JP2001276115A - 痔疾患者の吸液処置材 - Google Patents
痔疾患者の吸液処置材Info
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- JP2001276115A JP2001276115A JP2000137855A JP2000137855A JP2001276115A JP 2001276115 A JP2001276115 A JP 2001276115A JP 2000137855 A JP2000137855 A JP 2000137855A JP 2000137855 A JP2000137855 A JP 2000137855A JP 2001276115 A JP2001276115 A JP 2001276115A
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- Japan
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- patient
- treatment material
- liquid
- gauze
- hemorrhoids
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- Pending
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】使用に際して患者への負担を軽減し、簡単に処
置、下着への固定ができ、通気防漏構造繊維集積不織布
から構成されることにより治癒効果が高められた痔疾患
者用の吸液処置材の提供。 【解決手段】自動折り畳み機を用い畳まれるガーゼを吸
収剤として用い、通気構造の防漏構造繊維集積不織布を
物理的繊維抵抗、絡み性質を利用してこれに接合させ、
通気構造をもった防漏材とする。さらに、非使用面側に
安定テープを貼付して下着に固定できるようにする。
置、下着への固定ができ、通気防漏構造繊維集積不織布
から構成されることにより治癒効果が高められた痔疾患
者用の吸液処置材の提供。 【解決手段】自動折り畳み機を用い畳まれるガーゼを吸
収剤として用い、通気構造の防漏構造繊維集積不織布を
物理的繊維抵抗、絡み性質を利用してこれに接合させ、
通気構造をもった防漏材とする。さらに、非使用面側に
安定テープを貼付して下着に固定できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は痔疾患者の吸液処
置材として主に病院内で使用されるものである。
置材として主に病院内で使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】院内での痔疾患者の吸液処置材にはガー
ゼ・脱脂綿・パッドが使用されている。ガーゼの場合は
一定量を重ね合わせ処置するが、防漏処置が取られてお
らず交換時間の不手際によれば下着を汚す。脱脂綿にあ
っては患部への繊維付着を否定できず、各種パッド類に
は表面素材が合成繊維の為、医療用処置材として不適当
と判断する先生も多い。
ゼ・脱脂綿・パッドが使用されている。ガーゼの場合は
一定量を重ね合わせ処置するが、防漏処置が取られてお
らず交換時間の不手際によれば下着を汚す。脱脂綿にあ
っては患部への繊維付着を否定できず、各種パッド類に
は表面素材が合成繊維の為、医療用処置材として不適当
と判断する先生も多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的にこれら処置材
は、院内看護婦の手作業によって作られており、ガーゼ
の場合は尺角ガーゼを折り畳むという手間が必要であ
る。ガーゼは綿糸である為に大変柔らかく折り畳み作業
は熟練を要する。更には患者の様態によって、頻繁な下
着交換を余儀なくされると言う課題を残していた。
は、院内看護婦の手作業によって作られており、ガーゼ
の場合は尺角ガーゼを折り畳むという手間が必要であ
る。ガーゼは綿糸である為に大変柔らかく折り畳み作業
は熟練を要する。更には患者の様態によって、頻繁な下
着交換を余儀なくされると言う課題を残していた。
【0004】脱脂綿は比較的経過が順調な患者に対応さ
れているケースが多いが、不定の繊維長を有する植物繊
維の集合体である為、体液以外の発汗によって生ずる破
損が著しく、形状の不安定さも乗じて患部に繊維が付着
する課題を残していた。
れているケースが多いが、不定の繊維長を有する植物繊
維の集合体である為、体液以外の発汗によって生ずる破
損が著しく、形状の不安定さも乗じて患部に繊維が付着
する課題を残していた。
【0005】各種パッドには、吸収紙・綿状パルプが主
な吸収材として構成されており、ポリエチレンのフイル
ムを防水層として介し、表面を合成繊維不織布にて被覆
した生理用ナプキンの態様が取られている。患部に接す
る合成繊維の表面には界面活性剤が添加されており、直
接の創部への当接には不向きであり、又非使用面側ポリ
エチレンフイルムでの防漏密閉は、蒸れの原因となり患
部の回復にはマイナス要因となる課題を残している。
な吸収材として構成されており、ポリエチレンのフイル
ムを防水層として介し、表面を合成繊維不織布にて被覆
した生理用ナプキンの態様が取られている。患部に接す
る合成繊維の表面には界面活性剤が添加されており、直
接の創部への当接には不向きであり、又非使用面側ポリ
エチレンフイルムでの防漏密閉は、蒸れの原因となり患
部の回復にはマイナス要因となる課題を残している。
【0006】そこで,この発明は、上記従来痔疾患者の
吸液処置材の有する課題を解決するものであり、使用に
際して患者への負担を軽減し、簡単に処置、下着への固
定、通気防漏構造繊維集積不織布(メルトブロン)の構
成によって、治癒効果を促進させる吸液処置材を提供す
る事を目的としてなされたものである。
吸液処置材の有する課題を解決するものであり、使用に
際して患者への負担を軽減し、簡単に処置、下着への固
定、通気防漏構造繊維集積不織布(メルトブロン)の構
成によって、治癒効果を促進させる吸液処置材を提供す
る事を目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】その為、この発明の痔疾
患者の吸液処置材は、吸収材としてガーゼ(1)を積層
構造に折り畳み、非使用面側に通気構造を呈する防水層
(2)を構成した事を特徴とする吸液処置材である。
患者の吸液処置材は、吸収材としてガーゼ(1)を積層
構造に折り畳み、非使用面側に通気構造を呈する防水層
(2)を構成した事を特徴とする吸液処置材である。
【0008】そしてこの処置材の防水層(2)がメルト
ブロン製法による超極細繊維集積構造であって、ガーゼ
(1)と繊維集積構造が物理的摩擦抵抗によって絡まり
固定される事を特徴としている。
ブロン製法による超極細繊維集積構造であって、ガーゼ
(1)と繊維集積構造が物理的摩擦抵抗によって絡まり
固定される事を特徴としている。
【0009】さらに、防水層(2)には下着に固定する
為の安定テープ(3)が貼付されている事を特徴とする
吸液処置材である。
為の安定テープ(3)が貼付されている事を特徴とする
吸液処置材である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の吸液処置材の実
施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】図は、この発明の痔疾患者の吸液処置材の
好ましい実施形態を示しており,先ず吸収処理材である
(1)ガーゼを痔疾患部にあて、非使用面側に構成され
る防水層(2)に貼付される安定テープ(3)を用いて
下着に固定する。ガーゼは自動折り機にて自在な形状に
折り畳まれるので、体型に応じた特殊形状の成型も可能
となる。
好ましい実施形態を示しており,先ず吸収処理材である
(1)ガーゼを痔疾患部にあて、非使用面側に構成され
る防水層(2)に貼付される安定テープ(3)を用いて
下着に固定する。ガーゼは自動折り機にて自在な形状に
折り畳まれるので、体型に応じた特殊形状の成型も可能
となる。
【0012】又、吸収処理材であるガーゼ(1)には充
分な吸収能力があり、病状に応じた治療薬の塗工も可能
であって、痔疾患者を抱える医療現場従事者の作業効率
にも大きく貢献できる。
分な吸収能力があり、病状に応じた治療薬の塗工も可能
であって、痔疾患者を抱える医療現場従事者の作業効率
にも大きく貢献できる。
【0013】吸液処理材の防漏層(2)として採用され
るメルトブロン方式の超極細繊維集積構造は、製造方法
による物性特性から、繊維長不定の約0.07デニール
の集積となっており、これら超極細繊維は吸収層に構成
されるガーゼ綿糸と、物理的絡まりが発生し摩擦抵抗と
なって相互が強固に密着される。この事は使用時の形状
安定に効を奏するばかりでなく、下着固定の際の安定テ
ープの作用にも助長効果が期待でき、使用時の移動を抑
え痔疾患部への密着感が一層増すことになる。
るメルトブロン方式の超極細繊維集積構造は、製造方法
による物性特性から、繊維長不定の約0.07デニール
の集積となっており、これら超極細繊維は吸収層に構成
されるガーゼ綿糸と、物理的絡まりが発生し摩擦抵抗と
なって相互が強固に密着される。この事は使用時の形状
安定に効を奏するばかりでなく、下着固定の際の安定テ
ープの作用にも助長効果が期待でき、使用時の移動を抑
え痔疾患部への密着感が一層増すことになる。
【0014】又、その繊維集束構造の物性から通気構造
となっている為、患部へ与える蒸れ現象は少なく、痔疾
の治癒力を損なわせるマイナス要因にはならない。更に
繊維集積構造には1本々に発生する表面張力によって、
撥水作用が生じ、過度の加重を示さない限り、吸収体に
吸収される体液の防漏機能を達成する事が出来る。
となっている為、患部へ与える蒸れ現象は少なく、痔疾
の治癒力を損なわせるマイナス要因にはならない。更に
繊維集積構造には1本々に発生する表面張力によって、
撥水作用が生じ、過度の加重を示さない限り、吸収体に
吸収される体液の防漏機能を達成する事が出来る。
【発明の効果】この痔疾患者の吸液処置材は、以上述べ
たように構成されているので、医療現場での過度の作業
を軽減させ、簡単な操作で治療に貢献できる形状、そし
て患者への負担も軽く、治癒力を向上させるものとして
期待できる。
たように構成されているので、医療現場での過度の作業
を軽減させ、簡単な操作で治療に貢献できる形状、そし
て患者への負担も軽く、治癒力を向上させるものとして
期待できる。
【図1】この発明の痔疾患者吸液処置材の形態を示す断
面図である。
面図である。
【図2】この発明の痔疾患者吸液処置材の使用状態を示
す断面図である。
す断面図である。
(1) 吸収層 (2) 防水層 (3) 安定テープ (4) セパレーター (5) 下着
Claims (3)
- 【請求項1】吸収材としてガーゼ(1)を積層構造に折
り畳み、非使用面側に通気構造を呈する防水層(2)を
構成した事を特徴とする吸液処置材。 - 【請求項2】前記防水層(2)がメルトブロン製法によ
る超極細繊維集積構造であって、前記ガーゼ(1)と繊
維集積構造が物理的摩擦抵抗によって絡まり固定される
事を特徴とする吸液処置材。 - 【請求項3】前記防水層(2)には下着に固定する為の
安定テープ(3)が貼付されている事を特徴とする吸液
処置材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000137855A JP2001276115A (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | 痔疾患者の吸液処置材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000137855A JP2001276115A (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | 痔疾患者の吸液処置材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001276115A true JP2001276115A (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18645560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000137855A Pending JP2001276115A (ja) | 2000-04-03 | 2000-04-03 | 痔疾患者の吸液処置材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001276115A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101615317B1 (ko) | 2015-01-28 | 2016-04-25 | 고창일 | 치질용 밴드 |
-
2000
- 2000-04-03 JP JP2000137855A patent/JP2001276115A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101615317B1 (ko) | 2015-01-28 | 2016-04-25 | 고창일 | 치질용 밴드 |
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