JP2001276769A - 長尺帯状体洗浄装置の浸漬槽 - Google Patents

長尺帯状体洗浄装置の浸漬槽

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JP2001276769A
JP2001276769A JP2000097503A JP2000097503A JP2001276769A JP 2001276769 A JP2001276769 A JP 2001276769A JP 2000097503 A JP2000097503 A JP 2000097503A JP 2000097503 A JP2000097503 A JP 2000097503A JP 2001276769 A JP2001276769 A JP 2001276769A
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tank
immersion tank
immersion
cleaning
long strip
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JP2000097503A
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English (en)
Inventor
Kiminobu Nishiyama
公惟 西山
Tsuneshi Hattori
常司 服部
Takanori Shibahara
孝憲 芝原
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Duskin Co Ltd
Original Assignee
Duskin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺帯状体洗浄装置の浸漬槽において、作業
の安全性向上と、洗浄効果の向上を図っている。 【解決手段】 ロール状に巻いた長尺帯状体を洗浄液内
に一定時間浸漬する浸漬槽7と、浸漬後の長尺帯状体を
洗浄する洗浄槽1を備えている。浸漬槽7には、上下二
段式の往復浸漬通路を形成すると共に、搬送方向の一方
端の上部にロール状長尺帯状体の投入兼取出口31を形
成する。上記往復浸漬通路の上段が往路44、下段が復
路45となるように循環型コンベア30を設け、浸漬槽
7内の洗浄液の循環経路として、下段復路45から洗浄
液を取り出し、浄化済み洗浄液を上段往路44に戻す循
環経路を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、キャビネットタ
オル等の長尺帯状体を連続洗浄する長尺帯状体連続洗浄
装置の浸漬槽に関する。
【0002】
【従来の技術】長尺帯状体洗浄装置は、特公平4−16
40号公報に記載されているように、基本的には洗浄槽
と、浸漬槽とを備えており、浸漬槽において長尺帯状体
を一定時間浸漬し、洗浄槽内を搬送装置により通過させ
ることにより洗浄し、その後、脱水工程等、次工程へと
搬出するようになっている。浸漬槽と洗浄槽は、洗浄装
置設置面上に並べて配置されている。
【0003】洗浄効率を上げるためには、洗浄の前工程
において、浸漬槽に十分浸漬することが効果的であり、
そのために特公平4−1640号公報では、浸漬槽を円
筒形とし、放射状のガイド板を有する回転体を配置し、
ガイド板で長尺帯状体を保持しながら浸漬槽内を周回さ
せるようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、浸漬槽から洗浄
槽への長尺帯状体の移替え作業は、作業員が手作業で行
っている。すなわち、浸漬済みの長尺帯状体を浸漬槽か
ら取り出し、洗浄槽のタオル収納部に収納し、長尺帯状
体の先端部をタオル収納部から引き出して、搬送装置の
挟持搬送始端部へと供給する作業を、総て手作業で行な
っている。したがって、上記のように浸漬槽と洗浄槽と
を同じ洗浄装置設置面に並設している構成では、浸漬槽
の存在により、作業員のための作業空間が大幅に制限さ
れ、作業がしにくくなっている。また、浸漬槽が洗浄槽
に隣接して常時広いスペースを占拠しているので、洗濯
工場全体のスペースの利用効率も悪くなっている。
【0005】これに対して本件出願人は、特願平11−
191800号において、上下2段式の往復浸漬通路を
有する浸漬槽を、洗浄槽の下部空間に配置してなる長尺
帯状体洗浄装置を開発しており、これにより、浸漬槽の
容積を十分大きく保ちながらも、長尺帯状体洗浄装置全
体をコンパクト化している。
【0006】しかし、上記長尺帯状体洗浄装置の浸漬槽
は、上段が復路、下段が往路となるようにロール状の長
尺帯状体を搬送する循環型コンベアが配置されると共
に、上段の復路に浄化済みの洗浄液を噴出するように構
成されている。このような構成では、ロール状長尺帯状
体は、投入後、直ぐに下方の下段往路へ搬送されるの
で、作業者は気を付けないと服の袖を循環型コンベアに
巻き込まれる可能性がある。また、浸漬槽内の搬送経路
の最終段階でロール状長尺帯状体に浄化済み洗浄液が吹
きかけられることになり、綺麗な洗浄液を有効に利用し
ているとはいえず、洗浄効果の点で課題が残っている。
【0007】
【発明の目的】本願発明は、上記本件出願人の長尺帯状
体洗浄装置に改良を加えたものであり、浸漬槽へロール
状長尺帯状体を供給する際の作業の安全性向上と、浸漬
槽内へ噴出される浄化済みの洗浄液を効率良く利用する
ことにより、浸漬効果(洗浄効果)の向上を図ってい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、ロール状に巻いた長尺帯状体を洗浄液内に一定時間
浸漬する浸漬槽と、該浸漬槽の上側に浸漬後の長尺帯状
体を洗浄する洗浄槽を備えた長尺帯状体洗浄装置におい
て、浸漬槽には、上下二段式の往復浸漬通路を形成する
と共に、搬送方向の一方端の上部にロール状長尺帯状体
の投入兼取出口を形成し、上記往復浸漬通路の上段が往
路、下段が復路となるように循環型コンベアを設け、浸
漬槽内の洗浄液の循環経路として、下段復路から洗浄液
を取り出し、浄化済み洗浄液を上段往路に戻す循環経路
を備えていることを特徴とする長尺帯状体洗浄装置の浸
漬槽である。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の長
尺帯状体洗浄装置の浸漬槽において、洗浄剤の原剤を貯
留するタンクを備えると共に、浸漬槽内の下限液位と上
限液位とを検出する液位検出機構を備え、下限液位を検
出した時に、一定量の水を上方の洗浄槽から浸漬槽内に
供給すると共に、浸漬槽内の洗浄液が所定濃度となるよ
うに、上記タンクから原剤又は濃縮洗浄液を浸漬槽内に
供給するようにしていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、長尺帯状体の一例とし
て、ホテル、レストラン等の洗面所によく設置してある
キャビネットタオル(以下、単に「タオル」という)を
連続して洗浄処理する長尺帯状体連続洗浄装置に本願発
明を適用した例であり、長尺帯状体の搬送元側(図1の
左側)を前側、搬送先側(図1の右側)を後側と称して
以下説明する。長尺帯状体連続洗浄装置は、前側から順
に、洗浄槽1、脱水機2、乾燥機3、検査装置4、アキ
ュームレータ5及び巻取り機6を備え、前記洗浄槽1の
下側に浸漬槽7が配置されている。
【0011】洗浄槽1の前側には、前方に突出する支持
板12を介して送込み用の吸引ボックス11が配置され
ており、該吸引ボックス11の前面は吸引面として後上
がり状に傾斜しており、多数の吸引孔が形成されてい
る。吸引ボックス11は図示しない吸引用ブロアに接続
し、吸引ボックス11の傾斜前面を通過するタオルTが
脱落しないように吸引するようになっている。
【0012】洗浄槽1内は、前側の洗濯槽8と後側のす
すぎ槽9に区画されており、各槽8,9内にはいわゆる
バイブロワッシャと呼ばれる洗浄機10がそれぞれ配置
されている。脱水機2は1対の圧搾ローラ13から構成
され、乾燥機3は内部からスチームが噴出される複数の
乾燥ドラム14から構成され、検査装置4は、ビデオカ
メラ16と照明具17から構成され、アキュームレータ
5はシュート18内に搬送速度の遅いコンベア19を備
えている。
【0013】洗浄槽1、脱水機2、乾燥機3、検査装置
4及び巻取り機6内には、タオルの搬送経路を形成する
ための複数のガイドローラがそれぞれ配置されている。
【0014】図3は、図1のIII-III断面拡大図であ
り、洗浄槽1は床面Fから一定高さ上方に設置され、こ
れにより洗浄槽1の下側に浸漬槽収納空間Sを確保して
おり、該収納空間S内に浸漬槽7を収納している。浸漬
槽7は可動式であって、左右下端部に多数の車輪41を
回転自在に備えており、床面Fから一定高さに敷設され
た左右1対のレール42上に、前後方向移動可能に載せ
られている。また、浸漬槽7の左右側壁の上端部は、支
柱31に設けられた横向きガイド輪32にガイドされて
いる。
【0015】浸漬槽7の左右幅は、8本のロール状タオ
ルT1(右側の2本のみを仮想線で図示)を横一列に並
べて配置できる寸法となっている。浸漬槽7内には、上
下方向の中間部に複数本の仕切りバー29が配置されて
おり、これにより、上段往路44と下段復路45とから
なる上下2段式の往復浸漬通路が形成され、かつ、上記
8本のタオルT1を並列状態に保持して浸漬通路内を移
送する循環型コンベア30が設けられている。循環型コ
ンベア30は多数のリテーナ36を備え、各リテーナ3
6は浸漬通路の略左右幅に亘る上下1対の棒状部材から
構成されると共に、浸漬通路内を横8列に区画する区画
プレート34が取り付けられており、左右端部の移送チ
ェーン35により浸漬通路内を移動するようになってい
る。
【0016】図2は洗浄槽1及び浸漬槽7の断面拡大図
を示しており、浸漬槽7の前後長は、概ね吸引ボックス
11近傍から脱水機2までに相当する長さとなってい
る。上段往路44と下段復路45は、それぞれ浸漬槽7
の前端から後端に亘り、後端部においてU字型につなが
っている。浸漬槽7の前端部は前上がり状に傾斜してお
り、前上端部には上段往路44及び下段復路45に連通
する投入兼取出口31が開口し、投入兼取出口31の後
方にはロール状タオル収納部51が設けられている。往
路44と復路45は前記傾斜状前端部分を除いて、略水
平に前後方向に延びている。
【0017】リテーナ36はロール状タオルT1を前後
から保持するように、前後に間隔を置いて配置されてお
り、各リテーナ36を連結する前記移送チェーン35は
前側の駆動スプロケットギヤ37と後側の従動スプロケ
ットギヤ38との間に巻き掛けられ、リテーナ36を矢
印Rで示すように時計回りに移動するようになってい
る。すなわち、投入兼取出口31から供給された未洗浄
のロール状タオルT1を、各リテーナ36間に保持し、
まず上段往路44内を後方へと移送し、後端部で下段復
路45へUターンし、下段復路45内を前方の投入兼取
出口31まで移送するようになっている。傾斜状前端部
分の前面には、左右幅の略全長に亘って延びるテープス
イッチ39が設けられており、該テープスイッチ39を
押すことにより、循環型コンベア30を駆動するように
なっている。たとえば、テープスイッチ39を押すこと
により、リテーナ36の1スパンに相当する距離だけ移
動するようになっている。
【0018】浸漬槽7の上段往路44の前部上方には、
浸漬槽左右幅全長に亘る洗浄液噴出ノズル管40が配置
され、洗浄液噴出ノズル管40には多数の下向きノズル
孔が形成されている。また、下段復路45の前下端部に
は、洗浄液取出管48が設けられている。浸漬槽7内に
は、予め上限液位L1まで洗浄液が注入されている。
【0019】浸漬槽7は、実線で示すように収納空間S
内に略完全に収納した位置から、仮想線で示す途中位置
を経て、図示しないが浸漬槽7全体が完全に収納空間S
から前方へと抜け出す位置まで、前方へと移動可能とな
っている。
【0020】洗浄槽1の洗濯槽8とすすぎ槽9内にはそ
れぞれ液位L11、L12(L11<L12)まで温水
が供給されている。洗浄槽1内の各洗浄機10は、外周
面が波形に形成された回転体21と、該回転体21の径
方向外方を覆うパンチングメタル製の円筒体22とから
構成されており、回転体21の回転により発生する径方
向の波動によって、タオルに付着した汚れを洗い落とす
ようになっている。
【0021】洗浄槽1内の搬送装置として、多数のガイ
ドローラ及び駆動ローラ間に1対の無端網状ベルト2
4,25が配設されている。両網状ベルト24,25に
よる挟持搬送経路は、吸引ボックス11の上側の挟持搬
送始端部P1から始まり、洗濯槽8の洗浄機10及びす
すぎ槽9の洗浄機10を順次巡り、脱水機2へ至る。脱
水機2から、上側網状ベルト24は洗浄槽1の上方を前
方へ進み、挟持搬送始端部P1に戻る。下側網状ベルト
25は、洗浄槽1の下側を前方へ通過し、吸引ボックス
11の前面(吸引面)を経て挟持搬送始端部P1へ戻
る。
【0022】図4は、浸漬槽7及び洗浄槽1にそれぞれ
洗浄液又は温水を供給及び制御するための配管図を示し
ている。太い実線で示す配管は洗浄液管、破線で示す配
管は加熱蒸気管、普通の実線で示す配管は水又は洗浄液
が少し混ざった水を流す管である。
【0023】浸漬槽7内の洗浄液の循環、濃度調整、水
(または多少洗浄液が混ざった水)補充及び液面調整に
関して説明する。洗浄液循環経路として、下段復路45
に設けられた取出管48に、太い実線で示すように液管
53、自動弁54及びリントフィルター55を介して洗
浄液循環ポンプ56の吸込み側が接続し、該洗浄液循環
ポンプ56の吐出側は液管58を介して前記噴出ノズル
管40に接続している。
【0024】浸漬槽7内の洗浄液濃度の調整機構とし
て、上記洗浄液循環経路の液管53に、自動弁60を介
して洗浄液の原剤投入タンク61が接続しており、投入
タンク61内には洗浄液の原剤(粉剤等)が収納される
と共に給水管62から給水可能となっており、所定濃度
の濃縮洗浄液が作られ、貯留できるようになっている。
自動弁60を開閉制御することにより、投入タンク61
内の濃縮洗浄液を必要量、液管53内に投入し、循環ポ
ンプ56、液管58及び噴出ノズル管40を介して浸漬
槽7内に供給できるようになっている。
【0025】浸漬槽7内の水補充機構として、洗浄槽1
の洗濯槽8に設けられたオーバーフロー管64から、自
動弁65を介して給水管66が分岐しており、該給水管
66を上段往路44に臨ませている。自動弁65を開閉
制御することにより、洗濯槽8からオーバーフローする
水を浸漬槽7内に補充できるようになっている。
【0026】液面調整機構として、浸漬槽7の後端部
に、長さの異なる複数の電極棒を備えた液位検出計68
を設けており、上限液位L1と下限液位L2並びに危険
限界液位L3を検出するようになっている。該液位検出
計68は制御装置69に接続し、各液位L1,L2を検
出して、制御装置69に入力するようになっている。制
御装置69の出力部には、前記投入タンク61の自動弁
60並びに給水管66の自動弁65等が接続し、各自動
弁60,65等を開閉制御するようになっている。具体
的には、上限液位L1と下限液位L2との差に対応する
容積V1を予め計算し、記憶してあり、一方、タンク6
1には上記容積V1に対して、浸漬槽7内の濃度と同じ
濃度となる比率で原剤が収納されている。すなわち、浸
漬槽7の液位が下限液位L2まで下がった状態を液位検
出計68で検知すると、制御装置69からの指令によ
り、各自動弁60,65を開き、給水管65から略上記
容積V1に対応する水量(濃縮洗浄液投入量だけ少な
い)を供給すると同時に、投入タンク61から所定量の
濃縮洗浄液を循環経路内に補充し、結果として、浸漬槽
7内の当初の濃度と同じ濃度の洗浄液(V1)を、液位
L1まで補充するようになっている。
【0027】前記のような循環、水補充、液位制御等の
配管の他に、浸漬槽7の下端には、清掃時あるいはメン
テナンス時等に利用する排水口71が形成され、排水管
72を介して排水弁73に接続している。洗浄液循環経
路の取出管48部分には加熱用蒸気管90も接続し、ま
た、前記上限水位L1と概ね同じ高さにはオーバーフロ
ー管74が接続している。
【0028】洗浄槽1のすすぎ槽9には、新水補給部8
0と水噴出ノズル81と加熱用蒸気供給ノズル82が配
置されると共に、下端に排水口83が設けられており、
排水口83は、排水弁84、フィルター85及び循環ポ
ンプ86を介して水噴出ノズル81に戻ることにより、
水循環経路を構成している。前側の洗濯槽8にはすすぎ
槽9からオーバーフローした水が供給されると共に、前
端部に前記オーバーフロー管64が接続するオーバーフ
ロー溝88が形成されており、また、すすぎ槽9と同様
に、水噴出ノズル91と加熱用蒸気供給ノズル92が配
置されると共に、排水口93が設けられており、排水口
93は、排水弁94、フィルター95及び循環ポンプ9
6を介して水噴出ノズル91に戻ることにより、水循環
経路を構成している。101,102は洗濯槽8とすす
ぎ槽9の各液位を検出する液位検出計である。
【0029】
【作用】図2において、洗浄作業を行う場合は、洗浄液
を上限液位L1まで収納した浸漬槽7を、実線で示すよ
うに収納空間S内に収納する。これにより、洗浄槽1の
前方に作業員が楽に立てる広さの作業空間を確保する。
また、浸漬槽7の投入兼供給口31は、上記作業空間に
向いた位置に突出しており、浸漬槽7への供給及び取出
作業がし易い状態となっている。
【0030】洗浄の前工程として浸漬作業を行なう場合
には、図2において、未洗浄のロール状タオルT1を浸
漬槽7の投入兼取出口31からリテーナ36間のポケッ
ト部分に供給し、作業者がテープスイッチ39を操作す
ることにより、循環型コンベア30を矢印R方向に移動
させ、次のリテーナ36間のポケット部分が投入兼取出
口31に位置した時点で停止する。すなわち、リテーナ
36間の1スパンに相当する距離毎に移動と停止を繰り
返す。
【0031】循環型コンベア30は、投入兼取出口31
から上段往路44内を後方へと移動することにより、作
業者から後方へ離れる方向へと移動することになるの
で、作業者の服や袖が循環型コンベア30に巻き込まれ
る心配はない。
【0032】上段往路44内を後方へ移動するロール状
タオルT1は、移動直後に、噴出ノズル管40から浄化
済み洗浄液がかけられ、それから上段往路44内を通過
し、後端で下段復路45へUターンし、前方へ移送さ
れ、前端の投入兼取出口31に戻る。
【0033】作業員は、投入兼取出口31から浸漬済み
のロール状タオルT1を取り出し、空いている収納部5
1に収納し、該収納部51からロール状タオルT1の先
端部を引き出し、広げた状態で吸引ボックス11の前面
に載せる。該吸引ボックス11の前面からは、下側網状
ベルト25により挟持搬送始端部P1へ送り込まれる。
【0034】挟持搬送始端部P1で挟持されたタオル
は、洗濯槽8内の洗浄機10により洗浄され、続いてす
すぎ槽9内の洗浄機10によりすすがれ、脱水機2にお
いて脱水され、図1の乾燥機3において乾燥され、検査
装置4において汚れ落度合いが検査され、アキュームレ
ータ5においてつづら折れ状に蓄積されて、巻取り機6
により巻き取られる。
【0035】浸漬槽7の清掃又はメンテナンスを行う場
合は、浸漬槽7を収納空間S内から前方へと引出した状
態とする。
【0036】作業中、浸漬槽7内の洗浄液は、図4の取
出管48からリントフィルター55、循環モータ56及
び噴出ノズル管40等からなる洗浄液循環経路を循環す
ることにより、常時浄化されている。
【0037】浸漬槽7内において、ロール状タオルT1
に洗浄液がしみ込むことにより、浸漬槽7内の液位は下
がって行くが、液位検出計68により下限液位L2まで
下がった状態を検出すると、制御装置69からの指令に
より、前記タンク61の自動弁60並びに給水管66の
自動弁65が開き、給水管65から給水すると同時に、
タンク61から所定量の濃縮洗浄液を補充する。液位が
上限液位L1まで上昇し、タンク61から供給される濃
縮洗浄液量が所定値に達すると、前記タンク61の自動
弁60並びに給水管66の自動弁65が閉じる。これに
より、浸漬槽7内には、所定濃度の洗浄液が上限液位L
1まで満たされた状態となる。
【0038】
【その他の実施の形態】(1)キャビネットタオルの洗
浄だけでなく、たとえばシーツ等大形長尺帯状体の洗浄
に適用することも可能である。また、図の実施の形態は
8連式となっているが、1本づつ送り込む単式の構造と
することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、
(1)洗浄槽1と浸漬槽7を上下に配置しているので、
洗浄槽1の周りを作業空間として広く確保することがで
き、作業員が安全かつ能率よく長尺帯状体を浸漬槽7か
ら洗浄槽1へ移す作業を行うことができる。また、洗濯
工場等の設備全体のスペースの節約にもなる。
【0040】(2)浸漬槽7内の浸漬通路を、上下二段
式の往復形とし、搬送方向の一方端の上端部に投入兼取
出口31を形成し、上段を往路44、下段を復路45と
するように循環型コンベア30を設けているので、ロー
ル状の長尺帯状体を投入した後、ロール状の長尺帯状体
はまず作業者から離れる方向へと移動することになり、
作業者の服や袖が循環型コンベアに巻き込まれる心配は
なくなり、安全性が向上する。
【0041】(3)浸漬槽7内の洗浄液を、下段の復路
45から取り出し、浄化して上段の往路44に戻す循環
経路を備えているので、投入直後のロール状タオルに浄
化済みの洗浄液をかけることになり浸漬性能(洗浄性
能)が向上する。
【0042】(4)浸漬槽7内の下限液位と上限液位と
を検出する液位検出計68を設け、洗浄液の原剤を貯蔵
するタンク61を備え、下限液位を検出した時に、一定
量の湯を上方の洗浄槽1から供給すると共に、所定濃度
となるように、タンク61から原剤又は濃縮洗浄液を投
入するようにしているので、浸漬槽7内の洗浄液の補充
作業の省力化が達成できる。また、浸漬槽7内の洗浄液
を、所定の濃度に保つことができ、洗浄作用(浸漬作
用)の安定化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用した長尺帯状体連続洗浄装置
の側面図である。
【図2】 浸漬槽及び洗浄槽の縱断側面図である。
【図3】 図1のIII-III断面拡大図である。
【図4】 浸漬槽及び洗浄槽の配管略図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 脱水機 7 浸漬槽 30 循環型コンベア 31 投入兼取出口 40 洗浄液噴出ノズル管 44 上段往路 45 下段復路 48 洗浄液取出管 55 リントフィルター 56 洗浄液循環ポンプ
フロントページの続き (72)発明者 芝原 孝憲 大阪府吹田市豊津町1番33号 株式会社ダ スキン内 Fターム(参考) 3B116 AA08 AB04 AB14 BB03 BB82 CC01 CC03 CC05 CD22 CD42 CD43 3B154 AB26 AB33 BA17 BB43 BB47 BC01 BC16 BC47 CA03 CA33 CA36 DA28 DA30 3B201 AA08 AB04 AB14 BB04 BB22 BB82 BB92 CB15 CC01 CC12 CC13 CC21 CD22 CD42 CD43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻いた長尺帯状体を洗浄液内
    に一定時間浸漬する浸漬槽と、浸漬槽の上側に浸漬後の
    長尺帯状体を洗浄する洗浄槽を備えた長尺帯状体洗浄装
    置において、 浸漬槽には、上下二段式の往復浸漬通路を形成すると共
    に、搬送方向の一方端の上部にロール状長尺帯状体の投
    入兼取出口を形成し、上記往復浸漬通路の上段が往路、
    下段が復路となるように循環型コンベアを設け、 浸漬槽内の洗浄液の循環経路として、下段復路から洗浄
    液を取り出し、浄化済み洗浄液を上段往路に戻す循環経
    路を備えていることを特徴とする長尺帯状体洗浄装置の
    浸漬槽。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の長尺帯状体洗浄装置の浸
    漬槽において、 洗浄剤の原剤を貯留するタンクを備えると共に、浸漬槽
    内の下限液位と上限液位とを検出する液位検出機構を備
    え、 下限液位を検出した時に、一定量の水を上方の洗浄槽か
    ら浸漬槽内に供給すると共に、浸漬槽内の洗浄液が所定
    濃度となるように、上記タンクから原剤又は濃縮洗浄液
    を浸漬槽内に供給するようにしていることを特徴とする
    長尺帯状体洗浄装置の浸漬槽。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012082073A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Xerox Corp レーザ切断装置用のベルト清掃システム

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