JP2001271963A - スクリュー型制御弁 - Google Patents

スクリュー型制御弁

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JP2001271963A
JP2001271963A JP2000083080A JP2000083080A JP2001271963A JP 2001271963 A JP2001271963 A JP 2001271963A JP 2000083080 A JP2000083080 A JP 2000083080A JP 2000083080 A JP2000083080 A JP 2000083080A JP 2001271963 A JP2001271963 A JP 2001271963A
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JP
Japan
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cylindrical body
flow path
cylinder body
flow passage
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000083080A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ogawa
嘉之 小川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁箱内における圧力損失を変化させることに
より流量を線形的に制御し、高速の流れに対してもキャ
ビテーションの発生を防止できるスクリュー型制御弁を
提供する。 【解決手段】 弁箱1の内部流路4に配置する止水板5
と、弁箱1の内部流路4に流路軸線方向に沿って往復移
動自在に配置し、下流側開口8aが止水板5に対して接
当離間する円筒体8と、円筒体8を流路軸線方向に摺動
自在に保持し、円筒体周囲での弁箱1の内部流路4を上
流側と下流側とに区分する円筒体支持部9と、止水板5
で支持して円筒体8の内部に配置し、円筒体8の内部に
旋回流路を形成するスクリュー部材11と、円筒体8を
流路軸線方向に出退駆動する筒体駆動手段13とを有す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流量を制御
するスクリュー型制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、管路における流量を制御する弁と
しては、例えばインラインスリーブ弁、モノバー弁があ
る。モノバー弁は弁体をなす可動板と固定板を平行に、
かつ管路の軸線と直交する方向に配置し、可動板と固定
板の同位置に複数のポートを形成し、可動板のポートを
オリフィスに形成したものである。可動板は固定板に沿
って開閉操作し、可動板の各オリフィスが固定板の各ポ
ートに一致する全開位置と、可動板の各オリフィスが固
定板の各ポートと全くずれる全開位置とにわたって移動
する。
【0003】このモノバー弁では、管路の流れをパイプ
断面に分布する複数のポートによって多数のジェット状
に分割し、エネルギーを分散させることにより、キャビ
テーションの発生を抑制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
なモノバー弁においては、弁体の開度が管路の流路断
面、つまり管路の軸線方向の一個所において変化するの
で、可動板および固定板の前後における圧力変化が大き
く、キャビテーションを完全に抑制することは困難であ
った。
【0005】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、弁箱内における圧力損失を変化させることにより流
量を線形的に制御し、高速の流れに対してもキャビテー
ションの発生を防止できるスクリュー型制御弁を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のスクリュー型制御弁は、上流口と下流口の
間に内部流路を形成した弁箱と、弁箱の内部流路に配置
する止水板と、弁箱の内部流路に流路軸線方向に沿って
往復移動自在に配置し、下流側開口が止水板に対して接
当離間する円筒体と、円筒体を流路軸線方向に摺動自在
に保持し、円筒体周囲での弁箱の内部流路を上流側と下
流側とに区分する円筒体支持部と、止水板で支持して円
筒体の内部に配置し、円筒体内に旋回流路を形成するス
クリュー部材と、円筒体を流路軸線方向に出退駆動する
筒体駆動手段とを有するものである。
【0007】上記した構成により、円筒体は筒体駆動手
段によって軸線方向に移動し、下流側開口が止水板に当
接する全閉位置と下流側開口が止水板との間に所定距離
を開けて離間する全開位置とわたって出退する。
【0008】円筒体の下流側開口と止水板との間に適当
な開度を有する状態で、上流口より弁箱内に流入した流
体は、円筒体支持部を境とする上流側の内部流路から円
筒体内に流入し、スクリュー部材で円筒体内に形成した
旋回流路を通り、円筒体の下流側開口から円筒体支持部
より下流側の内部流路へ流れ出る。
【0009】円筒体に覆われたスクリュー部材は、円筒
体が止水板から離間する方向、つまり開方向へ移動する
にしたがって、露出部分が増大するとともに円筒体内の
残存部分が減少し、円筒体が止水板に接近する方向、つ
まり閉方向へ移動するにしたがって、露出部分が減少す
るとともに円筒体内の残存部分が増大する。
【0010】円筒体内におけるスクリュー部材の残存部
分の増減は円筒体内の旋回流路の増減となる。一方、円
筒体内を流れる流体は旋回流路を流れることにより圧力
損失を受ける。この圧力損失は旋回流路が長いほどに増
大し、短いほどに減少し、圧力損失の増加に伴って流量
が減少し、圧力損失の減少に伴って流量が増大する。
【0011】したがって、円筒体の出退によって円筒体
内に残存するスクリュー部材の長さを調節することによ
り、円筒体内における圧力損失を円筒体の軸線方向にお
いて線形的に増減調整して流量を制御することができ、
圧力変化が円筒体の軸線方向において漸次に変化するの
で、高速の流れに対してもキャビテーションの発生を防
止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図5において、弁箱1は円
筒状をなし、上流口2と下流口3の外周縁にフランジ部
2a、3aを有しており、上流口2と下流口3の間に内
部流路4を形成している。
【0013】弁箱1の内部流路4の下流側には止水板5
を配置しており、図3に示すように、止水板5は弁箱1
の内周面に装着する環状部材6にスポーク7で固定して
いる。止水板5の上流側の内部流路4には所定口径、所
定長の円筒体8を流路軸線方向に沿って往復移動自在に
配置しており、円筒体8は下流側開口8aが止水板5に
対して接当離間する。
【0014】図2に示すように、円筒体8は一端側を弁
箱1に括れるように形成した小径の円筒体支持部9で流
路軸線方向に摺動自在に保持しており、円筒体支持部9
は円筒体周囲における弁箱1の内部流路4を上流側と下
流側とに区分している。円筒体8は他端側を筒体摺動保
持部10で流路軸線方向に摺動自在に保持しており、筒
体摺動保持部10は円筒体8に摺接する内環状体10a
を弁箱1の内周面に装着する外環状部材10bにスポー
ク10cで固定している。
【0015】円筒体8の内部にはスクリュー部材11を
同軸心状に配置しており、スクリュー部材11によって
円筒体8の内部に旋回流路Fを形成している。スクリュ
ー部材11は軸部11aと軸部11aの周囲に形成した
螺旋翼11bからなり、軸部11aの一端を止水板5で
支持しており、他端を弁箱1の上流側に配置した軸支持
部12で支持している。
【0016】螺旋翼11bは止水板5から所定距離にわ
たって形成しており、円筒体8が止水板5から最も離間
する全開状態においても一部が円筒体8の内部に残存す
る。軸支持部12は、図5に示すように、軸部11aを
支持するハブ12aを弁箱1の内周面に装着する環状部
材12bにスポーク12cで固定している。
【0017】円筒体8を流路軸線方向に出退駆動する筒
体駆動手段13は、図2に示すように、円筒体8の外周
面に軸線方向に設けたラック14と、ラック14に噛合
するピニオン15と、ピニオン15を駆動する駆動装置
16からなる。
【0018】以下、上記した構成における作用を説明す
る。流量を制御する操作は筒体駆動手段13で円筒体8
を軸線方向に移動して行う。駆動装置16によってピニ
オン15を回転駆動し、噛合するラック14を軸線方向
に移動させて円筒体8を軸線方向に出退させる。この操
作によって、円筒体8は下流側開口8aが止水板5に当
接する全閉位置と下流側開口8aが止水板5との間に所
定距離を開けて離間する全開位置とにわたって出退す
る。
【0019】円筒体8の下流側開口8aと止水板5との
間に適当な開度を有する状態で、上流口2より弁箱1の
内部流路4に流入した流体は、円筒体支持部9を境とす
る上流側の内部流路4から円筒体8の内部に流入し、ス
クリュー部材11で円筒体8の内部に形成した旋回流路
Fを通り、円筒体8の下流側開口8aから円筒体支持部
9より下流側の内部流路4へ流れ出る。
【0020】この円筒体8に覆われたスクリュー部材1
1は、円筒体8が止水板5から離間する方向、つまり開
方向へ移動するにしたがって、螺旋翼11bの露出部分
が増大するとともに円筒体8の内部の螺旋翼11bの残
存部分が減少し、円筒体8が止水板5に接近する方向、
つまり閉方向へ移動するにしたがって、螺旋翼11bの
露出部分が減少するとともに円筒体8の内部の螺旋翼1
1bの残存部分が増大する。
【0021】円筒体8の内部における螺旋翼11bの残
存部分の増減は円筒体8の内部の旋回流路Fの増減とな
る。ところで、一般に管路内における損失水頭は管壁に
よる摩擦損失以外に管路断面積の変化や、流れ方向の変
化などによって水頭損失が起こる。このため、円筒体8
の内部を流れる流体は旋回流路Fを流れることにより圧
力損失を受ける。この圧力損失は旋回流路Fが長いほど
に増大し、短いほどに減少し、圧力損失の増加に伴って
流量が減少し、圧力損失の減少に伴って流量が増大す
る。
【0022】したがって、円筒体8の出退によって円筒
体8の内部に残存するスクリュー部材11の螺旋翼11
bの長さを調節することにより、円筒体8の内部におけ
る圧力損失を円筒体8の軸線方向において線形的に増減
調整して流量を制御することができ、圧力変化が円筒体
の軸線方向において漸次に変化するので、高速の流れに
対してもキャビテーションの発生を防止できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、円筒体
の出退によって円筒体の内部に残存するスクリュー部材
の長さを調節することにより、円筒体の内部における圧
力損失を円筒体の軸線方向において線形的に増減調整し
て流量を制御することができ、圧力変化が円筒体の軸線
方向において漸次に変化するので、高速の流れに対して
もキャビテーションの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すスクリュー型制御弁
の正面図である。
【図2】同スクリュー型制御弁の断面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図2のB−B矢視断面図である。
【図5】図2のC−C矢視図である。
【符号の説明】
F 旋回流路 1 弁箱 2 上流口 3 下流口 2a、3a フランジ部 4 内部流路 5 止水板 6 環状部材 7 スポーク 8 円筒体 8a 下流側開口 9 円筒体支持部 10 筒体摺動保持部 10a 内環状体 10b 外環状部材 10c スポーク 11 スクリュー部材 11a 軸部 11b 螺旋翼 12 軸支持部 12a ハブ 12b 環状部材 12c スポーク 13 筒体駆動手段 14 ラック 15 ピニオン 16 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05D 7/01 G05D 7/01 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱と、弁箱内流路に配置する止水板
    と、弁箱内流路に流路軸線方向に沿って往復移動自在に
    配置し、下流側開口が止水板に対して接当離間する円筒
    体と、円筒体を流路軸線方向に摺動自在に保持し、円筒
    体周囲の弁箱内流路を上流側と下流側とに区分する円筒
    体支持部と、止水板で支持して円筒体の内部に配置し、
    円筒体内に旋回流路を形成するスクリュー部材と、円筒
    体を流路軸線方向に出退駆動する筒体駆動手段とを有す
    ることを特徴とするスクリュー型制御弁。
JP2000083080A 2000-03-24 2000-03-24 スクリュー型制御弁 Pending JP2001271963A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10357845A1 (de) * 2003-12-11 2005-07-07 Bernd Engemann Absperrvorrichtung für durch einen Strömungskanal geleitete Medien, insbesondere Flüssigkeiten
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