JP2001278526A - 画像形成装置、画像形成方法、及び媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、及び媒体

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JP2001278526A
JP2001278526A JP2000091572A JP2000091572A JP2001278526A JP 2001278526 A JP2001278526 A JP 2001278526A JP 2000091572 A JP2000091572 A JP 2000091572A JP 2000091572 A JP2000091572 A JP 2000091572A JP 2001278526 A JP2001278526 A JP 2001278526A
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sheet
unit
stacking
image forming
sheets
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JP2000091572A
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English (en)
Inventor
Yuji Morishige
盛重  祐治
Shigeru Sugita
茂 杉田
Kazunori Sasa
和徳 佐々
Kazuo Onodera
和夫 小野寺
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Canon Inc
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Aptex Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/20Belts
    • B65H2404/26Particular arrangement of belt, or belts
    • B65H2404/265Arrangement of belt forming a deformable ring, e.g. driven in the nip of a roller pair

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価、かつ簡単な制御で正確に排紙トレイ
(積載手段)を位置決めできるようにする。 【解決手段】 スタックトレイの積載面の位置、すなわ
ち測定した距離によって測距センサの精度が一律でな
く、距離が遠い方が、実際の距離と測定された距離の誤
差が大きいので、遠い位置での測定データをもとにスタ
ックトレイを移動開始すると同時に、測距センサにより
逐次距離を測定し、その測距データに基づいてスタック
トレイの積載シートの最上面が所定高さであることを検
知するまでスタックトレイを移動させる。また、測距セ
ンサの精度が悪くなる方向、例えば測距センサから積載
面までの距離が近い側から遠い方向へ移動する場合に
は、移動前に行った測定結果をもとに移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に画像形
成済みのシートに対して折り,仕分け,綴じ等の処理を
施して排出する際の排出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置は、コピ
ー等の処理に要する手間を軽減するために、原稿を自動
的に給送するための原稿自動送り装置や、画像が記録さ
れたシートの揃えや分類等を行うソート処理、複数枚の
シートからなる束を選択的に綴じる綴じ処理、複数枚の
シートからなる束を選択的に折り込む折り処理、シート
或いはシート束を積載収容するスタック処理等の処理を
選択的に施すための所謂フィニッシャ、ステッチャ等の
シート処理装置が取り付けられるように構成されてお
り、これらを接続することによって画像形成装置を構成
している。
【0003】上記シート処理装置では、選択的に処理が
施されたシート束を積載部上に排出し積載するようにし
ている。その際、積載性を安定させるために、排出され
る積載部の積載面が所定高さに制御されるように、測距
センサ等によってあらかじめ検出された距離をもとにし
て積載手段を上下させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、積載部の積載面の位置、すなわち測定した距
離によってセンサの精度が一律でない場合、例えば測距
センサ等のように遠い距離の方が、実際の距離と測定さ
れた距離の誤差が大きい場合には、その測定されたデー
タをもとに積載部を移動させるため、積載面の高さが所
定高さから若干ずれる可能性があった。
【0005】この問題を解決するためには、例えば複数
の測距センサ等を用いることも考えられる。しかし、複
数の測距センサ等を用いた場合には、コスト高を招くと
ともに、どの測距センサからの信号を測距データとして
採用するか等の測定制御が煩雑になってしまうという新
たな問題が生じてしまう。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、その課題は、安価、かつ簡単な制御で正確に排
紙トレイを位置決めできるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、少なくとも画像形成処理済みのシートを
積載する積載手段と、前記積載手段を昇降させる昇降手
段と、前記積載手段の積載面、もしくは積載されたシー
トの最上面までの距離を検知する検知手段とを有する画
像形成装置において、前記昇降手段により前記積載手段
を所定位置に昇降させる際に、少なくとも該昇降動作時
に前記検知手段により順次検知される複数の測距データ
に基づいて該昇降動作を制御する制御手段を備えてい
る。
【0008】また、本発明は、少なくとも画像形成処理
済みのシートを積載する積載手段と、前記積載手段を昇
降させる昇降手段と、前記積載手段の積載面、もしくは
積載されたシートの最上面までの距離を検知する検知手
段とを用いて一連の画像形成処理を行う画像形成方法に
おいて、前記昇降手段により前記積載手段を所定位置に
昇降させる際に、少なくとも該昇降動作時に前記検知手
段により順次検知される複数の測距データに基づいて該
昇降動作を制御している。
【0009】また、本発明は、少なくとも画像形成処理
済みのシートを積載する積載手段と、前記積載手段を昇
降させる昇降手段と、前記積載手段の積載面、もしくは
積載されたシートの最上面までの距離を検知する検知手
段とを有する画像形成装置に適用可能なコンピュータ読
み取り可能な媒体において、前記昇降手段により前記積
載手段を所定位置に昇降させる際に、少なくとも該昇降
動作時に前記検知手段により順次検知される複数の測距
データに基づいて該昇降動作を制御する内容を有してい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0011】図1は本発明を適用し得る画像形成装置の
一例である複写機の内部構成説明図であり、この複写機
は画像形成装置本体Aにシート処理装置Bを結合して構
成されている。また前記シート処理装置Bは、画像形成
装置本体Aで画像記録したシートを部数毎にソート処理
可能なフィニッシャユニットCと、複数枚のシートを綴
じて折り込み製本可能なステッチャユニットDとを有す
る。
【0012】ここでは、まず画像形成装置の全体構成、
及びシート処理装置BのステッチャユニットDについて
概略説明し、次にシート処理装置Bのフィニッシャユニ
ットCについて詳細に説明する。
【0013】[画像形成装置の全体構成]画像形成装置
本体Aは装置上部に装着された原稿給送装置1から自動
給送した原稿をスキャナ2によって光学的に読み取り、
その情報をデジタル信号として画像形成部3へ送信して
普通紙やOHPシート等の記録シートに記録するもので
ある。
【0014】画像形成装置本体Aの下部には各種サイズ
のシートを収納した複数のシートカセット4が装着さ
れ、該シートカセット4から搬送ローラ5によって搬送
されたシートに対して画像形成部3において電子写真方
式によって画像記録する。即ち、スキャナ2で読み取っ
た情報に基づいて光照射部3aからレーザー光を感光体
ドラム3bに照射して潜像を形成し、これをトナー現像
してシートに転写し、これを定着器6へ搬送して熱及び
圧力印加によって永久定着するものである。
【0015】そして、前記シートを片面記録モードの場
合はシート処理装置(シート後処理装置)Bへと送り込
み、両面記録モードの場合はスイッチバックによって再
送パス7へ搬送し、一方面に記録したシートを再度画像
形成部3へ搬送して他方面に画像を形成した後、シート
処理装置Bへと送り込むものである。
【0016】尚、前記シートの給送はシートカセット4
からの給送のみならず、マルチトレイ8からも給送可能
となっている。
【0017】シート処理装置Bにおけるフィニッシャユ
ニットCは、図2に示すように構成されており、シート
を排出するに際し、通常の排出モードの他に、オフセッ
トモード、ステイプルモード等の各モードに応じた排出
処理を可能とするものである。
【0018】ここでオフセットモードは、シートを各部
数毎にソートして排出する際に、各部の一枚目のシート
が排出されるときにサイドガイド11を移動させて所定
量シート幅方向(シート搬送方向と直交する方向)へず
らし、各部の二枚目以降のシートは通常排出することに
よって各部の境界がわかるように排出する動作モードの
ことである。
【0019】尚、シート幅方向サイズに対して所定量シ
ートを移動させるスペースがない場合は、基準ガイド3
7をステイプルトレイ12より下部に退避させ、シート
移動量を十分に確保する。
【0020】また、ステイプルモードは各部数毎にソー
トして排出する際に、ステイプルトレイ12に積載整合
し、これをステイプラ13によって針止めし、各部数毎
に綴じて排出する動作モードである。
【0021】尚、前記シート排出に際しては、シートを
一枚ずつ排出する通常の排出制御の他に、二枚のシート
を同時に排出可能な二枚排出制御が可能となっている。
この二枚排出制御は、画像形成装置本体Aからシート処
理装置Bに送られてきたシートをフィニッシャユニット
C内に設けたバッファパス14に滞留させ、次に排出さ
れてくるシートと重ねて二枚同時に排出する動作制御で
ある。
【0022】一方、シート処理装置Bにおけるステッチ
ャユニットDは、図3に示すように構成されており、画
像形成装置本体Aから排出されたシートを部数単位で整
合すると共に、ステイプルユニットによって針止めし、
且つこれを二つ折りして製本するものである。これを概
略説明すると、画像形成装置本体Aから排出されたシー
トをステッチャユニットDの縦パス60に搬送し、シー
ト下端がストッパ62に当接するように部数単位で積載
整合し、これをステイプルユニット61によってシート
長さ方向(シート搬送方向)の中央位置において2ヶ所
針止めして綴じる。
【0023】次にストッパ62を下方へ移動させて前記
綴じ位置が折りローラ78のニップ位置に至るようにシ
ート束を移動させ、突き板79で綴じ位置を突くと共
に、シート束が前記綴じ位置で二つ折りされるように折
りローラ78でニップ搬送する。これによってシート長
さ方向の中央で綴じられると共に、二つ折りされて製本
されたシート束が積載トレイ106に排出されるように
なるものである。
【0024】[フィニッシャユニット]次にシート処理
装置BにおけるフィニッシャユニットCの各部の構成に
ついて詳細に説明する。
【0025】画像形成装置本体Aからフィニッシャユニ
ットCに排出されたシートPは、通常モードにあっては
搬送ローラ15で搬送されると共に、上流排出ローラ対
16及び下流排出ローラ対17でスタックトレイ18に
排出される。スタックトレイ18は上下方向に移動可能
に複数個設けられると共に、その下部に内蔵される駆動
源によって上下方向に移動するようになっている。ソー
ト排出の場合は前記複数のスタックトレイ18を順次排
出口に移動させることによってシートPを各部数毎にソ
ートした状態で排出することができる。またオフセット
モード及びステイプルモードの場合には、1個のスタッ
クトレイ18に対してオフセット処理、或いはステイプ
ル処理してソート状態で排出することが可能である。更
に、割り込みモードの場合には、前記スタックトレイ1
8に排出することなく、上部トレイ19に排出すること
もできるようになっている。
【0026】[オフセット排出処理]フィニッシャユニ
ットCは前述したように、オフセットモードによるソー
ト処理が可能であり、このモードにあっては、図4に示
すように、1個のスタックトレイ18にすべての部数を
排出し、且つ部数単位で排出する際に、各部の一枚目の
シートP1を二枚目以降のシートPよりもシート幅方向
へずらすことにより、各部の境界を明確にするものであ
る。
【0027】そのために、前記下流排出ローラ対17は
ユニット本体に設けられた下流排出ローラ17aと、ユ
ニット本体に対して回動軸を中心に揺動可能な揺動ガイ
ド20に取り付けられた移動排出ローラ17bとで構成
され、揺動ガイド20が上方へ開くと、図4に示すよう
に、下流排出ローラ対17が離間するように構成されて
いる。また、上流排出ローラ対16と下流排出ローラ対
17の間にシートPの幅方向一方側をガイドする整合手
段であるサイドガイド11がシート幅方向に移動可能に
構成されている。これにより、オフセットモードの際に
は、ソートする各部数の一枚目のシートP1が排出され
たときに、図5に示すように、シート後端が上流排出ロ
ーラ対16と下流排出ローラ対17の間に搬送されてス
テイプルトレイ12に落下した時点で揺動ガイド20を
上方へ開き、その後、サイドガイド11を矢印方向へ移
動させ、一枚目のシートP1を所定量移動する。そし
て、揺動ガイド20を閉じてシートP1をスタックトレ
イ18に排出する。その後、二枚目以降のシートPを通
常排出することにより、図4及び図5に示すように、各
部数の一枚目のシートP1がずれた状態で排出される。
前述のように、シート幅方向サイズに対して所定量シー
トを移動させるスペースがない場合は、基準ガイド37
をステイプルトレイ12より下部に退避させ、シート移
動量を十分に確保する。{オフセット時の二枚排出制
御}前記オフセット排出にあっては、各部数の一枚目の
シートP1を排出するときに、前述したようにシートP
1 のオフセット処理が必要であり、その処理が終了す
るまで二枚目以降のシートPを排出できない。そのた
め、二枚目のシート排出を待たせる必要があり、その分
処理時間を長く必要としていた。
【0028】そこで、前記オフセット処理の間に二枚目
のシートPをバッファパス14に滞留させ、二枚目のシ
ートと三枚目のシートを同時に排出することにより、オ
フセットモードにあってもシート排出を待たせることな
く排出可能として処理時間の短縮を図っている。
【0029】そのための二枚排出制御について説明す
る。一枚目のシートがオフセット処理されている間に、
二枚目のシートが画像形成装置本体Aからフィニッシャ
ユニットCに搬送されくると、図6に示すように、第一
フラッパ21及び第二フラッパ22の上流側端部が下方
へ位置することで、バッファパス14へ送られる。バッ
ファパス14へ送られた先行シート(オフセットモード
の場合は二枚目のシート)P2 は駆動回転するバッフ
ァローラ23及びこれにシートを押圧して従動回転する
バッファコロ24により、バッファローラ23に巻き付
く形で図示矢印方向へ送られる。ここで、第三フラッパ
25は先行シートP2 がバッファローラ23に巻き付
く方向へ送られるように回動する。
【0030】また、バッファセンサ26によって先行シ
ートP2の先端を検知し、先行シートP2の先端が所定
位置に到達したときにバッファローラ23の駆動を停止
してバッファパス14内に停止させる。そして、図6に
示すように、後行シート(オフセットモードの場合は三
枚目のシート)P3が進入してくると、バッファローラ
23が回転を開始し、図7に示すように、先行シートP
2と後行シートP3を重ねて搬送する。更に、先行シー
トP2の後端が第三フラッパ25の位置を過ぎると、該
第三フラッパ25は上流排出ローラ対16の方向へ二枚
のシートP2,P3が送られるように回動し、シートP
2,P3を二枚重ねたままスタックトレイ18上へ排出
する。
【0031】以上の二枚排出制御動作を行うことで、オ
フセット処理動作を行っている間に、上流排出ローラ対
16からシートを排出することがなく、そのため画像形
成装置本体の動作も停止させる必要がない。このため、
オフセットモードにおいても処理時間が長くなることが
なく、迅速なオフセット排出が可能となる。
【0032】尚、本実施形態ではバッファローラ23に
一枚のシートPを巻き付けるようにしたが、オフセット
処理動作を行う時間を更に稼ぐために、二枚以上のシー
トを巻き付け、三枚以上のシートを同時に排出するよう
にすることも可能である。また、バッファローラ23に
巻き付けたシートは後続のシートが無くてもバッファロ
ーラ23に巻き付けたシートのみで排出及び積載が可能
である。
【0033】また、オフセットモードによるソート処理
時に、オフセットされるシートが各部の一枚目のシート
である場合を例示して説明したが、これに限定されるも
のではなく、例えば各部の最後のシートがオフセットさ
れる場合であっても有効である。更にオフセットされる
シートは一枚に限定されるものではなく、複数枚であっ
てもよい。
【0034】また、前記二枚排出制御はオフセット処理
の際に行うのみならず、後述するステイプルモードにお
けるステイプル処理の際に行うことにより、ステイプル
処理にかかる時間を有効に使用することも可能である。
【0035】{二枚排出制御のシート待機位置}前述し
た二枚排出制御にあっては、バッファパス14内に待機
している先行シートP2と画像形成装置本体Aから排出
された後行シートP3の先端のズレ量が一定となるよう
に搬送する必要があるが、そのために、後行シートP3
が図6に示す進入センサ27位置を通過したとき或いは
後行シートP3が進入センサ27を通過してから所定ク
ロック経過後にバッファローラ23の回転を開始し、先
行シートP2と後行シートP3の先端のズレ量が一定と
なるようにしている。
【0036】しかし、画像形成装置本体Aから排出され
る後行シートP3の搬送速度は画像形成モードやシート
の種類等によって変更される。これに対してバッファロ
ーラ23の起動タイミングが一定となっているため、先
行シートP2と後行シートP3の搬送速度が異なると、
両シートP2,P3の先端にズレが生ずるおそれがあ
る。
【0037】そこで、画像形成モードやシートの種類に
よる後行シートP3の搬送速度は画像形成装置本体から
取得可能であるため、後行シートP3の搬送速度に応じ
てバッファパス14に停止させる先行シートP2の先端
位置を変更するように構成している。具体的には、図6
において、バッファパス14内に先行シートP2を待機
させる際に、先行シート先端がバッファセンサ位置を通
過してから停止するまでの搬送量が、後行シートP3の
搬送速度が速い場合には多く、逆に遅い場合には少なく
なるように設定されている。これにより、バッファロー
ラ23の回転開始から先行シートP2の先端が後行シー
トP3との合流点に至るまでの時間は、後行シートP3
の搬送速度が速いときは短く、遅いときは長くなる。従
って、バッファローラ23の起動タイミングが一定であ
っても、先行シートP2と後行シートP3の先端は常に
所定のズレ量となるように搬送されることになる。
【0038】尚、先行シートP2と後行シートP3の先
端を一致させる構成としては、前述のように先行シート
P2の待機位置を変更する方法以外にも、バッファロー
ラ23の回転開始タイミングを変更することでも可能で
ある。例えば、先行シートP2はバッファパス14内の
一定位置で待機させておき、後行シートP3の搬送速度
が速い場合には該後行シートP3が進入センサ27を通
過した直後にバッファローラ23の回転を開始し、後行
シートP3の搬送速度が遅い場合には後行シートP3が
進入センサ27を通過して所定時間経過後にバッファロ
ーラ23の回転を開始するように制御する。このように
後行シートP3の搬送速度に応じて先行シートP2の搬
送開始タイミングを変更することによって両シートP
2,P3の先端のズレ量を一定にすることも可能であ
る。
【0039】尚、後行シートP3の搬送速度は、前述の
ように画像形成装置本体Aから取得するようにしてもよ
いが、一般的には先行シートP2と同一速度で搬送され
てくるため、先行シートP2の搬送速度を検出すること
によって取得するようにしてもよい。
【0040】{二枚排出制御における排出信号送出時
期}画像形成装置本体Aからシート処理装置Bへシート
が送られ、所定の処理が行われるとシート排出信号が送
出される。しかし、図8のフローチャートに示すよう
に、二枚排出制御において、搬入センサ28(図2及び
図6参照)によってシートが検出され(ステップS
1)、バッファパス14内に先行シートP2が搬送され
た時点で先行シートP2の排出信号を送出し(ステップ
S2)、次に後行シートP3が所定位置に搬送され、そ
の後二枚排出後に後行シートP3の排出信号を送出する
(ステップS3〜S5)ように構成すると、該排出信号
が送出された後(図8におけるステップS2とS3の
間)、後行シートP3にジャム(紙詰まり)等が発生し
て装置が停止した場合、ジャム処理によって後行シート
P3と共にバッファパス14内の先行シートP2も除去
されることになる。このため、ジャムから復帰して継続
して画像形成を再開した際に、前記先行シートP2はス
タックトレイ18等に排出されていないにもかかわら
ず、装置本体は排出信号の送出によって排出済みと認識
することになる。このため、ページが飛ばされて処理さ
れることになる。
【0041】そこで、図9のフローチャートに示すよう
に、先行シートP2がバッファパス14に搬送された時
点では排出信号を送出せず、後行シートP3と重ね合わ
され、共にバッファパス14から排出され、両シートP
2,P3の先端が上流排出ローラ対16の直前にある排
出センサ29(図2及び図6参照)によって検出された
時点で先行シートP2 と後行シートP3の排出信号を
送出するように構成する(ステップS11〜S15)。
【0042】このように構成することにより、先行シー
トP2がバッファパス14内に待機しているときに(図
9におけるステップS11とS12の間)、後行シート
P3がジャムしたとして装置が停止した場合でも、その
時点では先行シートP2の排出信号は送出されていな
い。そのため、ジャム処理によって先行シートP2をバ
ッファパス14から除去した後、ジャム復帰して画像形
成が再開したときには、再度先行シートP2の分から画
像形成を行わせることが可能となり、ページが飛ばされ
て処理されてしまうことを防止することができる。
【0043】尚、前述した二枚排出制御はオフセット処
理時や後述するステイプル処理時に行うと有効である
が、それ以外の場合においても二枚排出制御を行うよう
にしてもよい。また、逆に二枚排出制御を行わないよう
に設定することも当然可能である。
【0044】{サイドガイドの形状}前述した二枚排出
制御により、或いは通常の排出モードによって排出され
るシートは図2における上流排出ローラ対16及び下流
排出ローラ対17によってスタックトレイ18に排出さ
れるが、このとき両排出ローラ対16,17の間に位置
するステイプルトレイ12は下方へ落ち込んでいる(図
2参照)。このため、図10(a)に示すように、排出
されるシートPの先端が下方へカール等していると前記
ステイプルトレイ12に垂れ下がるようになり、その状
態で搬送されると下流排出ローラ対17によってニップ
されたときに、図10(b)に示すように、シート先端
で折り込まれてしまう可能性がある。
【0045】そのため、図11に示すように、サイドガ
イド11の形状を略三角形状で、上部がステイプルトレ
イ12に落ち込まない形状に構成する。このサイドガイ
ド11を、排出されるシート幅よりも内側(シート排出
領域)位置に待機させ、これにより、排出されるシート
Pは、図11に示すように、サイドガイド11の上部で
ガイドされステイプルトレイ12に垂れ下がることなく
下流排出ローラ対17へ搬送される。よって前述のよう
にシート先端が下流排出ローラ対17によって折り込ま
れることなく排出される。
【0046】尚、サイドガイドの形状が、図10(a)
に示すように、下流排出ローラ対17の手前で切れてい
る形状にすると、該サイドガイド500の上部でシート
Pをガイドしてもサイドガイド500によるガイドがな
くなった後にシートPがステイプルトレイ12に垂れ下
がる可能性がある。このため、本実施形態のサイドガイ
ド11(図11参照)のように上流排出ローラ対16か
ら下流排出ローラ対17までシートPをガイドし得る形
状にすることが望ましい。
【0047】また、尚、上流排出ローラ対16から前記
サイドガイド11までの間にシートPをガイドする補助
ガイド30を設けると、シートPの垂れ下がり防止によ
り効果的である。
【0048】尚、前述したようにサイドガイド11はシ
ートPの排出領域に位置することによってシートPをガ
イドするが、オフセットモードやステイプルモードにあ
ってはステイプルトレイ12にシートPを落とし込み、
且つシート幅方向端部を押して整合する必要がある。そ
のため、オフセットモードやステイプルモードにあって
は、一枚目のシート先端が下流排出ローラ対17にニッ
プされた直後(図11の状態)に、図12に示すよう
に、シート幅よりも外側(シート排出領域外)にサイド
ガイド11を退避移動させる。このようにしても、一枚
目のシート先端は既に下流排出ローラ対17を抜けてい
るためにシート先端が折り込まれることはなく、且つサ
イドガイド11は次のシート整合待機状態に位置するこ
とができる。
【0049】{ステイプルトレイへの積載}ステイプル
モードにあっては、図14に示すように、揺動ガイド2
0を開き、上流排出ローラ対16によってシートPをス
テイプルトレイ12に排出した後、前記揺動ガイド20
に設けられているパドル31及び上流排出ローラ対16
の駆動によって回転するローレットベルト32を矢印方
向へ回転させてシートP後端が後端ストッパ33に当接
する位置まで戻す。そして前記サイドガイド11によっ
てシートPを一方側へ押し込んで整合した後にステイプ
ラ13によってステイプルする。
【0050】前記ステイプルトレイ12へシートPを排
出するときに、上流排出ローラ対16の排出速度が高速
であると、揺動ガイド20が開いているために、上流排
出ローラ対16を抜けたシートPは飛び出すように排出
され、前方(スタッカトレイ方向)へ進み過ぎてしま
い、引き戻すのに時間がかかってしまう。また、シート
が前方へ進み過ぎた場合にはパドル31で叩くことによ
り引き込んでもローレットベルト32まで戻らず、ステ
イプルトレイ上で整合できなくなるおそれもある。
【0051】そこで、本実施形態ではステイプルモード
にあっては、シート後端が上流排出ローラ対16を通過
する際に、該上流排出ローラ対16の回転速度が低速と
なるように制御する。これにより、ステイプルトレイ1
2に排出されるシート後端はローレットベルト32の近
傍に落下するようになり、パドル31の回転及びローレ
ットベルト32の回転によってシートPが確実に引き込
まれ、後端整合を行うことが可能となる。
【0052】尚、シート後端が上流排出ローラ対16を
通過するか否かは、シートが所定のセンサを通過してか
ら所定時間、或いはモータ回転数を検出することによっ
て判別することが可能である。
【0053】また、シート後端がステイプルトレイ12
に落ち込んだ後は、低速駆動に切り換えていた上流排出
ローラ対16の回転を高速に切り換える。この上流排出
ローラ対16はローレットベルト32を回転させる駆動
源でもあるために、ステイプルトレイ12に落ち込んだ
シートPはローレットベルト32によって速やかに引き
戻され、シート後端が後端ストッパ33に突き当てられ
るようになる。
【0054】上記のように、ステイプルモードの場合は
シート後端が上流排出ローラ対16を通過する場合のみ
搬送速度を遅くすることにより、全体として迅速な整合
が可能となるものである。
【0055】{揺動ガイド}ここで、図13を用いて、
揺動ガイド20について簡単に説明する。揺動ガイド2
0は、移動排出ローラ17bを回転自在に保持し、シー
ト排出時には後述する駆動機構39により揺動軸20a
を支点として下方に揺動し、前記移動排出ローラ17b
を下流排出ローラ17aに圧接させる。また、ステイプ
ルモードの際には同様に後述する駆動機構39により揺
動軸20aを支点として上方に揺動し、前記移動排出ロ
ーラ17bを下流排出ローラ17aから離間させる。即
ち、揺動ガイド20は、前記移動排出ローラ17b及び
下流排出ローラ17aからなる下流排出ローラ対17を
シート排出可能状態又はシート排出不能状態とする切り
替え手段としての役割を果たしている。
【0056】尚、図13において、34はシャッタ部3
4aを備えたストッパであり、スタックトレイ移動時に
リンク35が回動軸35aを支点として上方に回動し、
端部に形成されているシャッタ部34aを上昇させるこ
とにより、排出口36を塞いでスタックトレイ18が排
出口36を通過する際、該スタックトレイ18上に積載
されているシート(又はシート束)が排出口36に逆流
するのを防止している。尚、このストッパ34は、シー
ト排出時は、リンク35が回動軸35aを支点として下
方に回動し、排出口36を開放するようになっている。
【0057】{二枚排出制御時のスタックトレイの動
作}次に、ステイプルするシートPが二枚のみである場
合におけるスタックトレイ18の動作について図13を
用いて説明する。図13はスタックトレイの位置を表す
要部断面図である。
【0058】通常、ステイプル処理を行うときは、ステ
イプルトレイ12上に順次排出される複数枚(二枚以
上)のシートSは、後述するパドル31やローレットベ
ルト32によりステイプルトレイ12上を排出方向とは
逆方向に引き戻され、その後端が後述する後端ストッパ
33に突き当てられて整合される。この時、前記シート
Pの先端側がステイプルトレイ12上の後端側よりも上
方になるようにスタックトレイ18を上昇(図13中破
線位置)させ、重力を利用して前記シートPを引き戻し
易いようにしている。
【0059】しかしながら、ステイプルするシートPが
二枚のみである場合(前述の二枚排出制御による場合も
含む)には、下位のシートは後述する駆動機構39によ
り揺動ガイド20の揺動と共に逆回転する下流排出ロー
ラ17aによってステイプルトレイ12上を排出方向と
は逆方向に引き戻され、上位のシートは後述するパドル
31やローレットベルト32によって同様に排出方向と
は逆方向に引き戻される。従って、一枚目及び二枚排出
されてくるシートは、重力を利用しなくてもシート後端
を引き戻し整合することが可能であるため、スタックト
レイ18を上昇させてシート先端を持ち上げる必要がな
い。
【0060】そこで、ステイプルするシートPが二枚の
みである場合(二枚排出制御による場合を含む)は、ス
タックトレイ18の昇降(上昇)を行わないようにして
いる。即ち、ステイプルするシートPが三枚以上である
場合は、スタックトレイ18を図13中実線位置から破
線位置に上昇させるが、ステイプルするシートPが二枚
のみである場合は、スタックトレイ18を上昇させず図
13中実線位置に保持したまま前述の如き引き戻し動作
を行っている。
【0061】このように構成することにより、二枚のシ
ートからなる束をステイプルする際にスタックトレイ1
8の昇降を行う必要がなくなるため、該スタックトレイ
18の上昇時間を節約でき、処理時間を大幅に削減する
ことができる。
【0062】{揺動ガイドの揺動量とパドル形状}次
に、図14〜図16を参照して、ステイプルトレイ12
上に排出されたシートPを排出方向とは逆方向に引き戻
すパドル31、及び該パドル31を回転自在に支持して
いる揺動ガイド20の揺動量について説明する。図14
及び図15はシート引き戻し時における揺動ガイド及び
パドルの状態を示す要部拡大図、図16はパドルの形状
を表す説明図である。
【0063】前記揺動ガイド20は、ステイプルトレイ
12上に排出されたシートPを排出方向とは逆方向に引
き戻すためのパドル31を回転自在に備えている。この
パドル31は、揺動ガイド20の開時にステイプルトレ
イ12上にシートPが一枚排出される度にシート排出方
向とは逆方向に回転し、ステイプルトレイ12上のシー
トPの後端部に接することで弾性変形し、該シートPと
の間に生じる摩擦力によってシートPを引き戻してい
る。
【0064】ここで、前記揺動ガイド20を上方へ揺動
し一定位置に保持した状態でシート排出毎にパドル31
による引き戻しを行うと、ステイプルトレイ12上には
次々とシートが排出されてくるため、該ステイプルトレ
イ12上のシートの高さ(レベル)の変化に応じて、最
上位のシートPに接するパドル31の接触面積及び接触
圧が変化してしまい、シートPの戻し過ぎが発生するお
それがある。
【0065】そこで、前記パドル31を、ステイプルト
レイ12上に排出された最上位のシートに対する接触圧
を略一定に保つように構成している。更に詳しくは、前
記パドル31の形状を図16に示すように先端部31a
を細くした先細形状に成形している。図16(a)はパ
ドル31の先端部31aの両面に段差部を設けて先細形
状にした場合、図16(b)はパドル31の先端部31
aの一方の面(シート接触面側)に段差部を設けて先細
形状にした場合、図16(c)はパドル31の先端部3
1aの他方の面(シート非接触面側)に段差部を設けて
先細形状にした場合を表している。尚、このパドル31
の先端部31aの先細形状は図16に示す如き形状に限
定されるものではない。
【0066】このように成形することにより、シートと
の接触部分となるパドル先端部がシートとの接触時に弾
性変形し易くなり、シートの積載枚数にかかわらず安定
した戻し力が得られ、更に耐久性が向上する。
【0067】さらに、前記パドル31を回転方向に複数
設けて、一回の回転で一枚のシートに対して前記パドル
31が複数回接触するように構成している。これによ
り、例えば、比較的大きいサイズのシートに対して前記
パドル31を二回接触させて引き戻す場合、一回の回転
で良いため、一本のパドル31を二回回転させるのに比
べて処理時間を短縮することができる。尚、図16
(a)には、回転方向に二本のパドル31を設けた場合
(ツインパドル)を例示しているが、これに限定される
ものではない。また、パドル31を、図16(d)、
(e)、(f)、(g)に示すような形状にしても、同
様な効果が期待できる。
【0068】また、前記ステイプルトレイ12上に排出
されたシートPに対するパドル31の接触面積を一定に
保つように構成しても良い。更に詳しくは、ステイプル
トレイ12上のシートPの高さ(レベル)の変化に応じ
て、前記揺動ガイド20の開時(上方への揺動時)の揺
動量を変更するように構成する。具体的には、例えば、
ステイプルトレイ12へのシートPの排出枚数が増える
のに応じて、揺動ガイド20を上方へ揺動させること
で、最上位のシートPに対するパドル31の接触面積を
一定に保っている。
【0069】図15に示すように、揺動ガイド20の揺
動中心(揺動軸20a)からパドル31の回転中心まで
の距離をr、揺動ガイド20の揺動角度をθ、シートP
の束の厚さをtとすると、該厚さtは、t=rsinθ
で表せる。従って、この式に基づき、シートPの束の厚
さtの変化に応じて揺動ガイド20の揺動量(揺動角度
θ)を変えれば良いわけである。
【0070】このように構成することにより、ステイプ
ルトレイ12上の最上位のシートPと前記パドル31と
の接触面積がシートPの積載枚数にかかわらず常に一定
に保たれるので、安定した戻し力が得られ、前記シート
Pに対するパドル31の接触面積の変化によるシートP
の戻し過ぎを防止することができる。
【0071】{パドルの作動タイミング}尚、前記パド
ル31の作動タイミングは、図14に示すようにステイ
プルトレイ上流側の上流排出ローラ対16がシートPの
後端を放出した後、該シートPの後端が図中破線で示す
如く落ち着いてから、図15に示すように作動させるよ
うにしている。具体的には、シートPの後端が上流排出
ローラ対16の上流側に設けた排出センサ29を通過し
てから一定時間経過後に、前記パドル31をシート排出
方向とは逆方向に回転させるようにしている。
【0072】{シートサイズに応じたパドルの回転数}
次に、前記パドル31の駆動回数について説明する。例
えば、前記パドル31をシートのサイズにかかわらず一
律に駆動回転させる構成では、大きいサイズのシートは
質量が大きく引き戻しにくいため、小さいサイズのシー
トと同様にパドル31で叩いても、ローレットベルト3
2に至るまで引き戻すことができない場合があり、シー
トの整合不良を招くおそれがある。
【0073】そこで、シートサイズに応じてパドル31
の駆動回数を変えている。更に詳しくは、シート搬送方
向の長さが比較的長いシートのときはパドル31の駆動
回数を多くしている。具体的には、例えば、図17に示
すように、比較的サイズの大きいA3、B4、LGL、
LDRサイズのシートの場合にはパドル31の駆動回数
を2回とし、サイズの小さいA4、LTR、B5、A4
R、LTRRサイズのシートの場合にはパドル31の駆
動回数を1回としている。
【0074】このように構成することにより、質量の大
きなシートであっても、ローレットベルト 32に至る
まで確実に引き戻すことができ、シートの整合性を向上
させることができる。
【0075】尚、ここではシートサイズによって回転数
を変更させているが、厚紙指定或いは特殊紙(表面摩擦
係数の低いもの)等においても同様な制御が可能であ
る。
【0076】{シートサイズに応じたサイドガイドの移
動速度}次に、シートPの幅方向の整合を行うサイドガ
イド11の移動速度について説明する。シートPをステ
イプルトレイ12上に積載する際に、前述の如きパドル
31及びローレットベルト32によりシート搬送方向の
整合を行うと共に、サイドガイド11によりシート後端
側(後端ストッパ33側の側端部)を押圧して前記シー
トPを反対側の基準ガイド37に向けて幅方向に移動さ
せることでシート幅方向の整合を行っている。ここで、
シートPのサイズが大きい場合、その重心は前記サイド
ガイド11による押圧位置から遠く、また質量が大きい
ために慣性も高いので、サイドガイド11のシート幅方
向への移動にシート先端が追従できず、シートの整合不
良を招くおそれがある。
【0077】そこで、シートサイズに応じて前記サイド
ガイド11によるシート幅方向への移動速度を変えてい
る。更に詳しくは、前記サイドガイド11の移動方向
(シート幅方向)に対して直交する方向(シート搬送方
向)の長さが比較的長いシートのときはサイドガイド1
1を低速で移動させるようにしている。具体的には、例
えば、図17に示すように、シート搬送方向の長さが短
いA4、LTR、B5、及びシート幅方向への移動量の
少ないA3、LDRサイズのシートの場合にはサイドガ
イド11の移動速度を高速とし、それ以外の長さが長い
B4、LGL、及びシート幅方向への移動量の多いA4
R、LTRRサイズのシートの場合にはサイドガイド1
1の移動速度を低速としている。
【0078】このように構成することにより、慣性の影
響を低減し、サイズの大きなシート(搬送方向の長さが
長いシート)であっても幅方向の整合性を向上させるこ
とができる。また、シート幅方向への移動量の多いシー
トサイズにおいても有効である。
【0079】{後端ストッパ}次に、シートPの搬送方
向の整合時に該シートPの後端を突き当てる後端ストッ
パ33について図18及び図19を用いて説明する。
【0080】ステイプルトレイ12上に排出されたシー
トPは前述したパドル31やローレットベルト32等に
より排出方向とは逆方向に搬送され、シート幅方向に所
定の間隔で設けた後端ストッパ33に突き当てられてシ
ート搬送方向の整合が行われる。
【0081】ここで、例えば、図18(a)に示すよう
に、後端ストッパ501 のシート突き当て面501a
が平らであると、該シート突き当て面501aに対して
シートPが若干斜めに侵入してきた場合、該シートPが
座屈(及び潜り込み)してしまったり、或いはシート突
き当て面501aの幅方向両サイドの角部(エッジ部)
にシート端が当たって傷付いてしまうおそれがある。
【0082】そこで、本実施形態では、図18(b)に
示すように、後端ストッパ33のシート突き当て面33
aの幅方向両サイド部をテーパ形状(テーパ部33b)
に形成している。
【0083】このように構成することにより、図18
(c)に示すように、例えシート突き当て面33aに対
してシートPが斜めに侵入してきても前記両テーパ部3
3bによりシートPの座屈(及び潜り込み)を防止する
ことができ、更にシート端が傷付くのを防止することが
できる。
【0084】また、図19に示すように、シート幅方向
一方のローレットベルト32Lには一方の後端ストッパ
33Lが対応しているが、他方のローレットベルト32
Rには他方の後端ストッパ33Rが若干幅方向にずれて
対応しているため、該他方の後端ストッパ33Rに対し
てシート隅部近傍が突き当てられる場合(特にR系シー
トの場合)には、該他方のローレットベルト32Rによ
り後端ストッパ間のシート端が引き込まれ過ぎてしま
い、該シート隅部近傍が撓んで座屈してしまうおそれが
ある。
【0085】ここで、オフセットモードによるソート処
理時、サイドガイド11をシート幅方向に移動させる必
要があるが、移動可能領域はローレットベルト32R近
傍までであるため、図19に示す如く前述の他方のロー
レットベルト32Rと他方の後端ストッパ33Rがシー
ト幅方向に若干ずれて対応した構成をとっている。
【0086】このように構成することにより、シート幅
方向の短いB5Rサイズのシートのオフセット処理を可
能にすることができ、且つ装置全体を小型化することが
できる。
【0087】そこで、図19に示すように、シート束の
ステイプル時(特にR系シートの一箇所綴じ時)に、該
シート束の後端を突き当て整合する後端ストッパ33
L,33Rの間(本実施形態ではセンタ部)にステイプ
ラ13を待機させ、該ステイプラ13を前記後端ストッ
パ33L,33Rと同様に機能させるようにしている。
更に詳しくは、前記ステイプラ13のカバー部材38に
シート束の後端を規制するリブ38aを設けている。
【0088】このように構成することにより、他方の後
端ストッパ33Rにシート隅部近傍が突き当てられる場
合に、他方のローレットベルト32Rにより前記シート
が引き込まれても、前記後端ストッパ間に待機している
ステイプラ13(リブ38a)により規制されるので、
該シートが引き込まれ過ぎることがなく、依ってシート
が座屈等してしまうのを防止することができる。
【0089】{サイドガイドの押圧制御}次に、サイド
ガイド11によるシートPの幅方向の整合について説明
する。シートPの幅方向の整合は、前述したように、サ
イドガイド11によりシート後端側の一方側端部を押圧
して幅方向へ移動させ、他方側端部を反対側の基準ガイ
ド37に突き当てることで整合している。この時、サイ
ドガイド11によって幅方向へ移動されるシートPはロ
ーレットベルト32に接している。このため、サイドガ
イド11によって幅方向へ移動されるシートPに連れて
ローレットベルト32がよれてしまう場合があり、この
ローレットベルト32の影響によりシートPが基準ガイ
ド37まで至らず、不整合となるおそれがある。
【0090】そこで、図20及び図21に示すように、
(特に幅整合量の大きいR系のシートにおいて)サイド
ガイド11でシートPの幅方向の整合を行う際に、該サ
イドガイド11で段階的に押圧することで、前記ローレ
ットベルト32による影響をリリースしつつシートの整
合を行うようにしている。即ち、サイドガイド11でシ
ートPを段階的に押圧することで、該押圧時にローレッ
トベルト32がよれたとしても該ローレットベルト32
のよれ幅を小さくすることができ、これによってローレ
ットベルト32が正規の位置(図に示す如き状態)に戻
り易くなり、且つローレットベルト32が正規の位置に
戻るまでの復元時間も短縮できる。
【0091】更に、このシート幅整合時のサイドガイド
11によるシートの段階的押圧制御を、シートのサイズ
に応じて変更している。具体的には、例えば、図17に
示すように、A4、LTR、B4、LGLサイズの一枚
目のシート、及びLTR、B5サイズの二枚目以降のシ
ートの押圧制御を二段押しとしている。
【0092】ここで言う二段押しとは、一回目の押し込
みの後一時停止し、更に二回目の押し込みを行うことで
ある。尚、段押しの回数はこれに限定されるものではな
い。更に、この最後の押し込み後のサイドガイド11
は、後で詳しく説明するが、その押し込み位置で次のシ
ート先端が下流排出ローラ対17上にさしかかるまで
か、ある一定時間、ガイドとして機能する構成となって
おり、即ち前記シートはサイドガイド11により押圧さ
れたままの状態となっている。
【0093】更に、前記サイドガイド11は、シートを
段階的に複数回押圧する際に、シートを押圧する毎に一
旦停止し、ローレットベルト32が正規の位置に戻る
(よれが戻る)時間経過後に後続の押圧を開始するよう
にしている。
【0094】従って、前述の如くしてサイドガイド11
でシートを段階的に押圧することで幅方向の整合を行う
ことにより、ローレットベルト32による影響を迅速に
リリースしつつ、該シートの整合を素早く的確に行うこ
とができる。
【0095】{ローレットベルトの形状}次に、図22
〜図24を用いて、前記ローレットベルト32の形状に
ついて説明する。ローレットベルト32は、前述のパド
ル31によってシート排出方向とは逆方向に引き戻され
たシートを更に引き戻し、該シートPを後端ストッパ3
3に突き当てることでシート搬送方向の整合を行うもの
である。ここで、図22に示すように、ローレットベル
ト502のシートPとの接触面がフラットに成形されて
いると、サイドガイド11によるシート押圧時に、ロー
レットベルト502のエッジ部502aが幅方向へ移動
するシートSに引っ掛かり、シートの不整合が発生する
おそれがある。
【0096】そこで、図23(a)に示すようにローレ
ットベルト32のエッジ部32aをテーパ状に成形し、
或いは図23(b)に示すようにローレットベルト32
の外周面を断面R形状に成形している。
【0097】このように成形することにより、整合時に
サイドガイド11によって幅方向へ移動されるシートP
に対する抵抗が小さくなり、エッジ部の引っ掛かりによ
るシートの不整合を低減することができる。
【0098】{ローレットベルトの復元}更に、シート
の幅方向の整合は、前述したように、サイドガイド11
によりシート後端側の一方側端を押圧して幅方向へ移動
させ、他方側端を反対側の基準ガイド37に突き当てる
ことで整合しているが、この時、サイドガイド11によ
って幅方向へ移動されるシートPはローレットベルト3
2に接している。このため、サイドガイド11によって
幅方向へ移動されるシートPに連れてローレットベルト
32がよれてしまう場合があり、サイドガイド11がシ
ート押圧方向とは逆方向に移動(退避)したときに前記
ローレットベルト32のよれの復元によりシートPが連
れて移動してしまい、不整合となるおそれがある。
【0099】そこで、サイドガイド11によるシート押
圧後、ローレットベルト32が正規の位置に戻る(よれ
が戻る)まで押圧し続け、該ローレットベルト32が正
規の位置に戻った後に前記サイドガイド11によるシー
トの押圧を解除するようにしている。
【0100】前記サイドガイド11は図21に示す位置
でシートを押圧し続けることで次に送られてくるシート
のガイドとして機能しているが、前記ローレットベルト
32は前述の如くよれたとしてもこの押圧継続中に正規
の位置に戻る。そして、前記サイドガイド11はガイド
しているシートPの先端が下流排出ローラ対17上にさ
しかかった後に、シート排出領域外の退避位置へ退避す
るようになっている。
【0101】このように構成することにより、ローレッ
トベルト32の影響によるシートの不整合を防止するこ
とができる。
【0102】{揺動ガイド開時の下流排出ローラの逆転
時}次に、揺動ガイド20の開動作時の下流排出ローラ
17aの状態及びサイドガイド11の状態について説明
する。前記揺動ガイド20の開動作時に下流排出ローラ
17aは後述する駆動機構39によりシート排出方向と
は逆方向に回転するように構成されている。そして、通
常は前記下流排出ローラ17aの逆転搬送が終了してか
らサイドガイド11によるシート幅方向の整合を行って
いる。
【0103】しかしながら、最初のシート(二枚排出制
御時においては二枚のシート)は自身の自重により下流
排出ローラ17aに接しているため、これが前記サイド
ガイド11による幅整合時に抵抗となって、シートの不
整合を招くおそれがある。このシートと下流排出ローラ
17aとの間の摩擦抵抗は、ローラ静止時に比べてロー
ラ回転時の方が小さい。
【0104】そこで、最初のシートを引き戻す下流排出
ローラ17aの逆転終了までに前記サイドガイド11に
よるシートの幅整合作業を終了させるようにしている。
【0105】このように構成することにより、サイドガ
イド11による最初のシートの幅整合時に、該最初のシ
ートと下流排出ローラ17aとの間の摩擦抵抗による影
響を軽減することができ、シートの整合性が向上する。
【0106】{揺動ガイド保持時の下流排出ローラのロ
ック}更に、前記ステイプルトレイ12上へ以降のシー
トを積載し整合している際に、前記下流排出ローラ17
aをフリーな状態(回転可能な状態)で停止させておく
と、シート整合中にステイプルトレイ12上の最下位の
シートがずれてしまうおそれがある。
【0107】そこで、本実施形態では、後述する駆動機
構39により、ステイプルトレイ12上にシートを積載
し整合している際は、前記下流排出ローラ17aをロッ
クして回転不能な状態にしている。
【0108】このように構成することにより、ステイプ
ルトレイ12上にシートを積載整合している際の、パド
ル作動時の衝突等によるシートのずれを軽減することが
できる。
【0109】{揺動ガイド閉時の下流排出ローラの逆
転}そして、前記ステイプルトレイ12上に一束分のシ
ートが積載され整合されると、該シート束は揺動ガイド
20が閉じられて挟持固定され、その後、ステイプラ1
3によりステイプルがなされる。
【0110】ここで、ステイプルトレイ12上でパドル
31やサイドガイド11等によりシートの整合を行って
いる時に、該シート束の最下位のシートが多少ずれてし
まうおそれがある。
【0111】そこで、前記揺動ガイド20を閉じてシー
ト束を挟持固定する際に、後述する駆動機構39により
前記下流排出ローラ17aを所定量(多少)逆転させ、
前記ステイプルトレイ12上のシート束の最下位のシー
トに対して、排出方向とは逆方向への搬送力を付与する
ようにしている。
【0112】このように構成することにより、パドル3
1やサイドガイド11等によるシート整合時に該シート
束の最下位のシートが多少ずれたとしても、そのずれを
矯正し整合することができる。
【0113】{揺動ガイドと下流排出ローラの駆動機
構}次に、前記揺動ガイド20と下流排出ローラ17a
の駆動機構39について図25、図26、図27を用い
て説明する。図において、39は駆動機構であり、前記
揺動ガイド20の開閉、下流排出ローラ17aの正逆転
駆動を行っている。この駆動機構39は、駆動源である
1つの駆動モータ40と、該モータ40からの駆動力を
伝達するギア列により構成されている。
【0114】更に、前記駆動モータ40には、回転数を
検出するエンコーダ56及び駆動モータ回転検知センサ
55が設けてあり、各ローラ等の回転速度、揺動ガイド
の移動量を検出している。
【0115】この駆動機構39では、前記駆動モータ4
0の正転時に下流排出ローラ17aの正転(シート排出
方向への回転)を行い、前記駆動モータ40の逆転時に
揺動ガイド20の開動作及び該開動作時の下流排出ロー
ラ17aの逆転(シート排出方向とは逆方向への回
転)、揺動ガイド20の閉動作及び該閉動作時の下流排
出ローラ17aの逆転を行い、更に前記駆動モータ40
の一時停止時に揺動ガイド20の保持及び該保持時の下
流排出ローラ17aのロックを行っている。以下、動作
の流れに沿って駆動機構の構成を詳しく説明する。
【0116】図25に示すように、駆動モータ40を正
転すると、該モータ40のピニオンギア41と噛合して
いる振り子ギアユニット42の固定ギア42aに駆動力
が与えられ回動し、揺動ギア42bが図示の位置に揺動
して下流排出ローラ17aの排出ギア43に噛合し、下
流排出ローラ17aがシート排出方向(図中矢印方向)
に回転(正転)してシートSを排出搬送する。
【0117】図26に示すように、駆動モータ40を逆
転すると、該モータ40のピニオンギア41と噛合して
いる振り子ギアユニット42の固定ギア42aに駆動力
が与えられ回動し、揺動ギア42bが図示の位置に揺動
して中間ギア44に噛合し、該中間ギア44と噛合して
いる中間ギア45を介して作動ギア46が図中矢印方向
に回転する。この作動ギア46は、前記中間ギア45と
噛合しているギア部46aと、揺動ガイド20に一体に
取り付けられた開閉アーム47に接して該揺動ガイド2
0を開閉させる突起部46bと、前記排出ギア43と噛
合している中間ギア48に噛合可能な欠歯ギア部46c
を備えている。
【0118】従って、作動ギア46が図中矢印方向に回
転すると、前記欠歯ギア部46cが中間ギア48に噛合
して該中間ギア48と噛合している排出ギア43が図中
矢印方向に回転し、下流排出ローラ17aがシート排出
方向とは逆方向(図中矢印方向)に回転(逆転)してシ
ートPを引き戻し搬送し始めると共に、図27に示すよ
うに前記突起部46bが開閉アーム47に接して該開閉
アーム47を押し上げることで揺動ガイド20を図中矢
印方向に押し上げる。
【0119】そして、例えば図27に示す如き位置に達
したところで、駆動モータ40の駆動を一旦停止し、揺
動ガイド20を開状態のまま保持する。この時、前記作
動ギア46の欠歯ギア部46cが中間ギア48を介して
排出ギア43と噛合している状態で停止しているので、
下流排出ローラ17aはロックされ回転不能な状態とな
っている。
【0120】尚、揺動ガイド20の保持位置について
は、前述したように、ステイプルトレイ12上に排出さ
れたシートに対するパドル31の接触面積を一定に保つ
ために、該シートの高さ(レベル)の変化に応じて位置
変更可能となっている。
【0121】その後、ステイプルトレイ12上へのシー
トの積載整合が終了し、再び駆動モータ40を逆転する
と、前記作動ギア46の欠歯ギア部46cとの噛み合い
分だけ排出ギア43が回転し、下流排出ローラ17aが
シート排出方向とは逆方向に所定量(前述の噛み合い
分)回転してシートPを引き戻し搬送する。同時に前記
揺動ガイド20の閉動作が行われ、閉じ終了後、次の処
理に備える。
【0122】以上のように構成することにより、揺動ガ
イド20や下流排出ローラ17aを駆動する駆動機構を
別個に設ける必要がなくなるので、コストダウンが図れ
ると共に、装置の簡易化が図れる。
【0123】{揺動ガイドの閉じ動作}前述したよう
に、揺動ガイド20は揺動軸20aを中心に回動可能で
あり、図27に示す如く、作動ギア46が矢印方向へ回
転すると、該作動ギア46に設けられた突起部46bが
揺動ガイド20の一方側に取り付けられた開閉アーム4
7を押し上げることによって揺動ガイド20を開く。そ
して、作動ギア46が更に図27の矢印方向へ回転する
と揺動ガイド20が閉じ始め、更に作動ギア46が回転
すると、突起部46bと開閉アーム47との係合が外
れ、揺動ガイド20は自重落下して閉じることになる。
【0124】ここで、揺動ガイド20を閉じる際に作動
ギア46を高速で回転させ、閉じ動作の初速を速くする
と、揺動ガイド20が自重落下するときの衝撃が大きく
なり、整合されたシートを乱すおそれがある。また衝撃
による装置の耐久性にも好ましくない影響を与える。
【0125】そこで、図28のフローチャートに示すよ
うに、揺動ガイド20を閉じるモータ制御において、モ
ータ起動後、所定位置1までは高速で揺動ガイド20を
閉じるが(ステップS21)、揺動ガイド20が所定位
置1まで閉じた時点で(ステップS22、S23)、モ
ータ出力を変更し(ステップS24)、揺動ガイド20
の閉じ動作が遅くなるように構成し、更に揺動ガイド2
0が次の所定位置2まで閉じた時点で(ステップS2
8、S26)、再度モータ出力を変更し(ステップS2
7)、揺動ガイドの閉じ検出後にモータ駆動を停止する
(ステップS28、S29)。
【0126】これにより、揺動ガイド20が自重落下す
る直前においては緩やかに回動することになり、自重落
下の際の初速が遅くなる。このため、自重落下する揺動
ガイド20の衝撃は小さくなり、整合されているシート
を乱すことなく、また衝撃音も小さくなり、且つ装置の
耐久性に悪影響を及ぼすことがない。
【0127】尚、前記揺動ガイド20の閉じ動作に際
し、モータを起動してから規定時間経過すると揺動ガイ
ド20の閉じ動作が完了し、図26に示すように、開閉
アーム47がセンサフラグ49を回動させて図示しない
閉センサをオンさせる。これによって装置は揺動ガイド
20が閉じたことを認識する。
【0128】従って、前記規定時間経過後になっても閉
センサがオンしないときは閉じ動作にエラーが発生した
ことになる。しかし、実際には作動ギア46の突起部4
6bと開閉アーム47との衝動抵抗、及び連結されてい
るギア部の負荷の変動による駆動モータ40の回転停止
に起因している場合がある。かかる場合等にあっては、
より大きな回転力を伝達することによって作動ギア46
を回転させることにより、連続的且つ円滑に作業を継続
させることができる。
【0129】すなわち図29のフローチャートに示すよ
うに、揺動ガイド20の閉じ動作(ステップS31〜S
37)に際し、モータ起動後規定時間経過しても閉セン
サがオンしない場合には(ステップS32)、モータ出
力を変更して更に大きな回転力を伝達するようにする
(ステップS33)。その後、設定時間経過しても閉セ
ンサがオンしない場合に揺動ガイド20の閉じエラー表
示を行い、装置を停止させる。
【0130】上記のように最初の閉じ動作において揺動
ガイド20の閉じ状態を検出できないときは、更にモー
タ出力を大きくして再度の閉じ動作を行うことにより、
装置のエラー停止の発生を減らすことができ、連続的且
つ円滑なシート後処理が可能となる。
【0131】{回転方向切換制御}駆動モータ40を逆
方向に駆動させて振り子ギアユニット42を切り換える
際には、揺動ギア42bは固定ギア42aの回転に伴っ
て回転駆動されるため、急速に回転していた場合には排
出ギア43あるいは中間ギア44と噛み合い難く、歯飛
びを起こしてしまうおそれがある。これは騒音の要因と
なると共に、ギアを不必要に磨耗させて耐久性および装
置の信頼性を低めることとなってしまう。
【0132】そこで図30に示すように、まず装置の制
御に従って駆動モータ40の回転方向を切り換えるか否
かを判断し(ステップS41)、回転方向が一致しない
場合は(ステップS42)、駆動モータ40を低速に駆
動制御する(ステップS43)。そして切り替えに十分
な所定の時間が経過すると(ステップS44)、駆動モ
ータを通常の制御の速度にて駆動させている(ステップ
S45)。
【0133】このように構成したことにより、揺動ギア
42bと排出ギア43、中間ギア44との噛合を確実に
することができ、歯飛びや騒音を防止して、耐久性に優
れた装置とすることができる。
【0134】{ステイプル動作}前述した如く、ステイ
プルトレイ12上に積載されたシートPの束は、排出ギ
ア43によって固定された下流排出ローラ対17によっ
て挟持されており、この状態においてステイプラ13に
よって綴じられる。閉じ位置は種々の組み合わせが考え
られるが、本実施形態においては図31に示すように角
部を一箇所綴じるモードと、側辺を二箇所綴じるモード
とを選択することができる。
【0135】ステイプラ13が所定のステイプル位置に
ない場合はステイプラ13を移動させる必要があるが、
これによりステイプルトレイ12上に積載されたシート
束が移動してしまう場合がある。そこでステイプラ13
を移動させる際には、サイドガイド11によってシート
束の端部を押圧する。これにより積載されたシートPの
整合を乱してしまうおそれがない。
【0136】しかし、サイドガイド11にて押圧した状
態で綴じ動作を行うと、サイドガイド11の押圧により
シート束の幅方向の撓み等が生じている場合があるた
め、ステイプル不良が発生するおそれがある。
【0137】そこで、綴じ動作を行う際には図31に実
線にて示すようにサイドガイド11の押圧を解除してシ
ートPの束から離間させ、下流排出ローラ対17のみに
て挟持した状態で綴じ動作を行うよう構成している。こ
れによりサイドガイド11の押圧によるシート束の褶曲
を開放することができ、ステイプル不良を防止すること
ができる。
【0138】{針交換}図32に示すように、ステイプ
ラ13は針カートリッジ50を装着するよう構成されて
おり、針を補充する際にはこの針カートリッジ50を交
換する。針カートリッジ50内には、複数の綴じ針を連
結して構成した針プレート50aを複数枚装填すること
ができる。
【0139】ステイプラ13の内部には針カートリッジ
50の枠体を検知する針カートリッジセンサ13a、針
カートリッジ50下面に露出した針を直接検知する針検
出センサ13b、ステイプラ13先端に設けられた頭針
検出センサ13cが設けられている。
【0140】針カートリッジ50を交換する際の制御に
ついて、図33にフローチャートを示す。綴じ処理を伴
うジョブを開始する際(ステップS51)、または継続
している間に針無しを検知すると(ステップS52)、
針無しであることを使用者に報知し、針カートリッジ5
0の交換を促す(ステップS53)。使用者はフィニッ
シャユニットC前面のステイプラドア51(図1参照)
を開け、針プレート50aの充填された針カートリッジ
50をステイプラ13に装着する。
【0141】ここでステイプラ13に針カートリッジ5
0が装着されたことを前記センサで検知するのである
が、ある程度挿入した時点で針検出センサ13bは針カ
ートリッジ50下面を検出して針有りと判断する。しか
しこの時点ではカートリッジがまだ所定位置に装着、固
定されておらず、針の給送、射出に際して不都合が生じ
てしまう。
【0142】そこで針カートリッジセンサ13a及び針
検出センサ13bが共にONになったか否かを判別し
(ステップS54)、これにより針有りと認識するよう
構成している。これにより、針の存在を検知するだけで
なく、針を射出できる状態として認識することができ、
確実な針交換作業を行うことができる。
【0143】{針頭出し処理}針有りを検知し(ステッ
プS54)、且つステイプラドア51が閉じられたこと
を検知すると(ステップS55)、針頭出し処理を行う
(ステップS56)。従来は針頭出しとして、所定回数
空打ちすることにより処理していた。しかしこれでは既
に針プレート50aが針カートリッジ50の先端に到達
していた場合にもこれを認識できないため、無駄打ちを
することとなっていた。
【0144】本実施形態においてはステイプラ13に頭
針検出センサ13cを設け、針カートリッジ50先端に
対向する位置に配置している。この頭針検出センサ13
cによって針頭出し処理が終了したことを検知すること
により、盲目的に空打ちして針を無駄にするおそれがな
くなった。一方、頭針検出センサ13cが針を検知する
まで空打ちするという制御では、空打ちする回数に制限
がないため、針カートリッジ50内で針ジャムが発生し
た場合であっても、いつまでも空打ちを継続して処理が
終了しないおそれがある。
【0145】そこで図34に示すように針頭出し処理
(ステップS56)を開始すると、まずカウンタnをリ
セットする(ステップS61)。そして空打ちして針プ
レート50aを一針分搬送し(ステップS62)、頭針
検出センサ13cが針を検出したら(ステップS63)
処理を終了し、検出しない場合はカウンタnを一つ進め
る(S64)。ここでカウンタnが規定回数であるか否
かを判別し(ステップS65)、規定回数内であれば更
に空打ちを繰り返し、規定回数を超えていた場合には針
ジャムが発生したことを使用者に報知する(ステップS
66)。
【0146】このように頭針検出センサ13cによって
針を検出する場合にも空打ち回数に制限を設けることに
より、針頭出し処理の動作の無限ループを回避すること
ができる。なお針頭出し処理(ステップS56)におい
て針ジャム(ステップS66)となった場合には、針カ
ートリッジ交換処理において針無しであると認識する
(ステップS57)。
【0147】{針ジャム処理}また、綴じ動作の継続中
に針ジャムが発生する場合がある。フィニッシャユニッ
トCが針ジャムを検知した場合、従来は図35に示すよ
うに綴じ処理(ステップS71)を行った後に針ジャム
が発生したか否かを判別し(ステップS72)、針ジャ
ムが発生していない場合にはシート束を排出(ステップ
S73)して処理を継続し、発生していた場合にはこれ
を使用者に報知し(ステップS74)、処理を中断して
いた。しかしこれではステイプラ13が綴じ動作を実施
した位置にとどまることとなり、使用者がステイプラド
ア51を開けてジャム処理をしようとしても、手が届き
にくい場合があった。
【0148】そこで図36に示すように、綴じ処理(ス
テップS81)を行った後にまずシート束を排出し(ス
テップS82)、それから針ジャムが発生したか否かを
判別する(ステップS83)。針ジャムが発生していな
い場合にはそのまま処理を継続し、発生していた場合に
はステイプラ13をステイプラドア51近傍の初期位置
に移動(ステップS84)してから使用者にジャムを報
知し(ステップS85)、処理を終了する。ここで初期
位置とはステイプラドア51近傍であり、これを開いた
際に使用者が最もジャム処理をしやすい位置となってい
る。なお、シート束を排出するのは、ステイプラ13を
初期位置に動作させる際に接触してこれを痛めるおそれ
があるからである。
【0149】このように針ジャムが発生してもステイプ
ラを初期位置に移動させることにより、使用者がステイ
プラに届きにくいという事態が発生するおそれがなく、
メンテナンスの容易な装置とすることができる。
【0150】{ジャム処理時のステイプラ初期化}ま
た、フィニッシャユニットCのステイプラドア51は前
述した如く針交換の際には開閉されるが、搬送中のシー
トがジャムを起こした場合においては開閉する必要がな
い。しかし使用者がこれを開閉することは可能であり、
その際に誤ってステイプラを移動させてしまう場合も考
えられる。
【0151】ここでステイプラの位置制御は初期位置か
らの移動量にて制御されており、常に現在位置をセンサ
等の手段により確認しているわけではない。従って、シ
ートのジャム処理中にステイプラの位置を移動されてし
まった場合、装置側ではこれを認識することができず、
そのまま綴じ処理を行えば誤った位置にステイプルして
しまうこととなる。
【0152】そこで図37に示すように、ステイプラド
ア51の開閉を検出した場合(ステップS91)であっ
て、綴じ処理を行う場合(ステップS92)には、綴じ
処理実行前にステイプラ13を一旦初期位置に戻し(ス
テップS93)、しかる後に改めて閉じ位置に移動(ス
テップS94)させて綴じ処理(ステップS95)を行
うよう構成している。このようにステイプラ13の位置
を確認してから綴じ処理を行うよう構成したことによ
り、ステイプラ13が使用者によって移動されてしまっ
た場合にも、誤った位置にステイプルしてしまうおそれ
がない。
【0153】{シート束排出}上述したように、綴じ処
理を終えると駆動モータ40が順方向に回転して振り子
ギアユニット42が排出ギア43に噛合し、下流排出ロ
ーラ対17が搬送方向に回転してシートPの束をスタッ
クトレイ18に排出する。
【0154】このとき角部の一箇所に綴じ処理がなされ
たシート束を排出した場合に、綴じ処理がなされていな
い側の端面がずれやすい。この現象はシートのサイズ、
枚数によって影響に差があり、シートのサイズが小さい
ほどシート間の摩擦が小さいためにずれが顕著となる。
【0155】更に従来は、下流排出ローラ対17がシー
ト束を排出する制御は固定であり、図38(a)に示す
ように駆動モータ40の制御は100%の出力によって
行っていた。例えば、この状態で中程度の枚数のシート
束を基準に排出速度を再設定した場合、枚数の少ないシ
ート束には過剰な搬送力が加わってずれが生じやすく、
一方積載枚数が多くなるとシート束の質量も大きくなる
ために排出速度が低下してしまう。
【0156】そこでまず一箇所に綴じ処理がなされたシ
ート束を排出する際にはスタックトレイ18を上昇さ
せ、スタックトレイ18上の積載面を下流排出ローラ対
17に近づけた状態で排出を行っている。これによりシ
ート束とスタックトレイ18上の積載面との抵抗が小さ
くなり、ずれが生じにくくなる。
【0157】更に前記下流排出ローラ対17に近づけた
スタックトレイ18を、シート束後端が下流排出ローラ
対17を抜ける直前に一定量下降させるようにしてい
る。これにより、前記シート束後端が下流排出ローラ対
17に接する等して装置内に逆流してしまうのを防止す
ることができるる。
【0158】また図に示すように、シートのサイズ、枚
数によって排出時の駆動モータ40の立ち上げ速度を遅
く制御することにより、シートのサイズや枚数の異なる
シート束に対応している。すなわちラージサイズのシー
トに対しては約80%程度の駆動力、スモールサイズの
シートに対しては約60%程度の駆動力を以って駆動開
始させている。
【0159】更に詳しくは図38(b)に示すように、
シートのサイズがスモールサイズの場合にはラージサイ
ズの場合よりも立ち上げ速度を遅くし、急激な加速によ
って発生するずれを防いでいる。また積載枚数が多い場
合には少ない場合よりも立ち上げ時の駆動トルクを低く
し、駆動ローラからのトルクがシート束最下シートに十
分かつ平均的に伝わるように制御している。そして徐々
に通常の搬送速度及び駆動トルクへと移行し、最終的に
はいずれのサイズ、枚数の異なるシート束も略等しい速
度にて排出する。
【0160】これらのことにより、一箇所に綴じ処理が
なされたシート束を排出する際にも綴じられていない端
面のずれを防止してスタックトレイ18上での積載性を
向上させると共に、サイズまたは束の枚数によらずに等
しい速度にて排出することができる。また、駆動モータ
40を100%の出力にて駆動させないことから、装置
の発する動作音を低減させることができるという効果も
有している。
【0161】また、スタックトレイ18を下流排出ロー
ラ対17に近づけることによって、排出しようとしてい
るシート束の腰折れをなくし、シート束の最下シートが
座屈するのを防ぐ効果を有している。
【0162】{混載検知}スタックトレイ18上にすで
に積載されている排出シートと、異なるシートサイズや
シート処理モードで排出した場合、同一サイズのシート
積載や、同一処理によるシート積載に比べて積載性が悪
くなるため、混載扱いとして積載可能枚数に制限を設け
る必要がある。
【0163】そのため、スタックトレイ18の略中央に
は、トレイ上にシートが積載されているかどうかを検出
するためのスタックセンサ53が設けられており、スタ
ックトレイ18にシートPが積載されていた場合には、
以下の条件で混載扱いとする。
【0164】(1) トレイ上に積載されているシート
PがフィニッシャユニットCから排出、積載したシート
でない場合。
【0165】(2) フィニッシャユニットCによって
スタックトレイ18上に異なるシートサイズのシートP
を排出、積載した場合。
【0166】(3) フィニッシャユニットCによって
スタックトレイ18上に異なる処理モードによって排
出、積載した場合。
【0167】また、フィニッシャユニットCにおいて
は、画像形成を開始する際にスタックセンサ53の検知
信号を参照し、画像形成が開始された後はこれを参照し
ないよう構成している。ここで画像形成が開始された
後、更にシートを排出した後においてもスタックセンサ
53の検知信号を参照するとすれば、排出された最初の
シートを以て混載と誤認識してしまうおそれがあるから
である。
【0168】{積載高さ制御}スタックトレイ18に積
載したシート又はシート束の最上面の積載高さ検知は、
揺動ガイド20上方に設けられた測距センサ54によっ
て行われる。測距センサは赤外線などの光線をシート束
に照射する発光部と、シート束にて乱反射した光線を受
光する受光部とを有しており、この反射光の角度を測る
ことにより積載高さ検知を行うものである。その出力特
性は、図40に示すように距離に対して一律ではなく、
距離が遠いほどデータの変化量が小さく精度が悪くな
る。
【0169】ここで、図39(b)を用いてスタックト
レイ18上のシートの積載量(積載シートの高さ)を認
識する構成について簡単に説明する。尚、詳細な構成に
ついては、特開平9−48549号公報に開示されてい
る。図39(b)はトレイユニット、該トレイユニット
の駆動部、及びトレイユニットの位置検知部の概略構成
を示す要部斜視図である。
【0170】本実施形態においては、3つのスタックト
レイ18をトレイフレーム57に各々固定してトレイユ
ニット58を構成し、該3つのスタックトレイ18がフ
ィニッシャユニットCのフィニッシャフレーム59に対
して一体的に上下動(昇降)できるようになっている。
このトレイユニット58の上下動、即ちスタックトレイ
18の上下動は、スタッカモータ209の正逆転駆動を
ピニオンギア225によりトレイユニット58の一部に
設けたラック部58aに伝達することで、トレイユニッ
ト自体がフィニッシャフレーム59に対して図中矢印方
向に上下動される構成となっている。
【0171】またスタッカモータ209の出力軸上には
エンコーダ226が取り付けられており、スタッカモー
タクロックセンサ227により前記エンコーダ226の
パルス量を検出することで、トレイユニット58が初期
位置であるホームポジションから何パルス分移動した
か、即ちスタックトレイ18の移動量がわかるようにな
っている。尚、スタックトレイ18のホームポジション
の検知は、トレイフレーム57の下部に設けたトレイユ
ニットフラグ57aがトレイホームポジションセンサ2
28に検出されることによってなされる。
【0172】コピー動作信号等によりトレイユニット5
8のホームポジションを検出(トレイホームポジション
センサ228で前記トレイユニットフラグ57aを検
出)した後、測距センサ54の検出信号に基づいて所定
のスタックトレイ18を所定位置方向に移動開始する。
さらに、本実施形態においては、移動中も測距センサの
出力監視を継続し、下流排出ローラ対17に対して所定
位置に位置決めされたことが検出されるまでスタックト
レイを移動し、その後停止する。この動作によって、ス
タックトレイ上の積載面が最適な位置で該下流排出ロー
ラ対17により排出されるシートを前記スタックトレイ
18で受け取ることができるようになる。
【0173】次に積載動作中の積載高さ制御について説
明する。スタックトレイ18上にシート等を排出する
と、図39(a)に示すようにシートP後端がフィニッ
シャユニットCに引っかかって落ち着かない場合があ
る。このような状態でレベル検知を行えば正確な積載高
さ検知が行えない場合がある。そこでシートPが排出さ
れた際にはスタックトレイ18が一旦下方に移動して再
び上昇し、シートPがスタックトレイ18上に落ち着く
よう構成されている。
【0174】このスタックトレイ18に積載されたシー
トPのレベル検知をする際に、測距センサ 54はスタ
ックトレイ18が上昇した際に積載高さ検知することが
望ましい。しかし、実際にはスタックトレイ18が上昇
した際には既に次のシートPが排出されているために、
これに遮られてスタックトレイ18上のシートを見るこ
とができない。
【0175】このように下降した際にレベル検知を行っ
た場合、その瞬間にはまだシートPが落ち着いていない
おそれもあるため、所定間隔をおいて二度以上積載高さ
検知し、連続して誤差範囲内の値を取得した場合に検知
結果として取得するよう構成している。さらに、スタッ
クトレイの移動に際して、次のシートPが排出されてい
ないことが確認されていれば、積載高さ検知を継続し、
スタックトレイ18の積載面が所定高さになるまで移動
する。但し、スタックトレイ18の移動中に次のシート
Pの排出が検出されたばあいは、その時点で積載高さ検
知は中止し、その時点でのデータをもとに積載面の高さ
を制御することで積載高さの精度は向上することが可能
である。
【0176】尚、前記スタックトレイ18上にシートが
余分に積まれる等、シートの最上面の高さが高いと判断
された場合は、トレイを下降させる必要がある。このと
き、図40に示されるように測距センサは、距離が近い
位置において精度が良いため、積載高さ検知を継続しな
がら、スタックトレイ18の積載面が所定高さになるま
で移動すると、逆に所定高さに対して精度が悪くなる可
能性がある。そこで、スタックトレイ18が下降移動に
よって、積載面が所定高さになるように制御される場合
は、トレイを移動開始する前に検出した積載高さ検知量
によって行われる。
【0177】このように、本実施形態では、スタックト
レイ18の積載面の位置、すなわち測定した距離によっ
て測距センサ54の精度が一律でなく、距離が遠い方
が、実際の距離と測定された距離の誤差が大きいので、
遠い位置での測定データをもとにスタックトレイ18を
移動開始すると同時に、測距センサ54により逐次距離
を測定し、その測距データに基づいてスタックトレイ1
8の積載シートの最上面が所定高さであることを検知す
るまでスタックトレイ18を移動させることで、所定高
さに対する誤差を最小限におさえることが可能となる。
【0178】さらに測距センサ54の精度が悪くなる方
向、例えば測距センサ54から積載面までの距離が近い
側から遠い方向へ移動する場合には、移動前に行った測
定結果をもとに移動させることで、所定高さへの制御精
度の低下を防止できる。
【0179】{積載量検知}前記スタックトレイ18上
のシートの最上面の位置は、上記制御により、下流排出
ローラ対17から所定量の位置に保たれるために、シー
ト(又はシート束)の積載毎にスタックトレイ18は所
定量ずつ下降するようになっている。
【0180】さらに、前記トレイユニット58がホーム
ポジションから何クロック分移動したか、即ちスタック
トレイ18の移動量は後述するフィニッシャユニットC
のMPU200(図42参照)にて認識できるようにな
っている。
【0181】以上の構成から、スタックトレイ18の位
置と該スタックトレイ18上のシートの最上面の位置
(積載高さ検知)を確定し、スタックトレイ18上に積
載されたシートの積載量(積載シートの高さ)を認識で
きるようになっている。
【0182】前述の如くしてスタックトレイ18の位置
と積載高さ検知によってスタックトレイ18上に積載さ
れているシートPの積載量を検出し、処理モード、シー
トサイズによって決められる所定の積載量を超えている
と判断される場合は満載であると認識する。
【0183】しかし満載であると検知した場合であって
も、スタックトレイ18上のシートPがカールや後端部
の引っかかりの状態によって落ち着いていない場合があ
る。このため満載でないのに満載と判断して装置を停止
させてしまう場合があり、生産性が低下するおそれがあ
る。
【0184】そこで、スタックトレイ18上のシートの
最上面が所定以上の高さであること、即ちスタックトレ
イ18上のシートの積載量が所定量を超えていることを
複数回連続して検知した場合に、初めてシートが満載で
あると判断し、装置を停止させるようにしている。更に
詳しくは、前記スタックトレイ18の昇降動作を行うと
共に、各動作毎(又は動作終了後)にスタックトレイ1
8上のシートの積載量を検知し、該シートの積載量が所
定量を超えていることを複数回(本実施形態では3回)
連続して検知した場合に、初めてシートが満載であると
判断し、装置を停止させるようにしている。
【0185】更に本実施形態では、前述の如きシートの
満載検知を、前記スタックトレイ18にシートが所定枚
数(例えば5枚)排出される毎に行うようにしている。
【0186】これにより、スタックトレイ18上にて発
生したシートのカール或いはシート後端部の引っ掛かり
等を解消してから、シートの積載量が所定量を超えてい
るか否かを検知することができ、それでもなおシートの
積載量が所定量を超えていることを連続して検知した場
合に初めてシートが満載であると判断し、装置を停止さ
せるようにしているので、シート満載検知の誤認識を防
止することができ、十分な生産性を発揮することができ
る。
【0187】尚、前述の如くしてシートの満載を検知
し、装置を停止させた場合には、スタックトレイ18か
ら積載シート(又はシート束)を排除するよう使用者に
促すように構成している。
【0188】{満載検知時のシステム停止タイミング}
しかし、ソート処理の途中である場合にも常に前述の満
載の検知により画像形成を停止させると、ソート処理途
中のシート束がスタックトレイ18に積載されることと
なり、これを取り除くことはソート処理が終了するため
積載シートの取り扱いが煩雑になるおそれがあった。一
方、スタックトレイ18上の満載検知には通常ある程度
の余裕が設定されており、満載となってもまだ積載する
ことが可能である。
【0189】そこで図41に示すように、画像形成及び
積載動作(ステップS101)の途中で満載を検知する
と(ステップS102)、一束終了したか否かを判断し
(ステップS103)、一束の画像形成が終了していな
ければ画像形成を停止せずにそのまま継続するよう構成
している。このように構成したことにより、満載検知に
よってスタックトレイ18からシート束を取り除いた際
でも、ソート処理途中のシート束がなく、取り回しが簡
便となる。
【0190】そして測距センサ54が満載を検知し、更
にソート処理途中でない場合に満載検知であるとして画
像記録を停止させる(ステップS104)。
【0191】{フィニッシャユニットの制御系の構成}
ここで、図42を用いて、本シート処理装置Bのフィニ
ッシャユニットCにおける制御系の構成について簡単に
説明する。
【0192】図42において、200は制御手段として
のMPUであって、該MPU200は、搬入センサ2
8、進入センサ27、バッファセンサ26、排出センサ
29、測距センサ54、スタックセンサ53、駆動モー
タ40の回転数を検出する駆動モータ回転検知センサ5
5、針カートリッジセンサ13a、針検出センサ13
b、頭出しセンサ13c、スタッカモータ209の出力
軸上に設けたエンコーダ226のパルス量を検出するス
タッカモータクロックセンサ227、トレイユニット5
8(スタックトレイ18)のホームポジションを検出す
るトレイホームポジションセンサ228等からの信号を
入力する。
【0193】そして、前記信号に基づいて、各ドライバ
D1〜D11を介して、各第一フラッパ21を切り換え
る第一フラッパソレノイド201、第二フラッパ22を
切り換える第二フラッパソレノイド202、第三フラッ
パ25を切り換える第三フラッパソレノイド203、バ
ッファローラ23や上流排出ローラ対16やローレット
ベルト32を駆動し、またシャッタ部34を逆回転させ
ることで上下動させる。パドル31を回転させるために
前記バッファ搬送モータ204からの駆動力の連結/解
除をを行うパドルソレノイド206、サイドガイド11
をスライド移動させるサイドガイドモータ207、シー
トシフト時に基準ガイド37をステイプルトレイ12上
から退避させる基準ガイドソレノイド208、揺動ガイ
ド20の揺動や下流排出ローラ17aの正逆回転駆動を
行う駆動モータ40、スタックトレイ18を上下動させ
るスタッカモータ209、ステイプラ13の綴じや針の
送りを行うステイプラモータ210、ステイプラ13の
位置移動を行うステイプラ移動モータ211等の制御を
している。
【0194】各モータは、それぞれ制御入力パルス、あ
るいは回転量を検出するエンコーダ入力によって移動
量、速度等を制御している。なお、ROM300には、
上述した各種の制御を行うためのプログラムが格納され
ており、MPU200は、ROM300に格納されたプ
ログラムに基づいて、RAM400をワークエリア等と
して利用しながら、スタックトレイ18の移動制御等の
各種制御を行う。
【0195】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ることなく、例えば、測離センサとしては、測定距離に
より測定誤差が変化するセンサであれば、反射光の角度
により測距するセンサでなく、反射光の光量により測距
するセンサや、超音波センサ等の他のタイプのセンサを
用いた画像形成形成装置に適用することも可能である。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも画像形成処理済みのシートを積載する積載手
段と、前記積載手段を昇降させる昇降手段と、前記積載
手段の積載面、もしくは積載されたシートの最上面まで
の距離を検知する検知手段とを有する画像形成装置にお
いて、前記昇降手段により前記積載手段を所定位置に昇
降させる際に、少なくとも該昇降動作時に前記検知手段
により順次検知される複数の測距データに基づいて該昇
降動作を制御する制御手段を備えたので、安価、かつ簡
単な制御で正確に排紙トレイ(積載手段)を位置決めす
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成模式説明図である。
【図2】フィニッシャユニットの断面構成説明図であ
る。
【図3】ステッチャユニットの断面構成説明図である。
【図4】オフセット処理によって排出されたシートの状
態を示す斜視説明図である。
【図5】オフセット処理によって排出されるシートの寄
せと排出されたシートの状態説明図である。
【図6】二枚排出制御における先行シートをバッファパ
スに滞留させた状態説明図である。
【図7】二枚排出制御における二枚のシートを同時に搬
送する状態説明図である。
【図8】二枚排出制御における先行シートの排出信号送
出タイミングを示すフローチャートである。
【図9】本件に係る二枚排出制御における先行シートの
排出信号送出タイミングを示すフローチャートである。
【図10】サイドガイド上部をシート排出の際のガイド
として使用しない場合のシートの状態説明図である。
【図11】本件に係るサイドガイド上部をシート排出の
際のガイドとして使用した場合のシートの状態説明図で
ある。
【図12】シート先端が下流排出ローラ対にニップされ
た後、サイドガイドを退避させる状態説明図である。
【図13】スタックトレイの位置を表す要部断面図であ
る。
【図14】シート引き戻し時における揺動ガイド及びパ
ドルの状態を示す要部拡大図である。
【図15】シート引き戻し時における揺動ガイド及びパ
ドルの状態を示す要部拡大図である。
【図16】パドルの形状を一例を示す図である。
【図17】シートサイズに応じたパドルの駆動回数、サ
イドガイドの移動速度及び整合制御を例示した図であ
る。
【図18】後端ストッパの説明図である。
【図19】ステイプラを後端ストッパとして機能させる
時の待機位置を示す図である。
【図20】サイドガイドによるシートの幅整合状態を表
す図である。
【図21】サイドガイドによるシートの幅整合状態を表
す図である。
【図22】サイドガイドによるシート幅整合時のローレ
ットベルトの状態を表す図である。
【図23】ローレットベルトの形状例を示す図である。
【図24】サイドガイドによるシートの幅整合状態を表
す図である。
【図25】揺動ガイドと下流排出ローラの駆動機構の動
作状態を表す説明図である。
【図26】揺動ガイドと下流排出ローラの駆動機構の動
作状態を表す説明図である。
【図27】揺動ガイドと下流排出ローラの駆動機構の動
作状態を表す説明図である。
【図28】揺動ガイド閉動作時の位置制御の流れを示す
フローチャートである。
【図29】揺動ガイド閉動作時の異常終了処理の流れを
示すフローチャートである。
【図30】駆動モータ回転方向切換時の低速駆動制御を
説明する図である。
【図31】本実施形態に係る綴じ動作を説明する図であ
る。
【図32】ステイプラ及び針カートリッジを示す図であ
る。
【図33】針カートリッジ交換処理を説明するフローチ
ャートである。
【図34】針頭出し処理を説明するフローチャートであ
る。
【図35】従来の針ジャム発生時の制御を説明する図で
ある。
【図36】本実施形態に係る針ジャム発生時の制御を説
明する図である。
【図37】ステイプラドアを開閉した際のステイプラ初
期化を説明する図である。
【図38】排出モータの立ち上げ速度を説明する図であ
る。
【図39】スタックトレイにシートを排出した状態を説
明する図、及びトレイユニット部の主要部の概略構成を
示す斜視図である。
【図40】測距センサの出力データ例である。
【図41】満載検知時の制御を説明するフローチャート
である。
【図42】フィニッシャユニットの制御系の概略を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置本体 B…シート処理装置 C…フィニッシャユニット D…ステッチャユニット P…シート 1…原稿給送装置 2…スキャナ 3…画像形成部 3a…光照射部 3b…感光体ドラム 18…スタックトレイ 54…測距センサ 57…トレイフレーム 200…MPU 209…スタッカモータ 300…ROM 400…RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 茂 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐々 和徳 茨城県水海道市坂手町5540−11 キヤノン アプテックス株式会社内 (72)発明者 小野寺 和夫 茨城県水海道市坂手町5540−11 キヤノン アプテックス株式会社内 Fターム(参考) 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA30 BB09 CB12 CB14 DA09 EB06 EB40 3F054 AA01 AC02 AC03 AC05 BA01 BD02 CA11 CA16 CA40

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも画像形成処理済みのシートを
    積載する積載手段と、 前記積載手段を昇降させる昇降手段と、前記積載手段の
    積載面、もしくは積載されたシートの最上面までの距離
    を検知する検知手段とを有する画像形成装置において、 前記昇降手段により前記積載手段を所定位置に昇降させ
    る際に、少なくとも該昇降動作時に前記検知手段により
    順次検知される複数の測距データに基づいて該昇降動作
    を制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記積載手段は、シート後処理装置に取
    り付けられ該シート後処理装置にて後処理が施されて排
    出されたシートを積載する積載手段であることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記積載手段は、前記画像処理装置に直
    接取り付けられ該画像形成装置にて画像形成処理が施さ
    れて排出されたシートを積載する積載手段であることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記昇降手段による前
    記積載手段の昇降動作が前記検知手段による検知誤差が
    大きい位置から小さい位置へ向かって行われる場合に、
    前記複数の測距データに基づいて該昇降手段の昇降動作
    を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記積載手段が前記所
    定位置に到達するまで前記検知手段にて順次検知される
    測距データを使用し続けながら前記昇降動作を制御する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記昇降手段による前
    記積載手段の昇降動作が前記検知手段による検知誤差が
    小さい位置から大きい位置へ行われる場合は、該昇降動
    作の開始前に該検知手段により検知された測距データに
    基づいて該昇降手段の昇降動作を制御することを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記検知手段は、前記積載手段に積載さ
    れたシートに対して照射した光の反射角によってシート
    の上面までの距離を計測する測距センサであることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記検知手段は、前記積載手段に積載さ
    れたシートに対して照射した光の反射光の光量によって
    シートの上面までの距離を計測する測距センサであるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記検知手段により検
    知誤差が所定レベル以下の2つの測距データが連続して
    得られた場合に、前記積載手段の昇降動作を制御するた
    めのデータとして採用することを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも画像形成処理済みのシート
    を積載する積載手段と、前記積載手段を昇降させる昇降
    手段と、前記積載手段の積載面、もしくは積載されたシ
    ートの最上面までの距離を検知する検知手段とを用いて
    一連の画像形成処理を行う画像形成方法において、 前記昇降手段により前記積載手段を所定位置に昇降させ
    る際に、少なくとも該昇降動作時に前記検知手段により
    順次検知される複数の測距データに基づいて該昇降動作
    を制御することを特徴とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも画像形成処理済みのシート
    を積載する積載手段と、前記積載手段を昇降させる昇降
    手段と、前記積載手段の積載面、もしくは積載されたシ
    ートの最上面までの距離を検知する検知手段とを有する
    画像形成装置に適用可能なコンピュータ読み取り可能な
    媒体において、 前記昇降手段により前記積載手段を所定位置に昇降させ
    る際に、少なくとも該昇降動作時に前記検知手段により
    順次検知される複数の測距データに基づいて該昇降動作
    を制御する内容を有することを特徴とする媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101948052A (zh) * 2009-07-10 2011-01-19 立志凯株式会社 片材后处理装置以及具备该装置的图像形成系统
JP2011016651A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Konica Minolta Business Technologies Inc シート後処理装置及びこれを備えた画像形成システム
JP7400367B2 (ja) 2019-11-08 2023-12-19 ブラザー工業株式会社 印刷装置

Cited By (4)

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CN104310109A (zh) * 2009-07-10 2015-01-28 立志凯株式会社 片材后处理装置以及具备该装置的图像形成系统
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