JP2001281563A - 可動フィルム型表示装置 - Google Patents
可動フィルム型表示装置Info
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- JP2001281563A JP2001281563A JP2000094875A JP2000094875A JP2001281563A JP 2001281563 A JP2001281563 A JP 2001281563A JP 2000094875 A JP2000094875 A JP 2000094875A JP 2000094875 A JP2000094875 A JP 2000094875A JP 2001281563 A JP2001281563 A JP 2001281563A
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- electrode
- conductor plate
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- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精細で、動画像表示に対応可能な可動フィ
ルム型表示装置を提供する。 【解決手段】 基板201と、基板201上に形成され
る能動素子105と、能動素子105と電気的に接続さ
れる第1の導体板204と、第1の導体板204上に導
電性の接続部206を介して電気的に接続される第2の
導体板208と、第2の導体板208と略垂直に設けら
れ第2の導体板208と電気的に接続する支持体と、支
持体に略垂直に設けられ所定の色に着色される着色部と
からなる可動フィルム電極101と、可動フィルム電極
101に対向し所定の電位を有する固定電極107とを
具備し、可動フィルム電極101は固定電極107との
電位差により撓むことを特徴とする可動フィルム型表示
装置。
ルム型表示装置を提供する。 【解決手段】 基板201と、基板201上に形成され
る能動素子105と、能動素子105と電気的に接続さ
れる第1の導体板204と、第1の導体板204上に導
電性の接続部206を介して電気的に接続される第2の
導体板208と、第2の導体板208と略垂直に設けら
れ第2の導体板208と電気的に接続する支持体と、支
持体に略垂直に設けられ所定の色に着色される着色部と
からなる可動フィルム電極101と、可動フィルム電極
101に対向し所定の電位を有する固定電極107とを
具備し、可動フィルム電極101は固定電極107との
電位差により撓むことを特徴とする可動フィルム型表示
装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動フィルム型表
示装置に関する。
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型のディスプレイ装置、または
携帯可能なディスプレイ装置において、低消費電力化が
求められている。
携帯可能なディスプレイ装置において、低消費電力化が
求められている。
【0003】この低消費電力化を実現するディスプレイ
装置として、可動フィルムを静電力によって駆動する可
動フィルム型表示装置がある。可動フィルム型表示装置
について説明する。
装置として、可動フィルムを静電力によって駆動する可
動フィルム型表示装置がある。可動フィルム型表示装置
について説明する。
【0004】図12に可動フィルム型表示装置を示す。
図12に示すように、可動フィルム型表示装置では、1
つの画素が、図12の拡大図に示すように固定部120
1と可動フィルム1202、固定電極1203からなっ
ており、各画素がアレイ1204状に形成されている。
図12に示すように、可動フィルム型表示装置では、1
つの画素が、図12の拡大図に示すように固定部120
1と可動フィルム1202、固定電極1203からなっ
ており、各画素がアレイ1204状に形成されている。
【0005】この可動フィルム型表示装置のアレイ12
04から1行分の画素を取り出したものが、図13であ
る。図13で、この可動フィルム型表示装置の動作を説
明する。
04から1行分の画素を取り出したものが、図13であ
る。図13で、この可動フィルム型表示装置の動作を説
明する。
【0006】図13に示すように、固定部1201と可
動フィルム1202は、異なる色で形成されており、静
電力により可動フィルム1202を撓ませる、または撓
ませないことにより画素毎の表示を行う。可動フィルム
1202が撓まない画素1301では矢印方向から見る
と可動フィルム1202の色が表示される。また、可動
フィルム1202の支持部1302が静電力により固定
電極1203に引き寄せられ撓む画素1303では固定
部1201の色が表示される。従って、各固定電極12
03に与える電位で可動フィルム1202の位置を制御
して各画素の色を表示することにより全画面を、さらに
これを書き換えていくことで動画を表示できる。
動フィルム1202は、異なる色で形成されており、静
電力により可動フィルム1202を撓ませる、または撓
ませないことにより画素毎の表示を行う。可動フィルム
1202が撓まない画素1301では矢印方向から見る
と可動フィルム1202の色が表示される。また、可動
フィルム1202の支持部1302が静電力により固定
電極1203に引き寄せられ撓む画素1303では固定
部1201の色が表示される。従って、各固定電極12
03に与える電位で可動フィルム1202の位置を制御
して各画素の色を表示することにより全画面を、さらに
これを書き換えていくことで動画を表示できる。
【0007】これまで、この可動フィルム型表示装置の
各画素の駆動方法として特開平8−271933等が提
案されてきた。
各画素の駆動方法として特開平8−271933等が提
案されてきた。
【0008】例えば、図14に示すように、可動フィル
ム1202と固定電極1203の間に電圧を印加して支
持部1302が撓む際には、適切な材料を選択すること
により可動フィルム1202はヒステリシス特性を有
し、固定されていない側の先端変位量は印加電圧に対し
て図14のように変化するため、可動フィルム型表示装
置は図15のような単純マトリックス回路で駆動するこ
とが出来る。
ム1202と固定電極1203の間に電圧を印加して支
持部1302が撓む際には、適切な材料を選択すること
により可動フィルム1202はヒステリシス特性を有
し、固定されていない側の先端変位量は印加電圧に対し
て図14のように変化するため、可動フィルム型表示装
置は図15のような単純マトリックス回路で駆動するこ
とが出来る。
【0009】つまり、この可動フィルム1202がヒス
テリシス特性を有する為に、可動フィルム1202が固
定部1201側に引き寄せられた状態も固定電極120
3側に引き寄せられた状態も安定となり、強誘電性液晶
などと同様に双安定性を有する。従って、固定電極12
03に電圧を印加する走査線1501と、固定部120
1と可動フィルム1202に電圧を印加する信号線15
02をそれぞれ駆動することにより各画素に表示を行う
ことが可能となるのである。
テリシス特性を有する為に、可動フィルム1202が固
定部1201側に引き寄せられた状態も固定電極120
3側に引き寄せられた状態も安定となり、強誘電性液晶
などと同様に双安定性を有する。従って、固定電極12
03に電圧を印加する走査線1501と、固定部120
1と可動フィルム1202に電圧を印加する信号線15
02をそれぞれ駆動することにより各画素に表示を行う
ことが可能となるのである。
【0010】また、図16に示すようにラッチ回路16
01を用いて可動フィルム型表示装置を駆動することも
可能である。つまり、このメモリ性を有するラッチ回路
1601は、オン/オフ状態を切換えられる第1のスイ
ッチ1602と第2のスイッチ1603を有し、第1の
スイッチ1602をオンした場合は、固定部1201及
び可動フィルム1202の電位は所定の電位を有する一
定電位線1604から与えられ、第2のスイッチ160
3をオンした場合は、固定部1201及び可動フィルム
1202の電位はグラウンド線1605から与えられ
る。一定電位線1604からは、グラウンド線1605
とは異なる電位が与えられるものとする。固定電極12
03はグラウンドから電位を与えられているため、各画
素のラッチ回路1601を駆動することにより可動フィ
ルム1202の撓みを選択でき、画像を表示することが
出来る。
01を用いて可動フィルム型表示装置を駆動することも
可能である。つまり、このメモリ性を有するラッチ回路
1601は、オン/オフ状態を切換えられる第1のスイ
ッチ1602と第2のスイッチ1603を有し、第1の
スイッチ1602をオンした場合は、固定部1201及
び可動フィルム1202の電位は所定の電位を有する一
定電位線1604から与えられ、第2のスイッチ160
3をオンした場合は、固定部1201及び可動フィルム
1202の電位はグラウンド線1605から与えられ
る。一定電位線1604からは、グラウンド線1605
とは異なる電位が与えられるものとする。固定電極12
03はグラウンドから電位を与えられているため、各画
素のラッチ回路1601を駆動することにより可動フィ
ルム1202の撓みを選択でき、画像を表示することが
出来る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
での可動フィルム型表示装置の駆動方法には問題があっ
た。
での可動フィルム型表示装置の駆動方法には問題があっ
た。
【0012】まず、図15に示す単純マトリクス回路に
よる駆動方法では、一つの画素を選択し信号電圧を印加
する際は、可動フィルムが撓んで固定電極に接触した
後、または撓んでいた可動フィルムが固定部に接触した
後に、次の画素の駆動を行う必要がある。例えば第1の
画素の可動フィルムが動きおわる前に、同じ信号線に接
続された第2の画素に信号電圧を与えると、第2の画素
に対する信号電圧により第1の画素が、第1の画素に対
する信号とは異なる動きをする可能性がある。可動フィ
ルムがどちらかの電極に接触した後は、可動フィルムが
ヒステリシス特性を有することから、信号が安定に保持
される。従って、1画素を駆動する時間は、少なくとも
可動フィルムが動く時間より長くなければならず、1画
素を駆動する時間を短くして、高精細な表示装置、また
は動画像の表示を実現することが出来ない。
よる駆動方法では、一つの画素を選択し信号電圧を印加
する際は、可動フィルムが撓んで固定電極に接触した
後、または撓んでいた可動フィルムが固定部に接触した
後に、次の画素の駆動を行う必要がある。例えば第1の
画素の可動フィルムが動きおわる前に、同じ信号線に接
続された第2の画素に信号電圧を与えると、第2の画素
に対する信号電圧により第1の画素が、第1の画素に対
する信号とは異なる動きをする可能性がある。可動フィ
ルムがどちらかの電極に接触した後は、可動フィルムが
ヒステリシス特性を有することから、信号が安定に保持
される。従って、1画素を駆動する時間は、少なくとも
可動フィルムが動く時間より長くなければならず、1画
素を駆動する時間を短くして、高精細な表示装置、また
は動画像の表示を実現することが出来ない。
【0013】また、図16に示すようなラッチ回路を用
いた駆動方法では、1画素毎に1つの記憶回路が必要と
なり、構成素子の数が増えることから低コストでの実現
が不可能となる。さらに、1つの画素に1つの記憶回路
を設けることにより構造が複雑になるため、微細な画素
を作ることも困難となり、小型で高精細な表示装置が実
現できない。
いた駆動方法では、1画素毎に1つの記憶回路が必要と
なり、構成素子の数が増えることから低コストでの実現
が不可能となる。さらに、1つの画素に1つの記憶回路
を設けることにより構造が複雑になるため、微細な画素
を作ることも困難となり、小型で高精細な表示装置が実
現できない。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の第1は、
基板と、基板上に形成される能動素子と、能動素子と電
気的に接続される第1の導体板と、第1の導体板上に導
電性の接続部を介して電気的に接続される第2の導体板
と、第2の導体板と略垂直に設けられ第2の導体板と電
気的に接続する支持体と、支持体に略垂直に設けられ所
定の色に着色される着色部とからなる可動フィルム電極
と、可動フィルム電極に対向し所定の電位を有する固定
電極とを具備し、可動フィルム電極は固定電極との電位
差により撓むことを特徴とする可動フィルム型表示装置
を提供する。
基板と、基板上に形成される能動素子と、能動素子と電
気的に接続される第1の導体板と、第1の導体板上に導
電性の接続部を介して電気的に接続される第2の導体板
と、第2の導体板と略垂直に設けられ第2の導体板と電
気的に接続する支持体と、支持体に略垂直に設けられ所
定の色に着色される着色部とからなる可動フィルム電極
と、可動フィルム電極に対向し所定の電位を有する固定
電極とを具備し、可動フィルム電極は固定電極との電位
差により撓むことを特徴とする可動フィルム型表示装置
を提供する。
【0015】本発明の第2は、基板と、基板上に形成さ
れる能動素子と、能動素子と電気的に接続される第1の
導体板と、第1の導体板上に絶縁体を介して接続される
第2の導体板と、第2の導体板と略垂直に設けられ第2
の導体板と電気的に接続する支持体と、支持体に略垂直
に設けられ所定の色に着色される着色部とからなる可動
フィルム電極と、可動フィルム電極に対向し所定の電位
を有する固定電極とを具備し、可動フィルム電極は固定
電極との電位差により撓むことを特徴とする可動フィル
ム型表示装置を提供する。
れる能動素子と、能動素子と電気的に接続される第1の
導体板と、第1の導体板上に絶縁体を介して接続される
第2の導体板と、第2の導体板と略垂直に設けられ第2
の導体板と電気的に接続する支持体と、支持体に略垂直
に設けられ所定の色に着色される着色部とからなる可動
フィルム電極と、可動フィルム電極に対向し所定の電位
を有する固定電極とを具備し、可動フィルム電極は固定
電極との電位差により撓むことを特徴とする可動フィル
ム型表示装置を提供する。
【0016】本発明の第3は、基板と、基板上に形成さ
れる能動素子と、能動素子と電気的に接続される第1の
導体板と、第1の導体板上に導電性の接続部を介して電
気的に接続される第2の導体板と、第2の導体板上に設
けられ第2の導体板と電気的に接続する固定電極と、固
定電極に対向して、電気的に絶縁される第2の導体板に
略垂直に設けられ所定の電位を有する支持体と、支持体
に略垂直に設けられ所定の色に着色される着色部とから
なる可動フィルム電極とを具備し、可動フィルム電極は
固定電極との電位差により撓むことを特徴とする可動フ
ィルム型表示装置を提供する。
れる能動素子と、能動素子と電気的に接続される第1の
導体板と、第1の導体板上に導電性の接続部を介して電
気的に接続される第2の導体板と、第2の導体板上に設
けられ第2の導体板と電気的に接続する固定電極と、固
定電極に対向して、電気的に絶縁される第2の導体板に
略垂直に設けられ所定の電位を有する支持体と、支持体
に略垂直に設けられ所定の色に着色される着色部とから
なる可動フィルム電極とを具備し、可動フィルム電極は
固定電極との電位差により撓むことを特徴とする可動フ
ィルム型表示装置を提供する。
【0017】本発明の第4は、基板と、基板上に形成さ
れる能動素子と、能動素子と電気的に接続される第1の
導体板と、第1の導体板上に導電性の接続部を介して電
気的に接続される第2の導体板と、第2の導体板と略垂
直に設けられ第2の導体板と電気的に接続する支持体
と、支持体に略垂直に設けられ所定の色に着色される着
色部とからなる可動フィルム電極と、可動フィルム電極
を挟み対向して設けられ所定の電位を有する第1、第2
の固定電極とを具備し、可動フィルム電極は第1、第2
の固定電極との電位差により撓むことを特徴とする可動
フィルム型表示装置を提供する。
れる能動素子と、能動素子と電気的に接続される第1の
導体板と、第1の導体板上に導電性の接続部を介して電
気的に接続される第2の導体板と、第2の導体板と略垂
直に設けられ第2の導体板と電気的に接続する支持体
と、支持体に略垂直に設けられ所定の色に着色される着
色部とからなる可動フィルム電極と、可動フィルム電極
を挟み対向して設けられ所定の電位を有する第1、第2
の固定電極とを具備し、可動フィルム電極は第1、第2
の固定電極との電位差により撓むことを特徴とする可動
フィルム型表示装置を提供する。
【0018】本発明の第5は、基板と、基板上に形成さ
れる第1、第2の能動素子と、第1の能動素子と電気的
に接続される第1の導体板と、第2の能動素子と電気的
に接続される第3の導体板と、第1の導体板上に導電性
の接続部を介して電気的に接続される第2の導体板と、
第3の導体板上に接続部を介して電気的に接続される第
4の導体板と、第2、第4の導体板に略垂直に設けられ
所定の電位を有する支持体と、支持体に略垂直に設けら
れ所定の色に着色される着色部とからなる可動フィルム
電極と、第2の導体板上に、可動フィルム電極に対向し
て設けられ第2の導体板と電気的に接続する第1の固定
電極と、第4の導体板上に、前記第1の固定電極との間
に可動フィルム電極を挟み第4の導体板と電気的に接続
する第2の固定電極とを具備し、可動フィルム電極は第
1、第2の固定電極との電位差により撓むことを特徴と
する可動フィルム型表示装置を提供する。
れる第1、第2の能動素子と、第1の能動素子と電気的
に接続される第1の導体板と、第2の能動素子と電気的
に接続される第3の導体板と、第1の導体板上に導電性
の接続部を介して電気的に接続される第2の導体板と、
第3の導体板上に接続部を介して電気的に接続される第
4の導体板と、第2、第4の導体板に略垂直に設けられ
所定の電位を有する支持体と、支持体に略垂直に設けら
れ所定の色に着色される着色部とからなる可動フィルム
電極と、第2の導体板上に、可動フィルム電極に対向し
て設けられ第2の導体板と電気的に接続する第1の固定
電極と、第4の導体板上に、前記第1の固定電極との間
に可動フィルム電極を挟み第4の導体板と電気的に接続
する第2の固定電極とを具備し、可動フィルム電極は第
1、第2の固定電極との電位差により撓むことを特徴と
する可動フィルム型表示装置を提供する。
【0019】本発明の第1、第3、第4または第5で
は、基板が可視光または紫外光に対して透明であり、第
1の導体板が可視光または紫外光に対して透明であり、
接続部が金属小片を分散した紫外線硬化型の樹脂であっ
ても良い。
は、基板が可視光または紫外光に対して透明であり、第
1の導体板が可視光または紫外光に対して透明であり、
接続部が金属小片を分散した紫外線硬化型の樹脂であっ
ても良い。
【0020】本発明の第6は、基板と、基板上に形成さ
れる第1の能動素子と、能動素子と電気的に接続される
第1の導体板と、第1の導体板の電位によって導通状態
を制御され一端が所定の電位を有し他端が第5の導体板
と電気的に接続する第3の能動素子と、第5の導体板上
に導電性の接続部を介して電気的に接続される第2の導
体板と、第2の導体板に接続される抵抗体と、第2の導
体板と略垂直に設けられ第2の導体板と電気的に接続す
る支持体と、支持体に略垂直に設けられ所定の色に着色
される着色部とからなる可動フィルム電極と、可動フィ
ルム電極に対向し所定の電位を有する固定電極とを具備
し、可動フィルム電極は固定電極との電位差により撓む
ことを特徴とする可動フィルム型表示装置を提供する。
れる第1の能動素子と、能動素子と電気的に接続される
第1の導体板と、第1の導体板の電位によって導通状態
を制御され一端が所定の電位を有し他端が第5の導体板
と電気的に接続する第3の能動素子と、第5の導体板上
に導電性の接続部を介して電気的に接続される第2の導
体板と、第2の導体板に接続される抵抗体と、第2の導
体板と略垂直に設けられ第2の導体板と電気的に接続す
る支持体と、支持体に略垂直に設けられ所定の色に着色
される着色部とからなる可動フィルム電極と、可動フィ
ルム電極に対向し所定の電位を有する固定電極とを具備
し、可動フィルム電極は固定電極との電位差により撓む
ことを特徴とする可動フィルム型表示装置を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
を参照しつつ詳細に説明するが、本発明はこれらの実施
形態に限定されるものではない。
を参照しつつ詳細に説明するが、本発明はこれらの実施
形態に限定されるものではない。
【0022】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図1に示す。
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図1に示す。
【0023】図1に示すように、本実施形態の可動フィ
ルム型表示装置は、1画素が可動フィルム101と固定
部102、コンデンサ103、TFT105(能動素
子)、固定電極107を有し、各画素は、図12と同様
にアレイ状に形成されている。また、これらは、可動フ
ィルム101と固定部102が同電位を有し、コンデン
サ103がこれらに接続され、TFT105は一端が可
動フィルム101と固定部102に接続し他端が信号線
104に接続し、走査線106がTFT105のオン/
オフを制御し、固定電極107が可動フィルム101と
固定部102に対向し、固定電位線108に接続される
ことにより構成される。
ルム型表示装置は、1画素が可動フィルム101と固定
部102、コンデンサ103、TFT105(能動素
子)、固定電極107を有し、各画素は、図12と同様
にアレイ状に形成されている。また、これらは、可動フ
ィルム101と固定部102が同電位を有し、コンデン
サ103がこれらに接続され、TFT105は一端が可
動フィルム101と固定部102に接続し他端が信号線
104に接続し、走査線106がTFT105のオン/
オフを制御し、固定電極107が可動フィルム101と
固定部102に対向し、固定電位線108に接続される
ことにより構成される。
【0024】次に、アレイ状に形成された本実施形態の
可動フィルム型表示装置の、1行分の画素を取り出した
断面図を図2(A)、(B)に示す。本実施形態の可動
フィルム型表示装置は、ガラス基板201上にTFT1
05とコンデンサ形成用導体板202が形成され、透明
電極204(第1の導体板)はTFT105に接続さ
れ、また絶縁膜203を介してコンデンサ形成用導体板
202とコンデンサ103を形成し、これらの上には金
属球206を分散した紫外線硬化型接着剤205の層が
形成される。さらに、第2の導体板208が金属球20
6を介して透明電極204に接続され、第2の導体板2
08は固定部101と可動フィルム102に接続する。
また、可動フィルム102に対向して固定電極107が
形成され、固定電極107は曲面を有する構造体209
と構造体209表面に形成される電極210を有する。
電極210表面は図示しない絶縁膜で被覆されている。
可動フィルム型表示装置の、1行分の画素を取り出した
断面図を図2(A)、(B)に示す。本実施形態の可動
フィルム型表示装置は、ガラス基板201上にTFT1
05とコンデンサ形成用導体板202が形成され、透明
電極204(第1の導体板)はTFT105に接続さ
れ、また絶縁膜203を介してコンデンサ形成用導体板
202とコンデンサ103を形成し、これらの上には金
属球206を分散した紫外線硬化型接着剤205の層が
形成される。さらに、第2の導体板208が金属球20
6を介して透明電極204に接続され、第2の導体板2
08は固定部101と可動フィルム102に接続する。
また、可動フィルム102に対向して固定電極107が
形成され、固定電極107は曲面を有する構造体209
と構造体209表面に形成される電極210を有する。
電極210表面は図示しない絶縁膜で被覆されている。
【0025】次に、本実施形態の可動フィルム型表示装
置の形成方法を説明する。
置の形成方法を説明する。
【0026】まず、図2(A)に示すようにガラス基板
201上にMoまたはTa等からなるコンデンサ形成用
導体板202を形成し、パターニングする。各々のコン
デンサ形成用導体板202は、図示しない一定電位線に
接続している。その上にシリコン酸化膜またはシリコン
窒化膜等からなる絶縁膜203を介して酸化インジウム
錫(ITO)からなる透明電極204を形成し、薄膜ト
ランジスタ(TFT)105を形成してこの透明電極2
04と接続する。これらの製造方法は、液晶表示装置を
作成する際のものと同様に行えば良い。TFT105の
ソース・ドレイン電極のうち、透明電極204と接続し
ない側は図示しない信号線と接続し、ゲート電極は図示
しない走査線と接続している。また、コンデンサ形成用
導体板202と透明電極204で、コンデンサ103を
形成している。
201上にMoまたはTa等からなるコンデンサ形成用
導体板202を形成し、パターニングする。各々のコン
デンサ形成用導体板202は、図示しない一定電位線に
接続している。その上にシリコン酸化膜またはシリコン
窒化膜等からなる絶縁膜203を介して酸化インジウム
錫(ITO)からなる透明電極204を形成し、薄膜ト
ランジスタ(TFT)105を形成してこの透明電極2
04と接続する。これらの製造方法は、液晶表示装置を
作成する際のものと同様に行えば良い。TFT105の
ソース・ドレイン電極のうち、透明電極204と接続し
ない側は図示しない信号線と接続し、ゲート電極は図示
しない走査線と接続している。また、コンデンサ形成用
導体板202と透明電極204で、コンデンサ103を
形成している。
【0027】次に、接続部として用いる金属小片を分散
した紫外線硬化型の導電体として、エポキシ樹脂等を主
成分とする紫外線硬化型接着剤205中にAu、Ag、
Cu、Ni、はんだ等からなる金属球206(金属小
片)を分散したものを塗布する。
した紫外線硬化型の導電体として、エポキシ樹脂等を主
成分とする紫外線硬化型接着剤205中にAu、Ag、
Cu、Ni、はんだ等からなる金属球206(金属小
片)を分散したものを塗布する。
【0028】この金属球206に接続して可動フィルム
101と固定部102が形成される。可動フィルム10
1と固定部102の紫外線硬化型接着剤205に近い側
の一端にはNi、Au、Al等からなる第2の導体板2
08が形成され、この第2の導体板208が金属球20
6を介して透明電極204と接続する。この接続は、ガ
ラス基板201、透明電極204を介して紫外線を紫外
線硬化型接着剤205に照射し、紫外線硬化型接着剤2
05を硬化させることにより、金属球206を介した第
2の導体板208と透明電極204との接続を安定にす
るものである。なお、図2(A)中では、一つの金属球
206を介して透明電極204と第2の導体板208が
接続されているが、実際は、金属球206は紫外線硬化
型接着剤205中に分散されている為、複数の金属球2
06を介してこれらの電極が接続されている。
101と固定部102が形成される。可動フィルム10
1と固定部102の紫外線硬化型接着剤205に近い側
の一端にはNi、Au、Al等からなる第2の導体板2
08が形成され、この第2の導体板208が金属球20
6を介して透明電極204と接続する。この接続は、ガ
ラス基板201、透明電極204を介して紫外線を紫外
線硬化型接着剤205に照射し、紫外線硬化型接着剤2
05を硬化させることにより、金属球206を介した第
2の導体板208と透明電極204との接続を安定にす
るものである。なお、図2(A)中では、一つの金属球
206を介して透明電極204と第2の導体板208が
接続されているが、実際は、金属球206は紫外線硬化
型接着剤205中に分散されている為、複数の金属球2
06を介してこれらの電極が接続されている。
【0029】第2の導体板208には、アルミニウム等
でポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、アラミド
樹脂等を被覆して約6μm〜約50μmの厚さとした固
定部102と可動フィルム101を接続する。第2の導
体板208と固定部102、可動フィルム101は全て
電気的に接続されている。また、第2の導体板208と
は逆の側の固定部102の先端は第1の色(例えば白
色)で着色されており、可動フィルム101の同じ側の
先端は第2の色(例えば黒色)で着色されている。可動
フィルム101と固定部102の、第2の導体板208
側の一端から着色された先端部までの長さは約0.5m
m〜約3mm、1画素の大きさは約0.05mm角〜約
0.5mm角であることが好ましい。
でポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、アラミド
樹脂等を被覆して約6μm〜約50μmの厚さとした固
定部102と可動フィルム101を接続する。第2の導
体板208と固定部102、可動フィルム101は全て
電気的に接続されている。また、第2の導体板208と
は逆の側の固定部102の先端は第1の色(例えば白
色)で着色されており、可動フィルム101の同じ側の
先端は第2の色(例えば黒色)で着色されている。可動
フィルム101と固定部102の、第2の導体板208
側の一端から着色された先端部までの長さは約0.5m
m〜約3mm、1画素の大きさは約0.05mm角〜約
0.5mm角であることが好ましい。
【0030】次に、可動フィルム101に対向して固定
電極107を形成する。固定電極107は図2のような
曲面を持つよう射出形成されたポリアセタール、液晶ポ
リマー、ポリエーテルイミド等からなる構造体209の
上にNi、Au、Al等からなる電極210が蒸着、ス
パッタ、メッキなどを行うことにより形成され、電極2
10はエポキシ、アクリル、シリコン等からなる絶縁膜
で被覆されている。固定電極107は、列方向(図2
(B)の紙面の奥行き方向)では各々分離されず、一体
となっている。図2(B)は、本実施形態の可動フィル
ム型表示装置の列方向の終端部を示す図であり、図2
(B)に示すように、固定電極107の列方向の終端部
で、電極210が金属球206、透明電極204を介し
てグラウンド線207に接続している。
電極107を形成する。固定電極107は図2のような
曲面を持つよう射出形成されたポリアセタール、液晶ポ
リマー、ポリエーテルイミド等からなる構造体209の
上にNi、Au、Al等からなる電極210が蒸着、ス
パッタ、メッキなどを行うことにより形成され、電極2
10はエポキシ、アクリル、シリコン等からなる絶縁膜
で被覆されている。固定電極107は、列方向(図2
(B)の紙面の奥行き方向)では各々分離されず、一体
となっている。図2(B)は、本実施形態の可動フィル
ム型表示装置の列方向の終端部を示す図であり、図2
(B)に示すように、固定電極107の列方向の終端部
で、電極210が金属球206、透明電極204を介し
てグラウンド線207に接続している。
【0031】次に、本実施形態の可動フィルム型表示装
置の表示方法を説明する。
置の表示方法を説明する。
【0032】可動フィルム101と固定部102は同電
位を有し、TFT105によって電位が制御される。走
査線106に電位を与え、TFT105をオンしてコン
デンサ103の電位を信号線104の電位と同程度と
し、コンデンサ103からに可動フィルム101と固定
部102電位を与え、一定の電位を有する固定電極10
8との間に電位差を設けると、固定電極108と可動フ
ィルム101との間に静電引力が働いて、可動フィルム
101が固定電極108側に引き寄せられる。その際、
固定部102は固定されている為に動かない。図13に
示すように、矢印方向から見ると、撓まない画素130
1では可動フィルム101の色が見えているが、可動フ
ィルム101を撓ませる画素1303では可動フィルム
101が隣の画素の固定部102の中に隠れて固定部1
02の色が見える。
位を有し、TFT105によって電位が制御される。走
査線106に電位を与え、TFT105をオンしてコン
デンサ103の電位を信号線104の電位と同程度と
し、コンデンサ103からに可動フィルム101と固定
部102電位を与え、一定の電位を有する固定電極10
8との間に電位差を設けると、固定電極108と可動フ
ィルム101との間に静電引力が働いて、可動フィルム
101が固定電極108側に引き寄せられる。その際、
固定部102は固定されている為に動かない。図13に
示すように、矢印方向から見ると、撓まない画素130
1では可動フィルム101の色が見えているが、可動フ
ィルム101を撓ませる画素1303では可動フィルム
101が隣の画素の固定部102の中に隠れて固定部1
02の色が見える。
【0033】このように、TFT105によって、各画
素の可動フィルム101を撓ませるかどうかを制御する
ことにより、画像の表示が行われる。撓んだ可動フィル
ム101は、隣の画素の固定部102の下に隠れるの
で、比較的高い開口率を有する。
素の可動フィルム101を撓ませるかどうかを制御する
ことにより、画像の表示が行われる。撓んだ可動フィル
ム101は、隣の画素の固定部102の下に隠れるの
で、比較的高い開口率を有する。
【0034】画素に情報を書き込む際は、走査線106
に電位を与えTFT105をオンとし、コンデンサ10
3の電位を信号線104と同程度の電位に変化させる。
TFT105のオン時間が短く、可動フィルム101が
固定電極108側に撓みきっていなくても、TFT10
5をオフとした後は可動フィルム101はフローティン
グ状態にあるため電荷が蓄えられており、また補助的に
コンデンサ103にも電荷がたまっているため、可動フ
ィルム101は撓み続けることが可能である。つまり、
TFT105は、可動フィルム101が固定電極108
側に撓む時間ではなく、可動フィルムの電圧が信号電圧
とほぼ等しくなるまでの時間オンさせておけば、画像を
表示することが可能である。コンデンサ103を有する
ことにより、スイッチング速度がさらに大きくなる。ま
た、撓んだ可動フィルム101を固定電極107側から
離す場合は、TFT105をオンして、たまった電荷を
排出することにより可動フィルム101と固定電極10
7の電位が近くなり、弾性力により可動フィルム101
は固定部102側に戻る。
に電位を与えTFT105をオンとし、コンデンサ10
3の電位を信号線104と同程度の電位に変化させる。
TFT105のオン時間が短く、可動フィルム101が
固定電極108側に撓みきっていなくても、TFT10
5をオフとした後は可動フィルム101はフローティン
グ状態にあるため電荷が蓄えられており、また補助的に
コンデンサ103にも電荷がたまっているため、可動フ
ィルム101は撓み続けることが可能である。つまり、
TFT105は、可動フィルム101が固定電極108
側に撓む時間ではなく、可動フィルムの電圧が信号電圧
とほぼ等しくなるまでの時間オンさせておけば、画像を
表示することが可能である。コンデンサ103を有する
ことにより、スイッチング速度がさらに大きくなる。ま
た、撓んだ可動フィルム101を固定電極107側から
離す場合は、TFT105をオンして、たまった電荷を
排出することにより可動フィルム101と固定電極10
7の電位が近くなり、弾性力により可動フィルム101
は固定部102側に戻る。
【0035】このため、本実施形態では、TFT105
を比較的短い時間オンさせても、画素に情報を書き込む
ことが可能であることから、高精細な表示装置や、動画
像の表示が実現可能となる。
を比較的短い時間オンさせても、画素に情報を書き込む
ことが可能であることから、高精細な表示装置や、動画
像の表示が実現可能となる。
【0036】また、本実施形態では、透明電極204を
介したTFT105と、可動フィルム101および固定
部102の接続を、紫外線硬化型接着剤205中に分散
した金属球206を介して行い、ガラス基板201と透
明電極204を介して、紫外線硬化型接着剤205に紫
外線を照射して硬化させ、金属球206によるTFT1
05と可動フィルム101および固定部102の接続を
安定なものとしている。このような方法により、TFT
105と、可動フィルム101および固定部102の接
続を容易に行うことが可能となる。紫外線硬化型接着剤
205としては、エポキシ系、またはアクリル系の樹脂
等が好ましく用いられる。また、金属球206としては
Ni、Au、Ag等は導電性が高いため好ましい。
介したTFT105と、可動フィルム101および固定
部102の接続を、紫外線硬化型接着剤205中に分散
した金属球206を介して行い、ガラス基板201と透
明電極204を介して、紫外線硬化型接着剤205に紫
外線を照射して硬化させ、金属球206によるTFT1
05と可動フィルム101および固定部102の接続を
安定なものとしている。このような方法により、TFT
105と、可動フィルム101および固定部102の接
続を容易に行うことが可能となる。紫外線硬化型接着剤
205としては、エポキシ系、またはアクリル系の樹脂
等が好ましく用いられる。また、金属球206としては
Ni、Au、Ag等は導電性が高いため好ましい。
【0037】また、本実施形態でガラス基板201と透
明電極204を使用するのは、紫外線の透過率を上げる
為である。従って、金属球206としてはんだや銀ペー
ストを用い、熱によって接続する場合には、透明な基板
を用いる必要はなく、ガラスエポキシや、ポリイミド等
からなるプリント基板を用いても良い。また、その場合
は紫外線硬化型接着剤205ではなく、熱硬化型接着剤
を用いることが好ましい。
明電極204を使用するのは、紫外線の透過率を上げる
為である。従って、金属球206としてはんだや銀ペー
ストを用い、熱によって接続する場合には、透明な基板
を用いる必要はなく、ガラスエポキシや、ポリイミド等
からなるプリント基板を用いても良い。また、その場合
は紫外線硬化型接着剤205ではなく、熱硬化型接着剤
を用いることが好ましい。
【0038】また、本実施形態では能動素子としてTF
Tを用いたが、これも限定されるものではなく、薄膜ダ
イオード、チップ型トランジスタ、ダイオード等を用い
ても良い。
Tを用いたが、これも限定されるものではなく、薄膜ダ
イオード、チップ型トランジスタ、ダイオード等を用い
ても良い。
【0039】さらに、本実施形態の可動フィルム型表示
装置を大型の掲示板や広告板などとして用いる場合は、
能動素子としてチップ型トランジスタ等を用い、同様の
形成方法を用いて形成することが出来る。その際は、可
動フィルム101と固定部102の、第2の導体板20
8から着色された先端部までの長さを約3mm〜約10
0mm、1画素の大きさを約0.5mm角〜約10mm
角とすることが好ましい。
装置を大型の掲示板や広告板などとして用いる場合は、
能動素子としてチップ型トランジスタ等を用い、同様の
形成方法を用いて形成することが出来る。その際は、可
動フィルム101と固定部102の、第2の導体板20
8から着色された先端部までの長さを約3mm〜約10
0mm、1画素の大きさを約0.5mm角〜約10mm
角とすることが好ましい。
【0040】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図3に示す。本実施形態では、第
1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様の
部分については図中同じ番号を付し、説明を省略する。
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図3に示す。本実施形態では、第
1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様の
部分については図中同じ番号を付し、説明を省略する。
【0041】本実施形態では、TFT105の一端が、
可動フィルム101および固定部102と電気的に接続
されておらず、第2のコンデンサ301を介していると
ころが第1の実施形態と異なる。
可動フィルム101および固定部102と電気的に接続
されておらず、第2のコンデンサ301を介していると
ころが第1の実施形態と異なる。
【0042】本実施形態の可動フィルム型表示装置の断
面図を図4(A)、(B)に示し、これらを用いて、本
実施形態の可動フィルム型表示装置の製造方法を説明す
る。
面図を図4(A)、(B)に示し、これらを用いて、本
実施形態の可動フィルム型表示装置の製造方法を説明す
る。
【0043】まず、図4(A)に示すように、ガラス基
板201上にコンデンサ形成用導体板202、絶縁膜2
03、透明電極204とTFT105を、第1の実施形
態と同様の材料、方法を用いて形成する。
板201上にコンデンサ形成用導体板202、絶縁膜2
03、透明電極204とTFT105を、第1の実施形
態と同様の材料、方法を用いて形成する。
【0044】次に、第2の絶縁膜401(絶縁体)とし
て、エポキシ樹脂等からなる膜を約20μmの膜厚とな
るよう形成する。図4(B)は、本実施形態の可動フィ
ルム型表示装置の列方向(図4(B)の紙面の奥行き方
向)の終端部を示す図であり、図4(B)に示すよう
に、後に形成する固定電極107の列方向の終端部が形
成される位置に、電極210と透明電極204とが電気
的に接続するよう、Au、Ag、Ni等からなる接続材
料402を第2の絶縁膜401中に分散させ、これを塗
布することにより形成しておく。
て、エポキシ樹脂等からなる膜を約20μmの膜厚とな
るよう形成する。図4(B)は、本実施形態の可動フィ
ルム型表示装置の列方向(図4(B)の紙面の奥行き方
向)の終端部を示す図であり、図4(B)に示すよう
に、後に形成する固定電極107の列方向の終端部が形
成される位置に、電極210と透明電極204とが電気
的に接続するよう、Au、Ag、Ni等からなる接続材
料402を第2の絶縁膜401中に分散させ、これを塗
布することにより形成しておく。
【0045】この第2の絶縁膜401上に第2の導体板
208、固定部102と可動フィルム101、固定電極
107を第1の実施形態と同様な材料、方法で形成し、
本実施形態の可動フィルム型表示装置を完成する。な
お、本実施形態の第2のコンデンサ301は、第2の絶
縁膜401を介した透明電極204と第2の導体板20
8で形成される。
208、固定部102と可動フィルム101、固定電極
107を第1の実施形態と同様な材料、方法で形成し、
本実施形態の可動フィルム型表示装置を完成する。な
お、本実施形態の第2のコンデンサ301は、第2の絶
縁膜401を介した透明電極204と第2の導体板20
8で形成される。
【0046】本実施形態の可動フィルム型表示装置の表
示方法は、第1の実施形態と同様であるが、TFT10
5オンしてコンデンサ103の電位を信号線104の電
位と同程度とし、コンデンサ103が第2のコンデンサ
301に電位を与えることにより、可動フィルム101
および固定部102に電位を与える点が、第1の実施形
態と異なる。
示方法は、第1の実施形態と同様であるが、TFT10
5オンしてコンデンサ103の電位を信号線104の電
位と同程度とし、コンデンサ103が第2のコンデンサ
301に電位を与えることにより、可動フィルム101
および固定部102に電位を与える点が、第1の実施形
態と異なる。
【0047】第2のコンデンサ301を有している本実
施形態の可動フィルム型表示装置でも、第1の実施形態
と同様に、コンデンサ103に電荷を蓄積する時間のみ
TFT105をオンすれば良いため、1つの画素に情報
を書き込む時間を短くすることが可能となり、高精細な
表示装置や、動画像の表示が実現出来る。
施形態の可動フィルム型表示装置でも、第1の実施形態
と同様に、コンデンサ103に電荷を蓄積する時間のみ
TFT105をオンすれば良いため、1つの画素に情報
を書き込む時間を短くすることが可能となり、高精細な
表示装置や、動画像の表示が実現出来る。
【0048】さらに、本実施形態の可動フィルム型表示
装置では、透明電極204と第2の導体板208が電気
的に接続せずに第2のコンデンサ301を介していて
も、動作が可能であることを示し、TFT105のアレ
イの上に、第2の絶縁膜401を介するのみでその上に
可動フィルム101と固定部102、固定電極107を
形成可能であり、製造方法の簡略化という効果も有す
る。
装置では、透明電極204と第2の導体板208が電気
的に接続せずに第2のコンデンサ301を介していて
も、動作が可能であることを示し、TFT105のアレ
イの上に、第2の絶縁膜401を介するのみでその上に
可動フィルム101と固定部102、固定電極107を
形成可能であり、製造方法の簡略化という効果も有す
る。
【0049】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図5に示す。本実施形態では、第
1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様の
部分については図中同じ番号を付し、説明を省略する。
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図5に示す。本実施形態では、第
1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様の
部分については図中同じ番号を付し、説明を省略する。
【0050】本実施形態では、可動フィルム101と固
定部102を固定電位線108に接続して同電位とし、
固定電極107の電位をTFT105によって制御する
ところが第1の実施形態と異なる。
定部102を固定電位線108に接続して同電位とし、
固定電極107の電位をTFT105によって制御する
ところが第1の実施形態と異なる。
【0051】本実施形態の可動フィルム型表示装置の断
面図を図6(A)、(B)に示し、これらを用いて、本
実施形態の可動フィルム型表示装置の製造方法を説明す
る。
面図を図6(A)、(B)に示し、これらを用いて、本
実施形態の可動フィルム型表示装置の製造方法を説明す
る。
【0052】まず、図6(A)に示すように、ガラス基
板201上にコンデンサ形成用導体板202を形成する
ところから、紫外線硬化型接着剤205中に金属球20
6を分散したものを塗布するところまでの工程を第1の
実施形態と同様の材料、方法を用いて行う。
板201上にコンデンサ形成用導体板202を形成する
ところから、紫外線硬化型接着剤205中に金属球20
6を分散したものを塗布するところまでの工程を第1の
実施形態と同様の材料、方法を用いて行う。
【0053】次に、この金属球206に接続する固定電
極107を形成する。固定電極107は第1の実施形態
と同様な材料、方法で形成されるが、本実施形態の固定
電極107の電極210は、各画素毎に分離されてお
り、各画素の電極210の、金属球206の分散された
紫外線硬化型接着剤205に接する面は絶縁膜で被覆さ
れていない。従って、ガラス基板201、透明電極20
4を介して紫外線硬化型接着剤205に紫外線を照射し
硬化させると、電極210は画素毎に金属球206を介
して各TFT105の透明電極204に安定に接続す
る。
極107を形成する。固定電極107は第1の実施形態
と同様な材料、方法で形成されるが、本実施形態の固定
電極107の電極210は、各画素毎に分離されてお
り、各画素の電極210の、金属球206の分散された
紫外線硬化型接着剤205に接する面は絶縁膜で被覆さ
れていない。従って、ガラス基板201、透明電極20
4を介して紫外線硬化型接着剤205に紫外線を照射し
硬化させると、電極210は画素毎に金属球206を介
して各TFT105の透明電極204に安定に接続す
る。
【0054】その次に、可動フィルム101および固定
部102を形成する。可動フィルム101および固定部
102は第1の実施形態と同様な材料、方法で形成され
るが、可動フィルム101と固定部102は電気的に接
続され、列方向(図6(A)の紙面の奥行き方向)の可
動フィルム101および固定部102は全て、紫外線硬
化型接着剤205に近い側の一端付近で電気的に接続さ
れ、一体となっている。図6(B)は、本実施形態の可
動フィルム型表示装置の列方向の終端部を示す図であ
り、図6(B)に示すように、可動フィルム101およ
び固定部102の列方向の終端部は、金属球206、透
明電極204を介して固定電位線108に接続されてい
る。
部102を形成する。可動フィルム101および固定部
102は第1の実施形態と同様な材料、方法で形成され
るが、可動フィルム101と固定部102は電気的に接
続され、列方向(図6(A)の紙面の奥行き方向)の可
動フィルム101および固定部102は全て、紫外線硬
化型接着剤205に近い側の一端付近で電気的に接続さ
れ、一体となっている。図6(B)は、本実施形態の可
動フィルム型表示装置の列方向の終端部を示す図であ
り、図6(B)に示すように、可動フィルム101およ
び固定部102の列方向の終端部は、金属球206、透
明電極204を介して固定電位線108に接続されてい
る。
【0055】本実施形態のように、可動フィルム101
と固定部102の電位を一定とし、TFT105によっ
て固定電極107の電位を制御する場合でも、第1の実
施形態と同様に、可動フィルム101の電位が、信号電
位と同じ程度になるまでの時間のみTFT105をオン
すれば良いため、1つの画素に情報を書き込む時間を短
くすることが可能となり、高精細な表示装置や、動画像
の表示が実現出来る。
と固定部102の電位を一定とし、TFT105によっ
て固定電極107の電位を制御する場合でも、第1の実
施形態と同様に、可動フィルム101の電位が、信号電
位と同じ程度になるまでの時間のみTFT105をオン
すれば良いため、1つの画素に情報を書き込む時間を短
くすることが可能となり、高精細な表示装置や、動画像
の表示が実現出来る。
【0056】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図7に示す。本実施形態では、第
1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様の
部分については図中同じ番号を付し、説明を省略する。
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図7に示す。本実施形態では、第
1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様の
部分については図中同じ番号を付し、説明を省略する。
【0057】本実施形態では、可動フィルム101が第
1の固定電極701と第2の固定電極702に挟まれて
おり、第1の固定電極701と第2の固定電極702が
異なる電位を有し、固定部102が絶縁体で形成される
点が第1の実施形態と異なる。
1の固定電極701と第2の固定電極702に挟まれて
おり、第1の固定電極701と第2の固定電極702が
異なる電位を有し、固定部102が絶縁体で形成される
点が第1の実施形態と異なる。
【0058】本実施形態の可動フィルム型表示装置の断
面図を図8(A)、(B)に示し、これらを用いて、本
実施形態の可動フィルム型表示装置の製造方法を説明す
る。
面図を図8(A)、(B)に示し、これらを用いて、本
実施形態の可動フィルム型表示装置の製造方法を説明す
る。
【0059】まず、図8(A)に示すように、ガラス基
板201上にコンデンサ形成用導体板202を形成する
ところから、紫外線硬化型接着剤205中に金属球20
6を分散したものを塗布し、第2の導体板208と接続
するところまでの工程を第1の実施形態と同様の材料、
方法を用いて行う。
板201上にコンデンサ形成用導体板202を形成する
ところから、紫外線硬化型接着剤205中に金属球20
6を分散したものを塗布し、第2の導体板208と接続
するところまでの工程を第1の実施形態と同様の材料、
方法を用いて行う。
【0060】次に、第2の導体板208に、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリイミド、アラミド樹脂等をアル
ミニウム等で被覆して約6μm〜約50μmの厚さとし
た可動フィルム101を固定し、可動フィルム101と
第2の導体板208を電気的に接続する。
ンテレフタレート、ポリイミド、アラミド樹脂等をアル
ミニウム等で被覆して約6μm〜約50μmの厚さとし
た可動フィルム101を固定し、可動フィルム101と
第2の導体板208を電気的に接続する。
【0061】次に、可動フィルム101を挟んだ両側
に、第1の固定電極701と第2の固定電極702を形
成する。第1、第2の固定電極701、702は、それ
ぞれ、曲面を持ったポリアセタール、ポリエーテルイミ
ドまたは液晶ポリマー等からなる第1、第2の構造体8
03、804の上にAu、AlまたはNi等からなる第
1、第2の電極801、802が蒸着、スパッタまたは
メッキされることにより形成される。第1、第2の電極
801、802はエポキシ、アクリルまたはシリコン等
からなる絶縁膜で被覆されている。第1、第2の構造体
803、804の曲面は、可動フィルム101を挟んで
向かい合うものとする。第1、第2の固定電極701、
702は、列方向(図8(B)の紙面の奥行き方向)は
各々分離されず、一体となっている。図8(B)は、本
実施形態の可動フィルム型表示装置の列方向の終端部を
示す図であり、図8(B)に示すように、第1、第2の
固定電極701、702の列方向の終端部で、それぞれ
第1、第2の電極801、802が金属球206、透明
電極204を介して第1、第2の固定電位線703、7
04に接続している。第1、第2の固定電位線703、
704はそれぞれ異なる電位を有する。
に、第1の固定電極701と第2の固定電極702を形
成する。第1、第2の固定電極701、702は、それ
ぞれ、曲面を持ったポリアセタール、ポリエーテルイミ
ドまたは液晶ポリマー等からなる第1、第2の構造体8
03、804の上にAu、AlまたはNi等からなる第
1、第2の電極801、802が蒸着、スパッタまたは
メッキされることにより形成される。第1、第2の電極
801、802はエポキシ、アクリルまたはシリコン等
からなる絶縁膜で被覆されている。第1、第2の構造体
803、804の曲面は、可動フィルム101を挟んで
向かい合うものとする。第1、第2の固定電極701、
702は、列方向(図8(B)の紙面の奥行き方向)は
各々分離されず、一体となっている。図8(B)は、本
実施形態の可動フィルム型表示装置の列方向の終端部を
示す図であり、図8(B)に示すように、第1、第2の
固定電極701、702の列方向の終端部で、それぞれ
第1、第2の電極801、802が金属球206、透明
電極204を介して第1、第2の固定電位線703、7
04に接続している。第1、第2の固定電位線703、
704はそれぞれ異なる電位を有する。
【0062】第1、第2の固定電極701、702の曲
面を持たない面同士が向かい合った間に、ポリエチレン
テレフタレート、ポリイミドまたはアラミド樹脂等から
なる固定部102を形成する。固定部102は、本実施
形態では絶縁体とする。また、紫外線硬化型接着剤20
5側とは逆の側の固定部102の先端は第1の色(例え
ば白色)で着色されており、可動フィルム101の同じ
側の先端は第2の色(例えば黒色)で着色されている。
可動フィルム101と固定部102の、紫外線硬化型接
着剤205側の一端から着色された先端部までの長さは
約0.5mm〜約3mm、1画素の大きさは約0.05
mm角〜約0.5mm角が好ましい。
面を持たない面同士が向かい合った間に、ポリエチレン
テレフタレート、ポリイミドまたはアラミド樹脂等から
なる固定部102を形成する。固定部102は、本実施
形態では絶縁体とする。また、紫外線硬化型接着剤20
5側とは逆の側の固定部102の先端は第1の色(例え
ば白色)で着色されており、可動フィルム101の同じ
側の先端は第2の色(例えば黒色)で着色されている。
可動フィルム101と固定部102の、紫外線硬化型接
着剤205側の一端から着色された先端部までの長さは
約0.5mm〜約3mm、1画素の大きさは約0.05
mm角〜約0.5mm角が好ましい。
【0063】次に、本実施形態の可動フィルム型表示装
置の表示方法を説明する。本実施形態の可動フィルム型
表示装置の表示方法は、可動フィルム101の撓みを、
可動フィルムと固定部、固定電極との電位差で制御する
第1の実施形態とは異なり、可動フィルム101と第
1、第2の固定電極701、702との電位差で制御す
る。
置の表示方法を説明する。本実施形態の可動フィルム型
表示装置の表示方法は、可動フィルム101の撓みを、
可動フィルムと固定部、固定電極との電位差で制御する
第1の実施形態とは異なり、可動フィルム101と第
1、第2の固定電極701、702との電位差で制御す
る。
【0064】つまり、第1、第2の固定電極701、7
02をそれぞれ電位の異なる第1、第2の固定電位線7
03、704に接続し、TFT105によって可動フィ
ルム101の電位を変化させるのである。走査線105
に電位を与え、TFT105をオンにして、可動フィル
ム101の電位が第1の固定電位線703の電位となる
だけの電荷をコンデンサ103に蓄積すると、可動フィ
ルム101は、第2の固定電極702の方へ引き寄せら
れる。また、走査線105に電位を与え、TFT105
をオンにして、可動フィルム101の電位が第2の固定
電位線704の電位となるだけの電荷をコンデンサ10
3に蓄積すると、可動フィルム101は、第1の固定電
極701の方へ引き寄せられる。本実施形態では、第
1、第2の固定電極701、702を用いて可動フィル
ム101の撓みを制御する為、固定部102は絶縁体で
形成し、可動フィルム101の撓みの制御には関与しな
い。
02をそれぞれ電位の異なる第1、第2の固定電位線7
03、704に接続し、TFT105によって可動フィ
ルム101の電位を変化させるのである。走査線105
に電位を与え、TFT105をオンにして、可動フィル
ム101の電位が第1の固定電位線703の電位となる
だけの電荷をコンデンサ103に蓄積すると、可動フィ
ルム101は、第2の固定電極702の方へ引き寄せら
れる。また、走査線105に電位を与え、TFT105
をオンにして、可動フィルム101の電位が第2の固定
電位線704の電位となるだけの電荷をコンデンサ10
3に蓄積すると、可動フィルム101は、第1の固定電
極701の方へ引き寄せられる。本実施形態では、第
1、第2の固定電極701、702を用いて可動フィル
ム101の撓みを制御する為、固定部102は絶縁体で
形成し、可動フィルム101の撓みの制御には関与しな
い。
【0065】第1、第2の固定電極701、702の、
2つの固定電極を有する本実施形態の可動フィルム型表
示装置でも、第1の実施形態と同様に、可動フィルム1
01の電位が、信号電位となるまでの時間のみTFT1
05をオンすれば良いため、1つの画素に情報を書き込
む時間を短くすることが可能となり、高精細な表示装置
や、動画像の表示が実現できる。
2つの固定電極を有する本実施形態の可動フィルム型表
示装置でも、第1の実施形態と同様に、可動フィルム1
01の電位が、信号電位となるまでの時間のみTFT1
05をオンすれば良いため、1つの画素に情報を書き込
む時間を短くすることが可能となり、高精細な表示装置
や、動画像の表示が実現できる。
【0066】さらに、本実施形態の可動フィルム型表示
装置では、可動フィルム101の撓みを可動フィルム1
01と第1の固定電極701との電位差による静電力
と、可動フィルム101と第2の固定電極702との電
位差による静電力の双方で制御する。第1の実施形態の
可動フィルム型表示装置では、可動フィルムと静電力が
働くのは、固定電極のみであり、可動フィルムが固定部
の方へ動く際は可動フィルムの弾性力を用いていた。従
って第1の実施形態では、可動フィルムの移動速度は、
可動フィルムの材料や寸法、つまり可動フィルムの弾性
力で決定されてしまい、それ以上速度を上げることが出
来なかった。しかしながら、本実施形態では、可動フィ
ルム101の動きは、どちらの方向に動く際も静電力に
よる為に、動作速度の上昇が可能となる。
装置では、可動フィルム101の撓みを可動フィルム1
01と第1の固定電極701との電位差による静電力
と、可動フィルム101と第2の固定電極702との電
位差による静電力の双方で制御する。第1の実施形態の
可動フィルム型表示装置では、可動フィルムと静電力が
働くのは、固定電極のみであり、可動フィルムが固定部
の方へ動く際は可動フィルムの弾性力を用いていた。従
って第1の実施形態では、可動フィルムの移動速度は、
可動フィルムの材料や寸法、つまり可動フィルムの弾性
力で決定されてしまい、それ以上速度を上げることが出
来なかった。しかしながら、本実施形態では、可動フィ
ルム101の動きは、どちらの方向に動く際も静電力に
よる為に、動作速度の上昇が可能となる。
【0067】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図9に示す。本実施形態では、第
4の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様の
部分については図中同じ番号を付し、説明を省略する。
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図9に示す。本実施形態では、第
4の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様の
部分については図中同じ番号を付し、説明を省略する。
【0068】本実施形態では、可動フィルム101をグ
ラウンド線207に接続し、第1、第2の固定電極70
1、702の電位をそれぞれ第1、第2のTFT90
3、904(第1、第2の能動素子)によって制御する
ところが第4の実施形態と異なる。
ラウンド線207に接続し、第1、第2の固定電極70
1、702の電位をそれぞれ第1、第2のTFT90
3、904(第1、第2の能動素子)によって制御する
ところが第4の実施形態と異なる。
【0069】本実施形態の可動フィルム型表示装置の断
面図を図10(A)、(B)に示し、これらを用いて、
本実施形態の可動フィルム型表示装置の製造方法を説明
する。
面図を図10(A)、(B)に示し、これらを用いて、
本実施形態の可動フィルム型表示装置の製造方法を説明
する。
【0070】まず、図10(A)に示すように、ガラス
基板201上にコンデンサ形成用導体板202を形成す
るところから、紫外線硬化型接着剤205中に金属球2
06を分散したものを塗布するところまでの工程を第4
の実施形態と同様の材料、方法を用いて行う。
基板201上にコンデンサ形成用導体板202を形成す
るところから、紫外線硬化型接着剤205中に金属球2
06を分散したものを塗布するところまでの工程を第4
の実施形態と同様の材料、方法を用いて行う。
【0071】次に、この金属球206に接続する第1、
第2の固定電極701、702を形成する。第1、第2
の固定電極701、702は、第4の実施形態と同様な
材料、方法で形成されるが、本実施形態の第1、第2の
固定電極701、702に対応する第1、第2の電極8
01、802は、各画素毎に分離されており、各画素の
第1、第2の電極801、802の金属球206の分散
された紫外線硬化型接着剤205に接する面は、絶縁膜
で被覆されていない。従って、ガラス基板201、透明
電極204を介して紫外線硬化型接着剤205に紫外線
を照射し硬化させると、第1、第2の電極801、80
2は画素毎に金属球206を介して透明電極204に安
定に接続する。
第2の固定電極701、702を形成する。第1、第2
の固定電極701、702は、第4の実施形態と同様な
材料、方法で形成されるが、本実施形態の第1、第2の
固定電極701、702に対応する第1、第2の電極8
01、802は、各画素毎に分離されており、各画素の
第1、第2の電極801、802の金属球206の分散
された紫外線硬化型接着剤205に接する面は、絶縁膜
で被覆されていない。従って、ガラス基板201、透明
電極204を介して紫外線硬化型接着剤205に紫外線
を照射し硬化させると、第1、第2の電極801、80
2は画素毎に金属球206を介して透明電極204に安
定に接続する。
【0072】その次に、可動フィルム101および固定
部102を形成する。可動フィルム101および固定部
102は第4の実施形態と同様な材料、方法で形成され
るが、列方向(図10(A)の紙面の奥行き方向)の可
動フィルム101は全て、紫外線硬化型接着剤205に
近い側の一端付近で電気的に接続され、一体となってい
る。図10(B)は、本実施形態の可動フィルム型表示
装置の列方向の終端部を示す図であり、図10(B)に
示すように、可動フィルム101の列方向の終端部は、
金属球206、透明電極204を介してグラウンド線2
07に接続している。
部102を形成する。可動フィルム101および固定部
102は第4の実施形態と同様な材料、方法で形成され
るが、列方向(図10(A)の紙面の奥行き方向)の可
動フィルム101は全て、紫外線硬化型接着剤205に
近い側の一端付近で電気的に接続され、一体となってい
る。図10(B)は、本実施形態の可動フィルム型表示
装置の列方向の終端部を示す図であり、図10(B)に
示すように、可動フィルム101の列方向の終端部は、
金属球206、透明電極204を介してグラウンド線2
07に接続している。
【0073】本実施形態のように、可動フィルム101
の電位を一定とし、第1、第2のTFT903、904
によってそれぞれ第1、第2の固定電極801、802
の電位を制御する場合でも、第4の実施形態と同様に、
第1、第2の固定電極701、702の電位が信号電位
となるまでの時間のみそれぞれ第1、第2のTFT90
3、904をオンすれば良いため、1つの画素に情報を
書き込む時間を短くすることが可能となり、高精細な表
示装置や、動画像の表示が実現できる。
の電位を一定とし、第1、第2のTFT903、904
によってそれぞれ第1、第2の固定電極801、802
の電位を制御する場合でも、第4の実施形態と同様に、
第1、第2の固定電極701、702の電位が信号電位
となるまでの時間のみそれぞれ第1、第2のTFT90
3、904をオンすれば良いため、1つの画素に情報を
書き込む時間を短くすることが可能となり、高精細な表
示装置や、動画像の表示が実現できる。
【0074】さらに、本実施形態では、第4の実施形態
と同様に、可動フィルム101の動きは、どちらの方向
に動く際も静電力による為に、動作速度の上昇が可能と
なる。
と同様に、可動フィルム101の動きは、どちらの方向
に動く際も静電力による為に、動作速度の上昇が可能と
なる。
【0075】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図11に示す。本実施形態では、
第1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様
の部分については図中同じ番号を付し、説明を省略す
る。
実施形態について説明する。本実施形態の可動フィルム
型表示装置の回路図を図11に示す。本実施形態では、
第1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行い、同様
の部分については図中同じ番号を付し、説明を省略す
る。
【0076】本実施形態では、図11に示すように、電
位安定化の為の、第3のTFT1101(第3の能動素
子)と、抵抗体1102が加えられている点が、第1の
実施形態とは異なる。
位安定化の為の、第3のTFT1101(第3の能動素
子)と、抵抗体1102が加えられている点が、第1の
実施形態とは異なる。
【0077】本実施形態の可動フィルム型表示装置は、
図11に示すように同電位を有する可動フィルム101
と固定部102、これらに対向しグラウンド線207に
接続する固定電極107、可動フィルム101と固定部
102に接続する抵抗体1102、ソース又はドレイン
の一方が抵抗体1102に他方が第3の固定電位線11
03に接続しゲートがTFT105のソース又はドレイ
ンの一方とコンデンサ103に接続される第3のTFT
1101、ソース又はドレインの他方が信号線104に
ゲートが走査線106に接続されるTFT105からな
る。
図11に示すように同電位を有する可動フィルム101
と固定部102、これらに対向しグラウンド線207に
接続する固定電極107、可動フィルム101と固定部
102に接続する抵抗体1102、ソース又はドレイン
の一方が抵抗体1102に他方が第3の固定電位線11
03に接続しゲートがTFT105のソース又はドレイ
ンの一方とコンデンサ103に接続される第3のTFT
1101、ソース又はドレインの他方が信号線104に
ゲートが走査線106に接続されるTFT105からな
る。
【0078】本実施形態の可動フィルム型表示装置の各
構成は、図2と同様に形成され、第3のTFT1101
と、TFT等からなる抵抗体1103は図2(A)のT
FT105と同じ層に配置される。
構成は、図2と同様に形成され、第3のTFT1101
と、TFT等からなる抵抗体1103は図2(A)のT
FT105と同じ層に配置される。
【0079】次に、本実施形態の可動フィルム型表示装
置の表示方法を説明する。本実施形態の可動フィルム型
表示装置の表示方法は、可動フィルム101と固定部1
02に電位を与える方法が第1の実施形態と異なる。
置の表示方法を説明する。本実施形態の可動フィルム型
表示装置の表示方法は、可動フィルム101と固定部1
02に電位を与える方法が第1の実施形態と異なる。
【0080】本実施形態では、第3のTFT1101を
オンしない場合は、可動フィルム101と固定部102
は抵抗体1102側の、グラウンドに近い電位となり、
可動フィルム101は撓まない。また、走査線106を
駆動し、TFT105をオンすると、信号線104から
の電荷がコンデンサ103にたまる。この電荷により第
3のTFT1101がオンし、可動フィルム101、固
定部102の電位は、第3の固定電位線1103に近い
電位となり、可動フィルム101が撓むのである。
オンしない場合は、可動フィルム101と固定部102
は抵抗体1102側の、グラウンドに近い電位となり、
可動フィルム101は撓まない。また、走査線106を
駆動し、TFT105をオンすると、信号線104から
の電荷がコンデンサ103にたまる。この電荷により第
3のTFT1101がオンし、可動フィルム101、固
定部102の電位は、第3の固定電位線1103に近い
電位となり、可動フィルム101が撓むのである。
【0081】本実施形態でも、第1の実施形態と同様
に、コンデンサ103に電荷を蓄積する時間のみTFT
105をオンすれば良いため、1つの画素に情報を書き
込む時間を短くすることが可能となり、高精細な表示装
置や、動画像の表示が実現できる。
に、コンデンサ103に電荷を蓄積する時間のみTFT
105をオンすれば良いため、1つの画素に情報を書き
込む時間を短くすることが可能となり、高精細な表示装
置や、動画像の表示が実現できる。
【0082】また、本実施形態では、コンデンサ103
に電荷が蓄積されている間は、第3のTFT1101が
オンしているために、第3の固定電位線1103から電
流が送られ続ける。従って、本実施形態では、信号電圧
を印加する時間を、コンデンサ103に電荷が蓄えられ
る短い時間としながら、さらに安定した動作を可能とす
るという効果が得られる。
に電荷が蓄積されている間は、第3のTFT1101が
オンしているために、第3の固定電位線1103から電
流が送られ続ける。従って、本実施形態では、信号電圧
を印加する時間を、コンデンサ103に電荷が蓄えられ
る短い時間としながら、さらに安定した動作を可能とす
るという効果が得られる。
【0083】
【発明の効果】上述したように、本発明によって、高精
細で、動画像表示に対応可能な可動フィルム型表示装置
を得ることが出来る。
細で、動画像表示に対応可能な可動フィルム型表示装置
を得ることが出来る。
【図1】 本発明の第1の実施形態の可動フィルム型表
示装置の回路図である。
示装置の回路図である。
【図2】 (A)、(B)とも本発明の第1の実施形態
の可動フィルム型表示装置の断面図である。
の可動フィルム型表示装置の断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態の可動フィルム型表
示装置の回路図である。
示装置の回路図である。
【図4】 (A)、(B)とも本発明の第2の実施形態
の可動フィルム型表示装置の断面図である。
の可動フィルム型表示装置の断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施形態の可動フィルム型表
示装置の回路図である。
示装置の回路図である。
【図6】 (A)、(B)とも本発明の第3の実施形態
の可動フィルム型表示装置の断面図である。
の可動フィルム型表示装置の断面図である。
【図7】 本発明の第4の実施形態の可動フィルム型表
示装置の回路図である。
示装置の回路図である。
【図8】 (A)、(B)とも本発明の第4の実施形態
の可動フィルム型表示装置の断面図である。
の可動フィルム型表示装置の断面図である。
【図9】 本発明の第5の実施形態の可動フィルム型表
示装置の回路図である。
示装置の回路図である。
【図10】 (A)、(B)とも本発明の第5の実施形
態の可動フィルム型表示装置の断面図である。
態の可動フィルム型表示装置の断面図である。
【図11】 本発明の第6の実施形態の可動フィルム型
表示装置の回路図である。
表示装置の回路図である。
【図12】 可動フィルム型表示装置を説明する図であ
り、アレイ状に形成された画素と1画素の拡大図を示す
図である。
り、アレイ状に形成された画素と1画素の拡大図を示す
図である。
【図13】 可動フィルム型表示装置の1行分の画素の
断面図である。
断面図である。
【図14】 可動フィルムに電圧を印加した際の可動フ
ィルムの先端変位量を示し、可動フィルムのヒステリシ
ス特性を示す図である。
ィルムの先端変位量を示し、可動フィルムのヒステリシ
ス特性を示す図である。
【図15】 従来の可動フィルム型表示装置の駆動方法
を説明する図である。
を説明する図である。
【図16】 従来の可動フィルム型表示装置の駆動方法
を説明する別の図である。
を説明する別の図である。
101,1202…可動フィルム 102,1201…固定部 103…コンデンサ 104…信号線 105…TFT 106…走査線 107,1203…固定電極 108…固定電位線 201…ガラス基板 202…コンデンサ形成用導体板 203…絶縁膜 204…透明電極 205…紫外線硬化型接着剤 206…金属球 207,1605…グラウンド線 208…第2の導体板 209…構造体 210…電極 301…第2のコンデンサ 401…第2の絶縁膜 402…接続材料 701…第1の固定電極 702…第2の固定電極 703…第1の固定電位線 704…第2の固定電位線 801…第1の電極 802…第2の電極 803…第1の構造体 804…第2の構造体 901…第3のコンデンサ 902…第4のコンデンサ 903…第1のTFT 904…第2のTFT 905…第1の信号線 906…第2の信号線 1101…第3のTFT 1102…抵抗体 1103…第3の固定電位線 1204…アレイ 1301…撓まない画素 1302…支持部 1303…撓む画素 1501…走査線 1502…信号線 1601…ラッチ回路 1602…第1のスイッチ 1603…第2のスイッチ 1604…一定電位線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H041 AA04 AA21 AB02 AC06 AZ08 5C058 AA05 AB04 AB06 BA35 5C060 AA01 BA03 BB13 BC01 BD02 JB03 5C094 AA13 AA22 AA53 BA03 BA64 BA85 BA92 CA19 CA24
Claims (7)
- 【請求項1】 基板と、前記基板上に形成される能動素
子と、前記能動素子と電気的に接続される第1の導体板
と、前記第1の導体板上に導電性の接続部を介して電気
的に接続される第2の導体板と、前記第2の導体板と略
垂直に設けられ前記第2の導体板と電気的に接続する支
持体と、前記支持体に略垂直に設けられ所定の色に着色
される着色部とからなる可動フィルム電極と、前記可動
フィルム電極に対向し所定の電位を有する固定電極とを
具備し、前記可動フィルム電極は前記固定電極との電位
差により撓むことを特徴とする可動フィルム型表示装
置。 - 【請求項2】 基板と、前記基板上に形成される能動素
子と、前記能動素子と電気的に接続される第1の導体板
と、前記第1の導体板上に絶縁体を介して接続される第
2の導体板と、前記第2の導体板と略垂直に設けられ前
記第2の導体板と電気的に接続する支持体と、前記支持
体に略垂直に設けられ所定の色に着色される着色部とか
らなる可動フィルム電極と、前記可動フィルム電極に対
向し所定の電位を有する固定電極とを具備し、前記可動
フィルム電極は前記固定電極との電位差により撓むこと
を特徴とする可動フィルム型表示装置。 - 【請求項3】 基板と、前記基板上に形成される能動素
子と、前記能動素子と電気的に接続される第1の導体板
と、前記第1の導体板上に導電性の接続部を介して電気
的に接続される第2の導体板と、前記第2の導体板上に
設けられ前記第2の導体板と電気的に接続する固定電極
と、前記固定電極に対向して、電気的に絶縁される前記
第2の導体板に略垂直に設けられ所定の電位を有する支
持体と、前記支持体に略垂直に設けられ所定の色に着色
される着色部とからなる可動フィルム電極とを具備し、
前記可動フィルム電極は前記固定電極との電位差により
撓むことを特徴とする可動フィルム型表示装置。 - 【請求項4】 基板と、前記基板上に形成される能動素
子と、前記能動素子と電気的に接続される第1の導体板
と、前記第1の導体板上に導電性の接続部を介して電気
的に接続される第2の導体板と、前記第2の導体板と略
垂直に設けられ前記第2の導体板と電気的に接続する支
持体と、前記支持体に略垂直に設けられ所定の色に着色
される着色部とからなる可動フィルム電極と、前記可動
フィルム電極を挟み対向して設けられ所定の電位を有す
る第1、第2の固定電極とを具備し、前記可動フィルム
電極は前記第1、第2の固定電極との電位差により撓む
ことを特徴とする可動フィルム型表示装置。 - 【請求項5】 基板と、前記基板上に形成される第1、
第2の能動素子と、前記第1の能動素子と電気的に接続
される第1の導体板と、前記第2の能動素子と電気的に
接続される第3の導体板と、前記第1の導体板上に導電
性の接続部を介して電気的に接続される第2の導体板
と、前記第3の導体板上に前記接続部を介して電気的に
接続される第4の導体板と、前記第2、第4の導体板に
略垂直に設けられ所定の電位を有する支持体と、前記支
持体に略垂直に設けられ所定の色に着色される着色部と
からなる可動フィルム電極と、前記第2の導体板上に、
前記可動フィルム電極に対向して設けられ前記第2の導
体板と電気的に接続する第1の固定電極と、前記第4の
導体板上に、前記第1の固定電極との間に前記可動フィ
ルム電極を挟み前記第4の導体板と電気的に接続する第
2の固定電極とを具備し、前記可動フィルム電極は前記
第1、第2の固定電極との電位差により撓むことを特徴
とする可動フィルム型表示装置。 - 【請求項6】 前記基板が可視光または紫外光に対して
透明であり、前記第1の導体板が前記可視光または紫外
光に対して透明であり、前記接続部が金属小片を分散し
た紫外線硬化型の樹脂であることを特徴とする請求項
1、3、4または5記載の可動フィルム型表示装置。 - 【請求項7】 基板と、前記基板上に形成される第1の
能動素子と、前記能動素子と電気的に接続される第1の
導体板と、前記第1の導体板の電位によって導通状態を
制御され一端が所定の電位を有し他端が第5の導体板と
電気的に接続する第3の能動素子と、前記第5の導体板
上に導電性の接続部を介して電気的に接続される第2の
導体板と、前記第2の導体板に接続される抵抗体と、前
記第2の導体板と略垂直に設けられ前記第2の導体板と
電気的に接続する支持体と、前記支持体に略垂直に設け
られ所定の色に着色される着色部とからなる可動フィル
ム電極と、前記可動フィルム電極に対向し所定の電位を
有する固定電極とを具備し、前記可動フィルム電極は前
記固定電極との電位差により撓むことを特徴とする可動
フィルム型表示装置。
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- 2000-03-30 JP JP2000094875A patent/JP3558332B2/ja not_active Expired - Fee Related
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