JP2001272087A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2001272087A
JP2001272087A JP2000091537A JP2000091537A JP2001272087A JP 2001272087 A JP2001272087 A JP 2001272087A JP 2000091537 A JP2000091537 A JP 2000091537A JP 2000091537 A JP2000091537 A JP 2000091537A JP 2001272087 A JP2001272087 A JP 2001272087A
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憲治 谷本
Akitoshi Ueno
明敏 上野
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雅章 竹上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室外ユニット(11)を設置した冷凍装置におい
て、コストの上昇を抑えながら、室外ユニット(11)によ
る夜間の騒音を低減する。 【解決手段】 コントローラ(70)に、例えば発振回路を
利用して24時間を検知可能に構成されたタイマ(71)を
設け、このタイマ(71)で検出された24時間内に室外温
度センサ(66)により検出した温度から24時間毎に基準
温度として平均温度などを算出する一方、所定の時刻を
基点とする略24時間内で検出温度が基準温度よりも低
い時間帯に、室外ファン(15)と圧縮機構(21)の少なくと
も一方を制御して運転音を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に関し、
特に、夜間運転時の騒音抑制技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行
う冷凍装置が知られており、室内の冷房などを行う空気
調和装置(例えば特開平10−132409号公報参
照)や、冷蔵庫や冷凍庫の庫内を冷却する冷却装置(例
えば特開平11−201569号公報参照)等として、
幅広く利用されている。具体的に、上記冷凍装置は、冷
媒が充填された冷媒回路を備えている。この冷媒回路に
は、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器が設けられてい
る。冷媒回路では、冷媒が相変化しつつ循環し、圧縮、
凝縮、膨張、蒸発の各行程からなるサイクルを行う。
【0003】そして、冷媒が蒸発する際に対象物から吸
熱し、これによって対象物の冷却を行う。例えば、上記
冷凍装置を冷蔵庫や冷凍庫として用いる場合、蒸発器に
おいて冷媒が庫内空気から吸熱することによって庫内空
気が冷却される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記冷凍装置には、例
えば、圧縮機、凝縮器(室外熱交換器)、及び該凝縮器
に送風する室外ファンなどを備えたユニットが室外に配
置されたものがある(以下、このユニットを室外ユニッ
トという)。
【0005】そして、例えば室外ユニットが室外に設置
された店舗用の冷蔵庫や冷凍庫あるいはショーケースな
どにおいては、庫内の設定温度に合わせて圧縮機や室外
ファンの制御を行うため、夜間でも室外ファンの風量が
大きくなるなどして、夜間から朝方にかけて、騒音が問
題となることがあった。
【0006】これに対して、例えば冷凍装置の運転を制
御する運転制御手段に時計機能を搭載して時間の認識を
可能とし、ある時間からある時間まで(例えば午後10
時から午前8時まで)を夜間から朝方の時間帯と判断し
て、その時間帯のみは圧縮機や室外ファンの運転を抑え
て室外ユニットを静音運転することが考えられる。しか
し、その場合には、運転制御手段に時計機能を設けるこ
とが必要となるために、コストが高くなってしまうこと
になる。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みて創案
されたものであり、その目的とするところは、室外ユニ
ットを設置した冷凍装置において、コストの上昇を抑え
ながら、室外ユニットから生じる夜間の騒音を低減でき
るようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、24時間内の
室外温度の変化に基づいて夜間から朝方の時間帯を検知
して、その間に運転音を抑制する静音制御を行うように
したものである。
【0009】具体的に、本発明が講じた第1の解決手段
は、圧縮機構(21)と室外熱交換器(23)と室外ファン(15)
とを有する室外ユニット(11)と、室外温度を検出する室
外温度センサ(66)と、各機器を制御する運転制御手段(7
0)とを備えた冷凍装置を前提としている。そして、運転
制御手段(70)がタイマ(71)を有する構成として、所定の
時刻を基点とする略24時間内に、室外温度センサ(66)
で検出した温度が所定の基準温度よりも低い時間帯に
は、運転音を抑制するようにしたものである。
【0010】また、本発明が講じた第2の解決手段は、
上記第1の解決手段において、運転制御手段(70)をマイ
クロプロセッサにより構成すると共に、タイマ(71)を、
マイクロプロセッサの発振回路を利用して24時間を検
知可能に構成したものである。
【0011】また、本発明が講じた第3の解決手段は、
上記第1または第2の解決手段において、所定の基準温
度を、室外温度センサ(66)の検出温度のデータに基づい
て算出された温度としたものである。
【0012】また、本発明が講じた第4の解決手段は、
上記第3の解決手段において、所定の基準温度を、タイ
マ(71)で検出された24時間内に室外温度センサ(66)に
より検出した温度から算出された平均温度としたもので
ある。この場合、平均温度の算出の仕方は任意であり、
例えば1時間毎の検出温度を24点のデータとし、その
平均値を算出するようにすることなどができる。
【0013】また、本発明が講じた第5の解決手段は、
上記第4の解決手段において平均値の算出の仕方を特定
したものであり、具体的には、所定の基準温度を、タイ
マ(71)で検出された24時間内に室外温度センサ(66)に
より検出した最高温度と最低温度とから算出された平均
温度としたものである。
【0014】また、本発明が講じた第6の解決手段は、
上記第1または第2の解決手段において、所定の基準温
度を、運転条件に応じた設定温度としたものである。こ
の場合の設定温度としては、気象データや季節に応じて
予め設定した温度などを基準温度とすることができる。
【0015】また、本発明が講じた第7ないし第9の解
決手段は、上記第1ないし第6の何れか1の解決手段に
おいて、運転制御手段(70)による制御対象を特定したも
のであり、第7の解決手段では、室外ファン(15)を制御
して運転音を抑制し、第8の解決手段では圧縮機構(21)
を制御して運転音を抑制し、第9の解決手段では室外フ
ァン(15)と圧縮機構(21)とを制御して運転音を抑制する
ように構成している。
【0016】また、本発明が講じた第10の解決手段
は、上記第8または第9の解決手段において、室外ユニ
ット(11)内に設けた複数台の圧縮機(22a,22b) から圧縮
機構(21)を構成し、運転制御手段(70)を、運転音を抑制
する制御を行うときに圧縮機(22a,22b) の運転台数を低
減するように構成したものである。
【0017】また、本発明が講じた第11の解決手段
は、上記第1ないし第10の何れか1の解決手段におい
て、運転制御手段(70)を、最低温度の時刻を起点とする
24時間内で、第1の所定時間の経過前と第2の所定時
間の経過後に、検出温度が所定の基準温度(例えば平均
温度)よりも低い時間帯には運転音を抑制する制御を行
うように構成したものである。
【0018】また、本発明が講じた第12の解決手段
は、上記第11の解決手段において、最低温度の時刻を
基点として、第1の所定時間を3時間に設定し、第2の
所定時間を14時間に設定したものである。
【0019】また、本発明が講じた第13の解決手段
は、上記第11または第12の解決手段において、運転
制御手段(70)を、最低温度の時刻を基点とする24時間
内で、第1の所定時間の経過前と第2の所定時間の経過
後に、検出温度が所定の基準温度(例えば平均温度)よ
りも低い連続した時間帯には運転音を抑制する制御を行
うように構成したものである。
【0020】−作用− 上記第1の解決手段では、タイマ(71)により所定の時刻
を基点とする略24時間を検出しながら、その略24時
間内に室外温度センサ(66)で検出した温度が所定の基準
温度よりも低い時間帯には、運転制御手段(70)によって
運転音を抑制する制御が行われる。
【0021】つまり、一日のうちで基準温度よりも検出
温度が低い時間帯を夜間から朝方と判断して、その時間
帯のみ静音制御を行うようにしている。この場合、適切
な基準温度を用いることにより、静音制御を行う時間帯
を夜間から朝方にかけての時間帯と概ね一致させること
が可能となる。
【0022】また、上記第2の解決手段では、運転制御
手段(70)を構成するマイクロプロセッサが有する発信回
路により構成されたタイマ(71)で略24時間が検出さ
れ、その略24時間毎に上記第1の解決手段の制御が行
われる。
【0023】また、上記第3の解決手段では、所定の基
準温度として室外温度センサ(66)の検出温度のデータに
基づいて算出された温度が利用されて、その温度よりも
検出温度が低い時間帯に上記制御が行われる。
【0024】特に、上記第4及び第5の解決手段では、
基準温度として24時間の平均温度が算出される。そし
て、所定の時刻を基点とする略24時間内で検出温度が
平均温度よりも低い時間帯には、運転音を抑制する制御
が行われる。この場合、一日のうちで平均温度よりも検
出温度が低い時間帯を夜間から朝方と判断して、その時
間帯のみ静音制御を行うこととなる。なお、基点時刻の
設定によっては、前日に検出した温度から求めた平均温
度を利用して翌日に静音制御を行うことになるが、その
場合でも、平均温度が一日で大きく変化することは殆ど
ないため、翌日に静音制御すべき時間帯が大きくずれて
しまうことは概ね防止でき、静音制御を行う時間帯を夜
間から朝方にかけての時間帯とほぼ一致させることが可
能となる。
【0025】また、上記第6の解決手段では、気象デー
タや季節などの条件に応じて予め設定した温度を基準温
度として、検出温度がそれよりも低い場合に静音制御が
行われる。この場合でも、適切な基準温度を設定するこ
とにより、静音制御を行う時間帯を夜間から朝方にかけ
ての時間帯と概ね一致させることが可能となる。
【0026】また、上記第7の解決手段では、室外ファ
ン(15)を制御して運転音が抑制され、第8の解決手段で
は圧縮機構(21)を制御して運転音が抑制され、第9の解
決手段では室外ファン(15)と圧縮機構(21)とを制御して
運転音が抑制される。
【0027】特に、上記第10の解決手段では、室外ユ
ニット(11)内に複数台の圧縮機(22a,22b) を備えている
場合に、静音制御時には圧縮機(22a,22b) の稼働台数を
減らして運転が行われる。
【0028】また、上記第11の解決手段では、検出温
度が平均温度などの基準温度よりも低い時間帯であっ
て、かつ最低温度の時を起点として定めた範囲の時間に
のみ、静音制御が行われる。
【0029】具体的に、上記第12の解決手段のよう
に、最低温度の時刻から24時間内で3時間を経過する
前と14時間を経過した後を静音制御する時間帯の検知
条件に加えることにより、その検出精度が向上する。つ
まり、一日の気温は、季節によってある程度異なるが、
一般に夜明け頃(午前5時〜午前7時頃)が最低温度に
なることから、最低温度の時刻に対して上記時間数を特
定すれば、毎日ほぼ午後7時〜午後9時頃から午前8時
〜午前10時頃までの間で、検出温度が平均温度などの
基準温度よりも低い時間帯が夜間から朝方と判断され
る。
【0030】例えば夏期は冬期よりも夜明けが早いの
で、午後7時頃から午前8時頃までの間で検出温度が基
準温度よりも低い時間帯が検出され、冬期は夏期よりも
夜明けが遅いので、午後9時頃から午前10時頃までの
間で検出温度が基準温度よりも低い時間帯が検出され
る。一般に室外ユニットの静音制御が必要となるのは午
後10時頃〜午前8時頃の間であり、上記第12の解決
手段の2つの条件(検出温度が平均温度などの基準温度
よりも低い時間帯を求めることと、その時間帯をさらに
最低温度の時刻からの時間数で制限すること)を用いれ
ば、季節に殆ど影響されずに、静音制御の必要な時間帯
をほぼ正確に求めることができる。
【0031】なお、最低温度の時刻を起点として特定す
る時間の範囲は、冷凍装置を設置する地域に応じて適宜
設定すれば、各地域に応じて、夜間から朝方にかけての
時間帯を精度良く検出することができる。
【0032】また、上記第13の解決手段では、静音制
御を行う時間帯を所定時間内の連続した時間帯に特定し
ている。したがって、温度変化の仕方によって検出温度
が平均温度などの基準温度よりも低い状態が連続せず、
一旦上昇した後に検出温度が突発的に基準温度よりも低
くなる状態が生じたとしても、そのような場合には夜間
の温度低下と考えにくいことから、静音制御の対象外と
することができる。
【0033】
【発明の効果】従って、上記第1の解決手段によれば、
運転制御手段(70)に時計機能を持たせる必要がなく、時
間の経過のみを検出できるタイマ(71)と、室外ユニット
(11)が元々有している室外温度センサ(66)とから、静音
制御の必要な時間帯を判断できる。そして、これらの手
段によって求めた時間帯に静音制御を行うことができる
ため、コストが高くなるのを抑えながら騒音対策を図る
ことが可能となる。
【0034】特に、上記第2の解決手段によれば、運転
制御手段(70)のマイクロプロセッサが元々有している発
信回路を利用してタイマ(71)を構成しているので、コス
トの上昇を抑えるのにより効果的である。
【0035】また、上記第3ないし第6の解決手段によ
れば、一日のうちで基準温度よりも検出温度が低い時間
帯を夜間から朝方と判断して、その時間帯のみ静音制御
を行うようにしている。そしてその所定の基準温度とし
て、平均温度などの算出値や、気象条件などに応じた設
定値が用いられるので、必要に応じて適切な基準温度を
利用することにより、静音制御を行う時間帯を夜間から
朝方にかけての時間帯とほぼ一致させることが可能とな
る。
【0036】また、上記第7ないし第10の解決手段に
よれば、室外ファン(15)や圧縮機構(21)を制御すること
により運転音が抑制される。この場合、室外ファン(15)
や圧縮機構(21)を制御して静音運転を行うと、冷凍装置
の能力が若干低下するが、静音制御時は、夜間で温度が
低下しているために、店舗用の冷蔵庫や冷凍庫などの冷
却設備において能力の低下を抑えるのには都合がよい。
逆に言えば、静音制御時には、圧縮機構(21)や室外ファ
ン(15)を、冷凍装置の能力の低下が問題とならず、しか
も運転騒音が低減されるような範囲で制御するようにす
ればよい。
【0037】また、上記第10の解決手段によれば、夜
間に運転する圧縮機(22a,22b) の台数が少なくなること
から運転騒音が減少する。例えば、昼間に2台の圧縮機
(22a,22b) を運転していたのを夜間に1台だけ運転する
ようにすれば、圧縮機(22a,22b) に起因する騒音を簡単
に半減できる。
【0038】また、上記第11の解決手段によれば、検
出温度が平均温度などの基準温度よりも低い時間帯で、
かつ最低温度の時を起点として定めた範囲の時間のみを
検出して、静音制御が行われる。特に、上記第12の解
決手段では最低温度の時を起点とする時間をその時刻か
ら3時間が経過する前と14時間が経過した後に特定し
ているので、季節に殆ど関係なく夜間から朝方を精度良
く検知できる。したがって、上記第11,第12の解決
手段によれば、能力が必要で騒音が殆ど問題とならない
昼間には能力の低下を防止しながら、夜間に静音制御を
行う精度を一層高めることが可能となる。
【0039】また、上記第13の解決手段によれば、夜
間以外で偶然に検出温度が基準温度よりも低くなったと
きに静音制御をしてしまうといった誤動作の発生を防止
できる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0041】−冷凍装置の構成− 図1及び図2に示すように、冷凍装置(10)は、コンビニ
エンスストアに設置されて冷凍庫と冷蔵庫を同時に冷却
するためのものである。この冷凍装置(10)は、1つの室
外ユニット(11)と、1つのカスケードユニット(12)と、
2つの冷蔵ユニット(13a,13b) と、1つの冷凍ユニット
(14)とを備えている。
【0042】室外ユニット(11)には、高温側の液側連絡
管(31)及びガス側連絡管(32)を介して2つの冷蔵ユニッ
ト(13a,13b) が接続されている。各冷蔵ユニット(13a,1
3b)は、室外ユニット(11)に対して互いに並列に接続さ
れている。カスケードユニット(12)は、液側連絡管(31)
の途中に設けられている。このカスケードユニット(12)
には、低温側の液側連絡管(54)及びガス側連絡管(55)を
介して、冷凍ユニット(14)が接続されている。
【0043】そして、室外ユニット(11)、カスケードユ
ニット(12)の一部、2つの冷蔵ユニット(13a,13b) 、液
側連絡管(31)及びガス側連絡管(32)によって高温側冷媒
回路(20)が構成されている。一方、カスケードユニット
(12)、冷凍ユニット(14)、液側連絡管(54)及びガス側連
絡管(55)によって低温側冷媒回路(50)が構成されてい
る。
【0044】上記高温側冷媒回路(20)には、圧縮機構(2
1)と、室外熱交換器である凝縮器(23)と、キャピラリチ
ューブ(24)と、レシーバ(25)と、冷媒熱交換器(26)と、
2つの冷蔵用蒸発器(41a,41b) とが接続されている。こ
のうち、圧縮機構(21)と、凝縮器(23)と、キャピラリチ
ューブ(24)と、レシーバ(25)とは、室外ユニット(11)に
設けられている。また、冷媒熱交換器(26)は、カスケー
ドユニット(12)に設けられている。また、冷蔵用蒸発器
(41a,41b) は、それぞれ冷蔵ユニット(13a,13b) に設け
られている。
【0045】上記高温側冷媒回路(20)の圧縮機構(21)
は、例えば5馬力の容量を有する第1圧縮機(22a)と4
馬力の容量を有する第2圧縮機(22b)とを並列に接続し
て構成されている。各圧縮機(22a,22b) の吐出側には、
それぞれ逆止弁(CV)が設けられている。また、各圧縮機
(22a,22b) の吐出側は、凝縮器(23)の入口端に接続され
ている。各圧縮機(22a,22b) の吸入側は、ガス側連絡管
(32)に接続されている。そして、この圧縮機構(21)は、
圧縮機(22a,22b) の運転台数を変更することによって容
量可変に構成されている。
【0046】圧縮機構(21)の吐出側配管には、吐出冷媒
温度を検出するための温度センサ(68)と、吐出冷媒圧力
を検出するための圧力センサ(65)とが設けられている。
なお、後述するコントローラ(70)は、これらの温度セン
サ(68)及び圧力センサ(65)の検出する吐出冷媒温度及び
吐出冷媒圧力により、吐出冷媒の過熱度を検出するよう
に構成されている。
【0047】上記凝縮器(23)は、室外空気との熱交換に
より冷媒を凝縮させるものであり、例えばクロスフィン
型の熱交換器により構成されている。室外ユニット(11)
には室外ファン(15)が設けられ、この室外ファン(15)に
よって凝縮器(23)へ室外空気が送られる。この凝縮器(2
3)の出口端は、キャピラリチューブ(24)を介してレシー
バ(25)に接続されている。キャピラリチューブ(24)は、
凝縮器(23)からレシーバ(25)へ送られる冷媒を減圧する
減圧機構を構成している。また、室外ユニット(11)内に
は、室外温度を検出する室外温度センサ(66)が設けられ
ている。
【0048】上記レシーバ(25)は、縦長の円筒容器状に
形成されている。レシーバ(25)の下端部は、冷媒配管(3
3)を介して液側連絡管(31)に接続されている。この冷媒
配管(33)には、レシーバ(25)の出口冷媒の温度を検出す
る液温センサ(67)と、液側電磁弁(61) とが設けられて
いる。
【0049】液温センサ(67)は、レシーバ(25)から流出
して冷媒配管(33)を流れる液冷媒の温度を検出すること
によって、レシーバ(25)内に貯留する液冷媒の温度を検
出するためのものである。また、液側電磁弁(61)は、上
記吐出温度センサ(68)の検出温度に基づいて開閉され、
レシーバ(25)から流出する液冷媒の流量を調節するため
の調節用開閉機構を構成している。
【0050】上記レシーバ(25)は、減圧配管(34)を介し
て圧縮機構(21)の吸入側に接続されている。具体的に、
減圧配管(34)は、一端側がレシーバ(25)の上端部に接続
され、他端側が圧縮機構(21)の吸入側に接続されてい
る。この減圧配管(34)には、ガス側電磁弁(62)が設けら
れている。ガス側電磁弁(62)は、レシーバ(25)を中間圧
に保持するため、上記液温センサ(67)の検出温度に基づ
いて開閉され、減圧用開閉機構を構成している。
【0051】上記レシーバ(25)は、ガス側電磁弁(62)の
開閉により、減圧配管(34)を介して圧縮機構(21)の吸入
側と間欠的に連通する。このため、レシーバ(25)内のガ
ス冷媒が間欠的に圧縮機構(21)へ吸引され、レシーバ(2
5)の内圧が所定の中間圧に保持される。具体的に、レシ
ーバ(25)の内圧は、凝縮器(23)における冷媒凝縮圧力よ
りも低く、冷蔵用蒸発器(41a,41b) における冷媒蒸発圧
力よりも高い所定の圧力に設定されている。そして、レ
シーバ(25)は、凝縮器(23)からレシーバ(25)へ流入して
貯留された液冷媒を、自己蒸発によって冷却するように
構成されている。
【0052】上記冷媒熱交換器(26)は、多数の伝熱プレ
ートを積層して形成された、いわゆるプレート式熱交換
器により構成されている。この冷媒熱交換器(26)は、一
端が室外ユニット(11)側の液側連絡管(31)に接続され、
他端が冷蔵ユニット(13a,13b) 側の液側連絡管(31)に接
続されている。また、冷媒熱交換器(26)には、低温側冷
媒回路(50)が接続されている。そして、この冷媒熱交換
器(26)は、いわゆる二元冷凍システムにおけるカスケー
ドコンデンサを構成している。
【0053】上記高温側冷媒回路(20)には、バイパス配
管(35)が設けられている。このバイパス配管(35)は、2
つの冷蔵ユニット(13a,13b) をバイパスするように接続
されている。具体的に、バイパス配管(35)は、一端が高
温側冷媒回路(20)における冷媒熱交換器(26)の直後に接
続され、他端がガス側連絡管(32)に接続されている。ま
た、バイパス配管(35)には、バイパス電磁弁(63)が設け
られている。なお、冷蔵ユニット(13a,13b) の両方がサ
ーモオフとなった場合には、バイパス電磁弁(63)は開放
され、冷媒熱交換器(26)における冷媒の流通を確保す
る。
【0054】上記高温側冷媒回路(20)のうち冷蔵ユニッ
ト(13a,13b) に設けられた部分は、利用側回路(40a,40
b) を構成している。各利用側回路(40a,40b) は、一端
側が液側連絡管(31)に接続され、他端側がガス側連絡管
(32)に接続されている。また、各利用側回路(40a,40b)
には、利用側熱交換器である冷蔵用蒸発器(41a,41b) と
共に、利用側開閉機構である利用側電磁弁(64a,64b) が
設けられている。この利用側電磁弁(64a,64b) は、各利
用側回路(40a,40b) における冷蔵用蒸発器(41a,41b) の
一端側に設けられている。即ち、各利用側回路(40a,40
b) では、一端から他端に向かって順に、利用側電磁弁
(64a,64b) と冷蔵用蒸発器(41a,41b) とが配置されてい
る。
【0055】上記冷蔵用蒸発器(41a,41b) は、冷蔵庫の
庫内空気との熱交換により冷媒を蒸発させるものであ
り、例えば、凝縮器(23)と同様にクロスフィン型の熱交
換器により構成されている。各冷蔵ユニット(13a,13b)
には、それぞれ冷蔵庫内ファン(16a,16b) が設けられ、
この冷蔵庫内ファン(16a,16b) によって冷蔵用蒸発器(4
1a,41b) へ冷蔵庫内の庫内空気が送られる。
【0056】このように、本実施形態の冷媒回路では、
冷蔵用蒸発器(41a,41b) の前に膨張機構を設ける代わり
に利用側電磁弁(64a,64b) を設け、この利用側電磁弁(6
4a,64b) の開閉動作を繰り返すことにより冷媒を減圧す
るようにしている。そして、各冷蔵ユニット(13a,13b)
に、それぞれ、第1温度センサ(Th-A1,Th-A2) 、第2温
度センサ(Th-B1,Th-B2) 、吸込風温センサ(Th-C1,Th-C
2) 及び吹出風温センサ(Th-D1,Th-D2) を設け、これら
の検出値に基づいて、後述のコントローラ(70)で利用側
電磁弁(64a,64b) の開閉動作を制御するようにしてい
る。
【0057】第1温度センサ(Th-A1,Th-A2) は、冷蔵用
蒸発器(41a,41b) の伝熱管に対し、該伝熱管の入口端寄
りに位置して取り付けられている。この第1温度センサ
(Th-A1,Th-A2) は、冷蔵用蒸発器(41a,41b) における冷
媒蒸発温度を検出するためのものである。第2温度セン
サ(Th-B1,Th-B2) は、利用側回路(40a,40b) における冷
蔵用蒸発器(41a,41b) の下流側に取り付けられている。
吸込風温センサ(Th-C1,Th-C2) は、庫内空気の通路に設
けられて、冷蔵用蒸発器(41a,41b) に供給される庫内空
気の温度を検出する。吹出風温センサ(Th-D1,Th-D2)
は、庫内空気の通路に設けられて、冷蔵用蒸発器(41a,4
1b) を通過した後の庫内空気の温度を検出する。尚、上
記各温度センサとしては、サーミスタが用いられてい
る。
【0058】なお、このように利用側電磁弁(64a,64b)
を開閉して冷媒を減圧することは、本願出願人の発明者
らの創案によるものであり、その具体的な内容につい
て、本願出願人は既に出願をしている(特願2000−
033415号参照)。本実施形態では、制御の具体的
な説明は省略するものとする。
【0059】一方、上記低温側冷媒回路(50)は、圧縮機
(51)と、冷媒熱交換器(26)と、膨張弁(52)と、冷凍用蒸
発器(53)とが接続されている。このうち、圧縮機(51)
と、冷媒熱交換器(26)と、膨張弁(52)とは、カスケード
ユニット(12)に設けられている。また、冷凍用蒸発器(5
3)は、冷凍ユニット(14)に設けられている。
【0060】上記低温側冷媒回路(50)では、圧縮機(51)
の吐出側が冷媒熱交換器(26)の一端に接続されている。
冷媒熱交換器(26)の他端は、膨張弁(52)に接続されてい
る。膨張弁(52)は、液側連絡管(54)を介して冷凍用蒸発
器(53)の入口端に接続されている。冷凍用蒸発器(53)の
出口端は、ガス側連絡管(55)を介して圧縮機(51)の吸入
側に接続されている。
【0061】上記冷凍用蒸発器(53)は、凝縮器(23)と同
様に、例えばクロスフィン型の熱交換器により構成され
ている。この冷凍用蒸発器(53)は、冷凍庫の庫内空気と
の熱交換により冷媒を蒸発させるものである。冷凍ユニ
ット(14)には冷凍庫内ファン(17)が設けられ、この冷凍
庫内ファン(17)によって冷凍用蒸発器(53)へ冷凍庫内の
庫内空気が送られる。
【0062】上記冷凍装置(10)には、コントローラ(70)
が設けられている。このコントローラ(70)は、上述した
ように各利用側回路(40a,40b) の利用側電磁弁(64a,64
b) を開閉操作することにより、膨張弁を用いずに、該
利用側電磁弁(64a,64b) が高温側冷媒回路(20)における
冷媒の膨張手段を構成するようにしている。また、上記
コントローラ(70)は、マイクロプロセッサにより構成さ
れて各機器を制御する運転制御手段として構成されてい
る。このコントローラ(70)は、マイクロプロセッサが本
来備えている発振回路を利用して24時間を検知するよ
うに構成されたタイマ(71)を含んでいる。そして、この
タイマ(71)で検出された24時間内に室外温度センサ(6
6)により検出した最高温度と最低温度とから24時間毎
に平均温度(基準温度)を算出する一方、最低温度の時
刻を基点とするほぼ24時間内(ほぼ24時間としてい
るのは、最低温度の時刻が日々変動するため)で検出温
度が平均温度よりも低い時間帯に、室外ファン(15)と圧
縮機構(21)またはその一方を制御して運転音を抑制する
ように構成されている。
【0063】コントローラ(70)は、室外ユニット(11)内
に設けられた2台の圧縮機(22a,22b) が共に運転されて
いる場合で、運転音を抑制する静音制御を行うときに
は、圧縮機(22a,22b) の運転台数を低減することができ
るように構成されている。
【0064】また、コントローラ(70)は、タイマ設定に
よる24時間内で最低温度の時刻を起点として、第1の
所定時間である3時間の経過前と、第2の所定時間であ
る14時間の経過後に、検出温度が平均温度よりも低い
時間帯に運転音を抑制する制御を行うように構成されて
いる。
【0065】−冷媒回路の冷凍サイクル動作− 上記冷凍装置(10)の運転動作について説明する。まず始
めに、冷蔵ユニット(13a,13b) 及びカスケードユニット
(12)の双方を運転させる冷凍冷蔵運転の動作について説
明し、その後に、冷蔵ユニット(13a,13b) の運転を停止
してカスケードユニット(12)を運転させる冷凍運転の動
作について説明する。
【0066】<冷凍冷蔵運転>先ず、高温側冷媒回路(2
0)における動作について、図1及び図3を参照しながら
説明する。図3は、高温側冷媒回路(20)における冷凍サ
イクルを、モリエル線図(圧力−エンタルピ線図)上に表
したものである。尚、図3及び図1に付したA〜Jの符
号は、それぞれ対応している。
【0067】圧縮機構(21)の圧縮機(22a,22b) には、点
Aの状態の冷媒が吸入される。点Aの冷媒は、圧縮機(2
2a,22b) により圧縮され、点Bの状態となって吐出され
る。点Bの冷媒は、凝縮器(23)へ送られる。凝縮器(23)
では、冷媒が室外空気との熱交換により放熱し、凝縮し
て点Cの状態となる。
【0068】点Cの状態の冷媒は、キャピラリチューブ
(24)で減圧された後にレシーバ(25)へ流入する。ここ
で、コントローラ(70)によりガス側電磁弁(62)が間欠的
に開閉され、レシーバ(25)は圧縮機構(21)の吸入側と間
欠的に連通する。そして、キャピラリチューブ(24)にお
ける減圧と、ガス側電磁弁(62)の開閉動作とによって、
点Cの冷媒は減圧されて点Dの状態となる。レシーバ(2
5)では、点Dの冷媒が、点Eの状態の液冷媒と、点Iの
状態のガス冷媒とに分離される。
【0069】点Eの状態の冷媒は、冷媒配管(33)及び液
側連絡管(31)を通じて、冷媒熱交換器(26)へ送られる。
冷媒熱交換器(26)では、高温側冷媒回路(20)の冷媒と低
温側冷媒回路(50)の冷媒との熱交換が行われる。そし
て、この熱交換によって点Eの冷媒が低温側冷媒回路(5
0)の冷媒から吸熱し、その一部が蒸発して点Fの状態と
なる。
【0070】点Fの状態の冷媒は、各冷蔵ユニット(13
a,13b) の利用側回路(40a,40b) に分配される。各利用
側回路(40a,40b) では、点Fの冷媒が利用側電磁弁(64
a,64b)を通過して冷蔵用蒸発器(41a,41b) へ送られる。
その際、各利用側電磁弁(64a,64b) は、コントローラ(7
0)の制御動作によって開閉操作されている。従って、冷
蔵用蒸発器(41a,41b) に対して、間欠的に冷媒が供給さ
れる。そして、利用側電磁弁(64a,64b) を開閉操作する
ことによって点Fの冷媒が減圧され、点Gの状態とな
る。尚、利用側電磁弁(64a,64b) に小口径のものを採用
し、利用側電磁弁(64a,64b) の通過時においてもある程
度の冷媒の減圧作用を得るようにしてもよい。
【0071】なお、上記コントローラ(70)は、所定の制
御動作を行い、冷蔵用蒸発器(41a,41b) の出口で冷媒が
飽和蒸気となるように、各利用側回路(40a,40b) の利用
側電磁弁(64a,64b) を開閉操作する。その際、コントロ
ーラ(70)の制御動作は、各利用側回路(40a,40b) の運転
状態に応じて、各利用側電磁弁(64a,64b) に対して個別
に行われる。
【0072】点Gの状態の冷媒は冷蔵用蒸発器(41a,41
b) へ送られる。冷蔵用蒸発器(41a,41b) では、冷媒が
冷蔵庫の庫内空気から吸熱して蒸発し、点Hの状態とな
る。点Hの状態において、冷媒は飽和蒸気となってい
る。そして、点Hの状態の冷媒が、圧縮機構(21)の吸入
側へ送られる。
【0073】一方、レシーバ(25)で分離された点Iの状
態のガス冷媒は、ガス側電磁弁(62)の開閉操作によって
減圧され、点Jの状態となる。そして、点Jの状態の冷
媒が、圧縮機構(21)の吸入側へ送られる。ここで、圧縮
機構(21)には、点Hの冷媒と点Jの冷媒とが送り込まれ
ることとなる。従って、圧縮機構(21)は、点Hの冷媒と
点Jの冷媒とを混合してなる点Aの状態の冷媒を吸入す
る。高温側冷媒回路(20)では、以上のサイクルを繰り返
して冷凍サイクル動作を行う。
【0074】次に、低温側冷媒回路(50)における動作に
ついて説明する。
【0075】低温側冷媒回路(50)の圧縮機(51)から吐出
された冷媒は、冷媒熱交換器(26)へ送られる。上述のよ
うに、冷媒熱交換器(26)は、カスケードコンデンサを構
成している。そして、冷媒熱交換器(26)では、低温側冷
媒回路(50)の冷媒が高温側冷媒回路(20)の冷媒と熱交換
を行い、放熱して凝縮する。凝縮した冷媒は、膨張弁(5
2)で減圧された後に、冷凍用蒸発器(53)へ送られる。冷
凍用蒸発器(53)では、冷媒が冷凍庫の庫内空気と熱交換
して蒸発する。蒸発した冷媒は、圧縮機(51)に吸入さ
れ、再び圧縮されてこのサイクルを繰り返す。
【0076】<冷凍運転>冷凍運転の際には、冷蔵ユニ
ット(13a,13b) の利用側電磁弁(64a,64b) は閉鎖され、
バイパス配管(35)のバイパス電磁弁(63)は開放される。
そして、上記冷凍冷蔵運転と同様に、圧縮機構(21)から
吐出された冷媒は凝縮器(23)で凝縮し、キャピラリーチ
ューブ(24)で減圧され、レシーバ(25)には中間圧の気液
二相冷媒が貯留される。レシーバ(25)は、減圧配管(34)
のガス側電磁弁(62)の開閉制御により減圧される。レシ
ーバ(25)の下端部から流出した液冷媒は、冷媒熱交換器
(26)を介して低温側冷媒回路(50)の冷媒と熱交換を行
い、蒸発する。蒸発した冷媒は、冷蔵ユニット(13a,13
b) を経由することなく、バイパス配管(35)を通じて圧
縮機構(21)の吸入側に吸入される。そして、低温側冷媒
回路(50)では上述した冷凍冷蔵運転と同様の作用で冷媒
が循環し、冷凍庫内が冷却される。
【0077】<液側電磁弁、ガス側電磁弁、及びバイパ
ス電磁弁の制御>ここで、上記コントローラ(70)が、液
側電磁弁(61)、ガス側電磁弁(62)及びバイパス電磁弁(6
3)に対して行う制御動作について簡単に説明する。
【0078】コントローラ(70)による液側電磁弁(61)の
制御動作は、吐出温度センサ(68)の検出温度に基づいて
行われる。具体的に、コントローラ(70)は、液側電磁弁
(61)の開放と閉鎖を所定の時間間隔で繰り返している。
そして、吐出温度センサ(68)の検出温度が所定値を超え
ると、液側電磁弁(61)を開いた状態に保持する時間(開
放時間)を延長する。この状態では、圧縮機構(21)が吸
入するガス冷媒の過熱度が大きくなっていると考えられ
る。従って、冷媒熱交換器(26)及び冷蔵用蒸発器(41a,4
1b) で蒸発させ得る冷媒量に対し、レシーバ(25)から冷
媒熱交換器(26)及び冷蔵用蒸発器(41a,41b) へ送られる
冷媒量が過少と判断できる。そこで、液側電磁弁(61)の
開放時間を延長し、レシーバ(25)から流出する液冷媒量
の増大を図る。
【0079】コントローラ(70)によるガス側電磁弁(62)
の制御動作は、液温センサ(67)の検出温度に基づいて行
われる。具体的に、液温センサ(67)の検出温度が20℃
以上となるとガス側電磁弁(62)を開く一方、液温センサ
(67)の検出温度が12℃以下となるとガス側電磁弁(62)
を閉じる。そして、コントローラ(70)は、上記のガス側
電磁弁(62)の操作により、レシーバ(25)に貯留する液冷
媒の温度を概ね15℃に維持するようにしている。ここ
で、レシーバ(25)内の液冷媒温度が低くなりすぎると、
レシーバ(25)内で液冷媒と冷凍機油とが分離してしま
う。このため、レシーバ(25)内の液冷媒温度を所定値に
維持し、液冷媒に冷凍機油が溶け込んだ状態に保持し
て、レシーバ(25)への冷凍機油の溜まり込みを回避して
いる。
【0080】更に、コントローラ(70)は、バイパス電磁
弁(63)に対する制御動作も行う。具体的に、冷蔵ユニッ
ト(13a,13b) の運転中には、バイパス電磁弁(63)を閉じ
たままに保持する。一方、2つの冷蔵ユニット(13a,13
b) が同時にサーモオフした場合には、バイパス電磁弁
(63)の開閉を所定の時間間隔で繰り返す。つまり、両冷
蔵ユニット(13a,13b) の利用側電磁弁(64a,64b) が閉鎖
された状態ではバイパス電磁弁(63)の開閉を行い、冷媒
熱交換器(26)における冷媒の流通を確保する。
【0081】なお、これらの電磁弁(61,62,63)の制御も
本願の発明者らの創案によるものであり、より具体的な
制御内容は、特願2000−33363号において既に
出願している。
【0082】−夜間静音制御− 次に、本実施形態の特徴とする夜間静音制御について、
図4から図7に示したフローチャートを参照して説明す
る。
【0083】本実施形態では、上述したように、コント
ローラ(70)のマイクロプロセッサが備えている発信回路
を利用して24時間のタイマ(71)を設定している。そし
て、このタイマ(71)により検出された24時間内の室外
温度の変化に基づいて夜間から朝方の時間帯を判断し
て、その間に運転音を抑制する静音制御を行う。
【0084】具体的に、コントローラ(70)は、上記タイ
マ(71)で検出される24時間毎に最高温度と最低温度を
検出すると共に、その24時間の平均温度を算出する。
【0085】最低温度の検出は、図4のフローチャート
にしたがって常時行われている。つまり、ステップST1
において、室外温度センサ(66)により検出した室外温度
(図4では今回データとしている)が、それまでの最低
温度Tmin よりも小さいかどうかを判断している。その
検出温度が最低温度Tmin よりも小さい場合は、ステッ
プST2で最低温度Tmin を更新し、ステップST3でタイ
マToをスタートさせる。また、ステップST1での判別
の結果、検出温度が最低温度Tmin よりも小さくないと
判断した場合は、このフローチャートの動作を再度行う
ためにステップST1の判別を繰り返す。
【0086】また、最高温度の検出は、図5のフローチ
ャートにしたがって常時行われている。つまり、ステッ
プST11において、室外温度センサ(66)により検出した
室外温度が、それまでの最高温度Tmax よりも大きいか
どうかを判断している。その検出温度が最高温度Tmax
よりも大きい場合、ステップST12で最高温度Tmaxを
更新する。また、ステップST11での判別の結果、検出
温度が最高温度Tmaxよりも大きくないと判断した場合
は、このフローチャートの動作の開始点に戻って再度ス
テップST11の判別を繰り返す動作を行う。
【0087】以上の検出を行いながら24時間が経過す
ると、その24時間に検出した最高温度Tmax と最低温
度Tmin から、図6のフローチャートに基づいて平均温
度Tave を求める。つまり、平均温度Tave は、ステッ
プST21において最高温度Tmax と最低温度Tmin の和
を2で除して求められる。
【0088】このようにして、最高温度Tmax 、最低温
度Tmin 、そして平均温度Tave を求めると、図7のフ
ローチャートに示した静音運転制御の動作を実行する。
静音運転制御は、室外ファン(15)と圧縮機構(21)の一方
または両方を制御して、運転音を抑制する制御として行
われる。静音制御時に、室内ファン(15)は風量を低減す
る制御が行われ、圧縮機構(21)は、圧縮機(22a,22b) の
稼働台数を減らして運転が行われる。
【0089】まず、ステップST31で、図4のステップ
ST3のタイマスタートからの時間を判別する。つまり、
タイマToをスタートしてから、経過時間が3時間以内
であるかどうかを判別する。そして、3時間が経過する
まではステップST32へ進んで静音運転を実行し、さら
にステップST33へ進んで、図6で算出した平均温度T
ave とそのときの検出温度とを比較する。そして、その
ときの検出温度が平均温度Tave 以上であれば、3時間
が経過する前であってもステップST34において静音運
転を終了する。また、ステップST33で検出温度が平均
温度Tave よりも低いと判断すると、静音運転を継続し
たままステップST31へ戻る。
【0090】一方、ステップST31でタイマスタートか
ら3時間を既に経過していると判断したときは、ステッ
プST35においてタイマスタートから14時間以上が経
過しているかどうかを判別する。そして、まだ14時間
が経過していない場合は、ステップST36で静音運転を
終了してステップST31の判別動作に戻る。
【0091】また、ステップST35で既に14時間が経
過したと判断するとステップST37へ進み、そのときの
検出温度が平均温度Tave よりも低いかどうかを判別す
る。そして、検出温度が平均温度Tave よりも低いとス
テップST38で静音運転を開始してステップST31へ戻
る一方、検出温度が平均温度Tave よりも高いと静音運
転を終了する。
【0092】以上の説明から明らかなように、本実施形
態では、24時間毎に最低温度Tmin と最高温度Tmax
と平均温度Tave を求めながら、最低温度Tmin の時刻
を起点として3時間後から14時間後までの時間帯を除
く時間帯で、しかも検出温度が前日の平均温度Tave よ
りも低い時間帯にのみ静音運転を行うようにしている。
【0093】具体的に、最低温度Tmin の時刻が午前5
時〜午前7時頃とすると、それから3時間を経過する
か、検出温度が平均温度Tave を上回るまでは、まだ早
朝であると判断して静音運転が継続される。また、最低
温度Tmin の時刻から3時間を経過する(午前8時から
午前10時頃になる)と早朝の時間帯をすぎたと判断
し、上記最低温度Tmin の時刻から14時間が経過する
(午後7時から午後9時頃になる)までは騒音が問題に
ならないものとして静音運転を行わないようにしてい
る。
【0094】一方、14時間を経過した後に検出温度が
前日の平均温度Tave を下回ると、静音運転を開始す
る。つまり、午後7時から午後9時以降で温度が充分に
低下すると、静音運転の必要な時間帯であると判断す
る。
【0095】なお、図7のフローチャートでは、タイマ
スタートから3時間経過前と14時間経過後に検出温度
と平均温度Tave の高低関係が逆転すると静音運転の開
始と停止が切り換えられるが、そのような動作を避ける
ため、検出温度が偶発的に高くなったり低くなったりし
た場合には静音運転の開始と停止を切り換えない制御を
してもよい。具体的には、タイマスタートから3時間経
過前と14時間経過後で、検出温度が平均温度Tave な
どの基準温度よりも低い連続した時間帯にのみ静音制御
を行うとよい。
【0096】−実施形態の効果− このように、本実施形態では、前日の最高温度Tmax と
最低温度Tmin とから平均温度Tave を算出し、その平
均温度Tave と室外の検出温度とを常時比較しながら、
静音運転が必要かどうかを判断している。したがって、
運転制御手段(70)に時計機能を持たせる必要がなく、運
転制御手段(70)のマイクロプロセッサが元々有している
発信回路と、室外ユニット(11)が一般に有している室外
温度センサ(66)とから静音制御を行うことができるた
め、コストが高くなるのを抑えながら夜間の騒音対策を
図ることが可能となる。
【0097】なお、圧縮機構(21)や室外ファン(15)を制
御して静音運転を行うと、冷凍装置(10)の能力が若干低
下するが、静音制御時は夜間で温度が低下しているため
に、特に上記実施形態で説明したような冷蔵庫や冷凍庫
などの冷却設備において能力の低下を抑えるのには都合
がよい。この場合、静音制御時には、圧縮機構(21)や室
外ファン(15)を、能力の低下が問題とならず、しかも運
転騒音が低減されるような範囲で制御するようにすれば
よい。
【0098】また、夜間の静音制御時に、2台の圧縮機
(22a,22b) のうちの1台のみを運転するようにすると圧
縮機(22a,22b) に起因する騒音を半減できる。
【0099】また、検出温度が平均温度Tave よりも低
い時間帯で、しかも最低温度Tminの時を起点として3
時間経過前と14時間経過後の範囲のみで静音制御が行
われるようにしているので、能力が必要で騒音が殆ど問
題とならない昼間には能力の低下を防止しながら、夜間
から朝方にかけて静音制御を確実に行うことが可能とな
る。
【0100】
【発明のその他の実施の形態】本発明は、上記実施形態
について、以下のような構成としてもよい。
【0101】例えば、上記実施形態に係る冷凍装置(10)
は2元式冷凍装置であるが、本発明の適用対象は1元式
の冷凍装置であってもよい。また、高温側冷媒回路(20)
の冷蔵ユニット(13a,13b) の個数は複数に限らず、一つ
であってもよいし、冷蔵ユニット(13a,13b) を2つ設け
る代わりに、冷蔵ユニットと空調機の室内機とを例えば
1台ずつ設けるようにしてもよい。さらに、上記実施形
態では、低温側冷媒回路(50)を構成する冷凍ユニット(1
4)を1つだけ設けるようにしたが、この冷凍ユニットを
複数設けるようにしてもよい。
【0102】また、上記実施形態では、冷蔵ユニット(1
3a,13b) の蒸発器(41a,41b) の前に利用側電磁弁(64a,6
4b) を設けて冷媒を減圧するようにしているが、利用側
電磁弁(64a,64b) の代わりに膨張弁を用いた一般的な冷
凍サイクルの回路構成としてもよい。以上のように、本
発明では冷媒回路の具体的な構成は任意に変更可能であ
り、冷媒回路は必要に応じて適宜構成したものでよい。
【0103】さらに、上記実施形態では、最低温度Tmi
n の時間から3時間経過前と14時間経過後を静音運転
の条件としているが、この時間を条件とせず、単に検出
温度が前日の平均温度Tave よりも低いことだけを条件
として静音運転を行うようにしてもよい。その場合、静
音運転を行う時間帯の検出精度は若干低下するものの、
概ね必要な時間帯での騒音の防止を図ることは可能であ
る。なお、上記の設定時間である3時間と14時間は、
冷凍装置を設置する地域などに応じて適宜調整すること
ができる。
【0104】また、上記実施形態では、タイマ(71)とし
てマイクロプロセッサの有する発信回路を利用している
が、時間の経過のみを検出できるタイマであれば使用可
能であり、その場合に時間そのものを認識する時計機能
は不要となるため、コスト上昇を抑えることができる。
【0105】また、上記実施形態では、平均温度Tave
を検出温度と比較する基準温度としているが、基準温度
は平均温度Tave に限らず、気象条件や季節などの条件
に応じて設定した温度データとしてもよい。また、平均
温度Tave とする場合でも、最高温度Tmax と最低温度
Tmin の平均温度Tave に限らず、1日のうちに何度か
測定した温度データを平均したものとしてもよい。
【0106】また、上記実施形態において圧縮機(22a,2
2b) の制御をする場合には運転台数を減らすようにして
いるが、例えばインバータ制御により回転数を低減させ
て運転音を抑制するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る冷凍装置における高温
側冷媒回路の配管系統図である。
【図2】本発明の実施形態に係る冷凍装置における低温
側冷媒回路の配管系統図である。
【図3】図1の高温側冷媒回路での冷凍サイクルを示す
モリエル線図である。
【図4】最低温度の検出動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】最高温度の検出動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】平均温度の算出動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】静音運転制御の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
(10) 冷凍装置 (11) 室外ユニット (12) カスケードユニット (13a,13b) 冷蔵ユニット (14) 冷凍ユニット (15) 室外ファン (20) 高温側冷媒回路 (21) 圧縮機構 (22a,22b) 圧縮機 (23) 凝縮器(室外熱交換器) (26) 冷媒熱交換器(カスケードコンデンサ) (41a,41b) 冷蔵用蒸発器(蒸発器) (50) 低温側冷媒回路 (66) 室外温度センサ (70) コントローラ(運転制御手段) (71) タイマ
フロントページの続き (72)発明者 竹上 雅章 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L060 AA05 CC03 CC08 DD03 EE02 EE06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機構(21)と室外熱交換器(23)と室外
    ファン(15)とを有する室外ユニット(11)と、室外温度を
    検出する室外温度センサ(66)と、各機器を制御する運転
    制御手段(70)とを備えた冷凍装置であって、 運転制御手段(70)は、タイマ(71)を備え、所定の時刻を
    基点とする略24時間内に、室外温度センサ(66)で検出
    した温度が所定の基準温度よりも低い時間帯には運転音
    を抑制するように構成されている冷凍装置。
  2. 【請求項2】 運転制御手段(70)がマイクロプロセッサ
    により構成されると共に、タイマ(71)はマイクロプロセ
    ッサの発振回路を利用して24時間を検知可能に構成さ
    れている請求項1記載の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 所定の基準温度は、室外温度センサ(66)
    の検出温度のデータに基づいて算出された温度である請
    求項1または2記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 所定の基準温度は、タイマ(71)で検出さ
    れた24時間内に室外温度センサ(66)により検出した温
    度から算出された平均温度である請求項3記載の冷凍装
    置。
  5. 【請求項5】 所定の基準温度は、タイマ(71)で検出さ
    れた24時間内に室外温度センサ(66)により検出した最
    高温度と最低温度とから算出された平均温度である請求
    項4記載の冷凍装置。
  6. 【請求項6】 所定の基準温度は、運転条件に応じた設
    定温度である請求項1または2記載の冷凍装置。
  7. 【請求項7】 運転制御手段(70)は、室外ファン(15)を
    制御して運転音を抑制するように構成されている請求項
    1ないし6の何れか1記載の冷凍装置。
  8. 【請求項8】 運転制御手段(70)は、圧縮機構(21)を制
    御して運転音を抑制するように構成されている請求項1
    ないし6の何れか1記載の冷凍装置。
  9. 【請求項9】 運転制御手段(70)は、室外ファン(15)と
    圧縮機構(21)とを制御して運転音を抑制するように構成
    されている請求項1ないし6の何れか1記載の冷凍装
    置。
  10. 【請求項10】 室外ユニット(11)内に複数台の圧縮機
    (22a,22b) を備えて圧縮機構(21)が構成され、 運転制御手段(70)は、運転音を抑制する制御を行うとき
    に圧縮機(22a,22b) の運転台数を低減するように構成さ
    れている請求項8または9記載の冷凍装置。
  11. 【請求項11】 運転制御手段(70)は、最低温度の時刻
    を起点とする24時間内で、第1の所定時間の経過前と
    第2の所定時間の経過後に、検出温度が所定の基準温度
    よりも低い時間帯には運転音を抑制する制御を行うよう
    に構成されている請求項1ないし10の何れか1記載の
    冷凍装置。
  12. 【請求項12】 運転制御手段(70)は、最低温度の時刻
    を基点として、第1の所定時間が3時間に設定され、第
    2の所定時間が14時間に設定されている請求項11記
    載の冷凍装置。
  13. 【請求項13】 運転制御手段(70)は、最低温度の時刻
    を基点とする24時間内で、第1の所定時間の経過前と
    第2の所定時間の経過後に、検出温度が所定の基準温度
    よりも低い連続した時間帯には運転音を抑制する制御を
    行うように構成されている請求項11または12記載の
    冷凍装置。
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