JP2001277069A - 工作機械の扉装置 - Google Patents

工作機械の扉装置

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JP2001277069A
JP2001277069A JP2000094077A JP2000094077A JP2001277069A JP 2001277069 A JP2001277069 A JP 2001277069A JP 2000094077 A JP2000094077 A JP 2000094077A JP 2000094077 A JP2000094077 A JP 2000094077A JP 2001277069 A JP2001277069 A JP 2001277069A
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door
cylinder
cylindrical member
opening
doors
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JP2000094077A
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Yuko Takahashi
祐幸 高橋
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプラッシュガードの開口部を開閉する扉の
開閉動作時に発生する衝撃や振動を小さく抑える。 【解決手段】 扉28,29の上方部に左右方向に延び
るガイド軸38を設けると共に前記ガイド軸38の両端
部に第1及び第2のシリンダ41,42を、前記扉2
8,29の上端部に前記ガイド軸38の外周面を摺動す
る第1及び第2の筒状部材39,40を設ける。前記扉
28,29の閉鎖時には、第1の筒状部材39は第1の
シリンダ41に挿入されて前記シリンダ41内の空気を
圧縮し、前記扉28,29の開放時には、第2の筒状部
材40は第2のシリンダ42に挿入されて該シリンダ4
2内の空気を圧縮する。このため、前記扉28,29の
開閉時に衝撃や振動が発生することを抑えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の加工領
域を囲むスプラッシュガードに設けられる開口部を開閉
するための工作機械の扉装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の工作機械の扉
装置の従来構成を図13及び図14を参照しながら説明
する。これら図13及び図14に示すように、工作機械
(図示せず)の加工領域を囲むスプラッシュガード1に
は開口部2が設けられており、前記開口部2からワーク
の出し入れ作業が行われるようになっている。前記開口
部2には2枚の扉3,4がスライド可能に配設されてお
り、前記扉3,4のうちの一方の扉3の前面には把手5
が設けられている。
【0003】また、前記扉3の左側部には前方へ突出し
た係合片6が突設されており、前記係合片6には例えば
ゴム製の緩衝部材7が取り付けられている。これに対し
て、他方の扉4の左右両側部には、後方へ突出し前記係
合片6と係合する被係合片8,9が設けられており、前
記扉4の前面部の左側部には、前方へ突出する突片部1
0が設けられている。前記突片部10にはゴム製の緩衝
部材11が取り付けられている。
【0004】上記構成の扉装置では、図13に示す閉鎖
状態において前記把手5を持って前記扉3を開方向へ移
動させる場合、移動の途中で前記係合片6が被係合片8
と係合することにより、前記扉4は前記扉3に連動して
開方向へ移動される。そして、図14に示すように、前
記突片部10がスプラッシュカバー1に当接することに
よって前記扉3,4の開放方向への移動が制限される。
一方、図14に示す閉鎖状態において前記扉3を閉方向
へ移動させる場合、移動の途中で前記係合片6が被係合
片9と係合することにより、前記扉4は前記扉3に連動
して閉方向へ移動される。そして、前記扉3の右端部が
開口部2の縁部に当接することによって前記扉3,4の
閉鎖方向への移動が制限される。
【0005】ところが、前記係合片6と被係合片8,9
部との係合により前記扉3,4を連動させたり、前記突
片部10とスプラッシュカバー1との当接等により前記
扉3,4の開閉方向の移動を制限したりすると、係合時
や当接時に衝撃や振動が発生する。この場合、前記係合
片6は緩衝部材7を介して被係合片8,9に係合し、前
記突片部10は緩衝部材11を介してスプラッシュカバ
ー1に当接するように構成されているが、いずれも、衝
撃や振動の発生を抑えるには十分ではなかった。このた
め、係合時や当接時に発生する衝撃や振動により、ワー
クの加工精度が低下するという問題点が生じていた。さ
らに、前記係合片6と被係合片8,9との係合が繰り返
されることにより、前記係合部及び被係合部が損傷する
という問題点もある。しかも、前記緩衝部材7,11
は、ワークの加工時に発生する切削油によって劣化し、
この結果、緩衝部材7,11の性能が低下するという問
題点もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、スプラッシュガードの開口部を開閉す
る扉の開閉動作時に発生する衝撃や振動を小さく抑える
ことができる扉装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の工作
機械の扉装置は、工作機械の周囲を覆うスプラッシュガ
ードに設けられ、該スプラッシュガードの開口部を開放
する開放位置と閉鎖する閉鎖位置との間をスライド移動
可能な扉を備えたものであって、前記扉の移動方向に沿
って延びるガイド軸と、前記扉に設けられ、前記扉の開
閉に伴って前記ガイド軸の外周を摺動する筒状部材と、
前記ガイド軸の一方の端部に、前記扉の閉鎖時に前記筒
状部材が挿入されるように設けられた第1のシリンダ
と、前記ガイド軸の他方の端部に、前記扉の開放時に前
記筒状部材が挿入されるように設けられた第2のシリン
ダとを備え、前記扉の閉鎖時に、前記筒状部材によって
前記第1のシリンダ内の空気は圧縮されるように構成さ
れ、前記扉の開放時に、前記筒状部材によって前記第2
のシリンダ内の空気は圧縮されるように構成されている
ところに特徴を有する。
【0008】上記構成によれば、前記筒状部材が前記第
1のシリンダに挿入されることにより前記扉の閉鎖方向
の移動が制限され、しかも、前記筒状部材と前記第1の
シリンダとの間に圧縮空気が介在するため、前記扉の閉
鎖時に発生する振動や衝撃を小さく抑えることができ
る。また、前記筒状部材が第2のシリンダに挿入される
ことにより前記扉の開放方向の移動が制限され、しか
も、前記筒状部材と前記第2のシリンダとの間に圧縮空
気が介在するため、前記扉の開放時に発生する振動や衝
撃を小さく抑えることができる。
【0009】この場合、前記第1及び第2のシリンダ
に、前記筒状部材が挿入されたときに前記第1及び第2
のシリンダ内の空気の流出入量を調節するスピードコン
トローラを設けると良い(請求項2の発明)。
【0010】上記構成によれば、スピードコントローラ
を調節することにより、第1及び第2のシリンダに対す
る筒状部材の挿入時及び脱出時における前記シリンダ内
の空気の流出入量を適宜に調節することができる。
【0011】また、前記第1及び第2のシリンダにスピ
ードコントローラを設ける構成にあっては、前記筒状部
材の外周部のうち前記第1及び第2のシリンダに挿入さ
れる部分にOリングを配設することが好ましい(請求項
3の発明)。上記構成によれば、前記シリンダ及び筒状
部材の寸法を精度良く構成しなくても、前記シリンダと
前記筒状部材との間を密にすることができる。
【0012】さらに、前記筒状部材を、前記扉の一方向
の端部に設けられ前記扉の閉鎖時に前記第1のシリンダ
に挿入される第1の筒状部材と、前記扉の他方向の端部
に設けられ前記扉の開放時に前記第2のシリンダに挿入
される第2の筒状部材とから構成することも良い構成で
ある(請求項4の発明)。上記構成によれば、前記筒状
部材、ガイド軸、シリンダの配置を比較的自由に設定す
ることができる。
【0013】また、本発明の請求項5の発明は、工作機
械の周囲を覆うスプラッシュガードに設けられ、該スプ
ラッシュガードの開口部を開放する開放位置と閉鎖する
閉鎖位置との間をスライド移動可能な複数の扉と、前記
複数の扉のうちの一の扉の開閉移動に連動して前記一の
扉と隣接する他の扉を開閉移動させる連動手段とを備え
たものであって、前記連動手段を、前記扉の移動方向に
沿って延びるガイド軸と、前記一の扉に設けられ前記一
の扉の開閉に伴って前記ガイド軸の外周を摺動する筒状
部材と、前記ガイド軸の一方の端部に位置するように前
記他の扉に設けられ前記一の扉の閉鎖時に前記筒状部材
が挿入される第1のシリンダと、前記ガイド軸の他方の
端部に位置するように前記他の扉に設けられ前記一の扉
の開放時に前記筒状部材が挿入される第2のシリンダと
から構成し、前記扉の閉鎖時には、前記筒状部材によっ
て前記第1のシリンダ内の空気は圧縮され、前記扉の開
放時には、前記筒状部材によって前記第2のシリンダ内
の空気は圧縮されるように構成したところに特徴を有す
る。
【0014】上記構成によれば、前記筒状部材が前記第
1及び第2のシリンダに挿入されることにより前記一の
扉と他の扉とが係合し、しかも、前記筒状部材とシリン
ダとの間に圧縮空気が介在する構成であるため、複数の
扉の係合時に発生する衝撃や振動を小さく抑えることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1ないし図7を参照しながら説明する。まず、図
7において、工作機械21は、ベース22上に配設され
ており、その前後左右をスプラッシュガード23(図7
では一部のみ示す)により囲まれている。前記ベース2
2上のうち前記工作機械21の前部(図7において左
部)には、割り出しテーブル24が配設されており、前
記テーブル24の上方部には、前記スプラッシュガード
23内を前後に仕切る内側扉25が配設されている。
【0016】前記スプラッシュガード23の前壁部に
は、ワークを出し入れするための開口部26が形成され
ていると共に、前記開口部26を開閉するための扉装置
27が設けられている。前記扉装置27は、例えば鉄板
製で縦長矩形状に構成されたスライド移動可能な2枚の
扉28,29を備えている。前記扉28,29は、それ
ぞれ前記開口部26の右部及び左部を塞ぐように構成さ
れており、右側の扉28は奥側に位置し、左側の扉29
は手前側に位置している。前記扉28,29は、それぞ
れの中央部にガラス窓部30(図1参照)を有してい
る。また、前記右扉28の前面の右側下部には把手31
が設けられている。
【0017】前記扉28,29の下方部には、前記扉2
8,29の前後方向の揺動を規制する規制部材35が設
けられている。詳しい説明は省略するが、前記規制部材
35は、左右方向に延びる溝部を有するレールと、前記
溝部内を転動するコロから構成されている。
【0018】一方、図1及び図2に示すように、前記ス
プラッシュガード23の前壁部の内側部には、前記扉2
8,29の上方部に位置して左右方向に延びる案内レー
ル32,33が前後2列に設けられている。前記案内レ
ール32,33は、複数の金具43を介して前記スプラ
ッシュガード23の前壁部に取り付けられている。前記
金具43のうちの一部は、前記案内レール32,33を
連結している。
【0019】前記案内レール32,33のうち奥側の案
内レール32は、右扉28を保持し且つ左右方向に案内
するためのもので、前記開口部26の右端部から左端部
まで延びている。また手前側の案内レール33は、左扉
29を保持し且つ左右方向に案内するためのもので、前
記開口部26のほぼ中央部分からスプラッシュガード2
3の左壁部近くまで延びている。
【0020】前記扉28,29の上端部には、フランジ
28a,29aが一体に設けられており、前記フランジ
28a,29aには前記案内レール32,33を上下両
側から挟むようにして転動するコロ34がそれぞれ設け
られている。前記コロ34は前記フランジ28a,29
aの左右両端部にそれぞれ一対ずつ、合わせて4対設け
られている。
【0021】尚、図示はしないが、前記右扉28の左端
部には、前方へ突出する係合片が設けられていると共
に、前記左扉29の左右両端部には、前記係合片と係合
する被係合片が後方へ突出するように設けられている。
また、図2に示すように、前記スプラッシュガード23
の前壁部の上部は内方へ延出されており、この延出部分
に前記案内レール32,33の後部を覆う保護カバー3
6が設けられている。前記保護カバー36により、ワー
クの加工時に生じる切粉や切削油が前記案内レール3
2,33周辺部に付着することが防止されている。
【0022】以上の構成により、前記右扉28及び左扉
29は、前記案内レール32,33に沿って前記開口部
26を開放する開放位置から閉鎖する閉鎖位置、即ち左
右方向に移動されるようになっている。このとき、前記
係合片と被係合片との係合により、前記右扉28の左右
方向の移動に連動して前記左扉29が移動されるように
構成されている。
【0023】さて、前記案内レール32,33の上方部
には、前記扉の開閉時の衝撃や振動を抑えるための緩衝
装置37が設置されている。以下、図1ないし図6を参
照しながら緩衝装置37について詳述する。図1に示す
ように、前記緩衝装置37は、前記扉の移動方向である
左右方向に沿って延びるガイド軸38、前記右扉28及
び左扉29の上端部にそれぞれ取り付けられた第1及び
第2の筒状部材39,40、前記ガイド軸38の右左両
端部に設けられた第1及び第2のシリンダ41,42か
ら構成されている。
【0024】前記第1及び第2の筒状部材39,40
は、いずれも例えばアルミ製で、外径寸法の小さい径小
部39a,40aと外径寸法の大きい径大部39b,4
0bとから構成されている。前記第1及び第2の筒状部
材39,40は、前記径大部39b,40b同士が対向
するように前記ガイド軸38に挿通されている。このと
き、前記第1及び第2の筒状部材39,40は、いずれ
も前記ガイド軸38の外周面に沿って摺動可能に構成さ
れている。
【0025】また、図3に示すように、前記筒状部材3
9,40の内周面部のうち左右両端部には、例えばフッ
素コートされた燐青銅製のすべりブッシュ45が嵌合さ
れている。前記すべりブッシュ45により、前記筒状部
材39,40の内周面が前記ガイド軸38の外周面に沿
って摺動することによる摩耗が抑えられている。
【0026】一方、図1及び図2に示すように、前記フ
ランジ28a,29aには、前記筒状部材39,40を
保持し、且つ前記筒状部材39,40を前記扉28,2
9と一体に移動させるためのL字状の金具46,47が
それぞれねじ止めされている。具体的には、前記金具4
6,47の上片部には、それぞれ矩形状の保持孔48,
48(図5参照)が形成されており、前記保持孔48に
前記筒状部材39,40の径大部39b,40bが遊嵌
されている。
【0027】この場合、前記第1の筒状部材39におい
ては、前記金具46の保持孔48内に、前記径大部39
bの上部が遊嵌されている。また、第2の筒状部材40
においては、図5及び図6に示すように、前記金具47
の保持孔48内に前記径大部40bの下部が遊嵌されて
いる。以上の構成により、前記第1及び第2の筒状部材
39,40は、それぞれ前記扉28,29と一体に左右
方向に移動する。
【0028】また、前記第1及び第2のシリンダ41,
42は、それぞれ前記ガイド軸38の両端部に嵌挿され
た状態で、前記保護カバー36にネジ止めされた金具4
9,49に固定されている。このとき、前記第1及び第
2のシリンダ41,42は、それぞれ第1及び第2の筒
状部材39,40と対向する側に開口する孔部50,5
0を有している。前記孔部50の内径寸法は、前記径小
部39a,40aの外径寸法よりも若干大きくなるよう
に構成されている。
【0029】次に、上記構成の扉装置27の動作につい
て説明する。図1は、前記扉28,29が前記開口部2
6を閉鎖する閉鎖位置にある状態を示している。この状
態で、前記把手31を左方向に押すと、第1の筒状部材
39が第1のシリンダ41の孔部50から脱出すると共
に、右扉28が左方向に移動される。尚、本実施例にお
いては、前記第1の筒状部材39が第1のシリンダ41
から脱出する際は、第1の筒状部材39の移動に伴い該
筒状部材39と第1のシリンダ41との隙間から外部の
空気が孔部50内に流入する。このため、前記第1の筒
状部材39は第1のシリンダ41から比較的容易に脱出
する。そして、前記右扉28と前記左扉29とが略重な
ったときに、前記右扉28の係合部は前記左扉29の左
側の被係合部に係合し、これにより、前記左扉29は前
記右扉28に連動して左方向に移動する。このとき、前
記右扉28及び左扉29の左方向の移動に伴って前記第
1及び第2の筒状部材39,40はガイド軸38の外周
を摺動しながら左方向に移動する。
【0030】前記左扉29が開放位置の手前の所定位置
に達したとき、第2の筒状部材40の径小部40aが第
2のシリンダ42の孔部50に進入し始める。そして、
前記扉29の左方向への更なる移動に伴い、前記第2の
筒状部材40は前記第2のシリンダ42の孔部50内を
奥部に挿入される。この結果、前記第2のシリンダ42
の孔部50内の空気は、一部が筒状部材40とシリンダ
42との隙間から漏出し、残りの空気は前記筒状部材4
0により圧縮される。そして、図4に示すように、前記
孔部50内の圧縮空気の圧力と前記第2の筒状部材40
が左方向へ押す力が略つり合った状態になったとき、前
記扉29の左方向の移動が停止される。このとき、前記
扉28,29は開放位置にある。
【0031】一方、前記扉28,29が開放位置にある
状態で、前記把手31を右方向へ押すと、前記右扉28
が右方向へ移動され、前記右扉28が前記開口部26の
略左半部を閉鎖した状態となったときに、前記右扉28
の係合部は前記左扉29の右側の被係合部に係合する。
これにより、前記左扉29は前記右扉28に連動して右
方向に移動される。また、前記左扉29の移動に伴い、
第2の筒状部材40は第2のシリンダ41から脱出す
る。そして、前記右扉28及び左扉29の右方向の移動
に伴って前記第1及び第2の筒状部材39,40はガイ
ド軸28の外周を摺動しながら右方向に移動する。
【0032】前記扉28が閉鎖位置の手前の所定位置に
達したとき、第1の筒状部材39は第1のシリンダ40
の孔部50に進入し始める。そして、前記扉28の右方
向への更なる移動に伴い、前記第1の筒状部材39は前
記第1のシリンダ41の孔部50内の奥部に挿入され
る。この結果、前記第1のシリンダ41の孔部50内の
空気は、一部が前記筒状部材39とシリンダ41との隙
間から漏出し、残りの空気は前記筒状部材39により圧
縮される。そして、上述の前記扉28,29の開放動作
時と同様に、前記孔部50内の圧縮空気の圧力と前記第
1の筒状部材39が右方向へ押す力とがほぼつり合った
状態になったとき、前記扉29の右方向の移動が停止さ
れる。このとき、前記扉28,29は閉鎖位置にある。
【0033】このような本実施例によれば、第2の筒状
部材40が第2のシリンダ42に挿入されることにより
前記扉28,29の開放方向への移動が制限され、しか
も、前記扉28,29が開放位置にあるときは前記筒状
部材40と前記シリンダ42との間に圧縮空気が介在す
る。また、第1の筒状部材39が第1のシリンダ41に
挿入されることにより前記扉28,29の閉鎖方向への
移動が制限され、しかも、前記扉28,29が閉鎖位置
にあるときは前記筒状部材39と前記シリンダ41との
間に圧縮空気が介在する。このため、突片部とスプラッ
シュガードとの当接、或いは扉自身とスプラッシュガー
ドとの当接により扉の開閉方向への移動を制限していた
従来構成に比べて、前記扉28,29の開閉動作時に発
生する衝撃や振動を小さく抑えることができる。しか
も、上記本実施例においては、前記扉28,29の振動
や衝撃を吸収するための緩衝装置37を、ゴムなどの弾
性部材を用いることなく構成したので、ワークの加工時
に発生する切削油によって緩衝装置37の性能が低下す
ることがない。
【0034】ところで、前記孔部50内への筒状部材3
9,40の挿入時において、前記孔部50から外部に流
出する空気量が多すぎると、前記扉が開放位置或いは閉
鎖位置に達した時の衝撃を受けるに十分な量の圧縮空気
が孔部50内に存在しなくなる。これに対して、前記孔
部50内から外部に流出する空気量が少なすぎると、孔
部50内を奥まで筒状部材39,40が挿入されなくな
る。
【0035】一方、孔部50内に挿入された状態にある
筒状部材39,40を前記孔部50から脱出させる際
は、前記孔部50内に外部から適宜の量の空気が供給さ
れないと、孔部50から前記筒状部材39,40が脱出
させるために大きな力が必要となる。
【0036】従って、前記シリンダ41,42の孔部5
0に対する前記筒状部材39,40の挿入動作や脱出動
作をスムーズに行わせるためには、前記筒状部材39,
40や前記シリンダ41,42を精度良く製造する必要
がある。
【0037】そこで、図8及び図9に示す本発明の第2
の実施例においては、第1及び第2のシリンダ41,4
2に、スピードコントローラ51を設けた。前記スピー
ドコントローラ51は、弁本体52の内部に流量調節弁
53と逆止弁54とを一体に有しており、前記弁本体5
2の外部に前記流量調整弁53の流量を調整する調整ハ
ンドル55が設けられた構成となっている。また、前記
シリンダ41,42には、前記シリンダ41,42内に
筒状部材39,40が挿入されたときに孔部50と外部
とを連通する連通孔56が設けられている。前記弁本体
52の一方の端部に設けられた空気流の出入口52aが
前記連通孔56に接続されている。
【0038】前記スピードコントローラ51は、図9に
矢印Aで示す方向へは逆止弁54を介して自由に空気が
流通し、矢印Bに示す方向へ流通する空気流は、前記流
量調整弁53によってその流量が調節可能に構成されて
いる。
【0039】上記構成によれば、前記孔部50内に挿入
された状態にある筒状部材39,40を前記孔部50か
ら脱出させるときは、外部の空気が孔部50内に自由に
流入する。また、前記孔部50内に筒状部材39,40
を挿入させるときに前記孔部50内から外部に流出する
空気量を適宜に調節することができる。このため、前記
シリンダ41,42の孔部50とこれに挿入される前記
筒状部材39,40の径小部39a,40aの寸法を調
節して空気の流出入量を調節する場合に比べて、前記筒
状部材39,40や前記シリンダ41,42を容易に製
造することができる。
【0040】図10は本発明の第3の実施例を示すもの
であり、第2の実施例と異なるところを説明する。即
ち、この第3の実施例では、前記筒状部材39,40の
外周部にOリング57を取り付けたところに特徴を有す
る。前記筒状部材39,40の外周部には、全周に渡っ
て延びる溝部58が形成され、前記溝部58内にOリン
グ57が嵌め込まれている。このとき、前記Oリング5
7表面は、前記溝部58以外の前記筒状部材39,40
の外周面と面一になるように構成されている。
【0041】上記構成によれば、前記筒状部材39,4
0が前記シリンダ41,42に挿入されると、前記Oリ
ング57によって前記筒状部材39,40と前記シリン
ダ41,42との間がシールされる。従って、前記筒状
部材39,40の前記シリンダ41,42に対する挿入
時及び脱出時における前記孔部50内の空気の流出入
は、スピードコントローラ51を介してのみ行われるた
め、前記孔部50内の空気の流出入量を容易に調整する
ことができる。
【0042】図11及び図12は本発明の第4の実施例
を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明
する。本実施例においては、前記緩衝装置37に代え
て、前記扉28の移動に連動して前記扉29を移動させ
る連動手段としての緩衝装置61を備えている。具体的
には、前記緩衝装置61は、前記扉29のフランジ29
aに金具62a,63aを介して取り付けられた第1及
び第2のシリンダ62,63と、両端部が前記シリンダ
62,63に嵌挿されることにより前記シリンダ62,
63間に保持されたガイド軸64と、前記ガイド軸64
に挿通されて該ガイド軸64の外周を摺動する筒状部材
65とから構成されている。前記筒状部材65は、軸方
向中央部分の径大部65aと、両端部の径小部65b,
65bとから構成されている。尚、図示はしないが、前
記筒状部材65の内周面部には、前記筒状部材39,4
0と同様に、すべりブッシュが嵌合されている。また、
前記扉28のフランジ28aには、矩形状の保持孔(図
示せず)を有するL字状の金具66がねじ止めされてお
り、前記保持孔に前記筒状部材65の径大部65aが遊
嵌されている。従って、前記筒状部材65は、前記扉2
8と一体に左右方向に移動する。さらに、前記シリンダ
62,63は、上記シリンダ41,42と略同一の構成
をしており、それぞれ、前記径小部65b,65bが挿
入される孔部7を有している。
【0043】上記構成によれば、前記扉28,29が図
11に示す閉鎖位置にあるとき、前記把手31を左方向
に押すと、筒状部材65の右側の径小部65bは前記シ
リンダ62の孔部67から脱出すると共に、前記扉28
が左方向に移動される。そして、図12に示すように、
前記右扉28が前記左扉29とが略重なった状態になっ
たとき、前記筒状部材65の左側の径小部65bは第2
のシリンダ63の孔部67に挿入される。この結果、前
記右扉28と前記左扉29とが連結され、前記左扉29
は前記右扉28と共に左方向へ移動される。このとき、
前記シリンダ63の孔部内の空気は前記筒状部材65に
よって圧縮される。
【0044】一方、前記扉28,29が開放位置にある
とき(図示せず)、前記把手31を右方向に押すと、前
記筒状部材65の左側の径小部65bは前記シリンダ6
3から脱出すると共に、前記扉28が右方向へ移動され
る。そして、前記右扉28が前記開口部26の左半部を
閉鎖した状態になったとき、前記筒状部材65の右側の
径小部65bは前記第1のシリンダ62の孔部67内に
挿入される。この結果、前記右扉28と前記左扉29と
が連結され、前記左扉29は前記右扉28と共に右方向
へ移動される。このとき、前記シリンダ62内の空気は
前記筒状部材65によって圧縮される。
【0045】このような本実施例によれば、筒状部材6
5がシリンダ62,63に挿入されることにより前記右
扉28と左扉29とが連結され、しかも筒状部材65と
シリンダ62,63との間に圧縮空気が介在するので、
前記扉28,29の連結時における衝撃や振動の発生を
小さく抑えることができる。
【0046】尚、本実施例は上記しかつ図面に示した実
施例に限定されるこのではなく、例えば、次のような変
形が可能である。前記緩衝装置37は、1個の扉を備え
た扉装置にも適用できる。また、前記第1及び第2の筒
状部材39,40は、一体の筒状部材により構成するこ
とができる。
【0047】前記緩衝装置37及び緩衝装置61の両方
を一の扉装置に設けても良い。この場合、緩衝装置3
7,61のうちの一方を扉の上部に配設し、他方を扉の
下方に配設すると良い。また、前記緩衝装置37,61
の設置位置は、前記扉の上部や下部の他、前記扉の上下
方向の途中部分でも良い。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の工作機械の扉装置によれば、前記扉の移動方向に沿っ
て延びるガイド軸を備えると共に、前記扉の開閉に伴っ
て前記ガイド軸の外周を摺動する筒状部材と、前記ガイ
ド軸の端部に設けられ前記扉の閉鎖時に前記筒状部材が
挿入される第1のシリンダと、前記ガイド軸の端部に設
けられ前記扉の開放時に前記筒状部材が挿入される第2
のシリンダとを設けたので、前記扉の開閉時に発生する
振動や衝撃を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであり、スプ
ラッシュガードの前壁部を取り除いて示す扉装置の上部
の正面図
【図2】扉装置の上部の側面図
【図3】シリンダから筒状部材が脱出したいる状態を示
す図
【図4】シリンダに筒状部材が挿入された状態を示す図
【図5】金具による筒状部材の保持の構成を説明するた
めの斜視図
【図6】金具及び筒状部材の側面図
【図7】工作機械の全体構成を示す側面図
【図8】本発明の第2の実施例を示す図4相当図
【図9】スピードコントローラを介した空気の流れを説
明するための模式図
【図10】本発明の第3の実施例を示す図4相当図
【図11】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図12】扉の開放時における緩衝装置の動作説明図
【図13】従来構成を説明するための図であり、閉鎖状
態における扉装置の上面図
【図14】開放状態における扉装置の上面図
【符号の説明】
図中、23はスプラッシュガード、26は開口部、2
8,29は扉、38,64はガイド軸、39は第1の筒
状部材、40は第2の筒状部材、42,62は第1のシ
リンダ、43,63は第2のシリンダ、51はスピード
コントローラ、61は緩衝装置(連動手段)、65は筒
状部材を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の周囲を覆うスプラッシュガー
    ドに設けられ、該スプラッシュガードの開口部を開放す
    る開放位置と閉鎖する閉鎖位置との間をスライド移動可
    能な扉を備えた工作機械の扉装置において、 前記扉の移動方向に沿って延びるガイド軸と、 前記扉に設けられ、前記扉の開閉に伴って前記ガイド軸
    の外周を摺動する筒状部材と、 前記ガイド軸の一方の端部に、前記扉の閉鎖時に前記筒
    状部材が挿入されるように設けられた第1のシリンダ
    と、 前記ガイド軸の他方の端部に、前記扉の開放時に前記筒
    状部材が挿入されるように設けられた第2のシリンダと
    を備え、 前記扉の閉鎖時に、前記筒状部材によって前記第1のシ
    リンダ内の空気は圧縮されるように構成され、前記扉の
    開放時に、前記筒状部材によって前記第2のシリンダ内
    の空気は圧縮されるように構成されていることを特徴と
    する工作機械の扉装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のシリンダは、前記筒
    状部材が挿入されたときに前記第1及び第2のシリンダ
    内の空気の流出入量を調節するスピードコントローラを
    それぞれ備えることを特徴とする請求項1記載の工作機
    械の扉装置。
  3. 【請求項3】 前記筒状部材の外周部のうち前記第1及
    び第2のシリンダに挿入される部分には、Oリングが配
    設されていることを特徴とする請求項2記載の工作機械
    の扉装置。
  4. 【請求項4】 前記筒状部材は、前記扉の一方向の端部
    に設けられ、前記扉の閉鎖時に前記第1のシリンダに挿
    入される第1の筒状部材と、前記扉の他方向の端部に設
    けられ、前記扉の開放時に前記第2のシリンダに挿入さ
    れる第2の筒状部材とから構成されていることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の工作機械の扉
    装置。
  5. 【請求項5】 工作機械の周囲を覆うスプラッシュガー
    ドに設けられ、該スプラッシュガードの開口部を開放す
    る開放位置と閉鎖する閉鎖位置との間をスライド移動可
    能な複数の扉と、前記複数の扉のうちの一の扉の開閉移
    動に連動して前記一の扉と隣接する他の扉を開閉移動さ
    せる連動手段とを備えた工作機械の扉装置において、 前記連動手段を、前記扉の移動方向に沿って延びるガイ
    ド軸と、前記一の扉に設けられ、前記一の扉の開閉に伴
    って前記ガイド軸の外周を摺動する筒状部材と、 前記ガイド軸の一方の端部に位置するように前記他の扉
    に設けられ、前記一の扉の閉鎖時に前記筒状部材が挿入
    される第1のシリンダと、 前記ガイド軸の他方の端部に位置するように前記他の扉
    に設けられ、前記一の扉の開放時に前記筒状部材が挿入
    される第2のシリンダとから構成され、 前記扉の閉鎖時に、前記筒状部材によって前記第1のシ
    リンダ内の空気は圧縮されるように構成され、前記扉の
    開放時に、前記筒状部材によって前記第2のシリンダ内
    の空気は圧縮されるように構成されていることを特徴と
    する工作機械の扉装置。
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