JP2010259640A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り外しの際に吸収コアに含まれた尿等の排泄液が溢れ出すのを回避しながら、吸収性物品の前側又は後側の部分の左右方向の縁部を手で挟持して取り外し作業をスムーズに行うことができる吸収性物品を提供する。
【解決手段】この吸収性物品(おむつ)では、不透液性を有し、吸収コア11の外面側に配置されるバックシート12の左右両側の折り返し部121が吸収コア11の左右両側の部分に肌面側から重なるように折り返される。バックシート12は、左右両側の折り返し部121及びその折り返し部121に対向するバックシート12の対向部分123により形成され、吸収コア11の左右両側の側端から左右方向外方に張り出す左右のサイドフラップ部122を備える。左右のサイドフラップ部122は、当該吸収性物品の左右両側の縁部における少なくとも前側の部分又は後側の部分に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、着用者の股部を含む領域に装着される使い捨ての吸収性物品に関する。
特許文献1に記載の吸収性物品では、吸収体(7)が厚み方向から見たときに略砂時計形の形状を有し、吸収体(7)の肌面側における中央に透液性表面シート体(5)が配置され、その左右両側に不透液性のフラップ(14)が配置されている。吸収体(7)の外面側には、不透液性裏面シート体(6)が配置されている。吸収体(7)の左右方向の幅が拡大された吸収性物品の前後の部分では、裏面シート体(6)が吸収体(7)の左右両側の縁部にて肌面側に折り返されており、吸収体(7)の左右方向の幅と吸収性物品の左右方向の幅がほぼ一致している。
一方、この種の吸収性物品では、着用者から取り外される際、吸収性物品の前側又は後側(特に後側)の左右方向の縁部を手で挟持して取り外し作業が行われる場合が多い。
このため、上記の特許文献1に記載の吸収性物品では、取り外し作業時に吸収性物品の前側又は後側の左右方向の縁部が手で挟持された場合、吸収体(7)の一部を挟み込むようして吸収性物品が挟持されることとり、吸収体(7)が手で押圧される。取り外しの際、吸収体(7)は尿等の排泄液を大量に含んでいる場合が多い。このため、手による押圧により吸収性(7)に含まれた排泄液が吸収体(7)から溢れ出し、溢れ出た排泄液が吸収性物品の外部に漏れ出すことがある。
特開2006−167197号公報
そこで、本発明の解決すべき課題は、取り外しの際に吸収コアに含まれた尿等の排泄液が溢れ出すのを回避しながら、吸収性物品の前側又は後側の部分の左右方向の縁部を手で挟持して取り外し作業をスムーズに行うことができる吸収性物品を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、着用者の股部を含む領域に装着される吸収性物品であって、吸液性を有する素材を備える吸収コアと、不透液性を有し、前記吸収コアの外面側に配置され、その左右両側の折り返し部が前記吸収コアの左右両側の部分に肌面側から重なるように折り返されたバックシートと、透液性を有し、前記吸収コアの前記肌面側に配置された表面シートと、不透液性を有し、前記吸収コアの前記肌面側における左右両側に配置され、その外面側表面の接合領域が、前記表面シートの左右両側の縁部及び前記バックシートの折り返された左右両側の縁部と接合された左右のサイドシートとを備え、前記バックシートは、前記左右両側の折り返し部及びその折り返し部に対向する当該バックシートの対向部分により形成され、前記吸収コアの左右両側の側端から前記左右方向外方に張り出す左右のサイドフラップ部を備え、前記左右のサイドフラップ部は、当該吸収性物品の左右両側の縁部における少なくとも前側の部分又は後側の部分に設けられている。
また、請求項2の発明では、請求項1の発明に係る吸収性物品において、前記バックシートは、不織布シートと、前記不織布シートの肌面側に貼り合わされた不透液性の樹脂フィルムとを備え、前記左右のサイドフラップ部は、当該吸収性物品の少なくとも前記前側の部分又は前記後側の部分において、前記左右のサイドシートの前記左右方向外方の側端を超えて前記左右方向外方に張り出す張り出し部を備え、前記左右のサイドシートは、当該吸収性物品の前後方向における前記張り出し部が設けられた前記部分において、前記サイドシートの前記側端から前記左右方向内方側に向けて、前記バックシートと接合されていない非接合領域を備える。
また、請求項3の発明では、請求項2の発明に係る吸収性物品において、前記吸収コアは、前記左右方向に沿った幅が拡大された前後の拡幅部と、その前後の拡幅部の間に設けられ、前記左右方向に沿った幅が狭められた括れ部とを有し、前記左右のサイドフラップ部の前記張り出し部は、前記吸収コアの前記前後の拡幅部のうちの少なくともいずれか一方の拡幅部の前記左右方向外方側に設けられている。
また、請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る吸収性物品において、前記サイドシートは、当該サイドシートを透して前記バックシートの色及び前記表面シートの色を視認可能な素材により形成され、前記バックシートの色は、前記サイドシートの色及び前記表面シートの色と異なっている。
請求項1に記載の発明によれば、吸収性物品の左右両側の縁部における少なくとも前側の部分又は後側の部分に、吸収コアの左右両側の縁部から左右方向外方に張り出す左右のサイドフラップ部が、バックシートによって形成されている。このため、取り外し作業時に、作業者は吸収性物品の左右両側の縁部における少なくとも前側の部分又は後側の部分に形成されたサイドフラップ部を手で挟持して取り外し作業を行うことができる。このサイドフラップ部を挟持することにより、吸収性物品が挟持されたときに吸収コアの一部が挟み込まれ、吸収コアに含まれた尿等の排泄液が溢れ出す等の不都合を回避できるとともに、吸収性物品の取り外し作業をスムーズに行うことができる。
また、左右のサイドフラップ部が、バックシートの左右両側の折り返し部及びその折り返し部に対向するバックシートの対向部分により形成される。それ故、バックシートの一部を利用して左右のサイドフラップ部を形成することができ、サイドフラップを形成するための専用のシート材等を吸収性物品に付与する必要がない。
また、バックシートの左右の折り返し部が吸収コアの左右両側の部分に肌面側から重なるように折り返されているため、取り外し作業時に吸収コアの一部が手によって挟み込まれた場合に、吸収コアから溢れ出した排泄液が外部に流れ出すのをバックシートの折り返し部で抑制できる。
また、左右のサイドシートの外面側表面の接合領域がバックシートの折り返された左右両側の縁部と接合されているため、吸収コアに含まれる排泄液が外部に漏れ出すのをサイドシート及びバックシートによって確実に抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、左右のサイドフラップ部が、吸収性物品の少なくとも前側の部分又は前記後側の部分において、左右のサイドシートの左右方向外方の側端を超えて左右方向外方に張り出す張り出し部を備えている。また、左右のサイドシートが、吸収性物品の前後方向におけるサイドフラップ部の張り出し部が設けられた部分において、サイドシートの側端から左右方向内方側に向けて、バックシートと接合されていない非接合領域を有している。このため、バックシートとサイドシートの非接合領域との間に指を差し入れるようにて、フラップ部を挟持することができる。バックシートとサイドシートの非接合領域との間に指が差し入れられたときに、指がサイドシートの接合領域の左右方向外方側の側端に当たって止められる。バックシートの左右の折り返し部の左右方向内方側の側端は、サイドシートの接合領域の左右方向外方側の側端よりも左右方向内方側に位置しているため、サイドシートの接合領域の左右方向外方側の側端よりも左右方向外方側の非接合領域では、バックシートの折り返し部が必ず存在している。このため、バックシートとサイドシートの非接合領域との間に差し入れられた指をサイドシートの接合領域の左右方向外方側の側端で止めることにより、吸収性物品のバックシートの折り返し部が存在している部分を作業者に確実に挟持させることができる。その結果、バックシートとサイドシートの非接合領域との間に差し入れられた指がサイドシートの接合領域の左右方向外方側の側端を越えて左右方向内方側に入り込み過ぎ、吸収性物品のバックシートの折り返し部が存在しない部分を作業者が挟持してしまい、挟持による押圧力によって吸収コアから溢れ出した排泄液が表面シートを透過して外部に漏れ出すのを防止できる。
また、バックシートとサイドシートの非接合領域との間に指が差し入れられたときに、指がサイドシートの非接合領域の左右方向内方側の終端位置に当たることにより、吸収性物品の左右両側の縁部におけるバックシートの折り返し部が存在する挟持可能な領域の限界位置を、指の感触により作業者に容易に認識させることができる。
また、本発明では、バックシートによって形成された左右のサイドフラップ部に、吸収性物品の前側の部分又は後側の部分において、左右のサイドシートの左右方向外方の側端を超えて左右方向外方に張り出す張り出し部を設けている。このため、取り外し作業時に、バックシートとサイドシートの非接合領域との間に指を容易に差し入れることができる。
また、サイドシートにはバックシートに用いられる不織布に比して多数のエンボスが施された不織布が用いられる場合が多い。多数のエンボスが施された不織布は挟持したときに滑り易い。この点に関し、本発明では、上記の如く、バックシートによって形成された左右のサイドフラップ部に、左右のサイドシートの左右方向外方の側端を超えて左右方向外方に張り出す張り出し部が設けているとともに、サイドシートにバックシートと接合されていない非接合領域を設け、バックシートとサイドシートの非接合領域との間に指を差し入れて吸収性物品を挟持できるようになっている。このため、滑りにくいバックシートの部分をしっかりと挟持して取り外し作業を行うことができる。
また、バックシートが不織布シートと、その不織布シートの肌面側に貼り合わされた不透液性の樹脂フィルムとを備えているため、良好な肌触り及び自然な質感と、確実な遮液性とを兼ね備えた吸収性物品が得られる。
請求項3に記載の発明によれば、吸収コアが前後の拡幅部と、その前後の拡幅部の間に設けられた幅の狭い括れ部とを有しているため、この吸収コアの形状に応じて、吸収性物品の前側及び後側の部分は、左右方向の幅が拡大される。このように左右方向の幅が拡大された吸収性物品の前側の部分又は後側の部分にサイドフラップ部の張り出し部を設けることにより、取り外し作業の際にサイドフラップ部をより挟持しやすくでき、吸収性物品の取り外しがより容易になる。また、吸収コアの前後の拡幅部は排泄液の吸収量が多く、取り外し時は重くなっているため、吸収性物品の前側の部分又は後側の部分に設けられたサイドフラップ部の張り出し部を取り外し作業の際に作業者が挟持することにより、吸収性物品を安定して取り扱うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、サイドシート及び表面シートに対するバックシートの色の違いにより、吸収性物品におけるバックシートの折り返し部が存在する挟持可能な領域を視覚的に容易に把握でき、便利である。
本発明の一実施形態に係る吸収性物品としての使い捨ておむつの肌面側から見た平面図である。 図1の使い捨ておむつのA−A線に沿った断面の構成を模式的に示す図である。 図1の使い捨ておむつの左右のフラップ部が挟持される際の様子を示す図である。
図1は本発明の一実施形態に係る使い捨て吸収性物品としての使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」という)の平面図であり、図2は図1のおむつのA−A線に沿った断面の構成を模式的に示す図である。なお、図1及び図2において、横方向Xは着用者の左右方向に対応しており、縦方向Yは着用者の前後又は上下方向に対応している。また、図1に示すおむつ1の構成において、図1の図面上における上側がおむつ1の後側に対応している。
本実施形態に係るおむつ1は、テープ型又はパンツ型のおむつ等の股部の内側に敷き込まれて用いられるものである(尿パッドと呼ばれる場合がある)。このおむつ1をテープ型又はパンツ型のおむつ等の股部に敷き込むことにより、おむつの吸液容量が補強され、多量の尿が排尿された場合又は多量の水分を含んだ軟便が排便された場合に対応できるようになる。また、通常又は比較的少量の排尿又は排便がされた場合には、テープ型又はパンツ型のおむつの内側に敷き込んでいるおむつ1のみを交換すれば、外側のおむつはそのまま継続して使用できるという利点もある。なお、テープ型のおむつとは、おむつの後縁部の左右両側等に面ファスナー等の止着部材が設けられたタイプのおむつであり、パンツ型のおむつとは、左右の脚穴と腰穴を有し、左右の脚穴に着用者の脚を通して装着するタイプのおむつである。
このおむつ1は、図1及び図2に示すように、吸収コア11、バックシート12、表面シートとしてのトップシート13、左右のサイドシート14及びティッシュペーパー15を備えている。
吸収コア11は、着用者が排泄した排泄液(例えば、尿又は便に含まれる水分等)を吸収する。より具体的には、吸収コア11は、集合された繊維を少なくとも備えて構成された繊維集合体を備えている。好ましくは、繊維集合体には、繊維集合体に混入又は散布された吸収性樹脂粉末が含まれる。なお、本実施形態では、吸収コア11の繊維集合体を包装シート(例えば、ティッシュペーパー)によって包装しない構成としているが、繊維集合体を包装シートによって包装してもよい。この場合は、後述するティッシュペーパー15は省略してもよい。
また、吸収コア11の繊維集合体は、横方向Xに沿った幅が拡大された前後の拡幅部11a,11bと、その前後の拡幅部11a,11bの間に設けられ、前記左右方向に沿った幅が狭められた括れ部11cとを有し、その厚み方向から見て略砂時計形の形状を有している。繊維集合体の形状の他の例としては、略矩形、略楕円形等の種々の形状が採用可能である。
バックシート12は、不透液性を有し、吸収コア11の外面側に配置されている。バックシート12の左右両側には、縦方向Yに沿った図示しなし折り返し線で肌面側に折り返された折り返し部121となっている。折り返し部121は、吸収コア11の左右両側の部分に肌面側から重なるように折り返されている。このようなバックシート12は、不織布シート21と、不織布シート21の肌面側に貼り合わされた不透液性の樹脂フィルム22とを備えている。不織布シート21には、例えば撥水性を有する合成繊維製不織布等が用いられる。樹脂フィルム22には、例えばポリエチレン等の合成樹脂製フィルム(不透液性でかつ通気性を有するフィルムが好ましい)等が用いられる。
なお、本実施形態に係るおむつ1では、バックシート12の左右両側の外縁の形状が、吸収コア11の形状に沿った略砂時計形に成形されている。バックシート12の左右両側の外縁におけるおむつ1の後側の部分P2に位置する部分では、バックシート12の左右両側の折り返し部121の折り返し線が残されているが、バックシート12の後側の部分P2以外の部分に位置するバックシート12の部分では、吸収コア11の形状に沿うように、左右のサイドフラップ部122が切除されて成形されている。
トップシート13は、透液性を有し、おむつ1の肌面側における横方向Xの中央部に、縦方向Yに沿って配置されている。左右のサイドシート14は、不透液性を有し、トップシート13の左右両側の部分に肌面側から重なるように、縦方向Yに沿って配置されている。トップシート13は、透液性の合成繊維製不織布又は織布で形成される。サイドシート14は、撥水性不織布等により形成される。
左右のサイドシート14の横方向Xの内方側の部分は、トップシート13から離反する方向(肌面側)に起立可能な起立部141となっている。この起立部141の横方向内方側の端部には、少なくとも1つ(本実施形態では2つ)の略糸状の弾性部材23,24が縦方向Yに沿って伸張された状態で付与されている。この弾性部材23,24の収縮によって起立部141が肌面側に向かって立ち上がり、立体ギャザーとして機能する。この立体ギャザーにより排泄物の横漏れが防止される。なお、この弾性部材23,24を含む立体ギャザーは省略してもよい。
ティッシュペーパー15は、吸収コア11の肌面側表面に対向するように配置され、吸収コア11に含まれる吸収性樹脂粉末の漏れを防止する役割等を担っている。このティッシュペーパー15は、バックシート12の折り返し部121及びトップシート13よりも外面側(吸収コア11側)に配置される。
左右のサイドシート14、トップシート13及びバックシート12の左右の折り返し部121の接合は、左右の接合部26によって行われる。接合部26は、吸収コア11の肌面側において縦方向Yに沿って設けられ、左右のサイドシート14の外面側表面における縦方向Yに沿った帯状の接合領域142とトップシート13の左右の縁部とを接合するとともに、左右のサイドシート14の接合領域142とバックシート12の左右の折り返し部121の横方向X内方側の縁部とを接合する。接合部26での接合には、接着剤(例えば、ホットメルト接着剤)が用いられる。なお、図1中の隠れ線142a,142bは接接合領域142の横方向Xの両側の側端を示し、隠れ線13aはトップシート13の左右両側の側端を示し、隠れ線121aはバックシート12の折り返し部121の横方向X内方側の側端を示している。
本実施形態では、おむつ1の左右両側の縁部には、吸収コア11の左右両側の側端11dから横方向X外方に張り出すサイドフラップ部122が形成されている。このサイドフラップ部122は、バックシート12における左右両側の折り返し部121及びその折り返し部121に対向するバックシート12の対向部分123により形成されている。このような左右のサイドフラップ部122は、おむつ1の左右両側の縁部における少なくとも前側の部分P1又は後側の部分P2に設けられている。本実施形態では、左右のサイドフラップ部122が、おむつ1の左右両側における縦方向Yに沿った実質的に全区間に設けられている。変形例として、左右のサイドフラップ部122をおむつ1の左右両側の縁部における前側の部分P1のみ、又は、後側の部分P2のみに部分的に設けるようにしてもよい。
また、左右のサイドフラップ部122は、おむつ1の少なくとも前側の部分P1又は後側の部分P2において、左右のサイドシート14の横方向X外方の側端14aを超えて横方向X外方に張り出す張り出し部122a,122bを備えている。本実施形態では、張り出し部122a,122bが、おむつ1の左右両側の縁部における前側の部分P1と後側の部分P2とに部分的に設けられている。変形例として、前後の張り出し部122a,122bのうちのいずれか一方を省略してもよい。
また、左右のサイドシート14は、おむつ1の縦方向Yにおける張り出し部122a,122bが設けられた部分P1,P2において、サイドシート14の側端14aから横方向X内方側に向けて、バックシート12と接合されていない非接合領域143を備えている。この非接合領域143の横方向Xに沿った幅は、例えば約5mm以上に設定される。
このようなおむつ1は、上述の如く、他の使い捨ておむつ等の肌面側に配置され、着用者の股部を含む領域に装着される。そして、着用者が尿等を排泄した場合に、排泄された排泄液がトップシート13及びティッシュペーパー15を介して吸収コア11に到達し、吸収コア11によって吸収される。吸収コア11の外面側及び左右両側の縁部は、不透液性のバックシート12及びサイドシート14によって覆われているため、吸収コア11に含まれている排泄液がおむつ1の外部に漏れ出すのが防止される。
また、本実施形態では、おむつ1の左右両側の縁部における縦方向Yの実質的に全体に、吸収コア11の左右両側の側端11aから左右方向外方に張り出す左右のサイドフラップ部122が、バックシート12によって形成されている。このため、取り外し作業時に、作業者はおむつ1の左右両側の縁部に設けられたサイドフラップ部122を手で挟持して取り外し作業を行うことができる。このサイドフラップ部122を挟持することにより、おむつ1が挟持されたときに吸収コア11の一部が挟み込まれ、吸収コア11に含まれた尿等の排泄液が溢れ出す等の不都合を回避できるとともに、おむつ1の取り外し作業をスムーズに行うことができる。
また、左右のサイドフラップ部122が、バックシート12の左右両側の折り返し部121及びその折り返し部121に対向するバックシート12の対向部分123により形成される。それ故、バックシート12の一部を利用して左右のサイドフラップ部122を形成することができ、サイドフラップ部122を形成するための専用のシート材等をおむつ1に付与する必要がない。
また、バックシート12の左右の折り返し部121が吸収コア11の左右両側の部分に肌面側から重なるように折り返されているため、取り外し作業時に吸収コア11の一部が手によって挟み込まれた場合に、吸収コア11から溢れ出した排泄液が外部に流れ出すのをバックシート12の折り返し部121で抑制できる。
また、左右のサイドシート14の外面側表面における縦方向Yに沿った帯状の接合領域142が、縦方向Yに連続的に延びる接合部26によって、バックシート12の左右の折り返し部121の横方向X内方側の縁部と接合されている。このため、吸収コア11に含まれる排泄液が外部に漏れ出すのをサイドシート14及びバックシート12によって確実に抑制できる。
また、左右のサイドフラップ部122が、おむつ1の少なくとも前側の部分P1及び後側の部分P2において、左右のサイドシート14の側端14aを超えて横方向X外方に張り出す張り出し部122a,122bを備えている。しかも、左右のサイドシート14が、おむつ1の縦方向Yにおけるサイドフラップ部122の張り出し部122a,122bが設けられた部分P1,P2において、サイドシート14の側端14aから横方向X内方側に向けて、バックシート12と接合されていない非接合領域143を有している。このため、図3に示すように、バックシート12とサイドシート14の非接合領域143との間に指31を差し入れるようにて、フラップ部122を挟持することができる。バックシート12とサイドシート14の非接合領域143との間に指31が差し入れられたときに、図3に示すように指31がサイドシート14の接合領域142の横方向X外方側の側端142a(接合部26の横方向X外方側の側端)に当たって止められる。バックシート12の左右の折り返し部121の横方向X内方側の側端121aは、サイドシート14の接合領域142の横方向X外方側の側端142aよりも横方向X内方側に位置しているため、サイドシート14の接合領域142の横方向X外方側の側端142aよりも横方向X外方側の非接合領域143では、バックシート12の折り返し部121が必ず存在している。このため、バックシート12とサイドシート14の非接合領域143との間に差し入れられた指31をサイドシート14の接合領域142の横方向X外方側の側端142aで止めることにより、おむつ1のバックシート12の折り返し部121が存在している部分を作業者に確実に挟持させることができる。その結果、バックシート12とサイドシート14の非接合領域143との間に差し入れられた指31がサイドシート14の接合領域142の横方向X外方側の側端142aを越えて横方向X内方側に入り込み過ぎ、おむつ1のバックシート12の折り返し部121が存在しない部分を作業者が挟持してしまい、挟持による押圧力によって吸収コア11から溢れ出した排泄液がトップシート13を透過して外部に漏れ出すのを防止できる。
また、バックシート12とサイドシート14の非接合領域143との間に指31が差し入れられたときに、図3に示すように指31がサイドシート14の非接合領域143の横方向X内方側の終端位置に当たることにより、おむつ1の左右両側の縁部におけるバックシート12の折り返し部121が存在する挟持可能な領域の限界位置を、指31の感触により作業者に容易に認識させることができる。
また、本実施形態では、バックシート12によって形成された左右のサイドフラップ部122に、おむつ1の前側の部分P1又は後側の部分P2において、左右のサイドシート14の側端14aを超えて横方向X外方に張り出す張り出し部122a,122bを設けている。このため、取り外し作業時に、バックシート12とサイドシート14の非接合領域143との間に指31を容易に差し入れることができる。
また、サイドシート14にはバックシート12に用いられる不織布に比して多数のエンボスが施された不織布が用いられる場合が多い。多数のエンボスが施された不織布は挟持したときに滑り易い。この点に関し、本実施形態では、上記の如く、バックシート12によって形成された左右のサイドフラップ部122に、左右のサイドシート14の側端14aを超えて横方向X外方に張り出す張り出し部122a,122bが設けているとともに、サイドシート14にバックシート12と接合されていない非接合領域143を設け、バックシート12とサイドシート14の非接合領域143との間に指31を差し入れておむつ1を挟持できるようになっている。このため、滑りにくいバックシート12の部分をしっかりと挟持して取り外し作業を行うことができる。
また、バックシート12が不織布シート21と、その不織布シート21の肌面側に貼り合わされた不透液性の樹脂フィルム22とを備えているため、良好な肌触り及び自然な質感と、確実な遮液性とを兼ね備えたおむつ1が得られる。
また、本実施形態に係るおむつ1では、吸収コア11がその厚み方向から見て略砂時計形の形状を有しているため、この吸収コア11の形状に応じて、おむつ1の前側及び後側の部分P1,P2は、横方向Xの幅が拡大される。このように横方向Xの幅が拡大されたおむつ1の前側の部分P1及び後側の部分P2にサイドフラップ部122の張り出し部122a,122bを設けることにより、取り外し作業の際にサイドフラップ部122をより挟持しやすくでき、おむつ1の取り外しがより容易になる。また、吸収コア11の前後の拡幅部11a,11bは排泄液の吸収量が多く(着用者が仰向けになったいるときは、特に後側の拡幅部11bの排泄液の吸収量が多くなる)、取り外し時は重くなっているため、おつむ1の前側の部分P1及び後側の部分P2に設けられたサイドフラップ部122の張り出し部122a,122bを取り外し作業の際に作業者が挟持することにより、おむつ1を安定して取り扱うことができる。
なお、本実施形態に係るおむつ1の変形例として、左右のサイドシート14を、そのサイドシート14を透してバックシート12の色及びトップシート13の色を視認可能な素材(例えば、不織布)により形成し、バックシート12の色を、サイドシート14の色及びトップシート13の色と異なった色にしてもよい。この場合のトップシート13の色とは、トップシート13を不織布シート21が貼着された面から見たときにトップシート13の色として視認される色のことであり、より詳細には、不織布シート21の色と不織布シート21を透して視認される樹脂フィルム22の色との混合色である。このサイドシート14及びトップシート13に対するバックシート12の色の違いにより、おむつ1におけるバックシート12の折り返し部121が存在する挟持可能な領域を視覚的に容易に把握でき、便利である。
1 おむつ、11 吸収コア、11a,11b 拡幅部、11c 括れ部、11d 側端、12 バックシート、121 折り返し部、122 サイドフラップ部、122a,122b 張り出し部、123 対向部分、13 トップシート、14 サイドシート、14a 側端、141 起立部、142 接合領域、143 非接合領域、15 ティッシュペーパー、21 不織布シート、22 樹脂フィルム、23,24 弾性部材、26 接合部、P1 前側の部分、P2 後側の部分。

Claims (4)

  1. 着用者の股部を含む領域に装着される吸収性物品であって、
    吸液性を有する素材を備える吸収コアと、
    不透液性を有し、前記吸収コアの外面側に配置され、その左右両側の折り返し部が前記吸収コアの左右両側の部分に肌面側から重なるように折り返されたバックシートと、
    透液性を有し、前記吸収コアの前記肌面側に配置された表面シートと、
    不透液性を有し、前記吸収コアの前記肌面側における左右両側に配置され、その外面側表面の接合領域が、前記表面シートの左右両側の縁部及び前記バックシートの折り返された左右両側の縁部と接合された左右のサイドシートと、
    を備え、
    前記バックシートは、前記左右両側の折り返し部及びその折り返し部に対向する当該バックシートの対向部分により形成され、前記吸収コアの左右両側の側端から前記左右方向外方に張り出す左右のサイドフラップ部を備え、
    前記左右のサイドフラップ部は、
    当該吸収性物品の左右両側の縁部における少なくとも前側の部分又は後側の部分に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品において、
    前記バックシートは、不織布シートと、前記不織布シートの肌面側に貼り合わされた不透液性の樹脂フィルムとを備え、
    前記左右のサイドフラップ部は、当該吸収性物品の少なくとも前記前側の部分又は前記後側の部分において、前記左右のサイドシートの前記左右方向外方の側端を超えて前記左右方向外方に張り出す張り出し部を備え、
    前記左右のサイドシートは、当該吸収性物品の前後方向における前記張り出し部が設けられた前記部分において、前記サイドシートの前記側端から前記左右方向内方側に向けて、前記バックシートと接合されていない非接合領域を備えることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品において、
    前記吸収コアは、前記左右方向に沿った幅が拡大された前後の拡幅部と、その前後の拡幅部の間に設けられ、前記左右方向に沿った幅が狭められた括れ部とを有し、
    前記左右のサイドフラップ部の前記張り出し部は、前記吸収コアの前記前後の拡幅部のうちの少なくともいずれか一方の拡幅部の前記左右方向外方側に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記サイドシートは、当該サイドシートを透して前記バックシートの色及び前記表面シートの色を視認可能な素材により形成され、
    前記バックシートの色は、前記サイドシートの色及び前記表面シートの色と異なっていることを特徴とする吸収性物品。
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