JP2001285187A - 無線基地局、その制御方法およびプログラム記録媒体 - Google Patents

無線基地局、その制御方法およびプログラム記録媒体

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JP2001285187A JP2000101493A JP2000101493A JP2001285187A JP 2001285187 A JP2001285187 A JP 2001285187A JP 2000101493 A JP2000101493 A JP 2000101493A JP 2000101493 A JP2000101493 A JP 2000101493A JP 2001285187 A JP2001285187 A JP 2001285187A
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    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、無線基地局と移動局との間におい
て、一定の通信品質を保証することができる無線基地局
を提供する。 【解決手段】 PHS規格に従って移動局と通信する無
線基地局100において、受信タイミング検出部55
は、信号調整部51により移動局毎に分離された信号に
ついて、TDMA/TDDフレームのタイムスロットの
始点を基準としてUW信号が受信される時刻を受信タイ
ミングとして測定する。制御部80は、新たに空間多重
により通信チャネルを移動局に割り当てる際に、新たな
移動局と、既に通信中の全ての移動局との受信タイミン
グ差がしきい値以上となるタイムスロットにおいて、通
信チャネルを割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の移動局と空
間多重により無線通信を行う無線基地局に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHS、携帯電話等の移動局の増
加に伴い、周波数資源の有効利用に対する社会的要請が
高まっている。この要請に応える方法の1つに、空間多
重方式による通信がある。空間多重方式とは、送受信と
もに指向性を有するアダプティブアレー装置を用いて、
異なる方向にある複数の移動局のそれぞれに対して指向
性パターンを形成することにより、同時刻において1つ
の周波数の搬送波を用いて多重して通信する方式であ
る。
【0003】アダプティブアレー装置は、固定的に設置
された複数のアンテナから構成され、個々のアンテナの
送受信信号の振幅と位相とを調整することにより、複数
本アンテナ全体としての指向性が形成されるという特徴
を有する。複数の移動局を空間多重により接続する無線
基地局は、アダプティブアレー装置を用いて構成され
る。この無線基地局は、複数の移動局の信号が多重され
た受信信号から個々の移動局の信号を分離するため、各
移動局についてアンテナ毎の受信信号に対する振幅と位
相との調整量である重み係数を算出する。
【0004】無線基地局は、アンテナ毎の受信信号にア
ンテナ毎の重み係数を乗じて加算した信号と参照信号と
を比較し、両者の差が最小になるよう重み係数を調整す
る。この参照信号としては、制御チャネル又は通信チャ
ネルの信号に含まれる既知の固定ビットパターンの部分
に相当する信号波形データが用いられる。この調整を繰
り返し行って、無線基地局は、空間多重の対象となって
いる各移動局について、アンテナ毎に重み係数を算出
し、複数の移動局の信号が多重されたアンテナ毎の受信
信号に重み係数を乗じて加算することにより、各移動局
の信号を分離する。送信時には、受信時に算出された重
み係数を、送信信号に対してアンテナ毎に乗じた信号を
各アンテナから送信することにより、当該移動局方向に
指向性パターンを形成する。
【0005】なお、空間多重技術については、「パス分
割多元接続(PDMA)移動通信方式」(信学技報RCS9
3-84(1994-01),pp37-44)に記載されている。ところ
で、無線基地局は、既に通信中の移動局と、新たに通信
チャネルの割り当て要求を受け付けた他の移動局とにつ
いて、空間多重による通信の適否を次のようにして判断
する。
【0006】無線基地局は、前記両移動局について応答
ベクトルを計算し、計算した2個の応答ベクトル間の相
関値を算出する。ここで応答ベクトルとは、移動局が存
在する方向に関する情報であり、応答ベクトルの相関値
は、2つの移動局が存在する方向の近さを示す指標であ
る。算出した相関値がしきい値よりも大きい場合には、
両者が略同方向に存在するため、指向性パターンの差異
によって両者の信号を分離することは不可能であると考
えられる。この場合には、無線基地局は、両者を空間多
重不適と判断する。
【0007】また、無線基地局は、前記両移動局からの
信号の電界強度を測定し、測定した2個の電界強度の比
を算出する。算出した電界強度比がしきい値よりも大き
い場合には、指向性パターンを最善に形成しても、両者
の信号の強度比がアダプティブアレー装置の利得比を上
回るため、両者の信号を適切に分離できないと考えられ
る。この場合には、無線基地局は、両者を空間多重不適
と判断する。
【0008】複数の移動局を、さらに時分割多重方式を
併用して接続する無線基地局は、新たな移動局に対して
通信チャネルを割り当てる際、時分割多重通信に用いら
れるタイムスロットに空きがない場合には、前記空間多
重の適否判断をタイムスロット毎に行い、新たな移動局
との間で空間多重不適と判断される移動局が使用してい
ないタイムスロットにおいて、空間多重により通信チャ
ネルを割り当てる。
【0009】このようにして、無線基地局は、空間多重
通信に適した移動局の組み合わせによってのみ空間多重
を行い、さらに空間多重している間はアダプティブアレ
ー装置の指向性パターンを各移動局が存在する方向に追
随することにより、混信を防ぎ、適切な通信品質を保っ
て通信を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、無線基地局は、新たな移動局に対して
空間多重により通信チャネルを割り当てる際、当該新た
な移動局と既に通信中の移動局との応答ベクトルの相関
値、及び当該新たな移動局から受信した信号の電界強度
と既に通信中の移動局から受信した信号の電界強度との
比を、それぞれのしきい値と比較することより空間多重
の適否を判断しているが、この方法によって両移動局が
空間多重に適すると判断された場合であっても、両者に
対して重み係数の算出に失敗し、正しい指向性パターン
を形成できない場合がある。
【0011】この失敗は、次のようにして生じる。前記
重み係数が正しく算出されるためには、参照信号が移動
局毎に異なっていることが望ましい。なぜなら、複数の
移動局について、参照信号の波形が完全に同一であり、
かつ比較するタイミングが完全に一致する場合には、参
照信号はもはや、それらの移動局を区別する基準になり
得ないからである。
【0012】実際には、各移動局は個別に動作クロック
を生成しているので、各移動局から受信される信号のタ
イミングは相互にずれており、当該タイミングが完全に
一致することは稀である。このことを利用して、無線基
地局は、移動局毎に受信される信号のタイミングを検出
し、検出されたタイミングに追随して移動局毎に参照信
号との比較タイミングをずらせることにより、前記重み
係数を算出している。
【0013】ところが、2つの移動局間において、稀
に、両者の信号の受信タイミングが略一致するために、
両者に対して重み係数を正しく算出できない場合が生じ
る。昨今、移動局を構成する回路素子の精度の向上、基
地局間フレーム同期技術の採用及び回路技術の発達等に
より、当該場合が生じる頻度が増加している。無線基地
局が、重み係数を正しく算出できなければ、移動局毎に
適切な指向性パターンが形成されないため、新たな移動
局が通信を開始できないのみならず、既存の移動局の通
信が途切れる場合があり、ユーザに対して適切な通信品
質を保証できないという問題がある。
【0014】上記問題点を解決するために、本発明は、
空間多重の適否判断の精度を向上し、無線基地局と移動
局との間において一定の通信品質を保証することができ
る無線基地局を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の無線基地局は、複数の移動局と空間多重に
より無線通信を行う無線基地局であって、第1の移動局
から受信した信号と、第2の移動局から受信した信号と
の受信タイミング差に基づいて空間多重における通信品
質を判定することを特徴とする。
【0016】上記問題を解決するため、本発明の無線基
地局は、複数の移動局と空間多重により無線通信を行う
無線基地局であって、既に通信中の移動局から受信した
信号と、新たに無線通信しようとする移動局から受信し
た信号との受信タイミング差に基づいて空間多重の可否
を判定することを特徴とする。前記無線基地局は、既に
通信中の移動局から受信した信号と、新たに無線通信し
ようとする移動局から受信した信号との受信タイミング
差を検出する検出手段と、検出された受信タイミング差
としきい値とを比較することにより、当該新たな移動局
を空間多重の対象として含めるか否かを判定する多重判
定手段とを備えてもよい。
【0017】前記無線基地局は、さらに、既に通信中の
移動局の応答ベクトルと新たに無線通信しようとする移
動局の応答ベクトルとの相関値、および、既に通信中の
移動局から受信した信号の電界強度と新たに無線通信し
ようとする移動局から受信した信号の電界強度との比を
算出する算出手段を備え、前記多重判定手段は、算出さ
れた応答ベクトルの相関値および電界強度の比、並び
に、検出された受信タイミングの差をそれぞれしきい値
と比較することにより、当該新たな移動局を空間多重の
対象として含めるか否かを判定してもよい。
【0018】前記無線基地局は、前記既に通信中の移動
局と、新たに無線通信しようとする移動局とに、移動局
が信号を送信すべき期間として同一の時間枠を指示し、
当該時間枠において双方の移動局から送信される信号を
受信し、前記検出手段は、当該時間枠の始点を基準とし
て、各々の移動局が送信した信号が受信される時刻を測
定し、当該時刻の差を受信タイミング差として検出して
もよい。
【0019】上記問題を解決するため、本発明の制御方
法は、複数の移動局と空間多重により無線通信を行う無
線基地局の制御方法であって、既に通信中の移動局から
受信した信号と、新たに無線通信しようとする移動局か
ら受信した信号との受信タイミング差を検出する検出ス
テップと、検出された受信タイミング差としきい値とを
比較することにより、当該新たな移動局を空間多重の対
象として含めるか否かを判定する多重判定ステップとを
有することを特徴とする。
【0020】なお、前記制御方法は、さらに、既に通信
中の移動局の応答ベクトルと新たに無線通信しようとす
る移動局の応答ベクトルとの相関値、および、既に通信
中の移動局から受信した信号の電界強度と新たに無線通
信しようとする移動局から受信した信号の電界強度との
比を算出する算出ステップを備え、前記多重判定ステッ
プは、算出された応答ベクトルの相関値および電界強度
の比、並びに、検出された受信タイミングの差をそれぞ
れのしきい値と比較することにより、当該新たな移動局
を空間多重の対象として含めるか否かを判定してもよ
い。
【0021】上記問題を解決するため、本発明プログラ
ム記録媒体は、複数の移動局と空間多重により無線通信
を行う無線基地局を制御するプログラムを記録したプロ
グラム記録媒体であって、当該プログラムは、既に通信
中の移動局から受信した信号と、新たに無線通信しよう
とする移動局から受信した信号との受信タイミング差を
検出する検出ステップと、検出された受信タイミング差
としきい値とを比較することにより、当該新たな移動局
を空間多重の対象として含めるか否かを判定する多重判
定ステップとを有することを特徴とする。
【0022】なお、前記プログラムは、さらに、既に通
信中の移動局の応答ベクトルと新たに無線通信しようと
する移動局の応答ベクトルとの相関値、および、既に通
信中の移動局から受信した信号の電界強度と新たに無線
通信しようとする移動局から受信した信号の電界強度と
の比を算出する算出ステップを備え、前記多重判定ステ
ップは、算出された応答ベクトルの相関値および電界強
度の比、並びに、検出された受信タイミングの差をそれ
ぞれのしきい値と比較することにより、当該新たな移動
局を空間多重の対象として含めるか否かを判定してもよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の一形態における無線基地局
100について説明する。無線基地局100は、PHS
規格で定められた時分割多重方式(TDMA/TDD、
Time Division Multiple Ac
cess/Time Division Duple
x)によりPHS移動局(以下、移動局と呼ぶ。)と無
線接続し、前記時分割多重に加えて、さらに空間多重を
行って移動局と通信する。 1 無線基地局100の構成 無線基地局100は、図1に示すように、アンテナ部1
1〜14、無線部21〜24、信号処理部50、モデム
部60、ベースバンド部70、制御部80及び情報記憶
部90から構成される。 (1)ベースバンド部70 ベースバンド部70は、ISDN回線を介して、交換機
と接続されている。
【0024】ベースバンド部70は、ISDN回線を介
して、パケットデータを受信し、受信したパケットデー
タからトラフッィク情報を抜き出し、TDMA変調処理
及び空間多重処理を行って、複数個のチャネルを介し
て、抜き出したトラフィック情報を複数個のベースバン
ド信号に分解し、モデム部60へ出力する。ここで、前
記TDMA変調処理は、PHS規格に従って1個のTD
MA/TDDフレーム内に4個のチャネルを時分割多重
する。1個のTDMA/TDDフレームは、4個の送信
タイムスロットと、4個の受信タイムスロットとから構
成される。1個の送信タイムスロットと1個の受信タイ
ムスロットの組は、時分割多重による1個のチャネルを
構成する。さらに、前記空間多重処理は、前記各タイム
スロットの組において最大4個のチャネルを空間多重す
る。従って、TDMA変調処理及び空間多重処理によ
り、1個のTDMA/TDDフレーム内に最大16個の
チャネルが多重化される。
【0025】また、ベースバンド部70は、1個のTD
MA/TDDフレーム内の最大16個のチャネルを介し
て、モデム部60から複数のベースバンド信号を受け取
り、複数の受け取ったベースバンド信号からパケットデ
ータを生成し、生成したパケットデータをISDN回線
を介して、出力する。 (2)モデム部60 モデム部60は、信号処理部50からπ/4シフトQP
SK(Quadrature Phase Shift
Keying)により変調されたベースバンド信号を
受け取り、変調されたベースバンド信号を復調して、ベ
ースバンド信号を生成し、生成したベースバンド信号を
ベースバンド部70へ出力する。
【0026】また、モデム部60は、ベースバンド部7
0からベースバンド信号を受け取り、受け取ったベース
バンド信号をπ/4シフトQPSKにより変調し、変調
されたベースバンド信号を信号処理部50へ出力する。
なお、モデム部60は、1個の時分割チャネルにおいて
空間多重される最大4つのTDMA/TDDフレームに
ついて、前記変調及び前記復調を並列して行う。 (3)情報記憶部90 情報記憶部90は、しきい値テーブル200及び品質指
標値テーブル300を有している。 (しきい値テーブル200)しきい値テーブル200
は、図2に一例として示すように、相関値しきい値21
1、電界強度比しきい値212および受信タイミング差
しきい値213をあらかじめ記憶している。
【0027】ここで、相関値しきい値211は、既に通
信チャネルを割り当てられ通信を行っている移動局の応
答ベクトルと新たに通信チャネルの割り当てを要求した
移動局の応答ベクトルとの相関値に関するしきい値であ
る。電界強度比しきい値212は、既に通信チャネルを
割り当てられ通信を行っている移動局から受信した信号
の電界強度と新たに通信チャネルの割り当てを要求した
移動局から受信した信号の電界強度との比に関するしき
い値である。
【0028】受信タイミング差しきい値213は、既に
通信チャネルを割り当てられ通信を行っている移動局の
受信タイミングと新たな通信チャネルの割り当てを要求
した移動局の受信タイミングとの差に関するしきい値で
ある。 (品質指標値テーブル300)品質指標値テーブル30
0は、図3に一例として示すように、各TDMA/TD
Dフレーム内の各タイムスロットについて、空間多重さ
れる4個のチャネルを用いる移動局の応答ベクトル30
3と電界強度304と受信タイミング305とを格納す
る領域をn個有している。
【0029】ここで、n=(搬送波周波数の種類の数)
×4(フレーム内のタイムスロットの数)である。図3
に一例として示すように、タイムスロット番号が「1」
のタイムスロットにおいて、チャネル番号が「1」の通
信チャネルを用いる移動局の応答ベクトルは「R1」、
電界強度は「I1」、受信タイミングは「P1」であ
り、チャネル番号が「2」の通信チャネルを用いる移動
局の応答ベクトルは「R2」、電界強度は「I2」、受
信タイミングは「P2」である。チャネル番号が「3」
及び「4」の通信チャネルはまだ用いられていないの
で、それぞれ、応答ベクトル、電界強度及び受信タイミ
ングは「空白」である。 (4)信号処理部50 信号処理部50は、信号調整部51、応答ベクトル算出
部53、RSSI検出部54及び受信タイミング検出部
55から構成され、具体的には、プログラマブルなDS
P(Digital Signal Processo
r)により実現される。 (信号調整部51)信号調整部51は、無線部21〜2
4から信号を受け取り、各TDMA/TDDフレーム内
の4個の受信タイムスロットにおいて、受信する信号の
内容が予め分かっている部分について、参照信号との誤
差が最小になるよう、移動局毎に重み係数を算出し、算
出した重み係数に従って無線部21〜24から受け取っ
た各信号の振幅と位相とを移動局毎に調整して加算す
る。これにより、無線部21〜24から受け取った空間
多重された信号から移動局毎の信号を分離し、モデム部
60へ出力する。また、モデム部60から移動局毎に受
け取った信号に対し、前記算出した重み係数をアンテナ
毎に乗じた信号を無線部21〜24へ出力する。これに
より、信号が所望の移動局のみへ送信されるよう指向性
パターンを形成する。 (RSSI検出部54)RSSI検出部54は、各TD
MA/TDDフレーム内のタイムスロット毎に、当該タ
イムスロットにおいて無線部21〜24が受信した移動
局の電界強度を検出し、既に通信チャネルを割り当てら
れ通信を行っている移動局について、検出した電界強度
を品質指標値テーブル300の当該タイムスロット及び
チャネル番号により特定される領域に書き込む。新たに
通信チャネルの割り当てを要求した移動局について、検
出した電界強度を制御部80へ出力する。
【0030】なお、RSSI検出部54は、移動局から
通信チャネルの割り当て要求があったときに、前記の検
出を行う。 (応答ベクトル算出部53)応答ベクトル算出部53
は、各TDMA/TDDフレーム内のタイムスロット毎
に、無線部21〜24から受け取った信号と信号調整部
51により調整された信号とに基づいて、当該タイムス
ロットにおいて通信している移動局の方向情報を含む応
答ベクトルを、次に示すようにして、算出する。
【0031】移動局a、移動局b、移動局c、移動局d
から送信される信号をAa(t)、Ab(t)、Ac(t)及びAd
(t)、それらの信号が基地局に到達し、無線部21〜2
4において受信される信号をそれぞれX1(t)、X2(t)、
X3(t)及びX4(t)とし、 X1(t) = h1aAa(t) + h1bAb(t) + h1cAc(t) + h1dAd(t) X2(t) = h2aAa(t) + h2bAb(t) + h2cAc(t) + h2dAd(t) X3(t) = h3aAa(t) + h3bAb(t) + h3cAc(t) + h3dAd(t) X4(t) = h4aAa(t) + h4bAb(t) + h4cAc(t) + h4dAd(t) と表わすとき、応答ベクトル算出部53は、Ra=(h1
a、h2a、h3a、h4a)を算出する。
【0032】ここで、Raは、移動局aの応答ベクトル
である。論理的には、無線部21に受信された信号X1
(t)と、移動局aから送信される信号Aa(t)との相関を
とることで、他局の信号の項が除かれh1aが求まるが、
移動局で信号の全体にわたってAa(t)を知ることは不可
能なため、信号調整部51によって分離された移動局a
の信号Uaを代用してh1aを漸近的に求めている。h2
a、h3a、h4aについても各々の無線部に受信された信
号と、分離された移動局aの信号Ua との相関をとるこ
とで求まる。
【0033】移動局b、移動局c、移動局dの応答ベク
トルRb 、Rc 、Rd についても同様にして算出する。
応答ベクトル算出部53は、既に通信チャネルを割り当
てられ通信を行っている移動局について、算出した応答
ベクトルを、品質指標値テーブル300内の当該タイム
スロット及びチャネル番号により特定される領域に書き
込む。新たに通信チャネルの割り当てを要求した移動局
について、算出した応答ベクトルを制御部80へ出力す
る。
【0034】なお、応答ベクトル算出部53は、移動局
から通信チャネルの割り当て要求があったときに、前記
の算出を行う。 (受信タイミング検出部55)受信タイミング検出部5
5は、各TDMA/TDDフレーム内のタイムスロット
毎に、信号調整部51から移動局毎に分離された信号を
取得し、当該タイムスロットにおいて通信している各移
動局について、タイムスロットの始点を基準として、U
W信号が受信される時刻を、次に示すようにして、測定
する。
【0035】タイムスロットにおいて送信される一連の
信号のうちUW信号が含まれる部分が、PHS規格で定
められている。受信タイミング検出部55は、UW信号
の受信波形をあらかじめ記憶している。受信タイミング
検出部55は、信号調整部51により移動局毎に分離さ
れた受信信号においてUW信号にあたる部分の信号波形
と、前記あらかじめ記憶されている信号波形との相関値
を計算する。ここで計算される相関値は、両波形が一致
する度合いを表す指標である。
【0036】受信タイミング検出部55は、前記計算し
た相関値の他に、前記UW信号にあたる部分を前後に1
乃至数シンボルの通信時間に相当する時間ずらした期間
を、順次対象として、各期間に受信された信号波形と予
め記憶されている信号波形との相関値を計算する。これ
らの中で最も高い相関値が得られた期間を、真にUW信
号が受信された期間(タイミング)であると判断する。
【0037】受信タイミング検出部55は、タイムスロ
ットの始点を基準として、前記UW信号が受信されたと
判断される期間の開始時刻を、各移動局に関する受信タ
イミングとする。なお、分解能は1波形周期に対するオ
ーバーサンプル数により決まる。受信タイミング検出部
55は、既に通信チャネルを割り当てられ通信を行って
いる移動局について、測定した受信タイミングを、品質
指標値テーブル300内の、当該タイムスロット及びチ
ャネル番号により特定される領域に書き込む。新たに通
信チャネルの割り当てを要求した移動局について、測定
した受信タイミングを制御部80へ出力する。
【0038】なお、受信タイミング検出部55は、移動
局から通信チャネルの割当要求があったときに、前記の
測定を行う。 (6)制御部80 制御部80は、具体的には、マイクロプロセッサ、コン
ピュータプログラム(以下、プログラム)の記録されて
いるROM(Read Only Memory)及び
作業用に用いられるRAM(Random Acces
s Memory)などから構成され、マイクロプロセ
ッサがROMに記録されているプログラムを実行するこ
とにより、その機能を達成する。
【0039】制御部80は、無線基地局100の全体の
動作を制御する。 (リンクチャネル確立時の処理)制御部80は、移動局
からリンクチャネル確立要求またはリンクチャネル確立
再要求(通信チャネルの割り当てを要求または再要求す
る信号)を受信した場合に、次に示すようにして、リン
クチャネル確立時の処理を行う。
【0040】制御部80は、TDMA/TDDフレーム
のタイムスロットを順次調べ、当該タイムスロットにお
いて既に通信中である他の移動局がなければ、当該タイ
ムスロットにおいて通信チャネルを割り当てる。他の移
動局が通信を行っている場合は、制御部80は、以下に
示す多重判定処理を行い、当該処理により多重可と判定
された場合には、当該タイムスロットにおいて空間多重
により通信チャネルを割り当てる。多重不可と判定され
た場合には、他のタイムスロットにおいて判定を繰り返
し、全てのタイムスロットにおいて多重不可と判定され
た場合に、通信チャネルの割り当てを拒否する。 (多重判定処理)制御部80は、多重判定処理により、
各タイムスロットにおいて、新規に通信チャネルを割り
当てようとする移動局と、既に通信チャネルを割り当て
られ通信を行っている移動局との空間多重の可否を、次
に示すようにして判定する。
【0041】制御部80は、新たに通信チャネルを割り
当てようとする移動局aの応答ベクトルRaを応答ベク
トル算出部53から受け取り、既に通信チャネルを割り
当てられ通信を行っている移動局Xの応答ベクトルRx
を品質指標値テーブル300の当該タイムスロット番号
とチャネル番号とにより識別される領域から読み出し、
応答ベクトルRaと応答ベクトルRxとの相関値Jaを
算出する。
【0042】次に、制御部80は、新たに通信チャネル
を割り当てようとする移動局aの電界強度IaをRSS
I検出部54から受け取り、既に通信チャネルを割り当
てられ通信を行っている移動局Xの電界強度Ixを品質
指標値テーブル300の当該タイムスロット番号とチャ
ネル番号とにより識別される領域から読み出し、電界強
度比Kaを Ka = | 20Log10( Ia / Ix )| により算出する。
【0043】次に、制御部80は、新たに通信チャネル
を割り当てようとする移動局aの受信タイミングPaを
受信タイミング検出部55から受け取り、既存の移動局
Xの受信タイミングPxを品質指標値テーブル300の
当該タイムスロットとチャネル番号とにより識別される
領域から読み出し、受信タイミング差Laを La = | Pa − Px | により算出する。
【0044】次に、制御部80は、算出した相関値Ja
と、しきい値テーブル200に記憶されている相関値し
きい値Jtとを比較する。また、算出した電界強度比K
aとしきい値テーブル200に記憶されている電界強度
比しきい値Ktとを比較する。また、算出した受信タイ
ミング差Laとしきい値テーブル200に記憶されてい
る受信タイミング差しきい値Ltとを比較する。
【0045】制御部80は、Ja≦Jt かつ Ka≦
Kt かつ La≧Ltの場合に、新規に通信チャネル
を割り当てようとする移動局と、既に通信チャネルを割
り当てられ通信を行っている移動局とは、当該タイムス
ロットにおいて空間多重可と判定し、その他の場合に、
多重不可と判定する。なお、タイムスロットにおいて既
に複数個(2〜3個)の移動局が空間多重により通信し
ている場合には、制御部80は、移動局毎に、前記の判
定処理を行い、全ての通信中の移動局と新たな移動局と
の間で空間多重可と判定される場合に、当該タイムスロ
ットにおいて空間多重可能と判定する。 2 無線基地局100の動作 無線基地局100の動作について説明する。
【0046】リンクチャネル確立時の動作について、図
4に示すフローチャートを用いて説明する。無線基地局
100は、移動局からリンクチャネル確立要求を受信し
(ステップS181)、又は無線基地局100は、移動
局からリンクチャネル確立再要求を受信し(ステップS
182)、応答ベクトル算出部53は応答ベクトルを算
出し(ステップS183)、受信タイミング検出部55
は受信タイミングを検出し(ステップS184)、RS
SI検出部54は電界強度を測定する(ステップS18
5)。
【0047】制御部80は、TDMA/TDDフレーム
のタイムスロットを順次1つづつ選び(ステップS18
6)、当該タイムスロットにおいて、既に通信を行って
いる移動局が存在するか否かを判断し(ステップS18
7)、通信中の移動局が存在しなければ、通信チャネル
を要求した移動局に対して通信チャネルを割り当てる
(ステップS192)。既に通信中の移動局があれば、
制御部80は、多重判定処理を行い(ステップS18
8)、多重可と判定された場合には(ステップS18
9)、通信チャネルを要求した移動局に対して空間多重
により通信チャネルを割り当てる(ステップS19
2)。多重不可と判定された場合には、他のタイムスロ
ットについて処理を繰り返し(ステップS190)、全
てのタイムスロットにおいて多重不可と判定された場合
に、通信チャネル割り当てを拒否する(ステップS19
1)。
【0048】次に、図4に示すフローチャートのステッ
プS188における多重判定処理の詳細について、図5
に示すフローチャートを用いて説明する。制御部80
は、当該タイムスロットにおいて既に通信を行っている
各移動局に対して図5のフローチャートに示した処理を
行う。制御部80は、通信チャネルを要求した移動局a
の応答ベクトルRaを応答ベクトル算出部53から受け
取り(ステップS221)、品質指標値テーブル300
の当該タイムスロットを識別するタイムスロット番号に
より識別される領域から、既に通信中の移動局Xの応答
ベクトルRxを読み出し(ステップS222)、応答ベ
クトルRaと応答ベクトルRxとの相関値Jaを算出す
る(ステップS223)。
【0049】次に、制御部80は、通信チャネルを要求
した移動局aの電界強度IaをRSSI検出部54から
受け取り(ステップS224)、品質指標値テーブル3
00の当該タイムスロットを識別するタイムスロット番
号により識別される領域から、既に通信中の移動局Xの
電界強度Ixを読み出し(ステップS225)、電界強
度比Kaを算出する(ステップS226)。
【0050】次に、制御部80は、通信チャネルを要求
した移動局aの受信タイミングPaを受信タイミング検
出部55から受け取り(ステップS227)、品質指標
値テーブル300の当該タイムスロットを識別するタイ
ムスロット番号により識別される領域から、既に通信中
の移動局Xの受信タイミングPxを読み出し(ステップ
S228)、受信タイミング差Laを算出する(ステッ
プS229)。
【0051】次に、制御部80は、算出した相関値Ja
と、しきい値テーブル200に記憶されている相関値し
きい値Jtとを比較し、算出した電界強度比Kaとしき
い値テーブル200に記憶されている電界強度比しきい
値Ktとを比較し、算出した受信タイミング差Laとし
きい値テーブル200に記憶されている受信タイミング
差しきい値Ltとを比較し、Ja≦Jt(ステップS2
30)かつKa≦Kt(ステップS231)かつLa≧
Lt(ステップS232)の場合に、多重可と判定し
(ステップS233)、その他の場合に多重不可と判定
する(ステップS234)。
【0052】制御部80は、当該タイムスロットにおい
て既に通信を行っている全ての移動局に対して多重可と
判定された場合に、当該タイムスロットにおいて多重可
と判定し、その他の場合に当該タイムスロットにおいて
多重不可と判定する。 3 まとめ 前記説明した無線基地局100は、空間多重により通信
チャネルを割り当てる際、タイムスロットにおいて既に
通信中の移動局から受信した信号と、新たに通信チャネ
ルの割り当てを要求した移動局から受信した信号との受
信タイミング差を検出し、検出された受信タイミング差
がしきい値以上ある場合にのみ、当該要求した移動局に
対して当該タイムスロットにおいて通信チャネルを割り
当てる。受信タイミング差がしきい値よりも小さい場合
には、適切な指向性パターンが形成できないと考えられ
るため、通信チャネルを割り当てない。本無線基地局1
00の構成によれば、空間多重通信に適した移動局の組
み合わせを、従来に比べてより精度良く判定し、適切に
空間多重するため、通信の安定性を増し、良好な通信品
質を保証することができる。 4 その他の変形例 (1)上記の実施の形態では、制御部80は、多重判定
処理において多重可と判定されたタイムスロットにおい
て、直ちに空間多重により通信チャネルを割り当てると
したが、制御部80は、新規な移動局と、既に通信を行
っている移動局との間の応答ベクトル相関値、電界強度
比及び受信タイミング差を、全てのタイムスロットにお
いて定し、タイムスロット毎に応答ベクトル相関値の最
大値、電界強度比の最小値及び受信タイミング差の最小
値を求め、求めた値から通信品質が最もよいと判断され
るタイムスロットにおいて通信チャネルを割り当てても
よい。 (2)しきい値テーブル200は、無線基地局毎に異な
るしきい値を記憶してもよい。例えば、干渉波の影響が
強い大都市部に設置される無線基地局においては、相関
値しきい値を小さく、電界強度比しきい値を大きく、受
信タイミング差しきい値を大きく設定して、多重可能と
判定するための条件を厳しくすることにより、干渉波の
影響を低減することができる。また、干渉波の影響が小
さい地域に設置される無線基地局においては、相関値し
きい値を大きく、電界強度比しきい値を小さく、受信タ
イミング差しきい値を小さく設定して、多重可能と判定
するための条件を緩めて、接続する移動局の数を増やす
ことができる。この構成によれば、通信品質と、接続移
動局数との間の関係を、無線基地局毎に効果的に調整す
ることができる。 (3)前記情報記憶部90は、異なるしきい値を記憶し
ている複数のしきい値テーブル200を備え、制御部8
0は前記多重判定処理において空間多重度数に応じたし
きい値を用いてもよい。各タイムスロットにおいて、多
重度数が増えた場合には干渉波の影響が増大すると考え
られる。従って、多重度数が高い場合には、小さい相関
値しきい値、大きい電界強度比しきい値及び大きい受信
タイミング差しきい値を記憶しているしきい値テーブル
を用いて、多重可能と判定するための条件を厳しくする
ことで干渉波の影響を低減し、多重度数が低い場合に
は、前記条件を緩めてもよい。この構成によれば、通信
品質と、接続移動局数との間の関係を、多重度数に応じ
て効果的に調整することができる。 (4)制御部80は、新規な移動局及び既に通信を行っ
ている移動局から受信した信号について、参照信号と比
較される部分の信号が同一かどうかを調べ、同一であれ
ば前記説明した空間多重の可否判定において受信タイミ
ングのしきい値比較を行い、相違していれば当該判定に
おいて受信タイミングを考慮しないとしてもよい。なぜ
なら、参照信号が異なる移動局間においては、受信タイ
ミングが一致しても両移動局の信号を分離できるからで
ある。 (5)無線基地局100は、新規な移動局に対し、参照
信号と比較される部分において、既に通信を行っている
何れの移動局の信号とも相異なる信号を送信するよう指
示し、移動局は当該指示に従って信号を送信してもよ
い。この構成によれば、何れの移動局の間についても参
照信号と比較される部分の信号が相違するため、前記説
明した空間多重の可否判定において受信タイミングを考
慮する必要がない。
【0053】
【発明の効果】本発明の無線基地局は、複数の移動局と
空間多重により無線通信を行う無線基地局であって、第
1の移動局から受信した信号と、第2の移動局から受信
した信号との受信タイミング差に基づいて空間多重にお
ける通信品質を判定することを特徴とする。
【0054】この構成によれば、前記2つの移動局から
受信した信号のタイミング差に基づいて両者を空間多重
した場合の通信品質を予見することができるため、無線
基地局は、新たな移動局から通信チャネルの割り当て要
求を受け付けた際に、新たな移動局から受信した信号
と、既に通信中の移動局から受信した信号との受信タイ
ミング差を加味して空間多重の可否を判断すれば、従
来、応答ベクトルの相関値と電界強度比とのみに基づい
て行っていた当該判断の精度を向上し、空間多重通信に
おいてより良好な通信品質を確保することができる。
【0055】本発明の無線基地局は、複数の移動局と空
間多重により無線通信を行う無線基地局であって、既に
通信中の移動局から受信した信号と、新たに無線通信し
ようとする移動局から受信した信号との受信タイミング
差に基づいて空間多重の可否を判定することを特徴とす
る。この構成によると、前記2つの移動局から受信した
信号の受信タイミング差に基づいて空間多重による通信
の可否を判定することができるため、受信タイミング差
が小さく、前記各移動局に対して適切な指向性を形成で
きない可能性がある場合には、空間多重による通信チャ
ネル割り当てを拒否して混信等の発生を未然に防ぎ、良
好な通信品質を確保することができる。
【0056】また、前記無線基地局は、既に通信中の移
動局から受信した信号と、新たに無線通信しようとする
移動局から受信した信号との受信タイミング差を検出す
る検出手段と、検出された受信タイミング差としきい値
とを比較することにより、当該新たな移動局を空間多重
の対象として含めるか否かを判定する多重判定手段とを
備えてもよい。
【0057】この構成によれば、前記と同様の効果を得
ることができる。また、前記無線基地局は、さらに、既
に通信中の移動局の応答ベクトルと新たに無線通信しよ
うとする移動局の応答ベクトルとの相関値、および、既
に通信中の移動局から受信した信号の電界強度と新たに
無線通信しようとする移動局から受信した信号の電界強
度との比を算出する算出手段を備え、前記多重判定手段
は、算出された応答ベクトルの相関値および電界強度の
比、並びに、検出された受信タイミングの差をそれぞれ
のしきい値と比較することにより、当該新たな移動局を
空間多重の対象として含めるか否かを判定してもよい。
【0058】この構成によれば、前記2つの移動局から
受信した信号について、受信タイミング差、応答ベクト
ルの相関値および電界強度の比を用いて、両者を空間多
重した場合の通信品質を予見できるため、空間多重可否
の判定精度を一層向上し、適切な移動局の組み合わせに
対してのみ空間多重による通信を許可することができ
る。
【0059】また、前記無線基地局は、前記既に通信中
の移動局と、新たに無線通信しようとする移動局とに、
移動局が信号を送信すべき期間として同一の時間枠を指
示し、当該時間枠において双方の移動局から送信される
信号を受信し、前記検出手段は、当該時間枠の始点を基
準として、各々の移動局が送信した信号が受信される時
刻を測定し、当該時刻の差を受信タイミング差として検
出してもよい。
【0060】この構成によると、前記と同様の効果を得
ることができる。本発明の制御方法は、複数の移動局と
空間多重により無線通信を行う無線基地局の制御方法で
あって、既に通信中の移動局から受信した信号と、新た
に無線通信しようとする移動局から受信した信号との受
信タイミング差を検出する検出ステップと、検出された
受信タイミング差としきい値とを比較することにより、
当該新たな移動局を空間多重の対象として含めるか否か
を判定する多重判定ステップとを有することを特徴とす
る。
【0061】この構成によると、前記2つの移動局から
受信した信号の受信タイミング差に基づいて空間多重に
よる通信の可否を判定することができるため、受信タイ
ミング差が小さく、前記各移動局に対して適切な指向性
を形成できない可能性がある場合には、空間多重による
通信チャネル割り当てを拒否して混信等の発生を未然に
防ぎ、良好な通信品質を確保することができる。
【0062】また、前記制御方法は、さらに、既に通信
中の移動局の応答ベクトルと新たに無線通信しようとす
る移動局の応答ベクトルとの相関値、および、既に通信
中の移動局から受信した信号の電界強度と新たに無線通
信しようとする移動局から受信した信号の電界強度との
比を算出する算出ステップを備え、前記多重判定ステッ
プは、算出された応答ベクトルの相関値および電界強度
の比、並びに、検出された受信タイミングの差をそれぞ
れのしきい値と比較することにより、当該新たな移動局
を空間多重の対象として含めるか否かを判定してもよ
い。
【0063】この構成によると、前記2つの移動局から
受信した信号について、受信タイミング差、応答ベクト
ルの相関値および電界強度の比を用いて、両者を空間多
重した場合の通信品質を予見できるため、空間多重可否
の判定精度を一層向上し、適切な移動局の組み合わせに
対してのみ空間多重による通信を許可することができ
る。
【0064】本発明プログラム記録媒体は、複数の移動
局と空間多重により無線通信を行う無線基地局を制御す
るプログラムを記録したプログラム記録媒体であって、
当該プログラムは、既に通信中の移動局から受信した信
号と、新たに無線通信しようとする移動局から受信した
信号との受信タイミング差を検出する検出ステップと、
検出された受信タイミング差としきい値とを比較するこ
とにより、当該新たな移動局を空間多重の対象として含
めるか否かを判定する多重判定ステップとを有すること
を特徴とする。
【0065】この構成によると、前記2つの移動局から
受信した信号の受信タイミング差に基づいて空間多重に
よる通信の可否を判定することができるため、受信タイ
ミング差が小さく、前記各移動局に対して適切な指向性
を形成できない可能性がある場合には、空間多重による
通信チャネル割り当てを拒否して混信等の発生を未然に
防ぎ、良好な通信品質を確保することができる。
【0066】なお、前記プログラムは、さらに、既に通
信中の移動局の応答ベクトルと新たに無線通信しようと
する移動局の応答ベクトルとの相関値、および、既に通
信中の移動局から受信した信号の電界強度と新たに無線
通信しようとする移動局から受信した信号の電界強度と
の比を算出する算出ステップを備え、前記多重判定ステ
ップは、算出された応答ベクトルの相関値および電界強
度の比、並びに、検出された受信タイミングの差をそれ
ぞれしきい値と比較することにより、当該新たな移動局
を空間多重の対象として含めるか否かを判定してもよ
い。
【0067】この構成によると、前記2つの移動局から
受信した信号について、受信タイミング差、応答ベクト
ルの相関値および電界強度の比を用いて、両者を空間多
重した場合の通信品質を予見できるため、空間多重可否
の判定精度を一層向上し、適切な移動局の組み合わせに
対してのみ空間多重による通信を許可することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線基地局100の機能ブロック図である。
【図2】しきい値テーブル200を示す一例である。
【図3】品質指標値テーブル300を示す一例である。
【図4】リンクチャネル確立時の処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】多重判定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11〜14 アンテナ部 21〜24 無線部 50 信号処理部 51 信号調整部 53 応答ベクトル算出部 54 RSSI検出部 55 受信タイミング検出部 60 モデム部 70 ベースバンド部 80 制御部 90 情報記憶部 100 無線基地局 200 しきい値テーブル 211 相関値しきい値 212 電界強度比しきい値 213 受信タイミング差しきい値 300 品質指標値テーブル 301 タイムスロット番号 302 空間多重番号 303 応答ベクトル 304 電界強度 305 受信タイミング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 FF00 5K028 AA15 BB06 CC02 CC05 DD01 DD02 RR01 5K042 AA06 CA12 CA17 EA01 EA14 FA15 GA14 JA03 5K067 AA33 BB02 BB04 CC01 CC04 DD24 EE02 EE10 EE22 GG11 JJ11 KK02 KK03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動局と空間多重により無線通信
    を行う無線基地局であって、 第1の移動局から受信した信号と、第2の移動局から受
    信した信号との受信タイミング差に基づいて空間多重に
    おける通信品質を判定することを特徴とする無線基地
    局。
  2. 【請求項2】 複数の移動局と空間多重により無線通信
    を行う無線基地局であって、 既に通信中の移動局から受信した信号と、新たに無線通
    信しようとする移動局から受信した信号との受信タイミ
    ング差に基づいて空間多重の可否を判定することを特徴
    とする無線基地局。
  3. 【請求項3】 前記無線基地局は、 既に通信中の移動局から受信した信号と、新たに無線通
    信しようとする移動局から受信した信号との受信タイミ
    ング差を検出する検出手段と、 検出された受信タイミング差としきい値とを比較するこ
    とにより、当該新たな移動局を空間多重の対象として含
    めるか否かを判定する多重判定手段とを備えることを特
    徴とする請求項2記載の無線基地局。
  4. 【請求項4】 前記無線基地局は、さらに、 既に通信中の移動局の応答ベクトルと新たに無線通信し
    ようとする移動局の応答ベクトルとの相関値、および、
    既に通信中の移動局から受信した信号の電界強度と新た
    に無線通信しようとする移動局から受信した信号の電界
    強度との比を算出する算出手段を備え、 前記多重判定手段は、算出された応答ベクトルの相関値
    および電界強度の比、並びに検出された受信タイミング
    の差をそれぞれのしきい値と比較することにより、当該
    新たな移動局を空間多重の対象として含めるか否かを判
    定することを特徴とする請求項3記載の無線基地局。
  5. 【請求項5】 前記無線基地局は、 前記既に通信中の移動局と、新たに無線通信しようとす
    る移動局とに、移動局が信号を送信すべき期間として同
    一の時間枠を指示し、当該時間枠において双方の移動局
    から送信される信号を受信し、 前記検出手段は、当該時間枠の始点を基準として、各々
    の移動局が送信した信号が受信される時刻を測定し、当
    該時刻の差を受信タイミング差として検出することを特
    徴とする請求項4記載の無線基地局。
  6. 【請求項6】 複数の移動局と空間多重により無線通信
    を行う無線基地局の制御方法であって、 既に通信中の移動局から受信した信号と、新たに無線通
    信しようとする移動局から受信した信号との受信タイミ
    ング差を検出する検出ステップと、 検出された受信タイミング差としきい値とを比較するこ
    とにより、当該新たな移動局を空間多重の対象として含
    めるか否かを判定する多重判定ステップとを有すること
    を特徴とする無線基地局の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記制御方法は、さらに、 既に通信中の移動局の応答ベクトルと新たに無線通信し
    ようとする移動局の応答ベクトルとの相関値、および、
    既に通信中の移動局から受信した信号の電界強度と新た
    に無線通信しようとする移動局から受信した信号の電界
    強度との比を算出する算出ステップを有し、 前記多重判定ステップは、算出された応答ベクトルの相
    関値および電界強度の比、並びに、検出された受信タイ
    ミングの差をそれぞれのしきい値と比較することによ
    り、当該新たな移動局を空間多重の対象として含めるか
    否かを判定することを特徴とする請求項6記載の無線基
    地局の制御方法。
  8. 【請求項8】 複数の移動局と空間多重により無線通信
    を行う無線基地局を制御するプログラムを記録したプロ
    グラム記録媒体であって、当該プログラムは、 既に通信中の移動局から受信した信号と、新たに無線通
    信しようとする移動局から受信した信号との受信タイミ
    ング差を検出する検出ステップと、 検出された受信タイミング差としきい値とを比較するこ
    とにより、当該新たな移動局を空間多重の対象として含
    めるか否かを判定する多重判定ステップとを有すること
    を特徴とするプログラム記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記プログラムは、さらに、 既に通信中の移動局の応答ベクトルと新たに無線通信し
    ようとする移動局の応答ベクトルとの相関値、および、
    既に通信中の移動局から受信した信号の電界強度と新た
    に無線通信しようとする移動局から受信した信号の電界
    強度との比を算出する算出ステップを有し、 前記多重判定ステップは、算出された応答ベクトルの相
    関値および電界強度の比、並びに、検出された受信タイ
    ミングの差をそれぞれのしきい値と比較することによ
    り、当該新たな移動局を空間多重の対象として含めるか
    否かを判定することを特徴とするプログラム記録媒体。
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