JP2001275422A - 田植機の苗載台構造 - Google Patents

田植機の苗載台構造

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JP2001275422A
JP2001275422A JP2000093319A JP2000093319A JP2001275422A JP 2001275422 A JP2001275422 A JP 2001275422A JP 2000093319 A JP2000093319 A JP 2000093319A JP 2000093319 A JP2000093319 A JP 2000093319A JP 2001275422 A JP2001275422 A JP 2001275422A
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seedling
planting
seedling planting
posture
seedling mounting
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JP2000093319A
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Junji Kurano
淳次 蔵野
Hiroto Kimura
木村  浩人
Hiroaki Kitai
浩昭 北井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの削減や製造の容易化を図りなが
ら、各苗載置面に載置された苗の所定量からの減少を良
好に検出できるようにすることにある。 【解決手段】 苗載台22の上面を複数条の苗載置面2
2aに区画する複数の仕切壁22bのうち、隔条箇所の
仕切壁22bに、その仕切壁22bを挟んで隣接する2
条の苗載置面22aでの苗の所定量からの減少を検出す
る単一の苗残量センサ50を装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗載台に載置され
た複数条分の苗を所定量ずつ取り出して圃場に植え付け
る田植機の苗載台構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機の苗載台は、例えば特開平
10−276518号公報で開示されているように、そ
の上面が複数の仕切壁によって複数条の苗載置面に区画
されるとともに、各苗載置面に隣接する左右一方の仕切
壁に、対応する苗載置面に載置された苗の所定量からの
減少を検出する専用の苗残量センサが装備されるように
なっていた。
【0003】又、田植機の苗載台には、例えば特開平1
1−56042号公報で開示されているように、苗植付
装置の作業姿勢から格納姿勢への姿勢切り換えを可能に
するために、左右の苗載部に2分割可能に構成されたも
のもあった。
【0004】ちなみに、苗植付装置は、左右の苗植付部
に2分割可能に構成され、それら左右の苗植付部の縦軸
芯周りの揺動操作で、左右の苗植付部を植え付け可能な
前向き姿勢で連結する作業姿勢と、左右の苗植付部に分
割してそれらを機体横外方への張り出し量が減少する横
向き姿勢に変更する格納姿勢とに姿勢を切り換えること
ができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術によると、苗載置面の数量と同じ数量の苗残量
センサを装備する必要があるとともに、それらに対する
ワイヤーハーネスの引き回しを行わなければならないこ
とから、製造コストの削減や製造の容易化を図る上にお
いて改善の余地があった。
【0006】一方、後者の従来技術によると、単に苗載
台を左右の苗載部に2分割可能に構成しているだけであ
ることから、単純に苗植付装置を作業姿勢から格納姿勢
に切り換えると、左右の苗載部における分割端の上部同
士が接触して破損する不都合が生じるようになる。その
ため、後者の従来技術では、苗植付装置を作業姿勢から
格納姿勢に切り換える前に、横送り機構により苗載台を
苗植付装置における横送り機構の配設側端部(一般的に
は左側端部)まで横送り移動させ、次に、苗載台を左右
の苗載部に分割し、その後、左苗載部を苗植付装置にお
ける横送り機構の非配設側端部(一般的には右側端部)
まで摺動させる、といった準備操作を行って、左右の苗
載部の間に、それらの分割端の上部同士の接触を回避で
きる程度の隙間を形成する必要があることから、苗植付
装置の姿勢切り換え操作が煩わしいものになっていた。
【0007】本発明の第1の目的は、製造コストの削減
や製造の容易化を図りながら、各苗載置面に載置された
苗の所定量からの減少を良好に検出できるようにするこ
とにあり、第2の目的は、苗植付装置の姿勢切り換え操
作の容易化を図りながら、その姿勢切り換え操作の際に
左右の苗載部の分割端上部同士が接触することに起因し
た苗載台の破損を回避できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記第1の目的
を達成するため、本発明のうちの請求項1記載の発明で
は、苗載台の上面を複数条の苗載置面に区画する複数の
仕切壁のうち、隔条箇所の仕切壁に、その仕切壁を挟ん
で隣接する2条の苗載置面での苗の所定量からの減少を
検出する単一の苗残量センサを装備した。
【0009】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、苗載置面の数量の半数の苗残量センサを装備すると
ともに、それら半数の苗残量センサに対するワイヤーハ
ーネスの引き回しを行うだけで、各苗載置面に載置され
た苗の所定量からの減少を検出することができるように
なる。
【0010】〔効果〕従って、製造コストの削減や製造
の容易化を図りながらも、各苗載置面に載置された苗の
所定量からの減少を良好に検出することができるように
なった。
【0011】〔構成〕上記第2の目的を達成するため、
本発明のうちの請求項2記載の発明では、苗植付装置を
左苗植付部と右苗植付部とに2分割可能に構成し、それ
ら左右の苗植付部を縦軸芯周りに揺動操作可能に構成し
て、前記苗植付装置を、前記左右の苗植付部を植え付け
可能な前向き姿勢で連結する作業姿勢と、前記左右の苗
植付部に分割してそれらを機体横外方への張り出し量が
減少する横向き姿勢に変更する格納姿勢とに姿勢切り換
え可能に構成し、前記苗植付装置の前記格納姿勢への姿
勢切り換えに伴って前記左苗植付部に属する左苗載部と
前記右苗植付部に属する右苗載部とに2分割される苗載
台における前記左苗載部と右苗載部のいずれか一方の分
割端上部を、苗載置位置と退避位置とに位置変更可能に
構成した。
【0012】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、苗植付装置を作業姿勢から格納姿勢に切り換える場
合には、その前に、左右の苗載部のいずれか一方の分割
端上部を苗載置位置から退避位置に位置変更させるだけ
で、左右の苗載部の間に、それらの分割端の上部同士の
接触を回避できる程度の隙間を形成することができるよ
うになり、逆に、苗植付装置を格納姿勢から作業姿勢に
切り換える場合には、その切り換え操作後に、退避位置
に位置変更させていた一方の分割端上部を苗載置位置に
戻すことによって、それらの分割端の上部同士の接触を
回避できるようになる。
【0013】〔効果〕従って、苗植付装置の姿勢切り換
え操作の容易化を図りながらも、その姿勢切り換え操作
の際に左右の苗載部の分割端上部同士が接触することに
起因した苗載台の破損を回避できるようになった。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には田植機の全体側面が示さ
れており、この田植機は、乗用型の走行機体1の後部
に、10条植え用の苗植付装置2を油圧シリンダ3の作
動で昇降揺動するリンク機構4を介して走行機体1に対
して昇降可能に連結し、かつ、10条施肥用の施肥装置
5を搭載することによって構成されている。
【0015】走行機体1は、その前部に搭載されたエン
ジン6からの動力を、静油圧式無段変速装置7及びギヤ
式変速装置8などを介して、4条分の苗を跨ぐように左
右方向に所定間隔を隔てて配設された左右の前輪9と後
輪10、並びに、左右の後輪10の内側に2条分の苗を
跨ぐように並設された左右の補助車輪10Aに走行用動
力として伝達するように構成されており、これによっ
て、10条植えに対応する充分な推力が得られるように
なっている。
【0016】走行機体1の中央部には、左右の前輪9に
連係されたステアリングホイール11、静油圧式無段変
速装置7を変速操作する主変速レバー12、ギヤ式変速
装置8を変速操作する副変速レバー13、及び、運転座
席14などを備えた搭乗運転部15が形成されている。
【0017】リンク機構4は、走行機体1の後部に横軸
芯P1周りに上下揺動可能に連結された左右のトップリ
ンク4Aの遊端と、走行機体1の後部に横軸芯P2周り
に上下揺動可能に連結された左右のロアーリンク4Bの
遊端とを、縦リンク4Cで連結することによって構成さ
れている。縦リンク4Cの下端部は、苗植付装置4から
前後向き姿勢で延設されたローリング軸16Aを前後軸
芯P3周りに回動自在に支持するように形成されてお
り、これによって、苗植付装置4が走行機体1に対して
前後軸芯P3周りにローリング可能となっている(図2
1参照)。
【0018】図1〜4に示すように、苗植付装置2は、
ローリング軸16Aを備えた連結フレーム16、連結フ
レーム16の左右両端部に縦軸芯P4周りに揺動自在に
連結された揺動フレーム17、左右の各揺動フレーム1
7の遊端に縦軸芯P5周りに揺動自在に連結された角パ
イプ状の支持フレーム18、左右の各支持フレーム18
に装備されたフィードケース19、左右の支持フレーム
18に左右方向に一定間隔を隔てる状態で連結された5
つの植付伝動ケース20、各植付伝動ケース20の後部
左右両側に軸支されたロータリ式の植付機構21、各植
付機構21に対して左右方向に一定ストロークで往復移
動する苗載台22、及び、各植付機構21による植え付
け箇所を前もって整地する4つの整地フロート23、な
どによって10条の植え付けを行えるように構成されて
いる。
【0019】各植付伝動ケース20の前下部には、それ
らに渡るように横架された丸パイプ材からなるフロート
支点軸24がその軸芯である横軸芯P6周りに回動自在
に支持されており、このフロート支点軸24から後方に
向けて延設された複数の支持アーム25の延出端に、対
応する整地フロート23の後部が横軸芯P7周りに上下
揺動自在に連結されている。
【0020】苗載台22を左右方向に往復移動可能に支
持するガイドフレーム26には、前後軸芯P8周りに揺
動操作可能な植付深さ調節レバー27と、この植付深さ
調節レバー27を操作案内するとともに所望の操作位置
に係合保持可能なガイド板28とが装備されている。
【0021】植付深さ調節レバー27は、連係ロッド2
9及び弾性融通機構30を介してフロート支点軸24に
連係されており、これによって、植付深さ調節レバー2
7を前後軸芯P8周りに揺動操作すると、フロート支点
軸24をその軸芯P6周りに回動させることができて、
各整地フロート23の各植付機構21に対する高さ位置
を変更でき、もって、各植付機構21による圃場への苗
植え付け深さを一体的に調節できるようになっている。
【0022】つまり、各整地フロート23、フロート支
点軸24、複数の支持アーム25、植付深さ調節レバー
27、ガイド板28、連係ロッド29、及び弾性融通機
構30、によって圃場への苗植え付け深さを調節する植
付深さ調節機構Aが構成されており、これによって、圃
場の泥土硬さなどを考慮した適切な植え付け深さで苗を
圃場に植え付けることができるようになっている。
【0023】図5〜8に示すように、弾性融通機構30
は、フロート支点軸24に軸芯P6周りに一体回動する
ように連結された第1連係部材31と、連係ロッド29
が連結されるとともにフロート支点軸24に軸芯P6周
りに相対回動可能に遊嵌された第2連係部材32とを、
設定以上の操作力で弾性変形する弾性体としての一対の
バネ33を介してフロート支点軸24の軸芯P6周りに
連動するように連係して構成されたものであり、フロー
ト支点軸24に支持された状態で装備されている。
【0024】この構成から、弾性融通機構30は、植付
深さ調節レバー27が所望の操作位置に係合保持された
植え付け深さ設定状態において、いずれかの整地フロー
ト23が隆起物に乗り上がることや、誤操作で整地フロ
ート23を接地面よりも大きく下降させる苗植付装置2
の下降操作が行われることなどによって、整地フロート
23側からの設定以上の突き上げ力が植付深さ調節機構
Aに加わった場合、あるいは、苗植付装置2の上昇操作
の際に整地フロート23が他物に引っ掛かることなどに
よって、整地フロート23側からの設定以上の押し下げ
力が植付深さ調節機構Aに加わった場合には、一対のバ
ネ33が変形して第2連係部材32に対するフロート支
点軸24の相対回動を許容するようになることから、整
地フロート23側から設定以上の操作力が加わることに
起因した植付深さ調節機構Aにおける植付深さ調節レバ
ー27や連係ロッド29などの変形又は整地フロート2
3などの破損を防止できるようになっている。
【0025】又、植付深さ調節レバー27を操作する場
合には、一対のバネ33に設定以上の操作力が作用しな
いことから、植付深さ調節レバー27の操作による植え
付け深さ調節は的確に行えるようになっている。
【0026】図3、図4及び図9〜16に示すように、
左右2つのフィードケース19のうち、右側のフィード
ケース19には、ギヤ式変速装置8からの作業用動力が
伝動軸34や第1クラッチ35などからなる第1伝動系
Bを介して伝達され、左側のフィードケース19には、
右側のフィードケース19からの分配動力が第2クラッ
チ36と中継伝動軸37とからなる第2伝動系Cを介し
て伝達されている。
【0027】5つの植付伝動ケース20のうち、左側2
つの植付伝動ケース20は左側の支持フレーム18から
後方に向けて延設され、右側の3つの植付伝動ケース2
0は右側の支持フレーム18から後方に向けて延設され
ている。
【0028】苗載台22は、4条の苗載置面22aを有
するように5つの仕切壁22bによって区画された左苗
載部22Aと、6条の苗載置面22aを有するように7
つの仕切壁22bによって区画された右苗載部22Bと
に2分割可能に構成されている。右苗載部22Bの分割
端上部22auである左側の苗載置面22aの上部とそ
れを挟む仕切壁22bの上部又は上部の一部が、苗載置
面22aに沿う姿勢となる苗載置位置と、苗載置面22
aに対して直交する姿勢となる退避位置とに、横軸芯P
9周りの揺動で位置変更可能に構成されている。
【0029】フロート支点軸24は、左側2つの整地フ
ロート23を支持する左支点軸部24Aと、右側2つの
整地フロート23を支持する右支点軸部24Bとに2分
割可能に構成されている。
【0030】以上の構成から、苗植付装置2は、4条分
の苗の植え付けが可能な左苗植付部2Aと6条分の苗の
植え付けが可能な右苗植付部2Bとに2分割可能に構成
され、左苗植付部2Aと右苗植付部2Bとに2分割した
状態では、右苗載部22Bの分割端上部22auを退避
位置に位置変更させることによって、図11及び図14
に示すように、左右の苗植付部2A,2Bを、それらの
分割端の上部同士を接触させる不都合を招くことなく、
前述した左右の各縦軸心P4,P5周りに揺動させるこ
とができるようになっており、その結果、左右の苗植付
部2A,2Bを植え付け可能な前向き姿勢で連結する作
業姿勢と、左右の苗植付部2A,2Bに分割してそれら
を機体横外方への張り出し量が減少する横向き姿勢に変
更する格納姿勢とに、簡単に姿勢を切り換えることがで
き、路上走行時やトラックなどによる運搬時には、格納
姿勢に切り換えておくことによって他物に接触する虞を
軽減できるようになっている。
【0031】図2及び図4〜7に示すように、各整地フ
ロート23のうち、左支点軸部24Aに支持された左側
2つの整地フロート23は、その左支点軸部24Aが植
付深さ調節レバー27に連係されていることから、苗植
付装置2を格納姿勢に切り換えた状態では、植付深さ調
節レバー27とガイド板28との係合で予め設定された
高さ位置に維持されるようになっている。一方、植付深
さ調節レバー27に連係されていない右支点軸部24B
に支持された右側2つの整地フロート23は、図17に
示すように、右支点軸部24Bに装着されたストッパ3
8と右苗植付部2Bに属する植付伝動ケース20との接
当で、植え付け深さ調節の最浅状態を現出する最下降位
置に維持されるようになっている。
【0032】図4、図5及び図8に示すように、フロー
ト支点軸24には、苗植付装置2の格納姿勢への姿勢切
り換えに伴うフロート支点軸24の左支点軸部24Aと
右支点軸部24Bとの2分割を許容し、かつ、苗植付装
置2の作業姿勢への姿勢切り換えに伴って左右の支点軸
部24A,24Bをそれらの軸芯P6周りに一体回動可
能な状態に連結する連結具24a,24bが設けられて
いる。左支点軸部24Aに装備される板状の連結具24
aには、苗植付装置2の作業姿勢への姿勢切り換えに伴
って、左右の支点軸部24A,24Bのそれらの軸芯P
6周りでの位相のズレを吸収するように、右支点軸部2
4Bに装備された棒状の連結具24bを摺接案内する案
内部aが融通部として備えられている。
【0033】この構成から、苗植付装置2を格納姿勢か
ら作業姿勢に切り換える際には、従来の姿勢切り換え構
造では行う必要のあった、苗植付装置2を作業姿勢から
格納姿勢に切り換える前の段階で植付深さ調節レバー2
7を最浅位置に設定しておく、といった煩わしい作業を
行わなくても、融通部aの作用で左右の支点軸部24
A,24Bの位相を一致させることができるようになっ
ている。
【0034】図3及び図4に示すように、4つの整地フ
ロート23のうち、苗植付装置2の左右中央側に配設さ
れた2つの整地フロート23には、3条分の整地を行う
ように幅広の略Π字形状に形成された第1整地フロート
23Aが採用され、苗植付装置2の左右両端側に配設さ
れた2つの整地フロート23には、2条分の整地を行う
ようにT字形状に形成された第2整地フロート23Bが
採用されている。
【0035】これによって、4条分の苗を跨ぐ位置に配
設された左右の前輪9と後輪10の車輪跡、並びに、2
条分の苗を跨ぐ位置に配設された補助車輪10Aの車輪
跡を整地することができるので、それらの車輪9,1
0,10Aによって形成される車輪跡に起因した苗倒れ
の発生や植え付け姿勢の乱れを効果的に防止できるよう
になっている。
【0036】又、3条整地用の第1整地フロート23A
よりも泥押しの少ない2条整地用の第2整地フロート2
3Bを苗植付装置2の左右両端側に配設したことによっ
て、苗植付装置2の左右両端側に3条整地用の第1整地
フロート23Aを配設する場合に比較して、左右両端側
の整地フロート23により機体横外方に押し出された泥
が既植苗に与える影響を小さくすることができるので、
整地フロート23の泥押しに起因した既植苗の倒伏や植
え付け姿勢の乱れをも効果的に防止できるようになって
いる。
【0037】図18に示すように、左右の各第2整地フ
ロート23Bには、植え付け作業走行時の走行に伴って
変動する第2整地フロート23Bの横軸芯P7周りの上
下揺動角を接地圧として検出する回転式のポテンショメ
ータなどからなるフロートセンサ39が連係されてお
り、第2整地フロート23Bとそれに連係されるフロー
トセンサ39によって接地圧の変動を検出するセンサフ
ロートSが構成されている。各センサフロートSは、そ
の検出値を走行機体1に搭載されたマイクロプロセッサ
ーなどからなる制御装置40に出力するようになってい
る。
【0038】制御装置40には、左右のセンサフロート
Sからの接地圧の平均値に基づいて油圧シリンダ3に対
する作動油の流動状態を切り換える電磁制御弁41を作
動させることで、その平均値が予め設定された目標値の
不感帯幅内に収まるように苗植付装置2の昇降を制御す
る自動昇降制御手段40Aと、左右のセンサフロートS
からの接地圧の差に基づいてリンク機構4の縦リンク4
Cに装備されたローリングモータ42を作動させること
で、その接地圧の差が所定範囲内に収まるように苗植付
装置2のローリングを制御するローリング制御手段40
Bとが制御プログラムとして備えられており、これらの
制御作動によって、圃場泥面の起伏の変化にかかわらず
苗を所望の植え付け深さに安定して植え付けられるよう
になっている。
【0039】又、車輪跡の影響を受けない第2整地フロ
ート23BをセンサフロートSに構成していることか
ら、それらの接地圧に基づく苗植付装置2の昇降制御や
ローリング制御を精度良く行えるようになっており、も
って、所望の植え付け深さでの苗の植え付けをより精度
良く行えるようになっている。
【0040】図1及び図18に示すように、自動昇降制
御手段40Aによる苗植付装置2の昇降制御、及び、ロ
ーリング制御手段40Bによる苗植付装置2のローリン
グ制御は、運転座席14の右側方に配設された植付クラ
ッチレバー43を「自動」位置に設定した場合において
実行可能となっている。又、自動昇降制御手段40Aに
よる苗植付装置2の昇降制御を実行する際の目標値の設
定は、走行機体1に装備された回転式のポテンショメー
タからなる設定器44の手動操作で行えるようになって
いる。
【0041】植付クラッチレバー43には、その操作位
置を検出してその検出値を制御装置40に出力する回転
式のポテンショメータからなるレバーセンサ43Aが装
備され、制御装置40には、その検出値に基づいて苗植
付装置2の昇降、並びに、ギヤ式変速装置8に内装され
た植付クラッチ45の作動を制御する手動制御手段40
Cが制御プログラムとして備えられている。
【0042】手動制御手段40Cは、植付クラッチレバ
ー43が「上昇」位置に操作されると苗植付装置2が上
昇し、「下降」位置に操作されると苗植付装置2が下降
し、「中立」位置に操作されると苗植付装置2の昇降が
停止されるように電磁制御弁41の作動状態を切り換
え、又、植付クラッチレバー43が植え付け「入」位置
に操作されると苗植付装置2が植え付け作動を行い、植
え付け「切」位置に操作されると苗植付装置2が植え付
け作動を停止するように植付クラッチ45を断続操作す
るクラッチモータ46の作動状態を切り換えるように構
成されている。
【0043】又、手動制御手段40Cは、植付クラッチ
レバー43が「自動」位置に設定されている場合には、
ステアリングホイール11の右下方に配備された中立復
帰型の操作レバー47の操作を検出する第1スイッチ4
8及び第2スイッチ49からの検出信号に基づいて、電
磁制御弁41及びクラッチモータ46の作動状態を切り
換えるように構成されており、設定器44により設定さ
れた目標値の不感帯幅内に左右のセンサフロートSから
の接地圧の平均値が収まるようになる植え付け高さ位置
から外れた上昇位置に苗植付装置2が位置する状態での
操作レバー47の下方への揺動操作によって第1スイッ
チ48からオン信号が出力されると、苗植付装置2が植
え付け高さ位置まで下降するように電磁制御弁41の作
動状態を切り換え、苗植付装置2が植え付け高さ位置に
位置する状態での操作レバー47の上方への揺動操作に
よって第2スイッチ49からオン信号が出力されると、
苗植付装置2が予め設定された上限位置まで上昇するよ
うに電磁制御弁41の作動状態を切り換え、苗植付装置
2が植え付け高さ位置に位置する状態での操作レバー4
7の下方への揺動操作によって第1スイッチ48からオ
ン信号が出力されると、苗植付装置2が植え付け作動を
行うようにクラッチモータ46の作動状態を切り換え、
苗植付装置2が植え付け作動を行っている状態での操作
レバー47の上方への揺動操作によって第2スイッチ4
9からオン信号が出力されると、苗植付装置2が植え付
け作動を停止して上限位置まで上昇するようにクラッチ
モータ46と電磁制御弁41の作動状態を切り換えるよ
うになっている。
【0044】そして、第1スイッチ48からのオン信号
に基づく手動制御手段40Cの制御作動で苗植付装置2
が植え付け高さ位置に到達するのに伴って、自動昇降制
御手段40Aによる苗植付装置2の昇降制御とローリン
グ制御手段40Bによる苗植付装置2のローリング制御
とが実行され、第2スイッチ49からのオン信号に基づ
いて、自動昇降制御手段40Aによる苗植付装置2の昇
降制御とローリング制御手段40Bによる苗植付装置2
のローリング制御とが実行停止されるようになってい
る。
【0045】図2、図9、及び図18〜20に示すよう
に、苗載台22の上面を10条の苗載置面22aに区画
する仕切壁22bのうち、隔条箇所の各仕切壁22bに
は、苗載置面22aに載置された苗の所定量からの減少
を検出する苗残量センサ50が装備されている。各苗残
量センサ50は、仕切壁22bに隣接する苗載置面22
a上に位置する突出姿勢と仕切壁22b内に位置する退
避姿勢とに縦軸芯P10周りに姿勢変更可能な状態で仕
切壁22bの下部に支持された左右一対の揺動アーム5
0A、左右の揺動アーム50Aを突出姿勢に揺動付勢す
るバネ50B、左右の揺動アーム50Aの操作片50a
に渡るように配設された受動板50C、及び、揺動アー
ム50Aが突出姿勢に切り換わる際に操作片50aで受
動板50Cが押圧操作されることでオン操作されるリミ
ットスイッチ50D、などによって、その仕切壁22b
を挟んで隣接する2条の苗載置面22aに載置された苗
のいずれか一方の所定量からの減少を検出して制御装置
40に出力するように構成されている。
【0046】つまり、苗載置面22aの数量と同数の苗
残量センサ50を装備しなくても、苗載置面22aの数
量の半数の苗残量センサ50を装備するだけで、又、そ
れら半数の苗残量センサ50に対するワイヤーハーネス
51の引き回しを行うだけで、各苗載置面22aに載置
された苗の所定量からの減少を検出できることから、製
造コストの削減や製造の容易化を図れるようになってい
る。しかも、左右の各苗植付部2A,2Bの分割端に苗
残量センサ50を装備する必要がないことから分割端部
での構成の簡素化を図れるようになり、もって、左右の
各苗植付部2A,2Bの分割端同士の連結あるいは連結
解除を行い易くすることができるようになっている。
【0047】尚、図18に示すように、制御装置40
は、各苗残量センサ50からのオン信号に基づいて、搭
乗運転部15に装備されたブザーやランプあるいは液晶
パネルや発声器からなる警報装置52を作動させること
で、いずれかの苗載置面22aに載置された苗が所定量
から減少したことを運転者に認識させるように構成され
ている。
【0048】図3及び図10に示すように、苗植付装置
2を作業姿勢に切り換えた状態では、左側のフィードケ
ース19が左苗植付部2Aの内端部つまり苗植付装置2
の左右中央から外れた位置に位置するのに対し、右側の
フィードケース19は苗植付装置2の略左右中央に位置
するように配設されている。
【0049】つまり、苗植付装置2を作業姿勢に切り換
えた状態では、重量の重い側となる右苗植付部2Bのフ
ィードケース19が、重量の軽い側となる左苗植付部2
Aのフィードケース19よりも苗植付装置2の左右中心
側に位置するように配置設定することで、右苗植付部2
Bの重量が左苗植付部2Aに掛かり易くなるようにして
いるのであり、その結果、苗植付装置2を、4条分の苗
の植え付けが可能な左苗植付部2Aと6条分の苗の植え
付けが可能な右苗植付部2Bとに不均等に2分割可能に
構成したことによって、苗植付装置2を左右均等に2分
割可能に構成する場合のように単に左右のフィードケー
ス19を機体中心から左右に均等配置するだけでは釣り
合いが取れなくなっていた作業姿勢での苗植付装置2の
左右バランスを効果的に改善できるようになっている。
【0050】図3、図10〜12及び図21〜23に示
すように、右側のフィードケース19には、その第1軸
19Aに伝達されたギヤ式変速装置8からの作業用動力
を右側の植え付け用の駆動軸53に伝達する第1チェー
ン式伝動機構54と、右側の縦送り駆動機構55に伝達
する第2チェーン式伝動機構56とが内装されている。
左側のフィードケース19には、その第1軸19Aに伝
達された右側のフィードケース19からの作業用動力を
左側の植え付け用の駆動軸53に伝達する第1チェーン
式伝動機構54と、左側の縦送り駆動機構55に伝達す
る第2チェーン式伝動機構56とに加えて、右側のフィ
ードケース19からの作業用動力を横送り駆動機構57
に変速切り換え可能に伝達する横送り変速装置58が内
装されている。左右の各植え付け用の駆動軸53に伝達
された作業用動力は、各植付伝動ケース20に内装され
たチェーン式伝動機構59や植え付け用の各条クラッチ
60などを介して各植付機構21に伝達されるようにな
っている。
【0051】図2、図10及び図23に示すように、横
送り駆動機構57は、横送り変速装置58を介して伝達
された動力で横軸芯P11周りに回転する横送り軸61
の延出部に苗載台22の移動ストローク長に亘って形成
された無端螺旋溝61aが、左苗載部22Aに連結され
た移動体62を係合案内することで、苗載台22を左右
方向に一定ストロークで横送り往復駆動させるように構
成されている。
【0052】図2、図10、図21、図23及び図24
に示すように、左右の各縦送り駆動機構55は、各フィ
ードケース19からの動力で横軸芯P12周りに回転す
る苗縦送り用の駆動軸63の延出部に苗載台22の移動
ストローク分の間隔を隔てて装備された一対の操作アー
ム64が、左右の各苗載部22A,22Bに配設された
横向きの縦送り軸65に装備されたワンウェイクラッチ
66の被操作アーム66aを、苗載台22が移動ストロ
ーク端に到達するごとに蹴り上げ操作し、それによって
得られた間欠駆動力を、左右の縦送り軸65に遊嵌され
た合計5本の各筒軸67に苗縦送り用の各条クラッチ6
8を介して伝動することで、各苗載置面22aの下部に
装備された状態で各筒軸67に4本ずつ連動連結された
各縦送りベルト69を所定ピッチで間欠駆動させるよう
に構成されている。
【0053】以上、要するに、苗植付装置2を、4条分
の苗の植え付けが可能な左苗植付部2Aと6条分の苗の
植え付けが可能な右苗植付部2Bとに2分割可能に構成
したことによって、5条ずつに2分割可能に構成した場
合には6つずつ装備する必要が生じていた、植付伝動ケ
ース20、それに内装されるチェーン式伝動機構59や
植え付け用の各条クラッチ60、及び、苗縦送り用の各
条クラッチ68などのそれぞれを5つずつに削減するこ
とができるので、構成の簡素化や製造コストの削減を図
れるようになっている。
【0054】又、左右の各苗植付部2A,2Bに縦送り
駆動機構55を装備したことで、左右いずれか一方の苗
植付部2A,2Bにのみ縦送り駆動機構55を装備する
場合のように、苗植付装置2の姿勢を切り換える際に、
左右の各苗植付部2A,2Bに装備される縦送り軸65
を断続させる必要がないので、その分、苗植付装置2の
姿勢切り換え操作の簡便化を図れるとともに、その姿勢
切り換え操作の自動化を図る上でも有利にすることがで
きるようになっている。
【0055】しかも、図示しない従来の苗植付装置2の
姿勢切り換え構造では、走行機体1からの動力を左右の
各苗植付部2A,2Bに分配する動力分配装置を苗植付
装置2の連結フレーム16に装備し、その動力分配装置
と左右の各苗植付部2A,2Bのフィードケース19と
の間にそれぞれクラッチを装備することで、苗植付装置
2の姿勢切り換え操作時における走行機体1から左右の
苗植付部2A,2Bに亘る伝動系を断続させるようにし
ていることによって、苗植付装置2を格納姿勢から作業
姿勢に切り換える際には、左右の各苗植付部2A,2B
に装備された植付機構21を同期させるために、左右の
クラッチのそれぞれを回転位相を合わせた状態で接続す
る必要が生じていることから、苗植付装置2の作業姿勢
への姿勢切り換え操作が煩わしいものになっているので
あるが、本実施形態では、前述したように、走行機体1
側のギヤ式変速装置8と右苗植付部2B側のフィードケ
ース19とに亘る第1伝動系Bに第1クラッチ35を装
備し、かつ、左右の各苗植付部2A,2Bのフィードケ
ース19に亘る第2伝動系Cに第2クラッチ36を装備
することで、苗植付装置2の姿勢切り換え時における走
行機体1から左右の苗植付部2A,2Bに亘る各伝動系
B,Cを断続させるようにしていることから、苗植付装
置2を格納姿勢から作業姿勢に切り換える際には、左右
の各苗植付部2A,2Bに装備された植付機構21を同
期させる上で、第2クラッチ36のみを回転位相を合わ
せた状態で接続するようにすればよく、第1クラッチ3
5は回転位相に関係なく接続することができるので、そ
の分、苗植付装置2を作業姿勢に切り換える際の操作の
簡便化を図れるとともに、苗植付装置2の姿勢切り換え
操作の自動化を図る上でも有利にすることができるよう
になっている。
【0056】ちなみに、植え付け用の各条クラッチ60
と苗縦送り用の各条クラッチ68は、それぞれに対応し
て連係された図外の5本の操作レバーによって入り状態
から切り状態に切り換えられることで、各植付機構21
及び縦送りベルト69への伝動を2条単位で停止させる
ものであり、これによって、10条未満の端数条の植え
付けを行えるようになっている。
【0057】図9及び図24に示すように、左右の苗植
付部2A,2Bに装備される合計2つのワンウェイクラ
ッチ66と5つの苗縦送り用の各条クラッチ68は、苗
載台22の左右両端から2条目の苗載置面22aと3条
目の苗載置面22aとの間、つまり、苗載台22の左右
両端から3つ目の仕切壁22bの下方にワンウェイクラ
ッチ66が位置し、各ワンウェイクラッチ66から2条
分の苗載置面22aを隔てた箇所、つまり、苗載台22
における左右両端の仕切壁22bと左右両端から5つ目
の仕切壁22bの各下方に各条クラッチ68が位置する
ように配設されている。尚、苗載台22の左端から5つ
目の仕切壁22bの下方つまり苗載台22の分割端に
は、左苗植付部2Aに属する各条クラッチ68と右苗植
付部2Bに属する各条クラッチ68の2つが配設されて
いる。
【0058】これによって、苗植付装置2を作業姿勢に
切り換えた状態では、苗縦送り用のワンウェイクラッチ
66と苗縦送り用の各条クラッチ68とが苗植付装置2
の左右中心から左右に略均等に位置する状態にできるこ
とから、作業姿勢に切り換えた状態での苗植付装置2の
左右バランスを良好にすることができるようになってい
る。
【0059】尚、図25に示すように、左苗植付部2A
に装備されるワンウェイクラッチ66と2つの苗縦送り
用の各条クラッチ68とを、左端の仕切壁22bの下方
にワンウェイクラッチ66が位置し、左端から3つ目の
仕切壁22bの下方に2つの各条クラッチ68が位置す
るように配設し、右苗植付部2Bに装備されるワンウェ
イクラッチ66と3つの苗縦送り用の各条クラッチ68
とを、右端の仕切壁22bの下方に一つの各条クラッチ
68が位置し、左端から3つ目の仕切壁22bの下方に
ワンウェイクラッチ66が位置し、右端から5つ目の仕
切壁22bの下方に2つの各条クラッチ68が位置する
ように配設してもよい。
【0060】この配設では、左右の各苗植付部2A,2
Bの分割端に各条クラッチ68を配設しないようにして
いるのであり、これによって、各苗植付部2A,2Bの
分割端において各条クラッチ68の操作系を引き回す必
要がないことから、左右の各苗植付部2A,2Bの分割
端側での構成の簡素化を図れるようになり、その結果、
各条クラッチ68の操作系が邪魔になる不都合を招くこ
となく左右の各苗植付部2A,2Bの分割端同士の連結
あるいは連結解除を容易に行うことができるとともに、
各条クラッチ機能の安定化を図れるようになっている。
【0061】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 苗植付装置2としては、8条植え用に構成されたも
のであってもよく、又、6条分の苗の植え付けが可能な
左苗植付部2Aと4条分の苗の植え付けが可能な右苗植
付部2Bとに2分割可能に構成されたものや、同数条分
の植え付けが可能な左右の苗植付部2A,2Bに左右均
等に2分割可能となるように構成されたものであっても
よい。殊に、請求項1記載の発明に係わる苗植付装置2
としては、4条植え用や6条植え用に構成されたもので
あってもよく、又、格納姿勢への姿勢切り換えが行えな
いように構成されたものであってもよい。 苗残量センサ50の構成は種々の変更が可能なもの
であり、例えば、苗残量センサ50を、仕切壁22bを
挟んで隣接する2条の苗載置面22aに載置された双方
の苗の所定量からの減少を検出して制御装置40に出力
するように構成してもよい。又、リミットスイッチ50
Dに代えて近接スイッチなどを採用するようにしてもよ
い。 左苗載部22Aの分割端上部22auを、横軸芯P
9周りの揺動で苗載置位置と退避位置とに位置変更可能
に構成してもよく、又、左右の苗載部22A,22Bの
いずれか一方の分割端上部22auが摺動で苗載置位置
と退避位置とに位置変更可能となるように構成してもよ
く、更に、左右の苗載部22A,22Bのいずれか一方
の分割端上部22auが、苗植付装置2の姿勢切り換え
操作の際における左右の苗載部22A,22Bの分割端
上部22au同士の接当で、いずれか一方又は双方の分
割端上部22auが退避位置に押圧操作され、かつ、分
割端上部22au同士の接当解除で載置位置に自動復帰
するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】苗植付装置の側面図
【図3】苗植付装置の平面図
【図4】整地フロートの配置を示す苗植付装置の平面図
【図5】弾性融通機構及び連結具の構成を示す要部の横
断平面図
【図6】弾性融通機構の構成を示す要部の縦断側面図
【図7】弾性融通機構の構成を示す要部の縦断正面図
【図8】弾性融通機構及び連結具の構成を示す要部の斜
視図
【図9】苗残量センサの配置を示す苗載台の平面図
【図10】苗植付装置の伝動構成を示す要部の横断平面
【図11】苗植付装置の姿勢切り換え途中状態を示す要
部の横断平面図
【図12】格納姿勢に切り換えた苗植付装置の横断平面
【図13】苗植付装置を作業姿勢に切り換えた状態を示
す田植機の概略平面図
【図14】苗植付装置の姿勢切り換え途中状態を示す田
植機の概略平面図
【図15】苗植付装置を格納姿勢に切り換えた状態を示
す田植機の概略平面図
【図16】右苗載部の分割端上部の構成を示す要部の斜
視図
【図17】ストッパの作用を示す要部の縦断側面図
【図18】制御構成を示すブロック図
【図19】苗残量センサの構成を示す要部の横断面図
【図20】苗残量センサの構成を示す要部の縦断面図
【図21】右側のフィードケースに関する伝動構成を示
す要部の断面図
【図22】植付機構への伝動構成を示す要部の横断平面
【図23】左側のフィードケースに関する伝動構成を示
す要部の断面図
【図24】ワンウェイクラッチと各条クラッチの配置を
示す苗載台の概略断面図
【図25】ワンウェイクラッチと各条クラッチの別の配
置形態を示す苗載台の概略断面図
【符号の説明】
2 苗植付装置 2A 左苗植付部 2B 右苗植付部 22 苗載台 22A 左苗載部 22B 右苗載部 22a 苗載置面 22b 仕切壁 22au 分割端上部 50 苗残量センサ P4 縦軸芯 P5 縦軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北井 浩昭 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B041 AA03 AA06 AB05 AC06 BA08 2B064 AA05 AA07 AC01 BA02 BA10 DB08 DB13 DC02 DC04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗載台の上面を複数条の苗載置面に区画
    する複数の仕切壁のうち、隔条箇所の仕切壁に、その仕
    切壁を挟んで隣接する2条の苗載置面での苗の所定量か
    らの減少を検出する単一の苗残量センサを装備してある
    田植機の苗載台構造。
  2. 【請求項2】 苗植付装置を左苗植付部と右苗植付部と
    に2分割可能に構成し、それら左右の苗植付部を縦軸芯
    周りに揺動操作可能に構成して、前記苗植付装置を、前
    記左右の苗植付部を植え付け可能な前向き姿勢で連結す
    る作業姿勢と、前記左右の苗植付部に分割してそれらを
    機体横外方への張り出し量が減少する横向き姿勢に変更
    する格納姿勢とに姿勢切り換え可能に構成し、 前記苗植付装置の前記格納姿勢への姿勢切り換えに伴っ
    て前記左苗植付部に属する左苗載部と前記右苗植付部に
    属する右苗載部とに2分割される苗載台における前記左
    苗載部と右苗載部のいずれか一方の分割端上部を、苗載
    置位置と退避位置とに位置変更可能に構成してある田植
    機の苗載台構造。
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