JP2001276584A - 分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法及び分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置 - Google Patents

分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法及び分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置

Info

Publication number
JP2001276584A
JP2001276584A JP2000089917A JP2000089917A JP2001276584A JP 2001276584 A JP2001276584 A JP 2001276584A JP 2000089917 A JP2000089917 A JP 2000089917A JP 2000089917 A JP2000089917 A JP 2000089917A JP 2001276584 A JP2001276584 A JP 2001276584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separation membrane
water purification
purification cartridge
type water
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000089917A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Nishikawa
壽一 西川
Hiroyuki Takano
弘之 高野
Masaki Kuwabara
正樹 桑原
Yukari Yamamoto
由香理 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000089917A priority Critical patent/JP2001276584A/ja
Publication of JP2001276584A publication Critical patent/JP2001276584A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で且つ効果的に濾過流量を回復す
ることができ、更に洗浄時間の短縮を図ることができる
分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法を提供する。 【解決手段】 吐出口18と、流入口20と、内部を吐
出口18側と流入口20側とに仕切るように配設された
分離膜5と、流入口20側に設けられた薬剤投入口6と
を備え、浄水装置1に対して着脱自在に形成された分離
膜式浄水カートリッジ4の洗浄方法に関する。浄水カー
トリッジ4を浄水装置1から脱離する。洗浄剤50及び
溶媒、あるいは洗浄剤50を含む洗浄液を、薬剤投入口
6から分離膜式浄水カートリッジ4内に投入する。第一
回目の機械的な衝撃を分離膜式5に印加する。一定時間
放置した後、更に第二回目の機械的な衝撃を分離膜5に
印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離膜を濾過材と
する分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法及びこの洗浄
方法に用いる洗浄装置に関し、詳しくは、分離膜の目詰
まりにより低下した濾過流量を回復させるための技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より分離膜を用いた浄水処理は、限
外濾過膜を利用した廃水処理や、逆浸透膜を利用した超
純水製造といった工業分野から、中空糸膜フィルタと呼
ばれる限外濾過膜を利用した浄水装置のような家庭用品
まで、広く利用されている。
【0003】このような分離膜を用いた濾過では、目詰
まり物質による濾過流量の低下が問題となる。そこで、
分離膜表面に付着堆積する目詰まり物質を除去して濾過
流量を回復するための様々の方法が提案されている。こ
のような方法の一つは物理的な洗浄方法であり、例えば
実開昭56−2996号公報にて開示されているよう
に、流水により分離膜の表面に付着堆積した目詰まり物
質を洗い流して除去する方法が提案されている。更にこ
のような技術を改良したものとして、特開平3−729
90号公報に開示されているように、分離膜に下流から
上流へ浄水を逆流させて目詰まり物質を洗い流す方法も
提案されている。
【0004】また、分離膜の他の洗浄方法としては、化
学的な洗浄方法も提案されている。このような技術とし
ては、例えば特開昭52−120978号公報に開示さ
れているように、分離膜表面に付着する目詰まり物質を
薬剤と反応させて除去する方法が提案されている。
【0005】しかし、上述のように目詰まり物質を洗い
流す物理的洗浄方法では、分離膜への目詰まり物質が鉄
錆のような粒子状の無機物である場合には大きな効果が
期待できるが、実際に分離膜に付着する目詰まり物質に
は、有機物やゲル状の物質が混在して粘着している。こ
のような場合には物理的洗浄のみで洗い流すだけでは洗
浄効果が小さく、濾過流量が殆ど回復しないものであっ
た。
【0006】また薬剤により目詰まり物質を除去する化
学的洗浄方法では、分離膜表面の有機物等の粘着物を分
離除去することができるため洗浄効果は高いものである
が、本来必要な分離膜モジュールの設備の他に、洗浄剤
投入工程、洗浄工程、すすぎ工程等の一連の洗浄工程を
行うための装置構成が必要となり、装置が複雑になる上
に、配管や洗浄設備等も耐薬品性が高いものにする必要
が生じ、コストが高くなってしまうという問題があっ
た。
【0007】このように装置機構が大型化し、価格も高
くなってしまうため、浄水装置等の家庭用品において
は、分離膜を有する分離膜式浄水カートリッジを使い捨
てにすることが一般的であり、分離膜を容易に洗浄再生
するための技術が要望されていた。
【0008】そこで、本発明者らは、鋭意研究開発を進
めることにより、浄水装置本体から分離膜式の浄水カー
トリッジを脱離し、洗浄容器を兼ねる分離膜式の浄水カ
ートリッジ容器内で中空糸膜等の分離膜の化学洗浄がで
きるようにしたことにより、簡単な構造で且つ効果的に
濾過流量を回復させることができる浄水装置を発明する
に至り、特願平10−230995号として特許出願を
行い、家庭用の浄水装置として提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の通り本
発明者が提案した浄水装置においては、洗浄剤の酸化剤
成分を分離膜表面に付着堆積する目詰まり物質まで充分
に拡散させて作用させ、目詰り物質を分離膜から除去す
るための充分な反応速度を確保する必要があった。ま
た、反応後に分離膜に再付着した目詰り物質の残渣や、
分離膜表面から剥離したものの脱離しきれない浮遊状態
の目詰まり物質を洗い流すために洗浄後のすすぎを充分
に行う必要もあった。
【0010】その結果、例えば冬場のような水温が低い
場合では、洗浄剤が溶解し難く、更に比重の重い酸化剤
の成分が容器内部の下部に偏在するため、目詰まり物質
への反応の効率が悪く、洗浄時間が約八時間程度も必要
となるものであり、その間、浄水装置が使用できず、使
い勝手が悪いものであった。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、簡単な構造で且つ効果的に濾過流量を回復するこ
とができ、更に洗浄時間の短縮を図ることができる分離
膜式浄水カートリッジの洗浄方法、及び分離膜式浄水カ
ートリッジの洗浄装置を提供することを目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法は、吐出口18
と、流入口20と、内部を吐出口18側と流入口20側
とに仕切るように配設された分離膜5と、流入口20側
に設けられた薬剤投入口6とを備え、浄水装置1に対し
て着脱自在に形成された分離膜式浄水カートリッジ4の
洗浄方法であって、浄水カートリッジ4を浄水装置1か
ら脱離し、洗浄剤50及び溶媒、あるいは洗浄剤50を
含む洗浄液を、薬剤投入口6から分離膜式浄水カートリ
ッジ4内に投入した後、第一回目の機械的な衝撃を分離
膜5に印加し、一定時間放置した後、更に第二回目の機
械的な衝撃を分離膜5に印加することを特徴とするもの
である。
【0013】また本発明の請求項2に係る分離膜式浄水
カートリッジの洗浄方法は、吐出口18と、流入口20
と、内部を吐出口18側と流入口20側とに仕切るよう
に配設された分離膜5と、流入口20側に設けられた薬
剤投入口6とを備え、浄水装置1に対して着脱自在に形
成された分離膜式浄水カートリッジ4の洗浄方法であっ
て、浄水カートリッジ4を浄水装置1から脱離し、洗浄
剤50及び溶媒、あるいは洗浄剤50を含む洗浄液を、
薬剤投入口6から分離膜式浄水カートリッジ4内に投入
して分離膜5表面に付着堆積する目詰り物質と洗浄剤5
0とを反応させた後、分離膜5に機械的な衝撃を印加す
る衝撃印加手段を用いて分離膜5表面に残存する目詰り
物質の剥離を促進させることを特徴とするものである。
【0014】また請求項3に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜5に衝撃を印加するにあた
って、分離膜5に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段
として、流水を吐出口18から分離膜式浄水カートリッ
ジ4内に流入させる逆洗手段を用いることを特徴とする
ものである。
【0015】また請求項4に記載の発明は、請求項3の
構成に加えて、逆洗手段として、加圧ポンプ55にて構
成されるものを用いることを特徴とするものである。
【0016】また請求項5に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜5に衝撃を印加するにあた
って、分離膜5に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段
として、加圧ポンプ55を用いて加圧された流水を所定
時間、所定水量だけ、吐出口18から分離膜式浄水カー
トリッジ4内に流入させる逆洗手段を用いることを特徴
とするものである。
【0017】また請求項6に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜5に衝撃を印加するにあた
って、分離膜5に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段
として、吐出口18と取水栓とを接続して取水栓から取
り入れた水を所定水量だけ吐出口18から分離膜式浄水
カートリッジ4内に流入させる逆洗手段を用いることを
特徴とするものである。
【0018】また請求項7に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜5に衝撃を印加するにあた
って、分離膜5に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段
として、分離膜式浄水カートリッジ4の内側又は外側か
ら分離膜5に超音波振動を伝達する超音波洗浄手段を用
いることを特徴とするものである。
【0019】また請求項8に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜5に衝撃を印加するにあた
って、分離膜5に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段
として、気流を流入口20から分離膜式浄水カートリッ
ジ4内へ噴出させて分離膜5に衝突させるバブリング方
式のものを用いることを特徴とするものである。
【0020】また請求項9に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜5に衝撃を印加するにあた
って、分離膜5に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段
として、流水を流入口20から分離膜式浄水カートリッ
ジ4内へ間欠的に噴出させて分離膜5に衝突させる噴射
方式のものを用いることを特徴とするものである。
【0021】また本発明の請求項10に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口18と、流入口2
0と、内部を吐出口18側と流入口20側とに仕切るよ
うに配設された分離膜5と、流入口20側に設けられた
薬剤投入口6とを備え、浄水装置1に対して着脱自在に
形成された分離膜式浄水カートリッジ4を洗浄するため
の洗浄装置であって、浄水装置1から脱離された分離膜
式浄水カートリッジ4を保持する設置台32と、設置台
32に保持された分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口
18と連通する供給管37と、供給管37に加圧された
気流を供給する加圧ポンプ55とを具備して成ることを
特徴とするものである。
【0022】また本発明の請求項11に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口18と、流入口2
0と、内部を吐出口18側と流入口20側とに仕切るよ
うに配設された分離膜5と、流入口20側に設けられた
薬剤投入口6とを備え、浄水装置1に対して着脱自在に
形成された分離膜式浄水カートリッジ4を洗浄するため
の洗浄装置であって、浄水装置1から脱離された分離膜
式浄水カートリッジ4を保持する設置台32と、設置台
32に保持された分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口
18と連通する供給管37と、供給管37に加圧された
水流を供給する加圧ポンプ55とを具備して成ることを
特徴とするものである。
【0023】また本発明の請求項12に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口18と、流入口2
0と、内部を吐出口18側と流入口20側とに仕切るよ
うに配設された分離膜5と、流入口20側に設けられた
薬剤投入口6とを備え、浄水装置1に対して着脱自在に
形成された分離膜式浄水カートリッジ4を洗浄するため
の洗浄装置であって、浄水装置1から脱離された分離膜
式浄水カートリッジ4を保持する設置台32と、設置台
32に保持された分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口
18と取水栓とを連通する供給管39と、供給管39に
おける水流の流通を開閉制御する制御バルブ86とを具
備して成ることを特徴とするものである。
【0024】また本発明の請求項13に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口18と、流入口2
0と、内部を吐出口18側と流入口20側とに仕切るよ
うに配設された分離膜5と、流入口20側に設けられた
薬剤投入口6とを備え、浄水装置1に対して着脱自在に
形成された分離膜式浄水カートリッジ4を洗浄するため
の洗浄装置であって、浄水装置1から脱離された分離膜
式浄水カートリッジ4を保持する設置台32と、設置台
32に保持された分離膜式浄水カートリッジ4に超音波
振動を伝達する超音波発振子90とを具備して成ること
を特徴とするものである。
【0025】また請求項14に記載の発明は、請求項1
3の構成に加えて、設置台32に保持された分離膜式浄
水カートリッジ4内に挿入自在な超音波発振子90を具
備して成ることを特徴とするものである。
【0026】また請求項15に記載の発明は、請求項1
3の構成に加えて、水を保持する容器として形成される
と共に、分離膜式浄水カートリッジ4をこの水に浸漬さ
れた状態で保持する設置台32と、設置台32の内面に
配設された超音波振動子90を具備して成ることを特徴
とするものである。
【0027】また本発明の請求項16に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口18と、流入口2
0と、内部を吐出口18側と流入口20側とに仕切るよ
うに配設された分離膜5と、流入口20側に設けられた
薬剤投入口6とを備え、浄水装置1に対して着脱自在に
形成された分離膜式浄水カートリッジ4を洗浄するため
の洗浄装置であって、浄水装置1から脱離された分離膜
式浄水カートリッジ4を保持する設置台32と、設置台
32に保持された分離膜式浄水カートリッジ4内に向け
て配置自在な噴射ノズル93と、噴射ノズル93に加圧
された気流を供給する送風機とを具備して成ることを特
徴とするものである。
【0028】また本発明の請求項17に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口18と、流入口2
0と、内部を吐出口18側と流入口20側とに仕切るよ
うに配設された分離膜5と、流入口20側に設けられた
薬剤投入口6とを備え、浄水装置1に対して着脱自在に
形成された分離膜式浄水カートリッジ4を洗浄するため
の洗浄装置であって、浄水装置1から脱離された分離膜
式浄水カートリッジ4を保持する設置台32と、設置台
32に保持された分離膜式浄水カートリッジ4内に向け
て配置自在な噴射ノズル93と、噴射ノズル93に水流
を供給する注水機とを具備して成ることを特徴とするも
のである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0030】まず、分離膜式浄水カートリッジ4を着脱
自在に備える浄水装置1の一例を図7に示す。この浄水
装置1は、浄水装置本体8の底部に、浄水処理の対象で
ある原水を外部から浄水装置1内に導入する導入口であ
る原水流入口2が設けられ、また浄水装置本体8の上部
には、浄水流出管10を延設すると共にその先端に浄水
流出口3を開口して設け、浄水装置1にて原水が浄水処
理されることにより生成された浄水をこの浄水流出管1
0を通じて浄水流出口3から外部に導出するようにして
いる。
【0031】また浄水装置本体8の内部には、中空糸膜
等の濾過膜からなる分離膜5を内蔵する分離膜式浄水カ
ートリッジ4と、活性炭等のような、分離膜5以外の濾
材26を内蔵する非分離膜式浄水カートリッジ7とを備
えるものである。
【0032】分離膜式浄水カートリッジ4は、図7
(b)及び図8に示すように、上部に吐出口18を開口
して設けると共に、下部に流入口20を開口して設ける
ものである。ここで流入口20は、この分離膜式浄水カ
ートリッジ4を洗浄する際に洗浄剤を投入するための薬
剤投入口6と兼用して設けるものである。また吐出口1
8にはその開口部周縁の全周に亘る筒状の開口突片19
を上方に突出させて形成するものである。また分離膜式
浄水カートリッジ4の流入口20には、この流入口20
の周縁の全周に亘る筒状の開口突片21を下方に突出さ
せて形成し、この流入口20には、流入口20を横切る
ように複数本(図示では2本)の枠材40が架設されて
いる。またこの流入口20の周囲からは、流入口20を
囲む筒状の嵌合突片27を下方に突出させて形成するも
のである。この嵌合突片27にはその内周の全周に亘る
嵌合溝28を凹設するものである。更に、図示はしてい
ないが、嵌合突片27の内周における所定の4箇所に、
上下方向に向けてガイド溝31を凹設する。このガイド
溝31は、その上部を嵌合溝28に接続すると共に、下
部を下方に開口して設けるものである。このような形状
に形成される分離膜式浄水カートリッジ4の内部には、
中空糸膜からなる分離膜5を、分離膜式浄水カートリッ
ジ4内部を吐出口18側と流入口20側とに仕切るよう
にして設けるものである。
【0033】また非分離膜式浄水カートリッジ7は、図
7(b)及び図8に示すように、上部に吐出口22を開
口して設けると共に、下部に流入口24を開口して設け
るものである。この吐出口22にはその開口部周縁の全
周に亘る筒状の開口突片23を上方に突出させて形成す
るものであり、また流入口24にはその開口部周縁の全
周に亘る開口突片30を下方に突出させて形成するもの
である。ここで開口突片23は、分離膜式浄水カートリ
ッジ4の流入口20の開口突片21内に嵌合される形状
に形成するものであり、また開口突片21の外周にはO
リング(オーリング)を設けている。また非分離膜式浄
水カートリッジ7上部の、吐出口22の側方における所
定の4箇所には、分離膜式浄水カートリッジ4の嵌合溝
28内に嵌合される嵌合凸部29を、側方に向けて突出
させて設けている。この嵌合凸部29は、嵌合突片27
の内周に設けられたガイド溝31と合致する位置に形成
するものである。また非分離膜式浄水カートリッジ7の
流入口24にはその開口部の周縁の全周に亘る筒状の開
口突片30を下方に突出させて設けるものである。この
ような形状に形成される非分離膜式浄水カートリッジ7
の内部には、分離膜5以外の濾材26として活性炭を充
填するものであるが、分離膜5以外の浄水濾材26とし
ては活性炭以外に、多孔質セラミック、イオン交換樹脂
等、あるいはこれらの分離膜5以外の濾材を複数種組み
合わせたものを用いることもできるものである。
【0034】上記のようにして構成される分離膜式浄水
カートリッジ4と、非分離膜式浄水カートリッジ7は、
互いに接続させた状態で、浄水装置本体8内に着脱自在
に収容されるものである。分離膜式浄水カートリッジ4
と非分離膜式浄水カートリッジ7を接続する際は、分離
膜式浄水カートリッジ4下部の嵌合突片27のガイド溝
31と、非分離膜式浄水カートリッジ7上部の嵌合凸部
29とを位置合わせした状態で、嵌合凸部29をガイド
溝31内に押し込むと共に、非分離膜式浄水カートリッ
ジ7の吐出口22周縁の開口突片23を分離膜式浄水カ
ートリッジ4の流入口20の開口突片21内に押し込ん
で嵌合させるものである。そして嵌合凸部29が嵌合溝
28内に配置されるまで押し込まれると共に、非分離膜
式浄水カートリッジ7の吐出口22周縁の開口突片23
が分離膜式浄水カートリッジ4の流入口20の嵌合突片
21内に嵌合された状態で、分離膜式浄水カートリッジ
4と非分離膜式浄水カートリッジ7とを互いに逆方向に
回転し、嵌合凸部29を嵌合溝28内でスライドさせて
ガイド溝31が形成されていない箇所まで移動させるこ
とにより、図7(a)に示すように、分離膜式浄水カー
トリッジ4と非分離膜式浄水カートリッジ7とを接続す
るものである。またこのように接続された分離膜式浄水
カートリッジ4と非分離膜式浄水カートリッジ7とを分
離する場合は、分離膜式浄水カートリッジ4と非分離膜
式浄水カートリッジ7とを互いに逆方向に回転させて、
分離膜式浄水カートリッジ4下部の嵌合突片27のガイ
ド溝31と、非分離膜式浄水カートリッジ7上部の嵌合
凸部29との位置を合わせ、この状態で分離膜式浄水カ
ートリッジ4と非分離膜式浄水カートリッジ7とを互い
に逆方向に引っ張ることにより、嵌合凸部29をガイド
溝31に沿って嵌合溝28から脱離させて、分離膜式浄
水カートリッジ4と非分離膜式浄水カートリッジ7とを
分離するものである。
【0035】一方、浄水装置本体8内には、原水流入口
2に連通する流入配管9を設け、この流入配管9の下流
側の端部には、非分離膜式浄水カートリッジ7が取り付
けられる浄水カートリッジ受台14を設けるものであ
る。この浄水カートリッジ受台14は、原水の流路であ
る上下方向の接続配管17の外周全周に亘って、ばね受
片16を設けることにより形成されている。ばね受片1
6は接続配管17の外周全周から放射状に延設されると
共にその周縁部分を下方に垂下させた傘状に形成するも
のである。また接続配管17の下端開口部70の内周形
状は流入配管9の下流側端部の外周形状と合致する形状
に形成され、上端開口部15の内周形状は非分離膜式浄
水カートリッジ7の流入口24の開口突片30の外周形
状と合致する形状に形成されている。
【0036】この浄水カートリッジ受台14は、接続配
管17の下端開口部70の開口内に流入配管9の下流側
端部を嵌合させることにより流入配管9と接続されてい
る。このとき流入配管9の下端開口部70の外周にオー
リングを設けることにより、流入配管9と接続配管17
とが水密性良く接続されている。またこのとき浄水カー
トリッジ受台14は、接続配管17の下端部が流入配管
9の下流側端部開口に対してスライドすることにより上
下昇降自在となるように設けるものである。またこの浄
水カートリッジ受台14の下方には、浄水カートリッジ
受台14を上方に付勢するコイルバネ34を配設するも
のである。
【0037】また浄水装置本体8内には、浄水流出管1
0に連通する吐出配管12を設け、この吐出配管12の
上流側端部には、分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口
18の開口突片19内に嵌入される上流側開口部13を
下方に開口して設けるものである。この接続開口部13
の外周にはオーリングを設けることにより、上流側開口
部13と開口突片19とが水密性良く接続されるように
なっている。
【0038】そして浄水装置本体8内に、分離膜式浄水
カートリッジ4及び非分離膜式浄水カートリッジ7を取
着する際は、上述したようにして分離膜式浄水カートリ
ッジ4と非分離膜式浄水カートリッジ7とを接続し、こ
の状態で、浄水カートリッジ受台14を下方に押し込ん
でスライドさせながら、非分離膜式浄水カートリッジ7
の流入口24の開口突片30内に浄水カートリッジ受台
14の接続配管17の上端の開口部を挿入してこの開口
突片30内に接続配管17の上端開口部を嵌合させる。
この状態で分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口18の
開口突片19を吐出配管12の上流側開口部13の下方
に配置し、浄水カートリッジ受台14を上方へスライド
させながら、分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口18
の開口突片19内に吐出配管12の上流側開口部13を
嵌入させる。このとき浄水カートリッジ受台14はコイ
ルバネ34により上方に付勢されているので、互いに接
続された分離膜式浄水カートリッジ4及び非分離膜式浄
水カートリッジ7は、浄水カートリッジ受台14の上端
開口部15、並びに吐出配管12の上流側開口部13に
て保持されて、図7に示すように、浄水装置本体8内に
取着されるものである。
【0039】一方、分離膜式浄水カートリッジ4及び非
分離膜式浄水カートリッジ7を浄水装置本体8から脱離
させる場合には、浄水カートリッジ受台14を下方に押
し下げながら、互いに接続された分離膜式浄水カートリ
ッジ4及び非分離膜式浄水カートリッジ7を下方に押し
下げて、分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口18の開
口突片19を吐出配管12の上流側開口部13から脱離
させ、更に浄水カートリッジ受台14の上端開口部15
から非分離膜式浄水カートリッジ7の下部を引き抜くも
のである。
【0040】上記のような構成を有する浄水装置1で
は、分離膜式浄水カートリッジ4を浄水装置1から脱離
させて取り外し、この取り外した分離膜式浄水カートリ
ッジ4内に、薬剤投入口6を兼ねる流入口20から分離
膜5洗浄用の洗浄剤を投入して分離膜5の洗浄を行うこ
とができる。そのため、分離膜式浄水カートリッジ4を
分離膜5の洗浄容器と兼用させ、特に複雑な装置を必要
とすることなく分離膜5の化学的な洗浄を行うことがで
き、分離膜式浄水カートリッジ4を使い捨てすることな
く長期間に亘って使用することができて、経済的なもの
である。
【0041】また、分離膜5以外の濾材26を内蔵する
非分離膜式浄水カートリッジ7も浄水装置1から着脱自
在に備えるため、分離膜式浄水カートリッジ4と非分離
膜式浄水カートリッジ7を、それぞれの濾材の濾過性能
の寿命の違いに合わせて別個に交換し、あるいは分離膜
式浄水カートリッジ4だけを取り出して分離膜5の洗浄
を行うことができるものであって、取り扱い性に優れ、
かつ経済的なものである。
【0042】上記のようにして構成される浄水装置1に
て水の浄化処理を行う際は、まず水道の蛇口等の給水源
と、浄水装置1の原水流入口2との間を、ホース等で接
続し、浄水装置本体8内に分離膜式浄水カートリッジ4
及び非分離膜式浄水カートリッジ7を取着した状態で、
浄水処理の対象である水道水等の原水を、給水源から浄
水装置1の原水流入口2へ送り込む。この原水流入口2
に送りこまれた原水は、流入配管9を通じて非分離膜式
浄水カートリッジ7へ送られ、非分離膜式浄水カートリ
ッジ7内に充填されている活性炭26にて濾過されて、
残留塩素、かび臭、トリハロメタン、農薬等が除去され
る。非分離膜式浄水カートリッジ7内にて濾過された原
水は、続いて分離膜式浄水カートリッジ4内へ送られ、
分離膜式浄水カートリッジ4内の中空糸膜からなる分離
膜5を通過することにより濾過されて、微細な濁りや細
菌等が除去される。このように原水を、非分離膜式浄水
カートリッジ7内及び分離膜式浄水カートリッジ4内を
通過させて濾過することにより、原水が浄水処理され
て、浄水が生成されるものである。そして生成された浄
水は、吐出配管12を通じて浄水流出管10へ導かれ、
浄水流出口3から浄水装置1外へ導出されるものであ
る。
【0043】上記のような浄水装置1は、アルカリイオ
ン整水機として構成することもできる。この場合は、図
7における非分離膜式浄水カートリッジ7及び分離膜式
浄水カートリッジ4よりも下流側の、吐出配管12の配
管途中に、流量センサ、カルシウム添加筒、電解槽等を
配設するものである。ここで、カルシウム添加筒は、水
中にカルシウム塩を添加することにより電解効率を向上
したりするために設ける。また電解槽は、電解隔膜にて
陽極室と陰極室とに分離されており、それぞれの電極室
には電極が配置されると共に水の流入口と流出口とが形
成されている。また電解槽には、流出口に接続される流
路切替弁や、電解により生成したイオン水のpH値を測
定するpHセンサや、吐水パイプや、排水口等も設けら
れる。
【0044】このように浄水装置1をアルカリイオン整
水機として構成すると、非分離膜式浄水カートリッジ7
及び分離膜式浄水カートリッジ4にて浄化された水は、
カルシウム添加筒にてカルシウム塩が添加された後、電
解槽に供給される。この電解槽の電極間に電圧を印加す
ることによりアルカリイオン水や酸性イオン水が生成さ
れる。このイオン水は浄水流出管10から外部に供給さ
れることとなる。またpHセンサによって検出されたイ
オン水のpH値の測定結果を表示すると共に、この測定
結果に基づいて電極間に印加する電圧値をフィードバッ
ク制御し、所定のpH値を有するアルカリイオン水や酸
性イオン水を得ることができる。
【0045】上記のように構成される浄水装置1の洗浄
方法について以下に説明する。上記のように構成される
浄水装置1を使用していくに従って、分離膜式浄水カー
トリッジ4の中空糸膜からなる分離膜5が目詰まりし
て、濾過流量が低下し、浄水装置1から導出される浄水
の流量が低下することとなる。このように濾過流量が低
下した時点で、分離膜式浄水カートリッジ4の洗浄を行
い、浄水装置1から導出される浄水の流量を回復させる
ものである。
【0046】ここで非分離膜式浄水カートリッジ7及び
分離膜式浄水カートリッジ4よりも下流側の、吐出配管
12の配管途中に流量センサを設けると共に、流量セン
サによる濾過流量の測定結果が所定値を下回ったときに
点灯するLEDランプ80等の表示手段を設けると、分
離膜式浄水カートリッジ4の洗浄時期を視認により容易
に認識することができる。
【0047】本発明の第一の実施形態を、図1を示して
説明する。
【0048】図1に示す洗浄装置は、設置台32と、加
圧ポンプ55と、供給管37とから構成されている。
【0049】設置台32には、上面に、分離膜式浄水カ
ートリッジ4の吐出口18の開口突片19の外周形状と
合致する形状を有する嵌合凹部33が上方に開口するよ
うに形成されている。
【0050】加圧ポンプ55は、中空の本体容器86の
上方に、本体容器86の内部と連通する蛇腹状の伸縮自
在な加圧部85が形成されている。加圧部85の上面に
は取入口82が開口して設けられており、この取入口8
2には、取入口82を密閉して塞ぐ蓋体81が着脱自在
に取り付けられている。
【0051】供給管37は、設置台32と加圧ポンプ5
5とを接続する外部供給管84と、設置台32内部に配
設された内部供給管58とから構成されている。外部供
給管84は、上流側の端部が、加圧ポンプ55の本体容
器86の側面に形成された容器本体86の内部と連通す
る導出口83に接続され、下流側の端部が、設置台32
の側面に形成された設置台32の内部と連通する導入口
59に接続されている。一方、内部供給管58は、上流
側の端部が設置台32に接続されている外部供給管84
の下流側端部と連通するように接続され、下流側の端部
は嵌合凹部33の底面から上方に向けて突出する装嵌部
42として形成されている。この装嵌部42の先端に
は、上方に向けて開口する噴出口41が形成されてい
る。また、この装嵌部42は、分離膜式浄水カートリッ
ジ4の吐出口18の開口形状と合致する形状に形成され
ており、その外周には、オーリング44が設けられてい
る。
【0052】また、内部供給管58の、下流側の端部
(装嵌部42側の端部)には、内部供給管58における
流体の流通を、上流側から下流側に向かう方向にのみ許
容する逆止弁38が形成されている。この逆止弁38
は、下方が上流側に、上方が下流側になるように配置さ
れた弁室45内に球状の弁体57を遊離状態で配置する
ことにより構成されており、また弁室45の下側、すな
わち上流側の内壁は、内径が絞られた形状を有する弁座
43として形成されており、このこの弁座43上に弁体
57が配置することにより逆止弁38が閉止状態となる
ようになっている。また、加圧ポンプ55から供給管3
7を通じて流体が供給されている状態では、流体の流圧
によって弁体42が上動して逆止弁38が開放状態とな
るようになっている。
【0053】ここで、加圧ポンプ55及び供給管37に
よって、気流を吐出口18から分離膜式浄水カートリッ
ジ4内に流入させる衝撃印加手段が構成されている。
【0054】このようにして構成される浄化装置によっ
て、分離膜式浄水カートリッジ4の洗浄を行うにあたっ
ては、まず浄水装置1から分離膜式浄水カートリッジ4
及び非分離膜式浄水カートリッジ7を脱離してから分離
膜式浄水カートリッジ4と非分離膜式浄水カートリッジ
7を分離し、分離膜式浄水カートリッジ4内の残水を排
水する。
【0055】この分離膜式浄水カートリッジ4を、図1
に示すように上下逆向きに配置して、分離膜式浄水カー
トリッジ4の吐出口18の開口突片19をこの設置台3
2の嵌合凹部33内に嵌入すると共に、吐出口18内に
装嵌部42を嵌入し、分離膜式浄水カートリッジ4を設
置台32上に固定すると共に、装嵌部42にて分離膜式
浄水カートリッジ4の吐出口18を塞ぐ。このとき装嵌
部42に設けられているオーリング44によって、吐出
口18は水密的に閉塞される。また、洗浄時の薬剤投入
口6と兼用される分離膜式浄水カートリッジ4の流入口
20は、上方に配置されることとなる。
【0056】次に、薬剤投入口6(流入口20)から分
離膜式浄水カートリッジ4内に、洗浄剤50の溶媒とな
る水を供給し、分離膜式浄水カートリッジ4内に水を、
嵌合溝28付近まで満たす。このとき逆止弁38の弁体
57に、分離膜式浄水カートリッジ4内の水の水圧がか
かることにより、弁体57が弁座43に押しつけられ、
逆止弁38が閉止状態となって、分離膜式浄水カートリ
ッジ4からの水の流出が防止されている。
【0057】次に、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸
カルシウム等の塩素系酸化剤等の洗浄剤50をメッシュ
状の袋51内に入れた状態で、薬剤投入口6(流入口2
0)付近に配置して分離膜式浄水カートリッジ4内の水
に浸し、水中に洗浄剤50を溶解させる。
【0058】一方、加圧ポンプ55においては、蓋体8
1を一旦脱離することにより加圧ポンプ55内に空気を
供給し、更に、加圧部85を伸長させた状態で再び蓋体
81を装着して加圧ポンプ55内を密閉しておく。
【0059】このような状態で、加圧ポンプ55の加圧
部85を複数回、間欠的に押圧することにより、加圧ポ
ンプ55内の空気を加圧して、気流を外部供給管84及
び内部供給管58を通じて分離膜式浄水カートリッジ4
内に供給する。このとき逆止弁38においては、弁体5
7が、内部供給管58を流通する気流の流圧によって上
動することにより逆止弁38が開放状態となり、分離膜
式浄水カートリッジ4への気流の供給が確保される。こ
のようにして分離膜式浄水カートリッジ4内に供給され
た気流は気泡となって分離膜式浄水カートリッジ4内の
水中を浮遊することとなり、この気泡による機械的な衝
撃によって分離膜式浄水カートリッジ4内の水が攪拌さ
れ、この水中に洗浄剤50が速やかに、且つ充分に拡散
されて、分離膜式浄水カートリッジ4内に洗浄剤50の
水溶液である洗浄液が調製される。
【0060】このように、分離膜5が洗浄液に浸漬され
ている状態で、所定時間(例えば約1時間)放置する
と、分離膜5に付着堆積していた目詰り物質が、洗浄液
中の洗浄剤50と反応して分解される。
【0061】次に、必要に応じて、更に加圧ポンプ55
の加圧部85を複数回、間欠的に押圧することにより、
加圧ポンプ55内の空気を加圧して、気流を外部供給管
84及び内部供給管58を通じて分離膜式浄水カートリ
ッジ4内に供給する。このとき、分離膜式浄水カートリ
ッジ4内に供給された気流は気泡となって洗浄液中を浮
遊することとなるが、この気泡の運動により発生した水
流が分離膜5に衝突したり、あるいは気泡自体が分離膜
5に衝突したりすることにより、機械的な衝撃が分離膜
5に加わり、この衝撃によって、目詰り物質と洗浄剤と
の反応後に分離膜5に再付着した目詰り物質の残渣や、
分離膜5表面から剥離したものの脱離しきれない浮遊状
態の目詰まり物質などの、分離膜5に残存する目詰り物
質が除去される。
【0062】その後、分離膜式浄水カートリッジ4内の
洗浄液を排水する。ここで一回の排水操作のみでは、洗
浄液の排水が不充分となって、再度目詰まりを起こす可
能性があるため、洗浄液の排水後、分離膜式浄水カート
リッジ4内を数回水で濯ぐことが好ましいが、上記のよ
うに分離膜5に機械的な衝撃が印加されることによって
分離膜5に残存する目詰り物質が除去されているので、
分離膜式浄水カートリッジ4を軽く濯ぐだけで、これら
の目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
式浄水カートリッジ4から速やかに排出することができ
る。
【0063】その後、分離膜式浄水カートリッジ4内の
洗浄液を排水する。ここで一回の排水操作のみでは、洗
浄液の排水が不充分となって、再度目詰まりを起こす可
能性があるため、洗浄液の排水後、分離膜式浄水カート
リッジ4内を数回水で濯ぐことが好ましいが、上記のよ
うに分離膜5に機械的な衝撃が印加されることによって
分離膜5に残存する目詰り物質が除去されているので、
分離膜式浄水カートリッジ4を軽く濯ぐだけで、これら
の目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
式浄水カートリッジ4から速やかに排出することができ
る。
【0064】上記のようにして分離膜式浄水カートリッ
ジ4の洗浄を行う場合の、浄水装置1により生成され、
浄水装置1外へ導出される浄水の積算流量に対する、分
離膜式浄水カートリッジ4による一定時間あたりの濾過
流量を示すグラフの例を、図9に示す。ここで浄水の積
算流量は、浄水装置1にて初めて原水の浄水処理を開始
した時点からの、浄水装置1にて生成されて浄水装置1
外へ導出された浄水の積算量を、リットル単位で示した
ものであり、また分離膜式浄水カートリッジ4による一
定時間あたりの濾過流量は、原水流入口2に0.1MP
aの水圧で水を通過させるようにした際の単位時間あた
りの、分離膜5を通過する水の流量を、リットル/分の
単位で示したものである。そして、分離膜式浄水カート
リッジ4の洗浄は、分離膜式浄水カートリッジ4による
濾過流量が、浄水装置1の使用初期の濾過流量である
2.8リットル/分の半分である1.4リットル/分と
なった時点で行ったものである。
【0065】この図9に示されるように、積算流量が3
000リットルとなった時点で濾過流量は浄水装置1の
使用初期の半分となり、分離膜式浄水カートリッジ4の
洗浄を行わない場合はこの時点が分離膜式浄水カートリ
ッジ4の寿命となって、分離膜式浄水カートリッジ4の
交換を行わなければならないものであるが、分離膜式浄
水カートリッジ4の洗浄を繰り返し洗浄して用いるよう
にすると、積算流量が10000リットル以上になって
も浄水処理を行うことができ、分離膜式浄水カートリッ
ジ4を使い捨てする場合の3倍以上の寿命となることが
判る。
【0066】また洗浄剤50は、取り扱いが容易なこと
から、メッシュ状の袋51に入れた状態で分離膜式浄水
カートリッジ4内の水に浸漬させたものであるが、上記
の第一の実施形態、及び後述する第二乃至第八の実施形
態においては、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カル
シウム等の塩素系酸化剤などの洗浄剤50を溶媒である
水に溶解して残留塩素濃度が50〜10000mg/リ
ットルとなるように予め調製された洗浄液を、設置台3
2に固定された分離膜式浄水カートリッジ4の薬剤投入
口6を兼ねる流入口20から分離膜式浄水カートリッジ
4内に供給するようにしても良い。この場合は、洗浄剤
50を水に拡散させるための、加圧ポンプ55等の衝撃
印加手段による一回目の機械的な衝撃の印加は不要とな
る。
【0067】上記のように、洗浄剤50として酸化剤を
用いると、分離膜5表面の付着堆積している目詰り物質
を酸化分解して除去し、分離膜5の濾過流量を回復させ
る効果が高いものであり、更に分離膜5の除菌も同時に
行うことができて、衛生面においての利点も併せ持つも
のである。
【0068】本発明の第二の実施形態を説明する。
【0069】洗浄装置としては、第一の実施形態の場合
と同様に、図1に示すように構成されたものを用いるこ
とができる。
【0070】ここで、本実施形態では、供給管37と加
圧ポンプ55によって、流水を吐出口18から分離膜式
浄水カートリッジ4内に流入させる衝撃印加手段(逆洗
手段)が構成されている。このようにして構成される浄
化装置によって、分離膜式浄水カートリッジ4の洗浄を
行うにあたっては、まず、分離膜式浄水カートリッジ4
は既述の場合と同様に、設置台32に固定し、分離膜式
浄水カートリッジ4内に水を満たしておく。
【0071】次に、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸
カルシウム等の塩素系酸化剤等の洗浄剤50をメッシュ
状の袋51内に入れた状態で、薬剤投入口6(流入口2
0)付近に配置して分離膜式浄水カートリッジ4内の水
に浸し、洗浄剤50を水中に溶解させる。
【0072】一方、加圧ポンプ55においては、蓋体8
1を一旦脱離した状態で、取入口82から加圧ポンプ5
5内に水を供給し、更に、加圧部85を伸長させた状態
で再び蓋体81を装着して加圧ポンプ55内を密閉して
おく。
【0073】この状態で、加圧ポンプ55の加圧部85
を複数回、間欠的に押圧することにより、加圧ポンプ5
5内の水を加圧して水流を外部供給管84及び内部供給
管58を通じて分離膜式浄水カートリッジ4内に供給す
る。このとき逆止弁38においては、弁体57が、内部
供給管58を流通する加圧された水流の流圧によって上
動することにより逆止弁38が開放状態となり、分離膜
式浄水カートリッジ4への水流の供給が確保される。こ
のように水流が分離膜式浄水カートリッジ4内に供給さ
れると、この水流による機械的な衝撃によって分離膜式
浄水カートリッジ4内の水が攪拌され、この水中に洗浄
剤50が速やかに、且つ充分に拡散されて、分離膜式浄
水カートリッジ4内に洗浄剤50の水溶液である洗浄液
が調製される。
【0074】このように、分離膜5が洗浄液に浸漬され
ている状態で、所定時間(例えば約1時間)放置する
と、分離膜5に付着堆積する目詰り物質が、洗浄液中の
洗浄剤50と反応して分解される。
【0075】次に、必要に応じて、更に加圧ポンプ55
の加圧部85を複数回、間欠的に押圧することにより、
加圧ポンプ55内の水を加圧して水流を外部供給管84
及び内部供給管58を通じて分離膜式浄水カートリッジ
4内に供給する。このとき、水流による機械的な衝撃が
分離膜5に加わると共に、分離膜5に濾過時とは逆方向
の水流が流れることにより逆洗することができ、この衝
撃と逆洗効果によって、目詰り物質と洗浄剤との反応後
に分離膜5に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜5
表面から剥離したものの脱離しきれない浮遊状態の目詰
まり物質などの、分離膜5に残存する目詰り物質が除去
される。
【0076】その後、分離膜式浄水カートリッジ4内の
洗浄液を排水する。ここで一回の排水操作のみでは、洗
浄液の排水が不充分となって、再度目詰まりを起こす可
能性があるため、洗浄液の排水後、分離膜式浄水カート
リッジ4内を数回水で濯ぐことが好ましいが、上記のよ
うに分離膜5に機械的な衝撃が印加されることによって
分離膜5に残存する目詰り物質が除去されているので、
分離膜式浄水カートリッジ4を軽く濯ぐだけで、これら
の目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
式浄水カートリッジ4から速やかに排出することができ
る。
【0077】本発明の第三の実施の形態を、図2を示し
て説明する。
【0078】設置台32は、上記の第一の実施形態と同
様に、図1に示すように構成されている。また、加圧ポ
ンプ55は設けられておらず、外部供給管84の上流側
の端部は、制御バルブ86に接続されている。またこの
制御バルブ86には、取水管65の下流側の端部が接続
されており、この取水管65の上流側の端部は、図示は
しないが、水道の蛇口等の取水栓に接続されている。
【0079】制御バルブ86の内部には、外部供給管8
4の上流側端部と連通接続されている下流側管路60
と、取水管65側に連通接続されている上流側管路64
とが設けられており、この下流側管路60と上流側管路
64とは、弁室62を介して連通接続されている。弁室
62は、下方が上流側に、上方が下流側になるように配
置されており、下流側の内壁は、内径が絞られた形状を
有する弁座61として形成されている。この弁室61内
には、球状の弁体89が配置される。この弁体86の上
部には、シャフト66の一端が接続されており、このシ
ャフト66の他端は、制御釦87の下部に接続されてい
る。ここで、制御釦87は、上部が制御バルブ86の上
面から突出するように配されると共に上下摺動自在に形
成されており、更にこの制御釦87は、下部にコイルバ
ネ88等の弾性材が配されることにより、この弾性材に
よって上方に付勢されている。
【0080】このように構成されている制御バルブ86
では、制御釦87が押圧されていな状態では、制御釦8
7が上方に付勢されていることにより、制御釦87にシ
ャフト66を介して接続されている弁体89も上方に付
勢されて弁座61に密接し、下流側管路60と上流側管
路64との間の連通状態が遮断されて制御バルブ86が
閉止状態となっている。
【0081】また、制御釦87が押圧されて、コイルバ
ネ88の弾性力に抗して下動すると、制御釦87にシャ
フト66を介して接続されている弁体89も下動して弁
体89と弁座61とが離間し、下流側管路60と上流側
管路64との間が連通されて、制御バルブ86が開放状
態となる。
【0082】ここで、内部供給管58、外部供給管84
及び取水管65は、設置台32に保持された分離膜式浄
水カートリッジ4の吐出口18と取水栓とを連通する供
給管39を構成している。また、制御バルブ86は、供
給管39における水流の流通を開閉制御するものであ
る。この供給管39と制御バルブ86によって、流水を
吐出口18から分離膜式浄水カートリッジ4内に流入さ
せる衝撃印加手段(逆洗手段)が構成されている。
【0083】このようにして構成される浄化装置によっ
て、分離膜式浄水カートリッジ4の洗浄を行うにあたっ
ては、分離膜式浄水カートリッジ4は既述の場合と同様
に、設置台32に固定し、分離膜式浄水カートリッジ4
内に水を満たしておく。
【0084】次に、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸
カルシウム等の塩素系酸化剤等の洗浄剤50をメッシュ
状の袋51内に入れた状態で、薬剤投入口6(流入口2
0)付近に配置して分離膜式浄水カートリッジ4内の水
に浸し、洗浄剤50を水中に溶解させる。
【0085】この状態で、制御バルブ86の制御釦87
を複数回、間欠的に押圧することにより、制御バルブ8
6を間欠的に開放させて、取水栓から供給される水流
を、取水管65、外部供給管84及び内部供給管58を
通じて分離膜式浄水カートリッジ4内に間欠的に供給す
る。このとき逆止弁38においては、弁体57が、内部
供給管58を流通する加圧された水流の流圧によって上
動することにより逆止弁38が開放状態となり、分離膜
式浄水カートリッジ4への水流の供給が確保される。こ
のように水流が分離膜式浄水カートリッジ4内に供給さ
れると、この水流による機械的な衝撃によって分離膜式
浄水カートリッジ4内の水が攪拌され、この水中に洗浄
剤50が速やかに、且つ充分に拡散されて、分離膜式浄
水カートリッジ4内に洗浄剤50の水溶液である洗浄液
が調製される。
【0086】このように、分離膜5が洗浄液に浸漬され
ている状態で、所定時間(例えば約1時間)放置する
と、分離膜5に付着堆積していた目詰り物質が、洗浄液
中の洗浄剤50と反応して分解される。
【0087】次に、必要に応じて、更に制御バルブ86
の制御釦87を複数回、間欠的に押圧することにより、
再び制御バルブ86を間欠的に開放させて、取水栓から
供給される水流を、取水管65、外部供給管84及び内
部供給管58を通じて分離膜式浄水カートリッジ4内に
間欠的に供給する。このとき、水流による機械的な衝撃
が分離膜5に加わると共に、分離膜5に濾過時とは逆方
向の水流が流れることにより逆洗することができ、この
衝撃と逆洗効果によって、目詰り物質と洗浄剤との反応
後に分離膜5に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜
5表面から剥離したものの脱離しきれない浮遊状態の目
詰まり物質などの、分離膜5に残存する目詰り物質が除
去される。
【0088】その後、分離膜式浄水カートリッジ4内の
洗浄液を排水する。ここで一回の排水操作のみでは、洗
浄液の排水が不充分となって、再度目詰まりを起こす可
能性があるため、洗浄液の排水後、分離膜式浄水カート
リッジ4内を数回水で濯ぐことが好ましいが、上記のよ
うに分離膜5に機械的な衝撃が印加されることによって
分離膜5に残存する目詰り物質が除去されているので、
分離膜式浄水カートリッジ4を軽く濯ぐだけで、これら
の目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
式浄水カートリッジ4から速やかに排出することができ
る。
【0089】本発明の第四の実施形態を、図3を示して
説明する。
【0090】図示の例では、洗浄装置は、設置台32の
みで構成されている。設置台32の上面には、第一乃至
第三の実施形態の場合と同様の嵌合凹部33が形成され
ており、嵌合凹部33の底面からは上方に向けて突出す
る装嵌部42が形成されている。この装嵌部42は、分
離膜式浄水カートリッジ4の吐出口18の開口形状と合
致する形状に形成されており、その外周には、オーリン
グ44が設けられている。
【0091】また設置台32の上面には、嵌合凹部33
の周囲を囲むように超音波振動子90が配設されてお
り、設置台32の内部には、超音波振動子90に対して
駆動電力を供給する電源部91が配設されている。ここ
で、超音波振動子90は、設置台32に分離膜式浄水カ
ートリッジ4が保持された状態において、超音波振動子
90が分離膜式浄水カートリッジ4の上面(上下逆向き
に配置されている図示の状態では下面)と接触するよう
な位置に配設される。
【0092】この超音波振動子90と電源部91とによ
って、分離膜式浄水カートリッジ4の外側から分離膜5
に超音波振動を伝達することにより機械的な衝撃を印加
する衝撃印加手段(超音波洗浄手段)が構成されてい
る。
【0093】このように構成される洗浄装置にて、分離
膜式浄水カートリッジ4の洗浄を行うにあたっては、ま
ず、第一乃至第三の実施形態の場合と同様に浄水装置1
から脱離されると共に非分離膜式浄水カートリッジ7か
ら脱離された分離膜式浄水カートリッジ4内の残水を排
水する。
【0094】この分離膜式浄水カートリッジ4を、図3
に示すように上下逆向きに配置して、分離膜式浄水カー
トリッジ4の上面(上下逆向きに配置されている図示の
状態では下面)における開口突片19の周囲の面が、設
置台32の上面の超音波振動子90と接触するようにな
るまで、分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口18の開
口突片19をこの設置台32の嵌合凹部33内に嵌入す
ると共に、吐出口18内に装嵌部42を嵌入し、分離膜
式浄水カートリッジ4を設置台32上に固定すると共
に、装嵌部42にて分離膜式浄水カートリッジ4の吐出
口18を塞ぐ。このとき装嵌部42に設けられているオ
ーリング44によって、吐出口18は水密的に閉塞され
る。また、洗浄時の薬剤投入口6と兼用される分離膜式
浄水カートリッジ4の流入口20は、上方に配置される
こととなる。
【0095】次に、薬剤投入口6(流入口20)から分
離膜式浄水カートリッジ4内に、洗浄液の溶媒となる水
を供給し、分離膜式浄水カートリッジ4内に水を、嵌合
溝28付近まで満たす。
【0096】次に、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸
カルシウム等の塩素系酸化剤等の洗浄剤50をメッシュ
状の袋51内に入れた状態で、薬剤投入口6(流入口2
0)付近に配置して分離膜式浄水カートリッジ4内の水
に浸し、洗浄剤50を水中に溶解させる。
【0097】この状態で、設置台32の電源部91から
超音波振動子90に対して駆動電力を供給させることに
より、超音波振動子90を駆動させる。このとき超音波
振動子90から発せられた超音波振動は、分離膜式浄水
カートリッジ4の外装を介して内部に伝達され、この超
音波振動による機械的な衝撃によって分離膜式浄水カー
トリッジ4内の水が攪拌され、この水中に洗浄剤50が
速やかに、且つ充分に拡散されて、分離膜式浄水カート
リッジ4内に洗浄剤50の水溶液である洗浄液が調製さ
れる。
【0098】このように、分離膜5が洗浄液に浸漬され
ている状態で、所定時間(例えば約1時間)放置する
と、分離膜5に付着堆積していた目詰り物質が、洗浄液
中の洗浄剤50と反応して分解される。
【0099】次に、必要に応じて、更に電源部91から
超音波振動子90に対して駆動電力を供給させることに
より、超音波振動子90を駆動させる。このとき、超音
波振動による機械的な衝撃が分離膜5に加わり、この衝
撃によって、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜5
に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜5表面から剥
離したものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質な
どの、分離膜5に残存する目詰り物質が除去される。
【0100】その後、分離膜式浄水カートリッジ4内の
洗浄液を排水する。ここで一回の排水操作のみでは、洗
浄液の排水が不充分となって、再度目詰まりを起こす可
能性があるため、洗浄液の排水後、分離膜式浄水カート
リッジ4内を数回水で濯ぐことが好ましいが、上記のよ
うに分離膜5に機械的な衝撃が印加されることによって
分離膜5に残存する目詰り物質が除去されているので、
分離膜式浄水カートリッジ4を軽く濯ぐだけで、これら
の目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
式浄水カートリッジ4から速やかに排出することができ
る。
【0101】本発明の第五の実施形態を、図4を示して
説明する。
【0102】図示の例では、設置台32は、上記第四の
実施形態の場合と同様に、嵌合凹部33及び装嵌部42
が形成されており、また内部には超音波振動子90に対
して駆動電力を供給する電源部91が配設されている。
【0103】また、超音波振動子90は、設置台32と
は別体として形成されており、防水構造となるように形
成されている。この超音波振動子90は、導電線92を
介して、設置台32の電源部91に接続されている。
【0104】この超音波振動子90、電源部91及び導
電線92によって、分離膜式浄水カートリッジ4の内側
から分離膜5に超音波振動を伝達することにより機械的
な衝撃を印加する衝撃印加手段(超音波洗浄手段)が構
成されている。
【0105】このように構成される洗浄装置にて、分離
膜式浄水カートリッジ4の洗浄を行うにあたっては、ま
ず、第一乃至第四の実施形態の場合と同様に浄水装置1
から脱離されると共に非分離膜式浄水カートリッジ7か
ら脱離された分離膜式浄水カートリッジ4内の残水を排
水する。
【0106】この分離膜式浄水カートリッジ4を、図4
に示すように上下逆向きに配置して、分離膜式浄水カー
トリッジ4の吐出口18の開口突片19をこの設置台3
2の嵌合凹部33内に嵌入すると共に、吐出口18内に
装嵌部42を嵌入し、分離膜式浄水カートリッジ4を設
置台32上に固定すると共に、装嵌部42にて分離膜式
浄水カートリッジ4の吐出口18を塞ぐ。このとき装嵌
部42に設けられているオーリング44によって、吐出
口18は水密的に閉塞される。また、洗浄時の薬剤投入
口6と兼用される分離膜式浄水カートリッジ4の流入口
20は、上方に配置されることとなる。
【0107】次に、薬剤投入口6(流入口20)から分
離膜式浄水カートリッジ4内に、洗浄液の溶媒となる水
を供給し、分離膜式浄水カートリッジ4内に水を、嵌合
溝28付近まで満たす。
【0108】次に、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸
カルシウム等の塩素系酸化剤等の洗浄剤50をメッシュ
状の袋51内に入れた状態で、薬剤投入口6(流入口2
0)付近に配置して分離膜式浄水カートリッジ4内の水
に浸し、洗浄剤50を水中に溶解させる。
【0109】一方、超音波振動子90は、薬剤投入口6
(流入口20)から分離膜式浄水カートリッジ4内に差
し入れて、内部の水中に浸漬させておく。
【0110】この状態で、設置台32の電源部91から
超音波振動子90に対して駆動電力を供給させることに
より、超音波振動子90を駆動させる。このとき超音波
振動子90から発せられた超音波振動は、分離膜式浄水
カートリッジ4内部に伝達され、この超音波振動による
機械的な衝撃によって分離膜式浄水カートリッジ4内の
水が攪拌され、この水中に洗浄剤50が速やかに、且つ
充分に拡散されて、分離膜式浄水カートリッジ4内に洗
浄剤50の水溶液である洗浄液が調製される。
【0111】このように、分離膜5が洗浄液に浸漬され
ている状態で、所定時間(例えば約1時間)放置する
と、分離膜5に付着堆積していた目詰り物質が、洗浄液
中の洗浄剤50と反応して分解される。
【0112】次に、必要に応じて、更に電源部91から
超音波振動子90に対して駆動電力を供給させることに
より、超音波振動子90を駆動させる。このとき、超音
波振動による機械的な衝撃が分離膜5に加わり、この衝
撃によって、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜5
に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜5表面から剥
離したものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質な
どの、分離膜5に残存する目詰り物質が除去される。
【0113】その後、分離膜式浄水カートリッジ4内の
洗浄液を排水する。ここで一回の排水操作のみでは、洗
浄液の排水が不充分となって、再度目詰まりを起こす可
能性があるため、洗浄液の排水後、分離膜式浄水カート
リッジ4内を数回水で濯ぐことが好ましいが、上記のよ
うに分離膜5に機械的な衝撃が印加されることによって
分離膜5に残存する目詰り物質が除去されているので、
分離膜式浄水カートリッジ4を軽く濯ぐだけで、これら
の目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
式浄水カートリッジ4から速やかに排出することができ
る。
【0114】本発明の第六の実施形態を、図5を示して
説明する。
【0115】図示の例では、洗浄装置は、設置台32の
みで構成されている。設置台32の上面には、既述の各
実施形態の場合と同様の嵌合凹部33が形成されてお
り、嵌合凹部33の底面からは上方に向けて突出する装
嵌部42が形成されている。この装嵌部42は、分離膜
式浄水カートリッジ4の吐出口18の開口形状と合致す
る形状に形成されており、その外周には、オーリング4
4が設けられている。
【0116】また設置台32の上面には、嵌合凹部33
の周囲を囲むように超音波振動子90が配設されてお
り、設置台32の内部には、超音波振動子90に対して
駆動電力を供給する電源部91が配設されている。ここ
で、超音波振動子90は、設置台32に分離膜式浄水カ
ートリッジ4が保持された状態において、超音波振動子
90が分離膜式浄水カートリッジ4の外面と接触しない
ような位置に配設される。
【0117】また設置台32の外周縁からは上方に向け
て筒壁部35が全周に亘って立設されており、設置台3
2の上面及び筒壁部35の内面に囲まれた領域は、分離
膜式浄水カートリッジ4が配置されると共に水が満たさ
れる配置部36として構成されている。
【0118】上記の筒壁部35が形成された設置台32
は、分離膜式浄水カートリッジ4が保持される共にこの
保持されている分離膜式浄水カートリッジ4が浸漬され
る水が保持される容器を構成している。
【0119】また、超音波振動子90と電源部91とに
よって、分離膜式浄水カートリッジ4の外側から、分離
膜式浄水カートリッジ4が浸漬されている水を介して分
離膜5に超音波振動を伝達することにより機械的な衝撃
を印加する衝撃印加手段(超音波洗浄手段)が構成され
ている。
【0120】このように構成される洗浄装置にて、分離
膜式浄水カートリッジ4の洗浄を行うにあたっては、ま
ず、既述の各実施形態の場合と同様に浄水装置1から脱
離されると共に非分離膜式浄水カートリッジ7から脱離
された分離膜式浄水カートリッジ4内の残水を排水す
る。
【0121】この分離膜式浄水カートリッジ4を、図5
に示すように上下逆向きにして配置部36内に配置し、
分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口18の開口突片1
9をこの設置台32の嵌合凹部33内に嵌入すると共
に、吐出口18内に装嵌部42を嵌入し、分離膜式浄水
カートリッジ4を設置台32上に固定すると共に、装嵌
部42にて分離膜式浄水カートリッジ4の吐出口18を
塞ぐ。このとき装嵌部42に設けられているオーリング
44によって、吐出口18は水密的に閉塞される。ま
た、洗浄時の薬剤投入口6と兼用される分離膜式浄水カ
ートリッジ4の流入口20は、上方に配置されることと
なる。また、このとき超音波振動子90は分離膜式浄水
カートリッジ4の表面に接触しないようになっている。
【0122】次に、薬剤投入口6(流入口20)から分
離膜式浄水カートリッジ4内に、洗浄液の溶媒となる水
を供給し、分離膜式浄水カートリッジ4内に水を、嵌合
溝28付近まで満たす。
【0123】次に、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸
カルシウム等の塩素系酸化剤等の洗浄剤50をメッシュ
状の袋51内に入れた状態で、薬剤投入口6(流入口2
0)付近に配置して分離膜式浄水カートリッジ4内の水
に浸し、洗浄剤50を水中に溶解させる。
【0124】また、分離膜式浄水カートリッジ4が配置
されている配置部36内には、水を満たしておく。
【0125】この状態で、設置台32の電源部91から
超音波振動子90に対して駆動電力を供給させることに
より、超音波振動子90を駆動させる。このとき超音波
振動子90から発せられた超音波振動は、配置部36内
の水を介して分離膜式浄水カートリッジ4に伝達され、
更に、分離膜式浄水カートリッジ4の外装を介して内部
に伝達され、この超音波振動による機械的な衝撃によっ
て分離膜式浄水カートリッジ4内の水が攪拌され、この
水中に洗浄剤50が速やかに、且つ充分に拡散されて、
分離膜式浄水カートリッジ4内に洗浄剤50の水溶液で
ある洗浄液が調製される。
【0126】このように、分離膜5が洗浄液に浸漬され
ている状態で、所定時間(例えば約1時間)放置する
と、分離膜5の付着堆積していた目詰り物質が、洗浄液
中の洗浄剤50と反応して分解される。
【0127】次に、必要に応じて、更に電源部91から
超音波振動子90に対して駆動電力を供給させることに
より、超音波振動子90を駆動させる。このとき、超音
波振動による機械的な衝撃が分離膜5に加わり、この衝
撃によって、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜5
に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜5表面から剥
離したものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質な
どの、分離膜5に残存する目詰り物質が除去される。
【0128】その後、分離膜式浄水カートリッジ4内の
洗浄液を排水する。ここで一回の排水操作のみでは、洗
浄液の排水が不充分となって、再度目詰まりを起こす可
能性があるため、洗浄液の排水後、分離膜式浄水カート
リッジ4内を数回水で濯ぐことが好ましいが、上記のよ
うに分離膜5に機械的な衝撃が印加されることによって
分離膜5に残存する目詰り物質が除去されているので、
分離膜式浄水カートリッジ4を軽く濯ぐだけで、これら
の目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
式浄水カートリッジ4から速やかに排出することができ
る。
【0129】本発明の第七の実施形態を、図6を示して
説明する。
【0130】図示の例では、洗浄装置は、設置台32
と、設置台32とは別体の噴射ノズル93とから構成さ
れている。
【0131】設置台32の上面には、既述の各実施形態
の場合と同様の嵌合凹部33が形成されており、嵌合凹
部33の底面からは上方に向けて突出する装嵌部42が
形成されている。この装嵌部42は、分離膜式浄水カー
トリッジ4の吐出口18の開口形状と合致する形状に形
成されており、その外周には、オーリング44が設けら
れている。
【0132】噴射ノズル93は供給管の下流側の端部に
接続して設けられている。噴射ノズル93の外面には、
分離膜式浄水カートリッジ4の薬剤投入口6(流入口2
0)付近で分離膜式浄水カートリッジ4に係止される係
止片94a,94b,94cが設けられている。この係
止片94a,94b,94cとしては、開口突片21の
下端(上下逆向きに配置されている図示の状態では上
端)に係止される係止片94aと、分離膜式浄水カート
リッジ4の内部における薬剤投入口6(流入口20)の
周辺部に係止される係止片94bと、枠材40の上面
(上下逆向きに配置されている図示の状態では下面)に
形成される係止片94cとが形成されている。
【0133】ここで、噴射ノズル93には、供給管95
の下流側の端部が接続されている。また、この供給管9
5の上流側には、図示はしていないが、供給管95を介
して噴射ノズル93に加圧された気流を供給する送風機
が設けられており、噴射ノズル93、供給管95及び送
風機によって、気流を噴射ノズル93から流入口18へ
吹き込んで分離膜5に衝突させるバブリング方式の衝撃
印加手段が構成されている。送風機としては、例えば図
1に示すような加圧ポンプ55を設けることができる。
【0134】このように構成される洗浄装置にて、分離
膜式浄水カートリッジ4の洗浄を行うにあたっては、ま
ず、既述の各実施形態の場合と同様に浄水装置1から脱
離されると共に非分離膜式浄水カートリッジ7から脱離
された分離膜式浄水カートリッジ4内の残水を排水す
る。
【0135】この分離膜式浄水カートリッジ4を、図6
に示すように上下逆向きに配置して、分離膜式浄水カー
トリッジ4の吐出口18の開口突片19をこの設置台3
2の嵌合凹部33内に嵌入すると共に、吐出口18内に
装嵌部42を嵌入し、分離膜式浄水カートリッジ4を設
置台32上に固定すると共に、装嵌部42にて分離膜式
浄水カートリッジ4の吐出口18を塞ぐ。このとき装嵌
部42に設けられているオーリング44によって、吐出
口18は水密的に閉塞される。また、洗浄時の薬剤投入
口6と兼用される分離膜式浄水カートリッジ4の流入口
20は、上方に配置されることとなる。
【0136】次に、薬剤投入口6(流入口20)から分
離膜式浄水カートリッジ4内に、洗浄液の溶媒となる水
を供給し、分離膜式浄水カートリッジ4内に水を、嵌合
溝28付近まで満たす。
【0137】次に、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸
カルシウム等の塩素系酸化剤等の洗浄剤50をメッシュ
状の袋51内に入れた状態で、薬剤投入口6(流入口2
0)付近に配置して分離膜式浄水カートリッジ4内の水
に浸し、洗浄剤50を水中に溶解させる。
【0138】一方、供給管95に送風機として加圧ポン
プ55を設けている場合は、蓋体81を一旦脱離するこ
とにより加圧ポンプ55内に空気を供給し、更に、加圧
部85を伸長させた状態で再び蓋体81を装着して加圧
ポンプ55内を密閉しておく。
【0139】また、噴射ノズル93を薬剤投入口6(流
入口20)から分離膜式浄水カートリッジ4内に差し入
れて、噴射ノズル93の先端を分離膜式浄水カートリッ
ジ4内に満たされた水の中に配置すると共に、開口突片
21の下端(上下逆向きに配置されている図示の状態で
は上端)に係止片94aを、分離膜式浄水カートリッジ
4の内部における薬剤投入口6(流入口20)の周辺部
に係止片94bを、枠材40の上面(上下逆向きに配置
されている図示の状態では下面)に係止片94cを、そ
れぞれ係止させて、噴射ノズル93を分離膜式浄水カー
トリッジ4に対して固定する。
【0140】この状態で、送風機である加圧ポンプ55
の加圧部85を複数回、間欠的に押圧することにより、
加圧ポンプ55内の空気を加圧し、気流を供給管95を
通じて分離膜式浄水カートリッジ4内に供給する。この
ように分離膜式浄水カートリッジ4内に供給された気流
は気泡となって分離膜式浄水カートリッジ4内の水中を
浮遊することとなり、この気泡による機械的な衝撃によ
って分離膜式浄水カートリッジ4内の水が攪拌され、こ
の水中に洗浄剤50が速やかに、且つ充分に拡散され
て、分離膜式浄水カートリッジ4内に洗浄剤50の水溶
液である洗浄液が調製される。
【0141】このように、分離膜5が洗浄液に浸漬され
ている状態で、所定時間(例えば約1時間)放置する
と、分離膜5に付着堆積していた目詰り物質が、洗浄液
中の洗浄剤50と反応して分解される。
【0142】次に、必要に応じて、更に加圧ポンプ55
の加圧部85を複数回、間欠的に押圧することにより、
加圧ポンプ55内の空気を供給管95を通じて分離膜式
浄水カートリッジ4内に供給する。このとき、分離膜式
浄水カートリッジ4内に供給された気流は気泡となって
洗浄液中を浮遊することとなるが、この気泡の運動によ
り発生した水流が分離膜5に衝突したり、あるいは気泡
自体が分離膜5に衝突したりすることにより、機械的な
衝撃が分離膜5に加わり、この衝撃によって、目詰り物
質と洗浄剤との反応後に分離膜5に再付着した目詰り物
質の残渣や、分離膜5表面から剥離したものの脱離しき
れない浮遊状態の目詰まり物質などの、分離膜5に残存
する目詰り物質が除去される。
【0143】その後、分離膜式浄水カートリッジ4内の
洗浄液を排水する。ここで一回の排水操作のみでは、洗
浄液の排水が不充分となって、再度目詰まりを起こす可
能性があるため、洗浄液の排水後、分離膜式浄水カート
リッジ4内を数回水で濯ぐことが好ましいが、上記のよ
うに分離膜5に機械的な衝撃が印加されることによって
分離膜5に残存する目詰り物質が除去されているので、
分離膜式浄水カートリッジ4を軽く濯ぐだけで、これら
の目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
式浄水カートリッジ4から速やかに排出することができ
る。
【0144】本発明の第八の実施形態では、図6に示す
ように構成された洗浄装置において、噴射ノズル93に
接続されている供給管95の上流側に、供給管95を介
して噴射ノズル93に加圧された水流を供給する注水機
が設けられており、噴射ノズル93、供給管95及び注
水機によって、水流を噴射ノズル93から流入口18へ
吹き込んで分離膜5に衝突させる噴射方式の衝撃印加手
段が構成されている。注水機を設けるにあたっては、例
えば図1に示すような加圧ポンプ55を設けたり、ある
いは供給管95の上流側を図2に示すような制御バルブ
86を介して水道の蛇口等の取水栓に接続したりするこ
とができる。
【0145】このように構成される洗浄装置にて、分離
膜式浄水カートリッジ4の洗浄を行うにあたっては、ま
ず、第七の実施形態の場合と同様に、分離膜式浄水カー
トリッジ4を設置台32に固定して分離膜式浄水カート
リッジ4の内部を水で満たすと共に洗浄剤50をメッシ
ュ状の袋51内に入れた状態で、薬剤投入口6(流入口
20)付近に配置して分離膜式浄水カートリッジ4内の
水に浸し、一方、噴射ノズル93を分離膜式浄水カート
リッジ4に対して固定する。
【0146】一方、供給管95に加圧ポンプ55を接続
している場合は、蓋体81を一旦脱離することにより加
圧ポンプ55内に空気を供給し、更に、加圧部85を伸
長させた状態で再び蓋体81を装着して加圧ポンプ55
内を密閉しておく。
【0147】この状態で、加圧ポンプ55を用いている
場合は加圧部85を複数回、間欠的に押圧し、また制御
バルブ86を用いている場合は、制御バルブ86の制御
釦87を複数回、間欠的に押圧することにより、水を供
給管95を通じて分離膜式浄水カートリッジ4内に供給
する。このように水が分離膜式浄水カートリッジ内に供
給されると、この水の水流による機械的な衝撃によって
分離膜式浄水カートリッジ4内の水が攪拌され、この水
中に洗浄剤50が速やかに、且つ充分に拡散されて、分
離膜式浄水カートリッジ4内に洗浄剤50の水溶液であ
る洗浄液が調製される。
【0148】このように、分離膜5が洗浄液に浸漬され
ている状態で、所定時間(例えば約1時間)放置する
と、分離膜5に付着堆積していた目詰り物質が、洗浄液
中の洗浄剤50と反応して分解される。
【0149】次に、必要に応じて、加圧ポンプ55を用
いている場合は加圧部85を複数回、間欠的に押圧し、
また制御バルブ86を用いている場合は、制御バルブ8
6の制御釦87を複数回、間欠的に押圧することによ
り、水を供給管94を通じて分離膜式浄水カートリッジ
4内に供給する。このとき、水流による機械的な衝撃が
分離膜5に加わり、この衝撃によって、目詰り物質と洗
浄剤との反応後に分離膜5に再付着した目詰り物質の残
渣や、分離膜5表面から剥離したものの脱離しきれない
浮遊状態の目詰まり物質などの、分離膜5に残存する目
詰り物質が除去される。
【0150】その後、分離膜式浄水カートリッジ4内の
洗浄液を排水する。ここで一回の排水操作のみでは、洗
浄液の排水が不充分となって、再度目詰まりを起こす可
能性があるため、洗浄液の排水後、分離膜式浄水カート
リッジ4内を数回水で濯ぐことが好ましいが、上記のよ
うに分離膜5に機械的な衝撃が印加されることによって
分離膜5に残存する目詰り物質が除去されているので、
分離膜式浄水カートリッジ4を軽く濯ぐだけで、これら
の目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
式浄水カートリッジ4から速やかに排出することができ
る。
【0151】以上、本発明の実施の形態として、アルカ
リイオン整水機として構成された浄水装置1においての
分離膜式浄水カートリッジ1の洗浄方法を挙げたが、本
発明は、分離膜5を用いる浄水処理を行うものであれば
適用することができるものであり、例えば浄水のみを行
う浄水装置1や、浴槽水を循環浄化させる浴水処理装置
等の浄水装置1であって、水を濾過する分離膜5を備え
るものに適用することもできるものである。
【0152】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る分
離膜式浄水カートリッジの洗浄方法は、吐出口と、流入
口と、内部を吐出口側と流入口側とに仕切るように配設
された分離膜と、流入口側に設けられた薬剤投入口とを
備え、浄水装置に対して着脱自在に形成された分離膜式
浄水カートリッジの洗浄方法であって、浄水カートリッ
ジを浄水装置から脱離し、洗浄剤及び溶媒、あるいは洗
浄剤を含む洗浄液を、薬剤投入口から分離膜式浄水カー
トリッジ内に投入した後、第一回目の機械的な衝撃を分
離膜に印加し、一定時間放置した後、更に第二回目の機
械的な衝撃を分離膜に印加するため、分離膜式浄水カー
トリッジを分離膜の洗浄容器と兼用させ、特に複雑な装
置を必要とすることなく分離膜の化学的な洗浄を行うこ
とができるものであって、分離膜式浄水カートリッジを
使い捨てることなく長期間に亘って使用することがで
き、経済的なものである。しかも、第一回目の機械的な
衝撃の印加を行ったときに、分離膜式浄水カートリッジ
内において洗浄剤を速やかに且つ充分に分離膜表面に付
着堆積する目詰まり物質まで拡散させることができるも
のであり、例えば冬場のような水温が低く、洗浄剤が溶
解し難くい場合や、比重の重い洗浄剤の成分が分離膜式
浄水カートリッジの下部に偏在しやすくなっている場合
であっても、目詰まり物質と洗浄剤との反応効率を向上
し、分離膜式浄水カートリッジの洗浄時間を短縮して効
率良く洗浄を行うことができるものである。更に、更
に、目詰り物質と洗浄剤との反応の終了後に第二回目の
機械的な衝撃の印加を行ったときに、目詰り物質と洗浄
剤との反応後に分離膜に再付着した目詰り物質の残渣
や、分離膜表面から剥離したものの脱離しきれない浮遊
状態の目詰まり物質を分離膜表面から除去することがで
き、分離膜式浄水カートリッジを軽く濯ぐだけで、これ
らの目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離
膜式浄水カートリッジから速やかに排出することができ
るものである。
【0153】また本発明の請求項2に係る分離膜式浄水
カートリッジの洗浄方法は、吐出口と、流入口と、内部
を吐出口側と流入口側とに仕切るように配設された分離
膜と、流入口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄水
装置に対して着脱自在に形成された分離膜式浄水カート
リッジの洗浄方法であって、浄水カートリッジを浄水装
置から脱離し、洗浄剤及び溶媒、あるいは洗浄剤を含む
洗浄液を、薬剤投入口から分離膜式浄水カートリッジ内
に投入して分離膜表面に付着堆積する目詰り物質と洗浄
剤とを反応させた後、分離膜に機械的な衝撃を印加する
衝撃印加手段を用いて分離膜表面に残存する目詰り物質
の剥離を促進させるため、分離膜式浄水カートリッジを
分離膜の洗浄容器と兼用させ、特に複雑な装置を必要と
することなく分離膜の化学的な洗浄を行うことができる
ものであって、分離膜式浄水カートリッジを使い捨てる
ことなく長期間に亘って使用することができ、経済的な
ものである。しかも、目詰り物質と洗浄剤との反応の終
了後に、衝撃印加手段による機械的な衝撃の印加を行っ
たときに、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜に再
付着した目詰り物質の残渣や、分離膜表面から剥離した
ものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質を分離膜
表面から除去することができ、分離膜式浄水カートリッ
ジを軽く濯ぐだけで、これらの目詰り物質の残渣や浮遊
状態の目詰まり物質を分離膜式浄水カートリッジから速
やかに排出することができるものである。
【0154】また請求項3に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜に衝撃を印加するにあたっ
て、分離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段とし
て、流水を吐出口から分離膜式浄水カートリッジ内に流
入させる逆洗手段を用いるため、目詰り物質と洗浄剤と
の反応の終了後に、流水によって分離膜に機械的な衝撃
を印加すると共に、分離膜に対して濾過時とは逆方向の
水流を流すことにより逆洗を行うことができ、目詰り物
質と洗浄剤との反応後に分離膜に再付着した目詰り物質
の残渣や、分離膜表面から剥離したものの脱離しきれな
い浮遊状態の目詰まり物質を分離膜表面から除去するこ
とができ、分離膜式浄水カートリッジを軽く濯ぐだけ
で、これらの目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物
質を分離膜式浄水カートリッジから速やかに排出するこ
とができるものである。
【0155】また請求項4に記載の発明は、請求項3の
構成に加えて、逆洗手段として、加圧ポンプにて構成さ
れるものを用いるため、目詰り物質と洗浄剤との反応の
終了後に、加圧ポンプによって加圧された流水によって
分離膜に機械的な衝撃を印加すると共に、分離膜に対し
て濾過時とは逆方向の水流を流すことにより逆洗を行う
ことができ、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜に
再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜表面から剥離し
たものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質を分離
膜表面から除去することができ、分離膜式浄水カートリ
ッジを軽く濯ぐだけで、これらの目詰り物質の残渣や浮
遊状態の目詰まり物質を分離膜式浄水カートリッジから
速やかに排出することができるものである。
【0156】また請求項5に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜に衝撃を印加するにあたっ
て、分離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段とし
て、加圧ポンプを用いて加圧された流水を所定時間、所
定水量だけ、吐出口から分離膜式浄水カートリッジ内に
流入させる逆洗手段を用いるため、目詰り物質と洗浄剤
との反応の終了後に、加圧ポンプによって加圧された流
水によって分離膜に機械的な衝撃を印加すると共に、分
離膜に対して濾過時とは逆方向の水流を流すことにより
逆洗を行うことができ、目詰り物質と洗浄剤との反応後
に分離膜に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜表面
から剥離したものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり
物質を分離膜表面から除去することができ、分離膜式浄
水カートリッジを軽く濯ぐだけで、これらの目詰り物質
の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜式浄水カート
リッジから速やかに排出することができるものである。
【0157】また請求項6に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜に衝撃を印加するにあたっ
て、分離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段とし
て、吐出口と取水栓とを接続して取水栓から取り入れた
水を所定水量だけ吐出口から分離膜式浄水カートリッジ
内に流入させる逆洗手段を用いるため、目詰り物質と洗
浄剤との反応の終了後に、流水によって分離膜に機械的
な衝撃を印加すると共に、分離膜に対して濾過時とは逆
方向の水流を流すことにより逆洗を行うことができ、目
詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜に再付着した目詰
り物質の残渣や、分離膜表面から剥離したものの脱離し
きれない浮遊状態の目詰まり物質を分離膜表面から除去
することができ、分離膜式浄水カートリッジを軽く濯ぐ
だけで、これらの目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰ま
り物質を分離膜式浄水カートリッジから速やかに排出す
ることができるものである。
【0158】また請求項7に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜に衝撃を印加するにあたっ
て、分離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段とし
て、分離膜式浄水カートリッジの内側又は外側から分離
膜に超音波振動を伝達する超音波洗浄手段を用いるた
め、目詰り物質と洗浄剤との反応の終了後に、超音波振
動によって流水によって分離膜に機械的な衝撃を印加す
ることができ、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜
に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜表面から剥離
したものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質を分
離膜表面から除去することができ、分離膜式浄水カート
リッジを軽く濯ぐだけで、これらの目詰り物質の残渣や
浮遊状態の目詰まり物質を分離膜式浄水カートリッジか
ら速やかに排出することができるものである。
【0159】また請求項8に記載の発明は、請求項1又
は2の構成に加えて、分離膜に衝撃を印加するにあたっ
て、分離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段とし
て、気流を流入口から分離膜式浄水カートリッジ内へ噴
出させて分離膜に衝突させるバブリング方式のものを用
いるため、目詰り物質と洗浄剤との反応の終了後に、気
流によって分離膜に機械的な衝撃を印加することがで
き、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜に再付着し
た目詰り物質の残渣や、分離膜表面から剥離したものの
脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質を分離膜表面か
ら除去することができ、分離膜式浄水カートリッジを軽
く濯ぐだけで、これらの目詰り物質の残渣や浮遊状態の
目詰まり物質を分離膜式浄水カートリッジから速やかに
排出することができるものである。
【0160】また請求項9に係る発明は、請求項1又は
2の構成に加えて、分離膜に衝撃を印加するにあたっ
て、分離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段とし
て、流水を流入口から分離膜式浄水カートリッジ内へ間
欠的に噴出させて分離膜に衝突させる噴射方式のものを
用いるため、目詰り物質と洗浄剤との反応の終了後に、
流水によって分離膜に機械的な衝撃を印加すると共に分
離膜に付着堆積している目詰り物質に対して直接流水を
噴射することができ、目詰り物質と洗浄剤との反応後に
分離膜に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜表面か
ら剥離したものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物
質を分離膜表面から除去することができ、分離膜式浄水
カートリッジを軽く濯ぐだけで、これらの目詰り物質の
残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜式浄水カートリ
ッジから速やかに排出することができるものである。
【0161】また本発明の請求項10に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口と、流入口と、内
部を吐出口側と流入口側とに仕切るように配設された分
離膜と、流入口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄
水装置に対して着脱自在に形成された分離膜式浄水カー
トリッジを洗浄するための洗浄装置であって、浄水装置
から脱離された分離膜式浄水カートリッジを保持する設
置台と、設置台に保持された分離膜式浄水カートリッジ
の吐出口と連通する供給管と、供給管に加圧された気流
を供給する加圧ポンプとを具備するため、分離膜式浄水
カートリッジを分離膜の洗浄容器と兼用させ、特に複雑
な装置を必要とすることなく分離膜の化学的な洗浄を行
うことができるものであって、分離膜式浄水カートリッ
ジを使い捨てることなく長期間に亘って使用することが
でき、経済的なものである。しかも、加圧ポンプによっ
て加圧された気流によって分離膜に機械的な衝撃の印加
することにより、分離膜式浄水カートリッジ内において
洗浄剤を速やかに且つ充分に分離膜表面に付着堆積する
目詰まり物質まで拡散させることができるものであり、
例えば冬場のような水温が低く、洗浄剤が溶解し難くい
場合や、比重の重い洗浄剤の成分が分離膜式浄水カート
リッジの下部に偏在しやすくなっている場合であって
も、目詰まり物質と洗浄剤との反応効率を向上し、分離
膜式浄水カートリッジの洗浄時間を短縮して効率良く洗
浄を行うことができるものである。更に、目詰り物質と
洗浄剤との反応の終了後に、加圧ポンプによって加圧さ
れた気流によって分離膜に機械的な衝撃の印加を行った
ときに、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜に再付
着した目詰り物質の残渣や、分離膜表面から剥離したも
のの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質を分離膜表
面から除去することができ、分離膜式浄水カートリッジ
を軽く濯ぐだけで、これらの目詰り物質の残渣や浮遊状
態の目詰まり物質を分離膜式浄水カートリッジから速や
かに排出することができるものである。
【0162】また本発明の請求項11に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口と、流入口と、内
部を吐出口側と流入口側とに仕切るように配設された分
離膜と、流入口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄
水装置に対して着脱自在に形成された分離膜式浄水カー
トリッジを洗浄するための洗浄装置であって、浄水装置
から脱離された分離膜式浄水カートリッジを保持する設
置台と、設置台に保持された分離膜式浄水カートリッジ
の吐出口と連通する供給管と、供給管に加圧された水流
を供給する加圧ポンプとを具備するため、分離膜式浄水
カートリッジを分離膜の洗浄容器と兼用させ、特に複雑
な装置を必要とすることなく分離膜の化学的な洗浄を行
うことができるものであって、分離膜式浄水カートリッ
ジを使い捨てることなく長期間に亘って使用することが
でき、経済的なものである。しかも、加圧ポンプによっ
て加圧された水流によって分離膜に機械的な衝撃の印加
することにより、分離膜式浄水カートリッジ内において
洗浄剤を速やかに且つ充分に分離膜表面に付着堆積する
目詰まり物質まで拡散させることができるものであり、
例えば冬場のような水温が低く、洗浄剤が溶解し難くい
場合や、比重の重い洗浄剤の成分が分離膜式浄水カート
リッジの下部に偏在しやすくなっている場合であって
も、目詰まり物質と洗浄剤との反応効率を向上し、分離
膜式浄水カートリッジの洗浄時間を短縮して効率良く洗
浄を行うことができるものである。更に、目詰り物質と
洗浄剤との反応の終了後に、加圧ポンプによって加圧さ
れた水流によって分離膜に機械的な衝撃の印加を行うと
共に、分離膜に対して濾過時とは逆方向の水流を流すこ
とにより逆洗を行うことができ、目詰り物質と洗浄剤と
の反応後に分離膜に再付着した目詰り物質の残渣や、分
離膜表面から剥離したものの脱離しきれない浮遊状態の
目詰まり物質を分離膜表面から除去することができ、分
離膜式浄水カートリッジを軽く濯ぐだけで、これらの目
詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜式浄
水カートリッジから速やかに排出することができるもの
である。
【0163】また本発明の請求項12に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口と、流入口と、内
部を吐出口側と流入口側とに仕切るように配設された分
離膜と、流入口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄
水装置に対して着脱自在に形成された分離膜式浄水カー
トリッジを洗浄するための洗浄装置であって、浄水装置
から脱離された分離膜式浄水カートリッジを保持する設
置台と、設置台に保持された分離膜式浄水カートリッジ
の吐出口と取水栓とを連通する供給管と、供給管におけ
る水流の流通を開閉制御する制御バルブとを具備するた
め、分離膜式浄水カートリッジを分離膜の洗浄容器と兼
用させ、特に複雑な装置を必要とすることなく分離膜の
化学的な洗浄を行うことができるものであって、分離膜
式浄水カートリッジを使い捨てることなく長期間に亘っ
て使用することができ、経済的なものである。しかも、
制御バルブを開くことにより分離膜式浄水カートリッジ
に供給される水流によって分離膜に機械的な衝撃の印加
することにより、分離膜式浄水カートリッジ内において
洗浄剤を速やかに且つ充分に分離膜表面に付着堆積する
目詰まり物質まで拡散させることができるものであり、
例えば冬場のような水温が低く、洗浄剤が溶解し難くい
場合や、比重の重い洗浄剤の成分が分離膜式浄水カート
リッジの下部に偏在しやすくなっている場合であって
も、目詰まり物質と洗浄剤との反応効率を向上し、分離
膜式浄水カートリッジの洗浄時間を短縮して効率良く洗
浄を行うことができるものである。更に、目詰り物質と
洗浄剤との反応の終了後に、制御バルブを開くことによ
り分離膜式浄水カートリッジに供給される水流によって
分離膜に機械的な衝撃の印加を行うと共に、分離膜に対
して濾過時とは逆方向の水流を流すことにより逆洗を行
うことができ、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜
に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜表面から剥離
したものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質を分
離膜表面から除去することができ、分離膜式浄水カート
リッジを軽く濯ぐだけで、これらの目詰り物質の残渣や
浮遊状態の目詰まり物質を分離膜式浄水カートリッジか
ら速やかに排出することができるものである。
【0164】また本発明の請求項13に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口と、流入口と、内
部を吐出口側と流入口側とに仕切るように配設された分
離膜と、流入口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄
水装置に対して着脱自在に形成された分離膜式浄水カー
トリッジを洗浄するための洗浄装置であって、浄水装置
から脱離された分離膜式浄水カートリッジを保持する設
置台と、設置台に保持された分離膜式浄水カートリッジ
に超音波振動を伝達する超音波発振子とを具備するた
め、分離膜式浄水カートリッジを分離膜の洗浄容器と兼
用させ、特に複雑な装置を必要とすることなく分離膜の
化学的な洗浄を行うことができるものであって、分離膜
式浄水カートリッジを使い捨てることなく長期間に亘っ
て使用することができ、経済的なものである。しかも、
超音波振動によって分離膜に機械的な衝撃の印加するこ
とにより、分離膜式浄水カートリッジ内において洗浄剤
を速やかに且つ充分に分離膜表面に付着堆積する目詰ま
り物質まで拡散させることができるものであり、例えば
冬場のような水温が低く、洗浄剤が溶解し難くい場合
や、比重の重い洗浄剤の成分が分離膜式浄水カートリッ
ジの下部に偏在しやすくなっている場合であっても、目
詰まり物質と洗浄剤との反応効率を向上し、分離膜式浄
水カートリッジの洗浄時間を短縮して効率良く洗浄を行
うことができるものである。更に、目詰り物質と洗浄剤
との反応の終了後に、超音波振動によって分離膜に機械
的な衝撃の印加を行うことにより、目詰り物質と洗浄剤
との反応後に分離膜に再付着した目詰り物質の残渣や、
分離膜表面から剥離したものの脱離しきれない浮遊状態
の目詰まり物質を分離膜表面から除去することができ、
分離膜式浄水カートリッジを軽く濯ぐだけで、これらの
目詰り物質の残渣や浮遊状態の目詰まり物質を分離膜式
浄水カートリッジから速やかに排出することができるも
のである。
【0165】また請求項14に記載の発明は、請求項1
3の構成に加えて、設置台に保持された分離膜式浄水カ
ートリッジ内に挿入自在な超音波発振子を具備するた
め、分離膜式浄水カートリッジ内に洗浄液を満たした状
態で分離膜式浄水カートリッジ内に挿入された状態で超
音波発振子から超音波振動を発振させて、分離膜に超音
波振動による機械的な衝撃を印加することができるもの
である。
【0166】また請求項15に記載の発明は、請求項1
3の構成に加えて、水を保持する容器として形成される
と共に、分離膜式浄水カートリッジをこの水に浸漬され
た状態で保持する設置台と、設置台の内面に配設された
超音波振動子を具備するため、設置台に水を満たすと共
に分離膜式浄水カートリッジを固定し、分離膜式浄水カ
ートリッジ内に洗浄液を満たした状態で、超音波発振子
から超音波振動を発振させて、分離膜に超音波振動によ
る機械的な衝撃を印加することができるものである。
【0167】また本発明の請求項16に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口と、流入口と、内
部を吐出口側と流入口側とに仕切るように配設された分
離膜と、流入口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄
水装置に対して着脱自在に形成された分離膜式浄水カー
トリッジを洗浄するための洗浄装置であって、浄水装置
から脱離された分離膜式浄水カートリッジを保持する設
置台と、設置台に保持された分離膜式浄水カートリッジ
内に向けて配置自在な噴射ノズルと、噴射ノズルに加圧
された気流を供給する送風機とを具備するため、分離膜
式浄水カートリッジを分離膜の洗浄容器と兼用させ、特
に複雑な装置を必要とすることなく分離膜の化学的な洗
浄を行うことができるものであって、分離膜式浄水カー
トリッジを使い捨てることなく長期間に亘って使用する
ことができ、経済的なものである。しかも、噴射ノズル
から気流を分離膜に噴射して分離膜に機械的な衝撃の印
加することにより、分離膜式浄水カートリッジ内におい
て洗浄剤を速やかに且つ充分に分離膜表面に付着堆積す
る目詰まり物質まで拡散させることができるものであ
り、例えば冬場のような水温が低く、洗浄剤が溶解し難
くい場合や、比重の重い洗浄剤の成分が分離膜式浄水カ
ートリッジの下部に偏在しやすくなっている場合であっ
ても、目詰まり物質と洗浄剤との反応効率を向上し、分
離膜式浄水カートリッジの洗浄時間を短縮して効率良く
洗浄を行うことができるものである。更に、目詰り物質
と洗浄剤との反応の終了後に、噴射ノズルから気流を分
離膜に噴射して分離膜に機械的な衝撃の印加を行うこと
により、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜に再付
着した目詰り物質の残渣や、分離膜表面から剥離したも
のの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質を分離膜表
面から除去することができ、分離膜式浄水カートリッジ
を軽く濯ぐだけで、これらの目詰り物質の残渣や浮遊状
態の目詰まり物質を分離膜式浄水カートリッジから速や
かに排出することができるものである。
【0168】また本発明の請求項17に係る分離膜式浄
水カートリッジの洗浄装置は、吐出口と、流入口と、内
部を吐出口側と流入口側とに仕切るように配設された分
離膜と、流入口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄
水装置に対して着脱自在に形成された分離膜式浄水カー
トリッジを洗浄するための洗浄装置であって、浄水装置
から脱離された分離膜式浄水カートリッジを保持する設
置台と、設置台に保持された分離膜式浄水カートリッジ
内に向けて配置自在な噴射ノズルと、噴射ノズルに水流
を供給する注水機とを具備するため、分離膜式浄水カー
トリッジを分離膜の洗浄容器と兼用させ、特に複雑な装
置を必要とすることなく分離膜の化学的な洗浄を行うこ
とができるものであって、分離膜式浄水カートリッジを
使い捨てることなく長期間に亘って使用することがで
き、経済的なものである。しかも、噴射ノズルから水流
を分離膜に噴射して分離膜に機械的な衝撃の印加するこ
とにより、分離膜式浄水カートリッジ内において洗浄剤
を速やかに且つ充分に分離膜表面に付着堆積する目詰ま
り物質まで拡散させることができるものであり、例えば
冬場のような水温が低く、洗浄剤が溶解し難くい場合
や、比重の重い洗浄剤の成分が分離膜式浄水カートリッ
ジの下部に偏在しやすくなっている場合であっても、目
詰まり物質と洗浄剤との反応効率を向上し、分離膜式浄
水カートリッジの洗浄時間を短縮して効率良く洗浄を行
うことができるものである。更に、目詰り物質と洗浄剤
との反応の終了後に、噴射ノズルから水流を分離膜に噴
射して分離膜に機械的な衝撃の印加すると共に分離膜に
付着堆積している目詰り物質に対して直接流水を噴射す
ることができ、目詰り物質と洗浄剤との反応後に分離膜
に再付着した目詰り物質の残渣や、分離膜表面から剥離
したものの脱離しきれない浮遊状態の目詰まり物質を分
離膜表面から除去することができ、分離膜式浄水カート
リッジを軽く濯ぐだけで、これらの目詰り物質の残渣や
浮遊状態の目詰まり物質を分離膜式浄水カートリッジか
ら速やかに排出することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一又は第二の実施形態を示す断面図
である。
【図2】本発明の第三の実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明の第四の実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の第五の実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明の第六の実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明の第七又は第八の実施形態を示す断面図
である。
【図7】浄水装置の全体構成を示すものであり、(a)
は斜視図、(b)は断面図である。
【図8】(a)は分離膜式浄水カートリッジと非分離膜
式浄水カートリッジとを接続した状態を示す正面図、
(b)は分離膜式浄水カートリッジと非分離膜式浄水カ
ートリッジとが分離した状態を示す断面図である。
【図9】浄水装置の積算流量に対する分離膜の濾過流量
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 浄水装置 4 分離膜式浄水カートリッジ 5 分離膜 6 薬剤投入口 18 吐出口 20 流入口 32 設置台 37 供給管 39 供給管 50 洗浄剤 55 加圧ポンプ 86 制御バルブ 90 超音波振動子 90 超音波発振子 93 噴射ノズル
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月12日(2000.6.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の通り本
発明者が提案した浄水装置においては、洗浄剤の酸化剤
成分を分離膜表面に付着堆積する目詰まり物質まで充分
に拡散させて作用させ、目詰り物質を分離膜から除去す
るための充分な反応時間を確保する必要があった。ま
た、反応後に分離膜に再付着した目詰り物質の残渣や、
分離膜表面から剥離したものの脱離しきれない浮遊状態
の目詰まり物質を洗い流すために洗浄後のすすぎを充分
に行う必要もあった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B08B 3/10 B08B 3/10 Z C02F 1/28 C02F 1/28 R 1/44 1/44 B (72)発明者 桑原 正樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山本 由香理 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA46 AB53 BB85 BB87 BB90 BB92 BB94 CB11 CC01 4D006 GA02 HA03 HA19 HA91 HA95 KA02 KA03 KB12 KC02 KC03 KC12 KC13 KC14 KC16 KC19 KD19 KD24 KE03P KE11Q KE28P LA10 MA01 PA01 PB06 PB24 PC52 4D024 AA02 AB07 AB11 BA02 BA05 BA17 BB01 BC01 CA04 CA13 CA15 DA04 DA05 DB05

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口と、流入口と、内部を吐出口側と
    流入口側とに仕切るように配設された分離膜と、流入口
    側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄水装置に対して
    着脱自在に形成された分離膜式浄水カートリッジの洗浄
    方法であって、浄水カートリッジを浄水装置から脱離
    し、洗浄剤及び溶媒、あるいは洗浄剤を含む洗浄液を、
    薬剤投入口から分離膜式浄水カートリッジ内に投入した
    後、第一回目の機械的な衝撃を分離膜に印加し、一定時
    間放置した後、更に第二回目の機械的な衝撃を分離膜に
    印加することを特徴とする分離膜式浄水カートリッジの
    洗浄方法。
  2. 【請求項2】 吐出口と、流入口と、内部を吐出口側と
    流入口側とに仕切るように配設された分離膜と、流入口
    側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄水装置に対して
    着脱自在に形成された分離膜式浄水カートリッジの洗浄
    方法であって、浄水カートリッジを浄水装置から脱離
    し、洗浄剤及び溶媒、あるいは洗浄剤を含む洗浄液を、
    薬剤投入口から分離膜式浄水カートリッジ内に投入して
    分離膜表面に付着堆積する目詰り物質と洗浄剤とを反応
    させた後、分離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手
    段を用いて分離膜表面に残存する目詰り物質の剥離を促
    進させることを特徴とする分離膜式浄水カートリッジの
    洗浄方法。
  3. 【請求項3】 分離膜に機械的な衝撃を印加するにあた
    って、分離膜に衝撃を印加する衝撃印加手段として、流
    水を吐出口から分離膜式浄水カートリッジ内に流入させ
    る逆洗手段を用いることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法。
  4. 【請求項4】 逆洗手段として、加圧ポンプにて構成さ
    れるものを用いることを特徴とする請求項3に記載の分
    離膜式浄水カートリッジの洗浄方法。
  5. 【請求項5】 分離膜に衝撃を印加するにあたって、分
    離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段として、加
    圧ポンプを用いて加圧された流水を所定時間、所定水量
    だけ、吐出口から分離膜式浄水カートリッジ内に流入さ
    せる逆洗手段を用いることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法。
  6. 【請求項6】 分離膜に衝撃を印加するにあたって、分
    離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段として、吐
    出口と取水栓とを接続して取水栓から取り入れた水を所
    定水量だけ吐出口から分離膜式浄水カートリッジ内に流
    入させる逆洗手段を用いることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法。
  7. 【請求項7】 分離膜に衝撃を印加するにあたって、分
    離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段として、分
    離膜式浄水カートリッジの内側又は外側から分離膜に超
    音波振動を伝達する超音波洗浄手段を用いることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の分離膜式浄水カートリッ
    ジの洗浄方法。
  8. 【請求項8】 分離膜に衝撃を印加するにあたって、分
    離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段として、気
    流を流入口から分離膜式浄水カートリッジ内へ噴出させ
    て分離膜に衝突させるバブリング方式のものを用いるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の分離膜式浄水カ
    ートリッジの洗浄方法。
  9. 【請求項9】 分離膜に衝撃を印加するにあたって、分
    離膜に機械的な衝撃を印加する衝撃印加手段として、流
    水を流入口から分離膜式浄水カートリッジ内へ間欠的に
    噴出させて分離膜に衝突させる噴射方式のものを用いる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の分離膜式浄水
    カートリッジの洗浄方法。
  10. 【請求項10】 吐出口と、流入口と、内部を吐出口側
    と流入口側とに仕切るように配設された分離膜と、流入
    口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄水装置に対し
    て着脱自在に形成された分離膜式浄水カートリッジを洗
    浄するための洗浄装置であって、浄水装置から脱離され
    た分離膜式浄水カートリッジを保持する設置台と、設置
    台に保持された分離膜式浄水カートリッジの吐出口と連
    通する供給管と、供給管に加圧された気流を供給する加
    圧ポンプとを具備して成ることを特徴とする分離膜式浄
    水カートリッジの洗浄装置。
  11. 【請求項11】 吐出口と、流入口と、内部を吐出口側
    と流入口側とに仕切るように配設された分離膜と、流入
    口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄水装置に対し
    て着脱自在に形成された分離膜式浄水カートリッジを洗
    浄するための洗浄装置であって、浄水装置から脱離され
    た分離膜式浄水カートリッジを保持する設置台と、設置
    台に保持された分離膜式浄水カートリッジの吐出口と連
    通する供給管と、供給管に加圧された水流を供給する加
    圧ポンプとを具備して成ることを特徴とする分離膜式浄
    水カートリッジの洗浄装置。
  12. 【請求項12】 吐出口と、流入口と、内部を吐出口側
    と流入口側とに仕切るように配設された分離膜と、流入
    口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄水装置に対し
    て着脱自在に形成された分離膜式浄水カートリッジを洗
    浄するための洗浄装置であって、浄水装置から脱離され
    た分離膜式浄水カートリッジを保持する設置台と、設置
    台に保持された分離膜式浄水カートリッジの吐出口と取
    水栓とを連通する供給管と、供給管における水流の流通
    を開閉制御する制御バルブとを具備して成ることを特徴
    とする分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置。
  13. 【請求項13】 吐出口と、流入口と、内部を吐出口側
    と流入口側とに仕切るように配設された分離膜と、流入
    口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄水装置に対し
    て着脱自在に形成された分離膜式浄水カートリッジを洗
    浄するための洗浄装置であって、浄水装置から脱離され
    た分離膜式浄水カートリッジを保持する設置台と、設置
    台に保持された分離膜式浄水カートリッジに超音波振動
    を伝達する超音波発振子とを具備して成ることを特徴と
    する分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置。
  14. 【請求項14】 設置台に保持された分離膜式浄水カー
    トリッジ内に挿入自在な超音波発振子を具備して成るこ
    とを特徴とする請求項13に記載の分離膜式浄水カート
    リッジの洗浄装置。
  15. 【請求項15】 水を保持する容器として形成されると
    共に、分離膜式浄水カートリッジをこの水に浸漬された
    状態で保持する設置台と、設置台の内面に配設された超
    音波振動子を具備して成ることを特徴とする請求項13
    に記載の分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置。
  16. 【請求項16】 吐出口と、流入口と、内部を吐出口側
    と流入口側とに仕切るように配設された分離膜と、流入
    口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄水装置に対し
    て着脱自在に形成された分離膜式浄水カートリッジを洗
    浄するための洗浄装置であって、浄水装置から脱離され
    た分離膜式浄水カートリッジを保持する設置台と、設置
    台に保持された分離膜式浄水カートリッジ内に向けて配
    置自在な噴射ノズルと、噴射ノズルに加圧された気流を
    供給する送風機とを具備して成ることを特徴とする分離
    膜式浄水カートリッジの洗浄装置。
  17. 【請求項17】 吐出口と、流入口と、内部を吐出口側
    と流入口側とに仕切るように配設された分離膜と、流入
    口側に設けられた薬剤投入口とを備え、浄水装置に対し
    て着脱自在に形成された分離膜式浄水カートリッジを洗
    浄するための洗浄装置であって、浄水装置から脱離され
    た分離膜式浄水カートリッジを保持する設置台と、設置
    台に保持された分離膜式浄水カートリッジ内に向けて配
    置自在な噴射ノズルと、噴射ノズルに水流を供給する注
    水機とを具備して成ることを特徴とする分離膜式浄水カ
    ートリッジの洗浄装置。
JP2000089917A 2000-03-28 2000-03-28 分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法及び分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置 Withdrawn JP2001276584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089917A JP2001276584A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法及び分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089917A JP2001276584A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法及び分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001276584A true JP2001276584A (ja) 2001-10-09

Family

ID=18605601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000089917A Withdrawn JP2001276584A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法及び分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001276584A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095465A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Nok Corp 浄化装置
EP2719668A1 (en) * 2011-06-10 2014-04-16 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Water purification cartridge and pitcher-type water purifier
KR101418654B1 (ko) * 2012-12-13 2014-07-14 한국남부발전 주식회사 복수탈염설비의 전치여과기 여과재 화학세정장치 및 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095465A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Nok Corp 浄化装置
EP2719668A1 (en) * 2011-06-10 2014-04-16 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Water purification cartridge and pitcher-type water purifier
EP2719668A4 (en) * 2011-06-10 2014-11-12 Mitsubishi Rayon Co WATER CLEANING CARTRIDGE AND WATER CLEANER WITH A MEASURING CUP
KR101418654B1 (ko) * 2012-12-13 2014-07-14 한국남부발전 주식회사 복수탈염설비의 전치여과기 여과재 화학세정장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6111173B2 (ja) 洗浄剤を含む流体を浄化するためのモジュール
CN101155624B (zh) 净水器中的薄膜过滤器的自动冲洗设备
JP4748425B2 (ja) 水処理機器
KR20150100667A (ko) 밸러스트수 처리 장치 및 밸러스트수 처리 장치의 역세정 방법
KR101010858B1 (ko) 분리막 세정장치 및 이를 이용한 분리막 모듈 세정방법
JP3290555B2 (ja) 浸漬型膜カートリッジの槽内洗浄方法
JP2001276584A (ja) 分離膜式浄水カートリッジの洗浄方法及び分離膜式浄水カートリッジの洗浄装置
TWI693096B (zh) 膜分離活性污泥系統以及膜洗淨裝置
JP3635934B2 (ja) 浄水装置の洗浄方法
JPH08290045A (ja) 浸漬型膜カートリッジの洗浄方法
KR101410910B1 (ko) 역삼투압 멤브레인모듈 세정장치 및 세정방법
JPH04310220A (ja) 中空糸膜の洗浄方法
JP3866393B2 (ja) 中空糸膜モジュールの洗浄方法
JP4384741B2 (ja) 洗浄剤及び洗浄方法
KR20140128841A (ko) 막모듈의 교차 정수 및 세정 장치와 이의 운전방법
KR0183361B1 (ko) 필터 세척에 사용되는 제트 분사 시스템이 구비된정수 장치
CN205517290U (zh) 一种具有电解功能的柱式膜净化一体装置
JP3880251B2 (ja) 浸漬型膜分離装置の逆洗方法
JP2002035750A (ja) 汚水の濾過方法
ES2378955T3 (es) Dispositivo y procedimiento para la limpieza y/o desinfección de filtros
CN215627353U (zh) 一种高效率纯水设备
JP2000312882A (ja) 簡易浄水器
CN210127110U (zh) 一种反渗透系统
JP3275831B2 (ja) 水質改良貯水器
JPH0999226A (ja) 膜の洗浄方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605