JP2001281321A - Gps方位測定装置 - Google Patents

Gps方位測定装置

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JP2001281321A
JP2001281321A JP2000092310A JP2000092310A JP2001281321A JP 2001281321 A JP2001281321 A JP 2001281321A JP 2000092310 A JP2000092310 A JP 2000092310A JP 2000092310 A JP2000092310 A JP 2000092310A JP 2001281321 A JP2001281321 A JP 2001281321A
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azimuth
gps
angle
traveling
measuring device
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JP2000092310A
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Takashi Morimoto
隆 森本
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GPS衛星からGPS電波が受信できない受
信異常を検知すると共にこの受信異常の際に有用な方位
情報を出力する。 【解決手段】 航走体3に少なくとも2つ離間して設け
られたGPSアンテナ1a,1bに、少なくとも2つの
GPS衛星S1,S2から時系列的に順次受信されるGP
S電波に基づいて航走体3の時刻tiにおける進行方位
角ψ(ti)を順次算出するGPS方位測定装置であっ
て、ある時間区間内の複数の進行方位角ψ(ti)から
算出された当該進行方位角ψ(ti)の平均変化率aΔ
ψ(ti)を所定のしきい値εと比較することによりG
PS電波の受信異常を検知するカルマンフィルタ部2を
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS(Global P
ositioning System)方位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、GPS方位測定装置は、
複数のGPS衛星から受信されるGPS電波を利用して
航走体の進行方位角(以下、単に方位角という。)を測
定する装置である。このGPS方位測定装置には、方位
角の測定方式に応じて種々のものが知られているが、例
えば方位角測定用にGPS衛星の軌道情報(各時刻にお
ける位置情報)とGPS衛星におけるGPS電波の発信
時刻情報とが予め記憶されており、該GPS電波の発信
時刻情報と実際のGPS電波の受信タイミングとに基づ
いて航走体と各GPS衛星との距離(レンジデータ)を
測定し、該レンジデータとGPS衛星の軌道情報とに基
づいて航走体の方位角を測定する方式のものがある。
【0003】例えば、この種の船舶用GPS方位測定装
置では、船体に離間して2本のGPSアンテナを設置
し、これらGPSアンテナによって少なくとも3個のG
PS衛星から受信されたGPS電波に基づいて各GPS
衛星と各GPSアンテナとの各距離(レンジデータ)及
び同期誤差(GPS衛星とGPS方位測定装置との時間
誤差)を測定し、これらレンジデータと同期誤差とに基
づいて各GPSアンテナの位置(緯度及び経度)を計算
して船舶の方位角を算出する。通常のGPS方位測定装
置では、上記同期誤差をキャンセルする必要上、合計で
3個のGPS衛星から受信されるGPS電波を利用する
が、同期誤差を無視できる場合には最小で2個のGPS
衛星のGPS電波を用いて方位角を算出することも可能
である。また、このような船舶用GPS方位測定装置に
おいては、GPSアンテナを3本設けることにより、船
体の姿勢角(ピッチ角とロール角)をも測定することが
行われている。
【0004】一方、上述した船舶と同様にGPS方位測
定装置を用いる代表的な航走体として航空機がある。こ
の航空機に搭載されるGPS方位測定装置では、飛行高
度をも含む航空機の3次元位置を算出して3次元的な方
位角を測定する必要上、上記同期誤差をも考慮して、少
なくとも合計4つのGPS衛星から受信されるGPS電
波を受信するように構成されている。さらに、GPS方
位測定装置には、GPSアンテナを比較的近接した状態
で複数配置し、各GPSアンテナで受信されるGPS電
波の位相差に基づいて方位角をより高精度に測定するも
のもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したG
PS方位測定装置は、GPS電波に基づいて方位角を測
定するものであり、例えばGPS衛星と航走体との間に
介在する遮蔽物等によって一時的にGPS電波が受信で
きない状態(受信不能状態)に至ると、方位角を算出す
ることができない。なお、このような受信不能状態は、
実際にはランダムなタイミングでごく短時間だけ発生す
るものである。
【0006】しかしながら、このような受信不能状態に
至ると、航走体は、GPS方位測定装置から正確な方位
角を取得することができないので、正確な航法を実現す
ることができないばかりか、航走の安全性をも損なわれ
た事態となる。このような事態の発生は、特に艦艇のよ
うに常に正確な進行方位、ピッチ角及びロール角の情報
を必要とする船舶においては、解決しなければならない
極めて重大な問題点である。
【0007】本発明の目的は、上述した問題点に鑑みた
ものであり、GPS衛星からGPS電波が受信できない
受信異常を検知すると共にこの受信異常の際に有用な方
位情報を出力することが可能なGPS方位測定装置を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段として、航走体に少なくとも2つ離間し
て設けられたGPSアンテナに、少なくとも2つのGP
S衛星から時系列的に順次受信されるGPS電波に基づ
いて航走体の時刻tiにおける進行方位角ψ(ti)を順
次算出するGPS方位測定装置において、ある時間区間
内の進行方位角ψ(ti)から算出された当該進行方位
角ψ(ti)の平均変化率aΔψ(ti)を所定のしきい
値εと比較することにより前記GPS電波の受信異常を
検知する補助演算手段を具備する手段を採用する。
【0009】第2の手段として、上記第1の手段におい
て、受信異常を検知した場合、補助演算手段は、航走体
の舵角u(ti)及び航走体の運動特性パラメータα,
βを含む予測進行方位角ψp(ti)及び当該予測進行方
位角ψp(ti)の変化率Δψp(ti)に関する第1の連
立微分方程式を解くことにより、進行方位角ψ(ti
の予測値である予測進行方位角ψp(ti)を算出すると
いう手段を採用する。
【0010】第3の手段として、上記第2の手段におい
て、第1の連立微分方程式は下式(10)であるという
手段を採用する。
【0011】
【数3】
【0012】第4の手段として、上記第1〜第3いずれ
かの手段において、受信異常を検知しない場合、補助演
算手段は、進行方位角ψ(ti)を観測データとしかつ
時刻tiにおける航走体の舵角u(ti)、船体の運動特
性パラメータα,β及びカルマンフィルタ・ゲインk1
1,k21を含む推定進行方位角ψe(ti)及び当該推定
進行方位角ψe(ti)の変化率Δψe(ti)に関する第
2の連立微分方程式を解くことにより、進行方位角ψ
(ti)の推定値である推定進行方位角ψe(ti)を算
出するという手段を採用する。
【0013】第5の手段として、上記第4の手段におい
て、第2の連立微分方程式は下式(11)〜(13)で
あるという手段を採用する。
【0014】
【数4】
【0015】第6の手段として、上記第1〜第5いずれ
かの手段において、補助演算手段は、方位角ψ(ti
の平均変化率aΔψ(ti)が所定のしきい値ε以上に
なる状態が所定期間Tmin以上継続した場合にGPS電
波の受信異常を検知するという手段を採用する。
【0016】
【作用】このような手段を採用する本発明は、以下のよ
うな「カルマンフィルタ」の理論に基づくものである。
【0017】すなわち、カルマンフィルタは、各種公知
文献に記載されているように、対象システムの状態を規
定する状態変数Xを実際に観測された観測値(観測変
数:Y)から推定すると共に、所定の時間間隔で離散的
に得られる観測変数Yの間に位置する状態変数Xを予測
するものである。カルマンフィルタでは、例えば制御入
力Uを有する制御システムについて、状態変数X及び観
測変数Yを以下のように規定する。ここで、状態変数X
はn次元の行列、観測変数Yはm次元の行列、ΔXは状
態変数Xの微分量(すなわち、状態変数Xの変化率)、
Wは正規分布を有すると共に平均値が0の正規性白色ノ
イズ(r次元)、Vは観測ノイズ(正規性白色ノイ
ズ)、F,G,Bは各々に係数行列である。 ΔX=F・X+G・W+B・U Y=H・X+V
【0018】このような制御システムに対して、状態変
数Xの推定値Xeを与えるカルマンフィルタは、以下の
演算式を満足するように構成される。なお、添え字
「e」が付与された各変数は推定値であることを示して
いる。また、Kfはカルマンフィルタゲインであり、状
態変数Xの推定値Xeに対する誤差分散が最小値を取る
値として設定されるものである。 ΔXe=F・Xe+B・U+Kf(Y−Ye) Ye=H・Xe
【0019】このカルマンフィルタによる推定値Xeの
演算は、観測変数Yが得られる度に行われる。ここで、
制御入力Uは、U=K・Xeによって与えられるので、
観測変数Yが得られる間隔が長い場合には、当該制御入
力Uによる制御の精度がていかする。そこで、カルマン
フィルタでは、制御精度を向上させるために、各観測変
数Yの間を補間する状態変数Xの推定値(予測値Xpと
いう)を以下のように予測演算する。 ΔXp=F・Xp+B・U
【0020】カルマンフィルタでは、観測変数Yが得ら
れる度に推定値Xeを算出すると共に、各観測変数Yの
間では予測値Xpを算出して各観測変数Yの間を補間す
ることにより、良好な制御を実現する。ただし、予測値
Xpの演算では観測変数Yが反映されないので、当該予
測値Xpは推定値Xeに比較して大きな誤差を含むものと
なる。そして、当該誤差は、観測変数Yが離散的に順次
与えられるので、観測変数Yが与えられる度に推定値X
eによって修正されることになる。
【0021】本発明では、このようなカルマンフィルタ
に対して、観測変数Yとして方位角ψ(ti)、制御入力U
として舵角u(ti)を、また係数行列F,Bとして船
体の運動特性パラメータα,βを適用することにより、
受信異常を検知した場合は第1の連立微分方程式(1
0)に基づいて予測進行方位角ψp(ti)を方位角ψ(t
i)の予測値Xpとして算出し、受信異常を検知しない場
合には、第2の連立微分方程式(11)〜(13)に基
づいて推定進行方位角ψe(ti)を方位角ψ(ti)の推定
値Xeとして算出する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わるGPS方位測定装置の一実施形態について説明す
る。なお、本実施形態は、船舶用のGPS方位測定装置
に関するものであり、実際には少なくとも3つのGPS
衛星からGPS電波を受信して方位角を測定するもので
あるが、本実施形態の主旨をより簡便に説明するため
に、上述した同期誤差を無視する場合、すなわち2つの
GPS衛星からGPS電波を受信する場合について説明
する。
【0023】図1は、本GPS方位測定装置の機能構成
を示すブロック図、また図2は本GPS方位測定装置が
搭載された航走体とGPS衛星との位置関係を示す座標
図(X−Y座標図)である。これらの図において、符号
1は主演算部、2はカルマンフィルタ部(補助演算手
段)、3は船舶(航走体)、S1は第1GPS衛星、S
2は第2GPS衛星である。ここで、図2において各位
置P1,P2,sp1,sp2及び各距離R11,R12,R2
1,R22は、定数として表されているが、実際には時刻
i(i:時刻tを特定するための添え字)によって変
化する変数である。
【0024】主演算部1は、周知のGPS演算装置と同
様のものであり、第1GPSアンテナ1a、第2GPS
アンテナ1b、レンジデータ受信部1c、I/O1d、
方位角演算部1eから構成されている。この主演算部1
は、第1GPS衛星S1及び第2GPS衛星S2から時
系列的に順次受信される各々のGPS電波に基づいて、
船舶3の各時刻tiにおける方位角ψ(ti)すなわちX軸
(北方向)に対する船舶3の進行方向の傾斜角を順次算
出してカルマンフィルタ部2に出力するものである。
【0025】図2に示すように、例えば第1GPSアン
テナ1aは船舶3の船首近傍の位置P1に、また第2G
PSアンテナ1bは船尾近傍の位置P2に各々固定的に
配置されている。これら第1GPSアンテナ1a及び第
2GPSアンテナ1bは、上記GPS電波を各々に受信
してレンジデータ受信部1cに出力するものである。
【0026】レンジデータ受信部1cは、予め記憶され
たGPS電波の発信時刻情報つまり第1GPS衛星S1
における各GPS電波の発信時刻データ及び第2GPS
衛星S2における各GPS電波の発信時刻データ、並び
に第1GPSアンテナ1a及び第2GPSアンテナ1b
からそれぞれ入力されたGPS電波の実際の受信タイミ
ングに基づいて、第1GPS衛星S1と第2GPS衛星
S2とに対する第1GPSアンテナ1aと第2GPSア
ンテナ1bの各距離R11,R12,R21,R22(レンジデ
ータ)を算出してI/O1dに出力するものである。
【0027】I/O1dは、レンジデータ受信部1cと
方位角演算部1eとの間を中継するものであり、上記測
定データを所定のデータ形式に変換して方位角演算部1
eに出力する。方位角演算部1eは、I/O1dを介し
てレンジデータ受信部1cから入力されたレンジデータ
及び予め記憶された第1GPS衛星S1及び第2GPS
衛星S2の軌道情報(各時刻毎の位置sp1,sp2)と
に基づいて、第1GPSアンテナ1a及び第2GPSア
ンテナ1bの各位置P1,P2を算出し、さらに当該位置
P1,P2に基づいて方位角ψ(ti)を算出してカルマンフ
ィルタ部2に出力するものである。なお、この方位角演
算部1eの演算処理の詳細については後述する。
【0028】続いて、本実施形態の要部であるカルマン
フィルタ部2の機能構成について、図3を参照して詳説
する。このカルマンフィルタ部2は、周知のカルマンフ
ィルタの原理に基づいた演算処理を行うものであり、図
示するように変化率演算部2a、異常判定部2b、推定
方位角演算部2c及び予測方位角演算部2dから構成さ
れている。また、当該カルマンフィルタ部2には、上記
方位角ψ(ti)に加えて、船舶3の舵角u(ti)が当該船舶
3に備えられた操舵装置(図示略)から入力されるよう
になっていると共に、図示しない記憶装置に当該船舶3
の運動特性パラメータα,βが予め記憶されている。
【0029】このカルマンフィルタ部2の演算処理の詳
細については後述するが、変化率演算部2aは、ある時
間区間内に連続して演算された(N+2)個の方位角ψ
(ti)から当該時刻tiにおける進行方位角の微分量であ
る変化率Δψ(ti)を算出し、当該変化率Δψ(ti)を異常
判定部2bに出力するものである。異常判定部2bは、
変化率Δψ(ti)を所定のしきい値εと比較することによ
りGPS電波の受信異常を検知するものであり、GPS
電波の受信異常を検知しない場合は正常信号を推定方位
角演算部2cに出力する一方、GPS電波の受信異常を
検知した場合には異常信号を予測方位角演算部2dに出
力する。
【0030】推定方位角演算部2cは、異常判定部2b
から上記正常信号が入力された場合に上記方位角ψ
(ti)、舵角u(ti)、運動特性パラメータα,β及びカル
マンフィルタ・ゲインk11,k21に基づいて推定進行方
位角ψe(ti)を算出して外部に出力するものである。こ
の推定進行方位角ψe(ti)は、観測データとして入力さ
れた方位角ψ(ti)に対する推定値である。予測方位角演
算部2dは、異常判定部2bから異常信号が入力された
場合つまり正常な方位角ψ(ti)が主演算部1から入力さ
れない場合に、舵角u(ti)及び運動特性パラメータα,
βに基づいて予測進行方位角ψp(ti)を算出して外部に
出力するものである。この予測進行方位角ψp(ti)は、
正常な方位角ψ(ti)が得られない場合に予測方位角演算
部2dによって算出された方位角ψ(ti)の予測値であ
る。
【0031】次に、このように構成された本GPS方位
測定装置の詳細動作、特に方位角演算部1e及びカルマ
ンフィルタ部2の詳細演算処理について、図4に示すフ
ローチャートに沿って説明する。
【0032】まず、方位角演算部1eは、I/O1dを
介してレンジデータ受信部1cから順次入力される上記
レンジデータ並びに第1GPS衛星S1及び第2GPS
衛星S2の軌道情報(各時刻毎の位置sp1,sp2)に
基づいて、各時刻tiにおける方位角ψ(ti)を順次算出
する(ステップS1)。すなわち、測定データは、時刻
tにおける各GPS衛星S1,S2と第1GPSアンテナ
1a及び第2GPSアンテナ1bとの距離を示す距離R
11(ti),R12(ti),R21(ti),R22(ti)及び時刻t
iにおける各GPS衛星S1,S2の位置sp1{xs1
(ti),ys1(ti)},sp2{xs1(ti),ys1(ti)}が含ま
れているので、時刻tiにおける第1GPSアンテナ1
aの位置P1の座標を{x1(ti),y1(ti)}、第2GP
Sアンテナ1bの位置P2の座標を{x2(ti),y2
(ti)}とすると、距離R11(ti),R12(ti),R21(ti),
R22(ti)について下式(1)〜(4)が成立する。
【0033】
【数5】
【0034】方位角演算部1eは、式(1),(2)か
ら第1GPSアンテナ1aの位置P1の座標{x1(ti),
y1(ti)}を求め、また式(3),(4)から第2GP
Sアンテナ1bの位置P2の座標{x2(ti),y2(ti)}
を求める。そして、このようにして求められた各座標
{x1(ti),y1(ti)},{x2(ti),y2(ti)}を下式
(5)に代入することにより、方位角ψ(ti)を算出す
る。
【0035】
【数6】
【0036】このようにして各時刻ti毎に算出された
方位角ψ(ti)は方位角演算部1eから変化率演算部2a
に順次入力される。当該変化率演算部2aは、時刻ti
に方位角演算部1eから方位角ψ(ti)が入力される度
に、方位角演算部1eから過去の所定時間区間内に連続
して入力された(N+2)個の方位角ψ(ti)〜ψ(ti-N-
2)を下式(6)〜(9)に代入することにより、時刻t
iにおける平均方位角aψ(ti),aψ(ti-1),aψ
(ti-2)の平均変化率aΔψ(ti)を算出する(ステッ
プS2)。
【0037】
【数7】
【0038】すなわち、式(6)〜(8)によって(N
+2)個の方位角ψ(ti)〜ψ(ti-N- 2)のうち、方位角ψ
(ti)〜ψ(ti-N)からなる第1グループ、方位角ψ(ti-1)
〜ψ(ti-N-1)からなる第2グループ及び方位角ψ(ti-2)
〜ψ(ti-N-2)からなる第3グループ、つまり時間的に1
単位時間づつずれた3つのグループについて平均方位角
aψ(ti),aψ(ti-1),aψ(ti-2)が算出される。そし
て、式(9)によって、時間的に中間に位置する平均方
位角aψ(ti-1)と該平均方位角aψ(ti-1)に対して1単
位時間先行する(過去の)平均方位角aψ(ti-2)との
差、及び平均方位角aψ(ti-1)と該平均方位角aψ(t
i-1)に対して1単位時間後の平均方位角aψ(ti-2)との
差の比率の絶対値が平均方位角aψ(ti),aψ(ti-1),
aψ(ti-2)の変化率Δψ(ti)として算出される。
【0039】異常判定部2bは、このようにして変化率
演算部2aによって計算された平均変化率aΔψ
(ti)と予め記憶されたしきい値εとを比較すること
によって平均変化率aΔψ(ti)の大小を検証する
(ステップS3)。より正確には、aΔψ(ti)≧εが
所定期間Tminを越えて成立するか否かが異常判定部2
bによって検証される。異常判定部2bは、この検証結
果に基づいてGPS電波の受信異常が発生しているか否
かを判断し(ステップS4)、「受信異常(Yes)」
と判断した場合は予測方位角演算部2dに異常信号を出
力し、「正常(No)」と判断した場合には出力する。
すなわち、異常判定部2bは、aΔψ(ti)≧εが所
定期間Tminを越えて成立し続けた場合のみ異常信号を
予測方位角演算部2dに出力し、それ以外の場合には正
常信号を推定方位角演算部2cに出力する。
【0040】ここで、図5は、方位角ψ(ti)の時間的な
変化の一例を示すグラフである。この図において、時刻
ta〜時刻tbまでの期間Tnは、GPS電波の受信異常
が発生したために、方位角演算部1eが正確な方位角ψ
(ti)を算出し得なかった異常期間Tnを示している。船
舶3の方位角ψ(ti)の変化率は、当該船舶3の運動能力
限界(例えば最大旋回速度)を越えることはない。すな
わち、方位角ψ(ti)は、この運動能力限界以下で変化す
ることになる。しかし、GPS電波の受信異常が発生す
ると、方位角演算部1eが正確な方位角ψ(ti)を算出し
得ないために、変化率演算部2aには運動能力限界を越
える変化率を持った方位角ψ(ti)が順次入力されること
になる。
【0041】したがって、上記しきい値εを運動能力限
界近傍の値に設定することによって、GPS電波の受信
異常を検出できる。しかも、aΔψ(ti)≧εが所定
期間Tminを越えて成立し続けた場合のみに受信異常と
判断することにより、一時的なノイズによる方位角ψ(t
i)の異常を受信異常として判定することを防止すること
が可能である。
【0042】さて、異常判定部2bから異常信号が入力
されると、予測方位角演算部2dは、時刻tiにおける
航走体3の舵角u(ti)及び運動特性パラメータα,β
を含む第1の連立微分方程式(10)に基づいて予測方
位角ψp(ti)を算出する(ステップS5)。受信異常時
には、カルマンフィルタ部2に主演算部1から正確な方
位角ψ(ti)が入力されないので、当該第1の連立微分方
程式(10)は、方位角ψ(ti)を変数に含まない形式と
なっている。ここで、運動特性パラメータα,βは、α
=1/T(T:船舶3の追従性指数)、またβ=K/T
(K:旋回性指数)として表される量である。
【0043】
【数8】
【0044】すなわち、予測方位角演算部2dは、第1
の連立微分方程式(10)つまり舵角u(ti)及び運動
特性パラメータα,βからなる予測方位角ψp(ti)及
び当該予測方位角ψp(ti)の変化率Δψp(ti)に関す
る連立常微分方程式を解くことにより、時刻tiにおけ
る予測方位角ψp(ti)を算出する。すなわち、予測方
位角ψp(ti)は、自らの変化率Δψp(ti)、舵角u
(ti)及び運動特性パラメータα,βを考慮した値とし
て算出される。そして、この予測方位角ψp(ti)を異
常時の方位角情報として外部に出力する(ステップS
6)。図5に示すように、第1の連立微分方程式(1
0)に基づいて予測方位角ψp(ti)を算出することに
より、異常期間Tnにおける船舶3の進行方位が良好に
予測補間される。
【0045】一方、異常判定部2bから正常信号が入力
されると、推定方位角演算部2cは、方位角ψ(ti)を観
測データとし、かつ時刻tiにおける船舶3の舵角u
(ti)、船舶3の運動特性パラメータα,β及びカルマン
フィルタ・ゲインk11,k21からなる推定方位角ψ
e(ti)及び当該推定方位角ψe(ti)の変化率Δψe(ti)に
関する第2の連立微分方程式(11)〜(13)に基づ
いて推定方位角ψe(ti)を算出する(ステップS7)。
【0046】
【数9】
【0047】すなわち、受信異常が発生していない時、
カルマンフィルタ部2には主演算部1から正確な方位角
ψ(ti)が順次入力されるので、推定方位角演算部2c
は、第2の連立微分方程式(11)〜(13)つまり舵
角u(ti)、運動特性パラメータα,β、推定方位角ψe
(ti)、各観測データy1,y2、当該観測データy1
(ti),y2(ti)の推定値y1a(ti),y2a(ti)、観測ノイ
ズv(平均値が0の正規性白色ノイズ)及びカルマンフ
ィルタ・ゲインk11,k21からなる推定方位角ψe(ti)
に関する連立常微分方程式を解くことにより推定方位角
ψe(ti)を算出する。
【0048】この第2の連立微分方程式(11)〜(1
3)のうち、連立微分方程式(11)は、上述した第1
の連立微分方程式(10)との比較において、観測デー
タy1(ti),y2(ti)及びその推定値y1a(ti),y2a(ti)
にカルマンフィルタ・ゲインk11,k21が乗算された項
が加えられている。各カルマンフィルタ・ゲインk11,
k21は、推定方位角ψe(ti)の誤差{ψ(ti)−ψe(ti)}
及び推定方位角の変化率Δψe(ti)の誤差{Δψ(t
i)−Δψe(ti)}の各々の分散が最小となるように
決定されるようになっている。
【0049】推定方位角演算部2cは、このようにして
推定方位角ψe(ti)を算出すると、当該推定方位角ψ
e(ti)を正常時の方位角情報として外部に出力する
(ステップS8)。図5に示すように、観測データy1(t
i),y2(ti)及びその推定値y1a(ti),y2a(ti)にカル
マンフィルタ・ゲインk11,k21を乗算した項を加味し
た第2の連立微分方程式(11)〜(13)に基づいて
推定方位角ψe(ti)を算出することにより、方位角演
算部1eの方位角ψ(ti)に含まれる小刻みな変動つ
まり各種ノイズによる誤差が除去され、より正確な推定
方位角ψe(ti)が得られる。
【0050】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、例えば以下のような変形が考えられ
る。すなわち、上記実施形態では、各GPS衛星とGP
Sアンテナとのレンジデータに基づいて方位角ψ(ti)
を算出する場合について説明したが、本発明は、方位角
ψ(ti)を補助演算手段に取り込むことによって、受信
異常の検知あるいは予測方位角ψp(ti)や推定進行方位
角ψe(ti)の算出を行うことを主旨とするものである。
したがって、本発明は、方位角ψ(ti)の特定の測定方
式に限定されるものではなく、既存の種々の測定方式を
適用することが可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるG
PS方位測定装置によれば、以下のような効果を奏する
ことができる。
【0052】(1)請求項1記載の発明によれば、ある
時間区間内の進行方位角ψ(ti)から算出された当該
進行方位角ψ(ti)の平均変化率aΔψ(ti)を所定
のしきい値εと比較することによりGPS電波の受信異
常を検知するので、GPS(Global Positioning Syste
m)以外の特別なセンサ、例えばレートジャイロ等を必
要とすることなく、演算処理のみによってGPS電波の
受信異常を自動的に判定することができる。
【0053】(2)請求項2及び3記載の発明によれ
ば、受信異常を検知した場合に補助演算手段は、航走体
の舵角u(ti)及び航走体の運動特性パラメータα,
βを含む予測進行方位角ψp(ti)及び当該予測進行方
位角ψp(ti)の変化率Δψp(ti)に関する第1の連
立微分方程式(10)を解くことにより、進行方位角ψ
(ti)の予測値である予測進行方位角ψp(ti)を算
出する。すなわち、航走体の舵角u(ti)、航走体の
運動特性パラメータα,β及び変化率Δψp(ti)を加
味した形で予測進行方位角ψp(ti)を算出するので、
必要情報として航走体の操舵装置から舵角u(ti)の
提供を受けるものの航走体に特別なセンサ等を設けるこ
となく、演算処理のみによって有用な方位情報つまり予
測進行方位角ψp(ti)を出力することが可能である。
【0054】上述したようにカルマンフィルタによる状
態変数の予測演算では、進行方位角ψ(ti)が正常に
入力されなくなると、時間の経過に伴って予測進行方位
角ψp(ti)の進行方位角ψ(ti)に対する誤差が増
大するが、受信異常はごく短時間だけ発生するので、カ
ルマンフィルタによる予測進行方位角ψp(ti)の演算
により、GPS電波の受信異常時における航走体の正確
な航法を実現すると共に、航走の安全性を確保すること
が可能である。
【0055】(3)請求項4及び5記載の発明によれ
ば、受信異常を検知しない場合に補助演算手段は、進行
方位角ψ(ti)を観測データとしかつ時刻tiにおける
航走体の舵角u(ti)、船体の運動特性パラメータ
α,β及びカルマンフィルタ・ゲインk11,k21を
含む推定進行方位角ψe(ti)及び当該推定進行方位角
ψe(ti)の変化率Δψe(ti)に関する第2の連立微
分方程式(11)〜(13)を解くことにより、進行方
位角ψ(ti)の推定値である推定進行方位角ψe
(ti)を算出するので、観測データである進行方位角
ψ(ti)に含まれるノイズ成分を抑圧し、より正確な
方位情報として推定進行方位角ψe(ti)を出力するこ
とが可能である。
【0056】(4)請求項6記載の発明によれば、補助
演算手段は、方位角ψ(ti)の平均変化率aΔψ
(ti)が所定のしきい値ε以上になる状態が所定期間
Tmin以上継続した場合にGPS電波の受信異常を検知
するので、所定期間Tminを越えることがない極短期間
に発生するノイズに起因する方位角ψ(ti)の異常を
受信異常と判定することを防止することが可能であり、
よってより的確にGPS電波の受信異常を検知すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の全体的な機能構成を示
すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態が搭載される船舶とGP
S衛星との位置関係を示す座標図である。
【図3】 本発明の一実施形態の要部であるカルマンフ
ィルタ部の機能構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の一実施形態の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図5】 本発明の一実施形態に係わり、方位角の時間
変化の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1……主演算部、 1a……第1GPSアンテナ 1b……第2GPSアンテナ 1c……レンジデータ受信部 1d……I/O 1e……方位角演算部 2……カルマンフィルタ部(補助演算手段) 2a……変化率演算部 2b……異常判定部 2c……推定方位角演算部 2d……予測方位角演算部 S1……第1GPS衛星 S2……第2GPS衛星 P1……第1GPSアンテナの位置 P2……第2GPSアンテナの位置 sp1……第1GPS衛星の位置 sp2……第2GPS衛星の位置 R11……第1GPS衛星から第1GPSアンテナまでの
距離 R12……第1GPS衛星から第2GPSアンテナまでの
距離 R21……第2GPS衛星から第1GPSアンテナまでの
距離 R22……第2GPS衛星から第2GPSアンテナまでの
距離 Tn……異常期間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航走体(3)に少なくとも2つ離間して
    設けられたGPSアンテナ(1a,1b)に、少なくと
    も2つのGPS衛星(S1,S2)から時系列的に順次受
    信されるGPS電波に基づいて航走体(3)の時刻ti
    における進行方位角ψ(ti)を順次算出するGPS方
    位測定装置であって、 ある時間区間内の進行方位角ψ(ti)から算出された
    当該進行方位角ψ(ti)の平均変化率aΔψ(ti)を
    所定のしきい値εと比較することにより前記GPS電波
    の受信異常を検知する補助演算手段(2)を具備するこ
    とを特徴とするGPS方位測定装置。
  2. 【請求項2】 受信異常を検知した場合、補助演算手段
    (2)は、航走体(3)の舵角u(ti)及び航走体
    (3)の運動特性パラメータα,βからなる予測進行方
    位角ψp(ti)に関する第1の連立微分方程式を解くこ
    とにより、進行方位角ψ(ti)の予測値である予測進
    行方位角ψp(ti)を算出することを特徴とする請求項
    1記載のGPS方位測定装置。
  3. 【請求項3】 第1の連立微分方程式は下式(10)で
    あることを特徴とする請求項2記載のGPS方位測定装
    置。 【数1】
  4. 【請求項4】 受信異常を検知しない場合、補助演算手
    段(2)は、進行方位角ψ(ti)を観測データとしか
    つ時刻tiにおける航走体(3)の舵角u(t i)、船体
    の運動特性パラメータα,β及びカルマンフィルタ・ゲ
    インk11,k21からなる推定進行方位角ψe(ti)及び
    当該推定進行方位角ψe(ti)の変化率Δψe(ti)に
    関する第2の連立微分方程式を解くことにより、進行方
    位角ψ(ti)の推定値である推定進行方位角ψe
    (ti)を算出することを特徴とする請求項1〜3いず
    れかに記載のGPS方位測定装置。
  5. 【請求項5】 第2の連立微分方程式は、下式(11)
    〜(13)であることを特徴とする請求項4記載のGP
    S方位測定装置。 【数2】
  6. 【請求項6】 補助演算手段(2)は、方位角ψ
    (ti)の平均変化率aΔψ(ti)が所定のしきい値ε
    以上になる状態が所定期間Tmin以上継続した場合にG
    PS電波の受信異常を検知することを特徴とする請求項
    1〜5いずれかに記載のGPS方位測定装置。
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