JP2001277699A - 感熱接着シートによって一体化されたインクジェット記録情報体 - Google Patents
感熱接着シートによって一体化されたインクジェット記録情報体Info
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Abstract
に優れた、感熱接着シートによって一体化されたインク
ジェット記録情報体を提供すること。 【構成】 インクジェット記録情報面を有する記録材2
枚の、又は折り返した情報記録面間に、感熱接着シート
を挟み、感熱接着により一体化せしめてなるインクジェ
ット記録情報体。前記感熱接着シートは支持体Aと合成
高分子樹脂層Bが積層してなる積層体の両面に感熱接着
剤層C、C’を設けてなる剥離可能な感熱接着シートで
ある。また、前記記録材は、顔料と接着剤を含むインク
ジェット情報記録面を有するキャストコート紙である。
Description
ェット記録情報面同士を剥離可能に感熱接着してなるイ
ンクジェット記録情報体に関し、特に、剥離可能な疑似
接着面を有する4層からなる感熱接着シートによって一
体化されたインクジェット記録情報体に関する。
求書及び支払通知書のような個人のプライバシーに関す
る書類の郵送が激増している。このような通知書は、個
人のプライバシーに関わり、また、宛先人毎に通知内容
が異なるため、発送作業には細心の注意が必要である。
そこで、最近においては、宛先人毎のデータをコンピュ
ーターによって管理することにより発送作業の省力化を
図っている。
は、発送時に連続して宛先人毎にプリントアウトされ
る。このとき、連続記録用紙の片面には、宛先と通信文
が同時に印刷され、これを宛先人毎に切り離し、宛先だ
けが外から見えるような窓付の封書に入れて発送してい
る。このようにすることによって、宛先と通信文の不一
致を防ぐことができ、また、宛名書等の作業を省略する
ことができる。しかしながら、封書は葉書に比べて郵送
料が高いことから、最近、内部に情報を隠蔽することの
できる様々な葉書が提案され実用化されている。
情報を記録することのできる感熱接着剤層を紙製支持体
の片面に形成せしめた封緘葉書がある(実開平1−14
8371号公報)。この封緘葉書は、2つ折りにして葉
書サイズとなるもので、感熱接着剤の表面に情報を記録
した後、これを2つ折にして感熱接着剤同士を剥離可能
な接着強度で熱圧着するものである。しかしながら、こ
の封緘葉書は、感熱接着剤層の表面、即ち剥離面に情報
を記録するため、他面に記録内容が転写されるという欠
点があるのみならず、感熱接着剤層の接着強度の調整が
難しいために、剥がしカールが発生して情報の判読が困
難となる等の欠点がある。
記録した2枚の葉書サイズの記録材に情報を記録した
後、各記録材の情報記録面同士を再剥離可能に感熱接着
することのできる、両面接着性を有する感熱接着シート
及びそれを用いた情報記録体が提案されている。この情
報記録体の場合には情報記録面の内容が転写されること
なく、また剥離適性も略良好であるが、剥したときのカ
ールの発生や、記録体からの接着剤のはみ出しを完全に
防止することができないという欠点があった。
式としては、従来、オフセット印刷方式、熱転写方式、
或いはフォーム印刷方式が使用されてきたために、従
来、それらの方式に適した記録材が用いられていた。し
かしながら、近年、ノンインパクト方式の1種であるイ
ンクジェット記録方式が、従来のものと比較して高速、
低騒音であること、比較的簡便な装置でカラー記録が可
能であることから急速に普及してきた。特に多色インク
ジェット記録においては、品質的にもカラー写真の画像
に近い高精細なフルカラー画像が得られてきており、製
版方式の多色印刷では数量的にコスト高になるような少
量印刷の分野への利用が進んでいる。
用いた情報記録体の記録材にもインクジェット方式で記
録した用紙を利用した高精細画像が求められている。更
に、このような多品種少量生産の高精細画像に対する需
要は、従来の親展ハガキだけでなく、ゲーム用に使用さ
れるアミューズメントカード、及びグリーティングング
カード等にも広がる可能性がある。しかしながら、感熱
接着シートで一体化する情報記録体の記録材としてイン
クジェット用の用紙を用いると、感熱接着シートとイン
クジェット記録用紙を加熱圧着した(ラミネート)後、
剥離するに際し、感熱接着シートの感熱接着剤層側にイ
ンクジェット記録材の記録層がはぎ取られたり、該記録
材表面のインクジェット情報面がはがれるために、高精
細な画像を維持できなかったり開封不良が発生するとい
う欠点があった。
は、インクジェット記録によって記録された高精細な情
報記録面を有すると共に、開封性に優れた感熱接着シー
トによって一体化されたインクジェット記録情報体を提
供することにある。
インクジェット記録情報面を有する記録材2枚の、又は
折り返した情報記録面間に、感熱接着シートを挟み、感
熱接着により一体化せしめてなるインクジェット記録情
報体であって、前記感熱接着シートが支持体Aと合成高
分子樹脂層Bが積層してなる積層体の両面に感熱接着剤
層C、C’を設けてなる剥離可能な感熱接着シートであ
ると共に、前記記録材が顔料と接着剤を含むインクジェ
ット情報記録面を有するキャストコート紙であることを
特徴とする、感熱接着シートによって一体化されたイン
クジェット記録情報体によって達成された。
よって一体化された情報記録体を図面に基づいて詳述す
るが、本発明は、これによって限定されるものではな
い。図1は、本発明の感熱接着シートを用いたインクジ
ェット記録情報体の断面構成図である。図において、符
号Aは支持体、Bは合成高分子樹脂層、C及びC’は感
熱接着剤層、Dは本発明の感熱接着シート、EはDと共
に本発明の記録体を構成する記録材、Ea及びEbは該
記録材のインクジェット記録情報面を表わす。
Aは、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、トリアセテートなどのプラスチックフィル
ム、あるいは含浸紙、グラシン紙等の実質的に透明なシ
ートの中から適宜選択して使用することができる。支持
体Aの一方の面に設ける合成高分子層Bは、熱可塑性エ
ラストマー、アイオノマー樹脂、低分子量ポリオレフィ
ン樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、フッ素樹脂、シ
リコン樹脂、ポリエステル樹脂、の中から選択される1
種又は2種以上の混合樹脂を使用することが好ましい。
の両面に設ける感熱接着剤層(C、C’)には、エチレ
ン/酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、エチレ
ン/アクリル酸共重合樹脂、エチレン/アクリル酸エチ
ル共重合樹脂等の中から選択される少なくとも1種の樹
脂を使用することが好ましい。これらの中でも、特に、
ガラス転移温度が30〜70℃、若しくはビカット軟化
温度が40〜65℃の樹脂が好ましい。
以内の範囲で無機顔料を含有させることができ、特に3
〜15重量%含有させることが好ましい。上記の如く無
機顔料を添加することによって、記録材の間に前記感熱
接着シートを挟んで記録情報体を製造する時に、溶融し
た樹脂が記録材の間からはみ出すことを防止することが
できるのみならず、感熱接着シート製造時における巻取
保存性を改善することができる。
体Aに塗工方式あるいはラミネート方式で合成高分子樹
脂層B及び感熱接着層C、C’を設けることが好まし
い。この感熱接着シートは、合成高分子樹脂層や感熱接
着剤層の樹脂組成等を変更することにより、支持体Aと
合成高分子樹脂層Bの界面が剥離するか、あるいは合成
高分子樹脂層Bと感熱接着剤層Cの界面が剥離する。何
れにしても、剥離面間の剥離強度は、20℃、65%R
Hの環境下、剥離速度500mm/分で10〜30g/
50mmであることが好ましい。支持体Aと合成高分子
樹脂層B間が剥離する場合の感熱接着シートについて
は、特開平7−17166号公報に記載されたものの中
から選択することができ、合成高分子樹脂層Bと感熱接
着剤層Cとの間が剥離する場合の感熱接着シートは、特
願平11−349187号公報に記載されたものの中か
ら選択することができる。
記の感熱接着シートDを、インクジェット記録方式で印
字した記録材Eのインクジェット記録情報面間に挟み、
100℃以下の温度で感熱接着し、一体化せしめて得る
ことが好ましい。この場合の上記記録材Eは、、キャス
トコート法で製造した原紙表面に主として顔料と接着剤
からなる記録層を設けてなるキャストコート紙である。
記録された上記記録材Eの記録面間に挟んで加熱圧着し
てなる記録情報体を開封する場合、感熱接着シート中の
剥離面間における界面剥離強度が感熱接着シートの両面
の感熱接着層とインクジェット情報記録面の接着強度よ
り弱い場合には、開封はスムーズに行われる。しかしな
がら、上記感熱接着シート中の界面剥離強度が感熱接着
シートの両面の感熱接着層とインクジェット情報記録面
の接着強度より強い場合には、開封時に、感熱接着層表
面にインクジェット記録情報面が転写されて剥がれた
り、インクジェット記録情報面の記録層がはぎ取られる
ため、高精細なインクジェット記録情報が維持できず、
開封不良等を起こす。
キャストコート紙を用いるが、キャストコート紙は表面
の平滑性が高い上、記録層の表面強度も大きいので、感
熱接着シートを挟んで加熱圧着したときの感熱接着シー
トの両面の感熱接着剤層表面と記録紙表面の密着性が良
好になり、剥離の際、スムースに開封することが可能と
なる。
用コート紙を用いた場合には、記録面の表面強度が弱い
上、平滑性が低いために、感熱接着シートを挟んで加熱
圧着したときの感熱接着シートの両面の感熱接着剤層表
面と記録紙表面の密着性が良好でなく、剥離の際、スム
ースに開封できない場合が生ずる。また、上質紙を用い
た場合には、インクジェット記録方式で多色印字した場
合に高精細な画像が得られない。
キャストコート紙は、加圧下における平滑性を示すマイ
クロトポグラフ(東洋精機(株)製)で測定した20k
g/cm2の印加圧力下でのRp値が3.0μm以下で
あることが好ましく、特に1.0μm以下であることが
好ましい。ここで、Rp値とは、加圧下での動的な平滑
性を示すものであり、印刷加圧時の平滑性の指標とされ
るものである。
ェット情報記録面の平滑性が感熱接着シートとの密着性
に影響するものと思われる。Rp値が3μmを越えると
密着性が悪くなり、インクジェット記録情報面が剥がれ
易くなる傾向になる。また、インクジェット記録用キャ
ストコート紙の表面硬度は、えんぴつ硬度で2B以上で
あることが好ましく、特にB以上であることが好まし
い。えんぴつ硬度が2Bより小さいと、インクジェット
記録情報面の記録層が剥がれやすい。また、高精細な画
像を得るために本発明のキャストコート紙のコッブ吸水
度は100g/m 2以下であることが好ましく、特に6
0g/m2以下であることが好ましい。
くとも一方の面に、顔料及び結着剤とからなる記録層を
塗布し、該記録層が湿潤状態にあるうちに加熱された鏡
面仕上げ面に圧着し、乾燥させてなるインクジェット記
録用キャストコート紙である。本発明において使用する
キャストコート紙の原紙に添加する填料は、例えばカオ
リン、タルク、炭酸カルシウム、二酸化チタン等の、通
常抄紙に使用されるものの中から適宜選択して用いるこ
とができる。
ることのできる顔料の主成分としては、非晶質シリカ、
無定形シリカ、微粉シリカなどの合成シリカが好まし
く、特にBET比表面積が200〜600m2/gのも
のが好ましい。また、シリカと併用できる顔料として
は、例えばカオリン、タルク、炭酸カルシウム、二酸化
チタン、クレー、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、アル
ミナ等が挙げられる。
粉、エステル化澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘
導体、ポリビニルアルコール及びその誘導体、ポリビニ
ルピロリドン、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク、ス
チレン−アクリル樹脂及びその誘導体、スチレン−ブタ
ジエンラテックス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニル
エマルジョン等が挙げられる。
00重量部に対して、10重量部から100重量部であ
ることが好ましい。即ち、顔料、特に主成分であるシリ
カの比表面積に応じて、結着剤の配合量の最適値は上記
の範囲で変化するが、原則として、顔料に対する結着力
が十分であり、かつインク吸収性が阻害されない範囲の
量である限り、特に限定されることはない。
ート紙の顔料及び結着剤は、通常、水系塗工液として調
製される。この塗工液には、必要に応じて顔料分散剤、
保水剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、耐水化剤、
湿潤剤、蛍光染料、紫外線吸収剤、カチオン性高分子電
解質等を適宜添加することができる。塗工方式として
は、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコ
ーター、ブラッシュコーター、キスコーター、スクイズ
コーター、カーテンコーター、バーコーター、グラビア
コーター、コンマコーター等の公知の塗工機を用いた塗
工方法の中から適宜選択して使用することができる。
つ十分なインク吸収性が得られる範囲で任意に調整する
ことができるが、片面当たり、固形分換算で5〜40g
/m 2であることが好ましく、特に、10〜25g/m
2であることが好ましい。本発明における、塗工された
インクジェット記録層の乾燥は、記録層が未だ湿潤状態
にあるうちに、加熱された鏡面仕上げ面に圧着して行
う。この場合における塗工層の湿潤状態には、塗工直後
の未乾燥の状態、及び凝固法を用いて塗工後の未乾燥時
にゲル化させた状態のみならず、塗工乾燥後に再湿潤液
により可塑化させた状態も含まれる。
は、通常100℃程度に加熱された、鏡面加工された円
筒外面を有するドラムである。本発明においては、特
に、未乾燥時にゲル化させた状態で加熱された鏡面仕上
げ面に圧着する方式の凝固法で製造したキャストコート
紙が好ましい。これは、鏡面仕上げ前に乾燥を行わない
ため、仕上げ後のキャストコート層がポーラスになり、
インクの吸収性が良い上表面の平滑性も高く維持される
からである。この場合の凝固法における凝固液に用いる
凝固剤としては、例えば、蟻酸、酢酸、クエン酸、酒石
酸、乳酸、塩酸、硫酸等の、カルシウム、亜鉛、バリウ
ム、鉛、マグネシウム、カドミウム、アルミニウム等と
の各種の塩や、硫酸カリウム、クエン酸カリウム、硼
砂、硼酸等を使用することが一般的であるが、本発明に
おいては、特に蟻酸塩を使用することが好ましい。
えば図1の如く感熱接着シートDを、インクジェット記
録方式で印字した記録材Eのインクジェット記録面間に
挟み、100℃以下の温度で感熱接着して一体化せしめ
たものである。また、本発明の情報記録体は、インクジ
ェットキャストコート紙に一度に3面を同時印字した記
録材(E)を、S型折り又はZ型折りにして、相対向す
る情報記録面同士を一体化することもできる。従って、
葉書とする場合には、葉書内部に情報記録面を4面設け
ることができるので、より多量の情報量を有する葉書と
することができる。
のインクジェット記録情報体を葉書に用いる場合につい
て詳述したが、葉書以外の用途にも使用することができ
ることは当然である。このような用途の例としては、例
えばゲーム用に用いられるアミューズメントカードある
いはグリーティーングングカード挙げられる。また、本
発明は、高精細な画像のインクジェット記録情報体を開
封した際に、インクジェット記録情報面が 、感熱接着
シートのフィルム、合成高分子樹脂層、感熱接着層のい
ずれかで覆われているため、水分、又は空気(酸素)が
遮断される。従って、耐水性はもとより一般的にインク
ジェット記録用紙においては劣っていると思われてい
た、酸化反応による用紙自体及び記録部の耐光性も高め
ることができる。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。 〈評価項目〉 1.動的平滑性:マイクロトポグラフ(東洋精器(株)
製)を用いて、加圧下、20kg/cmにおけるRp値
(μm)を測定した。値が小さいほど平滑である。 2.表面硬度:えんぴつ硬度(ASTM D3363)
を測定した。 3.コッブ吸水度:JIS P8140に準じて、30
秒での吸水度測定した。 4.開封性:感熱接着シートを用いたインクジェット記
録情報体を手で剥離し、高精細なインクジェット記録層
がはぎ取られず、記録情報面が維持されているかを目視
で評価した。 ○:開封性良好、×:開封性不良 5.インクジェット記録適性:インクジェットプリンタ
ー(PM750C:セイコーエプソン(株)製の商品名)
で多色印字を行い、高精細な画像を目視で評価した。 ○:良好、×:不良
レフタレートフィルムの支持体(A)の一方の面に、ビ
カット軟化温度が55℃で、100℃以下の温度では溶
融はみ出しを起こすことのないアイオノマー樹脂からな
る熱可塑性樹脂層(B)を10μmの厚さとなるように
形成し、得られた積層体の両面に、90℃で記録材と感
熱接着させることのできる、ガラス転移温度が35℃の
ポリエステル樹脂と無機顔料を含み、樹脂/無機顔料の
固形分比率を90/10に調整した混合液を、夫々10
μmの厚さとなるように塗布・乾燥し、感熱接着シート
を得た。
の合成シリカ100部、結着剤としてスチレン・ブタジ
エン共重合体ラテックス(JSR−0617:日本合成
ゴム(株)製の商品名)25部及びカゼイン(ラクチッ
クカゼイン:ニュージーランド産の商品名)25部、離
型剤としてステアリン酸カルシウム(ノプコートC−1
04:サンノプコ(株)製の商品名)2部の固形分組成
からなる、濃度30%の水性塗工液を、坪量109g/
m2の原紙に、ロールコーターを用い、目標塗工量14
g/m2として塗工した後、蟻酸カルシウム5重量%の
凝固液をロールコーターで塗工して凝固処理を行い、塗
工層が湿潤状態にあるうちに、100℃に加熱されたキ
ャストドラムの鏡面に圧着して乾燥することによって得
た。得られたインクジェット記録用キャストコート紙の
坪量は123g/m2であった。この時のRp値は0.
1μm、表面えんぴつ硬度はB、コッブ吸水度は44g
/m2であった。
ャストコート紙にフルカラーインクジェット記録方式に
て多色記録し、図1の如く、インクジェット記録情報面
を有する記録材のインクジェット記録情報面(Ea、E
b)同士が当接するように、先に作製した感熱接着シー
トを挿入し、表面温度が100〜110℃の熱ロール間
に通して感熱接着させ、充分冷却してインクジェット記
録情報体を得た。
ト記録用キャストコート紙の代わりに、市販のインクジ
ェット記録用セミ光沢コート紙(Rp値(1.8μ
m)、えんぴつ硬度3B、コッブ吸水度74g/m2)
を使用したこと以外は、実施例1と全く同様にして感熱
接着シートを用いて一体化したインクジェット記録情報
体を得た。
ト記録用キャストコート紙の代わりに、市販のインクジ
ェット記録用マットコート紙(Rp値(6.0μm)、
えんぴつ硬度3H、コッブ吸水度141g/m2)を使
用したこと以外は、実施例1と全く同様にして感熱接着
シートを用いて一体化したインクジェット記録情報体を
得た。以上の結果を表1に示した。
ートによって一体化したインクジェット記録情報体は、
高精細な画像からなる情報記録面を維持して、開封性に
優れたインクジェット記録情報体を得ることができるの
で、親展ハガキ、ゲーム用に用いられるアミューズメン
トカードあるいはグリーティングングカード等に利用す
ることができる。また、情報記録体を開封した際に、イ
ンクジェット記録情報面が感熱接着シートのフィルムあ
るいは合成樹脂層に覆われているため、水分や空気(酸
素)が遮断されるので、耐水性はもとより、一般的にイ
ンクジェット記録用紙では劣っていると思われていた、
酸化反応による用紙自体及び記録部の耐光性も高めるこ
とができる。
ンクジェット記録情報体の断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】インクジェット記録情報面を有する記録材
2枚の、又は折り返した情報記録面間に感熱接着シート
を挟み、感熱接着により一体化せしめてなるインクジェ
ット記録情報体であって、前記感熱接着シートが支持体
Aと合成高分子樹脂層Bが積層してなる積層体の両面に
感熱接着剤層C、C’を設けてなる剥離可能な感熱接着
シートであると共に、前記記録材が顔料と接着剤を含む
インクジェット情報記録面を有するキャストコート紙で
あることを特徴とする、感熱接着シートによって一体化
されたインクジェット記録情報体。 - 【請求項2】 キャストコート紙のインクジェット記録
情報面をマイクロトポグラフで測定した20kg/cm
2の加圧下におけるRp値が、3μm以下であることを
特徴とする、請求項1に記載された感熱接着シートによ
って一体化されたインクジェット記録情報体。 - 【請求項3】 キャストコート紙のインクジェット記録
情報面の表面硬度が、えんぴつ硬度で2B以上であるこ
とを特徴とする、請求項1または2に記載された感熱接
着シートによって一体化されたインクジェット記録情報
体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000091334A JP2001277699A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 感熱接着シートによって一体化されたインクジェット記録情報体 |
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JP2000091334A JP2001277699A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 感熱接着シートによって一体化されたインクジェット記録情報体 |
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---|---|---|---|---|
WO2003045702A1 (fr) * | 2001-11-28 | 2003-06-05 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Feuille d'enregistrement a jet d'encre a double face |
US7147901B2 (en) | 2001-11-28 | 2006-12-12 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Both-sided ink jet recording sheet |
JP2009226684A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Hokuetsu Paper Mills Ltd | インクジェット記録用光沢紙 |
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