JP2001285757A - 電子カメラ及び画像処理装置並びに記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体内における複数の記録画像を、簡便
かつすばやく一度に消去することができる。 【解決手段】 半導体撮像素子３を用いた電子カメラ１
において、複数の画像を記録可能とする記録媒体１９に
対し、少なくとも画像読出し及び画像消去を行うインタ
フェース手段１６と、インタフェース手段を介し、記録
媒体から読み出された画像を所定の順番で表示する表示
制御手段１３と、所定の順番で表示される複数画像にお
ける任意の順番の画像を消去開始画像とし、他の任意の
順番の画像を最終消去画像とする入力を受け付けるとと
もに、消去開始画像から最終消去画像間に表示される画
像を記録媒体から消去するようインタフェース手段を制
御する消去制御手段２９とを備えた電子カメラ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、撮影画像の消去
の部分に特徴のある電子カメラ及び画像処理装置並びに
記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】ＣＣＤ素子等の半導体撮像素子を利用し
た電子カメラが広く用いられている。電子カメラには着
脱自在な記録媒体が設けられ、撮影処理されたデジタル
画像はこの記録媒体に記録される。

【０００３】記録媒体には一般にフラッシュメモリを用
いたスマートメディアやコンパクトフラッシュ（登録商
標）等のメモリカードが用いられている。電子カメラ開
発初期においては、メモリカードの容量が少ないことも
あって、一つの記録媒体に多数の画像を記録するのは困
難であった。

【０００４】しかし、近年では、フラッシュメモリの高
集積化が進み、また、磁気ディスクをメモリカード大の
カード媒体に格納するようにできるようなっている。さ
らに、光磁気ディスクを用いた電子カメラ用の記録媒体
も開発されている。

【０００５】このような事情から、一つの記録媒体に多
数の画像を記録できるようになっている。

【０００６】

【発明の解決しようとする課題】多数の画像を記録でき
ることとなると、今度は、不要な画像をいかに効率的に
整理できるかが重要である。

【０００７】大量の写真を撮ったものの大部分は不要な
画像であるときには、これを簡単かつすばやく整理でき
ると便利である。例えば報道用の撮影においては大量な
撮影を行うが、これらの大部分は最終的には不要となる
写真であり、撮影中にも不要写真を瞬時に判別できる場
合が多い。

【０００８】したがって、記録媒体容量が少なくなった
ときに、記録媒体自体を交換することなく短時間で多数
の不要写真を消去できる技術が電子カメラや画像処理装
置において要望されている。また、一枚づつの消去は煩
雑であるので、一般的な使用においてもこのような技術
が要求される。

【０００９】しかし、現状の電子カメラや画像処理装置
においては、一枚づつの消去か記録媒体の全消去しかな
く、すばやくかつ大量に画像消去することは困難であ
る。

【００１０】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、記録媒体内における複数の記録画像を、簡
便かつすばやく一度に消去することができる電子カメラ
及び画像処理装置並びに記録媒体を提供することを目的
とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた第１の発明は、半導体撮像素子を用いた電子
カメラにおいて、複数の画像を記録可能とする記録媒体
に対し、少なくとも画像読出し及び画像消去を行うイン
タフェース手段と、インタフェース手段を介し、記録媒
体から読み出された画像を所定の順番で表示する表示制
御手段と、所定の順番で表示される複数画像における任
意の順番の画像を消去開始画像とし、他の任意の順番の
画像を最終消去画像とする入力を受け付けるとともに、
消去開始画像から最終消去画像間に表示される画像を記
録媒体から消去するようインタフェース手段を制御する
消去制御手段とを備えた電子カメラである。

【００１２】本発明はこのような手段を設けたので、記
録媒体内における複数の記録画像を、簡便かつすばやく
一度に消去することができる。したがって、新たな記録
媒体と交換しなくても、すばやく不要画像を消去して撮
影を継続することができる。

【００１３】次に、課題解決のための第２の発明は、上
記第１の発明において、消去制御手段は、消去不可情報
が付されている画像以外の画像を消去するよう制御する
電子カメラである。

【００１４】本発明はこのような手段を設けたので、消
したくない画像に対して事前に消去不可情報を付与する
ことで効率的な画像消去を行うことができる。

【００１５】次に、課題解決のための第３の発明は、上
記第１又は２の発明において、表示制御手段は、所定の
順番で表示されるべき画像をインデックス画面を用いて
表示する電子カメラである。

【００１６】本発明はこのような手段を設けたので、イ
ンデックス画面によって消去すべき画像を短時間で確認
することができる。

【００１７】次に、課題解決のための第４の発明は、複
数画像を記録可能な記録媒体に格納された画像を処理す
る画像処理装置において、記録媒体に対し、少なくとも
画像読出し及び画像消去を行うインタフェース手段と、
インタフェース手段を介し、記録媒体から読み出された
画像を所定の順番で表示する表示制御手段と、所定の順
番で表示される複数画像における任意の順番の画像を消
去開始画像とし、他の任意の順番の画像を最終消去画像
とする入力を受け付けるとともに、消去開始画像から最
終消去画像間に表示される画像を記録媒体から消去する
ようインタフェース手段を制御する消去制御手段とを備
えた画像処理装置である。

【００１８】本発明はこのような手段を設けたので、記
録媒体内における複数の記録画像を、簡便かつすばやく
一度に消去することができる。

【００１９】次に、課題解決のための第５の発明は、上
記第４の発明において、消去制御手段は、消去不可情報
が付されている画像以外の画像を消去するよう制御する
画像処理装置である。

【００２０】本発明はこのような手段を設けたので、効
率的な画像消去を行うことができる。

【００２１】次に、課題解決のための第６の発明は、上
記第４又は５の発明において、表示制御手段は、所定の
順番で表示されるべき画像をインデックス画面を用いて
表示する画像処理装置である。

【００２２】本発明はこのような手段を設けたので、イ
ンデックス画面によって消去すべき画像を短時間で確認
することができる。

【００２３】次に、課題解決のための第７の発明は、上
記第１又は第４の発明をコンピュータに実現させるため
のプログラムを記録した記録媒体である。

【００２４】この記録媒体から読み出されたプログラム
により制御されるコンピュータは、上記第１の発明の電
子カメラ又は上記第４の発明の画像処理装置として機能
する。

【００２５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。

【００２６】（発明の第１の実施の形態）図１は本発明
の第１の実施形態に係る電子カメラの構成例を示すブロ
ック図である。この電子カメラ１においては、被写体か
らの光束がレンズ系２を介してＣＣＤ３に入射され、Ｃ
ＣＤ３の各素子に電荷が蓄積されるようになっている。
ＣＣＤ３には、撮像プロセス部４が設けられ、この撮像
プロセス部４によって、露光、素子シャッタ、ゲイン調
整（ＩＳＯ設定）、電力供給等が制御され、画像が生成
される。ここで、ＣＣＤ３からのデータ読み出しタイミ
ングは、タイミング生成器５によって生成される。ＣＣ
Ｄからの出力は、Ａ／Ｄ変換器６、データバス７をへ
て、ＤＲＡＭからなるメモリ８の作業領域９に格納され
る。この格納データは、以下、信号処理プロセッサ１０
の処理及び制御により、記録され、表示され、また再生
されるようになっている。

【００２７】信号処理プロセッサ１０は、画像処理部１
１、圧縮伸長部１２、表示制御部１３及び制御部１４を
備える。制御部１４は、タイミング生成器５、撮像プロ
セス部４、メモリコントローラ１５（メモリ８）、画像
処理部１１及び圧縮伸長部１２を制御することで撮影を
制御し、メモリ８、圧縮伸長部１２、記録／再生インタ
フェース１６及び表示制御部１３を制御することで画像
の記録及び再生を制御する。画像処理部１１は、ホワイ
トバランス処理、カラー処理、ガンマ補正、シャープネ
ス調整等を行う。また、圧縮伸長部１２は、ＪＰＥＧ圧
縮処理又は伸長処理を実行するようになっている。

【００２８】具体的には、Ａ／Ｄ変換後にメモリの作業
領域９に格納された画像は、画像処理部１１によって、
写真用の静止画情報に変換され、さらに圧縮伸長部１２
により圧縮処理（ＪＰＥＧ）されて、メモリ内の画像保
持領域１７に格納される。この保持領域１７は、圧縮後
の画像を一時的に格納し、また、再生画像を保持するも
のであり、ｎ枚の画像を記録可能に構成される。なお、
画像保持領域１７は、状況（再生時や非圧縮記録指定さ
れた時など）により非圧縮状態の画像も保持する。

【００２９】画像保持領域１７に記録された画像は、そ
のまま記録／再生インターフェース１６を介し、記録媒
体スロット１８に差し込まれた記録媒体１９に格納され
る。

【００３０】記録／再生インターフェース１６は、メモ
リ〜記録媒体間の読み書きを行うものであり、記録媒体
１９への画像記録、媒体１９からメモリ８への読出、媒
体内画像の消去等を実行する。

【００３１】記録媒体１９は、カメラ本体に着脱可能に
構成され、フラッシュメモリを用いたメモリカード、あ
るいは光磁気ディスクカードや磁気ディスクカード等か
らなる。

【００３２】この記録媒体１９に記録された画像は、操
作キー２１による操作に従い、記録／再生インタフェー
ス１６を介して記録媒体１９から読み出されて表示可能
である。このとき、読み出し画像はメモリ８の作業領域
９に一旦格納された後、圧縮伸長部１２により伸長さ
れ、さらに表示制御部１３によりカメラ背面の表示用液
晶パネル（ＴＦＴパネル）２２から表示出力される。な
お、画像表示する際には、どのような画像を表示してい
るかの情報が信号処理プロセッサ１０からシステムコン
トローラ２３に入力されるようになっている。

【００３３】システムコントローラ２３は、ＡＥ・ＡＦ
機構２４、メモリ８、信号処理プロセッサ１０及び記録
／再生インタフェース１６等を制御することで、撮影者
からの撮影命令や操作命令を実行させるようになってい
る。このために、各種の操作ボタン（レリーズボタン２
５、操作キー２１、確定ボタン２６、消去ボタン２７
等）からの各種操作入力を受け付け、その入力に応じた
制御を各部に対して行う。また、撮影モードや条件、残
撮影可能枚数等の各種情報をコントロールパネル（図示
せず）に表示させる。

【００３４】また、システムコントローラ２３は、撮影
実行指令部２８と消去制御部２９を備える。撮影実行指
令部２８は、レリーズボタン２５の入力に基づいて、撮
影を実行させる。

【００３５】消去制御部２９は、表示制御部１３からの
入力によりパネル表示されている画像を把握しており、
各種ボタンやキーからの入力に従い、記録媒体内の画像
消去を実行する。この消去を実行するために、記録／再
生インタフェース１６に対し、消去対象となるファイル
を指定して消去指令を出力する。

【００３６】消去モードには、一コマ単位消去、連続消
去、全消去がある。連続消去は、消去を開始するスター
ト画像とエンド画像を指定し、そのスタートエンド間の
連続する画像をすべて消去するものである。ただし、消
去範囲にあってもプロテクトがかかっている画像は消去
されない。

【００３７】なお、操作キー２１は、各種の操作入力を
行うためのものであり、十字式の入力キーで左右上下に
入力できるように構成される。各種操作は、操作キー２
１により、画像表示液晶パネル２２から表示されるメニ
ュー画面から機能選択が行われ、確定ボタン２６により
その機能が選択確定される。レリーズボタン２５を押す
ことにより撮影が実行される。

【００３８】さらに、図１においては、信号処理プロセ
ッサ１０とシステムコントローラ２３とを別途のプロセ
ッサであるかのように表示しているが、両デバイス１
０，２３は、一体的に構成されてもよい。また、適宜な
機能単位に分割して図１に示すものとは異なる構成で複
数のプロセッサから構成されていてもよい。例えばシス
テムコントローラ２３は各種ボタンやキーからの入力受
付及びコントロールパネル表示制御のみを担当し、その
他の処理は、信号プロセッサ１０の制御部１４に担当さ
せるようにしてもよい。

【００３９】次に、以上のように構成された本実施形態
における電子カメラの動作について説明する。図２は本
実施形態の電子カメラの動作を示す流れ図である。

【００４０】まず、カメラの動作モードが再生モードに
セットされ、背面の表示用液晶パネル２２から記録媒体
１９に格納された撮影画像を表示させる（ｓ１）。

【００４１】ここで、消去処理を実行する場合には、さ
らに消去ボタン２７を押すことにより、消去モード画面
が表示される（ｓ２）。以下の処理（ｓ２〜ｓ１０）
は、システムコントローラ２３の消去制御部２９によっ
てカメラ内の各部が制御されることで実現される機能で
ある。

【００４２】図３は消去モード画面の表示例を示す図で
ある。ここで同図（ａ）に示すように、消去の方式を指
定する。消去方式としては１コマ消去、連続消去及び全
消去がある。１コマ消去では表示画面の１コマ単位で消
去可能であり、全消去では記録媒体１９内の全画像が一
度に消去される。

【００４３】ここで、連続消去が選択されると（ｓ
３）、さらに液晶パネル２２の全画面表示（１コマ表
示）での連続消去とするかインデックス画面での連続消
去とするかが選択される（ｓ４；図３（ｂ））。

【００４４】消去モード画面において、インデックス画
面での連続消去指定が選択された場合、表示用液晶パネ
ル２２にインデックス画面が表示され（ｓ５）、１コマ
表示で連続消去指定が選択された場合には、液晶パネル
全体に再生画像が表示される（ｓ６）。以下は、インデ
ックス画面を用いる場合で説明する。

【００４５】図４は連続消去用のインデックス画面の表
示例を示す図である。

【００４６】連続消去用のインデックス画面においてま
ず消去開始画像が指定される（ｓ７）。この位置指定は
操作キー２１によりインデックス画面上の指定位置表示
枠３１を移動させ、選択位置で確定ボタン２６を押すこ
とでなされる（図４（ａ））。位置指定されると、図４
（ａ）に示すように消去開始位置マークＤＳが付され
る。また、図４には、この他に画像の消去禁止を意味す
る画像プロテクトマークＰが示されている。

【００４７】次に連続的に消去する最終位置（最終消去
画像）がインデックス画面上において指定される（ｓ
８）。この場合も指定位置表示枠３１を適宜移動させ、
連続消去の最終位置で確定ボタン２６が押されることで
最終位置が確定され、消去終了位置マークＤＥが表示さ
れる（図４（ｂ））。なお、消去開始画像又は最終消去
画像上で再び確定ボタン２６が押されると、消去開始位
置あるいは消去終了位置が解除される。

【００４８】この状態で消去ボタン２７が押されると、
連続消去が実行される（ｓ９，ｓ１０）図５は連続消去
が実行された後のインデックス画像表示例を示す図であ
る。

【００４９】この場合は、図４に示す消去開始位置及び
消去終了位置を指定して図４（ａ）及び図４（ｂ）に示
す画像を連続消去した場合を示している。

【００５０】すなわち図５に示すように、連続消去の実
行に従って消去開始位置〜消去終了位置の間にある，プ
ロテクト画像以外のすべての画像が消去制御部２９によ
り消去される（ｓ１０）。

【００５１】なお、図４及び図５の例ではインデックス
表示を利用して連続消去を行う場合を説明したが、液晶
パネル２２への全画像表示時の場合も同様にして連続消
去が実行される。すなわち操作キー２２により再生画像
の画面めくりが行われ、これにより、消去開始位置及び
消去終了位置が指定され（ｓ７，ｓ８）、消去ボタン２
７により連続消去が実行され、プロテクト画像以外のす
べての開始終了間画像が消去される（ｓ１０）。

【００５２】上述したように、本発明の実施の形態に係
る電子カメラは、記録媒体から連続的に読み出され表示
される複数画像について消去開始位置と消去終了位置と
を決めてその間の画像を連続的に記録媒体から消去する
ようにしたので、記録媒体内における複数の記録画像を
一度にかつ大量に消去することができる。

【００５３】また、一枚づつめくることにより、あるい
はインデックス表示により確認された画像のみが、しか
も指定した範囲で一挙に消去されるので、確認を取りつ
つかつすばやく大量に記録媒体内の画像を消去すること
ができる。

【００５４】さらに、消去指定間であっても、プロテク
ト指定された画像については消去しないので、効率的な
消去を実現することができる。

【００５５】また、本発明が電子カメラに適用される場
合には、撮影継続中にすばやく不要画像を記録媒体から
消去し、新たな記録媒体と交換することなく、従って交
換できる空の記録媒体を持ち合わせていない場合であっ
ても、撮影を継続できるという利点がある。この利点
は、例えば報道用の写真撮影や旅行中の撮影等において
多量の記録媒体を持ち歩く必要がないという顕著な効果
をもたらす。すなわち本発明の電子カメラへの適用は、
第２の実施形態で説明する画像処理装置への適用と比べ
てこの点で明確に区別できる。

【００５６】なお、変形例として、図１では特に示さな
かったが、特にプロテクトボタンを設け、あるいは、連
続消去モード時にあるボタンがプロテクトボタンとして
機能するように割り付けるようにして、連続消去モード
において、消去範囲（ＤＳ，ＤＥ）の指定と並行しつ
つ、残したい画像にプロテクトをかけていくようにして
もよい。この場合、消去範囲指定及びプロテクト指定を
一度に行うことができるので、一層便利であり、かつ効
果的に消去を行うことができる。

【００５７】（発明の第２の実施の形態）本実施形態
は、第１の実施形態で説明した発明の機能を画像処理装
置に適用するものである。

【００５８】図６は本発明の第２の実施形態に係る画像
処理装置の構成例を示すブロック図である。

【００５９】この画像処理装置は、電子アルバム３００
として構成されており、着脱可能なメモリカードＡ又は
大容量メモリＢ等からの画像データをインタフェース回
路３０９又は大容量メモリインタフェース回路３０３で
受け取り、バス２９９、Ｖｉｄｅｏメモリ３０４経由で
ＬＣＤ表示モニタ３０５から表示するものである。ま
た、電子アルバム自体がＬＣＤ表示モニタを内蔵せず
に、ビデオメモリからの画像を外部に出力するための外
部端子を有し、これを介して、適当なモニタに表示する
ような形態でもよい。

【００６０】さらに、バス２９９には、ＰＣインタフェ
ース回路３１０、外部入力インタフェース回路３０２、
プリンタインタフェース回路３０６、ＣＰＵ３０１が接
続され、また、電源ブロック３０８及びＣＰＵ３０１に
対する操作キー３０７が設けられて、電子アルバム全体
が構成されている。

【００６１】外部入力インタフェース回路３０２は、画
像データ等を送出する外部の機器と端子を介して接続さ
れ、同機器から画像データ等を受け取るようになってい
る。

【００６２】また、ＰＣインタフェース回路３１０は、
接続端子を介してパーソナルコンピュータ等の計算機と
接続するための回路であり、計算機との画像データを含
むデータ授受を行う。

【００６３】ＣＰＵ３０１は、操作キー３０７の操作入
力に従い、電子アルバム３００内の各部を制御する。ま
ず、外部入力インタフェース回路３０２、メモリカード
Ａのインタフェース回路３０９又はＰＣインタフェース
回路３１０を介して受信した画像データを光磁気ディス
クや磁気ディスク等からなる大容量メモリＢに格納す
る。また、逆にこれらのインタフェース回路３０２，３
０９，３１０を介して大容量メモリＢ内の画像を外部に
送出する。

【００６４】さらに、ＣＰＵ３０１は、何れかのインタ
フェース回路３０２，３０３，３０９，３１０からバス
上に送出されるＪＰＥＧ圧縮画像を伸長し、ＬＣＤ表示
モニタ３０５から表示させ、あるいはプリンタインタフ
ェース回路３０６及びその端子を介して外部プリンタに
印刷させるようになっている。

【００６５】この他、ＣＰＵ３０１は、メモリカードＡ
や大容量メモリＢに格納された画像に関する各種管理を
行い、その中に画像消去が含まれる。消去に関連してＣ
ＰＵ３０１には消去制御部２９′が設けられ、その機能
は第１の実施形態における消去制御部２９に対応してい
る。

【００６６】すなわち消去制御部２９′の制御により、
メモリカードＡ又は大容量メモリＢに対し、第１実施形
態で説明した図２〜図５の処理が実行される。このと
き、第１実施形態の表示用液晶パネル２２にはＬＣＤ表
示モニタ３０５が対応し、操作キー２１，確定ボタン２
６及び消去ボタン２７には、操作キー３０７が対応す
る。なお、第１実施形態における信号処理プロセッサ１
０及びシステムコントローラ２３が含むファイル管理及
びメモリ管理機能は、本実施形態ではＣＰＵ３０１によ
り確保される。

【００６７】このように構成された本実施形態の画像処
理装置においては、第１の実施形態と同様な画像連続消
去が実行される。

【００６８】上述したように、本発明の実施の形態に係
る画像処理装置は、ＣＰＵ３０１に消去制御部２９′を
設けたので、複数の記録画像を確認を取りつつ一度にか
つ大量に消去することができる。また、消去指定間であ
っても、プロテクト指定された画像については消去しな
いので、効率的な消去を実現することができる。

【００６９】なお、本願発明は、上記各実施形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記
各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示
される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより
種々の発明が抽出され得る。例えば実施形態に示される
全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発
明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施す
る場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるもの
である。

【００７０】また、実施形態に記載した手法は、計算機
（コンピュータ）に実行させることができるプログラム
（ソフトウエア手段）として、例えば磁気ディスク（フ
ロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスク等）、
光ディスク（ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、ＭＯ等）、半導体
メモリ（ＲＯＭ、ＲＡＭ、フラッシュメモリ等）等の記
録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布する
こともできる。なお、媒体側に格納されるプログラムに
は、計算機に実行させるソフトウエア手段（実行プログ
ラムのみならずテーブルやデータ構造も含む）を計算機
内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現
する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み
込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエ
ア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が
制御されることにより上述した処理を実行する。なお、
本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内
部あるいはネットワークを介して接続される機器に設け
られた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含む
ものである。

【００７１】

【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、記
録媒体内における複数の記録画像を、簡便かつすばやく
一度に消去することができる電子カメラ及び画像処理装
置並びに記録媒体を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態に係る電子カメラの構
成例を示すブロック図。

【図２】同実施形態の電子カメラの動作を示す流れ図。

【図３】消去モード画面の表示例を示す図。

【図４】連続消去用のインデックス画面の表示例を示す
図。

【図５】連続消去が実行された後のインデックス画像表
示例を示す図。

【図６】本発明の第２の実施形態に係る画像処理装置の
構成例を示すブロック図。

【符号の説明】

１…電子カメラ ２…レンズ系 ３…ＣＣＤ ４…撮像プロセス部 ５…タイミング生成器 ６…Ａ／Ｄ変換器 ７…データバス ８…メモリ ９…作業領域 １０…信号処理プロセッサ １１…画像処理部 １２…圧縮伸長部 １３…表示制御部 １４…制御部 １５…メモリコントローラ １６…記録／再生インタフェース １７…画像保持領域 １８…記録媒体スロット １９…記録媒体 ２１…操作キー ２２…表示用液晶パネル ２３…システムコントローラ ２４…ＡＥ・ＡＦ機構 ２５…レリーズボタン ２６…確定ボタン ２７…消去ボタン ２８…撮影実行指令部 ２９…消去制御部 ２９９…バス ３００…電子アルバム ３０１…ＣＰＵ ３０２…外部入力インタフェース回路 ３０３…大容量メモリインタフェース回路 ３０４…Ｖｉｄｅｏメモリ ３０５…ＬＣＤ表示モニタ ３０６…プリンタインタフェース回路 ３０７…操作キー ３０８…電源ブロック ３０９…インタフェース回路 ３１０…ＰＣインタフェース回路 Ａ…メモリカード Ｂ…大容量メモリ

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 5/225 Ｈ０４Ｎ 5/225 Ｆ ５Ｃ０７６ 5/78 ５１０ 5/78 ５１０Ｚ 5/907 5/907 Ｂ 5/91 101:00 5/765 5/91 Ｊ // Ｈ０４Ｎ 101:00 Ｌ Ｆターム(参考） 5B058 KA01 KA06 YA18 5C022 AA13 AC01 AC11 5C052 AA17 CC11 DD02 EE03 EE08 GA02 GA03 GA04 GB06 GC05 GE06 GE08 5C053 FA08 FA24 FA27 GA11 GB36 HA29 KA03 LA01 LA06 LA11 5C073 AB15 BC04 CE04 5C076 AA02 AA14 BA06 CA02

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 半導体撮像素子を用いた電子カメラにお
   いて、 複数の画像を記録可能とする記録媒体に対し、少なくと
   も画像読出し及び画像消去を行うインタフェース手段
   と、 前記インタフェース手段を介し、前記記録媒体から読み
   出された画像を所定の順番で表示する表示制御手段と、 前記所定の順番で表示される複数画像における任意の順
   番の画像を消去開始画像とし、他の任意の順番の画像を
   最終消去画像とする入力を受け付けるとともに、消去開
   始画像から最終消去画像間に表示される画像を前記記録
   媒体から消去するよう前記インタフェース手段を制御す
   る消去制御手段とを備えたことを特徴とする電子カメ
   ラ。
2. 【請求項２】 前記消去制御手段は、消去不可情報が付
   されている画像以外の画像を消去するよう制御すること
   を特徴とする請求項１記載の電子カメラ。
3. 【請求項３】 前記表示制御手段は、所定の順番で表示
   されるべき画像をインデックス画面を用いて表示するこ
   とを特徴とする請求項１又は２記載の電子カメラ。
4. 【請求項４】 複数画像を記録可能な記録媒体に格納さ
   れた画像を処理する画像処理装置において、 前記記録媒体に対し、少なくとも画像読出し及び画像消
   去を行うインタフェース手段と、 前記インタフェース手段を介し、前記記録媒体から読み
   出された画像を所定の順番で表示する表示制御手段と、 前記所定の順番で表示される複数画像における任意の順
   番の画像を消去開始画像とし、他の任意の順番の画像を
   最終消去画像とする入力を受け付けるとともに、消去開
   始画像から最終消去画像間に表示される画像を前記記録
   媒体から消去するよう前記インタフェース手段を制御す
   る消去制御手段とを備えたことを特徴とする画像処理装
   置。
5. 【請求項５】 前記消去制御手段は、消去不可情報が付
   されている画像以外の画像を消去するよう制御すること
   を特徴とする請求項４記載の画像処理装置。
6. 【請求項６】 前記表示制御手段は、所定の順番で表示
   されるべき画像をインデックス画面を用いて表示するこ
   とを特徴とする請求項４又は５記載の画像処理装置。
7. 【請求項７】 複数画像を記憶可能な記憶部に格納され
   た画像を処理するコンピュータを制御するためのプログ
   ラムであって、 所定の順番で表示されるべき複数画像において、その任
   意の順番の画像を消去開始画像とし、他の任意の順番の
   画像を最終消去画像とする入力が受け付けられた場合
   に、消去開始画像から最終消去画像間に表示されるべき
   画像を前記記憶部から消去させる消去手段として機能さ
   せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
   可能な記録媒体。