JP2001276509A - ろ材層の逆洗方法及び装置 - Google Patents

ろ材層の逆洗方法及び装置

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JP2001276509A
JP2001276509A JP2000091589A JP2000091589A JP2001276509A JP 2001276509 A JP2001276509 A JP 2001276509A JP 2000091589 A JP2000091589 A JP 2000091589A JP 2000091589 A JP2000091589 A JP 2000091589A JP 2001276509 A JP2001276509 A JP 2001276509A
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backwash water
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JP2000091589A
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Kiyouichi Manabe
教市 真鍋
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水温変化又は変動に応じて簡易に且つ確実に
逆洗速度を最適値に調節でき、これにより水温変化又は
変動に関わらず、ろ材層に対して十分な洗浄効果が得ら
れるろ材層の逆洗方法及び装置を提供する。 【解決手段】 本発明によるろ材層の洗浄方法は、原水
Wgをろ過する砂ろ層40を逆洗する方法であって、界
面センサ2と、演算制御装置3と、ポンプP1を有する
配管L1を介してろ槽10に接続された逆洗水貯留槽4
とを備えた本発明による逆洗装置11を用い、逆洗水W
bをろ槽10に供給して砂ろ層40に通水する逆洗水供
給工程と、砂ろ層40の膨張率又はその界面レベルの上
昇率が所定の範囲、例えば、20〜30%となるよう
に、逆洗水Wbのろ槽10への供給流量を調節する流量
調節工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ろ材層の逆洗方法
及び装置に関し、詳しくは、被処理水をろ過するろ材層
を逆洗するろ材層の逆洗方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、浄水場では、河川等から取水し
た原水、排水、浸出水等の被処理水を処理して水道原水
や清澄水を得ている。これらの被処理水には、病原性原
虫等が含まれていることがあり、特に、塩素殺菌でも死
滅しないクリプトスポリジウムのような耐塩素性病原性
原虫を含む河川水の浄水場では、処理済水としての水道
原水がそのような原虫に汚染される虞がある。
【0003】このような浄水場に対しては、通常、凝集
沈殿砂ろ過処理によって、3〜4log(99.9〜9
9.99%)のクリプトスポリジウム除去性能を維持す
るよう要求されている。そのためには、浄水設備の一つ
である急速ろ過設備において、流入水中に含まれる懸濁
物質等の固形分(以下、単に「固形分」という)がろ過
水に漏洩する量を可能な限り低減するように、ろ材層を
有するろ過池の操作を適正に行う必要がある。この一環
として、ろ過池内に抑留されてろ材層に含まれる固形分
を洗浄し排出するための洗浄操作の適正化が重要であ
る。
【0004】ところで、ろ過池等で用いられるろ材を洗
浄水で逆洗する際には、ろ材粒子相互の衝突回数が最大
のときに最良の洗浄効果が得られると言われている。ま
た、このときの最適な逆洗速度(逆洗水の流速)は、ろ
材層の厚さやその空隙率に依存せず、ろ材粒子の終端速
度のみに依存する。ここで、ろ材粒子の終端速度は、い
わゆる「アレンの式」と呼ばれる下記式(1);
【0005】
【数1】 Ut:ろ材の終端速度[m/min] ρs:ろ材の密度(kg/m3) ρf:温度T[℃]の水の密度[kg/m3] μ :温度T[℃]の水の粘性係数[kg/m・s] g :重力加速度[m/s2] Ds:ろ材有効径(調和平均径)[m] で表される。また、最適逆洗速度Ub(m/min)は、下記
式(2); Ub=Ut/10 …(2) に示す関係で表される。
【0006】式(1)及び(2)より、例えば、ろ材粒
子の有効径Dsが0.6(mm)の場合、夏季(水温Tが2
0℃のとき)及び冬季(水温Tが5℃のとき)の最適逆
洗速度Ubは、それぞれ0.72[m/min]及び0.6[m/
min]と算出される。
【0007】これに対し、浄水場のろ過池を逆洗する際
には、その逆洗水量を可能な限り低減するために、通常
は逆洗速度を極力低い値(上記の例では0.6[m/mi
n])に設定して固定しており、その逆洗速度を調節して
逆洗流量を変化させることは少ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような一定の逆
洗速度でろ材層を逆洗する従来の逆洗方法では、逆洗時
の水温が変化したときに最適な逆洗速度が得られず、ろ
材層に対して十分な洗浄効果が得られないという問題点
がある。こうなると、ろ材層に含まれる固形分の一部が
除去されずに残留し、原水等の被処理水をろ過する際の
水回収率(被処理水の取水量に対するろ過水量の割合;
通常、指針によって90%以上となるように規定されて
いる)が目標値を下回ることがある。しかも、ろ過開始
時の捨水量が増大してしまう。
【0009】また、被処理水のろ過においては、ろ材層
に被処理水中の固形分が堆積していき、やがてろ過が継
続できなくなる。ろ過開始からこのような状態になるま
での時間は、一般に「ろ過継続時間」と言われるが、ろ
材層の逆洗が十分に行われないと、このろ過継続時間が
設定値よりも短縮されてしまい、処理効率が低下してし
まう。被処理水の水質が悪く固形分の量が多いと、この
傾向が更に顕著となる傾向にある。
【0010】さらに、上記従来の逆洗方法において、水
温変化又は変動に応じて逆洗速度を変化させるには、手
動で逆洗水の流量を調節する必要があり、手間が掛かる
と共に迅速な流量調節(調整)を行い難いという問題が
ある。
【0011】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
てなされたものであり、水温変化又は変動に応じて簡易
に且つ確実に逆洗速度を最適値に調節でき、これにより
水温変化又は変動に関わらず、ろ材層に対して最適な洗
浄効果が得られるろ材層の逆洗方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、ろ材層を逆洗す
る際の洗浄効果と、そのろ材層の膨張率との相関性が極
めて高いことを見出した。つまり、冬の低水温期には水
の粘性が比較的高く、ろ材層として砂ろ層を用いた場合
の膨張率は20〜30%に達するのに対し、夏の高水温
期には水の粘性が低下して上記砂ろ層の膨張率は10〜
20%程度に留まることを確認した。これにより、上述
の如く、冬季には最適逆洗速度が夏季より小さくても洗
浄効果が高められることを見出した。そして、本発明者
は、これらの知見に基づいて更に研究を進め、本発明を
完成するに到った。
【0013】すなわち、本発明によるろ材層の逆洗方法
は、被処理水をろ過するろ材層を逆洗するろ材層の方法
であって、逆洗水をろ材層に供給する逆洗水供給工程
と、ろ材層の膨張率又はろ材層の界面レベルが所定の範
囲となるように逆洗水の流量を調節する流量調節工程と
を備えることを特徴とする。このとき、流量調節工程
は、逆洗水供給工程の実施前、実施中及び実施後のいず
れで実行してもよく、逆洗水供給工程を実施していると
きに実行すると特に好ましい。
【0014】このようなろ材層の逆洗方法では、逆洗水
供給工程において、ろ材層に逆洗水が供給されてろ材層
中を流通する。逆洗水はろ材間に行き渡り、その水流に
よってろ材同士が衝突を繰り返す。これにより、ろ材層
に含まれる固形分が逆洗水に移行してろ材層から排出除
去される。このとき、逆洗水の水圧により、ろ材層全体
が膨張する。この状態で流量調節工程を実施し、ろ材層
の膨張率又はその界面レベルを所定の範囲に調節する。
そして、この所定の範囲を、例えば、ろ材や逆洗水の水
温に応じた最適な逆洗速度が得られる値とすることによ
り、ろ材層に対して十分な洗浄効果が得られ、逆洗効率
が高められる。
【0015】ここで、ろ材層の膨張率の所定範囲は、洗
浄対象であるろ材層に対して予め経験的に決定しておい
てもよいし、上述の「アレンの式」を用いて理論的に求
めた最適洗浄速度とろ材層の膨張率との関係を予め実験
等で求めておき、この相関関係と洗浄対象である実際の
ろ材層の条件とから決定してもよい。また、ろ材層が設
置される槽等の寸法形状、断面積等が予め分かっていれ
ば、界面レベルの実測により膨張率が求められる。よっ
て、膨張率の好適な範囲から界面レベルの所定の範囲を
決定できる。
【0016】また、流量調節工程においては、逆洗水が
流通しているときのろ材層の膨張率又はろ材層の界面レ
ベルを実測し、その膨張率又は界面レベルの実測値に基
づいて逆洗水の流量を調節すると好適である。このよう
にすれば、実際の逆洗条件におけるろ材層の膨張率又は
界面レベルを確実に把握でき、この実測値と膨張率又は
界面レベルの設定値(所定の範囲)とを比較し、その差
に基づいて逆洗水の流量調節を的確に実施可能である。
すなわち、膨張率のフィードバック制御が可能となるの
で、ろ材層の膨張率又は界面レベルを迅速且つ適正に最
適な所定範囲に調節及び維持できる。
【0017】さらに、流量調節工程が、ろ材層の界面レ
ベル又は容積を計測する計測ステップと、逆洗水が流通
している状態におけるろ材層の界面レベル又は容積の計
測値と、逆洗水を供給する前の状態におけるろ材層の界
面レベル又は容積とから、ろ材層の膨張率又はその界面
レベルの上昇率を算出する膨張率算出ステップとを有す
ると好ましい。
【0018】このような方法では、計測ステップにおい
て計測したろ材層の容積値を用い、膨張率算出ステップ
において、例えば下記式(3); Ei=(Vi−V0)/V0×100 …(3) で表される関係により、逆洗水が流通している状態にお
けるろ材層の膨張率が算出される。ここで、Ei[%]
は、逆洗水の流量がiのときのろ材層の膨張率を示し、
Viは、逆洗水が流量iで流通している状態におけるろ
材層の容積を示し、V0は逆洗水が供給される前の状態
におけるろ材層の容積を示す。
【0019】また、ろ材が槽や筒状容器に収納されてろ
材層が形成されている場合には、計測ステップにおいて
ろ材層の界面レベル(基準レベルがろ材層底面のときに
ろ材層の高さに相当する)を計測し、この計測値を用
い、膨張率算出ステップにおいて、例えば下記式
(4); Ei=(Li−H)/(L0−H)×100 …(4) で表される関係により、逆洗水が流通している状態のろ
材層の膨張率が算出される。ここでのEi[%]は、逆
洗水の流量がiのときのろ材層の膨張率、又は、そのと
きの界面レベルの上昇率を示し、Hはろ材層の底面レベ
ルを示し、Liは、逆洗水が流量iで流通しているとき
のろ材層の界面レベルを示し、L0は逆洗水が供給され
る前の状態におけるろ材層の界面レベルを示す。
【0020】またさらに、計測ステップにおいては、音
波又は電磁波、好ましくは超音波を界面に照射し、界面
からの反射波を検出することにより音波又は電磁波の出
射源と界面との距離を計測し、この距離の計測値から界
面レベルを決定するとより好ましい。なお、超音波を用
いる場合、その周波数は特に限定されず、一般には20
kHz以上の弾性波であり、周波数及び/又は強度は一
定であってもよく、規則的又は不規則的に変化してもよ
い。また、周波数成分として可聴周波数帯域の音波を含
んでいても構わない。
【0021】こうすれば、計測ステップにおいて界面レ
ベルを非接触で計測するので、接触方式よりも計測装置
の操作性、保守性及び信頼性を向上できる。また、界面
レベルを自動且つ連続的に計測できるので、ろ材層の膨
張率を自動且つ連続的に測定可能である。さらに、音波
又は電磁波の反射波を検出するので、ろ材層、逆洗水の
水質等の影響を受けずにろ材層の界面レベルを計測でき
る。またさらに、音波又は電磁波の反射波を検出して出
射波との時間差により距離を計測すれば、計測装置を駆
動する必要がないので、保守性及び信頼性を更に向上で
きる。
【0022】より具体的には、流量調節工程において、
ろ材層が砂ろ層又は活性炭層であるときに、このろ材層
の膨張率又はその界面レベルの上昇率が20〜30%と
なるように逆洗水の流量を調節することが望ましい。こ
の膨張率又は上昇率が20%未満の場合には、ろ材層を
構成する砂粒同士の衝突回数が十分に高められず洗浄効
果が十分に得られない傾向にある。一方、この膨張率又
は上昇率が30%を超えると、逆洗水量が増加する割に
洗浄効果が飽和する傾向にあり、逆洗水量を節減する観
点から好ましくない。また、この場合には、砂粒がろ材
層から流出してしまう虞がある。
【0023】なお、ろ材層が設置されるろ槽等の形状、
断面積等が分かっている場合には、上記膨張率又は上昇
率の好適範囲に対応する界面レベルの絶対値、又は、界
面レベルの上昇分の絶対値について、所定範囲を規定し
てもよい。
【0024】また、本発明によるろ材層の逆洗装置は、
本発明のろ材層の洗浄方法を有効に実施するための装置
であり、被処理水をろ過するろ材層を逆洗するものであ
って、逆洗水をろ材層に供給する逆洗水供給手段と、逆
洗水供給手段に接続され、ろ材層の膨張率又はろ材層の
界面レベルが所定の範囲となるように逆洗水の流量を調
節する流量調節手段とを備えることを特徴とする。
【0025】好ましくは、流量調節手段が、逆洗水が流
通しているときのろ材層の膨張率又はろ材層の界面レベ
ルを実測する測定部と、測定部により取得した実測値に
基づいて逆洗水の流量を調節する流量調節部とを有する
ものである。
【0026】さらに、膨張率測定部は、ろ材層の界面レ
ベル又は容積を計測する計測部と、計測部に接続され、
逆洗水が流通している状態におけるろ材層の界面レベル
又は容積の計測値と、逆洗水が供給される前の状態にお
けるろ材層の界面レベル又は容積とから、ろ材層の膨張
率を算出する演算部とを有するとより好ましい。
【0027】またさらに、計測部が、音波又は電磁波を
界面に照射し、界面からの反射波を検出することにより
音波又は電磁波の出射源と界面との距離を計測し、この
距離の計測値から界面レベルを決定するものであると有
用である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施形態を説明する。なお、同一の要素には同一の符号
を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の
位置関係は図面の位置関係に基づくものとする。
【0029】図1は、本発明によるろ材層の逆洗装置に
係る第1実施形態を示す概略断面図である。逆洗装置1
1(ろ材層の逆洗装置)は、ろ過池100の内部に設け
られたろ槽10内に設置された界面センサ2(膨張率測
定部の計測部)と、この界面センサ2に演算制御装置3
を介して接続されたポンプP1を有する配管L1と、配
管L1を介してろ槽10の下端部に接続された逆洗水貯
留槽4とを備えるものである。なお、図1においては、
図示の都合上、界面センサ2をろ槽10の外部上方に記
載しているが、界面センサ2は、後述する排水トラフ5
0の越流面Cの下方で且つ固形分含有水Wcに水没する
所定位置に設置されている。
【0030】一方、この逆洗装置11が接続されたろ槽
10は、底部に空間11が形成されており、その上方に
仕切板20が固定され、更に砂利層30及び砂ろ層40
(ろ材層)がその順に堆積されている。また、ろ槽10
内部の上端部近傍には、排水用の排水トラフ50が設置
されている。さらに、ろ過池100の上端部には、被処
理水としての原水Wgが一時貯留される原水槽60が配
置されている。なお、この原水槽60は、逆洗時には特
に使用しない。
【0031】逆洗装置11は、このような構成のろ槽1
0に逆洗水Wbを供給し、ろ槽10の内部、特に砂ろ層
40及び砂利層30に含まれる懸濁物質等の固形分をろ
槽10の外部へ排出除去する。ポンプP1は、逆洗水貯
留槽4に収容された逆洗水Wbを、配管L1を通してろ
槽10の空間11内へ供給するものである。このよう
に、逆洗水貯留槽4、ポンプP1及び配管L1から逆洗
水供給手段が構成されている。
【0032】また、界面センサ2は、超音波Sfをろ槽
10の内部へパルス状に出射する出射部と、砂ろ層40
の界面で反射された超音波(反射波Sb)を検知する検
波部とを有しており、検知した反射波Sbの検知信号を
演算制御装置3へ出力する。後述するように、ろ槽10
内に逆洗水Wbが供給されると、逆洗水Wbが砂利層3
0及び砂ろ層40を通過し、固形分含有水Wcが砂ろ層
40の上部に滞留する。界面センサ2はこの固形分含有
水Wc下に水没した状態となり、出射された超音波Sf
は固形分含有水Wcを伝播し、砂ろ層40の界面へ照射
されて反射される。
【0033】演算制御装置3は、この反射波Sbの検知
信号の処理及び解析を行い、後述の如く、界面センサ2
と砂ろ層40の界面との距離を算出し、更にこの距離か
ら砂ろ層40の界面レベルを決定し、逆洗時の砂ろ層4
0の膨張率を求める。また、演算制御装置3は、このよ
うに定量された砂ろ層40の膨張率(実測値)と、膨張
率の設定値との差異に基づいて、ポンプP1の出力又は
吐出流量を調節することにより、逆洗水Wbのろ槽10
への供給流量を調節する。
【0034】このように、界面センサ2と演算制御装置
3とから測定部が構成されており、演算制御装置3とポ
ンプP1とから流量調節部が構成されている。なお、演
算制御装置3及びポンプP1は、図示しない電源に接続
されており、また、界面センサ2へは、演算制御装置3
を通して電力が供給されるようになっている。
【0035】次に、このように構成された逆洗装置11
を用いた本発明によるろ材層の逆洗方法の第1実施形態
について説明する。まず、ポンプP1を運転し、逆洗水
貯留槽4から配管L1を通して逆洗水Wbを、原水Wg
のろ過処理が行われた後のろ槽10の空間11へ連続的
に供給する(逆洗水供給工程)。
【0036】逆洗水WbはポンプP1で印加された水圧
によって、ろ槽10の内部を上方へ移動し、仕切板20
に複数穿設された通水孔を通って砂利層30へ達する。
砂利層30は、砂ろ層40に比して空隙容積が大きく、
且つ、上方に砂ろ層40が存在するので、逆洗水Wbが
通水されても層厚に殆ど変化はない。砂利層30を通過
した逆洗水Wbは、砂ろ層40へ到達し、砂ろ層40を
構成する砂粒子(ろ材)の間を流通して砂ろ層40全体
に行き渡る。
【0037】砂ろ層40の砂粒子は、逆洗水Wbの通過
によって振動され、砂粒子同士の衝突が繰り返される。
これにより、原水Wgのろ過時に砂ろ層40に残留した
固形分が逆洗水Wbへ移行する。このとき、砂ろ層40
は、逆洗水Wbの流量に応じた水圧によって全体が膨張
する。これにより、逆洗水Wbが通水される前の界面B
0(図示の状態41)は上昇して界面Bi(図示の状態
42)に示す位置となる。つまり、状態42における砂
ろ層40の層厚は、状態41における砂ろ層40の層厚
h1に膨張による増分h2が付加された値となる。
【0038】それから、固形分を含んだ逆洗水Wbは、
砂ろ層40を通過して固形分含有水Wcとしてろ槽10
の上部に一時滞留し、ろ槽10の所定レベル(越流面
C)に達すると排水トラフ50へ流入する。この固形分
含有水Wcは、ろ槽10の外部のろ過池100内へ排出
され、更にろ過池100の外部へ排出される。
【0039】このように逆洗水Wbをろ槽10へ供給し
ている状態で、界面センサ2から測距用の超音波Sfを
ろ槽10の内部へ向けてパルス出射する。界面センサ2
は、固形分含有水Wc下に水没しており、超音波Sf
は、固形分含有水Wcを伝播して砂ろ層40の界面Bi
へ照射され、少なくとも一部が反射される。そして、こ
の反射波Sbを界面センサ2の検波部で検知し、検知信
号を演算制御装置3へ出力する。
【0040】演算制御装置3では、これら反射波Sbの
検知信号の波形整形、アナログ−ディジタル(AD)変
換等を行い、所定の解析処理を実施して砂ろ層40の界
面Biで反射された反射波Sbを抽出する。次いで、こ
の界面Biからの反射波Sbの到達時刻と、超音波Sf
の出射時刻との差から、界面センサ2と界面Biとの距
離を演算する。さらに、この距離の計測値と界面センサ
2の設置レベルとから、砂ろ層40の界面レベルLiを
算出する(計測ステップ)。
【0041】そして、演算制御装置3において、例えば
下記式(4); Ei=(Li−H)/(L0−H)×100 …(4) で表される関係から逆洗水Wbが流通している状態42
における砂ろ層40の膨張率を算出する(膨張率算出ス
テップ)。ここで、Ei[%]は、逆洗水Wbが流通し
ている状態における砂ろ層40の膨張率(又は界面レベ
ルの上昇率)を示し、Hは砂ろ層40の底面レベルを示
し、L0は逆洗水Wbを供給する前の状態41における
砂ろ層40の界面B0のレベルを示す。
【0042】ここで、演算制御装置3には、予め所望の
砂ろ層40の膨張率を設定しておく。この設定値は、砂
ろ層40を構成する砂の粒度、平均粒径、種類等によっ
て、或いは砂以外のろ材を用いたときに最適値が異なる
ものの、砂ろ層40の場合には、20〜30%が好まし
い範囲として例示される。
【0043】この膨張率が20%未満の場合には、砂ろ
層40を構成する砂粒同士の衝突回数が十分に高められ
ず、砂ろ層40の洗浄効果が十分に得られない傾向にあ
る。一方、この膨張率が30%を超えると、逆洗水量が
増加する割に洗浄効果が飽和する傾向にあり、洗浄に使
用する水量を節減する観点から好ましくない。また、膨
張率が大きくなり過ぎると、ろ材である砂が排水トラフ
50へ流入して排出される虞がある。
【0044】演算制御装置3は、このような砂ろ層40
の膨張率の設定値と、実測した膨張率Eiとを比較し、
砂ろ層の40の膨張率が設定値の範囲となるようにポン
プP1の流量を調節する流量調節信号をポンプP1へ出
力する。これにより、膨張率Eiが設定値よりも小さい
場合にはポンプP1の出力又は吐出流量を増大させ、逆
に膨張率Eiが設定値よりも大きい場合にはポンプP1
の出力又は吐出流量を減少させ、同時に、界面レベルL
iを常時連続して監視し、砂ろ層40の膨張率を設定値
の範囲内に維持するといったフィードバック制御を行う
(流量調節工程)。
【0045】このような構成を有する逆洗装置11及び
逆洗装置11を用いた本発明によるろ材層の洗浄方法に
よれば、逆洗水Wbをろ槽10へ供給して砂ろ層40の
洗浄を行いながら、逆洗水Wbの通水によって膨張した
砂ろ層40の界面レベルLiを監視し、実測した膨張率
に基づいて逆洗水Wbの流量を調節することにより、砂
ろ層40の膨張率を最適な洗浄効果が得られる設定値の
範囲とする。
【0046】よって、砂ろ層40を流通する逆洗水Wb
の逆洗速度を簡易に且つ確実に最適な所定値とすること
ができる。したがって、水温の変化又は変動がある場合
にも、更にはこのような水温変化又は変動が短期的又は
長期的なものであっても、常に十分且つ優れた洗浄効果
が得られる。その結果、逆洗水量の増大を抑制しつつ、
砂ろ層40に含まれる懸濁物質等の固形分を十分に排出
除去できる。
【0047】また、このように砂ろ層40を十分に洗浄
できるので、原水等の被処理水をろ過する際の水回収率
を向上できる。さらに、砂ろ層40による被処理水のろ
過継続時間を十分に長くすることができ、被処理水のろ
過処理効率を向上できる。しかも、原水Wgのろ過開始
時における捨水量の軽減を図ることが可能となる。
【0048】さらに、砂ろ層40の膨張率を実測し、こ
の実測値と膨張率の設定値とを比較し、その差に基づい
てポンプP1の出力又は吐出流量を調節して逆洗水Wb
の流量を調節するので、砂ろ層40の膨張率を迅速且つ
適正に最適な範囲に調節及び維持できる。その結果、逆
洗効率を向上できる。
【0049】またさらに、砂ろ層40の膨張率を20〜
30%に維持すれば、必要最小限の逆洗水量で砂ろ層4
0に対する洗浄効率を最適化でき、しかも、ろ材である
砂がろ槽10の外部へ流出してしまうことを防止でき
る。
【0050】さらにまた、砂ろ層40の界面レベルLi
を界面センサ2により非接触で計測するので、接触方式
よりも計測装置の操作性、保守性及び信頼性を向上でき
る。また、超音波Sfを砂ろ層40の界面に照射し、そ
の反射波Sbを検知して界面レベルLiを自動且つ連続
的に計測できるので、砂ろ層40の膨張率を自動且つ連
続的に、しかも簡易に定量可能である。
【0051】加えて、超音波の反射波Sbを検出するの
で、砂ろ層40、逆洗水Wbひいては固形分含有水Wc
の水質の影響を受けずに砂ろ層40の界面レベルを計測
できる。したがって、砂ろ層40の膨張率を正確に把握
できる利点がある。しかも、界面センサ2が駆動部を有
しないので、保守性及び信頼性を一層向上できる。
【0052】図2は、本発明によるろ材層の逆洗装置に
係る第2実施形態を示す概略断面図である。逆洗装置1
2は、ポンプP1を有する配管L1の代りに、ポンプP
2及び流量調整弁V2が設けられた配管L2を備えるこ
と以外は、図1に示す逆洗装置11と同等の構成を有す
るものである。すなわち、逆洗水貯留槽4、ポンプP
2、流量調整弁V2及び配管L2により逆洗水供給手段
が構成されている。なお、ポンプP2は、吐出流量が固
定されていても可変でもよい。
【0053】このような構成の逆洗装置12を用いて砂
ろ層40の逆洗を行う場合には、まず、ポンプP2を運
転し、流量調整弁V2を開放することにより、配管L2
を通して逆洗水貯留槽4から逆洗水Wbをろ槽10の空
間11へ供給する。逆洗水Wbの通水により砂ろ層40
の洗浄が行われる機構、並びに、膨張した砂ろ層40の
界面レベルLiの計測及び膨張率の算出手順は、上述し
た本発明によるろ材層の逆洗方法におけるのと同様であ
るので、ここでの説明は省略する。
【0054】演算制御装置3は、砂ろ層40の膨張率設
定値と実測した砂ろ層40の膨張率との差に基づく逆洗
水Wbの流量調節信号を流量調整弁V2へ出力する。こ
れにより、流量調整弁V2の開度を調節して、逆洗水W
bのろ槽10への供給流量を調節し、砂ろ層40の膨張
率を設定値の範囲内の値とする。このように、界面セン
サ2、演算制御装置3及び流量調整弁V2により流量調
節手段が構成されている。
【0055】このような構成を有する逆洗装置12及び
この逆洗装置12を用いた逆洗方法によっても、実測し
た砂ろ層40の膨張率に基づいて逆洗水Wbの流量を調
節することにより、砂ろ層40の膨張率を最適な洗浄効
果が得られる設定値の範囲に維持できる。したがって、
砂ろ層40に流通する逆洗水Wbの逆洗速度を簡易に且
つ確実に最適な値とすることが可能となる。
【0056】図3は、本発明によるろ材層の逆洗装置に
係る第3実施形態を示す概略断面図である。逆洗装置1
3は、前述した逆洗装置11,12と異なり、逆洗水W
bをろ槽10へ供給するためのポンプを備えていない。
すなわち、逆洗装置13は、逆洗水貯留槽4が、ろ槽1
0に設けられた排水トラフ50の設置レベル(高さ位
置)よりも高い位置に設置され、この逆洗水貯留槽4
が、流量調整弁V3を有する配管L3を介してろ槽10
に接続されたものである。
【0057】この逆洗装置13においては、流量調整弁
V3を開放すると、水位差によって生じる圧力により、
逆洗水Wbが配管L3を通してろ槽10の空間11へ供
給される。つまり、逆洗水貯留槽4、流量調整弁V3及
び配管L3により逆洗水供給手段が構成されている。こ
のようにして逆洗水Wbをろ槽10へ供給することによ
り、逆洗水Wbが砂ろ層40に通水され、砂ろ層40の
洗浄が行われる。その洗浄機構並びに膨張した砂ろ層4
0の界面レベルLiの計測及び膨張率の算出手順は、上
述した本発明によるろ材層の逆洗方法におけるのと同様
であるので、ここでの説明は省略する。
【0058】そして、演算制御装置3は、砂ろ層40の
膨張率設定値と実測した砂ろ層40の膨張率との差に基
づく逆洗水Wbの流量調節信号を流量調整弁V3へ出力
する。これにより、流量調整弁V3の開度を調節して、
逆洗水Wbのろ槽10への供給流量を調節し、砂ろ層4
0の膨張率を設定値の範囲内の値とする。このように、
界面センサ2、演算制御装置3及び流量調整弁V3によ
り流量調節手段が構成されている。
【0059】このように構成された逆洗装置13及びこ
の逆洗装置13を用いた逆洗方法によっても、実測した
砂ろ層40の膨張率に基づいて逆洗水Wbの流量を調節
することにより、砂ろ層40の膨張率を最適な洗浄効果
が得られる設定値の範囲に維持できる。したがって、砂
ろ層40に流通する逆洗水Wbの逆洗速度を簡易に且つ
確実に最適な値とすることが可能である。また、逆洗水
Wbをろ槽10へ供給するのにポンプを用いず水位差を
利用するので、保守性が高められると共に、逆洗時の運
転コスト(消費電力)を低減できる。
【0060】なお、上述した各実施形態においては、砂
ろ層40の膨張率を算出しているが、ろ槽10の断面積
(水平断面積)が分かっている場合、界面レベルの所定
範囲を設定し、界面レベルの実測値との比較から流量調
節を行っても簡便であって好ましい。この界面レベルの
所定範囲の規定に代えて、界面センサ2から砂ろ層40
の界面までの距離そのものを規定してもよい。こうすれ
ば、間接的に界面レベルひいては膨張率を規定するのと
同等であり、簡便性の観点から好ましい。
【0061】また、砂ろ層40の界面レベルLiと砂ろ
層40の水平断面積(ろ槽10の水平断面積)とから砂
ろ層40の容積を求め、例えば式(3)で表される関係
により膨張率を算出してもよい。さらに、界面センサ2
を複数設置し、砂ろ層40の界面の複数の部位に超音波
を照射することにより、砂ろ層40の界面レベルLiの
実測データを複数取得してもよい。この場合、それらの
実測値の平均値に基づいて、砂ろ層40の平均的な膨張
率を実測できる。
【0062】またさらに、逆洗水Wbを供給する前の状
態41における砂ろ層40の界面レベルL0を界面セン
サ2によって計測しておいてもよい。さらにまた、界面
センサ2を用いずに、砂ろ層40の界面位置を例えばス
ケール等で目視計測し、手動又は演算制御装置3に界面
レベルのデータを入力することにより、ポンプP1の出
力若しくは吐出流量の調節又は流量調整弁V2,V3の
開度調節を行ってもよい。加えて、砂ろ層40の界面位
置を連続的に監視せずに、所定時間間隔毎に断続的に監
視して膨張率を実測してもよい。
【0063】また、界面センサ2の超音波出射部に用い
られる超音波発生源としては、特に限定されず、例え
ば、ピエゾ素子のような振動子を用いることができる。
加えて、洗浄装置11,12,13は、砂ろ層40の洗
浄に適用が限定されるものではなく、他のろ材、例えば
活性炭等で構成されるろ材層の洗浄に用いても好適であ
る。ろ材層として活性炭層を用いた場合にも、砂ろ層4
0と同様に、その膨張率又は界面レベルの上昇率の好適
範囲は20〜30%である。このようなろ材層を用いた
設備としては、浄水又は下水処理分野の砂ろ過、活性炭
ろ過、生物ろ過設備等が挙げられる。
【0064】さらに、界面センサ2としては、超音波式
に限定されず、可聴領域の音波又は電磁波を砂ろ層40
の界面に照射するものであってもよく、例えば、可視領
域又は赤外領域の波長を有するレーザ装置とその波長域
の光に感度を有する受光センサを備える測距センサを用
いてもよい。この場合、レーザ装置及び受光センサはろ
槽10の外部上方に設置可能である。また、砂ろ層40
の界面の一部にレーザ光を反射可能なミラー等の部材を
設置し、その部材にレーザ光を照射して反射光を検出し
てもよい。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるろ材層
の洗浄方法及び装置によれば、水温変化又は変動に応じ
て簡易に且つ確実に逆洗速度を最適値に調節できる。こ
れにより、水温変化又は変動に関係なく、ろ材層に対し
て十分に且つ優れた洗浄効果が得られる。よって、逆洗
水量の増大を抑制しつつ、ろ材層に含まれる懸濁物質等
の固形分を十分に除去することができる。したがって、
原水等の被処理水をろ過する際の水回収率を十分に高く
維持できる。さらに、ろ材層による被処理水のろ過継続
時間を十分に長くすることができ、被処理水のろ過処理
効率の低下を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるろ材層の逆洗装置に係る第1実施
形態を示す概略断面図である。
【図2】本発明によるろ材層の逆洗装置に係る第2実施
形態を示す概略断面図である。
【図3】本発明によるろ材層の逆洗装置に係る第3実施
形態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
2…界面センサ(測定部)、3…演算制御装置(測定
部、流量調節部)、4…逆洗水貯留槽(逆洗水供給手
段)、10…ろ槽、11,12,13…逆洗装置(ろ材
層の逆洗装置)、40…砂ろ層(ろ材層)、100…ろ
過池、B0,Bi…界面、L1,L2,L3…配管(逆
洗水供給手段)、L0,Li…界面レベル、P1,P2
…ポンプ(逆洗水供給手段)、Sb…反射波、Sf…超
音波、V2,V3…流量調整弁(流量調節部)、Wb…
逆洗水、Wg…原水(被処理水)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 23/284 G01F 23/28 S J D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水をろ過するろ材層を逆洗するろ
    材層の逆洗方法であって、 逆洗水をろ材層に供給する逆洗水供給工程と、 前記ろ材層の膨張率又は該ろ材層の界面レベルが所定の
    範囲となるように前記逆洗水の流量を調節する流量調節
    工程と、を備えることを特徴とするろ材層の逆洗方法。
  2. 【請求項2】 前記流量調節工程においては、前記逆洗
    水が流通しているときのろ材層の膨張率又はろ材層の界
    面レベルを実測し、該膨張率又は該界面レベルの実測値
    に基づいて前記逆洗水の流量を調節する、ことを特徴と
    する請求項1記載のろ材層の逆洗方法。
  3. 【請求項3】 前記流量調節工程においては、前記ろ材
    層が砂ろ層又は活性炭層であるときに、該ろ材層の膨張
    率又は該ろ材層の界面レベルの上昇率が20〜30%と
    なるように前記逆洗水の流量を調節する、ことを特徴と
    する請求項1又は2に記載のろ材層の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 被処理水をろ過するろ材層を逆洗するろ
    材層の逆洗装置であって、 逆洗水をろ材層に供給する逆洗水供給手段と、 前記逆洗水供給手段に接続され、前記ろ材層の膨張率又
    は該ろ材層の界面レベルが所定の範囲となるように前記
    逆洗水の流量を調節する流量調節手段と、を備えること
    を特徴とするろ材層の逆洗装置。
  5. 【請求項5】 前記流量調節手段は、 前記逆洗水が流通しているときのろ材層の膨張率又はろ
    材層の界面レベルを実測する測定部と、 前記測定部により取得した実測値に基づいて前記逆洗水
    の流量を調節する流量調節部と、 を有することを特徴とする請求項4記載のろ材層の逆洗
    装置。
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