JP2001274329A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2001274329A JP2000086363A JP2000086363A JP2001274329A JP 2001274329 A JP2001274329 A JP 2001274329A JP 2000086363 A JP2000086363 A JP 2000086363A JP 2000086363 A JP2000086363 A JP 2000086363A JP 2001274329 A JP2001274329 A JP 2001274329A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の増大を抑えつつ、伝搬遅延時間の
モニタリングと機能テストとをともに実現する半導体集
積回路装置を得ること。 【解決手段】 通常動作用信号Dと回路診断用入力信号
SIとを第1のモード切り替え用入力信号SMCに応じ
て選択するセレクタ部11と、セレクタ部11において
選択された通常動作用信号Dおよび回路診断用入力信号
SIのいずれか一方の信号(以下、伝送信号)に対し、
クロック信号Tに応じて保持または伝送のいずれか一方
を実行するスキャンテスト・モードと、上記伝送信号を
クロック信号Tの状態とは無関係に伝送するLong
Delay Path機能・モードと、を第2のモード
切り替え用入力信号LDPに応じて選択して実行する第
1のラッチ部12および第2のラッチ部13と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、設計規格通りの
所望の回路性能を満足しているか否か等のウエハプロセ
ス製造状態のテストを容易化する設計が施された半導体
集積回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、半導体集積回路装置は、動作の信
頼性向上のためにも、所望の回路性能を満足しているか
否か等のウエハプロセス製造状態のテストが必要であ
る。このテストを実現する方法としては、一般に、ゲー
ト回路群(Long DelayPath)を付加する
方法と、いわゆるテスト容易化設計に基づいて構成され
るスキャンパス群を付加する方法とが知られている。
【0003】図4は、上記したゲート回路群の回路構成
を示す図である。図4に示すように、ゲート回路群は、
入力バッファ部と出力バッファ部との間に、ANDゲー
トやORゲート等の論理ゲートを直列に数百段接続する
ことで構成される。また、このゲート回路群は、半導体
集積回路装置内において、本来の機能を実現する回路と
は独立して動作するような位置に配置される。このゲー
ト回路群を用いたテストでは、まず、その入力端子(I
N)に所望の信号を入力し、入力した信号が出力端子
(OUT)から出力されるまでの伝搬遅延時間をモニタ
リングすることで回路診断をおこなう。
【0004】これは、同一の半導体集積回路装置上、す
なわち同一ウエハ上で形成された論理ゲート(半導体素
子)は、ほぼ同一の特性を有し、ゲート回路群の回路診
断が、本来の機能を実現する論理回路の診断に等価でき
ることに基づいている。
【0005】他方、スキャンパス群を構成する回路は、
半導体集積回路装置内において、本来の機能を実現する
論理回路中に組み込まれるように設計され、所定のスキ
ャン信号の入力に対する論理回路の出力結果を検証する
ことで、回路性能の診断をおこなう(以下、スキャンテ
ストと称する)。スキャンパス群を構成する回路の代表
例としては、スキャン・フリップ・フロップ回路を多段
接続したものが知られている。
【0006】一般に、スキャンパス群が組み込まれるよ
うに設計された半導体集積回路装置、すなわちスキャン
設計された半導体集積回路装置には、本来の機能を実現
する順序回路または組み合わせ回路(以下、これら回路
を組み合わせ回路と総称する)の入力前段および出力後
段において、通常動作時に入力される通常動作用入力信
号またはテストをおこなうための回路診断用入力信号を
入力するまたは出力する複数のスキャン・フリップ・フ
ロップが配置されている。
【0007】上記入力前段において配置される複数のス
キャン・フリップ・フロップ(以下、フリップフロップ
前段部と称する)は、通常モードが選択されている場合
に、外部から入力された複数の通常の信号が上記組み合
わせ回路に並列に入力されるように、かつ、テストモー
ドが選択されている場合に、回路診断用入力信号が直列
に伝達されるように構成されている。
【0008】同様に、上記出力後段において配置される
複数のスキャン・フリップ・フロップ(以下、フリップ
・フロップ後段部と称する)は、通常動作モードが選択
されている場合に、上記組み合わせ回路から出力された
複数の信号が並列に入力されるように、かつ、テストモ
ードが選択されている場合に、上記フリップ・フロップ
前段部において直列に伝達された回路診断用入力信号が
引き続き直列に伝達されるように構成されている。
【0009】よって、スキャンパス群は、通常動作モー
ド時においては、組み合わせ回路本来の入出力動作が実
行され、テストモード時においては、回路診断用入力信
号の入力に対して得られる組み合わせ回路の出力を、フ
リップ・フロップ後段部の所定のスキャン・フリップ・
フロップから外部へと順次取り出すことができ、その結
果に基づいて組み合わせ回路の回路診断をおこなうこと
ができる。
【0010】図5は、上記したスキャン・フリップ・フ
ロップの回路構成を示す図である。図5に示すスキャン
・フリップ・フロップは、セレクタ部101と、第1の
ラッチ部102と、第2のラッチ部103と、クロック
信号Tを反転して出力するインバータG10と、から構
成されている。セレクタ部101は、通常動作用入力信
号Dと回路診断用入力信号SIとを、モード切り替え用
入力信号SMCに応じて選択出力する回路である。
【0011】このセレクタ部101は、モード切り替え
入力信号SMCを反転して出力するインバータG111
と、モード切り替え入力信号SMCを制御端子(ゲー
ト)に入力するとともに、接点端子の一方(ソースまた
はドレイン)に通常動作用入力信号Dを入力するNチャ
ネル・トランスミッション・ゲートN111と、インバ
ータG111の出力信号を制御端子(ゲート)に入力す
るとともに、接点端子の一方(ソースまたはドレイン)
に回路診断用入力信号SIを入力するNチャネル・トラ
ンスミッション・ゲートN112と、から構成されてい
る。そして、Nチャネル・トランスミッション・ゲート
N111およびN112の接点端子の他方(ドレインま
たはソース)は互いに接続され、その接続点から、回路
診断用入力信号SIまたは通常動作用入力信号Dが選択
的に出力される。
【0012】また、第1のラッチ部102は、セレクタ
部101により選択された通常動作用入力信号Dまたは
回路診断用入力信号SIを入力し、入力した信号の保持
と次段の第2のラッチ部103への伝達とを、クロック
信号Tに応じておこなう回路である。
【0013】この第1のラッチ部102は、クロック信
号Tを制御端子(ゲート)に入力するとともに、接点端
子の一方(ソースまたはドレイン)を第1のラッチ部1
02の入力端子としてセレクタ部101の出力端子に接
続するNチャネル・トランスミッション・ゲートN12
1と、インバータG10の出力信号を制御端子(ゲー
ト)に入力するとともに、接点端子の一方(ソースまた
はドレイン)にトランスミッション・ゲートN121の
接点端子の他方(ドレインまたはソース)を接続するN
チャネル・トランスミッション・ゲートN122と、入
力端子をトランスミッション・ゲートN121の接点端
子の他方(ドレインまたはソース)に接続するととも
に、出力端子を第1のラッチ部102の出力端子とする
インバータG121と、入力端子をインバータG121
の出力端子に接続するとともに、出力端子をトランスミ
ッション・ゲートN122の接点端子の他方(ドレイン
またはソース)に接続するインバータG122と、から
構成される。
【0014】また、第2のラッチ部103は、クロック
信号Tに応じて、第1のラッチ部102から出力された
信号の保持と出力とをおこなう回路である。この第2の
ラッチ部103は、インバータG10の出力信号を制御
端子(ゲート)に入力するとともに、接点端子の一方
(ソースまたはドレイン)を第2のラッチ部103の入
力端子として第1のラッチ部102の出力端子に接続す
るNチャネル・トランスミッション・ゲートN131
と、制御端子(ゲート)にクロック信号Tを入力すると
ともに、接点端子の一方(ソースまたはドレイン)にト
ランスミッション・ゲートN131の接点端子の他方
(ドレインまたはソース)を接続するNチャネル・トラ
ンスミッション・ゲートN132と、入力端子をトラン
スミッション・ゲートN131の接点端子の他方(ドレ
インまたはソース)と接続するとともに、出力端子を第
2のラッチ部103の出力端子(すなわち、このスキャ
ン・フリップ・フロップの出力信号Qを出力する端子)
とするインバータG131と、入力端子をインバータG
131の出力端子に接続するとともに、出力端子をトラ
ンスミッション・ゲートN132の接点端子の他方(ド
レインまたはソース)に接続するインバータG132
と、から構成される。
【0015】つぎに、このスキャン・フリップ・フロッ
プの動作について説明する。まず、モード切り替え用入
力信号SMCの論理レベルが“L”となることで、Nチ
ャネル・トランスミッション・ゲートN111はオフと
なり、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN11
2はオンとなる。これにより、セレクタ部101から
は、回路診断用入力信号SIが選択されて出力される。
すなわち、論理レベル“L”のモード切り替え用入力信
号SMCの入力により、スキャン・フリップ・フロップ
は、テストモードとなる。
【0016】そして、クロック信号Tの論理レベルが
“H”の状態では、第1のラッチ部102において、N
チャネル・トランスミッション・ゲートN121はオン
となるため、セレクタ部101から出力された回路診断
用入力信号SIは、Nチャネル・トランスミッション・
ゲートN121を介してインバータG121に入力され
る。同じ状態で、Nチャネル・トランスミッション・ゲ
ートN122は、制御端子に論理レベル“H”のクロッ
ク信号Tの反転信号“L”が入力されるためにオフとな
り、インバータG122の出力端子は開放状態となっ
て、その出力信号はインバータG121に入力されな
い。すなわち、第1のラッチ部102は、回路診断用入
力信号SIを反転させた信号を次段の第2のラッチ部1
03に伝達する。
【0017】また、同じくクロック信号Tの論理レベル
が“H”の状態で、第2のラッチ部103においては、
Nチャネル・トランスミッション・ゲートN131は、
制御端子に論理レベル“H”のクロック信号Tの反転信
号“L”が入力されてオフとなるために、第1のラッチ
部102から出力された信号は、インバータG131に
伝達されない。他方、同じ状態で、Nチャネル・トラン
スミッション・ゲートN132は、制御端子に論理レベ
ル“H”のクロック信号Tが入力されるためにオンとな
り、インバータG131から出力された信号は、インバ
ータG132を介して反転され、再度インバータG13
1に入力される。
【0018】すなわち、第2のラッチ部103は、クロ
ック信号Tの論理レベルが“H”の状態となる直前にお
いてインバータG131から出力されていた論理レベル
の信号を保持する。よって、この状態では、第2のラッ
チ部103のインバータG131およびG132によっ
て保持された論理レベルの信号が、出力信号Qとして出
力される。
【0019】つづいて、クロック信号Tの論理レベルが
“L”の状態では、第1のラッチ部102において、N
チャネル・トランスミッション・ゲートN121はオフ
となるため、セレクタ部101から出力された回路診断
用入力信号SIは、インバータG121に入力されな
い。他方、同じ状態で、Nチャネル・トランスミッショ
ン・ゲートN122は、制御端子に論理レベル“L”の
クロック信号Tの反転信号“H”が入力されるためにオ
ンとなり、インバータG121から出力された信号は、
インバータG122を介して反転され、再度インバータ
G121に入力される。すなわち、第1のラッチ部10
2は、クロック信号Tの論理レベルが“L”の状態とな
る直前においてインバータG121から出力されていた
論理レベルの信号を保持する。
【0020】また、同じくクロック信号Tの論理レベル
が“L”の状態で、第2のラッチ部103においては、
Nチャネル・トランスミッション・ゲートN131は、
制御端子に論理レベル“L”のクロック信号Tの反転信
号“H”が入力されてオンとなるために、第1のラッチ
部102から出力された信号、すなわち第1のラッチ部
102のインバータG121およびG122によって保
持された論理レベルの信号は、Nチャネル・トランスミ
ッション・ゲートN131を介してインバータG131
に入力される。
【0021】そして、同じ状態で、Nチャネル・トラン
スミッション・ゲートN132は、制御端子に論理レベ
ル“L”のクロック信号Tが入力されてオフとなるため
に、インバータG132の出力端子は開放状態となっ
て、その出力信号はインバータG131に入力されな
い。すなわち、第2のラッチ部103は、第1のラッチ
部102から出力された信号を反転した信号をスキャン
・フリップ・フロップの出力信号Qとして出力する。
【0022】以上の動作から、テストモードにおけるス
キャン・フリップ・フロップの動作においては、第1の
ラッチ部102は、クロック信号Tが論理レベル“L”
となった際に、その時点における回路診断用入力信号S
Iの反転信号をラッチして第2のラッチ部103に入力
し、第2のラッチ部103は、クロック信号Tが論理レ
ベル“H”となった際に、その時点における第1のラッ
チ部102から出力されていた信号の反転信号をラッチ
して出力する。したがって、スキャン・フリップ・フロ
ップは、結果的に、回路診断用入力信号SIをクロック
信号Tの一周期分だけ遅延して出力する。
【0023】つぎに、モード切り替え用入力信号SMC
が論理レベル“H”となって、スキャン・フリップ・フ
ロップが通常動作モードとなる場合であるが、これは、
上述した説明において、回路診断用入力信号SIに代わ
って通常動作用入力信号Dがセレクタ部101から出力
されるのみで、第1のラッチ部102および第2のラッ
チ部103の動作は同様である。よって、ここではその
説明を省略する。
【0024】以上に説明したように、従来の半導体集積
回路装置は、ゲート回路群の追加や、スキャン・フリッ
プ・フロップ等のスキャンパス群導入によるテスト容易
化設計により、回路性能の診断の容易化と動作の信頼性
向上を実現している。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たゲート回路群とスキャンパス群とは、上述したよう
に、そのテストの目的が異なっているため、論理ゲート
の伝搬遅延時間のモニタリングと組み合わせ回路のスキ
ャンテストをともにおこないたい場合には、半導体集積
回路装置に、それらを実現するための回路をそれぞれ別
途に組み入れるように設計する必要があった。
【0026】近年においては、半導体集積回路装置の高
機能化および高速化にともなって、その内部の組み合わ
せ回路やその他論理回路は複雑化する傾向にあるため、
上記したようなテストに必要な回路の付加は、回路規模
の増大を招き、また、テストを実施するために必要な電
極端子(パッド)の増加が避けられないという問題があ
った。
【0027】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、回路規模の増大を抑えつつ、伝搬遅延時
間のモニタリングと機能テストとをともに実現する半導
体集積回路装置を得ることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明にかかる半導体集積回路
装置にあっては、論理回路の回路性能を診断するための
テスト容易化設計によって構成された半導体集積回路装
置において、通常動作モード時に前記論理回路に入力さ
れる通常動作用信号と、テストモード時に前記論理回路
に入力される回路診断用入力信号と、を第1のモード切
り替え用入力信号に応じて選択するセレクタ回路と、前
記セレクタ回路において選択された通常動作用信号およ
び回路診断用入力信号のいずれか一方の信号(以下、伝
送信号)を入力して保持または伝送する論理ゲートを有
し、前記伝送信号に対し、クロック信号に応じて保持ま
たは伝送のいずれか一方を実行するスキャンテスト・モ
ードと、前記伝送信号を前記クロック信号の状態とは無
関係に伝送するLong Delay Path機能・
モードと、を第2のモード切り替え用入力信号に応じて
選択して実行するラッチ回路と、を備えたことを特徴と
する。
【0029】この発明によれば、テスト容易化設計され
て構成されたラッチ回路が、スキャンテストのために保
持手段として機能するとともに、その構成要素である論
理ゲートを利用して、Long Delay Path
機能をも果たすので、2種類の回路診断テストを一つの
ラッチ回路において選択的に実行することができる。
【0030】つぎの発明にかかる半導体集積回路装置に
あっては、上記半導体集積回路装置において、前記ラッ
チ回路は、前記伝送信号の伝送または保持をおこなう論
理ゲート部と、前記第2のモード切り替え用入力信号が
前記スキャンテスト・モードを表わす場合に、前記伝送
信号を前記クロック信号に応じて伝送または遮断し、前
記第2のモード切り替え用入力信号が前記Long D
elay Path機能・モードを表わす場合に、前記
伝送信号を前記論理ゲート部に伝送する第1の制御部
と、前記論理ゲート部における前記伝送信号の伝送また
は保持を前記クロック信号に応じて選択制御する第2の
制御部と、を具備するラッチ手段を少なくとも一つ備え
たことを特徴とする。
【0031】この発明によれば、第1の制御部によっ
て、スキャンテストかLong Delay Path
機能の実行かを選択し、スキャンテストが選択された場
合に、論理ゲート部がスキャンテストのための保持手段
として機能して、Long Delay Path機能
が選択された場合に、論理ゲート部の構成要素である論
理ゲートを利用して、Long Delay Path
機能をも果たすので、2種類の回路診断テストを一つの
ラッチ回路において選択的に実行することができる。
【0032】つぎの発明にかかる半導体集積回路装置に
あっては、上記半導体集積回路装置において、前記第1
の制御部は、少なくとも一つの第1のトランスミッショ
ン・ゲートを有し、前記伝送信号は当該第1のトランス
ミッション・ゲートを介して前記論理ゲート部に伝送さ
れ、前記第2の制御部は、少なくとも一つの第2のトラ
ンスミッション・ゲートを有し、前記論理ゲート部は、
当該第2のトランスミッション・ゲートは前記クロック
信号によってオン/オフ制御されることで、前記伝送信
号の伝送または保持を選択制御することを特徴とする。
【0033】この発明によれば、第1の制御部が伝送信
号を論理ゲート部に伝送する際の伝送可否と、第2の制
御部が伝送信号を伝送するかまたは保持するか選択を、
それぞれ第1および第2のトランスミッション・ゲート
によって制御しているので、当該第1および第2のトラ
ンスミッション・ゲートに与える信号の論理レベルを適
宜選択することで、スキャンテスト・モードかLong
Delay Path機能・モードかの選択が可能に
なる。
【0034】つぎの発明にかかる半導体集積回路装置に
あっては、上記半導体集積回路装置において、前記第1
および第2のトランスミッション・ゲートは、N/P両
チャネル・トランスミッション・ゲートであることを特
徴とする。
【0035】この発明によれば、第1の制御部および第
2制御部における伝送信号の伝送または保持を制御する
のに、N/P両チャネル・トランスミッション・ゲート
を用いることで、論理レベル“H”の伝送信号を安定に
かつ確実に伝達することが可能になる。
【0036】つぎの発明にかかる半導体集積回路装置に
あっては、上記半導体集積回路装置において、前記論理
ゲート部は、前記第1の制御部を介して伝送された信号
を反転して出力する第1のインバータと、前記第1のイ
ンバータから出力された信号を反転して前記第1のイン
バータに前記第2の制御部を介して入力する第2のイン
バータと、前記第2のモード切り替え用入力信号が前記
Long DelayPath機能・モードを表わす場
合に、前記第2のインバータの出力信号が前記第1のイ
ンバータに入力されることを遮断する第3のトランスミ
ッション・ゲートと、を備えることを特徴とする。
【0037】この発明によれば、第2のモード切り替え
用入力信号がLong DelayPath機能・モー
ドを表わす場合に、第3のトランスミッション・ゲート
によって、論理ゲート部を保持手段として機能させる際
にのみ有効となる第2のインバータの出力信号が、論理
ゲート部を伝送手段として機能させる際にも有効になる
第1のインバータに再帰的に入力されることを遮断する
ので、Long Delay Path機能・モード時
に、上記第2のトランスミッション・ゲートがオンされ
てしまうことで第1のインバータの入力段において発生
する信号の衝突を回避することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、この発明にかかる半導体
集積回路装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明
する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定され
るものではない。
【0039】実施の形態1.まず、実施の形態1にかか
る半導体集積回路装置について説明する。実施の形態1
にかかる半導体集積回路装置は、伝搬遅延時間のモニタ
リング(以下、Long Delay Path機能と
称する)とスキャンテストの選択が可能なスキャン・フ
リップ・フロップを備えたことを特徴としている。
【0040】よって、以下においては、上記スキャン・
フリップ・フロップの回路構成および動作についてのみ
説明するが、このスキャン・フリップ・フロップの半導
体集積回路装置上における配置位置およびテスト対象と
なる組み合わせ回路とスキャン・フリップ・フロップと
の信号の入出力は、従来のスキャン・フリップ・フロッ
プと同様である。
【0041】図1は、実施の形態1にかかる半導体集積
回路装置におけるスキャン・フリップ・フロップの回路
構成を示す図である。図1に示すスキャン・フリップ・
フロップは、セレクタ部11と、第1のラッチ部12
と、第2のラッチ部13と、クロック信号Tを反転して
出力するインバータG10と、から構成されている。セ
レクタ部11は、通常動作用入力信号Dと回路診断用入
力信号SIとを、第1のモード切り替え用入力信号SM
Cに応じて選択出力する回路である。
【0042】このセレクタ部11は、第1のモード切り
替え入力信号SMCを反転して出力するインバータG1
1と、第1のモード切り替え入力信号SMCを制御端子
(ゲート)に入力するとともに、接点端子の一方(ソー
スまたはドレイン)に通常動作用入力信号Dを入力する
Nチャネル・トランスミッション・ゲートN11と、イ
ンバータG11の出力信号を制御端子(ゲート)に入力
するとともに、接点端子の一方(ソースまたはドレイ
ン)に回路診断用入力信号SIを入力するNチャネル・
トランスミッション・ゲートN12と、から構成されて
いる。そして、Nチャネル・トランスミッション・ゲー
トN11およびN12の接点端子の他方(ドレインまた
はソース)は互いに接続され、その接続点から、回路診
断用入力信号SIまたは通常動作用入力信号Dが選択的
に出力される。
【0043】また、第1のラッチ部12は、セレクタ部
11により選択された通常動作用入力信号Dまたは回路
診断用入力信号SIを入力し、クロック信号Tに応じ
て、その入力した信号の保持と次段の第2のラッチ部1
3への伝達をおこなうとともに、第2のモード切り替え
入力信号LDPに応じて、スキャンテストの実行か伝搬
遅延時間のモニタリングかを選択する回路である。
【0044】この第1のラッチ部12は、入力端子の一
方に第2のモード切り替え入力信号LDPを入力し、入
力端子の他方にクロック信号Tを入力するORゲートO
R1と、制御端子(ゲート)をORゲートOR1の出力
端子に接続するとともに、接点端子の一方(ソースまた
はドレイン)を第1のラッチ部12の入力端子としてセ
レクタ部11の出力端子に接続するNチャネル・トラン
スミッション・ゲートN21と、インバータG10の出
力信号を制御端子(ゲート)に入力するとともに、接点
端子の一方(ソースまたはドレイン)にトランスミッシ
ョン・ゲートN21の接点端子の他方(ドレインまたは
ソース)を接続するNチャネル・トランスミッション・
ゲートN22と、入力端子をトランスミッション・ゲー
トN21の接点端子の他方(ドレインまたはソース)に
接続するとともに、出力端子を第1のラッチ部12の出
力端子とするインバータG21と、入力端子をインバー
タG21の出力端子に接続するとともに、出力端子をN
チャネル・トランスミッション・ゲートN22の接点端
子の他方(ドレインまたはソース)に接続するインバー
タG22と、から構成される。
【0045】また、第2のラッチ部13は、クロック信
号Tに応じて、第1のラッチ部12から出力された信号
の保持と外部への出力とをおこなうとともに、第2のモ
ード切り替え入力信号LDPに応じて、スキャンテスト
の実行か伝搬遅延時間のモニタリングかを選択する回路
である。
【0046】この第2のラッチ部13は、入力端子の一
方に第2のモード切り替え入力信号LDPを入力し、入
力端子の他方にインバータG10の出力信号をを入力す
るORゲートOR2と、制御端子(ゲート)をORゲー
トOR2の出力端子に接続するとともに、接点端子の一
方(ソースまたはドレイン)を第2のラッチ部13の入
力端子として第1のラッチ部12の出力端子に接続する
Nチャネル・トランスミッション・ゲートN31と、制
御端子(ゲート)にクロック信号Tを入力するととも
に、接点端子の一方(ソースまたはドレイン)にトラン
スミッション・ゲートN31の接点端子の他方(ドレイ
ンまたはソース)を接続するNチャネル・トランスミッ
ション・ゲートN32と、入力端子をトランスミッショ
ン・ゲートN31の接点端子の他方(ドレインまたはソ
ース)と接続するとともに、出力端子を第2のラッチ部
13の出力端子(すなわち、このスキャン・フリップ・
フロップの出力信号Qを出力する端子)とするインバー
タG31と、入力端子をインバータG31の出力端子に
接続するとともに、出力端子をトランスミッション・ゲ
ートN32の接点端子の他方(ドレインまたはソース)
に接続するインバータG32と、から構成される。
【0047】つぎに、このスキャン・フリップ・フロッ
プの動作について説明する。まず、第1のモード切り替
え用入力信号SMCの論理レベルが“L”となりテスト
モードが選択され、かつ第2のモード切り替え入力信号
LDPの論理レベルが“L”である場合を考える。な
お、第2のモード切り替え入力信号LDPの論理レベル
が“L”である場合は、このスキャン・フリップ・フロ
ップをスキャンテスト・モードに選択することを意味す
る。
【0048】この場合、セレクタ部11において、Nチ
ャネル・トランスミッション・ゲートN11はオフとな
り、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN12は
オンとなる。これにより、セレクタ部11からは、回路
診断用入力信号SIが選択されて出力される。
【0049】この状態において、クロック信号Tの論理
レベルが“H”になると、第1のラッチ部12では、O
RゲートOR1が、論理レベル“H”のクロック信号T
と論理レベル“L”の第2のモード切り替え入力信号L
DPとの入力により、論理レベル“H”の信号を出力す
る。すなわち、Nチャネル・トランスミッション・ゲー
トN21のゲートに論理レベル“H”の信号が入力され
る。
【0050】これにより、Nチャネル・トランスミッシ
ョン・ゲートN21はオンとなり、セレクタ部11から
出力された回路診断用入力信号SIは、Nチャネル・ト
ランスミッション・ゲートN21を介してインバータG
21に入力される。同じ状態で、Nチャネル・トランス
ミッション・ゲートN22は、制御端子に論理レベル
“H”のクロック信号Tの反転信号“L”が入力される
ためにオフとなり、インバータG22の出力端子は開放
状態となって、その出力信号はインバータG21に入力
されない。すなわち、第1のラッチ部12は、回路診断
用入力信号SIを反転させた信号を次段の第2のラッチ
部13に伝達する。
【0051】また、同じくクロック信号Tの論理レベル
が“H”の状態において、第2のラッチ部13では、O
RゲートOR2が、論理レベル“H”のクロック信号T
の反転信号“L”と論理レベル“L”の第2のモード切
り替え入力信号LDPとの入力により、論理レベル
“L”の信号を出力する。すなわち、Nチャネル・トラ
ンスミッション・ゲートN31のゲートに論理レベル
“L”の信号が入力される。
【0052】これにより、Nチャネル・トランスミッシ
ョン・ゲートN31はオフとなり、第1のラッチ部12
から出力された信号は、インバータG31に伝達されな
い。他方、同じ状態で、Nチャネル・トランスミッショ
ン・ゲートN32は、制御端子に論理レベル“H”のク
ロック信号Tが入力されるためにオンとなり、インバー
タG31から出力された信号は、インバータG32を介
して反転され、再度インバータG31に入力される。
【0053】すなわち、第2のラッチ部13は、クロッ
ク信号Tの論理レベルが“H”の状態となる直前におい
てインバータG31から出力されていた論理レベルの信
号を保持する。よって、この状態では、第2のラッチ部
13のインバータG31およびG32によって保持され
た論理レベルの信号が、出力信号Qとして出力される。
【0054】つづいて、クロック信号Tの論理レベルが
“L”になると、第1のラッチ部12において、ORゲ
ートOR1は、論理レベル“L”のクロック信号Tと論
理レベル“L”の第2のモード切り替え入力信号LDP
との入力により、論理レベル“L”の信号を出力する。
すなわち、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN
21のゲートに論理レベル“L”の信号が入力される。
【0055】これにより、Nチャネル・トランスミッシ
ョン・ゲートN21はオフとなり、セレクタ部11から
出力された回路診断用入力信号SIは、インバータG2
1に入力されない。他方、同じ状態で、Nチャネル・ト
ランスミッション・ゲートN22は、制御端子に論理レ
ベル“L”のクロック信号Tの反転信号“H”が入力さ
れるためにオンとなり、インバータG21から出力され
た信号は、インバータG22を介して反転され、再度イ
ンバータG21に入力される。すなわち、第1のラッチ
部12は、クロック信号Tの論理レベルが“L”の状態
となる直前においてインバータG21から出力されてい
た論理レベルの信号を保持する。
【0056】また、同じくクロック信号Tの論理レベル
が“L”の状態において、第2のラッチ部13では、O
RゲートOR2は、論理レベル“L”のクロック信号T
の反転信号“H”と論理レベル“L”の第2のモード切
り替え入力信号LDPとの入力により、論理レベル
“H”の信号を出力する。すなわち、Nチャネル・トラ
ンスミッション・ゲートN31のゲートに論理レベル
“H”の信号が入力される。
【0057】これにより、Nチャネル・トランスミッシ
ョン・ゲートN31はオンとなり、第1のラッチ部12
から出力された信号、すなわち第1のラッチ部12のイ
ンバータG21およびG22によって保持された論理レ
ベルの信号は、Nチャネル・トランスミッション・ゲー
トN31を介してインバータG31に入力される。
【0058】そして、同じ状態で、Nチャネル・トラン
スミッション・ゲートN32は、制御端子に論理レベル
“L”のクロック信号Tが入力されてオフとなるため
に、インバータG32の出力端子は開放状態となって、
その出力信号はインバータG31に入力されない。すな
わち、第2のラッチ部13は、第1のラッチ部12から
出力された信号を反転した信号をスキャン・フリップ・
フロップの出力信号Qとして出力する。
【0059】よって、第2のモード切り替え入力信号L
DPの論理レベルが“L”である場合には、実施の形態
1にかかる半導体集積回路装置を構成するスキャン・フ
リップ・フロップを、従来通りスキャンテストをおこな
うために用いることができる。
【0060】つぎに、第2のモード切り替え入力信号L
DPの論理レベルが“H”である場合を考える。これ
は、このスキャン・フリップ・フロップをLong D
elay Path機能モードに選択することを意味す
る。この場合、セレクタ部11は、第2のモード切り替
え入力信号LDPの論理レベルに依存しないため、上述
同様に動作し、ここではその説明を省略する。
【0061】さらにこの場合、第1のラッチ部12のO
RゲートOR1の入力端子の一方に、論理レベルが
“H”の第2のモード切り替え入力信号LDPが入力さ
れることになるため、ORゲートOR1は、入力端子の
他方に入力されるクロック信号Tの論理レベルとは無関
係に論理レベル“H”の信号を出力する。これにより、
Nチャネル・トランスミッション・ゲートN21はオン
状態を維持し、セレクタ部11から出力された通常動作
用入力信号Dまたは回路診断用入力信号SIを、Nチャ
ネル・トランスミッション・ゲートN21およびインバ
ータG21を介して、反転して出力する。
【0062】同様に、第2のラッチ部13においても、
ORゲートOR2の入力端子の一方に、論理レベルが
“H”の第2のモード切り替え入力信号LDPが入力さ
れることになるため、ORゲートOR2は、入力端子の
他方に入力されるクロック信号Tの論理レベルとは無関
係に論理レベル“H”の信号を出力する。これにより、
Nチャネル・トランスミッション・ゲートN31はオン
状態を維持し、第1のラッチ部12から出力された信号
を、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN31お
よびインバータG31を介して、反転して出力する。
【0063】よって、第2のモード切り替え入力信号L
DPの論理レベルが“H”である場合には、このスキャ
ン・フリップ・フロップは、セレクタ部11に入力され
た通常動作用入力信号Dまたは回路診断用入力信号SI
をその論理レベルのまま、セレクタ部11、第1のラッ
チ部12および第2のラッチ部13を介して外部へと伝
達する。
【0064】これにより、実施の形態1にかかる半導体
集積回路装置を構成するスキャン・フリップ・フロップ
は、記憶素子として機能せず、単純ゲート接続回路と等
価となり、図4に示したような従来の単純ゲートを多段
に接続した回路と同様のLong Delay Pat
h機能を果たす。すなわち、第1のラッチ部12および
第2のラッチ部13のそれぞれのインバータを介して伝
搬された信号の伝搬遅延時間を測定し、あらかじめシミ
ュレーションにより確認済みの伝搬遅延時間と比較する
ことで、製造した集積回路が設計規格通り所望の回路性
能を満足しているかどうかを判断することができる。
【0065】以上に説明したとおり、実施の形態1にか
かる半導体集積回路装置によれば、従来のスキャン・フ
リップ・フロップのそれぞれのラッチ部内にORゲート
を設け、そのORゲートの出力信号により、それぞれラ
ッチ部への信号の入力を許可するNチャネル・トランス
ミッション・ゲートをオン/オフ制御し、さらにそれぞ
れのORゲートに、上記Nチャネル・トランスミッショ
ン・ゲートをオン/オフ制御するクロック信号Tと、第
2のモード切り替え用入力信号LDPとを入力するの
で、第2のモード切り替え用入力信号LDPの論理レベ
ルを“H”とすることで従来のスキャンテストを実行で
き、第2のモード切り替え用入力信号LDPの論理レベ
ルを“L”とすることでLong Delay Pat
h機能を実行することができる。
【0066】すなわち、テスト容易化設計された半導体
集積回路装置において、別途ゲート回路群を追加するこ
となく、スキャン・フリップ・フロップの構成におい
て、スキャンテストと伝搬遅延時間のモニタリングとを
選択的に実行することができ、回路規模の増大を抑える
ことが可能になる。
【0067】実施の形態2.つぎに、実施の形態2にか
かる半導体集積回路装置について説明する。実施の形態
2にかかる半導体集積回路装置は、実施の形態1にかか
る半導体集積回路装置を構成するスキャン・フリップ・
フロップにおいて、図1に示した各Nチャネル・トラン
スミッション・ゲートN11、N12、N21、N2
2、N31およびN32を、それぞれN/P両チャネル
・トランスミッション・ゲートに置換するとともにそれ
らN/P両チャネル・トランスミッション・ゲートの動
作のためのインバータを設けた点が異なる。なお、他の
構成および動作は、実施の形態1と同様である。
【0068】図2は、実施の形態2にかかる半導体集積
回路装置におけるスキャン・フリップ・フロップの回路
構成を示す図である。なお、図2において、図1と共通
する部分には同一符号を付してその説明を省略する。図
2に示すスキャン・フリップ・フロップは、セレクタ部
21と、第1のラッチ部22と、第2のラッチ部23
と、クロック信号Tを反転して出力するインバータG1
0と、から構成されている。
【0069】セレクタ部21は、通常動作用入力信号D
と回路診断用入力信号SIとを、第1のモード切り替え
用入力信号SMCに応じて選択出力する回路である。こ
のセレクタ部21は、第1のモード切り替え入力信号S
MCを反転して出力するインバータG41と、第1のモ
ード切り替え入力信号SMCを正相制御端子(Nチャネ
ル・トランジスタ側のゲート)に入力し、インバータG
41の出力信号を逆相制御端子(Pチャネル・トランジ
スタ側のゲート)に入力するとともに、接点端子の一方
(ソースまたはドレイン)に通常動作用入力信号Dを入
力するN/P両チャネル・トランスミッション・ゲート
W11と、第1のモード切り替え入力信号SMCを逆相
制御端子(Pチャネル・トランジスタ側のゲート)に入
力し、インバータG41の出力信号を正相制御端子(N
チャネル・トランジスタ側のゲート)に入力するととも
に、接点端子の一方(ソースまたはドレイン)に回路診
断用入力信号SIを入力するN/P両チャネル・トラン
スミッション・ゲートW12と、から構成されている。
【0070】そして、N/P両チャネル・トランスミッ
ション・ゲートW11およびW12の接点端子の他方
(ドレインまたはソース)は互いに接続され、その接続
点から、回路診断用入力信号SIまたは通常動作用入力
信号Dが選択的に出力される。
【0071】また、第1のラッチ部22は、実施の形態
1において説明した第1のラッチ部12と同様に、セレ
クタ部21により選択出力された通常動作用入力信号D
または回路診断用入力信号SIを入力し、クロック信号
Tおよび第2のモード切り替え入力信号LDPに応じ
て、スキャンテスト・モードにおける信号の保持および
次段の第2のラッチ部23への伝達と、Long De
lay Path機能・モードにおける信号の第2のラ
ッチ部23への伝達と、を選択する回路である。
【0072】この第1のラッチ部22は、ORゲートO
R1と、インバータG21と、インバータG22と、O
RゲートOR1の出力信号を反転して出力するインバー
タG42と、ORゲートOR1の出力信号を正相制御端
子(Nチャネル・トランジスタ側のゲート)に入力する
とともにインバータG42の出力信号を逆相制御端子
(Pチャネル・トランジスタ側のゲート)に入力し、接
点端子の一方(ソースまたはドレイン)を第1のラッチ
部22の入力端子としてセレクタ部21の出力端子に接
続し、接点端子の他方(ドレインまたはソース)をイン
バータG21の入力端子に接続するN/P両チャネル・
トランスミッション・ゲートW21と、インバータG1
0の出力信号を正相制御端子(Nチャネル・トランジス
タ側のゲート)に入力するとともにクロック信号Tを逆
相制御端子(Pチャネル・トランジスタ側のゲート)に
入力し、接点端子の一方(ソースまたはドレイン)をN
/P両チャネル・トランスミッション・ゲートW21の
接点端子の他方(ドレインまたはソース)に接続し、接
点端子の他方(ドレインまたはソース)をインバータG
22の出力端子に接続するN/P両チャネル・トランス
ミッション・ゲートW22と、から構成される。
【0073】また、第2のラッチ部23は、実施の形態
1において説明した第1のラッチ部13と同様に、第1
のラッチ部22から出力された信号を入力し、クロック
信号Tおよび第2のモード切り替え入力信号LDPに応
じて、スキャンテスト・モードにおける信号の保持およ
び外部への出力と、Long Delay Path機
能・モードにおける信号の外部への出力と、を選択する
回路である。
【0074】この第2のラッチ部23は、ORゲートO
R2と、インバータG31と、インバータG32と、O
RゲートOR2の出力信号を反転して出力するインバー
タG43と、ORゲートOR2の出力信号を正相制御端
子(Nチャネル・トランジスタ側のゲート)に入力する
とともにインバータG43の出力信号を逆相制御端子
(Pチャネル・トランジスタ側のゲート)に入力し、接
点端子の一方(ソースまたはドレイン)を第2のラッチ
部23の入力端子として第1のラッチ部22の出力端子
に接続し、接点端子の他方(ドレインまたはソース)を
インバータG31の入力端子に接続するN/P両チャネ
ル・トランスミッション・ゲートW31と、クロック信
号Tを正相制御端子(Nチャネル・トランジスタ側のゲ
ート)に入力するとともにインバータG10の出力信号
を逆相制御端子(Pチャネル・トランジスタ側のゲー
ト)に入力し、接点端子の一方(ソースまたはドレイ
ン)をN/P両チャネル・トランスミッション・ゲート
W31の接点端子の他方(ドレインまたはソース)に接
続し、接点端子の他方(ドレインまたはソース)をイン
バータG32の出力端子に接続するN/P両チャネル・
トランスミッション・ゲートW32と、から構成され
る。
【0075】つぎに、このスキャン・フリップ・フロッ
プの動作について説明する。まず、第1のモード切り替
え用入力信号SMCの論理レベルが“L”となりテスト
モードが選択され、かつ第2のモード切り替え入力信号
LDPの論理レベルが“L”となり、スキャンテスト・
モードが選択された場合を考える。
【0076】この場合、N/P両チャネル・トランスミ
ッション・ゲートW11はオフとなり、N/P両チャネ
ル・トランスミッション・ゲートW12はオンとなるの
で、実施の形態1において説明したセレクタ部11と同
様に動作する。
【0077】また、この状態において、クロック信号T
の論理レベルが“H”になると、ORゲートOR1は論
理レベル“H”の信号を出力するため、N/P両チャネ
ル・トランスミッション・ゲートW21の正相制御端子
に論理レベル“H”の信号が入力され、その逆相制御端
子にインバータG42を介して論理レベル“L”の信号
が入力される。すなわち、N/P両チャネル・トランス
ミッション・ゲートW21はオンとなり、実施の形態1
において説明したNチャネル・トランスミッション・ゲ
ートN21と同様に動作する。
【0078】さらに、このクロック信号Tの論理レベル
が“H”の状態では、N/P両チャネル・トランスミッ
ション・ゲートW22の正相制御端子にインバータG1
0を介して論理レベル“L”の信号が入力され、その逆
相制御端子に論理レベル“H”の信号が入力される。す
なわち、N/P両チャネル・トランスミッション・ゲー
トW22はオフとなり、実施の形態1において説明した
Nチャネル・トランスミッション・ゲートN22と同様
に動作する。
【0079】また、同じくクロック信号Tの論理レベル
が“H”の状態において、第2のラッチ部23では、O
RゲートOR2は論理レベル“L”の信号を出力するた
め、N/P両チャネル・トランスミッション・ゲートW
31の正相制御端子に論理レベル“L”の信号が入力さ
れ、その逆相制御端子にインバータG43を介して論理
レベル“H”の信号が入力される。すなわち、N/P両
チャネル・トランスミッション・ゲートW31はオフと
なり、実施の形態1において説明したNチャネル・トラ
ンスミッション・ゲートN31と同様に動作する。
【0080】さらに、このクロック信号Tの論理レベル
が“H”の状態では、N/P両チャネル・トランスミッ
ション・ゲートW32の正相制御端子に論理レベル
“H”の信号が入力され、その逆相制御端子にインバー
タG10を介して論理レベル“L”の信号が入力され
る。すなわち、N/P両チャネル・トランスミッション
・ゲートW32はオンとなり、実施の形態1において説
明したNチャネル・トランスミッション・ゲートN32
と同様に動作する。
【0081】つづいて、クロック信号Tの論理レベルが
“L”になる場合を考えると、ORゲートOR1は論理
レベル“L”の信号を出力するため、N/P両チャネル
・トランスミッション・ゲートW21の正相制御端子に
論理レベル“L”の信号が入力され、その逆相制御端子
にインバータG42を介して論理レベル“H”の信号が
入力される。すなわち、N/P両チャネル・トランスミ
ッション・ゲートW21はオフとなり、この場合も実施
の形態1において説明したNチャネル・トランスミッシ
ョン・ゲートN21と同様に動作する。
【0082】さらに、同じ状態においては、N/P両チ
ャネル・トランスミッション・ゲートW22の正相制御
端子にインバータG10を介して論理レベル“H”の信
号が入力され、その逆相制御端子に論理レベル“L”の
信号が入力される。すなわち、N/P両チャネル・トラ
ンスミッション・ゲートW22はオンとなり、実施の形
態1において説明したNチャネル・トランスミッション
・ゲートN22と同様に動作する。
【0083】また、同じくクロック信号Tの論理レベル
が“L”の状態において、第2のラッチ部23では、O
RゲートOR2は論理レベル“H”の信号を出力するた
め、N/P両チャネル・トランスミッション・ゲートW
31の正相制御端子に論理レベル“H”の信号が入力さ
れ、その逆相制御端子にインバータG43を介して論理
レベル“L”の信号が入力される。すなわち、N/P両
チャネル・トランスミッション・ゲートW31はオンと
なり、この場合も実施の形態1において説明したNチャ
ネル・トランスミッション・ゲートN31と同様に動作
する。
【0084】さらに、同じ状態では、N/P両チャネル
・トランスミッション・ゲートW32の正相制御端子に
論理レベル“L”の信号が入力され、その逆相制御端子
にインバータG10を介して論理レベル“H”の信号が
入力される。すなわち、N/P両チャネル・トランスミ
ッション・ゲートW32はオフとなり、実施の形態1に
おいて説明したNチャネル・トランスミッション・ゲー
トN32と同様に動作する。
【0085】よって、第2のモード切り替え入力信号L
DPの論理レベルが“L”である場合には、実施の形態
1と同様に、実施の形態2にかかる半導体集積回路装置
を構成するスキャン・フリップ・フロップを、従来通り
スキャンテストをおこなうために用いることができる。
【0086】つぎに、第2のモード切り替え入力信号L
DPの論理レベルが“H”となり、スキャン・フリップ
・フロップをLong Delay Path機能モー
ドに選択した場合を考える。この場合、セレクタ部21
は、第2のモード切り替え入力信号LDPの論理レベル
に依存しないため、上述同様に動作し、ここではその説
明を省略する。
【0087】さらにこの場合、第1のラッチ部22のO
RゲートOR1の入力端子の一方に、論理レベルが
“H”の第2のモード切り替え入力信号LDPが入力さ
れることになるため、ORゲートOR1は、入力端子の
他方に入力されるクロック信号Tの論理レベルとは無関
係に論理レベル“H”の信号を出力する。これにより、
N/P両チャネル・トランスミッション・ゲートW21
はオン状態を維持し、セレクタ部21から出力された通
常動作用入力信号Dまたは回路診断用入力信号SIを、
N/P両チャネル・トランスミッション・ゲートW21
およびインバータG21を介して、反転して出力する。
【0088】同様に、第2のラッチ部23においても、
ORゲートOR2の入力端子の一方に、論理レベルが
“H”の第2のモード切り替え入力信号LDPが入力さ
れることになるため、ORゲートOR2は、入力端子の
他方に入力されるクロック信号Tの論理レベルとは無関
係に論理レベル“H”の信号を出力する。これにより、
N/P両チャネル・トランスミッション・ゲートW31
はオン状態を維持し、第1のラッチ部22から出力され
た信号を、N/P両チャネル・トランスミッション・ゲ
ートW31およびインバータG31を介して、反転して
出力する。
【0089】よって、第2のモード切り替え入力信号L
DPの論理レベルが“H”である場合には、このスキャ
ン・フリップ・フロップは、セレクタ部21に入力され
た通常動作用入力信号Dまたは回路診断用入力信号SI
をその論理レベルのまま、セレクタ部21、第1のラッ
チ部22および第2のラッチ部23を介して外部へと伝
達する。
【0090】これにより、実施の形態2にかかる半導体
集積回路装置を構成するスキャン・フリップ・フロップ
は、実施の形態1の場合と同様に、記憶素子として機能
せず、Long Delay Path機能を果たす。
【0091】以上に説明したとおり、実施の形態2にか
かる半導体集積回路装置によれば、従来のスキャン・フ
リップ・フロップのそれぞれのラッチ部内にORゲート
を設け、そのORゲートの出力信号により、それぞれラ
ッチ部への信号の入力を許可するNチャネル・トランス
ミッション・ゲートをオン/オフ制御し、さらにそれぞ
れのORゲートに、上記Nチャネル・トランスミッショ
ン・ゲートをオン/オフ制御するクロック信号Tと、第
2のモード切り替え用入力信号LDPとを入力するの
で、第2のモード切り替え用入力信号LDPの論理レベ
ルを“H”とすることで従来のスキャンテストを実行で
き、第2のモード切り替え用入力信号LDPの論理レベ
ルを“L”とすることでLong Delay Pat
h機能を実行することができる。
【0092】すなわち、テスト容易化設計された半導体
集積回路装置において、別途ゲート回路群を追加するこ
となく、スキャン・フリップ・フロップの構成におい
て、スキャンテストと伝搬遅延時間のモニタリングとを
選択的に実行することができ、回路規模の増大を抑える
ことが可能になる。
【0093】さらに、セレクタ部21、第1のラッチ部
22および第2のラッチ部23において、オン/オフ制
御されるトランスミッション・ゲートとして、N/P両
チャネル・トランスミッション・ゲートを用いているた
め、論理レベル“H”の信号を安定にかつ確実に伝達す
ることができ、テストの精度を向上させることが可能に
なる。
【0094】実施の形態3.つぎに、実施の形態3にか
かる半導体集積回路装置について説明する。実施の形態
3にかかる半導体集積回路装置は、実施の形態1にかか
る半導体集積回路装置を構成するスキャン・フリップ・
フロップにおいて、第1のラッチ部12および第2のラ
ッチ部13のそれぞれに、Long Delay Pa
th機能・モード時の誤動作を防止するためのPチャネ
ル・トランスミッション・ゲートを設けた点が異なる。
なお、他の構成および動作は、実施の形態1と同様であ
る。
【0095】図1に示したスキャン・フリップ・フロッ
プにおいては、Long Delay Path機能・
モードが選択された状態に、常時Nチャネル・トランス
ミッション・ゲートN21およびN31をオンにして、
セレクタ部11から出力された信号を第1のラッチ部1
2および第2のラッチ部13を介して外部に伝達するも
のであったが、クロック信号Tの論理レベルの状態によ
っては、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN2
2およびN32がそれぞれオン状態となって、それぞれ
インバータG22およびG32の出力信号をインバータ
G22およびG32へと再帰入力される場合が生じる。
【0096】すなわち、インバータG21およびG31
の入力段において、それぞれNチャネル・トランスミッ
ション・ゲートN21およびN31を介して伝達された
信号と、インバータG22およびG32の出力信号との
衝突が生じ、これにより第1のラッチ部12および第2
のラッチ部13が誤動作するおそれがあった。
【0097】そこで、実施の形態3にかかる半導体集積
回路装置を構成するスキャン・フリップ・フロップで
は、第1のラッチ部および第2のラッチ部内に、インバ
ータG21およびG31の入力段における信号の衝突を
回避するためのPチャネル・トランスミッション・ゲー
トを設けている。
【0098】図3は、実施の形態3にかかる半導体集積
回路装置におけるスキャン・フリップ・フロップの回路
構成を示す図である。なお、図3において、図1と共通
する部分には同一符号を付してその説明を省略する。図
3に示すスキャン・フリップ・フロップは、セレクタ部
31と、第1のラッチ部32と、第2のラッチ部33
と、クロック信号Tを反転して出力するインバータG1
0と、から構成されている。
【0099】セレクタ部31は、図1に示したセレクタ
部11と同構成および同動作であるため、ここではその
説明を省略する。第1のラッチ部32は、実施の形態1
において説明した第1のラッチ部12と同様に、セレク
タ部31により選択出力された通常動作用入力信号Dま
たは回路診断用入力信号SIを入力し、クロック信号T
および第2のモード切り替え入力信号LDPに応じて、
スキャンテスト・モードにおける信号の保持および次段
の第2のラッチ部33への伝達と、LongDelay
Path機能・モードにおける信号の第2のラッチ部
33への伝達と、を選択する回路である。
【0100】この第1のラッチ部32は、ORゲートO
R1と、インバータG21と、インバータG22と、第
2のモード切り替え入力信号LDPを制御端子(ゲー
ト)に入力し、接点端子の一方(ソースまたはドレイ
ン)をインバータG21の入力端子に接続するPチャネ
ル・トランスミッション・ゲートP21と、制御端子
(ゲート)をORゲートOR1の出力端子に接続すると
ともに、接点端子の一方(ソースまたはドレイン)を第
1のラッチ部32の入力端子としてセレクタ部31の出
力端子に接続し、接点端子の他方(ドレインまたはソー
ス)をインバータG21の入力端子に接続するNチャネ
ル・トランスミッション・ゲートN21と、インバータ
G10の出力信号を制御端子(ゲート)に入力するとと
もに、接点端子の一方(ソースまたはドレイン)にPチ
ャネル・トランスミッション・ゲートP21の接点端子
の他方(ドレインまたはソース)を接続し、接点端子の
他方(ドレインまたはソース)にインバータG22の出
力端子を接続するNチャネル・トランスミッション・ゲ
ートN22と、から構成される。
【0101】また、第2のラッチ部33は、実施の形態
1において説明した第2のラッチ部13と同様に、第1
のラッチ部32から出力された信号を入力し、クロック
信号Tおよび第2のモード切り替え入力信号LDPに応
じて、スキャンテスト・モードにおける信号の保持およ
び外部への出力と、Long Delay Path機
能・モードにおける信号の外部への出力と、を選択する
回路である。
【0102】この第2のラッチ部33は、ORゲートO
R2と、インバータG31と、インバータG32と、第
2のモード切り替え入力信号LDPを制御端子(ゲー
ト)に入力し、接点端子の一方(ソースまたはドレイ
ン)をインバータG31の入力端子に接続するPチャネ
ル・トランスミッション・ゲートP31と、制御端子
(ゲート)をORゲートOR1の出力端子に接続すると
ともに、接点端子の一方(ソースまたはドレイン)を第
2のラッチ部33の入力端子として第1のラッチ部32
の出力端子に接続し、接点端子の他方(ドレインまたは
ソース)をインバータG31の入力端子に接続するNチ
ャネル・トランスミッション・ゲートN31と、クロッ
ク信号Tを制御端子(ゲート)に入力するとともに、接
点端子の一方(ソースまたはドレイン)にPチャネル・
トランスミッション・ゲートP31の接点端子の他方
(ドレインまたはソース)を接続し、接点端子の他方
(ドレインまたはソース)にインバータG32の出力端
子を接続するNチャネル・トランスミッション・ゲート
N32と、から構成される。
【0103】つぎに、このスキャン・フリップ・フロッ
プの動作について説明する。まず、第1のモード切り替
え用入力信号SMCの論理レベルが“L”となりテスト
モードが選択され、かつ第2のモード切り替え入力信号
LDPの論理レベルが“L”となり、スキャンテスト・
モードが選択された場合を考える。
【0104】この場合、クロック信号Tの論理レベルが
“H”になると、第1のラッチ部32において、ORゲ
ートOR1は論理レベル“H”の信号を出力するため、
Nチャネル・トランスミッション・ゲートN21は、そ
の制御端子に論理レベル“H”の信号が入力されてオン
となる。また、Nチャネル・トランスミッション・ゲー
トN22は、その制御端子にインバータG10を介して
論理レベル“L”の信号が入力されてオフとなる。
【0105】さらに、Pチャネル・トランスミッション
・ゲートP21は、その制御端子に第2のモード切り替
え入力信号LDPの論理レベル“L”が入力されてオン
となる。すなわち、インバータG21の入力端子とNチ
ャネル・トランスミッション・ゲートN22の接点端子
の一方とは導通状態となり、実施の形態1における第1
のモード切り替え用入力信号SMCの論理レベルが
“L”であり、第2のモード切り替え入力信号LDPの
論理レベルが“L”であり、かつクロック信号Tの論理
レベルが“H”である場合の第1のラッチ部12と同様
に動作する。
【0106】また、同じくクロック信号Tの論理レベル
が“H”の状態において、第2のラッチ部33では、O
RゲートOR2は論理レベル“L”の信号を出力するた
め、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN31
は、その制御端子に論理レベル“L”の信号が入力され
てオフとなる。また、Nチャネル・トランスミッション
・ゲートN32は、その制御端子に論理レベル“H”の
信号が入力されてオンとなる。
【0107】さらに、Pチャネル・トランスミッション
・ゲートP31は、その制御端子に第2のモード切り替
え入力信号LDPの論理レベル“L”が入力されてオン
となる。すなわち、インバータG31の入力端子とNチ
ャネル・トランスミッション・ゲートN32の接点端子
の一方とは導通状態となり、実施の形態1における第1
のモード切り替え用入力信号SMCの論理レベルが
“L”であり、第2のモード切り替え入力信号LDPの
論理レベルが“L”であり、かつクロック信号Tの論理
レベルが“H”である場合の第2のラッチ部13と同様
に動作する。
【0108】つづいて、クロック信号Tの論理レベルが
“L”になる場合では、ORゲートOR1は論理レベル
“L”の信号を出力するため、Nチャネル・トランスミ
ッション・ゲートN21は、その制御端子に論理レベル
“L”の信号が入力されてオフとなり、Nチャネル・ト
ランスミッション・ゲートN22は、その制御端子にイ
ンバータG10を介して論理レベル“H”の信号が入力
されてオンとなる。
【0109】ここで、Pチャネル・トランスミッション
・ゲートP21は、第2のモード切り替え入力信号LD
Pが論理レベル“L”のままであるため、インバータG
21の入力端子とNチャネル・トランスミッション・ゲ
ートN22の接点端子の一方とは導通状態となる。すな
わち、実施の形態1における第1のモード切り替え用入
力信号SMCの論理レベル、第2のモード切り替え入力
信号LDPの論理レベルおよびクロック信号Tの論理レ
ベルがともに“L”である場合の第1のラッチ部12と
同様に動作する。
【0110】また、同じくクロック信号Tの論理レベル
が“L”の状態において、第2のラッチ部33では、O
RゲートOR2は論理レベル“H”の信号を出力するた
め、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN31
は、その制御端子に論理レベル“H”の信号が入力され
てオンとなる。また、Nチャネル・トランスミッション
・ゲートN32は、その制御端子に論理レベル“L”の
信号が入力されてオフとなる。
【0111】ここで、Pチャネル・トランスミッション
・ゲートP31は、第2のモード切り替え入力信号LD
Pが論理レベル“L”のままであるため、インバータG
31の入力端子とNチャネル・トランスミッション・ゲ
ートN32の接点端子の一方とは導通状態となる。すな
わち、実施の形態1における第1のモード切り替え用入
力信号SMCの論理レベル、第2のモード切り替え入力
信号LDPの論理レベルおよびクロック信号Tの論理レ
ベルがともに“L”である場合の第2のラッチ部13と
同様に動作する。
【0112】よって、第2のモード切り替え入力信号L
DPの論理レベルが“L”である場合には、実施の形態
1と同様に、実施の形態3にかかる半導体集積回路装置
を構成するスキャン・フリップ・フロップを、従来通り
スキャンテストをおこなうために用いることができる。
【0113】つぎに、第2のモード切り替え入力信号L
DPの論理レベルが“H”となり、スキャン・フリップ
・フロップがLong Delay Path機能モー
ドに選択された場合を考える。この場合、セレクタ部3
1は、第2のモード切り替え入力信号LDPの論理レベ
ルに依存しないため、上述同様に動作し、ここではその
説明を省略する。
【0114】さらにこの場合、第1のラッチ部32にお
いて、ORゲートOR1の入力端子の一方に、論理レベ
ル“H”の第2のモード切り替え入力信号LDPが入力
されることになるため、ORゲートOR1は、入力端子
の他方に入力されるクロック信号Tの論理レベルとは無
関係に論理レベル“H”の信号を出力する。これによ
り、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN21は
オン状態を維持し、セレクタ部31から出力された通常
動作用入力信号Dまたは回路診断用入力信号SIを、N
チャネル・トランスミッション・ゲートN21およびイ
ンバータG21を介して、反転して出力する。
【0115】この際、Pチャネル・トランスミッション
・ゲートP21は、第2のモード切り替え入力信号LD
Pが論理レベル“H”であるためにオフとなり、Nチャ
ネル・トランスミッション・ゲートN22のオン/オフ
状態、すなわちクロック信号Tの論理レベルの状態を問
わず、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN22
の接点端子の一方は開放状態となる。したがって、Lo
ng Delay Path機能・モードが選択されて
いる場合に、インバータG22の出力信号がインバータ
G21に再帰入力されてしまうのを確実に防止でき、信
号の衝突を回避することができる。
【0116】同様に、第2のラッチ部33においても、
ORゲートOR2の入力端子の一方に、論理レベル
“H”の第2のモード切り替え入力信号LDPが入力さ
れることになるため、ORゲートOR2は、入力端子の
他方に入力されるクロック信号Tのの反転信号の論理レ
ベルとは無関係に論理レベル“H”の信号を出力する。
これにより、Nチャネル・トランスミッション・ゲート
N31はオン状態を維持し、第1のラッチ部32から出
力された信号を、Nチャネル・トランスミッション・ゲ
ートN31およびインバータG31を介して、反転して
出力する。
【0117】この際、Pチャネル・トランスミッション
・ゲートP31は、第2のモード切り替え入力信号LD
Pが論理レベル“H”であるためにオフとなり、Nチャ
ネル・トランスミッション・ゲートN32のオン/オフ
状態、すなわちクロック信号Tの論理レベルの状態を問
わず、Nチャネル・トランスミッション・ゲートN22
の接点端子の一方は開放状態となる。したがって、Lo
ng Delay Path機能・モードが選択されて
いる場合に、インバータG32の出力信号がインバータ
G31に再帰入力されてしまうのを確実に防止でき、信
号の衝突を回避することができる。
【0118】よって、第2のモード切り替え入力信号L
DPの論理レベルが“H”である場合には、このスキャ
ン・フリップ・フロップは、上述したような信号の衝突
が発生するおそれもなく、実施の形態1の場合と同様
に、Long Delay Path機能を果たすこと
が可能になる。
【0119】以上に説明したとおり、実施の形態3にか
かる半導体集積回路装置によれば、従来のスキャン・フ
リップ・フロップのそれぞれのラッチ部内にORゲート
を設け、そのORゲートの出力信号により、それぞれラ
ッチ部への信号の入力を許可するNチャネル・トランス
ミッション・ゲートをオン/オフ制御し、さらにそれぞ
れのORゲートに、上記Nチャネル・トランスミッショ
ン・ゲートをオン/オフ制御するクロック信号Tと、第
2のモード切り替え用入力信号LDPとを入力するの
で、第2のモード切り替え用入力信号LDPの論理レベ
ルを“H”とすることで従来のスキャンテストを実行で
き、第2のモード切り替え用入力信号LDPの論理レベ
ルを“L”とすることでLong Delay Pat
h機能を実行することができる。
【0120】すなわち、テスト容易化設計された半導体
集積回路装置において、別途ゲート回路群を追加するこ
となく、スキャン・フリップ・フロップの構成におい
て、スキャンテストと伝搬遅延時間のモニタリングとを
選択的に実行することができ、回路規模の増大を抑える
ことが可能になる。
【0121】さらに、第1のラッチ部22および第2の
ラッチ部23において、LongDelay Path
機能・モードが選択されている場合に、インバータG2
2およびG32のそれぞれの出力信号の伝達を完全に遮
断するPチャネル・トランスミッション・ゲートを設け
ているため、インバータG21およびG31の入力段に
おける信号の衝突を回避でき、伝搬遅延時間のモニタリ
ングをより安定かつ信頼性高くおこなうことが可能にな
る。
【0122】また、図3において示した各トランスミッ
ション・ゲートは、実施の形態2において説明したよう
にそれぞれN/P両チャネル・トランスミッション・ゲ
ートに置換することができる。
【0123】なお、実施の形態1〜3において説明した
半導体集積回路装置において、スキャン・フリップ・フ
ロップを構成する各トランスミッション・ゲートは、上
述したNチャネルかPチャネルかは限定せず、インバー
タとの組み合わせにより適宜設計的に選択可能である。
【0124】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明によれ
ば、テスト容易化設計されて構成されたラッチ回路が、
スキャンテストのために保持手段として機能するととも
に、その構成要素である論理ゲートを利用して、Lon
g Delay Path機能をも果たすので、Lon
g Delay Path機能を付加するために別途ゲ
ート回路群を追加することなく、一つのラッチ回路にお
いて、スキャンテストと伝搬遅延時間のモニタリングと
を選択的に実行することができ、回路規模の増大を抑え
ることが可能になるという効果を奏する。
【0125】つぎの発明によれば、第1の制御部によっ
て、スキャンテストかLong Delay Path
機能の実行かを選択し、スキャンテストが選択された場
合に、論理ゲート部がスキャンテストのための保持手段
として機能して、LongDelay Path機能が
選択された場合に、論理ゲート部の構成要素である論理
ゲートを利用して、Long Delay Path機
能をも果たすので、Long Delay Path機
能を付加するために別途ゲート回路群を追加することな
く、かつ、一つのラッチ回路において、従来のラッチ回
路の構成を大きく変更することなく、スキャンテストと
伝搬遅延時間のモニタリングとを選択的に実行すること
ができ、回路規模の増大を抑えることが可能になるとい
う効果を奏する。
【0126】つぎの発明によれば、第1の制御部が伝送
信号を論理ゲート部に伝送する際の伝送可否と、第2の
制御部が伝送信号を伝送するかまたは保持するか選択
を、それぞれ第1および第2のトランスミッション・ゲ
ートによって制御しているので、当該第1および第2の
トランスミッション・ゲートに与える信号の論理レベル
を適宜選択することで、スキャンテスト・モードかLo
ng Delay Path機能・モードかの選択が可
能になり、スキャンテストかLong Delay P
ath機能の実行かを容易に切り替えることができると
いう効果を奏する。
【0127】つぎの発明によれば、第1の制御部および
第2制御部における伝送信号の伝送または保持を制御す
るのに、N/P両チャネル・トランスミッション・ゲー
トを用いることで、論理レベル“H”の伝送信号を安定
にかつ確実に伝達することができ、テストの精度を向上
させることが可能になるという効果を奏する。
【0128】つぎの発明によれば、第2のモード切り替
え用入力信号がLong Delay Path機能・
モードを表わす場合に、第3のトランスミッション・ゲ
ートによって、論理ゲート部を保持手段として機能させ
る際にのみ有効となる第2のインバータの出力信号が、
論理ゲート部を伝送手段として機能させる際にも有効に
なる第1のインバータに再帰的に入力されることを遮断
するので、LongDelay Path機能・モード
時に、上記第2のトランスミッション・ゲートがオンさ
れてしまうことで第1のインバータの入力段において発
生する信号の衝突を回避することができ、伝搬遅延時間
のモニタリングをより安定かつ信頼性高くおこなうこと
が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかる半導体集積回路装置に
おけるスキャン・フリップ・フロップの回路構成を示す
図である。
【図2】 実施の形態2にかかる半導体集積回路装置に
おけるスキャン・フリップ・フロップの回路構成を示す
図である。
【図3】 実施の形態3にかかる半導体集積回路装置に
おけるスキャン・フリップ・フロップの回路構成を示す
図である。
【図4】 従来におけるゲート回路群の回路構成を示す
図である。
【図5】 従来におけるスキャン・フリップ・フロップ
の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
11,21,31 セレクタ部、12,13,22,2
3,32,33 ラッチ部、G10,G11,G21,
G22,G31,G32,G41,G42,G43 イ
ンバータ、N11,N12,N21,N22,N31,
N32 Nチャネル・トランスミッション・ゲート、O
R1,OR2 ORゲート、P21,P22,P31
Pチャネル・トランスミッション・ゲート、W11,W
12,W21,W22,W31,W32 両チャネル・
トランスミッション・ゲート。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路の回路性能を診断するためのテ
    スト容易化設計によって構成された半導体集積回路装置
    において、 通常動作モード時に前記論理回路に入力される通常動作
    用信号と、テストモード時に前記論理回路に入力される
    回路診断用入力信号と、を第1のモード切り替え用入力
    信号に応じて選択するセレクタ回路と、 前記セレクタ回路において選択された通常動作用信号お
    よび回路診断用入力信号のいずれか一方の信号(以下、
    伝送信号)を入力して保持または伝送する論理ゲートを
    有し、前記伝送信号に対し、クロック信号に応じて保持
    または伝送のいずれか一方を実行するスキャンテスト・
    モードと、前記伝送信号を前記クロック信号の状態とは
    無関係に伝送するLong Delay Path機能
    ・モードと、を第2のモード切り替え用入力信号に応じ
    て選択して実行するラッチ回路と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記ラッチ回路は、 前記伝送信号の伝送または保持をおこなう論理ゲート部
    と、前記第2のモード切り替え用入力信号が前記スキャ
    ンテスト・モードを表わす場合に、前記伝送信号を前記
    クロック信号に応じて伝送または遮断し、前記第2のモ
    ード切り替え用入力信号が前記Long Delay
    Path機能・モードを表わす場合に、前記伝送信号を
    前記論理ゲート部に伝送する第1の制御部と、前記論理
    ゲート部における前記伝送信号の伝送または保持を前記
    クロック信号に応じて選択制御する第2の制御部と、を
    具備するラッチ手段を少なくとも一つ備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御部は、少なくとも一つの
    第1のトランスミッション・ゲートを有し、前記伝送信
    号は当該第1のトランスミッション・ゲートを介して前
    記論理ゲート部に伝送され、 前記第2の制御部は、少なくとも一つの第2のトランス
    ミッション・ゲートを有し、前記論理ゲート部は、当該
    第2のトランスミッション・ゲートを前記クロック信号
    によってオン/オフ制御されることで、前記伝送信号の
    伝送または保持を選択制御することを特徴とする請求項
    2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のトランスミッショ
    ン・ゲートは、N/P両チャネル・トランスミッション
    ・ゲートであることを特徴とする請求項3に記載の半導
    体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記論理ゲート部は、前記第1の制御部
    を介して伝送された信号を反転して出力する第1のイン
    バータと、前記第1のインバータから出力された信号を
    反転して前記第1のインバータに前記第2の制御部を介
    して入力する第2のインバータと、前記第2のモード切
    り替え用入力信号が前記Long Delay Pat
    h機能・モードを表わす場合に、前記第2のインバータ
    の出力信号が前記第1のインバータに入力されることを
    遮断する第3のトランスミッション・ゲートと、を備え
    ることを特徴とする請求項3または4に記載の半導体集
    積回路装置。
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