JP2001276656A - 静電選別装置 - Google Patents

静電選別装置

Info

Publication number
JP2001276656A
JP2001276656A JP2000096051A JP2000096051A JP2001276656A JP 2001276656 A JP2001276656 A JP 2001276656A JP 2000096051 A JP2000096051 A JP 2000096051A JP 2000096051 A JP2000096051 A JP 2000096051A JP 2001276656 A JP2001276656 A JP 2001276656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
drum electrode
drum
corona discharge
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000096051A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Maehata
英彦 前畑
Tetsuya Inoue
鉄也 井上
Daisuke Tamakoshi
大介 玉越
Shogo Hamada
省吾 濱田
Koichi Yamada
紘一 山田
Toshio Tachibana
登志夫 橘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP2000096051A priority Critical patent/JP2001276656A/ja
Publication of JP2001276656A publication Critical patent/JP2001276656A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】分離精度を改善し得るコロナ放電式の静電選別
装置を提供する。 【解決手段】アースされかつ表面が円筒状に形成される
とともに水平軸心回りで所定方向aに回転自在に設けら
れたドラム電極1と、このドラム電極1の下向き回転側
の上方位置にかつドラム電極1の表面から所定距離はな
れた位置に設けられたコロナ放電用の針状電極2との間
に負の高電圧を印加するとともに、定量供給装置4によ
り両電極1,2間に粉砕ごみAを落下させて、絶縁性物
であるプラスチック類A1と導電性物である金属類A2
とを分離してドラム電極1の下方に配置された回収容器
5の各回収室5a,5bにそれぞれ回収して選別を行う
静電選別装置であって、針状電極2の下方位置に、コロ
ナ放電場を通過して負電荷が帯電したプラスチック類A
1をドラム電極1の表面側に付勢する磁界を発生させる
磁界発生装置6を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば粉砕ごみか
らプラスチック類と金属類とを選別するための静電選別
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、絶縁性のプラスチック類と導電性
の金属類とを電気力を利用して選別する静電選別装置と
して、コロナ放電式のものがある。
【0003】このコロナ放電式の静電選別装置は、図4
に示すように、アースされかつ表面が円筒状に形成され
るとともに水平軸心回りで所定方向(矢印bにて示す)
に回転される金属製のドラム電極51と、このドラム電
極51の下向き回転側の斜め上方にかつドラム電極51
から所定距離を有して対向するように配置されたコロナ
放電用の針状電極52と、この針状電極52とドラム電
極51との間に負の高電圧を印加するための電源(図示
せず)と、上記ドラム電極51の下方に配置された被選
別物の回収容器53とから構成されている。
【0004】上記構成において、所定方向に回転される
ドラム電極51と針状電極52との間に負の高電圧を印
加した状態で、例えば粉砕されたごみが定量供給装置に
よりドラム電極51上に落下されると、針状電極52か
ら放射される負イオンが粉砕ごみに衝突し、導電性物で
ある金属類においては負電荷がドラム電極51に吸収さ
れるだけであるのに対して、絶縁性物であるプラスチッ
ク類などにおいては、負電荷が表面に残りドラム電極5
1側に吸引されるため、プラスチック類と金属類とが分
離され、そしてドラム電極51の下方に配置された回収
容器53内の各回収室53a,53b内に、それぞれ回
収されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のコ
ロナ放電式の静電選別装置によると、プラスチック類は
ドラム電極51の表面に吸引されるが、その帯電量、形
状などにより、ドラム電極51の表面を滑り、回収容器
53の金属類の回収室53b側に入ってしまうという問
題があった。
【0006】そこで、本発明は、分離精度を改善し得る
コロナ放電式の静電選別装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の静電選別装置は、接地されかつ表面が円筒
状に形成されるとともに水平軸心回りで所定方向に回転
自在に設けられたドラム電極と、このドラム電極の下向
き回転側の上方位置にかつドラム電極の表面から所定距
離はなれた位置に設けられたコロナ放電用の針状電極と
の間に負の高電圧を印加するとともに、定量供給装置に
より両電極間に被選別物を落下させて、絶縁性物と導電
性物とを分離してドラム電極の下方に配置された回収容
器にそれぞれ回収して選別を行う静電選別装置であっ
て、上記針状電極の下方位置に、コロナ放電場を通過し
て負電荷が帯電した絶縁性物をドラム電極の表面側に付
勢する磁界を発生させる磁界発生装置を設けたものであ
る。
【0008】上記の構成によると、コロナ放電場にて負
電荷が帯電されてドラム電極側に吸引された絶縁性物
が、さらに磁界内を通過させられて、ドラム電極側に付
勢されるため、コロナ放電だけの分離作用に比べて、絶
縁性物の分離精度が向上する。
【0009】また、本発明の他の静電選別装置は、上述
した静電選別装置の定量供給装置における被選別物の供
給部の表面を、凹状部の形成方向または凸状部の形成方
向がドラム電極の回転軸心と直交するような波形状に形
成したものである。
【0010】この構成によると、被選別物は、ドラム電
極の円弧状表面に対して真っ直ぐに落下するため、例え
ばドラム電極の回転軸心に対して斜めに落下した場合に
比べて、ドラム電極への吸引作用がより確実に発揮され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る静電選別装置を、図1および図2に基づき説明する。
【0012】この静電選別装置は、図1および図2に示
すように、アース(接地)されかつ表面が円筒状に形成
されるとともに水平軸心回りで所定方向(矢印aにて示
す)に回転自在に設けられた金属製のドラム電極(ロー
ル電極ともいう)1と、このドラム電極1の下向き回転
側の上方位置にかつドラム電極1の表面から所定距離は
なれた位置に設けられたコロナ放電用の針状電極2と、
この針状電極2とドラム電極1との間に負の高電圧を印
加する高電圧電源3と、これら両電極1,2間に被選別
物を定量的に供給する定量供給装置4と、上記ドラム電
極1および針状電極2の下方に配置されてこれら両電極
1,2により分離された被選別物を絶縁性物と導電性物
とに分けて回収するための2個の回収室5a,5bを有
する回収容器5とから構成されており、また上記針状電
極2の下方位置のドラム電極1表面には、その表面に沿
ってかつドラム電極1の回転軸心方向で、所定の磁束密
度Bの磁界を作用させる磁界発生装置6が具備されてい
る。
【0013】この磁界発生装置6としては、図2に示す
ように、例えばドラム電極1表面から所定距離はなれた
位置にかつドラム電極1の回転軸心に沿って配置される
とともに両端部がドラム電極1の両側端部に位置するよ
うに曲げられた鉄製の棒状コア部材11と、この棒状コ
ア部材11に巻回されて磁界を発生させるためのコイル
12と、このコイル12に電流を供給するための磁界発
生用電源13とから構成されている。
【0014】したがって、磁界発生用電源13によりコ
イル12に電流を流すと、棒状コア部材11のN極部1
1aからS極部11bに向う磁束Bにより磁界が発生
し、この磁界内を正電荷が上から下方向に横切った際に
(電流として考えれば、下から上方向に流れる)、フレ
ミングの左手の法則により、正電荷には、ドラム電極1
の表面側に付勢する力Fが作用する。
【0015】上記定量供給装置4としては、例えば振動
フィーダが用いられるとともに、図3に示すように、そ
の供給部であるトレー部14の表面は、凹状部14a
(または凸状部)の形成方向がドラム電極1の軸心と直
交するような波形状に形成されている。すなわち、この
トレー部14上に被選別物が供給された場合には、その
凹状部14aに沿ってドラム電極1の表面上を真っ直ぐ
に落下することになる。
【0016】また、上記ドラム電極1の下半部の回転方
向下流側には、ドラム電極1の表面に吸着された被選別
物を掻き落とすための掻落とし部材(具体的には、スク
レーパ、回転ブラシなどが用いられる)7が設けられて
いる。
【0017】上記構成において、所定方向に回転される
ドラム電極1と針状電極2との間に負の高電圧が印加さ
れた状態で、例えばプラスチック類(絶縁性物)A1と
金属類(導電性物)A2との混合物である粉砕ごみ(被
選別物)Aが、定量供給装置4のトレー部14上に供給
されると、粉砕ごみAは凹状部14aに沿って真っ直ぐ
にドラム電極1の表面上に層状に落下する。
【0018】そして、この層状に広がった粉砕ごみAは
針状電極2との間に移動した際に、針状電極2からのコ
ロナ放電Hにより放射される負イオンが衝突され、金属
類A2についは、負電荷がそのままドラム電極1側に移
動して吸収されるが、プラスチック類A1については、
負電荷が残るため正極側であるドラム電極1の表面に吸
引される。
【0019】さらに、コロナ放電場の通過によりドラム
電極1の表面側に吸引されかつ負電荷が残ったプラスチ
ック類A1については、磁界発生装置6により発生され
る磁界を横切る際に、上述したようにフレミングの左手
の法則により、ドラム電極1の表面側に付勢する力Fが
作用するため、その表面に吸引された状態で移動して掻
き落とし部材7により、確実に、回収容器5のドラム電
極1側の回収室5aに落下回収される。なお、金属類A
2については、ドラム電極1側への付勢力が作用しない
ため、ドラム電極1の円弧状の表面に沿って、針状電極
2側寄りに設けられた回収室5b側に落下回収される。
【0020】上述したように、プラスチック類A1に
は、コロナ放電によるドラム電極1側への吸引作用に加
えて、磁界内を通過する際にドラム電極側への付勢力が
作用するため、コロナ放電によるプラスチック類A1へ
の帯電量の不足、プラスチック類A1の形状等による滑
り、跳躍などが発生した場合でも、ドラム電極1の表面
に確実に吸引させることができる。
【0021】また、定量供給装置4のトレー部14の表
面を、凹状部14aがドラム電極1の回転軸心と直交す
るような波形状に形成したので、粉砕ごみAは、ドラム
電極1の円弧状表面に対して真っ直ぐに落下するため、
例えばドラム電極1の回転軸心に対して斜めに落下した
場合に比べて、ドラム電極1への吸引作用がより確実に
発揮される。
【0022】なお、上記実施の形態においては、被選別
物として、プラスチック類と金属類とが混合したものと
して説明したが、勿論、他の物が混じっている場合でも
よく、特にこの静電選別装置は、廃電線のリサイクルを
行う場合に適している。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の静電選別装置の構
成によると、コロナ放電場を形成する針状電極の下方位
置に、被選別物の内、コロナ放電場を通過して負電荷が
帯電された絶縁性物に、ドラム電極側に付勢するための
磁界を発生させる磁界発生装置を設けたので、針状電極
だけによる分離作用に比べて、絶縁性物の分離精度を向
上させることができる。
【0024】また、定量供給装置の供給部の表面を、凹
状部の形成方向がドラム電極の軸心と直交するような波
形状に形成したので、被選別物は、ドラム電極の円弧状
表面に対して真っ直ぐに落下されるため、例えばドラム
電極の回転軸心に対して斜めに落下した場合に比べて、
ドラム電極への吸引作用がより確実に発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における静電選別装置の概
略構成を示す断面図である。
【図2】図1のC−C矢視図である。
【図3】図1のD−D断面図である。
【図4】従来例の静電選別装置の概略構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ドラム電極 2 針状電極 3 高電圧電源 4 定量供給装置 5 回収容器 6 磁界発生装置 11 コア部材 11a N極部 11b S極部 12 コイル 13 磁界発生用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉越 大介 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 濱田 省吾 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 山田 紘一 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 橘 登志夫 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 4D054 GA01 GA04 GA09 GB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地されかつ表面が円筒状に形成されると
    ともに水平軸心回りで所定方向に回転自在に設けられた
    ドラム電極と、このドラム電極の下向き回転側の上方位
    置にかつドラム電極の表面から所定距離はなれた位置に
    設けられたコロナ放電用の針状電極との間に負の高電圧
    を印加するとともに、定量供給装置により両電極間に被
    選別物を落下させて、絶縁性物と導電性物とを分離して
    ドラム電極の下方に配置された回収容器にそれぞれ回収
    して選別を行う静電選別装置であって、 上記針状電極の下方位置に、コロナ放電場を通過して負
    電荷が帯電した絶縁性物をドラム電極の表面側に付勢す
    る磁界を発生させる磁界発生装置を設けたことを特徴と
    する静電選別装置。
  2. 【請求項2】定量供給装置における被選別物の供給部の
    表面を、凹状部の形成方向または凸状部の形成方向がド
    ラム電極の回転軸心と直交するような波形状に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の静電選別装置。
JP2000096051A 2000-03-31 2000-03-31 静電選別装置 Pending JP2001276656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096051A JP2001276656A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 静電選別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096051A JP2001276656A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 静電選別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001276656A true JP2001276656A (ja) 2001-10-09

Family

ID=18610868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000096051A Pending JP2001276656A (ja) 2000-03-31 2000-03-31 静電選別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001276656A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230112225A (ko) * 2022-01-20 2023-07-27 정재기 정전기 선별기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230112225A (ko) * 2022-01-20 2023-07-27 정재기 정전기 선별기
KR102679035B1 (ko) * 2022-01-20 2024-06-26 정재기 정전기 선별기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3322275A (en) High tension separation of materials
US4116822A (en) Method of selectively separating glass from waste material
US6774332B2 (en) Composite separator
US7041925B2 (en) Apparatus for the electrostatic separation of particulate mixtures
US20050092656A1 (en) Magnetic separator with electrostatic enhancement for fine dry particle separation
JP3370512B2 (ja) プラスチックの選別方法および装置
JP2001276656A (ja) 静電選別装置
JP3434644B2 (ja) 静電選別装置
JP2000317345A (ja) 重金属含有物からの乾式重金属分離方法及びその装置
JP3370513B2 (ja) プラスチックの選別方法
US20060081507A1 (en) Apparatus for the electrostatic separation of particulate mixtures
JP6004522B2 (ja) 静電選別装置
JP3340282B2 (ja) 静電選別装置
JP2002136896A (ja) プラスチック・金属選別方法
US7296687B2 (en) Methods of separating feed materials using a magnetic roll separator
JP3280831B2 (ja) 風力静電選別装置
JP2001276657A (ja) 静電選別装置
JP3610449B2 (ja) 静電分離装置用電極
AU2005220232B2 (en) Apparatus for the electrostatic separation of particulate materials
JPS59109263A (ja) イオン衝撃型粒子分離器
AU2001276167B8 (en) Apparatus for the electrostatic separation of particulate mixtures
RU2007106173A (ru) Устройство и способ разделения частиц
JP2001046913A (ja) 静電分離装置
JP2000117149A (ja) 静電分離装置
JPH10328579A (ja) 静電選別装置