JP2001281339A - 放射線管理システム - Google Patents
放射線管理システムInfo
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- JP2001281339A JP2001281339A JP2000090815A JP2000090815A JP2001281339A JP 2001281339 A JP2001281339 A JP 2001281339A JP 2000090815 A JP2000090815 A JP 2000090815A JP 2000090815 A JP2000090815 A JP 2000090815A JP 2001281339 A JP2001281339 A JP 2001281339A
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- radiation
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 立ち入りエリアのアクセスコントロールと、
管理区域内作業における線量当量実績の収集とを簡便な
構成で行える放射線管理システムを得ること。 【解決手段】 充電装置3の個人識別入力装置4から個
人識別情報を入力し、管理用コンピュータ1はその個人
識別情報に対応する個人線量測定装置5を充電装置3か
ら取り出すことを許可する。作業員6は、個人線量測定
装置5を携帯しゲートに至り、管理区域ゲート管理装置
7はゲート通過の可否を判定する。一方、個人線量測定
装置5は作業員が放射線管理区域に入っている間の放射
線量を計測する。作業員6は放射線管理区域から退出し
たときは、個人線量測定装置5を充電装置3に保管す
る。充電装置3は保管されている個人線量測定装置5を
充電し、管理用コンピュータ1は放射線量計数値を読み
出し記憶する。
管理区域内作業における線量当量実績の収集とを簡便な
構成で行える放射線管理システムを得ること。 【解決手段】 充電装置3の個人識別入力装置4から個
人識別情報を入力し、管理用コンピュータ1はその個人
識別情報に対応する個人線量測定装置5を充電装置3か
ら取り出すことを許可する。作業員6は、個人線量測定
装置5を携帯しゲートに至り、管理区域ゲート管理装置
7はゲート通過の可否を判定する。一方、個人線量測定
装置5は作業員が放射線管理区域に入っている間の放射
線量を計測する。作業員6は放射線管理区域から退出し
たときは、個人線量測定装置5を充電装置3に保管す
る。充電装置3は保管されている個人線量測定装置5を
充電し、管理用コンピュータ1は放射線量計数値を読み
出し記憶する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
ト等の原子力施設における放射線管理区域内作業のため
の放射線管理システムに関する。
ト等の原子力施設における放射線管理区域内作業のため
の放射線管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所などの原子力施設における
放射線管理区域内で作業を行うにあたっては、放射線管
理の徹底を図ることが要求されている。原子力施設にお
いて使用される放射線管理システムは、大きく分けて、
立ち入りエリアのアクセスコントロールと、線量実績の
収集という2つの機能に大別される。
放射線管理区域内で作業を行うにあたっては、放射線管
理の徹底を図ることが要求されている。原子力施設にお
いて使用される放射線管理システムは、大きく分けて、
立ち入りエリアのアクセスコントロールと、線量実績の
収集という2つの機能に大別される。
【0003】すなわち、各個人別にアクセス可能なエリ
アを定めてアクセスコントロールを行うと共に、放射線
管理区域内作業では、その立ち入り時間や線量当量実績
等の収集を行っている。
アを定めてアクセスコントロールを行うと共に、放射線
管理区域内作業では、その立ち入り時間や線量当量実績
等の収集を行っている。
【0004】現状では、個人識別コードを具備したID
カードを各個人に対して発行し、各エリアの入り口に個
人IDコードの検出装置(ゲート端末機)を設置し、そ
れらを専用の大型コンピュータに接続し、各人の個人コ
ードよりそれぞれのエリアのアクセス可否を判定するよ
うにしている。また、管理区域内作業のデータ等につい
てはホストコンピュータを設置し、各ゲートの情報や線
量当量情報などをオンラインで収集し処理している。
カードを各個人に対して発行し、各エリアの入り口に個
人IDコードの検出装置(ゲート端末機)を設置し、そ
れらを専用の大型コンピュータに接続し、各人の個人コ
ードよりそれぞれのエリアのアクセス可否を判定するよ
うにしている。また、管理区域内作業のデータ等につい
てはホストコンピュータを設置し、各ゲートの情報や線
量当量情報などをオンラインで収集し処理している。
【0005】図10は従来の放射線管理システムの説明
図である。作業員6は周囲の一般エリアから放射線管理
区域10に入り、さらに作業エリア11に入ることにな
る。この場合、一般エリアから放射線管理区域10への
出入口および作業エリア11の出入口にそれぞれアクセ
スコントロールゲート31a、31bを設置し、アクセ
スコントロールゲート31aを通過する際にIDカード
に記憶されたデータににより、放射線管理用コンピュー
タ35で放射線の線量当量実績のチェック行い、アクセ
スコントロールゲート31bを通過する際にアクセスコ
ントロール用コンピュータ32により作業エリア11へ
のアクセスの可否を判断するようにしている。この場
合、アクセスコントロール用コンピュータ32および放
射線管理用コンピュータ35は、通信ケーブル33、3
4にて接続されて構築されている。
図である。作業員6は周囲の一般エリアから放射線管理
区域10に入り、さらに作業エリア11に入ることにな
る。この場合、一般エリアから放射線管理区域10への
出入口および作業エリア11の出入口にそれぞれアクセ
スコントロールゲート31a、31bを設置し、アクセ
スコントロールゲート31aを通過する際にIDカード
に記憶されたデータににより、放射線管理用コンピュー
タ35で放射線の線量当量実績のチェック行い、アクセ
スコントロールゲート31bを通過する際にアクセスコ
ントロール用コンピュータ32により作業エリア11へ
のアクセスの可否を判断するようにしている。この場
合、アクセスコントロール用コンピュータ32および放
射線管理用コンピュータ35は、通信ケーブル33、3
4にて接続されて構築されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
放射線管理システムの構築のためには、アクセスコント
ロール用コンピュータ32や、放射線管理データ収集用
の放射線管理用コンピュータ35が必要になるのはもち
ろん、各アクセスコントロールゲート31a、31bに
設置される各ゲート端末機をオンラインで結んだ運用が
必要となる。従って、システム自体が肥大化し、導入時
のイニィシャルコストやその運用に関わるランニングコ
スト等が非常に高額なものとなっている。また、新たな
管理エリア(作業エリア)を設置する場合にも、システ
ム全体の修正が必要になるなど簡単にはできない状況で
あった。
放射線管理システムの構築のためには、アクセスコント
ロール用コンピュータ32や、放射線管理データ収集用
の放射線管理用コンピュータ35が必要になるのはもち
ろん、各アクセスコントロールゲート31a、31bに
設置される各ゲート端末機をオンラインで結んだ運用が
必要となる。従って、システム自体が肥大化し、導入時
のイニィシャルコストやその運用に関わるランニングコ
スト等が非常に高額なものとなっている。また、新たな
管理エリア(作業エリア)を設置する場合にも、システ
ム全体の修正が必要になるなど簡単にはできない状況で
あった。
【0007】このように、現状では、各アクセスコント
ロールゲート31a、31bに設置される各ゲート端末
機をオンラインで結んだ大きなシステムが適用されてお
り、コストアップを招く結果となっている。また、アク
セスエリアの追加変更等に対応した柔軟なシステムの構
築が困難となっている。また、ゲート管理装置もIDカ
ードや測定器とのインターフェースが必要になるなど、
構造が複雑で簡単に移設等が行えず、かつ頻繁なメンテ
ナンスが必要となっている。
ロールゲート31a、31bに設置される各ゲート端末
機をオンラインで結んだ大きなシステムが適用されてお
り、コストアップを招く結果となっている。また、アク
セスエリアの追加変更等に対応した柔軟なシステムの構
築が困難となっている。また、ゲート管理装置もIDカ
ードや測定器とのインターフェースが必要になるなど、
構造が複雑で簡単に移設等が行えず、かつ頻繁なメンテ
ナンスが必要となっている。
【0008】本発明の目的は、立ち入りエリアのアクセ
スコントロールと、管理区域内作業における線量当量実
績の収集とを簡便な構成で行えしかも柔軟性に富んだ放
射線管理システムを得ることである。
スコントロールと、管理区域内作業における線量当量実
績の収集とを簡便な構成で行えしかも柔軟性に富んだ放
射線管理システムを得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
放射線管理システムは、放射線管理区域のうち作業員の
入域許可エリアを記憶すると共に放射線量計数値を記憶
するメモリを有した個人線量測定装置と、作業員が入域
許可エリアから退出している際に前記個人線量測定装置
を保管し充電する充電装置と、前記充電装置に保管され
た前記個人線量測定装置を取り出す際に個人識別情報を
入力するための個人識別入力装置と、前記個人識別入力
装置から個人識別情報が入力されたときはその個人識別
情報に対応する個人線量測定装置を前記充電装置から取
り出すこと許可すると共に前記充電装置に前記個人線量
測定装置が保管されたときに放射線量計数値を読み出し
記憶する管理用コンピュータと、放射線管理区域の境界
に設けられ前記個人線量測定装置に記憶された入域許可
エリアに基づいて作業員の通過の可否を判定し通過可の
場合にはゲートを開く管理区域ゲート管理装置とを備え
たことを特徴とする。
放射線管理システムは、放射線管理区域のうち作業員の
入域許可エリアを記憶すると共に放射線量計数値を記憶
するメモリを有した個人線量測定装置と、作業員が入域
許可エリアから退出している際に前記個人線量測定装置
を保管し充電する充電装置と、前記充電装置に保管され
た前記個人線量測定装置を取り出す際に個人識別情報を
入力するための個人識別入力装置と、前記個人識別入力
装置から個人識別情報が入力されたときはその個人識別
情報に対応する個人線量測定装置を前記充電装置から取
り出すこと許可すると共に前記充電装置に前記個人線量
測定装置が保管されたときに放射線量計数値を読み出し
記憶する管理用コンピュータと、放射線管理区域の境界
に設けられ前記個人線量測定装置に記憶された入域許可
エリアに基づいて作業員の通過の可否を判定し通過可の
場合にはゲートを開く管理区域ゲート管理装置とを備え
たことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明に係わる放射線管理システ
ムにおいては、作業員が放射線管理区域に入る場合、個
人線量測定装置が保管された充電装置の個人識別入力装
置から個人識別情報を入力し、管理用コンピュータはそ
の個人識別情報に対応する個人線量測定装置を充電装置
から取り出すことを許可する。作業員は、その個人線量
測定装置を携帯しゲートに至り、管理区域ゲート管理装
置はゲート通過の可否を判定する。一方、個人線量測定
装置は作業員が放射線管理区域に入っている間の放射線
量を計測する。そして、作業員は放射線管理区域から退
出したときは、個人線量測定装置を充電装置に保管す
る。充電装置は保管されている個人線量測定装置を充電
し、管理用コンピュータは放射線量計数値を読み出し記
憶する。
ムにおいては、作業員が放射線管理区域に入る場合、個
人線量測定装置が保管された充電装置の個人識別入力装
置から個人識別情報を入力し、管理用コンピュータはそ
の個人識別情報に対応する個人線量測定装置を充電装置
から取り出すことを許可する。作業員は、その個人線量
測定装置を携帯しゲートに至り、管理区域ゲート管理装
置はゲート通過の可否を判定する。一方、個人線量測定
装置は作業員が放射線管理区域に入っている間の放射線
量を計測する。そして、作業員は放射線管理区域から退
出したときは、個人線量測定装置を充電装置に保管す
る。充電装置は保管されている個人線量測定装置を充電
し、管理用コンピュータは放射線量計数値を読み出し記
憶する。
【0011】請求項2の発明の放射線管理システムは、
請求項1の発明において、前記個人線量測定装置は、前
記管理区域ゲート管理装置のゲート通過時より放射線量
の計数を開始し、再度同じゲートを通過する際に放射線
量の計数を終了し、その間の放射線量計測値を保持する
ことを特徴とする。
請求項1の発明において、前記個人線量測定装置は、前
記管理区域ゲート管理装置のゲート通過時より放射線量
の計数を開始し、再度同じゲートを通過する際に放射線
量の計数を終了し、その間の放射線量計測値を保持する
ことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明に係わる放射線管理システ
ムにおいては、請求項1の発明の作用に加え、個人線量
測定装置は、作業員のゲート通過時より放射線量の計数
を開始し、再度同じゲートを通過する際に放射線量の計
数を終了し、その間の放射線量計測値を保持する。これ
により、当該作業員の管理区域内に滞在した間の放射線
量を計数することが可能となる。
ムにおいては、請求項1の発明の作用に加え、個人線量
測定装置は、作業員のゲート通過時より放射線量の計数
を開始し、再度同じゲートを通過する際に放射線量の計
数を終了し、その間の放射線量計測値を保持する。これ
により、当該作業員の管理区域内に滞在した間の放射線
量を計数することが可能となる。
【0013】請求項3の発明に係わる放射線管理システ
ムは、請求項1または請求項2の発明において、前記放
射線管理区域内の作業エリアの出入口に作業エリアゲー
ト管理装置を設け、前記作業エリアゲート管理装置は作
業員が通過するとそのゲート識別番号を発信し、前記個
人線量測定装置は、前記作業エリアゲート管理装置の通
過時に、その作業エリアゲート管理装置の識別番号、ゲ
ート通過時刻、それまでの個人線量計数値を保持するこ
とを特徴とする。
ムは、請求項1または請求項2の発明において、前記放
射線管理区域内の作業エリアの出入口に作業エリアゲー
ト管理装置を設け、前記作業エリアゲート管理装置は作
業員が通過するとそのゲート識別番号を発信し、前記個
人線量測定装置は、前記作業エリアゲート管理装置の通
過時に、その作業エリアゲート管理装置の識別番号、ゲ
ート通過時刻、それまでの個人線量計数値を保持するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項3の発明に係わる放射線管理システ
ムにおいては、請求項1または請求項2の発明の作用に
加え、放射線管理区域内の作業エリアの出入口に設けら
れた作業エリアゲート管理装置は、作業員が通過すると
そのゲート識別番号を発信し、個人線量測定装置は、作
業エリアゲート管理装置の通過時に、その作業エリアゲ
ート管理装置の識別番号、ゲート通過時刻、それまでの
個人線量計数値を保持する。これにより、当該作業員の
当該作業エリアに滞在した間の放射線量を計数すること
が可能となる。
ムにおいては、請求項1または請求項2の発明の作用に
加え、放射線管理区域内の作業エリアの出入口に設けら
れた作業エリアゲート管理装置は、作業員が通過すると
そのゲート識別番号を発信し、個人線量測定装置は、作
業エリアゲート管理装置の通過時に、その作業エリアゲ
ート管理装置の識別番号、ゲート通過時刻、それまでの
個人線量計数値を保持する。これにより、当該作業員の
当該作業エリアに滞在した間の放射線量を計数すること
が可能となる。
【0015】請求項4の発明に係わる放射線管理システ
ムは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項の発明にお
いて、前記充電装置は、前記個人線量測定装置のバッテ
リに充電すると共に前記個人線量測定装置と前記管理用
コンピュータとの間で必要なデータの書き込みおよび読
み取りのインターフェースを行うことを特徴とする。
ムは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項の発明にお
いて、前記充電装置は、前記個人線量測定装置のバッテ
リに充電すると共に前記個人線量測定装置と前記管理用
コンピュータとの間で必要なデータの書き込みおよび読
み取りのインターフェースを行うことを特徴とする。
【0016】請求項4の発明に係わる放射線管理システ
ムにおいては、請求項1乃至請求項3のいずれか1項の
発明の作用に加え、充電装置は、個人線量測定装置のバ
ッテリに充電すると共に個人線量測定装置と管理用コン
ピュータとの間で必要なデータの書き込みおよび読み取
りのインターフェースを行う。これにより、当該作業員
の管理区域内作業における線量実績等をデータベースへ
の収集と同時に個人線量測定装置を充電できる。
ムにおいては、請求項1乃至請求項3のいずれか1項の
発明の作用に加え、充電装置は、個人線量測定装置のバ
ッテリに充電すると共に個人線量測定装置と管理用コン
ピュータとの間で必要なデータの書き込みおよび読み取
りのインターフェースを行う。これにより、当該作業員
の管理区域内作業における線量実績等をデータベースへ
の収集と同時に個人線量測定装置を充電できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施の形態に係わる放射線管理シ
ステムの構成図である。
する。図1は本発明の実施の形態に係わる放射線管理シ
ステムの構成図である。
【0018】個人線量測定装置5は、作業員6が放射線
管理区域に入る場合に携帯するものであり、放射線管理
区域から退出したときは充電装置3に保管される。個人
線量測定装置5が充電装置3に保管されている間には、
個人線量測定装置5のバッテリに充電される。個人線量
測定装置5には、放射線管理区域のうちその作業員の入
域許可エリアが記憶されると共に放射線量計数値が記憶
される。
管理区域に入る場合に携帯するものであり、放射線管理
区域から退出したときは充電装置3に保管される。個人
線量測定装置5が充電装置3に保管されている間には、
個人線量測定装置5のバッテリに充電される。個人線量
測定装置5には、放射線管理区域のうちその作業員の入
域許可エリアが記憶されると共に放射線量計数値が記憶
される。
【0019】個人識別入力装置4は、充電装置3に保管
された個人線量測定装置5を取り出す際に個人識別情報
を入力するものであり、この個人識別入力装置4から個
人識別情報が入力されると、管理用コンピュータ1は、
その個人識別情報に対応する個人線量測定装置5を充電
装置3から取り出すこと許可すると共に、充電装置3に
個人線量測定装置5が保管されたときは、個人線量測定
装置5に記憶された放射線量計数値を読み出し記憶す
る。なお、管理用コンピュータ1と充電装置3とは通信
ケーブル2で接続されている。
された個人線量測定装置5を取り出す際に個人識別情報
を入力するものであり、この個人識別入力装置4から個
人識別情報が入力されると、管理用コンピュータ1は、
その個人識別情報に対応する個人線量測定装置5を充電
装置3から取り出すこと許可すると共に、充電装置3に
個人線量測定装置5が保管されたときは、個人線量測定
装置5に記憶された放射線量計数値を読み出し記憶す
る。なお、管理用コンピュータ1と充電装置3とは通信
ケーブル2で接続されている。
【0020】作業員は放射線管理区域に入る場合、個人
線量測定装置5が保管された充電装置3の個人識別入力
装置4から個人識別情報を入力する。そして、管理用コ
ンピュータ1により、その個人識別情報に対応する個人
線量測定装置5を充電装置3から取り出すことが許可さ
れると、作業員は、その個人線量測定装置5を携帯しゲ
ート8aに至る。
線量測定装置5が保管された充電装置3の個人識別入力
装置4から個人識別情報を入力する。そして、管理用コ
ンピュータ1により、その個人識別情報に対応する個人
線量測定装置5を充電装置3から取り出すことが許可さ
れると、作業員は、その個人線量測定装置5を携帯しゲ
ート8aに至る。
【0021】ゲート8aに設けられた管理区域ゲート管
理装置7は、作業員6のゲート通過の可否を個人線量測
定装置5に記憶されたその作業員の入域許可エリアに基
づいて判定する。入域を許可する場合にはゲート8aを
開き、不許可の場合にはゲート8aは閉じたままとす
る。ゲート8aが開いた場合には作業員6は放射線管理
区域10に入る。この際に個人線量測定装置5は放射線
量の計数を開始する。
理装置7は、作業員6のゲート通過の可否を個人線量測
定装置5に記憶されたその作業員の入域許可エリアに基
づいて判定する。入域を許可する場合にはゲート8aを
開き、不許可の場合にはゲート8aは閉じたままとす
る。ゲート8aが開いた場合には作業員6は放射線管理
区域10に入る。この際に個人線量測定装置5は放射線
量の計数を開始する。
【0022】次に、放射線管理区域10内の作業エリア
11の出入口に設けられたゲート8bに至る。ゲート8
bに設けられた作業エリアゲート管理装置9は、作業員
が通過するとそのゲート識別番号を発信する。作業員6
が携帯している個人線量測定装置5はゲート8bの通過
時に、作業エリアゲート管理装置9からの識別番号を保
持すると共に、ゲート通過時刻、それまでの個人線量計
数値を保持する。作業エリア11から退出するときも同
様に、作業エリアゲート管理装置9からの識別番号を保
持すると共に、ゲート通過時刻、それまでの個人線量計
数値を保持する。これにより、当該作業員の当該作業エ
リア11に滞在した間の放射線量を計数することが可能
となる。
11の出入口に設けられたゲート8bに至る。ゲート8
bに設けられた作業エリアゲート管理装置9は、作業員
が通過するとそのゲート識別番号を発信する。作業員6
が携帯している個人線量測定装置5はゲート8bの通過
時に、作業エリアゲート管理装置9からの識別番号を保
持すると共に、ゲート通過時刻、それまでの個人線量計
数値を保持する。作業エリア11から退出するときも同
様に、作業エリアゲート管理装置9からの識別番号を保
持すると共に、ゲート通過時刻、それまでの個人線量計
数値を保持する。これにより、当該作業員の当該作業エ
リア11に滞在した間の放射線量を計数することが可能
となる。
【0023】一方、作業員6がゲート8aを通り放射線
管理区域を退出するときには、個人線量測定装置5は放
射線量の計数を終了する。これにより、作業員が放射線
管理区域10に入っている間の放射線量を計測する。そ
して、作業員は放射線管理区域10から退出したとき
は、個人線量測定装置5を充電装置3に保管する。充電
装置3は保管されている個人線量測定装置5を充電し、
管理用コンピュータ1は放射線量計数値を読み出し記憶
する。
管理区域を退出するときには、個人線量測定装置5は放
射線量の計数を終了する。これにより、作業員が放射線
管理区域10に入っている間の放射線量を計測する。そ
して、作業員は放射線管理区域10から退出したとき
は、個人線量測定装置5を充電装置3に保管する。充電
装置3は保管されている個人線量測定装置5を充電し、
管理用コンピュータ1は放射線量計数値を読み出し記憶
する。
【0024】このように、管理用コンピュータ1は放射
線管理区域11への入域許可条件(アクセス許可条件)
と放射線管理に必要なデータベースを具備し、通信ケー
ブル2により充電装置3に接続されている。作業員6が
放射線管理区域11内で作業を行うときには、充電装置
3に付属した個人識別入力装置4より個人識別情報を入
力する。この個人識別情報は通信ケーブル2を通じ、管
理用コンピュータ1に伝達される。管理用コンピュータ
1では、送られてきた個人情報に基づいて作業員の入域
可否を判定し、入域可であれば該当する信号を充電装置
3を通し、個人線量測定装置5に送信する。
線管理区域11への入域許可条件(アクセス許可条件)
と放射線管理に必要なデータベースを具備し、通信ケー
ブル2により充電装置3に接続されている。作業員6が
放射線管理区域11内で作業を行うときには、充電装置
3に付属した個人識別入力装置4より個人識別情報を入
力する。この個人識別情報は通信ケーブル2を通じ、管
理用コンピュータ1に伝達される。管理用コンピュータ
1では、送られてきた個人情報に基づいて作業員の入域
可否を判定し、入域可であれば該当する信号を充電装置
3を通し、個人線量測定装置5に送信する。
【0025】充電装置3は入域可の通信が完了後に該当
の個人線量測定装置5のロックを外し、取り出しが可能
なようにする。作業員6は自分の個人情報に従った入域
許可条件を保持した個人線量測定装置5を携帯したま
ま、放射線管理区域10に入域する。放射線管理区域1
0の境界に設置されたゲート8aを通過する際、作業員
の携帯した個人線量測定装置5とゲート8aに設けられ
た管理区域ゲート管理装置7との間で通信を行い、個人
線量測定装置5内に保持された入域可否条件に従い、管
理区域ゲート管理装置7はゲート8aの開閉を制御す
る。入域可の場合には、作業員6はゲート8aを通り放
射線管理区域10内に入域する。 この場合、個人線量
測定装置5は管理区域ゲート管理装置7を通過するとき
に発信された信号を受け、放射線量の計数を開始する。
の個人線量測定装置5のロックを外し、取り出しが可能
なようにする。作業員6は自分の個人情報に従った入域
許可条件を保持した個人線量測定装置5を携帯したま
ま、放射線管理区域10に入域する。放射線管理区域1
0の境界に設置されたゲート8aを通過する際、作業員
の携帯した個人線量測定装置5とゲート8aに設けられ
た管理区域ゲート管理装置7との間で通信を行い、個人
線量測定装置5内に保持された入域可否条件に従い、管
理区域ゲート管理装置7はゲート8aの開閉を制御す
る。入域可の場合には、作業員6はゲート8aを通り放
射線管理区域10内に入域する。 この場合、個人線量
測定装置5は管理区域ゲート管理装置7を通過するとき
に発信された信号を受け、放射線量の計数を開始する。
【0026】そして、放射線管理区域10内に入域した
作業員6は、作業エリア11に入るため、ゲート8bを
通過する。その際に、作業員6が携帯する個人線量測定
装置5は、ゲート8bに設けられた作業エリアゲート管
理装置9より発信された信号を受信し、この発信信号に
よりゲート8bのゲート識別番号、通過時刻、それまで
の放射線量計数値等をメモリ内に保持する。
作業員6は、作業エリア11に入るため、ゲート8bを
通過する。その際に、作業員6が携帯する個人線量測定
装置5は、ゲート8bに設けられた作業エリアゲート管
理装置9より発信された信号を受信し、この発信信号に
よりゲート8bのゲート識別番号、通過時刻、それまで
の放射線量計数値等をメモリ内に保持する。
【0027】次に、作業エリア11内で作業を完了した
作業員6は、作業エリアゲート管理装置9を通過し作業
エリア11外に退出する。その際、作業員が携帯する個
人線量測定装置5は、入域時と同様に作業エリアゲート
管理装置9より発信された信号を受信し、その発信信号
によりそのゲート識別番号、通過時刻、それまでの放射
線量計数値等をメモリ内に保持する。
作業員6は、作業エリアゲート管理装置9を通過し作業
エリア11外に退出する。その際、作業員が携帯する個
人線量測定装置5は、入域時と同様に作業エリアゲート
管理装置9より発信された信号を受信し、その発信信号
によりそのゲート識別番号、通過時刻、それまでの放射
線量計数値等をメモリ内に保持する。
【0028】また、作業員6が放射線管理区域10より
退出する際には、ゲート8aを通過するときに、個人線
量測定装置5は、管理区域ゲート管理装置7から発信さ
れた信号を受け放射線量の計数を終了する。
退出する際には、ゲート8aを通過するときに、個人線
量測定装置5は、管理区域ゲート管理装置7から発信さ
れた信号を受け放射線量の計数を終了する。
【0029】放射線管理区域10より退出した作業員6
は、個人線量測定装置5を充電装置3に返却する。充電
装置3は個人線量測定器5を充電すると共に、内部に保
持された各個人毎の線量実績等の放射線管理データを、
通信ケーブル2を通じて管理用コンピュータ1のデータ
ベースに登録する。これにより、各種放射線管理上のデ
ータ集計等を行う。
は、個人線量測定装置5を充電装置3に返却する。充電
装置3は個人線量測定器5を充電すると共に、内部に保
持された各個人毎の線量実績等の放射線管理データを、
通信ケーブル2を通じて管理用コンピュータ1のデータ
ベースに登録する。これにより、各種放射線管理上のデ
ータ集計等を行う。
【0030】図2は個人線量計測装置5の外観斜視図で
ある。個人線量計測装置5は線量表示ユニット12を持
ち、作業員6に線量状況を周知すると共に、外部インタ
ーフェース17により、充電装置3および通信ケーブル
2を通じ、管理用コンピュータ1とデータの授受を行
う。
ある。個人線量計測装置5は線量表示ユニット12を持
ち、作業員6に線量状況を周知すると共に、外部インタ
ーフェース17により、充電装置3および通信ケーブル
2を通じ、管理用コンピュータ1とデータの授受を行
う。
【0031】図3は個人線量計測装置5の内部構成を示
す構成図である。主演算装置13は、メモリ15内に蓄
えられた各種の入域許可条件や放射線管理データを管理
する。すなわち、信号発信装置18および信号受信装置
19により、ゲート8aに設けられた管理区域ゲート管
理装置7およびゲート8bに設けられた作業エリアゲー
ト管理装置9との間で信号の授受を行い、線量検出ユニ
ット14で検出された放射線量をメモリ15に記憶する
と共に線量表示ユニット12に表示する。また、作業エ
リアゲート管理装置9の識別番号、そのゲート通過時
刻、それまでの個人線量計数値等も保持する。
す構成図である。主演算装置13は、メモリ15内に蓄
えられた各種の入域許可条件や放射線管理データを管理
する。すなわち、信号発信装置18および信号受信装置
19により、ゲート8aに設けられた管理区域ゲート管
理装置7およびゲート8bに設けられた作業エリアゲー
ト管理装置9との間で信号の授受を行い、線量検出ユニ
ット14で検出された放射線量をメモリ15に記憶する
と共に線量表示ユニット12に表示する。また、作業エ
リアゲート管理装置9の識別番号、そのゲート通過時
刻、それまでの個人線量計数値等も保持する。
【0032】また、時計ユニット16は日付や時刻等を
検出するものであり、外部インターフェース17は、充
電装置3および通信ケーブル2を通じ、管理用コンピュ
ータ1とデータの授受を行うものである。また、バッテ
リー20は個人線量計測装置5の電源であり、個人線量
計測装置5が充電装置3に保管されているときにバッテ
リー20に充電される。また、スピーカ21は放射線量
が所定値を超えた場合や入域が不可である場合に作業員
にその旨を報知するための警報発生用のスピーカであ
る。
検出するものであり、外部インターフェース17は、充
電装置3および通信ケーブル2を通じ、管理用コンピュ
ータ1とデータの授受を行うものである。また、バッテ
リー20は個人線量計測装置5の電源であり、個人線量
計測装置5が充電装置3に保管されているときにバッテ
リー20に充電される。また、スピーカ21は放射線量
が所定値を超えた場合や入域が不可である場合に作業員
にその旨を報知するための警報発生用のスピーカであ
る。
【0033】図4は、管理区域ゲート管理装置7の説明
図である。管理区域ゲート管理装置7は、作業員の立ち
入りを検出するゲート入域検出装置22および作業員の
退出を検出するゲート退域検出装置26が設けられ、ま
た、作業員6が携帯する個人線量測定装置5に対し信号
を発信する発信装置23および個人線量計測装置5から
の信号を受信する受信装置24を備えている。
図である。管理区域ゲート管理装置7は、作業員の立ち
入りを検出するゲート入域検出装置22および作業員の
退出を検出するゲート退域検出装置26が設けられ、ま
た、作業員6が携帯する個人線量測定装置5に対し信号
を発信する発信装置23および個人線量計測装置5から
の信号を受信する受信装置24を備えている。
【0034】図5は、放射線管理区域10への入域時に
おける管理区域ゲート管理装置7と個人線量測定装置5
との動作説明図である。放射線管理区域10に立ち入る
場合、作業員6は必要な個人データを保持した個人線量
測定装置5を携帯し、管理区域ゲート管理装置7が設置
されたゲート8aに入る。管理区域ゲート管理装置7は
ゲート入域検出装置22にて作業員の立ち入りを検出し
(S1)、発信装置23よりゲート信号を発信する(S
2)。
おける管理区域ゲート管理装置7と個人線量測定装置5
との動作説明図である。放射線管理区域10に立ち入る
場合、作業員6は必要な個人データを保持した個人線量
測定装置5を携帯し、管理区域ゲート管理装置7が設置
されたゲート8aに入る。管理区域ゲート管理装置7は
ゲート入域検出装置22にて作業員の立ち入りを検出し
(S1)、発信装置23よりゲート信号を発信する(S
2)。
【0035】個人線量測定装置5は、そのゲート信号を
受信すると(S3)、メモリ15内に蓄えられた情報に
従いアクセス信号を発信する(S4)。管理区域ゲート
管理装置7は個人線量測定装置5からのアクセス信号を
受信装置24で受信し(S5)、その信号に従い管理区
域ゲート管理装置7の通行可否を判定する(S6)。通
行可の場合には、ゲート8aのロックを外し入域を許可
する(S7)。そして、管理区域ゲート管理装置7はゲ
ート8aの通過時に発信装置23より計数開始信号を発
信する(S8)。一方、通行不可の場合にはゲート8a
はロックのままとし入域を不許可とする(S9)。
受信すると(S3)、メモリ15内に蓄えられた情報に
従いアクセス信号を発信する(S4)。管理区域ゲート
管理装置7は個人線量測定装置5からのアクセス信号を
受信装置24で受信し(S5)、その信号に従い管理区
域ゲート管理装置7の通行可否を判定する(S6)。通
行可の場合には、ゲート8aのロックを外し入域を許可
する(S7)。そして、管理区域ゲート管理装置7はゲ
ート8aの通過時に発信装置23より計数開始信号を発
信する(S8)。一方、通行不可の場合にはゲート8a
はロックのままとし入域を不許可とする(S9)。
【0036】個人線量測定装置5はその計数開始信号を
受信すると(S10)、放射線量の計測を開始すると共
に(S11)、計測開始時刻およびそれまでの計数値を
メモリ15内に保持する。
受信すると(S10)、放射線量の計測を開始すると共
に(S11)、計測開始時刻およびそれまでの計数値を
メモリ15内に保持する。
【0037】図6は、放射線管理区域10からの退出時
における管理区域ゲート管理装置7と個人線量測定装置
5との動作説明図である。放射線管理区域10より作業
員6が退出する際には、管理区域ゲート管理装置7はゲ
ート退域検出装置26にて作業員の退域を検出し(S
1)、自動的にゲート8aのロックを外すと共に(S
2)、発信装置23より計数終了信号を発信する(S
3)。個人線量測定装置5はその計数終了信号を受信す
ると(S4)、放射線量計数を終了し(S5)、放射線
の計数終了時刻およびそれまでの計数値をメモリ15内
に保持する。
における管理区域ゲート管理装置7と個人線量測定装置
5との動作説明図である。放射線管理区域10より作業
員6が退出する際には、管理区域ゲート管理装置7はゲ
ート退域検出装置26にて作業員の退域を検出し(S
1)、自動的にゲート8aのロックを外すと共に(S
2)、発信装置23より計数終了信号を発信する(S
3)。個人線量測定装置5はその計数終了信号を受信す
ると(S4)、放射線量計数を終了し(S5)、放射線
の計数終了時刻およびそれまでの計数値をメモリ15内
に保持する。
【0038】図7は作業エリアゲート管理装置9の説明
図である。管理区域ゲート管理装置7の場合と同様に、
作業エリアゲート管理装置9には作業員の立ち入りを検
出するゲート入域検出装置22および作業員の退出を検
出するゲート退域検出装置26が設けられ、また、作業
員6が携帯する個人線量測定装置5に対し信号を発信す
る発信装置23および個人線量計測装置5からの信号を
受信する受信装置24を備えている。
図である。管理区域ゲート管理装置7の場合と同様に、
作業エリアゲート管理装置9には作業員の立ち入りを検
出するゲート入域検出装置22および作業員の退出を検
出するゲート退域検出装置26が設けられ、また、作業
員6が携帯する個人線量測定装置5に対し信号を発信す
る発信装置23および個人線量計測装置5からの信号を
受信する受信装置24を備えている。
【0039】図8は、作業エリア11への入域時におけ
る作業エリアゲート管理装置9と個人線量測定装置5と
の動作説明図である。作業エリア11に立ち入る場合
は、作業員6は個人線量測定装置5を携帯し、作業エリ
アゲート管理装置9に入る。作業エリアゲート管理装置
9はゲート入域検出装置22にて作業員6の立ち入りを
検出し(S1)、発信装置23よりゲート信号を発信す
る(S23)。個人線量測定装置5はそのゲート信号を
受信し(S3)、当該ゲート識別番号、ゲート通過時刻
およびそれまでの放射線計数値をメモリ15内に保持す
る(S5)。作業エリア11から退出する場合も同様で
あり、これにより、個人線量測定装置5には、その作業
員6の作業エリア11に滞在した間の放射線量の計数が
記憶される。
る作業エリアゲート管理装置9と個人線量測定装置5と
の動作説明図である。作業エリア11に立ち入る場合
は、作業員6は個人線量測定装置5を携帯し、作業エリ
アゲート管理装置9に入る。作業エリアゲート管理装置
9はゲート入域検出装置22にて作業員6の立ち入りを
検出し(S1)、発信装置23よりゲート信号を発信す
る(S23)。個人線量測定装置5はそのゲート信号を
受信し(S3)、当該ゲート識別番号、ゲート通過時刻
およびそれまでの放射線計数値をメモリ15内に保持す
る(S5)。作業エリア11から退出する場合も同様で
あり、これにより、個人線量測定装置5には、その作業
員6の作業エリア11に滞在した間の放射線量の計数が
記憶される。
【0040】図9は充電装置3の説明図である。充電装
置3は通信ケーブル2を通し管理用コンピュータ1と接
続されている。充電装置3の内部には、個人線量測定装
置5充電のための充電用電源供給インターフェース28
と、個人線量測定装置5と管理用コンピュータ1とのデ
ータインターフェースとなる外部データインターフェー
ス27とを具備されている。また、ロック用爪29は個
人線量測定装置5を保持するものであり、取り出し可ラ
ンプ30は管理用コンピュータ1より個人線量測定装置
5の取り出しが許可された場合に点灯するランプであ
る。
置3は通信ケーブル2を通し管理用コンピュータ1と接
続されている。充電装置3の内部には、個人線量測定装
置5充電のための充電用電源供給インターフェース28
と、個人線量測定装置5と管理用コンピュータ1とのデ
ータインターフェースとなる外部データインターフェー
ス27とを具備されている。また、ロック用爪29は個
人線量測定装置5を保持するものであり、取り出し可ラ
ンプ30は管理用コンピュータ1より個人線量測定装置
5の取り出しが許可された場合に点灯するランプであ
る。
【0041】作業員6が放射線管理区域10に入域する
ため、個人線量測定装置5を充電装置3より取り出す際
には、個人識別入力装置4から個人識別情報を入力す
る。管理用コンピュータ1は、入力された個人識別情報
に基づき作業員6の入域可否を判定し、入域可であれば
充電が完了している個人線量測定装置5を選択し、該当
する信号を充電装置3の外部データインターフェース2
7を通し、個人線量測定装置5に送信する。同時に、ロ
ック用爪29を跳ね上げ、取り出し可ランプ30を点灯
し、作業員6が個人線量測定装置5を取り出せるように
する。
ため、個人線量測定装置5を充電装置3より取り出す際
には、個人識別入力装置4から個人識別情報を入力す
る。管理用コンピュータ1は、入力された個人識別情報
に基づき作業員6の入域可否を判定し、入域可であれば
充電が完了している個人線量測定装置5を選択し、該当
する信号を充電装置3の外部データインターフェース2
7を通し、個人線量測定装置5に送信する。同時に、ロ
ック用爪29を跳ね上げ、取り出し可ランプ30を点灯
し、作業員6が個人線量測定装置5を取り出せるように
する。
【0042】また、作業員6が放射線管理区域10を退
域して個人線量測定装置5を充電装置3に戻す際には、
個人線量測定装置5が入っていない充電装置3の挿入口
に、個人線量測定装置5をロック用爪29が引っかかる
まで挿入する。充電装置3は、挿入された個人線量測定
装置5から外部データインターフェース27および通信
ケーブル2を通じてデータ管理用コンピュータ1に個人
線量計測装置5のデータを転送する。転送されたデータ
は、管理用コンピュータ1のデータベースに保管され管
理される。また、充電用電源供給インターフェース28
を通じて個人線量測定装置5に充電用の電源が供給され
る。
域して個人線量測定装置5を充電装置3に戻す際には、
個人線量測定装置5が入っていない充電装置3の挿入口
に、個人線量測定装置5をロック用爪29が引っかかる
まで挿入する。充電装置3は、挿入された個人線量測定
装置5から外部データインターフェース27および通信
ケーブル2を通じてデータ管理用コンピュータ1に個人
線量計測装置5のデータを転送する。転送されたデータ
は、管理用コンピュータ1のデータベースに保管され管
理される。また、充電用電源供給インターフェース28
を通じて個人線量測定装置5に充電用の電源が供給され
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
個人線量測定装置とゲートに設けられた管理区域ゲート
管理装置や作業エリアゲート管理装置との間で情報の授
受を行い、作業員の放射線量を計測すると共に入域許可
の判定を行うので、立ち入りエリアのアクセスコントロ
ールや管理区域内作業における線量当量実績の収集を大
規模なシステム構築を行うことなく簡便に行うことがで
きる。
個人線量測定装置とゲートに設けられた管理区域ゲート
管理装置や作業エリアゲート管理装置との間で情報の授
受を行い、作業員の放射線量を計測すると共に入域許可
の判定を行うので、立ち入りエリアのアクセスコントロ
ールや管理区域内作業における線量当量実績の収集を大
規模なシステム構築を行うことなく簡便に行うことがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態に係わる放射線管理システ
ムの構成図。
ムの構成図。
【図2】本発明の実施の形態における個人線量計測装置
の外観斜視図。
の外観斜視図。
【図3】本発明の実施の形態における個人線量計測装置
の内部構成を示す構成図。
の内部構成を示す構成図。
【図4】本発明の実施の形態における管理区域ゲート管
理装置の説明図。
理装置の説明図。
【図5】本発明の実施の形態における放射線管理区域へ
の入域時における管理区域ゲート管理装置と個人線量測
定装置との動作説明図。
の入域時における管理区域ゲート管理装置と個人線量測
定装置との動作説明図。
【図6】本発明の実施の形態における放射線管理区域か
らの退出時における管理区域ゲート管理装置と個人線量
測定装置との動作説明図。
らの退出時における管理区域ゲート管理装置と個人線量
測定装置との動作説明図。
【図7】本発明の実施の形態における作業エリアゲート
管理装置の説明図。
管理装置の説明図。
【図8】本発明の実施の形態における作業エリアへの入
域時における作業エリアゲート管理装置と個人線量測定
装置との動作説明図。
域時における作業エリアゲート管理装置と個人線量測定
装置との動作説明図。
【図9】本発明の実施の形態における充電装置の説明
図。
図。
【図10】従来の放射線管理システムの説明図。
1…管理用コンピュータ、2…通信ケーブル、3…充電
装置、4…個人識別入力装置、5…個人線量測定装置、
6…作業員、7…管理区域ゲート管理装置、8…ゲー
ト、9…作業エリアゲート管理装置、10…放射線管理
区域、11…作業エリア、12…線量表示ユニット、1
3…主演算装置、14…線量検出ユニット、15…メモ
リ、16…時計ユニット、17…外部インターフェー
ス、18…信号発信装置、19…信号受信装置、20…
バッテリー、21…スピーカー、22…ゲート入域検出
装置、23…発信装置、24…受信装置、26…ゲート
退域検出装置、27…外部データインターフェース、2
8…充電用電源供給インターフェース、29…ロック用
爪、30…取り出し可ランプ、31…アクセスコントロ
ールゲート、32…アクセスコントロール用コンピュー
タ、33、34…通信ケーブル、35…放射線管理用コ
ンピュータ
装置、4…個人識別入力装置、5…個人線量測定装置、
6…作業員、7…管理区域ゲート管理装置、8…ゲー
ト、9…作業エリアゲート管理装置、10…放射線管理
区域、11…作業エリア、12…線量表示ユニット、1
3…主演算装置、14…線量検出ユニット、15…メモ
リ、16…時計ユニット、17…外部インターフェー
ス、18…信号発信装置、19…信号受信装置、20…
バッテリー、21…スピーカー、22…ゲート入域検出
装置、23…発信装置、24…受信装置、26…ゲート
退域検出装置、27…外部データインターフェース、2
8…充電用電源供給インターフェース、29…ロック用
爪、30…取り出し可ランプ、31…アクセスコントロ
ールゲート、32…アクセスコントロール用コンピュー
タ、33、34…通信ケーブル、35…放射線管理用コ
ンピュータ
Claims (4)
- 【請求項1】 放射線管理区域のうち作業員の入域許可
エリアを記憶すると共に放射線量計数値を記憶するメモ
リを有した個人線量測定装置と、作業員が入域許可エリ
アから退出している際に前記個人線量測定装置を保管し
充電する充電装置と、前記充電装置に保管された前記個
人線量測定装置を取り出す際に個人識別情報を入力する
ための個人識別入力装置と、前記個人識別入力装置から
個人識別情報が入力されたときはその個人識別情報に対
応する個人線量測定装置を前記充電装置から取り出すこ
と許可すると共に前記充電装置に前記個人線量測定装置
が保管されたときに放射線量計数値を読み出し記憶する
管理用コンピュータと、放射線管理区域の境界に設けら
れ前記個人線量測定装置に記憶された入域許可エリアに
基づいて作業員の通過の可否を判定し通過可の場合には
ゲートを開く管理区域ゲート管理装置とを備えたことを
特徴とする放射線管理システム。 - 【請求項2】 前記個人線量測定装置は、前記管理区域
ゲート管理装置のゲート通過時より放射線量の計数を開
始し、再度同じゲートを通過する際に放射線量の計数を
終了し、その間の放射線量計測値を保持することを特徴
とする請求項1に記載の放射線管理システム。 - 【請求項3】 前記放射線管理区域内の作業エリアの出
入口に作業エリアゲート管理装置を設け、前記作業エリ
アゲート管理装置は作業員が通過するとそのゲート識別
番号を発信し、前記個人線量測定装置は、前記作業エリ
アゲート管理装置の通過時に、その作業エリアゲート管
理装置の識別番号、ゲート通過時刻、それまでの個人線
量計数値を保持することを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の放射線管理システム。 - 【請求項4】 前記充電装置は、前記個人線量測定装置
のバッテリに充電すると共に前記個人線量測定装置と前
記管理用コンピュータとの間で必要なデータの書き込み
および読み取りのインターフェースを行うことを特徴と
する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の放射
線管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090815A JP2001281339A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 放射線管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090815A JP2001281339A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 放射線管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001281339A true JP2001281339A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18606366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000090815A Withdrawn JP2001281339A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 放射線管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001281339A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014235037A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 株式会社日立製作所 | 放射線管理区域管理システム |
EP3220166A3 (en) * | 2016-02-29 | 2018-02-07 | Thermo Eberline LLC | Active dosimeter systems for real-time radiation dose measurements |
CN114089402A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-02-25 | 上海新漫传感科技有限公司 | 模块化自动出舱单元及装置 |
CN115273306A (zh) * | 2022-08-22 | 2022-11-01 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种辐射控制区人员出入安全联锁系统及方法 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000090815A patent/JP2001281339A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014235037A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 株式会社日立製作所 | 放射線管理区域管理システム |
EP3220166A3 (en) * | 2016-02-29 | 2018-02-07 | Thermo Eberline LLC | Active dosimeter systems for real-time radiation dose measurements |
US10365378B2 (en) | 2016-02-29 | 2019-07-30 | Thermo Eberline Llc | Active dosimeter systems for real-time radiation dose measurements |
EP3637151A1 (en) * | 2016-02-29 | 2020-04-15 | Thermo Eberline LLC | Active dosimeter systems for real-time radiation dose measurements |
CN114089402A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-02-25 | 上海新漫传感科技有限公司 | 模块化自动出舱单元及装置 |
CN115273306A (zh) * | 2022-08-22 | 2022-11-01 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种辐射控制区人员出入安全联锁系统及方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050315 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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