JP2001286205A - 乗用移植機 - Google Patents

乗用移植機

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JP2001286205A
JP2001286205A JP2000103827A JP2000103827A JP2001286205A JP 2001286205 A JP2001286205 A JP 2001286205A JP 2000103827 A JP2000103827 A JP 2000103827A JP 2000103827 A JP2000103827 A JP 2000103827A JP 2001286205 A JP2001286205 A JP 2001286205A
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JP
Japan
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rack
intermediate member
holder
intermediate arm
transplanting
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Pending
Application number
JP2000103827A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Yokoyama
芳樹 横山
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右一対のローリング弾機を介して移植部を
弾性的に支持する中間部材を、アクチュエータの駆動に
基づいて強制揺動させる乗用移植機において、特殊形状
のギヤ部材を不要にすると共に、ギヤ間のバックラッシ
ュを最小限にして中間部材のガタツキや応答遅れを防止
する。 【解決手段】 移植部ホルダ9と移植部3との間に、左
右一対の第一ローリング弾機12を介して移植部3を弾
性的に支持する中間アーム11を設けると共に、該中間
アーム11をモータ16の駆動に基づいて強制揺動させ
るにあたり、前記移植部ホルダ9に、モータ16の駆動
に基づいてラック19を直線的に左右移動させるラック
・ピニオン機構を設けると共に、前記中間アーム11と
ラック19との間に、相対的な上下移動を許容しつつ中
間アーム11をラック19の移動に追随させる融通連結
機構を介設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等の乗
用移植機の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、この種乗用移植機においては、走
行機体の後部に連結される移植部ホルダと、該移植部ホ
ルダに左右揺動自在に連結される移植部との間に、移植
部ホルダに対して左右揺動自在で、かつ左右一対のロー
リング弾機を介して移植部を弾性的に支持する中間部材
を設けると共に、該中間部材をアクチュエータの駆動に
基づいて強制揺動させるものが提案されている。即ち、
このものでは、走行機体の左右傾斜に拘わらず中間部材
を垂直姿勢に保つことが可能であるため、中間部材が走
行機体と一体的に傾斜した場合の如く、ローリング弾機
の付勢力が偏って移植部が傾斜する不都合を回避できる
利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来では、中
間部材を強制的に揺動させるアクチュエータ動力(モー
タ動力)を、移植部ホルダ側に設けられるピニオンギヤ
から、中間部材側に溶着される平ギヤに伝動していたた
め、平ギヤの噛合部を、中間部材の揺動支点を中心とす
る円弧状に形成する必要がある許りでなく、移植部ホル
ダと中間部材との間の組付誤差等を考慮してギヤ間のバ
ックラッシュを大きく確保する必要があり、その結果、
振動で中間部材がガタついたり、応答遅れが生じる可能
性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、走行機体の後部に連結される移植
部ホルダと、該移植部ホルダに左右揺動自在に連結され
る移植部との間に、移植部ホルダに対して左右揺動自在
で、かつ左右一対のローリング弾機を介して移植部を弾
性的に支持する中間部材を設けると共に、該中間部材を
アクチュエータの駆動に基づいて強制揺動させる乗用移
植機において、前記移植部ホルダに、アクチュエータの
駆動に基づいてラックを直線的に左右移動させるラック
・ピニオン機構を設けると共に、前記中間部材とラック
との間に、相対的な上下移動を許容しつつ中間部材をラ
ック移動に追随させる融通連結機構を介設したことを特
徴とするものである。つまり、移植部ホルダ側で直線的
に左右移動するラックに中間部材を追随させるようにし
たため、特殊形状のギヤ部材を用いる必要がない許りで
なく、ギヤ間のバックラッシュを最小限にすることがで
き、その結果、振動で中間部材がガタついたり、応答遅
れが生じる不都合を可及的に解消することができる。ま
た、移植部ホルダに、ラックを左右方向に摺動案内する
ガイド部材を設けたことを特徴とするものである。つま
り、移植部ホルダ側でラックを摺動案内するため、ラッ
ク・ピニオン機構の噛合精度をさらに向上させることが
できる。また、融通連結機構を、ラックに上下方向を向
いて形成される長孔と、中間部材から長孔内に突出する
ピンとで構成したことを特徴とするものである。つま
り、相対的な上下移動を許容しつつ中間部材をラック移
動に追随させる融通連結機構を、長孔とピンで簡略に構
成しているため、コストダウンを図ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1は乗用田
植機の走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇
降リンク機構2を介して移植部3が連結されている。そ
して移植部3は、図示しないリフトシリンダの油圧伸縮
作動に伴って昇降するが、これらの基本構成は何れも従
来通りである。
【0006】前記移植部3は、左右両側に苗載台支持ス
テー4aが立設される移植部フレーム4、該移植部フレ
ーム4から後方に突出する複数のプランタケース5、該
プランタケース5の後端部に組付けられるプランタアー
ム6、前記移植部フレーム4に左右移動自在に支持さ
れ、かつプランタアーム6の掻取タイミングに合わせて
強制的に横送りされる苗載台7、前記プランタケース5
の下方に上下揺動自在に設けられるフロート8等で構成
されるものであるが、前記移植部フレーム4は、昇降リ
ンク機構2の後端部に連結される移植部ホルダ9に対
し、ローリング支軸10を介して左右揺動自在に連結支
持されている。
【0007】11は前記移植部ホルダ9と移植部3との
間に介設される中間アーム(中間部材)であって、該中
間アーム11の下端部に前後方向を向いて一体的に形成
されるボス部11aは、前記ローリング支軸10を軸支
する移植部ホルダ9のボス部9aに回動自在に外嵌して
おり、そのため、移植部ホルダ9および移植部3に対す
る中間アーム11の相対的な左右揺動が許容されるよう
になっている。
【0008】12は左右一対の第一ローリング弾機であ
って、該第一ローリング弾機12は、中間アーム11の
上端部と、苗載台7の左右両端部との間に介設されてい
る。即ち、移植部3の苗載台7を左右一対の第一ローリ
ング弾機12を介して弾性的に支持しているため、フロ
ート8の浮力に基づく移植部3の従動的な田面追随揺動
を許容すると共に、苗載台7の横送りに伴う偏荷重をバ
ランスすることができるようになっている。
【0009】13は前記移植部ホルダ9の一側部に設け
られるモータユニットであって、該モータユニット13
は、前記中間アーム11を強制揺動すべく設けられてい
る。つまり、モータユニット13を駆動制御する制御部
(図示せず)は、中間アーム11に取付けられる傾斜セ
ンサ14の検出値を入力すると共に、該検出値が水平値
を保つようにモータユニット13を駆動制御するため、
走行機体1の左右傾斜に拘わらず中間アーム11が垂直
姿勢を維持し、その結果、中間アーム11と苗載台7と
の間に介設される左右の第一ローリング弾機12が常に
有効に作用するようになっている。
【0010】さて、前記モータユニット13は、移植部
ホルダ9にブラケット15を介して取付けられる減速機
構付のモータ16、該モータ16の出力ギヤ16aに噛
合する中間ギヤ17、該中間ギヤ17と一体回転するピ
ニオンギヤ17a等で構成されているが、上記ピニオン
ギヤ17aは、移植部ホルダ9の後面部にガイド部材1
8を介して左右摺動自在に取付けられるラック19に噛
合している。つまり、移植部ホルダ9には、モータ16
の駆動に基づいてラック19を直線的に左右移動させる
ラック・ピニオン機構が構成されている。尚、ガイド部
材18は、ラック19の上端縁部または下端縁部に外嵌
すべく側面視冂(凵)字状に形成されており、計4個で
ラック19を左右方向直線移動自在に摺動案内してい
る。
【0011】一方、20は前記中間アーム11の前面部
に突設される連結ピンであって、該連結ピン20は、ラ
ック19の左右中間位置に上下方向を向いて形成される
長孔19aにブッシュ20aを介して嵌入しているた
め、ラック19に対する中間アーム11の相対的な上下
移動を許容(ラック直線軌跡と連結ピン円弧軌跡との上
下偏差を吸収)しつつ、中間アーム11をラック19の
左右移動に追随させることになる。つまり、モータ16
の正逆駆動に基づいて中間アーム11を強制揺動させる
にあたり、移植部ホルダ9側で直線的に左右移動するラ
ック19に中間アーム11を追随させるようにしたた
め、特殊形状のギヤ部材を用いる必要がない許りでな
く、ギヤ間のバックラッシュを最小限にすることがで
き、しかも、ラック19と中間アーム11との間に介設
される融通連結機構を、ラック19に形成した長孔19
aと、中間アーム11に突設した連結ピン20とで構成
しているため、構造を簡略化してコストダウンを図るこ
とができるようになっている。
【0012】さらに、21は左右一対の第二ローリング
弾機であって、該第二ローリング弾機21は、移植部3
の全体荷重をバランスすべく、移植部ホルダ9と移植部
3との間に介設されるものであるが、第二ローリング弾
機21の移植部ホルダ9側は、前記ラック19の左右両
端部に取付けられている。つまり、中間アーム11を垂
直姿勢に保つべく左右方向に移動制御されるラック19
に第二ローリング弾機21を取付けているため、走行機
体1の左右傾斜に拘わらず第二ローリング弾機を有効に
作用させることができるようになっている。
【0013】叙述の如く構成されたものにおいて、走行
機体1の後部に連結される移植部ホルダ9と、該移植部
ホルダ9に左右揺動自在に連結される移植部3との間
に、移植部ホルダ9に対して左右揺動自在で、かつ左右
一対の第一ローリング弾機12を介して移植部3を弾性
的に支持する中間アーム11を設けると共に、該中間ア
ーム11をモータ16の駆動に基づいて強制揺動させる
ものであるが、前記移植部ホルダ9に、モータ16の駆
動に基づいてラック19を直線的に左右移動させるラッ
ク・ピニオン機構を設けると共に、前記中間アーム11
とラック19との間に、相対的な上下移動を許容しつつ
中間アーム11をラック19の移動に追随させる融通連
結機構を介設している。即ち、移植部ホルダ9側で直線
的に左右移動するラック19に中間アーム11を追随さ
せるようにしたため、特殊形状のギヤ部材を用いる必要
がない許りでなく、ギヤ間のバックラッシュを最小限に
することができ、その結果、振動で中間アーム11がガ
タついたり、応答遅れが生じる不都合を可及的に解消す
ることができる。
【0014】また、前記移植部ホルダ9に、ラック19
を左右方向に摺動案内するガイド部材18を設けたた
め、ラック・ピニオン機構の噛合精度をさらに向上させ
ることができる。
【0015】また、前記融通連結機構を、ラック19に
上下方向を向いて形成される長孔19aと、中間アーム
11から長孔19a内に突出する連結ピン20とで構成
したため、構造を簡略化してコストダウンを図ることが
できる。
【0016】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いことは勿論であって、例えばモータユニット13、傾
斜センサ14、ラック19等の配置は任意に変更するこ
とができ、因みに、側面視で傾斜センサ14とラック1
9との間にモータユニット13を配置すれば、中間アー
ム強制揺動機構をコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の側面図である。
【図2】移植部の要部正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】移植部の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 走行機体 2 昇降リンク機構 3 移植部 9 移植部ホルダ 10 ローリング支軸 11 中間アーム 12 第一ローリング弾機 13 モータユニット 14 傾斜センサ 16 モータ 17a ピニオンギヤ 18 ガイド部材 19 ラック 19a 長孔 20 連結ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の後部に連結される移植部ホル
    ダと、該移植部ホルダに左右揺動自在に連結される移植
    部との間に、移植部ホルダに対して左右揺動自在で、か
    つ左右一対のローリング弾機を介して移植部を弾性的に
    支持する中間部材を設けると共に、該中間部材をアクチ
    ュエータの駆動に基づいて強制揺動させる乗用移植機に
    おいて、前記移植部ホルダに、アクチュエータの駆動に
    基づいてラックを直線的に左右移動させるラック・ピニ
    オン機構を設けると共に、前記中間部材とラックとの間
    に、相対的な上下移動を許容しつつ中間部材をラック移
    動に追随させる融通連結機構を介設したことを特徴とす
    る乗用移植機。
  2. 【請求項2】 請求項1の移植部ホルダに、ラックを左
    右方向に摺動案内するガイド部材を設けたことを特徴と
    する乗用移植機。
  3. 【請求項3】 請求項1の融通連結機構を、ラックに上
    下方向を向いて形成される長孔と、中間部材から長孔内
    に突出するピンとで構成したことを特徴とする乗用移植
    機。
JP2000103827A 2000-04-05 2000-04-05 乗用移植機 Pending JP2001286205A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102742410A (zh) * 2012-07-26 2012-10-24 莱恩农业装备有限公司 一种插秧机的左右方向的平衡系统
CN107466559A (zh) * 2017-08-16 2017-12-15 石河子大学 一种基于不完全齿轮齿条机构的夹苗装置

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CN102742410A (zh) * 2012-07-26 2012-10-24 莱恩农业装备有限公司 一种插秧机的左右方向的平衡系统
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