JP2001277130A - カラー投射材及びブレンド投射材 - Google Patents

カラー投射材及びブレンド投射材

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JP2001277130A
JP2001277130A JP2000255597A JP2000255597A JP2001277130A JP 2001277130 A JP2001277130 A JP 2001277130A JP 2000255597 A JP2000255597 A JP 2000255597A JP 2000255597 A JP2000255597 A JP 2000255597A JP 2001277130 A JP2001277130 A JP 2001277130A
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color
blasting
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blended
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JP2000255597A
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Tetsuya Kaji
哲也 梶
Satoshi Sekine
聡 関根
Toru Inaba
徹 稲葉
Sei Aoki
勢 青木
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品番、投射材の材質、粒子径、硬度、比重、
形状、その他の機能を一目で識別することができるカラ
ー投射材を提供する。このようなカラー投射材を複数種
類混合して、目視にておおよその混合割合を確認するこ
とができるブレンド投射材を提供する。 【解決手段】 品番毎に、或いは、材質、粒子径、硬
度、比重、形状、その他の機能毎に色を変えたカラー投
射材。このカラー投射材を複数種類混合してなるブレン
ド投射材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラスト処理用の投
射材に係り、特に、材質、粒子径、硬度、比重、形状、
機能等に基いて色を変えることにより、これらを一目で
容易に識別可能としたカラー投射材と、このようなカラ
ー投射材を目的、用途に応じて複数種類組み合わせて混
合したブレンド投射材に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラスト用投射材を空気や水と共に処理
対象物に向けて噴射させて吹き付けるブラスト処理は、
道路の舗装面の白線等の塗装剥離、その他の付着物の除
去、ゴムの加硫成形用金型に付着した堆積物(ゴムくず
やバリ)の除去、その他、塗料等の付着物、汚染物、錆
や表面酸化膜等の除去、プラスチック成形品等のバリ除
去や表面研磨等の目的で幅広い分野において採用されて
いる。
【0003】従来、このようなブラスト処理に用いられ
る投射材としては、アルミナ、ガラス、合成樹脂等各種
の素材からなる粒子が利用されているが、このうち、合
成樹脂製の粒子は被処理物の材質や表面硬度等に応じ
て、最適な物性(硬度等)のものを選択採用することが
できるという利点があることから、特に多用されてい
る。
【0004】樹脂製投射材は、一般に、メラミン樹脂、
フェノール樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹
脂、ナイロン樹脂等の熱硬化性樹脂よりなり、これらの
樹脂の廃材(建材、食器、日用品等の廃材や樹脂製品製
造時の副産物等)を粉砕することにより製造されてい
る。なお、投射材は、その樹脂種により、硬度(モース
硬度)や比重が決定されることから、これらの廃材は樹
脂種毎に種分けされて原料として供される。また、粉砕
に際しては、粉砕の程度や粉砕方法を変えることによ
り、様々な粒子径、形状の投射材とされる。
【0005】一般に提供されている樹脂製投射材は、モ
ース硬度2.0〜4.0、比重1.0〜2.0、粒子径
8〜100メッシュ(直径0.2〜2mm)で、形状と
しては多角柱や円柱形状のもの、球形のものなどがあ
る。
【0006】一方で、ブラスト処理に当たり、ブラスト
効率ないしブラスト効果(剥離性能等)は、投射材の材
質、粒子径、硬度、比重、形状等により大きく影響を受
ける。従って、処理目的、即ち、処理対象物に応じて、
最適な投射材を選択使用することが望まれる。また、場
合によっては、異なる硬度及び/又は粒子径等の投射材
を複数種類混合して使用することで良好なブラスト処理
を行えるケースもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
樹脂製投射材は、建材、食器、日用品等の様々な色の廃
材を原料として製造されるため、赤、白、黄、青、黒
等、種々雑多な色の粒子が無秩序に混在している。しか
も、製造ロット(入荷ロット)毎にその全体の色調も異
なるものとなる。このため、材質(樹脂種)、粒子径、
硬度、比重、形状等に応じて定められた品番で投射材の
製品管理を行う場合、異なる品番のものでも同じような
色であったり、同一品番のものでも異なる色合いであっ
たりするために、製品種別を容易に判別することができ
ないという欠点がある。
【0008】また、2種類以上の投射材を混合して使用
する場合においても、選択した投射材とその混合割合が
適当であるか否かを容易に確認することができなかっ
た。
【0009】このため、製品管理や在庫管理のための確
認に手間と時間を要したり、投射材の選定ミスや、混合
ミスを招き易く、このために、ブラストにより良好な剥
離効果が得られなかったり、また、被処理物を傷めてし
まうなどの問題が生じていた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決し、品
番、投射材の材質、粒子径、硬度、比重、形状、その他
の機能を一目で識別することができるカラー投射材と、
このようなカラー投射材を用い、目視にておおよその混
合割合を確認することができるブレンド投射材を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー投射材
は、品番毎に、或いは、材質、粒子径、硬度、比重、形
状、その他の機能毎に色を変えたことを特徴とする。
【0012】このカラー投射材であれば、色を確認する
のみで、一目で品番等を識別することができる。
【0013】また、本発明のブレンド投射材は、このよ
うな本発明のカラー投射材を複数種類混合したものであ
り、混合物の色合いでおおよその混合割合を確認するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0015】本発明のカラー投射材は、品番、或いは、
材質、粒子径、硬度、比重、形状、その他の機能毎に異
なる色を付与したものである。
【0016】例えば、粒子径毎に色分けする場合には、 20〜30メッシュ(直径800〜500μm):赤 30〜50メッシュ(直径500〜300μm):黄 50〜70メッシュ(直径300〜200μm):青 といったように色分けする。
【0017】また、モース硬度ないし樹脂種で色分けす
る場合には、 モース硬度4のメラミン樹脂:青 モース硬度3〜3.5のユリア樹脂:白 といったように色分けする。
【0018】このように、色分けすることで、色のみで
投射材の品番、或いは、材質、粒子径、硬度、比重、形
状、その他の機能を一目で識別することができる。この
ため、用途に応じて適切な投射材を間違うことなく一目
で選定することができ、製品管理、在庫管理も容易に行
える。
【0019】このような本発明のカラー投射材は、樹脂
原料の廃材調達段階で色別に分類し、色毎に粉砕、分級
を行うことにより容易に製造することができる。
【0020】なお、本発明においては、樹脂原料に対し
て、酸化鉄や酸化鉄を含む化合物(フェライト等)等の
顔料を配合することにより、投射材の色付けの自由度を
高めることができる。この場合、顔料としては、αFe
OOH、βFeOOH、γFeOOH、αFe
γFe、Fe、MoFe、Mo
などを好適に使用することができる。これらの
酸化鉄や酸化鉄を含む化合物(フェライト等)を配合し
た場合には、投射材製造時の整粒のための粉砕工程或い
は投射時における静電気発生を防止するという効果も得
ることができ、製造効率、ブラスト処理効率を高めるこ
とができ、好ましい。
【0021】この場合、酸化鉄や酸化鉄を含む化合物
(フェライト等)等の顔料の粒径は10μm以上、特に
5μm以下、とりわけ1μm以下、例えば0.005〜
1μmであることが好ましく、また、その配合量は原料
樹脂に対して10重量%以下、特に0.001〜1重量
%とするのが好ましい。
【0022】このように色を変えた投射材であれば、2
種以上の投射材を混合して用いる場合には、用いる投射
材の色と混合物の色とから、容易に混合作業を行える。
【0023】例えば、航空機の塗装剥離のためのブラス
ト処理には、粒子径の細かい投射材を用いた方が、本体
のジェラルミンやリベットを傷付けないため好ましい
が、細粒の投射材のみでは剥離効率が悪くなるため、細
粒の投射材と粗粒の投射材とを混合して用いることが望
ましい。従って、この場合には、例えば、20〜30メ
ッシュの赤い投射材と30〜50メッシュの黄色の投射
材とを赤:黄=10:2で混合し、橙色のブレンド投射
材として使用する。
【0024】また、道路の舗装面の付着物の除去には、
30〜50メッシュの投射材と50〜70メッシュの投
射材とを混合して用いることが好ましいことから、例え
ば30〜50メッシュの黄色の投射材と50〜70メッ
シュの青の投射材とを混合して緑色のブレンド投射材と
して使用する。
【0025】更に、ウレタンの成形金型の汚れやバリ等
の付着物の除去には、比較的高硬度で粒子径の大きな投
射材により、金型にこびりついたウレタン残留物を落と
す一方で、若干低硬度で粒子径の小さな投射材で金型を
傷めないように複雑に入り組んだ金型表面の汚れをクリ
ーニングする必要があることから、例えばモース硬度4
のメラミン樹脂製の比較的粒子径の大きい投射材と、モ
ース硬度3〜3.5のユリア樹脂製の比較的粒子径の小
さい投射材とを混合して使用するのが好ましい。従っ
て、この2種類の投射材のうち、前者を青色に、後者を
白色に色分けしておくことで、これらを混合して水色の
ブレンド投射材として用いることができる。また、この
場合において、ブレンド投射材の色合いが青に近いか白
に近いかで、おおまかな混合割合を推定することもでき
る。
【0026】このように、本発明の色分けされたカラー
投射材を用いたブレンド投射材であれば、投射材の選
定、混合のミスを引き起こすことなく、目視による識
別、確認のみで、使用すべき投射材を好適な割合で複数
種類混合して目的、用途に応じたブレンド投射材を容易
に調整することができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のカラー投射
材は、品番、材質、粒子径、硬度、比重、形状、その他
の機能毎に色分けしたものであるため、これらを一目で
識別することができ、メーカー側においてもユーザー側
においても製品管理、品質管理、在庫管理を極めて容易
に行える。また、本発明のブレンド投射材は、このよう
な本発明のカラー投射材を複数種類混合したものである
ため、混合すべき投射材の種類も容易に選別できる上
に、混合物の色合いからおおよその混合割合を容易に確
認することができるため、混合作業を効率的に行って、
効果的なブラスト処理を行える。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 品番毎に色を変えたことを特徴とするカ
    ラー投射材。
  2. 【請求項2】 材質毎に色を変えたことを特徴とするカ
    ラー投射材。
  3. 【請求項3】 粒子径毎に色を変えたことを特徴とする
    カラー投射材。
  4. 【請求項4】 硬度毎に色を変えたことを特徴とするカ
    ラー投射材。
  5. 【請求項5】 比重毎に色を変えたことを特徴とするカ
    ラー投射材。
  6. 【請求項6】 形状毎に色を変えたことを特徴とするカ
    ラー投射材。
  7. 【請求項7】 機能毎に色を変えたことを特徴とするカ
    ラー投射材。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項又は2
    項以上に記載のカラー投射材を、複数種類混合してなる
    ことを特徴とするブレンド投射材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159402A (ja) * 2004-11-11 2006-06-22 Fuji Seisakusho:Kk 研磨材及び該研磨材の製造方法,並びに前記研磨材を用いたブラスト加工方法
JP2007289873A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Matsushita Electric Works Ltd 抗菌・防汚塗装物
JP2010274263A (ja) * 2010-09-01 2010-12-09 Ricoh Co Ltd 乾式洗浄方法及び乾式洗浄装置

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