JP2001278721A - アザジラクチン含有貯蔵安定性殺虫剤配合物 - Google Patents

アザジラクチン含有貯蔵安定性殺虫剤配合物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】貯蔵安定性殺虫剤であって、かつ、配合物中に
有機溶媒が存在しないで環境面から安全である殺虫剤配
合物を提供する。 【解決手段】少なくとも1種の植物油、少なくとも1種
の界面活性剤および少なくとも1種のアザジラクチンを
含む殺虫剤配合物が記載される。好ましくは、植物油は
少なくともゴマ種子油であり、界面活性剤は少なくとも
非イオン界面活性剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は殺虫剤配合物に関
し、かつ、より具体的にはアザジラクチンを含有する貯
蔵安定性殺虫剤配合物に関する。
【0002】
【従来の技術】インドセンダン木(Azadirachta indici
a)の葉、樹皮、種子などの種々の部分の抽出物は、殺虫
活性を有することが古くから公知である。特に、種子カ
ーネルはニムビン、サラニン、アザジラジオンなどとも
とに、アザジラクチンAおよびB、および構造的に関連
した化合物C,D,E,F,G,H,I,J,Kなどの
最も高い活性リモノイドを有する。天然アザジラクチン
の全ては、エピラクナ・バリベスティス(Epilachna var
ivestis)に対して、0.3〜2.8ppmの範囲でLC
50である非常に高い成長阻害活性を有することが報告
されている(H.Rembold and I Puhlmann, 1995)。100
種以上のテルペノイド代謝物がインドセンダン木のイン
ドセンダン種子/果実から報告されている。これらの活
性成分を粗製または半粗製形態で抽出し、商業的に入手
可能な担体にて液体および固体配合物の形態で使用され
る種々の方法が記載されている。脂質成分を除去した
後、得られた粗製インドセンダン種子抽出物は通常、2
0〜45%のアザジラクチンAおよびBを含み、かつ潜
在的昆虫成長制御因子および摂食妨害物であり、市販の
有害虫制御配合物の潜在的活性成分となることが示され
ている。インドセンダ種子抽出物の活性分子はむしろ大
きくかつ複雑であり、これらの担体中で不安定な傾向に
ある酸および塩基感受性官能基を有していて、これらの
抽出物の市販用途における大きな限界となっている。
【0003】これまで、アザジラクチンは広く液体の形
態で配合され、農業用穀物に対して乳化剤または溶液と
して使用されている。種々の有機溶媒および他の無機添
加剤は価格が低く、効能ある投与システムとするため
に、キャリアとして使用されている。しかしながら、多
くの有機溶媒はアザジラクチンの安定性に有害であるか
ら、このようなキャリアの使用はむしろ制限される。Du
reja(1999)は、29+/-1℃で25日間における種々の
有機溶媒中でのアザジラクチンAの分解を検討してい
る。その結果はメタノールおよびアセトン中でアザジラ
クチンAは50%分解を示し、塩化メチレン、四塩化炭
素およびクロロフォルム中で75〜80%分解、エタノ
ールおよび水中で約80%分解を示した。
【0004】貯蔵安定性アザジラクチン配合物おび安定
なアザジラクチン組成物の調製方法が提案されている米
国特許第4,556,562 号には、アザジラクチンの濃度を2
000〜4000ppmに希釈し、pHを3.5〜6.
0に調整することによって、エタノール乳化液中でアザ
ジラクチンの安定性が増加したことが報告されている。
米国特許第4,946,681 号(Walter)には、2〜5%以下の
水を含有する非プロトン性溶媒の溶液中でのアザジラク
チンのより大きな安定性が報告されている。米国特許第
5,001,146 号には、アザジラクチンの安定性は極性非プ
ロトン性溶媒の濃度を少なくとも50容量%に調整し、
含水量を15容量%以下に減少させることによって改良
されることが示されている。さらに、米国特許第5,001,
146号には、アザジラクチンの安定性は使用する溶媒の
種類に依存し、多量のある種の列挙された非プロトン性
およびアルコール性溶媒中において貯蔵することが、安
定性にとって必要であることが示されている。Murali(
米国特許第5,736,145 号)には、アザジラクチンAを含
む貯蔵安定な水溶性組成物が報告され、米国特許第5,82
7,521 号には80容量%以上の脂肪族ジヒドロキシアル
コールおよび所望により日焼け止め剤と抗酸化剤を含む
安定なアザジラクチン配合物が示されている。
【0005】米国特許第5,352,697 号にはエポキシ化合
物、好ましくはエポキシ化植物油の存在下に溶液中のア
ザジラクチンの安定性を向上させることが記載されてい
る。これらの方法は、有機溶媒によりインドセンダン種
子カーネルから調製した液状のアザジラクチン含有抽出
物の増大について記載する。
【0006】ヨーロッパ特許第9216109 号には、より大
きな安定性を有する固形のインドセンダン種子抽出物を
製造することが記載されている。インドセンダン抽出物
のアザジラクチンの安定性は、抽出物から脂質性不純物
を除去することによって改善されると報告されている
(インド特許出願第1855号)。Walter(米国特許第5,63
5,193 号)には、アザジラクチン含有固体は湿度および
揮発性極性溶媒をぞれぞれ1%および5%以下に制限す
ると安定であると報告されている。0.05〜2%の界
面活性剤および99%の固体希釈剤を含む配合物は、5
4℃で2週間保存後、アザジラクチンの少なくとも75
%を保持した安定な生体制御剤(bio-control agent) と
して特許請求されている。このような配合物は粉塵およ
び湿潤性粉末として使用してもよいが、実際には、この
ような媒介的配合物中のアザジラクチンの有効性は報告
されていない。
【0007】他の配合物は米国特許第5,695,763 号、ヨ
ーロッパ特許第9,216,109 号およびインド特許第181,84
5 号に記載される方法に従って、インドセンダン種子の
カーネルから調製された固形のインドセンダン種子抽出
物である。この産物はその活性成分、いわゆるアザジラ
クチンA、B、ニムビン、サランニンなどについては全
く安定である。
【0008】安定なアザジラクチンを含む種々の抽出物
が報告されているけれども、なおも配合状態のアザジラ
クチンの安定性には関心がもたれている。アザジラクチ
ンは種々の界面活性剤、有機溶媒中で非常に不安定であ
り、かつ貯蔵安定な商品の開発においては重大な限界と
なる液体配合物中の溶媒と界面活性剤の種々の組み合わ
せにおいても非常に不安定である。
【0009】通常の殺虫剤配合物は、大抵は石油から製
造された種々の溶媒を含み、特に有機農業、家畜業など
への用途を意図する特別な殺虫剤配合物として、このよ
うな溶媒を使用することは推奨されていないとの問題が
ある。このような溶媒の使用はたとえ低濃度であって
も、配合物の価格を高くする大量の界面活性剤と他の添
加剤を必要とする。液体配合物として広範囲の成分を使
用すること、およびこのような配合物の不安定性の問題
もまた、アザジラクチン含有穀物保護剤として商業的に
成功するには重大な関心事である。したがって、安定で
効果的な製品をもたらす単純で安定で、かつ価格の低い
担体を含む配合物の必要性がなおも存在している。
【0010】インドセンダン油、ヒマシ油、アコラス(a
corus)油、およびゴマ油などの種々の植物油は、相乗作
用により配合物の効果を増進するために添加剤として、
特定の目的をもつ用途に使用されてきた。これらの油は
有機溶媒の代替品として理想的であるが、高濃度では、
これらは植物毒性および配合物中の活性成分に対する不
安定性を引き起こすであろう。合成ピレトリン類似化合
物系殺虫剤の天然共働薬として、ゴマ油の利点が証明さ
れている。ゴマ油を添加することによる種々の昆虫に対
する種々のインドセンダン種子抽出物の効果を増加させ
る可能性が試験されている。M.Schauer(1983) は、ゴマ
油とともにレシチンIIはメチル・ターシャリー・ブチル
・エーテルから得たインドセンダン抽出物の効果を改良
し、アシルソシフォン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)
およびアフィス・ファベ(Aphis fabae) の高い致死率を
達成することを報告している。N.Z.Dimetry らはアザジ
ラクチンを含む市販のインドセンダン配合物へゴマ油を
添加すると、成虫アブラムシ、アフィス・クラシボラ(A
phis craccivora)に対する配合物の殺虫効果を増加させ
たと報告している。これらの報告はゴマ油がインドセン
ダン抽出物の効果を向上させるであろうことを示すが、
市販配合物の開発にとって重要なことであるアザジラク
チンなどのインドセンダン抽出物中のもっとも活性ある
化合物の安定性に及ぼす影響については誰も研究してい
ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、アザジラ
クチンを含み、さらに貯蔵安定性であり、かつ経済的で
ある環境に安全な殺虫剤配合物を開発する必要性が存在
する。本発明の1つの目的は、アザジラクチン含有イン
ドセンダン種子抽出物の投与系であって、いかなる溶媒
も含まず、価格が低くかつ完全に水に可溶性である投与
系を開発することにある。本発明はインドセンダン種子
抽出物およびゴマ油を含むが、有機溶媒を含まないアザ
ジラクチンにおけるより大きな効果と貯蔵安定性を有す
る組成物を提供する。本出願中に言及する特許および刊
行物の全ては本明細書中に挿入される。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様は、
有機溶媒の使用を避けた貯蔵安定な殺虫剤配合物を提供
することにある。本発明の別な態様は、貯蔵安定性を有
する殺虫剤配合物を提供することにある。本発明のさら
なる態様は、基本的には全てが天然成分であり、効率的
である殺虫剤配合物を提供することにある。本発明のさ
らなる態様と利点は、以下の説明中に部分的に記述さ
れ、また、その記述から部分的に明らかになるか、ある
いは本発明の実施によって知り得るであろう。本発明の
目的と他の利点は記載された説明と添付する請求の範囲
に特に指摘される要件とその組み合わせによって実現さ
れ、かつ得られるであろう。これらの利点おび他の利点
を達成するために、また本発明の目的に従い、本明細書
中に実施例として示され、かつ広く記述されるように、
本発明は少なくとも1種の植物油、少なくとも1種の非
イオン界面活性剤およびアザジラクチンを含む貯蔵安定
性殺虫剤配合物に関する。本発明はさらに少なくとも1
種の植物油、少なくとも1種の界面活性剤、好ましくは
非イオン系界面活性剤および少なくともアザジラクチン
を含むインドセンダン抽出物を含む貯蔵安定性殺虫剤配
合物に関する。前記一般的な説明および下記詳細な説明
の両者は、模範的であって、かつ説明にすぎないが、特
許請求されるように、本発明のさらなる説明をも提供し
ようとすることを理解されたい。
【0013】
【発明の実施の態様】本発明は少なくとも1種の植物
油、少なくとも1種の界面活性剤および好ましくはイン
ドセンダ抽出物の形態で存在するアザジラクチンを含む
殺虫剤配合物に関する。本発明の殺虫剤配合物は、貯蔵
安定であって、特に水などによって希釈され得る濃縮物
または技術的配合物として特に有用であり、植物、樹木
などに使用され得る殺虫剤配合物となる。一般的には、
本発明の濃縮物は水1リッターに対して約2.5〜5m
l、より好ましくは水1リッターに対して約3〜約4m
lの割合で水に希釈される。アザジラクチン含有配合物
への水の添加は、アザジラクチンの分解を引き起こすか
らアザジラクチンには有害である故に、通常、希釈は使
用時に行なう。水による希釈がアザジラクチンの分解を
引き起こすから、希釈配合物は約3日以内に施される必
要があろう。他の溶媒が使用され得るが、このような溶
媒は高価であるか、または環境にとって有害である。す
なわち、本発明は、好ましくは水で希釈され(例えば、
使用者によって希釈される)、かつ効果的で安全な手法
で適用される得る技術的産物または濃縮物の調製法を含
む。
【0014】本発明の濃縮物は、好ましくは実質的に水
を含まず、より好ましくは濃縮物の重量に対して約2重
量%以下、およびさらにより好ましくは1重量%以下ま
たは1/2重量%以下の水を含む。通常、もし水がこれ
ら低量で存在するとすれば、密封容器中の湿気生成によ
って存在し、意図的な水添加の結果ではないであろう。
【0015】アザジラクチンは、好ましくは少なくとも
アザジラクチンAおよび/またはBである。他の形態の
アザジラクチンが代わって、或いは好ましいアザジラク
チンと組み合わせて使用し得る。例えば、他の構造的に
関連するアザジラクチンとしては、C,D,E,F,
G,H,I,Jおよび/またはKなどを使用し得る。殺
虫剤配合物中に存在し得るインドセンダン種子抽出物
は、少なくともアザジラクチンを含む。さらに、インド
センダン種子抽出物はニムビン、サランニン、アザジラ
ジオンなどを含み得る。本発明の目的では、アザジラク
チンとは1種またはそれ以上のアザジラクチンを含む。
【0016】殺虫剤配合物中に存在するアザジラクチン
の量は、樹木および/または穀物に対する昆虫による損
害を減少または除去するような殺虫活性を有する有効量
であるが、これに限定されない。好ましくは、殺虫剤配
合物中に存在するアザジラクチンの量は、殺虫剤配合物
の重量に対して、約0.1重量%〜約5.0重量%であ
り、より好ましくは、殺虫剤配合物の重量に対して、約
0.1重量%〜約1.0重量%である。インドセンダン
種子抽出物に関しては、インドセンダン種子抽出物は、
好ましくは、殺虫剤配合物中、約0.1〜約5.0重量
%のアザジラクチンが存在するような量にて存在する。
もっとも好ましくは、殺虫剤配合物中に存在するアザジ
ラクチンは、約0.1〜約5.0重量%のアザジラクチ
ンAおよび/またはBである。
【0017】貯蔵安定性であるアザジラクチンを製造す
る方法は、米国特許第5,695,763 号に記載されている。
この全文を本明細書中に挿入する。一般的には、アザジ
ラクチンは、好ましくはインドセンダン木の種子を粉砕
し、次いで粉砕した種子から水によってアザジラクチン
および他の活性成分を抽出することによって、該種子か
ら回収される。水からのアザジラクチンおよび他の活性
成分の抽出は、水と混合せず、水よりも高いアザジラク
チン溶解性を有する非水溶性溶媒を使用して行なうか、
あるいは20℃から80℃の混濁温度を有する界面活性
剤を使用して行なわれる。次いで、濃縮アザジラクチン
を第2回目の抽出溶液から回収する。続いて、アザジラ
クチン含有溶液を濃縮して、液体炭化水素に添加してア
ザジラクチン濃縮物を生成させて、アザジラクチン沈殿
物を形成させ、次いで殺虫剤配合物に使用するために回
収する。インド特許第181,845 号に記載される方法もま
た、アザジラクチン含有抽出物の調製のために使用され
得る。アザジラクチンは米国特許第4,556,562 号および
第5,124,349 号に開示される技術および他の従来の方法
によっても回収され得る。
【0018】植物油に関しては、植物油は好ましくは殺
虫剤配合物の重量に対して約60重量%以下の量にて存
在し、より好ましくは殺虫剤配合物の重量に対して約2
0重量%〜約50重量%の植物油、もっとも好ましくは
殺虫剤配合物の重量に対して約48重量%の植物油が存
在する。植物油は好ましくはゴマ油である。2種以上の
植物油の混合物を使用してもよい。
【0019】界面活性剤に関しては、界面活性剤は好ま
しくは非イオン系界面活性剤である。もっとも好ましく
は、界面活性剤はソルビタントリオレートであり、より
好ましくは、ICI Limitedが製造する非イオン系界面
活性剤である商品名、TweenR 85のもとに販売されてい
るポリオキシエチレン20ソルビタントリオレートなど
のポリオキシエチレンソルビタントリオレートである。
界面活性剤はできるだけアザジラクチンおよび植物油が
殺虫剤配合物中に均一に分散されるような量で存在し、
界面活性剤は活性成分の殺虫活性を有意に妨げない。好
ましくは、界面活性剤は殺虫剤配合物の重量に対して約
20重量%〜約55重量%の量にて存在し、より好まし
くは約40重量%〜約50重量%、もっとも好ましくは
約48〜約50重量%の量にて存在する。2種以上の異
なった界面活性剤の混合物を使用してもよい。
【0020】これらの殺虫剤配合物は各成分を共に添加
し、従来の混合機にて該成分を混合するなどの従来の混
合技術によって調製され得る。好ましくは、界面活性剤
はアザジラクチンを含有するインドセンダン抽出物へ添
加する。次いで、後からゴマ油を添加し、配合物中で均
一に分散する程度に各成分を共に混合する。
【0021】実時間や加速条件(特に54℃)における
アザジラクチンの挙動は、全く異なる。配合物中のアザ
ジラクチンAの安定性データは、加速貯蔵試験が実時間
条件でのアザジラクチンAの分解性を過大評価すること
を示す。加速貯蔵試験条件(54℃)では、アザジラク
チンAの分解が14日後には66%であるが、20℃の
実時間条件では、1ケ月当たり約0.9%の分解が、1
年間当たり11%の全分解とともに観察された。すなわ
ち、例えば、本発明の配合物(処方III,実施例2)は5
4℃で14日間にたった35.35%の分解を記録した
ように、高い安定性を有すると予想され得る。
【0022】本発明の殺虫剤配合物、好ましくは、濃縮
物は全く貯蔵安定性を有し、したがって、市販用途にお
いて非常に有益である。好ましくは、本発明の殺虫剤配
合物は密封容器中に25℃で1年間保存した後に、最初
存在していたアザジラクチンの少なくとも90重量%が
残存するような安定性を有する。もっとも好ましくは、
本発明の殺虫剤配合物は密封容器中に室温で1年間保存
した後に、最初存在していたアザジラクチンの少なくと
も90重量%が残存する程度の貯蔵安定性を有する。
【0023】有機溶媒を含まず、なおも貯蔵安定な本発
明の殺虫剤配合物の能力は、多くの用途で有機溶媒の使
用が推奨されていないから、市販の入手可能な配合物以
上のメリットを有する。
【0024】本発明の他の態様は、本明細書中に記載さ
れる発明の明細および実施例を検討すれば当業者には明
白であろう。詳細な説明と実施例は実際的なものとして
のみ考慮されることを意図するが、本発明の真の範囲と
真髄とは下記特許請求の範囲およびその均等物によって
示されるであろう。
【0025】
【実施例】実施例 1.アザジラクチン配合物の調製 種々の配合物の調製に使用したアザジラクチンの乾燥イ
ンドセンダン種子抽出物は、インド特許第181,845 号に
記載される方法に従って調製した。インドセンダン種子
抽出粉末は、通常、30〜45重量%のアザジラクチン
(A、25〜35%およびB、5〜9%)を含んでい
た。下記配合物の調製には、40.26重量%のアザジ
ラクチン(A、31.51% 及び B、8.75%)を含む試料
のうちの1つが使用された。全試料および配合物中のア
ザジラクチン含量の分析は、Kleeberg(1994)に記載され
る方法に従って、外部分析用純粋アザジラクチン標準品
を使用してHPLCにて行った。
【0026】処方I:アザジラクチンを含むインドセン
ダン種子抽出粉末3.103gを円錐フラスコ中のTwee
n 85界面活性剤(96.90g)の十分に攪拌した液体中にゆっ
くりと添加し、澄明な均質混合物が得られるまで、攪拌
を30分間続けた。配合物中のアザジラクチン含量は
1.24重量%であることが判明した。
【0027】処方II:アザジラクチンを含むインドセン
ダン種子抽出粉末3.1gを円錐フラスコ中のTween 85
界面活性剤(72.00g)の十分に攪拌した液体中にゆっくり
と添加し、固体が完全に溶解するまで、攪拌を30分間
続けた。これにゴマ油を添加し(25.04g)、内容物を完全
に混合して澄明な均質配合物を得た。配合物中のアザジ
ラクチン含量は1.27重量%であることが判明した。
【0028】処方III :アザジラクチンを含むインドセ
ンダン種子抽出粉末3.15gを円錐フラスコ中のTwee
n 85界面活性剤(48.86g)の十分に攪拌した液体中にゆっ
くりと添加し、固体が完全に溶解するまで、攪拌を45
分間続けた。これにゴマ油を添加し(48.0g) 、内容物を
完全に攪拌して澄明な均質配合物を得た。配合物中のア
ザジラクチン含量は1.24重量%であることが判明し
た。
【0029】処方IV:アザジラクチンを含むインドセン
ダン種子抽出粉末3.11gを円錐フラスコ中のTween
85界面活性剤(22.03g)の十分に攪拌した液体中にゆっく
りと添加し、固体が完全に溶解するまで、攪拌を約60
分間続けた。これにゴマ油を添加し(75.03g)、内容物を
20分間攪拌した。配合物はTween 85界面活性剤とゴマ
油がこの割合では非均質であると判明し、静置して界面
活性剤と油の層を分離させた。このようにして得られた
個々の層は、分離濾斗を使って分離した。アザジラクチ
ンを0.26重量%含むゴマ油画分が、ゴマ油中のアザ
ジラクチンの安定性評価のために使用された。
【0030】処方V:アザジラクチンを含むインドセン
ダン種子抽出粉末3.11gを円錐フラスコ中のTween
85界面活性剤(32.24g)およびシクロヘキサノン(32.36g)
の十分に攪拌した液体中にゆっくりと添加し、固体が完
全に溶解するまで、攪拌を30分間続けた。これにイン
ドセンダン油を添加し(32.20g)、内容物を澄明な均質配
合物を得るまで完全に攪拌した。配合物中のアザジラク
チン含量は、1.25重量%であると判明した。
【0031】2.ゴマ油を含むアザジラクチン配合物の
安定性 実施例1で得た処方I〜IVの配合物の安定性を54℃で
検討した。各試料(20g) を密封したガラス製バイアル中
へ入れて、28日間、54℃のオーブン中で保持した。
試料を各週毎に取り出して、HPLCを使用してアザジ
ラクチン含量を分析した。その結果(表1)は他の処方
に比べて、より高い安定性が処方IIおよびIII にて達成
されたことを示す。
【0032】
【表1】
【0033】3.ゴマ油とインドセンダン油を含むアザ
ジラクチン配合物のスポドプテラ・リツラ(Spodoptera
litura)に対する摂食抑制効果 処方I〜III およびVを昆虫、スポドプテラ・リツラ(S
podoptera litura) に対する摂食抑制効果について試験
した。ヒマの円盤状葉を切断し、アザジラクチン濃度が
30および50ppmである種々の配合物に浸漬し、5
日齢のS.litura幼虫に与えた。実験は、処置毎に10匹
の昆虫を使用して、3回繰り返した。摂食抑制効果の百
分率は、処置後、2、5、10および14日後に、処置
群とコントロール群で消費された葉の領域の差を計算し
て得た。ゴマ油を48重量%含有する処方III はより高
い摂食抑制活性を示した。
【0034】
【表2】 同じ文字をともなう1列中の平均値は、その値が類似
し、ダンカン・マルチプル・レンジ・テスト(DMR
T)の有意な差異(p<0.001)を示さないことを意味す
る。
【0035】4.ゴマ油とインドセンダン油を含むアザ
ジラクチン配合物のスポドプテラ・リツラ(Spodoptera
litura) に対する成長阻害効果 処方I〜III とIVの昆虫成長阻害活性を昆虫、S.litura
に対して試験した。アザジラクチン濃度が30および5
0ppmである種々の配合物で処理したヒマの葉を5日
齢のS.litura幼虫に与えた。この実験は処置毎に10匹
の昆虫を使用して実施し、3回繰り返した。成長阻害は
処置後、2、5、7、10および14日に幼虫の体重を
測定して評価した。各処置群の平均体重は、コントロー
ルに対する%として表示した。ゴマ油48重量%を含む
処方III はまた、昆虫、スポドプテラ・リツラ(Apodopt
era litura) に対する最も高い成長阻害活性を示した
(表3)。
【0036】
【表3】 同じ文字を伴なう1列中の平均値は、統計的にDMRT
の有意性(p<0.001)を示さない。
【0037】5.ゴマ油とインドセンダン油を含むアザ
ジラクチン配合物のスポドプテラ・リツラ(Spodoptera
litura) に対する致死効果 昆虫、スポドプテラ・リツラ(Spodoptera litura) に対
するアザジラクチン配合物(I〜III とV)の殺虫(致
死)活性を検討した。致死試験では、アザジラクチン濃
度が30および50ppmである種々の配合物で処理し
たヒマの葉を5日齢のS.litura幼虫に与えた。この実験
は処置毎に10匹の昆虫を使用して、3回繰り返した。
致死百分率は処置後、5、7、10および14日後に評
価した。評価データ(表4)はゴマ油48重量%を含む
処方III がまたもや、昆虫、スポドプテラ・リツラ(Spo
doptera litura) に対する最も高い全体致死率を示し
た。
【0038】
【表4】 同じ文字を伴なう1列中の平均値は、統計的にDMRT
の有意性(p<0.001)を示さない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スレエニバサ ラオ ダマルラ インド バンガローレー 560 043 II クロス,80エフティー. ロード カリア ナナガール(ピーオー) イースト ポイ ント アカデミー スリ ベンカテスワラ ニラヤ ビハインド (72)発明者 スリニバサ スリダハル インド バンガローレー 560 036 クリ シュナラヤプラム デヴァサンドラ ソヌ ヴィラ’ビハインド ポリス クオータ ズ (72)発明者 クリシュナサミ ラマン インド チェンナイ 600 058 アンナナ ガール ウェスト Extn. パンニー ル ナガール 398 シルバルルバール サライ (72)発明者 マムブルリー チャンドラセカラン ゴピ ナサン インド バンガローレー 560 084 カリ アナパリア 1187 アヌグラハ ムニスワ マッパ ガーデン

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の植物油、少なくとも1
    種の界面活性剤およびアザジラクチンを含む殺虫剤配合
    物であって、該配合物が貯蔵安定性である殺虫剤配合
    物。
  2. 【請求項2】 少なくとも1種の植物油、少なくとも1
    種の非イオン界面活性剤およびアザジラクチンを含む殺
    虫剤配合物であって、該配合物が貯蔵安定性であり、か
    つ、実質的に水を含有しない殺虫剤配合物。
  3. 【請求項3】 少なくとも1種の植物油、少なくとも1
    種の非イオン界面活性剤およびインドセンダン種子抽出
    物を含む貯蔵安定性殺虫剤配合物であって、該インドセ
    ンダン種子抽出物がアザジラクチンを含む貯蔵安定性殺
    虫剤配合物。
  4. 【請求項4】 前記植物油はゴマ種子油である、請求項
    3記載の配合物。
  5. 【請求項5】 前記植物油は植物油重量に対して1重量
    %以下である遊離脂肪酸を含む、請求項3記載の配合
    物。
  6. 【請求項6】 前記アザジラクチンは前記組成物中、約
    0.1〜約5.0重量%存在する、請求項3記載の配合
    物。
  7. 【請求項7】 前記アザジラクチンは前記組成物中、約
    0.1〜約1.0重量%存在する、請求項3記載の配合
    物。
  8. 【請求項8】 前記アザジラクチンはアザジラクチン
    A、アザジラクチンBまたはその両者である、請求項3
    記載の配合物。
  9. 【請求項9】 前記配合物は、密封容器中、25℃で1
    年間保存後、最初に存在したアザジラクチンの少なくと
    も90重量%が残存するような貯蔵安定性を有する、請
    求項3記載の配合物。
  10. 【請求項10】 前記配合物は約1重量%〜約60重量
    %の植物油、約1重量%〜約5重量%のアザジラクチン
    および約20重量%〜約55重量%の前記非イオン界面
    活性剤を含む、請求項3記載の配合物。
  11. 【請求項11】 前記界面活性剤はソルビタンポリオキ
    シエチレントリオレートである、請求項10記載の配合
    物。
  12. 【請求項12】 前記植物油はゴマ種子油である、請求
    項10記載の配合物。
  13. 【請求項13】 前記配合物は実質的に水を含まない、
    請求項10記載の配合物。
  14. 【請求項14】 少なくとも1種の植物油、少なくとも
    1種の非イオン界面活性剤および少なくとも1種のイン
    ドセンダン抽出物を互いに混合して、前記配合物を生成
    することによって形成した貯蔵安定性殺虫剤配合物であ
    って、該インドセンダン抽出物が少なくともアザジラク
    チンを含む貯蔵安定性殺虫剤配合物。
  15. 【請求項15】 前記少なくとも1種の植物油はゴマ種
    子油である、請求項14記載の配合物。
  16. 【請求項16】 前記非イオン界面活性剤はソルビタン
    ポリオキシエチレントリオレートである、請求項14記
    載の配合物。
  17. 【請求項17】 前記配合物は実質的に有機溶媒を含ま
    ない、請求項1記載の配合物。
  18. 【請求項18】 前記配合物は実質的に有機溶媒を含ま
    ない、請求項10記載の配合物。
  19. 【請求項19】 前記配合物は実質的に有機溶媒を含ま
    ない、請求項14記載の配合物。
  20. 【請求項20】 前記配合物は使用時に水で希釈され
    る、請求項1記載の配合物。
  21. 【請求項21】 前記配合物は使用時に水で希釈され
    る、請求項2記載の配合物。
  22. 【請求項22】 前記配合物は使用時に水で希釈され
    る、請求項10記載の配合物。
  23. 【請求項23】 前記植物油は、約20重量%〜約50
    重量%の量で存在し、前記界面活性剤は約40重量%〜
    約50重量%の量にて存在する、請求項10記載の配合
    物。
  24. 【請求項24】 前記植物油はゴマ種子油である、請求
    項23記載の配合物。
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