JP2001280774A - 電気機器の冷却システム - Google Patents

電気機器の冷却システム

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JP2001280774A
JP2001280774A JP2000094124A JP2000094124A JP2001280774A JP 2001280774 A JP2001280774 A JP 2001280774A JP 2000094124 A JP2000094124 A JP 2000094124A JP 2000094124 A JP2000094124 A JP 2000094124A JP 2001280774 A JP2001280774 A JP 2001280774A
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cooling
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Takashi Marushima
敬 丸島
Masumi Nakatate
真澄 中楯
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成を簡略化して全体のコンパクト化を図る
と共に、省エネルギー性および冷却性能が向上した優れ
た電気機器の冷却システムを提供する。 【解決手段】 電気機器本体1には冷却器2aおよび補
助冷却器2bを通って電気機器本体1へ戻る冷却循環路
8aが環状接続される。また、蓄熱タンク3内の熱交換
器5aには補助冷却器2bを通って熱交換器5aへ戻る
蓄冷循環路8bが環状接続される。冷却循環路8aには
冷却器2aと補助冷却器2bの間で分岐し補助冷却器2
bをバイパスしたバイパス配管9aが接続される。さら
に、蓄熱タンク3および冷却循環路8aには補助冷却器
2bと電気機器本体1の間で分岐した第1の冷却配管9
bが接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器またはリア
クトル等の電気機器からの排熱を冷却する電気機器の冷
却システムに係わり、特に、過負荷運転時における排熱
の冷却と省エネルギー性の実現を図った電気機器の冷却
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、夜間等に冷熱を蓄え、過負荷
運転時にこれらの冷熱を外部冷却器の補助として用いた
電気機器の冷却システムが提案されている。例えば、特
開平10−223442号公報に記載の電気機器の冷却
システムでは、図10に示すように、水冷式の電気機器
本体1には冷却器2および冷却塔20を含む第1の冷却
系統が接続されている。この第1の冷却系統には熱交換
器21が設置されると共に、第2の冷却系統が付設され
ている。
【0003】第2の冷却系統は、冷凍装置22と蓄熱装
置23とから構成されている。冷凍装置22には凝縮器
24、蒸発器25、切替弁27,28および圧縮機29
が設けられている。蓄熱装置23には受水槽26および
送水槽30が設けられている。冷凍装置22は夜間に運
転するようになっている。このとき、切替弁28を閉じ
て切替弁27を開き、凝縮器24側の循環水を熱交換器
21に供給し、蒸発器25側の冷媒の蒸発潜熱を利用し
て送水槽30から取れ入れた水を冷却して低温冷水と
し、これを受水槽26に貯蔵する。そして、昼間の過負
荷運転時には切替弁27を閉じ切替弁28を開いて、受
水槽26の低温冷水を熱交換器21に供給し、冷却塔2
0の熱負荷を低減することができる。
【0004】このような従来例によれば、優れた冷却性
能を持つことができ、過負荷運転時における電気機器の
運転が可能である。また、夜間電力を利用して冷凍装置
22を動作させ、蓄熱装置23に冷熱を蓄えておくこと
ができるので、高い省エネルギー性を確保することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では新たに冷凍装置22を必要としていた。その
ため、配管や制御系統が複雑化し、システム全体として
大型化を招いていた。また、環境調和性が重視される近
年では、熱エネルギーを有効に利用することが強く求め
られていた。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めに提案されたものであり、その主たる目的は、構成を
簡略化して全体のコンパクト化を図ると共に、省エネル
ギー性および冷却性能が向上した優れた電気機器の冷却
システムを提供することにある。また、本発明の他の目
的は、熱エネルギーの利用効率を高めた電気機器の冷却
システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、電気機器本体と、前記電気機器本体か
ら発生した熱を常時冷却する冷却器と、冷熱を蓄える蓄
熱タンクとが設けられた電気機器の冷却システムにおい
て、次のような技術的な特徴を有している。
【0008】請求項1の発明は、低負荷運転時を除いて
前記電気機器本体から発生した熱を冷却する補助冷却器
が備えられ、前記蓄熱タンク内には熱交換器が設置さ
れ、前記電気機器本体には前記冷却器および前記補助冷
却器を通って前記電気機器本体へ戻る冷却循環路が環状
接続され、前記蓄熱タンク内の熱交換器には前記補助冷
却器を通って前記熱交換器へ戻る蓄冷循環路が環状接続
され、前記冷却循環路には前記冷却器と前記補助冷却器
の間で分岐し前記補助冷却器をバイパスしたバイパス配
管が接続され、前記蓄熱タンクおよび前記冷却循環路に
は前記補助冷却器と前記電気機器本体の間で分岐した第
1の冷却配管が接続され、前記冷却循環路および前記蓄
冷循環路に第1の熱媒体および第2の熱媒体を強制循環
させる熱媒体循環装置が設置され、前記冷却循環路、前
記バイパス配管および前記第1の冷却配管には切替弁が
取付けられたことを特徴とするものである。
【0009】以上の構成を有する請求項1の発明におい
て、低負荷運転時には冷却器のみで電気機器本体からの
発生熱を冷却し、補助冷却器を冷却に用いない。そこ
で、低負荷運転時に蓄冷循環路に設けた熱媒体循環装置
を作動させ、補助冷却器において第2の熱媒体を冷却し
蓄熱タンクへ蓄冷を行うことができる。そして、過負荷
運転時にこれらの冷熱を利用することができる。したが
って、新たに冷凍装置を取付ける必要がなく、システム
の簡略化が実現する。また、通常運転時に蓄熱タンク内
の冷熱を利用することもできるので、冷却器および補助
冷却器の縮小化を図ることができる。
【0010】請求項2の発明は、低負荷運転時を除いて
前記電気機器本体から発生した熱を冷却する補助冷却器
が備えられ、前記蓄熱タンク内には熱交換器が設けら
れ、前記電気機器本体には前記冷却器および前記補助冷
却器を通って前記電気機器本体へ戻る冷却循環路と、前
記補助冷却器だけを通って前記電気機器本体へ戻る第2
の冷却循環路とが環状接続され、前記蓄熱タンク内の熱
交換器には前記補助冷却器を通って前記熱交換器へ戻る
蓄冷循環路が環状接続され、前記蓄熱タンクおよび前記
第2の冷却循環路には前記補助冷却器の出口側から分岐
した第2の冷却配管が接続され、前記第1の冷却循環路
および前記第2の冷却循環路に第1の熱媒体を、前記蓄
冷循環路に前記第2の熱媒体を強制循環させる熱媒体循
環装置が設置され、前記第2の冷却循環路および前記第
2の冷却配管には切替弁が取付けられたことを特徴とす
るものである。
【0011】このような請求項2の発明によれば、前記
請求項1の発明と同じく、低負荷運転時に補助冷却器に
より第2の熱媒体を冷却して蓄熱タンクへ蓄冷を行い、
過負荷運転時にこれらの冷熱を利用することができる。
しかも、請求項2の発明では切替弁の取付箇所が第2の
冷却循環路および第2の冷却配管の2か所であり、前記
請求項1の発明よりも切替弁を削減することができる。
したがって、システムの簡略化をいっそう進めることが
できる。また、通常運転時にも蓄熱タンク内の冷熱を利
用可能であり、冷却器および補助冷却器の縮小化を図る
ことができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の電気機器の冷却システムにおいて、前記蓄熱タンク内
の熱交換器には熱利用装置が接続されると共に、前記熱
交換器から前記熱利用装置を通って前記熱交換器へ戻る
熱利用循環路が環状接続され、前記熱利用循環路に前記
第2の熱媒体を強制循環させる熱媒体循環装置が設置さ
れたことを特徴としている。
【0013】このような請求項3の発明によれば、熱利
用循環路に第2の熱媒体を循環させることにより、蓄熱
タンク内の熱を給湯や暖房といった熱利用装置にて利用
することが可能となる。また、熱利用装置での利用によ
り第2の熱媒体は冷却されるので、この第2の熱媒体を
蓄熱タンクに取入れ、蓄冷を行うことができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項3記載の電気機
器の冷却システムにおいて、前記蓄熱タンクにはカプセ
ルが充填され、前記カプセルには前記冷却器で冷却でき
る温度よりも高い温度の融点を持つ相変化物質が封入さ
れたこと特徴とする。このような請求項4の発明によれ
ば、カプセル内の相変化物質は冷却器で冷却できる温度
よりも高い温度の融点を持つので、蓄熱タンクはさらに
多くの熱を蓄えることができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項4記載の電気機
器の冷却システムにおいて、前記相変化物質はNaOH・H2
O から構成されたことを特徴とする。このような請求項
5の発明によれば、相変化物質をNaOH・H2O から構成し
たので、約50℃の熱を安定して利用することが可能と
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態 [構成]以下、本発明の第1の実施の形態について図1
〜図4を参照して具体的に説明する。第1の実施の形態
は請求項1の発明に対応するものであり、図1は第1の
実施の形態の構成図である。なお、図1〜図4におい
て、図10にて示した従来例と同一の構成要素に関して
は同一の符合を付して説明を省略する。
【0017】第1の実施の形態は、冷却器2a、補助冷
却器2bおよび蓄熱タンク3が設けられている。このう
ち、冷却器2aは電気機器本体1から発生した熱を常時
冷却するが、補助冷却器2bは低負荷運転時を除いて電
気機器本体1から発生した熱を冷却するようになってい
る。また、蓄熱タンク3内には熱交換器5aが設置され
ている。
【0018】電気機器本体1には冷却器2aおよび補助
冷却器2bを通って電気機器本体1へ戻る冷却循環路8
aが環状接続されている。また、蓄熱タンク3内の熱交
換器5aには補助冷却器2bを通って熱交換器5aへ戻
る蓄冷循環路8bが環状接続されている。冷却循環路8
aには冷却器2aと補助冷却器2bの間で分岐し補助冷
却器2bをバイパスしたバイパス配管9aが接続されて
いる。さらに、蓄熱タンク3および冷却循環路8aには
補助冷却器2bと電気機器本体1の間で分岐した第1の
冷却配管9bが接続されている。
【0019】図中の符合7aは冷却循環路8aに絶縁油
またはSF6ガス等からなる第1の熱媒体4aを矢印1
0a方向に強制循環させる熱媒体循環装置である。な
お、第1の熱媒体4aは電気機器本体1内に充填されて
いる。7bは蓄冷循環路8bに空気、水または油等から
なる第2の熱媒体4bを矢印10b方向に強制循環させ
る熱媒体循環装置である。冷却循環路8aには補助冷却
器2bを挟んで切替弁6a、6dが取付けられている。
また、バイパス配管9aには切替弁6cが、第1の冷却
配管9bには切替弁6bがそれぞれ取付けられている。
【0020】[作用]以上の構成を有する第1の実施の
形態では、通常運転時において図2に示すように、切替
弁6aおよび切替弁6dを開き、切替弁6bおよび切替
弁6cを閉め、熱媒体循環装置7aを作動させる。これ
により、電気機器本体1より発生した熱は第1の熱媒体
4aを介して冷却循環路8a内を循環し、冷却器2aお
よび補助冷却器2bにて熱交換を行い、第1の熱媒体4
aは冷却される。そして、冷却された第1の熱媒体4a
は電気機器本体1へと帰着する。
【0021】低負荷運転時、特に、電気機器本体1から
の発生熱が冷却器2aのみで冷却をまかなえる場合に
は、図3に示すように、切替弁6cを開き、切替弁6
a、切替弁6bおよび切替弁6dを閉め、熱媒体循環装
置7aを作動させる。これにより、電気機器本体1より
発生した熱は第1の熱媒体4aを介して冷却循環路8a
およびバイパス配管9a内を循環し、冷却器2aにて熱
交換を行い、第1の熱媒体4aは冷却する。そして、冷
却された第1の熱媒体4aは電気機器本体1へと帰着す
る。と同時に、熱媒体循環装置7bを作動させることに
より、蓄冷循環路8b内の第2の熱媒体4bを循環さ
せ、補助冷却器2bにて熱交換を行う。このとき、第2
の熱媒体4bは冷却され、冷却された第2の熱媒体4b
は蓄熱タンク3において蓄冷される。なお、低負荷運転
時が深夜電力利用可能時間帯であれば、熱媒体循環装置
7a、7bを深夜電力で作動させることができる。
【0022】過負荷運転時には、図4に示すように、切
替弁6aおよび切替弁6bを開き、切替弁6cおよび切
替弁6dを閉め、熱媒体循環装置7aを作動させる。こ
れにより、電気機器本体1より発生した熱は第1の熱媒
体4aを介して冷却循環路8aおよび第1の冷却配管9
b内を循環し、冷却器2a、補助冷却器2bおよび蓄熱
タンク3にて熱交換を行い、第1の熱媒体4aは冷却さ
れる。そして、冷却された第1の熱媒体4aは電気機器
本体1へと帰着する。
【0023】[効果]以上のような第1の実施の形態に
よれば、低負荷運転時において補助冷却器2bを作動さ
せることにより、蓄熱タンク3に冷熱を蓄え、これを過
負荷運転時の冷却に利用することが可能である。しか
も、既存の冷却器を利用するので、蓄熱タンクへの蓄冷
のために、新たに冷凍機等を取付ける必要はない。した
がって、配管や制御系統を簡略化することができ、シス
テム全体のコンパクト化が実現する。
【0024】さらに、第1の実施の形態では、通常運転
時においても図4に示すように、切替弁6aおよび切替
弁6bを開き、切替弁6cおよび切替弁6dを閉め、熱
媒体循環装置7aを作動させ、蓄熱タンク3で蓄えた冷
熱との熱交換を行うことにより、冷却能力を高めること
ができる。そのため、冷却器2aおよび補助冷却器2b
を縮少させることができ、システムのコンパクト化をい
っそう進めることができる。
【0025】(2)第2の実施の形態 [構成]続いて、本発明の第2の実施の形態について図
5〜図8を参照して具体的に説明する。第2の実施の形
態は請求項2の発明に対応するものであり、図5は第2
の実施の形態の構成図である。なお、図5〜図8におい
て、図10にて示した従来例および前記第1の実施の形
態と同一の構成要素に関しては同一の符合を付して説明
を省略する。
【0026】電気機器本体1には冷却器2aおよび補助
冷却器2bを通って電気機器本体1へ戻る第1の冷却循
環路8dと、補助冷却器2bだけを通って電気機器本体
1へ戻る第2の冷却循環路8eとが環状接続されてい
る。蓄熱タンク3および第2の冷却循環路8eには補助
冷却器2bの出口側から分岐した第2の冷却配管9cが
接続されている。さらに、第2の冷却循環路8eおよび
第2の冷却配管9cには切替弁6eおよび6fが取付け
られている。
【0027】[作用]以上の構成を有する第2の実施の
形態では、通常運転時において図6に示すように、切替
弁6eを開き、切替弁6fを閉め、熱媒体循環装置7a
を作動させる。これにより、電気機器本体1より発生し
た熱は第1の熱媒体4aを介して第1の冷却循環路8d
および第2の冷却循環路8e内を循環し、冷却器2aお
よび補助冷却器2bにて熱交換を行い、第1の熱媒体4
aは冷却される。そして、冷却された第1の熱媒体4a
は電気機器本体1へと帰着し、電気機器本体1を冷却す
る。
【0028】低負荷運転時、特に、電気機器本体1から
の発生熱が冷却器2aのみで冷却をまかなえる場合に
は、図7に示すように、切替弁6eおよび切替弁6fを
閉め、冷却器2aに対応した熱媒体循環装置7aのみを
作動させる。これにより、電気機器本体1より発生した
熱は第1の熱媒体4aを介して第1の冷却循環路8d内
を循環し、冷却器2aにて熱交換を行い、第1の熱媒体
4aは冷却される。そして、冷却された第1の熱媒体4
aは電気機器本体1へと帰着する。と同時に、熱媒体循
環装置7bを作動させることにより、蓄冷循環路8b内
の第2の熱媒体4bを循環させ、補助冷却器2bにて熱
交換を行う。このとき、第2の熱媒体4bは冷却され、
冷却された第2の熱媒体4bは蓄熱タンク3において蓄
冷される。
【0029】過負荷運転時には、図8に示すように、切
替弁6fを開き、切替弁6eを閉め、熱媒体循環装置7
aを作動させることにより、電気機器本体1より発生し
た熱は第1の熱媒体4aを介して第1の冷却循環路8
d、第2の冷却循環路8eおよび第2の冷却配管9c内
を循環し、冷却器2a、補助冷却器2bおよび蓄熱タン
ク3にて熱交換を行い、第1の熱媒体4aは冷却され
る。そして、冷却された第1の熱媒体4aは電気機器本
体1へと帰着する。
【0030】[効果]以上のような第2の実施の形態に
よれば、第1の実施の形態の持つ効果に加えて、切替弁
の取付数を減らすことができるといった効果を得ること
ができる。すなわち、第2の実施の形態では2つの切替
弁6e、6fを備えるだけでよく、前記第1の実施の形
態よりも構成を簡略化することができる。また、第2の
実施の形態によっても前記第1の実施形態と同じく、通
常運転時において図8に示すように、切替弁6fを開
き、切替弁6eを閉め、熱媒体循環装置7aを作動さ
せ、蓄熱タンク3で蓄えた冷熱との熱交換を行うことに
より、冷却能力を高めることができる。そのため、冷却
器2aおよび補助冷却器2bを縮少させることが可能で
ある。
【0031】(3)他の実施の形態 なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものでは
なく、例えば、請求項3に対応するものとして、図9に
示すような実施の形態も包含する。すなわち、蓄熱タン
ク3内の熱交換器5bには給湯および暖房などの熱利用
装置11が接続される。また、熱交換器5bには熱交換
器5bから熱利用装置11を通って熱交換器5bへ戻る
熱利用循環路8cが環状接続されている。さらに、熱利
用循環路8cに第2の熱媒体4bを矢印10cの方向へ
強制循環させる熱媒体循環装置7cが設置されている。
この実施の形態では、熱媒体循環装置7cを作動させる
ことにより、蓄熱タンク3内の熱を給湯・暖房などの熱
利用装置11で利用することができ、また、熱利用装置
11で利用され冷却された第2の熱媒体4bは蓄熱タン
ク3に帰着し、蓄冷を行うことができる。これにより熱
エネルギーの有効利用が実現する。
【0032】さらに、上記の実施の形態において、蓄熱
タンク3に球型、円筒型またはボトル型等のカプセルを
充填し、このカプセルに相変化物質を封入しても良い。
相変化物質は、補助冷却器2bで第2の熱媒体4bを冷
却する温度よりも高く、第2の熱媒体4bが電気機器本
体1へ帰着する温度よりも低いある適当な温度を融点と
して持つ潜熱量の大きい物質であり、例えば、NaOH・H2
O からなる。このような実施の形態によれば、さらに多
くに熱を蓄えることができる。また、相変化物質として
NaOH・H2O を用いたことにより、約50℃の熱を常に安
定して利用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電気機器の
冷却システムによれば、低負荷運転時に補助冷却器によ
り蓄冷を行い、その冷熱を過負荷運転時に利用できるた
め、構成の簡略化を進めて全体のコンパクト化を図ると
共に、省エネルギー性および冷却性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図
【図2】本発明の第1の実施形態の運転図
【図3】本発明の第1の実施形態の運転図
【図4】本発明の第1の実施形態の運転図
【図5】本発明の第2の実施の形態の構成図
【図6】本発明の第2の実施の形態の運転図
【図7】本発明の第2の実施の形態の運転図
【図8】本発明の第2の実施の形態の運転図
【図9】本発明の他の実施の形態の構成図
【図10】従来の電気機器の冷却システムの構成図
【符号の説明】
1…電気機器本体 2、2a…冷却器 2b…補助冷却器 3…蓄熱タンク 4a…第1の熱媒体 4b…第2の熱媒体 5a、5b…熱交換器 6a、6b、6c、6d、6e、6f、27、28…切
替弁 7a、7b、7c…熱媒体循環装置 8a…冷却循環路 8b…蓄冷循環路 8c…熱利用循環路 8d…第1の冷却循環路 8e…第2の冷却循環路 9a…バイパス配管 9b…第1の冷却配管 9c…第2の冷却配管 10a、10b、10c…矢印(熱媒体の流れる方向) 11…熱利用装置 20…冷却塔 21…熱交換器 22…冷凍装置 23…蓄熱装置 24…凝縮器 25…蒸発器 26…受水槽 29…圧縮機 30…送水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L044 AA04 BA06 CA13 DB02 DC03 FA02 GA02 JA01 KA03 5E050 CB06 CB10 HA06 5E322 AA11 DA02 EA11 FA01 FA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器本体と、前記電気機器本体から
    発生した熱を常時冷却する冷却器と、冷熱を蓄える蓄熱
    タンクとが設けられた電気機器の冷却システムにおい
    て、 低負荷運転時を除いて前記電気機器本体から発生した熱
    を冷却する補助冷却器が備えられ、 前記蓄熱タンク内には熱交換器が設置され、 前記電気機器本体には前記冷却器および前記補助冷却器
    を通って前記電気機器本体へ戻る冷却循環路が環状接続
    され、 前記蓄熱タンク内の熱交換器には前記補助冷却器を通っ
    て前記熱交換器へ戻る蓄冷循環路が環状接続され、 前記冷却循環路には前記冷却器と前記補助冷却器の間で
    分岐し前記補助冷却器をバイパスしたバイパス配管が接
    続され、 前記蓄熱タンクおよび前記冷却循環路には前記補助冷却
    器と前記電気機器本体の間で分岐した第1の冷却配管が
    接続され、 前記冷却循環路および前記蓄冷循環路に第1の熱媒体お
    よび第2の熱媒体を強制循環させる熱媒体循環装置が設
    置され、 前記冷却循環路、前記バイパス配管および前記第1の冷
    却配管には切替弁が取付けられたことを特徴とする電気
    機器の冷却システム。
  2. 【請求項2】 電気機器本体と、前記電気機器本体から
    発生した熱を常時冷却する冷却器と、冷熱を蓄える蓄熱
    タンクとが設けられた電気機器の冷却システムにおい
    て、 低負荷運転時を除いて前記電気機器本体から発生した熱
    を冷却する補助冷却器が備えられ、 前記蓄熱タンク内には熱交換器が設置され、 前記電気機器本体には前記冷却器および前記補助冷却器
    を通って前記電気機器本体へ戻る冷却循環路と、前記補
    助冷却器だけを通って前記電気機器本体へ戻る第2の冷
    却循環路とが環状接続され、 前記蓄熱タンク内の熱交換器には前記補助冷却器を通っ
    て前記熱交換器へ戻る蓄冷循環路が環状接続され、 前記蓄熱タンクおよび前記第2の冷却循環路には前記補
    助冷却器の出口側から分岐した第2の冷却配管が接続さ
    れ、 前記第1の冷却循環路および前記第2の冷却循環路に第
    1の熱媒体を、前記蓄冷循環路に前記第2の熱媒体を強
    制循環させる熱媒体循環装置が設置され、 前記第2の冷却循環路および前記第2の冷却配管には切
    替弁が取付けられたことを特徴とする電気機器の冷却シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記蓄熱タンク内の熱交換器には熱利用
    装置が接続されると共に、前記熱交換器から前記熱利用
    装置を通って前記熱交換器へ戻る熱利用循環路が環状接
    続され、 前記熱利用循環路に前記第2の熱媒体を強制循環させる
    熱媒体循環装置が設置されたことを特徴とする請求項1
    または2記載の電気機器の冷却システム。
  4. 【請求項4】 前記蓄熱タンクにはカプセルが充填さ
    れ、 前記カプセルには前記冷却器で冷却できる温度よりも高
    い温度の融点を持つ相変化物質が封入されたことを特徴
    とする請求項3記載の電気機器の冷却システム。
  5. 【請求項5】 前記相変化物質はNaOH・H2O から構成さ
    れたことを特徴とする請求項4記載の電気機器の冷却シ
    ステム。
JP2000094124A 2000-03-30 2000-03-30 電気機器の冷却システム Pending JP2001280774A (ja)

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