JP2001285364A - スイッチング装置とその方法 - Google Patents

スイッチング装置とその方法

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JP2001285364A JP2001052146A JP2001052146A JP2001285364A JP 2001285364 A JP2001285364 A JP 2001285364A JP 2001052146 A JP2001052146 A JP 2001052146A JP 2001052146 A JP2001052146 A JP 2001052146A JP 2001285364 A JP2001285364 A JP 2001285364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数個の入力ポートと数個の出力ポートを含む
スイッチング装置を提供すること。 【解決手段】 入力ポートはそれぞれ対応するスイッチ
・アダプタに接続できる。少なくとも1つのスイッチ・
コントローラにより入力ポートから出力ポートへ着信す
るデータ・パケットのルーティングが制御される。各出
力ポートで輻輳コントローラが構成され、動作時に、ス
イッチ・アダプタが出力ポートにデータ・パケットを送
信できるかどうかを通知する許可情報が生成される。各
入力ポートについて、データ・パケット・アクセス・コ
ントローラにより、動作時に、データ・パケットの送信
が許可されていないにもかかわらずデータ・パケットが
入力ポートで受信された場合にデータ・パケットが非承
認とマークされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数個の入力ポート
と数個の出力ポートを持ち、出力ポートのうちの指定ポ
ートへの着信データ・パケットの転送、及びそこから後
続のデバイスへの転送がそのヘッダに従って決定され
る、データ・パケット用スイッチング装置に関する。ス
イッチング装置の入力ポートはスイッチ・アダプタに接
続することができる。本発明は特に、交換網を介してデ
ータ・パケットをルーティングするスイッチング装置に
関する。装置はスイッチ・アダプタに輻輳が通知された
場合にデータ・パケットが処理されるのを防ぐ機構を備
える。データ・パケットとしては、特にATMセル、ま
たはイーサネット(登録商標)・フレームが使用でき
る。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号、英数字データ等の情報の
高速交換は、通信ネットワークで重要なタスクである。
情報交換のため様々な方向から回線や転送リンクが相互
接続されるネットワーク・ノードは、転送遅延の原因に
なることが少なくない。ノードにトラフィックが集中し
すぎ、また特にトラフィックの大半がリンクのうち僅か
な経路しか通過しない場合、遅延時間が長くなり、或い
は情報が失われることさえある。従って、高速ルーティ
ングを可能にするスイッチング・ノードが求められる。
【0003】欧州特許第312628号は、通信ネット
ワークの複数の着信転送リンクと送信転送リンクを相互
接続する、または着信と送信のコンピュータ、ワークス
テーション接続リンク間でデータを交換するスイッチン
グ装置について説明している。更にこれまでのパケット
形式についても説明している。
【0004】www.zurich.ibm.com/Technology/ATM/SWOC
PWPには従来のスイッチング技術の概要が記載されてお
り、PRIZMAチップへの組み込みが説明されてい
る。このテーマに関しては、W. E. Denzel、A. P. J. E
ngbersen、I. Iliadisによる"Aflexible shared-buffer
switch for ATM at Gbit/s rates"(Computer Network
s and ISDN Systems、[0169-7552/94]、Elsevier Scien
ce B. V. 、Vol. 27、No. 4、pp. 611-624)からも情報
が得られる。
【0005】PRIZMAチップは、共有される共通出
力バッファを含み、ポート速度300Mビット毎秒乃至
400Mビット毎秒の16の入力ポートと16の出力ポ
ートを持つ。スイッチの原理は、まず着信パケットを完
全パラレルI/Oルーティング・ツリーを通してルーテ
ィングし、ルーティングされたパケットを出力バッファ
のキューに入れる。チップはこれに加えて、データ(ペ
イロード)と制御(ヘッダ)の流れの分離を利用する。
動的に共有される出力バッファ・ストレージにはペイロ
ードのみ格納される。PRIZMAチップのアーキテク
チャはスケーラブルであり、よって、ポート速度、ポー
ト数、及びデータ・スループットを向上させることので
きる複数の拡張機能を提供する。これらの拡張機能は、
PRIZMAをモジュール形式で利用することにより実
現することができる。シングルステージまたはマルチス
テージの交換網もモジュール形式で構成することができ
る。
【0006】PRIZMAチップは、特にATM、つま
り非同期転送モードにもとづくブロードバンドの電気通
信に適している。ただしその概念はATM志向アーキテ
クチャの環境に限定されない。ATMは、セルとも呼ば
れる固定長の短いパケットをもとにし、将来普及が予想
されるBISDN(ブロードバンド・サービス統合デジ
タル網)の統合交換転送規格として適用されるとみられ
ている。輻輳を解消するためのPRIZMAのトポロジ
とキュー構成は、高度な並列性を採用している。ルーテ
ィング機能は、ハードウェア・レベルにおいて分散方式
で実行され、セルフ・ルーティングと呼ばれる。ATM
パケットはいくつかのパケット・タイプに分けられ、特
にペイロード・サイズの異なるパケット・タイプに分け
られる。PRIZMAチップは、ペイロードが最大64
バイトまでのパケットを処理するものであるが、12バ
イト、16バイト、32バイト、48バイト等、他のパ
ケット・ペイロードも転送できる。
【0007】1つのスイッチング装置に複数のデータ・
ソースが接続される場合、各ソースに特定の帯域幅が割
当てられる。これは超えられないか僅かに超えられるの
みであり、そうでなければスイッチング装置の性能は低
下し、遅延時間が長くなるかデータが失われることもあ
る。データ・ソースは、データを提供する企業であり、
帯域幅利用ポリシの適用を受ける。通常はこのポリシに
より企業が割当てられた帯域幅レベルを超えた場合には
ペナルティ料金が課される。割当てられた帯域幅未満に
とどまるデータ・ソースからのデータ・パケットを処理
し、割当てられた帯域幅を超えて届いたデータ・パケッ
トについては、必要なら処理品質のみ落とすという面
で、データ・ソースを公平に扱うことはスイッチング装
置の役割である。このいわゆるサービス品質は、データ
・パケットに関して公平な取り扱いを受ける権利を得て
いる顧客の利益を守る上では重要である。不公平な取り
扱いは顧客の不満と利益の損失につながる。データ・パ
ケットのスイッチング装置への着信の流れを制御するこ
とについては、米国特許第5493566号に、入力バ
ッファと出力バッファをフィードバック・ループで組み
合わせたパケット・スイッチを通してデータ・セルの流
れを制御する装置が説明されている。出力バッファの充
塞(fullness)レベルが継続的に監視され、スイッチの
入力側のアクセス装置に報告される。アクセス装置は入
力バッファと、出力バッファの充塞レベルが既定レベル
を超えたときは、データ・セルの流れを止めてデータ・
セルを入力バッファに維持するスロットル装置を含む。
出力バッファの充塞を示す状態メッセージが、入力バッ
ファのセルによりアドレス指定されている出力バッファ
を示すアクセス・メッセージと比較され、アドレス指定
されていて出力バッファから溢れるセルのみ、スロット
ル装置により停止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】後に述べた従来技術に
従ったスロットル装置は、スイッチング装置自体に送ら
れたデータ・パケットの速度を制御するスイッチ・アダ
プタの一部である。スイッチング装置側には、何らかの
理由により報告された出力バッファ状態に従ってデータ
・パケット・ストリームを制限しないアダプタに対処す
る機構がない。
【0009】請求項1及び請求項9に従った本発明の目
的は、接続された全てのデータ・ソースに公平な取り扱
いとサービス品質を保証するため、欠陥のあるスイッチ
・アダプタまたは他の理由からバックプレッシャがある
にもかかわらずデータ・パケットを送信し続けるスイッ
チ・アダプタに対応するスイッチング装置及びその方法
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、数個の入力ポ
ートと数個の出力ポートを含むスイッチング装置を対象
とする。入力ポートはそれぞれ対応するスイッチ・アダ
プタに接続できる。少なくとも1つのスイッチ・コント
ローラにより、着信データ・パケットの入力ポートから
出力ポートへのルーティングが制御される。出力ポート
毎に輻輳コントローラが構成される。輻輳コントローラ
は、動作時、出力ポートへのデータ・パケットの送信を
スイッチ・アダプタに許可するかどうかを示す許可情報
を生成する。入力ポート毎に、データ・パケット・アク
セス・コントローラが動作時、データ・パケットの送信
を許可されていないにもかかわらず入力ポートでデータ
・パケットが受信された場合、データ・パケットを非承
認とマークする。このマークは、データ・パケットのル
ーティングを防ぐため使用できる。承認はスイッチング
装置に属するデータ・パケット・アクセス・コントロー
ラにより行われる。ここで有益な事として、フロー制御
遅延、つまりデータ・パケット・アクセス・コントロー
ラ側で非承認パケットが受信された時間と、スイッチ・
アダプタが非承認の通知を受けた後に最初のデータ・パ
ケットが送信され得る時間の差が、データ・パケット・
アクセス・コントローラ側で考慮される。
【0011】入力バッファを使用する共通出力バッファ
方式では、本発明を次のように実装することができる。
出力キューや共通出力バッファについては、共通出力バ
ッファの占有されたアドレスそれぞれの出力キューで占
有場所のしきい値を超えたことを入力バッファに通知す
るため、輻輳コントローラの形で許可手段が与えられ
る。入力バッファがこのバックプレッシャに対応するこ
とは、データ・パケット・アクセス・コントローラによ
り保証される。アクセス・コントローラは、バックプレ
ッシャが否定的許可情報の形で発行されたにもかかわら
ず着信したデータ・パケットを非承認とマークする。マ
ルチキャスト・データ・パケットでは、その順序情報を
マルチキャスト・データ・パケットが着信する出力ポー
トの出力キューそれぞれに入力でき、マルチキャスト・
データ・パケットのアドレスは、マルチキャスト・デー
タ・パケットの全ての順序情報が出力ルータにより正常
に処理されたとき、別のデータ・パケットのアドレス・
マネージャによってのみ解除できる。
【0012】データ・パケットの内容からデータ・パケ
ット宛先情報が抽出される。データ・パケットによって
処理の優先順位が異なる場合、優先順位のクラス毎、及
び出力ポート毎に、別々の入力キューを与えることがで
きる。
【0013】データ・パケットの宛先である出力ポート
に従って、各入力ポートで、スイッチング装置の出力ポ
ートと少なくとも同じくらい、多くの入力キューを含む
入力バッファの入力キューにデータ・パケットをソート
し、対応する入力バッファの入力キューからのデータ・
パケットをルータに多重化することは有益である。出力
バッファを使用するルータ構成の場合、多重化されたデ
ータ・パケットの順序を制御するため、入力ポート毎に
独立したコントローラを使用することが可能である。ま
たデータ・パケット宛先情報に従って、ルータを介して
出力ポートの少なくとも1つの専用出力ポート及び少な
くとも1つの出力バッファにデータ・パケットをルーテ
ィングできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の様々な実施例につ
いて説明する。
【0015】図1は、入力バッファを使用しデータ・パ
ケットを処理するスイッチング装置10を示す。スイッ
チング装置10に着信するデータ・パケットは、転送す
るデータ(ペイロードとも呼ばれる)及びデータ・パケ
ット・ヘッダを含む。ヘッダは、パケット・タイプ、完
全性チェックサム、及びデータ・パケットの宛先アドレ
ス(データ・パケット宛先情報ともいう)等、データ・
パケットに関する様々な情報を含む。
【0016】図1の構成に含まれるスイッチング装置1
0は、クロスバー・スイッチング装置等であり、N個の
入力ポート20、N個の出力ポート30を備える。各入
力ポート20側に、"IB"と記したFIFOキューの形
で実装される入力バッファ11を含むスイッチ・アダプ
タ19が構成される。スイッチ・アダプタ19はそれぞ
れ、対応するアダプタ入力ライン50に接続される。入
力バッファ11はそれぞれ複数の入力キュー12に分け
られる。つまり各入力バッファ11は、出力ポート30
毎に必ず前記のような1つの入力キュー12を持つ。従
って各入力バッファ11は、ここではN個の入力キュー
12を含む。1つの入力バッファ11のこれら入力キュ
ー12はそれぞれ、同じ1つの出力ポート30に向かう
着信したデータ・パケットを格納するものである。従っ
て着信したデータ・パケットは、その宛先出力ポート3
0に従って各入力バッファ11でソートされる。そのた
めスイッチ・アダプタ19は、アダプタ入力ライン50
に届いたデータ・パケットを、その宛先に従って入力キ
ュー12に配布するための配布者27を含む。入力キュ
ー12の出力側では、特定の時点でスイッチング装置1
0にデータ・パケットを転送することのできる入力キュ
ー12をその時点で接続するため、セレクタ26が用い
られる。
【0017】スイッチ・アダプタ19は全て、"C"と示
した共通制御ユニット(コントローラ)25に接続さ
れ、コントローラ25はスイッチング装置10に接続さ
れる。コントローラ25の目的は、アダプタ入力ライン
50を介して届き、出力ポート30に届く予定のデータ
・パケットをこれら出力ポート30まで導くことであ
る。データ・パケットは、出力ポート30から他のスイ
ッチング装置や受信デバイス等、後続のデバイスに配信
することができる。
【0018】この構成では、"最初にバッファ、次にス
イッチ"の機能が得られる。これは、出力ポート30が
他のデータ・パケットを受信中であるため、着信したデ
ータ・パケットをその宛先である出力ポート30に直ち
に送信できない場合である。着信したデータ・パケット
は、スイッチング装置10に達するため通過する必要の
あるパスが空くまで、対応する入力バッファ11に保持
される。コントローラ25は、タスクを引き継いで各デ
ータ・パケット・ヘッダに含まれるデータ・パケット宛
先情報に従って入力ポート20と出力ポート30間に必
要な接続に備え、対応する入力バッファ11の次のデー
タ・パケット用のパスがいつ空くかを入力バッファ11
に通知する。これによりこのデータ・パケットを入力バ
ッファ11から取得してその宛先、つまりターゲット出
力ポート30に送ることができる。
【0019】特定の出力ポート30に向かっているデー
タ・パケットが、その出力ポート30がその時間に他の
データ・パケットを処理しているためにブロックされた
場合、この構成では、同じ出力ポート30に向かってい
るデータ・パケットは、ラインの先頭でブロックしてい
るデータ・パケットによりブロックされるデータ・パケ
ットだけであり、他の出力ポート30に向かっているデ
ータ・パケットは、宛先出力ポート30へのパスが空い
たときに個別に処理でき、スイッチング装置10に転送
することができる。理論上、これは理想的な性能曲線に
なり、理論上の最大スループットは100%である。前
記構成を使用する現実的アプローチでは、このスイッチ
ング装置10に可能な最大データ・パケット・トラフィ
ックの40%乃至50%の負荷を課すことを推奨するこ
とになる。この範囲を超えると遅延対負荷曲線が急峻に
なるからである。つまり、入力バッファ・スペースによ
るが負荷が少し増えると、遅延及び使用される入力バッ
ファ・スペースは大幅に増加する。遅延が負荷に大きく
依存する状態は実用上望ましくない。これは遅延対負荷
曲線の平坦な部分でスイッチング装置10を使用するこ
とが望ましいことを意味する。つまり、この制限がある
とき、入力/出力ポート数16、ポート速度1ギガビッ
ト毎秒(Gbps)のクロスバ・スイッチング装置10
は、合計16×1Gbpsのトラフィックを処理するこ
とはできず、その40%乃至50%である6.5ギガビ
ット毎秒乃至8ギガビット毎秒しか処理できない。
【0020】更に、有限な入力バッファ11スペースで
は、データが失われる可能性が大きくなる。ブロッキン
グのために入力バッファ・スペースが埋まり、一旦入力
バッファが一杯になると着信するデータ・パケットが失
われるからである。この可能性はマルチキャスト・パケ
ットでも大きくなる。
【0021】データ・パケットのブロッキングによる輻
輳の場合にデータの喪失を避けるため許可機構と呼ば
れ、輻輳コントローラ(後述)により実行されるデータ
・パケット・フロー制御機構が追加される。任意の出力
ポート30からコントローラ25に送信される許可情報
GRが生成され、コントローラ25がこの許可情報GR
を全ての入力バッファに配布する。許可情報GRには2
つの状態がある。許可、つまり入力バッファ11がデー
タ・パケットを送信できる状態と、不許可、つまり入力
バッファ11がデータ・パケットを送信できなくなる状
態である。許可状態は肯定的許可情報GRと呼ばれ、不
許可状態は否定的許可情報GRと呼ばれる。否定的許可
情報GRは、否定的許可情報GRを発行した出力ポート
30が着信データ・パケットを受信できなくなり、従っ
て、新しく発行される肯定的許可情報GRによりデータ
・パケットの送信を再開できることの通知を入力バッフ
ァ11が受け取るまで、入力バッファ11が対応する出
力ポート30へのデータ・パケットの送信を停止しなけ
ればならないことを入力バッファ11に通知する。許可
情報GRは、ここでは各出力ポート30に付属する輻輳
コントローラ60により発行される。輻輳コントローラ
60によりオーバーフローまたは輻輳と解釈された状態
になるとすぐ、輻輳コントローラ60が肯定的許可情報
GRを否定的許可情報GRに切り替える。輻輳コントロ
ーラ60は、輻輳またはオーバーフローが解消したこと
を検出すると直ちに、否定的許可情報GRを肯定的許可
情報GRに切り替える。実装形態や安全マージンによる
が、切り替えのしきい値は通常、最大占有度より低い。
切り替えに関しては、異なる2つのしきい値を使用して
切り替えのヒステリシスを取ることができる。
【0022】スイッチング装置10は、入力ポート20
毎にデータ・パケット・アクセス・コントローラ40を
含む。アクセス・コントローラ40は、入力ポート20
毎に許可情報GRも受信する。データ・パケット・アク
セス・コントローラ40のタスクは、否定的許可情報G
Rが入力バッファ11に送信されたにもかかわらず入力
バッファ11から着信するデータ・パケットが認識され
るようにすることである。その後スイッチング装置10
による処理を拒否することができる。それらのデータ・
パケットは従って、非承認として分類されマークされ
る。
【0023】このケースは、例えばスイッチ・アダプタ
19に欠陥があり、否定的許可情報GRに反応しないと
きに発生する。マークされたデータ・パケットが破棄さ
れると、データ・パケット・アクセス・コントローラ4
0による制御機構が働き、そのような不適合にもかかわ
らずデータ・パケット・トラフィック・ポリシが適用さ
れ、ポリシに従ったデータ・パケットのみ処理される。
つまり宛先出力ポート30に転送される。他の場合、ス
イッチング装置10は、データ・パケット・トラフィッ
ク・ポリシに従っていないデータ・パケットを処理する
が、データ・パケット・トラフィック・ポリシに従って
動作するスイッチ・アダプタ19に使用できる帯域幅が
影響を受ける。全てのスイッチ・アダプタ19、及びス
イッチ・アダプタ19を介してデータ・パケットを送信
するユーザに対してサービス品質を保証するには、デー
タ・パケット・トラフィック・ポリシに準拠する必要が
ある。
【0024】このステージのデータ・パケット・アクセ
ス・コントローラ40は、非承認データ・パケットを認
識するという点で、データ・パケット分類器として機能
する。この認識は次に別の目的に使用することができ
る。非承認データ・パケットが着信したという事実を対
応するスイッチ・アダプタ19または他のデバイスに通
信することができ、それらのデバイスは、何かが正常に
動作していないことを認識する。データ・パケット・ア
クセス・コントローラ40は、従って診断システムとし
て機能し、スイッチ・アダプタ19の不具合が検出され
る結果、そのスイッチ・アダプタ19を交換または修復
することができる。帯域幅が課金される業務環境の場
合、欠陥のあるスイッチ・アダプタの所有者は、限度を
超える帯域幅の利用に対して料金を課されることがあ
る。マークされたデータ・パケットの最も有効な利用法
は、スループットの遅延やポリシ準拠型データ・パケッ
トの処理の拒否を避けるため、そのデータ・パケットを
破棄することである。マークを使用するかどうかは、プ
ログラミング及びスイッチング装置10の設計により決
定される。スイッチング装置は、従って、非承認データ
・パケットが自動的に破棄されるように設計することが
できる。また欠陥のあるスイッチ・アダプタ19または
スイッチ・アダプタ19の更に上流に配置されたデバイ
スとの通信を行える。スイッチング装置は、データ・パ
ケットを処理するか破棄するかを決定するため、フロー
制御ユニット(後述)を含む。
【0025】データ・パケットのヘッダの、データ・パ
ケットの宛先を決定する部分は、パケットが出力ポート
30に届いた後は不要になるので、この部分のスペース
を許可情報GRを入れるために使用できる。このスペー
スは大きく、1つの出力ポート30の許可情報GRだけ
ではなく、全ての出力ポート30の許可情報GRも、1
つのデータ・パケットのヘッダに収まる。各入力ポート
20について、対応する許可情報GRの状態を1ビット
で表すことができる。従ってデータ・パケット・ヘッダ
は、全ての入力ポート20の許可状態を示すビットマッ
プを含む。許可情報GRの許可/不許可状態に加えて、
許可情報GRの環境に関する情報を生成して転送するこ
とも考えられる。例えば、許可情報GRは、適用可能な
しきい値に応じて変更することができる。生成されヘッ
ダに置かれる情報は、キューに入ったデータ・パケット
の数だけ上回ったしきい値をバイナリ・コードの形で含
むことができる(後述)。
【0026】変更されたデータ・パケットは、出力ポー
ト30から後のデバイスに送信される。出力ポート30
と入力ポート20を統一することは一般的であり効果的
なので、ここではヘッダーに許可情報GRを含む変更さ
れたデータ・パケットは、入力ポート20に自動的に届
き、入力ポート20はヘッダーから許可情報GRを読取
り、新しい許可情報GRを得ることができる。この更新
はデータ・パケット毎に行えるので、スイッチ・アダプ
タ19には、許可情報GRの変更が連続的に通知され
る。
【0027】図2は、データ・パケット・アクセス・コ
ントローラ40の実施例を示す。データ・パケット・ア
クセス・コントローラ40はアクセス・ゲート41とカ
ウンタ42の形の有限状態機械を含む。カウンタ42の
出力はアクセス・ゲート41に接続され、ゲート41の
他の入力はスイッチ・アダプタ19から着信するデータ
・パケット(DP)を受け取る。カウンタ42は、否定
的許可情報GRが生成され送信された後に、それにもか
かわらずデータ・パケットが準拠型として受け入れられ
る時間枠を用意する。時間枠が用意されるのは、許可情
報GRが送信された時間と入力バッファ11に届いた時
間プラス、その時間より前に送信されたデータ・パケッ
トがスイッチング装置10に届くため必要な時間に差が
あるためである。この差によりフロー制御遅延が決定さ
れる。その時点は可変であり、可能な範囲内の最も新し
い時間を選択すること、つまりデータ・パケットが入力
バッファ11からデータ・パケット・アクセス・コント
ローラ40に届くまでの最大時間を用いることは、最適
なソリューションとみなされる。ただしその場合、非承
認データ・パケットは、非承認にもかかわらず受け入れ
られ処理される。しかし、準拠型データ・パケットが非
承認として処理され、破棄や偽シグナリングの形の"報
復的"処置に用いられることはない。カウンタ42は従
って、フロー制御遅延のこの上限に設定することがで
き、データ・パケット・アクセス・コントローラ40で
許可情報GRが受信される毎に開始され、許可情報GR
が否定から肯定に切り替えられるとすぐリセットされ
る。
【0028】許可情報GRが送信された時間と、許可情
報GRが入力バッファ11に達する前にその入力バッフ
ァ11から送信された最後のデータ・パケットが、許可
情報GRを送信した出力ポート30に届いた時間の差
は、往復遅延と呼ばれる。
【0029】許可情報GRは、ここでは、1つの出力ポ
ート30及び対応する入力ポート20に対する許可情報
GRを表す1ビットの形で与えられる。否定的許可情報
GRは、1つの出力ポート30のバッファまたは1つの
出力ポート30の後のバッファに格納されたデータ・パ
ケットの量が既定第1しきい値を超えたときに生成され
る。この第1しきい値は、入力バッファ11で否定的許
可情報GRにより不許可を指定するとき、入力アダプタ
つまりスイッチ・アダプタ19から送信されるデータ・
パケットをバッファに格納できるよう、出力ポート30
のバッファの実際の大きさより低く設定される。許可情
報GRの否定から肯定への切り替えは、第2しきい値の
アンダーフローによりトリガすることができる。第2し
きい値は第1しきい値と同じでもよく、同じでなくても
よい。前記のように、このようなしきい値は、オーバー
フロー或いはアンダーフローを予測して複数実装するこ
とができ、許可情報GRを切り替える原因はどのしきい
値かという情報をスイッチ・アダプタ19に伝えること
ができる。
【0030】宛先毎のソートはまた、VOQ(仮想出力
キューイング)と呼ばれる。コントローラ25は、最大
2個のリクエストを処理する必要があるが、それでは
入力/出力ポート30が増えて装置が複雑になる。これ
自体は大きな問題にはならないが、一般には、どの時点
でもどのような環境下でも入力キュー12毎に公平な取
り扱いを実現し、スイッチング装置の能力を最大限に活
用することが望ましい。その場合、どの時点でも各出力
ポート30に、配信するデータ・パケットが存在するこ
とになる。この野心的な目標は、コントローラ25にと
っては容易なタスクではなく、コントローラ25がかな
り複雑になる。
【0031】この構成の複雑さは、優先順位の異なるデ
ータ・パケットに対応するよう設計されると、つまり優
先順位毎に入力キュー12が与えられると、更に大きく
なる。入力バッファ11当たりの入力キュー12の数
は、優先順位の数を出力ポート30の数に掛けた値にな
る。
【0032】次の例のスイッチング装置10は、非承認
データ・パケットを自動的に破棄するように設計されて
いるとする。
【0033】他の方法は、第1にキュー配置、次にバッ
ファ格納である。理論上、このモデルは純粋な出力バッ
ファ装置に辿り着く。ただし実際には、バッファ・サイ
ズが制限される。有限な出力バッファでは、データ・パ
ケットが出力バッファに届いても、出力バッファがすで
に埋まっていてパケットが失われる可能性がある。有限
な出力バッファは無限な入力バッファと組み合わせられ
るが、もちろん実際には有限な入力バッファでも実現さ
れる。この構成を図3に示す。これは図1とは異なり、
スイッチング装置10はクロスバ・スイッチング装置で
はなく、ルーティング・スイッチング装置10(ルータ
10ともいう)である。ルータ10と出力ポート30そ
れぞれの間に"OB"と示した出力バッファ35が置かれ
る。ルータ10に届いたデータ・パケットは、宛先の出
力ポート30にルーティングされ、そこで対応する出力
バッファ35に格納される。
【0034】またここでは、考えられる出力バッファ・
オーバーフローを処理する許可機構が採用される。各出
力バッファ35に定義済み第1しきい値があり、これを
超えると許可情報GRが肯定から否定に切り替えられ、
第2しきい値ではこれが逆になる。許可情報GRはコン
トローラ25を介して全ての入力バッファ11に送られ
る。否定的許可情報GRでは、出力バッファ35により
否定的許可情報GRがトリガまたは発行された出力ポー
ト30へのデータ・パケットの送信の停止が、全ての入
力バッファ11に要求される。
【0035】データ・パケット・アクセス・コントロー
ラ40のタスクは、ここでも、入力バッファ11に否定
的許可情報GRが送られたにもかかわらず入力バッファ
11から届くデータ・パケットを拒否することである。
これらのデータ・パケットは非承認として分類され、任
意破棄される。前記のように、データ・パケット・アク
セス・コントローラ40は、許可情報GRへの準拠を保
証するよう機能する。
【0036】入力バッファ11は、入力バッファ11と
スイッチング装置10間の接続ラインが比較的少ないた
め、スイッチング装置10から比較的簡単に物理的に分
離できるので、比較的安価なメモリ・チップで実現する
ことができ、従ってバッファ・サイズは、実際には、出
力バッファ35の場合より同じ価格でかなり大きくする
ことができる。従ってこの機構では、有限な入力バッフ
ァ11は、理論上無限な入力バッファ11の近似として
好ましい。前記の構成にはしかし2つ欠点がある。第1
に、ルータ10は、複雑さがN2に比例して大きくなる
機能を実現する必要がある。第2に、スイッチング装置
10を最適な形では使用できない。マルチキャスト・ト
ラフィックがないと仮定すると、各入力ポート20につ
いて、1つの出力ポート30に送るデータ・パケットは
どの時点でも1つのみである。従って入力ポート20毎
に、どの時点でもルータ10のN−1個の出力ラインが
使用されない。つまりN2個の出力ラインのうちN個の
ラインしか使用されない。更に出力バッファ35自体も
最適な形で使用されない。入力ポート20が2つ以上、
同じ出力ポート30にデータ・パケットを送信する場
合、その時点で他に少なくとも1つの出力ポート30は
データ・パケットを受信せず、その結果、出力バッファ
・スペースの必要は少なくなる。各出力ポート30に別
に出力バッファ35がある場合、使用頻度の高い出力ポ
ート30に利用できるバッファ・スペースが、使用頻度
の低い出力ポート30を犠牲にして一時的に増える可能
性はない。
【0037】図4の構成では、全ての出力ポート30間
で出力バッファ・スペースを動的に共有することがで
き、同時に前記のN2の割合で増加する複雑さの問題も
解決される。図4の構成は、N個の入力バッファ11を
含み、ルータは入力ルータ13と出力ルータ14に分け
られる。入力ルータ13の出力側には"COB"と示した
共通出力バッファ35が1つのみ置かれる。これは"I
R"と示した入力ルータ13から着信した全てのデータ
・パケットを扱う。共通出力バッファ35の出力側に
は、"OR"と示した出力ルータ14が1つのみ置かれ
る。入力ルータ13と出力バッファ35に並列に"AM"
と示したアドレス・マネージャ16が配置され、入力ル
ータ13と出力ルータ14に接続される。アドレス・マ
ネージャ16は"OQM"と示した出力キュー・マネージ
ャ17に接続され、マネージャ17は全ての入力バッフ
ァ及びアドレス・マネージャ16から入力を受け取る。
出力ポート30毎に"OQ"と示した出力キュー18が含
まれる。キュー18は出力ルータ14に入力を与える。
【0038】この構成は、入力ポート20毎に、仮想出
力キューを持つ入力バッファ11を含む。つまり各出力
キュー18に対する各入力バッファ11に入力キュー1
2を持つ。入力バッファ11は入力ルータ13に接続さ
れ、入力ルータ13に共通出力バッファ35と出力ルー
タ14が続く。各入力バッファ11には専用の入力コン
トローラ25があり、入力バッファ11の異なる入力キ
ュー12から送信されるデータ・パケットの順序が制御
される。
【0039】着信するデータ・パケットは全て入力ルー
タ13を介して共通出力バッファ35にルーティングさ
れる。アドレス・マネージャ16は入力ルータ13に、
共通出力バッファ35のどの場所に、つまりどのアドレ
スに、着信データ・パケットが格納されるかの情報を与
える。またこのアプローチは、入力バッファ11がその
情報を得、入力ルータ13に与えるように設計すること
もできる。
【0040】特定の出力ポート30に向かう各データ・
パケットが出力バッファ35のどのアドレスに格納され
ているかの情報が出力キュー・マネージャ17に、具体
的にはその出力キュー18に書込まれる。この情報は順
序情報と呼ばれる。順序情報は、共通出力バッファ35
に格納されるデータ・パケットそれぞれについて、その
データ・パケットが送信される出力キュー18の1箇所
に置かれる。アドレスは従って対応する出力ポート3
0、つまり対応アドレスに格納されたパケットが向かう
出力ポート30に従ってソートされる。これは、各出力
ポート30が、その出力ポート30に届くデータ・パケ
ットのアドレスを、対応出力キュー18から取得するこ
とを意味する。アドレス・マネージャ16はここで、出
力キュー18毎に一度に1アドレスを同時に処理する。
これはまた、各入力ポート20毎に1アドレスが常に使
用できる状態に保たれ、これは対応データ・パケットが
届く前に行えることを意味する。入力ポート20のライ
ン先頭に届く各データ・パケットには、従って、入力ル
ータ13により導かれる宛先アドレスが用意される。こ
れらN個のアドレスは、アドレス・マネージャ16によ
り出力キュー・マネージャ17にも与えられ、マネージ
ャ17は入力として更にN個のデータ・パケット宛先情
報を受け取る。これは、届いた全てのデータ・パケット
の順序情報をどの出力キュー18に入力するかを判定す
るためのマスクになる。全ての入力ポート20に対する
アドレスの並列処理により、データ・パケット処理が速
くなり、また公平になる。アドレスが使用できない場合
については後述する。
【0041】従って、アドレス・マネージャ16によ
り、全ての着信データ・パケットにアドレスが与えられ
る。このアドレスでデータ・パケットが共通出力バッフ
ァ35に格納されるので、アドレスはパケットが向かう
出力ポート30に対応する出力キュー18内の場所に格
納される。従って情報、つまりデータ・パケット宛先情
報はパケット・ヘッダから抽出される。出力ルータ14
は最終宛先のために機能する。つまり各出力ポート30
について対応する出力キュー18から次のアドレスを取
得し、そのアドレスのデータ・パケットをフェッチし、
そのデータ・パケットの宛先である出力ポート30に送
る。フェッチ・スループットはここでは、非破壊的読取
りプロセスであり、共通出力バッファ35に一度だけ格
納されるが、そのデータ・パケットを受信する必要のあ
る全ての出力ポート30が受け取るまで数回読出される
点で、処理対象のマルチキャスト・データ・パケットに
対応する。出力バッファ35からデータ・パケットが読
出された後、対応するアドレスが解除される。つまりこ
のアドレスはアドレス・マネージャ16に戻され、アド
レス・マネージャ16は再びこのアドレスを入力ポート
20の1つに割当てることができ、次に届くデータ・パ
ケットが処理される。マルチキャスト・データ・パケッ
トの場合はカウンタ(図示せず)が用いられる。カウン
タは、データ・パケットが格納されてからそのデータ・
パケットが転送される出力ポート30の数に設定され、
そのデータ・パケットが出力ルータ14によりフェッチ
される毎に減分される。カウンタの値がそのデータ・パ
ケットについて0に達すると、対応するアドレスを解除
することができる。共通出力バッファ35は従って、出
力バッファ35と入力ルータ13間にN2個の接続では
なく、N個の接続しか必要としないという点で有益であ
る。つまり入力ルータ13と出力バッファ35のインタ
フェースに必要なリソースが、N2からNに少なくな
る。
【0042】出力バッファ35の共有原理について説明
する。出力キュー18は、合計で出力バッファ35のア
ドレスよりも多いキューイング場所を持つ。その場合、
入力ポート20から見ると、各出力ポート30について
出力バッファ35のスペースは、出力バッファ35を出
力ポート30数で等しく割っただけの場合よりも大き
い。この構成には、極端なトラフィック・パターンの変
化を考慮した場合、かなり柔軟性があるので、データ・
パケットの総トラフィックが出力バッファ35の現実の
最大容量を超えない限り性能は向上する。特にトラフィ
ック・バーストの処理効率が向上する。出力ポート30
でその公平な分量よりも多くの出力バッファ・スペース
を使用できるようにすることによって、データ・パケッ
トが失われる可能性が小さくなるからである。
【0043】しかし、この共有原理にはホギングの可能
性もある。つまり、それを防ぐ他の機構がない場合、使
用頻度の高い出力ポート30では、出力バッファ35の
共有メモリ全体が占有され、他の出力ポート30を使用
できなくなることがある。更に、共有により作られるの
は、現実の出力バッファ・スペースよりも大きい仮想出
力バッファ・スペースのみであることを考慮する必要が
ある。これは、入力ポート20が仮想出力バッファ・ス
ペースを実出力バッファ・スペースを超える程度まで占
有しようとする可能性があることを意味する。
【0044】またここでは、出力バッファのオーバーフ
ロー、つまり出力キュー・オーバーフローの可能性を処
理する許可機構が採用される。各出力キュー18には、
それを超えると否定的許可情報GRが生成される定義済
み第1しきい値、及びそれを下回ると肯定的許可情報G
Rが生成される第2しきい値があり、許可情報GRは全
ての入力バッファ11に送られる。否定的許可情報GR
では、全ての入力バッファ11が出力キュー18により
否定的許可情報GRが発行された出力ポート30へのデ
ータ・パケットの送信を中止する。更に共有の場合、出
力バッファ35に予想されるオーバーフローも監視する
必要がある。共有の場合には、全ての出力キュー18の
場所の数の合計は、出力バッファ35のアドレス数より
多いので、出力バッファ35は完全に埋められ得るが、
出力キュー18はそこに格納されたデータ・パケットの
しきい値に達しないことがある。従って出力バッファ3
5は、占有されたアドレスに対して第3しきい値を持
つ。このしきい値に達すると、メモリ・フルのバックプ
レッシャが否定的許可情報GRの形で、全ての入力バッ
ファ11に対して生成され、その場合は全て入力ルータ
13を介した出力バッファ35へのデータ・パケットの
送信を停止する必要がある。つまりどの入力バッファ1
1からでも1つのパケットも送信できない。占有された
アドレス数が第3しきい値またはこれとは異なる第4し
きい値を下回るとすぐ、通常の動作を再開することがで
きる。
【0045】従って、特定の出力キュー18が一杯のと
き、つまりその出力キュー18の特定のしきい値を超え
た場合、従ってまた別のデータ・パケットをその出力キ
ュー18に送信できる場合、入力バッファ11へのシグ
ナリングに対応するフィードバック機構が構成される。
特定の出力キュー18で非許可条件が成立すると、つま
り対応するしきい値を超えると、否定的許可情報GRが
発行され、各入力コントローラ25が反応する。つまり
その出力キュー18に属する出力ポート30に向かうデ
ータ・パケットは入力バッファ11から送信されなくな
る。つまり占有された出力キュー18に対する入力キュ
ー12からのデータ・パケットは保留され、他の入力キ
ュー12はデータ・パケットの送信を継続することがで
きる。
【0046】この実施例のマルチキャスト・データ・パ
ケットの場合、許可情報の生成を変更することができ
る。つまりそのために出力キュー18側で許可情報が生
成されることはないか、その許可情報は無視される。マ
ルチキャスト・データ・パケットの場合、マルチキャス
ト・データ・パケットが向かう各出力キュー18にエン
トリが作成されるので、出力キュー18のうち1つのみ
オーバーフローがあって否定的許可情報がトリガされる
とき、マルチキャスト・データ・パケットが非承認とマ
ークされる可能性が出力キュー18の数とともに大きく
なる。これはマルチキャスト・データ・パケットに対す
る極端且つ不公平なバックプレッシャにつながり得る。
この問題は、共通出力バッファ35からの許可情報のみ
を使用することで解決される。マルチキャスト・データ
・パケットのこの優先的処理の対策として、マルチキャ
スト・データ・パケット用のカウンタまたはバッファを
別に構成することができる。これは、既定の数またはし
きい値に達したときに、否定的許可情報を生成するの
で、処理されるマルチキャスト・データ・パケットの数
が制限される。
【0047】図1及び図3に示した仮想出力キュー・モ
デルとは対照的に、ここでは中央コントローラが用いら
れない。その代わり各入力バッファ11に専用の入力コ
ントローラ25が用いられる。これは他の入力コントロ
ーラ25とは独立に動作する。これはこの構成が、その
データ・パケットの出力キュー18と共通出力バッファ
35がまだ十分なスペースを維持しているとき、つまり
否定的許可情報GRが生成されていないとき、全ての入
力バッファ11で入力ルータ13を介してデータ・パケ
ットを独立に送信できるようにする入力ルータ13を含
むという事実による。入力コントローラ25の独立性に
より制御リソース全体の複雑さが大幅に減少する。ここ
では、各入力コントローラ25は、着信するデータ・パ
ケットを、公平さの有無にかかわらず、ラウンド・ロビ
ン、優先順位等の既定の判定ポリシに従って処理するだ
けでよい。入力コントローラ25はそれぞれ、それによ
って格納されたパケットのどれを次に入力ルータ13に
送信するかを個別に判定する。
【0048】入力コントローラ25に、出力キュー18
の占有状態についてより詳しい情報を入力コントローラ
25に与える信号をフィードバックすることによって、
装置に更に改良を加えることができる。目的は、どの時
点でもどの出力ポート30でも、データ・パケットを次
のステージに配信することなので、出力キュー18が空
またはほとんど空であるという情報も入力コントローラ
25に送信でき、好適には、対応する出力ポート30に
向かうデータ・パケットを入力ルータ13に送信するた
め用いられる。出力キュー18の状態情報は、例えば占
有度0または0に近いしきい値等のしきい値を追加する
ことによって抽出することができる。空またはほとんど
空の出力キュー18は従って、入力コントローラ25に
報告され、コントローラ25は、出力キュー18がデー
タ・パケットを可能な限り早く受け取るようそのポリシ
を採用する。このようなしきい値を使用することで、入
力コントローラ25に対して詳細な状態報告が可能にな
る。コントローラ25はこの状態報告を各出力キュー1
8に使用でき、データ・パケットの多重化ポリシに影響
を与えることができる。この状態報告は、従って許可情
報GRの一種の対極として働き、低負荷アラームまたは
負荷を最大にするスケジューリング・フィードバック信
号として使用できる。
【0049】マルチキャスト・データ・パケットを処理
する機構は、ここでは、図1及び図3による構成と同じ
である。各入力バッファ11が出力ポート30当たり及
び優先順位当たり1つの入力キュー12を含み、複数の
優先順位を処理することができる。つまり出力ポート3
0が8つで優先順位が4つのとき、各入力バッファ11
は32の入力キュー12を含む。否定的許可情報GRは
ここでは、入力バッファにより選択的に配布することが
できる。つまり特定の出力キュー18から発生した否定
的許可情報GRは、入力バッファ11の対応する入力キ
ュー12にのみ、また複数の優先順位がある場合は対応
する複数の入力キュー12まで案内される。従って、他
の入力キュー12はどれもこの否定的許可情報によって
ブロックされず、共通出力バッファ35へのデータ・パ
ケットの送信を続けることができる。スループットは、
ここに適用される共通出力バッファの原理と組み合わせ
ることで、図1及び図3の構成よりも向上する。
【0050】ただし、ここで一見驚くような結果が現れ
る。予想に反して共有密度が高くなると性能が低下する
のである。これは次のように説明することができる。ス
イッチング装置10はここでは、その最大負荷容量近く
まで駆使される。つまり出力キュー18はそのしきい値
近くまで埋められる。これは選択的許可情報GRにより
ライン先頭のブロッキングが回避されるためである。共
有の結果、1つの出力ポート30及びその出力キュー1
8の過負荷がバッファに格納され、他の出力キュー18
で使用できる容量が無駄になる。共有はそのメリットを
時間を無作為に選んで活用する限りは十分有効である。
仮想出力バッファ・スペースは実バッファ・スペースよ
り大きいので、出力キュー18には、出力バッファ35
の場所より多いアドレスが供給されるというリスクが存
在する。これはもちろん出力バッファ許可機構により防
ぐことができる。仮想出力キューには、この構成と組み
合わせたとき、入力キュー12が対応する出力キュー1
8で使用できる容量に応じて正確に制御されるという効
果がある。共有原理により増加するこの容量について
は、出力バッファ35が一杯になるため否定的許可情報
GRが流れる可能性がある。また、共有ファクタ、つま
り仮想出力バッファ・スペースに占める実バッファ・ス
ペースの割合が高ければ高いほど、この可能性は大きく
なり、よって一般的トラフィックでは全体の性能が低下
することもまた明らかである。
【0051】仮想出力キューを持つ入力バッファ11
は、共有の有無にかかわらず、出力バッファ35と同じ
原理を適用して、共通入力バッファ11の形でも実現す
ることができる。つまり着信するデータ・パケットは共
通入力バッファ11に格納でき、そのアドレスはそこで
別の入力キュー12に格納され、それらデータ・パケッ
トが向かう出力ポートに従って順序付けられる。
【0052】図4の構成は、仮想出力キューなしに実現
することもでき、その場合、各入力ポート20にキュー
が1つの入力バッファ11が得られる。
【0053】ここに提示した発明では、交換網とも呼ば
れる構成の、例えば16×16つまり16個の入力ポー
ト20と16個の出力ポート30から、32×32へス
ケーリングするには、全てのスイッチ・アダプタ19で
そのキュー構造のみ変更すればよく、アダプタ上の入力
バッファ11を変更する必要はない。注意して見れば、
これは、この入力バッファ11を入力キュー12の集合
として管理するリンク・リストの実際の数をプログラム
できるようにする必要があることを意味する。いずれに
しろ、スイッチ・アダプタ19では、複雑さがN次でス
ケーリングされる。すなわち宛先の数を倍にすること
は、入力キュー12と出力キュー18の数を倍にするこ
とである。従来のVOQ構成では、スイッチの入力ポー
ト20と出力ポート30の数を倍にするには、リクエス
ト数を2乗する必要がある。つまり16×16のコント
ローラは256のリクエストを受け取り、32×32の
コントローラは1024のリクエストを受け取る。
【0054】マルチキャスト・データ・パケットを考慮
すると、従来のVOQ構成では、マルチキャスト・デー
タ・パケットに特別な処理が必要になる。スイッチング
装置10はその場合、内部バッファを持たない。これ
は、マルチキャスト・データ・パケットを送信するため
に、このデータ・パケットが向かう全ての出力ポート3
0を空けておく必要があることを意味する。その場合ス
イッチ・コントローラ25が複雑になる。つまりマルチ
キャスト・データ・パケットを転送することを認識する
必要があり、他のスイッチ・アダプタ19はデータ・パ
ケットをマルチキャスト・データ・パケットの宛先であ
る出力ポート30の1つに送信しないようにする必要が
あり、マルチキャスト・パケットを送信するスイッチ・
アダプタ19に送信許可を与える必要があり、更にスイ
ッチング装置10に複数のクロスポイントを設定する必
要がある。これは、このスイッチ・コントローラ25が
単純なロジックで構成される限り可能であるが、パイプ
ライン処理が行われ、最適な公平性と優先順位処理を図
る洗練されたアルゴリズムで実行されると、実に複雑な
作業になる。現在の慣行では、独立したマルチキャスト
・キューが形成され、全てのアダプタがこれにマルチキ
ャスト・データ・パケットを入れる。これでは非マルチ
キャスト・トラフィックとマルチキャスト・トラフィッ
クの関係が完全に壊れる。従ってこれは最適なソリュー
ションとみなすことはできない。具体的には、2つのマ
ルチキャスト・データ・パケットの宛先が重複する少な
くとも1つの出力ポート30があるとき、その2つのマ
ルチキャスト・データ・パケットを、1つは第1スイッ
チ・アダプタ19から、もう1つは別のスイッチ・アダ
プタ19から送信することはできない。その場合スルー
プットは重大な影響を受ける。
【0055】図3に従った構成の場合、スイッチ・アダ
プタ19に送信するマルチキャスト・データ・パケット
があり、このデータ・パケットのコピーを受け取る出力
キュー18により、そのしきい値を超えたことが通知さ
れないとき、データ・パケットは送信することができ
る。複数のスイッチ・アダプタは複数のマルチキャスト
・データ・パケットを同時に送信でき、実際にどこに送
るかを互いに知っている必要はない。潜在的衝突は出力
バッファ35により解決される。仮想出力キューと共有
出力バッファつまり共通出力バッファ35を持つスイッ
チング装置10は、マルチキャスト・データ・パケット
を処理する上で良好な環境を備える。他のスイッチング
装置10とは異なり、データ・パケットを数回複製する
必要がないからであり、従ってバッファ・スペースが節
約されるからである。それでもマルチキャスト・データ
・パケットはユニキャスト・パケットと同じように処理
することができる。これによりトラフィックの制御とポ
リシの設定が容易になる。これによりリアルタイム動作
が改良され、マルチキャスト・データ・パケットが、別
処理プロセスのため人工的に加わった遅延の影響を受け
なくなる。
【0056】各優先順位に入力キュー12を使用するこ
とで、優先順位の低いデータ・パケットによる優先順位
の高いデータ・パケットのブロッキングが避けられ、こ
れもスイッチング装置10のサービス品質向上に寄与す
る。
【0057】本発明に従ったスイッチング装置10の性
能は様々な方法により向上させることができる。入力ポ
ート20と出力ポート30の数を増やす場合、スイッチ
ング装置10はマルチステージまたはシングルステージ
の構成にすることができる。マルチステージ構成では、
必要になるスイッチング装置10の数は、これに匹敵す
るシングルステージ構成の場合に比べて急増することは
ない。つまりマルチステージ構成では、ポート数が増え
ても必要になるスイッチング装置10数はシングルステ
ージ構成よりも少ない。
【0058】ただし、マルチステージ構成の性能は低
い。遅延が大きくなるからであり、1つの接続によって
出力キュー18がフルに使用されることから他の宛先の
データ・パケットの処理が妨げられるか、または出力バ
ッファ35がフルに使用されることからスイッチング装
置の全ての入力がブロックされ、前のステージにその影
響が及び、否定的許可情報GRが発行される可能性があ
るためである。この性能低下は、スピードアップ・ファ
クタによりある程度まで補うことができる。これはスイ
ッチング装置10がその環境よりも高速に動作すること
を意味する。その場合、最後のステージから送り出さ
れ、より低い速度で次のハードウェア環境に渡される、
より高速に着信するデータ・パケットをキューに入れる
ためスイッチング装置10の後に出力バッファ35が必
要である。また、スイッチ内部のメモリが増える可能性
もある。その場合出力バッファ35がフルに使用される
可能性は少なくなる。しかしメモリをこのように大きく
するにはかなりコストがかかり、そのメモリはいくらか
物理的に制限される。スイッチング装置のメモリをメモ
リ拡張モードにより増やすと物理的制限はなくなるがコ
ストは変わらない。マルチステージ構成で、後のスイッ
チング装置10が使用中の場合、つまりその出力バッフ
ァ35が一杯でアドレスを使用できないか、または出力
キュー18が一杯のとき、全ての入力に対して否定的許
可情報GRを生成できる。この許可情報GRはまた前の
全てのスイッチング装置10に転送される。出力キュー
18が一杯のとき、許可情報GRは、一杯の出力キュー
18に向かうデータ・パケットのみ選択的にブロックす
ることができる。出力バッファ35が完全に占有されて
いる場合、全ての入力バッファ11がブロックされる。
否定的許可情報GRにより、前段のスイッチング装置1
0がブロックされ、このスイッチング装置10はセルを
送信できなくなる。
【0059】ここに示したスイッチング装置10は、従
来の技術の項で述べたPRIZMAアーキテクチャによ
る方法等、これまでの拡張方法でスケーリングが可能で
ある。従って高速化、ポートの拡張、性能向上、メモリ
の拡張(ここでは比較的大きい出力バッファ・スペー
ス)、リンク並列化、マスタ/スレーブ・モード、或い
はそれらの組み合わせ等を適用することができる。
【0060】前記の複数の実施例は、部分的または全体
的に組み合わせることができる。
【0061】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0062】(1)スイッチング装置であって、それぞ
れ対応するスイッチ・アダプタに接続可能な数個の入力
ポート及び数個の出力ポートと、前記入力ポートから前
記出力ポートへ着信したデータ・パケットのルーティン
グを制御する少なくとも1つのスイッチ・コントローラ
と、各出力ポートに対して用いられ、動作時に前記スイ
ッチ・アダプタが前記データ・パケットを前記出力ポー
トに送信することを許可されているかどうかを通知する
許可情報GRを生成する輻輳コントローラと、前記入力
ポートのそれぞれに対して用いられ、前記データ・パケ
ットの送信が許可されていないにもかかわらず、前記入
力ポートでデータ・パケットが受信された場合、動作時
に、該データ・パケットを非承認とマークするデータ・
パケット・アクセス・コントローラと、を含む、スイッ
チング装置。 (2)前記データ・パケット・アクセス・コントローラ
は、タイマを含み、該タイマは、前記データ・パケット
の送信が許可されないにもかかわらず、既定の時間間隔
が過ぎる前、不許可を通知する許可情報GRが生成され
た後に前記入力ポートに届いた前記データ・パケットが
マークされないようにし、該時間間隔は、好適には、該
許可情報GRが生成された時点と、該許可情報GRが入
力バッファの1つに届く直前に該入力バッファの1つか
ら前記スイッチング装置に送信されているデータ・パケ
ットが、前記データ・パケット・アクセス・コントロー
ラに届く最も新しい時点との差である、前記(1)記載
のスイッチング装置。 (3)前記輻輳コントローラは前記出力ポートの出力バ
ッファに割当てられ、好適には第1しきい値に対するバ
ッファ占有度のオーバーフロー或いは第2しきい値に対
するバッファ占有度のアンダーフローによりトリガされ
る、前記(1)または(2)に記載のスイッチング装
置。 (4)前記許可情報GRは前記出力ポート当たり1ビッ
トまたは複数ビットを含む、前記(1)乃至(3)のい
ずれかに記載のスイッチング装置。 (5)前記スイッチング装置の全ての出力ポートの前記
許可情報GRは、好適にはビットマップの形で各スイッ
チ・アダプタに通信可能である、前記(1)乃至(4)
のいずれかに記載のスイッチング装置。 (6)前記スイッチ・アダプタを介して前記出力ポート
から送信される前記データ・パケットは、前記許可情報
GRを含む、前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の
スイッチング装置。 (7)前記出力バッファは前記データ・パケットのアド
レスを持つ共通出力バッファであり、前記スイッチング
装置は、入力ルータ、出力ルータ、該共通出力バッファ
の前記アドレスの使用を管理するアドレス・マネージ
ャ、及び該共通出力バッファで前記データ・パケットを
どのアドレスに格納するかについての順序情報を、該出
力ルータに接続された出力キューに入力する出力キュー
・マネージャを含む、前記(1)乃至(6)のいずれか
に記載のスイッチング装置。 (8)前記出力キューは、前記順序情報に対して、合計
で前記共通出力バッファのアドレスより多いキューイン
グ場所を与える、前記(7)記載のスイッチング装置。 (9)数個の入力ポートと数個の出力ポートを持つスイ
ッチング装置を通してデータ・パケットのルーティング
を制御する方法であって、該入力ポートはそれぞれ対応
するスイッチ・アダプタに接続でき、少なくとも1つの
スイッチ・コントローラで該入力ポートから該出力ポー
トへ着信するデータ・パケットのルーティングを制御
し、各出力ポートに対して、前記スイッチ・アダプタが
前記データ・パケットを前記出力ポートへ送信すること
を許可されているかどうかを通知する許可情報GRを生
成するステップと、前記データ・パケットの送信が許可
されていないにもかかわらず前記入力ポートで受信され
たデータ・パケットを非承認とマークするステップと、
を含む、方法。 (10)前記データ・パケットの送信が許可されていな
いにもかかわらず前記入力ポートに届いたデータ・パケ
ットは、不許可を通知する許可情報が生成された時間の
後、既定の時間間隔が過ぎるまでマークされない、前記
(9)記載の方法。 (11)前記許可情報GRは、前記出力ポートでの出力
バッファのバッファ占有度の、第1しきい値或いは第2
しきい値に対する関係によって決定される、前記(9)
または(10)に記載の方法。 (12)前記許可情報GRは前記出力ポート当たりの許
可ビットの形で生成される、前記(9)乃至(11)の
いずれかに記載の方法。 (13)前記スイッチング装置の全ての出力ポートの許
可情報GRは、好適にはビットマップの形で各スイッチ
・アダプタに通知される、前記(9)乃至(12)のい
ずれかに記載の方法。 (14)前記許可情報GRは、前記データ・パケット
に、好適には前記スイッチ・アダプタを介して前記出力
ポートから送信されるヘッダに挿入することによって、
前記スイッチ・アダプタに通知される、前記(9)乃至
(13)のいずれかに記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮想出力キューを持つクロスバ・スイッチの構
成を示す図である。
【図2】データ・パケット・アクセス・コントローラの
実施例を示す図である。
【図3】単一出力バッファを持つルータ・ベースのスイ
ッチ構成を示す図である。
【図4】共有出力バッファを持つルータ・ベースのスイ
ッチ構成を示す図である。
【符号の説明】
10 スイッチング装置 11 入力バッファ 12 入力キュー 13 入力ルータ 14 出力ルータ 16 アドレス・マネージャ 17 出力キュー・マネージャ 18 出力キュー 19 スイッチ・アダプタ 20 入力ポート 25 共通制御ユニット(コントローラ) 26 セレクタ 27 配布者 30 出力ポート 35 出力バッファ 40 データ・パケット・アクセス・コントローラ 41 アクセス・ゲート 42 カウンタ 50 アダプタ入力ライン 60 輻輳コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・コーマント スイス、チューリッヒ シィ・エイチ− 8044、トーブルストラッセ 91

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング装置であって、 それぞれ対応するスイッチ・アダプタに接続可能な数個
    の入力ポート及び数個の出力ポートと、 前記入力ポートから前記出力ポートへ着信したデータ・
    パケットのルーティングを制御する少なくとも1つのス
    イッチ・コントローラと、 各出力ポートに対して用いられ、動作時に前記スイッチ
    ・アダプタが前記データ・パケットを前記出力ポートに
    送信することを許可されているかどうかを通知する許可
    情報GRを生成する輻輳コントローラと、 前記入力ポートのそれぞれに対して用いられ、前記デー
    タ・パケットの送信が許可されていないにもかかわら
    ず、前記入力ポートでデータ・パケットが受信された場
    合、動作時に、該データ・パケットを非承認とマークす
    るデータ・パケット・アクセス・コントローラと、 を含む、スイッチング装置。
  2. 【請求項2】前記データ・パケット・アクセス・コント
    ローラは、タイマを含み、該タイマは、前記データ・パ
    ケットの送信が許可されないにもかかわらず、既定の時
    間間隔が過ぎる前、不許可を通知する許可情報GRが生
    成された後に前記入力ポートに届いた前記データ・パケ
    ットがマークされないようにし、該時間間隔は、好適に
    は、該許可情報GRが生成された時点と、該許可情報G
    Rが入力バッファの1つに届く直前に該入力バッファの
    1つから前記スイッチング装置に送信されているデータ
    ・パケットが、前記データ・パケット・アクセス・コン
    トローラに届く最も新しい時点との差である、請求項1
    記載のスイッチング装置。
  3. 【請求項3】前記輻輳コントローラは前記出力ポートの
    出力バッファに割当てられ、好適には第1しきい値に対
    するバッファ占有度のオーバーフロー或いは第2しきい
    値に対するバッファ占有度のアンダーフローによりトリ
    ガされる、請求項1または請求項2に記載のスイッチン
    グ装置。
  4. 【請求項4】前記許可情報GRは前記出力ポート当たり
    1ビットまたは複数ビットを含む、請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のスイッチング装置。
  5. 【請求項5】前記スイッチング装置の全ての出力ポート
    の前記許可情報GRは、好適にはビットマップの形で各
    スイッチ・アダプタに通信可能である、請求項1乃至請
    求項4のいずれかに記載のスイッチング装置。
  6. 【請求項6】前記スイッチ・アダプタを介して前記出力
    ポートから送信される前記データ・パケットは、前記許
    可情報GRを含む、請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載のスイッチング装置。
  7. 【請求項7】前記出力バッファは前記データ・パケット
    のアドレスを持つ共通出力バッファであり、前記スイッ
    チング装置は、入力ルータ、出力ルータ、該共通出力バ
    ッファの前記アドレスの使用を管理するアドレス・マネ
    ージャ、及び該共通出力バッファで前記データ・パケッ
    トをどのアドレスに格納するかについての順序情報を、
    該出力ルータに接続された出力キューに入力する出力キ
    ュー・マネージャを含む、請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載のスイッチング装置。
  8. 【請求項8】前記出力キューは、前記順序情報に対し
    て、合計で前記共通出力バッファのアドレスより多いキ
    ューイング場所を与える、請求項7記載のスイッチング
    装置。
  9. 【請求項9】数個の入力ポートと数個の出力ポートを持
    つスイッチング装置を通してデータ・パケットのルーテ
    ィングを制御する方法であって、該入力ポートはそれぞ
    れ対応するスイッチ・アダプタに接続でき、少なくとも
    1つのスイッチ・コントローラで該入力ポートから該出
    力ポートへ着信するデータ・パケットのルーティングを
    制御し、 各出力ポートに対して、前記スイッチ・アダプタが前記
    データ・パケットを前記出力ポートへ送信することを許
    可されているかどうかを通知する許可情報GRを生成す
    るステップと、 前記データ・パケットの送信が許可されていないにもか
    かわらず前記入力ポートで受信されたデータ・パケット
    を非承認とマークするステップと、 を含む、方法。
  10. 【請求項10】前記データ・パケットの送信が許可され
    ていないにもかかわらず前記入力ポートに届いたデータ
    ・パケットは、不許可を通知する許可情報が生成された
    時間の後、既定の時間間隔が過ぎるまでマークされな
    い、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】前記許可情報GRは、前記出力ポートで
    の出力バッファのバッファ占有度の、第1しきい値或い
    は第2しきい値に対する関係によって決定される、請求
    項9または請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記許可情報GRは前記出力ポート当た
    りの許可ビットの形で生成される、請求項9乃至請求項
    11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】前記スイッチング装置の全ての出力ポー
    トの許可情報GRは、好適にはビットマップの形で各ス
    イッチ・アダプタに通知される、請求項9乃至請求項1
    2のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】前記許可情報GRは、前記データ・パケ
    ットに、好適には前記スイッチ・アダプタを介して前記
    出力ポートから送信されるヘッダに挿入することによっ
    て、前記スイッチ・アダプタに通知される、請求項9乃
    至請求項13のいずれかに記載の方法。
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