JP2001278351A - 包装体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小口包装においても低コストで、取り扱い性
及び内容物の保護性に優れ、長尺の滅菌用包装材料の巻
きずれや吸湿による性能の低下を効果的に防止し得る、
滅菌用包装材料を内包した包装体を提供する。 【解決手段】 包装体１０は、少なくとも一部がガス
透過性の紙または不織布である二枚のシートの両端部近
傍に接着層を設けてなる長尺の滅菌用包装材料１１を巻
き芯１２に円筒状の巻き取ってなるものを包装用フィル
ム１３で密着包装してなる。この包装用フィルムは紫外
線吸収剤を含有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、病院などで使用さ
れる滅菌用包装袋を製造するための長尺の滅菌用包装材
料を内包する、取り扱い性、内容物の保護性に優れた包
装体に関する。

【０００２】

【従来の技術】手術や治療などに使用する器具類につい
ては、使用前に滅菌したものを用いることが必要であ
る。滅菌方法としては、例えば、メスやシリンジなどの
被滅菌物を、少なくともガス透過性であって細菌類が通
過不能である領域を有する包装袋に入れ、密封した後、
高温の蒸気（オートクレーブ）、プラズマ、エチレンオ
キサイドガス（ＥＯＧ）などを用いて滅菌が行われる。
滅菌後の器具は手術などに使用するまで、この包装袋内
に収納され、手術や治療に用いる際に開封して使用され
る。このような包装袋は通常、二枚の矩形シートの周縁
を、被滅菌部材を挿入する開口部を設けて接着してなる
包装袋であって、開口部から被滅菌部材をいれて密閉
し、その後、滅菌処理が行われる。滅菌処理は病院内で
行われるので、滅菌したい対象物の大きさに合わせて、
各種サイズの滅菌用包装袋を病院内に用意しておかなけ
ればならず、コスト的にも不利であり、管理も煩雑であ
る。

【０００３】そこで、そのような不都合を解消するため
に、表裏一組のシートの両側縁が接着された長尺の滅菌
用包装材料を用意しておき、必要な大きさに切断し、病
院内で滅菌バッグを作製することが行われる。このよう
な長尺の滅菌用包装材料は、通常、紙製の巻き芯に巻き
取とって円筒状となし、これをディスペンサーを兼ねた
紙箱内に収納し、さらに、配荷、搬送時には複数の紙箱
をダンボールに詰めて輸送している。巻き芯に巻き取ら
れた長尺の滅菌用包装材料は、その端部をテープなどで
係止したのち、紙箱に収納されるが、輸送時の振動によ
り巻きずれが生じ、滅菌用包装材料がたけのこ状にな
り、しわやたるみが生じて、使用性が低下するという問
題があった。また、このような滅菌用包装袋は滅菌処理
を容易に行うため、少なくとも一部にガス透過性を有す
る紙や不織布等が使用されており、雰囲気の影響を受け
やすく、ディスペンサーを兼ねた紙箱の密閉性が不充分
であるため、ガス透過性の部分が空気中の水分を吸収し
てウェーブが発生したり、端部がカールして、ヒートシ
ールが不確実となり、また、個々の滅菌用包装袋の取り
扱い性が悪化するという問題があった。さらに、紙箱の
強度が不充分であり、搬送時にはダンボール箱へ収納す
る必要があった。

【０００４】近年、技術の発達に伴い、ＥＯＧ滅菌など
が小規模な病院や診療所内でも行われるようになり、こ
のような滅菌用包装袋を小口で納品することが求められ
ている。しかしながら、従来のダンボール箱包装では、
少ない個数を収納して配送するには包装コストがかか
り、小口であればあるほど、製品コストに対する包装材
料のコストの割合が高まってしまうという問題があっ
た。さらに、ディスペンサーを兼ねた紙箱では濡れにも
弱く、密閉性、内容物の保護性も不充分で、長期間保存
するうちに、滅菌用包装袋の変形や表面への埃の付着に
よる被滅菌物の開封時の再汚染の懸念なども生じ、滅菌
用包装袋の保護性に優れた包装体が所望されていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものであり、本発明の目
的は小口包装においても低コストで、取り扱い性及び内
容物の保護性に優れ、長尺の滅菌用包装材料の巻きずれ
や吸湿による性能の低下を効果的に防止し得る包装体を
提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の包装体は、少な
くとも一部がガス透過性の紙または不織布からなる表裏
一組のシートの両側縁近傍に接着部が形成され、側縁に
沿った方向に、内包される被滅菌物の寸法に合わせた所
定の間隔で幅方向に切断され、被滅菌物の滅菌処理に使
用される長尺の滅菌用包装材料を円筒状に巻き取り、包
装用フィルムで密着包装してなることを特徴とする。こ
こで、密着包装とは、円筒形に巻かれた滅菌用包装材料
を包装用フィルムで覆い、例えば、脱気シールや真空包
装などの方法により内部の残存空気量を減らした包装を
指す。また、真空包装に使用される前記包装用フィルム
が紫外線吸収剤を含有することが、被包装物の保護性の
観点から好ましい。

【０００７】このように、滅菌用包装袋を円筒状に巻き
取ったものを密着包装することにより、従来の紙箱包装
に比べてコンパクトになるとともに、例えば、真空包装
した場合、密着した包装用フィルムにより、巻き取られ
て円筒状となつた包装袋が締めつけられており、取り扱
い性が向上するとともに、搬送の巻きずれが防止され、
場所をとらず、高い密閉性により開封時まで、埃や空気
中の水分との接触をほぼ完全に遮断でき、保存性も良好
である。また、包装体の真空包装を開封したとしても、
滅菌包装袋は包装用の大きなフィルム内に保存されるこ
とになり、埃の付着を有効に防止しうるという利点も有
する。さらに、密着包装用のフィルムとして、紫外線吸
収剤を含有してなる樹脂や接着剤を用いたフィルムやこ
のような樹脂からなる層を積層したものを用いること
で、保護性がさらに向上し、例えば、滅菌用のインジケ
ーターインクによる印刷を行なった滅菌用包装袋なども
インジケーターの変色を防止するため、感度低下の懸念
なく、長期間保存し得るという効果をも奏することにな
る。

【０００８】本発明の包装体に内包される滅菌用包装袋
は、少なくとも一部がガス透過性の紙又は不織布で構成
されるものであるが、表裏一組のシートの一方がガス透
過性の紙または不織布であり、他方が透明の合成樹脂シ
ートであることが、滅菌効率とインジケーターや被滅菌
物の視認性の点から好ましい。また、表裏一組のシート
が剥離可能に接着されていると開封性がよくなり、より
好ましい。そして、包装用フィルムで強力に締め付けら
れた状態（例えば、真空包装）で長期間保管された場合
であっても、少なくとも一部が紙又は不織布で構成され
ているので滅菌用包装袋がブロッキングすることがない
ので好ましい。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の包装体に内包されるより好ましい態様と
して、表裏一組のシートの両側縁近傍に剥離可能な接着
部が形成された長尺の滅菌用包装材料（以下、適宜、滅
菌用包装材料と称する）について説明する。滅菌用包装
材料は、少なくとも一部がガス透過性の紙又は不織布で
構成される表裏一組のシートの両側縁近傍に剥離可能な
接着部が形成された長尺の滅菌用包装材料であり、これ
を内包される被滅菌物の大きさに併せて切断して、切断
端部をシールし、滅菌バッグを形成する。このような滅
菌包装材料は、長さの目安となる等間隔に配置された表
示部を有していてもよい。

【００１０】また、滅菌処理を行うと非可逆的に変色す
る、指示機能を有するインキを使用して滅菌作業の有無
を確認するインジケーターを備えたものであってもよ
い。そのようなインキとしては、水蒸気滅菌（オートク
レーブ滅菌）のインジケーターとなる温度に感知する色
材としては、ジアゾニウム塩化合物等の感熱記録材料に
使用する色素や感熱性のマイクロカプセルに内包され、
所定の温度に達するとマイクロカプセルの密閉性が損な
われて発色する色材などが挙げられ、市販品としては、
例えば、Ｉ・Ｃ・Ｓセンター（サクラクレパス）社製の
ネスコスＩ・Ｃ（Ｓ−２５Ｂ、高圧蒸気滅菌用）、日油
技研工業社製のサーモラベルやスチームインテグレータ
ーカードに使用されるインクなどが挙げられる。ＥＯＧ
に感知するものとしては、例えば、特開平５−１２５２
号公報に記載の（Ａ−Ｎ＝Ｎ−Ｂ）構造を有する分散性
染料を有する組成物などが挙げられ、市販品としては、
Ｉ・Ｃ・Ｓセンター（サクラクレパス）社製のネスコス
Ｉ・Ｃ（ＥＯ−３６、ＥＯガス滅菌用）、日油技研工業
社製のＥＯ−１、ＥＯ−２、ＥＯ−Ｌ等が挙げられる。
また、プラズマに感知するものとしては、特開平１１−
１７８９０４号公報に記載のトリフェニルメタン系色
素、シアニン系色素などが挙げられる。

【００１１】このようなインジケーター機能を有するイ
ンクにより表示部を形成する場合には、少なくとも一方
のシートは透明なものを用いることが視認性の観点から
好ましく、また、いずれか一方のシートに印刷を行なう
場合、外面に印刷を行うことが指示機能の感度の観点か
ら好ましい。

【００１２】本発明の滅菌用包装材料を構成する表裏１
組のシートについては、特に制限はなく、滅菌可能であ
る領域を備え、且つ、必要な強度を有するシート状物で
あれば、公知のものを任意に使用することができる。こ
こで、滅菌可能である領域とは、通常、滅菌は、高温の
水蒸気、エチレンオキサイドガス（ＥＯＧ）、プラズマ
などを用いて行われるため、これらの有効成分であるガ
ス（気体）を透過させ、菌を透過させない材質からなる
領域を指し、このような領域を少なくとも一部に有して
いる必要がある。このようなシートの使用は、片方また
は両方のいずれでも良いが、一方をガス透過性の紙また
は不織布製シートとし、他方を透明な合成樹脂シートと
することによって、内容品の視認性が確保されるので好
ましい。

【００１３】前記滅菌処理のうち、特に、病院内で滅菌
することを考慮すると滅菌装置が簡素であり、安価なこ
とからＥＯＧ滅菌が適しており、このことを考慮すれ
ば、ＥＯＧが透過でき、菌が透過できない範囲の透過度
を有する紙または不織布が好ましい。包装袋のすべてを
このような滅菌可能な材料で構成することもできるが、
コスト、強度、内容物の視認性の観点から、一方が紙ま
たは不織布等のガス透過性材料を用い、他方に透明の合
成樹脂シートなどを用いることも好ましい態様である。

【００１４】剥離可能に接着してなる包装袋において
は、裏表のシートの材質が同じであっても、異なってい
てもよい。二枚のシート間の接着は、イージーピール
（易剥離）接着剤を用いたり、一方のシートが熱可塑性
樹脂の不織布である場合、他方のシートとして適度な接
着強度が発現する、熱可塑性の透明な合成樹脂シートを
直接積層したり、熱可塑性材料からなるシール層を介し
て他のシートと積層して、その後、ヒートシールを行っ
て接着するなど公知の方法が採用可能である。

【００１５】本発明に係る長尺滅菌用包装材料は、前記
表裏二枚のシートを積層し、両側端近傍に剥離可能な接
着部を設けてなり、円筒状などに加工されて供給され
る。病院などでは、この一端をヒートシールなどで接着
し、内容物に合わせた大きさに切断し、開口端部をシー
ルすることで容易に滅菌バッグを作成することができ
る。

【００１６】図１は本発明の包装体の一態様を示す概略
斜視図である。包装体１０は、滅菌用包装材料バッグ１
１を紙製の巻き芯１２に円筒状に巻き取ったものを包装
用フィルム１３で真空包装してなる。内包される滅菌用
包装材料１１は、二枚のシートの両端部近傍に剥離可能
な接着部を備えた包装材料である。

【００１７】滅菌用包装材料１１はこの包装用フィルム
に円筒状に巻かれた形態で内包されるものであり、その
巻き径は目的に応じて任意に選択される。また、包装材
料１１の幅も収納する被滅菌物の大きさに応じて適宜に
決定することができるが、一般的に取り扱い性の観点か
ら、長尺物の全長が５０〜５００ｍ程度、幅が５０〜６
００ｍｍ程度である。

【００１８】包装体に使用する包装用フィルムの種類、
密着包装の方法については特に制限はなく、真空包装や
シュリンク包装など公知のものを適宜適用することがで
きる。なかでも、滅菌用包装材料を収納して包装体とす
るに際し、熱の影響が小さい真空包装が好適である。真
空包装にて包装体を形成する場合に使用しうる包装用フ
ィルムとしては、最内層がヒートシール可能な層である
ものが接着剤を使用することなく包装できるため好まし
く、酸素透過度５０００ｍｌ／ｃｍ²・２４ｈｒ以下の
ものがより好ましい。そのようなフィルムとしては、単
体のフィルム素材であれば、ポリエチレンやポリプロピ
レン等のオレフィン系樹脂フィルムが、積層フィルムで
あれば二軸延伸ナイロンフィルムや二軸延伸ポリエステ
ルフィルム等の延伸フィルムにポリオレフィン系樹脂層
を積層したものやそれらの樹脂を共押出ししたフィル
ム、又はそれらの単体フィルムや積層フィルムにエチレ
ンビニルアルコール共重合体樹脂層、アルミニウム、シ
リカ等の無機物蒸着層、アルミニウム等の金属箔などを
積層したものを挙げることができる。フィルムの厚みは
目的や内包物により適宜決定されるが、内容物の保護性
や強度の観点から一般的には、３０〜１５０μｍ程度が
好ましい。

【００１９】このような包装用フィルムで滅菌用包装材
料を挿入するための開口部を除く３方を予め接着した袋
体を形成し、又は、自動包装機で袋体の形成と同時に、
そこに円筒状に巻き取った滅菌用包装材料を挿入し、公
知の真空包装機により脱気しながら真空包装を行う。真
空包装時の真空度としては、包装用フィルムが滅菌用包
装材料に密着していれば、必ずしも包装体内が減圧状態
である必要はないが、搬送時における滅菌用包装材料の
巻きずれ防止の観点からは、絶対圧で５０〜７００ｍｍ
Ｈｇ程度であることが好ましい。このような真空包装
は、真空チャンバー式のシーラーで行うことが好ましい
が、例えば、富士インパルス社製ノズル脱気シーラーな
どを用いてもよい。

【００２０】真空包装を行う際に、内容物である円筒状
の滅菌用包装材料よりも充分に大きな包装用フィルム袋
を用いて、フィルムの一部が集合体の外周に十分余裕を
持つようにした所謂ピクチャーフレームとすることによ
り、搬送時には、クッションとして機能するとともに、
真空包装開封後の取り扱い性が向上するため好ましい。
また、同様の観点から、再封のためのポリチャックを設
けたり、少なくとも一辺の開口部分のシール部がイージ
ーピール（易剥離性）接着剤で接着されていたり、開封
用のノッチがシール部全体に亘って設けられ、どの位置
からでも開封できるように構成されていることが好まし
い。

【００２１】以下、図１を参照して本発明の一実施態様
について説明する。包装体１０は、滅菌用包装材料１１
を外径８２ｍｍの巻き芯１２に全長２００ｍ巻きつけ
て、端部を接着剤で仮止めしたものをガス非透過性のフ
ィルム（厚さ１５μｍの二軸延伸ナイロンに低密度ポリ
エチレン樹脂を５０μｍの厚さで押出しラミネートした
もの）１３で真空包装してなる。内包される滅菌用包装
材料１１は、合成樹脂製の透明フィルム及びガス透過性
の不織布からなる二枚のシートの両端部近傍に剥離可能
な接着部１４を備えた包装材料１１である。

【００２２】円筒状で、巻き径（外径）２００ｍｍ、幅
２４０ｍｍとした滅菌用包装材料１１をこの円筒状の集
合体よりも、大きい、長さ３５０ｍｍ、幅３００ｍｍの
包装用フィルムの袋体に入れ、真空包装機で真空度４０
０ｍｍＨｇの条件で真空包装する。密閉された滅菌用包
装材料は充分に密閉され、取り扱い性に優れ、搬送時の
振動に対しても巻きずれを生じることがない。また、包
装フィルムの周囲が外箱に詰める際のクッション材とし
て機能するため、搬送時の安定性にも優れる。

【００２３】この包装体は、その開口端をヒートシール
で接着することで、容易に封止でき、また、円筒状の滅
菌用包装材料１１よりも充分大きいフィルム性の袋体１
３に内包されているため、開封後も、開封口より繰り出
し、切断して使用した後、袋体の口を閉じておけば、埃
の侵入も効果的に防止でき、最後の巻き芯近傍の部分を
使用するまで袋体のフィルム部に保護されるため、保存
性の観点からも好ましい態様である。また、前述の如
く、この真空包装用のフィルムに紫外線吸収剤を含有し
たものを使用すれば、滅菌インジケーターを印刷した滅
菌用包装材料を用いる場合、蛍光灯や白灯下での取り扱
いも可能となり、内容物の保存性、保護性が一層向上す
る。

【００２４】図２は本発明の包装体の別の態様を示す概
略斜視図である。包装体２０は、滅菌用包装材料２１を
紙製の巻き芯２２に円筒状に巻き取ったものを包装用フ
ィルム２３で真空包装してなる。本態様では、包装用フ
ィルム２３は内包される滅菌用包装材料２１の安定化に
充分な大きさを有するものを使用している。例えば、円
筒状の滅菌用包装材料２１を、包装体の開封後に所定の
切断用ディスペンサーに収納して、切断して使用する場
合などには、搬送時の巻きずれや吸湿による変形を防止
すれば包装体としての目的を達成できるため、このよう
な大きさの包装用フィルム２３を使用することで、包装
フィルムや真空包装時に使用するエネルギーを軽減する
ことができる。

【００２５】

【発明の効果】本発明の長尺の滅菌用包装材料の包装体
によれば、小口包装においても低コストで、取り扱い性
及び内容物の保護性に優れ、長尺の滅菌用包装材料の巻
きずれや吸湿による性能の低下を効果的に防止し得ると
いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 滅菌用包装材料を円筒状に巻き取ったものを
大きめの包装用フィルムにより内包した包装体の態様を
を示す概略斜視図である。

【図２】 滅菌用包装材料を円筒状に巻き取ったものを
包装用フィルムにより内包した包装体の別の態様を示す
概略斜視図である。

【符号の説明】

１０、２０ 包装体 １１、２１ 長尺の滅菌用包装材料 １２、２２ 巻き芯 １３、２３ 包装用フィルム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 基貴 東京都墨田区文花２−１−３ 花王株式会 社内 (72)発明者 須藤 禎子 東京都中央区日本橋馬喰町１−４−16 藤 森工業株式会社内 (72)発明者 松田 美章 東京都中央区日本橋馬喰町１−４−16 藤 森工業株式会社内 (72)発明者 野口 智子 東京都中央区日本橋馬喰町１−４−16 藤 森工業株式会社内 Ｆターム(参考） 3E067 AA16 AB83 BA12A BA31A BB01A BB06A BB22A BC03A CA03 CA13 EE32 FB11

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも一部がガス透過性の紙または
   不織布からなる表裏一組のシートの両側縁近傍に接着部
   が形成され、側縁に沿った方向に、内包される被滅菌物
   の寸法に合わせた所定の間隔で幅方向に切断され、被滅
   菌物の滅菌処理に使用される長尺の滅菌用包装材料を円
   筒状に巻き取り、包装用フィルムで密着包装してなる包
   装体。
2. 【請求項２】 前記包装用フィルムが紫外線吸収剤を含
   有する請求項１に記載の包装体。