JP2001274738A - 無線基地局 - Google Patents

無線基地局

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JP2001274738A
JP2001274738A JP2000082257A JP2000082257A JP2001274738A JP 2001274738 A JP2001274738 A JP 2001274738A JP 2000082257 A JP2000082257 A JP 2000082257A JP 2000082257 A JP2000082257 A JP 2000082257A JP 2001274738 A JP2001274738 A JP 2001274738A
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Tomoyuki Yamada
知之 山田
Kazuhiro Uehara
一浩 上原
Shuji Kubota
周治 久保田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDMAによる容量増加効果を良好に発揮す
る。通話チャネルでの通話開始直後からの良好な通信品
質を得る。 【解決手段】 制御チャネルを送受信しているときに、
通話チャネルの指向性形成のためのパラメータ設定を行
い、制御チャネルから通話チャネルに移行したら即座に
適切な指向性で通話を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通話チャネルのア
クセス方式にSDMAを用いる場合の通話チャネルの指
向性形成に利用する。
【0002】
【従来の技術】空間分割多重アクセス(SDMA)と
は、無線基地局が複数の移動局に対して別々の指向性を
形成し、同時に同一のチャネルで複数の移動局と無線通
信を行う多重アクセス方式である(Multi-Beam Adaptive
Base-station Antennas for Cellular Land Mobile Ra
dio System:S.C.Swales,IEEE VTC,1989)。
【0003】SDMAを図7を参照して説明する。図7
に示すように、無線基地局BSは、移動局MS1、MS
2に対してメインビーム#1、#2を向けてやることに
より、同一のチャネルでも同時に移動局MS1、MS2
と無線通信を行うことができる。
【0004】一方、もしオムニ指向性(無指向性)で送
受信を行うと同一チャネルでは一つの移動局としか無線
通信を行うことができない。つまり、SDMAにより一
つのチャネルに収容できる加入者容量を大きくすること
ができる。しかし、着呼信号および報知信号などの無線
基地局の配下にある全ての移動局に対して信号を送る必
要のある制御信号を伝送する際はオムニ指向性で送受信
を行う必要がある。
【0005】図8は、オムニ指向性を模式的に示した図
である。着呼信号は移動局の位置を無線基地局が知らな
いためブロードキャスティングする必要があるのでオム
ニ指向性で送信しなければならない。また制御ゾーンの
識別を行うための位置情報信号、使用している発信制御
チャネルの番号を移動局に知らせる発信制御チャネル情
報信号、上り発信制御チャネルに移動局からの信号がな
く空きであることを示す発信制御チャネルの空き線信号
などの報知信号は全ての移動局を対象とする信号であ
り、やはりオムニ指向性で送信する必要がある。
【0006】なお、上記で述べた報知信号は、あるモデ
ルケースであり他のシステムでは異なることもある。一
方、通話チャネルおよび通話中チャネル切替を制御する
通話チャネルに付随する制御チャネルは特定の移動局を
対象にしたチャネルであり、特定の移動局に指向性を向
けてSDMAを行うことが可能である。
【0007】したがって、オムニ指向性で送受信する制
御チャネルで通話を始める前の前処理を行い、通信リン
クを確立した上で、通話チャネルに切替え、特定の移動
局にメインビームを向けた指向性で通信を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のSD
MAにおける無線基地局では、通話チャネルは、特定の
移動局の方向に指向性を向けるので、複数のアンテナ素
子の複素ウェイトを調整して、適切な指向性を形成する
必要がある。従来の技術では、複素ウェイトの獲得動作
は通話チャネルに移行した後に開始していた。
【0009】複素ウェイトの獲得にはある程度の時間を
必要とするので、通話開始直後は適切な指向性を形成で
きない。したがって、不完全な指向性による容量増加効
果の低下、もしくは通話品質の劣化という欠点を有して
いる。
【0010】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、SDMAによる容量増加効果を良好に発揮す
ることができる無線基地局を提供することを目的とす
る。本発明は、通話チャネルでの通話開始直後からの良
好な通信品質を得ることができる無線基地局を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手投】本発明は、制御チャネル
を送受信しているときに、通話チャネルの指向性形成の
ためのパラメータ設定を行い、制御チャネルから通話チ
ャネルに移行したら即座に適切な指向性で通話を開始で
きることを最も主要な特徴とする。従来技術とは、パラ
メータ設定を通話チャネルに移行した後に行うのではな
く通話チャネルに移行する前にあらかじめ行っておく点
で異なる。
【0012】これにより、適切な指向性で通話を始める
ことが可能であり、SDMAによる容量増加効果を良好
に発揮することができる。また、通話チャネルでの通話
開始直後から良好な通話品質を得ることができる。
【0013】すなわち、本発明は、不特定の移動局を対
象として制御チャネルにより無線通信を行う手段と、特
定の移動局を対象として通話チャネルおよび当該通話チ
ャネルに付随した制御チャネルにより無線通信を行う手
段とを備え、不特定の移動局を対象とした前記制御チャ
ネルによる無線通信は、前記通話チャネルの設定に先立
って実行され、前記特定の移動局を対象とする無線通信
では、当該移動局に対する無線信号の指向性形成のため
のパラメータを設定する手段を備えた無線基地局であ
る。
【0014】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記パラメータを設定する手段は、不特定の移動局を対象
とした前記制御チャネルによる無線通信の間に当該無線
通信により前記通話チャネルが設定される予定の特定の
移動局に対する無線信号の指向性形成のためのパラメー
タをあらかじめ設定する手段を含むところにある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明実施例を図1を参照して説
明する。図1は本発明第一実施例の無線基地局のブロッ
ク構成図である。
【0016】本発明は、図1に示すように、不特定の移
動局を対象として制御チャネルにより無線通信を行い、
特定の移動局を対象として通話チャネルおよび当該通話
チャネルに付随した制御チャネルにより無線通信を行う
送受信機TRを備え、不特定の移動局を対象とした前記
制御チャネルによる無線通信は、前記通話チャネルの設
定に先立って実行され、前記特定の移動局を対象とする
無線通信では、当該移動局に対する無線信号の指向性形
成のためのパラメータを設定する手段としてのウェイト
制御部WCOを備えた無線基地局である。
【0017】ここで、本発明の特徴とするところは、ウ
ェイト制御部WCOは、不特定の移動局を対象とした前
記制御チャネルによる無線通信の間に当該無線通信によ
り前記通話チャネルが設定される予定の特定の移動局に
対する無線信号の指向性形成のためのパラメータをあら
かじめ設定するところにある。
【0018】(第一実施例)本発明第一実施例を図1な
いし図3を参照して説明する。図2は制御チャネルおよ
び通信チャネルの時系列的な位置関係を示す図である。
図3は本発明第一実施例の無線基地局のブロック構成図
である。SDMAにより特定の移動局に指向性を形成す
る必要があるので、アンテナAのアンテナ素子1〜kは
複数本(k本)必要である。アンテナ素子1〜kの出力
である複素振幅xl〜xkに複素ウェイト乗算器WMU
により複素ウェイトw1〜wkが乗算され、加算器AD
により総和出力yが得られる。個々のアンテナ素子1〜
kはオムニ指向性であるが、複素ウェイトw1〜wkを
変えることによりアンテナA全体としては特定の方向に
指向性を形成することができる。総和出力yは送受信機
TRの受信回路に入力され復調されて情報が得られる。
【0019】この説明では信号の流れは受信の場合であ
るが、送信の場合は、送受信機TRの受信回路を送信回
路にし、加算器ADを分岐器ADにして信号の流れを逆
にすればよい。
【0020】ウェイト制御部WCOは、SDMA用の指
向性を形成するとき、アンテナ素子1〜kが所望の希望
波に指向性を向けるよう複素ウェイトを制御する。通話
チャネルの送受信を行うときはSDMAを用いて移動局
に指向性を向け、制御チャネルを送受信するときはオム
ニ指向性にする。
【0021】さて、SDMAを行うときの指向性形成の
複素ウェイト獲得方法として幾つかのアルゴリズムが知
られているが、希望波に関する事前知識で分類すると、
二つの系統に分けられる。一つは事前知識として希望波
のレプリカを用いる方法であり、レプリカを参照信号と
して最小二乗法により指向性を形成するMMSE(RL
S、LMS)と呼ばれるアルゴリズムである(アレーア
ンテナによる適応信号処理:菊間信良著、科学技術出
版)。もう一つは、事前知識として希望波の到来方向
(DOA)を用いる方法であり、MSN、DCMPと呼
ばれるアルゴリズムが知られている(アレーアンテナに
よる適応信号処理:菊間信良著、科学技術出版)。
【0022】その他に信号の定包絡線性という性質を利
用して事前知識なしにブラインドで指向性を形成するC
MAというアルゴリズムもある。これらは希望波にメイ
ンビームを向ける一方、干渉波に対してヌルを向ける方
法である。その他に、干渉波に対してヌルを向けるので
はなく、希望波にメインビームを向け希望波以外の方向
には低い利得の指向性パターンを形成することにより干
渉波を抑圧する固定的なビームフオーミング方法もSD
MAで用いることがでさる。
【0023】従来技術の項で説明したように、SDMA
を適用して容量増加を狙う場合でも、通話を開始する前
の通信リンクの確立はオムニ指向性で送受信する制御チ
ャネルで行う。そして通信リンクを確立した後に移動局
に指向性を向けた通話チャネルに移行して通話を開始す
る。この状況を図2に時間軸に沿って模式的に示した。
制御チャネルはオムニ指向性のため一つのアンテナ素子
で送受信すればよいが、通話チャネルは移動局に指向性
を向けているので複素ウェイトを調整する必要がある。
従来技術は複素ウェイトの獲得を通話チャネルに移行し
た後に行うものであったが、本発明は制御チャネルで送
受信しているときに行うことを特徴とする。
【0024】複素ウェイトの獲得方法として希望波の到
来方向を用いる場合の本発明の適用例が第一実施例であ
り、希望波のレプリカを用いる場合が後述する第二実施
例である。
【0025】本発明第一実施例を実現する無線基地局構
成を図3に示す。なお、図1で示した無線基地局構成と
骨格は同じであるが、ウェイト制御部WCOの部分が少
し詳しく示されており、ウェイト制御部WCOは到来方
向測定装置D、ウェイト算出装置W、オムニ指向性用ウ
ェイトメモリWMおよびスイッチSWから構成されてい
る。
【0026】到来方向測定装置Dは、各アンテナ素子1
〜kの複素振幅を情報源として無線基地局に到来してい
る電波の到来方向を測定する装置である。到来方向を測
定する手段としてMUSIC、ESPRIT等のアルゴ
リズムが知られている(アレーアンテナによる適応信号
処理:菊間信良著、科学技術出版)。そして到来方向測
定装置Dで求めた到来方向と各アンテナ素子1〜kの複
素振幅を基に、ウェイト算出装置WによりMSN、DC
MPと呼ばれるアルゴリズム等を用いて複素ウェイトを
算出する。
【0027】制御チャネルで送受信を行っているとき
は、一つのアンテナ素子i(iは1〜kのいずれか)の
複素振幅に乗算される複素ウェイトのみを1にして、他
の複素ウェイトを零とすることによりオムニ指向性で送
受信することができるので、制御チャネルの送受信時に
は複素ウェイトとしてオムニ指向性用ウェイトメモリW
Mに蓄積されているw1=1、Wi=0(iは1以外)
の複素ウェイトを用いればよい。これにより、第一実施
例の動作は以下のとおりとなる。
【0028】(1)制御チャネルの送受信時にはスイッ
チSWをオムニ指向性用ウェイトメモリWMの側に切替
えてオムニ指向性で送受信する。(2)同時に制御チャ
ネルの送受信中に、到来方向測定装置Dを用いて複素振
幅からDOAを測定する。(3)制御チャネルから通話
チャネルに切り替わった直後に、ウェイト算出装置Wを
用いて既に求められているDOAと受信信号の複素振幅
から複素ウェイトを算出する。(4)スイッチSWをウ
ェイト算出装置Wの側に切替えて移動局にメインビーム
を向けた指向性で通話チャネルの送受信を行う。
【0029】ただし、(3)で通話チャネルに切り替わ
った直後に通話チャネルを受信して複素振幅情報を得る
必要があるので、切り替え時に複素ウェイトを得るまで
少し時間がかかる。しかし、時間のかかるDOA取得は
既に制御チャネルの送受信期間中に行ってあるので、通
話チャネルに移行した後にDOAを求める従来技術の方
法と比べると瞬断を少なくすることができるという利点
を有している。
【0030】(第二実施例)本発明第二実施例を図4を
参照して説明する。図4は本発明第二実施例の無線基地
局のブロック構成図である。本発明第二実施例を実現す
る無線基地局構成を図4に示す。図1で示した無線基地
局構成と骨格は同じであるが、ウェイト制御部WCOの
部分が少し詳しく示されており、ウェイト制御部WCO
はウェイト算出装置W、ウェイト変換装置WTおよびウ
ェイト選択スイッチWSから構成されている。ウェイト
算出装置Wは複数のアンテナ素子1〜kの出力の複素振
幅とウェイト乗算後の総和信号yと希望波の参照波形か
ら、前記したMMSEと呼ばれるアルゴリズムを用いて
希望波の方向にメインビームを向ける指向性を形成する
ための複素ウェイトを算出する装置であり、ウェイト変
換部WTはある周波数における複素ウェイトを、同じ指
向性を形成する他の周波数における複素ウェイトに変換
する装置である。
【0031】ウェイト選択スイッチWSは第一実施例の
スイッチSWとは機能が異なり、ウェイト算出装置Wの
複素ウェイトもしくはウェイト変換装置WTの複素ウェ
イトを選択して、複素ウェイト乗算器WMUに印加する
機能を有している。また、制御チャネルはオムニ指向性
で送受信する必要があるので、一本のアンテナ素子iの
出力を送受信機TRの受信回路に送り込む必要がある。
一方、通話チャネルで送受信するときは複素ウェイトを
乗算して足し合わせた総和信号yを受信回路に送り込む
必要があるので、送受信機入出力スイッチTRSにより
送受信機TRの入出力を切り替える。
【0032】ウェイト変換装置WTは制御チャネルの周
波数における複素ウェイトを、通話チャネルの周波数に
おける同じ指向性を持つ複素ウェイトに変換する機能を
有する。以下に第二実施例の動作を示す。
【0033】(1)制御チャネルの送受信時には、送受
信機入出力スイッチTRSを一本のアンテナ素子iと接
続する側に切替えてオムニ指向性で送受信を行う。
(2)制御チャネルの送受信時には、ウェイト選択スイ
ッチWSをウェイト算出装置Wの側に切替え、ウェイト
算出装置Wにより制御チャネルの周波数における複素ウ
ェイトを獲得する。(3)同時にウェイト変換装置WT
により(2)で求めた複素ウェイトを通話チャネルの周
波数における複素ウェイトに変換しておく。(4)制御
チャネルから通話チャネルに切り替わった直後にウェイ
ト選択スイッチWSをウェイト変換装置WTの側に切替
える。(5)同時に送受信機入出力スイッチTRSを総
和信号yと接続する側に切替え、移動局にメインビーム
を向けた指向性で送受信を行う。
【0034】このようにして、通話チャネルに移行する
前にあらかじめ通話チャネルの周波数における複素ウェ
イトを獲得しておくので通話チャネルに移行した直後に
すぐ最適な指向性で送受信を行うことが可能である。
【0035】最後に、第二実施例に必須な装置の一つで
あるウェイト変換装置WTの実現例を説明する。一例と
して、希望波の方向にメインビームを向け干渉波を考慮
に入れる必要のない指向性を形成する場合のウェイト変
換方法を説明する。あるアンテナ素子kの複素ウェイト
Wkはwk=Akexp(jδk)と表わすことがで
き、Ak、δkはそれぞれ実数重み、移相量である。あ
る角度θ方向から到来する希望信号を受信したいとき
は、リニアアレイの場合は移相量を δk=2πfdkSin(θ)/c (式1) とすればよい(アレーアンテナによる適応信号処理:菊
間信良著、科学技術出版)。ここでfは周波数、dkは
基準点から測ったアンテナ素子の位置、cは光速であ
る。それで式1から周波数fl時の移相量δk(fl)
を用いて、異なる周波数f2の移相量δk(f2)を表
現すると、 δk(f2)=f2/flδk(fl) となり、複素ウェイトの変換式は Wk(f2)=Akexp(jf2/flδk(fl)) =|Wk(fl)|exp(jf2/f1cos−1(Re(Wk(fl)/ |wk(fl)|))) である。以上から、希望波の方向にメインビームを向け
る指向性を保ちながら、ある周波数の複素ウェイトを他
の周波数の複素ウェイトに変換する変換式が得られた。
【0036】一例として図5および図6にこの変換式を
用いて、搬送周波数2.4GHzで求めた複素ウェイト
を3.OGHzの周波数での複素ウェイトに変換したと
きのそれぞれの複素ウェイトで形成される指向性パター
ンを示す。図5に示すように、用いるアダプティブアレ
イは3素子のリニアアレイとし、素子間隔は0.923
λ/2(λ:2.4GHzの場合の波長)とした。こ
の場合には、図6(1)および(2)に示すように、希
望波の到来方向は30度であり、変換後のメインビーム
も30度となっている。
【0037】以上は干渉波を考えない場合であるが、干
渉波を考慮に入れて干渉彼の方向にヌルを向ける指向性
の場合の変換式は、上記のように簡単に求めることはで
きない。この場合はあらかじめ変換テーブルを作成して
おくことにより実現できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
SDMAによる容量増加効果を良好に発揮することがで
きる。また、通話チャネルでの通話開始直後から良好な
通話品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の無線基地局のブロック構成図。
【図2】制御チャネルおよび通話チャネルの時系列的な
位置関係を示す図。
【図3】本発明第一実施例の無線基地局のブロック構成
図。
【図4】本発明第二実施例の無線基地局のブロック構成
図。
【図5】複素ウェイト変換例に用いるアダプティブアレ
イの構成図。
【図6】複素ウェイト変換例を示す図。
【図7】SDMAによる容量増加効果を説明するための
図。
【図8】オムニ指向性を模式的に示した図。
【符号の説明】
1〜k アンテナ素子 A アンテナ AD 加算器、分岐器 D 到来方向測定装置 SW スイッチ TR 送受信機 TRS 送受信機入出力スイッチ W ウェイト算出装置 WCO ウェイト制御部 WMU 複素ウェイト乗算器 WM オムニ指向性用ウェイトメモリ WS ウェイト選択スイッチ WT ウェイト変換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 周治 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 AA11 AB02 DB02 EA04 FA13 FA32 GA02 HA10 5K067 AA13 BB01 BB21 EE02 EE10 JJ13 KK03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不特定の移動局を対象として制御チャネ
    ルにより無線通信を行う手段と、特定の移動局を対象と
    して通話チャネルおよび当該通話チャネルに付随した制
    御チャネルにより無線通信を行う手段とを備え、 不特定の移動局を対象とした前記制御チャネルによる無
    線通信は、前記通話チャネルの設定に先立って実行さ
    れ、 前記特定の移動局を対象とする無線通信では、当該移動
    局に対する無線信号の指向性形成のためのパラメータを
    設定する手段を備えた無線基地局において、 前記パラメータを設定する手段は、不特定の移動局を対
    象とした前記制御チャネルによる無線通信の間に当該無
    線通信により前記通話チャネルが設定される予定の特定
    の移動局に対する無線信号の指向性形成のためのパラメ
    ータをあらかじめ設定する手段を含むことを特徴とする
    無線基地局。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238423A (ja) * 2005-01-26 2006-09-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線基地局装置及び端末装置

Cited By (2)

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JP2006238423A (ja) * 2005-01-26 2006-09-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線基地局装置及び端末装置
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