JP2001283593A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001283593A
JP2001283593A JP2000093929A JP2000093929A JP2001283593A JP 2001283593 A JP2001283593 A JP 2001283593A JP 2000093929 A JP2000093929 A JP 2000093929A JP 2000093929 A JP2000093929 A JP 2000093929A JP 2001283593 A JP2001283593 A JP 2001283593A
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JP
Japan
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circuit
signal
voltage
internal voltage
control circuit
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Application number
JP2000093929A
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English (en)
Inventor
Eita Tanahashi
栄太 棚橋
Katsumi Abe
克巳 阿部
Yasuhiro Suematsu
靖弘 末松
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部電圧が一時的に低くなっても内部電圧がリ
セットされずに安定した動作が可能な内部電圧発生回路
を備えた半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】外部電圧VEXTが所定の値に達すれば状
態が遷移する信号INITIを保持し、信号INITI
Lとして遅延回路12に入力するラッチ回路21をパワ
ーオンシーケンスの制御回路に付加することにより、低
電圧動作において外部電圧が一時的に低くなっても内部
電圧がリセットされることなく、安定した動作が可能な
外来ノイズ等の影響を受けない内部電圧発生回路を備え
た半導体記憶装置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に係
り、特に内部電圧発生回路を備える半導体記憶装置にお
いて、外部電圧が一時的に低い状態になっても内部電圧
がリセットされることなく、安定した動作を可能とする
制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体記憶装置は様々なシス
テムに使用されるが、1つのシステムにおいて非常に多
くの半導体記憶装置を搭載するものがある。この場合、
電源投入時に多くの半導体記憶装置が消費するピーク電
流が問題になる。
【0003】通常、半導体記憶装置には、複数の制御電
圧とそれらを発生させる回路が存在する。もし、これら
の回路が電源投入直後に1度に動作すれば、数百ミリア
ンペア乃至数アンペアのピーク電流が発生するが、1つ
のシステムに多くの半導体記憶装置を搭載する場合に
は、さらに搭載する個数倍の電流がシステムに流れ、断
線等によりシステムの電源供給部が破壊されるという問
題を生じる。
【0004】これらの対策として、内部電圧発生回路を
備える半導体記憶装置において、内部電圧を発生させる
順序をずらしてピーク電流を分散させるパワーオンシー
ケンスに種々の工夫がなされている。
【0005】従来のパワーオンシーケンスを実現するた
めの直流系(以下DC系と呼ぶ)の構成例を図6乃至図
8に示す。このDC系は大別して図6に示す直流電圧
(以下DC電圧と呼ぶ)発生回路群と、図7、図8に示
す制御回路群から構成される。はじめに、図6に示すD
C電圧発生回路群の構成と接続について説明する。
【0006】DC電圧発生回路群の主な回路は、バンド
ギャップリファレンス回路(以下BGR回路と呼ぶ)1
と、VBB制御回路2と、VPP制御回路3と、VBB
ポンプ回路4と、VPPポンプ回路5から構成される。
ここでポンプ回路とは、複数のダイオードとコンデンサ
からなる電荷転送路を交流信号で駆動する昇圧回路のこ
とである。
【0007】BGR回路1は、外部電圧VEXTと半導
体記憶装置のソース線電圧VSSからVBB制御回路及
びVPP制御回路の基準電圧となる出力信号vBGRを
生成する。このvBGRは、温度、プロセス、及び電圧
依存性の低い信号である。VBB制御回路2とVBBポ
ンプ回路4は、VBBを規定の電圧にするための回路で
ある。ここでVBBは、半導体記憶装置のNチャンネル
トランジスタに基板バイアスを供給する電源であり、通
常0Vよりも低い電圧を与える。VPP制御回路3とV
PPポンプ回路5はVPPを規定の電圧にするための回
路である。ここでVPPは半導体記憶装置のワード線を
昇圧する電源である。
【0008】図6に示すように、BGR回路1の出力信
号vBGRがVBB制御回路2とVPP制御回路3の両
方の入力となる。VBB制御回路2は2個の入力部を備
え、その一方に前記出力信号vBGRが入力し、他方に
後に説明するVBB制御回路2の活性化トリガー信号V
BBGOが入力する。VBB制御回路2からVBBポン
プ回路4の制御信号bVBBLMTを生成する。この制
御信号bVBBLMTは、VBBポンプ回路4の入力信
号となり基板バイアス供給電圧VBBが生成される。こ
のVBBはVBB制御回路2へフィードバックされる。
【0009】VPP制御回路3もVBB制御回路2と同
様に2個の入力部を備え、その一方に前記BGR回路1
の出力信号vBGRが入力し、他方に後に説明するVP
P制御回路3の活性化トリガー信号VPPGOが入力す
る。VPP制御回路3からVPPポンプ回路5の制御信
号bVPPLMTを出力する。この制御信号bVPPL
MTは、VPPポンプ回路5の入力信号となりワード線
昇圧電源VPPが生成される。このVPPはVPP制御
回路3へフィードバックされる。
【0010】次に、図7乃至図10に示す制御回路群の
構成について説明する。前記制御回路群は、主として図
7に示すVINTOK回路11と、遅延回路12と、図
8(a)に示すフリップフロップ7と、図8(b)に示
すフリップフロップ9と、図9、図10に示すカレント
ミラー回路15、18から構成される。
【0011】図7に示すVINTOK回路11では、外
部電圧VEXTが所定の電圧Vaを越えれば状態が遷移
しハイレベル(以下“H”と呼ぶ)になる出力信号IN
ITIを生成する。遅延回路12は、VINTOK回路
11の出力信号INITIを遅延させる回路であり、半
導体記憶装置のチップの内部電圧発生回路を活性化する
トリガ信号VREFOKを出力する。
【0012】遅延回路12の出力VREFOKは、図8
(a)に示す次段遅延回路6に入力され、図6に示すV
BB制御回路2の活性化トリガー信号VBBGOとして
次段遅延回路6から出力される。また、図9に示すカレ
ントミラー回路15では、VBB制御回路2の基準電圧
vBGRと電圧Vbとを比較し、その出力が2入力NA
NDゲート17の一方の端子に入力される。ここで電圧
Vbは、抵抗分圧回路16を用いて外部電圧VEXTと
基板バイアス供給電源VBBとを分圧したVBBの変化
に追随する電圧である。
【0013】2入力NANDゲート17の他方の端子に
は、図8(a)における次段遅延回路6から出力したV
BB制御回路2の活性化トリガー信号VBBGOが入力
され、図6に示すVBBポンプ回路4の制御信号bVB
BLMTを出力する。このVBBポンプ回路4の制御信
号bVBBLMTと、VBB制御回路2の活性化トリガ
ー信号VBBGOとが、図8(a)のフリップフロップ
7に入力され、インバータ8を介して信号VBBOKを
出力する。以上が基板バイアス供給電圧VBBの制御回
路群である。
【0014】内部電圧発生回路のトリガー信号VREF
OKと前記信号VBBOKが、図7に示すANDゲート
13に入力され、図6のVPP制御回路3の活性化トリ
ガー信号VPPGOを出力する。
【0015】また、図10に示すカレントミラー回路1
8では、VPP制御回路3の基準電圧vBGR(図6の
VBB制御回路2と並列に入力される)と電圧Vcとを
比較し、その出力が2入力NANDゲート20の一方の
端子に入力される。ここで、電圧Vcは抵抗分圧回路1
9を用いてワード線昇圧電圧VPPとソース線電圧VS
Sとを分圧したワード線昇圧電圧VPPの変化に追随す
る電圧である。
【0016】2入力NANDゲート20の他方の端子に
は、図7におけるANDゲート13から出力したVPP
制御回路3の活性化トリガー信号VPPGOが入力さ
れ、図6に示すVPPポンプ回路5の制御信号bVPP
LMTを出力する。このVPPポンプ回路5の制御信号
bVPPLMTと、VPP制御回路3の活性化トリガー
信号VPPGOとが、図8(b)のフリップフロップ9
に入力され、インバータ10を介して信号VPPOKを
出力する。以上がワード線昇圧電圧VPPの制御回路群
である。
【0017】VPP制御回路3の活性化トリガー信号V
PPGOと前記信号VPPOKが、図7のAND回路1
4の入力となり、出力CHRDYを生成する。ここでC
HRDYとは、内部電圧発生回路の出力電圧VBB、V
PPが半導体記憶装置の所定の内部電圧の値に達すれば
状態が遷移する信号である。すなわち、内部電圧VB
B、VPPのパワーアップが終了した状態を受けて活性
化するトリガ信号であり、これを受けて半導体記憶装置
のリード及びライト等、各種コマンドの受付が可能にな
る。
【0018】次に、図11に示すタイミング波形図を用
いて従来のパワーオンシーケンスを実現するためのDC
系の動作について説明する。電源投入直後、VEXTが
上昇し、BGR回路、VINTOK回路が動作を開始す
る。しばらくして、BGR回路1の出力信号vBGRが
定常レベルに到達する。同時にVINTOK回路11で
は、VEXTが所定の値Vaを越えれば“H”になる出
力信号INITIを生成する。
【0019】遅延回路12は、信号INITIを遅延さ
せる回路であり、回路の基準電圧を与える信号vBGR
が一定の定常電圧レベルに達した時点でチップの内部電
圧発生回路の活性化トリガ信号VREFOKを“H”と
する(ステップ)。ここでは信号vBGRが定常レベ
ルに達したことを検知するため遅延回路12を使って時
間規定で検知する方法を用いているが、信号vBGRの
レベルを直接モニタして検知信号を生成しても良い。
【0020】信号VREFOKが“H”になれば、遅延
段6を介してVBB制御回路2を活性化するトリガ信号
VBBGOが“H”となる(ステップ)。VBB制御
回路2とそのポンプ回路4はVBBを規定の電圧にする
回路である。
【0021】VBBが規定の負の電圧に達していなけれ
ば、抵抗分圧回路16により分圧されたVBB、VEX
Tの分圧電圧VbがVBB制御回路2の基準電圧vBG
Rより高く、カレントミラー回路15の動作によりbV
BBLMTの状態“H”が維持される。
【0022】bVBBLMTが“H”であれば、VBB
を規定の電圧にするようポンプ回路4が動作し、VBB
が規定の電圧に達すれば(ステップ)前記分圧電圧V
bが基準電圧vBGRより低くなり、カレントミラー回
路15の動作によりbVBBLMTはローレベル(以下
“L”と呼ぶ)に遷移する(ステップ)。
【0023】すなわち、 vBGR<Vbならば、bVBBLMT;“H”(ポン
プ回路4が動作) vBGR>Vbならば、bVBBLMT;“L”(ポン
プ回路4が停止) となる。
【0024】bVBBLMTが“L”になれば、VBB
GOが“H”なのでフリップフロップ7によりVBBO
Kが“L”から“H”に遷移し(ステップ)、ポンプ
回路4の動作が停止する。VBBGOが“H”となった
後、仮に所定のVBBから電位が浮けば、bVBBLM
Tは“H”となりポンプ回路4が再び動作するが、この
ときVBBOKは、フリップフロップ7により状態
“H”が維持される。
【0025】VREFOK、VBBOKが共に“H”で
あるため、AND回路13から出力するVPP制御回路
の活性化トリガ信号VPPGOも“L”から“H”に遷
移する(ステップ)。VPPが規定の電圧に達してい
なければ、抵抗分圧回路19により分圧されたVPP、
VSSの分圧電圧VcがVPP制御回路3の基準電圧v
BGRより高く、カレントミラー回路18の動作により
bVPPLMTの状態“H”が維持される。
【0026】bVPPLMTが“H”であれば、VPP
を規定の電圧にするようポンプ回路5が動作する。VP
Pが規定の電圧に達すれば(ステップ)前記分圧電圧
Vcが基準電圧vBGRより低くなり、カレントミラー
回路18の動作によりbVPPLMTは“L”に遷移す
る(ステップ)。
【0027】すなわち、 vBGR<Vcならば、bVPPLMT;“H”(ポン
プ回路5が動作) vBGR>Vcならば、bVPPLMT;“L”(ポン
プ回路5が停止) となる。
【0028】bVPPLMTが“L”になれば、VPP
GOが“H”なのでフリップフロップ9により、VPP
OKが“L”から“H”に遷移し(ステップ)、ポン
プ回路5の動作が停止する。VPPGOが“H”となっ
た後、仮に所定のVPPから電位が下がれば、bVPP
LMTは“H”となりポンプ回路5が再び動作するが、
VPPOKはフリップフロップ9により状態“H”が維
持される。
【0029】VPPGO、VPPOKが共に“H”であ
るためANDゲート14から出力するチップ活性化トリ
ガ信号CHRDYも“L”から“H”に遷移する(ステ
ップ(10))。
【0030】このように、従来のシステムでは、信号I
NITIが“H”になった後、信号VREFOK、VB
BGO、VBBOK、VPPGO、VPPOKの順に
“H”に遷移し、その後、チップ活性化トリガ信号CH
RDYが“H”になるように構成される。
【0031】近年半導体メモリは、携帯情報端末やノー
トパソコン等、バッテリ駆動型のシステムに多く使用さ
れるようになり、低消費電力化が非常に重要な技術とな
りつつある。それを実現する方法の1つは電源電圧(外
部電圧VEXT)を低下させることである。しかし、図
12の最上段に示すように、外部電圧VEXTが低い状
態で通常の読み出し、書き込み動作をすれば、外来ノイ
ズ等の影響を受け外部電圧VEXTが一時的にVaを下
回ることが起こり得る。
【0032】前述のパワーオンシーケンスにおいて、外
来ノイズ等の影響を受けて、信号INITIが図12の
中段に示すように“L”に遷移すれば、信号VREFO
Kが“L”になり、一度確定した内部電圧VBB、VP
Pが全てリセットされ、図12の下段に示すように信号
CHRDYも“L”となる。そして、外部電圧VEXT
が所定の電圧Vaを越えれば再び前述のパワーオンシー
ケンスが開始されるという望ましくない問題を生じる。
【0033】この所定の電圧Vaは、VINTOK回路
11の中で使われているバイポーラトランジスタの温度
特性や製造プロセスでばらつくため、電圧Vaの値を現
状より低下させることは望ましくない。このため、今後
外部電圧VEXTが2.2V等の低電圧化に向かえば、
前記電圧Vaとの関係から低電圧動作における動作マー
ジンが小さくなって前述のパワーオンシーケンスが不安
定になり、正常な動作を保証することが極めて困難にな
るという問題が生じる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
バッテリ駆動型のシステムに使用される半導体記憶装置
には、低電圧動作における動作マージンが小さくパワー
オンシーケンスが不安定になるという問題があった。
【0035】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、外部電圧VEXTが外来ノイズ等の影響を受
けて一時的に低い状態になっても、一度確定した内部電
圧が全てリセットされるという不安定な動作が回避され
たパワーオンシーケンスを備える半導体記憶装置を提供
することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、外部電圧VEXTが所定の値に達すれば状態が遷移
する信号INITIを保持するラッチ回路を制御回路に
付加することにより、低電圧動作においても外来ノイズ
等の影響を受けないパワーオンシーケンスを備えること
を特徴とする。
【0037】具体的には本発明の半導体記憶装置は、少
なくとも1つの内部電圧発生回路を具備する半導体記憶
装置において、前記内部電圧発生回路は外部電圧VEX
Tが所定の値Vaに達すれば状態が遷移する信号INI
TIにより活性化され、かつ、前記内部電圧発生回路は
前記信号INITIをラッチするラッチ回路を備えるこ
とを特徴とする。
【0038】好ましくは前記ラッチ回路は、前記内部電
圧発生回路の出力電圧VBB、VPPが所定の値に達す
れば状態が遷移する信号CHRDYを前記ラッチ回路に
よる前記信号のラッチに用いることを特徴とする。
【0039】また、本発明の半導体記憶装置は、少なく
とも基準電圧発生回路BGRと内部電圧制御回路(VB
B、VPPの制御回路)と昇圧回路PUMPからなる内
部電圧発生回路を具備する半導体記憶装置において、前
記内部電圧制御回路は、前記昇圧回路PUMPから出力
された前記半導体記憶装置の内部電圧VBB、VPPを
前記内部電圧制御回路に帰還する帰還回路を備え、前記
内部電圧制御回路は、前記基準電圧発生回路BGRから
出力する基準電圧vBGR、及び前記内部電圧制御回路
を活性化するトリガー信号VBBGO、VPPGOを受
けて、前記昇圧回路から帰還された前記半導体記憶装置
の内部電圧VBB、VPPと前記基準電圧vBGRとを
比較することにより状態が遷移する前記昇圧回路の制御
信号bVBBLMT、bVPPLMTを出力するもので
あり、前記内部電圧制御回路を活性化するトリガー信号
VBBGO、VPPGOは、外部電圧VEXTが所定の
値Vaに達すれば状態が遷移する信号INITIが遅延
回路を介して出力されるものであり、かつ、前記遅延回
路は入力部にラッチ回路を備え、前記内部電圧制御回路
を活性化するトリガー信号VBBGO、VPPGOは、
前記外部電圧VEXTが所定の値Vaに達すれば状態が
遷移する信号INITIが前記ラッチ回路を介し、IN
ITILとして前記遅延回路に入力されることを特徴と
する。
【0040】好ましくは前記ラッチ回路は、前記昇圧回
路PUMPの出力電圧VBB、VPPが前記半導体記憶
装置の所定の内部電圧の値に達すれば状態が遷移する信
号CHRDYを、前記ラッチ回路の入力部に配置したゲ
ート回路の開閉に用いることを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0042】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体記憶装置のパワーオンシーケンスの制御回路の構
成を示す図である。図1に示す制御回路は、図7におけ
るVINTOK回路11と遅延回路12の間に、ラッチ
回路21を追加したものである。
【0043】VINTOK回路11の出力信号INIT
Iがラッチ回路21の入力となる。チップ活性化トリガ
ー信号CHRDYを用いて出力信号INITIをラッチ
回路21にラッチし、出力信号INITILとして前記
ラッチ回路21から出力する。ラッチ回路21の構成例
が図2、図3に示されている。
【0044】図2(b)に示すラッチ回路は、信号IN
ITIがCMOS転送ゲート23を介してラッチ部24
でラッチされ、インバータ25を介して信号INITI
Lとして出力するよう構成される。このとき、図2
(a)に示すように、インバータ22を用いて信号CH
RDYを反転したbCHRDYを生成し、CMOS転送
ゲート23を開閉する。また、ラッチ部24の一方のイ
ンバータを信号CHRDYとbCHRDYとで動作する
クロックドインバータとしている。図3(b)にラッチ
回路の他の例を示す。図3(b)では、図2(b)のC
MOS転送ゲート23の代わりにクロックドインバータ
27を用いている。
【0045】このように、チップ活性化トリガー信号C
HRDYを用いてラッチ回路21にラッチされた信号I
NITIを信号INITILとして出力し、この信号I
NITILを次段遅延回路12に入力すれば、信号CH
RDYを用いてラッチ回路21にラッチされた信号IN
ITIは外来ノイズ等により状態が遷移しないので、信
号INITILにより一度確定した内部電圧が外来ノイ
ズ等によりリセットされる問題を回避することができ
る。信号INITILを遅延回路12に入力した後のD
C電圧発生回路群、及び制御回路群の動作は次のとおり
である。
【0046】遅延回路12の出力信号VREFOKは、
図8(a)に示す次段遅延回路6に入力され信号VBB
GOを出力する。信号VBBGOは図6に示すVBB制
御回路2を活性化するトリガ信号である。また、BGR
回路1から出力される回路基準電圧vBGRと信号VB
BGOをVBB制御回路2に入力し、VBBポンプ回路
4の制御信号bVBBLMTを出力する。
【0047】ここで、VBB制御回路2は図9のように
構成される。VBB制御回路2の活性化トリガー信号V
BBGOとVBBポンプ回路4の制御信号bVBBLM
Tとを図8(a)のフリップフロップ7に入力し、イン
バータ8を介して信号VBBOKを出力する。
【0048】信号VREFOKと信号VBBOKが、図
7のANDゲート13の入力となり、信号VPPGOを
出力する。信号VPPGOは図6に示すVPP制御回路
3を活性化するトリガ信号である。また、BGR回路1
から出力される回路基準電圧vBGRと信号VPPGO
をVPP制御回路3に入力し、VPPポンプ回路5の制
御信号bVPPLMTを出力する。
【0049】ここでVPP制御回路3は、図10のよう
に構成される。VPP制御回路3の活性化トリガー信号
VPPGOとVPPポンプ回路5の制御信号bVPPL
MTとを図8(b)のフリップフロップ9に入力し、イ
ンバータ10を介して信号VPPOKを出力する。
【0050】信号VPPGOとVPPOKが、ANDゲ
ート14の入力となり、信号CHRDYを生成する。こ
こで信号CHRDYとは、内部電圧が終了したのを受け
て活性化するトリガ信号であり、リード及びライトなど
の各種コマンドの受け付けが可能になる。
【0051】次に、本発明におけるパワーオンシーケン
スについて説明する。パワーオンシーケンスのタイミン
グ波形を図4に示す。電源投入の直後に外部電圧VEX
Tが上昇すれば、図6のBGR回路1、図7のVINT
OK回路11が動作を開始する。VINTOK回路11
では、外部電圧VEXTが所定の電圧Vaを越えれば
“H”になる出力信号INITIを生成する。時刻t1
において、図1に示すラッチ回路21では、例えば図2
(b)の信号CHRDYが“L”なのでCMOS転送ゲ
ート23はオンとなる。
【0052】従って、信号INITIがそのままスルー
して信号INITILは“H”となる。図1に示す遅延
回路12はINITIL信号を遅延させる回路であり、
回路の基準電圧vBGRが一定になる時点でチップの内
部電圧発生回路の活性化トリガ信号VREFOKを
“H”とする(ステップ)。信号VREFOKが
“H”になれば、図6のVBB制御回路2を活性化する
トリガ信号VBBGOが“H”となる(ステップ)。
VBB制御回路2とそのポンプ回路4は、基板電圧VB
Bを規定の値にする回路である。
【0053】基板電圧VBBが規定の電圧に達しないと
きは、図9の抵抗分圧回路16において、VBB、VE
XTが分圧された電圧Vbが回路の基準電圧vBGRよ
り高いので、カレントミラー15の動作でポンプ回路4
の制御信号bVBBLMTは“H”となる。制御信号b
VBBLMTが“H”であれば、VBBを規定の電圧に
すべくポンプ回路4が動作する。VBBが規定の電圧に
なれば(ステップ)前記Vbが回路の基準電圧vBG
Rより低くなり、カレントミラー回路15の動作でポン
プ回路4の制御信号bVBBLMTは“L”となり(ス
テップ)、ポンプ回路4の動作は停止する。
【0054】bVBBLMTが“L”になれば、VBB
GOが“H”なのでフリップフロップ7によりVBBO
Kが“L”から“H”に遷移し(ステップ)ポンプ回
路4の動作が停止する。VBBGOが“H”となった
後、仮に所定のVBBから電位が浮けば、bVBBLM
Tは“H”となりポンプ回路4が再び動作するが、この
ときVBBOKは、フリップフロップ7により状態
“H”が維持される。
【0055】VREFOK、VBBOKが共に“H”で
あるため、ANDゲート13から出力するVPP制御回
路の活性化トリガ信号VPPGOも“L”から“H”に
遷移する(ステップ)。VPPが規定の電圧に達して
いなければ、抵抗分圧回路19により分圧されたVP
P、VSSの分圧電圧VcがVPP制御回路3の基準電
圧vBGRより高くカレントミラー18の動作によりb
VPPLMTの状態“H”が維持される。
【0056】bVPPLMTが“H”であれば、VPP
を規定の電圧にするようポンプ回路5が動作する。VP
Pが規定の電圧に達すれば(ステップ)前記分圧電圧
Vcが基準電圧vBGRより低くなり、カレントミラー
15の動作によりbVPPLMTは“L”に遷移する
(ステップ)。
【0057】bVPPLMTが“L”になれば、VPP
GOが“H”なのでフリップフロップ9により、VPP
OKが“L”から“H”に遷移し(ステップ)、ポン
プ回路5の動作が停止する。VPPGOが“H”となっ
た後、仮に所定のVPPから電位が下がれば、bVPP
LMTは“H”となりポンプ回路5が再び動作するが、
VPPOKはフリップフロップ9により状態“H”が維
持される。
【0058】VPPGO、VPPOKが共に“H”であ
るためANDゲート14から出力するチップ活性化トリ
ガ信号CHRDYも“L”から“H”に遷移する(ステ
ップ(10))。
【0059】時刻t2において、図1に示すラッチ回路
21では、例えば図2(b)の信号CHRDYが“H”
なのでCMOS転送ゲート23はオフとなる。従って、
出力信号INITILは入力信号INITIの影響を受
けなくなる。すなわち、出力信号INITILは状態
“H”にラッチされる。
【0060】仮に外部電圧VEXTが外来ノイズ等の影
響を受けて一時的に所定の電圧Vaを下回り、信号IN
ITIが“L”にリセットされたとしても、CMOS転
送ゲート23はオフなので、信号INITILの状態
“H”は維持され、内部電圧がリセットされて信号CH
RDYが“L”となることはない。
【0061】この時のタイミング波形を図5に示す。先
に図12に示す従来のパワーオンシーケンスにおいて、
外部電圧VEXTがノイズ等の影響を受けて一時的に所
定の電圧Vaを下回り、信号INITIが図12の中段
に示すように“L”になれば、信号VREFOKが
“L”になり、一度確定した内部電圧VBB、VPPが
全てリセットされ、図12の下段に示すように信号CH
RDYも“L”になるという問題があった。このため、
外部電圧VEXTが所定の電圧Vaを越えれば再びパワ
ーオンシーケンスが開始されるという望ましくない問題
が生じていた。
【0062】しかし、本発明のラッチ回路21を備える
パワーオンシーケンスの制御回路を用いれば、図5の最
上段に示すように外部電圧VEXTが外来ノイズ等の影
響を受けて一時的に所定の電圧Vaを下回り、図5の2
段目に示すように信号INITIが“L”になっても、
ラッチ回路21にラッチされた図5の3、4段目の信号
INITIL及びCHRDYは“H”のままであり、一
度確定したパワーオンシーケンスがリセットされること
はない。なお本発明は上記の実施の形態に限定されるこ
とはない。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
【0063】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体記憶装置
によれば、内部電圧発生回路を活性化するINITI信
号を、CHRDY信号によりINITIL信号としてラ
ッチする回路を設けることにより、外部電圧VEXTが
一時的に低い状態になっても内部電圧がリセットされる
ことなく安定した動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラッチ回路を含むDC電圧制御回路の
構成図。
【図2】本発明のラッチ回路の一例を示す図。
【図3】本発明のラッチ回路の他の例を示す図。
【図4】本発明のパワーオンシーケンスのタイミング波
形図。
【図5】本発明のラッチ回路を備える場合のタイミング
波形図。
【図6】DC電圧発生回路の構成図。
【図7】従来のDC電圧制御回路の構成図。
【図8】VBB、VPP制御回路の構成図。
【図9】カレントミラー型VBB制御回路の構成図。
【図10】カレントミラー型VPP制御回路の構成図。
【図11】従来のパワーオンシーケンスのタイミング波
形図。
【図12】従来のパワーオンシーケンスの問題点を示す
タイミング波形図。
【符号の説明】
1…バンドギャップリファレンス(BGR)回路 2…VBB制御回路 3…VPP制御回路 4…VBBポンプ回路 5…VPPポンプ回路 6…次段遅延回路 7、9…フリップフロップ回路 8、10、22、26…インバータ 11…VINTOK回路 12…遅延回路 13、14…ANDゲート 15、18…カレントミラー回路 16、19…抵抗分圧回路 17、20…NANDゲート 21…ラッチ回路 23…CMOS転送ゲート 24、28…ラッチ部
フロントページの続き (72)発明者 阿部 克巳 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 末松 靖弘 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 5B011 DB05 EB01 GG03 JA21 MB06 5B015 HH05 JJ15 KB63 KB65 KB73 QQ18 5B024 AA03 BA23 BA27 CA07 CA15 5F038 DF08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの内部電圧発生回路を具
    備する半導体記憶装置において、 前記内部電圧発生回路は外部電圧が所定の値に達すれば
    状態が遷移する信号により活性化され、かつ、前記内部
    電圧発生回路は前記信号をラッチするラッチ回路を備え
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ラッチ回路は、前記内部電圧発生回
    路の出力電圧が所定の値に達すれば状態が遷移する信号
    を前記ラッチ回路による前記信号のラッチに用いること
    を特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも基準電圧発生回路と内部電圧
    制御回路と昇圧回路からなる内部電圧発生回路を具備す
    る半導体記憶装置において、 前記内部電圧制御回路は、前記昇圧回路から出力された
    前記半導体記憶装置の内部電圧を前記内部電圧制御回路
    に帰還する帰還回路を備え、 前記内部電圧制御回路は、前記基準電圧発生回路から出
    力する基準電圧、及び、前記内部電圧制御回路を活性化
    するトリガー信号を受けて、前記昇圧回路から帰還され
    た前記半導体記憶装置の内部電圧と前記基準電圧とを比
    較することにより状態が遷移する前記昇圧回路の制御信
    号を出力するものであり、 前記内部電圧制御回路を活性化するトリガー信号は、外
    部電圧が所定の値に達すれば状態が遷移する信号が遅延
    回路を介して出力されるものであり、 かつ、前記遅延回路は入力部にラッチ回路を備え、前記
    内部電圧制御回路を活性化するトリガー信号は、前記外
    部電圧が所定の値に達すれば状態が遷移する信号が前記
    ラッチ回路を介して前記遅延回路に入力されることを特
    徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記ラッチ回路は、前記昇圧回路の出力
    電圧が前記半導体記憶装置の所定の内部電圧の値に達す
    れば状態が遷移する信号を、前記ラッチ回路の入力部に
    配置したゲート回路の開閉に用いることを特徴とする請
    求項3記載の半導体記憶装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7173479B2 (en) 2003-10-17 2007-02-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
KR100902484B1 (ko) 2002-12-28 2009-06-10 매그나칩 반도체 유한회사 리셋 방지 회로
JP2010033692A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Hynix Semiconductor Inc 負電圧生成回路及びこれを用いた半導体メモリ装置
US7679412B2 (en) 2007-09-27 2010-03-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Power supply circuit

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