JP2001276127A - 体液吸収物品 - Google Patents
体液吸収物品Info
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Abstract
立させるように形成すると共に、適度の起立力とするこ
とにより、立体ギャザーと肌との接触による不都合を解
消しつつ、確実な漏れ防止を果たし得るようにすること
を課題とする。 【解決手段】 表面シートと裏面シートで内包した吸収
体を有する体液吸収物品において、物品の長手方向両側
縁に表面シートと裏面シートを重畳して接合したフラッ
プを外方に延出して形成し、該フラップを途中から内方
に折り返し更に外方に折り返してZ字形状に形成し、内
方に折り返した折返片の基部に弾性体を配設して折返片
を物品の長手方向に収縮させて襞寄せすると共に、上方
に起立させて立体ギャザーを外向きに形成したことを特
徴とする。
Description
りものシート、失禁シート等の体液吸収物品に関し、特
に漏れ防止効果と装着性に優れた体液吸収物品に関す
る。
において、物品の長手方向両側縁に沿ってゴム紐等の弾
性手段による弾発力を受けて上方に起立する立体ギャザ
ーを設け、該立体ギャザーにより体液が物品の側方から
漏れ出すのを防止するようにすることは従来公知であ
る。そして、立体ギャザーの具体的な構造、材質、形態
に関しては従来種々の発明、考案が提案され、又実用化
されてきている。しかしながら、従来の立体ギャザーは
物品の内方に向って起立しているため、体液の漏れ防止
効果は必ずしも満足し得るものではなかったと共に、起
立する立体ギャザーと着用者の肌との接触により、肌を
カブレさせたり或は擦り傷を付けてしまうおそれがあっ
た。
立体ギャザーを物品から外向きに起立させるように形成
すると共に、適度の起立力とすることにより、立体ギャ
ザーと肌との接触による不都合を解消しつつ、確実な漏
れ防止を果たし得るようにすることを課題とする。
にこの発明が採った手段は、表面シートと裏面シートで
内包した吸収体を有する体液吸収物品において、物品の
長手方向両側縁に表面シートと裏面シートを重畳して接
合したフラップを外方に延出して形成し、該フラップを
途中から内方に折り返し更に外方に折り返してZ字形状
に形成し、内方に折り返した折返片の基部に弾性体を配
設して折返片を物品の長手方向に収縮させて襞寄せする
と共に、上方に起立させて立体ギャザーを外向きに形成
したことを特徴とする。
表面シートを吸収体の上面を被覆する表面シートと一体
のシートで形成したことを特徴とする。
表面シートを、吸収体の上面を被覆する表面シートと別
体のシートで形成し、吸収体の表面を被覆する表面シー
トに連結したことを特徴とする。
を、以下に詳細に説明する。この発明は、体液透過性の
表面シートと、体液非透過性の裏面シートで破砕パルプ
等からなる吸収体を内包して構成される生理用ナプキ
ン、おりものシート、失禁シート等の体液吸収物品にお
いて、物品の長手方向両側縁に表面シートと裏面シート
とを、外方に向かって延出し、該外方に向かって延出し
た表面シートと裏面シートの延出部を重畳し、且互いに
接合してフラップを形成する。表面シートと裏面シート
が接合されたフラップを、途中で内方に折り返した後再
度外方に折り返して、Z字形状に形成し、内方への折返
部の基部に弾性体を配設してフラップに長手方向の収縮
力を付与する。弾性体により付与された収縮力により、
フラップは長手方向に収縮してギャザーが形成されると
共に、外向きに起立して立体的なギャザーとなる。
な幅のみとしても良いが、立体ギャザーの外方に更に所
望の長さが存在するような幅に形成して、サイドフラッ
プを形成しても良い。表面シート及び裏面シート並びに
吸収体は従来この種の体液吸収物品に使用されている全
ての材料を用いることが出来、特に限定されるものでは
ない。特に吸収体は、破砕パルプに限られるものではな
く吸収ポリマーを配合したもの、消臭剤を配合したもの
等如何なる構造、材料であっても良い。内方への折返片
は互いにホットメルト等で接合して一体化する。又、外
方への折り返しの基部も接合する。物品の両側から外方
に延出されるフラップ部はの表面シートは、物品の本体
部に配置される表面シートとは別体のシートとし、一体
に連結した構造であっても良い。
部が一体的に構成されているので、ショーツへの挿着の
ためにウィングを折り返した際、ギャザー部を外側に起
こす力が働き、ギャザー部がより立体的になると同時に
やや外側に開いた状態となる。このため、吸収のための
領域を広く維持した状態でギャザー部の堤防効果が発揮
され、高い横漏れ防止効果が得られる。又、裏面シート
(防漏材)でギャザー部が構成されているので、圧力が
かかったときでもギャザー部を通して経血が滲み出すこ
とがない(不織布などでギャザーを構成した場合、繊維
間の隙間を通して経血が滲み出すおそれがある)。更
に、裏面シートで弾性素材を被覆する構造であるため、
弾性素材が肌や経血に直接触れることがなく、弾性素材
の表面性、安全性などに制約されることなく弾性素材を
選定できる。
実施例を説明する。図示の実施例は、この発明を適用し
た生理用ナプキンを示しており、図1,2を参照して表
面シート(1)と裏面シート(2)に内包されて吸収体(3)
が配置される。生理用ナプキンの長手方向両側縁には、
表面シート(1)と裏面シート(2)を重畳して接合したフ
ラップ(4)が外方に延出される。該フラップ(4)は、途
中から内方に折り返され更に外方にZ字形状に折り返さ
れている。内方への折返片(5)の基部にはゴム紐等の弾
性体(6)が張設され、折返片(5)の外端に物品の長手方
向への収縮力を付与している。かかる長手方向の収縮力
により、折返片(5)は物品の長手方向に襞寄せされてギ
ャザーを形成する共に、起立性が発生し、外向きの立体
ギャザーとなる。起立するフラップ(4)は、外方に向か
っているため着用者の肌への接触は比較的柔らかな感触
で接触すると共に物品の幅方向の長さを実質的に大きく
するので、体液の横方向への漏れ防止を有効に達成する
ことが出来る。
を形成する表面シートを(1)とは別体のシート(7)で形
成し、表面シート(1)に一体に連結すると共に、フラッ
プ(4)の外方への延出幅を広く形成して、サイドフラッ
プ(8)を作出させたものである。フラップ(4)を形成す
るシート(7)は、撥水性の不織布が好ましいがこれに限
られないことは勿論である。
ー部が一体的に構成されているので、ショーツへの挿着
のためにウィングを折り返した際、ギャザー部を外側に
起こす力が働き、ギャザー部がより立体的になると同時
にやや外側に開いた状態となる。このため、吸収のため
の領域を広く維持した状態でギャザー部の堤防効果が発
揮され、高い横漏れ防止効果が得られる。又、裏面シー
ト(防漏材)でギャザー部が構成されているので、圧力
がかかったときでもギャザー部を通して経血が滲み出す
ことがない(不織布などでギャザーを構成した場合、繊
維間の隙間を通して経血が滲み出すおそれがある)。更
に、裏面シートで弾性素材を被覆する構造であるため、
弾性素材が肌や経血に直接触れることがなく、弾性素材
の表面性、安全性などに制約されることなく弾性素材を
選定できる。
す平面図
Claims (3)
- 【請求項1】表面シートと裏面シートで内包した吸収体
を有する体液吸収物品において、物品の長手方向両側縁
に表面シートと裏面シートを重畳して接合したフラップ
を外方に延出して形成し、該フラップを途中から内方に
折り返し更に外方に折り返してZ字形状に形成し、内方
に折り返した折返片の基部に弾性体を配設して折返片を
物品の長手方向に収縮させて襞寄せすると共に、上方に
起立させて立体ギャザーを外向きに形成したことを特徴
とする体液吸収物品。 - 【請求項2】裏面シートに重畳してフラップを構成する
表面シートを吸収体の上面を被覆する表面シートと一体
のシートで形成したことを特徴とする請求項1記載の体
液吸収物品。 - 【請求項3】裏面シートに重畳してフラップを構成する
表面シートを、吸収体の上面を被覆する表面シートと別
体のシートで形成し、吸収体の表面を被覆する表面シー
トに連結したことを特徴とする請求項1記載の体液吸収
物品。
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---|---|---|---|
JP2000092174A JP4095752B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 体液吸収物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000092174A JP4095752B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 体液吸収物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001276127A true JP2001276127A (ja) | 2001-10-09 |
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JP (1) | JP4095752B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259640A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Livedo Corporation | 吸収性物品 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000092174A patent/JP4095752B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010259640A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Livedo Corporation | 吸収性物品 |
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