JP2001282359A - パラレル機構と、その制御方法及び制御装置 - Google Patents
パラレル機構と、その制御方法及び制御装置Info
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- JP2001282359A JP2001282359A JP2000097913A JP2000097913A JP2001282359A JP 2001282359 A JP2001282359 A JP 2001282359A JP 2000097913 A JP2000097913 A JP 2000097913A JP 2000097913 A JP2000097913 A JP 2000097913A JP 2001282359 A JP2001282359 A JP 2001282359A
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Abstract
とを可能にすること。 【解決手段】 本発明は、ベース12と、ベース12に
取り付けられた複数のリンクセット14と、リンクセッ
ト14によって支持された運動プラットフォーム16
と、ベース12とリンクセット14との結合部、運動プ
ラットフォーム16とリンクセット14との結合部、及
び各リンクセット14の中間部に設けられた対偶18、
30、32とを備えた自由度Nを有するパラレル機構に
おいて、対偶18、30、32の移動量を検出するため
に全体でM(>N)個のセンサ20、22を設け、仮定
された運動プラットフォーム16の位置及び姿勢から演
算される各対偶18、30、32の理論上の移動量と各
センサ20、22によって実際に検出される移動量との
矛盾をセンサ全体として小さくするように、運動プラッ
トフォーム16の位置及び姿勢を推定する。
Description
マニュピュレータ、工作機械、3次元入力装置などに使
用される多自由度パラレル機構と、その制御方法及び制
御装置に関する。
運動が3、回転運動が3で合計6である。マニュピュレ
ータや工作機械などでは、この自由度を得るため、直進
したり、回転したりする関節を用いる。直進形関節と回
転形関節とはそれぞれ、位置や力、角度やトルクを設定
することができるようになっており、各関節にはモータ
などのアクチュエータと位置や速度の検出器が配置さ
れ、その運動や力を制御できるようになっている。
は、対偶を介して直列に接続された複数のリンク部材に
よって作動部であるエンドエフェクタを支持し動作伝達
が直列系列で進行するシリアル機構が使用されてきた。
しかしながら、各対偶の運動を可能とさせるアクチュエ
ータが直列に配置されるシリアル機構は、各アクチュエ
ータの誤差が累積されてエンドエフェクタに影響を及ぼ
すという欠点を有していた。
ンクセットによってエンドエフェクタである運動プラッ
トフォームを支持しているパラレル機構では、各アクチ
ュエータの誤差が平均化されるため、より安価なアクチ
ュエータを使用して運動プラットフォームのより高精度
の運動が可能になるという特徴を有している。このた
め、近年、マニュピュレータや工作機械で、パラレル機
構が使用され始めてきた。
付けられた複数のリンクセットと、複数の並行に配置さ
れたリンクセットに支持されたエンドエフェクタである
運動プラットフォームとによって構成されており、各リ
ンクセットは一般的には機構の有する運動の自由度(以
下、単に自由度と称する)と等しい自由度を有してい
る。すなわち、各リンクセットは、ベースとの結合部、
運動プラットフォームとの結合部、及びリンクセットの
中間部にそれぞれ配置された対偶と、これらの対偶の間
にそれぞれ延びる複数のリンク部材とを含んでなり、各
リンクセットにおける対偶の自由度の合計が機構の自由
度と等しくなっている。さらに、各リンクセットは、そ
のリンクセット(詳細には、リンクセットの対偶)の自
由度の内の一つに関する運動を可能とさせるアクチュエ
ータをそれぞれ備えている。
れているパラレル機構は、一般的に、3自由度又は6自
由度を有したものであり、例えば、6自由度を有したパ
ラレル機構では、上述したように、6つのリンクセット
によって運動プラットフォームが支持されたものが知ら
れている。この運動プラットフォームを支持するリンク
セットを独立して各々1自由度に関して動かすことによ
って、運動プラットフォームはリンクセットの数に等し
い自由度の運動が可能となる。上記の6自由度パラレル
機構では、自由度の総和が6となるように複数の対偶を
備えた6つのリンクセットを独立して同時にアクチュエ
ータで動かすことによって、軸方向の移動である位置に
関する3自由度と軸まわりの回転である姿勢に関する3
自由度とからなる6自由度の運動が可能になる。
ットが伸縮する伸縮タイプ、リンクセットが屈曲する屈
曲タイプ、リンクセットがベース上をスライドするスラ
イドタイプとに大別される。
機構では、運動プラットフォームの位置及び姿勢を定め
ても、リンクセットの位置及び姿勢、すなわちアクチュ
エータの出力が定まらなかったり、リンクセットの位置
及び姿勢、すなわちアクチュエータの出力を定めても、
運動プラットフォームの位置及び姿勢が定まらなくなる
ことがある。すなわち、パラレル機構には、運動プラッ
トフォームを支持しているリンクセットの対偶の移動量
から演算によって求められる運動プラットフォームの位
置及び姿勢が一意的に定まらず、制御不能になる特異点
が存在する。
ると、前述したようにパラレル機構のリンクセットの対
偶には全体として6つのセンサが設けられる(一般的に
はセンサはアクチュエータによって駆動される能動対偶
又はアクチュエータに取り付けられる)。このセンサか
らの出力値によって構成されるベクトルを(α1 ,
α 2 ,…,α6 )とし、運動プラットフォームの位置及
び姿勢を表すベクトルを(P1 ,P2 ,…,P6 )とす
るとき、センサからの出力値と運動プラットフォームの
位置及び姿勢を表すベクトルとの幾何学的な関係が次式
で与えられるとする。
(m=1,2,…,6) 従来は、これら6つの方程式を連立させて、P1 ,
P2 ,…,P6 を直接的に求めていた。ところが、運動
プラットフォームの位置及び姿勢がある状態にあるとき
に、上記の式が互いに独立ではなくなり、α1 ,α2 ,
…,α6 からP1 ,P2 ,…,P6 が求まらなくなるこ
とがある。これがパラレル機構の特異点の問題の原因で
あった。
的に非線形であり、P1 ,P2 ,…,P6 をα1 ,
α2 ,…,α6 の陽関数として表すことができない。そ
こで、釣り合い状態からの微小変位を考えると、次式が
成立する。
m 及びPm (m=1,2,…,6)の微小変位を表すも
のとする。これをΔα=DΔPと表記すると、式 ΔP=D-1Δα によって、ΔPが求められる。ところが、ある状態で
は、|D|=0となり、ΔPが不定となって特異点が生
じることがあった。
領域内に点として存在するのではなく、曲線又は曲面を
なして存在するので、作業領域が分断される。そのた
め、従来は、パラレル機構の使用可能な作業領域を制限
することによって、特異点が動作範囲内に含まれないよ
うにし、特異点によって引き起こされる問題を回避して
いた。
動量を検出してリンクセットの位置及び姿勢を検出する
ためにセンサが取り付けられるが、このセンサが誤差を
有する場合やリンクセットと運動プラットフォーム又は
ベースとの結合部にがたが存在する場合、特異点付近で
は、これらの誤差やがたのために、運動プラットフォー
ムが実際には特異点に位置していないのに、対偶の移動
量から演算によって求められた運動プラットフォームの
位置及び姿勢が特異点として誤認され、制御不能になる
恐れがある。したがって、特異点のなす曲線又は曲面付
近もまた動作範囲から除外される必要があり、パラレル
機構の運動プラットフォームの動作範囲はより狭く限定
されることになる。
存する問題を解消して、パラレル機構が有する特異点付
近における運動プラットフォームの挙動の安定性を改善
させ、パラレル機構の動作範囲を広く確保することを可
能にすることにある。
み、ベースと、前記ベースに取り付けられた複数のリン
クセットと、前記複数のリンクセットによって支持され
た運動プラットフォームと、前記ベースと前記リンクセ
ットとの結合部、前記運動プラットフォームと前記リン
クセットとの結合部、及び前記各リンクセットの中間部
に設けられた対偶と、を備えた自由度Nを有するパラレ
ル機構において、全体で前記対偶のM(>N)自由度に
関する運動を検出するために複数のセンサを設け、仮定
された前記運動プラットフォームの位置及び姿勢から演
算される前記各対偶の理論上の移動量と前記各センサに
よって実際に検出される前記各対偶の移動量との差を前
記センサ全体として評価するための関数に基づいて、前
記センサによって検出される前記各対偶の移動量から前
記運動プラットフォームの位置及び姿勢を推定するよう
にしたパラレル機構の制御方法を提供する。
に取り付けられた複数のリンクセットと、前記複数のリ
ンクセットによって支持された運動プラットフォーム
と、前記ベースと前記リンクセットとの結合部、前記運
動プラットフォームと前記リンクセットとの結合部、及
び前記各リンクセットの中間部に設けられた対偶と、を
備えた自由度Nを有するパラレル機構のための制御装置
であって、パラレル機構全体で前記リンクセットの前記
対偶のM(>N)自由度に関する運動を検出するために
設けられた複数のセンサからの出力を受信する受信手段
と、仮定された前記運動プラットフォームの位置及び姿
勢から演算される前記各対偶の理論上の移動量と前記各
センサによって実際に検出される前記各対偶の移動量と
の差を前記センサ全体として評価するための関数に基づ
いて、前記センサによって検出される前記各対偶の移動
量から前記運動プラットフォームの位置及び姿勢を推定
する演算手段と、を備えるパラレル機構の制御装置を提
供する。
取り付けられた複数のリンクセットと、前記複数のリン
クセットによって支持された運動プラットフォームと、
前記ベースと前記リンクセットとの結合部、前記運動プ
ラットフォームと前記リンクセットとの結合部、及び前
記各リンクセットの中間部に設けられた対偶と、全体で
前記対偶のM(>N)自由度に関する運動を検出するた
めの複数のセンサと、前記センサの検出値から前記運動
プラットフォームの位置及び姿勢を推定するための制御
装置と、を備えるパラレル機構を提供する。好適には、
このパラレル機構で、前記制御装置が、前記運動プラッ
トフォームの位置及び姿勢から求められる前記各対偶の
理論上の移動量と実際に前記各センサによって検出され
る前記各対偶の移動量との差を前記センサ全体として評
価するための関数に基づいて、前記センサによって検出
される前記各対偶の移動量から前記運動プラットフォー
ムの位置及び姿勢を推定するようにする。
ットフォームの実際の位置及び姿勢を表すベクトルを
(P1 ,P2 ,…, PN ) 、前記位置及び姿勢における
各センサの検出値によって構成されるベクトルを
(α1 ,α2 ,…,αM )、前記センサの検出値から推
定される前記運動プラットフォームの位置及び姿勢を表
すベクトルを(Pf1 ,Pf2 ,…,PfN )とし、ベ
クトル(P1 ,P2 ,…, PN ) とベクトル(α1 ,α
2 ,…,αM )とが関数ベクトル(f1 ,f2 ,…,f
M )によって、式 αm =fm (P1 ,P2 ,…,PN ),(m=1,2,
…,M) で対応づけられているとき、前記評価するための関数を
ように、ベクトル(Pf1 ,Pf2 ,…,PfN )を決
定する。パラレル機構では、センサの出力と運動プラッ
トフォームの位置及び姿勢との幾何学的関係に基づいて
定められる関係式を連立させて運動プラットフォームの
位置及び姿勢を表すベクトル(P1 ,P2 ,…, PN )
を求めるにあたって、解を定めるためには運動プラット
フォームの位置及び姿勢の自由度Nと等しい数の式を連
立させて解く必要がある。しかしながら、N個の方程式
が独立ではないときには、解を求めることができなくな
る。
より少なくとも一つ多いM(>N)自由度に関する対偶
の運動を検出するためにリンクセットの対偶にセンサを
冗長に設け、N個の独立した関係式が得られる確率を高
くしている。さらに、常にM個全ての関係式を使用して
運動プラットフォームの位置及び姿勢を推定すべく、仮
定された運動プラットフォームの位置及び姿勢から求め
られるM個の対偶の理論上の移動量と各センサによって
実際に検出されているM個の対偶の移動量との差をセン
サ全体として評価する関数を利用し、例えばこの関数の
値が最も小さくなるときに、仮定された運動プラットフ
ォームの位置及び姿勢が正しいと推定するようにしてい
る。
て、特異点が発生する確率を低下させることができ、パ
ラレル機構の作動を安定化させることが可能となる。ま
た、M個のセンサ全ての出力を利用して総合的に運動プ
ラットフォームの位置及び姿勢を推定するので、センサ
の誤差やリンクセットのがたによる誤認によって特異点
近傍で動作が不安定になることも低減させることができ
る。
するパラレル機構を例にして、本発明のパラレル機構と
その制御方法及び制御装置の実施形態に関して図面を参
照して説明する。しかしながら、本発明は6自由度を有
するパラレル機構に限定されるものではなく、例えば、
3自由度又はそれ以外の自由度を有するパラレル機構に
対して適用することが可能である。
したパラレル機構の実施形態として、屈曲タイプの6自
由度パラレル機構を示す斜視図である。本発明のパラレ
ル機構10は、ベース12と、ベース12に取り付けら
れている複数のリンクセット14と、複数の並行に配置
されたリンクセット14によって支持されている運動プ
ラットフォーム16と、リンクセット14を駆動するた
めのアクチュエータ18と、リンクセット14の運動を
検出するためのセンサ20、22と、センサ20、22
の検出値から運動プラットフォーム16の位置及び姿勢
を推定し且つアクチュエータ18の作動を制御する制御
装置24とを備える。
モータやステップモータなどの回転モータ、リニアモー
タなどが使用され得る。図1に示される各リンクセット
14は、アクチュエータ18によって一つの回転軸線を
中心として回転可能にベース12に取り付けられている
第一リンク部材26と、第二リンク部材28と、リンク
セット14の中間部すなわち第一リンク部材26と第二
リンク部材28との間でそれらを回転可能に接続する2
自由度の中間対偶30と、第二リンク部材28と運動プ
ラットフォーム16との結合部にてそれらを回転可能に
接続する3自由度の先端対偶32とを含んでなる。ベー
ス12と第一リンク部材26との結合部に取り付けられ
ており、1自由度の基端対偶(能動対偶)として機能す
るアクチュエータ18と、2自由度の中間対偶30と、
3自由度の先端対偶32とによって、各リンクセット1
4は全体として6自由度の運動が可能になっている。
ル機構においては、ベースとリンクセットとの結合部、
運動プラットフォームとリンクセットとの結合部、及び
リンクセットの中間部に、運動の自由度の総和がパラレ
ル機構の自由度Nと等しくなるように、対偶が設けられ
ている。しかしながら、各リンクセットの対偶の自由度
の総和がパラレル機構の自由度Nを越えるように対偶が
設けられていてもよい。
2つの回転軸線を有するフックジョイント、ユニバーサ
ルジョイントなどによって実現され、3自由度を有した
先端対偶32は例えばボールジョイントや多数の回転軸
線を有した多軸ジョイントなどの高自由度継手手段によ
って実現される。もちろん、中間対偶30及び先端対偶
32が他の適宜のタイプの対偶によって実現され得るこ
とはいうまでもない。
偶30、及び先端対偶32の自由度は前述の実施形態に
限定される必要はなく、自由度を任意の配分とすること
ができる。また、各対偶は回転軸線を有した回転対偶に
限定される必要はない。例えば、伸縮タイプのパラレル
機構であるスチュワートプラットフォームのように、中
間対偶(能動対偶)を自由度1の伸縮タイプの対偶と
し、基端対偶及び先端対偶をそれぞれ自由度2及び3の
回転対偶として実現してもよい。伸縮タイプの対偶は例
えば回転モータとボールネジを組み合わせることで実現
され得る。
材と対偶によって構成されることも可能である。さら
に、各リンクセット14は、図1に示されるように、2
つのリンクセット14を組としてベース上に120度毎
に配置され、3組のリンクセット14の回転軸線が互い
に60度の角度をなしてもよい。また、各リンクセット
14が同一の構成をなしてもよい。
び配置を対称的にすることによって、各対偶の移動量と
運動プラットフォームとの幾何学的関係の導出を容易に
する効果を奏し得る。従来のパラレル機構においては、
全体で、パラレル機構の自由度Nと等しい数のセンサ
が、詳細には、各リンクセットの対偶に1自由度の運動
を与える総和でN個のアクチュエータにそれぞれ、設け
られていた。
においては、センサ20、22の総数がパラレル機構1
0の自由度Nを越えるように、冗長なセンサ22がさら
に付加される(N自由度の運動を検出できるセンサは単
体であってもN個のセンサとして数えるものとする)。
すなわち、パラレル機構10が有する自由度をNとする
とき、全体でM(>N)自由度、すなわちNより多くの
自由度に関する対偶の運動を検出できるように複数のセ
ンサ20、22が設けられる。
動対偶として機能する各アクチュエータ18の回転運動
を検出するための6つのセンサ20と、各中間対偶30
の有する2つの回転軸線のうちの1つの回転軸線を中心
とする回転運動を検出するための6つのセンサ22との
合計12個のセンサが設けられている。なお、上述した
ように、6自由度のパラレル機構の場合でも、図1のよ
うに12個のセンサが設けられる必要はなく、少なくと
も7つのセンサが設けられていればよい。しかしなが
ら、運動プラットフォーム16の位置及び姿勢を決定す
るために必要とされる数の独立した関係式が得られる確
率を高めるために、パラレル機構10の自由度Nと比較
してより多くの自由度に関して対偶の運動を検出するこ
とができるよう、より多くのセンサを設けることが望ま
しい。
センサ20、22からの出力を受信する受信手段34
と、センサ20、22から受信したアクチュエータ18
又は各対偶30、32の移動量に基づいて演算を行う演
算手段36とを含んでなる。演算手段36は、さらに、
運動プラットフォーム位置及び姿勢演算手段38と、運
動プラットフォーム反力演算手段40と、アクチュエー
タトルク演算手段42とを含んでなる。
段38は、仮定した運動プラットフォーム16の位置及
び姿勢に基づいて演算される各アクチュエータ18又は
各対偶30、32の理論上の移動量とセンサ20、22
によって実際に検出されている各アクチュエータ18又
は各対偶30、32の移動量との矛盾がセンサ全体とし
て最も少なくなるように運動プラットフォーム16の位
置及び姿勢を推定する。運動プラットフォーム反力演算
手段40は、センサ20、22によって検出された各ア
クチュエータ18又は各対偶30、32の移動量からこ
うして推定される運動プラットフォーム16の位置及び
姿勢において運動プラットフォーム16に加えるべき反
力を演算し、その演算結果に基づいて、アクチュエータ
トルク演算手段42が実際にアクチュエータ18に発生
させるべきトルクの大きさを演算する。この演算結果に
基づいてアクチュエータ18が駆動され、運動プラット
フォーム16の作動がなされる。
制御装置24における演算の手順を詳述する。以下、全
体で対偶のM(>N)自由度に関する運動を検出させる
べく複数のセンサが設けられているN自由度のパラレル
機構における制御装置の作動を説明する。なお、説明の
ため、文中、図1と類似の部分には同一の参照符号を付
している。
び姿勢を表すベクトルをP:(P1,P2 ,…, PN )
、その運動プラットフォーム16の位置及び姿勢にお
ける各センサ20、22の検出値によって構成されるベ
クトルをα:(α1 ,α2 ,…,αM )、センサ20、
22の検出値から推定される運動プラットフォーム16
の位置及び姿勢を表すベクトルをPf:(Pf1 ,Pf
2 ,…,PfN )とする。
は、関数ベクトルf:(f1 ,f2 ,…,fM )を用い
た次式(1)によって定められているものとする。 αm =fm (P1 ,P2 ,…,PN ),(m=1,2,…,M) (1) ここで、関数fm はパラレル機構の幾何学的構造から求
められる既知の関数である。
以下の説明でM=12、N=6として考えればよい。先
ず、図3のステップ50でベクトルαの各変数αm 、ベ
クトルPの各変数P n 、ベクトルPfの各変数Pfn を
初期化する。次に、ステップ52で各センサ20、22
からの出力値αm (m=1,2,…,M)を制御装置2
4の受信手段34によって受信する。
段38では、運動プラットフォーム16の位置及び姿勢
を仮定し、仮定した位置及び姿勢における各アクチュエ
ータ18又は各対偶30、32の理論上の移動量を演算
し、この演算によって求められた移動量とセンサ20、
22によって実際に検出されている各アクチュエータ1
8又は各対偶30、32の移動量との差をセンサ全体と
して評価するための関数の値が最も小さくなるように、
センサ20、22によって検出された各アクチュエータ
18又は各対偶30、32の移動量から運動プラットフ
ォーム16の位置及び姿勢を推定する。
るフローチャートでは次式で定義している。
フォーム16の位置及び姿勢において出力されるべき各
センサ20、22の検出値の組は式(1)からfm (P
f1 ,Pf2 ,…,PfN )(m=1,2,…,M)に
よって表される。よって、上式(2)は、仮定された運
動プラットフォーム16の位置及び姿勢におけるこのセ
ンサ20、22の理論上の検出値と実際のセンサ20、
22の検出値との差の平方和をM個のセンサ20、22
(L自由度に関する運動を検出できるセンサは単体であ
ってもL個のセンサとして数えるものとする)の出力に
関して求めていることになる。すなわち、評価するため
の関数Eは既知の関数である。
(Pf)を定義する。
勢においては、式(3)で、g(Pf)=eとなるとす
る。ここで、e:(e1 ,e2 ,…,eN )である。評
価するための関数Eが最小となるときには、e=(0,
0,…,0)となる。
るPfを求めることができる。
れる。
ベクトルgも既知となり、式(6)からg(Pf+dP
f)=0を満足するdPfが求まる。したがって、仮定
されたPfに対し求められたdPfを加算した、ベクト
ル(Pf+dPf)が評価するための関数Eを最小にす
る運動プラットフォーム16の位置及び姿勢を表すベク
トルとなる。
ップ54で、式(2)に従って、ベクトルPfで表され
る仮定された運動プラットフォーム16の位置及び姿勢
における上記評価するための関数Eの値を求める。次
に、ステップ56で、g(Pf)、すなわちベクトルe
を求める。次に、ステップ58で演算した関数g(P
f)の変数Pfに関する偏微分関数の値から、ステップ
60で、式(6)に従って、dPfを求める。
定められた定数c以下となれば、Pfは収束したと判定
し、このときのPfを運動プラットフォーム16の正し
い位置及び姿勢ベクトルPとみなす。この場合には、ス
テップ64で、運動プラットフォーム反力演算手段40
によってこの位置及び姿勢ベクトルでの運動プラットフ
ォーム16の反力を演算し、求められた反力に基づいて
アクチュエータトルク演算手段42によってアクチュエ
ータ18で必要となるトルクを演算し、求められたトル
クを出力するようにアクチュエータ18に指令し、運動
プラットフォームの新しい位置及び姿勢にて、ステップ
52〜ステップ64が繰り返される。
数cより大きければ、新しいPfとして(Pf+dP
f)を用いて(ステップ66)、ステップ54で再度、
評価するための関数Eの値を演算し、求められるdPf
が定数c以下となるまで、ステップ54〜ステップ62
を繰り返す。上記の評価するための関数Eの式は一つの
例であり、例えば、上記の式(2)のように各センサ2
0、22の誤差に関して均等に重み付けするのではな
く、パラレル機構10の幾何学的構造を考慮して各セン
サ20、22の誤差に関して任意の重み付けを行っても
よい。
構10を例にして、本発明を説明したが、当業者であれ
ば、本発明が任意の構成を有するパラレル機構に対して
適用が可能であること容易に理解されるであろう。
パラレル機構が有する運動の自由度を越える数のセンサ
を冗長に設けることで、特異点が発生する確率を減少さ
せることができる。さらに、仮定された運動プラットフ
ォームの位置及び姿勢における対偶の移動量と対偶の移
動量を検出するためのセンサによって実際に検出されて
いる移動量との矛盾をセンサ全体として評価するための
関数を利用することで、求めようとする運動プラットフ
ォームの位置及び姿勢ベクトルの変数の数以上の方程式
を常に利用することができるようにしており、演算の効
率化を図ると共にセンサの誤差やリンクセットのがたの
影響を出にくくしている。この結果、パラレル機構にお
いて特異点が少なくとも減少して動作が安定化すると共
に、より広い作動範囲を設定することが可能となる。
屈曲タイプの6自由度パラレル機構を示す斜視図であ
る。
る。
チャートである。
Claims (9)
- 【請求項1】 ベースと、前記ベースに取り付けられた
複数のリンクセットと、前記複数のリンクセットによっ
て支持された運動プラットフォームと、前記ベースと前
記リンクセットとの結合部、前記運動プラットフォーム
と前記リンクセットとの結合部、及び前記各リンクセッ
トの中間部に設けられた対偶と、を備えた自由度Nを有
するパラレル機構において、 全体で前記対偶のM(>N)自由度に関する運動を検出
するために複数のセンサを設け、仮定された前記運動プ
ラットフォームの位置及び姿勢から演算される前記各対
偶の理論上の移動量と前記各センサによって実際に検出
される前記各対偶の移動量との差を前記センサ全体とし
て評価するための関数に基づいて、前記センサによって
検出される前記各対偶の移動量から前記運動プラットフ
ォームの位置及び姿勢を推定することを特徴とするパラ
レル機構の制御方法。 - 【請求項2】 前記運動プラットフォームの実際の位置
及び姿勢を表すベクトルを(P1 ,P2 ,…, PN ) 、
前記位置及び姿勢における各センサの検出値によって構
成されるベクトルを(α1 ,α2 ,…,αM )、前記セ
ンサの検出値から推定される前記運動プラットフォーム
の位置及び姿勢を表すベクトルを(Pf1 ,Pf2 ,
…,PfN )とし、 ベクトル(P1 ,P2 ,…, PN ) とベクトル(α1 ,
α2 ,…,αM )とが関数ベクトル(f1 ,f2 ,…,
fM )によって、式 αm =fm (P1 ,P2 ,…,PN ),(m=1,2,
…,M) で対応づけられているとき、前記評価するための関数を 【数1】 と定義し、前記評価するための関数Eの値が最小となる
ように、前記ベクトル(Pf1 ,Pf2 ,…,PfN )
を決定する、請求項1に記載のパラレル機構の制御方
法。 - 【請求項3】 ベースと、前記ベースに取り付けられた
複数のリンクセットと、前記複数のリンクセットによっ
て支持された運動プラットフォームと、前記ベースと前
記リンクセットとの結合部、前記運動プラットフォーム
と前記リンクセットとの結合部、及び前記各リンクセッ
トの中間部に設けられた対偶と、を備えた自由度Nを有
するパラレル機構のための制御装置であって、 パラレル機構全体で前記リンクセットの前記対偶のM
(>N)自由度に関する運動を検出するために設けられ
た複数のセンサからの出力を受信する受信手段と、仮定
された前記運動プラットフォームの位置及び姿勢から演
算される前記各対偶の理論上の移動量と前記各センサに
よって実際に検出される前記各対偶の移動量との差を前
記センサ全体として評価するための関数に基づいて、前
記センサによって検出される前記各対偶の移動量から前
記運動プラットフォームの位置及び姿勢を推定する演算
手段と、を備えることを特徴とするパラレル機構の制御
装置。 - 【請求項4】 前記運動プラットフォームの実際の位置
及び姿勢を表すベクトルを(P1 ,P2 ,…, PN ) 、
前記位置及び姿勢における各センサの検出値によって構
成されるベクトルを(α1 ,α2 ,…,αM )、前記セ
ンサの検出値から推定される前記運動プラットフォーム
の位置及び姿勢を表すベクトルを(Pf1 ,Pf2 ,
…,PfN )とし、 ベクトル(P1 ,P2 ,…, PN ) とベクトル(α1 ,
α2 ,…,αM )とが関数ベクトル(f1 ,f2 ,…,
fM )によって、式 αm =fm (P1 ,P2 ,…,PN ),(m=1,2,
…,M) で対応づけられているとき、前記評価するための関数を 【数2】 と定義し、前記評価するための関数Eの値が最小となる
ように、前記演算手段が前記ベクトル(Pf1 ,P
f2 ,…,PfN )を決定する、請求項3に記載の制御
装置。 - 【請求項5】 ベースと、 前記ベースに取り付けられた複数のリンクセットと、 前記複数のリンクセットによって支持された運動プラッ
トフォームと、 前記ベースと前記リンクセットとの結合部、前記運動プ
ラットフォームと前記リンクセットとの結合部、及び前
記各リンクセットの中間部に設けられた対偶と、 全体で前記対偶のM(>N)自由度に関する運動を検出
するための複数のセンサと、 前記センサの検出値から前記運動プラットフォームの位
置及び姿勢を推定するための制御装置と、 を備えることを特徴とするパラレル機構。 - 【請求項6】 前記制御装置が、前記運動プラットフォ
ームの位置及び姿勢から求められる前記各対偶の理論上
の移動量と実際に前記各センサによって検出される前記
各対偶の移動量との差を前記センサ全体として評価する
ための関数に基づいて、前記センサによって検出される
前記各対偶の移動量から前記運動プラットフォームの位
置及び姿勢を推定する、請求項5に記載のパラレル機
構。 - 【請求項7】 前記運動プラットフォームの実際の位置
及び姿勢を表すベクトルを(P1 ,P2 ,…, PN ) 、
前記位置及び姿勢における各センサの検出値によって構
成されるベクトルを(α1 ,α2 ,…,αM )、前記セ
ンサの検出値から推定される前記運動プラットフォーム
の位置及び姿勢を表すベクトルを(Pf1 ,Pf2 ,
…,PfN )とし、 ベクトル(P1 ,P2 ,…, PN ) とベクトル(α1 ,
α2 ,…,αM )とが関数ベクトル(f1 ,f2 ,…,
fM )によって、式 αm =fm (P1 ,P2 ,…,PN ),(m=1,2,
…,M) で対応づけられているとき、前記評価するための関数を 【数3】 と定義し、前記評価するための関数Eの値が最小となる
ように、前記制御装置がベクトル(Pf1 ,Pf2 ,
…,PfN )を決定することを特徴とした、請求項6に
記載のパラレル機構。 - 【請求項8】 前記各リンクセットの対偶の少なくとも
一つがアクチュエータによって駆動される能動対偶であ
り、前記センサが前記アクチュエータ又は前記能動対偶
に取り付けられていることを特徴とする、請求項5に記
載のパラレル機構。 - 【請求項9】 前記能動対偶が前記ベースと前記リンク
セットとの結合部に設けられ、前記各リンクセットの中
間部に設けられた対偶がさらにセンサを備えている、請
求項8に記載のパラレル機構。
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JP2007526967A (ja) * | 2003-07-15 | 2007-09-20 | ノビント テクノロジーズ インコーポレイテッド | 並進3自由度を提供する平行運動伝達構造を有する運動伝達装置 |
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