JP5605539B2 - 移動体位置推定追尾装置、移動体位置推定追尾方法、及び移動体位置推定追尾プログラム - Google Patents

移動体位置推定追尾装置、移動体位置推定追尾方法、及び移動体位置推定追尾プログラム Download PDF

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Description

この発明は、空間又は地上を移動する移動体の位置を推定しながらその移動体を追尾する移動体位置推定追尾装置等に関し、特に、人工衛星や飛行機などの飛翔体及び車両等を含めた移動体の位置情報をGPS衛星によって取得しながら、追尾アンテナによってその移動体を追尾する移動体位置推定追尾装置、移動体位置推定追尾方法、及び移動体位置推定追尾プログラムに関する。
従来より、人口衛星やロケット等の宇宙機や無人航空機などの飛翔体及び地上を走行する無人車両などを含めた無人移動体(無人機)の位置情報をGPS衛星によって取得しながら、追尾アンテナによってそれらの無人機を追尾するための無人機位置推定追尾装置が知られている。図4は、一般的に用いられている無人機位置推定装置の一例を示すブロック図である。この無人機位置推定装置は、GPS受信機21、加速度センサ22、及び測位演算器(カルマンフィルタ)23によって概略構成されている。このような構成において、GPS受信機21から測位演算器23へ位置更新信号S21が送信され、加速度センサ22から測位演算器23へ加速度検出信号S22が送信されることで、測位演算器23は無人移動体(無人機)の位置を推定することができるようになっている。なお、この無人機位置推定装置に追尾アンテナを追加し、その追尾アンテナが位置更新信号S21に基づいて無人機を追尾するようにすれば無人機位置推定追尾装置として構成することができる。
図4に示すような無人機位置推定装置は、空間を飛翔する無人機に搭載されたGPS受信機21と加速度センサ22とによってそれぞれ検出される位置更新信号S21と加速度検出信号S22とを用いて、測位演算器23がカルマンフィルタ処理を実施することによって無人機の位置推定値を生成する。なお、カルマンフィルタ処理とは、観測値に雑音が加わった場合には、雑音誤差が正規分布であると見なして正確な観測値を推定する処理である。
測位演算器23がカルマンフィルタ処理を行って無人機の位置推定値を生成する場合、測位演算器23は、カルマンフィルタの枠組みを適用しているため、GPS受信機21が検出する位置更新信号S21と加速度センサ22が検出する加速度検出信号S22のデータ検出間隔(サンプリング周波数)が異なる場合でも、それぞれの検出信号S21、S22間の時刻同期性と検出時刻精度とが所定のレベルで確保されれば、無人機の位置推定は可能となる。
また、無人機位置推定装置における測位演算器の一例として、CPUなどの演算処理装置が、速度・加速度センサの計測誤差から誤差推定値を算出した後、算出された誤差推定値の進捗度に基づいて補正計測情報の信頼性を判定する技術が開示されている。この技術によれば、補正計測情報の信頼性判定精度を向上させると共に測位結果の信頼度を定量的に評価することが可能となる(特許文献1参照)。
また、位置推定装置において、測位解の距離残差に対する確率分布から不具合の影響を被った測位解を判別し、不具合の影響を被った測位解のみを排除した後に、残った測位解の全てを用いて受信機の位置を推定する方式を適用することにより、受信機の位置推定値の信頼性向上を実現させる技術も開示されている(特許文献2参照)。
また、店舗内を移動する顧客(被験者)の位置を判定する位置判定手段を適用することにより、GPS衛星からの電波が届かない店舗内であっても、ビーコン等のインフラ整備を追加することなく、GPSを用いた位置検出の場合と同様に室内の被験者の位置検出を実現可能にする技術も開示されている(特許文献3参照)。
さらに、GPS信号に基づいて生成した第1位置推定値と、IRU(リングレーザジャイロスコープ及び加速度計)及び走行距離計に基づいて生成した第2位置推定値と、第1位置推定値と第2位置推定値とに対する重み付きコンバイナ処理により生成した第3位置推定値とを組み合わせた位置推定方式を適用することにより、単一のカルマンフィルタでは達成できない位置推定精度の向上を実現する技術も開示されている(特許文献4参照)。
また、GPS衛星からの電波が遮断される場所においても、既知点に設置されるトータルステーションあるいは移動体に搭載される車速センサ等の支援センサから出力される測位結果を受信し、その測位結果を用いて慣性航法による測位誤差を補正する構成とすることで、高い精度で連続的に移動体の測位を実現させる技術も開示されている(特許文献5参照)。
特開2008−175721号公報 特開2005−024535号公報 特開2005−257644号公報 特開2000−029519号公報 特開2007−064853号公報
しかしながら、前述の図4に示すような無人機位置推定装置では、GPS受信機21で検出される位置更新信号S21のみをカルマンフィルタ観測値(更新値)として測位演算器23において適用するため、位置更新信号S21に含まれる検出誤差(観測ノイズ)や、無人機を追尾して位置更新信号S21を受信する追尾アンテナ(図示せず)の設置位置に誤差(アライメント誤差)が存在する場合には、位置更新信号S21の検出誤差や追尾アンテナのアライメント誤差などを高精度に補正することが困難である。そのため、リアルタイムに生成した無人機位置情報の推定精度を劣化させてしまうおそれがある。
また、特許文献1に開示された技術は、推定誤差情報に基づいた計測情報の補正のみを行っているため、計測情報の補正の信頼性は確保できるが、推定した誤差情報から真の位置誤差を定量的に取得して評価することはできない。
また、特許文献2に開示された技術は、カルマンフィルタの適用によって生成した位置予測値に基づいてマルチパスなど伝播経路上に問題があるか否かを判定し、伝播経路の状態が安定している径路の送信機を選択しながら位置推定を実施しているため、算出された位置推定値の精度が選択された送信機と受信機との組み合わせに依存するので、測位精度がばらつく可能性が高くなる。そのため、結果的に、位置推定値において一定の予測精度を得ることが難しくなる。
また、特許文献3に開示された技術は、被験者の移動態様に基づいて検出位置を較正するため、GPS衛星の電波検出が困難な領域で適用する地図情報に間違いや誤差などが存在する場合は、所望の位置検出精度を継続的に維持することが困難になる。
さらに、特許文献4に開示された技術は、基準とする位置信号の計測手段が異なるカルマンフィルタを複数個用意し、状況に応じて適切に組み合わせながら位置推定を行うため、それぞれのカルマンフィルタの収束値を基準信号として選択した位置信号精度のばらつきによって位置推定精度が変動してしまう。その結果、位置信号精度を連続的に維持することができなくなる。
また、特許文献5に開示された技術は、既知点に設置したトータルステーションあるいは移動体に搭載した車速センサ等の支援センサから取得した測位結果を用いて、GPS衛星からの電波遮蔽時の測位誤差を補正しているため、位置推定値の精度はトータルステーションの設置アライメント誤差や支援センサの計測性能による影響を直接的に受けてしまうおそれがある。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、GPS衛星による位置情報と追尾アンテナによる指向角情報とを用いて、移動体の位置を高精度に推定しながらその移動体を追尾することができる移動体位置推定追尾装置、移動体位置推定追尾方法、及び移動体位置推定追尾プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、この発明の第1の構成は、空間又は地上を移動する移動体の位置を推定しながらその移動体を追尾する移動体位置推定追尾装置に係り、前記移動体に搭載され、GPS衛星から得られたGPS信号に基づいて、その移動体の最新の位置に対応した更新位置信号を検出するGPS受信機と、前記GPS受信機から受信した前記更新位置信号に基づいて、前記GPS信号に含まれるGPSデータの更新時刻に対応したGPSデータ更新時刻信号を発生させるGPSデータ更新時刻検出器と、前記移動体を追尾して、指向角に対応した追尾アンテナ指向角信号を発生させる追尾アンテナと、前記追尾アンテナの指向角の変動に伴って変化する電波強度を検出し、その電波強度に対応したAGCレベル検出信号を生成するAGCレベル受信機と、前記AGCレベル受信機から受信した前記AGCレベル検出信号を、前記GPSデータ更新時刻検出器が逐次受信した前記GPSデータ更新時刻信号から導出されたGPS更新間隔に基づいて平滑化することで、AGCレベル平滑化信号を生成する検出データ平滑化処理器と、前記移動体に搭載され、その移動体の加速度に対応した加速度センサ検出信号を検出する加速度センサと、
アンテナ追尾・移動体位置推定器から前回フィードバックされた位置推定値/誤差共分散値信号を構成するシステム状態量(x k )と誤差共分散行列(P k を初期値とし、前記加速度センサから受信した前記加速度センサ検出信号を入力u として組み合わせて、式(1)として表される線形確率システムに基づいて、式(2)、(3)として与えられる規則に従って、システム状態量予測値(x k+1 と誤差共分散行列予測値(P k+1 とから構成される位置予測値/誤差共分散値信号を生成する位置伝播器と、
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ここで、x k はシステム状態量;P k は誤差共分散行列;Φ は状態遷移行列;G は駆動ノイズ行列;D は駆動入力行列;H k は観測行列;u は加速度センサ検出信号;y は観測信号;上付きの「+」は追尾アンテナ指向角/移動体位置推定器による処理後の推定値;上付きの「−」は追尾アンテナ指向角/移動体位置推定器による処理前の伝播予測値;上付きの「T」は転置行列;下付きの「k」は観測時系列の順序;システムノイズW と観測ノイズV は互いに独立した白色ノイズ;Q は、移動体のダイナミクス特性に応じて設定される設計パラメータとしてのシステムノイズW の共分散行列;
前記検出データ平滑化処理器から逐次受信した前記AGCレベル平滑化信号の今回変動値と前記追尾アンテナから逐次受信した前記追尾アンテナ指向角信号の今回変動値との比率」と、追尾アンテナの指向角誤差(ΔΨ j AGC 、Δθ j AGC )との関係を表わし、当該比率がゼロに近づくほど当該指向角誤差もゼロに近づき、かつ、−10度<指向角誤差<10度の範囲では、近似的に直線性の特性を示す式(4)から追尾アンテナの指向角誤差を推定する一方、「AGCレベル平滑化信号と追尾アンテナ指向角信号それぞれの今回変動値の比率」の絶対値が前回取得した値の絶対値よりも減少したときは、指向角誤差を「ゼロ」と設定し、推定又は設定した指向角誤差をAGC補正位置信号として生成するAGC補正値生成器と、
Figure 0005605539
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更新位置信号が取得されたときは、前記AGC補正値生成器から受信した前記AGC補正位置信号を式(5)に適用することで得られる式(6)によって、前記AGC補正位置信号に基づく追尾アンテナ位置補正値(Δx n AGC を導出し、導出された追尾アンテナ位置補正値と、更新位置信号から式(7)、(8)の規則に従って導出される位置更新結果(x + )とを式(10)の規則に従って組み合わせて、移動体の位置推定補償値を導出し、導出した位置推定補償値を式(11)に適用することで、前記追尾アンテナに対するAZ軸角度指令値(Ψ r(n) )とEL軸角度指令値(θ r(n) )とを算出し、追尾アンテナ指向角指令信号として出力すると共に、前記位置伝播器から受信した前記位置予測値/誤差共分散値信号に対して、前記GPS受信機から受信した前記更新位置信号に基づくカルマンフィルタ更新処理を式(7)、(8)、(9)を用いて実施して、システム状態量推定値と誤差共分散行列予測値とから構成される前記位置推定値/誤差共分散値信号を生成して前記位置伝播器へ出力する前記アンテナ追尾・移動体位置推定器と
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を備えてなることを特徴としている。
この発明の第2の構成は、空間又は地上を移動する移動体の位置を推定しながらその移動体を追尾する移動体位置推定追尾方法に係り、前記移動体に搭載されたGPS受信機が、GPS衛星から得られたGPS信号に基づいて、その移動体の最新の位置に対応した更新位置信号を検出する第1のステップと、GPSデータ更新時刻検出器が、前記GPS受信機から受信した前記更新位置信号に基づいて、前記GPS信号に含まれるGPSデータの更新時刻に対応したGPSデータ更新時刻信号を発生させる第2のステップと、追尾アンテナが、前記移動体を追尾しながら指向角に対応した追尾アンテナ指向角信号を発生させる第3のステップと、AGCレベル受信機が、前記追尾アンテナの指向角の変動に伴って変化する電波強度を検出し、その電波強度に対応したAGCレベル検出信号を生成する第4のステップと、検出データ平滑化処理器が、前記AGCレベル受信機から受信した前記AGCレベル検出信号を、前記GPSデータ更新時刻検出器が逐次受信した前記GPSデータ更新時刻信号から導出されたGPS更新間隔に基づいて平滑化することで、AGCレベル平滑化信号を生成する第5のステップと、前記移動体に搭載された加速度センサが、その移動体の加速度に対応した加速度センサ検出信号を検出する第6のステップと、
位置伝播器が、アンテナ追尾・移動体位置推定器から前回フィードバックされた位置推定値/誤差共分散値信号を構成するシステム状態量(x k )と誤差共分散行列(P k を初期値とし、前記加速度センサから受信した前記加速度センサ検出信号を入力u として組み合わせて、式(13)として表される線形確率システムに基づいて、式(14)、(15)として与えられる規則に従って、システム状態量予測値(x k+1 と誤差共分散行列予測値(P k+1 とから構成される位置予測値/誤差共分散値信号を生成する第7のステップと、
Figure 0005605539
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ここで、x k はシステム状態量;P k は誤差共分散行列;Φ は状態遷移行列;G は駆動ノイズ行列;D は駆動入力行列;H k は観測行列;u は加速度センサ検出信号;y は観測信号;上付きの「+」は追尾アンテナ指向角/移動体位置推定器による処理後の推定値;上付きの「−」は追尾アンテナ指向角/移動体位置推定器による処理前の伝播予測値;上付きの「T」は転置行列;下付きの「k」は観測時系列の順序;システムノイズW と観測ノイズV は互いに独立した白色ノイズ;Q は、移動体のダイナミクス特性に応じて設定される設計パラメータとしてのシステムノイズW の共分散行列;
AGC補正値生成器が、前記検出データ平滑化処理器から逐次受信した前記AGCレベル平滑化信号の今回変動値と前記追尾アンテナから逐次受信した前記追尾アンテナ指向角信号の今回変動値との比率」と、追尾アンテナの指向角誤差(ΔΨ j AGC 、Δθ j AGC )との関係を表わし、当該比率がゼロに近づくほど当該指向角誤差もゼロに近づき、かつ、−10度<指向角誤差<10度の範囲では、近似的に直線性の特性を示す式(16)から追尾アンテナの指向角誤差を推定する一方、「AGCレベル平滑化信号と追尾アンテナ指向角信号それぞれの今回変動値の比率」の絶対値が前回取得した値の絶対値よりも減少したときは、指向角誤差を「ゼロ」と設定し、推定又は設定した指向角誤差をAGC補正位置信号として生成する第8のステップと、
Figure 0005605539
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前記アンテナ追尾・移動体位置推定器が、更新位置信号を取得したときは、前記AGC補正値生成器から受信した前記AGC補正位置信号を式(17)に適用することで得られる式(18)によって、前記AGC補正位置信号に基づく追尾アンテナ位置補正値(Δx n AGC を導出し、導出された追尾アンテナ位置補正値と、更新位置信号から式(19)、(20)の規則に従って導出される位置更新結果(x + )とを式(22)の規則に従って組み合わせて、移動体の位置推定補償値を導出し、導出した位置推定補償値を式(23)に適用することで、前記追尾アンテナに対するAZ軸角度指令値(Ψ r(n) )とEL軸角度指令値(θ r(n) )とを算出し、追尾アンテナ指向角指令信号として出力すると共に、前記位置伝播器から受信した前記位置予測値/誤差共分散値信号に対して、前記GPS受信機から受信した前記更新位置信号に基づくカルマンフィルタ更新処理を式(19)、(20)、(21)を用いて実施して、システム状態量推定値と誤差共分散行列予測値とから構成される前記位置推定値/誤差共分散値信号を生成して前記位置伝播器へ出力する第9のステップと
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を含むことを特徴としている。
この発明の第3の構成は、移動体位置推定追尾プログラムに係り、コンピュータを、この発明の第1の構成として機能させることを特徴としている。
この発明の第3の構成は、移動体位置推定追尾プログラムに係り、コンピュータにこの発明の第2の構成を実行させることを特徴としている。
この発明によれば、移動体を追尾する追尾アンテナに設置アライメント誤差がある場合でも、GPS受信機とAGCレベル受信機とから検出した移動体位置推定値と追尾アンテナ指向角誤差とに基づいて追尾アンテナ指向角を補正することが可能となり、移動体の位置推定と高精度追尾とを同時に実現することができる。
この発明に適用される無人機位置推定追尾装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 同実施形態の説明に供されるグラフである。 同実施形態の説明に供されるグラフである。 一般的に用いられている無人機位置推定装置の一例を示すブロック図である。
無人機を追尾する追尾アンテナに設置アライメント誤差がある場合でも、GPS受信機とAGCレベル受信機とから検出した無人機位置推定値と追尾アンテナ指向角誤差とに基づいて追尾アンテナ指向角を補正することで、無人機の位置推定と高精度追尾とを同時に実現する。
実施形態1
以下、図面を参照して、この発明に係る移動体位置推定追尾装置の一実施形態について、無人機位置推定追尾装置を例に挙げて詳細に説明する。なお、以下の説明では、無人機として空間を飛翔する飛翔体を例に挙げて説明することにする。図1は、この発明に適用される無人機位置推定追尾装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示すように、無人機位置推定追尾装置は、更新位置信号S1を送信するGPS受信機1、加速度センサ検出信号S2を送信する加速度センサ2、AGC(Automatic Gain Control)レベル検出信号S3を送信するAGCレベル受信機3、GPSデータ更新時刻信号S4を送信するGPSデータ更新時刻検出器4、AGCレベル平滑化信号S5を送信する検出データ平滑化処理器5、追尾アンテナ指向角信号S6を送信する追尾アンテナ6、加速度センサ検出信号S2と位置推定値/誤差共分散値信号S10とを受信して位置予測値/誤差共分散値信号S7を送信する位置伝播器7、AGC補正位置信号S8を送信するAGC補正値生成器8、及び追尾アンテナ指向角指令信号S9と位置推定値/誤差共分散値信号S10とを送信する追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9を備えて構成されている。
図1に示す無人機位置推定追尾装置における各構成要素の機能についてさらに詳しく説明する。この無人機位置推定追尾装置は、人工衛星を含む宇宙機や航空機等の飛翔体などや地上を走行する車両等の無人移動体の位置を推定して追尾を行う装置であるが、以下の実施形態では、空間を飛翔する無人移動体(無人機)の位置を推定しながら追尾を行う場合について説明する。
GPS受信機1は、無人移動体に搭載されていて、GPS衛星(図示せず)から得られた位置情報に基づいて、その無人移動機の最新の位置に対応した更新位置信号S1を検出する機能を有している。
GPSデータ更新時刻検出器4は、GPS受信機1から受信した更新位置信号S1に基づいて、GPS信号に含まれるGPSデータの更新時刻に対応したGPSデータ更新時刻信号S4を発生させる機能を有している。
追尾アンテナ6は、無人移動体を追尾して、その追尾アンテナ6の指向角に対応した追尾アンテナ指向角信号S6を発生させる機能を有している。
AGCレベル受信機3は、追尾アンテナ6の指向角変動に伴って変動する電波強度を検出し、その電波強度に対応したAGCレベル検出信号S3を発生させる機能を有している。
検出データ平滑化処理器5は、AGCレベル受信機3から受信したAGCレベル検出信号S3とGPSデータ更新時刻検出器4から受信したGPSデータ更新時刻信号S4とに基づいてAGCレベル平滑化信号S5を発生させる機能を有している。
加速度センサ2は、無人移動体に搭載されていて、その無人移動体の加速度に対応した加速度センサ検出信号S2を検出する機能を有している。
位置伝播器7は、加速度センサ2から受信した加速度センサ検出信号S2と追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9から受信した位置推定値/誤差共分散値信号S10とに基づいて位置予測値/誤差共分散値信号S7を発生させる機能を有している。
AGC補正値生成器8は、検出データ平滑化処理器5から受信したAGCレベル平滑化信号S5と追尾アンテナ6から受信した追尾アンテナ指向角信号S6とに基づいてAGC補正位置信号S8を発生させる機能を有している。
追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9は、GPS受信機1から受信した更新位置信号S1とAGC補正値生成器8から受信したAGC補正位置信号S8と位置伝播器7から受信した位置予測値/誤差共分散値信号S7とに基づいて、追尾アンテナに対する追尾アンテナ指向角指令信号S9と位置伝播器へフィードバックさせる位置推定値/誤差共分散値信号S10とを発生する機能を有している。
すなわち、この発明の実施形態に係る無人機位置推定追尾装置は、図1に示すように、GPSデータ更新時刻検出器4が、GPS受信機1の検出した更新位置信号S1に基づいてGPSデータ更新時刻信号S4を生成すると、このGPSデータ更新時刻信号S4は、AGCレベル受信機3が検出したAGCレベル検出信号S3と共に検出データ平滑化処理器5へ入力される。これにより、検出データ平滑化処理器5は、入力されたGPSデータ更新時刻信号S4とAGCレベル検出信号S3とに基づいて、AGCレベルの変動を示すAGCレベル平滑化信号S5を生成する。
次に、AGC補正値生成器8が、検出データ平滑化処理器5から受信したAGCレベル平滑化信号S5と追尾アンテナ6が検出した追尾アンテナ指向角信号S6とに基づいて追尾アンテナ6の指向角誤差を推定し、その指向角誤差をAGC補正位置信号S8として生成する。さらに、位置伝播器7が、追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9が前回生成した位置推定値/誤差共分散値信号S10を初期値として、加速度センサ2が検出した加速度センサ検出信号S2に基づいて位置予測値/誤差共分散値信号S7を生成する。
最後に、追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9が、GPS受信機1から受信した更新位置信号S1と、AGC補正値生成器8から受信したAGC補正位置信号S8と、位置伝播器7から受信した位置予測値/誤差共分散値信号S7とに基づいて、無人移動体(無人機)の位置と追尾アンテナ18に対する指令角とを推定する。そして、追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9は、推定された無人機の位置情報と追尾アンテナ6に対する指令角情報とを、それぞれ、位置推定値/誤差共分散値信号S10及び追尾アンテナ指向角指令信号S9として生成して出力する。
このような構成により、特に、追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9において無人機の位置推定と追尾アンテナ指向角指令補正を同時に実施しているため、AGCレベル受信機3で検出したAGCレベル検出信号S3に対しては、検出データ平滑化処理器5だけでは除去できない観測ノイズに起因する推定誤差変動をGPS受信機1で検出した更新位置信号S1に基づいて補償することができる。さらに、GPS受信機1が検出した更新位置信号S1の検出誤差に起因する変動分もAGC補正位置信号S8の変動分から探知することができるため、追尾アンテナによる無人機追尾精度をさらに向上させることが可能となる。
言い換えると、追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9は、無人機の位置推定と追尾アンテナ6の指向角指令値の補正とを同時に実施することができる。すなわち、AGCレベル受信機3が検出したAGCレベル検出信号S3に対する誤差補償は、検出データ平滑化処理器5だけでは除去できない観測ノイズに起因する推定誤差変動分を、GPS受信機1が検出した更新位置信号S1に基づいて補償することによって実現することができる。さらに、GPS受信機1が検出した更新位置信号S1の検出誤差に起因する変動分は、AGC補正位置信号S8の変動分から推定することができるため、追尾アンテナによる無人機追尾精度をさらに向上させることが可能となる。
次に、図1に示す無人機位置推定追尾装置の動作について詳細に説明する。ここでは、具体的な一例として、無人航空機(飛翔体)にGPS受信機1と加速度センサ2とを搭載し、この飛翔体を地上局に設置した2軸駆動型の追尾アンテナで追尾しながら、飛翔体の位置と追尾アンテナに対する指向角指令値とを推定する場合について説明する。なお、この例では、アンテナ駆動軸を、それぞれ、アジマス(AZ)軸とエレベーション(EL)軸とする。
先ず、位置伝播器7は、追尾アンテナ指向角/無人機位置推定値9が前回出力した位置推定値/誤差共分散値信号S10を構成するシステム状態量と誤差共分散行列とを、それぞれ、x、Pと設定する。その上で、位置伝播器7は、飛翔体に搭載された加速度センサ2が検出した加速度センサ検出信号S2を、このシステムへの入力uとして組み合わせた結果によって得られる線形確率システム(状態空間モデル)を次の式(25)で表わす。
Figure 0005605539
但し、xkはシステム状態量、Φkは状態遷移行列、Gkは駆動ノイズ行列、Dkは駆動入力行列、Hkは観測行列、ukは加速度センサ検出信号S2、ykは観測信号とする。
そして、位置伝播器7は、前記の式(25)に基づいて、以下に示す式(26)、及び式(27)の計算式を用いて、システム状態量予測値xk+1 と誤差共分散行列予測値P k+1 とによって構成される位置予測値/誤差共分散値信号S7を生成する。
Figure 0005605539
Figure 0005605539
但し、式(26)、式(27)において、上付きの「+」は追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9による処理後の推定値、上付きの「−」は追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9による処理前の伝播予測値、上付きの「T」は転置行列、下付きの「k」は観測時系列の順序を示す。また、システムノイズWkと観測ノイズVkは互いに独立した白色ノイズと仮定し、Qkは、システムノイズWkの共分散行列(すなわち、飛翔体のダイナミクス特性に応じて設定される設計パラメータ)を示す。
一方、検出データ平滑化処理器5は、AGCレベル受信機3が取得した追尾アンテナ6の駆動軸であるAZ軸及びEL軸にそれぞれ対応したAGCレベル検出信号S3を、それぞれ、AZi AGC、ELi AGCとしたとき、GPSデータ更新時刻検出器4が検出したGPSデータ更新時刻信号S4に基づいて導出されたGPS更新間隔から、AGCレベル検出信号S3として取得されたデータを、次の式(28)を用いて平滑化する。
Figure 0005605539
但し、変数mは、平滑化処理において用いたAGCレベル検出信号S3のデータ総数である。
Figure 0005605539
Figure 0005605539
Figure 0005605539
さらに、AGC補正値生成器8は、追尾アンテナ指向角信号S6であるAZ軸角度Ψj及びEL軸角度θjに対する変動値を、次の(30)式により導出する。
Figure 0005605539
そして、AGC補正値生成器8は、前述の式(29)、及び式(30)の導出結果から、追尾アンテナ6の駆動各軸に対する指向角誤差ΔΨj AGC、Δθj AGCを、次の式(31)を用いて決定した後、それをAGC補正位置信号S8として生成する。
Figure 0005605539
Figure 0005605539
Figure 0005605539
Figure 0005605539
Figure 0005605539
一方、追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9は、GPS受信機1からの更新位置信号S1が取得されていない場合には、位置伝播器7が生成する位置予測値/誤差共分散値信号S7である前述の式(26)式で得られたシステム状態量予測値xk+1 と、式(27)で得られた誤差共分散行列予測値P k+1 とを、それぞれ、次の式(34)及び式(35)に示すように、そのまま位置推定値と誤差共分散推定値に置き換える。
Figure 0005605539
Figure 0005605539
さらに、位置伝播器7が、置き換えた位置推定値と誤差共分散推定値とを位置予測値/誤差共分散値信号S7として出力すると同時に、追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9は、前述の式(34)の位置推定値に基づいて、追尾アンテナ6の指向方向に対して定義したアンテナ座標系Σaと慣性空間上に固定された慣性座標系Σiとの間の関係を示す式であるDirect Cosine Matrix(DCM)ai(Ψ θ)(式(36))から、決定する追尾アンテナ6に対するAZ軸角度指令値Ψr(k+1)及びEL軸角度指令値θr(k+1)を追尾アンテナ指向角指令信号S9として出力する。
Figure 0005605539
但し、観測時系列の順序は今回の観測を下付きの「n」、次回の観測を下付きの「n+1」と記述すると共に、アンテナ座標系Σaのx軸方向を追尾アンテナ6の指向方向として定義すると、慣性座標系Σiで示される無人機位置xは、前述の式(36)より、追尾アンテナ6のAZ軸角度Ψ及びEL軸角度θを用いて次の式(37)のように表される。
Figure 0005605539
次に、更新位置信号S1が更新された場合には、前述の式(31)で示すAGC補正位置信号S8を前述の式(37)へ適用することにより、AGC補正位置信号S8に基づく追尾アンテナ位置補正値Δxn AGCを次の式(38)によって導出する。
Figure 0005605539
また、既に位置伝播器7において生成された位置予測値/誤差共分散値信号S7に対しては、GPS受信機1によって得られた更新位置信号S1に基づくカルマンフィルタ更新処理を、次の式(39)、式(40)、及び式(41)を用いて実施し、その結果を位置推定値/誤差共分散値信号S10として出力する。
Figure 0005605539
Figure 0005605539
Figure 0005605539
但し、Rnは観測ノイズVnの共分散行列(カルマンフィルタ設計者がGPS特性に応じ設定する設計パラメータ)であり、また、上付きの「−1」は逆行列を示す。
Figure 0005605539
Figure 0005605539
Figure 0005605539
よって、この発明の無人機位置推定追尾装置では、GPS受信機1によって得られた無人機の更新位置信号S1に対し、AGCレベル受信機3で検出したAGCレベル検出信号S3に基づいて導出されたAGC補正位置信号S8を組み合わせることで、無人機の位置推定値/誤差共分散値信号S10と追尾アンテナ指向角指令信号S9とを同時に生成可能な構成となっている。
したがって、この実施形態によれば、特に、追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9において無人機の位置推定と追尾アンテナ指向角指令値の補正とを同時に実施しているため、AGCレベル受信機3が検出したAGCレベル検出信号S3に対しては、検出データ平滑化処理器5だけでは除去できない観測ノイズに起因する推定誤差変動を、GPS受信機1が検出した更新位置信号S1に基づいて補償することができる。一方、検出した更新位置信号S1の検出誤差に起因した変動は、AGC補正位置信号S8の変動から推定することができるため、追尾アンテナ6による無人機追尾精度と飛翔体位置精度をさらに向上させることが可能となる。
すなわち、ここで示したAGC補正値生成器8と追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器9との組み合わせ構成による無人機の位置推定処理は、位置推定値/誤差共分散値信号S10と追尾アンテナ指向角指令信号S9を同時に生成するために実現した独自の技術である。したがって、前述の特許文献1乃至特許文献5で開示されたそれぞれの技術をどのように組み合わせても、この発明に係る無人機位置推定追尾装置を実現することはできない。
以上を要約すると、この発明による移動体位置推定追尾方法よれば、移動体位置推定追尾装置は、加速度センサ2が検出した加速度センサ検出信号S2に基づいて行われる無人機位置伝播処理に対し、GPS受信器1が受信したGPS受信信号による位置更新タイミングにおいて無人機の位置推定値を生成するのと同時に、前回の更新時刻から現在時刻までに伝播処理と同期して得られた追尾アンテナ6の指向角度誤差信号の時系列データを利用して、追尾アンテナ指向角指令信号S6を生成する機能を実現している。その結果、追尾アンテナ6に設置アライメント誤差が存在する場合や、GPS受信機1が検出した位置更新データ(更新位置信号S1)に位置誤差が含まれる場合でも、カルマンフィルタ処理の枠組みの中でこれら検出信号の誤差補正が実施可能となり、無人機の位置推定と追尾アンテナによる高精度追尾とを同時に達成することができる。
なお、前述した移動体位置推定追尾方法は、コンピュータがプログラム読み込むことによって実現される。したがって、上述の移動体位置推定追尾方法の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって各処理が実行される。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk−Red Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk−Red Only Memory)、及び半導体メモリ等をいう。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、この発明の具体的に構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもそれらはこの発明に含まれる。例えば、上記のプログラムを通信回線によって外部のコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。また、上記の実施形態では、移動体(無人機)として空間を飛翔する飛翔体を想定し、その飛翔体の位置推定と追尾を行う場合について説明したが、移動体が地上を走行する車両等であっても、上記実施形態と同等の作用効果を呈することができる。
この発明による移動体位置推定追尾装置は、陸上及び空間を移動する様々な移動体に対して、位置情報の推定手段と追尾アンテナによる移動体追尾手段とを同時に提供することができるので、宇宙開発、航空機管制、及び交通情報などの分野において有効に利用することができる。
1 GPS受信機
2 加速度センサ
3 AGCレベル受信機
4 GPSデータ更新時刻検出器
5 検出データ平滑化処理器
6 追尾アンテナ
7 位置伝播器
8 AGC補正値生成器
9 追尾アンテナ指向角/無人機位置推定器(位置推定・追尾手段、アンテナ追尾・移動体位置推定器)
21 GPS受信機
22 加速度センサ
23 測位演算器(カルマンフィルタ)
S1 更新位置信号
S2 加速度センサ検出信号
S3 AGCレベル検出信号
S4 GPSデータ更新時刻信号
S5 AGCレベル平滑化信号
S6 追尾アンテナ指向角信号
S7 位置予測値/誤差共分散値信号
S8 AGC補正位置信号
S9 追尾アンテナ指向角指令信号
S10 位置推定値/誤差共分散値信号
S21 位置更新信号
S22 加速度検出信号

Claims (8)

  1. 空間又は地上を移動する移動体の位置を推定しながらその移動体を追尾する移動体位置推定追尾装置であって、
    前記移動体に搭載され、GPS衛星から得られたGPS信号に基づいて、その移動体の最新の位置に対応した更新位置信号を検出するGPS受信機と、
    前記GPS受信機から受信した前記更新位置信号に基づいて、前記GPS信号に含まれるGPSデータの更新時刻に対応したGPSデータ更新時刻信号を発生させるGPSデータ更新時刻検出器と、
    前記移動体を追尾して、指向角に対応した追尾アンテナ指向角信号を発生させる追尾アンテナと、
    前記追尾アンテナの指向角の変動に伴って変化する電波強度を検出し、その電波強度に対応したAGCレベル検出信号を生成するAGCレベル受信機と、
    前記AGCレベル受信機から受信した前記AGCレベル検出信号を、前記GPSデータ更新時刻検出器が逐次受信した前記GPSデータ更新時刻信号から導出されたGPS更新間隔に基づいて平滑化することで、AGCレベル平滑化信号を生成する検出データ平滑化処理器と、
    前記移動体に搭載され、その移動体の加速度に対応した加速度センサ検出信号を検出する加速度センサと、
    アンテナ追尾・移動体位置推定器から前回フィードバックされた位置推定値/誤差共分散値信号を構成するシステム状態量(x k )と誤差共分散行列(P k を初期値とし、前記加速度センサから受信した前記加速度センサ検出信号を入力u として組み合わせて、式(1)として表される線形確率システムに基づいて、式(2)、(3)として与えられる規則に従って、システム状態量予測値(x k+1 と誤差共分散行列予測値(P k+1 とから構成される位置予測値/誤差共分散値信号を生成する位置伝播器と、
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    ここで、x k はシステム状態量;P k は誤差共分散行列;Φ は状態遷移行列;G は駆動ノイズ行列;D は駆動入力行列;H k は観測行列;u は加速度センサ検出信号;y は観測信号;上付きの「+」は追尾アンテナ指向角/移動体位置推定器による処理後の推定値;上付きの「−」は追尾アンテナ指向角/移動体位置推定器による処理前の伝播予測値;上付きの「T」は転置行列;下付きの「k」は観測時系列の順序;システムノイズW と観測ノイズV は互いに独立した白色ノイズ;Q は、移動体のダイナミクス特性に応じて設定される設計パラメータとしてのシステムノイズW の共分散行列;
    前記検出データ平滑化処理器から逐次受信した前記AGCレベル平滑化信号の今回変動値と前記追尾アンテナから逐次受信した前記追尾アンテナ指向角信号の今回変動値との比率」と、追尾アンテナの指向角誤差(ΔΨ j AGC 、Δθ j AGC )との関係を表わし、当該比率がゼロに近づくほど当該指向角誤差もゼロに近づき、かつ、−10度<指向角誤差<10度の範囲では、近似的に直線性の特性を示す式(4)から追尾アンテナの指向角誤差を推定する一方、「AGCレベル平滑化信号と追尾アンテナ指向角信号それぞれの今回変動値の比率」の絶対値が前回取得した値の絶対値よりも減少したときは、指向角誤差を「ゼロ」と設定し、推定又は設定した指向角誤差をAGC補正位置信号として生成するAGC補正値生成器と、
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    更新位置信号が取得されたときは、前記AGC補正値生成器から受信した前記AGC補正位置信号を式(5)に適用することで得られる式(6)によって、前記AGC補正位置信号に基づく追尾アンテナ位置補正値(Δx n AGC を導出し、導出された追尾アンテナ位置補正値と、更新位置信号から式(7)、(8)の規則に従って導出される位置更新結果(x + )とを式(10)の規則に従って組み合わせて、移動体の位置推定補償値を導出し、導出した位置推定補償値を式(11)に適用することで、前記追尾アンテナに対するAZ軸角度指令値(Ψ r(n) )とEL軸角度指令値(θ r(n) )とを算出し、追尾アンテナ指向角指令信号として出力すると共に、前記位置伝播器から受信した前記位置予測値/誤差共分散値信号に対して、前記GPS受信機から受信した前記更新位置信号に基づくカルマンフィルタ更新処理を式(7)、(8)、(9)を用いて実施して、システム状態量推定値と誤差共分散行列予測値とから構成される前記位置推定値/誤差共分散値信号を生成して前記位置伝播器へ出力する前記アンテナ追尾・移動体位置推定器と
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
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    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    を備えてなることを特徴とする移動体位置推定追尾装置。
  2. 前記アンテナ追尾・移動体位置推定器は、前記位置推定値/誤差共分散値信号に基づいて前記移動体の位置を推定し、前記追尾アンテナ指向角指令信号に基づいて追尾アンテナの指向角を制御し、その追尾アンテナによって前記移動体を追尾させることを特徴とする請求項1記載の移動体位置推定追尾装置。
  3. 前記位置伝播器は、前記アンテナ追尾・移動体位置推定器が直前に発生させた前記位置推定値/誤差共分散値信号と前記加速度センサから受信した前記加速度センサ検出信号とに基づいて、現在時刻における位置予測値/誤差共分散値信号を発生させることを特徴とする請求項1又は2記載の移動体位置推定追尾装置。
  4. 空間又は地上を移動する移動体の位置を推定しながらその移動体を追尾する移動体位置推定追尾方法であって、
    前記移動体に搭載されたGPS受信機が、GPS衛星から得られたGPS信号に基づいて、その移動体の最新の位置に対応した更新位置信号を検出する第1のステップと、
    GPSデータ更新時刻検出器が、前記GPS受信機から受信した前記更新位置信号に基づいて、前記GPS信号に含まれるGPSデータの更新時刻に対応したGPSデータ更新時刻信号を発生させる第2のステップと、
    追尾アンテナが、前記移動体を追尾しながら指向角に対応した追尾アンテナ指向角信号を発生させる第3のステップと、
    AGCレベル受信機が、前記追尾アンテナの指向角の変動に伴って変化する電波強度を検出し、その電波強度に対応したAGCレベル検出信号を生成する第4のステップと、
    検出データ平滑化処理器が、前記AGCレベル受信機から受信した前記AGCレベル検出信号を、前記GPSデータ更新時刻検出器が逐次受信した前記GPSデータ更新時刻信号から導出されたGPS更新間隔に基づいて平滑化することで、AGCレベル平滑化信号を生成する第5のステップと、
    前記移動体に搭載された加速度センサが、その移動体の加速度に対応した加速度センサ検出信号を検出する第6のステップと、
    位置伝播器が、アンテナ追尾・移動体位置推定器から前回フィードバックされた位置推定値/誤差共分散値信号を構成するシステム状態量(x k )と誤差共分散行列(P k を初期値とし、前記加速度センサから受信した前記加速度センサ検出信号を入力u として組み合わせて、式(13)として表される線形確率システムに基づいて、式(14)、(15)として与えられる規則に従って、システム状態量予測値(x k+1 と誤差共分散行列予測値(P k+1 とから構成される位置予測値/誤差共分散値信号を生成する第7のステップと、
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    ここで、x k はシステム状態量;P k は誤差共分散行列;Φ は状態遷移行列;G は駆動ノイズ行列;D は駆動入力行列;H k は観測行列;u は加速度センサ検出信号;y は観測信号;上付きの「+」は追尾アンテナ指向角/移動体位置推定器による処理後の推定値;上付きの「−」は追尾アンテナ指向角/移動体位置推定器による処理前の伝播予測値;上付きの「T」は転置行列;下付きの「k」は観測時系列の順序;システムノイズW と観測ノイズV は互いに独立した白色ノイズ;Q は、移動体のダイナミクス特性に応じて設定される設計パラメータとしてのシステムノイズW の共分散行列;
    AGC補正値生成器が、前記検出データ平滑化処理器から逐次受信した前記AGCレベル平滑化信号の今回変動値と前記追尾アンテナから逐次受信した前記追尾アンテナ指向角信号の今回変動値との比率」と、追尾アンテナの指向角誤差(ΔΨ j AGC 、Δθ j AGC )との関係を表わし、当該比率がゼロに近づくほど当該指向角誤差もゼロに近づき、かつ、−10度<指向角誤差<10度の範囲では、近似的に直線性の特性を示す式(16)から追尾アンテナの指向角誤差を推定する一方、「AGCレベル平滑化信号と追尾アンテナ指向角信号それぞれの今回変動値の比率」の絶対値が前回取得した値の絶対値よりも減少したときは、指向角誤差を「ゼロ」と設定し、推定又は設定した指向角誤差をAGC補正位置信号として生成する第8のステップと、
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    前記アンテナ追尾・移動体位置推定器が、
    更新位置信号を取得したときは、前記AGC補正値生成器から受信した前記AGC補正位置信号を式(17)に適用することで得られる式(18)によって、前記AGC補正位置信号に基づく追尾アンテナ位置補正値(Δx n AGC を導出し、導出された追尾アンテナ位置補正値と、更新位置信号から式(19)、(20)の規則に従って導出される位置更新結果(x + )とを式(22)の規則に従って組み合わせて、移動体の位置推定補償値を導出し、導出した位置推定補償値を式(23)に適用することで、前記追尾アンテナに対するAZ軸角度指令値(Ψ r(n) )とEL軸角度指令値(θ r(n) )とを算出し、追尾アンテナ指向角指令信号として出力すると共に、前記位置伝播器から受信した前記位置予測値/誤差共分散値信号に対して、前記GPS受信機から受信した前記更新位置信号に基づくカルマンフィルタ更新処理を式(19)、(20)、(21)を用いて実施して、システム状態量推定値と誤差共分散行列予測値とから構成される前記位置推定値/誤差共分散値信号を生成して前記位置伝播器へ出力する第9のステップと
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
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    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    Figure 0005605539
    を含むことを特徴とする移動体位置推定追尾方法。
  5. 前記第9のステップにおいて、前記アンテナ追尾・移動体位置推定器は、前記位置推定値/誤差共分散値信号に基づいて前記移動体の位置を推定し、前記追尾アンテナ指向角指令信号に基づいて前記追尾アンテナの指向角を制御し、その追尾アンテナによって前記移動体を追尾させることを特徴とする請求項4記載の移動体位置推定追尾方法。
  6. 前記第7のステップにおいて、前記位置伝播器は、前記アンテナ追尾・移動体位置推定器が直前に発生させた前記位置推定値/誤差共分散値信号と前記加速度センサから受信した前記加速度センサ検出信号とに基づいて、現在時刻における位置推定値/誤差共分散値信号を発生させることを特徴とする請求項4又は5記載の移動体位置推定追尾方法。
  7. コンピュータを、請求項1、2又は3記載の移動体位置推定追尾装置として機能させることを特徴とする移動体位置推定追尾プログラム。
  8. コンピュータに請求項4、5又は6記載の移動体位置推定追尾方法を実行させる移動体位置推定追尾プログラム。
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