JP2001272877A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001272877A
JP2001272877A JP2000087616A JP2000087616A JP2001272877A JP 2001272877 A JP2001272877 A JP 2001272877A JP 2000087616 A JP2000087616 A JP 2000087616A JP 2000087616 A JP2000087616 A JP 2000087616A JP 2001272877 A JP2001272877 A JP 2001272877A
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JP2000087616A
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Katsumi Takahashi
克実 高橋
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線センサユニットの表面の汚れにより生
ずる定着ローラの検出温度誤差を適正に補正する。 【解決手段】 赤外線センサユニット39cにより基準
温度部材80の温度をモニタする第1モードと、赤外線
センサユニット39cにより定着ローラ39aの温度を
モニタする第2モードとを有し、補正回路100におい
て、第1モードにおける赤外線センサユニット39cに
よる検出信号と、基準温度部材80内部に設けられた基
準温度部材80の温度を検出するための部材温度センサ
82により検出される検出信号とから演算回路102に
より赤外線センサユニット39cの補正値を算出してメ
モリ103に格納しておき、第2モードにおける定着ロ
ーラ39aの検出温度に加算回路104により補正値を
加算し、赤外線センサユニット39aによる補正温度検
出値を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機ある
いはプリンタなどとされる電子写真方式の画像形成装置
に関し、定着装置に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機などの画像形成装置で
は、定着装置に用いられる温度検出手段として、サーミ
スタが広く用いられている。しかし、サーミスタは定着
手段である定着ローラに接触して温度を検出するため、
定着ローラの摩耗や破損、さらには定着ローラからの浮
きによる温度誤検知などの問題を抱えている。
【0003】そこで、この問題を解決する手段として非
接触式の温度検出手段が提案されている。非接触式の温
度検出手段としては、例えば赤外線センサが代表的であ
る。赤外線センサは、被測定物の温度をその物体温度に
応じて放射される赤外線量から検出するため非接触によ
る温度検出が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、赤外線
センサはその表面に汚れが付着すると、赤外線センサの
出力低下が起こり、実際の温度より低い温度を検出して
しまうため、画像形成装置においては定着ローラの温度
を必要以上に上昇させてしまう可能性がある。
【0005】この問題を解決する手段として、例えば、
赤外線センサのほかに、さらに接触型の温度検出手段で
あるサーミスタを備え、このサーミスタを定着ローラに
定期的に接触させることにより赤外線センサとサーミス
タとの両者による定着ローラの検出温度差を補正する、
つまり赤外線センサの汚れによる出力低下を補正する手
段が提案されている。
【0006】しかしなお、この手段においても、サーミ
スタの摩耗、破損および定着ローラからの浮きによる温
度誤検知を引き起こす要因は残されたままであり、これ
らの改善が求められている。
【0007】従って、本発明の目的は、非接触温度検出
手段の表面の汚れにより生ずる検出誤差を適正に補正で
きる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
未定着画像を転写材に定着するための定着手段と、前記
定着手段の表面温度を非接触で検出する非接触温度検出
手段と、を有する画像形成装置において、前記非接触温
度検出手段の検出温度を補正するための基準温度部材を
備え、前記非接触温度検出手段により基準温度部材の温
度をモニタする第1モードと、前記非接触温度検出手段
により前記定着手段の温度をモニタする第2モードと、
を有し、前記第1モードにおける前記非接触温度検出手
段による検出信号と、前記基準温度部材内部に設けられ
た前記基準温度部材の温度を検出するための部材温度検
出手段により検出される検出信号とから演算手段により
前記非接触温度検出手段の補正値を算出し、前記第2モ
ードにおける前記定着手段の温度検出信号に加算手段に
より前記補正値を加算することを特徴とする画像形成装
置である。
【0009】本発明による一実施態様によれば、前記基
準温度部材を装着する装着手段と、前記第1モードおよ
び前記第2モードを切り替えるためのモード切り替え手
段と、を有し、所要時に前記基準温度部材を前記装着手
段に装着するとともに、前記モード切り替え手段により
前記第1モードから前記第2モードに切り替え、前記非
接触温度検出手段により前記定着手段の温度を検出す
る。前記所要時とはメンテナンス時である。
【0010】本発明による他の実施態様によれば、予め
前記基準温度部材を画像形成装置本体内に配置し、さら
に、前記第1モードと前記第2モードとを切り替えるタ
イミングを設定するタイマ手段と、前記タイマ手段の設
定されたタイミングに応じて前記基準温度部材または前
記定着手段をモニタする前記非接触温度検出手段の位置
を自動的に変位し、前記第1モードまたは前記第2モー
ドに切り替える自動モード切り替え手段と、を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0012】実施例1 [画像形成装置の概要]図1に本発明に係るデジタル複写
機としての画像形成装置の一実施例を示す。
【0013】本実施例の画像形成装置は、装置本体上部
にリーダ部1を、また下部にプリンタ部2を備えてい
る。
【0014】リーダ部1は、原稿が載置される原稿台1
1、載置された原稿を上方から押圧する原稿圧板12、
原稿の画像面を照射する光源13、画像面からの反射光
を導く複数のミラー14とレンズ15、および、反射光
をCCDにより光電変換を行ない、得られた電気信号に
対して種々の画像処理を行なう画像処理部16を主要構
成部材としている。
【0015】画像処理部16は、図示しないCCD、A
/D変換、S/H、シェーディング補正、マスキング補
正、変倍、LOG変換などの画像処理機能を有してい
る。
【0016】上述構成のリーダ部1の動作はつぎのとお
りである。
【0017】原稿台11上に原稿をその画像面が下方を
向くように載置し、その上から原稿圧板12で押さえ
る。光源13は、光を照射しながら矢印K1方向に移動
し、原稿の画像面を走査する。画像面からの反射光像
は、複数のミラー14およびレンズ15を介して、CC
D上に結像され、ここで電気信号に光電変換される。電
気信号となった画像信号は、画像処理部16において、
種々の画像処理が施された後、つぎのプリンタ部2に送
出される。
【0018】プリンタ部2は、図1に示すように、リー
ダ部1から送出されてきた電気信号を、レーザ素子18
を駆動するための信号に変換する画像制御部17、感光
ドラム30の表面をレーザ光Lによって走査し、静電潜
像を形成するポリゴンスキャナ19、感光ドラム30を
含む画像形成部3、および、最下流側に配設された定着
ユニット(定着装置)39を主要構成部材としている。
【0019】また、上述の画像形成部3は、矢印方向に
回転自在に支持された感光ドラム30、その周辺にその
回転方向に沿ってほぼ順に配設された、感光ドラム30
表面を一様に帯電する一次帯電器31、感光ドラム30
上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像
器20、感光ドラム30上のトナー像を転写材Pに転写
する転写帯電器35、感光ドラム30の転写残トナーを
除去するクリーナ34、除電を行なう補助帯電器33、
および残量電荷を除去する前露光ランプ32を備えてい
る。
【0020】現像器20は感光ドラム30に対向配置さ
れた現像ローラ20aを有し、現像ローラ20aが感光
ドラム30と反対方向に回転することにより、感光ドラ
ム30上の静電潜像をトナー像として現像する。
【0021】感光ドラム30上のトナー像は転写帯電器
35によって転写材Pに転写され、トナー像が転写され
た転写材Pは、定着前ベルト37によって定着ユニット
39に搬送される。定着ユニット39では、定着手段と
しての定着ローラ39a、39bが回転して転写材Pを
搬送することにより加圧され、加熱加圧を受けて表面の
トナー像が定着される。定着後の転写材Pは装置本体外
部のトレイ41上に排出される。
【0022】転写材Pの給搬送を行なう給搬送部は、転
写材Pの搬送路を有し、その転写材Pの搬送方向につい
ての最上流側に、給紙カセット36、給紙ローラ36
a、搬送ローラ36bなどを有する用紙送り装置を備え
ている。
【0023】この用紙送り装置のほかに、マルチ用紙送
り装置38が設けられている。このマルチ用紙送り装置
38からは、その紙送りパスがストレートであることか
ら、画像形成部3に対して、材質、大きさなどの性状の
異なる種々の転写材Pを供給することができる。
【0024】[画像形成に関する基本構成および動作]つ
ぎに、図2および図3により、画像形成に関わる基本構
成および動作について説明する。
【0025】システムコントローラ71は、画像形成装
置の各種制御を行なうものであり、内部のCPU71a
によって統括的に制御を行なう。例えば、リーダ部1の
一部を構成する画像入力部72、画像処理部16、およ
び定着ユニット39などの制御を行なう。画像処理部に
て得られた画像データに基づき、レーザ駆動回路17に
より半導体レーザ18を変調駆動する。
【0026】また、半導体レーザ18の出力光により感
光ドラム30の表面には静電潜像が形成される。静電潜
像は現像器20によってトナー像として現像され、次い
で、転写帯電器35により転写材Pに転写される。
【0027】さらに、定着ユニット39は、定着ローラ
39a、39b、および非接触温度検出手段である定着
ローラ温度センサ39c、39dから概略構成され、転
写材Pに転写されたトナー像を加熱加圧して転写材Pに
定着させる。
【0028】つぎに、図3を用いて定着ユニット39に
おける定着ローラ39a、39bの温度制御について説
明する。なお、定着ローラ39a、39bに対する制御
方法は全く同じであるため、定着ローラ39aに対する
制御方法についてのみ示し、定着ローラ39bに対する
制御方法は割愛する。
【0029】本装置では、定着ローラ39aの温度を測
定するために、定着ローラ39aから発せられる赤外線
を計測し、受光した赤外線量より温度を測定する赤外線
センサユニット39cを使用している前述のように、定
着ローラの温度検出手段としては、従来からサーミスタ
が広く用いられているが、サーミスタを定着ローラに接
触させる状態にするため、定着ローラの摩耗や、サーミ
スタの摩耗、破損、さらには定着ローラからの浮きなど
による温度誤検知の不具合が発生していた。そこで、本
装置では、非接触の赤外線温度センサユニットを採用し
ている。
【0030】赤外線センサユニット39cにより検出さ
れた定着ローラ39aの温度検出信号は、A/D変換部
211を介してシステムコントローラ71に入力され
る。
【0031】定着ローラ39aの加熱を行なう加熱体と
しての定着ヒータ208にはハロゲンヒータを用いてい
る。定着ヒータ208はシステムコントローラ71から
の制御信号により、ヒータ制御部210を介してON/
OFFが制御される。ヒータ制御部210は、ハロゲン
ヒータ208がAC駆動のため、その内部にはSSRを
内蔵し、システムコントローラ71からの制御指令に基
づいて、ヒータ供給用AC電源のON/OFFを行なっ
ている。
【0032】システムコントローラ71は、入力された
赤外線センサユニット39cからの定着ローラ39aの
温度検出信号を定着ローラ温度に換算し、この温度を基
に、定着ローラ39aが規定温度になるように、ヒータ
制御部210を介して統括的に定着ヒータのON/OF
Fを行ない温度制御を実施している。
【0033】ここで赤外線センサユニット39cの表
面、つまり赤外線受光部に、装置内に飛散しているトナ
ーやシリコンミストなどが付着すると、その部分の赤外
線が遮断されてしまうので、温度検出信号の出力低下を
起こし、システムコントローラ71には本来の温度検出
信号より低いレベルの温度検出信号が入力される。
【0034】システムコントローラ71では、本来より
低い温度検出信号は、本来より低い温度として判断して
しまうので、実際は、定着ローラ39aが目標温度にあ
るのにも関わらず、それ以上に温度を上昇させる処理を
行なってしまう。最悪の場合には定着ローラ39aの破
損をも引き起こしてしまう。
【0035】[温度検出信号誤差の補正制御]前述のよ
うな問題点を改善すべく、赤外線センサユニット表面の
汚れによる温度検出信号の誤差の補正制御について、図
4〜図6を用いて説明する。
【0036】まず、図4に示すように、基準温度部材8
0を赤外線センサユニット39cと定着ローラ39aの
間に挿入し、装置本体に設けられた装着手段86に装着
する。この際、基準温度部材80からの信号線84を装
置本体に具備されたコネクタ90に接続する。
【0037】本発明に従う画像形成装置では、基準温度
部材80の温度をモニタする第1モードと、定着ローラ
39aの温度をモニタする第2モードとの2つの温度検
出モードを備えており、モード切り替え手段としての操
作部パネル5(図1参照)上にて切り替えることができ
る。
【0038】つぎに、温度検出モードを、第2モードか
ら基準温度部材80の温度をモニタする第1モードへと
切り替える。
【0039】第1モードにおいて、赤外線センサユニッ
ト39cによって基準温度部材80の温度を検出する。
この基準温度部材80の温度検出信号は補正回路100
に入力される。この時に同時に、理論値となる基準温度
部材80の温度を検出するため基準温度部材80の内部
に設けられた部材温度検出手段としての部材温度センサ
82の温度検出信号も補正回路100に入力される。部
材温度センサ82はサーミスタから構成されている。
【0040】補正回路100では、部材温度センサ82
の温度検出信号を一旦システムコントローラ71に入力
して基準温度部材80の温度を算出するが、その温度に
対応して本来得られるべき理論値である赤外線センサユ
ニット39cの温度検出信号Er[V]と、実際の赤外線
センサユニット39cの温度検出信号Ex[V]との差分
E[V]を下記の式(1)のとおり演算する。
【0041】E=Er−Ex [V] … (1) この差分E[V]が赤外線センサユニット39cからの信
号に補正を行なうための補正値であり、この補正値E
[V]を内部の記憶手段であるメモリ103(図5参照)
に格納する。
【0042】なお、赤外線センサユニット39cの温度
検出信号Exは、その表面に汚れが付着した分だけ低下
するので、汚れの程度が大きいほど理論値との差分、す
なわち補正値Eが大きくなる。
【0043】つぎに基準温度部材80を装置本体の装着
手段86から外す。この際、コネクタ90から信号線8
4も外す。さらに画像形成装置の温度検出モードを第2
モードに復帰させ、赤外線センサユニット39cによっ
て定着ローラ39aの温度を検出する。
【0044】赤外線センサユニット39cによって検出
された定着ローラ39aの温度検出信号Ef[V]には、
補正回路100において、下記の式(2)のように、先
ほどメモリ103に格納された補正値E[V]が加算さ
れ、補正温度検出値Eo[V]が出力される。
【0045】Eo=Ef+E [V] … (2) なお、第1モードにて、補正値E[V]をメモリ103に
格納し、基準温度部材80を装着手段86から外すまで
の作業は、一般的に装置本体のメンテナンスなどに行な
うが、これに限られず、所要時に適時実施することがで
きる。
【0046】つぎに、以上の補正回路100の動作を、
その内部ブロック図を示す図5により説明する。
【0047】補正回路100は、赤外線センサユニット
39cの温度信号の入力先を切り替えるジャンクション
101、演算手段としての演算回路102、メモリ10
3、および加算手段としての加算回路104を備えてい
る。
【0048】ジャンクション101において、第1モー
ドでは、接点Aと接点Yが接続される、つまり、赤外線
センサユニット39cと演算回路102が接続される。
第2モードでは、接点Aと接点Xが接続される、つま
り、赤外線センサユニット39cと加算回路104が接
続されるようになっている。
【0049】第1モードでは、赤外線センサユニット3
9cからの温度検出信号Exと、基準温度部材80の内
部に具備された部材温度センサ82からの温度検出信号
Erとが演算回路102に入力される。ここで、算出さ
れる補正値Eはメモリ103へと格納される。
【0050】第2モードでは、赤外線センサユニット3
9cからの温度検出信号Efは加算回路104に入力さ
れ、ここで温度検出信号Efに、メモリ103に格納さ
れた補正値Eが加算されて、赤外線センサユニット39
cの温度検出信号Efが補正された補正温度検出値Eo
(=Ef+E)が出力される。
【0051】つぎに、基準温度部材80の概要を、図6
を用いて説明する。
【0052】本図は基準温度部材80を上方から見た図
であり、前面が赤外線センサユニット39cによってモ
ニタされる面であり、右側面は装置本体の装着手段86
に接続する面である。
【0053】基準温度部材80は内部ヒータ81、部材
温度センサ82、および制御基板83から概略構成され
る。内部ヒータ81は、基準温度部材80の温度を50
℃付近に上昇させるものであり、電熱線で構成される。
【0054】部材温度センサ82は、上記のようにサー
ミスタにより構成され、基準温度部材82の温度信号を
補正回路100へ与えるためのものである。
【0055】なお、基準温度部材80の温度制御はシス
テムコントローラ71によって行なわれ、基準温度部材
80が規定温度(ここでは、50℃)となるように、内
部ヒータ82をON/OFFさせる内部ヒータ駆動信号
を出力しており、この駆動信号に従って制御基板83で
内部ヒータ82へのAC電源の供給を制御している。こ
のAC電源はAC電源プラグ85を介して制御基板8
3、そして内部ヒータ81へと供給される。
【0056】また、部材温度センサ82は、基準温度部
材80の温度分布ムラによる検出温度のバラツキの影響
を受けないように、赤外線センサユニット39cがモニ
タする領域のすぐ近傍に設置されている。
【0057】つぎに、図7を参照して本制御に関するア
ルゴリズムについて説明する。
【0058】画像形成装置の電源がオンされると(S
0)、まず、温度検出モードが第1モード、または第2
モードのどちらに設定されているかを判定する(S
1)。
【0059】第1モードにあるとき、赤外線センサユニ
ット39cにより基準温度部材80をモニタし、温度検
出信号を検出する(S2)。このとき同時に、基準温度
部材80の温度を部材温度センサ82により検出する
(S3)。両者の温度検出信号が補正回路100に入力
され、内部の演算回路102において部材温度センサ8
2からの温度検出結果と、赤外線センサユニット39c
の温度信号検出値とから温度補正値を演算し、この補正
値をメモリ103に格納する(S4)。
【0060】第2モードにあるとき、定着ローラ39a
を赤外線センサユニット39cによりモニタし、温度検
出信号を検出する(S5)。温度検出信号が補正回路1
00に入力され、内部の加算回路104において、温度
検出信号にメモリ103に格納された補正値が加算され
て、赤外線センサユニット39cの温度検出信号が補正
された補正温度検出値が出力される(S6)。
【0061】ついで、定着ローラ39aの温度調整が以
下のように行なわれる。
【0062】補正温度検出値をもとに、システムコント
ローラ71により定着ローラ温度Tx[℃]が換算され
る(S7)。定着ローラ温度Tx[℃]と定着ヒータ2
08をオンさせるべき定着ローラ温度Ton[℃]とを
比較する(S8)。
【0063】定着ローラ温度Tx[℃]がTonより低
いときには定着ヒータ208をオンして定着ローラ39
aを加熱する(S9)。
【0064】一方、定着ローラ温度TxがTonより高
いときには、定着ローラ温度Txと定着ヒータ208を
オフさせるべき定着ローラ温度Toff[℃]とを比較
する(S10)。
【0065】ここで、定着ローラ温度TxがToffよ
り高い時に定着ヒータ208をオフする(S11)。
【0066】またここで、定着ローラ温度TxがTof
fより低い時に、定着ヒータ208のオンオフ切り替え
は行なわず、過剰な定着ヒータ208のオンオフのスイ
ッチング動作をしないように制御している。
【0067】上記のように、本実施例によれば、赤外線
センサユニットの表面の汚れにより生ずる検出誤差を適
正に補正できる。
【0068】実施例2 第1実施例では、基準温度部材80を装着手段86に手
動にて装着し、操作部パネル5により第2モードから第
1モードへと切り替え、温度補正制御を行なう構成とし
たが、第2実施例では、まず、基準温度部材80をモニ
タする非接触温度センサユニット39aをモニタが可能
な第1の位置と、この第1の位置から退避したモニタが
不可能な第2の位置とを変位可能に設けるとともに、第
1モードと第2モードとを切り替えるタイミングを設定
するタイマー手段と、この設定されたタイミングに応じ
てモードを切り替える自動モード切り替え手段と、を備
える構成とした。
【0069】この構成により、非接触温度センサユニッ
トの温度補正制御を自動的に行なうことができる。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、非接触温度検出手段の検出温
度を補正するための基準温度部材を備え、非接触温度検
出手段により前記基準温度部材の温度をモニタする第1
モードと、前記非接触温度検出手段により定着手段の温
度をモニタする第2モードと、を有し、前記第1モード
における前記非接触温度検出手段による検出信号と、前
記基準温度部材内部に設けられた前記基準温度部材の温
度を検出するための部材温度検出手段により検出される
検出信号とから演算手段により前記非接触温度検出手段
の補正値を算出し、前記第2モードにおける前記定着手
段の温度検出信号に加算手段により前記補正値を加算す
ることにより、前記非接触温度検出手段の表面の汚れに
より生ずる検出誤差を適正に補正でき、従って、前記定
着手段による定着処理を良好に行なうことができ、高品
質画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す構
成図である。
【図2】画像形成部の詳細を説明するための図である。
【図3】定着部の温度制御系を示すブロック図である。
【図4】非接触温度センサユニットの温度補正系を示す
ブロック図である。
【図5】非接触温度センサユニットの温度補正系におけ
る補正回路内部を示すブロック図である。
【図6】非接触温度センサユニットの補正に用いる基準
温度部材を示す説明図である。
【図7】非接触温度センサユニットの補正制御に係るフ
ローチャートである。
【符号の説明】
5 操作部パネル(モード切り替え手
段) 39a、39b 定着ローラ(定着手段) 39c、39d 温度センサユニット(非接触温度
検出手段) 71 システムコントローラ 80 基準温度部材 82 部材温度センサ(部材温度検出手
段) 100 補正回路 102 演算回路(演算手段) 104 加算回路(加算手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2G066 AA09 AC07 BA11 BB15 BC15 2H027 DA12 DE02 DE04 DE07 DE10 EA12 EC06 EC07 EC09 ED25 EE07 HA13 HB06 HB09 HB15 HB20 2H033 AA02 AA18 BA31 BA32 BB01 BB28 CA02 CA07 CA27 CA45 CA48 5H323 AA36 BB02 CA09 CB04 EE01 FF01 GG04 HH01 HH02 HH05 KK05 SS02 9A001 BB06 EE05 GG01 HH23 KK16 KK37 KK42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着画像を転写材に定着するための定
    着手段と、前記定着手段の表面温度を非接触で検出する
    非接触温度検出手段と、を有する画像形成装置におい
    て、 前記非接触温度検出手段の検出温度を補正するための基
    準温度部材を備え、前記非接触温度検出手段により前記
    基準温度部材の温度をモニタする第1モードと、前記非
    接触温度検出手段により前記定着手段の温度をモニタす
    る第2モードと、を有し、前記第1モードにおける前記
    非接触温度検出手段による検出信号と、前記基準温度部
    材内部に設けられた前記基準温度部材の温度を検出する
    ための部材温度検出手段により検出される検出信号とか
    ら演算手段により前記非接触温度検出手段の補正値を算
    出し、前記第2モードにおける前記定着手段の温度検出
    信号に加算手段により前記補正値を加算することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記基準温度部材を装着する装着手段
    と、前記第1モードおよび前記第2モードを切り替える
    ためのモード切り替え手段と、を有し、所要時に前記基
    準温度部材を前記装着手段に装着するとともに、前記モ
    ード切り替え手段により前記第1モードから前記第2モ
    ードに切り替え、前記非接触温度検出手段により前記定
    着手段の温度を検出することを特徴とする請求項1の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所要時とはメンテナンス時であるこ
    とを特徴とする請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 予め前記基準温度部材を画像形成装置本
    体内に配置し、さらに、前記第1モードと前記第2モー
    ドとを切り替えるタイミングを設定するタイマ手段と、
    前記タイマ手段の設定されたタイミングに応じて前記基
    準温度部材または前記定着手段をモニタする前記非接触
    温度検出手段の位置を自動的に変位し、前記第1モード
    または前記第2モードに切り替える自動モード切り替え
    手段と、を有することを特徴とする請求項1の画像形成
    装置。
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Cited By (4)

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