JP2001282629A - メモリモジュール基板の検査システム、基板装着装置、マスタ基板作成装置及び記録媒体 - Google Patents

メモリモジュール基板の検査システム、基板装着装置、マスタ基板作成装置及び記録媒体

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JP2001282629A
JP2001282629A JP2000097514A JP2000097514A JP2001282629A JP 2001282629 A JP2001282629 A JP 2001282629A JP 2000097514 A JP2000097514 A JP 2000097514A JP 2000097514 A JP2000097514 A JP 2000097514A JP 2001282629 A JP2001282629 A JP 2001282629A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコンに保存されたSPDデータをパソコ
ンに接続できない検査装置に保存する作業を短時間で簡
単に行い、DIMM等の基板検査の作業効率を向上させ
ることができる低コストで構築可能な検査システムを提
供する。 【解決手段】 パソコン1に接続されたマスタ基板作成
装置10を用いて該パソコン内のSPDデータをそのE
EPROMに記録したマスタ基板2を作成し、該マスタ
基板を検査装置のソケットに装着して該マスタ基板から
該SPDデータをダウンロードする。上記マスタ基板作
成装置は、パソコンと接続するセントロコネクタ11
と、DIMMを装着可能な2つのソケット13a,13
bと、該セントロコネクタを介して入力されたSPDデ
ータを該ソケットに装着されたDIMM上のEEPRO
Mに書き込む書込制御部14が設けられている。このよ
うな簡単な構成でマスタ基板を作成することができるの
で、パソコンに接続可能な高価な検査装置を入手しなく
ても簡単に検査システムを構築することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一回路基板上に
複数の半導体メモリが搭載されたメモリモジュール基板
上に設けられたEEPROM等の不揮発性メモリへSP
D等の所定情報を書き込むとともに、該メモリモジュー
ル基板の検査を行うメモリモジュール基板の検査システ
ムに関するものである。また、本発明は、この検査シス
テムに用いられ、上記不揮発性メモリに所定情報を書き
込んでマスタ基板を作成することに特化したマスタ基板
作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記メモリモジュール基板としては、例
えば、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と
いう。)やワークステーション等に使用されるDIMM
(Dual Inline Memory Modul
e)が知られている。このDIMM上には、不揮発性メ
モリであるEEPROM(Electric Eras
able Programmable ROM)が搭載
されている。このEEPROMには、当該DIMMのメ
モリ容量、データ幅、コントロールライン、スピード等
の情報であるSPD(Serial Presence
Detection)データが、製造業者によって書
き込まれる。
【0003】DIMMを製造するにあたって、その製造
業者は、該DIMM上のEEPROMにSPDデータを
書き込み、該DIMMの検査を行う。このSPDデータ
の書き込み及びDIMMの検査(以下、「基板検査等」
という。)では、主に、検査対象となるDIMM上のE
EPROMへのSPDデータの書き込み、及び該DIM
Mのアセンブル不良、アドレスフォルト、信号ノイズ不
良等の検査を行う。
【0004】EEPROMに書き込まれるSPDデータ
は、そのDIMMの種類によってそれぞれ異なる。近年
では、技術開発によってDIMMの種類は増加の一途を
辿っており、それに伴ってSPDの種類も増加してい
る。そのため、製造業者側では、多種にわたるSPDを
簡単に管理するために、各DIMMに対応したSPDデ
ータをパソコンによって一括管理するようになってい
る。
【0005】検査者が基板検査等のために操作する検査
装置の中には、各DIMMに対応したSPDデータを一
括管理可能なコンピュータと、DIMMを装着可能であ
って所定のインターフェースを介して該コンピュータに
接続されるDIMM装着装置とで構成された検査装置
(例えば、TRIAD SPECTRUM社製Turb
oCATS II(商標))がある。この検査装置におい
ては、当該コンピュータのハードディスクやフロッピー
(登録商標)ディスク等の記録媒体に記録されたSPD
データを、上記インターフェースを介して、上記DIM
M装着装置に伝送し、該DIMM上のEEPROMに書
き込むことができる。しかし、このような検査装置は、
非常に高価であった。
【0006】一方で、パソコンには接続できないが、上
述した高価な検査装置と同様の基板検査等を行うことが
できる安価な検査装置(例えば、TRIAD SPEC
TRUM社製TurboCATS I(商標))もあ
る。この検査装置は、当該装置内に7種類のSPDデー
タを保存することができる。したがって、7種類までの
DIMMに対しては1台で基板検査等を行うことができ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に近年ではSPDの種類が増大しているため、上記安価
な検査装置を用いて基板検査等を行う検査ライン上に
は、7種類を超える多種のDIMMについて基板検査等
を行いたい場合が多い。このように多種のDIMMが検
査ライン上に乗ると、上記安価な検査装置に保存された
SPDだけでは基板検査等を行うことができない。した
がって、例えば8種類目のDIMMに対して基板検査等
を行う場合、上記検査装置に既に保存されているSPD
データの1つを削除して、該DIMMに対応した8つ目
のSPDデータを該検査装置に保存するという作業を行
い、それから基板検査等をしなければならない。
【0008】従来、上記安価な検査装置に新しいSPD
データを保存する作業は、検査者がそのSPDの内容が
記載された紙を見て、そのSPDデータを該検査装置に
手入力で保存していた。このため、その基板検査等の作
業が煩雑で時間がかかり、作業効率が悪いという問題が
あった。特に、この問題は、検査ライン上に乗るDIM
Mの種類が多ければ多いほど深刻となる。
【0009】また、上記のような安価な検査装置の中に
は、検査対象に書き込むべきSPDデータが記録された
不揮発性メモリを備えたメモリモジュール基板であるマ
スタ基板から該SPDデータをダウンロードできるもの
がある。これによれば、過去に一度基板検査等を行った
DIMMをマスタ基板として保管しておき、該マスタ基
板からSPDデータをダウンロードすることで、再び同
じSPDデータを検査装置に手入力で保存しなくても済
む。しかし、マスタ基板として使用するDIMM自体が
高価であり、これからも増え続けるSPDの種類ごとに
マスタ基板を用意するのはコスト的に好ましくなく、し
かも多数のマスタ基板を保管・管理するのも煩雑であ
る。また、当該製造業者が製造を依頼されたDIMMを
すべてその顧客に引き渡す旨の契約が存在する場合もあ
り、その場合にはマスタ基板として該DIMMを保管し
ておくことができない。
【0010】更に、上記安価な検査装置を利用して基板
検査等を行う場合、上述のように該検査装置に手入力で
SPDデータを保存するときに、その作業を行う検査者
がミス入力してしまうこともある。このようにミス入力
してしまった場合、そのミス入力により取り込まれたS
PDデータに基づいて検査対象の基板検査等が行われて
しまうので、手入力したSPDデータと、該SPDデー
タの元になったパソコン内のSPDデータとを比較・チ
ェックすることが非常に重要である。しかし、上記検査
装置においては、パソコンと接続できないため、上記比
較チェック作業を演算器等の機械的作業で行うことがで
きない。このため、この比較チェック作業は、検査者が
目で見て行うという人的作業に頼っていた。したがっ
て、機械的作業に比べてその作業効率が悪く、また、手
入力されたSPDデータのチェックの確実性も機械的作
業に比べて低いという問題があった。
【0011】本発明は、以上の問題に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、パソコン等に接続で
きない安価な検査装置を用いてメモリモジュール基板の
基板検査等を行うときに、該検査装置にSPD等の所定
情報を保存する作業を従来に比べて短時間で簡単に行う
ことができ、かつ、その保存作業時のミスも少なく、基
板検査等の作業効率を向上させることができる低コスト
で構築可能なメモリモジュール基板の検査システム、該
検査システムに用いる基板装着装置及びマスタ基板作成
装置、並びに該マスタ基板作成装置の書込制御部を構成
する手段としてコンピュータを機能させるプログラムを
記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、メモリモジュール基板を装着可
能な基板装着部と、所定情報を記録する情報メモリ部
と、検査プログラムを記録するプログラムメモリ部と、
該基板装着部に装着されたメモリモジュール基板上の不
揮発性メモリに書き込まれた所定情報を該情報メモリ部
に記録する記録制御部と、該基板装着部に装着されたメ
モリモジュール基板上の不揮発性メモリに所定情報を書
き込む書込制御部と、該プログラムメモリ部に記録され
た検査プログラムに従って該基板装着部に装着されたメ
モリモジュール基板の検査を行う検査制御部とを有し、
検査対象となる多種のメモリモジュール基板上の不揮発
性メモリに各メモリモジュール基板に対応した所定情報
を書き込むとともに、該メモリモジュール基板の検査を
行うメモリモジュール基板の検査システムにおいて、上
記情報メモリ部及び上記書込制御部、並びに該情報メモ
リ部に記録された所定情報を出力するための出力インタ
ーフェース部を備えたマスタ基板作成用書込制御装置
と、上記出力インターフェース部に接続されるインター
フェース部、及び上記基板装着部を備え、該インターフ
ェース部を介して入力された所定情報を、該基板装着部
に装着されたメモリモジュール基板上の不揮発性メモリ
に伝送する基板装着装置と、上記基板装着部、上記情報
メモリ部、上記プログラムメモリ部、上記記録制御部、
上記書込制御部及び上記検査制御部を備えた検査装置と
が、それぞれ別体に構成され、上記マスタ基板作成用書
込制御装置は、該マスタ基板作成用書込制御装置の上記
情報メモリ部に記録された所定情報を、該マスタ基板作
成用書込制御装置の上記書込制御部の制御により上記出
力インターフェース部から出力し、上記基板装着装置の
上記基板装着部に装着されたマスタ基板となるメモリモ
ジュール基板上の不揮発性メモリに書き込んでマスタ基
板を作成し、上記検査装置は、該検査装置の上記基板装
着部に装着されたマスタ基板がもつ所定情報を、該検査
装置の上記記録制御部により該検査装置の上記情報メモ
リ部に記録することを特徴とするものである。
【0013】この検査システムは、上述した高価な検査
装置を用いず、DIMMの種類に応じた各SPDデータ
等の所定の情報を一括管理可能なパソコン等に接続でき
ない安価な検査装置を用いてメモリモジュール基板に対
する基板検査等を行うものである。ここで、このパソコ
ン等は、マスタ基板作成用書込制御装置として用いら
れ、その書込制御部は、例えば、所定の書込用コンピュ
ータプログラムを実行するCPU等の演算器によって実
現される。このような安価な検査装置を用いる場合、上
記マスタ基板作成用書込制御装置であるパソコン等によ
って保存・管理された所定情報を該検査装置内の情報メ
モリ部に保存する作業が必要になる。本請求項の検査シ
ステムでは、上記マスタ基板作成用書込制御装置及び上
記基板装着装置により、該マスタ基板作成用書込制御装
置内に保存された所定情報を、一旦、所定のメモリモジ
ュール基板上の不揮発性メモリに書き込んでマスタ基板
を作成する。そして、このマスタ基板を上記検査装置の
基板装着部に装着して該マスタ基板上の不揮発性メモリ
内の所定情報を該検査装置内の情報メモリ部にダウンロ
ードする。このようにマスタ基板を介して、上記マスタ
基板作成用書込制御装置で保存・管理されていた所定情
報を検査装置に移動させるので、手入力作業により検査
装置に移動させる従来の方法に比べて、その作業が簡単
で短時間で済み、しかも検査装置への保存ミスはほとん
どない。
【0014】また、上記マスタ基板作成用書込制御装置
及びこれに接続される基板装着装置は、該マスタ基板作
成用書込制御装置内の所定情報をマスタ基板となるメモ
リモジュール基板上の不揮発性メモリに書き込むことに
特化したものである。すなわち、メモリモジュール基板
に対してアセンブル不良等の基板検査を行う機能は上記
検査装置に設けられているため、上記マスタ基板作成用
書込制御装置自体及び上記基板装着装置自体には、基板
検査を行う機能を設ける必要がなく、マスタ基板を作成
するために必要な機能さえあれば足りる。したがって、
上記マスタ基板作成用書込制御装置は、汎用のコンピュ
ータと、所定の書込用コンピュータプログラムとで構成
することが可能である。また、上記基板装着装置は、上
記マスタ基板作成用書込制御装置から出力された所定情
報を、基板装着部に装着されたメモリモジュール基板上
の不揮発性メモリに伝送する機能さえあれば足りるの
で、部品点数も少なく、その構成も簡単であるため、低
コストで製造することができる。また、当該検査システ
ムを構成する他の構成要素である検査装置は、従来から
ある安価な検査装置(TRIAD SPECTRUM社
製TurboCATSI(商標)等)を利用することが
できる。
【0015】このように、当該検査システムは、例え
ば、汎用のコンピュータに所定の書込プログラムをイン
ストールして上記マスタ基板作成用書込制御装置を構成
し、かつ、上記基板装着装置を製造あるいは入手し、更
に安価な検査装置を製造あるいは入手するだけで構築で
きるので、当該検査システムを安価に提供することがで
きる。特に、この検査システムを構成する安価な検査装
置を既に所持し、かつ、汎用コンピュータで所定情報を
一括管理している利用者にとっては、該汎用のコンピュ
ータに所定の書込プログラムをインストールし、かつ、
上記基板装着装置を製造あるいは入手するだけで、コス
トをかけずに作業効率の向上を図ることができる。
【0016】また、請求項2の発明は、請求項1のメモ
リモジュール基板の検査システムにおいて、上記基板装
着装置に、上記インターフェース部から入力される信号
レベルを変更するレベル変更部を設け、該インターフェ
ース部を介して入力された所定情報である信号を、該レ
ベル変更部でレベル変更して、該基板装着部に装着され
たマスタ基板となるメモリモジュール基板上の不揮発性
メモリに伝送することを特徴とするものである。
【0017】この検査システムは、上記レベル変更部に
より、上記マスタ基板作成用書込制御装置からの所定情
報の信号レベルを変更してからメモリモジュール基板上
の不揮発性メモリまで伝送する。したがって、上記不揮
発性メモリの許容信号レベルよりも大きい信号や、必要
な信号レベルにまで達しない信号等が、上記マスタ基板
作成用書込制御装置から入力されたとしても、該信号を
該不揮発性メモリに適した信号レベルに変更することが
できる。
【0018】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
のメモリモジュール基板の検査システムにおいて、上記
基板装着装置に、上記インターフェース部とは別個の他
のインターフェース部を設け、該他のインターフェース
部に接続される外部装置と上記マスタ基板作成用書込制
御装置との間の信号伝送が可能なように、該インターフ
ェース部と該他のインターフェース部とが接続されてい
ることを特徴とするものである。
【0019】この検査システムは、上記マスタ基板作成
用書込制御装置と上記外部装置との間での信号伝送が可
能なように、該マスタ基板作成用書込制御装置に接続さ
れるインターフェース部と、該外部装置に接続される他
のインターフェース部とが接続されている。したがっ
て、上記マスタ基板作成用書込制御装置に設けられたイ
ンターフェースに上記基板装着装置を接続しても該イン
ターフェースを占有してしまうことがなく、該基板装着
装置を接続したまま、該インターフェースに接続可能な
外部装置を利用することが可能となる。例えば、上記マ
スタ基板作成用書込制御装置としてパソコンを使用し、
そのプリンタ用のパラレルインターフェースに上記基板
装着装置を接続している場合であっても、該基板装着装
置に設けられた上記他のインターフェース部にプリンタ
を接続しておけば、該基板装着装置を接続したままで該
プリンタを使用することが可能となる。尚、上記他のイ
ンターフェース部は1つとは限らず、上記インターフェ
ース部とは別個の複数のインターフェース部を設けても
よい。
【0020】また、請求項4の発明は、請求項3のメモ
リモジュール基板の検査システムにおいて、上記外部装
置が、メモリモジュール基板を装着可能な基板装着部を
有するものであって、上記他のインターフェース部を、
該外部装置に接続可能な構成としたことを特徴とするも
のである。
【0021】この検査システムにおいては、上記他のイ
ンターフェース部に、メモリモジュール基板を装着可能
な基板装着部を有する他の外部装置を接続することで、
例えば、上記基板装着装置本体に装着できないメモリモ
ジュール基板についてもマスタ基板を作成することが可
能となる。
【0022】上記目的を達成するために、請求項5の発
明は、メモリモジュール基板を装着可能な基板装着部
と、所定情報を記録する情報メモリ部と、検査プログラ
ムを記録するプログラムメモリ部と、該基板装着部に装
着されたメモリモジュール基板上の不揮発性メモリに書
き込まれた所定情報を該情報メモリ部に記録する記録制
御部と、該基板装着部に装着されたメモリモジュール基
板上の不揮発性メモリに所定情報を書き込む書込制御部
と、該プログラムメモリ部に記録された検査プログラム
に従って該基板装着部に装着されたメモリモジュール基
板の検査を行う検査制御部とを有し、検査対象となる多
種のメモリモジュール基板上の不揮発性メモリに各メモ
リモジュール基板に対応した所定情報を書き込むととも
に、該メモリモジュール基板の検査を行うメモリモジュ
ール基板の検査システムにおいて、上記情報メモリ部、
及び該情報メモリ部に記録された所定情報を出力するた
めの出力インターフェース部を備えた情報保存装置と、
上記出力インターフェース部に接続されるインターフェ
ース部、並びに上記書込制御部及び上記基板装着部を備
えたマスタ基板作成装置と、上記基板装着部、上記情報
メモリ部、上記プログラムメモリ部、上記記録制御部、
上記書込制御部及び上記検査制御部を備えた検査装置と
が、それぞれ別体に構成され、上記マスタ基板作成装置
は、該マスタ基板作成装置の上記書込制御部により、上
記インターフェース部を介して、上記情報保存装置の上
記情報メモリ部に記録された所定情報を読み出し、該所
定情報を、該マスタ基板作成装置の上記基板装着部に装
着されたマスタ基板となるメモリモジュール基板上の不
揮発性メモリに書き込んでマスタ基板を作成し、上記検
査装置は、該検査装置の上記基板装着部に装着されたマ
スタ基板がもつ所定情報を、該検査装置の上記記録制御
部により該検査装置の上記情報メモリ部に記録すること
を特徴とするものである。
【0023】この検査システムにおいては、所定情報を
メモリモジュール基板上の不揮発性メモリに書き込む書
込制御部が、マスタ基板作成装置に設けられた構成とな
っている。すなわち、上記請求項1の検査システムの構
成で例えて言えば、上記マスタ基板作成用書込制御装置
に設けられていた書込制御部の機能が、上記基板装着装
置側に与えられている構成となっている。このため、D
IMMの種類に応じた各SPDデータ等の所定情報を一
括管理可能なパソコン等で上記情報保存装置を構成する
場合、該情報保存装置には、所定情報を保存・管理でき
る機能さえあれば足り、所定情報をメモリモジュール基
板上の不揮発性メモリに書き込むために必要な装置を設
けたり、所定の書込用コンピュータプログラムをインス
トールしたりする必要がなくなる。
【0024】尚、この検査システムにおいても、上記請
求項1の検査システムと同様に、パソコン等に接続でき
ない安価な検査装置を用いても、従来よりも検査装置に
所定情報を移動させる作業が簡単で短時間で済み、しか
も検査装置への保存ミスをほとんどなくすことができ
る。また、当該検査システムの構成要素である上記情報
保存装置は、汎用のコンピュータで構成でき、また、上
記検査装置はパソコン等に接続できない安価な検査装置
を製造あるいは入手すればよく、上記マスタ基板作成装
置は、部品点数も少なく、その構成も簡単であるため、
低コストで製造することができる。したがって、当該検
査システムを安価に提供することができる。
【0025】また、請求項6の発明は、請求項1、2、
3、4又は5のメモリモジュール基板の検査システムに
おいて、上記マスタ基板上の不揮発性メモリに書き込ま
れる書込元の所定情報と、該マスタ基板上の不揮発性メ
モリに書き込んだ所定情報とを比較して、該書込元の所
定情報が該不揮発性メモリに正しく書き込まれたか否か
を判断する比較判断部を、上記マスタ基板作成用書込制
御装置又は上記基板装着装置、あるいは上記情報保存装
置又は上記マスタ基板作成装置に設けたことを特徴とす
るものである。
【0026】この検査システムにおいては、マスタ基板
が正しく作成されたか否かを判断することができるの
で、検査装置への所定情報の保存ミスをなくし、基板検
査等のやり直し等の無駄な時間をなくすことが可能とな
る。この比較判断部は、上記所定情報が保存されている
マスタ基板作成用書込制御装置又は情報保存装置側に設
けても、マスタ基板が装着される基板装着装置又はマス
タ基板作成装置側に設けてもよい。上記比較判断部は、
その機能をコンピュータプログラムで実現して構成した
り、従来から知られている簡単な回路構成で実現して構
成したりすることができる。
【0027】また、請求項7の発明は、請求項1、2、
3、4、5又は6のメモリモジュール基板の検査システ
ムにおいて、メモリモジュール基板上の不揮発性メモリ
内の所定情報を読み出す読出制御部を、上記マスタ基板
作成用書込制御装置又は上記基板装着装置、あるいは上
記情報保存装置又は上記マスタ基板作成装置に設けたこ
とを特徴とするものである。
【0028】この検査システムにおいては、上記読出制
御部によりマスタ基板上の不揮発性メモリ内の所定情報
を読み出すことができるので、例えば、基板検査等に必
要な所定情報を、メモリモジュール基板上の不揮発性メ
モリ内に記録されたままの状態で入手した場合であって
も、該所定情報を保存・管理することが可能なマスタ基
板作成用書込制御装置又は情報保存装置に送ることが可
能となる。また、例えば、上記マスタ基板作成用書込制
御装置又は上記基板装着装置、あるいは上記情報保存装
置又は上記マスタ基板作成装置にモニタを接続したり、
プリンタを接続したりした構成にすれば、メモリモジュ
ール基板上の不揮発性メモリに書き込んだ所定情報を一
旦読み出して、所定の形式でモニタ等に表示したり、プ
リントアウトしたりする等も可能となる。
【0029】上記目的を達成するために、請求項8の発
明は、所定情報を記録する情報メモリ部、メモリモジュ
ール基板上の不揮発性メモリに該所定情報を書き込む書
込制御部、該書込制御部の制御に基づいて該所定情報を
出力する出力インターフェース部を備えたマスタ基板作
成用書込制御装置の出力インターフェースに接続される
インターフェース部と、メモリモジュール基板を装着可
能な基板装着部とを備え、上記インターフェース部を介
して入力された所定情報を、上記基板装着部に装着され
たマスタ基板となるメモリモジュール基板上の不揮発性
メモリに伝送し、上記マスタ基板作成用書込制御装置の
上記書込制御部の制御に基づいてマスタ基板を作成する
ためのものであって、請求項1の検査システムに適用さ
れることを特徴とする基板装着装置である。
【0030】この基板装着装置は、上述した請求項1の
検査システムの基板装着装置に適用されるものであっ
て、パソコン等のマスタ基板作成用書込制御装置内の所
定情報をマスタ基板となるメモリモジュール基板上の不
揮発性メモリに伝送するためのものである。したがっ
て、この基板装着装置に関しては、部品点数も少なく、
その構成も簡単であるため、低コストで製造することが
できる。よって、本請求項の基板装着装置を上述した請
求項1の検査システムに適用した場合、その検査システ
ム全体も安価に提供することができる。
【0031】また、請求項9の発明は、請求項8の基板
装着装置において、上記インターフェース部から入力さ
れる信号レベルを変更するレベル変更部を設け、該イン
ターフェース部を介して入力された所定情報である信号
を、該レベル変更部でレベル変更して、上記基板装着部
に装着されたマスタ基板となるメモリモジュール基板上
の不揮発性メモリに伝送することを特徴とするものであ
る。
【0032】この基板装着装置においては、上記レベル
変更部により、上記マスタ基板作成用書込制御装置から
の所定情報の信号レベルを変更してからメモリモジュー
ル基板上の不揮発性メモリまで伝送する。したがって、
上記不揮発性メモリの許容信号レベルよりも大きい信号
や、必要な信号レベルにまで達しない信号等が、上記マ
スタ基板作成用書込制御装置から入力されたとしても、
該信号を該不揮発性メモリに適した信号レベルに変更す
ることができる。
【0033】また、請求項10の発明は、請求項8又は
9の基板装着装置において、上記インターフェース部と
は別個の他のインターフェース部を設け、該他のインタ
ーフェース部に接続される外部装置と上記マスタ基板作
成用書込制御装置との間の信号伝送が可能なように、該
インターフェース部と該他のインターフェース部とが接
続されていることを特徴とするものである。
【0034】この基板装着装置においては、上記マスタ
基板作成用書込制御装置と上記外部装置との間での信号
伝送が可能なように、該マスタ基板作成用書込制御装置
に接続されるインターフェース部と、該外部装置に接続
される他のインターフェース部とが接続されている。し
たがって、上記マスタ基板作成用書込制御装置に設けら
れたインターフェースに上記基板装着装置を接続しても
該インターフェースを占有してしまうことがなく、該基
板装着装置を接続したまま、該インターフェースに接続
可能な外部装置を利用することが可能となる。例えば、
上記マスタ基板作成用書込制御装置としてパソコンを使
用し、そのプリンタ用のパラレルインターフェースに上
記基板装着装置を接続している場合であっても、該基板
装着装置に設けられた上記他のインターフェース部にプ
リンタを接続しておけば、該基板装着装置を接続したま
まで該プリンタを使用することが可能となる。
【0035】また、請求項11の発明は、請求項10の
基板装着装置において、上記外部装置が、メモリモジュ
ール基板を装着可能な基板装着部を有するものであっ
て、上記他のインターフェース部を、該外部装置に接続
可能な構成としたことを特徴とするものである。
【0036】この基板装着装置においては、上記他のイ
ンターフェース部に、メモリモジュール基板を装着可能
な基板装着部を有する他の外部装置を接続することで、
例えば、当該基板装着装置本体に装着できないメモリモ
ジュール基板についてもマスタ基板を作成することが可
能となる。
【0037】また、請求項12の発明は、請求項8、
9、10又は11の基板装着装置において、上記マスタ
基板となるメモリモジュール基板上の不揮発性メモリに
書き込まれる書込元の所定情報と、該マスタ基板上の不
揮発性メモリに書き込んだ所定情報とを比較して、該書
込元の所定情報が該不揮発性メモリに正しく書き込まれ
たか否かを判断する比較判断部を有することを特徴とす
るものである。
【0038】この基板装着装置においては、マスタ基板
が正しく作成されたか否かを判断することができるの
で、この基板装着装置を適用した検査システムにおい
て、検査装置への所定情報の保存ミスをなくし、基板検
査等のやり直し等の無駄な時間をなくすことが可能とな
る。
【0039】また、請求項13の発明は、請求項8、
9、10、11又は12の基板装着装置において、メモ
リモジュール基板上の不揮発性メモリ内の所定情報を読
み出す読出制御部を有することを特徴とするものであ
る。
【0040】この基板装着装置においては、上記読出制
御部によりマスタ基板上の不揮発性メモリ内の所定情報
を読み出すことができるので、この基板検査装置を適用
した検査システムにおいて、例えば、基板検査等に必要
な所定情報を、メモリモジュール基板上の不揮発性メモ
リ内に記録されたままの状態で入手した場合であって
も、該所定情報を保存・管理することが可能な上記マス
タ基板作成用書込制御装置に送ることが可能となる。ま
た、例えば、上記マスタ基板作成用書込制御装置にモニ
タを接続したり、プリンタを接続したりした構成にすれ
ば、メモリモジュール基板上の不揮発性メモリに書き込
んだ所定情報を一旦読み出して、所定の形式でモニタ等
に表示したり、プリントアウトしたりする等も可能とな
る。
【0041】また、請求項14の発明は、所定情報を記
録する情報メモリ部、及び該情報メモリ部に記録された
所定情報を出力する出力インターフェース部を備えた情
報保存装置の出力インターフェースに接続されるインタ
ーフェース部と、メモリモジュール基板を装着可能な基
板装着部と、該インターフェース部を介して該情報保存
装置の情報メモリ部に記録された所定情報を読み出し、
該所定情報を、該基板装着部に装着されたマスタ基板と
なるメモリモジュール基板上の不揮発性メモリに書き込
む書込制御部とを備え、上記書込制御部の制御に基づい
てマスタ基板を作成することを特徴とするマスタ基板作
成装置である。
【0042】このマスタ基板作成装置には、所定情報を
メモリモジュール基板上の不揮発性メモリに書き込む書
込制御部が設けられているので、このマスタ基板作成装
置と接続される上記情報保存装置を、DIMMの種類に
応じた各SPDデータ等の所定情報を一括管理可能なパ
ソコン等で構成する場合、該情報保存装置には、所定情
報を保存・管理できる機能さえあれば足り、所定情報を
メモリモジュール基板上の不揮発性メモリに書き込むた
めに必要な装置を設けたり、所定の書込用コンピュータ
プログラムをインストールしたりする必要がなくなる。
【0043】尚、このマスタ基板作成装置も、上記基板
装着装置と同様に、部品点数が少なく、その構成も比較
的簡単であるため、低コストで製造することができる。
よって、このマスタ基板作成装置を適用して検査システ
ムを構築する場合、その検査システム全体も安価に提供
することができる。
【0044】また、請求項15の発明は、請求項14の
マスタ基板作成装置において、上記マスタ基板となるメ
モリモジュール基板上の不揮発性メモリに書き込まれる
書込元の所定情報と、該マスタ基板上の不揮発性メモリ
に書き込んだ所定情報とを比較して、該書込元の所定情
報が該不揮発性メモリに正しく書き込まれたか否かを判
断する比較判断部を有することを特徴とするものであ
る。
【0045】このマスタ基板作成装置においては、マス
タ基板が正しく作成されたか否かを判断することができ
るので、このマスタ基板作成装置を適用した検査システ
ムにおいて、検査装置への所定情報の保存ミスをなく
し、基板検査等のやり直し等の無駄な時間をなくすこと
が可能となる。
【0046】また、請求項16の発明は、請求項14又
は15のマスタ基板作成装置において、メモリモジュー
ル基板上の不揮発性メモリ内の所定情報を読み出す読出
制御部を有することを特徴とするものである。
【0047】このマスタ基板作成装置においては、上記
読出制御部によりマスタ基板上の不揮発性メモリ内の所
定情報を読み出すことができるので、このマスタ基板作
成装置を適用した検査システムにおいて、例えば、基板
検査等に必要な所定情報を、メモリモジュール基板上の
不揮発性メモリ内に記録されたままの状態で入手した場
合であっても、該所定情報を保存・管理することが可能
な上記情報保存装置に送ることが可能となる。また、例
えば、上記情報保存装置にモニタを接続したり、プリン
タを接続したりした構成にすれば、メモリモジュール基
板上の不揮発性メモリに書き込んだ所定情報を一旦読み
出して、所定の形式でモニタ等に表示したり、プリント
アウトしたりする等も可能となる。
【0048】上記目的を達成するために、請求項17の
発明は、請求項14のマスタ基板作成装置の書込制御部
を構成する手段として、コンピュータを機能させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であ
って、上記情報保存装置の上記情報メモリ部に記録され
た所定情報を上記インターフェース部を介して読み出す
情報読出手段、該読み出した所定情報のうち、上記基板
装着部に装着されたマスタ基板となるメモリモジュール
基板上の不揮発性メモリに書き込むべき情報を、メモリ
に一時的に記録する情報記録手段、及び該メモリに記録
された情報を該メモリモジュール基板上の不揮発性メモ
リに書き込む情報書込手段として、コンピュータを機能
させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
録媒体である。
【0049】この記録媒体に記録されているプログラム
は、請求項14のマスタ基板作成装置に読み込まれる。
そして、このマスタ基板作成装置の書込制御部で上記プ
ログラムが実行されることにより、該マスタ基板作成装
置に接続される上記情報保存装置に、所定情報をメモリ
モジュール基板上の不揮発性メモリに書き込むために必
要な装置を設けたり、所定の書込用コンピュータプログ
ラムをインストールしたりする必要がなくなる。
【0050】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕本発明を、メモリ
モジュール基板であるDIMM上に設けられた不揮発性
メモリであるEEPROMに所定情報であるSPDデー
タを書き込みとともに、該DIMMの検査を行う検査シ
ステムに適用した実施形態(以下、本実施形態を「実施
形態1」という。)について説明する。
【0051】まず、本実施形態に係る検査システム全体
の構成及び動作について説明する。図1は、本実施形態
に係る検査システム全体の外観図である。この検査シス
テムは、マスタ基板作成用書込制御装置であるパソコン
1に接続可能な基板装着装置10と、検査装置20とか
ら構成されている。
【0052】上記パソコン1は、市販されているDOS
−Vマシン等の汎用パソコンであり、プリンタ等の外部
機器とのデータ通信を行うための出力インターフェース
部としてのパラレルインターフェース(以下、「セント
ロコネクタ」という。)が設けられている。このパソコ
ン1には、多種にわたるSPDを管理するために、情報
メモリ部としての内蔵ハードディスク内に各SPDデー
タがファイル形式で保存されている。尚、このようにパ
ソコンを用いれば、ほぼ無限数のSPDデータを管理す
ることができる。また、このパソコン1には、上記セン
トロコネクタに接続された基板装着装置10を介して、
上記ハードディスク内に保存されたSPDデータをDI
MM2上のEEPROM3に書き込むための書込用のア
プリケーションがインストールされている。検査者は、
この書込用アプリケーションを起動して所定の操作をす
ることで、上記ハードディスク内から任意のSPDデー
タを選択し、上記基板装着装置10を介して該SPDデ
ータをDIMM2上のEEPROM3に書き込むことが
できる。本実施形態では、上記書込用アプリケーション
プログラムのコンピュータプログラムを読み出して一時
的に記録しておくRAM及び該プログラムを実行するC
PU等によって書込制御部が構成されている。
【0053】上記基板装着装置10にも、上記パソコン
1と同様にインターフェース部としてのセントロコネク
タが設けられている。このセントロコネクタは、上記基
板装着装置10の背面に設けられている。この基板装着
装置10は、上記パソコン1のCPUの制御の下、この
セントロコネクタを介して入力されたSPDデータを、
用意しておいたDIMM2上のEEPROM3に伝送す
る。このDIMM2は、マスタ基板として用いられるこ
とになる。また、上記基板装着装置10の内部には、5
Vの直流電源を内部回路に供給する電源部が設けられて
いるが、この電源部からは電源ケーブル6が延びてお
り、該電源ケーブルを商用電源コンセントに差し込むこ
とで電源供給が可能となっている。更に、上記基板装着
装置10の上面には、上記電源部からの電源供給のオン
/オフを切り換える電源スイッチ7が設けられている。
【0054】上記検査装置20は、検査対象であるDI
MM4上に設けられたEEPROM5にSPDデータを
書き込み、そして該DIMMの検査を行う。この検査装
置20は、パソコン1には接続できない安価なものであ
り、例えば、TRIAD SPECTRUM社製Tur
boCATS I(商標)を用いることができる。この
検査装置20は、7種類のSPDデータを保存すること
が可能であり、検査対象のDIMM4の種類に応じてこ
れらの中からSPDデータを選択し、該SPDデータを
該DIMM上のEEPROM5に書き込むことができ
る。また、この検査装置20は、所定の検査プログラム
に従って検査対象のDIMM4の検査を行うが、その検
査プログラムは、当該検査装置20のディフォルトで設
定されたもの以外にも、ユーザー独自の検査プログラム
を7種類まで保存できる。検査の際には、検査者が保存
された検査プログラムの中から必要なものを適宜選択し
て実行する。
【0055】以下、本発明の特徴部分である上記検査シ
ステムを構成する上記基板装着装置10及び上記検査装
置20の構成及び動作について説明する。図2は、上記
基板装着装置10の概略構成を示すブロック図であり、
図3は、上記検査装置20の概略構成を示すブロック図
である。
【0056】まず、上記基板装着装置10の構成及び動
作について説明する。図2において、上記基板装着装置
10は、上記パソコン1のセントロコネクタとケーブル
接続可能なインターフェース部としてのセントロコネク
タ11と、該セントロコネクタ11に装置内部において
1対1で接続された他のインターフェース部としての同
型のセントロコネクタ12とが設けられている。上記セ
ントロコネクタ11は、上記セントロコネクタ12とフ
ラットケーブルによって接続されており、該セントロコ
ネクタ12は外部装置であるプリンタ機器8に接続され
る。この構成によって、上記パソコン1のプリンタ機器
接続用のセントロコネクタを当該検査システムのために
利用しても、該パソコンとプリンタ機器8との通信を維
持でき、該パソコンを他の目的に使用することが可能と
なる。
【0057】また、上記基板装着装置10には、マスタ
基板となるDIMM2を装着可能な基板装着部としての
4つのソケット13a,13b,13c,13dとが設
けられている。これらのソケットは、100ピンのDI
MMに対応した第1ソケット13aと、184ピンのD
IMMに対応した第2ソケット13bと、168ピンの
DIMMに対応した第3ソケット13cと、144ピン
のDIMMに対応した第4ソケット13dとからなる。
これにより、上記基板装着装置10は、現存する主なD
IMMの形式に対応することができるようになってい
る。尚、ここでは、4つの形式に対応した4つのソケッ
トを設けた構成であるが、他の形式のDIMMにも対応
する必要がある場合は、該形式に対応したソケットを設
けてもよい。
【0058】また、上記基板装着装置10には、他のイ
ンターフェース部としての外部接続用コネクタ14が設
けられている。この外部接続用コネクタ14は、上記基
板装着装置10の背面に設けられており、各ソケット1
3a,13b,13c,13dと同様に、レベル変更部
15及びセントロコネクタ11を介して上記パソコンに
接続されている。この外部接続用コネクタ14には、図
4に示すように、装置本体に設けられた4つのソケット
13a,13b,13c,13dの形式とは異なるソケ
ットを有する外部装置18を接続される。この外部接続
用コネクタ14を設けることで、装置本体自体の設計を
変更することなく、上記他の外部装置18を用意するだ
けで、新規な形式のDIMMのマスタ基板を作成するこ
とが可能となる。また、このように新規な形式のDIM
Mに対応したソケットをもつ外部装置18を用意するの
ではなく、EEPROMの端子と上記外部接続用コネク
タ14の端子とを直接接続するためのICクリップ等を
外部装置として該外部接続用コネクタに接続してもよ
い。
【0059】また、上記基板装着装置10には、上記セ
ントロコネクタ11から入力されたSPDデータの信号
レベルを上記ソケット13a,13b,13c,13
d、上記外部接続用コネクタ14に接続される他の外部
装置やICクリップのいずれかに装着されたDIMM2
上のEEPROM3に適した信号レベルにレベル変更部
15が設けられている。このレベル変更部15は、上記
セントロコネクタ11から入力される5VのSPDデー
タを3.3Vにレベル変更して、各ソケット等に出力す
る。このレベル変更部15から延びる各データライン
は、上記各ソケット13a,13b,13c,13d及
び上記外部接続用コネクタ14に並列に接続されてお
り、これらソケット等のうちの1つにDIMM2が接続
されると、上記SPDデータが該DIMMに書き込まれ
る。尚、以下の説明では、144ピンのDIMM2に対
応した第4ソケット13dを使用した場合について説明
する。
【0060】このようにしてSPDデータが書き込まれ
たDIMM2は、マスタ基板として用いられるが、ここ
で、書込エラーのチェックを行うようにすれば、上記検
査装置20へのSPDデータの保存ミスをなくし、基板
検査等のやり直し等の無駄な時間をなくすことができ
る。そこで、本実施形態では、上記パソコン1に、上記
ハードディスクに保存されたSPDデータと、上記DI
MM2上のEEPROM3に書き込んだSPDデータと
を比較して、書込エラーの有無を判断する比較用アプリ
ケーションがインストールされている。この構成におい
ては、上記比較用アプリケーションのコンピュータプロ
グラムを読み出して一時的に記録しておくRAM及び該
プログラムを実行するCPU等によって比較判断部が構
成されている。
【0061】この比較用アプリケーションは、上記書込
用アプリケーションによる書込工程が終了した後、ま
ず、上記基板装着装置10を介して、上記第4ソケット
13dに装着されたDIMM2上のEEPROM3に書
き込んだSPDデータを読み出す。そして、このSPD
データと、上記ハードディスク内に保存された書込元の
SPDデータとを比較する。この比較の結果、SPDが
正確に書き込まれている場合には、上記パソコンのモニ
タに「PASS」等を表示させ、検査者に書き込みが正
常に行われた旨を知らせる。一方、SPDが正確に書き
込まれていない場合には、上記モニタに「FAIL」等
を表示させ、検査者に書き込みが正常に行われていない
旨を知らせる。この場合、検査者は、再度書き込みを行
ったり、書込対象のDIMMを交換したりして対処す
る。
【0062】このようにしてマスタ基板を作成したら、
このDIMM2を上記第4ソケット13dから外して上
記検査装置20のある場所に運び、後述のように該DI
MMから該検査装置にSPDをダウンロードする。
【0063】次に、図3に示す上記検査装置20の構成
及び動作について説明する。上記検査装置20は、上記
第4ソケットと同様に、基板装着部としての144ピン
のDIMMに対応したソケット21が設けられている。
このソケット21は、当該検査装置20に対して着脱可
能に構成されており、検査対象のDIMMの形式に応じ
てソケットを交換可能となっている。
【0064】また、上記検査装置20には、SPDデー
タを保存しておく情報メモリ部22と、当該検査装置で
実行する検査プログラムを記録するプログラムメモリ部
23と、上記ソケット21に装着されたマスタ基板であ
るDIMM2上のEEPROM3に書き込まれたSPD
データを該情報メモリ部に記録する記録制御部24と、
該ソケットに装着された検査対象となるDIMM4上の
EEPROM5にSPDデータを書き込む書込制御部2
5と、該プログラムメモリ部に記録された検査プログラ
ムに従って検査対象のDIMMの検査を行う検査制御部
26などから構成されている。
【0065】上記情報メモリ部22には、7種類のSP
Dデータを保存することが可能である。また、上記プロ
グラムメモリ部23には、ディフォルトで設定された基
本検査プログラムが保存されており、これ以外にもユー
ザー独自の検査プログラムを7種類まで保存することが
できる。これら情報メモリ部22及びプログラムメモリ
部23は、単一の記録媒体で形成しても、別個の記録媒
体で形成してもよい。尚、上記情報メモリ部22に手入
力でSPDデータを入力したい場合には、図1に示すタ
ッチパネル9を操作して入力することができる。また、
上記プログラムメモリ部23にユーザー独自の検査プロ
グラムを保存する場合にも、同様に上記タッチパネル9
を操作して行う。
【0066】上記記録制御部24は、上記ソケット21
に装着されたマスタ基板であるDIMM2上のEEPR
OM3から、上記基板装着装置10によって書き込まれ
たSPDデータを上記情報メモリ部22に所定の形式で
記録する。上記情報メモリ部22内に既に7種類のSP
Dデータが保存されているときには、上記タッチパネル
9にその旨の警告を出し、検査者が該7種類のSPDデ
ータのうちから消去するSPDデータを選択させる。そ
して、上記記録制御部24では、選択されたSPDデー
タの内容を消去して、そのデータ格納部に上記DIMM
2からの新しいSPDデータを書き込む。
【0067】上記書込制御部25は、上記情報メモリ部
22に保存されたSPDデータのうち、検査者によって
選択されたSPDデータを取り出し、上記ソケット21
に出力する。そして、このSPDデータは、上記ソケッ
ト21に装着された検査対象となるDIMM4上のEE
PROM5に書き込まれる。
【0068】上記検査制御部26は、上記プログラムメ
モリ部23に保存された検査プログラムのうち、検査者
によって選択された検査プログラムを実行する。この検
査プログラムは、DIMM上のアドレスライン、データ
ライン、DQMライン、CSライン、モジュールのコン
トロールライン等のオープン、ショートを検出する検査
や、DIMM上の各メモリセルのオープン、ショートを
検出する検査など、検査プログラムによって指定された
多種の検査を順次実行する。
【0069】以上の構成をもつ検査システムを用いて以
下のように検査が行われる。尚、ここでは、多種にわた
るDIMMが乗っている検査ラインに本検査システムを
適用した場合について説明する。まず、検査ライン上に
乗るDIMMの種類に応じて、上記基板装着装置10を
用いてマスタ基板を作成しておく。そして、検査ライン
で流れてくるDIMMの種類に応じて、対応したマスタ
基板から上記検査装置20にSPDデータをダウンロー
ドして上記情報メモリ部22に保存する。8種類目以上
のDIMMが流れてきたら、その都度、上記情報メモリ
部22に保存された任意のSPDデータを削除して、上
記マスタ基板から対応したSPDデータをダウンロード
する。このようにして検査を行っていき、検査ライン上
に乗っているDIMMの検査が終わったら、最後にマス
タ基板を処分し、検査を終了する。尚、このマスタ基板
は、そのまま破棄してもよいが、次回の使用のために所
定期間保管しておいてもよい。また、製造や検査を依頼
されたDIMMをすべてその顧客に引き渡す旨の契約が
存在する場合には、最後にマスタ基板を検査してそのマ
スタ基板も、検査を終了した基板とともに納品する。
【0070】以上、本実施形態によれば、パソコンに接
続できない検査装置を利用する場合に、SPDデータを
手入力する作業を行わず、パソコンに保存・管理してあ
るSPDデータを簡単に利用することができる。しか
も、上記検査装置としては、TRIAD SPECTR
UM社製TurboCATS I(商標)等の安価な検
査装置を用いることができ、しかも上記基板装着装置も
安価に製造できるので、上述のような検査システムを安
価に構築することができる。
【0071】尚、本実施形態の検査システムに、更に、
上記DIMM上のEEPROM内の所定情報を読み出す
読出制御部を設けてもよい。この読出制御部は、上記パ
ソコン1に設ける場合、上記DIMM2,4上のEEP
ROM3,5内の所定情報を読み出すための読出用アプ
リケーションとして実現することができる。この構成に
おいては、上記読出用アプリケーションのコンピュータ
プログラムを読み出して一時的に記録しておくRAM及
び該プログラムを実行するCPU等によって上記読出制
御部が構成されることになる。また、DIMM2,4上
のEEPROM3,5内に記録されたSPDデータを読
み出して、上記パソコン1に伝送するような読出制御部
を、上記基板装着装置10に設けてもよい。
【0072】このように上記検査システムに読出制御部
を設けることで、例えば、基板検査等に必要な所定情報
を、DIMM上のEEPROM内に記録されたままの状
態で入手した場合であっても、上記パソコン1に送るこ
とが可能となる。したがって、このように入手したSP
Dデータであってもパソコン1で保存・管理することが
できる。また、上記検査装置20による検査が終了した
多数のDIMM4の中から任意の1つを選択し、そのE
EPROM5に書き込まれたSPDデータを一旦読み出
すこともできる。これによれば、検査が終了したDIM
M4のEEPROM5内のSPDデータを所定の形式で
上記パソコンのモニタ等に表示させたり、上記プリンタ
機器8を用いてプリントアウトしたりすることもできる
ようになる。
【0073】〔実施形態2〕本発明を、上記実施形態1
と同様に、メモリモジュール基板であるDIMM上に設
けられた不揮発性メモリであるEEPROMに所定情報
であるSPDデータを書き込みとともに、該DIMMの
検査を行う検査システムに適用した実施形態(以下、本
実施形態を「実施形態2」という。)について説明す
る。本実施形態の検査システムは、マスタ基板作成時に
おけるDIMM上のEEPROMへの書込の制御、及び
該EEPROMに書き込まれたSPDデータと書込元の
SPDデータとの比較の制御の機能を、上記実施形態1
の基板装着装置10に当たるマスタ基板作成装置110
に持たせた構成となっている。したがって、上記パソコ
ン1は情報保存装置として機能し、該パソコンには書込
用アプリケーション及び比較用アプリケーションをイン
ストールする必要がない。尚、本実施形態で使用する検
査装置20は、上記実施形態1と同じの構成及び動作で
あるので説明を省略する。
【0074】図5は、本実施形態に係る検査システムの
マスタ基板作成装置110の概略構成を示すブロック図
である。このマスタ基板作成装置110には、上記実施
形態1と同様に、インターフェース部としてのセントロ
コネクタ11、他のインターフェース部としてのセント
ロコネクタ12及び外部接続用コネクタ14、レベル変
更部15、及び基板装着部としてのソケット13a,1
3b,13c,13dが設けられている。
【0075】更に、本実施形態のマスタ基板作成装置1
10には、上記セントロコネクタ11から入力されたS
PDデータを、上記ソケット13a,13b,13c,
13d並びに上記外部接続用コネクタ14に接続される
外部装置18やICクリップのいずれかにに装着された
DIMM2上のEEPROM3に書き込む書込制御部1
16が設けられている。この書込制御部116は、上記
パソコン1の内蔵ハードディスク内に保存されたSPD
データを上記セントロコネクタ11を介して読み出し、
該SPDデータを所定の形式で上記ソケット等から出力
する。書込制御部116から延びる各データラインは、
上記各ソケット13a,13b,13c,13d及び上
記外部接続用コネクタ14に並列に接続されており、こ
れらソケット等のうちの1つにDIMM2が接続される
と、上記SPDデータが該DIMMに書き込まれる。
【0076】また、本実施形態のマスタ基板作成装置1
10には、上記パソコン1の内蔵ハードディスク内に保
存された書込元のSPDデータと上記DIMM2上のE
EPROM3に書き込んだSPDデータとを比較して、
書込エラーの有無を判断する比較判断部117が設けら
れている。この比較判断部117では、上記書込制御部
116による書込が終了した後、該書込制御部に入力さ
れた上記パソコン1からのSPDデータと、いずれかの
ソケットに装着されたDIMM2上のEEPROM3に
書き込んだSPDデータと比較する。この比較の結果、
SPDが正確に書き込まれている場合には、上記比較判
断部117の制御の下、上記パソコン1のモニタに「P
ASS」等が表示され、検査者に書き込みが正常に行わ
れた旨を知らせる。一方、SPDが正確に書き込まれて
いない場合には、上記モニタに「FAIL」等を表示さ
せ、検査者に書き込みが正常に行われていない旨を知ら
せる。
【0077】このようにしてマスタ基板を作成したら、
このDIMM2をソケットから外して上記検査装置20
のある場所に運び、上記実施形態1と同様の基板検査等
を行う。
【0078】上記書込制御部116は、書込用コンピュ
ータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録
媒体としての第1メモリと、所定のデータを一時的に記
録する第2メモリと、該プログラムを実行する演算器と
から構成されている。この書込用コンピュータプログラ
ムは、上記パソコン1の内蔵ハードディスクに記録され
たSPDデータファイルを読み出す情報読出手段として
機能するプログラム部と、該読み出したファイル内から
上記DIMM2上のEEPROM3に書き込むデータを
上記第2メモリに一時的に記録する情報記録手段として
機能するプログラム部と、該第2メモリに記録されたデ
ータを該EEPROM3に書き込む情報書込手段として
機能するプログラム部とから構成されている。
【0079】尚、上記実施形態1及び2では、DIMM
を例に挙げて説明したが、所定情報を記録する不揮発性
メモリが設けられたメモリモジュール基板であれば、他
のメモリモジュール基板に対しても適用することが可能
である。この場合、ソケット形状や記録方式等に若干の
変更を加える必要があるが、同様に低コストで検査シス
テムを構築することができる。
【0080】
【発明の効果】請求項1乃至7の発明によれば、パソコ
ン等に接続できない安価な検査装置を用いてメモリモジ
ュール基板の基板検査等を行うときに、マスタ基板作成
用書込制御装置又は情報保存装置に保存されたSPD等
の所定情報を該検査装置に保存する作業を手入力で行わ
ずにマスタ基板を介して行うので、従来に比べて短時間
で簡単に行うことができてその保存作業時のミスも少な
く、基板検査等の作業効率を向上させることができると
いう優れた効果がある。更に、マスタ基板とパソコン等
とを接続するための基板装着部又はマスタ基板作成装置
自体は安価に製造できるので、低コストで構築可能な検
査システムを提供することができるという優れた効果も
ある。
【0081】特に、請求項2の発明によれば、マスタ基
板作成用書込制御装置からの信号をメモリモジュール基
板上の不揮発性メモリに適した信号レベルに変更するこ
とができるので、該不揮発性メモリに適しない信号レベ
ルをもつ所定情報を出力するマスタ基板作成用書込制御
装置に対しても当該検査システムを適用することができ
るという優れた効果がある。
【0082】また、請求項3の発明によれば、マスタ基
板作成用書込制御装置の出力インターフェース部を基板
装着装置で占有してしまうことがなく、該マスタ基板作
成用書込制御装置に該基板装着装置を接続したままで
も、接続していないときと同じように該マスタ基板作成
用書込制御装置を他の用途に使用することができるとい
う優れた効果がある。
【0083】また、請求項4の発明によれば、基板装着
装置本体に装着できないメモリモジュール基板について
もマスタ基板を作成することが可能となるので、新規な
メモリモジュール基板に対しても迅速に対応して基板検
査等を行うことができることができるという優れた効果
がある。
【0084】また、請求項5の発明によれば、マスタ基
板作成装置に接続される情報保存装置には、従来どおり
に所定情報を保存・管理できる機能さえあれば足りるの
で、当該検査システムの導入に際しての作業は、該マス
タ基板作成装置を接続するだけでも可能となり、その作
業が簡単であるという優れた効果がある。
【0085】また、請求項6の発明によれば、検査装置
への保存作業時のミスを更に軽減し、基板検査等のやり
直し等の無駄な時間をなくすことが可能となるという優
れた効果がある。
【0086】また、請求項7の発明によれば、メモリモ
ジュール基板上の不揮発性メモリ内に記録されたままの
状態で入手した場合であっても、該所定情報を保存・管
理することが可能なマスタ基板作成用書込制御装置又は
情報保存装置に送ることが可能となったり、システム構
成によっては、メモリモジュール基板上の不揮発性メモ
リに書き込んだ所定情報を一旦読み出して、所定の形式
でモニタ等に表示したり、プリントアウトしたりする等
が可能となるという優れた効果がある。
【0087】請求項8乃至13の発明によれば、安価に
製造できる基板装着装置を提供できるので、低コストで
検査システムを構築することが可能となるという優れた
効果がある。また、当該基板装着装置を適用して検査シ
ステムを構築すれば、パソコン等に接続できない安価な
検査装置を用いてメモリモジュール基板の基板検査等を
行うことができ、該パソコン等で構成可能なマスタ基板
作成用書込制御装置に保存されたSPD等の所定情報を
該検査装置に保存する作業を手入力で行わずにマスタ基
板を介して行うので、従来に比べて短時間で簡単に行う
ことができてその保存作業時のミスも少なく、基板検査
等の作業効率を向上させることができるという優れた効
果もある。
【0088】特に、請求項9の発明によれば、マスタ基
板作成用書込制御装置からの信号をメモリモジュール基
板上の不揮発性メモリに適した信号レベルに変更するこ
とができるので、該不揮発性メモリに適しない信号レベ
ルをもつ所定情報を出力するマスタ基板作成用書込制御
装置に対しても当該基板装着装置を接続して使用するこ
とができるという優れた効果がある。
【0089】また、請求項10の発明によれば、マスタ
基板作成用書込制御装置の出力インターフェース部を当
該基板装着装置で占有してしまうことがなく、該マスタ
基板作成用書込制御装置に該基板装着装置を接続したま
までも、接続していないときと同じように該マスタ基板
作成用書込制御装置を他の用途に使用することができる
という優れた効果がある。
【0090】また、請求項11の発明によれば、当該基
板装着装置本体に装着できないメモリモジュール基板に
ついてもマスタ基板を作成することが可能となるので、
新規なメモリモジュール基板に対しても迅速に対応して
マスタ基板を作成することができるという優れた効果が
ある。
【0091】また、請求項12の発明によれば、マスタ
基板への書込エラーを軽減することができ、当該基板装
着装置を適用した検査システムにおいて、検査装置への
保存作業時のミスを更に軽減し、基板検査等のやり直し
等の無駄な時間をなくすことが可能となるという優れた
効果がある。
【0092】また、請求項13の発明によれば、メモリ
モジュール基板上の不揮発性メモリ内に記録されたまま
の状態で入手した場合であっても、該所定情報を保存・
管理することが可能なマスタ基板作成用書込制御装置に
送ることが可能となったり、当該基板装着装置を適用す
る検査システムの構成によっては、メモリモジュール基
板上の不揮発性メモリに書き込んだ所定情報を一旦読み
出して、所定の形式でモニタ等に表示したり、プリント
アウトしたりする等が可能となるという優れた効果があ
る。
【0093】請求項14乃至16の発明によれば、当該
マスタ基板作成装置に接続される情報保存装置には、従
来どおりに所定情報を保存・管理できる機能さえあれば
足りるので、当該マスタ基板作成装置を適用して検査シ
ステムを構築するに際しての作業は、当該マスタ基板作
成装置を上記情報保存装置に接続するだけでも可能とな
り、その作業が簡単であるという優れた効果がある。
【0094】特に、請求項15の発明によれば、上記請
求項12と同様の効果を得ることができる。
【0095】また、請求項16の発明によれば、上記請
求項13と同様の効果を得ることができる。
【0096】請求項17の発明によれば、検査システム
を構築するに際しての作業が簡単となるという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る検査システム全体の外観図。
【図2】同検査システムを構成する基板装着装置の概略
構成を示すブロック図。
【図3】同検査システムを構成する検査装置の概略構成
を示すブロック図。
【図4】同マスタ基板作成装置の外部接続用コネクタに
接続された他の外部装置を示す外観図。
【図5】実施形態1に係る検査システムのマスタ基板作
成装置の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 パソコン 2 マスタ基板用DIMM 4 検査対象用DIMM 3,5 EEPROM 6 電源ケーブル 7 電源スイッチ 8 プリンタ機器 9 タッチパネル 10 基板装着装置 11,12 セントロコネクタ 13a,13b,13c,13d ソケット 14 外部接続用コネクタ 15 レベル変更部 20 検査装置 21 ソケット 22 情報メモリ部 23 プログラムメモリ部 24 記録制御部 25 書込制御部 26 検査制御部 110 マスタ基板作成装置 116 書込制御部 117 比較判断部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリモジュール基板を装着可能な基板装
    着部と、所定情報を記録する情報メモリ部と、検査プロ
    グラムを記録するプログラムメモリ部と、該基板装着部
    に装着されたメモリモジュール基板上の不揮発性メモリ
    に書き込まれた所定情報を該情報メモリ部に記録する記
    録制御部と、該基板装着部に装着されたメモリモジュー
    ル基板上の不揮発性メモリに所定情報を書き込む書込制
    御部と、該プログラムメモリ部に記録された検査プログ
    ラムに従って該基板装着部に装着されたメモリモジュー
    ル基板の検査を行う検査制御部とを有し、検査対象とな
    る多種のメモリモジュール基板上の不揮発性メモリに各
    メモリモジュール基板に対応した所定情報を書き込むと
    ともに、該メモリモジュール基板の検査を行うメモリモ
    ジュール基板の検査システムにおいて、上記情報メモリ
    部及び上記書込制御部、並びに該情報メモリ部に記録さ
    れた所定情報を出力するための出力インターフェース部
    を備えたマスタ基板作成用書込制御装置と、上記出力イ
    ンターフェース部に接続されるインターフェース部、及
    び上記基板装着部を備え、該インターフェース部を介し
    て入力された所定情報を、該基板装着部に装着されたメ
    モリモジュール基板上の不揮発性メモリに伝送する基板
    装着装置と、上記基板装着部、上記情報メモリ部、上記
    プログラムメモリ部、上記記録制御部、上記書込制御部
    及び上記検査制御部を備えた検査装置とが、それぞれ別
    体に構成され、上記マスタ基板作成用書込制御装置は、
    該マスタ基板作成用書込制御装置の上記情報メモリ部に
    記録された所定情報を、該マスタ基板作成用書込制御装
    置の上記書込制御部の制御により上記出力インターフェ
    ース部から出力し、上記基板装着装置の上記基板装着部
    に装着されたマスタ基板となるメモリモジュール基板上
    の不揮発性メモリに書き込んでマスタ基板を作成し、上
    記検査装置は、該検査装置の上記基板装着部に装着され
    たマスタ基板がもつ所定情報を、該検査装置の上記記録
    制御部により該検査装置の上記情報メモリ部に記録する
    ことを特徴とするメモリモジュール基板の検査システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1のメモリモジュール基板の検査シ
    ステムにおいて、上記基板装着装置に、上記インターフ
    ェース部から入力される信号レベルを変更するレベル変
    更部を設け、該インターフェース部を介して入力された
    所定情報である信号を、該レベル変更部でレベル変更し
    て、該基板装着部に装着されたマスタ基板となるメモリ
    モジュール基板上の不揮発性メモリに伝送することを特
    徴とするメモリモジュール基板の検査システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のメモリモジュール基板の
    検査システムにおいて、上記基板装着装置に、上記イン
    ターフェース部とは別個の他のインターフェース部を設
    け、該他のインターフェース部に接続される外部装置と
    上記マスタ基板作成用書込制御装置との間の信号伝送が
    可能なように、該インターフェース部と該他のインター
    フェース部とが接続されていることを特徴とするメモリ
    モジュール基板の検査システム。
  4. 【請求項4】請求項3のメモリモジュール基板の検査シ
    ステムにおいて、上記外部装置が、メモリモジュール基
    板を装着可能な基板装着部を有するものであって、上記
    他のインターフェース部を、該外部装置に接続可能な構
    成としたことを特徴とするメモリモジュール基板の検査
    システム。
  5. 【請求項5】メモリモジュール基板を装着可能な基板装
    着部と、所定情報を記録する情報メモリ部と、検査プロ
    グラムを記録するプログラムメモリ部と、該基板装着部
    に装着されたメモリモジュール基板上の不揮発性メモリ
    に書き込まれた所定情報を該情報メモリ部に記録する記
    録制御部と、該基板装着部に装着されたメモリモジュー
    ル基板上の不揮発性メモリに所定情報を書き込む書込制
    御部と、該プログラムメモリ部に記録された検査プログ
    ラムに従って該基板装着部に装着されたメモリモジュー
    ル基板の検査を行う検査制御部とを有し、検査対象とな
    る多種のメモリモジュール基板上の不揮発性メモリに各
    メモリモジュール基板に対応した所定情報を書き込むと
    ともに、該メモリモジュール基板の検査を行うメモリモ
    ジュール基板の検査システムにおいて、上記情報メモリ
    部、及び該情報メモリ部に記録された所定情報を出力す
    るための出力インターフェース部を備えた情報保存装置
    と、上記出力インターフェース部に接続されるインター
    フェース部、並びに上記書込制御部及び上記基板装着部
    を備えたマスタ基板作成装置と、上記基板装着部、上記
    情報メモリ部、上記プログラムメモリ部、上記記録制御
    部、上記書込制御部及び上記検査制御部を備えた検査装
    置とが、それぞれ別体に構成され、上記マスタ基板作成
    装置は、該マスタ基板作成装置の上記書込制御部によ
    り、上記インターフェース部を介して、上記情報保存装
    置の上記情報メモリ部に記録された所定情報を読み出
    し、該所定情報を、該マスタ基板作成装置の上記基板装
    着部に装着されたマスタ基板となるメモリモジュール基
    板上の不揮発性メモリに書き込んでマスタ基板を作成
    し、上記検査装置は、該検査装置の上記基板装着部に装
    着されたマスタ基板がもつ所定情報を、該検査装置の上
    記記録制御部により該検査装置の上記情報メモリ部に記
    録することを特徴とするメモリモジュール基板の検査シ
    ステム。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5のメモリモジ
    ュール基板の検査システムにおいて、上記マスタ基板上
    の不揮発性メモリに書き込まれる書込元の所定情報と、
    該マスタ基板上の不揮発性メモリに書き込んだ所定情報
    とを比較して、該書込元の所定情報が該不揮発性メモリ
    に正しく書き込まれたか否かを判断する比較判断部を、
    上記マスタ基板作成用書込制御装置又は上記基板装着装
    置、あるいは上記情報保存装置又は上記マスタ基板作成
    装置に設けたことを特徴とするメモリモジュール基板の
    検査システム。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6のメモリ
    モジュール基板の検査システムにおいて、メモリモジュ
    ール基板上の不揮発性メモリ内の所定情報を読み出す読
    出制御部を、上記マスタ基板作成用書込制御装置又は上
    記基板装着装置、あるいは上記情報保存装置又は上記マ
    スタ基板作成装置に設けたことを特徴とするメモリモジ
    ュール基板の検査システム。
  8. 【請求項8】所定情報を記録する情報メモリ部、メモリ
    モジュール基板上の不揮発性メモリに該所定情報を書き
    込む書込制御部、該書込制御部の制御に基づいて該所定
    情報を出力する出力インターフェース部を備えたマスタ
    基板作成用書込制御装置の出力インターフェースに接続
    されるインターフェース部と、メモリモジュール基板を
    装着可能な基板装着部とを備え、上記インターフェース
    部を介して入力された所定情報を、上記基板装着部に装
    着されたマスタ基板となるメモリモジュール基板上の不
    揮発性メモリに伝送し、上記マスタ基板作成用書込制御
    装置の上記書込制御部の制御に基づいてマスタ基板を作
    成するためのものであって、請求項1の検査システムに
    適用されることを特徴とする基板装着装置。
  9. 【請求項9】請求項8の基板装着装置において、上記イ
    ンターフェース部から入力される信号レベルを変更する
    レベル変更部を設け、該インターフェース部を介して入
    力された所定情報である信号を、該レベル変更部でレベ
    ル変更して、上記基板装着部に装着されたマスタ基板と
    なるメモリモジュール基板上の不揮発性メモリに伝送す
    ることを特徴とする基板装着装置。
  10. 【請求項10】請求項8又は9の基板装着装置におい
    て、上記インターフェース部とは別個の他のインターフ
    ェース部を設け、該他のインターフェース部に接続され
    る外部装置と上記マスタ基板作成用書込制御装置との間
    の信号伝送が可能なように、該インターフェース部と該
    他のインターフェース部とが接続されていることを特徴
    とする基板装着装置。
  11. 【請求項11】請求項10の基板装着装置において、上
    記外部装置が、メモリモジュール基板を装着可能な基板
    装着部を有するものであって、上記他のインターフェー
    ス部を、該外部装置に接続可能な構成としたことを特徴
    とする基板装着装置。
  12. 【請求項12】請求項8、9、10又は11の基板装着
    装置において、上記マスタ基板となるメモリモジュール
    基板上の不揮発性メモリに書き込まれる書込元の所定情
    報と、該マスタ基板上の不揮発性メモリに書き込んだ所
    定情報とを比較して、該書込元の所定情報が該不揮発性
    メモリに正しく書き込まれたか否かを判断する比較判断
    部を有することを特徴とする基板装着装置。
  13. 【請求項13】請求項8、9、10、11又は12の基
    板装着装置において、メモリモジュール基板上の不揮発
    性メモリ内の所定情報を読み出す読出制御部を有するこ
    とを特徴とするマスタ基板作成装置。
  14. 【請求項14】所定情報を記録する情報メモリ部、及び
    該情報メモリ部に記録された所定情報を出力する出力イ
    ンターフェース部を備えた情報保存装置の出力インター
    フェースに接続されるインターフェース部と、メモリモ
    ジュール基板を装着可能な基板装着部と、該インターフ
    ェース部を介して該情報保存装置の情報メモリ部に記録
    された所定情報を読み出し、該所定情報を、該基板装着
    部に装着されたマスタ基板となるメモリモジュール基板
    上の不揮発性メモリに書き込む書込制御部とを備え、上
    記書込制御部の制御に基づいてマスタ基板を作成するこ
    とを特徴とするマスタ基板作成装置。
  15. 【請求項15】請求項14のマスタ基板作成装置におい
    て、上記マスタ基板となるメモリモジュール基板上の不
    揮発性メモリに書き込まれる書込元の所定情報と、該マ
    スタ基板上の不揮発性メモリに書き込んだ所定情報とを
    比較して、該書込元の所定情報が該不揮発性メモリに正
    しく書き込まれたか否かを判断する比較判断部を有する
    ことを特徴とするマスタ基板作成装置。
  16. 【請求項16】請求項14又は15のマスタ基板作成装
    置において、メモリモジュール基板上の不揮発性メモリ
    内の所定情報を読み出す読出制御部を有することを特徴
    とするマスタ基板作成装置。
  17. 【請求項17】請求項14のマスタ基板作成装置の書込
    制御部を構成する手段として、コンピュータを機能させ
    るプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒
    体であって、上記情報保存装置の上記情報メモリ部に記
    録された所定情報を上記インターフェース部を介して読
    み出す情報読出手段、該読み出した所定情報のうち、上
    記基板装着部に装着されたマスタ基板となるメモリモジ
    ュール基板上の不揮発性メモリに書き込むべき情報を、
    メモリに一時的に記録する情報記録手段、及び該メモリ
    に記録された情報を該メモリモジュール基板上の不揮発
    性メモリに書き込む情報書込手段として、コンピュータ
    を機能させるプログラムを記録したコンピュータ読取可
    能な記録媒体。
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KR101948152B1 (ko) 2018-08-08 2019-02-15 주식회사 티에스피글로벌 메모리 모듈의 검사 장치 및 방법

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