝撃を吸収緩和させるよう当該保護カバー5を支持する
例えばスプリング6を巻装させたボルト締結構造の緩衝
支持部材7とから構成することができる。
【0006】以上のように構成された本発明に係る対戦
式ストラックアウト装置にあって、照明手段3は、表示
板4の投球ゾーンに対する色別、輝度、明暗等の相違に
基づく識別照明によって、ヒットエリア、アウトエリ
ア、更にはホームランエリア等が夫々に異なって配列形
成される各別の配列パターンを明瞭にして且つ識別容易
に形成させる。制御手段11は、想定する打者Q毎に応
じて異ならせるように照明手段3を制御することで、表
示板4上の投球ゾーン夫々に対して、想定する打者Qの
打撃上の得意・不得意コースに対応したヒットエリア、
アウトエリア、更にはホームランエリア等の異なる配列
パターンを形成させる。センサー手段(8A,8B,1
0)は、識別表示の区域に対応した投球ゾーンのいずれ
にボールBが通過したかを検出させる。エリア区域変更
制御手段12は、想定打者Qに応じて夫々異なるヒット
エリア、アウトエリア、更にはホームランエリア等の配
列パターンを、その打者Qに対応して変更可能にさせ
る。表示指示制御手段13は、ヒット種別、進塁、アウ
ト数等を算出して表示させ、前記エリア区域変更制御手
段12に対し想定打者Qの交代に伴うエリア区域の変更
を指示させる。保護手段(5,6,7)は、投球される
ボールBから表示板4を保護させ、また表示板4に対す
るボールBの衝撃を吸収緩和させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明すると、図において示される符号P
は、想定される打者Qのストライクゾーンに対応して設
置したストラックアウト装置であり、このストラックア
ウト装置Pは、図2、図3に示すように、例えば縦横9
0cmの正面が開口された略正方形状の箱体1を、これ
の開口側を投球者側に向けて配置し、箱体1内底部には
遮光性材質による仕切枠部材2を格子状に組み付けて縦
横3個で計9個の縦横30cmの略正方形のマス目であ
る投球ゾーンを区画形成し、各投球ゾーン内には例えば
緑色、黄色更には赤色を交互に切り替え点灯させること
が可能な発光ダイオード素子等の照明手段3を配してあ
る。箱体1の全ての投球ゾーンの開口側は光分散性材質
による表示板4によって閉蓋させてあり、この表示板4
上においてはを各投球ゾーンに対応して区画し、且つ想
定する打者Q毎に応じて、後述するようなヒット、アウ
ト、ホームランとなるエリアを投球ゾーンに対する配列
を設定することで識別表示させるように照明手段3を制
御する制御手段11を設けてある。尚、投球されたボー
ルBは箱体1内で集球されて、次ゲームの開始に備えて
適宜に保管されるようにようにしてある。
【0008】表示板4は、計9個のマス目に対応すべく
縦横3個で計9個に分割して夫々をストライクエリアの
複数の投球ゾーンとし、この投球ゾーンを例えば打者Q
の得意コースのためヒットを打つ可能性が高いヒットエ
リアであるホットゾーンHZ、打者Qの不得意コースの
ためにストライクとしてアウトとさせる可能性が高いア
ウトエリアであるコールドゾーンCZ、打者Qの優位な
得意コースのためホームランを打つ可能性が高いホーム
ランエリアであるべリーホットゾーンVHZとの3ゾー
ンに区分けして識別表示させると共に、表示板4の背後
に設けた上記照明手段3により区分け識別表示夫々を例
えば緑、黄、赤等に色別に照明させることで、当該表示
板4の識別表示パターンを明瞭に現せるようにしてあ
る。
【0009】制御手段11には、想定打者Qに応じたヒ
ットエリア、アウトエリア、ホームランエリア等の夫々
を、その打者Qに対応して変更制御するエリア区域変更
制御手段12を備えている。すなわち、表示板4上の配
列パターンはエリア区域変更制御手段12により想定さ
れる打者Q夫々に応じて自由に変更できるものとしてあ
り、例えば図2に示すように、右側打者Qの場合におい
て、表示板4の中央部にある1つのマス目による投球ゾ
ーンをべリーホットゾーンVHZとし、左上側の横2列
のマス目と右下側の横2列のマス目との夫々による投球
ゾーンをホットゾーンHZとし、左下側の縦2列のマス
目と右上側の縦2列のマス目との夫々による投球ゾーン
をコールドゾーンCZとしてある。
【0010】また、表示板4の識別表示である配列パタ
ーンの他例としては、図4(A)に示すように、右側の
打者Qの場合において、左上側の縦横2列で計4個のマ
ス目による投球ゾーンをコールドゾーンCZとし、右側
と下側とに位置する計5個のマス目による投球ゾーンを
ホットゾーンHZとしたり、あるいは図4(B)に示す
ように、左側の打者Qの場合において、表示板4の中央
部にあるマス目による投球ゾーンをべリーホットゾーン
VHZとし、右上側の縦横3個のマス目による投球ゾー
ンをコールドゾーンCZとし、左側と下側とに位置する
計5個のマス目による投球ゾーンをホットゾーンHZと
しても良い。このように表示板4の配列パターンを打者
Qに応じて、ホットゾーンHZ、コールドゾーンCZ、
べリーホットゾーンVHZ等の種々の配置となる各種の
配列パターンに設定しても良いのである。
【0011】制御手段11には、後述するセンサー手段
(8A,8B,10)における投球されたボールBが通
過する投球ゾーン位置座標の検出によって、ヒット、ア
ウト、ホームラン等の識別によってそれらに対応したヒ
ット種別、進塁、アウト数等を算出して表示させ、且つ
前記エリア区域変更制御手段12に対して想定打者Qの
交代に伴う各種の異なる配列パターンとなるエリア区域
の変更を指示させる表示指示制御手段13を備えてい
る。
【0012】更に、ストラックアウト装置Pには、投球
されるボールBから表示板4を保護するための保護手段
(5,6,7)が設けられている。この保護手段は、表
示板4の前方に配した透明アクリル樹脂板等の透明合成
樹脂製の保護カバー5と、保護カバー5に対するボール
Bの衝撃を吸収緩和させるために当該保護カバー5の隅
部を支持した例えばスプリング6を巻装させたボルト締
結構造の緩衝支持部材7とにより構成してある。すなわ
ち表示板4と保護カバー5との隅部に形成した夫々の小
孔に緩衝支持部材7を貫挿させて保護カバー5自体を緩
衝支持部材7に沿ってスライド移動できるように配置さ
せると共に、緩衝支持部材7に巻装させた前後の2つの
スプリング6により保護カバー5を挟持させた状態で支
持させることによって保護カバー5の前後方向へのスラ
イド移動をダンパー的に抑制させるようにしてある。
【0013】箱体1の開口側縁部近傍には、識別表示の
区域に対応して、ボールBが通過する投球ゾーンを検出
するための受発光センサー8A,8Bとセンサー検知回
路10とによるセンサー手段を備えている。すなわち、
図3に示すように、箱体1の開口側縁部に例えば6cm
間隔毎に計48個の凹所9を設け、例えば上縁側の12
個と、右縁側の12個の凹所9内夫々に発光センサー8
Aを配し、この発光センサー8Aに対向すべく例えば下
縁側の12個と、左縁側の12個の凹所9内夫々に受光
センサー8Bを配し、両センサー8A,8Bをセンサー
検知回路10に接続してある。これによりボールBが投
球ゾーンの例えばヒットエリアであるホットゾーンH
Z、アウトエリアであるコールドゾーンCZ、ホームラ
ンエリアであるべリーホットゾーンVHZのいずれを通
過したかを検出させ、この検出信号に基づいて後述する
スクリーン装置14画面に表示させることで投手に対し
投球がヒット、アウト、ホームラン等のいずれかであっ
たかを知らせると共に、ボールBの投球速度をも同時に
算出しこれをスクリーン装置14画面に表示させるもの
としてある。
【0014】また、ストラックアウト装置Pには、例え
ば表示板4における区分けされた識別表示の数である9
個に応じた投球すべきボールBの9個と、遊び(余裕)
となるボールBの3個とを加えて合計12個のボールB
によって1ゲームが行えるようにしてあり、そのための
12個のボールBを投手側に配置したトスマシン15側
に逐次供給させるためのボール自動供給手段16を備え
ている。
【0015】尚、照明手段3としては、緑、黄の色別に
よる照明の他に例えば濃淡を現わすために光輝度を異な
らしめて照明させたり、照明の明暗によって表示させた
りすることもできる。また、緑、黄の他に危険ゾーンと
して例えばホームランエリアであるべリーホットゾーン
VHZを赤で表示しても良い。発光波長の異なる照明手
段3を並列に配置させて互いに混色しないように点灯さ
せたり、発光波長の異なる豆電球サイズの細かい2種類
乃至3種類以上の照明手段3を交互に並べても良い。
【0016】また、照明手段3、制御手段11によって
表示板4上に表示される配列パターンは、例えば草野球
レベル、オールジャパンレベル、大リーグ選抜レベル等
の各種のバージョン例に応じて適宜変更できるようにし
てある。例えば草野球レベルの場合では、投球ゾーンの
例えばアウトエリアであるコールドゾーンCZの数を多
くし、ヒットエリアであるホットゾーンHZとホームラ
ンエリアであるべリーホットゾーンVHZの数を少なく
する。オールジャパンレベルの場合では、ヒットエリア
であるホットゾーンHZとホームランエリアであるべリ
ーホットゾーンVHZの数を多くし、アウトエリアであ
るコールドゾーンCZの数を少なくする。大リーグ選抜
レベルの場合では、ホームランエリアであるべリーホッ
トゾーンVHZの数をアウトエリアであるコールドゾー
ンCZの数よりも多くする等種々の変更が可能である。
【0017】更に、プレーヤーである投手・競技者の投
球場所の例えば右側には例えば14〜21型のデジタル
スクリーン画面等によるスクリーン装置14が設置さ
れ、このスクリーン装置14画面にストラックアウト装
置Pの横側の各打者Qをイメージさせるものとしてある
(図1参照)。すなわち、図5に示すように、スクリー
ン装置14画面中の例えば右側には、表示板4上の配列
パターンを表示するパターン表示部18とし、その横側
に各打者Qをイメージさせるものとしてある。具体的な
パターン表示部18の識別表示パターンとしては、図6
に示すように、(A)が1番打者、(B)が2番打者、
(C)が3番打者、(D)が4番打者、(E)が5番打
者、F)が6番打者、(G)が7番打者、(H)が8番
打者、(I)が9番打者、(J)(K)(L)夫々が代
打者の識別表示パターンを示すものとし、図において格
子部分はホームランエリアであるべリーホットゾーンV
HZ、斜線部分はヒットエリアであるホットゾーンH
Z、空白部分はアウトエリアであるコールドゾーンCZ
を示し、右側打者の場合には右側に打者Qを表示し、左
側打者の場合には左側に打者Qを表示してある。尚、ス
トラックアウト装置Pの横側には必要があれば1番〜9
番、代打の各打者Qを表示させることができる(図4参
照)。
【0018】一方、スクリーン装置14画面中の例えば
左側には、ホームベースと1〜3塁ベースのランナー表
示部17を設け、ランナーが出た場合に1〜3塁ベース
等にランナーが表示されるものとしてあり、ヒットやフ
ォアボールで塁上が埋まり、得点が加算されるようにし
てある。パターン表示部18の例えば上側には「1番」
〜「9番」等の打順、「レフト」、「ライト」、「セン
ター」、「ファースト」、「セカンド」、「サード」、
「ショート」、「キャッチャー」等のポジション、「ウ
ルフ」、「ニチロー」、「シノスカ」、「タカイ」、
「キヨパラ」等の実名を捩った選手名、「積極性が身
上」、「弱点なし」、「油断大敵」、「ホームランに注
意」等の打者Qに対応したコメント等を表示する個人情
報表示部19を設けてある。パターン表示部18の例え
ば下側にはボールと判定されたボール数を表示するため
のボール表示部20を設けてある。ランナー表示部17
の例えば上側にはボールBの投球速度を表示させる速度
表示部21を設け、ランナー表示部17の例えば下側に
は、失点した場合にその自責点を表示する失点表示部2
2を設けてある。図中符号23は、1ゲームにおいて投
球される投球可能な残数を表示する投球可能残数表示手
段である。
【0019】尚、本実施の形態では表示板4を縦横3個
で計9個に分割して夫々をストライクエリアの複数の投
球ゾーンとして採用しているが、その他の構成として図
示を省略したが、表示板4を縦横が4個、5個、6個等
…で、計16個、25個、36個等に分割して夫々をス
トライクエリアの複数の投球ゾーンとすることも可能で
ある。
【0020】次に以上のように構成された実施の形態に
ついての使用、動作の一例を図7に示されているフロー
チャートに基づき説明すれば、例えば打者Qとして1〜
2番打者は巧打者、3〜5番打者は強打者、6〜7番打
者は意外性または巧打者、8〜9番打者は貧打者と設定
しておき、ストラックアウト装置Pの横側に先ず打者Q
を登場させる(ステップ1:ST1)。トスマシン15
を作動させて1球目を放出し、競技者である投手がボー
ルBをキャッチしてからストラックアウト装置Pに向か
って投球する(ステップ2:ST2)。ストライクエリ
アに当ったか否かを判定し(ステップ3:ST3)、こ
れがストライクエリア中のホットゾーンHZに当った場
合には、ランナー表示部17のランナー1塁にランナー
を表示させ、さらに予め出塁者がいた場合に順次に塁進
した結果によって得られた加点の積算値を表示させる
(ステップ4:ST4)。またストライクエリア中のコ
ールドゾーンCZに当った場合には、ボール表示部20
に1アウトを表示させ、アウト数の積算値を表示させる
(ステップ5:ST5)。ストライクエリア中のべリー
ホットゾーンVHZに当った場合には、ボール表示部2
0にホームランを表示させ、加点の積算値を表示させる
(ステップ6:ST6)。尚、ストライクエリア中のべ
リーホットゾーンVHZに当った場合には、ランナー表
示部17のランナー塁の全てを一掃すべくランナーを消
灯させてリセット状態とし、ストラックアウト装置Pの
横側に次の打者を登場させる。また、場合によってはヒ
ットとして2塁打、3塁打として設定することも可能で
ある。
【0021】次に、ストラックアウト装置Pの横側に次
の打者を登場させる(ステップ1:ST1)。トスマシ
ン15を作動させて2球目を放出し、投手がボールBを
キャッチしてからストラックアウト装置Pに向かって投
球する(ステップ2:ST2)。ストライクエリアに当
ったか否かを判定し(ステップ3:ST3)、これがス
トライクエリア中のホットゾーンHZに当った場合に
は、ランナー表示部17のランナー2塁にランナーを表
示させ、加点の積算値を表示させる(ステップ4:ST
4)。またストライクエリア中のコールドゾーンCZに
当った場合には、ボール表示部20に2アウトを表示さ
せ、アウト数の積算値を表示させる(ステップ5:ST
5)。尚、ストライクエリア中のべリーホットゾーンV
HZに当った場合には、ボール表示部20にホームラン
を表示させ、加点の積算値を表示させる(ステップ6:
ST6)。このようにヒットやフォアボールで塁上が埋
まり、前述するうようにカウントされて得点が加算され
る。
【0022】一方、ストライクエリアに当たらなかった
場合は、ストラックアウト装置Pの状態をそのまま維持
させてボール表示部20に1ボールを表示させる(ステ
ップ7:ST7)。そしてトスマシン15を作動させて
2球目を放出し、投手がボールBをキャッチしてからス
トラックアウト装置Pに向かって投球する(ステップ
2:ST2)。ストライクエリアに当ったか否かを判定
し(ステップ3:ST3)、再びストライクエリアに当
たらなかった場合は、ストラックアウト装置Pの状態を
そのまま維持させてボール表示部20に2ボールを表示
させる(ステップ7:ST7)。4球とも続けてストラ
イクエリアに当らなかったか否かを判定し(ステップ
8:ST8)、当らなかった場合はフォアボールとして
ボール表示部20の全てを消灯させると同時に失点表示
部22に失点の表示を行ない(ステップ9:ST9)、
ストラックアウト装置Pの横側に次の打者を登場させる
(ステップ1:ST1)。尚、連続したボールカウント
数が4球未満で、投球した結果でストライクエリアに当
たった場合には、ボールカウントがリセットされ、所定
数に達するまでの投球を繰り返すものとしてある。
【0023】以上の動作を例えば12球分繰り返して行
ない、ランナー表示部17のランナー塁の全てのランナ
ーを消灯させてリセット状態とし、次回の競技に進む。
こうして9人の全ての打者Qを抑えて例えばパーフェク
ト賞とする。また、1球でアウトとなって12球で打者
Qが12人となる場合もあり、このとき1〜9番の9人
の打者Qと代打3人との計12人を登場させることとな
り、進塁あるも得点が入らない場合もあればパーフェク
トとなる場合もある。以上のようにして合計12球で打
者Qが9人と代打3人のどれだけを抑えて、また抑えら
れなく点数がとられたらその点数の多少、更には出塁状
況等によって競うものである。もとより、投球数は12
球に限定されるものではないことは勿論である。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
めに、実際の打者Qにおいて想定されるヒット、アウ
ト、ホームラン等を表示しておき、夫々の投球結果によ
ってカウント数を数え、仮定のヒットの種類、異なる想
定打者Qとの交代、仮想の進塁状況の設定等によって実
戦的なゲームを進行できるものとし、打者Qの得意・不
得意コースに投球しながらのヒット、アウトのカウント
数をとる頭脳的な投球練習を行なうことができる。しか
も従来から提供されているストラックアウト装置Pに対
しても簡単に組み込み実施できる簡素性を備えている。
【0025】すなわちこれは本発明において、ボールB
が投球される一定区域内を複数に区画して成る投球ゾー
ンをヒットエリア、アウトエリア等に区分けした配列パ
ターンで識別表示させるようにした表示板4と、この表
示板4の投球ゾーン夫々に対して色別、輝度、明暗等の
相違に基づく識別照明によってヒットエリア、アウトエ
リア等が夫々に異なって配列形成される各別の配列パタ
ーンを表示する照明手段3と、想定する打者Qの打撃上
の得意・不得意コースに対応したヒットエリア、アウト
エリア等の異なる配列パターンとなるよう照明手段3を
制御する制御手段11と、投球されるボールBから表示
板4を保護する保護手段(5,6,7)と、投球された
ボールBが到達した投球ゾーンを検出するセンサー手段
(8A,8B,10)とを備え、更に表示板4には、ホ
ームランエリアが識別表示されるものとしたからであ
り、これによって、想定する打者Q毎に異なるヒットエ
リア、アウトエリア、更にはホームランエリア等のエリ
ア区域に対する投手による投球結果によって、進塁、ヒ
ット種別、アウト数等を算出することができ、実戦式の
競技を緊張あるゲームとして容易に行なうことができ
る。
【0026】制御手段11は、想定打者Qに応じて夫々
で異なるヒットエリア、アウトエリア等の配列パターン
を、その打者Qに対応して変更制御するエリア区域変更
制御手段12を含むので、ボールのコントロールの巧
拙、投球数の単なる積算等に依るのみならず、想定する
打者Q夫々に対する変化した投球パターンを組み立てる
ことが可能な頭脳的で面白味のある競技とすることがで
きる。
【0027】制御手段11は、前記センサー手段(8
A,8B,10)における投球されたボールが通過する
投球ゾーンの検出によってヒット種別、進塁、アウト数
等を算出して表示させ、前記エリア区域変更制御手段1
2に対し想定打者Qの交代に伴うエリア区域の変更を指
示させる表示指示制御手段13を含むので、競技の進行
に伴い、進塁、ヒット種別、アウト数等をリアルタイム
に把握でき、想定打者Qの交代に伴う投球ゾーンのエリ
ア区域の変更を容易に行なうことができる。
【0028】保護手段(5,6,7)は、投球されるボ
ールから表示板4を保護する透光可能な保護カバー5
と、保護カバー5に対するボールの衝撃を吸収緩和させ
るよう当該保護カバー5を支持する緩衝支持部材7とか
ら成るので、表示板4背後に配した照明手段3をボール
Bの衝撃から確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における全体の概略構成
図である。
【図2】同じくストラックアウト装置自体の正面図であ
る。
【図3】図2におけるX−X線部分の断面図である。
【図4】ストラックアウト装置の表示板における配列パ
ターン変更例を示すものであり、(A)は右打者の場合
の正面図、(B)は左打者の場合の正面図である。
【図5】スクリーン装置の表示例を示す平面図である。
【図6】(A)乃至(L)はスクリーン装置画面中のパ
ターン表示部の表示例を示す正面面図である。
【図7】本発明装置の使用、動作を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
P…ストラックアウト装置 Q…打者 CZ…コールドゾーン HZ…ホットゾ
ーン VHZ…べリーホットゾーン B…ボール 1…箱体 2…仕切枠部材 3…照明手段 4…表示板 5…保護カバー 6…スプリング 7…緩衝支持部材 8A…発光セン
サー 8B…受光センサー 9…凹所 10…センサー検知回路 11…制御手段 12…エリア区域変更制御手段 13…表示指示
制御手段 14…スクリーン装置 15…トスマシ
ン 16…ボール自動供給手段 17…ランナー
表示部 18…パターン表示部 19…個人情報
表示部 20…ボール表示部 21…速度表示
部 22…失点表示部 23…投球可能
残数表示手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールが投球される一定区域内を複数に
    区画して成る投球ゾーンをヒットエリア、アウトエリア
    等に区分けした配列パターンで識別表示させるようにし
    た表示板と、この表示板の投球ゾーン夫々に対して色
    別、輝度、明暗等の相違に基づく識別照明によってヒッ
    トエリア、アウトエリア等が夫々に異なって配列形成さ
    れる各別の配列パターンを表示する照明手段と、想定す
    る打者の打撃上の得意・不得意コースに対応したヒット
    エリア、アウトエリア等の異なる配列パターンとなるよ
    う照明手段を制御する制御手段と、投球されるボールか
    ら表示板を保護する保護手段と、投球されたボールが到
    達した投球ゾーンを検出するセンサー手段とを備えたこ
    とを特徴とする対戦式ストラックアウト装置。
  2. 【請求項2】 表示板には、ホームランエリアが識別表
    示されるようにしてある請求項1記載の対戦式ストラッ
    クアウト装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、想定打者に応じて夫々で異
    なるヒットエリア、アウトエリア等の配列パターンを、
    その打者に対応して変更制御するエリア区域変更制御手
    段を含む請求項1または2記載の対戦式ストラックアウ
    ト装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、前記センサー手段における
    投球されたボールが通過する投球ゾーンの検出によって
    ヒット種別、進塁、アウト数等を算出して表示させ、前
    記エリア区域変更制御手段に対し想定打者の交代に伴う
    ヒットエリア、アウトエリア等の配列パターンの変更を
    指示させる表示指示制御手段を含む請求項1乃至3のい
    ずれか記載の対戦式ストラックアウト装置。
  5. 【請求項5】 保護手段は、投球されるボールから表示
    板を保護する透光可能な保護カバーと、保護カバーに対
    するボールの衝撃を吸収緩和させるよう当該保護カバー
    を支持する緩衝支持部材とから成る請求項1乃至4のい
    ずれか記載の対戦式ストラックアウト装置。
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