JP2001282889A - 省エネルギ・サービス支援システム及び省エネルギ・サービス対価計算方法 - Google Patents

省エネルギ・サービス支援システム及び省エネルギ・サービス対価計算方法

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JP2001282889A
JP2001282889A JP2000092858A JP2000092858A JP2001282889A JP 2001282889 A JP2001282889 A JP 2001282889A JP 2000092858 A JP2000092858 A JP 2000092858A JP 2000092858 A JP2000092858 A JP 2000092858A JP 2001282889 A JP2001282889 A JP 2001282889A
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Japan
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JP2000092858A
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Tetsuhisa Kumano
哲久 熊野
Hidenari Ozawa
秀成 小沢
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】省エネルギ・サービスの対価を計算できるよう
にする。 【解決手段】エネルギの需要量に関するデータと、エネ
ルギ供給設備の運転状況に関するデータとを、所定の時
間間隔で各顧客のデータ収集装置から受信する手段と、
受信したデータを顧客毎に蓄積する顧客エネルギ情報デ
ータベースと、顧客エネルギ情報データベースを参照し
て、実際のエネルギコスト及び本サービス提供前の状態
におけるエネルギコストとをサービス対価算出周期毎に
計算し、当該計算結果に基づき所定の規則に従って省エ
ネルギ・サービスに対する対価を顧客毎に計算する手段
とを有する。顧客エネルギ情報データベースを参照し
て、各顧客のエネルギ供給設備の最適運転方法を決定す
る手段及び最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に
対して送信する手段をさらに設ければ、実際のエネルギ
コストをさらに削減するサービスも提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、顧客の施設におけ
るガスや電気等の省エネルギの実現を支援するサービス
を行うための省エネルギ・サービス支援システム及び方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】コージェネレーション設備は、化石燃
料、例えば都市ガスにより発電を行うと共に、発電にお
いて発生した排熱を蒸気、温水の形態で回収し、熱源と
して有効利用するための設備である。従来から、コージ
ェネレーション設備を導入することにより、顧客の電力
使用量の削減、契約電力の低減による電気料金全体の削
減、及び排熱利用による熱源費コストの削減により、総
エネルギ使用量及びコストを低減せしめることが行われ
てきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コージェネレ
ーション等の設備を導入する等して達成される省エネル
ギ効果に応じた対価を得るようなサービスは存在してい
なかった。
【0004】また、コージェネレーション設備を導入し
た顧客は、コージェネレーション設備からの電力・排熱
が最も有効に利用できるように、顧客自ら顧客設備構内
の電力使用量、燃料使用量、発電電力量、熱源機器運転
状況、空調設備運転状況等を監視し、コージェネレーシ
ョン設備の起動・停止を行う必要があった。電力使用量
等は、季節、気温等の影響を受けやすいことから、顧客
にとってはコージェネレーション設備の運転を最適化す
るのは非常に煩雑であった。
【0005】大規模な施設を有する顧客については、自
ら電力使用量、熱源機器運転状況等を監視してコージェ
ネレーション設備の起動・停止等の運転制御管理システ
ムを構築しても省エネルギ効果がシステム導入費用を上
回るが、小規模な施設のみを有する顧客については個別
に運転制御管理システムを構築又は導入すると、逆にコ
スト高になる。よって、小規模な施設のみを有する顧客
は、経験などに基づき、コージェネレーション設備の運
転を熱需要が確実にある時間帯のみに限定するなどし
て、コージェネレーション設備がもたらす省エネルギ効
果を低減せしめるような運転方法をとっていた。
【0006】このようにコージェネレーション設備等の
運転を自ら最適化するためのシステムを構築できないよ
うな顧客においてもコージェネレーション設備等を最適
に運転し、省エネルギを実現することが、顧客にとって
も社会にとっても好ましい。
【0007】よって本発明の目的は、コージェネレーシ
ョン等の設備を導入する等して達成される省エネルギ効
果に応じたサービス対価を得るようなサービスを支援す
るシステム及び対価計算方法を提供することである。
【0008】また本発明の他の目的は、エネルギ供給設
備の運転を自ら最適化するシステムを導入できないよう
な顧客に対してエネルギ供給設備の運転を最適化するた
めの情報を提供する省エネルギ・サービスのために用い
られる技術を提供することである。
【0009】また他の目的は、省エネルギ・サービスの
効果を顧客に提示できるようにする省エネルギ・サービ
ス支援システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る省エネルギ・サービス支援システムは、少なくとも電
力エネルギと熱エネルギとを含むエネルギの需要量に関
するデータと、少なくとも電力エネルギ供給設備と熱エ
ネルギ供給設備とを含むエネルギ供給設備の運転状況に
関するデータとを、所定の時間間隔で各顧客のデータ収
集装置から受信する受信手段と、受信手段が受信したエ
ネルギの需要量に関するデータ及びエネルギ供給設備の
運転状況に関するデータとを顧客毎に蓄積する顧客エネ
ルギ情報データベースと、顧客エネルギ情報データベー
スを参照して、サービス対価算出期間における実際のエ
ネルギコストと本サービス提供前の状態におけるエネル
ギコストとをサービス対価算出周期毎に計算し、当該計
算結果に基づき所定の規則に従って省エネルギ・サービ
スに対する対価を顧客毎に計算するサービス対価計算手
段とを有する。
【0011】本省エネルギ・サービスには、例えばコー
ジェネレーション設備を導入するサービス、コージェネ
レーション設備を導入し且つコージェネレーション設備
等の運転を最適化するサービス、及びコージェネレーシ
ョン設備等が既に設置されている場合に既存の設備の運
転を最適化するサービスを含む。
【0012】上で述べた本サービス提供前の状態とは、
例えば、コージェネレーション設備等の省エネルギ設備
を導入していない状態又はコージェネレーション設備等
を導入していているが最適運転方法を実施していない状
態である。実際のエネルギコストとは、本省エネルギ・
サービス提供後のエネルギコストであって、例えば
(1)本サービス提供前の状態がコージェネレーション
設備等を導入していない場合であれば、(A)コージェ
ネレーション設備等を導入したが最適運転方法を実施し
ていない場合のエネルギコスト又は(B)コージェネレ
ーション設備等を導入した上最適運転方法を実施してい
る場合におけるエネルギコストである。また、本省エネ
ルギ・サービス提供後のエネルギコストは、例えば
(2)本サービス提供前の状態がコージェネレーション
設備等を導入しているが最適化運転を実施していない状
態であれば、最適運転方法を実施している場合における
エネルギコストである。
【0013】本発明の第1の態様において、顧客エネル
ギ情報データベースを参照して、各顧客のエネルギ供給
設備の最適運転方法を決定する最適運転決定手段と、最
適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して送信す
る送信手段とをさらに有し、実際のエネルギコストを最
適運転方法を実施した場合におけるエネルギコストとす
る構成も可能である。例えば、上で述べた(1)(B)
と(2)の場合を示すものである。
【0014】また、本発明の第1の態様において、顧客
エネルギ情報データベースを参照して、各顧客のエネル
ギ供給設備の最適運転方法を決定する最適運転決定手段
と、最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
送信する送信手段とをさらに有し、本サービス提供前の
状態におけるエネルギコストを、本サービス提供後と同
じエネルギ供給設備に対して最適運転方法を実施しない
場合におけるエネルギコストとする構成も可能である。
例えば上で述べた(2)の場合を示すものである。
【0015】サービス提供者が、各顧客のデータ収集装
置から集めたデータを解析することにより最適運転方法
を決定し、各顧客の端末にエネルギ供給設備の最適運転
方法を送信するため、顧客は簡単にエネルギ供給設備の
最適運転方法を実施するための設定を行うことができる
ようになる。また、実際のエネルギコストと最適運転方
法を実施しない場合におけるエネルギコストとを計算
し、当該計算結果に基づき省エネルギ・サービスに対す
る対価を計算するため、省エネルギ効果に見合った対価
が計算できるようになる。
【0016】本発明の第2の態様に係る省エネルギ・サ
ービス支援システムは、少なくとも電力エネルギと熱エ
ネルギとを含むエネルギの使用量に関するデータと、少
なくとも電力エネルギ供給設備と熱エネルギ供給設備と
を含むエネルギ供給設備の運転状況に関するデータと
を、所定の時間間隔で各顧客のデータ収集装置から受信
する受信手段と、受信手段が受信したエネルギの使用量
に関するデータ及びエネルギ供給設備の運転状況に関す
るデータとを顧客毎に蓄積する顧客エネルギ情報データ
ベースと、顧客エネルギ情報データベースを参照して、
本サービス提供前の状態におけるエネルギ使用量をサー
ビス対価算出周期毎に計算し、当該計算されたエネルギ
使用量及び顧客エネルギ情報データベース内のエネルギ
の使用量に基づき所定の規則に従って省エネルギ・サー
ビスに対する対価を顧客毎に計算するサービス対価計算
手段とを有する。エネルギ使用量の削減量に応じたサー
ビス対価が支払われる場合を示すものである。
【0017】本サービス提供前の状態とは、例えば、コ
ージェネレーション設備等の省エネルギ設備を導入して
いない状態又はコージェネレーション設備等を導入して
いているが最適運転方法を実施していない状態である。
エネルギの使用量とは、本省エネルギ・サービス提供後
のエネルギ使用量であって、例えば(1)本サービス提
供前の状態がコージェネレーション設備等を導入してい
ない場合であれば、(A)コージェネレーション設備等
を導入したが最適運転方法を実施していない場合のエネ
ルギ使用量又は(B)コージェネレーション設備等を導
入した上最適運転方法を実施している場合におけるエネ
ルギ使用量である。また、本省エネルギ・サービス提供
後のエネルギ使用量は、例えば(2)本サービス提供前
の状態がコージェネレーション設備等を導入しているが
最適化運転を実施していない状態であれば、最適運転方
法を実施している場合におけるエネルギ使用量である。
【0018】本発明の第2の態様において、顧客エネル
ギ情報データベースを参照して、各顧客のエネルギ供給
設備の最適運転方法を決定する最適運転決定手段と、最
適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して送信す
る送信手段とをさらに有し、上で述べたエネルギの使用
料量を最適運転方法を実施した場合におけるエネルギの
使用量とする構成も可能である。例えば、上で述べた
(1)(B)及び(2)の場合を示すものである。
【0019】また、本発明の第2の態様において、顧客
エネルギ情報データベースを参照して、各顧客のエネル
ギ供給設備の最適運転方法を決定する最適運転決定手段
と、最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
送信する送信手段とをさらに有し、本サービス提供前の
状態におけるエネルギ使用量を、本サービス提供後と同
じエネルギ供給設備に対して最適運転方法を実施しない
場合におけるエネルギ使用量とする構成も可能である。
例えば、上で述べた(2)の場合を示すものである。
【0020】上で述べた送信手段を、顧客毎に計算され
た省エネルギ・サービスに対する対価に関する情報を顧
客の端末に送信するような構成とすることも可能であ
る。
【0021】本発明の第1又は第2の態様において、実
際のエネルギ使用状態と本サービス提供前のエネルギ使
用状態とから省エネルギ効果に関する情報を、第2の所
定の時間間隔で計算する省エネルギ効果算出手段をさら
に有し、上で述べた送信手段を、省エネルギ効果に関す
る情報を顧客の端末に送信するような構成とすることも
可能である。最適運転方法を決定する毎に顧客は省エネ
ルギ効果を知ることができるようになる。省エネルギ効
果は、例えば削減コスト額や、削減エネルギ消費量であ
る。
【0022】また、本発明の第1又は第2の態様におい
て、少なくとも電力エネルギと熱エネルギとを含むエネ
ルギの需要量(使用量)に関するデータと、少なくとも
電力エネルギ供給設備と熱エネルギ供給設備とを含むエ
ネルギ供給設備の運転状況に関するデータとを所定の時
間間隔で収集するデータ収集装置をさらに有するような
構成も可能である。
【0023】加えて、本発明の第1又は第2の態様にお
いて、エネルギ供給設備にコージェネレーション設備を
含むような構成も可能である。
【0024】また、本発明の第1又は第2の態様におい
て、最適運転方法に関する情報を送信手段から受信し、
制御対象となるエネルギ供給設備に含まれる設備に対し
最適運転方法に従った設定を自動的に行う最適運転制御
手段をさらに有するような構成も可能である。これによ
り、顧客は特別なことを実施することなく、エネルギ供
給設備の運転を最適化することができるようになる。
【0025】上で述べた受信手段を、顧客の端末から省
エネルギ・サービスに対する対価の支払い要求を受信
し、本発明の第1又は第2の態様において、当該支払い
要求に応答して決済処理を行う決済処理手段をさらに有
するような構成とすることも可能である。オンラインで
サービス対価を支払うこともできる。
【0026】本発明の第3の態様に係る省エネルギ・サ
ービス支援システムは、少なくとも電力エネルギと熱エ
ネルギとを含むエネルギの需要量に関するデータと、少
なくとも電力エネルギ供給設備と熱エネルギ供給設備と
を含むエネルギ供給設備の運転状況に関するデータと
を、所定の時間間隔で各顧客のデータ収集装置から受信
する受信手段と、受信手段が受信したエネルギの需要量
に関するデータ及びエネルギ供給設備の運転状況に関す
るデータとを顧客毎に蓄積する顧客エネルギ情報データ
ベースと、実際のエネルギ使用状態と本サービス提供前
におけるエネルギ使用状態とから省エネルギ効果に関す
る情報を、第2の所定の時間間隔(第1の所定の時間間
隔と同じ場合も異なる場合もある)で計算する省エネル
ギ効果算出手段と、省エネルギ効果に関する情報を各顧
客の端末に対して送信する送信手段とを有する。
【0027】これにより、顧客は第2の所定時間間隔毎
に、これまでの省エネルギ効果を確認することができる
ようになる。
【0028】また本発明の第3の態様において、顧客エ
ネルギ情報データベースを参照して、各顧客のエネルギ
供給設備の最適運転方法を決定する最適運転決定手段を
さらに有し、上で述べた送信手段を、最適運転方法に関
する情報を各顧客の端末に対して送信するようにし、実
際のエネルギ使用状態を、最適運転方法を実施した場合
におけるエネルギ使用状態とする構成も可能である。
【0029】さらに、本発明の第3の態様において、顧
客エネルギ情報データベースを参照して、各顧客のエネ
ルギ供給設備の最適運転方法を決定する最適運転決定手
段をさらに有し、上で述べた送信手段を、最適運転方法
に関する情報を各顧客の端末に対して送信するように
し、本サービス提供前におけるエネルギ使用状態を、本
サービス提供後と同じエネルギ供給設備に対して最適運
転方法を実施しない場合におけるエネルギ使用状態とす
る構成も可能である。
【0030】本発明の第4の態様に係る省エネルギ・サ
ービス対価計算方法は、少なくとも電力エネルギと熱エ
ネルギとを含むエネルギの需要量に関するデータと、少
なくとも電力エネルギ供給設備と熱エネルギ供給設備と
を含むエネルギ供給設備の運転状況に関するデータと
を、所定の時間間隔で各顧客のデータ収集装置から受信
する受信ステップと、受信ステップにおいて受信したエ
ネルギの需要量に関するデータ及びエネルギ供給設備の
運転状況に関するデータとを顧客毎に顧客エネルギ情報
データベースに蓄積するステップと、顧客エネルギ情報
データベースを参照して、サービス対価算出期間におけ
る実際のエネルギコストと本サービス提供前の状態にお
けるエネルギコストとを計算し、当該計算結果に基づき
所定の規則に従って省エネルギ・サービスに対する対価
を顧客毎に計算するサービス対価計算ステップとを含
む。
【0031】また、本発明の第4の態様において、顧客
エネルギ情報データベースを参照して、各顧客のエネル
ギ供給設備の最適運転方法を決定するステップと、最適
運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して送信する
ステップとをさらに含み、実際のエネルギコストを最適
運転方法を実施した場合におけるエネルギコストとする
構成も可能である。
【0032】さらに、本発明の第4の態様において、顧
客エネルギ情報データベースを参照して、各顧客のエネ
ルギ供給設備の最適運転方法を決定するステップと、最
適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して送信す
るステップとをさらに含み、本サービス提供前における
エネルギ使用状態を、本サービス提供後と同じエネルギ
供給設備に対して最適運転方法を実施しない場合におけ
るエネルギ使用状態とする構成も可能である。
【0033】本発明の第5の態様に係る省エネルギ・サ
ービス対価計算方法は、少なくとも電力エネルギと熱エ
ネルギとを含むエネルギの使用量に関するデータと、少
なくとも電力エネルギ供給設備と熱エネルギ供給設備と
を含むエネルギ供給設備の運転状況に関するデータと
を、所定の時間間隔で各顧客のデータ収集装置から受信
する受信ステップと、受信ステップにおいて受信したエ
ネルギの使用量に関するデータ及びエネルギ供給設備の
運転状況に関するデータとを顧客毎に顧客エネルギ情報
データベースに蓄積するステップと、顧客エネルギ情報
データベースを参照して、本サービス提供前の状態にお
けるエネルギ使用量をサービス対価算出周期毎に計算
し、当該計算されたエネルギ使用量及び顧客エネルギ情
報データベース内のエネルギの使用量に基づき所定の規
則に従って省エネルギ・サービスに対する対価を顧客毎
に計算するサービス対価計算ステップとを含む。
【0034】本発明の第5の態様において、顧客エネル
ギ情報データベースを参照して、各顧客のエネルギ供給
設備の最適運転方法を決定する最適運転決定ステップ
と、最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
送信する送信ステップとをさらに含み、エネルギの需要
量を、最適運転方法を実施した場合におけるエネルギの
需要量とするような構成も可能である。
【0035】加えて、本発明の第5の態様において、顧
客エネルギ情報データベースを参照して、各顧客のエネ
ルギ供給設備の最適運転方法を決定する最適運転決定ス
テップと、最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に
対して送信する送信ステップとをさらに含み、本サービ
ス提供前におけるエネルギ使用状態を、本サービス提供
後と同じエネルギ供給設備に対して最適運転方法を実施
しない場合におけるエネルギ使用状態とする構成も可能
である。
【0036】本発明の第4及び第5の態様に対し、本発
明の第1及び第2の態様について説明した変形を適用可
能である。
【0037】本発明の第4及び5の態様に係る省エネル
ギ・サービス対価計算方法をコンピュータに実行させる
プログラムを作成することも可能であって、当該プログ
ラムは、例えばフロッピー(登録商標)・ディスク、C
D−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードデ
ィスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。
【0038】また、処理の途中結果は、必要に応じてコ
ンピュータのメインメモリ、HDD等の記憶装置に格納
される。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明に係る省エネルギ・サービ
ス支援システムの概要を図1を用いて説明する。サービ
ス事業者用サーバ5と、顧客Aの施設3、顧客Bの施設
7、顧客Cの施設9とは、例えばインターネットである
ネットワーク1で接続されている。顧客数は3に限定さ
れず、更に多数の顧客の施設がネットワーク1に接続さ
れている場合もある。
【0040】顧客を代表して顧客Aの施設3について説
明する。顧客Aの施設3には、受電設備300と、熱源
設備400と、コージェネレーション設備800が設け
られている。受電設備300は、例えば電力会社から電
力の供給を受けて、顧客Aの施設3内の電力使用設備に
電力エネルギを供給する設備をいう。但し、電力会社か
らの電力のみではなく、コージェネレーション設備80
0からも電力の供給を受ける。さらに、発電を行う他の
電力供給源(太陽/風力発電機など)を含む場合もあ
る。熱源設備400は、例えば温水、冷水や蒸気等を発
生して空調、給湯等の熱消費設備に熱エネルギを供給す
る設備をいう。コージェネレーション設備800も排熱
を供給する能力を有する。コージェネレーション設備8
00は、例えば都市ガスにより発電を行うと共に、発電
において発生した排熱を蒸気、温水の形態で回収し、熱
源として有効利用するための設備である。
【0041】受電設備300、熱源設備400、コージ
ェネレーション設備800のエネルギ供給状況を図2を
用いて簡単に説明しておく。顧客Aの施設3において
は、電力会社の商用電力系統310に接続されたスイッ
チ320と、コージェネレーション設備800により発
電された電力を供給するためのスイッチ350と、スイ
ッチ350及びスイッチ320に接続され且つ建物の電
力使用設備による建物電力負荷340に電力を供給する
ためのスイッチ330と、都市ガス系統に接続された、
コージェネレーション設備800とガス使用設備900
と建物の熱使用設備である建物空調負荷410に熱を供
給するガス冷温水機405と、コージェネレーション設
備800からの排熱を建物空調負荷410に伝える熱交
換機420とが含まれる。
【0042】なお、後の説明で測定が必要な電力量、ガ
ス使用量、熱量について図2で説明しておく。電力会社
の商用電力系統310から受電する電力は受電電力E1
である。コージェネレーション設備800が発電する電
力は発電電力E2である。都市ガス系統から顧客Aの施
設全体に供給されるガス量は施設内ガス使用量G1であ
る。コージェネレーション設備800が使用するガス量
はコージェネレーション・ガス使用量G2である。ま
た、コージェネレーション設備800が発生する排熱か
ら熱交換機420を介して供給される熱量はコージェネ
レーション供給熱量C2である。建物空調負荷410に
より消費される熱量は空調負荷熱量C1である。
【0043】図1に戻って、顧客Aの施設3にはデータ
収集装置600が設けられる。このデータ収集装置60
0は、計測部610と、計測部610の測定結果を一時
的に保管するデータ格納部620と、データ格納部62
0に格納されたデータをサービス事業者用サーバ5にネ
ットワーク1を介して送信する送信部630とが含まれ
る。計測部610は、受電設備300と熱源設備400
とコージェネレーション設備800とにおいてサービス
事業者用サーバ5における各種計算に必要なエネルギ需
要に関するデータ及びエネルギ供給設備の運転状況に関
するデータを所定の時間間隔毎に計測する。例えば、図
2の説明の中で述べたE1,E2,G1,G2,C1,C2
や、最適運転方法の解析に必要な各設備の運転状況に関
するデータである。例えば、設備が起動しているか停止
しているか、運転出力はどの程度かのデータ等を含む。
所定の時間間隔は、サービス対価の計算、サービス事業
者用サーバ5における最適運転方法の計算、顧客におけ
る最適運転方法の実施等において都合のよい時間間隔と
する。
【0044】顧客Aの施設3には顧客端末700が設け
られる。この顧客端末600は、通信部720と、表示
部710と、サービス対価支払処理部730と、最適運
転制御部740とを含む。通信部720はサービス事業
者用サーバ5と通信を行う。表示部710は、サービス
事業者用サーバ5から通信部720が受信した最適運転
方法に関する情報714を表示したり、同じく通信部7
20が受信したサービス対価に関する情報716を表示
したり、同じく通信部720が受信した省エネルギ効果
に関する情報718を表示したりする。
【0045】サービス対価支払い処理部730は、サー
ビス事業者用サーバ5から通信部720が受信したサー
ビス対価に関する情報716が表示部710で表示さ
れ、顧客Aが当該サービス対価の支払いを命じた場合
に、支払い処理を実施するものである。例えば、電子マ
ネーのデータをサービス事業者用サーバ5に通信部72
0を用いて送信したり、ネットワーク1で用いられる他
の決済方法による支払要求をサービス事業者用サーバ5
や銀行等の決済処理を行うサーバに出力したりする。
【0046】最適運転制御部740は、通信部720に
より最適運転方法に関する情報714が受信され、表示
部710に表示されて、顧客Aが最適運転方法に関する
情報714に従って最適運転方法を実施することを命じ
た場合には、最適運転方法に基づく設定を、例えばコー
ジェネレーション設備800に対して行う。なお、熱源
設備400について設定を変更できる場合には、最適運
転制御部740はサービス事業者用サーバ5から送られ
てきた最適運転方法に関する情報に基づき熱源設備40
0に対しても制御を行う。また、受電設備300に接続
された、電力を使用した負荷設備(例えば空調設備等)
を制御の対象とすることもある。さらに、顧客Aが最適
運転方法を実施することを命じなくとも、受信した最適
運転方法に関する情報714に従って、コージェネレー
ション設備800などの制御を自動的に行うような構成
とすることも可能である。
【0047】一方サービス事業者用サーバ5には、ネッ
トワーク1に接続された受信部520及び送信部530
と、受信部520に接続された決済処理部510と、同
じく受信部520に接続された顧客エネルギ情報データ
ベース(DB)540と、顧客エネルギ情報DB540
のデータを用いて計算を行う最適運転決定部550、省
エネルギ効果算出部560及びサービス対価計算部57
0とが含まれる。
【0048】受信部520が受信したデータのうちデー
タ収集装置600から送られてきたデータについては、
顧客毎に顧客エネルギ情報DB540に格納される。受
信部520が受信したデータのうち顧客端末700のサ
ービス対価支払処理部730からの対価支払要求につい
ては、決済処理部510に送信される。顧客エネルギ情
報DB540は、各顧客のデータ収集装置600から先
に述べたように各種計算に必要なエネルギ需要に関する
データ及びエネルギ供給設備の運転状況に関するデータ
を格納して蓄積する。なお、各顧客に設置されたエネル
ギ供給設備の各種固定パラメータ及び各顧客と電力会社
及びガス会社等との契約のうち例えば基本料金等も格納
される。
【0049】顧客エネルギ情報DB540のデータは、
最適運転決定部550と、省エネルギ効果算出部560
と、サービス対価計算部570とに用いられる。最適運
転決定部550は、顧客毎に指定された熱源設備40
0、又はコージェネレーション設備800若しくはこれ
らの組み合わせの運転を最適化するための計算を行う。
最適運転決定部550は、顧客エネルギ情報DB540
に新たなデータが登録される毎に計算を行ってもよい
し、他のタイミングで計算を行ってもよい。例えば、1
週間分のエネルギ需要を基に翌日の最適運転方法を計算
する。
【0050】省エネルギ効果算出部560は、一定時間
間隔において本省エネルギ・サービス提供前の状態から
実際のエネルギ使用状態の差である省エネルギ効果の情
報、例えば削減コストや削減エネルギ使用量を計算す
る。本省エネルギ・サービス提供前の状態は、顧客の現
在及び過去の施設状況によって変わる。すなわち、
(1)本サービス提供前においてコージェネレーション
設備等の省エネルギ対応設備を導入していない状態と、
(2)既にコージェネレーション設備等の省エネルギ対
応設備を導入していているが最適運転方法を実施してい
ない状態とがある。よって、実際のエネルギ使用状態
も、(1)本サービス提供前においてコージェネレーシ
ョン設備800等が導入されていなければ、(A)コー
ジェネレーション設備800導入後に最適運転を実施し
ない状態、又は(B)コージェネレーション設備800
等を導入し且つ最適運転方法を実施した状態である。ま
た(2)本サービス提供前にコージェネレーション設備
800等が既に導入されていれば、コージェネレーショ
ン設備800などに対して最適運転方法を実施した状態
である。なお、削減コストの情報については、後にサー
ビス対価計算部570が使用するような構成とすること
も可能であるから、顧客エネルギ情報DB540に蓄積
しておく場合もある。
【0051】サービス対価計算部570は、各顧客との
契約に基づいて提供しているサービスに対する対価を計
算する。例えば一月に一回、実際のエネルギコストと本
省エネルギ・サービス提供前の状態におけるエネルギコ
ストとを計算し、両エネルギコストの差の所定割合をサ
ービス対価として計算する。上で述べたように、省エネ
ルギ効果算出部560の出力を顧客エネルギ情報DB5
40に蓄積している場合には、例えば一月分の蓄積した
データに基づいてサービス対価計算部570はサービス
対価を決定する。
【0052】最適運転決定部550、省エネルギ効果算
出部560、及びサービス対価計算部570の出力は、
送信部530からネットワーク1を介して各顧客の顧客
端末700に送信される。なお、顧客端末700の要求
に応じて、上記のような計算結果を送信するような形
態、すなわちサービス事業者用サーバ5がウェブ(We
b)サーバを含み、顧客端末700からの要求に応じて
当該顧客向けの情報を含むHTMLファイルを送信する
ような形態にて実施することも可能である。例えば、顧
客毎にURL(Universal Resource Locators)を割り
当てて、顧客は自己のURLにアクセスするようにし、
最適運転方法に関する情報、省エネルギ効果に関する情
報、サービス対価に関する情報を取得するような実施形
態も可能である。
【0053】受信部520が顧客端末700からサービ
ス対価支払要求を受信した場合には、決済処理部510
に当該サービス対価支払要求を送信する。決済処理部5
10は、電子マネーその他の所定の決済方法を実施し
て、提供しているサービスに対する対価を回収するため
の処理を実施する。使用する決済方法によって、決済処
理部510は銀行等のサーバと通信する必要がある場合
もある。
【0054】[実施例1]次に図1に示したシステムの
実施例1における処理フローを図3を用いて説明する。
なお、実施例1では、本省エネルギ・サービス提供前に
おいて、例えばコージェネレーション設備800が設置
されておらず、本省エネルギ・サービス開始時にコージ
ェネレーション設備800を設置した場合を説明する。
なお、最適運転方法の提供を受けるサービスは受けてい
ないとする。
【0055】まず、顧客Aの施設3に設けられたデータ
収集装置600の計測部610は、受電設備300、熱
源設備400、コージェネレーション設備800などか
らエネルギの需要量に関するデータ、及び各設備の運転
状況に関するデータ等を計測し、データ格納部620に
格納する(ステップS100)。そして、送信部630
は、サービス事業者用サーバ5にエネルギの需要量に関
するデータ及び各設備の運転状況に関するデータ等をネ
ットワーク1を介してサービス事業者用サーバ5に送信
する(ステップS120)。計測部610の測定毎に送
信部630がデータをサービス事業者用サーバ5に送信
してもよいし、計測部610の計測結果がデータ格納部
620に所定量貯まってから又は所定のタイミングで送
信部630にてサービス事業者用サーバ5に送信しても
よい。
【0056】サービス事業者用サーバ5は、受信部52
0にてある顧客のエネルギの需要量に関するデータ及び
各設備の運転状況に関するデータを受信すると、当該顧
客に対して顧客エネルギ情報DB540にデータを登録
する(ステップS200)。そして、サービス事業者用
サーバ5の省エネルギ効果算出部560により、実際の
エネルギ使用量及びコストと本省エネルギ・サービス提
供前の状態におけるエネルギ使用量及びコストから、省
エネルギ効果を計算する(ステップS240)。これは
顧客に最適運転方法を採用した場合のメリットを認識さ
せるために行うものである。具体的に省エネルギ効果が
どのように計算されるのかを図2に示した簡単な例で説
明しておく。
【0057】図2のようなシステムにおける実際の総エ
ネルギ使用量T1(一次エネルギ換算)は、以下のよう
な式にて計算できる。 T1(Kcal) =E1(KW)×α(Kcal/KW)+G1(m3)×11000(Kcal/m3) (1) ここでαは一次エネルギ換算係数であり、たとえば24
50(Kcal/KW)である。(1)式の第1項は電気の一
次エネルギ換算値であり、第2項はガスの一次エネルギ
換算値である。
【0058】一方図2のようなシステムにおいて、例え
ば、コージェネレーション設備800の導入がない場合
の総エネルギ使用量T2(一次エネルギ換算)は以下の
ような式にて計算できる。 T2(KW) =(E1+E2)(KW)×α(Kcal/KW) +(G1−G2)(m3)×11000(Kcal/m3)+C2 (2) (2)式の第1項は受電電力E1がコージェネレーショ
ン設備800の供給電力E2だけ増加することを示して
いる。第2項はコージェネレーション設備800のガス
使用量が減少したことを示している。第3項はコージェ
ネレーション設備800により発生される熱量C2を補
わなければならないことを示している。
【0059】(1)式及び(2)式から、省エネルギ効
果に関する情報の1つである省エネルギ量ΔTが計算で
きる。すなわち、ΔT=T2−T1である。
【0060】また、省エネルギ効果に関する情報の1つ
である省エネルギ率T'=(T2−T1)/T2も計算でき
る。
【0061】さらに、電力基本料金BE1、電力量単価
VE、ガス基本料金BG1及びガス量単価VGを用いれ
ば、実際のエネルギコストACが以下のように計算でき
る。
【0062】 AC=BE1+E1×VE+BG1+G1×VG (3)
【0063】一方、コージェネレーション設備800が
導入されていない場合のエネルギコストVCは以下のよ
うに計算できる。なお、コージェネレーション設備80
0が存在しない場合の電力基本料金BE2及びガス基本
料金BG2を使用する。 VC=BE2+(E1+E2)×VE+BG2+ (G1−G2+C2/n/11000)×VG (4) ここでnはガス冷温水機405のCOP(Coefficient
Of Performance)である。なお、ガス料金の項(第4
項)はコージェネレーション設備800が生成していた
熱量をガス冷温水機405で発生させることにより生ず
る追加のガス使用量に対するガス料金を追加している。
【0064】よって、省エネルギ効果に関する情報の1
つである削減コストRCは以下の式で計算できる。 RC=VC−RC =(BE2−BE1)+(BG2−BG1)+E2×VE+ (C2/n/11000−G2)×VG (5) コージェネレーション設備800が無い場合と有る場合
では、電力基本料金とガス基本料金は一般的に異なるの
で、第1項及び第2項は0にはならない。
【0065】図3に戻って、省エネルギ効果に関する情
報が計算できた場合には、当該省エネルギ効果に関する
情報がサービス事業者用サーバ5の送信部530からネ
ットワーク1を介して、各顧客の顧客端末700に送信
される(ステップS260)。例えば、顧客端末700
からの要求に応じて上で述べたようなデータを送信する
ような実施の形態も可能である。
【0066】顧客端末700の通信部720は、サービ
ス事業者用サーバ5から受信した省エネルギ効果に関す
る情報を受信し、顧客端末700の表示部710に、省
エネルギ効果に関する情報718として表示がなされる
(ステップS140)。
【0067】顧客との契約に基づき、サービス対価の計
算を行う期間、例えば1ヶ月毎に図4の処理を実施す
る。サービス事業者用サーバ5のサービス対価計算部5
70は、顧客エネルギ情報DB540を参照して実際の
エネルギコスト及び本省エネルギ・サービス提供前の状
態におけるエネルギコストを計算する(ステップS3
2)。
【0068】例えば1ヶ月分の実際のエネルギコストは
一ヶ月分のデータを用いて上の(3)式で計算される。
同様に、例えば本省エネルギ・サービス提供前の状態に
おけるエネルギコストは一ヶ月分のデータを用いて上の
(4)で計算される。
【0069】次に、サービス対価計算部570は、各顧
客の契約内容に従って、ステップS32の計算結果に基
づき省エネルギ・サービスの対価を計算し、顧客エネル
ギ情報DB540に格納する(ステップS34)。ステ
ップS32で計算された実際のエネルギコストと本省エ
ネルギ・サービス提供前の状態におけるエネルギコスト
から、削減コストを計算する。この削減コストは、上の
(5)式で計算できる。なお、図3のステップS24に
おいて省エネルギ効果に関する情報のうち削減コストを
顧客エネルギ情報DB540に蓄積する場合には、当該
削減コストを顧客エネルギ情報DB540に蓄えてお
き、ステップS32では一ヶ月分の削減コストを全て加
算することにより削減コストを計算してもよい。そし
て、顧客の契約内容に従って、例えば削減コストの所定
割合を省エネルギ・サービスの対価として計算する。な
お、顧客の契約内容によって省エネルギ・サービスの対
価は大きく異なる。例えば所定割合を削減コストが存在
しない場合には0にしたり、省エネルギ・サービスの対
価を削減コストを越えない範囲で決定したりできる。な
お、サービス対価計算部570がコンピュータ・プログ
ラムで実施される場合には、顧客毎に契約内容に大きな
差があるので、顧客毎にプログラムを用意するような実
施の形態も可能である。
【0070】ステップS34で省エネルギ・サービスの
対価が決定されると、サービス対価計算部570は、送
信部530に顧客端末700に省エネルギ・サービスの
対価に関する情報を送信させる(ステップS36)。こ
の情報送信についても、顧客端末700からの要求に応
じて送信するような形態にすることも可能である。
【0071】顧客端末700の通信部720は省エネル
ギ・サービスの対価に関する情報をサービス事業者用サ
ーバ5から受信し、表示部710にサービス対価に関す
る情報716として表示させる(ステップS42)。顧
客はこのサービス対価に関する情報716を見て、オン
ラインでサービス対価を支払うか、別途サービス対価を
支払うかを決定する。オンラインで対価を支払わず、他
の方法で支払ってもよい。
【0072】オンラインでサービス対価を支払う場合に
は、顧客は、顧客端末700のサービス対価支払処理部
730に対価支払要求をサービス事業者用サーバ5に送
信するように命令する(ステップS44)。例えば、対
価支払要求には電子マネーの情報や、金融機関からの送
金又は代金引落許可情報等を含む。また、ここでは対価
支払要求を直接サービス事業者用サーバ5に送信するよ
うにしているが、金融機関などが開設するサーバに対価
支払要求を送信して、そのサーバから処理結果がサービ
ス事業者用サーバ5に送信されるような実施形態も可能
である。さらに他の決済方法に従う場合には、当該決済
方法に従った処理をサービス対価支払処理部730は実
施する。顧客は、サービス対価支払処理部730を用い
て、サービス事業者用サーバ5又は他のサーバからの決
済確認に対して必要であれば応答を返す。
【0073】一方、サービス事業者用サーバ5の受信部
520は、対価支払要求を受信し、当該対価支払要求を
決済処理部510に送信する。決済処理部510では所
定の決済処理手順を実行し、必要があれば決済確認を顧
客端末に返信する(ステップS38)。
【0074】[実施例2]次に図1に示したシステムの
実施例2における処理フローを図5を用いて説明する。
なお、実施例2では、本省エネルギ・サービス提供前に
おいて、(A)例えばコージェネレーション設備800
が設置されておらず、本省エネルギ・サービス提供時に
コージェネレーション設備800を設置し且つ最適運転
方法を実行する場合と、本省エネルギ・サービス提供前
において、(B)例えばコージェネレーション設備80
0が設置されていたが最適運転方法を実施しておらず、
本省エネルギ・サービス提供時に最適運転方法を実施す
る場合とを取り扱う。
【0075】まず、顧客Aの施設3に設けられたデータ
収集装置600の計測部610は、受電設備300、熱
源設備400、コージェネレーション設備800などか
らエネルギの需要量に関するデータ、及び各設備の運転
状況に関するデータ等を計測し、データ格納部620に
格納する(ステップS10)。そして、送信部630
は、サービス事業者用サーバ5にエネルギの需要量に関
するデータ及び各設備の運転状況に関するデータ等をネ
ットワーク1を介してサービス事業者用サーバ5に送信
する(ステップS12)。計測部610の測定毎に送信
部630がデータをサービス事業者用サーバ5に送信し
てもよいし、計測部610の計測結果がデータ格納部6
20に所定量貯まってから又は所定のタイミングで送信
部630にてサービス事業者用サーバ5に送信してもよ
い。
【0076】サービス事業者用サーバ5は、受信部52
0にてある顧客のエネルギの需要量に関するデータ及び
各設備の運転状況に関するデータを受信すると、当該顧
客に対して顧客エネルギ情報DB540にデータを登録
する(ステップS20)。そして、顧客エネルギ情報D
B540を参照して、最適運転方法を決定する(ステッ
プS22)。運転方法の最適化処理にはさまざまな方法
がある。例えば、コージェネレーション設備800のみ
の運転を最適化すればよく、さらにコージェネレーショ
ン設備800の起動及び停止のみを決定すればよい場合
には、図6及び図7のようなアルゴリズムにて決定でき
る。
【0077】図6ではコージェネレーション設備800
の起動を決定する。なお、コージェネレーション設備起
動準備が完了しているものとする。まず、顧客エネルギ
情報DB540を参照して、起動するか否か判断するあ
る時点における電力需要が所定のしきい値以上あるか判
断する(ステップS50)。電力需要があまりない場合
には、コージェネレーション設備800により発生され
る電力が必要ないからである。もし、電力需要が所定の
しきい値未満である場合には、その時点においてはコー
ジェネレーション設備800を起動させないと判断する
(ステップS58)。
【0078】一方、電力需要が所定のしきい値以上ある
場合には、熱需要が所定のしきい値以上存在しているか
判断する(ステップS52)。熱需要が所定のしきい値
未満であれば、コージェネレーション設備800を起動
すると、排熱が有効利用できないために、全体として省
エネルギとならない場合があるからである。もし、熱需
要が所定のしきい値未満である場合には、ステップS5
8に移行してその時点においてはコージェネレーション
設備を起動させないこととする。一方、熱需要も所定の
しきい値以上存在している場合には、電力及び熱需要
が、例えば先週の平均又は前日のデータを大幅に下回っ
ているか判断する(ステップS54)。先週又は前日の
データは顧客エネルギ情報DB540を参照すれば取得
できる。もし、起動するか否か判断するある時点におけ
る電力又は熱需要が、例えば先週の平均又は前日のデー
タを大幅に下回っている場合には、コージェネレーショ
ン設備800を起動しない方が省エネルギとなる場合も
あるので、ここでは起動しないと判断する(ステップS
58)。
【0079】次に、熱又は電力需要が先週の平均又は前
日のデータと余り変化していない場合及び大幅に上回っ
ている場合には、コージェネレーション設備を起動する
と判断する(ステップS56)。この場合には、コージ
ェネレーション設備800を起動して、電力又は熱を供
給した方がより省エネルギとなるためである。
【0080】図7ではコージェネレーション設備800
の停止を決定する。なお、コージェネレーション設備8
00を現在運転中に本処理を実施する。まず、停止する
か判断するある時点における電力需要が所定のしきい値
以上存在しているか判断する(ステップS60)。も
し、電力需要が所定のしきい値以上存在している場合に
は、まだコージェネレーション設備800を運転してい
た方が省エネルギとなるため、この時点ではコージェネ
レーション設備800を停止しない(ステップS6
8)。
【0081】一方、電力需要が所定のしきい値未満であ
る場合には、コージェネレーション設備800の運転が
省エネルギとは言えない場合があるので、次に熱需要が
所定のしきい値以上存在するか判断する(ステップS6
2)。ここで、熱需要が所定のしきい値以上であると判
断されれば、まだコージェネレーション設備800の運
転が省エネルギと言える場合があるので、ここではコー
ジェネレーション設備800の運転を停止しないと判断
する。
【0082】もし、熱需要も所定のしきい値未満である
場合には、熱又は電力需要が先週の平均又は前日のデー
タと比較して変化しているか判断する(ステップS6
4)。もし、熱又は電力需要が、例えば先週の平均又は
前日のデータと比較して大幅に変化していないと判断で
きる場合には、電力需要も熱需要も所定のしきい値未満
であるから、コージェネレーション設備を停止すると判
断する(ステップS66)。一方、熱又は電力需要が先
週の平均又は前日のデータから大幅に変化している、例
えば熱又は電力需要が大幅に増加している場合には、コ
ージェネレーション設備800を運転しておいた方が省
エネルギである場合もあるので、ここではコージェネレ
ーション設備800を停止しないという判断を行う(ス
テップS68)。なお、短時間に起動及び停止を繰り返
すと、非効率的であるから、起動又は停止から所定時間
経っているかを判断して、起動又は停止を実施するよう
な方法も可能である。
【0083】図6及び図7のような単純な処理であって
も省エネルギ効果を上げることはできる。例を図8に示
す。図8では、縦軸がエネルギ需要を示し、横軸が0時
から24時までの時間を表す。実線が電力需要を表して
おり、点線が熱需要を示している。ここでは電力需要は
常にコージェネレーション設備800を運転するのに十
分な量存在していることを前提としてる。グラフの中ご
ろに長方形1200で示されている部分がコージェネレ
ーション設備800を運転する時間帯を示している。な
お、長方形1200の高さはコージェネレーション設備
800により生成される熱量を示している。従来では、
熱需要が、長方形1200の高さを十分越えた時間帯の
みコージェネレーション設備800を運転していた。し
かし、図6及び図7のような処理を適切なしきい値の下
実施すれば、今までコージェネレーション設備800を
運転していなかった斜線部分1000及び1100の時
間もコージェネレーション設備800を運転した方が省
エネルギとなる場合がある。これにより、コストが削減
できるようになる。
【0084】本発明の運転方法の最適化手法は図6及び
図7のような手法に限定されるものではない。例えば、
特開平8−86243号公報に記載のような方法を使用
して最適な運転方法を決定することも可能である。すな
わち、発電量、買電量又は売電量、排熱量、補助熱源へ
の供給熱量の夫々を測定し、ある時間のコージェネレー
ション・システムの運転状態を測定し、上記測定値と、
過去の運用実績、季節等のデータを基に、所定時間経過
後の電力負荷を推定し、推定電力負荷に基づいて原動機
の複数の運転方法である、電力負荷追従運転、熱負荷追
従運転、複数台定格運転、一台部分負荷運転、原動機停
止運転の夫々の運転方式についてのエネルギシミュレー
ションを行い、エネルギシミュレーションの結果から各
運転方式のエネルギ消費量を算出し、算出した夫々の運
転方式を比較して、エネルギ消費量、コスト等の最小化
すべき目的関数に合致する運転方式を選択する処理であ
る。
【0085】また、例えば特開平6−86463号公報
に記載のような方法を使用して最適な運転方法を決定す
ることも可能である。
【0086】図5の説明に戻る。最適運転方法を決定し
た後(ステップS22)、サービス事業者用サーバ5の
省エネルギ効果算出部560により、実際のエネルギ使
用量及びコストと最適運転方法を実施しない場合のエネ
ルギ使用量及びコストから、省エネルギ効果を計算する
(ステップS24)。これは顧客に最適運転方法を採用
した場合のメリットを認識させるために行うものであ
る。
【0087】実施例2の冒頭で示した(A)の場合にお
ける省エネルギ効果は、実施例1で示した式(1)T1
=E1×α+G1×1100及び(2)式T2=(E1+E
2)×α+(G1−G2)×11000+C2により、省エ
ネルギ量ΔT=T2−T1や、省エネルギ率T'=(T2−
T1)/T2が計算できる。また、(3)式及び(4)式
により削減コストRCもRC=(BE1−BE2)+(B
G2−BG1)+E2×VE+(C2/n/11000−
G2)×VGと計算できる。
【0088】実施例2の冒頭で示した(B)の場合にお
ける省エネルギ効果は、以下のように計算できる。すな
わち、図2のようなシステムにおける実際の総エネルギ
使用量T1(一次エネルギ換算)は、(1)式と同じで
ある。一方、最適運転方法を実施しない場合における総
エネルギ使用量T3は以下の式で表される。 T3(Kcal)=(E1+E2×(1−t1/t2))(KW)×α(Kcal/KW) +(G1−G2×(1−t1/t2))(m3)×11000(Kcal/m3) +C2×(1−t1/t2) (Kcal) (6) (2)式に関連して説明したように、αは一次エネルギ
換算係数であり、たとえば2450Kcal/KWである。t1
は最適運転方法を実施しない場合のコージェネレーショ
ン設備800の運転時間であり、t2は最適運転方法を
実施した場合のコージェネレーション設備800の運転
時間である。(6)式の第1項乃至第3項まで、コージ
ェネレーション設備800が供給するエネルギに関する
部分に、最適運転方法を実施しない分の影響が生じてい
る。
【0089】(1)式及び(6)式から、省エネルギ効
果に関する情報の1つである省エネルギ量ΔTが計算で
きる。すなわち、ΔT=T3−T1である。
【0090】また、省エネルギ効果に関する情報の1つ
である省エネルギ率T'=(T3−T1)/T3も計算でき
る。
【0091】実施例2の(B)の場合においても、実際
のエネルギコストは実施例1で説明した(3)式のとお
りである。
【0092】一方、最適運転方法を実施しない状態にお
けるエネルギコストVC2は以下のように計算できる。
なお、最適運転方法を実施しない状態における電力基本
料金BE3及びガス基本料金BG3を使用する。 VC2=BE3+(E1+E2×(1−t1/t2))×VE+BG3+ (G1−G2×(1−t1/t2)+C2×(1−t1/t2)/n/11000)×VG (7)
【0093】(3)式及び(7)式より、省エネルギ効
果に関する情報の1つである削減コストRC2は以下の
式で計算できる。 RC2=VC2−RC =(BE3−BE1)+(BG3−BG1)+E2×(1−t1/t2)×VE+ (C2×(1−t1/t2)/n/11000−G2×(1−t1/t2))×VG (8) 最適運転方法を実施する場合としない場合では、電力基
本料金とガス基本料金は一般的に異なるので、第1項及
び第2項は0にはならない。
【0094】図3に戻って、最適運転方法に関する情報
及び省エネルギ効果に関する情報が計算できた場合に
は、当該最適運転方法に関する情報及び省エネルギ効果
に関する情報がサービス事業者用サーバ5の送信部53
0からネットワーク1を介して、各顧客の顧客端末70
0に送信される(ステップS26)。例えば、顧客端末
700からの要求に応じて上で述べたようなデータを送
信するような実施の形態も可能である。
【0095】顧客端末700の通信部720は、サービ
ス事業者用サーバ5から受信した最適運転方法に関する
情報と省エネルギ効果に関する情報を受信し、顧客端末
700の表示部710に、最適運転方法に関する情報7
14と省エネルギ効果に関する情報718として表示さ
れる(ステップS14)。そして、最適運転方法におい
て制御対象である各設備に対して最適運転のための設定
を行う(ステップS16)。上で述べたように、通信部
720が最適運転方法に関する情報を受信した場合に
は、最適運転制御部740に出力し、最適運転制御部7
40が、熱源設備400、コージェネレーション設備8
00のうち所定の設備に対して最適運転のための設定を
自動的に行うような構成も可能である。
【0096】顧客との契約に基づき、サービス対価の計
算を行う期間、例えば1ヶ月毎に図5の処理を実施す
る。すなわち、サービス事業者用サーバ5のサービス対
価計算部570は、顧客エネルギ情報DB540を参照
して実際のエネルギコスト及び本省エネルギ・サービス
提供前におけるエネルギコストを計算する(ステップS
32)。次に、サービス対価計算部570は、各顧客の
契約内容に従って、ステップS32の計算結果に基づき
省エネルギ・サービスの対価を計算し、顧客エネルギ情
報DB540に格納する(ステップS34)。
【0097】ステップS34で省エネルギ・サービスの
対価が決定されると、サービス対価計算部570は、送
信部530に顧客端末700に省エネルギ・サービスの
対価に関する情報を送信させる(ステップS36)。顧
客端末700の通信部720は省エネルギ・サービスの
対価に関する情報をサービス事業者用サーバ5から受信
し、表示部710にサービス対価に関する情報716と
して表示させる(ステップS42)。
【0098】オンラインでサービス対価を支払う場合に
は、顧客は、顧客端末700のサービス対価支払処理部
730に対価支払要求をサービス事業者用サーバ5に送
信するように命令する(ステップS44)。一方、サー
ビス事業者用サーバ5の受信部520は、対価支払要求
を受信し、当該対価支払要求を決済処理部510に送信
する。決済処理部510では所定の決済処理手順を実行
し、必要があれば決済確認を顧客端末に返信する(ステ
ップS38)。
【0099】以上本発明の実施例を述べたが、本発明は
上で述べた実施例に限定されるものではない。すなわ
ち、図1に示したシステム構成図は一例であって様々な
変形が可能である。例えばサービス事業者用サーバ5の
決済処理部510を別のサーバに含めるような実施の形
態や、省エネルギ効果算出部560及びサービス対価計
算部570を一体として実施することも可能である。顧
客エネルギ情報DB540を複数のデータベース、エネ
ルギ需要に関する情報と運転状況に関する情報のみを格
納するデータベースと、省エネルギ効果及び削減コスト
等を格納するデータベースに分けることも可能である。
【0100】さらに、データ収集装置600と顧客端末
700とを一体として実施することも可能である。受電
設備300、熱源設備400、コージェネレーション設
備800はそれぞれ1つだけ備えてある場合だけでな
く、複数台存在しているような場合もあり、本発明はそ
のような場合であっても適用できる。
【0101】顧客端末700は例えばパーソナルコンピ
ュータであって、各プログラムを実行することにより上
で述べたような機能を実現するような実現方法も可能で
ある。
【0102】さらに、省エネルギ効果算出部560は、
実際のエネルギ使用量及びコストと、最適運転方法を実
施しない場合のエネルギ使用量及びコストを計算する例
を示したが、これから最適運転を実施した場合の予測省
エネルギ効果と、これから最適運転を実施しない場合の
予測エネルギ効果を示すような実施態様も可能である。
【0103】図7の例では削減コストに応じたサービス
対価を計算していたが、例えば、削減エネルギ使用量に
応じてサービス対価を計算するような計算方式も採用可
能である。
【0104】
【発明の効果】以上述べたように、コージェネレーショ
ン等の設備を導入する等して達成される省エネルギ効果
に応じたサービス対価を得るようなサービスを支援する
システム及び対価計算方法を提供することができた。
【0105】また、エネルギ供給設備の運転を自ら最適
化するシステムを導入できないような顧客に対してエネ
ルギ供給設備の運転を最適化するための情報を提供する
省エネルギ・サービスのために用いられる技術を提供す
ることもできた。
【0106】また、省エネルギ・サービスの効果を顧客
に提示できるようにする省エネルギ・サービス支援シス
テム及び省エネルギ・サービス実施方法を提供すること
もできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるシステム概要を示すブロック図
である。
【図2】顧客の施設内のエネルギ施設の関係を示す図で
ある。
【図3】実施例1におけるサービス事業者用サーバ及び
顧客施設内の計測装置及び顧客端末の処理フローを説明
するための図である。
【図4】実施例1及び2におけるサービス事業者用サー
バ及び顧客端末の処理フローを説明するための図であ
る。
【図5】実施例2におけるサービス事業者用サーバ及び
顧客施設内の計測装置及び顧客端末の処理フローを説明
するための図である。
【図6】コージェネレーション設備起動判断処理フロー
を示す図である。
【図7】コージェネレーション設備停止判断処理フロー
を示す図である。
【図8】エネルギ需要の時間変化の例を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 ネットワーク 3 顧客A施設 5 サービス
事業者用サーバ 7 顧客B施設 9 顧客C施設 300 受電設備 400 熱源設備 800 コージェネレーション設備 600 データ収集装置 700 顧客端末 510 決済処理部 520 受信部 530 送
信部 540 顧客エネルギ情報DB 550 最適運転決
定部 560 省エネルギ効果算出部 570 サービス単
価計算部 610 計測部 620 データ格納部 630
送信部 710 表示部 720 通信部 730 サービ
ス対価支払処理部 740 最適運転制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA03 BB07 BB46 CC21 CC34 CC36 EE01 EE05 FF03 FF04 GG04 GG07 GG09 5B055 BB11 CB09 CB10 EE02 EE21 EE27 PA02 PA34 PA38

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】省エネルギ・サービス支援システムであっ
    て、 少なくとも電力エネルギと熱エネルギとを含むエネルギ
    の需要量に関するデータと、少なくとも電力エネルギ供
    給設備と熱エネルギ供給設備とを含むエネルギ供給設備
    の運転状況に関するデータとを、所定の時間間隔で各顧
    客のデータ収集装置から受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記エネルギの需要量に関する
    データ及び前記エネルギ供給設備の運転状況に関するデ
    ータとを顧客毎に蓄積する顧客エネルギ情報データベー
    スと、 前記顧客エネルギ情報データベースを参照して、サービ
    ス対価算出期間における実際のエネルギコストと本サー
    ビス提供前の状態におけるエネルギコストとをサービス
    対価算出周期毎に計算し、当該計算結果に基づき所定の
    規則に従って省エネルギ・サービスに対する対価を顧客
    毎に計算するサービス対価計算手段と、 を有する省エネルギ・サービス支援システム。
  2. 【請求項2】前記顧客エネルギ情報データベースを参照
    して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法を
    決定する最適運転決定手段と、 前記最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
    送信する送信手段と、 をさらに有し、 前記実際のエネルギコストが、前記最適運転方法を実施
    した場合におけるエネルギコストであることを特徴とす
    る請求項1記載の省エネルギ・サービス支援システム。
  3. 【請求項3】前記顧客エネルギ情報データベースを参照
    して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法を
    決定する最適運転決定手段と、 前記最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
    送信する送信手段と、 をさらに有し、 前記本サービス提供前の状態におけるエネルギコスト
    が、本サービス提供後と同じエネルギ供給設備に対して
    前記最適運転方法を実施しない場合におけるエネルギコ
    ストであることを特徴とする請求項1記載の省エネルギ
    ・サービス支援システム。
  4. 【請求項4】省エネルギ・サービス支援システムであっ
    て、 少なくとも電力エネルギと熱エネルギとを含むエネルギ
    の使用量に関するデータと、少なくとも電力エネルギ供
    給設備と熱エネルギ供給設備とを含むエネルギ供給設備
    の運転状況に関するデータとを、所定の時間間隔で各顧
    客のデータ収集装置から受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記エネルギの使用量に関する
    データ及び前記エネルギ供給設備の運転状況に関するデ
    ータとを顧客毎に蓄積する顧客エネルギ情報データベー
    スと、 前記顧客エネルギ情報データベースを参照して、本サー
    ビス提供前の状態におけるエネルギ使用量をサービス対
    価算出周期毎に計算し、当該計算されたエネルギ使用量
    及び前記顧客エネルギ情報データベース内の前記エネル
    ギの使用量に基づき所定の規則に従って省エネルギ・サ
    ービスに対する対価を顧客毎に計算するサービス対価計
    算手段と、 を有する省エネルギ・サービス支援システム。
  5. 【請求項5】前記顧客エネルギ情報データベースを参照
    して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法を
    決定する最適運転決定手段と、 前記最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
    送信する送信手段と、 をさらに有し、 前記顧客エネルギ情報データベース内の前記エネルギの
    使用量が、前記最適運転方法を実施した場合におけるエ
    ネルギの使用量であることを特徴とする請求項4記載の
    省エネルギ・サービス支援システム。
  6. 【請求項6】前記顧客エネルギ情報データベースを参照
    して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法を
    決定する最適運転決定手段と、 前記最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
    送信する送信手段と、 をさらに有し、 前記本サービス提供前の状態におけるエネルギ使用量
    が、本サービス提供後と同じエネルギ供給設備に対して
    前記最適運転方法を実施しない場合におけるエネルギ使
    用量であることを特徴とする請求項4記載の省エネルギ
    ・サービス支援システム。
  7. 【請求項7】前記送信手段が、 顧客毎に計算された前記省エネルギ・サービスに対する
    対価に関する情報を、前記顧客の端末に送信することを
    特徴とする請求項2、3、5又は6のいずれか1つ記載
    の省エネルギ・サービス支援システム。
  8. 【請求項8】実際のエネルギ使用状態と本サービス提供
    前のエネルギ使用状態とから省エネルギ効果に関する情
    報を、第2の所定の時間間隔で計算する省エネルギ効果
    算出手段をさらに有し、 前記送信手段が、前記省エネルギ効果に関する情報を前
    記顧客の端末に送信することを特徴とする請求項7記載
    の省エネルギ・サービス支援システム。
  9. 【請求項9】少なくとも電力エネルギと熱エネルギとを
    含むエネルギの需要量に関するデータと、少なくとも電
    力エネルギ供給設備と熱エネルギ供給設備とを含むエネ
    ルギ供給設備の運転状況に関するデータとを所定の時間
    間隔で収集するデータ収集装置をさらに有する請求項1
    乃至6のいずれか1つに記載の省エネルギ・サービス支
    援システム。
  10. 【請求項10】前記エネルギ供給設備にコージェネレー
    ション設備を含むことを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか1つに記載の省エネルギ・サービス支援システ
    ム。
  11. 【請求項11】前記最適運転方法に関する情報を前記送
    信手段から受信し、制御対象となる前記エネルギ供給設
    備に含まれる設備に対し前記最適運転方法に従った設定
    を自動的に行う最適運転制御手段をさらに有する請求項
    2、3、5又は6のいずれか1つに記載の省エネルギ・
    サービス支援システム。
  12. 【請求項12】前記受信手段が、前記顧客の端末から前
    記省エネルギ・サービスに対する対価の支払い要求を受
    信し、 当該支払い要求に応答して決済処理を行う決済処理手段
    をさらに有する請求項1乃至6のいずれか1つ記載の省
    エネルギ・サービス支援システム。
  13. 【請求項13】省エネルギ・サービス支援システムであ
    って、 少なくとも電力エネルギと熱エネルギとを含むエネルギ
    の需要量に関するデータと、少なくとも電力エネルギ供
    給設備と熱エネルギ供給設備とを含むエネルギ供給設備
    の運転状況に関するデータとを、所定の時間間隔で各顧
    客のデータ収集装置から受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記エネルギの需要量に関する
    データ及び前記エネルギ供給設備の運転状況に関するデ
    ータとを顧客毎に蓄積する顧客エネルギ情報データベー
    スと、 実際のエネルギ使用状態と本サービス提供前におけるエ
    ネルギ使用状態とから省エネルギ効果に関する情報を、
    第2の所定の時間間隔で計算する省エネルギ効果算出手
    段と、 前記省エネルギ効果に関する情報を各顧客の端末に対し
    て送信する送信手段と、 を有する省エネルギ・サービス支援システム。
  14. 【請求項14】前記顧客エネルギ情報データベースを参
    照して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法
    を決定する最適運転決定手段をさらに有し、 前記送信手段が、前記最適運転方法に関する情報を各顧
    客の端末に対して送信し、 前記実際のエネルギ使用状態が、前記最適運転方法を実
    施した場合におけるエネルギ使用状態であることを特徴
    とする請求項13記載の省エネルギ・サービス支援シス
    テム。
  15. 【請求項15】前記顧客エネルギ情報データベースを参
    照して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法
    を決定する最適運転決定手段をさらに有し、 前記送信手段が、前記最適運転方法に関する情報を各顧
    客の端末に対して送信し、 前記本サービス提供前におけるエネルギ使用状態が、本
    サービス提供後と同じエネルギ供給設備に対して前記最
    適運転方法を実施しない場合におけるエネルギ使用状態
    であることを特徴とする請求項10記載の省エネルギ・
    サービス支援システム。
  16. 【請求項16】少なくとも電力エネルギと熱エネルギと
    を含むエネルギの需要量に関するデータと、少なくとも
    電力エネルギ供給設備と熱エネルギ供給設備とを含むエ
    ネルギ供給設備の運転状況に関するデータとを、所定の
    時間間隔で各顧客のデータ収集装置から受信する受信ス
    テップと、 前記受信ステップにおいて受信した前記エネルギの需要
    量に関するデータ及び前記エネルギ供給設備の運転状況
    に関するデータとを顧客毎に顧客エネルギ情報データベ
    ースに蓄積するステップと、 前記顧客エネルギ情報データベースを参照して、サービ
    ス対価算出期間における実際のエネルギコストと本サー
    ビス提供前の状態におけるエネルギコストとを計算し、
    当該計算結果に基づき所定の規則に従って省エネルギ・
    サービスに対する対価を顧客毎に計算するサービス対価
    計算ステップと、 を含む省エネルギ・サービス対価計算方法。
  17. 【請求項17】前記顧客エネルギ情報データベースを参
    照して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法
    を決定するステップと、 前記最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
    送信するステップと、 をさらに含み、 前記実際のエネルギコストが、前記最適運転方法を実施
    した場合におけるエネルギコストであることを特徴とす
    る請求項16記載の省エネルギ・サービス対価計算方
    法。
  18. 【請求項18】前記顧客エネルギ情報データベースを参
    照して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法
    を決定するステップと、 前記最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
    送信するステップと、 をさらに含み、 前記本サービス提供前の状態におけるエネルギコスト
    が、本サービス提供後と同じエネルギ供給設備に対して
    前記最適運転方法を実施しない場合におけるエネルギコ
    ストであることを特徴とする請求項16記載の省エネル
    ギ・サービス対価計算方法。
  19. 【請求項19】少なくとも電力エネルギと熱エネルギと
    を含むエネルギの使用量に関するデータと、少なくとも
    電力エネルギ供給設備と熱エネルギ供給設備とを含むエ
    ネルギ供給設備の運転状況に関するデータとを、所定の
    時間間隔で各顧客のデータ収集装置から受信する受信ス
    テップと、 前記受信ステップにおいて受信した前記エネルギの使用
    量に関するデータ及び前記エネルギ供給設備の運転状況
    に関するデータとを顧客毎に顧客エネルギ情報データベ
    ースに蓄積するステップと、 前記顧客エネルギ情報データベースを参照して、本サー
    ビス提供前の状態におけるエネルギ使用量をサービス対
    価算出周期毎に計算し、当該計算されたエネルギ使用量
    及び前記顧客エネルギ情報データベース内の前記エネル
    ギの使用量に基づき所定の規則に従って省エネルギ・サ
    ービスに対する対価を顧客毎に計算するサービス対価計
    算ステップと、 を含む省エネルギ・サービス対価計算方法。
  20. 【請求項20】前記顧客エネルギ情報データベースを参
    照して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法
    を決定する最適運転決定ステップと、 前記最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
    送信する送信ステップと、 をさらに含み、 前記顧客エネルギ情報データベース内の前記エネルギの
    使用量が、前記最適運転方法を実施した場合におけるエ
    ネルギの使用量であることを特徴とする請求項19記載
    の省エネルギ・サービス対価計算方法。
  21. 【請求項21】前記顧客エネルギ情報データベースを参
    照して、各顧客の前記エネルギ供給設備の最適運転方法
    を決定する最適運転決定ステップと、 前記最適運転方法に関する情報を各顧客の端末に対して
    送信する送信ステップと、 をさらに含み、 前記本サービス提供前の状態におけるエネルギ使用量
    が、本サービス提供後と同じエネルギ供給設備に対して
    前記最適運転方法を実施しない場合におけるエネルギ使
    用量であることを特徴とする請求項19記載の省エネル
    ギ・サービス対価計算方法。
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